JPH1166826A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH1166826A
JPH1166826A JP9216257A JP21625797A JPH1166826A JP H1166826 A JPH1166826 A JP H1166826A JP 9216257 A JP9216257 A JP 9216257A JP 21625797 A JP21625797 A JP 21625797A JP H1166826 A JPH1166826 A JP H1166826A
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JP
Japan
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video
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Application number
JP9216257A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tanaka
俊朗 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、タイトルのみの設定やチャプタ
ーのみの設定を行う際の入力方法が簡単になる。また、
入力の間違えも少なくなる。また、仮に間違えた場合も
簡単にやり直すことが可能である。また、限定された設
定再生機能にすれば制限も少なくなり、メモリー再生機
能を使える機会も増える。 【解決手段】 この発明は、タイトルのみの設定を行う
際に、チャプターの設定を行わなくても良く、チャプタ
ーのみの設定を行う際に、2番目のチャプターからの設
定の際に、タイトルを入力しなくて良いようにしたもの
である。また、チャプターのみを入力する限定入力用の
設定を行う場合、タイトルの途中で勝手に他のタイトル
に飛ばないので、タイトル内の再生順番をどう設定しよ
うとも影響無く、タイトルのみを入力する限定入力用の
設定を行う場合、タイトル単位の再生なので、タイトル
内でどう飛ぼうとも影響ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイトルとチャ
プターの階層構造でビデオデータが記録されている光デ
ィスクを再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVDビデオディスク(光ディスク)で
は、LDやCDと違い、一般にユーザが扱える区切り
が、タイトルとチャプターの2階層構造になっている。
ここで、タイトルはチャプターの上位の階層にあたり、
1つのタイトル内に単数または複数のチャプターが存在
する。
【0003】例えば図37のような構造をしたDVDビ
デオディスクがある。
【0004】すなわち、タイトル1、2、3の3つのタ
イトルからなり、タイトル1は1〜4のチャプターを有
し、タイトル2は1〜7のチャプターを有し、タイトル
3は1〜3のチャプターを有している。
【0005】ここで、ディスクをユーザの希望の順番に
再生させようとした場合を考える。(例えば(1) タイト
ル2のチャプター5、(2) タイトル2のチャプター1、
(3)タイトル1、(4) タイトル3のチャプター2) この時、図7の様にタイトル・チャプターを個別に指定
できる様なメモリー再生の設定方法が必要である。
【0006】ここで、 a)タイトル内だけで希望の順番に再生させたい(例え
ば、タイトル1の(1)チャプター4、(2) チャプター
1、(3) チャプター3、(4) チャプター2)とか b)ディスクをタイトル単位でのみ希望の順番に再生さ
せたい(例えば(1) タイトル3、(2) タイトル2)とい
った階層を限定した場合には、従来の設定方法でも設定
はできるが、a)では個別のタイトル入力が、b)では
個別のチャプター入力が基本的には不必要であり、余分
な設定項目の入力をしなければならないという不便さが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、タイトル
とチャプターの階層構造でビデオデータが記録されてい
る光ディスクを再生するものにおいて、タイトルのみの
設定やチャプターのみの設定を行う際の操作性の向上を
図ることができる再生装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の再生装置は、
タイトルとチャプターの階層構造でビデオデータが記録
されている光ディスクを再生するものにおいて、タイト
ルとチャプターの入力を指示する第1の指示手段、所定
のタイトルのチャプターのみの入力を指示する第2の指
示手段、タイトルのみの入力を指示する第3の指示手
段、上記第1の指示手段に応じてタイトルとチャプター
の入力画面を表示する第1の表示手段、上記第2の指示
手段に応じて所定のタイトルのチャプターのみの入力画
面を表示する第2の表示手段、上記第3の指示手段に応
じてタイトルのみの入力画面を表示する第3の表示手
段、上記第1の指示手段の表示に基づいて再生するタイ
トルとチャプターとを順次設定する第1の設定手段、上
記第2の指示手段の表示に基づいて再生する所定のタイ
トルのチャプターのみを順次設定する第2の設定手段、
上記第3の指示手段の表示に基づいて再生するタイトル
のみを順次設定する第3の設定手段、上記第1の設定手
段によるタイトルとチャプターの再生順序を記憶し、上
記第2の設定手段による所定のタイトルのチャプターの
再生順序を記憶し、上記第3の設定手段によるタイトル
のみの再生順序を記憶する記憶手段、およびこの記憶手
段に記憶した再生順序に基づいて光ディスクに記録され
ているビデオデータを再生する再生手段から構成されて
いる。
【0009】この発明の再生装置は、タイトルとチャプ
ターの階層構造でビデオデータが記録され、各タイトル
ごとに、そのタイトル内で他のチャプターあるいはタイ
トル外への移動指示の有無を示す第1の識別子、そのタ
イトル途中で他のチャプターあるいはタイトル外への自
動的な移動指示の有無を示す第2の識別子、そのタイト
ル内でタイトル外への自動的な移動指示の有無を示す第
3の識別子があらかじめ記録されている光ディスクを再
生するものにおいて、タイトルとチャプターの再生する
順序を指示する第1の指示手段、所定のタイトルのチャ
プターのみの再生する順序を指示する第2の指示手段、
タイトルのみの再生する順序を指示する第3の指示手
段、上記第1の指示手段により指示されたタイトルとこ
のタイトルに対応して上記光ディスクに記録されている
第1の識別子が他のチャプターあるいはタイトル外への
移動指示の有りを示す場合、上記第1の指示手段による
指示を禁止し、第1の識別子が他のチヤプターあるいは
タイトル外への移動指示の有りを示さない場合、上記第
1の指示手段による指示を許可する第1の処理手段、上
記第2の指示手段により指示されたタイトルとこのタイ
トルに対応して上記光ディスクに記録されている第2の
識別子がタイトル途中で他のチャプターあるいはタイト
ル外ヘの自動的な移動指示の有りを示す場合、上記第2
の指示手段による指示を禁止し、第2の識別子がタイト
ル途中で他のチャプターあるいはタイトル外への自動的
な移動指示の有りを示さない場合、上記第2の指示手段
による指示を許可する第2の処理手段、上記第3の指示
手段により指示されたタイトルとこのタイトルに対応し
て上記光ディスクに記録されている第3の識別子がタイ
トル内でタイトル外への自動的な移動指示の有りを示す
場合、上記第3の指示手段による指示を禁止し、第3の
識別子がタイトル内でタイトル外への自動的な移動指示
の有りを示さない場合、上記第3の指示手段による指示
を許可する第3の処理手段、上記第1、第2、第3の処
理手段により許可された上記第1、第2、第3の指示手
段による指示を記憶する第1の記憶手段、上記第1の処
理手段により許可された上記第1の指示手段によるタイ
トルとチャプターの再生順序を記憶し、上記第2の処理
手段により許可された上記第2の指示手段による所定の
タイトルのチャプターの再生順序を記憶し、上記第3の
処理手段により許可された上記第3の指示手段によるタ
イトルのみの再生順序を記憶する第2の記憶手段、およ
びこの第2の記憶手段に記憶した再生順序に基づいて光
ディスクに記憶されているビデオデータを再生する再生
手段から構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施態様)以下、図面を参照してこの発明の実
施例に係る光ディスク再生装置を説明する。なお、重複
説明を避けるために、複数の図面に渡り機能上共通する
部分には共通の参照符号が用いられている。
【0011】図1は、この発明の一実施の形態に係る光
ディス再生装置の構成を示すブロック図である。この光
ディスク装置は、視覚上のユーザーインターフェイスを
構成する部分としてキー操作/表示部4、リモートコン
トローラ5およびモニタ部6を備え、聴覚上のユーザー
インターフェイスを構成する部分としてスピーカー部8
(ここでは2チャネルステレオペアを例示)を備えてい
る。
【0012】光ディスク装置はさらに、リモートコント
ローラ5からのユーザ操作情報を受信してシステムCP
U部50に通知するリモートコントローラ受信部4A、
光ディスク10を回転駆動するディスクドライブ部3
0、システムCPU部50、システムROM/RAM部
52、システムプロッセッサ部54、データRAM部5
6、ビデオデコータ部58、オーディオデコーダ部6
0、副映像デコーダ部62およびD/Aおよびデータ再
生部64を備えている。
【0013】システムプロッセッサ部54は、システム
タイムクロック(STC)54Aおよびレジスタ54B
を含んでいる。同様に、ビデオデコータ部58、オーデ
ィオデコーダ部60および副映像デコーダ部62は、シ
ステムタイムクロック(STC)58A、60Aおよび
62Aを含んでいる。システムプロセッサ部54はさら
に、光ディスク10から再生されたデータに含まれる種
々なパケットの種別を判断して、そのパケット内のデー
タを対応する各デコーダ(58〜62)へ転送するパケ
ット転送処理部200を有している。
【0014】副映像デコーダ部62にはさらに、システ
ムプロセッサ部54から供給される副映像データをデコ
ードするデコーダ62B、およびこのデコーダ62Bに
よるデコード後の副映像データに対してハイライト処理
を行うハイライト処理部62Cが設けられている。
【0015】デコーダ62Bは、所定の規則にしたがっ
てランレングス圧縮された2ビット単位の画素データ
(副映像データ)を、強調画素、パターン画素、背景画
素等に応じて伸長するものである。
【0016】ハイライト処理部62Cは、システムCP
U部50から供給されるハイライト情報(たとえばメニ
ュー選択選択項目)が表示される矩形領域を示すX・Y
座標値、色コード、およびハイライト色/コントラスト
値に応じて、ハイライト処理を行うものである。このハ
イライト処理は、モニタ部6を用いた視覚上のユーザー
インターフェイスにおいて、ユーザが表示された特定の
アイテムを容易に認知できるようにする手段として、利
用できる。
【0017】データRAM部56は、副映像メニュー、
オーディオメニュー、アングルメニュー、チャプター
(プログラム)メニューなどのスタートアドレスを格納
するメニューテーブル56Aを含んでいる。これらのメ
ニューの特定部分を強調するのに、上記ハイライト処理
が利用される。
【0018】デコード後の副映像データの画素毎の色と
コントラストがハイライト情報に応じて変更されてる
と、この変更後の副映像データはD/Aおよび再生処理
部64内の画像合成部64Aに供給される。この画像合
成部64Aにおいてデコード後の主映像データ(ビデオ
データ)とハイライト処理後の副映像データ(字幕、メ
ニューなど)が合成され、その合成画像がモニタ部6で
表示されるようになる。
【0019】ユーザが図1のキー操作/表示部4(また
はリモートコントローラ5)を操作することによって、
光ディスク10に記録されたデータの再生が開始され
る。
【0020】光ディスク10に記録されたデータは、マ
ルチアングルブロック(インターリーブ記録される)を
含む映像データ(MPEG圧縮データ)の他に、字幕表
示などに利用される副映像データ(ランレングス圧縮さ
れたビットマップデータ)、複数言語の音声データ(M
PEGその他の方式による圧縮データ)および/または
多チャンネルステレオオーディオデータ(量子化16〜
24ビット、サンプリング48〜96kHzのリニアP
CMデータ)を含む。これらの映像/音声データは、再
生装置から出力されるまでにアナログのビデオ信号およ
びオーディオ信号に変換される。モニタ部6は、出力さ
れたビデオ信号によって対応する映像を表示し、スピー
カ部8は、出力されたオーディオ信号によって対応する
音声を発生するようになっている。
【0021】なお、図1において各ブロック要素間の実
線の矢印はデータバスを示し、破線の矢印は制御バスを
示している。
【0022】図1のディスクドライブ部30は、図2に
示すように、モータ駆動回路11、スピンドルモータ1
2、光学ヘッド32(光ピックアップ)、フィードモー
タ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回路
37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40および
サーボ処理回路44を具備している。
【0023】光ディスク10は、モータ駆動回路11に
よって駆動されるスピンドルモータ12上に載置され、
このスピンドルモータ12によって所定の線速度で回転
される。光ディスク10の直下には、光ディスク10の
データ記録面にレーザビームを照射する光学ヘッド32
が配置される。この光学ヘッド32は、ガイド機構(図
示せず)上に載置されている。
【0024】図1のシステムCPU部50から制御信号
(アクセス信号)がサーボ処理回路44に供給される
と、この制御信号に応答して、サーボ処理回路44から
ヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に供給さ
れる。するとフィードモータ駆動回路37はヘッド移動
信号に対応した駆動信号をフィードモータ33に供給す
る。フィードモータ33は、フィードモータ駆動回路3
7からの駆動信号にしたがって回動し、図示しないガイ
ド機構に沿って、光学ヘッド32を光ディスク10の半
径方向に移動させる。
【0025】光学ヘッド32は、光ディスク10に対向
する対物レンズ34を備えている。光ディスク10から
記録データを再生するときは、光学ヘッド32から光デ
ィスク10のデータ記録面へ、対物レンズ34を介して
レーザビームが照射される。その際、光ディスク10の
データ記録面(ピット)に対して光学ヘッド32のフォ
ーカシングが自動的に行われるように、対物レンズ34
はフォ―カス回路36からの駆動信号にしたがってその
光軸(フォーカシング方向)に沿って微動する。この対
物レンズ34はまた、トラッキング回路38から供給さ
れた駆動信号にしたがって光ディスク10の半径方向
(トラッキング方向)に微動する。
【0026】このような対物レンズ34の微動(フォー
カシング方向およびトラッキング方向)によって、光学
ヘッド32からのレーザビームは、最小ビームスポット
となって光ディスク10のデータ記録面上のスパイラル
トラック(ピット列)上に形成される。こうして、光デ
ィスク10のデータ記録面上のトラックが光学ヘッド3
2からの光ビームスポットで自動的に(たとえば線速度
一定で)追跡されるようになる。
【0027】フィードモータ33が駆動され、光ヘッド
32が光ディスク10の半径方向に沿って移動され、光
学ヘッド32によって光ディスク10のデータ記録層に
形成された所定のセクタがアクセスされる。このアクセ
スの結果光ディスク10から読み出された再生データ
は、光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供給され、
このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクドライブ部
30から出力される。
【0028】出力された再生データは、システム用RO
MおよびRAM部52に記録されたプログラムで制御さ
れるシステムCPU部50の管理下で、システムプロセ
ッサ部54によってデータRAM部56に格納される。
この格納された再生データは、システムプロセッサ部5
4によって処理されてビデオデータ、オーディオデータ
および副映像データに分類され、ビデオデータ、オーデ
ィオデータおよび副映像データは、夫々ビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60および副映像デコー
ダ部62に出力されてデコードされる。
【0029】デコードされたビデオデータ、オーディオ
データおよび副映像データは、D/Aおよび再生処理回
路64でアナログのビデオ信号およびアナログのオーデ
ィオ信号に変換される。同時に、ビデオ信号および副映
像信号はミキシング処理されてモニタ6に供給され、ま
たオーディオ信号はスピーカ部8に供給される。その結
果、ビデオ信号および副映像信号に対応する映像がモニ
タ部6に表示されるとともに、オーディオ信号に対応す
る音声がスピーカ部8から再生される。
【0030】図1に示す装置の光ディスク再生動作を簡
単にまとめると、以下のようになる。
【0031】まず、キー操作/表示部4から再生指示が
入力されると、システムCPU部50は、光ディスクド
ライブ部30に対して目的のアドレスとリード命令を送
る。
【0032】光ディスクドライブ部30は、送られてき
たリード命令にしたがって光ディスク10を回転駆動
し、光ディスク10の目的アドレスより記録データを読
み込んで、システムプロセッサ部50に送る。
【0033】システムプロセッサ部50は、送られてき
たデータをデータRAM部56に一旦格納する。そし
て、格納したデータに付加されているヘッダ情報を基に
データの種別(ビデオ、オーディオ、副映像)を判断
し、判断した種類に応じて、ビデオデコーダ部58、オ
ーディオデコーダ部60および副映像デコーダ部62
へ、対応データをそれぞれ転送する。
【0034】各デコーダ部58、60および62は、そ
れぞれのデータフォーマットにしたがって、転送されて
きたデータをデコードし、デコード結果の信号をD/A
およびデータ再生処理部64へ送る。このD/Aおよび
データ再生処理部64から、モニタ部6へ適宜副映像情
報(字幕など)がスーパーインポーズされた再生ビデオ
信号が送られ、2CH(ないし8CH)のステレオスピ
ーカ部8へ再生ビデオ信号に同期した音声信号(適宜効
果音、環境音などを含む)が送られる。
【0035】なお、ビデオデコーダ部58でデコードさ
れたビデオ信号は、さらにパンスキャン信号変換回路
(図示せず)およびレターボックス信号変換回路(図示
せず)に送られる。これら2種類の信号変換回路から出
力される変換後のビデオ信号およびビデオデコーダ部5
8から直接出力された状態のダイレクト信号のうち、い
ずれかのビデオ信号がビデオ信号選択回路(図示せず)
により選択されて、D/Aおよびデータ再生処理部64
に転送される。
【0036】以上のようなパンスキャン信号変換回路、
レターボックス信号変換回路およびビデオ信号選択回路
は、図1のビデオデコーダ部58の内部に設けられてい
てもよい。
【0037】図1の再生装置で再生される光ディスク1
0には、種々の構造が考えられる。たとえば図3に示す
ような貼合せ構造を持つ高記録密度大容量の読み出し専
用ディスクを、図1の再生装置で使用することができ
る。
【0038】図3に示されるように光ディスク10は、
一対の複合ディスク層(単層または2層)18とこの複
合ディスク層18間に介挿された極薄(たとえば40μ
m厚の紫外線硬化性樹脂)の接着層20とから構成され
ている。各複合ディスク層18は、透明基板(たとえば
0.6mm厚のポリカーボネート)14および記録層、
すなわち光反射層16(アルミニウム、アルミニウム合
金、あるいは金などを蒸着またはスパッタリングして形
成したもの)から構成されている。これら一対のディス
ク層18は、光反射層16が接着層20の面上に接触す
るようにして貼り合わされ、1.2mm厚の高記録密度
光ディスクとなる。
【0039】光ディスク10には中心孔22が設けられ
ており、ディスク両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえるためのクランピン
グ領域24が設けられている。中心孔22には、光ディ
スク装置にディスク10が装填された際に図2に示され
たスピンドルモータ12のスピンドルが挿入される。そ
して、ディスクが回転される間、光ディスク10は、そ
のクランピング領域24で図示しないディスククランパ
によりクランプされる。
【0040】光ディスク10は、その両面のクランピン
グ領域24の周囲に、ビデオデータ、オーディオデータ
その他の情報を記録することができる情報領域25を有
している。
【0041】情報領域25のうち、その外周領域にはリ
ードアウト領域26が設けられ、またクランピング領域
24に接するその内周領域にはリードイン領域27が設
けられている。そして、リードアウト領域26とリード
イン領域27との間がデータ記録領域28として定めら
れている。
【0042】情報領域25の記録層(光反射層)16に
は、データ記録領域としての記録トラックがたとえばス
パイラル状に連続して形成されている。その連続トラッ
クは複数の物理セクタに分割され、これらのセクタには
連続番号が付されている。このセクタを記録単位とし
て、光ディスク10に種々なデータが記録される。
【0043】情報記録領域25のデータ記録領域28
は、実際のデータ記録領域であって、再生情報として、
ビデオデータ(主映像データ)、副映像データおよびオ
ーディオデータが、同様なピット列(光学的な状態変化
をもたらす物理的形状)として記録されている。
【0044】読み出し専用の光ディスク10では、透明
基板14にピット列が予めスタンパーで形成され、この
ピット列が形成された透明基板14の面に反射層が蒸着
またはスパッタリングにより形成され、その反射層が記
録層16として使用されることとなる。
【0045】なお、読み出し専用の光ディスク(DVD
−ROM)10では、通常、記録トラックとしてのグル
ーブは特に設けられず、透明基板14の面に形成された
ピット列がトラックとして機能するようになっている。
(ただし記録・再生あるいは読み書きが可能なDVDー
RAMでは、上記グルーブが設けられる。)図1に示す
光ディスク再生装置(DVDプレーヤ)において、ユー
ザ(視聴者)が装置本体のフロントパネルに設けられた
キー操作/表示部4、あるいはリモートコントローラ5
(本体内のリモートコントローラ受信部4Aと赤外線光
通信により接続される遠隔操作装置)を操作することに
よって、光ディスク10から記録データ、すなわち、主
映像データ、副映像データおよび音声データが再生され
る。再生された記録データは、装置内でオーディオ(音
声)信号およびビデオ信号に変換され、装置外のモニタ
部6およびスピーカ部8に送られてビデオ映像および音
声として再現される。
【0046】キー操作/表示部4が設けられた再生装置
のフロントパネルには、たとえば図4に示すように、電
源(パワー)キー4a、再生(プレイ)キー4c、一時
停止(ポーズ)キー4d、停止(ストップ)キー4e、
チャプター/プログラムのスキップキー4f、光ディス
ク10の取込/取外を指示するオープン/クローズキー
4g、表示窓4h、光ディスク10の挿入/取出口(デ
ィスクトレイ)4i等が設けられている。
【0047】リモートコントローラ5のキーボード部7
0には、たとえば図5に示すように、電源キー5a、数
字キー(テンキー)5t、テンキー5tによるタイトル
入力時に指示するタイトルキー5tt、再生を指示する
再生キー5c、一時停止を指示する一時停止キー5d、
停止を指示する停止キー5e、チャプター/トラック単
位(あるいはプログラム単位)で再生部分をスキップさ
せるスキップキー5f、オープン/クローズキー5g、
早送り・後戻りを指示する早送り・後戻り(FWD・R
EV)キー5j、所望のリピート範囲を設定しその範囲
でのリピート再生を指示するリピートキー5k、ユーザ
/視聴者による種々な設定状態たとえばメモリー再生に
よるタイトル、チャプターの指定内容を図1のメモリ
(52のRAM部)に記憶させるメモリキー5m、メニ
ュー画面表示を指示するメニューキー5n、タイトルメ
ニューの画面表示を指示するタイトルキー5p、アング
ルを順次切り替えて指定するアングルキー5ang、サ
ブタイトルメニュー(たとえば副映像ストリームの字幕
言語の種別を選択するもの)の画面表示を指示するサブ
タイトルキー5sbt、再生時の音声種類を選択するオ
ーディオキー5aud、メニュー画面表示時の項目を選
択する際にカーソルを上下(あるいは上下左右)に移動
させるセレクトキー(カーソルキー)5q等が設けられ
ている。
【0048】メモリキー5mは、1回押すと、タイトル
とチャプターの両方を入力する設定画面としてのメモリ
画面を表示し、2回押すと、チャプターのみを入力する
設定画面としてのメモリ画面を表示し、3回押すと、タ
イトルのみを入力する設定画面としてのメモリ画面を表
示し、さらにもう1度押すと、タイトルとチャプターの
両方を入力する設定画面に戻るようになっている。
【0049】カーソルキー5qとしては、十字型のキー
を記載しているが、実質的なキー動作は等価的に上下左
右の4キーに相当する。
【0050】また、リモートコントローラ5には、DV
Dプレーヤのみならずテレビジョン、ケーブルテレビジ
ョン、およびビデオカセットデッキの操作に共通使用す
る場合において、リモートコントローラ操作対象を選択
するリモコン切換スイッチ5xが設けられている。さら
に、スイッチ5xがDVDモードを選択している場合に
おいて、DVDプレーヤの各種選択項目(アスペクト
比、パレンタルロックのレベル、音声言語、字幕言語、
ディスクメニュー言語、オンスクリーン言語など)をリ
モートコントローラ5でセットアップするときにオンす
るセットアップボタン5y、各種動作情報(タイトル番
号、チャプター番号、合計再生時間、種々な再生モード
など)をモニタ部6に表示させるときにオンする表示ボ
タン5uもある。
【0051】さらに、各タイトル中のサブタイトル(特
定言語の字幕など)を視聴者が選択したいときに押され
るサブタイトルオン/オフボタン5vもある。サブタイ
トルが記録されているディスク10を再生している間に
このボタン5vを押してからサブタイトルボタン5sb
tを押すことにより、視聴者は所望のサブタイトルを選
択することができる。
【0052】また、リモートコントローラ5には、再生
中にスロー再生を指示するスローキー5sw、クリアー
を指示するクリアーキー5cr、リターンを指示するリ
ターンキー5r、エンターを指示するエンターキー5
s、中断位置より少し前の位置からの再生の開始を指示
するラストプレイキー5tpが設けられている。
【0053】図6は、図5の表示窓4hにおける表示内
容を例示している。すなわち、ディスクトレイ4iにセ
ットされた光ディスク10がCDの場合、そのリードイ
ン領域に記録されたテーブルオブコンテンツ(TOC)
が読み取られ、セットされたディスク10が音楽CDで
あることを示すCD表示部401が点灯する。一方、デ
ィスクトレイ4iにセットされた光ディスク10がDV
Dの場合、そのリードイン領域に続いて記録された管理
情報が読み取られ、セットされたディスク10がDVD
であることを示すDVD表示部402が点灯する。
【0054】ディスクトレイ4iにDVDディスク10
がセットされると、これから再生されるプログラムのタ
イトル番号がタイトル番号表示部403に表示され、そ
のタイトル番号のタイトルにおいてこれから再生される
チャプター/トラックの番号がチャプター/トラック番
号表示部404に表示される。同時に、そのタイトルの
全再生時間あるいは残り再生時間が、全再生時間表示/
再生残り時間表示部405に表示される。
【0055】そのあと再生ボタン4cが押されると、走
行表示マーク406が点灯して、表示部403および4
04に表示されたタイトルのチャプターから、再生が開
始される。
【0056】再生中にマルチアングルブロックのある所
に差し掛かると、アングルマーク表示部407が点灯し
あるいは点滅しあるいは変色する。具体的に例示すれ
ば、アングルブロックを持つタイトルが選択されてお
り、かつアングルブロック以外を現在再生中であれば、
マーク407を単純点灯させる。アングルブロック記録
区間の再生に入ったらマーク407を点滅させることに
より、視聴者に種々なアングルの再生が可能になったこ
とを視覚的に通知することができる。
【0057】他方、たとえば光ディスク10が10曲の
映像付音楽小品を記録したものであり、視聴者によりラ
ンダム再生が指示されると、図6のランダム再生表示4
09が点灯あるいは点滅し、10曲の音楽小品が順不同
で再生されるようになる。(ランダム再生の指示は、図
5のリモートコントローラのボタン5rmにより行うこ
とができる。) 上記音楽作品を記録したDVDを再生するにあたり、視
聴者が再生曲順をテンキー5tで指定し、それをメモリ
キー5mで装置のメモリ(52)に記憶させ、しかる後
に再生ボタン5cがオンされると、図6のメモリ再生表
示410が点灯あるいは点滅し、視聴者が特定した複数
の音楽小品がメモリ(52)に記憶された順序で再生さ
れるようになる。
【0058】次に、メモリ再生について説明する。この
メモリ再生はユーザが設定した順番でタイトル、チャプ
ターが自動的に再生されるものである。
【0059】まず、タイトルとチャプターの両方を入力
する設定方法について説明する。
【0060】すなわち、光ディスク10を装填し、メモ
リキー5mを入力する。すると、システムCPU部50
は、モニタ部6により、図7に示すような、タイトルと
チャプターの両方を入力する設定画面としてのメモリ画
面を表示し、メモリ再生表示410を点滅する。
【0061】ユーザはこの表示画面に基づいて、再生し
たい順番にタイトルキー5p(T)とテンキー5tによ
り番号を入力しエンターキー5s(E)を入力すること
により、タイトル番号とチャプター番号とを入力する。
【0062】たとえば、タイトル番号2のチャプター番
号25と12、タイトル番号1のすべてのチャプター、
タイトル番号4のチャプター番号2を設定する際、図8
に示すように、メモリ1に対して、T→2→T→2→5
→E、メモリ2対して、1→2→E、メモリ3に対し
て、T→1→E、メモリ4に対して、T→4→T→2→
Eを入力する。
【0063】これにより、システムCPU部50は、モ
ニタ部6により、図9に示すように入力内容を表示し、
その入力内容をメモリ52に記憶する。
【0064】上記入力後、ユーザが再生キー5cを入力
することにより、システムCPU部50はメモリ52に
記憶されている順に再生を行う。
【0065】次に、チャプターのみを入力する限定入力
用の設定方法について説明する。
【0066】すなわち、光ディスク10を装填し、メモ
リキー5mを2度入力する。すると、システムCPU部
50は、モニタ部6により、図10に示すような、チャ
プターのみを入力する設定画面としてのメモリ画面を表
示し、メモリ再生表示410を点滅する。
【0067】ユーザはこの表示画面に基づいて、再生し
たい順番にタイトルキー5p(T)とテンキー5tによ
り番号を入力しエンターキー5s(E)を入力すること
により、タイトル番号とチャプター番号とを入力する。
【0068】たとえば、タイトル番号1のチャプター番
号4、1、3、2を設定する際、メモリ1に対して、T
→1→4→E、メモリ2対して、1→E、メモリ3に対
して、3→E、メモリ4に対して、2→Eを入力する。
【0069】これにより、システムCPU部50は、モ
ニタ部6により、図11に示すように入力内容を表示
し、その入力内容をメモリ52に記憶する。
【0070】上記入力後、ユーザが再生キー5cを入力
することにより、システムCPU部50はメモリ52に
記憶されている順に再生を行う。
【0071】次に、タイトルのみを入力する限定入力用
の設定方法について説明する。
【0072】すなわち、光ディスク10を装填し、メモ
リキー5mを3度入力する。すると、システムCPU部
50は、モニタ部6により、図12に示すような、タイ
トルのみを入力する設定画面としてのメモリ画面を表示
し、メモリ再生表示410を点滅する。
【0073】ユーザはこの表示画面に基づいて、再生し
たい順番にタイトルキー5p(T)とテンキー5tによ
り番号を入力しエンターキー5s(E)を入力すること
により、タイトル番号とチャプター番号とを入力する。
【0074】たとえば、タイトル番号3とタイトル番号
2を設定する際、メモリ1に対して、T→3、メモリ2
対して、T→2→Eを入力する。
【0075】これにより、システムCPU部50は、モ
ニタ部6により、図13に示すように入力内容を表示
し、その入力内容をメモリ52に記憶する。
【0076】上記入力後、ユーザが再生キー5cを入力
することにより、システムCPU部50はメモリ52に
記憶されている順に再生を行う。
【0077】上記例では、メモリキー5mの入力回数に
より、タイトルとチャプターの両方を入力する設定画
面、チャプターのみを入力する設定画面、タイトルのみ
を入力する設定画面を切り換える場合について説明した
が、これに限らず、図14に示すように、それぞれの設
定画面に対応するキーを用意するようにしても良い。こ
の場合、メモリキー5maの入力によりタイトルとチャ
プターの両方を入力する設定画面が表示され、メモリキ
ー5mbの入力によりチャプターのみを入力する設定画
面が表示され、メモリキー5mcの入力によりタイトル
のみを入力する設定画面が表示される。
【0078】また、複数のキーの組み合わせにより各設
定画面が表示されるようにしても良い。この場合、図1
5に示すように、メモリキー5m、チャプターキー5c
a、タイトルキー5pを有し、メモリキー5mの入力に
よりタイトルとチャプターの両方を入力する設定画面が
表示され、タイトルキー5pを入力してからメモリキー
5mを入力することにより、タイトルのみを入力する設
定画面が表示され、チャプターキー5caを入力してか
らメモリキー5mを入力することにより、チャプターの
みを入力する設定画面が表示される。
【0079】上記したように、タイトルのみの設定を行
う際に、チャプターの設定を行わなくても良く、チャプ
ターのみの設定を行う際に、2番目のチャプターからの
設定の際に、タイトルを入力しなくて良い。
【0080】これにより、タイトルのみの設定やチャプ
ターのみの設定を行う際の入力方法が簡単になる。ま
た、入力の間違えも少なくなる。また、仮に間違えた場
合も簡単にやり直すことが可能である。
【0081】(第2の実施態様)この第2の実施態様で
は、第1の実施の形態の図1から図15を用い、同一部
位には、同一符号を付し説明を省略する。
【0082】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図16に示されるようなボリューム及
びファイル構造を有している。この構造は、論理フォー
マットとして特定の規格、例えば、マイクロUDF(m
icro UDF)及びISO9660に準拠されて定
められている。データ記録領域28は、既に説明したよ
うに物理的に複数のセクタに分割され、その物理的セク
タには、連続番号が付されている。下記の説明で論理ア
ドレスは、マイクロUDF(micro UDF)及び
ISO9660で定められるように論理セクタ番号(L
SN)を意味し、論理セクタは、物理セクタのサイズと
同様に2048バイトであり、論理セクタの番号(LS
N)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号が付加
されている。
【0083】図16に示されるようにこのボリューム及
びファイル構造は、階層構造を有し、ボリューム及びフ
ァイル構造領域70、ビデオマネージャー71、少なく
とも1以上のビデオタイトルセット72及び他の記録領
域73を有している。これら領域は、論理セクタの境界
上で区分されている。ここで、従来のCDと同様に1論
理セクタは、2048バイトと定義されている。同様
に、1論理ブロックも2048バイトと定義され、従っ
て、1論理セクタは、1論理ブロックと定義される。
【0084】ファイル構造領域70は、マイクロUDF
及びISO9660に定められる管理領域に相当し、こ
の領域の記述を介してビデオマネージャー71がシステ
ムROM/RAM部52に格納される。ビデオマネージ
ャー71には、図17を参照して説明するようにビデオ
タイトルセットを管理する情報が記述され、ファイル#
0から始まる複数のファイル74から構成されている。
また、各ビデオタイトルセット72には、後に説明する
ように圧縮されたビデオデータ、オーディオデータ及び
副映像データ及びこれらの再生情報が格納され、同様に
複数のファイル74から構成されている。ここで、複数
のビデオタイトルセット72は、最大99個に制限さ
れ、また、各ビデオタイトルセット72を構成するファ
イル74(File #j から File #j+
9)の数は、最大10個に定められている。これらファ
イルも同様に論理セクタの境界で区分されている。
【0085】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット72を利用可能な情報が記録されている。
この他の記録領域73は、必ずしも設けられなくとも良
い。
【0086】図17に示すようにビデオマネージャー7
1は、夫々が各ファイル74に相当する3つの項目を含
んでいる。即ち、ビデオマネージャー71は、ビデオマ
ネージャー情報(VMGI)75、ビデオマネージャー
情報メニューの為のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76及びビデオマネージャー情報のバッ
クアップ(VMGI_BUP)77から構成されてい
る。ここで、ビデオマネージャー情報(VMGI)75
及びビデオマネージャー情報のバックアップ77(VM
GI_BUP)77は、必須の項目とされ、ビデオマネ
ージャー情報メニューの為のビデオオブジェクトセット
(VMGM_VOBS)76は、オプションとされてい
る。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(VM
GM_VOBS)76には、ビデオマネージャー71が
管理する当該光ディスクのボリュームに関するメニュー
のビデオデータ、オーディオデータ及び副映像データが
格納されている。
【0087】このVMGM用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76によって後に説明される
ビデオの再生のように当該光ディスクのボリューム名、
ボリューム名表示に伴う音声及び副映像の説明が表示さ
れるとともに選択可能な項目が副映像で表示される。例
えば、VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76によって当該光ディスクがあるボク
サーのワールドチャンピョンに至るまでの試合を格納し
たビデオデータである旨、即ち、ボクサーXの栄光の歴
史等のボリューム名とともにボクサーXのファイティン
グポーズがビデオデータで再生されるとともに彼のテー
マソングが音声で再生され、副映像で彼の年表等が表示
される。また、選択項目として試合のナレーションを英
語、日本語等のいずれの言語を選択するかが問い合わさ
れるとともに副映像で他の言語の字幕を表示するか、ま
た、いずれの言語の字幕を選択するか否かが問い合わさ
れる。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76によってユーザは、例えば、音
声は、英語で副映像として日本語の字幕を採用してボク
サーXの試合のビデオを鑑賞する準備が整うこととな
る。
【0088】ここで、図18を参照してビデオオブジェ
クトセット(VOBS)82の構造について説明する。
図18は、ビデオオブジェクトセット(VOBS)82
の一例を示している。このビデオオブジェクトセット
(VOBS)82には、2つのメニュー用及びタイトル
用として3つのタイプのビデオオブジェクトセット(V
OBS)76、95、96がある。即ち、ビデオオブジ
ェクトセット(VOBS)82は、後に説明するように
ビデオタイトルセット(VTS)72中にビデオタイト
ルセットのメニュー用ビデオオブジェクトセット(VT
SM_VOBS)95及び少なくとも1つ以上のビデオ
タイトルセットのタイトルの為のビデオオブジェクトセ
ット(VTSTT_VOBS)96があり、いずれのビ
デオオブジェクトセット82もその用途が異なるのみで
同様の構造を有している。
【0089】図18に示すようにビデオオブジェクトセ
ット(VOBS)82は、1個以上のビデオオブジェク
ト(VOB)83の集合として定義され、ビデオオブジ
ェクトセット(VOBS)82中のビデオオブジェクト
83は、同一の用途の供される。通常、メニュー用のビ
デオオブジェクトセット(VOBS)82は、1つのビ
デオオブジェクト(VOB)83で構成され、複数のメ
ニュー用の画面を表示するデータが格納される。これに
対してタイトルセット用のビデオオブジェクトセット
(VTSTT_VOBS)82は、通常、複数のビデオ
オブジェクト(VOB)83で構成される。
【0090】ここで、ビデオオブジェクト(VOB)8
3は、上述したボクシングのビデオを例にすれば、ボク
サーXの各試合の映像データに相当し、ビデオオブジェ
クト(VOB)を指定することによって例えば、ワール
ドチャンピョンに挑戦する第11戦をビデオで再現する
ことができる。また、ビデオタイトルセット72のメニ
ュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95には、そのボクサーXの試合のメニューデータ
が格納され、そのメニューの表示に従って、特定の試
合、例えば、ワールドチャンピョンに挑戦する第11戦
を指定することができる。尚、通常の1ストーリの映画
では、1ビデオオブジェクト(VOB)83が1ビデオ
オブジェクトセット(VOBS)82に相当し、1ビデ
オストリームが1ビデオオブジェクトセット(VOB
S)82で完結することとなる。また、アニメ集、或い
は、オムニバス形式の映画では、1ビデオオブジェクト
セット(VOBS)82中に各ストーリに対応する複数
のビデオストリームが設けられ、各ビデオストリームが
対応するビデオオブジェクトに格納されている。従っ
て、ビデオストリームに関連したオーディオストリーム
及び副映像ストリームも各ビデオオブジェクト(VO
B)83中で完結することとなる。
【0091】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#j)が付され、この識別番号によっ
てそのビデオオブジェクト(VOB)83を特定するこ
とができる。ビデオオブジェクト(VOB)83は、1
又は複数のセル84から構成される。通常のビデオスト
リームは、複数のセルから構成されることとなるが、メ
ニュー用のビデオストリーム、即ち、ビデオオブジェク
ト(VOB)83は、1つのセル84から構成される場
合もある。同様にセルには、識別番号(C_IDN#
j)が付され、このセル識別番号(C_IDN#j)に
よってセル84が特定される。
【0092】図18に示すように各セル84は、1又は
複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)85、
通常は、複数のビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85から構成される。ここで、ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85は、1つのナビゲーションパ
ック(NVパック)86を先頭に有するパック列として
定義される。即ち、ビデオオブジェクトユニット(VO
BU)85は、あるナビゲーションパック86から次の
ナビゲーションパックの直前まで記録される全パックの
集まりとして定義される。このビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)の再生時間は、図19に示すようにビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)中に含まれる単
数又は複数個のGOPから構成されるビデオデータの再
生時間に相当し、その再生時間は、0.4秒以上であっ
て1秒より大きくならないように定められる。MPEG
では、1GOPは、通常0.5秒であってその間に15
枚程度の画像が再生する為の圧縮された画面データであ
ると定められている。
【0093】図18に示すようにビデオオブジェクトユ
ニットがビデオデータを含む場合には、MPEG規格に
定められたビデオパック(Vパック)87、副映像パッ
ク(SPパック)90、及びオーディオパック(Aパッ
ク)91から構成されるGOPが配列されてビデオデー
タストリームが構成されるが、このGOPの数とは、無
関係にGOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェク
ト(VOBU)83が定められ、その先頭には、常にナ
ビゲーションパック(NVパック)86が配列される。
また、オーディオ及び/又は副映像データのみの再生デ
ータにあってもこのビデオオブジェクトユニットを1単
位として再生データが構成される。即ち、オーディオパ
ック91のみでビデオオブジェクトユニットが構成され
ても、ビデオデータのビデオオブジェクトと同様にその
オーディオデータが属するビデオオブジェクトユニット
の再生時間内に再生されるべきオーディオパック91が
そのビデオオブジェクトユニットに格納される。これら
パックの再生の手順に関しては、ナビゲーションパック
(NVパック)86とともに後に詳述する。
【0094】再び図17を参照してビデオマネージャー
71について説明する。ビデオマネージャー71の先頭
に配置されるビデオマネージャー情報75は、タイトル
をサーチする為の情報、ビデオマネージャーメニューの
再生の為の情報のようなビデオタイトルセット(VT
S)72を管理する情報が記述され、図17に示す順序
で少なくとも3つのテーブル78、79、80が記録さ
れている。この各テーブル78、79、80は、論理セ
クタの境界に一致されている。第1のテーブルであるビ
デオマネージャー情報管理テーブル(VMGI_MA
T)78は、必須のテーブルであってビデオマネージャ
ー71のサイズ、このビデオマネージャー71中の各情
報のスタートアドレス、ビデオマネージャー情報メニュ
ー用のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOB
S)76に関する属性情報等が記述されている。
【0095】また、ビデオマネージャー71の第2のテ
ーブルであるタイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、装置のキー及び表示部4からの
タイトル番号の入力に応じて選定可能な当該光ディスク
10中のボリュームに含まれるビデオタイトルのエント
リープログラムチェーン(EPGC)が記載されてい
る。
【0096】ここで、プログラムチェーン187とは、
図19に示すようにあるタイトルのストーリーを再現す
るプログラム189の集合であってプログラムチェーン
が連続して再現されることによってある1タイトルの映
画が完結される。従って、ユーザーは、プログラムチェ
ーン187内のプログラム189を指定することによっ
て映画の特定のシーンからその映画を鑑賞することがで
きる。
【0097】ビデオマネージャー71の第3のテーブル
であるビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_A
TRT)80には、当該光ディスクのボリューム中のビ
デオタイトルセット(VTS)72に定められた属性情
報が記載される。即ち、属性情報としてビデオタイトル
セット(VTS)72の数、ビデオタイトルセット(V
TS)72の番号、ビデオの属性、例えば、ビデオデー
タの圧縮方式等、オーディオストリームの属性、例え
ば、オーディオの符号化モード等、副映像の属性、例え
ば、副映像の表示タイプ等がこのテーブルに記載されて
いる。
【0098】ビデオマネージャー情報管理テーブル(V
MGI_MAT)78及びタイトルサーチポインターテ
ーブル(TT_SRPT)79に記載の記述内容の詳細
について、図20、図21、図22及び図23を参照し
て次に説明する。
【0099】図20に示すようにビデオマネージャー情
報管理テーブル(VMGI_MAT)78には、ビデオ
マネージャー71の識別子(VMG_ID)、論理ブロ
ック(既に説明したように1論理ブロックは、2048
バイト)の数でビデオ管理情報のサイズ(VMGI_S
Z)、当該光ディスク、通称、ディジタルバーサタイル
ディスク(ディジタル多用途ディスク:以下、単にDV
Dと称する。)の規格に関するバージョン番号(VER
N)及びビデオマネージャー71のカテゴリー(VMG
_CAT)が記載されている。
【0100】ここで、ビデオマネージャー71のカテゴ
リー(VMG_CAT)には、このDVDビデオデイレ
クトリーがコピーを禁止であるか否かのフラグ等が記載
される。また、このテーブル(VMGI_MAT)78
には、ボリュームセットの識別子(VLMS_ID)、
ビデオタイトルセットの数(VTS_Ns)、このディ
スクに記録されるデータの供給者の識別子(PVR_I
D)、ビデオマネージャーメニューの為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76のスタートア
ドレス(VNGM_VOBS_SA)、ビデオマネージ
ャー情報の管理テーブル(VMGI_MAT)78の終
了アドレス(VMGI_MAT_EA)、タイトルサー
チポインターテーブル(TT_SRPT)79のスター
トアドレス(TT_SRPT_SA)が記載されてい
る。VMG_MAT78の終了アドレス(VMGI_M
AT_EA)及びTT_SRPT79のスタートアドレ
ス(TT_SRPT_SA)は、先頭の論理ブロックか
らの相対的な論理ブロック数で記載されている。
【0101】更に、このテーブル78には、ビデオタイ
トルセット(VTS)72の属性テーブル(VTS_A
TRT)80のスタートアドレス(VTS_ATRT_
SA)がVMGIマネージャーテーブル(VMGI_M
AT)71の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載
され、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のビデ
オ属性(VMGM_V_ATR)が記載されている。更
にまた、このテーブル78には、ビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)のオーディオストリームの数(VM
GM_AST_Ns)、ビデオマネージャーメニュー
(VMGM)のオーディオストリームの属性(VMGM
_AST_ATR)、ビデオマネージャーメニュー(V
MGM)の副映像ストリームの数(VMGM_SPST
_Ns)及びビデオマネージャーメニュー(VMGM)
の副映像ストリームの属性(VMGM_SPST_AT
R)が記載されている。
【0102】タイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、図21に示すように始めにタイ
トルサーチポインターテーブルの情報(TT_SRPT
I)92が記載され、次に入力番号1からn(n≦9
9)に対するタイトルサーチポインタ(TT_SRP)
93が必要な数だけ連続的に記載されている。この光デ
ィスクのボリューム中に1タイトルの再生データ、例え
ば、1タイトルのビデオデータしか格納されていない場
合には、1つのタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93しかこのテーブル(TT_SRPT)79に記
載されない。
【0103】タイトルサーチポインターテーブル情報
(TSPTI)92には、図22に示されるように、タ
イトルサーチポインターテーブル(TT_SRPT)7
9内のタイトルサーチポインタ(TT_SRP)93の
数(TT_SRP_Ns)及びタイトルサーチポインタ
(TT_SRP)93の終了アドレス(TT_SRPT
_EA)が記載されている。このアドレス(TT_SR
PT_EA)は、このタイトルサーチポインタテーブル
(TT_SRPT)79の先頭バイトからの相対的なバ
イト数で記載される。
【0104】また、図23に示すように各タイトルサー
チポインタ(TT_SRP)93には、タイトルの再生
タイプ(TT_PB_TY)、パートオブタイトル数
(PTT_Ns)、ビデオタイトルセット番号(VTS
N)、ビデオタイトルセットのタイトル数(VTS_T
TN)、及びビデオタイトルセット72のスタートアド
レス(VTS_SA)が記載されている。
【0105】このタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93の内容によって再生されるビデオタイトルセッ
ト(VTS)72、また、プログラムチェーン(PG
C)が特定されるとともにそのビデオタイトルセット7
2の格納位置が特定される。ビデオタイトルセット72
のスタートアドレス(VTS_SA)は、ビデオタイト
ルセット番号(VTSN)で指定されるタイトルセット
を論理ブロック数で記載される。
【0106】タイトルの再生タイプ(TT_PB_T
Y)には、1つのタイトルタイプ(TT_TY)、4つ
のタイトル再生タイプフラグ(TT_PB_TY1〜T
T_PB_TY4)(移動制御情報)等が記述される。
タイトルタイプフラグ(TT_TY)はタイトルの構造
を示す。タイトル再生タイプフラグ(TT_PB_TY
1〜TT_PB_TY4)は、リンク/ジャンプ等の指
令の有無を示す。
【0107】タイトルタイプフラグビット(TT_T
Y)内容が0bのとき、1シーケンシャルPGCタイト
ルを示し、内容が1bのとき、1シーケンシャルPGC
タイトル以外を示す。
【0108】また、各再生タイプフラグビット(TT_
PB_TY1〜TT_PB_TY4)によって、そのビ
ット内容が0bのときはセルコマンドあるいはボタンコ
マンド等にリンク/ジャンプ等の指令がないことが示さ
れ、そのビット内容が1bのときはセルコマンドあるい
はボタンコマンド等にリンク/ジャンプ等の指令が存在
することが示される。
【0109】特に、再生タイプフラグビット(TT_P
B_TY1)がlbの場合は、同一タイトル内で、その
中のプログラムチェーン(PGC)の途中で操作者に分
らず自動的に実行されるリンク/ジャンプ等の指令が存
在することを示し、再生タイプフラグビット(TT_P
B_TY2)がlbの場合は、同一タイトル内で、その
中のプログラムチェーン(PGC)で操作者に分らず自
動的に実行されるジャンプ等の指令が存在することを示
し、再生タイプフラグビット(TT_PB_TY4)が
lbの場合は、同一タイトル内で、その中のプログラム
チェーン(PGC)でリンク/ジャンプ等の指令が存在
することを示している。
【0110】次に、図16に示されたビデオタイトルセ
ット(VTS)72の論理フォーマットの構造について
図24を参照して説明する。各ビデオタイトルセット
(VTS)72には、図24に示すようにその記載順に
4つの項目94、95、96、97が記載されている。
また、各ビデオタイトルセット(VTS)72は、共通
の属性を有する1又はそれ以上のビデオタイトルから構
成され、このビデオタイトル72についての管理情報、
例えば、エントリーサーチポイントの為の情報、ビデオ
オブジェクトセット96を再生する為の情報、タイトル
セットメニュー(VTSM)を再生する為の情報及びビ
デオオブジェクトセット72の属性情報がビデオタイト
ルセット情報(VTSI)に記載されている。
【0111】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)94のバックアップがビデオタイトルセット(VT
S)72に設けられている。ビデオタイトルセット情報
(VTSI)94とこの情報のバックアップ(VTSI
_BUP)97との間には、ビデオタイトルセットメニ
ュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオ
オブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96が配
置されている。いずれのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS及びVTSTT_VOBS)95、9
6は、既に説明したように図18に示す構造を有してい
る。
【0112】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)97
及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)96は、ビデオタ
イトルセット72にとって必須の項目され、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95は、必要に応じて設けられるオ
プションとされている。
【0113】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4は、図24に示すように4つのテーブル98、99、
100、101から構成され、4つのテーブル98、9
9、100、101は、論理セクタ間の境界に一致され
ている。第1のテーブルであるビデオタイトルセット情
報管理テーブル(VTSI_MAT)98は、必須のテ
ーブルであってビデオタイトルセット(VTS)72の
サイズ、ビデオタイトルセット(VTS)72中の各情
報の開始アドレス及びビデオタイトルセット(VTS)
72中のビデオオブジェクトセット(VOBS)82の
属性が記述されている。
【0114】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_DA
PT)99は、必要に応じて設けられるオプションのテ
ーブルであって、装置のキー操作/表示部4からのタイ
トル番号の入力に応じて選定可能な当該ビデオタイトル
セット72中に含まれるプログラムチェーン(PGC)
及び又はプログラム(PG)が記載されている。
【0115】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100は、必須のテーブルであってVTSプログラ
ムチェーン情報(VTS_PGCI)を記述している。
第4のテーブルであるビデオタイトルセットタイムサー
チマップテーブル(VTS_MAPT)101は、必要
に応じて設けられるオプションのテーブルであって表示
の一定時間に対するこのマップテーブル(VTS_MA
PT)101が属するタイトルセット72の各プログラ
ムチェーン(PGC)内のビデオデータの記録位置に関
する情報が記述されている。
【0116】次に、図24に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98及びビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100について図25から図3
2を参照して説明する。
【0117】図25は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)98の記述内容を示し
ている。このテーブル(VTIS_MAT)98には、
記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトルセット72のサイズ(VTS_S
Z)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VER
N)、タイトルセット72の属性(VTS_CAT)が
記載される。また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブ
ジェクトセット(VTSM_VOBS)95の開始アド
レス(VTSM_VOBS_SA)がこのビデオタイト
ルセット(VTS)72の先頭論理ブロックからの相対
論理ブロック(RLBN)で記述され、ビデオタイトル
セット(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブジ
ェクトのスタートアドレス(VTSTT_VOB_S
A)がこのビデオタイトルセット(VTS)72の先頭
論理ブロックからの相対論理ブロック(RLBN)で記
述される。
【0118】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TI_MAT)94の終了アドレス(VTI_MAT_
EA)がそのテーブル(VTI_MAT)の先頭バイト
からの相対ブロック数で記載され、ビデオタイトルセッ
トダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_DA
PT)99のスタートアドレス(VTS_DAPT_S
A)がビデオタイトルセット情報(VTSI)94の先
頭バイトからの相対ブロック数で記載されている。
【0119】更にまた、このテーブル(VTSI_MA
T)98には、ビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報テーブル(PGCIT)100のスタートアドレ
ス(VTS_PGCIT_SA)がビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)94の先頭バイトからの相対ブロッ
ク数で記載され、ビデオタイトルセット(VTS)のタ
イムサーチマップ(VTS_MAPT)101のスター
トアドレス(VTS_MAPT_SA)がこのビデオタ
イトルセット(VTS)72の先頭論理セクタからの相
対論理セクタで記述される。このテーブル(VTSI_
MAT)98には、ビデオタイトルセット(VTS)7
2中のビデオタイトルセットメニュー(VTSM)の為
のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)9
5及びビデオタイトルセット(VTS)のタイトル(V
TSTT)の為のビデオオブジェクトセット(VTST
_VOBS)96のビデオ属性(VTS_V_ATR)
及びこのビデオタイトルセット(VTS)72中のビデ
オタイトルセットのタイトル(VTSTT)の為のビデ
オオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96の
オーディオストリーム(VTS_AST_Ns)の数が
記載されている。
【0120】ここで、ビデオ属性(VTS_V_AT
R)には、ビデオの圧縮モード、TVシステムのフレー
ムレート及び表示装置に表示する際の表示のアスペクト
比等が記載されている。
【0121】テーブル(VTSI_MAT)98には、
ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタイト
ルセット(VTS)72のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のオーディオストリーム属性(VTS_AST_AT
R)が記載されている。この属性(VTS_AST_A
TR)には、どのようにオーディオを符号化したかを記
載したオーディオの符号化モード、オーディオの量子化
を何ビットで実行したか、オーディオのチャネル数等が
記載される。更に、テーブル(VTSI_MAT)98
には、ビデオタイトルセット(VTS)72中のこのタ
イトル(VTSTT)の為のビデオオブジェクトセット
(VTST_VOBS)96の副映像ストリームの数
(VTS_SPST_Ns)及び各副映像ストリームの
属性(VTS_SPST_ATR)が記載されている。
この各副映像ストリームの属性(VTS_SPST_A
TR)には、副映像の符号化モード及び副映像の表示タ
イプ等が記載される。
【0122】また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
のオーディオストリーム数(VTSM_AST_N
s)、オーディオストリーム属性(VTSM_AST_
ATR)、副映像ストリームの数(VTSM_SPST
_Ns)、及び副映像ストリームの属性(VTSM_S
PST_ATR)が記述されている。
【0123】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100は、図26に示すような
構造を備えている。この情報テーブル(VTS_PGC
IT)100には、VTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に関する情報(VTS_PGCI)が記載さ
れ、始めの項目としてVTSプログラムチェーン(VT
S_PGC)に関する情報テーブル(VTS_PGCI
T)100の情報(VTS_PGCIT_I)102が
設けられている。この情報(VTS_PGCIT_I)
102に続いてこの情報テーブル(VTS_PGCI
T)100には、この情報テーブル(VTS_PGCI
T)100中のVTSプログラムチェーン(VTS_P
GC)の数(#1から#n)だけVTSプログラムチェ
ーン(VTS_PGC)をサーチするVTS_PGCI
サーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)103
が設けられ、最後にVTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に対応した数(#1から#n)だけ各VTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)に関する情報
(VTS_PGCI)104が設けられている。
【0124】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102には、図27に示されるようにVTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)の数(VTS_
PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブル
情報(VTS_PGCIT_I)102の終了アドレス
(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル(V
TS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対的な
バイト数で記述されている。
【0125】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)103には、図28に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)72のプロ
グラムチェーン(VTS_PGC)の属性(VTS_P
GC_CAT)及びこのVTS_PGC情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対
的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_PGCI)
のスタートアドレス(VTS_PGCI_SA)が記述
されている。ここで、VTS_PGC属性(VTS_P
GC_CAT)には、属性として例えば、最初に再生さ
れるエントリープログラムチェーン(エントリーPG
C)か否かが記載される。
【0126】通常、エントリプログラムチェーン(PG
C)は、エントリープログラムチェーン(PGC)でな
いプログラムチェーン(PGC)に先だって記載され
る。
【0127】ビデオタイトルセット内のPGC情報(V
TS_PGCI)104には、図29に示すように4つ
項目が記載されている。このPGC情報(VTS_PG
CI)104には、始めに必須項目のプログラムチェー
ン一般情報(PGC_GI)105が記述され、これに
続いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目と
される少なくとも3つの項目106、107、108が
記載されている。即ち、その3つの項目としてプログラ
ムチェーンプログラムマップ(PGC_PGMAP)1
06、セル再生情報テーブル(C_PBIT)107及
びセル位置情報テーブル(C_POSIT)108がP
GC情報(VTS_PGCI)104に記載されてい
る。
【0128】プログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)105には、図30に示すようにプログラムチェー
ン(PGC)のカテゴリー(PGCI_CAT)、プロ
グラムチェーン(PGC)の内容(PGC_CNT)及
びプログラムチェーン(PGC)の再生時間(PGC_
PB_TIME)が記載されている。PGCのカテゴリ
ー(PGCI_CAT)には、当該PGCのコピーが可
能であるか否か及びこのPGC中のプログラムの再生が
連続であるか或いはランダム再生であるか否か等が記載
される。PGCの内容(PGC_CNT)には、このプ
ログラムチェーンの構成内容、即ち、プログラム数、セ
ルの数、このプログラムチェーン中のアングルの数が記
載される。PGCの再生時間(PGC_PB_TIM
E)には、このPGC中のプログラムのトータル再生時
間等が記載される。この再生時間は、再生手順には無関
係に連続してPGC内のプログラムを再生する場合のプ
ログラムの再生時間が記述される。
【0129】また、プログラムチェーン一般情報(PG
C_GI)105には、PGC副映像ストリーム制御
(PGC_SPST_CTL)、PGCオーディオスト
リーム制御(PGC_AST_CTL)及びPGC副映
像パレット(PGC_SP_PLT)が記載されてい
る。PGC副映像ストリーム制御(PGC_SPST_
CTL)には、PGCで使用可能な副映像数が記載さ
れ、PGCオーディオストリーム制御(PGC_AST
_CTL)には、同様にPGCで使用可能なオーディオ
ストリームの数が記載される。PGC副映像パレット
(PGC_SP_PLT)には、このPGCの全ての副
映像ストリームで使用する所定数のカラーパレットのセ
ットが記載される。
【0130】更に、PGC一般情報(PGC_GI)1
05には、セル再生情報テーブル(C_PBIT)10
7のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)108のスタート
アドレス(C_POSIT_SA)が記載されている。
いずれのスタートアドレス(C_PBIT_SA及びC
_POSIT_SA)もVTS_PGC情報(VTS_
PGCI)の先頭バイトからの相対的な論理ブロック数
で記載される。
【0131】プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP)106は、図31に示すようにPG
C内のプログラムの構成を示すマップである。このマッ
プ(PGC_PGMAP)106には、図31及び図3
2に示すようにプログラムの開始セル番号であるエント
リーセル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述
されている。また、エントリーセル番号の記述順にプロ
グラム番号が1から割り当てられている。従って、この
マップ(PGC_PGMAP)106の最初のエントリ
ーセル番号は、# 1でなければならない。
【0132】セル再生情報テーブル(C_PBIT)1
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)107には、図
33に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図34に示されるようにセルカテゴリー
(C_CAT)が記載される。このセルカテゴリー(C
_CAT)には、セルがセルブロック中のセルである
か、また、セルブロック中のセルであれば最初のセルで
あるかを示すセルブロックモード、セルがブロック中の
一部ではない、或いは、アングルブロックであるかを示
すセルブロックタイプ、システムタイムクロック(ST
C)の再設定の要否を示すSTC不連続フラグが記載さ
れる。
【0133】また、このセルカテゴリー(C_CAT)
には、セル内では連続して再生するか或いはセル内の各
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位で静止す
るかを示すセル再生モード、セルの再生の後に静止させ
るか否か或いはその静止時間を示すセルナビゲーション
制御が記載されている。
【0134】また、図34に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)107は、PGCの全再生時間
を記述したセル再生時間(C_PBTM)を含んでい
る。アングルセルブロックがPGC中にある場合には、
そのアングルセル番号1の再生時間がそのアングルブロ
ックの再生時間を表している。更に、セル再生情報テー
ブル(C_PBIT)107には、当該セルが記録され
ているビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数でセル中の
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)が記載され、
また、当該セルが記録されているビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85の先頭論理セクタからの相対的
な論理セクタ数でセル中の最終ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_LVO
BU_SA)が記載される。
【0135】セル位置情報テーブル(C_POSI)1
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図35に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)107に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)がセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序で記載
される。このセル位置情報(C_POSI)には、図3
6に示すようにセルのビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85の識別番号(C_VOB_IDN)及びセ
ル識別番号(C_IDN)が記述されている。
【0136】次に、再び図1を参照して図6から図36
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービデータの再生動作について説明する。尚、図1に
おいてブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、
破線の矢印は、制御バスを示している。
【0137】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入されると、システム用ROM及びRAM
52からシステムCPU部50は、初期動作プログラム
を読み出し、ディスクドライブ部30を作動させる。従
って、ディスクドライブ部30は、リードイン領域27
から読み出し動作を開始し、リードイン領域27に続く
ISO−9660等に準拠してボリュームとファイル構
造を規定したボリューム及びファイル構造領域70が読
み出される。即ち、システムCPU部50は、ディスク
ドライブ部30にセットされた光ディスク10の所定位
置に記録されているボリューム及びファイル構造領域7
0を読み出す為に、ディスクドライブ部30にリード命
令を与え、ボリューム及びファイル構造領域70の内容
を読み出し、システムプロセッサ部54を介して、デー
タRAM部56に一旦格納する。システムCPU部50
は、データRAM部56に格納されたパステーブル及び
ディレクトリレコードを介して各ファイルの記録位置や
記録容量、サイズ等の情報やその他管理に必要な情報と
しての管理情報を抜き出し、システム用ROM&RAM
部52の所定の場所に転送し、保存する。
【0138】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から、各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してファイル番号0番から始まる
複数ファイルからなるビデオマネージャー71を取得す
る。即ち、システムCPU部50は、システム用ROM
及びRAM部52から取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ルートディレクトリ上に存在す
るビデオマネージャー71を構成する複数ファイルの位
置及びサイズを取得し、このビデオマネージャー71を
読み出し、システムプロセッサ部54を介して、データ
RAM部56に格納する。このビデオマネージャー71
の第1のテーブルでありビデオマネージャー情報管理テ
ーブル(VMGI_MAT)78がサーチされる。この
サーチによってビデオマネージャーメニュー(VMG
M)の為のビデオオブジェクトセット(VMGM_VO
BS)76の開始アドレス(VMGM_VOBS_S
A)が獲得され、ビデオオブジェクトセット(VMGM
_VOBS)76が再生される。このメニュー用のビデ
オオブジェクトセット(VMGM_VOBS)76の再
生に関しては、ビデオタイトルセット(VTS)中のタ
イトルの為のビデオオブジェクトセット(VTSM_V
OBS)と同様であるのでその再生手順は省略する。こ
のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)7
6で言語の設定をすると、或いは、ビデオマネージャー
メニュー(VMGM)がない場合には、ボリュームマネ
ージャー情報管理テーブル(VMGI_MAT)がサー
チされてタイトルセットサーチポインタテーブル(TT
_SRPT)79の開始アドレス(TT_SRPT_S
A)がサーチされる。
【0139】このサーチによってタイトルセットサーチ
ポインタテーブル(TT_SRPT)79がシステム用
ROM&RAM部52の所定の場所に転送され、保存さ
れる。この際、システムCPU部50は、タイトルセッ
トサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の各
タイトルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)7
9から各タイトルごとのタイトル再生データを読取り、
このデータ内の各再生タイプフラグビットに基づいた各
タイトルごとの状態をシステム用ROM&RAM部52
に記憶しておく。
【0140】このような状態において、リモートコント
ローラ5を用いてメモリ再生が指定された場合、システ
ムCPU部50は、メモリ再生が指定されたタイトルに
対応するシステム用ROM&RAM部52に記憶されて
いる再生タイプフラグビットによる各タイトルごとの状
態に基づいて、メモリ再生が可能か否かを判断する。こ
の判断の結果、メモリ再生が可能な場合、システムCP
U部50は、メモリ再生の設定内容をシステム用ROM
&RAM部52に記憶するとともに、その設定内容をモ
ニタ部6で表示する。
【0141】また、上記判断の結果、メモリ再生が不可
能な場合、システムCPU部50は、モニタ部6により
メモリ再生が不可能であることを案内する。
【0142】そして、上記したメモリ再生の設定が終了
した後、システムCPU部50は、タイトルサーチポイ
ンタテーブル情報(TT_SRPTI)92からタイト
ルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の最
終アドレスを獲得するとともにシステム用ROM&RA
M部52に記憶されているメモリ再生の内容に応じたタ
イトルサーチポインタ(TT_SRP)93からメモリ
再生の内容に対応したビデオタイトルセット番号(VT
SN)、ビデオタイトルセットのタイトル番号(VTS
_TTN)及びビデオタイトルセットのスタートアドレ
ス(VTS_SA)が獲得される。このタイトルセット
のスタートアドレス(VTS_SA)からシステムCP
U部50は、目的のタイトルセットを獲得することとな
る。
【0143】上述したように、上記光ディスク10に記
録されるデータはナビゲーションコマンドにより再生順
序が制御されている場合がある。この再生順序として
は、同一プログラムチェーン(PGC)内におけるリン
ク、プログラムチェーン(PGC)外のタイトルへのジ
ャンプ等が行われるようになっている。ここでタイトル
タイプ(TT_TY)が0bの1シーケンシャルPGC
タイトルの場合、タイトルには1プログラムチェーン
(PGC)しかないので、前記リンクはタイトル内ヘの
移動となり、ジャンプ等はタイトル外への移動となる。
【0144】たとえば、光ディスク10が、図37に示
すように、タイトル1、2、3の3つの1シーケンシャ
ルPGCタイトルからなり、タイトル1は1〜4のチャ
プターを有し、タイトル2は1〜7のチャプターを有
し、タイトル3は1〜3のチャプターを有している。
【0145】この場合、タイトル1のチャプター4の後
にあるポストコマンドからタイトル2のチャプター2へ
のジャンプ、タイトル2のチャプター5からタイトル2
のチャプター7へのリンク、タイトル3のチャプター3
からタイトル3のチャプター1へのリンクが規定されて
いるとする。
【0146】上記タイトルに付与されているタイトルプ
レイバックタイプ(図23で説明したタイトルの再生タ
イプ)としては、タイトル1に対しては、TT_PB_
TY1=0b、TT_B_TY2=1b、TT_PB_
TY4=lbが設定されており、移動制御情報はある
が、タイトル途中での自動的な移動情報はないことを示
しており、タイトル2に対しては、TT_PB_TY1
=lb、TT_PB_TY2=0b、TT_PB_TY
4=lbが設定されており、移動制御情報はあるが、タ
イトル内でのタイトル外への自動的な移動情報はないこ
とを示しており、タイトル3に対しては、TT_PB_
TY1=lb、TT_PB_TY2=0b、TT_PB
_TY4=1bが設定されており、移動制御情報はある
が、タイトル内でのタイトル外への自動的な移動情報は
ないことを示している。
【0147】従来は、メモリ再生において、対応するタ
イトルのタイトルプレイバックタイプとしてTT_PB
_TY4=lbが設定され、タイトル内に移動制御情報
がある場合には、メモリ再生を禁止し、その設定が指定
された際に、禁止の案内がなされるようになつている。
【0148】しかし、この第2の実施の態様では、対応
するタイトルのタイトルプレイバックタイプとしてTT
_PB_TY4=lbが設定されている場合であって
も、TT_PB_TY1=lb、TT_PB_TY2=
0bの場合には、タイトル内でのタイトル外への自動的
な移動情報はないことを示しているので、タイトル内で
の移動などがあってもタイトル単位で再生する分には問
題ないので、上述した第1の実施の形態でのタイトルの
みを入力する限定入力用の設定を許可する。
【0149】また、この第2の実施の態様では、対応す
るタイトルのタイトルプレイバックタイプとしてTT_
PB_TY4=lbが設定されている場合であっても、
TT_PB_TY1=0b、TT_PB_TY2=1b
の場合には、タイトル途中での自動的な移動情報はない
ことを示しているので、タイトル内でのチャプター単位
の移動を行っても問題ないので、上述した第1の実施の
形態でのチャプターのみを入力する限定入力用の設定を
許可する。
【0150】すなわち、チャプターのみを入力する限定
入力用の設定を行う場合、タイトルの途中で勝手に他の
チャプターやタイトルに飛ばないので、タイトル内の再
生順番をどう設定しようとも影響無く、タイトルのみを
入力する限定入力用の設定を行う場合、タイトル単位の
再生なので、タイトル内でどう飛ぼうとも影響ない。
【0151】したがって、限定された設定再生機能にす
れば制限も少なくなり、メモリー再生機能を使える機会
も増える。
【0152】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、タイトルとチャプターの階層構造でビデオデータが
記録されている光ディスクを再生するものにおいて、タ
イトルのみの設定やチャプターのみの設定を行う際の操
作性の向上を図ることができ、さらに限定された設定再
生機能にすれば制限も少なくなる再生装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略を示すブロック図。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置の機構部の
詳細を示すブロック図。
【図3】図1に示したディスクドライブ装置に装填され
る光ディスクの構造を概略的に示す斜視図。
【図4】図1に示したキー操作及び表示部の概略構成を
示す図。
【図5】図1に示したリモートコントロールの概略構成
を示す図。
【図6】表示窓の表示内容を例示する図。
【図7】タイトルとチャプターの両方を入力する設定画
面としてのメモリ画面の表示例を示す図。
【図8】タイトル番号のチャプター番号を設定する際の
入力例を示す図。
【図9】タイトルとチャプターの両方を入力する設定画
面としてのメモリ画面の表示例を示す図。
【図10】所定のタイトルのチャプターのみを入力する
設定画面としてのチャプターメモリ画面の表示例を示す
図。
【図11】所定のタイトルのチャプターのみを入力する
設定画面としてのチャプターメモリ画面の表示例を示す
図。
【図12】タイトルのみを入力する設定画面としてのタ
イトルメモリ画面の表示例を示す図。
【図13】タイトルのみを入力する設定画面としてのタ
イトルメモリ画面の表示例を示す図。
【図14】リモートコントロールの他の例の概略構成を
示す図。
【図15】リモートコントロールの他の例の概略構成を
示す図。
【図16】図1に示す光ディスクの論理フォーマットの
構造を示す図。
【図17】図16に示されるビデオマネージャーの構造
を示す図。
【図18】図17に示されビデオオブジェクトセット
(VOBS)の構造を示す例である。
【図19】図18に示されたビデオオブジェクトユニッ
トの構造を示す説明図。
【図20】図17に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のビデオマネージャ情報管理テーブル(VMGI
_MAT)のパラメータ及び内容を示す図。
【図21】図17に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のタイトルサーチポインタテーブル(TSPT)
の構造を示す図。
【図22】図21に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)のタイトルサーチポインタテーブルの
情報(TSPTI)のパラメータ及び内容を示す図。
【図23】図21に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)の入力番号に対応したタイトルサーチ
ポインタ(TT_SRP)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図24】図16に示したビデオタイトルセットの構造
を示す図。
【図25】図24に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管理テーブ
ル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図26】図24に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の構造を示す
図。
【図27】図26に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
情報(VTS_PGCITI)のパラメータ及び内容を
示す図。
【図28】図26に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
プログラムチェーンに対応したサーチポインタ(VTS
_PGCIT_SRP)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図29】図26に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
プログラムチェーンに対応したビデオタイトルセットの
為のプログラムチェーン情報(VTS_PGCI)の構
造を示す図。
【図30】図29に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンの一般情報(P
GC_GI)のパラメータ及び内容を示す図。
【図31】図29に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンのマップ(PG
C_PGMAP)の構造を示す図。
【図32】図31に示したプログラムチェーンのマップ
(PGC_PGMAP)に記述されるプログラムに対す
るエントリーセル番号(ECELLN)のパラメータ及
び内容を示す図。
【図33】図29に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル再生情報テーブル(C_PBI
T)の構造を示す図。
【図34】図33に示したセル再生情報テーブル(C_
PBIT)のパラメータ及び内容を示す図。
【図35】図30に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル位置情報(C_POSI)の構
造を示す図。
【図36】図35に示したセル位置情報(C_POS
I)のパラメータ及び内容を示す図。
【図37】光ディスクのタイトルとチャプターの階層構
造を説明するための図。
【符号の説明】
4…キー操作/表示部 4A…リモートコントローラ受信部 5…リモートコントローラ 5m…メモリーキー 5p…タイトルキー 6…モニタ部 10…光ディスク 50…システムCPU部 79…タイトルサーチポインターテーブル 92…タイトルサーチポインターテーブルの情報 93…タイトルサーチポインタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイトルとチャプターの階層構造でビデ
    オデータが記録されている光ディスクを再生する再生装
    置において、 タイトルとチャプターの入力を指示する第1の指示手段
    と、 所定のタイトルのチャプターのみの入力を指示する第2
    の指示手段と、 タイトルのみの入力を指示する第3の指示手段と、 上記第1の指示手段に応じてタイトルとチャプターの入
    力画面を表示する第1の表示手段と、 上記第2の指示手段に応じて所定のタイトルのチャプタ
    ーのみの入力画面を表示する第2の表示手段と、 上記第3の指示手段に応じてタイトルのみの入力画面を
    表示する第3の表示手段と、 上記第1の指示手段の表示に基づいて再生するタイトル
    とチャプターとを順次設定する第1の設定手段と、 上記第2の指示手段の表示に基づいて再生する所定のタ
    イトルのチャプターのみを順次設定する第2の設定手段
    と、 上記第3の指示手段の表示に基づいて再生するタイトル
    のみを順次設定する第3の設定手段と、 上記第1の設定手段によるタイトルとチャプターの再生
    順序を記憶し、上記第2の設定手段による所定のタイト
    ルのチャプターの再生順序を記憶し、上記第3の設定手
    段によるタイトルのみの再生順序を記憶する記憶手段
    と、 この記憶手段に記憶した再生順序に基づいて光ディスク
    に記録されているビデオデータを再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2、第3の指示手段による
    指示が、同一キーの押す回数により切換わるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2、第3の指示手段による
    指示が、別々のキーで行われることを特徴とする請求項
    1に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2、第3の指示手段による
    指示が、複数のキーの組み合わせにより行われることを
    特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 タイトルとチャプターの階層構造でビデ
    オデータが記録され、各タイトルごとに、そのタイトル
    内で他のチャプターあるいはタイトル外への移動指示の
    有無を示す第1の識別子、そのタイトル途中で他のチャ
    プターあるいはタイトル外への自動的な移動指示の有無
    を示す第2の識別子、そのタイトル内でタイトル外への
    自動的な移動指示の有無を示す第3の識別子があらかじ
    め記録されている光ディスクを再生する再生装置におい
    て、 タイトルとチャプターの再生する順序を指示する第1の
    指示手段と、 所定のタイトルのチャプターのみの再生する順序を指示
    する第2の指示手段と、 タイトルのみの再生する順序を指示する第3の指示手段
    と、 上記第1の指示手段により指示されたタイトルとこのタ
    イトルに対応して上記光ディスクに記録されている第1
    の識別子が他のチャプターあるいはタイトル外への移動
    指示の有りを示す場合、上記第1の指示手段による指示
    を禁止し、第1の識別子が他のチヤプターあるいはタイ
    トル外への移動指示の有りを示さない場合、上記第1の
    指示手段による指示を許可する第1の処理手段と、 上記第2の指示手段により指示されたタイトルとこのタ
    イトルに対応して上記光ディスクに記録されている第2
    の識別子がタイトル途中で他のチャプターあるいはタイ
    トル外ヘの自動的な移動指示の有りを示す場合、上記第
    2の指示手段による指示を禁止し、第2の識別子がタイ
    トル途中で他のチャプターあるいはタイトル外への自動
    的な移動指示の有りを示さない場合、上記第2の指示手
    段による指示を許可する第2の処理手段と、 上記第3の指示手段により指示されたタイトルとこのタ
    イトルに対応して上記光ディスクに記録されている第3
    の識別子がタイトル内でタイトル外への自動的な移動指
    示の有りを示す場合、上記第3の指示手段による指示を
    禁止し、第3の識別子がタイトル内でタイトル外への自
    動的な移動指示の有りを示さない場合、上記第3の指示
    手段による指示を許可する第3の処理手段と、 上記第1、第2、第3の処理手段により許可された上記
    第1、第2、第3の指示手段による指示を記憶する第1
    の記憶手段と、 上記第1の処理手段により許可された上記第1の指示手
    段によるタイトルとチャプターの再生順序を記憶し、上
    記第2の処理手段により許可された上記第2の指示手段
    による所定のタイトルのチャプターの再生順序を記憶
    し、上記第3の処理手段により許可された上記第3の指
    示手段によるタイトルのみの再生順序を記憶する第2の
    記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶した再生順序に基づいて光デ
    ィスクに記憶されているビデオデータを再生する再生手
    段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 上記他のタイトルへの移動が、最終のチ
    ャプターの再生後に行われることを特徴とする請求項5
    に記載の再生装置。
JP9216257A 1997-08-11 1997-08-11 再生装置 Pending JPH1166826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013099100A1 (ja) * 2011-12-28 2015-04-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 動画像データの記録装置及びメッセージ表示方法

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