JPH10106119A - 再生装置と再生方法 - Google Patents

再生装置と再生方法

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Publication number
JPH10106119A
JPH10106119A JP8259857A JP25985796A JPH10106119A JP H10106119 A JPH10106119 A JP H10106119A JP 8259857 A JP8259857 A JP 8259857A JP 25985796 A JP25985796 A JP 25985796A JP H10106119 A JPH10106119 A JP H10106119A
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JP
Japan
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data
recording medium
video data
area
sub
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JP8259857A
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English (en)
Inventor
Mitsuyuki Nozaki
光之 野▲崎▼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、使い勝手が向上し、過去の使用
時の続きから再生を行うことも可能である。 【解決手段】 この発明は、過去に使用した光ディスク
の固有データとその時の再生装置の過去の使用状況を含
む各設定状態(音声チャンネルや副映像チャンネル等)
を記憶しておくことにより、今回使用しようとする光デ
ィスクが過去に使用したことがあり、光ディスクから読
み出した固有データと過去の固有データが一致した場
合、過去に使用したときの再生装置の過去の使用状況を
含む各設定状態に自動設定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮された動画
データや音声データ等の目的や種類の違うデータを記録
する光ディスク等の記録媒体からデータを再生する再生
装置、その記録媒体からのデータの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧縮されたデータとして、動画デ
ータ(ビデオデータ)とこの動画データと同じ時間帯に
再生される副映像データ(字幕などの静止画)や音声デ
ータが記録されている光ディスク(たとえばディジタル
・バーサタイル・ディスク;DVD)等の記録媒体から
各データを再生する再生装置が開発されている。
【0003】このような再生装置が有する設定項目とし
て、タイトルの選択、プログラムチェーン(チャプタ)
番号の選択、副映像チャンネル(副映像ストリーム番
号)の選択、オーディオチャンネル(オーディオストリ
ーム番号)の選択、パレンタルレベルの選択、オンスク
リーンディスプレイ(OSD)の表示状況(シャープネ
ス、明るさ)の選択等、多くの設定項目がある。
【0004】このような再生装置では、デフォルト状態
(あらかじめ設定されている初期設定状態、あるいは光
ディスクの種類にかかわらず直前に再生したときの設定
状態をそのまま継続する)を用いて、光ディスクの再生
が行われるようになっている。
【0005】しかし、このような再生装置では、装填さ
れる光ディスクによって、各設定状態を自分の好みに合
わせて変えたい場合に、例えばこの光ディスクは日本
語、この光ディスクは英語といったように、音声チャン
ネルを変えたいような場合は、自分で設定し直す必要が
ある。
【0006】このような操作を、光ディスクが過去に装
填したものであっても、装填するたびに、好みに合わせ
た各設定をし直さなければならず、大変不便で、操作性
の悪いものとなっているという欠点がある。
【0007】また、途中まで再生していた光ディスク
を、再度装填して再生しようとした際に、その途中の再
生位置を利用者が自分で見付け出さなければならず、大
変不便で、操作性の悪いものとなっているという欠点が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、記録
媒体ごとに種々の設定をいちいち行なわなければなら
ず、大変不便で、操作性の悪いものとなっているという
欠点を除去するもので、記録媒体ごとに種々の設定をい
ちいち行なわなくて良く、操作性の良い再生装置と再生
方法を提供することを目的とする。
【0009】また、途中まで再生していた記録媒体を、
再度装填して再生しようとした際に、その途中の再生位
置を利用者が自分で見付け出さなければならず、大変不
便で、操作性の悪いものとなっているという欠点を除去
するもので、途中まで再生していた記録媒体を、再度装
填して再生しようとした際に、その途中の再生位置から
自動的に再生することができ、操作性の良い再生装置と
再生方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の再生装置は、
記録媒体に記録されているデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの少なくとも1つのデータにより
構成される固有コードに対応して、種々の設定状態があ
らかじめ記憶されている記憶手段、上記記録媒体が装填
された際に、上記記録媒体の固有コードを読出し、この
固有コードと一致する固有コードに対応する種々の設定
状態を上記記憶手段から読出す読出手段、この読出手段
により読出された種々の設定状態に設定する設定手段、
およびこの設定手段により種々の設定状態に設定された
状態で、上記記録媒体のデータを再生する再生手段から
構成されている。
【0011】この発明の再生装置は、記録媒体に記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記記録媒体
ごとの少なくとも1つのデータにより構成される固有コ
ードに対応して、前回装填時の再生停止位置があらかじ
め記憶されている記憶手段、上記記録媒体が装填された
際に、上記記録媒体の固有コードを読出し、この固有コ
ードと一致する固有コードに対応する前回装填時の再生
停止位置を上記記憶手段から読出す読出手段、およびこ
の読出手段により読出された再生停止位置から上記記録
媒体のデータを再生する再生手段から構成されている。
【0012】この発明の再生装置は、記録媒体に記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記記録媒体
ごとの少なくとも1つのデータにより構成される固有コ
ードに対応して、種々の設定状態と前回装填時の再生停
止位置があらかじめ記憶されている記憶手段、上記記録
媒体が装填された際に、上記記録媒体の固有コードを読
出し、この固有コードと一致する固有コードに対応する
種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出手段、こ
の読出手段により読出された種々の設定状態に設定する
設定手段、およびこの設定手段により種々の設定状態に
設定された状態で、上記記録媒体のデータを上記記憶手
段から読出した再生停止位置から再生する再生手段から
構成されている。
【0013】この発明の再生装置は、記録媒体に記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記記録媒体
ごとの2つ以上のデータにより構成される固有コードに
対応して、種々の設定状態があらかじめ記憶されている
記憶手段、上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒
体の2つ以上のデータを読出して固有コードを生成し、
この生成した固有コードと一致する固有コードに対応す
る種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出手段、
この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
る設定手段、およびこの設定手段により種々の設定状態
に設定された状態で、上記記録媒体のデータを再生する
再生手段から構成されている。
【0014】この発明の再生装置は、記録媒体に記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記記録媒体
ごとの2つ以上のデータにより構成される固有コードに
対応して、前回装填時の再生停止位置があらかじめ記憶
されている記憶手段、上記記録媒体が装填された際に、
上記記録媒体の2つ以上のデータを読出して固有コード
を生成し、この生成した固有コードと一致する固有コー
ドに対応する前回装填時の再生停止位置を上記記憶手段
から読出す読出手段、およびこの読出手段により読出さ
れた再生停止位置から上記記録媒体のデータを再生する
再生手段から構成されている。
【0015】この発明の再生装置は、記録媒体に記録さ
れているデータを再生するものにおいて、上記記録媒体
ごとの2つ以上のデータにより構成される固有コードに
対応して、種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置
があらかじめ記憶されている記憶手段、上記記録媒体が
装填された際に、上記記録媒体の2つ以上のデータを読
出して固有コードを生成し、この生成した固有コードと
一致する固有コードに対応する種々の設定状態を上記記
憶手段から読出す読出手段、この読出手段により読出さ
れた種々の設定状態に設定する設定手段、およびこの設
定手段により種々の設定状態に設定された状態で、上記
記録媒体のデータを上記記憶手段から読出した再生停止
位置から再生する再生手段から構成されている。
【0016】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、この出力手段により再生出力を出力する際の種々
の状態を設定する設定手段、上記記録媒体の管理領域に
記録されている少なくとも1つのデータにより構成され
る固有コードを読出す読出手段、および上記設定手段に
より設定される種々の設定状態を上記読出手段により読
出した固有コードに対応して記憶する記憶手段から構成
されている。
【0017】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、上記記録媒体の管理領域に記録されている少なく
とも1つのデータにより構成される固有コードを読出す
読出手段、および上記記録媒体の取出し時に、上記読出
手段により読出した固有コードに対応して再生停止位置
を記憶する記憶手段から構成されている。
【0018】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、この出力手段により再生出力を出力する際の種々
の状態を設定する設定手段、上記記録媒体の管理領域に
記録されている少なくとも1つのデータにより構成され
る固有コードを読出す読出手段、および上記記録媒体の
取出し時に、上記設定手段により設定される種々の設定
状態と再生停止位置とを上記読出手段により読出した固
有コードに対応して記憶する記憶手段から構成されてい
る。
【0019】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少な
くとも1つのデータにより構成される固有コードに対応
して、種々の設定状態があらかじめ記憶されている記憶
手段、上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の
管理領域から固有コードを読出し、この固有コードと一
致する固有コードに対応する種々の設定状態を上記記憶
手段から読出す読出手段、この読出手段により読出され
た種々の設定状態に設定する設定手段、この設定手段に
より種々の設定状態に設定された状態で、上記記録媒体
のデータ領域の主映像データ、副映像データ、およびオ
ーディオデータを読取る読取手段、この読取手段により
読取られた主映像データと副映像データとオーディオデ
ータを再生出力に変換する変換手段、およびこの変換手
段により変換された再生出力を出力する出力手段から構
成されている。
【0020】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少な
くとも1つのデータにより構成される固有コードに対応
して、前回装填時の再生停止位置があらかじめ記憶され
ている記憶手段、上記記録媒体が装填された際に、上記
記録媒体の管理領域から固有コードを読出し、この固有
コードと一致する固有コードに対応する前回装填時の再
生停止位置を上記記憶手段から読出す読出手段、この読
出手段により読出された前回装填時の再生停止位置に基
づいて、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副
映像データ、およびオーディオデータを読取る読取手
段、この読取手段により読取られた主映像データと副映
像データとオーディオデータを再生出力に変換する変換
手段、およびこの変換手段により変換された再生出力を
出力する出力手段から構成されている。
【0021】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少な
くとも1つのデータにより構成される固有コードに対応
して、種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置があ
らかじめ記憶されている記憶手段、上記記録媒体が装填
された際に、上記記録媒体の管理領域から固有コードを
読出し、この固有コードと一致する固有コードに対応す
る種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置を上記記
憶手段から読出す読出手段、この読出手段により読出さ
れた種々の設定状態に設定する設定手段、この設定手段
により種々の設定状態に設定された状態で、上記読出手
段により読出された前回装填時の再生停止位置に基づい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
およびこの変換手段により変換された再生出力を出力す
る出力手段から構成されている。
【0022】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、この出力手段により再生出力を出力する際の種々
の状態を設定する設定手段、上記記録媒体の管理領域に
記録されている2つ以上のデータにより構成される固有
コードを読出す読出手段、およびこの設定手段により設
定される種々の設定状態を上記読出手段により読出した
固有コードに対応して記憶する記憶手段から構成されて
いる。
【0023】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、上記記録媒体の管理領域に記録されている2つ以
上のデータにより構成される固有コードを読出す読出手
段、および上記記録媒体の取出し時に、上記読出手段に
より読出した固有コードに対応して再生停止位置を記憶
する記憶手段から構成されている。
【0024】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを読取る読取手段、こ
の読取手段により読取られた主映像データと副映像デー
タとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段、
この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
手段、この出力手段により再生出力を出力する際の種々
の状態を設定する設定手段、上記記録媒体の管理領域に
記録されている2つ以上のデータにより構成される固有
コードを読出す読出手段、および上記記録媒体の取出し
時に、上記設定手段により設定される種々の設定状態と
再生停止位置とを上記読出手段により読出した固有コー
ドに対応して記憶する記憶手段から構成されている。
【0025】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ
以上のデータにより構成される固有コードに対応して、
種々の設定状態があらかじめ記憶されている記憶手段、
上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
域から2つ以上のデータを読出して固有コードを生成
し、この生成した固有コードと一致する固有コードに対
応する種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出手
段、この読出手段により読出された種々の設定状態に設
定する設定手段、この設定手段により種々の設定状態に
設定された状態で、上記記録媒体のデータ領域の主映像
データ、副映像データ、およびオーディオデータを読取
る読取手段、この読取手段により読取られた主映像デー
タと副映像データとオーディオデータを再生出力に変換
する変換手段、およびこの変換手段により変換された再
生出力を出力する出力手段から構成されている。
【0026】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ
以上のデータにより構成される固有コードに対応して、
前回装填時の再生停止位置があらかじめ記憶されている
記憶手段、上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒
体の管理領域から2つ以上のデータを読出して固有コー
ドを生成し、この生成した固有コードと一致する固有コ
ードに対応する前回装填時の再生停止位置を上記記憶手
段から読出す読出手段、この読出手段により読出された
前回装填時の再生停止位置に基づいて、上記記録媒体の
データ領域の主映像データ、副映像データ、およびオー
ディオデータを読取る読取手段、この読取手段により読
取られた主映像データと副映像データとオーディオデー
タを再生出力に変換する変換手段、およびこの変換手段
により変換された再生出力を出力する出力手段から構成
されている。
【0027】この発明の再生装置は、一部の領域に管理
領域と、他の領域にデータ領域が形成され、上記データ
領域には、少なくとも1つの主映像データと、この主映
像データと同一時間帯に再生可能な少なくとも1つの副
映像データ、および少なくとも1つのオーディオデータ
とが記録されている記録媒体から主映像データ、副映像
データ、およびオーディオデータを再生するものにおい
て、上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ
以上のデータにより構成される固有コードに対応して、
種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置があらかじ
め記憶されている記憶手段、上記記録媒体が装填された
際に、上記記録媒体の管理領域から2つ以上のデータを
読出して固有コードを生成し、この生成した固有コード
と一致する固有コードに対応する種々の設定状態と前回
装填時の再生停止位置を上記記憶手段から読出す読出手
段、この読出手段により読出された種々の設定状態に設
定する設定手段、この設定手段により種々の設定状態に
設定された状態で、上記読出手段により読出された前回
装填時の再生停止位置に基づいて、上記記録媒体のデー
タ領域の主映像データ、副映像データ、およびオーディ
オデータを読取る読取手段、この読取手段により読取ら
れた主映像データと副映像データとオーディオデータを
再生出力に変換する変換手段、およびこの変換手段によ
り変換された再生出力を出力する出力手段から構成され
ている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク再生装置を説明する。
【0029】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するディスクドライブ部のブロックを示し、図3は、図
1及び図2に示した光ディスクの構造を示している。
【0030】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニター部6及びスピーカー部8
を具備している。ここで、ユーザがキー操作/表示部4
を操作することによって光ディスク10から記録データ
が再生される。記録データは、映像データ、副映像デー
タ及び音声データを含み、これらは、ビデオ信号及びオ
ーディオ信号に変換される。モニタ部6は、オーディオ
信号によって映像を表示し、スピーカ部8は、オーディ
オ信号によって音声を発生している。
【0031】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20の面上に接触するよ
うに配置される。この光ディスク10には、中心孔22
が設けられ、その両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえる為のクランピング
領域24が設けられている。中心孔22には、光ディス
ク装置にディスク10が装填された際に図2に示された
スピンドルモータ12のスピンドルが挿入され、ディス
クが回転される間、光ディスク10は、そのクランピン
グ領域24でクランプされる。
【0032】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報領域25を有してい
る。各情報領域25は、その外周領域が通常は情報が記
録されないリードアウト領域26に、また、クランピン
グ領域24に接するその内周領域が同様に、通常は情報
が記録されないリードイン領域27に定められ、更に、
このリードアウト領域26とリードイン領域27との間
がデータ記録領域28に定められている。
【0033】情報領域25の記録層16には、通常、デ
ータが記録される領域としてトラックがスパイラル状に
連続して形成され、その連続するトラックは、複数の物
理的なセクタに分割され、そのセクタには、連続番号が
付され、このセクタを基準にデータが記録されている。
情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際のデー
タ記録領域であって、後に説明するように再生情報、ビ
デオデータ(主映像データ)、副映像データ及びオーデ
ィオデータが同様にピット(即ち、物理的状態の変化)
として記録されている。読み出し専用の光ディスク10
では、透明基板14にピット列が予めスタンパーで形成
され、このピット列が形成された透明基板14の面に反
射層が蒸着により形成され、その反射層が記録層16と
して形成されることとなる。また、この読み出し専用の
光ディスク10では、通常、トラックとしてのグルーブ
が特に設けられず、透明基板14の面に形成されるピッ
ト列がトラックとして定められている。
【0034】このような光ディスク装置12は、図1に
示されるように更にディスクドライブ部30、システム
CPU部50、システムROM/RAM部52、システ
ムプロッセッサ部54、データRAM部56、ビデオデ
コータ部58、オーディオデコーダ部60、副映像デコ
ーダ部62及びD/A及びデータ再生部64から構成さ
れている。システムプロッセッサ部54は、システムタ
イムクロック54A及びレジスタ54Bを備え、また、
ビデオデコータ部58、オーディオデコーダ部60及び
副映像デコーダ部62は、同様にシステムタイムクロッ
ク(STC)58A、60A、62Aを備えている。
【0035】システムROM/RAM部52には、再生
状態テーブル52Aが記憶されるようになっている。こ
の再生状態テーブル52Aは、装填された各光ディスク
10ごとの固有コードに対応した種々の設定状態等の再
生状態を記憶するテーブルであり、たとえば、図4に示
すように、固有コードに対応して、タイトルの選択状
態、チャプターの選択状態、オーディオデータの選択状
態、副映像の選択状態、アングルの選択状態、国別対応
の状態、パレンタルレベルの選択状態、オンスクリーン
ディスプレイの表示状況、中断位置(中断時刻、再生ス
タート時間)が記憶されるようになっている。
【0036】固有コードは、光ディスク10を特定する
ためのもので、以下の1〜7に示すものの少なくとも1
つ、あるいは複数の組合わせで構成されている。たとえ
ば、単に繋げたり、加減乗除の演算等により得られるよ
うにしても良い。
【0037】1.後述するリードインエリア27内のコ
ントロールデータエリア27Bに記述されるデータエリ
ア82のエンドセクタ番号(3バイト構成)。
【0038】2.後述するボリューム及びファイル構造
領域70内に記述されるマイクロUDFのプライマリボ
リュームディスクリプタの各項目のデータ。
【0039】3.後述するボリューム及びファイル構造
領域70内に記述されるISO9660のプライマリボ
リュームディスクリプタの各項目のデータ。
【0040】4.後述するビデオ管理情報管理テーブル
(VMGI_MAT)78内に記述されるプロバイダユ
ニークID(PVR_ID)。
【0041】5.後述するビデオ管理情報管理テーブル
(VMGI_MAT)78内に記述される各項目(VM
G_ID等)のスタートアドレス。
【0042】6.後述するビデオタイトルセット情報管
理テーブル(VTSI_MAT)98内に記述されるオ
ーディオストリームの数(VTS_AST_Ns)、副
映像ストリームの数(VTS_SPST_Ns)。
【0043】7.後述するビデオタイトルセット情報管
理テーブル(VTSI_MAT)98内に記述される各
項目(VTS_ID等)のスタートアドレス。
【0044】タイトルの選択状態としては、どのタイト
ルが選択されているかが記憶されるようになっている。
【0045】チャプターの選択状態としては、どのチャ
プターが記憶されるようになっている。
【0046】オーディオデータの選択状態としては、ど
のオーディオデータが記憶されるようになっている。
【0047】副映像の選択状態としては、どの副映像が
選択されているかが記憶されるようになっている。
【0048】アングルの選択状態としては、どのアング
ルが選択されているかが記憶されるようになっている。
【0049】国別対応の状態としては、システムCPU
部50により管理されている国コードと一致する、後述
するパレンタルマネージャ情報テーブル(PTL_MA
IT)内に記述される国コードに対応するパレンタルレ
ベル数の読出し状態が記憶されるようになっている。
【0050】パレンタルレベルの選択状態としては、選
択可能な複数のパレンタルレベルのどれが選択されてい
るかが記憶されるようになっている。
【0051】オンスクリーンディスプレイの表示状況と
しては、オンスクリーンディスプレイのオン/オフ、複
数の表示形式がある場合はその表示形式の状態、モニタ
部6におけるシャープネスや明るさなどの調整結果が記
憶されるようになっている。
【0052】中断位置は、光ディスク10の取出し時の
再生時刻(システムタイムクロック54Aの時刻)に対
応する、VOBUのスタートアドレス(LBN of
Navigation Pack)、セルIDナンバ
ー、プログラムナンバー、プログラムチェーンナンバ
ー、ビデオタイトルセットナンバーが記憶されるように
なっている。
【0053】パレンタルとは、たとえば、国、宗教、年
齢によって視聴を制限されているものがある。例えばア
メリカでは、映画によって、誰でも視聴できる映画(レ
ベル5)、子供(G)が視聴できる映画(レベル4)、
親同伴に限り未成年者(PG)が視聴できる映画(レベ
ル3)、親同伴に限り13才以上の未成年者(PG1
3)が視聴できる映画(レベル2)、成人(R)が視聴
できる映画(レベル1)等の5段階に分かれている。こ
のように、ソフトの内容により視聴できる対象者が制限
され、あるいは映像により部分的に視聴できる対象者が
制限されることをパレンタルと呼んでいる。
【0054】また、ハンディキャップ・パーソンとして
の「目が不自由」「耳が不自由」に対応する機能、言語
学習モードとしてのオーディオデータと副映像データの
選択言語などの設定も考慮するようにしても良い。
【0055】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォーカス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10の下に置かれて
いる。また、この光学ヘッド32は、ガイド機構(図示
せず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路3
7がフィードモータ33に駆動信号を供給する為に設け
られている。モータ33は、駆動信号によって駆動され
て光学ヘッド32を光ディスク10の半径方向に移動し
ている。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向され
る対物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フ
ォ―カス回路36から供給される駆動信号に従ってその
光軸に沿って移動される。
【0056】上述した光ディスク10からデータを再生
するには、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレ
ーザビームを光ディスク10に照射される。この対物レ
ンズ34は、トラッキング回路38から供給された駆動
信号に従って光ディスク10の半径方向に微動される。
また、対物レンズ34は、その焦点が光ディスク10の
記録層16に位置されるようにフォーカシング回路36
から供給された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って
微動される。その結果、レーザビームは、最小ビームス
ポットをスパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形
成され、トラックが光ビームスポットで追跡される。レ
ーザビームは、記録層16から反射され、光学ヘッド3
2に戻される。光ヘッド32では、光ディスク10から
反射された光ビームを電気信号に変換し、この電気信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給される。サーボ処理回路44では、
電気信号からフォーカス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々フォーカス
回路36、トラッキング回路38、モータ駆動回路11
に供給している。
【0057】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ディスク10のピット列が光ビームで、例えば、線速
一定で追跡される。
【0058】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0059】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50の管理下でシステムプロセッサ
部54によってデータRAM部56に格納される。この
格納された再生データは、システムプロセッサ部54に
よって処理されてビデオデータ、オーディオデータ及び
副映像データに分類され、ビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データは、夫々ビデオデコーダ部58、
オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に
出力されてデコードされる。デコードされたビデオデー
タ、オーディオデータ及び副映像データは、D/A及び
再生処理回路64でアナログ信号としてのビデオ信号、
オーディオ信号に変換されるとともにミキシング処理さ
れてビデオ信号及び副映像信号がモニタ部6に、また、
オーディオ信号がスピーカ部8に夫々供給される。その
結果、ビデオ信号及び副映像信号によってモニタ部6に
映像が表示されるとともにオーディオ信号によってスピ
ーカ部8から音声が再現される。
【0060】図1に示す光ディスク再生装置において
は、ユーザが本体のフロントパネルのキー操作及び表示
部4、あるいは本体内のリモートコントロールレシーブ
部4Aと赤外線による光通信により接続されている遠隔
操作装置としてのリモートコントロール5を操作するこ
とによって光ディスク10から記録データ、即ち、映像
データ、副映像データ及び音声データが再生され、装置
内でオーディオ(音声)信号及びビデオ信号に変換され
て装置外のモニタ部6及びスピーカ部8で映像及び音声
として再現される。
【0061】上記キー操作及び表示部4は、図5に示す
ように、電源キー4a、マイクの入力端子4b、再生キ
ー4c、一時停止キー4d、停止キー4e、早送り後戻
りキー4f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示
するオープン/クローズキー4g、表示器4h、光ディ
スク10の挿入、取出口4i等により構成されている。
【0062】上記リモートコントロール5は、図6に示
すように、電源キー5a、数字キー5b、停止キー5
c、再生キー5d、一時停止キー5e、メモリキー5
f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示するオー
プン/クローズキー5g、早送り後戻りキー5h、キー
5i、リピートの指示と範囲を指示するリピートキー5
j、メニュー画面の表示を指示するメニューキー5k、
タイトルメニュー画面の表示を指示するタイトルキー5
l、メニュー画面表示時の項目を選択する際に用いる上
下左右のセレクトキー5m等により構成されている。
【0063】図1に示す光ディスク装置の詳細な動作に
ついては、次に説明する光ディスク10の論理フォーマ
ットを参照して後により詳細に説明する。
【0064】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図7に示されるようなボリューム及び
ファイル構造を有している。この構造は、論理フォーマ
ットとして特定の規格、例えば、マイクロUDF(mi
cro UDF)及びISO9660に準拠されて定め
られている。データ記録領域28は、既に説明したよう
に物理的に複数のセクタに分割され、その物理的セクタ
には、連続番号が付されている。下記の説明で論理アド
レスは、マイクロUDF(micro UDF)及びI
SO9660で定められるように論理セクタ番号(LS
N)を意味し、論理セクタは、物理セクタのサイズと同
様に2048バイトであり、論理セクタの番号(LS
N)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号が付加
されている。
【0065】リードインエリア27は、図8に示すよう
に、再生開始時のエラー訂正用の2つのECCブロック
(セクタ番号2F000h)が記述されているリファレ
ンスコードエリア27Aと光ディスク10のサイズや構
造等の特徴データが記述されるコントロールデータエリ
ア27Bとを有している。コントロールデータエリア内
には、データ記録領域28のエンドセクタ番号が記述さ
れているエンドセクタ番号エリア27Cを有している。
【0066】図7に示されるようにこのボリューム及び
ファイル構造は、階層構造を有し、ボリューム及びファ
イル構造領域70、ビデオマネージャー71、少なくと
も1以上のビデオタイトルセット72及び他の記録領域
73を有している。これら領域は、論理セクタの境界上
で区分されている。ここで、従来のCDと同様に1論理
セクタは、2048バイトと定義されている。同様に、
1論理ブロックも2048バイトと定義され、従って、
1論理セクタは、1論理ブロックと定義される。
【0067】ファイル構造領域70は、マイクロUDF
及びISO9660に定められる管理領域に相当し、こ
の領域の記述を介してビデオマネージャー71がシステ
ムROM/RAM部52に格納される。
【0068】ファイル構造領域70には、マイクロUD
FとISO9660の両方のプライマリーボリュームデ
ィスクリプターが記述されている。
【0069】マイクロUDFのプライマリボリュームデ
ィスクリプタは、図9に示すように、ディスクリプタタ
グ、ボリュームディスクリプタシーケンス数、プライマ
リボリュームディスクリプタナンバー、ボリューム番
号、ボリュームシーケンス数、最大ボリュームシーケン
ス数、インターチェンジレベル、最大インターチェンジ
レベル、キャラクタセットリスト、最大キャラクタセッ
トリスト、ボリュームセット番号、ディスクリプタキャ
ラクタセット、エクスプラナトリキャラクタセット、ボ
リュームアブストラクト、ボリュームコピーライト通
知、アプリケーション番号、レコーディング日付と時
間、インプレメーション番号、インプレメーションユー
ス、プレディシサーボリュームディスクリプタシーケン
スロケーション、フラグが記述されている。
【0070】ISO9660のプライマリボリュームデ
ィスクリプタは、図10に示すように、ディスクリプタ
タイプ、スタンダード番号、ボリュームディスクリプタ
バージョン、システム番号、ボリューム番号、ボリュー
ムスペースサイズ、ボリュームセットサイズ、ボリュー
ムシーケンス数、ロジカルブロック数、パーステーブル
サイズ、タイプLパーステーブル発生ロケーション、タ
イプLパーステーブルオプション発生ロケーション、タ
イプMパーステーブル発生ロケーション、タイプMパー
ステーブルオプション発生ロケーション、ロットディレ
クトリによるディレクトリレコード、ボリュームセット
番号、パブリッシャ番号、データプレパー番号、アプリ
ケーション番号、コピーライトファイル番号、アブスト
ラクトファイル番号、ビブリオグラフィックファイル番
号、ボリュームクリエーション日付と時間、ボリューム
モディフィケーション日付と時間、ボリュームエクスピ
ィレーション日付と時間、ボリュームエフェクティブ日
付と時間、ファイルストラクチャーバージョン、アプリ
ケーションユースが記述されている。
【0071】ビデオマネージャー71には、図11を参
照して説明するようにビデオタイトルセットを管理する
情報が記述され、ファイル#0から始まる複数のファイ
ル74から構成されている。また、各ビデオタイトルセ
ット72には、後に説明するように圧縮されたビデオデ
ータ、オーディオデータ及び副映像データ及びこれらの
再生情報が格納され、同様に複数のファイル74から構
成されている。ここで、複数のビデオタイトルセット7
2は、最大99個に制限され、また、各ビデオタイトル
セット72を構成するファイル74(File#jから
File#j+9)の数は、最大10個に定められてい
る。これらファイルも同様に論理セクタの境界で区分さ
れている。
【0072】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット72を利用可能な情報が記録されている。
この他の記録領域73は、必ずしも設けられなくとも良
い。
【0073】図11に示すようにビデオマネージャー7
1は、夫々が各ファイル74に相当する3つの項目を含
んでいる。即ち、ビデオマネージャー71は、ビデオマ
ネージャー情報(VMGI)75、ビデオマネージャー
情報メニューの為のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76及びビデオマネージャー情報のバッ
クアップ(VMGI_BUP)77から構成されてい
る。ここで、ビデオマネージャー情報(VMGI)75
及びビデオマネージャー情報のバックアップ77(VM
GI_BUP)77は、必須の項目とされ、ビデオマネ
ージャー情報メニューの為のビデオオブジェクトセット
(VMGM_VOBS)76は、オプションとされてい
る。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(VM
GM_VOBS)76には、ビデオマネージャー71が
管理する当該光ディスクのビデオに関するメニューのビ
デオデータ、オーディオデータ及び副映像データが格納
されている。
【0074】このVMGM用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76によって後に説明される
ビデオの再生のように当該光ディスクのボリューム名、
ボリューム名表示に伴う音声及び副映像の説明が表示さ
れるとともに選択可能な項目が副映像で表示される。例
えば、VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76によって当該光ディスクがあるボク
サーのワールドチャンピョンに至るまでの試合を格納し
たビデオデータである旨、即ち、ボクサーXの栄光の歴
史等のボリューム名とともにボクサーXのファイティン
グポーズがビデオデータで再生されるとともに彼のテー
マソングが音声で表示され、副映像で彼の年表等が表示
される。また、選択項目として試合のナレーションを英
語、日本語等のいずれの言語を選択するかが問い合わさ
れるとともに副映像で他の言語の字幕を表示するか、ま
た、いずれの言語の字幕を選択するか否かが問い合わさ
れる。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76によってユーザは、例えば、音
声は、英語で副映像として日本語の字幕を採用してボク
サーXの試合のビデオを鑑賞する準備が整うこととな
る。
【0075】ここで、図12を参照してビデオオブジェ
クトセット(VOBS)82の構造について説明する。
図12は、ビデオオブジェクトセット(VOBS)82
の一例を示している。このビデオオブジェクトセット
(VOBS)82には、2つのメニュー用及びタイトル
用として3つのタイプのビデオオブジェクトセット(V
OBS)76がある。即ち、ビデオオブジェクトセット
(VOBS)82は、後に説明するようにビデオタイト
ルセット(VTS)72中にビデオタイトルセットのメ
ニュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95及び少なくとも1つ以上のビデオタイトルセッ
トのタイトルの為のビデオオブジェクトセット(VTS
TT_VOBS)96があり、いずれのビデオオブジェ
クトセット82もその用途が異なるのみで同様の構造を
有している。
【0076】図12に示すようにビデオオブジェクトセ
ット(VOBS)82は、1個以上のビデオオブジェク
ト(VOB)83の集合として定義され、ビデオオブジ
ェクトセット(VOBS)82中のビデオオブジェクト
83は、同一の用途の供される。通常、メニュー用のビ
デオオブジェクトセット(VOBS)82は、1つのビ
デオオブジェクト(VOB)83で構成され、複数のメ
ニュー用の画面を表示するデータが格納される。これに
対してタイトルセット用のビデオオブジェクトセット
(VTSTT_VOBS)82は、通常、複数のビデオ
オブジェクト(VOB)83で構成される。
【0077】ここで、ビデオオブジェクト(VOB)8
3は、上述したボクシングのビデオを例にすれば、ボク
サーXの各試合の映像データに相当し、ビデオオブジェ
クト(VOB)を指定することによって例えば、ワール
ドチャンピョンに挑戦する第11戦をビデオで再現する
ことができる。また、ビデオタイトルセット72のメニ
ュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95には、そのボクサーXの試合のメニューデータ
が格納され、そのメニューの表示に従って、特定の試
合、例えば、ワールドチャンピョンに挑戦する第11戦
を指定することができる。尚、通常の1ストーリの映画
では、1ビデオオブジェクト(VOB)83が1ビデオ
オブジェクトセット(VOBS)82に相当し、1ビデ
オストリームが1ビデオオブジェクトセット(VOB
S)82で完結することとなる。また、アニメ集、或い
は、オムニバス形式の映画では、1ビデオオブジェクト
セット(VOBS)82中に各ストーリに対応する複数
のビデオストリームが設けられ、各ビデオストリームが
対応するビデオオブジェクトに格納されている。従っ
て、ビデオストリームに関連したオーディオストリーム
及び副映像ストリームも各ビデオオブジェクト(VO
B)83中で完結することとなる。
【0078】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#j)が付され、この識別番号によっ
てそのビデオオブジェクト(VOB)83を特定するこ
とができる。ビデオオブジェクト(VOB)83は、1
又は複数のセル84から構成される。通常のビデオスト
リームは、複数のセルから構成されることとなるが、メ
ニュー用のビデオストリーム、即ち、ビデオオブジェク
ト(VOB)83は、1つのセル84から構成される場
合もある。同様にセルには、識別番号(C_IDN#
j)が付され、このセル識別番号(C_IDN#j)に
よってセル84が特定される。後に説明するアングルの
変更時には、このセル番号を特定することによってアン
グルが変更される。
【0079】ここでアングルとは、映像の分野において
見る角度を代えることを意味し、ボクシングの例では、
同一のノックアウトの場面をチャンピョン側から見たシ
ーン、挑戦者側から見たシーン、ジャッジの側から見た
シーン等様々な角度からのシーンを見ることができるこ
とを意味する。アングルの選定は、ユーザーの好みに応
じて選定することができる場合、或いは、ストーリーの
流れの中で自動的に同一シーンがアングルを変えて繰り
返される場合がある。また、アングルを選定する場合、
同一シーンの始めに戻ってアングルが変わる場合、例え
ば、ボクサーがカウンターを入れる瞬間のシーンでアン
グルが変わり、再びカウンターが入る場合と、そのシー
ンに続くシーンでアングルが変わる場合、例えば、ボク
サーがカウンターを入れた後のパンチが入った瞬間にア
ングルが変わる場合とがある。いずれのアングルの変更
も実現できるように後に詳述するナビゲーションパック
86がビデオオブジェクトユニット(VOBU)83中
に設けられている。
【0080】図12に示すように各セル84は、1又は
複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)85、
通常は、複数のビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85から構成される。ここで、ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85は、1つのナビゲーションパ
ック(NVパック)86を先頭に有するパック列として
定義される。即ち、ビデオオブジェクトユニット(VO
BU)85は、あるナビゲーションパック86から次の
ナビゲーションパックの直前まで記録される全パックの
集まりとして定義される。このビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)の再生時間は、図13に示すようにビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)中に含まれる単
数又は複数個のGOPから構成されるビデオデータの再
生時間に相当し、その再生時間は、0.4秒以上であっ
て1秒より大きくならないように定められる。MPEG
では、1GOPは、通常0.5秒であってその間に15
枚程度の画像が再生する為の圧縮された画面データであ
ると定められている。
【0081】図12に示すようにビデオオブジェクトユ
ニットがビデオデータを含む場合には、MPEG規格に
定められたビデオパック(Vパック)88、副映像パッ
ク(SPパック)90及びオーディオパック(Aパッ
ク)91から構成されるGOPが配列されてビデオデー
タストリームが構成されるが、このGOPの数とは、無
関係にGOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェク
ト(VOBU)83が定められ、その先頭には、常にナ
ビゲーションパック(NVパック)86が配列される。
また、オーディオ及び/又は副映像データのみの再生デ
ータにあってもこのビデオオブジェクトユニットを1単
位として再生データが構成される。即ち、オーディオパ
ックのみでビデオオブジェクトユニットが構成されて
も、ビデオデータのビデオオブジェクトと同様にそのオ
ーディオデータが属するビデオオブジェクトユニットの
再生時間内に再生されるべきオーディオパックがそのビ
デオオブジェクトユニットに格納される。これらパック
の再生の手順に関しては、ナビゲーションパック(NV
パック)86とともに後に詳述する。
【0082】再び図11を参照してビデオマネージャー
71について説明する。ビデオマネージャー71の先頭
に配置されるビデオ管理情報75は、タイトルをサーチ
する為の情報、ビデオマネージャーメニューの再生の為
の情報のようなビデオタイトルセット(VTS)72を
管理する情報が記述され、図11に示す順序で少なくと
も5つのテーブル78、79、80、81、130が記
録されている。この各テーブル78、79、80、8
1、130は、論理セクタの境界に一致されている。第
1のテーブルであるビデオ管理情報管理テーブル(VM
GI_MAT)78は、必須のテーブルであってビデオ
マネージャー71のサイズ、このビデオマネージャー7
1中の各情報のスタートアドレス、ビデオマネージャヤ
ーメニュー用のビデオオブジェクトセット(VMGM_
VOBS)76に関する属性情報等が記述されている。
【0083】また、ビデオマネージャー71の第2のテ
ーブルであるタイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、装置のキー及び表示部4からの
タイトル番号の入力あるいはリモートコントローラ5に
よるタイトル番号の選択に応じて選定可能な当該光ディ
スク10中のボリュームに含まれるビデオタイトルのエ
ントリープログラムチェーン(EPGC)が記載されて
いる。
【0084】ここで、プログラムチェーン87とは、図
13に示すようにあるタイトルのストーリーを再現する
プログラム89の集合であってプログラムチェーンが連
続して再現されることによってある1タイトルの映画が
完結される。従って、ユーザーは、プログラムチェーン
87内のプログラム89を指定することによって映画の
特定のシーンからその映画を鑑賞することができる。
【0085】ビデオマネージャー71の第3のテーブル
であるビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_A
TRT)80には、当該光ディスクのボリューム中のビ
デオタイトルセット(VTS)72に定められた属性情
報が記載される。即ち、属性情報としてビデオタイトル
セット(VTS)72の数、ビデオタイトルセット(V
TS)72の番号、ビデオの属性、例えば、ビデオデー
タの圧縮方式等、オーディオストリームの属性、例え
ば、オーディオの符号化モード等、副映像の属性、例え
ば、副映像の表示タイプ等がこのテーブルに記載されて
いる。
【0086】ビデオマネージャー71の第4のテーブル
であるビデオマネージャーメニューPGCIユニットテ
ーブル(VMGM_PGCI_UT)81には、ビデオ
マネージャーメニュー用のビデオオブジェクトセット
(VMGM_VOBS)76に関する情報が記載され
る。
【0087】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81は、ビ
デオマネージャーメニュー用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76にビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)が存在する際には、必須のテーブル
である。
【0088】ビデオマネージャー71の第5のテーブル
であるパレンタルマネージャー情報テーブル(PTL_
MAIT)130には、パレンタルに関する情報が記載
される。
【0089】パレンタルマネージャー情報テーブル(P
TL_MAIT)130は、オプションのテーブルであ
る。
【0090】ビデオ管理情報管理テーブル(VMGI_
MAT)78及びタイトルサーチポインターテーブル
(TT_SRPT)79に記載の記述内容の詳細につい
て、図14、図15、図16及び図17を参照して次に
説明する。
【0091】図14に示すようにビデオ管理情報管理テ
ーブル(VMGI_MAT)78には、ビデオマネージ
ャー71の識別子(VMG_ID)、論理ブロック(既
に説明したように1論理ブロックは、2048バイト)
の数でビデオ管理情報のサイズ(VMGI_SZ)、当
該光ディスク、通称、ディジタルバーサタイルディスク
(ディジタル多用途ディスク:以下、単にDVDと称す
る。)の規格に関するバージョン番号(VERN)及び
ビデオマネージャー71のカテゴリー(VMG_CA
T)が記載されている。
【0092】ここで、ビデオマネージャー71のカテゴ
リー(VMG_CAT)には、このDVDビデオデイレ
クトリーがコピーを禁止であるか否かのフラグ等が記載
される。また、このテーブル(VMGI_MAT)78
には、ビデオセットの識別子(VLMS_ID)、ビデ
オタイトルセットの数(VTS_Ns)、このディスク
に記録されるデータの供給者の識別子(PVR_I
D)、ビデオマネージャーメニューの為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76のスタートア
ドレス(VNGM_VOBS_SA)、ビデオマネージ
ャー情報の管理テーブル(VMGI_MAT)78の終
了アドレス(VMGI_MAT_EA)、タイトルサー
チポインターテーブル(TT_SRPT)79のスター
トアドレス(TT_SRPT_SA)が記載されてい
る。また、このテーブル78には、ビデオマネージャー
メニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PGC
I_UT)81のスタートアドレス(VMGM_PGC
I_UT_SA)が記載されている。ビデオマネージャ
ーメニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PG
CI_UT)81がない場合には、その開始アドレスに
は、“00000000h”が記載される。VMGI_
MAT78の終了アドレス(VMGI_MAT_EA)
及びTT_SRPT79のスタートアドレス(TT_S
RPT_SA)は、先頭の論理ブロックからの相対的な
論理ブロック数で記載されている。
【0093】更に、このテーブル78には、ビデオタイ
トルセット(VTS)72の属性テーブル(VTS_A
TRT)80のスタートアドレス(VTS_ATRT_
SA)がVMGIマネージャーテーブル(VMGI_M
AT)71の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載
され、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のビデ
オ属性(VMGM_V_ATR)が記載されている。更
にまた、このテーブル78には、ビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)のオーディオストリームの数(VM
GM_AST_Ns)、ビデオマネージャーメニュー
(VMGM)のオーディオストリームの属性(VMGM
_AST_ATR)、ビデオマネージャーメニュー(V
MGM)の副映像ストリームの数(VMGM_SPST
_Ns)及びビデオマネージャーメニュー(VMGM)
の副映像ストリームの属性(VMGM_SPST_AT
R)が記載されている。
【0094】タイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、図15に示すように始めにタイ
トルサーチポインターテーブルの情報(TT_SRPT
I)92が記載され、次に入力番号1からn(n≦9
9)に対するタイトルサーチポインタ(TT_SRP)
が必要な数だけ連続的に記載されている。この光ディス
クのボリューム中に1タイトルの再生データ、例えば、
1タイトルのビデオデータしか格納されていない場合に
は、1つのタイトルサーチポインタ(TT_SRP)9
3しかこのテーブル(TT_SRPT)79に記載され
ない。
【0095】タイトルサーチポインターテーブル情報
(TT_SRPTI)92には、図16に示されるよう
にタイトルサーチポインタの数(TT_Ns)及びタイ
トルサーチポインターテーブル(TT_SRPT)79
の終了アドレス(TT_SRPT_EA)が記載されて
いる。このアドレス(TT_SRPT_EA)は、この
タイトルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)7
9の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載される。
また、図17に示すように各タイトルサーチポインタ
(TT_SRP)には、チャプタ数(プログラム数)と
してのパートオブタイトル数(PTT_Ns)、ビデオ
タイトルセット番号(VTSN)、ビデオタイトルセッ
ト72のタイトル番号(VTS_TTN)及びビデオタ
イトルセット72のスタートアドレス(VTS_SA)
が記載されている。
【0096】このタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93の内容によって再生されるビデオタイトルセッ
ト(VTS)72が特定されるとともにそのビデオタイ
トルセット72の格納位置が特定される。ビデオタイト
ルセット72のスタートアドレス(VTS_SA)は、
ビデオタイトルセット番号(VTSN)で指定されるタ
イトルセットを論理ブロック数で記載される。
【0097】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81に記載
の記述内容の詳細について、図18、図19、図20、
図21、図22及び図23を参照して次に説明する。
【0098】図18に示すビデオマネージャーメニュー
PGCIユニットテーブル(VMGM_PGCI_U
T)81は、ビデオマネージャーメニュー用のビデオオ
ブジェクトセット(VMGM_VOBS)76が設けら
れる場合には、必須項目とされ、各言語毎に設けられた
ビデオマネージャーメニュー(VMGM)を再現するた
めのプログラムチェーンについての情報が記述されてい
る。このビデオマネージャーメニューPGCIユニット
テーブル(VMGM_PGCI_UT)81を参照する
ことによってビデオオブジェクトセット(VMGM_V
OBS)76中の指定した言語のプログラムチェーンを
獲得してメニューとして再現することができる。
【0099】このビデオマネージャーメニューPGCI
ユニットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81
は、図18に示すようにビデオマネージャーメニューP
GCIユニットテーブル情報(VMGM_PGCI_U
TI)81A、n個のビデオマネージャーメニュー言語
ユニットサーチポインタ(VMGM_LU_SRP)8
1B、n個のビデオマネージャーメニュー言語ユニット
(VMGM_LU)81Cから構成され、その順序で記
述されている。
【0100】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル情報(VMGM_PGCI_UTI)81
Aには、このテーブル81の情報が記述され、ビデオマ
ネージャーメニューPGCIユニットサーチポインタ
(VMGM_LU_SRP)81Bには、#1から#n
までのビデオマネージャーメニューに対応した順序で記
述され、言語コードが記述がされているとともに#1か
ら#nまでのビデオマネージャーメニューに対応した順
序で記述されたビデオマネージャーメニュー言語ユニッ
ト(VMGM_LU)81Cを検索するポインタに関す
る記述がされている。また、ビデオマネージャーメニュ
ー言語ユニット(VMGM_LU)81Cの夫々には、
対応するビデオマネージャーメニューのプログラムチェ
ーンのカテゴリーと開始アドレスが記述されている。
【0101】より詳細には、ビデオマネージャーメニュ
ーPGCIユニットテーブル情報(VMGM_PGCI
_UTI)81Aには、図19に示すように、ビデオマ
ネージャーメニュー言語ユニット(VMGM_LU)8
1Cの数がパラメータ(VMGM_LU_Ns)として
記載され、また、ビデオマネージャーメニュー言語ユニ
ット(VMGM_LU)81Cの終了アドレスがパラメ
ータ(VMGM_PGCI_UT_EA)として記載さ
れている。また、図20に示すように、ビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットサーチポインタ(VMG
M_LU_SRP)81Bには、ビデオマネージャーメ
ニュー言語コードがパラメータ(VMGM_LCD)と
して記載され、また、ビデオマネージャーメニュー言語
ユニット(VMGM_LU)81Cの開始アドレスがパ
ラメータ(VMGM_LU_SA)として記述されてい
る。更に、ビデオマネージャーメニュー言語ユニット
(VMGM_LU)81Cには、図21に示すようにこ
のビデオマネージャーメニュー言語ユニット情報(VM
GM_LUI)81D、ビデオマネージャーメニューP
GC情報サーチポイント(VMGM_PGCI_SR
P)81E、ビデオマネージャーメニューPGC情報
(VMGM_PGCI)81Fから構成され、その順序
で記述されている。ビデオマネージャーメニュー言語ユ
ニット情報(VMGM_LUI)81Dには、このテー
ブル81Cの情報が記述され、(VMGM_PGCI_
SRP)81Eには、#1から#nまでのビデオマネー
ジャーメニューに対応した順序で記述され、ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンのカテゴリーが
記述がされているとともに#1から#nまでのビデオマ
ネージャーメニューに対応した順序で記述されたビデオ
マネージャーメニューPGC情報サーチ情報(VMGM
_PGCI)81Fを検索するポインタに関する記述が
されている。
【0102】ビデオマネージャーメニューPGC情報サ
ーチ情報(VMGM_PGCI)81Fは、ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンに関する情報、
即ち、VMGMプログラムチェーン情報(VMGM_P
GCI)を記述している。
【0103】より詳細には、ビデオマネージャーメニュ
ー言語ユニット情報(VMGM_LUI)81Dには、
図22に示すように、VMGMプログラムチェーン情報
(VMGM_PGCI)81Fの数がパラメータ(VM
GM_PGCI_Ns)として記載され、また、ビデオ
マネージャーメニュー言語ユニット情報(VMGM_L
UI)81Dの終了アドレスがパラメータ(VMGM_
LUI_EA)として記載されている。また、図23に
示すように、ビデオマネージャーメニューPGC情報サ
ーチポイント(VMGM_PGCI_SRP)81Eに
は、ビデオマネージャーメニューのプログラムチェーン
のカテゴリーがパラメータ(VMGM_PGC_CA
T)として記載され、またVMGMプログラムチェーン
情報(VMGM_PGCI)81Fの開始アドレスがパ
ラメータ(VMGM_PGCI_SA)として記載され
ている。
【0104】ビデオマネージャーメニューのプログラム
チェーンのカテゴリー(VMGM_PGC_CAT)に
は、このPGCがエントリーされているか否かを示すフ
ラグ、およびメニューかを示すメニューIDが記述され
ている。このメニューIDとしては、“0010”が記
述される場合、タイトルメニューを意味している。
【0105】パレンタルマネージャー情報テーブル(P
TL_MAIT)130は、図24に示すように、パレ
ンタルマネージャー情報テーブル情報(PTL_MAI
TI)130A、n個のパレンタルマネージャー情報サ
ーチポインタ(PTL_MAI_SRP)130B、n
個のパレンタルマネージャー情報(PTL_MAI)1
30C、n個のパレンタルレベルネーム(PTL_LV
L_NMI)130Dから構成され、その順序で記述さ
れている。
【0106】パレンタルマネージャー情報テーブル情報
(PTL_MAITI)130Aには、このテーブル1
30の情報が記述されている。パレンタルマネージャー
情報サーチポインタ(PTL_MAI_SRP)130
Bには、#1から#nまでのパレンタルマネージャー情
報に対応した順序で記述された、パレンタルマネージャ
ー情報(PTL_MAI)130Cを検索するポインタ
に関する記述がされている。パレンタルマネージャー情
報(PTL_MAI)130Cには、パレンタルレベル
情報(PTL_LVLI)が記述されている。パレンタ
ルレベルネーム(PTL_LVL_NMI)130Dに
は、パレンタルマネージャー情報(PTL_MAI)1
30Cのパレンタルレベル情報(PTL_LVLI)に
合わせてそれぞれつけることができる名前(パレンタル
レベルネーム)が記述されている。 より詳細には、パ
レンタルマネージャー情報テーブル情報(PTL_MA
ITI)130Aには、図25に示すように、VMGI
内の異なるパレンタルシステムの国の数がパラメータ
(CTY_Ns)として記載され、また、ビデオタイト
ルセットの数がパラメータ(VTS_Ns)として記載
され、また、パレンタルマネージャー情報テーブル13
0の終了アドレスがパラメータ(PTL_MAIT_E
A)として記載されている。
【0107】パレンタルマネージャー情報サーチポイン
タ(PTL_MAI_SRP)130Bには、図26に
示すように、国コードがパラメータ(CTY_CD)と
して記載され、パレンタルレベルの数がパラメータ(P
TL_LVL_Ns)として記載され、パレンタルマネ
ージャー情報のスタートアドレスがパラメータ(PTL
_MAI_SA)として記載され、パレンタルレベルネ
ームのスタートアドレスがパラメータ(PTL_LVL
_NMI_SA)として記載されている。
【0108】パレンタルマネージャー情報(PTL_M
AI)130Cには、図27に示すように、パレンタル
レベル情報(PTL_LVLI)が記載されている。パ
レンタルレベル情報(PTL_LVLI)には、図28
に示すように、ビデオマネージャーのパレンタルIDフ
ィールド(PTL_ID_FLD_VMG)とm個のビ
デオタイトルセットのパレンタルIDフィールド(PT
L_ID_FLD_VTS)とが記載されている。
【0109】ビデオマネージャーのパレンタルIDフィ
ールド(PTL_ID_FLD_VMG)、ビデオタイ
トルセットのパレンタルIDフィールド(PTL_ID
_FLD_VTS)には、図29に示すように、パレン
タルIDフィールドのプログラムチェーンに関する情報
(PTL_ID_FLD)が記述されている。
【0110】この(PTL_ID_FLD)は、図30
に示すように、16ビットのPTL_IDにより構成さ
れている。この16ビットのPTL_IDにより、図3
1に示すように、8つのパレンタルレベルが表現できる
ようになっている。図31の場合には、パレンタルレベ
ル8〜6が共通で、パレンタルレベル4〜1が共通とな
っており、3段階のパレンタルが設定されている。
【0111】パレンタルレベルネーム(PTL_LVL
_NMI)130Dには、図32に示すように、パレン
タルレベルネーム(PTL_LVL_NM)で使用する
キャラクタを指定するキャラクタセット(CHRS)
と、パレンタルレベルに対応する名前としてのパレンタ
ルレベルネーム(PTL_LVL_NM)が記述されて
いる。
【0112】次に、図7に示されたビデオタイトルセッ
ト(VTS)72の論理フォーマットの構造について図
33を参照して説明する。各ビデオタイトルセット(V
TS)72には、図33に示すようにその記載順に4つ
の項目94、95、96、97が記載されている。ま
た、各ビデオタイトルセット(VTS)72は、共通の
属性を有する1又はそれ以上のビデオタイトルから構成
され、このビデオタイトル72についての管理情報、例
えば、エントリーサーチポイントの為の情報、ビデオオ
ブジェクトセット96を再生する為の情報、タイトルセ
ットメニュー(VTSM)を再生する為の情報及びビデ
オオブジェクトセット72の属性情報がビデオタイトル
セット情報(VTSI)に記載されている。
【0113】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)94のバックアップがビデオタイトルセット(VT
S)72に設けられている。ビデオタイトルセット情報
(VTSI)94とこの情報のバックアップ(VTSI
_BUP)97との間には、ビデオタイトルセットメニ
ュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオ
オブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96が配
置されている。いずれのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS及びVTSTT_VOBS)95、9
6は、既に説明したように図12に示す構造を有してい
る。
【0114】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)97
及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)96は、ビデオタ
イトルセット72にとって必須の項目され、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95は、必要に応じて設けられるオ
プションとされている。
【0115】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4は、図33に示すように5つのテーブル98、99、
100、101、111から構成され、5つのテーブル
98、99、100、101、111は、論理セクタ間
の境界に一致されている。第1のテーブルであるビデオ
タイトルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)
98は、必須のテーブルであってビデオタイトルセット
(VTS)72のサイズ、ビデオタイトルセット(VT
S)72中の各情報の開始アドレス及びビデオタイトル
セット(VTS)72中のビデオオブジェクトセット
(VOBS)82の属性が記述されている。
【0116】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_PT
T_SRPT)99は、必要に応じて設けられるオプシ
ョンのテーブルであって、装置のキー操作/表示部4か
らのタイトル番号の入力あるいはリモートコントローラ
5によるタイトル番号の選択に応じて選定可能な当該ビ
デオタイトルセット72中に含まれるプログラムチェー
ン(PGC)及び又はプログラム(PG)が記載されて
いる。
【0117】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100は、必須のテーブルであってVTSプログラ
ムチェーン情報(VTS_PGCI)を記述している。
【0118】第4のテーブルであるビデオタイトルセッ
トタイムサーチマップテーブル(VTS_MAPT)1
01は、必要に応じて設けられるオプションのテーブル
であって表示の一定時間に対するこのマップテーブル
(VTS_MAPT)101が属するタイトルセット7
2の各プログラムチェーン(PGC)内のビデオデータ
の記録位置に関する情報が記述されている。
【0119】第5のテーブルであるビデオタイトルセッ
トメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_PG
CI_UT)111は、ビデオタイトルセットメニュー
用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
95が設けられる場合には、必須項目とされ、各言語毎
に設けられたビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)を再現するためのプログラムチェーンについての情
報が記述されている。このビデオタイトルセットメニュ
ーPGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)111を参照することによってビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95中の指定した言語の
プログラムチェーンを獲得してメニューとして再現する
ことができる。
【0120】次に、図33に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98及びビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100について図34から図5
5を参照して説明する。
【0121】図34は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)98の記述内容を示し
ている。このテーブル(VTSI_MAT)98には、
記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトル情報のサイズ(VTSI_S
Z)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VER
N)、タイトルセット72の属性(VTS_CAT)が
記載される。また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)95の開始アドレ
ス(VTSM_VOBS_SA)がこのビデオタイトル
セット(VTS)72の先頭論理ブロックからの相対論
理ブロック(RLBN)で記述され、ビデオタイトルセ
ット(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブジェ
クトセットのスタートアドレス(VTSTT_VOBS
_SA)がこのビデオタイトルセット(VTS)72の
先頭論理ブロックからの相対論理ブロック(RLBN)
で記述される。
【0122】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TSI_MAT)98の終了アドレス(VTSI_MA
T_EA)がそのテーブル(VTSI_MAT)98の
先頭バイトからの相対ブロック数で記載され、ビデオタ
イトルセットダイレクトアクセスポインタテーブル(V
TS_PTT_SRPT)99のスタートアドレス(V
TS_SRPT_SA)がビデオタイトルセット情報
(VTSI)94の先頭バイトからの相対ブロック数で
記載されている。
【0123】更にまた、このテーブル(VTSI_MA
T)98には、ビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報テーブル(PGCIT)100のスタートアドレ
ス(VTS_PGCIT_SA)がビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)94の先頭バイトからの相対ブロッ
ク数で記載され、ビデオタイトルセット(VTS)のタ
イムサーチマップ(VTS_TMAPT)101のスタ
ートアドレス(VTS_TMAPT_SA)がこのビデ
オタイトルセット(VTS)72の先頭論理セクタから
の相対論理セクタで記述される。このテーブル(VTS
I_MAT)98には、ビデオタイトルセットメニュー
PGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)のスタートアドレス(VTSM_PGCI_UT_
SA)がビデオタイトルセット情報(VTSI)94の
先頭バイトからの相対ブロック数で記載されている。ビ
デオマネージャーメニューPGCIユニットテーブル
(VMGM_PGCI_UT)81がない場合には、そ
の開始アドレスには、“00000000h”が記載さ
れる。
【0124】このテーブル(VTSI_MAT)98に
は、ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタ
イトルセットメニュー(VTSM)の為のビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)95及びビデオタ
イトルセット(VTS)のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のビデオ属性(VTS_V_ATR)及びこのビデオ
タイトルセット(VTS)72中のビデオタイトルセッ
トのタイトル(VTSTT)の為のビデオオブジェクト
セット(VTSTT_VOBS)96のオーディオスト
リームの数(VTS_AST_Ns)が記載されてい
る。
【0125】ここで、ビデオ属性(VTS_V_AT
R)には、ビデオの圧縮モード、TVシステムのフレー
ムレート及び表示装置に表示する際の表示のアスペクト
比等が記載されている。
【0126】テーブル(VTSI_MAT)98には、
ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタイト
ルセット(VTS)72のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のオーディオストリーム属性(VTS_AST_AT
R)が記載されている。この属性(VTS_AST_A
TR)には、どのようにオーディオを符号化したかを記
載したオーディオの符号化モード、オーディオの量子化
を何ビットで実行したか、オーディオのチャネル数、オ
ーディオの言語コード等が記載される。更に、テーブル
(VTSI_MAT)98には、ビデオタイトルセット
(VTS)72中のこのタイトル(VTSTT)の為の
ビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)96
の副映像ストリームの数(VTS_SPST_Ns)及
び各副映像ストリームの属性(VTS_SPST_AT
R)が記載されている。この各副映像ストリームの属性
(VTS_SPST_ATR)には、副映像の符号化モ
ード及び副映像の表示タイプ、副映像の言語コード等が
記載される。
【0127】また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
のオーディオストリーム数(VTSM_AST_N
s)、オーディオストリーム属性(VTSM_AST_
ATR)、副映像ストリームの数(VTSM_SPST
_Ns)、及び副映像ストリームの属性(VTSM_S
PST_ATR)が記述されている。
【0128】ビデオタイトルセット(VTS)のオーデ
ィオストリームの属性(VTS_AST_ATR)に
は、図35に示されるようにビット番号b63からビッ
ト番号b48にオーディオコーディングモード、マルチ
チャンネルの拡張、オーディオタイプ、オーディオのア
プリケーションID、量子化、サンプリング周波数、予
約、及びオーディオチャネルの数が記述され、ビット番
号b47からビット番号b40及びビット番号b39か
らビット番号b32には、特定コードとしてこのオーデ
ィオストリームの言語コードが記述され、ビット番号b
31からビット番号b24には、特定コードの為の予約
が設けられている。また、ビット番号b23からビット
番号b8は、今後の為に予約として空けられ、ビット番
号b7からビット番号b0には、応用情報が記述されて
いる。ここで、VTSメニュー用ビデオオブジェクトセ
ット(VTSM_VOBS)95がない場合、或いは、
そのビデオオブジェクトセットにオーディオストリーム
がない場合には、ビット番号b63からビット番号b0
の各ビットに“0”が記述される。
【0129】特定コードは、b47からb40及びb3
9からb32に記載されるが、ここには、オーディオス
トリームのタイプが言語、即ち、音声である場合には、
ISO−639で定められたその言語のコードが言語シ
ンボルで記載される。オーディオストリームのタイプが
言語、即ち、音声でない場合には、この領域は、予約と
される。
【0130】VTSTTの為のビデオオブジェクトセッ
ト(VTST_VOBS)96の副映像ストリーム属性
(VTS_SPST_ATR)においては、図36示す
ようにビット番号b47からビット番号B40に副映像
コード化モード、予約、副映像表示タイプ、副映像タイ
プが記述され、ビット番号b39からビット番号b32
及びにビット番号b31からビット番号b24に特定コ
ードとしてこの副映像ストリームの言語コードが記述さ
れ、ビット番号b23からビット番号b16が特定コー
ドの予約とされ、ビット番号b15からビット番号b8
が特定コードの拡張が記述されている。更に、ビット番
号b7からビット番号b0は、予約とされている。
【0131】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100は、図37に示すような
構造を備えている。この情報テーブル(VTS_PGC
IT)100には、VTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に関する情報(VTS_PGCI)が記載さ
れ、始めの項目としてVTSプログラムチェーン(VT
S_PGC)に関する情報テーブル(VTS_PGCI
T)100の情報(VTS_PGCIT_I)102が
設けられている。この情報(VTS_PGCIT_I)
102に続いてこの情報テーブル(VTS_PGCI
T)100には、この情報テーブル(VTS_PGCI
T)100中のVTSプログラムチェーン(VTS_P
GC)の数(#1から#n)だけVTSプログラムチェ
ーン(VTS_PGC)をサーチするVTS_PGCI
サーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)103
が設けられ、最後にVTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に対応した数(#1から#n)だけ各VTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)に関する情報
(VTS_PGCI)104が設けられている。
【0132】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102には、図38に示されるようにVTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)の数(VTS_
PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブル
情報(VTS_PGCIT_I)102の終了アドレス
(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル(V
TS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対的な
バイト数で記述されている。
【0133】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)103には、図39に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)72のプロ
グラムチェーン(VTS_PGC)の属性(VTS_P
GC_CAT)及びこのVTS_PGC情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対
的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_PGCI)
のスタートアドレス(VTS_PGCI_SA)が記述
されている。ここで、VTS_PGC属性(VTS_P
GC_CAT)には、属性として例えば、最初に再生さ
れるエントリープログラムチェーン(エントリーPG
C)か否かが記載される。通常、エントリプログラムチ
ェーン(PGC)は、エントリープログラムチェーン
(PGC)でないプログラムチェーン(PGC)に先だ
って記載される。
【0134】ビデオタイトルセッ内のPGC情報(VT
S_PGCI)104には、図40に示すように4つの
項目が記載されている。このPGC情報(VTS_PG
CI)104には、始めに必須項目のプログラムチェー
ン一般情報(PGC_GI)105が記述され、これに
続いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目と
される少なくとも3つの項目106、107、108が
記載されている。即ち、その3つの項目としてプログラ
ムチェーンプログラムマップ(PGC_PGMAP)1
06、セル再生情報テーブル(C_PBIT)107及
びセル位置情報テーブル(C_POSIT)108がP
GC情報(VTS_PGCI)104に記載されてい
る。
【0135】プログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)105には、図41に示すようにプログラムチェー
ン(PGC)のカテゴリー(PGC_CAT)、プログ
ラムチェーン(PGC)の内容(PGC_CNT)及び
プログラムチェーン(PGC)の再生時間(PGC_P
B_TIME)が記載されている。PGCのカテゴリー
(PGCI_CAT)には、当該PGCのコピーが可能
であるか否か及びこのPGC中のプログラムの再生が連
続であるか或いはランダム再生であるか否か等が記載さ
れる。PGCの内容(PGC_CNT)には、このプロ
グラムチェーンの構成内容、即ち、プログラム数、セル
の数、このプログラムチェーン中のアングルの数が記載
される。PGCの再生時間(PGC_PB_TIME)
には、このPGC中のプログラムのトータル再生時間等
が記載される。この再生時間は、再生手順には無関係に
連続してPGC内のプログラムを再生する場合のプログ
ラムの再生時間が記述される。アングルモードがある場
合には、アングルセル番号1の再生時間がそのアングル
の再生時間を表すこととなる。
【0136】また、プログラムチェーン一般情報(PG
C_GI)105には、PGC副映像ストリーム制御
(PGC_SPST_CTL)、PGCオーディオスト
リーム制御(PGC_AST_CTL)及びPGC副映
像パレット(PGC_SP_PLT)が記載されてい
る。PGC副映像ストリーム制御(PGC_SPST_
CTL)には、PGCで使用可能な副映像数が記載さ
れ、PGCオーディオストリーム制御(PGC_AST
_CTL)には、同様にPGCで使用可能なオーディオ
ストリームの数が記載される。PGC副映像パレット
(PGC_SP_PLT)には、このPGCの全ての副
映像ストリームで使用する所定数のカラーパレットのセ
ットが記載される。
【0137】更に、PGC一般情報(PGC_GI)1
05には、セル再生情報テーブル(C_PBIT)10
7のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)108のスタート
アドレス(C_POSIT_SA)が記載されている。
いずれのスタートアドレス(C_PBIT_SA及びC
_POSIT_SA)もVTS_PGC情報(VTS_
PGCI)の先頭バイトからの相対的な論理ブロック数
で記載される。
【0138】プログラムチェーン(PGC)のカテゴリ
ー(PGC_CAT)は、メニュー用のプログラムチェ
ーン(PGC)の場合、図42に示すようにビット番号
b31にエントリータイプとしてPGCエントリーかノ
ンPGCエントリーかが記述され、ビット番号b30か
らビット番号b28は、今後の為に予約として空けら
れ、ビット番号b27からビット番号b24にはメニュ
ーの種別を示すメニューIDが記述され、ビット番号b
23からビット番号b22にはPGCブロックモードが
記述され、ビット番号b21からビット番号b20には
PGCブロックタイプが記述され、ビット番号b19か
らビット番号b16にはプログラムプレイバックコント
ロールが記述され、ビット番号b15からビット番号b
14にはコピーフラグが記述され、ビット番号b13か
らビット番号b12にはプレイバックシステムマネジメ
ントが記述され、ビット番号b11からビット番号b8
にはアプリケーションタイプが記述され、ビット番号b
7からビット番号b0は、今後の為に予約として空けら
れている。
【0139】メニューIDとしては、“0010”の場
合、ビデオマネージャー情報メニュー(VMGM)で用
いるタイトルメニューを示し、“0011”の場合、ロ
ットメニューを示し、“0100”の場合、ビデオタイ
トルセットメニュー(VTSM)で用いる副映像メニュ
ーを示し、“0101”の場合、ビデオタイトルセット
メニュー(VTSM)で用いるオーディオメニューを示
し、“0110”の場合、ビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)で用いるアングルメニューを示し、“0
111”の場合、ビデオタイトルセットメニュー(VT
SM)で用いるプログラムメニューを示している。
【0140】プログラムチェーン(PGC)のカテゴリ
ー(PGC_CAT)が、タイトル用のプログラムチェ
ーン(PGC)の場合には、ビット番号b30からビッ
ト番号b24に、ビデオタイトルセット(VTS)72
の1〜99のタイトル数(VTS_TTN)が記述され
る。
【0141】プログラムチェーン(PGC)の内容(P
GC_CNT)は、図43に示すようにビット番号b2
3は予約として空けられ、ビット番号b22からビット
番号b16に、このプログラムチェーン(PGC)にお
ける1〜99のプログラム数が記述され、ビット番号b
15からビット番号b8に、このプログラムチェーン
(PGC)における1〜255のセル数が記述され、ビ
ット番号b7からビット番号b4は、今後の為に予約と
して空けられ、ビット番号b3からビット番号b0に、
このプログラムチェーン(PGC)における1〜9のア
ングル数が記述される。
【0142】プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP)106は、図44に示すようにPG
C内のプログラムの構成を示すマップである。このマッ
プ(PGC_PGMAP)106には、図44及び図4
5に示すようにプログラムの開始セル番号であるエント
リーセル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述
されている。また、エントリーセル番号の記述順にプロ
グラム番号が1から割り当てられている。従って、この
マップ(PGC_PGMAP)106の最初のエントリ
ーセル番号は、#1でなければならない。
【0143】セル再生情報テーブル(C_PBIT)1
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)107には、図
46に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図45に示されるようにセルカテゴリー
(C_CAT)が記載される。このセルカテゴリー(C
_CAT)には、セルがセルブロック中のセルである
か、また、セルブロック中のセルであれば最初のセルで
あるかを示すセルブロックモード、セルがブロック中の
一部ではない、或いは、アングルブロックであるかを示
すセルブロックタイプ、システムタイムクロック(ST
C)の再設定の要否を示すSTC不連続フラグが記載さ
れる。ここで、セルブロックとは、ある特定のアングル
のセルの集合として定義される。アングルの変更は、セ
ルブロックを変更することによって実現される。即ち、
野球を例にとれば、外野からのシーンを撮影したアング
ルブロックから内野からのシーンを撮影したアングルブ
ロックの変更がアングルの変更に相当する。
【0144】また、このセルカテゴリー(C_CAT)
には、セル内では連続して再生するか或いはセル内の各
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位で静止す
るかを示すセル再生モード、セルの再生の後に静止させ
るか否か或いはその静止時間を示すセルナビゲーション
制御が記載されている。
【0145】また、図47に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)107は、PGCの全再生時間
を記述したセル再生時間(C_PBTM)を含んでい
る。アングルセルブロックがPGC中にある場合には、
そのアングルセル番号1の再生時間がそのアングルブロ
ックの再生時間を表している。更に、セル再生情報テー
ブル(C_PBIT)107には、当該セルが記録され
ているビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数でセル中の
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)が記載され、
また、当該セルが記録されているビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85の先頭論理セクタからの相対的
な論理セクタ数でセル中の最終ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_LVO
BU_SA)が記載される。
【0146】セル位置情報テーブル(C_POSI)1
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図48に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)107に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)がセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序で記載
される。このセル位置情報(C_POSI)には、図4
9に示すようにセルのビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85の識別番号(C_VOB_IDN)及びセ
ル識別番号(C_IDN)が記述されている。
【0147】図33に示すビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の言語ごとの情報を記述したビデオタイ
トルセットメニューPGCIユニットテーブル(VTS
M_PGCI_UT)111は、図50に示すようにビ
デオタイトルセットメニューPGCIユニットテーブル
情報(VTSM_PGCI_UTI)111A、n個の
ビデオタイトルセットメニュー言語ユニットサーチポイ
ンタ(VTSM_LU_SRP)111B、n個のビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cから構成され、その順序で記述されてい
る。
【0148】ビデオタイトルセットメニューPGCIユ
ニットテーブル情報(VTSM_PGCI_UTI)1
11Aには、このテーブル111の情報が記述され、ビ
デオタイトルセットメニューPGCIユニットサーチポ
インタ(VTSM_LU_SRP)111Bには、#1
から#nまでのビデオタイトルセットメニューに対応し
た順序で記述され、言語コードが記述がされているとと
もに#1から#nまでのビデオタイトルセットメニュー
に対応した順序で記述されたビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット(VTSM_LU)111Cを検索す
るポインタに関する記述がされている。また、ビデオタ
イトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)
111Cの夫々には、対応するビデオタイトルセットメ
ニューのプログラムチェーンのカテゴリーと開始アドレ
スが記述されている。
【0149】より詳細には、ビデオタイトルセットメニ
ューPGCIユニットテーブル情報(VTSM_PGC
I_UTI)111Aには、図51に示すように、ビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cの数がパラメータ(VTSM_LU_N
s)として記載され、また、ビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット(VTSM_LU)111Cの終了ア
ドレスがパラメータ(VTSM_PGCI_UT_E
A)として記載されている。また、図52に示すよう
に、ビデオタイトルセットメニューPGCIユニットサ
ーチポインタ(VTSM_LU_SRP)111Bに
は、ビデオタイトルセットメニュー言語コードがパラメ
ータ(VTSM_LCD)として記載され、また、ビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cの開始アドレスがパラメータ(VTSM_
LU_SA)として記述されている。更に、ビデオタイ
トルセットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)1
11Cには、図53に示すようにこのビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)1
11D、ビデオタイトルセットメニューPGC情報サー
チポイント(VTSM_PGCI_SRP)111E、
ビデオタイトルセットメニューPGC情報(VTSM_
PGCI)111Fから構成され、その順序で記述され
ている。ビデオタイトルセットメニュー言語ユニット情
報(VTSM_LUI)111Dには、このテーブル1
11Cの情報が記述され、(VTSM_PGCI_SR
P)111Eには、#1から#nまでのビデオタイトル
セットメニューに対応した順序で記述され、ビデオタイ
トルセットメニューのプログラムチェーンのカテゴリー
が記述がされているとともに#1から#nまでのビデオ
タイトルセットメニューに対応した順序で記述されたビ
デオタイトルセットメニューPGC情報サーチ情報(V
TSM_PGCI)111Fを検索するポインタに関す
る記述がされている。
【0150】ビデオタイトルセットメニューPGC情報
サーチ情報(VTSM_PGCI)111Fは、ビデオ
タイトルセットメニューのプログラムチェーンに関する
情報、即ち、VTSMプログラムチェーン情報(VTS
M_PGCI)を記述している。
【0151】より詳細には、ビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)111Dに
は、図54に示すように、VTSMプログラムチェーン
情報(VTSM_PGCI)111Fの数がパラメータ
(VTSM_PGCI_Ns)として記載され、また、
ビデオタイトルセットメニュー言語ユニット情報(VT
SM_LUI)111Dの終了アドレスがパラメータ
(VTSM_LUI_EA)として記載されている。ま
た、図55に示すように、ビデオタイトルセットメニュ
ーPGC情報サーチポイント(VTSM_PGCI_S
RP)111Eには、ビデオタイトルセットメニューの
プログラムチェーンのカテゴリーがパラメータ(VTS
M_PGC_CAT)として記載され、またVTSMプ
ログラムチェーン情報(VTSM_PGCI)111F
の開始アドレスがパラメータ(VTSM_PGCI_S
A)として記載されている。
【0152】ビデオタイトルセットメニューのプログラ
ムチェーンのカテゴリー(VTSM_PGC_CAT)
には、このPGCがエントリーされているか否かを示す
フラグ、およびメニューかを示すメニューIDが記述さ
れている。このメニューIDとしては、“0100”が
記述される場合、副映像メニューを意味し、“010
1”が記述される場合、オーディオメニューを意味し、
“0110”が記述される場合、アングルメニューを意
味し、“0111”が記述される場合、プログラムメニ
ューを意味している。
【0153】図12を参照して説明したようにセル84
は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の集
合とされ、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)8
5は、ナビゲーション(NV)パック86から始まるパ
ック列として定義される。従って、セル84中の最初の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(C_FVOBU_SA)は、NVパック8
6のスタートアドレスを表すこととなる。このNVパッ
ク86は、図56に示すようにパックヘッダ110、シ
ステムヘッダ111及びナビゲーションデータとしての
2つのパケット、即ち、再生制御情報(PCI)パケッ
ト116及びデータサーチ情報(DSI)パケット11
7から成る構造を有し、図56に示すようなバイト数が
各部に付り当てられ、1パックが1論理セクタに相当す
る2048バイトに定められている。また、このNVパ
ックは、そのグループオブピクチャー(GOP)中の最
初のデータが含まれるビデオパックの直前に配置されて
いる。オブジェクトユニット85がビデオパックを含ま
ない場合であってもNVパックがオーディオパック又は
/及び副映像パックを含むオブジェクトユニットの先頭
に配置される。このようにオブジェクトユニットがビデ
オパックを含まない場合であってもオブジェクトユニッ
トがビデオパックを含む場合と同様にオブジェクトユニ
ットの再生時間は、ビデオが再生される単位を基準に定
められる。
【0154】ここで、GOPとは、MPEGの規格で定
められ、既に説明したように複数画面を構成するデータ
列として定義される。即ち、GOPとは、圧縮されたデ
ータに相当し、この圧縮データを伸張させると動画を再
生することができる複数フレームの画像データが再生さ
れる。パックヘッダ110及びシステムヘッダ111
は、MPEG2のシステムレーヤで定義され、パックヘ
ッダ110には、パック開始コード、システムクロック
リファレンス(SCR)及び多重化レートの情報が格納
され、システムヘッダ111には、ビットレート、スト
リームIDが記載されている。PCIパケット116及
びDSIパケット117のパケットヘッダ112、11
4には、同様にMPEG2のシステムレーヤに定められ
ているようにパケット開始コード、パケット長及びスト
リームIDが格納されている。
【0155】他のビデオ、オーディオ、副映像パック8
8、89、80、91は、図57に示すようにMPEG
2のシステムレーヤに定められるように同様にパックヘ
ッダ120、パケットヘッダ121及び対応するデータ
が格納されたパケット122から構成され、そのパック
長は、2048バイトに定められている。これらの各パ
ックは、論理ブロックの境界に一致されている。
【0156】PCIパケット116のPCIデータ(P
CI)113は、VOBユニット(VOBU)85内の
ビデオデータの再生状態に同期してプレゼンテーショ
ン、即ち、表示の内容を変更する為のナビゲーションデ
ータである。即ち、PCIデータ(PCI)113に
は、図58に示されるようにPCI全体の情報としての
PCI一般情報(PCI_GI)アングル変更時におけ
る各飛び先アングル情報としてのアングル情報(NSL
S_AGLI)及びハイライト情報(HLI)が記述さ
れている。PCI一般情報(PCI_GI)には、図5
9に示されるようにPCI113が記録されているVO
BU85の論理セクタからの相対的論理ブロック数でそ
のPCI113が記録されているNVパック(NV_P
CK)86のアドレス(NV_PCK_LBN)が記述
されている。また、PCI一般情報(PCI_GI)に
は、VOBU85のカテゴリー(VOBU_CAT)、
VOBU85のスタートPTM(VOBU_SPTM)
及び終了PTM(VOBU_EPTM)が記述されてい
る。ここで、VOBU85のスタートPTM(VOBU
_SPTM)は、当該PCI113が含まれるVOBU
85中のビデオデータの再生開始時間(スタートプレゼ
ンテーションタイムスタンプ(SPTM))を示してい
る。この再生開始時間は、VOBU85中の最初の再生
開始時間である。通常は、最初のピクチャーは、MPE
Gの規格におけるIピクチャー(Intra−Pict
ure)の再生開始時間に相当する。VOBU85の終
了PTM(VOBU_EPTM)は、当該PCI113
が含まれるVOBU85の再生終了時間(終了プレゼン
テーションタイムスタンプ(EPTM))を示してい
る。
【0157】アングル情報(NSML_AGLI)に
は、図60に示すようにアングルの数だけ飛び先のアン
グルセルの開始アドレス(NSML_AGL_C_DS
TA)が記載され、その開始アドレスは、PCI113
が記録されたNVパック86の論理セクタからの相対的
論理セクタで記述されている。このアングル情報(NS
ML_AGLI)に基づくアングルの変更の場合には、
図61に示すように当該PCI113が記録されている
VOBU85の再生時間と等しい他のアングルブロック
内のVOBU85のスタートアドレス、或いは、再生時
間が手前の最も近い再生時間を有する他のアングルブロ
ック内のVOBU85のスタートアドレス(NSML_
AGL_C_DSTA)がこのアングル情報(NSML
_AGLI)に記述される。
【0158】このようなアングルセルの開始アドレス
(NSML_AGL_C_DSTA)の記述によれば、
具体的には、次のようなアングルの変更が実現される。
ここで、野球の試合でピッチヤーが投げてからバッター
が打ち、その打球がホームランとなるまでの一連の時間
が連続した場面を想定してアングルの変更を説明する。
ここで、PCI113によって制御されるアングルセル
(ANG_C#j)は、図61に示すようにビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85の単位で変更するこ
とができる。図61には、再生順序に従ってビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85に再生順序に従った
番号が付されているが、あるアングルセル(ANG_C
#j)の再生番号nに相当するビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU#n)85は、他のアングルセル(AN
G_C#1)84或いは、アングルセル(ANG_C#
9)84に相当する再生番号nのビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU#n)85とは、同一時刻或いはそれ
以前の最も近い異なるシーンに関するビデオデータが格
納されている。あるアングルセル(ANG_C#j)8
4には、ピッチヤー及びバッターの入った全景が画面に
映し出され、一連の動作が映し出されるビデオデータと
してVOBU85が連続して配列され、また、アングル
セル(ANG_C#1)84には、打者の打撃フォーム
を鑑賞する為にバッターのみが画面に映し出されるビデ
オデータとしてVOBU85が連続して配列され、更
に、アングルセル(ANG_C#9)には、ピッチャー
の表情のみが画面に映し出されるビデオデータとしてV
OBU85が連続して配列されていると仮定する。始め
にアングルセル#j(AGL_C#j)をユーザが鑑賞
していて打った瞬間にアングルセル#1に変更すると、
即ち、打った瞬間にアングルを打者のみが映し出される
アングルに変更すると、打った後の打者のみの画面に変
更されないで、打撃が始まる前の打者がバットを振り始
めてからの画面に変更されることとなる。また、始めに
アングルセル#j(AGL_C#i)を鑑賞していて打
った瞬間にアングルセル#9に変更すると、即ち、打っ
た瞬間にアングルをピッチヤーのみが映し出されるアン
グルに変更すると、打った瞬間の打たれたピッチヤーの
表情が画面に表示され、ピッチヤーの心理的な変化を鑑
賞することができる。
【0159】図56に示したDSIパケット117のD
SIデータ(DSI)115は、VOBユニット(VO
BU)85のサーチを実行する為のナビゲーションデー
タである。DSIデータ(DSI)115には、図62
に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)、アング
ル情報(SML_AGLI)、VOBユニットのサーチ
情報(VOBU_SRI)及び同期再生情報(SYNC
I)が記述されている。
【0160】DSI一般情報(DSI_GI)は、その
DSI115全体の情報が記述されている。即ち、図6
3に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)には、
NVパック86のシステム時刻基準参照値(NV_PC
K_SCR)が記載されている。このシステム時刻基準
参照値(NV_PCK_SCR)は、図1に示す各部に
組み込まれているシステムタイムクロック(STC)に
格納され、このSTCを基準にビデオ、オーディオ及び
副映像パックがビデオ、オーディオ及び副映像デコーダ
部58、60、62でデコードされ、映像及び音声がモ
ニタ部6及びスピーカ部8で再生される。DSI一般情
報(DSI_GI)には、DSI115が記録されてい
るVOBセット(VOBS)82の先頭論理セクタから
の相対的論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記
録されているNVパック(NV_PCK)86のスター
トアドレス(NV_PCK_LBN)が記載され、VO
Bユニット(VOBU)の先頭論理セクタからの相対的
論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記録されて
いるVOBユニット(VOBU)85中の最終パックの
アドレス(VOBU_EA)が記載されている。
【0161】更に、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSI115が記録されているVOBユニット(V
OBU)の先頭論理セクタからの相対的論理セクタ数
(RLSN)でこのVOBU内での最初のIピクチャー
の最終アドレスが記録されているVパック(V_PC
K)88の終了アドレス(VOBU_IP_EA)が記
載され、当該DSI115が記録されているVOBU8
3の識別番号(VOBU_IP_IDN)及び当該DS
I115が記録されているセルの識別番号(VOBU_
C_IDN)が記載されている。
【0162】アングル情報(SML_AGLI)には、
PCI113のアングル情報(NSML_AGLI)と
同様に図64に示すようにアングルの数だけ飛び先のア
ングルセルの開始アドレス(SML_AGL_C_DS
TA)が記載され、その開始アドレスは、当該DSI1
15が記録されたNVパック86の論理セクタからの相
対的論理セクタで記述されている。このアングル情報
(SML_AGLI)に基づくアングルの変更の場合に
は、図65に示すように当該DSI115が記録されて
いるVOBU85の再生時間以後の他のアングルブロッ
ク内のセル84のスタートアドレスがこのアングル情報
(SML_AGLI)に記述される。
【0163】DSIのアングル情報(SML_AGL
I)を用いた場合には、PCIがビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)で変更可能なのに対してセル単位で
アングルが変更され、時間的に連続してシーンが変更さ
れる。即ち、PSIのアングル情報(SML_AGL
I)が時間的に不連続なアングルの変更が記述されるに
対してDSIのアングル情報(SML_AGLI)に
は、時間的に連続するアングルの変更が記述される。上
述した野球の例を用いてアングルの具体例を説明すれば
次のようなアングルの変更が実現される。アングルセル
#j(AGL_C#j)84は、ピッチャーが投げてこ
の球をバッターが打ち、この打球がホームランとなるシ
ーンの連続が内野側から撮影された画像データのストリ
ームであり、アングルセル#1は、同様の場面が外野側
から撮影された画像データストリームであるとする。ま
た、アングルセル#9は、同様の場面についてバッター
が属するチームの様子を撮影した画像データストリーム
であるとする。アングルセル#j(AGL_C#j)を
鑑賞していて打った瞬間にアングルセル#1に変更する
と、即ち、打った瞬間に外野側からのシーンに変更する
と、バッターの打撃の後に時間的に連続する外野に打球
が飛んでくる画面に変更することができる。また、始め
にアングルセル#j(AGL_C#i)を鑑賞していて
ホームランとなった瞬間にアングルセル#9に変更する
と、即ち、バッターの属するチームの様子が映し出され
るアングルに変更すると、ホームランで大騒ぎとなった
チームの様子及び監督の表情が画面に表示される。この
ようにPCI113のアングル情報(NSML_AGL
I)とDSI115のアングル情報(SML_AGL
I)を用いた場合には、明らかに異なるシーンが再現さ
れることとなる。
【0164】VOBU85のサーチ情報(VOBU_S
I)には、図66に示すようにセル内の先頭アドレスを
特定する為の情報が記述される。即ち、VOBU85の
サーチ情報(VOBU_SI)には、図66に示すよう
に当該DSI115を含むVOBユニット(VOBU)
85を基準にその再生順序に従ってフォワードアドレス
[データ](FWDANn)として+1から+20、+
60、+120及び+240までのVOBユニット(V
OBU)85の[有無及びある場合にはその]スタート
アドレス(A_FWDn)が当該VOBユニットの先頭
論理セクタからの相対的な論理セクタ数で記載されてい
る。
【0165】このフォワードアドレス(FWDANn)
は、図67に示すように32ビットで表現され、ビット
番号29(b29)からビット番号0(b0)には、そ
のアドレス、例えば、フォワードアドレス10(FWD
A10)のアドレスが記述され、そのフォワードアドレ
ス(FWDANn)の先頭には、ビデオデータがそのフ
ォワードアドレス(FWDANn)に相当するビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)85内にビデオデータ
があるかを示すフラグ(V_FWD_Exist1)及
び当該ビデオオブジェクトとフォワード先のビデオオブ
ジェクトユニットとの間にビデオデータがあるかを示す
フラグ(V_FWD_Exist2)が記述されてい
る。即ち、V_FWD_Exist1がビット番号(b
31)に相当し、このフラグが0である場合には、ビッ
ト番号29からビット番号0に記述されたフォワードア
ドレス(FWDANn)で指定されるビデオオブジェク
トユニット(VOBU)85には、ビデオデータがない
旨を意味し、このフラグが1である場合には、ビット番
号29からビット番号0に記述されたフォワードアドレ
ス(FWDANn)で指定されるビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85には、ビデオデータがある旨を
意味している。例えば、フォワードアドレス10(FW
DA10)にビデオデータがある場合には、ビット31
番のV_FWD_Exist1には、1のフラグが立
ち、そのアドレスにビデオデータがない場合には、ビッ
ト31番のV_FWD_Exist1には、0が記述さ
れる。また、V_FWD_Exist2がビット番号
(b30)に相当し、このフラグが0である場合には、
ビット番号29からビット番号0に記述されたフォワー
ドアドレス(FWDANn)で指定されるビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU)85とこのフォワードアド
レスを記載しているDSI115が含まれるビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85との間のビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85のいずれかにも、ビ
デオデータがない旨を意味し、このフラグが1である場
合には、そのビデオオブジェクトユニット(VOBU)
85には、ビデオデータがその間のいずれかのビデオオ
ブジェクトユニットある旨を意味している。例えば、フ
ォワードアドレス10(FWDA10)のビデオオブジ
ェクトユニットとフォワードアドレス0に相当するフォ
ワードアドレス10を記述したDSI115が含まれる
ビデオオブジェクトユニット85との間のフォワード1
からフォワード9に相当する複数のビデオオブジェクト
ユニットにビデオデータがある場合には、ビット30番
のV_FWD_Exist2には、1のフラグが立ち、
そのアドレスににビデオデータがない場合には、ビット
30番のV_FWD_Exist2には、0が記述され
る。
【0166】また、同様にVOBU85のサーチ情報
(VOBU_SI)には、図66に示すように当該DS
I115を含むVOBユニット(VOBU)85を基準
にその再生順序とは逆方向にバックワードデータ(BW
DA)として−1から−20、−60、−120及び−
240までのVOBユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(A_BWDn)が当該VOBユニット(V
OBU)85の先頭論理セクタからの相対的な論理セク
タ数で記載されている。
【0167】このバックワードアドレス(BWDAN
n)は、図68に示すように32ビットで表現され、ビ
ット番号29(b29)からビット番号0(b0)に
は、そのアドレス、例えば、バックワードアドレス10
(BWDA10)のアドレスが記述され、そのバックワ
ードアドレス(BWDANn)の先頭には、ビデオデー
タがそのバックワードアドレス(BWDANn)に相当
するビデオオブジェクトユニット(VOBU)85内に
ビデオデータがあるかを示すフラグ(V_BWD_Ex
ist1)及び当該ビデオオブジェクトとバックワード
先のビデオオブジェクトユニットとの間にビデオデータ
があるかを示すフラグ(V_BWD_Exist2)が
記述されている。即ち、V_BWD_Exist1がビ
ット番号(b31)に相当し、このフラグが0である場
合には、ビット番号29からビット番号0に記述された
バックワードアドレス(BWDANn)で指定されるビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデ
オデータがない旨を意味し、このフラグが1である場合
には、ビット番号29からビット番号0に記述されたバ
ックワードアドレス(BWDANn)で指定されるビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデオ
データがある旨を意味している。例えば、バックワード
アドレス10(BWDA10)にビデオデータがある場
合には、ビット31番のV_BWD_Exist1に
は、1のフラグが立ち、そのアドレスにビデオデータが
ある場合には、ビット31番のV_BWD_Exist
1には、0が記述される。また、V_BWD_Exis
t2がビット番号(b30)に相当し、このフラグが0
である場合には、ビット番号29からビット番号0に記
述されたバックワードアドレス(BWDANn)で指定
されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)85と
このバックワードアドレスを記載しているDSI115
が含まれるビデオオブジェクトユニットとの間のビデオ
オブジェクトユニットのいずれも、ビデオデータがない
旨を意味し、このフラグが1である場合には、そのビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデオ
データがある旨を意味している。例えば、バックワード
アドレス10(BWDA10)のビデオオブジェクトユ
ニットとバックワードアドレス0に相当するバックワー
ドアドレス10との間のビデオオブジェクトユニット8
5のいずれかにビデオデータがある場合には、ビット3
0番のV_BWD_Exist2には、1のフラグが立
ち、そのアドレスにビデオデータがない場合には、ビッ
ト30番のV_BWD_Exist2には、0が記述さ
れる。
【0168】同期情報(SYNCI)には、DSI11
5が含まれるVOBユニット(VOBU)のビデオデー
タの再生開始時間と同期して再生する副映像及びオーデ
ィオデータのアドレス情報が記載される。即ち、図69
に示すようにDSI115が記録されているNVパック
(NV_PCK)86からの相対的な論理セクタ数(R
LSN)で目的とするオーディオパック(A_PCK)
91のスタートアドレス(A_SYNCA)が記載され
る。オーディオストリームが複数(最大8)ある場合に
は、その数だけ同期情報(SYNCI)が記載される。
また、同期情報(SYNCI)には、目的とするオーデ
ィオパック(SP_PCK)91を含むVOBユニット
(VOBU)85のNVパック(NV_PCK)86の
アドレス(SP_SYNCA)がDSI115が記録さ
れているNVパック(NV_PCK)86からの相対的
な論理セクタ数(RLSN)で記載されている。副映像
ストリームが複数(最大32)ある場合には、その数だ
け同期情報(SYNCI)が記載される。
【0169】図70を用いて複数の副映像パケットの副
映像データにより構成される副映像ユニットについて説
明する。1GOP内に十数画面分の静止画のデータ(た
とえば字幕)としての副映像ユニットが記録できるよう
になっている。副映像ユニットは、副映像ユニットヘッ
ダ(SPUH)、ランレングスデータで構成される画素
データ(PXD)、表示制御シーケンステーブル(DC
SQT)により構成されている。
【0170】副映像ユニットヘッダ(SPUH)には、
図71に示すように、副映像ユニットのサイズ(SPD
SZ)と表示制御シーケンステーブルのスタートアドレ
ス(SPDCSQTA)とが記述されている。
【0171】表示制御シーケンステーブル(DCSQ
T)には、図72に示すように、経過時刻順に表示制御
シーケンス(DCSQ)が記述されている。
【0172】各表示制御シーケンス(DCSQ)には、
図73に示すように、次の表示制御シーケンスのスター
トアドレス(SPNDCSQA)、1つ以上の表示制御
コマンド(SPDCCMD)が記述されている。
【0173】表示制御コマンド(SPDCCMD)は、
画素データの強制表示スタートタイミングを設定コマン
ド(FSTA DSP)、画素データの表示スタートタ
イミングを設定コマンド(STA DSP)、画素デー
タの表示エンドタイミングを設定コマンド(STP
SP)、画素データのカラーコードを設定コマンド(S
ET COLOR)、画素データと主映像とのコントラ
スト比を設定コマンド(SET CONTR)、画素デ
ータの表示領域を設定コマンド(SET DARE
A)、画素データの表示スタートアドレスを設定コマン
ド(SET DSPXA)、画素データの色変化および
コントラスト変化を設定コマンド(CHG COLCO
N)、表示制御コマンドの終了コマンド(CMD EN
D)からなる。
【0174】コマンド(STA DSP)は、副映像デ
ータの表示開始を指定する命令であり、副映像ユニット
ヘッダを含む副映像パケットに記述されているPTMか
らのオフセットPTMで記述される(スタートPT
M)。コマンド(STP DSP)は、副映像データの
表示停止を指定する命令であり、副映像ユニットヘッダ
を含む副映像パケットに記述されているPTMからのオ
フセットPTMで記述される(ストップPTM)。
【0175】このスタートPTMとストップPTMは、
同時時間帯に再生される主映像データやオーディオデー
タのPTMよりも任意の所定時間遅延して設定されてい
る。
【0176】図1に示す上記システムプロセッサ部54
には、パケットの種別を判断してそのパケット内のデー
タを各デコーダへ転送するパケット転送処理部200を
有している。このパケット転送処理部200は、図74
に示すように、メモリインターフェース部(メモリI/
F部)191、スタッフィング長検知部192、パック
ヘッダ終了アドレス算出部193、パック種別判別部1
94、パケットデータ転送制御部195、およびデコー
ダインターフェース部(デコーダI/F部)196によ
り構成されている。
【0177】メモリI/F部191は、データRAM部
56からのパックデータをデータバスによりスタッフィ
ング長検知部192、パック種別判別部194、パケッ
トデータ転送制御部195、およびデコーダI/F部1
96へ出力するものである。
【0178】スタッフィング長検知部192は、メモリ
I/F部191から供給されるパックデータ中のパック
ヘッダ120内のスタッフィング長が何バイトであるか
を検知するものであり、この検知結果はパックヘッダ終
了アドレス算出部193に出力される。
【0179】パックヘッダ終了アドレス算出部193
は、スタッフィング長検知部192から供給されるスタ
ッフィング長により、パックヘッダ終了アドレスを算出
するものであり、この算出結果はパック種別判別部19
4およびパケットデータ転送制御部195に出力され
る。
【0180】パック種別判別部194は、パックヘッダ
終了アドレス算出部193から供給されるパックヘッダ
終了アドレスに従って、上記メモリI/F部191から
供給されるパックデータ中のそのアドレスの次に供給さ
れる4バイトのデータの内容により、ビデオパック8
8、オーディオパック91、副映像パック90、NVパ
ック86のいずれであるかを判別するものであり、この
判別結果はパケットデータ転送制御部195に出力され
る。
【0181】パケットデータ転送制御部195は、パッ
クヘッダ終了アドレス算出部193から供給されるパッ
クヘッダ終了アドレスとパック種別判別部194から供
給されるパック種別の判別結果に応じて、転送先とパケ
ットスタートアドレスを判断し、さらに供給されるパッ
クデータのパケットヘッダ121内のパケット長を判断
するものである。さらに、パケットデータ転送制御部1
95は、転送コントロール信号としての転送先を示す信
号をデコーダI/F部196に供給し、パケットスター
トアドレスからパケット終了アドレスがメモリI/F部
191に供給されるようになっている。
【0182】デコーダI/F部196は、パケットデー
タ転送制御部195から供給される転送コントロール信
号に応じて、メモリI/F部191からパケットデータ
転送制御部195に制御されて供給されるパケットヘッ
ダ121を含むパケットデータとしての、ビデオデー
タ、オーディオデータ、副映像データを、対応するデコ
ーダ部58、60、62に出力したり、パケットデータ
としてのナビゲーションデータ及びコンピュータデータ
をデータRAM部56に出力するものである。
【0183】次に、パケット転送処理部200の処理を
説明する。
【0184】すなわち、データRAM部56から読出さ
れたパックデータがメモリI/F部191を介してスタ
ッフィング長検知部192、パック種別判別部194、
パケットデータ転送制御部195、およびデコーダI/
F部196に供給される。
【0185】これにより、スタッフィング長検知部19
2によって、スタッフィング長が検知され、そのスタッ
フィング長を示すデータがパックヘッダ終了アドレス算
出部193に出力される。
【0186】パックヘッダ終了アドレス算出部193は
供給されるスタッフィング長により、パックヘッダ終了
アドレスを算出し、このパックヘッダ終了アドレスがパ
ック種別判別部194、パケットデータ転送制御部19
5に供給される。
【0187】パック種別判別部194は、供給されるパ
ックヘッダ終了アドレスに従って、そのアドレスの次に
供給される4〜6バイトのデータの内容により、NVパ
ック86、ビデオパック88、ドルビーAC3のオーデ
ィオパック91、リニアPCMのオーディオパック9
1、副映像パック90のいずれであるかを判別し、この
判別結果がパケットデータ転送制御部195に供給され
る。
【0188】すなわち、プライベートストリーム2を示
す1バイトのストリームIDが供給された場合、NVパ
ック86と判別し、ビデオストリームを示す1バイトの
ストリームIDによりビデオパック88と判別し、プラ
イベートストリーム1を示す1バイトのストリームID
によりドルビーAC3のオーディオパック91、リニア
PCMのオーディオパック91、副映像パック90のい
ずれかであると判別する。
【0189】また、ストリームIDがプライベートスト
リーム1の際に、パケットヘッダ121に続くサブスト
リームIDにより、リニアPCMのオーディオパック、
ドルビーAC3のオーディオパック、あるいは副映像ス
トリームと判別するとともに、そのストリーム番号を判
別する。
【0190】そして、パケットデータ転送制御部195
は、供給されるパック種別の判別結果とパックヘッダ終
了アドレスに応じて、転送先とパケットスタートアドレ
スを判断し、さらに供給されるパックデータのパケット
ヘッダ121内のパケット長を判断する。これにより、
パケットデータ転送制御部195は、転送コントロール
信号としての転送先を示す信号をデコーダI/F部19
6に供給し、パケットスタートアドレスからパケット終
了アドレスがメモリI/F部191に供給される。
【0191】したがって、実質的に有効なパケットデー
タが、メモリI/F部191からデータバスを介して、
デコーダI/F部196に供給され、その後、その種別
に応じた転送先としての各デコーダ部58、60、62
あるいはデータRAM部56に転送される。
【0192】すなわち、ビデオデータのパケットデータ
はビデオデコーダ部58へ転送され、オーディオデータ
のパケットデータはオーディオデコーダ部60へ転送さ
れ、副映像データのパケットデータは副映像デコーダ部
62へ転送される。
【0193】この際、上記パックデータが一定長のた
め、データRAM部56での記憶状態がつまり開始アド
レスが一定間隔なため、データRAM部56内のパック
データの先頭が常に同じ間隔のアドレスに保存される事
となり、パックデータの管理がアドレス管理せずに、パ
ック番号だけの管理で良い。
【0194】尚、データの種別の判別過程では、データ
がビデオデータの再生位置等を示すNVデータとしての
PCIデータおよびDSIデータの場合には、このNV
データはデコーダへは転送されず、このNVデータは、
データRAM部56に格納される。このNVデータは、
システムCPU部50によって必要に応じて参照されて
ビデオデータの特殊再生をする際に利用される。この
際、PCIデータとDSIデータとはそれらに付与され
ているサブストリームIDにより識別されるようになっ
ている。
【0195】また、1つのセルの再生が終了すると、次
に再生するセル情報がプログラムチェーンデータ中のセ
ル再生順序情報から取得し、同様にして再生が続けられ
る。
【0196】次に、メニューの再生処理について、図1
を参照して図7から図69に示す論理フォーマットを有
する光ディスク10を用いて説明する。尚、図1におい
てブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、破線
の矢印は、制御バスを示している。
【0197】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入され、光ディスク10が装填されると、
システム用ROM及びRAM部52からシステムCPU
部50は、初期動作プログラムを読み出し、ディスクド
ライブ部30を作動させる。従って、ディスクドライブ
部30は、リードイン領域27から読み出し動作を開始
し、リードイン領域27に続く、ISOー9660等に
準拠してボリュームとファイル構造を規定したボリュー
ム及びファイル構造領域70が読み出される。即ち、シ
ステムCPU部50は、ディスクドライブ部30にセッ
トされた光ディスク10の所定位置に記録されているボ
リューム及びファイル構造領域70を読み出す為に、デ
ィスクドライブ部30にリード命令を与え、ボリューム
及びファイル構造領域70の内容を読み出し、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に一旦
格納する。システムCPU部50は、データRAM部5
6に格納されたパステーブル及びディレクトリレコード
を介して各ファイルの記録位置や記録容量、サイズ等の
情報やその他管理に必要な情報としての管理情報を抜き
出し、システム用ROM&RAM部52の所定の場所に
転送し、保存する。
【0198】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から各ファイルの記録位置や記
録容量の情報を参照してファイル番号0番から始まる複
数ファイルから成るビデオマネージャー71を取得す
る。即ち、システムCPU部50は、システム用ROM
及びRAM部52から取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ルートディレクトリ上に存在す
るビデオマネージャー71を構成する複数ファイルの位
置及びサイズを取得し、このビデオマネージャー71を
読み出し、システムプロセッサ部54を介して、データ
RAM部56に格納する。
【0199】この後、システムCPU部50は、図7
5、76のフローチャートに示すように、光ディスク1
0内の総タイトル数、各タイトルごとのチャプタ数(プ
ログラム数)、各タイトルごとのオーディオストリーム
数とオーディオストリームの言語、各タイトルごとの副
映像ストリーム数と副映像ストリームの言語を検出す
る。
【0200】すなわち、システムCPU部50は、ビデ
オマネージャー71の第2番目のテーブルであるタイト
ルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79がサ
ーチされる(ステップS51)。システムCPU部50
は、タイトルサーチポインタテーブル(TT_SRP
T)79内のタイトルサーチポインターテーブルの情報
(TT_SRPTI)92に記載されているタイトルサ
ーチポインタの数(TT_Ns)により光ディスク10
内の総タイトル数を得る(ステップS52)。
【0201】また、システムCPU部50は、タイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79内の各
タイトルサーチポインタ(TT_SRP)93に記載さ
れているチャプタ数(プログラム数)としてのパートオ
ブタイトル数(PTT_Ns)により各タイトルごとの
チャプタ数(プログラム数)を得る(ステップS5
3)。
【0202】また、システムCPU部50は、各タイト
ルサーチポインタ(TT_SRP)93に記載されてい
るビデオタイトルセット72のスタートアドレス(VT
S_SA)を用いて各ビデオタイトルセット72の第1
番目のテーブルであるビデオタイトルセット情報(VT
SI)94内のビデオタイトルセットダイレクトアクセ
スポインタテーブル(VTS_PTT_SRPT)99
がサーチされる(ステップS54)。システムCPU部
50は、各ビデオタイトルセット72ごとのテーブル
(VTS_DAPT)99に記載されているオーディオ
ストリームの数(VTS_AST_Ns)により各タイ
トルごとのオーディオストリーム数を得、副映像ストリ
ームの数(VTS_SPST_Ns)により各タイトル
ごとの副映像ストリームの数を得る(ステップS5
5)。
【0203】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとのテーブル(VTS_DAP
T)99のオーディオストリーム属性(VTS_AST
_ATR)に記載されているオーディオストリームごと
のオーディオの言語コードにより、各タイトルのオーデ
ィオストリームごとの言語を得る(ステップS56)。
【0204】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとのテーブル(VTS_DAP
T)99の副映像ストリーム属性(VTS_SPST_
ATR)に記載されている副映像ストリームごとの副映
像の言語コードにより、各タイトルの副映像ストリーム
ごとの言語を得る(ステップS57)。
【0205】また、システムCPU部50は、ビデオマ
ネージャー71のビデオマネージャー情報(VMGM)
75内の第4番目のテーブルであるビデオマネージャー
メニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PGC
I_UT)81がサーチされる(ステップS58)。こ
のサーチによって再生装置に設定されている言語と同一
の言語コードが記述されているビデオマネージャーメニ
ューPGCIユニットサーチポインタ(VMGM_LU
_SRP)81Bがサーチされる(ステップS59)。
【0206】同一の言語コードが記述されているビデオ
マネージャーメニューPGCIユニットサーチポインタ
(VMGM_LU_SRP)81Bがサーチされた際
に、システムCPU部50は、そのポインタ(VMGM
_LU_SRP)81Bに対応するビデオマネージャー
メニュー言語ユニット(VMGM_LU)81C内のビ
デオマネージャーメニューPGC情報サーチポインタ
(VMGM_PGCI_SRP)81Eの各ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンのカテゴリー
(VMGM_PGC_CAT)ごとに記載されているメ
ニューIDをサーチし(ステップS60)、このサーチ
によりルートメニューとしてのメインメニューが存在し
ているか否かを判断するとともに、タイトルメニュー
(ビデオタイトルセットメニュー)が存在しているか否
かを判断する(ステップS61)。
【0207】メインメニューが存在している場合、シス
テムCPU部50は、そのルートメニューのメニューI
Dが記載されているビデオマネージャーメニューPGC
情報サーチポインタ(VMGM_PGCI_SRP)8
1Eの1つに記載されているVMGMプログラムチェー
ン情報(VMGM_PGCI)81Fの開始アドレスが
パラメータ(VMGM_PGCI_SA)により、対応
するVMGMプログラムチェーン情報(VMGM_PG
CI)81Fの内容を読出し、このVMGMプログラム
チェーン情報(VMGM_PGCI)81Fに記載され
ている先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)8
5のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)をメイ
ンメニューのスタートアドレスとしてメモリテーブル5
6Aに記憶する(ステップS62)。
【0208】また、タイトルメニューが存在している場
合、システムCPU部50は、そのタイトルメニューの
メニューIDが記載されているビデオマネージャーメニ
ューPGC情報サーチポインタ(VMGM_PGCI_
SRP)81Eの1つに記載されているVMGMプログ
ラムチェーン情報(VMGM_PGCI)81Fの開始
アドレスがパラメータ(VMGM_PGCI_SA)に
より、対応するVMGMプログラムチェーン情報(VM
GM_PGCI)81Fの内容を読出し、このVMGM
プログラムチェーン情報(VMGM_PGCI)81F
に記載されている先頭ビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85のスタートアドレス(C_FVOBU_S
A)をタイトルメニューのスタートアドレスとしてメモ
リテーブル56Aに記憶する(ステップS63)。
【0209】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとの第1番目のテーブルであるビ
デオタイトルセット情報(VTSI)94内のビデオタ
イトルセットメニューPGCIユニットテーブル(VT
SM_PGCI_UT)111がサーチされる(ステッ
プS64)。このサーチによって再生装置に設定されて
いる言語と同一の言語コードが記述されているビデオタ
イトルセットメニューPGCIユニットサーチポインタ
(VTSM_LU_SRP)111Bがサーチされる
(ステップS65)。
【0210】同一の言語コードが記述されているビデオ
タイトルセットメニューPGCIユニットサーチポイン
タ(VTSM_LU_SRP)111Bがサーチされた
際に、システムCPU部50は、そのポインタ(VTS
M_LU_SRP)111Bに対応するビデオタイトル
セットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)111
C内のビデオタイトルセットメニューPGC情報サーチ
ポインタ(VTSM_PGCI_SRP)111Eの各
ビデオタイトルセットメニューのプログラムチェーンの
カテゴリー(VTSM_PGC_CAT)ごとに記載さ
れているメニューIDをサーチし(ステップS66)、
このサーチにより副映像メニュー、オーディオメニュ
ー、アングルメニュー、チャプター(プログラム)メニ
ューが存在しているか否かを判断するとともに、タイト
ルメニューが存在しているか否かを判断する(ステップ
S67)。
【0211】それらのメニューが存在している場合、シ
ステムCPU部50は、そのメニューIDが記載されて
いるビデオタイトルセットメニューPGC情報サーチポ
インタ(VTSM_PGCI_SRP)111Eの1つ
に記載されているVTSMプログラムチェーン情報(V
TSM_PGCI)111Fの開始アドレスがパラメー
タ(VTSM_PGCI_SA)により、対応するVT
SMプログラムチェーン情報(VTSM_PGCI)1
11Fの内容を読出し、このVTSMプログラムチェー
ン情報(VTSM_PGCI)111Fに記載されてい
る先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
スタートアドレス(C_FVOBU_SA)を対応する
メニューのスタートアドレスとしてメモリテーブル56
Aに記憶する(ステップS68)。
【0212】これにより、各ビデオタイトルセット72
ごとの副映像メニュー、オーディオメニュー、アングル
メニュー、チャプター(プログラム)メニューのスター
トアドレスがメモリテーブル56Aに記憶される。
【0213】この結果、メモリテーブル56Aには、図
77に示すように、再生装置に設定されている言語に対
応した各メニューに対応するスタートアドレスが記憶さ
れる。
【0214】したがって、リモートコントロール5のメ
ニューキー5kが投入された際、システムCPU部50
は、メインメニューの再生を判断し、メインメニューが
存在しているか否かを判断する。この判断の結果、メイ
ンメニューが存在していると判断した場合、システムC
PU部50は、メモリテーブル56Aのメインメニュー
に対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_FVO
BU_SA)を読出し、このアドレスに対応するメイン
メニューのデータを光ディスク10のビデオマネージャ
ーメニュー(VMGM)75の為のビデオオブジェクト
セット(VMGM_VOBS)76に対応する領域から
読出し、再生する。この再生されたデータは、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に図7
8に示すような、メインメニューの画像が再現されると
ともにスピーカ部8から音声が再生される。
【0215】また、リモートコントロール5のタイトル
キー5lが投入された際、あるいは上記メインメニュー
が再生されている状態で、タイトルに対応する「1」キ
ーが投入された際、あるいは通常の再生の開始時に、シ
ステムCPU部50は、タイトルメニューの再生を判断
し、タイトルメニューが存在しているか否かを判断す
る。この判断の結果、タイトルメニューが存在している
と判断した場合、メモリテーブル56Aのタイトルメニ
ューに対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85のスタートアドレス(C_F
VOBU_SA)を読出し、このアドレスに対応するタ
イトルメニューのデータを光ディスク10のビデオマネ
ージャーメニュー(VMGM)75の為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76に対応する領
域から読出し、再生する。この再生されたデータは、シ
ステムプロセッサ部54を介して、データRAM部56
に入力される。このデータセル84は、再生時間情報を
基にビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60
及び副映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、
D/A及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6
に図79の(a)に示すような、タイトルメニューの画
像が再現されるとともにスピーカ部8から音声が再生さ
れる。
【0216】また、メインメニューが再生されている状
態で、チャプタに対応する「2」キーが投入された際、
あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、シス
テムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対
応するチャプタメニューの再生を判断し、チャプタメニ
ューが存在しているか否かを判断する。この判断の結
果、チャプタメニューが存在していると判断した場合、
メモリテーブル56Aのチャプタメニューに対応して記
憶されている先頭ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)
を読出し、このアドレスに対応するチャプタメニューの
データを光ディスク10のビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の為のビデオオブジェクトセット(VT
SM_VOBS)95に対応する領域から読出し、再生
する。この再生されたデータは、システムプロセッサ部
54を介して、データRAM部56に入力される。この
データセル84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62に与えられてデコードされ、D/A及び再生処理
部64で信号変換されてモニタ部6に図79の(b)に
示すような、チャプタメニューの画像が再現されるとと
もにスピーカ部8から音声が再生される。
【0217】また、メインメニューが再生されている状
態で、オーディオに対応する「3」キーが投入された
際、あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、
システムCPU部50は、現在選択されているタイトル
に対応するオーディオメニューの再生を判断し、オーデ
ィオメニューが存在しているか否かを判断する。この判
断の結果、オーディオメニューが存在していると判断し
た場合、メモリテーブル56Aのオーディオメニューに
対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)85のスタートアドレス(C_FVOB
U_SA)を読出し、このアドレスに対応するオーディ
オメニューのデータを光ディスク10のビデオタイトル
セットメニュー(VTSM)の為のビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95に対応する領域から
読出し、再生する。この再生されたデータは、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に図7
9の(c)に示すような、オーディオメニューの画像が
再現されるとともにスピーカ部8から音声が再生され
る。
【0218】また、メインメニューが再生されている状
態で、副映像に対応する「4」キーが投入された際、あ
るいは通常再生によりタイトルが選択された後、システ
ムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対応
する副映像メニューの再生を判断し、副映像メニューが
存在しているか否かを判断する。この判断の結果、副映
像メニューが存在していると判断した場合、メモリテー
ブル56Aの副映像メニューに対応して記憶されている
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)を読出し、こ
のアドレスに対応する副映像メニューのデータを光ディ
スク10のビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
の為のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95に対応する領域から読出し、再生する。この再
生されたデータは、システムプロセッサ部54を介し
て、データRAM部56に入力される。このデータセル
84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ部58、オ
ーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に与
えられてデコードされ、D/A及び再生処理部64で信
号変換されてモニタ部6に図79の(d)に示すよう
な、副映像メニューの画像が再現されるとともにスピー
カ部8から音声が再生される。
【0219】また、メインメニューが再生されている状
態で、アングルに対応する「5」キーが投入された際、
あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、シス
テムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対
応するアングルメニューの再生を判断し、アングルメニ
ューが存在しているか否かを判断する。この判断の結
果、アングルメニューが存在していると判断した場合、
メモリテーブル56Aのアングルメニューに対応して記
憶されている先頭ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)
を読出し、このアドレスに対応するアングルメニューの
データを光ディスク10のビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の為のビデオオブジェクトセット(VT
SM_VOBS)95に対応する領域から読出し、再生
する。この再生されたデータは、システムプロセッサ部
54を介して、データRAM部56に入力される。この
データセル84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62に与えられてデコードされ、D/A及び再生処理
部64で信号変換されてモニタ部6に図79の(e)に
示すような、アングルメニューの画像が再現されるとと
もにスピーカ部8から音声が再生される。
【0220】したがって、システムCPU部50は、上
記取得した各メニューの位置データをデータRAM56
内のメニューテーブル56Aに格納しておくようにした
ので、、このテーブルを用いて必要なメニューの再生を
容易に行うことができる。
【0221】尚、システムCPU部50は、ビデオマネ
ージャー(VMGI)75の情報管理テーブル(VMG
I_MAT)78に記述されたビデオマネージャーメニ
ュー用のビデオ、オーディオ、副映像のストリーム数及
びそれぞれの属性情報を取得して属性情報を基に、各々
のビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及
び副映像デコーダ部62にビデオマネージャーメニュー
再生のためのパラメータを設定している。
【0222】また、国別対応やパレンタルレベルについ
ても上記同様にメニューを用いて選択できるようになっ
ている。国別対応の選択は、システムCPU部50によ
り設定されている国別コードと光ディスク10から読み
取った国別コードとを比較し、許可できる国別コードの
1つを選択するものである。パレンタルレベルの選択
は、システムCPU部50により設定されているパレン
タルレベルと光ディスク10から読み取ったパレンタル
レベルとを比較し、許可できるパレンタルレベルの1つ
を選択するものである。
【0223】次に、上記メニューが再生される際の処理
を、図80に示すフローチャートを参照しつつさらに詳
細に説明する。
【0224】すなわち、再生されるメニューに対するス
タートアドレスとしてのセル中の最初のVOBUのスタ
ートアドレス及びPGC番号、即ち、セル番号がシステ
ム用ROM/RAM部52に格納される(ステップS7
1)。
【0225】そして、ビデオタイトルセットの読み込み
準備が整った時点でリードコマンドがシステムCPU部
50からディスクドライブ部30に与えられ、上述した
スタートアドレスを基に光ディスク10がディスクドラ
イブ部30によってシークされる(ステップS72)。
このリードコマンドによって光ディスク10からは、指
定されたプログラムチェーン(PGC)に係るセルが次
々に読み出され、システムCPU部50及びシステム処
理部54を介してデータRAM部56に送られる(ステ
ップS73)。この送られたセルデータは、図12に示
すようにビデオオブジェクトユニット(VOBU)85
の先頭パックであるナビゲーションパック86からパッ
クがデータRAM部56に格納される。その後、ビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)のビデオパック8
8、オーディオパック91及び副映像パック90の各パ
ケットデータは、上記パケット転送処理部200により
夫々ビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60
及び副映像デコーダ部62に転送され、ナビゲーション
パック86のパケットデータとしてのPCIデータとD
SIデータはデータRAM部56に送られる(ステップ
S74)。
【0226】この結果、ビデオデコード部58でデコー
ドされた主映像データは、D/A&再生処理部64内の
画像合成部64Aに供給され、副映像デコード部62内
でデコードされた副映像データは、D/A&再生処理部
64内の画像合成部64Aに供給される。これにより、
画像合成部64Aで主映像データと副映像データが合成
され、その合成された画像がモニタ部6で表示される
(ステップS75)。
【0227】また、オーディオデコード部60でデコー
ドされたオーディオデータは、D/A&再生処理部64
に供給されることにより、スピーカ部8から上記メニュ
ーあるいは主映像に対応した音声が再生される(ステッ
プS75)。
【0228】次に、上記のようなメニューによりタイト
ル等が選択された状態において、図1を参照して図7か
ら図69に示す論理フォーマットを有する光ディスク1
0からのムービーデータの再生動作について、図81か
ら図85に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0229】すなわち、上述したメニューに対する設定
処理が行われた際に、つまりメニューによりタイトル等
が選択が行われる前に、システムCPU部50は、リー
ドインエリア27内のコントロールデータエリア27B
のエンドセクタ番号エリアに記載されているエンドセク
タ番号と、ボリューム及びファイル構造領域70内に記
述されるマイクロUDFのプライマリボリュームディス
クリプタのディスクリプタタグの内容とで、固有コード
を生成し(ステップS1)、この固有コードと再生状態
テーブル52Aの固有コードとを比較し(ステップS
2)、一致する固有コードが存在する場合(ステップS
3)、その固有コードに対応した種々の設定状態として
のタイトルの選択状態、チャプターの選択状態、オーデ
ィオデータの選択状態、副映像の選択状態、アングルの
選択状態、国別対応の状態、パレンタルレベルの選択状
態、オンスクリーンディスプレイの表示状況、中断位置
(中断時刻、再生スタート時間)を読出す(ステップS
4)。
【0230】これにより、システムCPU部50は、そ
れらの各選択状態と前回の中断位置一からの再生を行う
か否かの確認画面をモニタ部6を用いて案内表示する
(ステップS5)。
【0231】この案内表示に応じて、確認が指示された
際(ステップS6)、システムCPU部50は、上記各
選択状態に応じた設定状態にし、再生スタート時間がシ
ステムプロセッサ部54、ビデオデコーダ部58、オー
ディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62のシス
テムタイムクロック(STC)54A、58A、60
A、62Aに設定される(ステップS7)。また、スタ
ートアドレスとしてのセル中の最初のVOBUのスター
トアドレス及びPGC番号、即ち、セル番号がシステム
用ROM/RAM部52に格納される(ステップS
7)。
【0232】ついで、ステップS17に示すようにビデ
オタイトルセットの読み込み準備が整った時点でリード
コマンドがシステムCPU部50からディスクドライブ
部30に与えられ、上述したスタートアドレスを基に光
ディスク10がディスクドライブ部30によってシーク
される。このリードコマンドによって光ディスク10か
らは、指定されたプログラムチェーン(PGC)に係る
セルが次々に読み出され、システムCPU部50及びシ
ステム処理部54を介してデータRAM部56に送られ
る。この送られたセルデータは、図12に示すようにビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)85の先頭パッ
クであるナビゲーションパック86からパックがデータ
RAM部56に格納される。その後、ビデオオブジェク
トユニット(VOBU)のビデオパック88、オーディ
オパック91及び副映像パック90が夫々ビデオデコー
ダ部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコー
ダ部62に分配され、夫々のデコーダでデコードされて
D/A及びデータ再生部64に送られる。その結果、モ
ニタ部6に映像信号が送られ、スピーカ部8に音声信号
が送られ、副映像を伴った映像の表示が開始されるとと
もに音声の再現が開始される。
【0233】また、上記ステップS3で一致する固有コ
ードが存在しない場合、および上記ステップS6で確認
が指示されなかった場合、ビデオマネージャー情報(V
MGI)75がシステムCPU部50によってサーチさ
れてシステムROM/RAM部52に格納される(ステ
ップS12)。同様にこのビデオマネージャー情報(V
MGI)75に基づいてビデオタイトルセット(VT
S)72のビデオタイトルセット情報(VTSI)94
が読み込まれるとともにビデオタイトルセットメニュー
がそのビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95を利用して上述したようにモニタ部6に表示さ
れる。この表示を基にステップS13で示すように再生
すべきタイトルセット72及び再生条件の等をユーザー
が決定する。この決定したタイトルセット72をキー操
作/表示部4を用いて選択すると、ステップS14に示
すように選択したタイトルセット72中の図33に示す
プログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100から図40、図46及び図47に示すセル再
生情報テーブル(C_PBIT)107のデータがシス
テムCPU部50によって読み込まれ、これがシステム
ROM/RAM部52に格納される。
【0234】システムCPU部50は、ステップS15
に示すように、キー操作/表示部4あるいはリモートコ
ントローラ5から入力された再生条件に応じて再生を開
始するプログラムチェーン番号(VTS_PGC_N
s)、アングル番号(ANGNs)、オーディオストリ
ーム番号及び副映像ストリーム番号が上述したような各
メニューを用いて決定される。例えば、プログラムチェ
ーンとしてボクシングのワールドチャンピョン第11戦
がタイトルとして選定され、英語のナレーションの基に
副映像として日本語の字幕を映し出すことを決定する。
また、アングルとして常に両者の戦いが良く鑑賞できる
映像に決定する等の選択がユーザによって実行される。
この決定された副映像番号及びオーディオストリーム番
号がステップS16に示すようにシステムプロセッサ部
54のレジスタ54Bに設定される。同様に、再生スタ
ート時間がシステムプロセッサ部54、ビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62のシステムタイムクロック(STC)54A、5
8A、60A、62Aに設定される。また、スタートア
ドレスとしてのセル中の最初のVOBUのスタートアド
レス及びPGC番号、即ち、セル番号がシステム用RO
M/RAM部52に格納される。
【0235】ステップS17に示すようにビデオタイト
ルセットの読み込み準備が整った時点でリードコマンド
がシステムCPU部50からディスクドライブ部30に
与えられ、上述したスタートアドレスを基に光ディスク
10がディスクドライブ部30によってシークされる。
このリードコマンドによって光ディスク10からは、指
定されたプログラムチェーン(PGC)に係るセルが次
々に読み出され、システムCPU部50及びシステム処
理部54を介してデータRAM部56に送られる。この
送られたセルデータは、図12に示すようにビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85の先頭パックである
ナビゲーションパック86からパックがデータRAM部
56に格納される。その後、ビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)のビデオパック88、オーディオパック
91及び副映像パック90が夫々ビデオデコーダ部5
8、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部6
2に分配され、夫々のデコーダでデコードされてD/A
及びデータ再生部64に送られる。その結果、モニタ部
6に映像信号が送られ、スピーカ部8に音声信号が送ら
れ、副映像を伴った映像の表示が開始されるとともに音
声の再現が開始される。
【0236】このような映像及び音声の再生中において
は、キー操作/表示部4あるいはリモートコントローラ
5からの割り込み処理があった場合には、その得られた
キーデータがシステムRAM/ROM部52に格納され
る。キーデータがない場合には、ステップS19に示す
ようにドライブ部からの再生終了の割り込みがあったか
否かがチェックされる。再生終了の割り込みがない場合
には、ステップS20に示すようにナビゲーションパッ
ク86の転送を待つこととなる。ナビゲーションパック
86の転送が終了している場合には、ステップS21に
示すようにナビゲーションパック86中の論理セクタ番
号(NV_PCK_LSN)を現在の論理ブロック番号
(NOWLBN)としてシステムRAM/ROM部52
に格納される。
【0237】NVパック86の転送が終了すると、その
セル内の最終NVパック86かがチェックされる。即
ち、ステップS22に示すようにセル84中の最終ナビ
ゲーションパック86であるか否かがチェックされる。
このチェックは、図47に示すセル再生情報テーブル
(C_PBI)107のC_LVOBUのスタートアド
レス(C_LVOBU_SA)とナビゲーションパック
86のアドレス(V_PCK_LBN)を比較すること
によってチェックされる。NVパック86がセル内での
最終でない場合には、再びステップ19に戻される。N
Vパック86がセル84内での最終である場合には、ス
テップS23に示すようにアングルの変更があるか否か
がチェックされる。アングルの変更は、キー操作/表示
部4あるいはリモートコントローラ5からシステムCP
U部50にアングル変更の入力があるか否かに基づいて
判断される。アングルの変更がない場合には、ステップ
S24に示すようにそのセル84が属するプログラムチ
ェーン(PGC)の最終セルであるかがチェックされ
る。このチェックは、図40及び図46に示すそのセル
84がセル再生情報テーブル(C_PBIT)107の
最終セルであるかによって判断される。即ち、プログラ
ムチェーンを構成するセル数及び再生されたセルの識別
番号によってチェックされる。セルがプログラムチェー
ン(PGC)の最終セルに相当しない場合には、再びス
テップS19に戻される。
【0238】セル84がプログラムチェーン(PGC)
の最終セルである場合には、そのプログラムチェーンが
終了したとして、次のプログラムチェーン(PGC)が
指定される。特別な場合を除き、プログラムチェーン
は、その番号順に再生されることから、ステップS25
に示すように再生が終了したプログラムチェーンの番号
に1を加えることによって次に再生すべきプログラムチ
ェーン番号が設定される。この設定されたプログラムチ
ェーン番号のプログラムチェーンがあるか否かがステッ
プS26でチェックされる。次に再生されるプログラム
チェーンがない場合には、後に説明される図84に示す
再生終了の手続きのフローに移行される。設定されたプ
ログラムチェーンがある場合には、ステップS27に示
すようにその再設定されたプログラムチェーンのセルの
アドレス、即ち、図47に示すセル再生情報(C_PB
I)107中のC_FVOBU85のスタートアドレス
(C_FVOBU_SA)が現在の論理ブロック番号と
して獲得される。ステップS28に示すようにこのスタ
ートアドレス(C_FVOBU_SA)が既に再生した
前のプログラムチェーンのセル84の最終アドレス(E
NDLBN)に1を加えたアドレスに等しいかがチェッ
クされる。等しければ、アドレスが連続したセルの再生
であるから、再びステップS18に戻される。アドレス
が等しくない場合には、ステップS29に示すようにセ
ルアドレスが連続しないことからシステムCPU部50
は、現在のビデオオブジェクトユニットの終了アドレス
を指示するリード終了アドレスコマンドを発し、指定し
たアドレスで一時的にディスクドライブ部30に読み出
し動作を中止させる。その後、ステップS30に示すよ
うに再びシステムCPU部50からリードコマンドがデ
ィスクドライブ部30に与えられるとともにスタートア
ドレスがディスクドライブ部30に与えられ、再びステ
ップS19に戻され、ナビゲーションパック86のシー
クが開始される。
【0239】ステップS19において再生終了である場
合、或いは、ステップS26において次に再生されるプ
ログラムチェーンがない場合には、図84のステップS
31に示すようにPCI113の一般情報(PCI−G
I)に記載されるエンドPTM(VOBU_EPTM)
が参照され、このエンドPTM(VOBU_EPTM)
がシステムタイムクロック(STC)に一致すると、ス
テップ32に示されるようにモニタ6の画面の表示が中
止され、ステップS33に示すようにシステムCPU部
50からディスクドライブ部30にデータ転送中止コマ
ンドが与えられ、データ転送が中止され、再生動作が終
了される。
【0240】ステップS23においてキー操作/表示部
4あるいはリモートコントローラ5からアングル変更の
入力があると、図85のステップS40に示すようにア
ングルデータがあるかがチェックされる。このアングル
の有無は、ナビゲーションパック86のPCIデータ1
13及びDSIデータ115のいずれにもアングル情報
(NSML−AGLI、SML_AGLI)として記載
されている。ここで、キー操作/表示部4あるいはリモ
ートコントローラ5からの入力に応じていずれかの情報
がシステムCPU部50によって調べられる。このステ
ップ40において変更の対象とされるアングルがない場
合には、ステップS41に示すようにアングルデータが
ない旨がキー操作/表示部4或いはモニタ部6に表示さ
れる。このアングルデータ無しの表示があった後に、ス
テップS24に移行される。アングルデータがある場合
には、ステップS42に示すようにキー操作/表示部4
あるいはリモートコントローラ5から変更されるべきア
ングル番号が指定される。ここで、既に述べるようにP
CIデータ及びDSIデータのアングル情報(NSML
_AGLI、SML_AGLI)のいずれを利用するア
ングルの変更かが指定される。但し、一方のアングル情
報のみしかない場合には、その選択は、一方に限られる
こととなる。アングル番号が指定されると、図60及び
図61に示すように指定されたアングル番号に相当する
アングルセルの目的のアドレス(NSML_AGL_C
_DSTA、SML_ANL_C_DSTA)がステッ
プS43で獲得される。このアドレスでセルがサーチさ
れ、そのアドレスをシークすべき論理ブロック番号(N
OWLBN)として設定する。ここで、特にPCIを利
用したアングル変更の際には、アングル変更動作に伴っ
てシステムCPU部50は、ビデオ及びオーディオデー
タの再生に対してミュート処理を施すと共に副映像の再
生に対してポーズ処理を施す。この処理に伴い再生装置
各部のシステムタイムクロック(STC)をストップさ
せ、既にビデオ、オーディオ及び副映像デコーダ部5
8、60、62内のバッファをクリアーして変更された
アングルデータの受け入れを可能とする状態とする(ス
テップS44)。同時にステップ45に示すようにシス
テムCPU部50は、リード終了アドレスコマンドを発
し、一時的にディスクドライブ部30に読み出し動作を
中止させる。その後、ステップS46に示すようにシス
テムCPU部50からリードコマンドがディスクドライ
ブ部30に与えられ、設定したシークすべき論理ブロッ
ク番号、即ち、選択したアングルセルのスタートアドレ
スでセルがサーチされて選定したアングルセルデータの
転送が開始される。
【0241】転送の開始に伴って再び変更アングル先で
ある初めてのセルのナビゲーションパックの転送を待つ
こととなる。ステップS48に示すようにデータ転送に
伴うナビゲーションパックの転送の終了があるか否かが
チェックされ、ナビゲーションパックの転送がない場合
には、再びステップ47に戻ることとなる。ナビゲーシ
ョンパック86の転送があると、ナビゲーションパック
86のDSI一般情報(DSIG)に記載のNVパック
86のSCR(NV_PCK_SCR)を参照して各シ
ステムタイムクロック(STC)がセットされる。その
後、ステップS44で設定されたビデオ及びオーディオ
のミュート状態及び副映像のポーズ状態が解除され、シ
ステムタイムクロック(STC)の動作がスタートされ
る。その後、通常再生と同様に図82に示すステップS
21が実行される。
【0242】また、上記ステップS3で一致する固有コ
ードが存在しない場合、システムCPU部50は、リー
ドインエリア27内のコントロールデータエリア27B
のエンドセクタ番号エリアに記載されているエンドセク
タ番号と、ボリューム及びファイル構造領域70内に記
述されるマイクロUDFのプライマリボリュームディス
クリプタのディスクリプタタグの内容とで、固有コード
を生成し(ステップS1)、この固有コードと上述した
ように、各メニューにより選択されたタイトルの選択状
態、チャプターの選択状態、オーディオデータの選択状
態、副映像の選択状態、アングルの選択状態、国別対応
の状態、パレンタルレベルの選択状態、オンスクリーン
ディスプレイの表示状況を再生状態テーブル52Aに登
録する(ステップS8)。
【0243】また、上記ステップS33の再生動作が終
了された後、電源断時あるいは光ディスク10の取外し
時に(ステップS34)、そのときの再生終了位置に対
応する中断位置も上記固有コードに対応させて再生状態
テーブル52Aに登録する(ステップS35)。
【0244】上記例では、固有コードに対応した種々の
設定状態を確認してから再生する場合について説明した
が、確認せずに前回の状態から再生を自動的に行うよう
にしても良い。
【0245】上記したように、過去に使用した光ディス
クの固有データとその時の再生装置の各設定状態(音声
チャンネルや副映像チャンネル等)を記憶しておくこと
により、今回使用しようとする光ディスクが過去に使用
したことがあり、光ディスクから読み出した固有データ
と過去の固有データが一致した場合、過去に使用したと
きの再生装置の各設定状態に自動設定するようにしたも
のである。
【0246】また、設定状態には過去の使用状況も含む
ことができる。これは過去の再生時に光ディスクのどの
データを使用していたか、どこまで使用したかという情
報であり、今回再生する場合には、過去の使用時の続き
から行うことも可能である。
【0247】これにより、過去に再生された光ディスク
を使用する場合、音声チャンネルや副映像チャンネル等
の装置の設定項目が前回の使用時と同じ環境に自動設定
され、使い勝手が向上する。もちろん、自動設定機能が
不要な場合は機能を停止することも可能である。
【0248】上述した説明においては、ビデオオブジェ
クトユニットは、ビデオ、オーディオ及び副映像を含む
データ列として説明したが、ビデオ、オーディオ及び副
映像のいずれかが含まれれば良く、オーディオパックの
み或いは副映像パックのみで構成されても良い。
【0249】また、光ディスクごとに設定を記憶、変更
する例を説明したが、これに限らず、1枚の光ディスク
中に複数のタイトルが含まれる場合、各タイトルごとに
設定を記憶、変更する場合も同様に実施できる。
【0250】また、再生状態テーブルへのデータ(再生
履歴情報)の記憶方法も、FIFO方式やユーザの指定
時に記憶する方式等自由である。再生状態テーブルに記
憶できる項目は、多数の項目があるが、その全部あるい
は一部を使用するようにしても良い。
【0251】また、上記例では、記録媒体が、再生専用
の光ディスク(DVD−ROM)について説明したが、
これに限らず、1回だけ書き込みができるライトワンス
の光ディスクや記録再生ができる光ディスク(DVD−
RAM)の場合も同様に実施できる。このような記録の
できる光ディスクを用いた装置の場合には、固有データ
情報から光ディスクを特定し、独自にライトプロテクト
情報を持つことで、不要なデータを書き込んだり、上書
きして必要なデータを消去したりしないようセキュリテ
ィ対策にも使用することができる。
【0252】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、主映像データと副映像データを具備する映像データ
を利用して、再生機器への負担が少なく、ユーザの選択
結果に応じたリアルタイムに反応可能にできる。
【0253】さらに、この発明によれば、メニューの背
景画像としての主映像データとメニューの選択項目また
は確定項目からなる副映像データとにより、メニューを
作成し、副映像データの選択項目または確定項目に対す
るハイライト情報を変更、つまり文字の色やコントラス
トを変更することにより、種々のメニューを容易に作成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例に係る光ディスク
装置の概略を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したディスクドライブ装置の
機構部の詳細を示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示したディスクドライブ装置に
装填される光ディスクの構造を概略的に示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、図1に示したシステム用ROM・RA
M部内の再生状態テーブルの構成を説明するための図で
ある。
【図5】図5は、図1に示したキー操作及び表示部の概
略構成を示す図である。
【図6】図6は、図1に示したリモートコントロールの
概略構成を示す図である。
【図7】図7は、図3に示す光ディスクの論理フォーマ
ットの構造を示す図である。
【図8】図8は、図7に示すリードインエリアの構造を
示す図である。
【図9】図9は、図7に示すボリューム及びファイル構
造領域内のUDFのプライマリボリュームディスクリプ
タを示す図である。
【図10】図10は、図7に示すボリューム及びファイ
ル構造領域内のISO9660のプライマリボリューム
ディスクリプタリードインエリアの構造を示す図であ
る。
【図11】図11は、図7に示されるビデオマネージャ
ーの構造を示す。
【図12】図12は、図7に示されるビデオオブジェク
トセット(VOBS)の構造を示す例である。
【図13】図13は、図12に示されたビデオオブジェ
クトユニットの構造を示す説明図である。
【図14】図14は、図11に示されたビデオマネージ
ャ(VMGI)内のビデオマネージャ情報管理テーブル
(VMGI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図15】図15は、図11に示されたビデオマネージ
ャ(VMGI)内のタイトルサーチポインタテーブル
(TT_SRPT)の構造を示す。
【図16】図16は、図15に示したタイトルサーチポ
インタテーブル(TT_SRPT)のタイトルサーチポ
インタテーブルの情報(TT_SRPTI)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図17】図17は、図15に示したタイトルサーチポ
インタテーブル(TT_SRPT)の入力番号に対応し
たタイトルサーチポインタ(TT_SRP)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図18】図18は、図11に示されたビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットテーブル(VMGM_P
GCI_UT)の構造を示す。
【図19】図19は、図18に示されるビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットテーブル情報(VMGM
_PGCI_UTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図20】図20は、図18に示されるビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットサーチポインタ(VMG
M_LU_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図21】図21は、図18に示されるビデオマネージ
ャーメニュー言語ユニット(VMGM_LU)の構造を
示す。
【図22】図22は、図21に示されるビデオマネージ
ャーメニュー言語ユニット情報(VMGM_LUI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図23】図23は、ビデオマネージャーメニューPG
C情報サーチポイント(VMGM_PGCI_SRP)
のパラメータ及び内容を示す。
【図24】図24は、図11に示されたパレンタルマネ
ージャー情報テーブル(PTL_MAIT)の構造を示
す。
【図25】図25は、図24に示されたパレンタルマネ
ージャー情報テーブル情報(PTL_MAITI)の構
造を示す。
【図26】図26は、図24に示されたパレンタルマネ
ージャー情報サーチポインタ(PTL_MAI_SR
P)の構造を示す。
【図27】図27は、図24に示されたパレンタルマネ
ージャー情報(PTL_MAI)の構造を示す。
【図28】図28は、図27に示されたパレンタルレベ
ル情報(PTL_LVLI)の構造を示す。
【図29】図29は、図28に示されたビデオマネージ
ャーのパレンタルIDフィールド(PTL_ID_FL
D_VMG)、ビデオタイトルセットのパレンタルID
フィールド(PTL_ID_FLD_VTS)の構造を
示す。
【図30】図30は、図29に示されたパレンタルID
フィールドのプログラムチェーンに関する情報(PTL
_ID_FLD)の構造を示す。
【図31】図31は、図30に示されたパレンタルレベ
ルの構造を示す。
【図32】図32は、図24に示されたパレンタルレベ
ルネーム(PTL_LVL_NMI)の構造を示す。
【図33】図33は、図7に示したビデオタイトルセッ
トの構造を示す。
【図34】図34は、図33に示したビデオタイトルセ
ット情報(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管
理テーブル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容
を示す。
【図35】図35は、図7に示したビデオタイトルセッ
ト(VTS)のオーディオストリームの属性(VTS_
AST_ATR)の内容を示す。
【図36】図36、図7に示したビデオタイトルセット
(VTS)の副映像ストリーム属性(VTS_SPST
_ATR)の内容を示す。
【図37】図37は、図33に示したビデオタイトルセ
ット(VTS)のビデオタイトルセットプログラムチェ
ーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の構造を示
す。
【図38】図38は、図37に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)の情報(VTS_PGCIT_I)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図39】図39は、図37に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)のプログラムチェーンに対応したサーチポイン
タ(VTS_PGCIT_SRP)のパラメータ及び内
容を示す。
【図40】図40は、図37に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)のプログラムチェーンに対応したビデオタイト
ルセットの為のプログラムチェーン情報(VTS_PG
CI)の構造を示す。
【図41】図41は、図40に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のプログラムチェーンの一
般情報(PGC_GI)のパラメータ及び内容を示す。
【図42】図42は、図41に示したプログラムチェー
ンの一般情報(PGC_GI)のプログラムチェーン
(PGC)のカテゴリー(PGC_CAT)の構造を示
す。
【図43】図43は、図41に示したプログラムチェー
ンの一般情報(PGC_GI)のの内容(PGC_CN
T)の構造を示す。
【図44】図44は、図40に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のプログラムチェーンのマ
ップ(PGC_PGMAP)の構造を示す。
【図45】図45は、図40に示したプログラムチェー
ンのマップ(PGC_PGMAP)に記述されるプログ
ラムに対するエントリーセル番号(ECELLN)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図46】図46は、図40に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のセル再生情報テーブル
(C_PBIT)の構造を示す。
【図47】図47は、図46に示したセル再生情報(C
_PBI)のパラメータ及び内容を示す。
【図48】図48は、図41に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のセル位置情報(C_PO
SI)の構造を示す。
【図49】図49は、図48に示したセル位置情報(C
_POSI)のパラメータ及び内容を示す。
【図50】図50は、図33に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_P
GCI_UT)の構造を示す。
【図51】図51は、図50に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットテーブル情報(VTSM
_PGCI_UTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図52】図52は、図50に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットサーチポインタ(VTS
M_LU_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図53】図53は、図50に示したビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)の構造を
示す。
【図54】図54は、図50に示したビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図55】図55は、ビデオタイトルセットメニューP
GC情報サーチポイント(VTSM_PGCI_SR
P)のパラメータ及び内容を示す。
【図56】図56は、図12に示したナビゲーションパ
ックの構造を示す。
【図57】図57は、図12に示したビデオパック、オ
ーディオパック、または副映像パックの構造を示す。
【図58】図58は、図56に示されるナビゲーション
パックの再生制御情報(PCI)のパラメータ及び内容
を示す。
【図59】図59は、図58に示される再生制御情報
(PCI)中の一般情報(PCI_GI)のパラメータ
及び内容を示す。
【図60】図60は、図58に示される再生制御情報
(PCI)中のアングル情報(NSML_AGLI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図61】図61は、図60に示される再生制御情報
(PCI)中のアングル情報(NSML_AGLI)を
利用してアングル変更を実施する際の説明図である。
【図62】図62は、図56に示されるナビゲーション
パックのディスクサーチ情報(DSI)のパラメータ及
び内容を示す。
【図63】図63は、図62に示されるディスクサーチ
情報(DSI)のDSI一般情報(DSI_GI)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図64】図64は、図62に示されるディスクサーチ
情報(DSI)のアングル情報(SML_AGLI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図65】図65は、図64に示されるディスクサーチ
情報(DSI)中のアングル情報(SML_AGLI)
を利用してアングル変更を実施する際の説明図である。
【図66】図66は、図62に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のパラメータ及びその内容を示す。
【図67】図67は、図62に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のフォワードアドレス(FWDA)を記述するビ
ットマップを示す。
【図68】図68は、図62に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のバックワードアドレス(BWDA)を記述する
ビットマップを示す。
【図69】図69は、図62に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)の同期再生情報(SYNC
I)のパラメータ及びその内容を示す。
【図70】図70は、副映像ユニットの構成を示す。
【図71】図71は、図70に示される副映像ユニット
の副映像ユニットヘッダ(SPUH)のパラメータ及び
その内容を示す。
【図72】図72は、図70に示される副映像ユニット
の表示制御シーケンステーブル(DCSQT)のパラメ
ータ及びその内容を示す。
【図73】図73は、図72に示される表示制御シーケ
ンス(DCSQ)のパラメータ及びその内容を示す。
【図74】図74は、パケット転送処理部の構成を示
す。
【図75】図75は、光ディスク内の総タイトル数、各
タイトルごとのチャプタ数(プログラム数)、各タイト
ルごとのオーディオストリーム数とオーディオストリー
ムの言語、各タイトルごとの副映像ストリーム数と副映
像ストリームの言語を検出する際のフローチャートを示
す。
【図76】図76は、光ディスク内の総タイトル数、各
タイトルごとのチャプタ数(プログラム数)、各タイト
ルごとのオーディオストリーム数とオーディオストリー
ムの言語、各タイトルごとの副映像ストリーム数と副映
像ストリームの言語を検出する際のフローチャートを示
す。
【図77】図77は、メモリテーブルの記憶例を示す
図。
【図78】図78は、メインメニューの画像の再生例を
示す図。
【図79】図79は、タイトルメニュー、チャプタメニ
ュー、オーディオメニュー、副映像メニュー、アングル
メニューの画像の再生例を示す図。
【図80】図80は、メニューが再生される際の処理手
順を示すフローチャートを示す。
【図81】図81は、図7から図69に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図82】図82は、図7から図69に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図83】図83は、図7から図69に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図84】図84は、図7から図69に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図85】図85は、図7から図69に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータの再生
中におけるアングルを変更する手順を示すフローチャー
トを示す。
【符号の説明】
4…キー操作/表示部 5…リモートコントロール 6…モニタ部 8…スピーカ部 10…光ディスク 27…リードインエリア 27C…エンドセクタ番号エリア 30…ディスクドライブ部 50…システムCPU部 52…システム用ROM&RAM部 52A…再生状態テーブル 56…データRAM部 56A…メモリテーブル 64…D/A及び再生処理部 70…ボリューム及びファイル構造領域 71…ビデオマネージャー 72、〜…ビデオタイトルセット 76…ビデオマネージャーメニューのビデオオブジェク
トセット 79…タイトルサーチポインタテーブル 81…ビデオマネージャーメニューPGCIユニットテ
ーブル 86…NVパック 88…ビデオパック 90…副映像パック 91…オーディオパック 94…ビデオタイトルセット情報 95…ビデオタイトルセットメニューのビデオオブジェ
クトセット 96…タイトルセットにおけるタイトルのビデオオブジ
ェクトセット 98…ビデオタイトルセット情報の管理テーブル 111…ビデオタイトルセットメニューPGCIユニッ
トテーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/765 G06F 15/40 370G 5/781 H04N 5/781 510L

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの少なくとも1つのデータにより構成
    される固有コードに対応して、種々の設定状態があらか
    じめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の固有コ
    ードを読出し、この固有コードと一致する固有コードに
    対応する種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出
    手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータを再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの少なくとも1つのデータにより構成
    される固有コードに対応して、前回装填時の再生停止位
    置があらかじめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の固有コ
    ードを読出し、この固有コードと一致する固有コードに
    対応する前回装填時の再生停止位置を上記記憶手段から
    読出す読出手段と、 この読出手段により読出された再生停止位置から上記記
    録媒体のデータを再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの少なくとも1つのデータにより構成
    される固有コードに対応して、種々の設定状態と前回装
    填時の再生停止位置があらかじめ記憶されている記憶手
    段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の固有コ
    ードを読出し、この固有コードと一致する固有コードに
    対応する種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出
    手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータを上記記憶手段から読出した
    再生停止位置から再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの2つ以上のデータにより構成される
    固有コードに対応して、種々の設定状態があらかじめ記
    憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の2つ以
    上のデータを読出して固有コードを生成し、この生成し
    た固有コードと一致する固有コードに対応する種々の設
    定状態を上記記憶手段から読出す読出手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータを再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの2つ以上のデータにより構成される
    固有コードに対応して、前回装填時の再生停止位置があ
    らかじめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の2つ以
    上のデータを読出して固有コードを生成し、この生成し
    た固有コードと一致する固有コードに対応する前回装填
    時の再生停止位置を上記記憶手段から読出す読出手段
    と、 この読出手段により読出された再生停止位置から上記記
    録媒体のデータを再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に記録されているデータを再生
    する再生装置において、 上記記録媒体ごとの2つ以上のデータにより構成される
    固有コードに対応して、種々の設定状態と前回装填時の
    再生停止位置があらかじめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の2つ以
    上のデータを読出して固有コードを生成し、この生成し
    た固有コードと一致する固有コードに対応する種々の設
    定状態を上記記憶手段から読出す読出手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータを上記記憶手段から読出した
    再生停止位置から再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つの主映像データと、この主映像データと同一時間帯
    に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および少
    なくとも1つのオーディオデータとが記録されている記
    録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオーデ
    ィオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 この出力手段により再生出力を出力する際の種々の状態
    を設定する設定手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている少なくとも1
    つのデータにより構成される固有コードを読出す読出手
    段と、 上記設定手段により設定される種々の設定状態を上記読
    出手段により読出した固有コードに対応して記憶する記
    憶手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つの主映像データと、この主映像データと同一時間帯
    に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および少
    なくとも1つのオーディオデータとが記録されている記
    録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオーデ
    ィオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている少なくとも1
    つのデータにより構成される固有コードを読出す読出手
    段と、 上記記録媒体の取出し時に、上記読出手段により読出し
    た固有コードに対応して再生停止位置を記憶する記憶手
    段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 一部の領域に管理領域と、他の領域にデ
    ータ領域が形成され、上記データ領域には、少なくとも
    1つの主映像データと、この主映像データと同一時間帯
    に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および少
    なくとも1つのオーディオデータとが記録されている記
    録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオーデ
    ィオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 この出力手段により再生出力を出力する際の種々の状態
    を設定する設定手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている少なくとも1
    つのデータにより構成される固有コードを読出す読出手
    段と、 上記記録媒体の取出し時に、上記設定手段により設定さ
    れる種々の設定状態と再生停止位置とを上記読出手段に
    より読出した固有コードに対応して記憶する記憶手段
    と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  10. 【請求項10】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少なくと
    も1つのデータにより構成される固有コードに対応し
    て、種々の設定状態があらかじめ記憶されている記憶手
    段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から固有コードを読出し、この固有コードと一致する
    固有コードに対応する種々の設定状態を上記記憶手段か
    ら読出す読出手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
    データ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  11. 【請求項11】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少なくと
    も1つのデータにより構成される固有コードに対応し
    て、前回装填時の再生停止位置があらかじめ記憶されて
    いる記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から固有コードを読出し、この固有コードと一致する
    固有コードに対応する前回装填時の再生停止位置を上記
    記憶手段から読出す読出手段と、 この読出手段により読出された前回装填時の再生停止位
    置に基づいて、上記記録媒体のデータ領域の主映像デー
    タ、副映像データ、およびオーディオデータを読取る読
    取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  12. 【請求項12】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少なくと
    も1つのデータにより構成される固有コードに対応し
    て、種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置があら
    かじめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から固有コードを読出し、この固有コードと一致する
    固有コードに対応する種々の設定状態と前回装填時の再
    生停止位置を上記記憶手段から読出す読出手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記読出手段により読出された前回装填時の再生停
    止位置に基づいて、上記記録媒体のデータ領域の主映像
    データ、副映像データ、およびオーディオデータを読取
    る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  13. 【請求項13】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 この出力手段により再生出力を出力する際の種々の状態
    を設定する設定手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている2つ以上のデ
    ータにより構成される固有コードを読出す読出手段と、 この設定手段により設定される種々の設定状態を上記読
    出手段により読出した固有コードに対応して記憶する記
    憶手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  14. 【請求項14】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている2つ以上のデ
    ータにより構成される固有コードを読出す読出手段と、 上記記録媒体の取出し時に、上記読出手段により読出し
    た固有コードに対応して再生停止位置を記憶する記憶手
    段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  15. 【請求項15】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 この出力手段により再生出力を出力する際の種々の状態
    を設定する設定手段と、 上記記録媒体の管理領域に記録されている2つ以上のデ
    ータにより構成される固有コードを読出す読出手段と、 上記記録媒体の取出し時に、上記設定手段により設定さ
    れる種々の設定状態と再生停止位置とを上記読出手段に
    より読出した固有コードに対応して記憶する記憶手段
    と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  16. 【請求項16】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ以上
    のデータにより構成される固有コードに対応して、種々
    の設定状態があらかじめ記憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から2つ以上のデータを読出して固有コードを生成
    し、この生成した固有コードと一致する固有コードに対
    応する種々の設定状態を上記記憶手段から読出す読出手
    段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像
    データ、およびオーディオデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  17. 【請求項17】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ以上
    のデータにより構成される固有コードに対応して、前回
    装填時の再生停止位置があらかじめ記憶されている記憶
    手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から2つ以上のデータを読出して固有コードを生成
    し、この生成した固有コードと一致する固有コードに対
    応する前回装填時の再生停止位置を上記記憶手段から読
    出す読出手段と、 この読出手段により読出された前回装填時の再生停止位
    置に基づいて、上記記録媒体のデータ領域の主映像デー
    タ、副映像データ、およびオーディオデータを読取る読
    取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  18. 【請求項18】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生する再生装置において、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている2つ以上
    のデータにより構成される固有コードに対応して、種々
    の設定状態と前回装填時の再生停止位置があらかじめ記
    憶されている記憶手段と、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から2つ以上のデータを読出して固有コードを生成
    し、この生成した固有コードと一致する固有コードに対
    応する種々の設定状態と前回装填時の再生停止位置を上
    記記憶手段から読出す読出手段と、 この読出手段により読出された種々の設定状態に設定す
    る設定手段と、 この設定手段により種々の設定状態に設定された状態
    で、上記読出手段により読出された前回装填時の再生停
    止位置に基づいて、上記記録媒体のデータ領域の主映像
    データ、副映像データ、およびオーディオデータを読取
    る読取手段と、 この読取手段により読取られた主映像データと副映像デ
    ータとオーディオデータを再生出力に変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された再生出力を出力する出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  19. 【請求項19】 記録媒体に記録されているデータを再
    生するものにおいて、 上記記録媒体ごとの少なくとも1つのデータにより構成
    される固有コードに対応して、種々の設定状態があらか
    じめ記憶手段に記憶し、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の固有コ
    ードを読出し、この固有コードと一致する固有コードに
    対応する種々の設定状態を上記記憶手段から読出し、 この読出された種々の設定状態に設定し、 この種々の設定状態に設定された状態で、上記記録媒体
    のデータを再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  20. 【請求項20】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生するものにおいて、 上記記録媒体のデータ領域の主映像データ、副映像デー
    タ、およびオーディオデータを読取り、 この読取られた主映像データと副映像データとオーディ
    オデータを再生出力に変換し、 この変換された再生出力を出力し、 このり再生出力を出力する際の種々の状態を設定し、 上記記録媒体の管理領域に記録されている少なくとも1
    つのデータにより構成される固有コードを読出し、 上記種々の設定状態を上記読出した固有コードに対応し
    て記憶する、 ことを特徴とする再生装置。
  21. 【請求項21】 一部の領域に管理領域と、他の領域に
    データ領域が形成され、上記データ領域には、少なくと
    も1つの主映像データと、この主映像データと同一時間
    帯に再生可能な少なくとも1つの副映像データ、および
    少なくとも1つのオーディオデータとが記録されている
    記録媒体から主映像データ、副映像データ、およびオー
    ディオデータを再生するものにおいて、 上記記録媒体ごとの管理領域に記録されている少なくと
    も1つのデータにより構成される固有コードに対応し
    て、種々の設定状態があらかじめ記憶し、 上記記録媒体が装填された際に、上記記録媒体の管理領
    域から固有コードを読出し、この固有コードと一致する
    固有コードに対応する種々の設定状態を上記記憶内容か
    ら読出し、 この読出された種々の設定状態に設定し、 この種々の設定状態に設定された状態で、上記記録媒体
    のデータ領域の主映像データ、副映像データ、およびオ
    ーディオデータを読取り、 この読取られた主映像データと副映像データとオーディ
    オデータを再生出力に変換し、 この変換された再生出力を出力する、 ことを特徴とする再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014406A (ja) * 1999-05-12 2001-01-19 Seecops Co Ltd マルチメディア情報及びマルチメディア情報再生プログラムを有する記録媒体ネットワークを基とするマルチメディア情報提供システム及びその方法
US6532334B1 (en) 1998-01-21 2003-03-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Information reproducing system, information recording/reproducing system, and recording medium applicable to the system

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