JP2875797B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2875797B2
JP2875797B2 JP9093713A JP9371397A JP2875797B2 JP 2875797 B2 JP2875797 B2 JP 2875797B2 JP 9093713 A JP9093713 A JP 9093713A JP 9371397 A JP9371397 A JP 9371397A JP 2875797 B2 JP2875797 B2 JP 2875797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮された動画
データや音声データ等の目的や種類の違うデータを記録
する光ディスク関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク等の記録媒体にそれぞ
れ複数のムービデータ(映像)、音声(オーディオ)ス
トリーム、副映像チャネル等を記録し、その中からユー
ザによって任意に選択されたムービデータ、音声ストリ
ーム、副映像チャネルを再生するデータ記録再生方式が
注目されている。ここで、プログラムチェーンとは、例
えば映画等におけるシーン毎の映像・音声データの集ま
りをプログラムとして、このプログラムを複数仮想的に
連結したものである。従って、記録媒体に複数のプログ
ラムチェーンが存在するということは、一つの映画に複
数のストーリー展開を持たせられることを意味する。ま
た、複数の音声ストリームを記録することで、一つの映
像に異なる音声を対応づけることができ、さらに複数の
副映像チャネルを記録することで、例えば言語の種類が
異なる字幕等を表示できる。
【0003】ところで、このように同一時間軸上の同一
時間内に選択的に再生されるデータ群を含んで構成され
る、複雑な構成内容を持つファイルの再生に於いては、
事前にファイル内における複数のプログラムチェーン、
音声ストリーム、副映像チャネル等の存在をメニュー画
面を通してユーザに掲示し、それぞれの項目に付いて希
望するものを選択してもらう必要がある。
【0004】しかし従来、メニュー画面が光ディスクに
記録されていない場合には、メニュー画面を表示するこ
とができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、メニュー
画面が光ディスクに記録していない場合でも、光ディス
に記録された情報からメニュー画面を作成し表示する
ことが可能である光ディスクを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク
は、データが記録される複数のビデオタイトルセットの
総タイトル数を獲得する獲得手段と、データが記録され
る複数のビデオタイトルセットの選択画面としてのタイ
トルメニューが存在するか否かを判断する判断手段と、
データが記録される複数のビデオタイトルセットの選択
画面としてのタイトルメニューの表示を指示するタイト
ルキーと、このタイトルキーによりタイトルメニューの
表示が指示された際に、上記判断手段によりタイトルメ
ニューが存在すると判断した場合に、タイトルメニュー
を再生する再生手段と、上記タイトルキーによりタイト
ルメニューの表示が指示された際に、上記判断手段によ
りタイトルメニューが存在していないと判断した場合
に、上記獲得手段により獲得した総タイトル数の数値に
対応する文字コードとフォーマットデータとによりタイ
トルメニュー画面を作成する作成手段とからなる光ディ
スク再生装置に用いられるものにおいて、データが記録
される複数のビデオタイトルセットが記録されているビ
デオタイトルセット記録領域と、このビデオタイトルセ
ット記録領域に記録されている複数のビデオタイトルセ
ットの総タイトル数を記録する総タイトル数記録領域
と、上記ビデオタイトルセット記録領域の複数のビデオ
タイトルセットの選択画面としてのタイトルメニューを
意味するメニューIDを記録するメニューID記録領域
と、上記ビデオタイトルセット記録領域の複数のビデオ
タイトルセットの選択画面としてのタイトルメニューを
記録するタイトルメニュー画面記録領域とからなる
【0007】この発明の光ディスクは、データが記録さ
れる複数のビデオタイトルセットごとの総オーディオス
トリーム数と各オーディオストリームの言語コードとを
獲得する獲得手段と、上記ビデオタイトルセットごとの
複数のオーディオストリームの選択画面としてのオーデ
ィオメニューが存在するか否かを判断する判断手段と、
複数のオーディオストリームの選択画面としてのオーデ
ィオメニューの表示を指示する指示キーと、この指示キ
ーによりオーディオメニューの表示が指示された際に、
上記判断手段によりオーディオメニューが存在すると判
断した場合に、オーディオメニューを再生する再生手段
と、上記指示キーによりオーディオメニューの表示が指
示された際に、上記判断手段によりオーディオメニュー
が存在していないと判断した場合に、上記獲得手段によ
り獲得した総オーディオストリーム数の数値に対応する
文字コードとフォーマットデータとによりオーディオメ
ニュー画面を作成する作成手段とからなる光ディスク再
生装置に用いられるものにおいて、データが記録される
複数のビデオタイトルセットが記録されているビデオタ
イトルセット記録領域と、このビデオタイトルセット記
録領域に記録されている各ビデオタイトルセットごとの
総オーディオストリーム数を記録する総オーディオスト
リーム数記録領域と、このビデオタイトルセット記録領
域に記録されている各ビデオタイトルセットのオーディ
オストリームごとの言語コードを記録するオーディオス
トリーム言語コード記録領域と、上記オーディオストリ
ームの選択画面としてのオーディオメニューを意味する
メニューIDを記録するメニューID記録領域と、上記
オーディオストリームの選択画面としてのオーディオメ
ニューを記録するオーディオメニュー画面記録領域とか
らなる
【0008】この発明の光ディスクは、データが記録さ
れる複数のビデオタイトルセットごとの総副映像ストリ
ーム数と各副映像ストリームの言語コードとを獲得する
獲得手段と、上記ビデオタイトルセットごとの複数の副
映像ストリームの選択画面としての副映像メニューが存
在するか否かを判断する判断手段と、複数の副映像スト
リームの選択画面としての副映像メニューの表示を指示
する指示キーと、この指示キーにより副映像メニューの
表示が指示された際に、上記判断手段により副映像メニ
ューが存在すると判断した場合に、副映像メニューを再
生する再生手段と、上記指示キーにより副映像メニュー
の表示が指示された際に、上記判断手段により副映像メ
ニューが存在していないと判断した場合に、上記獲得手
段により獲得した総副映像ストリーム数の数値に対応す
る文字コードとフォーマットデータとにより副映像メニ
ュー画面を作成する作成手段とからなる光ディスク再生
装置に用いられるものにおいて、データが記録される複
数のビデオタイトルセットが記録されているビデオタイ
トルセット記録領域と、このビデオタイトルセット記録
領域に記録されている各ビデオタイトルセットごとの総
副映像ストリーム数を記録する総副映像ストリーム数記
録領域と、このビデオタイトルセット記録領域に記録さ
れている各ビデオタイトルセットの副映像ストリームご
との言語コードを記録する副映像ストリーム言語コード
記録領域と、上記副映像ストリームの選択画面としての
副映像メニューを意味するメニューIDを記録するメニ
ューID記録領域と、上記副映像ストリームの選択画面
としての副映像メニューを記録する副映像メニュー画面
記録領域とからなる
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク再生装置を説明する。
【0012】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するディスクドライブ部のブロックを示し、図3は、図
1及び図2に示した光ディスクの構造を示している。
【0013】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニタ部6及びスピーカー部8を
具備している。ここで、ユーザがキー操作/表示部4を
操作することによって光ディスク10から記録データが
再生される。記録データは、映像データ、副映像データ
及び音声データを含み、これらは、ビデオ信号及びオー
ディオ信号に変換される。モニタ部6は、オーディオ信
号によって映像を表示し、スピーカ部8は、オーディオ
信号によって音声を発生している。
【0014】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20の面上に接触するよ
うに配置される。この光ディスク10には、中心孔22
が設けられ、その両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえる為のクランピング
領域24が設けられている。中心孔22には、光ディス
ク装置にディスク10が装填された際に図2に示された
スピンドルモータ12のスピンドルが挿入され、ディス
クが回転される間、光ディスク10は、そのクランピン
グ領域24でクランプされる。
【0015】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報領域25を有してい
る。各情報領域25は、その外周領域が通常は情報が記
録されないリードアウト領域26に、また、クランピン
グ領域24に接するその内周領域が同様に、通常は情報
が記録されないリードイン領域27に定められ、更に、
このリードアウト領域26とリードイン領域27との間
がデータ記録領域28に定められている。
【0016】情報領域25の記録層16には、通常、デ
ータが記録される領域としてトラックがスパイラル状に
連続して形成され、その連続するトラックは、複数の物
理的なセクタに分割され、そのセクタには、連続番号が
付され、このセクタを基準にデータが記録されている。
情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際のデー
タ記録領域であって、後に説明するように再生情報、ビ
デオデータ(主映像データ)、副映像データ及びオーデ
ィオデータが同様にピット(即ち、物理的状態の変化)
として記録されている。読み出し専用の光ディスク10
では、透明基板14にピット列が予めスタンパーで形成
され、このピット列が形成された透明基板14の面に反
射層が蒸着により形成され、その反射層が記録層16と
して形成されることとなる。また、この読み出し専用の
光ディスク10では、通常、トラックとしてのグルーブ
が特に設けられず、透明基板14の面に形成されるピッ
ト列がトラックとして定められている。
【0017】このような光ディスク装置12は、図1に
示されるように更にディスクドライブ部30、システム
CPU部50、システムROM/RAM部52、システ
ムプロッセッサ部54、データRAM部56、ビデオデ
コータ部58、オーディオデコーダ部60、副映像デコ
ーダ部62、D/A及びデータ再生部64及び画面作成
装置66から構成されている。システムプロッセッサ部
54は、システムタイムクロック54A及びレジスタ5
4Bを備え、また、ビデオデコータ部58、オーディオ
デコーダ部60及び副映像デコーダ部62は、同様にシ
ステムタイムクロック(STC)58A、60A、62
Aを備えている。
【0018】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10の下に置かれて
いる。また、この光学ヘッド32は、ガイド機構(図示
せず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路3
7がフィードモータ33に駆動信号を供給する為に設け
られている。モータ33は、駆動信号によって駆動され
て光学ヘッド32を光ディスク10の半径方向に移動し
ている。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向され
る対物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フ
ォ―カス回路36から供給される駆動信号に従ってその
光軸に沿って移動される。
【0019】上述した光ディスク10からデータを再生
するには、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレ
ーザビームを光ディスク10に照射される。この対物レ
ンズ34は、トラッキング回路38から供給された駆動
信号に従って光ディスク10の半径方向に微動される。
また、対物レンズ34は、その焦点が光ディスク10の
記録層16に位置されるようにフォーカシング回路36
から供給された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って
微動される。その結果、レーザビームは、最小ビームス
ポットをスパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形
成され、トラックが光ビームスポットで追跡される。レ
ーザビームは、記録層16から反射され、光学ヘッド3
2に戻される。光ヘッド32では、光ディスク10から
反射された光ビームを電気信号に変換し、この電気信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給される。サーボ処理回路44では、
電気信号からフォーカス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々フォーカス
回路36、トラッキング回路38、モータ駆動回路11
に供給している。
【0020】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ディスク10のピット列が光ビームで、例えば、線速
一定で追跡される。
【0021】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0022】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50の管理下でシステムプロセッサ
部54によってデータRAM部56に格納される。この
格納された再生データは、システムプロセッサ部54に
よって処理されてビデオデータ、オーディオデータ及び
副映像データに分類され、ビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データは、夫々ビデオデコーダ部58、
オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に
出力されてデコードされる。デコードされたビデオデー
タ、オーディオデータ及び副映像データは、D/A及び
再生処理回路64でアナログ信号としてのビデオ信号、
オーディオ信号に変換されるとともにミキシング処理さ
れてビデオ信号及び副映像信号がモニタ6に、また、オ
ーディオ信号がスピーカ部8に夫々供給される。その結
果、ビデオ信号及び副映像信号によってモニタ部6に映
像が表示されるとともにオーディオ信号によってスピー
カ部8から音声が再現される。
【0023】また、システムCPU部50により制御さ
れるキャラクタジェネレータにより構成されるメニュー
画面等を作成する画面作成装置66を有し、画面作成装
置66はシステムCPU部50からの選択画面用の文字
コードによりのキャラクタジェネレータを用いて対応す
る文字パターンによりメニュー画面等を作成しD/A及
び再生処理回路64に供給するようになっている。これ
により、D/A及び再生処理回路64は供給される文字
パターンにより作成されたメニュー画面に対応するアナ
ログ信号としての映像信号に変換して、モニタ部6に供
給するようになっている。この結果、モニタ部6でメニ
ュー画面等の選択画面の映像が表示されるようになって
いる。
【0024】図1に示す光ディスク再生装置において
は、ユーザが本体のフロントパネルのキー操作及び表示
部4、あるいは本体内のリモートコントロールレシーブ
部4Aと赤外線による光通信により接続されている遠隔
操作装置としてのリモートコントロール5を操作するこ
とによって光ディスク10から記録データ、即ち、映像
データ、副映像データ及び音声データが再生され、装置
内でオーディオ(音声)信号及びビデオ信号に変換され
て装置外のモニタ部6及びスピーカ部8で映像及び音声
として再現される。
【0025】上記キー操作及び表示部4は、図4に示す
ように、電源キー4a、マイクの入力端子4b、再生キ
ー4c、一時停止キー4d、停止キー4e、早送り後戻
りキー4f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示
するオープン/クローズキー4g、表示器4h、光ディ
スク10の挿入、取出口4i等により構成されている。
【0026】上記リモートコントロール5は、図5に示
すように、電源キー5a、数字キー5b、停止キー5
c、再生キー5d、一時停止キー5e、メモリキー5
f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示するオー
プン/クローズキー5g、早送り後戻りキー5h、キー
5i、リピートの指示と範囲を指示するリピートキー5
j、メニュー画面の表示を指示するメニューキー5k、
タイトルメニュー画面の表示を指示するタイトルキー5
l、メニュー画面表示時の項目を選択する際に用いる上
下左右のカーソルキー5m等により構成されている。
【0027】図1に示す光ディスク装置の詳細な動作に
ついては、次に説明する光ディスク10の論理フォーマ
ットを参照して後により詳細に説明する。
【0028】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図6に示されるようなボリューム及び
ファイル構造を有している。この構造は、論理フォーマ
ットとして特定の規格、例えば、マイクロUDF(mi
cro UDF)及びISO9660に準拠されて定め
られている。データ記録領域28は、既に説明したよう
に物理的に複数のセクタに分割され、その物理的セクタ
には、連続番号が付されている。下記の説明で論理アド
レスは、マイクロUDF(micro UDF)及びI
SO9660で定められるように論理セクタ番号(LS
N)を意味し、論理セクタは、物理セクタのサイズと同
様に2048バイトであり、論理セクタの番号(LS
N)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号が付加
されている。
【0029】図6に示されるようにこのボリューム及び
ファイル構造は、階層構造を有し、ボリューム及びファ
イル構造領域70、ビデオマネージャー71、少なくと
も1以上のビデオタイトルセット72及び他の記録領域
73を有している。これら領域は、論理セクタの境界上
で区分されている。ここで、従来のCDと同様に1論理
セクタは、2048バイトと定義されている。同様に、
1論理ブロックも2048バイトと定義され、従って、
1論理セクタは、1論理ブロックと定義される。
【0030】ファイル構造領域70は、マイクロUDF
及びISO9660に定められる管理領域に相当し、こ
の領域の記述を介してビデオマネージャー71がシステ
ムROM/RAM部52に格納される。ビデオマネージ
ャー71には、図7を参照して説明するようにビデオタ
イトルセットを管理する情報が記述され、ファイル#0
から始まる複数のファイル74から構成されている。ま
た、各ビデオタイトルセット72には、後に説明するよ
うに圧縮されたビデオデータ、オーディオデータ及び副
映像データ及びこれらの再生情報が格納され、同様に複
数のファイル74から構成されている。ここで、複数の
ビデオタイトルセット72は、最大99個に制限され、
また、各ビデオタイトルセット72を構成するファイル
74(File#jからFile#j+9)の数は、最
大10個に定められている。これらファイルも同様に論
理セクタの境界で区分されている。
【0031】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット72を利用可能な情報が記録されている。
この他の記録領域73は、必ずしも設けられなくとも良
い。図7に示すようにビデオマネージャー71は、夫々
が各ファイル74に相当する3つの項目を含んでいる。
即ち、ビデオマネージャー71は、ビデオマネージャー
情報(VMGI)75、ビデオマネージャー情報メニュ
ーの為のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOB
S)76及びビデオマネージャー情報のバックアップ
(VMGI_BUP)77から構成されている。ここ
で、ビデオマネージャー情報(VMGI)75及びビデ
オマネージャー情報のバックアップ77(VMGI_B
UP)77は、必須の項目とされ、ビデオマネージャー
情報メニューの為のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76は、オプションとされている。この
VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMGM_V
OBS)76には、ビデオマネージャー71が管理する
当該光ディスクのボリュームに関するメニューのビデオ
データ、オーディオデータ及び副映像データが格納され
ている。
【0032】このVMGM用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76によって後に説明される
ビデオの再生のように当該光ディスクのボリューム名、
ボリューム名表示に伴う音声及び副映像の説明が表示さ
れるとともに選択可能な項目が副映像で表示される。例
えば、VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76によって当該光ディスクがあるボク
サーのワールドチャンピョンに至るまでの試合を格納し
たビデオデータである旨、即ち、ボクサーXの栄光の歴
史等のボリューム名とともにボクサーXのファイティン
グポーズがビデオデータで再生されるとともに彼のテー
マソングが音声で表示され、副映像で彼の年表等が表示
される。また、選択項目として試合のナレーションを英
語、日本語等のいずれの言語を選択するかが問い合わさ
れるとともに副映像で他の言語の字幕を表示するか、ま
た、いずれの言語の字幕を選択するか否かが問い合わさ
れる。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76によってユーザは、例えば、音
声は、英語で副映像として日本語の字幕を採用してボク
サーXの試合のビデオを鑑賞する準備が整うこととな
る。
【0033】ここで、図8を参照してビデオオブジェク
トセット(VOBS)82の構造について説明する。図
8は、ビデオオブジェクトセット(VOBS)82の一
例を示している。このビデオオブジェクトセット(VO
BS)82には、2つのメニュー用及びタイトル用とし
て3つのタイプのビデオオブジェクトセット(VOB
S)76がある。即ち、ビデオオブジェクトセット(V
OBS)82は、後に説明するようにビデオタイトルセ
ット(VTS)72中にビデオタイトルセットのメニュ
ー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
95及び少なくとも1つ以上のビデオタイトルセットの
タイトルの為のビデオオブジェクトセット(VTSTT
_VOBS)96があり、いずれのビデオオブジェクト
セット82もその用途が異なるのみで同様の構造を有し
ている。
【0034】図8に示すようにビデオオブジェクトセッ
ト(VOBS)82は、1個以上のビデオオブジェクト
(VOB)83の集合として定義され、ビデオオブジェ
クトセット(VOBS)82中のビデオオブジェクト8
3は、同一の用途の供される。通常、メニュー用のビデ
オオブジェクトセット(VOBS)82は、1つのビデ
オオブジェクト(VOB)83で構成され、複数のメニ
ュー用の画面を表示するデータが格納される。これに対
してタイトルセット用のビデオオブジェクトセット(V
TSTT_VOBS)82は、通常、複数のビデオオブ
ジェクト(VOB)83で構成される。
【0035】ここで、ビデオオブジェクト(VOB)8
3は、上述したボクシングのビデオを例にすれば、ボク
サーXの各試合の映像データに相当し、ビデオオブジェ
クト(VOB)を指定することによって例えば、ワール
ドチャンピョンに挑戦する第11戦をビデオで再現する
ことができる。また、ビデオタイトルセット72のメニ
ュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95には、そのボクサーXの試合のメニューデータ
が格納され、そのメニューの表示に従って、特定の試
合、例えば、ワールドチャンピョンに挑戦する第11戦
を指定することができる。尚、通常の1ストーリの映画
では、1ビデオオブジェクト(VOB)83が1ビデオ
オブジェクトセット(VOBS)82に相当し、1ビデ
オストリームが1ビデオオブジェクトセット(VOB
S)82で完結することとなる。また、アニメ集、或い
は、オムニバス形式の映画では、1ビデオオブジェクト
セット(VOBS)82中に各ストーリに対応する複数
のビデオストリームが設けられ、各ビデオストリームが
対応するビデオオブジェクトに格納されている。従っ
て、ビデオストリームに関連したオーディオストリーム
及び副映像ストリームも各ビデオオブジェクト(VO
B)83中で完結することとなる。
【0036】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#j)が付され、この識別番号によっ
てそのビデオオブジェクト(VOB)83を特定するこ
とができる。ビデオオブジェクト(VOB)83は、1
又は複数のセル84から構成される。通常のビデオスト
リームは、複数のセルから構成されることとなるが、メ
ニュー用のビデオストリーム、即ち、ビデオオブジェク
ト(VOB)83は、1つのセル84から構成される場
合もある。同様にセルには、識別番号(C_IDN#
j)が付され、このセル識別番号(C_IDN#j)に
よってセル84が特定される。後に説明するアングルの
変更時には、このセル番号を特定することによってアン
グルが変更される。
【0037】ここでアングルとは、映像の分野において
見る角度を代えることを意味し、ボクシングの例では、
同一のノックアウトの場面をチャンピョン側から見たシ
ーン、挑戦者側から見たシーン、ジャッジの側から見た
シーン等様々な角度からのシーンを見ることができるこ
とを意味する。アングルの選定は、ユーザーの好みに応
じて選定することができる場合、或いは、ストーリーの
流れの中で自動的に同一シーンがアングルを変えて繰り
返される場合がある。また、アングルを選定する場合、
同一シーンの始めに戻ってアングルが変わる場合、例え
ば、ボクサーがカウンターを入れる瞬間のシーンでアン
グルが変わり、再びカウンターが入る場合と、そのシー
ンに続くシーンでアングルが変わる場合、例えば、ボク
サーがカウンターを入れた後のパンチが入った瞬間にア
ングルが変わる場合とがある。いずれのアングルの変更
も実現できるように後に詳述するナビゲーションパック
86がビデオオブジェクトユニット(VOBU)83中
に設けられている。
【0038】図8に示すように各セル84は、1又は複
数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)85、通
常は、複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)
85から構成される。ここで、ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85は、1つのナビゲーションパック
(NVパック)86を先頭に有するパック列として定義
される。即ち、ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85は、あるナビゲーションパック86から次のナ
ビゲーションパックの直前まで記録される全パックの集
まりとして定義される。このビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)の再生時間は、図9に示すようにビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)中に含まれる単数又
は複数個のGOPから構成されるビデオデータの再生時
間に相当し、その再生時間は、0.4秒以上であって1
秒より大きくならないように定められる。MPEGで
は、1GOPは、通常0.5秒であってその間に15枚
程度の画像が再生する為の圧縮された画面データである
と定められている。
【0039】図8に示すようにビデオオブジェクトユニ
ットがビデオデータを含む場合には、MPEG規格に定
められたビデオパック(Vパック)88、副映像パック
(SPパック)90及びオーディオパック(Aパック)
91から構成されるGOPが配列されてビデオデータス
トリームが構成されるが、このGOPの数とは、無関係
にGOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェクト
(VOBU)83が定められ、その先頭には、常にナビ
ゲーションパック(NVパック)86が配列される。ま
た、オーディオ及び/又は副映像データのみの再生デー
タにあってもこのビデオオブジェクトユニットを1単位
として再生データが構成される。即ち、オーディオパッ
クのみでビデオオブジェクトユニットが構成されても、
ビデオデータのビデオオブジェクトと同様にそのオーデ
ィオデータが属するビデオオブジェクトユニットの再生
時間内に再生されるべきオーディオパックがそのビデオ
オブジェクトユニットに格納される。これらパックの再
生の手順に関しては、ナビゲーションパック(NVパッ
ク)86とともに後に詳述する。
【0040】再び図7を参照してビデオマネージャー7
1について説明する。ビデオマネージャー71の先頭に
配置されるビデオマネージャー情報75は、タイトルを
サーチする為の情報、ビデオマネージャーメニューの再
生の為の情報のようなビデオタイトルセット(VTS)
72を管理する情報が記述され、図7に示す順序で少な
くとも4つのテーブル78、79、80、81が記録さ
れている。この各テーブル78、79、80、81は、
論理セクタの境界に一致されている。第1のテーブルで
あるビデオマネージャー情報管理テーブル(VMGI_
MAT)78は、必須のテーブルであってビデオマネー
ジャー71のサイズ、このビデオマネージャー71中の
各情報のスタートアドレス、ビデオマネージャヤーメニ
ュー用のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOB
S)76に関する属性情報等が記述されている。
【0041】また、ビデオマネージャー71の第2のテ
ーブルであるタイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、装置のキー及び表示部4からの
タイトル番号の入力あるいはリモートコントローラ5に
よるタイトル番号の選択に応じて選定可能な当該光ディ
スク10中のボリュームに含まれるビデオタイトルのエ
ントリープログラムチェーン(EPGC)が記載されて
いる。
【0042】ここで、プログラムチェーン87とは、図
9に示すようにあるタイトルのストーリーを再現するプ
ログラム89の集合であってプログラムチェーンが連続
して再現されることによってある1タイトルの映画が完
結される。従って、ユーザーは、プログラムチェーン8
7内のプログラム89を指定することによって映画の特
定のシーンからその映画を鑑賞することができる。
【0043】ビデオマネージャー71の第3のテーブル
であるビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_A
TRT)80には、当該光ディスクのボリューム中のビ
デオタイトルセット(VTS)72に定められた属性情
報が記載される。即ち、属性情報としてビデオタイトル
セット(VTS)72の数、ビデオタイトルセット(V
TS)72の番号、ビデオの属性、例えば、ビデオデー
タの圧縮方式等、オーディオストリームの属性、例え
ば、オーディオの符号化モード等、副映像の属性、例え
ば、副映像の表示タイプ等がこのテーブルに記載されて
いる。
【0044】ビデオマネージャー71の第4のテーブル
であるビデオマネージャーメニューPGCIユニットテ
ーブル(VMGM_PGCI_UT)81には、ビデオ
マネージャーメニュー用のビデオオブジェクトセット
(VMGM_VOBS)76に関する情報が記載され
る。
【0045】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81は、ビ
デオマネージャーメニュー用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76にビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)が存在する際には、必須のテーブル
である。
【0046】ビデオマネージャー情報管理テーブル(V
MGI_MAT)78及びタイトルサーチポインターテ
ーブル(TT_SRPT)79に記載の記述内容の詳細
について、図10、図11、図12及び図13を参照し
て次に説明する。
【0047】図10に示すようにビデオマネージャー情
報管理テーブル(VMGI_MAT)78には、ビデオ
マネージャー71の識別子(VMG_ID)、論理ブロ
ック(既に説明したように1論理ブロックは、2048
バイト)の数でビデオ管理情報のサイズ(VMGI_S
Z)、当該光ディスク、通称、ディジタルバーサタイル
ディスク(ディジタル多用途ディスク:以下、単にDV
Dと称する。)の規格に関するバージョン番号(VER
N)及びビデオマネージャー71のカテゴリー(VMG
_CAT)が記載されている。
【0048】ここで、ビデオマネージャー71のカテゴ
リー(VMG_CAT)には、このDVDビデオデイレ
クトリーがコピーを禁止であるか否かのフラグ等が記載
される。また、このテーブル(VMGI_MAT)78
には、ボリュームセットの識別子(VLMS_ID)、
ビデオタイトルセットの数(VTS_Ns)、このディ
スクに記録されるデータの供給者の識別子(PVR_I
D)、ビデオマネージャーメニューの為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76のスタートア
ドレス(VNGM_VOBS_SA)、ビデオマネージ
ャー情報の管理テーブル(VMGI_MAT)78の終
了アドレス(VMGI_MAT_EA)、タイトルサー
チポインターテーブル(TT_SRPT)79のスター
トアドレス(TT_SRPT_SA)が記載されてい
る。また、このテーブル78には、ビデオマネージャー
メニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PGC
I_UT)81のスタートアドレス(VMGM_PGC
I_UT_SA)が記載されている。ビデオマネージャ
ーメニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PG
CI_UT)81がない場合には、その開始アドレスに
は、“00000000h”が記載される。VMGI_
MAT78の終了アドレス(VMGI_MAT_EA)
及びTT_SRPT79のスタートアドレス(TT_S
RPT_SA)は、先頭の論理ブロックからの相対的な
論理ブロック数で記載されている。
【0049】更に、このテーブル78には、ビデオタイ
トルセット(VTS)72の属性テーブル(VTS_A
TRT)80のスタートアドレス(VTS_ATRT_
SA)がVMGIマネージャーテーブル(VMGI_M
AT)71の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載
され、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のビデ
オ属性(VMGM_V_ATR)が記載されている。更
にまた、このテーブル78には、ビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)のオーディオストリームの数(VM
GM_AST_Ns)、ビデオマネージャーメニュー
(VMGM)のオーディオストリームの属性(VMGM
_AST_ATR)、ビデオマネージャーメニュー(V
MGM)の副映像ストリームの数(VMGM_SPST
_Ns)及びビデオマネージャーメニュー(VMGM)
の副映像ストリームの属性(VMGM_SPST_AT
R)が記載されている。
【0050】タイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、図11に示すように始めにタイ
トルサーチポインターテーブルの情報(TT_SRPT
I)92が記載され、次に入力番号1からn(n≦9
9)に対するタイトルサーチポインタ(TT_SRP)
が必要な数だけ連続的に記載されている。この光ディス
クのボリューム中に1タイトルの再生データ、例えば、
1タイトルのビデオデータしか格納されていない場合に
は、1つのタイトルサーチポインタ(TT_SRP)9
3しかこのテーブル(TT_SRPT)79に記載され
ない。
【0051】タイトルサーチポインターテーブル情報
(TSPTI)92には、図12に示されるようにタイ
トルサーチポインタの数(TT_Ns)及びタイトルサ
ーチポインターテーブル(TT_SRPT)79の終了
アドレス(TT_SRPT_EA)が記載されている。
このアドレス(TT_SRPT_EA)は、このタイト
ルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の先
頭バイトからの相対的なバイト数で記載される。また、
図13に示すように各タイトルサーチポインタ(TT_
SRP)には、チャプタ数(プログラム数)としてのパ
ートオブタイトル数(PTT_Ns)、ビデオタイトル
セット番号(VTSN)、ビデオタイトルセット72の
タイトル番号(VTS_TTN)及びビデオタイトルセ
ット72のスタートアドレス(VTS_SA)が記載さ
れている。
【0052】このタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93の内容によって再生されるビデオタイトルセッ
ト(VTS)72が特定されるとともにそのビデオタイ
トルセット72の格納位置が特定される。ビデオタイト
ルセット72のスタートアドレス(VTS_SA)は、
ビデオタイトルセット番号(VTSN)で指定されるタ
イトルセットを論理ブロック数で記載される。
【0053】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81に記載
の記述内容の詳細について、図14、図15、図16、
図17、図18及び図19を参照して次に説明する。
【0054】図14に示すビデオマネージャーメニュー
PGCIユニットテーブル(VMGM_PGCI_U
T)81は、ビデオマネージャーメニュー用のビデオオ
ブジェクトセット(VMGM_VOBS)76が設けら
れる場合には、必須項目とされ、各言語毎に設けられた
ビデオマネージャーメニュー(VMGM)を再現するた
めのプログラムチェーンについての情報が記述されてい
る。このビデオマネージャーメニューPGCIユニット
テーブル(VMGM_PGCI_UT)81を参照する
ことによってビデオオブジェクトセット(VMGM_V
OBS)76中の指定した言語のプログラムチェーンを
獲得してメニューとして再現することができる。
【0055】このビデオマネージャーメニューPGCI
ユニットテーブル(VMGM_PGCI_UT)81
は、図14に示すようにビデオマネージャーメニューP
GCIユニットテーブル情報(VMGM_PGCI_U
TI)81A、n個のビデオマネージャーメニュー言語
ユニットサーチポインタ(VMGM_LU_SRP)8
1B、n個のビデオマネージャーメニュー言語ユニット
(VMGM_LU)81Cから構成され、その順序で記
述されている。
【0056】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル情報(VMGM_PGCI_UTI)81
Aには、テーブル81の情報が記述され、ビデオマネー
ジャーメニューPGCIユニットサーチポインタ(VM
GM_LU_SRP)81Bには、#1から#nまでの
ビデオマネージャーメニューに対応した順序で記述さ
れ、言語コードが記述がされているとともに#1から#
nまでのビデオマネージャーメニューに対応した順序で
記述されたビデオマネージャーメニュー言語ユニット
(VMGM_LU)81Cを検索するポインタに関する
記述がされている。また、ビデオマネージャーメニュー
言語ユニット(VMGM_LU)81Cの夫々には、対
応するビデオマネージャーメニューのプログラムチェー
ンのカテゴリーと開始アドレスが記述されている。
【0057】より詳細には、ビデオマネージャーメニュ
ーPGCIユニットテーブル情報(VMGM_PGCI
_UTI)81Aには、図15に示すように、ビデオマ
ネージャーメニュー言語ユニット(VMGM_LU)8
1Cの数がパラメータ(VMGM_LU_Ns)として
記載され、また、ビデオマネージャーメニュー言語ユニ
ット(VMGM_LU)81Cの終了アドレスがパラメ
ータ(VMGM_PGCI_UT_EA)として記載さ
れている。また、図16に示すように、ビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットサーチポインタ(VMG
M_LU_SRP)81Bには、ビデオマネージャーメ
ニュー言語コードがパラメータ(VMGM_LCD)と
して記載され、また、ビデオマネージャーメニュー言語
ユニット(VMGM_LU)81Cの開始アドレスがパ
ラメータ(VMGM_LU_SA)として記述されてい
る。更に、ビデオマネージャーメニュー言語ユニット
(VMGM_LU)81Cには、図17に示すようにこ
のビデオマネージャーメニュー言語ユニット情報(VM
GM_LUI)81D、ビデオマネージャーメニューP
GC情報サーチポイント(VMGM_PGCI_SR
P)81E、ビデオマネージャーメニューPGC情報
(VMGM_PGCI)81Fから構成され、その順序
で記述されている。ビデオマネージャーメニュー言語ユ
ニット情報(VMGM_LUI)81Dには、このテー
ブル81Cの情報が記述され、(VMGM_PGCI_
SRP)81Eには、#1から#nまでのビデオマネー
ジャーメニューに対応した順序で記述され、ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンのカテゴリーが
記述がされているとともに#1から#nまでのビデオマ
ネージャーメニューに対応した順序で記述されたビデオ
マネージャーメニューPGC情報サーチ情報(VMGM
_PGCI)81Fを検索するポインタに関する記述が
されている。
【0058】ビデオマネージャーメニューPGC情報サ
ーチ情報(VMGM_PGCI)81Fは、ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンに関する情報、
即ち、VMGMプログラムチェーン情報(VMGM_P
GCI)を記述している。
【0059】より詳細には、ビデオマネージャーメニュ
ー言語ユニット情報(VMGM_LUI)81Dには、
図18に示すように、VMGMプログラムチェーン情報
(VMGM_PGCI)81Fの数がパラメータ(VM
GM_PGCI_Ns)として記載され、また、ビデオ
マネージャーメニュー言語ユニット情報(VMGM_L
UI)81Dの終了アドレスがパラメータ(VMGM_
LUI_EA)として記載されている。また、図19に
示すように、ビデオマネージャーメニューPGC情報サ
ーチポイント(VMGM_PGCI_SRP)81Eに
は、ビデオマネージャーメニューのプログラムチェーン
のカテゴリーがパラメータ(VMGM_PGC_CA
T)として記載され、またVMGMプログラムチェーン
情報(VMGM_PGCI)81Fの開始アドレスがパ
ラメータ(VMGM_PGCI_SA)として記載され
ている。
【0060】ビデオマネージャーメニューのプログラム
チェーンのカテゴリー(VMGM_PGC_CAT)に
は、このPGCがエントリーされているか否かを示すフ
ラグ、およびメニューかを示すメニューIDが記述され
ている。このメニューIDとしては、“0010”が記
述される場合、タイトルメニューを意味している。
【0061】次に、図6に示されたビデオタイトルセッ
ト(VTS)72の論理フォーマットの構造について図
20を参照して説明する。各ビデオタイトルセット(V
TS)72には、図20に示すようにその記載順に4つ
の項目94、95、96、97が記載されている。ま
た、各ビデオタイトルセット(VTS)72は、共通の
属性を有する1又はそれ以上のビデオタイトルから構成
され、このビデオタイトル72についての管理情報、例
えば、エントリーサーチポイントの為の情報、ビデオオ
ブジェクトセット96を再生する為の情報、タイトルセ
ットメニュー(VTSM)を再生する為の情報及びビデ
オオブジェクトセット72の属性情報がビデオタイトル
セット情報(VTSI)に記載されている。
【0062】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)94のバックアップがビデオタイトルセット(VT
S)72に設けられている。ビデオタイトルセット情報
(VTSI)94とこの情報のバックアップ(VTSI
_BUP)97との間には、ビデオタイトルセットメニ
ュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオ
オブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96が配
置されている。いずれのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS及びVTSTT_VOBS)95、9
6は、既に説明したように図8に示す構造を有してい
る。
【0063】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)97
及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)96は、ビデオタ
イトルセット72にとって必須の項目され、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95は、必要に応じて設けられるオ
プションとされている。
【0064】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4は、図20に示すように5つのテーブル98、99、
100、101、111から構成され、5つのテーブル
98、99、100、101、111は、論理セクタ間
の境界に一致されている。第1のテーブルであるビデオ
タイトルセット情報管理テーブル(VTSI_MAT)
98は、必須のテーブルであってビデオタイトルセット
(VTS)72のサイズ、ビデオタイトルセット(VT
S)72中の各情報の開始アドレス及びビデオタイトル
セット(VTS)72中のビデオオブジェクトセット
(VOBS)82の属性が記述されている。
【0065】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トパートオブタイトルサーチポインタテーブル(VTS
_PTT_SRPT)99は、必要に応じて設けられる
オプションのテーブルであって、装置のキー操作/表示
部4からのタイトル番号の入力あるいはリモートコント
ローラ5によるタイトル番号の選択に応じて選定可能な
当該ビデオタイトルセット72中に含まれるプログラム
チェーン(PGC)及び又はプログラム(PG)が記載
されている。
【0066】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100は、必須のテーブルであってVTSプログラ
ムチェーン情報(VTS_PGCI)を記述している。
【0067】第4のテーブルであるビデオタイトルセッ
トタイムサーチマップテーブル(VTS_TMAPT)
101は、必要に応じて設けられるオプションのテーブ
ルであって表示の一定時間に対するこのマップテーブル
(VTS_TMAPT)101が属するタイトルセット
72の各プログラムチェーン(PGC)内のビデオデー
タの記録位置に関する情報が記述されている。
【0068】第5のテーブルであるビデオタイトルセッ
トメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_PG
CI_UT)111は、ビデオタイトルセットメニュー
用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
95が設けられる場合には、必須項目とされ、各言語毎
に設けられたビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)を再現するためのプログラムチェーンについての情
報が記述されている。このビデオタイトルセットメニュ
ーPGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)111を参照することによってビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95中の指定した言語の
プログラムチェーンを獲得してメニューとして再現する
ことができる。
【0069】次に、図20に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98及びビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100について図21から図3
0を参照して説明する。
【0070】図21は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)98の記述内容を示し
ている。このテーブル(VTSI_MAT)98には、
記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトル情報のサイズ(VTSI_S
Z)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VER
N)、タイトルセット72の属性(VTS_CAT)が
記載される。また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)95の開始アドレ
ス(VTSM_VOBS_SA)がこのビデオタイトル
セット(VTS)72の先頭論理ブロックからの相対論
理ブロック(RLBN)で記述され、ビデオタイトルセ
ット(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブジェ
クトセットのスタートアドレス(VTSTT_VOBS
_SA)がこのビデオタイトルセット(VTS)72の
先頭論理ブロックからの相対論理ブロック(RLBN)
で記述される。
【0071】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TSI_MAT)98の終了アドレス(VTSI_MA
T_EA)がそのテーブル(VTSI_MAT)98の
先頭バイトからの相対ブロック数で記載され、ビデオタ
イトルセットパートオブタイトルサーチポインタテーブ
ル(VTS_PTT_SRPT)99のスタートアドレ
ス(VTS_PTT_SRPT_SA)がビデオタイト
ルセット情報(VTSI)94の先頭バイトからの相対
ブロック数で記載されている。
【0072】更にまた、このテーブル(VTSI_MA
T)98には、ビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報テーブル(PGCIT)100のスタートアドレ
ス(VTS_PGCIT_SA)がビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)94の先頭バイトからの相対ブロッ
ク数で記載され、ビデオタイトルセット(VTS)のタ
イムサーチマップ(VTS_TMAPT)101のスタ
ートアドレス(VTS_TMAPT_SA)がこのビデ
オタイトルセット(VTS)72の先頭論理セクタから
の相対論理セクタで記述される。このテーブル(VTS
I_MAT)98には、ビデオタイトルセットメニュー
PGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)のスタートアドレス(VTSM_PGCI_UT_
SA)がビデオタイトルセット情報(VTSI)94の
先頭バイトからの相対ブロック数で記載されている。ビ
デオマネージャーメニューPGCIユニットテーブル
(VMGM_PGCI_UT)81がない場合には、そ
の開始アドレスには、“00000000h”が記載さ
れる。
【0073】このテーブル(VTSI_MAT)98に
は、ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタ
イトルセットメニュー(VTSM)の為のビデオオブジ
ェクトセット(VTSM_VOBS)95及びビデオタ
イトルセット(VTS)のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のビデオ属性(VTS_V_ATR)及びこのビデオ
タイトルセット(VTS)72中のビデオタイトルセッ
トのタイトル(VTSTT)の為のビデオオブジェクト
セット(VTSTT_VOBS)96のオーディオスト
リームの数(VTS_AST_Ns)が記載されてい
る。
【0074】ここで、ビデオ属性(VTS_V_AT
R)には、ビデオの圧縮モード、TVシステムのフレー
ムレート及び表示装置に表示する際の表示のアスペクト
比等が記載されている。
【0075】テーブル(VTSI_MAT)98には、
ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタイト
ルセット(VTS)72のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のオーディオストリーム属性(VTS_AST_AT
R)が記載されている。この属性(VTS_AST_A
TR)には、どのようにオーディオを符号化したかを記
載したオーディオの符号化モード、オーディオの量子化
を何ビットで実行したか、オーディオのチャネル数、オ
ーディオの言語コード等が記載される。更に、テーブル
(VTSI_MAT)98には、ビデオタイトルセット
(VTS)72中のこのタイトル(VTSTT)の為の
ビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)96
の副映像ストリームの数(VTS_SPST_Ns)及
び各副映像ストリームの属性(VTS_SPST_AT
R)が記載されている。この各副映像ストリームの属性
(VTS_SPST_ATR)には、副映像の符号化モ
ード及び副映像の表示タイプ、副映像の言語コード等が
記載される。
【0076】また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
のオーディオストリーム数(VTSM_AST_N
s)、オーディオストリーム属性(VTSM_AST_
ATR)、副映像ストリームの数(VTSM_SPST
_Ns)、及び副映像ストリームの属性(VTSM_S
PST_ATR)が記述されている。
【0077】ビデオタイトルセット(VTS)のオーデ
ィオストリームの属性(VTS_AST_ATR)に
は、図22に示されるようにビット番号b63からビッ
ト番号b48にオーディオコーディングモード、マルチ
チャンネルの拡張、オーディオタイプ、オーディオのア
プリケーションID、量子化、サンプリング周波数、予
約、及びオーディオチャネルの数が記述され、ビット番
号b47からビット番号b40及びビット番号b39か
らビット番号b32には、特定コードとしてこのオーデ
ィオストリームの言語コードが記述され、ビット番号b
31からビット番号b24には、特定コードの為の予約
が設けられている。また、ビット番号b23からビット
番号b8は、今後の為に予約として空けられ、ビット番
号b7からビット番号b0には、応用情報が記述されて
いる。ここで、VTSメニュー用ビデオオブジェクトセ
ット(VTSM_VOBS)95がない場合、或いは、
そのビデオオブジェクトセットにオーディオストリーム
がない場合には、ビット番号b63からビット番号b0
の各ビットに“0”が記述される。
【0078】特定コードは、b47からb40及びb3
9からb32に記載されるが、ここには、オーディオス
トリームのタイプが言語、即ち、音声である場合には、
ISO−639で定められたその言語のコードが言語シ
ンボルで記載される。オーディオストリームのタイプが
言語、即ち、音声でない場合には、この領域は、予約と
される。
【0079】VTSTTの為のビデオオブジェクトセッ
ト(VTST_VOBS)96の副映像ストリーム属性
(VTS_SPST_ATR)においては、図23に示
すようにビット番号b47からビット番号B40に副映
像コード化モード、予約、副映像表示タイプ、副映像タ
イプが記述され、ビット番号b39からビット番号b3
2及びにビット番号b31からビット番号b24に特定
コードとしてこの副映像ストリームの言語コードが記述
され、ビット番号b23からビット番号b16が特定コ
ードの予約とされ、ビット番号b15からビット番号b
8が特定コードの拡張が記述されている。更に、ビット
番号b7からビット番号b0は、予約とされている。
【0080】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100は、図24に示すような
構造を備えている。この情報テーブル(VTS_PGC
IT)100には、VTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に関する情報(VTS_PGCI)が記載さ
れ、始めの項目としてVTSプログラムチェーン(VT
S_PGC)に関する情報テーブル(VTS_PGCI
T)100の情報(VTS_PGCIT_I)102が
設けられている。この情報(VTS_PGCIT_I)
102に続いてこの情報テーブル(VTS_PGCI
T)100には、この情報テーブル(VTS_PGCI
T)100中のVTSプログラムチェーン(VTS_P
GC)の数(#1から#n)だけVTSプログラムチェ
ーン(VTS_PGC)をサーチするVTS_PGCI
サーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)103
が設けられ、最後にVTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に対応した数(#1から#n)だけ各VTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)に関する情報
(VTS_PGCI)104が設けられている。
【0081】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102には、図25に示されるようにVTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)の数(VTS_
PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブル
情報(VTS_PGCIT_I)102の終了アドレス
(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル(V
TS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対的な
バイト数で記述されている。
【0082】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)103には、図26に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)72のプロ
グラムチェーン(VTS_PGC)の属性(VTS_P
GC_CAT)及びこのVTS_PGC情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対
的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_PGCI)
のスタートアドレス(VTS_PGCI_SA)が記述
されている。ここで、VTS_PGC属性(VTS_P
GC_CAT)には、属性として例えば、最初に再生さ
れるエントリープログラムチェーン(エントリーPG
C)か否かが記載される。通常、エントリプログラムチ
ェーン(PGC)は、エントリープログラムチェーン
(PGC)でないプログラムチェーン(PGC)に先だ
って記載される。
【0083】ビデオタイトルセッ内のPGC情報(VT
S_PGCI)104には、図27に示すように4つの
項目が記載されている。このPGC情報(VTS_PG
CI)104には、始めに必須項目のプログラムチェー
ン一般情報(PGC_GI)105が記述され、これに
続いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目と
される少なくとも3つの項目106、107、108が
記載されている。即ち、その3つの項目としてプログラ
ムチェーンプログラムマップ(PGC_PGMAP)1
06、セル再生情報テーブル(C_PBIT)107及
びセル位置情報テーブル(C_POSIT)108がP
GC情報(VTS_PGCI)104に記載されてい
る。
【0084】プログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)105には、図28に示すようにプログラムチェー
ン(PGC)のカテゴリー(PGC_CAT)、プログ
ラムチェーン(PGC)の内容(PGC_CNT)及び
プログラムチェーン(PGC)の再生時間(PGC_P
B_TIME)が記載されている。PGCのカテゴリー
(PGCI_CAT)には、当該PGCのコピーが可能
であるか否か及びこのPGC中のプログラムの再生が連
続であるか或いはランダム再生であるか否か等が記載さ
れる。PGCの内容(PGC_CNT)には、このプロ
グラムチェーンの構成内容、即ち、プログラム数、セル
の数、このプログラムチェーン中のアングルの数が記載
される。PGCの再生時間(PGC_PB_TIME)
には、このPGC中のプログラムのトータル再生時間等
が記載される。この再生時間は、再生手順には無関係に
連続してPGC内のプログラムを再生する場合のプログ
ラムの再生時間が記述される。アングルモードがある場
合には、アングルセル番号1の再生時間がそのアングル
の再生時間を表すこととなる。
【0085】また、プログラムチェーン一般情報(PG
C_GI)105には、PGC副映像ストリーム制御
(PGC_SPST_CTL)、PGCオーディオスト
リーム制御(PGC_AST_CTL)及びPGC副映
像パレット(PGC_SP_PLT)が記載されてい
る。PGC副映像ストリーム制御(PGC_SPST_
CTL)には、PGCで使用可能な副映像数が記載さ
れ、PGCオーディオストリーム制御(PGC_AST
_CTL)には、同様にPGCで使用可能なオーディオ
ストリームの数が記載される。PGC副映像パレット
(PGC_SP_PLT)には、このPGCの全ての副
映像ストリームで使用する所定数のカラーパレットのセ
ットが記載される。
【0086】更に、PGC一般情報(PGC_GI)1
05には、セル再生情報テーブル(C_PBIT)10
7のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)108のスタート
アドレス(C_POSIT_SA)が記載されている。
いずれのスタートアドレス(C_PBIT_SA及びC
_POSIT_SA)もVTS_PGC情報(VTS_
PGCI)の先頭バイトからの相対的な論理ブロック数
で記載される。
【0087】プログラムチェーン(PGC)のカテゴリ
ー(PGC_CAT)は、メニュー用のプログラムチェ
ーン(PGC)の場合、図29に示すようにビット番号
b31にエントリータイプとしてPGCエントリーかノ
ンPGCエントリーかが記述され、ビット番号b30か
らビット番号b28は、今後の為に予約として空けら
れ、ビット番号b27からビット番号b24にはメニュ
ーの種別を示すメニューIDが記述され、ビット番号b
23からビット番号b22にはPGCブロックモードが
記述され、ビット番号b21からビット番号b20には
PGCブロックタイプが記述され、ビット番号b19か
らビット番号b16にはプログラムプレイバックコント
ロールが記述され、ビット番号b15からビット番号b
14にはコピーフラグが記述され、ビット番号b13か
らビット番号b12にはプレイバックシステムマネジメ
ントが記述され、ビット番号b11からビット番号b8
にはアプリケーションタイプが記述され、ビット番号b
7からビット番号b0は、今後の為に予約として空けら
れている。
【0088】メニューIDとしては、“0010”の場
合、ビデオマネージャー情報メニュー(VMGM)で用
いるタイトルメニューを示し、“0011”の場合、ビ
デオタイトルセットメニュー(VTSM)で用いるルー
トメニューを示し、“0100”の場合、ビデオタイト
ルセットメニュー(VTSM)で用いる副映像メニュー
を示し、“0101”の場合、ビデオタイトルセットメ
ニュー(VTSM)で用いるオーディオメニューを示
し、“0110”の場合、ビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)で用いるアングルメニューを示し、“0
111”の場合、ビデオタイトルセットメニュー(VT
SM)で用いるプログラムメニューを示している。
【0089】プログラムチェーン(PGC)のカテゴリ
ー(PGC_CAT)が、タイトル用のプログラムチェ
ーン(PGC)の場合には、ビット番号b30からビッ
ト番号b24に、ビデオタイトルセット(VTS)72
の1〜99のタイトル数(VTS_TTN)が記述され
る。
【0090】プログラムチェーン(PGC)の内容(P
GC_CNT)は、図30に示すようにビット番号b2
3は予約として空けられ、ビット番号b22からビット
番号b16に、このプログラムチェーン(PGC)にお
ける1〜99のプログラム数が記述され、ビット番号b
15からビット番号b8に、このプログラムチェーン
(PGC)における1〜255のセル数が記述され、ビ
ット番号b7からビット番号b4は、今後の為に予約と
して空けられ、ビット番号b3からビット番号b0に、
このプログラムチェーン(PGC)における1〜9のア
ングル数が記述される。
【0091】プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP)106は、図31に示すようにPG
C内のプログラムの構成を示すマップである。このマッ
プ(PGC_PGMAP)106には、図31及び図3
2に示すようにプログラムの開始セル番号であるエント
リーセル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述
されている。また、エントリーセル番号の記述順にプロ
グラム番号が1から割り当てられている。従って、この
マップ(PGC_PGMAP)106の最初のエントリ
ーセル番号は、#1でなければならない。
【0092】セル再生情報テーブル(C_PBIT)1
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)107には、図
33に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図32に示されるようにセルカテゴリー
(C_CAT)が記載される。このセルカテゴリー(C
_CAT)には、セルがセルブロック中のセルである
か、また、セルブロック中のセルであれば最初のセルで
あるかを示すセルブロックモード、セルがブロック中の
一部ではない、或いは、アングルブロックであるかを示
すセルブロックタイプ、システムタイムクロック(ST
C)の再設定の要否を示すSTC不連続フラグが記載さ
れる。ここで、セルブロックとは、ある特定のアングル
のセルの集合として定義される。アングルの変更は、セ
ルブロックを変更することによって実現される。即ち、
野球を例にとれば、外野からのシーンを撮影したアング
ルブロックから内野からのシーンを撮影したアングルブ
ロックの変更がアングルの変更に相当する。
【0093】また、このセルカテゴリー(C_CAT)
には、セル内では連続して再生するか或いはセル内の各
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位で静止す
るかを示すセル再生モード、セルの再生の後に静止させ
るか否か或いはその静止時間を示すセルナビゲーション
制御が記載されている。
【0094】また、図34に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)107は、PGCの全再生時間
を記述したセル再生時間(C_PBTM)を含んでい
る。アングルセルブロックがPGC中にある場合には、
そのアングルセル番号1の再生時間がそのアングルブロ
ックの再生時間を表している。更に、セル再生情報テー
ブル(C_PBIT)107には、当該セルが記録され
ているビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数でセル中の
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)が記載され、
また、当該セルが記録されているビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85の先頭論理セクタからの相対的
な論理セクタ数でセル中の最終ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_LVO
BU_SA)が記載される。
【0095】セル位置情報テーブル(C_POSI)1
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図35に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)107に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)がセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序で記載
される。このセル位置情報(C_POSI)には、図3
6に示すようにセルのビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85の識別番号(C_VOB_IDN)及びセ
ル識別番号(C_IDN)が記述されている。
【0096】図20に示すビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の言語ごとの情報を記述したビデオタイ
トルセットメニューPGCIユニットテーブル(VTS
M_PGCI_UT)111は、図37に示すようにビ
デオタイトルセットメニューPGCIユニットテーブル
情報(VTSM_PGCI_UTI)111A、n個の
ビデオタイトルセットメニュー言語ユニットサーチポイ
ンタ(VTSM_LU_SRP)111B、n個のビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cから構成され、その順序で記述されてい
る。
【0097】ビデオタイトルセットメニューPGCIユ
ニットテーブル情報(VTSM_PGCI_UTI)1
11Aには、このテーブル111の情報が記述され、ビ
デオタイトルセットメニューPGCIユニットサーチポ
インタ(VTSM_LU_SRP)111Bには、#1
から#nまでのビデオタイトルセットメニューに対応し
た順序で記述され、言語コードが記述がされているとと
もに#1から#nまでのビデオタイトルセットメニュー
に対応した順序で記述されたビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット(VTSM_LU)111Cを検索す
るポインタに関する記述がされている。また、ビデオタ
イトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)
111Cの夫々には、対応するビデオタイトルセットメ
ニューのプログラムチェーンのカテゴリーと開始アドレ
スが記述されている。
【0098】より詳細には、ビデオタイトルセットメニ
ューPGCIユニットテーブル情報(VTSM_PGC
I_UTI)111Aには、図38に示すように、ビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cの数がパラメータ(VTSM_LU_N
s)として記載され、また、ビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット(VTSM_LU)111Cの終了ア
ドレスがパラメータ(VTSM_PGCI_UT_E
A)として記載されている。また、図39に示すよう
に、ビデオタイトルセットメニューPGCIユニットサ
ーチポインタ(VTSM_LU_SRP)111Bに
は、ビデオタイトルセットメニュー言語コードがパラメ
ータ(VTSM_LCD)として記載され、また、ビデ
オタイトルセットメニュー言語ユニット(VTSM_L
U)111Cの開始アドレスがパラメータ(VTSM_
LU_SA)として記述されている。更に、ビデオタイ
トルセットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)1
11Cには、図40に示すようにこのビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)1
11D、ビデオタイトルセットメニューPGC情報サー
チポイント(VTSM_PGCI_SRP)111E、
ビデオタイトルセットメニューPGC情報(VTSM_
PGCI)111Fから構成され、その順序で記述され
ている。ビデオタイトルセットメニュー言語ユニット情
報(VTSM_LUI)111Dには、このテーブル1
11Cの情報が記述され、(VTSM_PGCI_SR
P)111Eには、#1から#nまでのビデオタイトル
セットメニューに対応した順序で記述され、ビデオタイ
トルセットメニューのプログラムチェーンのカテゴリー
が記述がされているとともに#1から#nまでのビデオ
タイトルセットメニューに対応した順序で記述されたビ
デオタイトルセットメニューPGC情報サーチ情報(V
TSM_PGCI)111Fを検索するポインタに関す
る記述がされている。
【0099】ビデオタイトルセットメニューPGC情報
サーチ情報(VTSM_PGCI)111Fは、ビデオ
タイトルセットメニューのプログラムチェーンに関する
情報、即ち、VTSMプログラムチェーン情報(VTS
M_PGCI)を記述している。
【0100】より詳細には、ビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)111Dに
は、図41に示すように、VTSMプログラムチェーン
情報(VTSM_PGCI)111Fの数がパラメータ
(VTSM_PGCI_Ns)として記載され、また、
ビデオタイトルセットメニュー言語ユニット情報(VT
SM_LUI)111Dの終了アドレスがパラメータ
(VTSM_LUI_EA)として記載されている。ま
た、図42に示すように、ビデオタイトルセットメニュ
ーPGC情報サーチポイント(VTSM_PGCI_S
RP)111Eには、ビデオタイトルセットメニューの
プログラムチェーンのカテゴリーがパラメータ(VTS
M_PGC_CAT)として記載され、またVTSMプ
ログラムチェーン情報(VTSM_PGCI)111F
の開始アドレスがパラメータ(VTSM_PGCI_S
A)として記載されている。
【0101】ビデオタイトルセットメニューのプログラ
ムチェーンのカテゴリー(VTSM_PGC_CAT)
には、このPGCがエントリーされているか否かを示す
フラグ、およびメニューかを示すメニューIDが記述さ
れている。このメニューIDとしては、“0100”が
記述される場合、副映像メニューを意味し、“010
1”が記述される場合、オーディオメニューを意味し、
“0110”が記述される場合、アングルメニューを意
味し、“0111”が記述される場合、プログラムメニ
ューを意味している。
【0102】図8を参照して説明したようにセル84
は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の集
合とされ、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)8
5は、ナビゲーション(NV)パック86から始まるパ
ック列として定義される。従って、セル84中の最初の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(C_FVOBU_SA)は、NVパック8
6のスタートアドレスを表すこととなる。このNVパッ
ク86は、図43に示すようにパックヘッダ110、シ
ステムヘッダ111及びナビゲーションデータとしての
2つのパケット、即ち、再生制御情報(PCI)パケッ
ト116及びデータサーチ情報(DSI)パケット11
7から成る構造を有し、図43に示すようなバイト数が
各部に付り当てられ、1パックが1論理セクタに相当す
る2048バイトに定められている。また、このNVパ
ックは、そのグループオブピクチャー(GOP)中の最
初のデータが含まれるビデオパックの直前に配置されて
いる。オブジェクトユニット85がビデオパックを含ま
ない場合であってもNVパックがオーディオパック又は
/及び副映像パックを含むオブジェクトユニットの先頭
に配置される。このようにオブジェクトユニットがビデ
オパックを含まない場合であってもオブジェクトユニッ
トがビデオパックを含む場合と同様にオブジェクトユニ
ットの再生時間は、ビデオが再生される単位を基準に定
められる。
【0103】ここで、GOPとは、MPEGの規格で定
められ、既に説明したように複数画面を構成するデータ
列として定義される。即ち、GOPとは、圧縮されたデ
ータに相当し、この圧縮データを伸張させると動画を再
生することができる複数フレームの画像データが再生さ
れる。パックヘッダ110及びシステムヘッダ111
は、MPEG2のシステムレーヤで定義され、パックヘ
ッダ110には、パック開始コード、システムクロック
リファレンス(SCR)及び多重化レートの情報が格納
され、システムヘッダ111には、ビットレート、スト
リームIDが記載されている。PCIパケット116及
びDSIパケット117のパケットヘッダ112、11
4には、同様にMPEG2のシステムレーヤに定められ
ているようにパケット開始コード、パケット長及びスト
リームIDが格納されている。
【0104】他のビデオ、オーディオ、副映像パック8
8、89、80、91は、図44に示すようにMPEG
2のシステムレーヤに定められるように同様にパックヘ
ッダ120、パケットヘッダ121及び対応するデータ
が格納されたパケット122から構成され、そのパック
長は、2048バイトに定められている。これらの各パ
ックは、論理ブロックの境界に一致されている。
【0105】PCIパケット116のPCIデータ(P
CI)113は、VOBユニット(VOBU)85内の
ビデオデータの再生状態に同期してプレゼンテーショ
ン、即ち、表示の内容を変更する為のナビゲーションデ
ータである。即ち、PCIデータ(PCI)113に
は、図45に示されるようにPCI全体の情報としての
PCI一般情報(PCI_GI)及びアングル変更時に
おける各飛び先アングル情報としてのアングル情報(N
SML_AGLI)が記述されている。PCI一般情報
(PCI_GI)には、図46に示されるようにPCI
113が記録されているVOBU85の論理セクタから
の相対的論理ブロック数でそのPCI113が記録され
ているNVパック(NV_PCK)86のアドレス(N
V_PCK_LBN)が記述されている。また、PCI
一般情報(PCI_GI)には、VOBU85のカテゴ
リー(VOBU_CAT)、VOBU85のスタートP
TS(VOBU_SPTS)及び終了PTS(VOBU
_EPTS)が記述されている。ここで、VOBU85
のスタートPTS(VOBU_SPTS)は、当該PC
I113が含まれるVOBU85中のビデオデータの再
生開始時間(スタートプレゼンテーションタイムスタン
プ(SPTS))を示している。この再生開始時間は、
VOBU85中の最初の再生開始時間である。通常は、
最初のピクチャーは、MPEGの規格におけるIピクチ
ャー(Intra−Picture)の再生開始時間に
相当する。VOBU85の終了PTS(VOBU_EP
TS)は、当該PCI113が含まれるVOBU85の
再生終了時間(終了プレゼンテーションタイムスタン
プ:EPTS))を示している。
【0106】アングル情報(NSML_AGLI)に
は、図47に示すようにアングルの数だけ飛び先のアン
グルセルの開始アドレス(NSML_AGL_C_DS
TA)が記載され、その開始アドレスは、PCI113
が記録されたNVパック86の論理セクタからの相対的
論理セクタで記述されている。このアングル情報(NS
ML_AGLI)に基づくアングルの変更の場合には、
図48に示すように当該PCI113が記録されている
VOBU85の再生時間と等しい他のアングルブロック
内のVOBU85のスタートアドレス、或いは、再生時
間が手前の最も近い再生時間を有する他のアングルブロ
ック内のVOBU85のスタートアドレス(NSML_
AGL_C_DSTA)がこのアングル情報(NSML
_AGLI)に記述される。
【0107】このようなアングルセルの開始アドレス
(NSML_AGL_C_DSTA)の記述によれば、
具体的には、次のようなアングルの変更が実現される。
ここで、野球の試合でピッチヤーが投げてからバッター
が打ち、その打球がホームランとなるまでの一連の時間
が連続した場面を想定してアングルの変更を説明する。
ここで、PCI113によって制御されるアングルセル
(ANG_C#j)は、図48に示すようにビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85の単位で変更するこ
とができる。図48には、再生順序に従ってビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85に再生順序に従った
番号が付されているが、あるアングルセル(ANG_C
#j)の再生番号nに相当するビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU#n)85は、他のアングルセル(AN
G_C#1)84或いは、アングルセル(ANG_C#
9)84に相当する再生番号nのビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU#n)85とは、同一時刻或いはそれ
以前の最も近い異なるシーンに関するビデオデータが格
納されている。あるアングルセル(ANG_C#j)8
4には、ピッチヤー及びバッターの入った全景が画面に
映し出され、一連の動作が映し出されるビデオデータと
してVOBU85が連続して配列され、また、アングル
セル(ANG_C#1)84には、打者の打撃フォーム
を鑑賞する為にバッターのみが画面に映し出されるビデ
オデータとしてVOBU85が連続して配列され、更
に、アングルセル(ANG_C#9)には、ピッチヤー
の表情のみが画面に映し出されるビデオデータとしてV
OBU85が連続して配列されていると仮定する。始め
にアングルセル#j(AGL_C#j)をユーザが鑑賞
していて打った瞬間にアングルセル#1に変更すると、
即ち、打った瞬間にアングルを打者のみが映し出される
アングルに変更すると、打った後の打者のみの画面に変
更されないで、打撃が始まる前の打者がバットを振り始
めてからの画面に変更されることとなる。また、始めに
アングルセル#j(AGL_C#i)を鑑賞していて打
った瞬間にアングルセル#9に変更すると、即ち、打っ
た瞬間にアングルをピッチヤーのみが映し出されるアン
グルに変更すると、打った瞬間の打たれたピッチヤーの
表情が画面に表示され、ピッチヤーの心理的な変化を鑑
賞することができる。
【0108】図43に示したDSIパケット117のD
SIデータ(DSI)115は、VOBユニット(VO
BU)85のサーチを実行する為のナビゲーションデー
タである。DSIデータ(DSI)115には、図49
に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)、アング
ル情報(SML_AGLI)、VOBユニットのサーチ
情報(NV_PCK_ADI)及び同期再生情報(SY
NCI)が記述されている。
【0109】DSI一般情報(DSI_GI)は、その
DSI115全体の情報が記述されている。即ち、図5
0に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)には、
NVパック86のシステム時刻基準参照値(NV_PC
K_SCR)が記載されている。このシステム時刻基準
参照値(NV_PCK_SCR)は、図1に示す各部に
組み込まれているシステムタイムクロック(STC)に
格納され、このSTCを基準にビデオ、オーディオ及び
副映像パックがビデオ、オーディオ及び副映像デコーダ
部58、60、62でデコードされ、映像及び音声がモ
ニタ部6及びスピーカ部8で再生される。DSI一般情
報(DSI_GI)には、DSI115が記録されてい
るVOBセット(VOBS)82の先頭論理セクタから
の相対的論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記
録されているNVパック(NV_PCK)86のスター
トアドレス(NV_PCK_LBN)が記載され、VO
Bユニット(VOBU)の先頭論理セクタからの相対的
論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記録されて
いるVOBユニット(VOBU)85中の最終パックの
アドレス(VOBU_EA)が記載されている。
【0110】更に、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSI115が記録されているVOBユニット(V
OBU)の先頭論理セクタからの相対的論理セクタ数
(RLSN)でこのVOBU内での最初のIピクチャー
の最終アドレスが記録されているVパック(V_PC
K)88の終了アドレス(VOBU_IP_EA)が記
載され、当該DSI115が記録されているVOBU8
3の識別番号(VOBU_IP_IDN)及び当該DS
I115が記録されているセルの識別番号(VOBU_
C_IDN)が記載されている。
【0111】アングル情報(SML_AGLI)には、
PCI113のアングル情報(NSML_AGLI)と
同様に図51に示すようにアングルの数だけ飛び先のア
ングルセルの開始アドレス(SML_AGL_C_DS
TA)が記載され、その開始アドレスは、当該DSI1
15が記録されたNVパック86の論理セクタからの相
対的論理セクタで記述されている。このアングル情報
(SML_AGLI)に基づくアングルの変更の場合に
は、図52に示すように当該DSI115が記録されて
いるVOBU85の再生時間以後の他のアングルブロッ
ク内のセル84のスタートアドレスがこのアングル情報
(SML_AGLI)に記述される。
【0112】DSIのアングル情報(SML_AGL
I)を用いた場合には、PCIがビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)で変更可能なのに対してセル単位で
アングルが変更され、時間的に連続してシーンが変更さ
れる。即ち、PSIのアングル情報(SML_AGL
I)が時間的に不連続なアングルの変更が記述されるに
対してDSIのアングル情報(SML_AGLI)に
は、時間的に連続するアングルの変更が記述される。上
述した野球の例を用いてアングルの具体例を説明すれば
次のようなアングルの変更が実現される。アングルセル
#j(AGL_C#j)84は、ピッチャーが投げてこ
の球をバッターが打ち、この打球がホームランとなるシ
ーンの連続が内野側から撮影された画像データのストリ
ームであり、アングルセル#1は、同様の場面が外野側
から撮影された画像データストリームであるとする。ま
た、アングルセル#9は、同様の場面についてバッター
が属するチームの様子を撮影した画像データストリーム
であるとする。アングルセル#j(AGL_C#j)を
鑑賞していて打った瞬間にアングルセル#1に変更する
と、即ち、打った瞬間に外野側からのシーンに変更する
と、バッターの打撃の後に時間的に連続する外野に打球
が飛んでくる画面に変更することができる。また、始め
にアングルセル#j(AGL_C#i)を鑑賞していて
ホームランとなった瞬間にアングルセル#9に変更する
と、即ち、バッターの属するチームの様子が映し出され
るアングルに変更すると、ホームランで大騒ぎとなった
チームの様子及び監督の表情が画面に表示される。この
ようにPCI113のアングル情報(NSML_AGL
I)とDSI115のアングル情報(SML_AGL
I)を用いた場合には、明らかに異なるシーンが再現さ
れることとなる。
【0113】VOBU85のサーチ情報(VOBU_S
I)には、図53に示すようにセル内の先頭アドレスを
特定する為の情報が記述される。即ち、VOBU85の
サーチ情報(VOBU_SI)には、図53に示すよう
に当該DSI115を含むVOBユニット(VOBU)
85を基準にその再生順序に従ってフォワードアドレス
[データ](FWDANn)として+1から+20、+
60、+120及び+240までのVOBユニット(V
OBU)85の[有無及びある場合にはその]スタート
アドレス(A_FWDn)が当該VOBユニットの先頭
論理セクタからの相対的な論理セクタ数で記載されてい
る。
【0114】このフォワードアドレス(FWDANn)
は、図54に示すように32ビットで表現され、ビット
番号29(b29)からビット番号0(b0)には、そ
のアドレス、例えば、フォワードアドレス10(FWD
A10)のアドレスが記述され、そのフォワードアドレ
ス(FWDANn)の先頭には、ビデオデータがそのフ
ォワードアドレス(FWDANn)に相当するビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)85内にビデオデータ
があるかを示すフラグ(V_FWD_Exist1)及
び当該ビデオオブジェクトとフォワード先のビデオオブ
ジェクトユニットとの間にビデオデータがあるかを示す
フラグ(V_FWD_Exist2)が記述されてい
る。即ち、V_FWD_Exist1がビット番号(b
31)に相当し、このフラグが0である場合には、ビッ
ト番号29からビット番号0に記述されたフォワードア
ドレス(FWDANn)で指定されるビデオオブジェク
トユニット(VOBU)85には、ビデオデータがない
旨を意味し、このフラグが1である場合には、ビット番
号29からビット番号0に記述されたフォワードアドレ
ス(FWDANn)で指定されるビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85には、ビデオデータがある旨を
意味している。例えば、フォワードアドレス10(FW
DA10)にビデオデータがある場合には、ビット31
番のV_FWD_Exist1には、1のフラグが立
ち、そのアドレスにビデオデータがない場合には、ビッ
ト31番のV_FWD_Exist1には、0が記述さ
れる。また、V_FWD_Exist2がビット番号
(b30)に相当し、このフラグが0である場合には、
ビット番号29からビット番号0に記述されたフォワー
ドアドレス(FWDANn )で指定されるビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU)85とこのフォワードアド
レスを記載しているDSI115が含まれるビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85との間のビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)85のいずれかにも、ビ
デオデータがない旨を意味し、このフラグが1である場
合には、そのビデオオブジェクトユニット(VOBU)
85には、ビデオデータがその間のいずれかのビデオオ
ブジェクトユニットある旨を意味している。例えば、フ
ォワードアドレス10(FWDA10)のビデオオブジ
ェクトユニットとフォワードアドレス0に相当するフォ
ワードアドレス10を記述したDSI115が含まれる
ビデオオブジェクトユニット85との間のフォワード1
からフォワード9に相当する複数のビデオオブジェクト
ユニットにビデオデータがある場合には、ビット30番
のV_FWD_Exist2には、1のフラグが立ち、
そのアドレスににビデオデータがない場合には、ビット
30番のV_FWD_Exist2には、0が記述され
る。
【0115】また、同様にVOBU85のサーチ情報
(VOBU_SI)には、図53に示すように当該DS
I115を含むVOBユニット(VOBU)85を基準
にその再生順序とは逆方向にバックワードデータ(BW
DA)として−1から−20、−60、−120及び−
240までのVOBユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(A_BWDn)が当該VOBユニット(V
OBU)85の先頭論理セクタからの相対的な論理セク
タ数で記載されている。
【0116】このバックワードアドレス(BWDAN
n)は、図55に示すように32ビットで表現され、ビ
ット番号29(b29)からビット番号0(b0)に
は、そのアドレス、例えば、バックワードアドレス10
(BWDA10)のアドレスが記述され、そのバックワ
ードアドレス(BWDANn)の先頭には、ビデオデー
タがそのバックワードアドレス(BWDANn)に相当
するビデオオブジェクトユニット(VOBU)85内に
ビデオデータがあるかを示すフラグ(V_BWD_Ex
ist1)及び当該ビデオオブジェクトとバックワード
先のビデオオブジェクトユニットとの間にビデオデータ
があるかを示すフラグ(V_BWD_Exist2)が
記述されている。即ち、V_BWD_Exist1がビ
ット番号(b31)に相当し、このフラグが0である場
合には、ビット番号29からビット番号0に記述された
バックワードアドレス(BWDANn )で指定されるビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデ
オデータがない旨を意味し、このフラグが1である場合
には、ビット番号29からビット番号0に記述されたバ
ックワードアドレス(BWDANn )で指定されるビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデオ
データがある旨を意味している。例えば、バックワード
アドレス10(BWDA10)にビデオデータがある場
合には、ビット31番のV_BWD_Exist1に
は、1のフラグが立ち、そのアドレスにビデオデータが
ある場合には、ビット31番のV_BWD_Exist
1には、0が記述される。また、V_BWD_Exis
t2がビット番号(b30)に相当し、このフラグが0
である場合には、ビット番号29からビット番号0に記
述されたバックワードアドレス(BWDANn)で指定
されるビデオオブジェクトユニット(VOBU)85と
このバックワードアドレスを記載しているDSI115
が含まれるビデオオブジェクトユニットとの間のビデオ
オブジェクトユニットのいずれも、ビデオデータがない
旨を意味し、このフラグが1である場合には、そのビデ
オオブジェクトユニット(VOBU)85には、ビデオ
データがある旨を意味している。例えば、バックワード
アドレス10(BWDA10)のビデオオブジェクトユ
ニットとバックワードアドレス0に相当するバックワー
ドアドレス10との間のビデオオブジェクトユニット8
5のいずれかにビデオデータがある場合には、ビット3
0番のV_BWD_Exist2には、1のフラグが立
ち、そのアドレスにビデオデータがない場合には、ビッ
ト30番のV_BWD_Exist2には、0が記述さ
れる。
【0117】同期情報(SYNCI)には、DSI11
5が含まれるVOBユニット(VOBU)のビデオデー
タの再生開始時間と同期して再生する副映像及びオーデ
ィオデータのアドレス情報が記載される。即ち、図56
に示すようにDSI115が記録されているNVパック
(NV_PCK)86からの相対的な論理セクタ数(R
LSN)で目的とするオーディオパック(A_PCK)
91のスタートアドレス(A_SYNCA)が記載され
る。オーディオストリームが複数(最大8)ある場合に
は、その数だけ同期情報(SYNCI)が記載される。
また、同期情報(SYNCI)には、目的とするオーデ
ィオパック(SP_PCK)91を含むVOBユニット
(VOBU)85のNVパック(NV_PCK)86の
アドレス(SP_SYNCA)がDSI115が記録さ
れているNVパック(NV_PCK)86からの相対的
な論理セクタ数(RLSN)で記載されている。副映像
ストリームが複数(最大32)ある場合には、その数だ
け同期情報(SYNCI)が記載される。
【0118】次に、メニューの再生処理について、図1
を参照して図6から図56に示す論理フォーマットを有
する光ディスク10を用いて説明する。尚、図1におい
てブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、破線
の矢印は、制御バスを示している。
【0119】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入され、光ディスク10が装填されると、
システム用ROM及びRAM部52からシステムCPU
部50は、初期動作プログラムを読み出し、ディスクド
ライブ部30を作動させる。従って、ディスクドライブ
部30は、リードイン領域27から読み出し動作を開始
し、リードイン領域27に続く、ISO−9660等に
準拠してボリュームとファイル構造を規定したボリュー
ム及びファイル構造領域70が読み出される。即ち、シ
ステムCPU部50は、ディスクドライブ部30にセッ
トされた光ディスク10の所定位置に記録されているボ
リューム及びファイル構造領域70を読み出す為に、デ
ィスクドライブ部30にリード命令を与え、ボリューム
及びファイル構造領域70の内容を読み出し、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に一旦
格納する。システムCPU部50は、データRAM部5
6に格納されたパステーブル及びディレクトリレコード
を介して各ファイルの記録位置や記録容量、サイズ等の
情報やその他管理に必要な情報としての管理情報を抜き
出し、システム用ROM&RAM部52の所定の場所に
転送し、保存する。
【0120】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から各ファイルの記録位置や記
録容量の情報を参照してファイル番号0番から始まる複
数ファイルから成るビデオマネージャー71を取得す
る。即ち、システムCPU部50は、システム用ROM
及びRAM部52から取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ルートディレクトリ上に存在す
るビデオマネージャー71を構成する複数ファイルの位
置及びサイズを取得し、このビデオマネージャー71を
読み出し、システムプロセッサ部54を介して、データ
RAM部56に格納する。
【0121】この後、システムCPU部50は、図5
7、図58のフローチャートに示すように、光ディスク
10内の総タイトル数、各タイトルごとのチャプタ数
(プログラム数)、各タイトルごとのオーディオストリ
ーム数とオーディオストリームの言語、各タイトルごと
の副映像ストリーム数と副映像ストリームの言語を検出
する。
【0122】すなわち、システムCPU部50は、ビデ
オマネージャー71の第2番目のテーブルであるタイト
ルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79がサ
ーチされる(ステップS51)。システムCPU部50
は、タイトルサーチポインタテーブル(TT_SRP
T)79内のタイトルサーチポインターテーブルの情報
(TT_SRPTI)92に記載されているタイトルサ
ーチポインタの数(TT_Ns)により光ディスク10
内の総タイトル数を得る(ステップS52)。
【0123】また、システムCPU部50は、タイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79内の各
タイトルサーチポインタ(TT_SRP)93に記載さ
れているチャプタ数(プログラム数)としてのパートオ
ブタイトル数(PTT_Ns)により各タイトルごとの
チャプタ数(プログラム数)を得る(ステップS5
3)。
【0124】また、システムCPU部50は、各タイト
ルサーチポインタ(TT_SRP)93に記載されてい
るビデオタイトルセット72のスタートアドレス(VT
S_SA)を用いて各ビデオタイトルセット72の第1
番目のテーブルであるビデオタイトルセット情報(VT
SI)94内のビデオタイトルセットパートオブタイト
ルサーチアクセスポインタテーブル(VTS_PTT_
SRPT)99がサーチされる(ステップS54)。シ
ステムCPU部50は、各ビデオタイトルセット72ご
とのテーブル(VTS_PTT_SRPT)99に記載
されているオーディオストリームの数(VTS_AST
_Ns)により各タイトルごとのオーディオストリーム
数を得、副映像ストリームの数(VTS_SPST_N
s)により各タイトルごとの副映像ストリームの数を得
る(ステップS55)。
【0125】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとのテーブル(VTS_PTT_
SRPT)99のオーディオストリーム属性(VTS_
AST_ATR)に記載されているオーディオストリー
ムごとのオーディオの言語コードにより、各タイトルの
オーディオストリームごとの言語を得る(ステップS5
6)。
【0126】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとのテーブル(VTS_PTT_
SRPT)99の副映像ストリーム属性(VTS_SP
ST_ATR)に記載されている副映像ストリームごと
の副映像の言語コードにより、各タイトルの副映像スト
リームごとの言語を得る(ステップS57)。
【0127】また、システムCPU部50は、ビデオマ
ネージャー71のビデオマネージャー情報(VMGM)
75内の第4番目のテーブルであるビデオマネージャー
メニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PGC
I_UT)81がサーチされる(ステップS58)。こ
のサーチによって再生装置に設定されている言語と同一
の言語コードが記述されているビデオマネージャーメニ
ューPGCIユニットサーチポインタ(VMGM_LU
_SRP)81Bがサーチされる(ステップS59)。
【0128】同一の言語コードが記述されているビデオ
マネージャーメニューPGCIユニットサーチポインタ
(VMGM_LU_SRP)81Bがサーチされた際
に、システムCPU部50は、そのポインタ(VMGM
_LU_SRP)81Bに対応するビデオマネージャー
メニュー言語ユニット(VMGM_LU)81C内のビ
デオマネージャーメニューPGC情報サーチポインタ
(VMGM_PGCI_SRP)81Eの各ビデオマネ
ージャーメニューのプログラムチェーンのカテゴリー
(VMGM_PGC_CAT)ごとに記載されているメ
ニューIDをサーチし(ステップS60)、このサーチ
によりルートメニューとしてのメインメニューが存在し
ているか否かを判断するとともに、タイトルメニュー
(ビデオタイトルセットメニュー)が存在しているか否
かを判断する(ステップS61)。
【0129】メインメニューが存在している場合、シス
テムCPU部50は、そのルートメニューのメニューI
Dが記載されているビデオマネージャーメニューPGC
情報サーチポインタ(VMGM_PGCI_SRP)8
1Eの1つに記載されているVMGMプログラムチェー
ン情報(VMGM_PGCI)81Fの開始アドレス
(VMGM_PGCI_SA)により、対応するVMG
Mプログラムチェーン情報(VMGM_PGCI)81
Fの内容を読出し、このVMGMプログラムチェーン情
報(VMGM_PGCI)81Fに記載されている先頭
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(C_FVOBU_SA)をメインメニュー
のスタートアドレスとしてメモリテーブル56Aに記憶
する(ステップS62)。
【0130】また、タイトルメニューが存在している場
合、システムCPU部50は、そのタイトルメニューの
メニューIDが記載されているビデオマネージャーメニ
ューPGC情報サーチポインタ(VMGM_PGCI_
SRP)81Eの1つに記載されているVMGMプログ
ラムチェーン情報(VMGM_PGCI)81Fの開始
アドレス(VMGM_PGCI_SA)により、対応す
るVMGMプログラムチェーン情報(VMGM_PGC
I)81Fの内容を読出し、このVMGMプログラムチ
ェーン情報(VMGM_PGCI)81Fに記載されて
いる先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85
のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)をタイト
ルメニューのスタートアドレスとしてメモリテーブル5
6Aに記憶する(ステップS63)。
【0131】また、システムCPU部50は、各ビデオ
タイトルセット72ごとの第1番目のテーブルであるビ
デオタイトルセット情報(VTSI)94内のビデオタ
イトルセットメニューPGCIユニットテーブル(VT
SM_PGCI_UT)111がサーチされる(ステッ
プS64)。このサーチによって再生装置に設定されて
いる言語と同一の言語コードが記述されているビデオタ
イトルセットメニューPGCIユニットサーチポインタ
(VTSM_LU_SRP)111Bがサーチされる
(ステップS65)。
【0132】同一の言語コードが記述されているビデオ
タイトルセットメニューPGCIユニットサーチポイン
タ(VTSM_LU_SRP)111Bがサーチされた
際に、システムCPU部50は、そのポインタ(VTS
M_LU_SRP)111Bに対応するビデオタイトル
セットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)111
C内のビデオタイトルセットメニューPGC情報サーチ
ポインタ(VTSM_PGCI_SRP)111Eの各
ビデオタイトルセットメニューのプログラムチェーンの
カテゴリー(VTSM_PGC_CAT)ごとに記載さ
れているメニューIDをサーチし(ステップS66)、
このサーチにより副映像メニュー、オーディオメニュ
ー、アングルメニュー、チャプター(プログラム)メニ
ューが存在しているか否かを判断するとともに、タイト
ルメニューが存在しているか否かを判断する(ステップ
S67)。
【0133】それらのメニューが存在している場合、シ
ステムCPU部50は、そのメニューIDが記載されて
いるビデオタイトルセットメニューPGC情報サーチポ
インタ(VTSM_PGCI_SRP)111Eの1つ
に記載されているVTSMプログラムチェーン情報(V
TSM_PGCI)111Fの開始アドレス(VTSM
_PGCI_SA)により、対応するVTSMプログラ
ムチェーン情報(VTSM_PGCI)111Fの内容
を読出し、このVTSMプログラムチェーン情報(VT
SM_PGCI)111Fに記載されている先頭ビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)85のスタートアド
レス(C_FVOBU_SA)を対応するメニューのス
タートアドレスとしてメモリテーブル56Aに記憶する
(ステップS68)。
【0134】これにより、各ビデオタイトルセット72
ごとの副映像メニュー、オーディオメニュー、アングル
メニュー、チャプター(プログラム)メニューのスター
トアドレスがメモリテーブル56Aに記憶される。
【0135】この結果、メモリテーブル56Aには、図
59に示すように、再生装置に設定されている言語に対
応した各メニューに対応するスタートアドレスが記憶さ
れる。
【0136】したがって、リモートコントロール5のメ
ニューキー5kが投入された際、システムCPU部50
は、メインメニューの再生を判断し、メインメニューが
存在しているか否かを判断する。この判断の結果、メイ
ンメニューが存在していると判断した場合、システムC
PU部50は、メモリテーブル56Aのメインメニュー
に対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_FVO
BU_SA)を読出し、このアドレスに対応するメイン
メニューのデータを光ディスク10のビデオマネージャ
ーメニュー(VMGM)75の為のビデオオブジェクト
セット(VMGM_VOBS)76に対応する領域から
読出し、再生する。この再生されたデータは、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に図6
0に示すような、メインメニューの画像が再現されると
ともにスピーカ部8から音声が再生される。
【0137】また、リモートコントロール5のタイトル
キー5lが投入された際、あるいは上記メインメニュー
が再生されている状態で、タイトルに対応する「1」キ
ーが投入された際、あるいは通常の再生の開始時に、シ
ステムCPU部50は、タイトルメニューの再生を判断
し、タイトルメニューが存在しているか否かを判断す
る。この判断の結果、タイトルメニューが存在している
と判断した場合、メモリテーブル56Aのタイトルメニ
ューに対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)85のスタートアドレス(C_F
VOBU_SA)を読出し、このアドレスに対応するタ
イトルメニューのデータを光ディスク10のビデオマネ
ージャーメニュー(VMGM)75の為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76に対応する領
域から読出し、再生する。この再生されたデータは、シ
ステムプロセッサ部54を介して、データRAM部56
に入力される。このデータセル84は、再生時間情報を
基にビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60
及び副映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、
D/A及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6
に図61の(a)に示すような、タイトルメニューの画
像が再現されるとともにスピーカ部8から音声が再生さ
れる。
【0138】また、メインメニューが再生されている状
態で、チャプタに対応する「2」キーが投入された際、
あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、シス
テムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対
応するチャプタメニューの再生を判断し、チャプタメニ
ューが存在しているか否かを判断する。この判断の結
果、チャプタメニューが存在していると判断した場合、
メモリテーブル56Aのチャプタメニューに対応して記
憶されている先頭ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)
を読出し、このアドレスに対応するチャプタメニューの
データを光ディスク10のビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の為のビデオオブジェクトセット(VT
SM_VOBS)95に対応する領域から読出し、再生
する。この再生されたデータは、システムプロセッサ部
54を介して、データRAM部56に入力される。この
データセル84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62に与えられてデコードされ、D/A及び再生処理
部64で信号変換されてモニタ部6に図61の(b)に
示すような、チャプタメニューの画像が再現されるとと
もにスピーカ部8から音声が再生される。
【0139】また、メインメニューが再生されている状
態で、オーディオに対応する「3」キーが投入された
際、あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、
システムCPU部50は、現在選択されているタイトル
に対応するオーディオメニューの再生を判断し、オーデ
ィオメニューが存在しているか否かを判断する。この判
断の結果、オーディオメニューが存在していると判断し
た場合、メモリテーブル56Aのオーディオメニューに
対応して記憶されている先頭ビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)85のスタートアドレス(C_FVOB
U_SA)を読出し、このアドレスに対応するオーディ
オメニューのデータを光ディスク10のビデオタイトル
セットメニュー(VTSM)の為のビデオオブジェクト
セット(VTSM_VOBS)95に対応する領域から
読出し、再生する。この再生されたデータは、システム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に図6
1の(c)に示すような、オーディオメニューの画像が
再現されるとともにスピーカ部8から音声が再生され
る。
【0140】また、メインメニューが再生されている状
態で、副映像に対応する「4」キーが投入された際、あ
るいは通常再生によりタイトルが選択された後、システ
ムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対応
する副映像メニューの再生を判断し、副映像メニューが
存在しているか否かを判断する。この判断の結果、副映
像メニューが存在していると判断した場合、メモリテー
ブル56Aの副映像メニューに対応して記憶されている
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)を読出し、こ
のアドレスに対応する副映像メニューのデータを光ディ
スク10のビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
の為のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95に対応する領域から読出し、再生する。この再
生されたデータは、システムプロセッサ部54を介し
て、データRAM部56に入力される。このデータセル
84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ部58、オ
ーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に与
えられてデコードされ、D/A及び再生処理部64で信
号変換されてモニタ部6に図61の(d)に示すよう
な、副映像メニューの画像が再現されるとともにスピー
カ部8から音声が再生される。
【0141】また、メインメニューが再生されている状
態で、アングルに対応する「5」キーが投入された際、
あるいは通常再生によりタイトルが選択された後、シス
テムCPU部50は、現在選択されているタイトルに対
応するアングルメニューの再生を判断し、アングルメニ
ューが存在しているか否かを判断する。この判断の結
果、アングルメニューが存在していると判断した場合、
メモリテーブル56Aのアングルメニューに対応して記
憶されている先頭ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)
を読出し、このアドレスに対応するアングルメニューの
データを光ディスク10のビデオタイトルセットメニュ
ー(VTSM)の為のビデオオブジェクトセット(VT
SM_VOBS)95に対応する領域から読出し、再生
する。この再生されたデータは、システムプロセッサ部
54を介して、データRAM部56に入力される。この
データセル84は、再生時間情報を基にビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62に与えられてデコードされ、D/A及び再生処理
部64で信号変換されてモニタ部6に図61の(e)に
示すような、アングルメニューの画像が再現されるとと
もにスピーカ部8から音声が再生される。
【0142】したがって、システムCPU部50は、上
記取得した各メニューの位置データをデータRAM56
内のメニューテーブル56Aに格納しておくようにした
ので、、このテーブルを用いて必要なメニューの再生を
容易に行うことができる。
【0143】また、システムCPU部50が、メインメ
ニューが存在していないと判断した場合、上述したよう
に獲得しているタイトル数、チャプタ数、オーディオの
言語、副映像の言語、およびアングル数に対応する文字
コードとそのフォーマットデータとメインメニュー画面
の作成の指示とを画面作成装置66に出力する。これに
より、画面作成装置66は、システムCPU部50から
の文字コードとそのフォーマットデータとによりメイン
メニュー画面を作成し、D/A及び再生処理部64で信
号変換されてモニタ部6に図60に示すような、メイン
メニューの画像が再生される。
【0144】また、システムCPU部50が、タイトル
メニューが存在していないと判断した場合、上述したよ
うに獲得しているタイトル数分の数値に対応する文字コ
ードとそのフォーマットデータとタイトルメニュー画面
の作成の指示とを画面作成装置66に出力する。これに
より、画面作成装置66は、システムCPU部50から
の文字コードとそのフォーマットデータとによりタイト
ルメニュー画面を作成し、D/A及び再生処理部64で
信号変換されてモニタ部6に図62の(a)に示すよう
な、タイトルメニューの画像が再生される。
【0145】また、システムCPU部50が、チャプタ
メニューが存在していないと判断した場合、上述したよ
うに獲得しているチャプタ数分の数値に対応する文字コ
ードとそのフォーマットデータとチャプタメニュー画面
の作成の指示とを画面作成装置66に出力する。これに
より、画面作成装置66は、システムCPU部50から
の文字コードとそのフォーマットデータとによりチャプ
タメニュー画面を作成し、D/A及び再生処理部64で
信号変換されてモニタ部6に図62の(b)に示すよう
な、チャプタメニューの画像が再生される。
【0146】また、システムCPU部50が、オーディ
オメニューが存在していないと判断した場合、上述した
ように獲得しているオーディオ数分の数値に対応する文
字コードとそのフォーマットデータとオーディオメニュ
ー画面の作成の指示とを画面作成装置66に出力する。
これにより、画面作成装置66は、システムCPU部5
0からの文字コードとそのフォーマットデータとにより
オーディオメニュー画面を作成し、D/A及び再生処理
部64で信号変換されてモニタ部6に図62の(c)に
示すような、オーディオメニューの画像が再生される。
【0147】また、システムCPU部50が、副映像メ
ニューが存在していないと判断した場合、上述したよう
に獲得している副映像数分の数値に対応する文字コード
とそのフォーマットデータと副映像メニュー画面の作成
の指示とを画面作成装置66に出力する。これにより、
画面作成装置66は、システムCPU部50からの文字
コードとそのフォーマットデータとにより副映像メニュ
ー画面を作成し、D/A及び再生処理部64で信号変換
されてモニタ部6に図62の(d)に示すような、副映
像メニューの画像が再生される。
【0148】また、システムCPU部50が、アングル
メニューが存在していないと判断した場合、上述したよ
うに獲得しているアングル数分の数値に対応する文字コ
ードとそのフォーマットデータとアングルメニュー画面
の作成の指示とを画面作成装置66に出力する。これに
より、画面作成装置66は、システムCPU部50から
の文字コードとそのフォーマットデータとによりアング
ルメニュー画面を作成し、D/A及び再生処理部64で
信号変換されてモニタ部6に図62の(e)に示すよう
な、アングルメニューの画像が再生される。
【0149】尚、システムCPU部50は、ビデオマネ
ージャー(VMGI)75の情報管理テーブル(VMG
I_MAT)78に記述されたビデオマネージャーメニ
ュー用のビデオ、オーディオ、副映像のストリーム数及
びそれぞれの属性情報を取得して属性情報を基に、各々
のビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及
び副映像デコーダ部62にビデオマネージャーメニュー
再生のためのパラメータを設定している。
【0150】次に、上記のようなメニューによりタイト
ル等が選択された状態において、図1を参照して図6か
ら図56に示す論理フォーマットを有する光ディスク1
0からのムービーデータの再生動作について説明する。
【0151】所望のタイトルが選択されている状態で、
キー操作/表示部4の再生キー4cあるいはリモートコ
ントローラ5の再生キー5dが投入された際に、システ
ムプロセッサ50は、システムCPU部50は、タイト
ルサーチポインタテーブル情報(TT_SRPTI)9
2からタイトルサーチポインタテーブル(TT_SRP
T)79の最終アドレスを獲得するとともにキー操作/
表示部4からの入力番号あるいはリモートコントローラ
5によるタイトル番号の選択に応じたタイトルサーチポ
インタ(TT_SRP)93から入力番号に対応したビ
デオタイトルセット番号(VTSN)、プログラムチェ
ーン番号(PGCN)及びビデオタイトルセットのスタ
ートアドレス(VTS_SA)が獲得される。タイトル
セットが1つしかない場合には、キー操作/表示部4か
らの入力番号の有無およびリモートコントローラ5によ
るタイトル番号の選択に拘らず1つのタイトルサーチポ
インタ(TT_SRP)93がサーチされてそのタイト
ルセットのスタートアドレス(VTS_SA)が獲得さ
れる。このタイトルセットのスタートアドレス(VTS
_SA)からシステムCPU部50は、目的のタイトル
セットを獲得することとなる。
【0152】次に、図13に示すビデオタイトルセット
72のスタートアドレス(VTS_SA)から図20に
示すようにそのタイトルセットのビデオタイトルセット
情報(VTSI)94が獲得される。このビデオタイト
ルセット情報(VTSI)94のビデオタイトルセット
情報の管理テーブル(VTSI_MAT)98から図2
1に示すビデオタイトルセット情報管理テーブル(VT
SI_MAT)98の終了アドレス(VTI_MAT_
EA)が獲得されると共にオーディオ及び副映像データ
のストリーム数(VTS_AST_Ns、VTS_SP
ST_Ns)及びビデオ、オーディオ及び副映像データ
の属性情報(VTS_V_ATR,VTS_A_AT
R,VTS_SPST_ATR)に基づいて図1に示さ
れる再生装置の各部がその属性に従って設定される。
【0153】また、ビデオタイトルセット(VTS)の
為のメニュー(VTSM)が単純な構成である場合に
は、図20に示すビデオタイトルセット情報管理テーブ
ル(VTSI_MAT)98からビデオタイトルセット
のメニュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOBS)95のスタートアドレス(VTSM_VOB
S_SA)が獲得されてそのビデオオブジェクトセット
(VTSM_VOBS)95によってビデオタイトルセ
ットのメニューが表示される。このメニューを参照して
特にプログラムチェーン(PGC)を選択せずに単純に
タイトルセット(VTS)におけるタイトル(VTS
T)の為のビデオオブジェクトセット(VTT_VOB
S)96を再生する場合には、図21に示すそのスター
トアドレス(VTSTT_VOBS_SA)からそのビ
デオオブジェクトセット96が再生される。
【0154】プログラムチェーン(PGC)をキー操作
/表示部4あるいはリモートコントローラ5で指定する
場合には、次のような手順で対象とするプログラムチェ
ーンがサーチされる。このプログラムチェーンのサーチ
は、ビデオタイトルセットにおけるタイトルの為のプロ
グラムチェーンに限らず、メニューがプログラムチェー
ンで構成される比較的複雑なメニューにおいてもそのメ
ニューの為のプログラムチェーンのサーチに関しても同
様の手順が採用される。ビデオタイトルセット情報(V
TSI)94の管理テーブル(VTSI_MAT)98
に記述される図21に示すビデオタイトルセット(VT
S)内のプログラムチェーン情報テーブル(VTS_P
GCIT)100のスタートアドレスが獲得されて図2
4に示すそのVTSプログラムチェーン情報テーブルの
情報(VTS_PGCIT_I)102が読み込まれ
る。この情報(VTS_PGCIT_I)102から図
25に示すプログラムチェーンの数(VTS_PGC_
Ns)及びテーブル100の終了アドレス(VTS_P
GCIT_EA)が獲得される。
【0155】キー操作/表示部4あるいはリモートコン
トロール5でプログラムチェーンの番号が指定される
と、その番号に対応した図24に示すVTS_PGCI
Tサーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)10
3から図26に示すそのプログラムチェーンのカテゴリ
−及びそのサーチポインタ(VTS_PGCIT_SR
P)103に対応したVTS_PGC情報104のスタ
ートアドレスが獲得される。このスタートアドレス(V
TS_PGCI_SA)によって図27に示すプログラ
ムチェーン一般情報(PGC_GI)が読み出される。
この一般情報(PGC_GI)によってプログラムチェ
ーン(PGC)のカテゴリー及び再生時間(PGC_C
AT、PGC_PB_TIME)等が獲得され、その一
般情報(PGC_GI)に記載したセル再生情報テーブ
ル(C_PBIT)及びセル位置情報テーブル(C_P
OSIT)108のスタートアドレス(C_PBIT_
SA、C_POSIT_SA)が獲得される。スタート
アドレス(C_PBIT_SA)から図35に示すセル
位置情報(C_POSI)として図36に示すようなビ
デオオブジェクトの識別子(C_VOB_IDN)及び
セルの識別番号(C_IDN)が獲得される。
【0156】また、スタートアドレス(C_POSIT
_SA)から図33に示すセル再生情報(C_PBI)
が獲得され、その再生情報(C_PBI)に記載の図3
4に示すセル中の最初のVOBU85のスタートアドレ
ス(C_FVOBU_SA)及び最終のVOBUのスタ
ートアドレス(C_LVOBU_SA)が獲得されてそ
の目的とするセルがサーチされる。セルの再生順序は、
図27に示されるPGCプログラムマップ(PGC_P
GMAP)106の図31に示すプログラムのマップを
参照して次々に再生セル84が決定される。このように
決定されたプログラムチェーンのデータセル84が次々
にビデオオブジェクト144から読み出されてシステム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84は、再生時間情報を基にビ
デオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び副
映像デコーダ部62に与えられてデコードされ、D/A
及び再生処理部64で信号変換されてモニタ部6に画像
が再現されるとともにスピーカ部8から音声が再生され
る。
【0157】更に、ナビゲーションパック86を利用し
たビデオデータの通常再生に関してフローチャートを参
照してより詳細説明する。
【0158】ビデオデータの通常再生では、図63及び
図64に示すように通常再生が開始される場合には、ス
タートの後に既に説明したように、ビデオマネージャー
情報(VMGI)75がシステムCPU部50によって
サーチされてシステムROM/RAM部52に格納され
る(ステップS12)。同様にこのビデオマネージャー
情報(VMGI)75に基づいてビデオタイトルセット
(VTS)72のビデオタイトルセット情報(VTS
I)94が読み込まれるとともにビデオタイトルセット
メニューがそのビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOBS)95を利用して上述したようにモニタ部6に
表示される。この表示を基にステップS13で示すよう
に再生すべきタイトルセット72及び再生条件の等をユ
ーザーが決定する。この決定したタイトルセット72を
キー操作/表示部4を用いて選択すると、ステップS1
4に示すように選択したタイトルセット72中の図20
に示すプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PG
CIT)100から図27、図33及び図34に示すセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)107のデータが
システムCPU部50によって読み込まれ、これがシス
テムROM/RAM部52に格納される。
【0159】システムCPU部50は、ステップS15
に示すように、キー操作/表示部4あるいはリモートコ
ントローラ5から入力された再生条件に応じて再生を開
始するプログラムチェーン番号(VTS_PGC_N
s)、アングル番号(ANGNs)、オーディオストリ
ーム番号及び副映像ストリーム番号が上述したような各
メニューを用いて決定される。例えば、プログラムチェ
ーンとしてボクシングのワールドチャンピョン第11戦
がタイトルとして選定され、英語のナレーションの基に
副映像として日本語の字幕を映し出すことを決定する。
また、アングルとして常に両者の戦いが良く鑑賞できる
映像に決定する等の選択がユーザによって実行される。
この決定された副映像番号及びオーディオストリーム番
号がステップS16に示すようにシステムプロセッサ部
54のレジスタ54Bに設定される。同様に、再生スタ
ート時間がシステムプロセッサ部54、ビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62のシステムタイムクロック(STC)54A、5
8A、60A、62Aに設定される。また、スタートア
ドレスとしてのセル中の最初のVOBUのスタートアド
レス及びPGC番号、即ち、セル番号がシステム用RO
M/RAM部52に格納される。
【0160】ステップS17に示すようにビデオタイト
ルセットの読み込み準備が整った時点でリードコマンド
がシステムCPU部50からディスクドライブ部30に
与えられ、上述したスタートアドレスを基に光ディスク
10がディスクドライブ部30によってシークされる。
このリードコマンドによって光ディスク10からは、指
定されたプログラムチェーン(PGC)に係るセルが次
々に読み出され、システムCPU部50及びシステム処
理部54を介してデータRAM部56に送られる。この
送られたセルデータは、図8に示すようにビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU)85の先頭パックであるナ
ビゲーションパック86からパックがデータRAM部5
6に格納される。その後、ビデオオブジェクトユニット
(VOBU)のビデオパック88、オーディオパック9
1及び副映像パック90が夫々ビデオデコーダ部58、
オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に
分配され、夫々のデコーダでデコードされてD/A及び
データ再生部64に送られる。その結果、モニタ部6に
映像信号が送られ、スピーカ部8に音声信号が送られ、
副映像を伴った映像の表示が開始されるとともに音声の
再現が開始される。このような映像及び音声の再生中に
おいては、キー操作/表示部4あるいはリモートコント
ローラ5からの割り込み処理があった場合には、その得
られたキーデータがシステムRAM/ROM部52に格
納される。キーデータがない場合には、ステップS19
に示すようにドライブ部からの再生終了の割り込みがあ
ったか否かがチェックされる。再生終了の割り込みがな
い場合には、ステップS20に示すようにナビゲーショ
ンパック86の転送を待つこととなる。ナビゲーション
パック86の転送が終了している場合には、ステップS
21に示すようにナビゲーションパック86中の論理セ
クタ番号(NV_PCK_LSN)を現在の論理ブロッ
ク番号(NOWLBN)としてシステムRAM/ROM
部52に格納される。
【0161】NVパック86の転送が終了すると、その
セル内の最終NVパック86かがチェックされる。即
ち、ステップS22に示すようにセル84中の最終ナビ
ゲーションパック86であるか否かがチェックされる。
このチェックは、図34に示すセル再生情報テーブル
(C_PBI)107のC_LVOBUのスタートアド
レス(C_LVOBU_SA)とナビゲーションパック
86のアドレス(V_PCK_LBN)を比較すること
によってチェックされる。NVパック86がセル内での
最終でない場合には、再びステップS19に戻される。
NVパック86がセル84内での最終である場合には、
ステップS23に示すようにアングルの変更があるか否
かがチェックされる。アングルの変更は、キー操作/表
示部4あるいはリモートコントローラ5からシステムC
PU部50にアングル変更の入力があるか否かに基づい
て判断される。アングルの変更がない場合には、ステッ
プS24に示すようにそのセル84が属するプログラム
チェーン(PGC)の最終セルであるかがチェックされ
る。このチェックは、図27及び図33に示すそのセル
84がセル再生情報テーブル(C_PBIT)107の
最終セルであるかによって判断される。即ち、プログラ
ムチェーンを構成するセル数及び再生されたセルの識別
番号によってチェックされる。セルがプログラムチェー
ン(PGC)の最終セルに相当しない場合には、再びス
テップS19に戻される。
【0162】セル84がプログラムチェーン(PGC)
の最終セルである場合には、そのプログラムチェーンが
終了したとして、次のプログラムチェーン(PGC)が
指定される。特別な場合を除き、プログラムチェーン
は、その番号順に再生されることから、ステップS25
に示すように再生が終了したプログラムチェーンの番号
に1を加えることによって次に再生すべきプログラムチ
ェーン番号が設定される。この設定されたプログラムチ
ェーン番号のプログラムチェーンがあるか否かがステッ
プS26でチェックされる。次に再生されるプログラム
チェーンがない場合には、後に説明される図65に示す
再生終了の手続きのフローに移行される。設定されたプ
ログラムチェーンがある場合には、ステップS27に示
すようにその再設定されたプログラムチェーンのセルの
アドレス、即ち、図34に示すセル再生情報(C_PB
I)107中のC_FVOBU85のスタートアドレス
(C_FVOBU_SA)が現在の論理ブロック番号と
して獲得される。ステップS28に示すようにこのスタ
ートアドレス(C_FVOBU_SA)が既に再生した
前のプログラムチェーンのセル84の最終アドレス(E
NDLBN)に1を加えたアドレスに等しいかがチェッ
クされる。等しければ、アドレスが連続したセルの再生
であるから、再びステップS18に戻される。アドレス
が等しくない場合には、ステップS29に示すようにセ
ルアドレスが連続しないことからシステムCPU部50
は、現在のビデオオブジェクトユニットの終了アドレス
を指示するリード終了アドレスコマンドを発し、指定し
たアドレスで一時的にディスクドライブ部30に読み出
し動作を中止させる。その後、ステップS30に示すよ
うに再びシステムCPU部50からリードコマンドがデ
ィスクドライブ部30に与えられるとともにスタートア
ドレスがディスクドライブ部30に与えられ、再びステ
ップS19に戻され、ナビゲーションパック86のシー
クが開始される。
【0163】ステップS19において再生終了である場
合、或いは、ステップS26において次に再生されるプ
ログラムチェーンがない場合には、図65のステップS
31に示すようにPCI113の一般情報(PCI−G
I)に記載されるエンドPTS(VOBU_EPTS)
が参照され、このエンドPTS(VOBU_EPTS)
がシステムタイムクロック(STC)に一致すると、ス
テップS32に示されるようにモニタ6の画面の表示が
中止され、ステップS33に示すようにシステムCPU
からディスクドライブ部30にデータ転送中止コマンド
が与えられ、データ転送が中止され、再生動作が終了さ
れる。
【0164】ステップS23においてキー操作/表示部
4あるいはリモートコントローラ5からアングル変更の
入力があると、図66のステップS40に示すようにア
ングルデータがあるかがチェックされる。このアングル
の有無は、ナビゲーションパック86のPCIデータ1
13及びDSIデータ115のいずれにもアングル情報
(NSULS−ANGLI、SML_AGLI)として
記載されいる。ここで、キー操作/表示部4あるいはリ
モートコントローラ5からの入力に応じていずれかの情
報がシステムCPU部50によって調べられる。このス
テップ40において変更の対象とされるアングルがない
場合には、ステップS41に示すようにアングルデータ
がない旨がキー操作/表示部4或いはモニタ部6に表示
される。このアングルデータ無しの表示があった後に、
ステップS24に移行される。アングルデータがある場
合には、ステップS42に示すようにキー操作/表示部
4あるいはリモートコントローラ5から変更されるべき
アングル番号が指定される。ここで、既に述べるように
PCIデータ及びDSIデータのアングル情報(NSU
LS−AGL_CI、SML_AGLI)のいずれを利
用するアングルの変更かが指定される。但し、一方のア
ングル情報のみしかない場合には、その選択は、一方に
限られることとなる。アングル番号が指定されると、図
47及び図48に示すように指定されたアングル番号に
相当するアングルセルの目的のアドレス (NSLS_
AGL_C_DSTA、SML_ANG_DSTA)が
ステップS43で獲得される。このアドレスでセルがサ
ーチされ、そのアドレスをシークすべき論理ブロック番
号(NOWLBN)として設定する。ここで、特にPC
Iを利用したアングル変更の際には、アングル変更動作
に伴ってシステムCPU部50は、ビデオ及びオーディ
オデータの再生に対してミュート処理を施すと共に副映
像の再生に対してポーズ処理を施す。この処理に伴い再
生装置各部のシステムタイムクロック(STC)をスト
ップさせ、既にビデオ、オーディオ及び副映像デコーダ
部58、60、62内のバッファをクリアーして変更さ
れたアングルデータの受け入れを可能とする状態とする
(ステップS44)。同時にステップS45に示すよう
にシステムCPU部50は、リード終了アドレスコマン
ドを発し、一時的にディスクドライブ部30に読み出し
動作を中止させる。その後、ステップS46に示すよう
にシステムCPU部50からリードコマンドがディスク
ドライブ部30に与えられ、設定したシークすべき論理
ブロック番号、即ち、選択したアングルセルのスタート
アドレスでセルがサーチされて選定したアングルセルデ
ータの転送が開始される。
【0165】転送の開始に伴って再び変更アングル先で
ある初めてのセルのナビゲーションパックの転送を待つ
こととなる。ステップS48に示すようにデータ転送に
伴うナビゲーションパックの転送の終了があるか否かが
チェックされ、ナビゲーションパックの転送がない場合
には、再びステップS47に戻ることとなる。ナビゲー
ションパック86の転送があると、ナビゲーションパッ
ク86のDSI一般情報(DSIG)に記載のNVパッ
ク86のSCR(NV_PCK_SCR)を参照して各
システムタイムクロック(STC)がセットされる。そ
の後、ステップS44で設定されたビデオ及びオーディ
オのミュート状態及び副映像のポーズ状態が解除され、
システムタイムクロック(STC)の動作がスタートさ
れる。その後、通常再生と同様に図63に示すステップ
S21が実行される。
【0166】次に、図67から図72を参照して図6か
ら図56に示す論理フォーマットで映像データ及びこの
映像データを再生するための光ディスク10への記録方
法及びその記録方法が適用される記録システムについて
説明する。
【0167】図67は、メニューデータを含む映像デー
タをエンコーダしてあるタイトルセット84の映像ファ
イル88を生成するエンコーダシステムが示されてい
る。図67に示されるシステムにおいては、主映像デー
タ、オーディオデータ及び副映像データのソースとし
て、例えば、ビデオテープレコーダ(VTR)201、
オーディオテープレコーダ(ATR)202及び副映像
再生器(Subpicture source )203が採用される。こ
れらは、システムコントローラ(Sys con )205の制
御下で主映像データ、オーディオデータ及び副映像デー
タを発生し、これらが夫々ビデオエンコーダ(VEN
C)206、オーディオエンコーダ(AENC)207
及び副映像エンコーダ(SPENC)208に供給さ
れ、同様にシステムコントローラ(Sys con )205の
制御下でこれらエンコーダ206、207、208でA
/D変換されると共に夫々の圧縮方式でエンコードさ
れ、エンコードされた主映像データ、オーディオデータ
及び副映像データ(Comp Video, CompAudio, Comp Sub-
pict としてメモリ210、211、212に格納され
る。
【0168】この主映像データ、オーディオデータ及び
副映像データ(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub-pic
t )は、システムコントローラ(Sys con )205によ
ってファイルフォーマッタ(FFMT)214に出力さ
れ、既に説明したようなこのシステムの映像データのフ
ァイル構造に変換されるとともに各データの設定条件及
び属性、およびメニューデータを作成するためのデータ
等の管理情報がファイルとしてシステムコントローラ
(Sys con )205によってメモリ216に格納され
る。
【0169】このメニューデータを作成するためのデー
タは、上述したパートオブタイトル数(PTT_N
s)、タイトルサーチポインタの数(TT_Ns)、オ
ーディオストリームの数(VTS_AST_Ns)、副
映像ストリームの数(VTS_SPST_Ns)、オー
ディオストリーム属性(VTS_AST_ATR)、副
映像ストリーム属性(VTS_SPST_ATR)など
である。
【0170】以下に、映像データからファイルを作成す
るためのシステムコントローラ(Sys con)205にお
けるエンコード処理の標準的なフローを説明する。
【0171】図68に示されるフローに従って主映像デ
ータ及びオーディオデータがエンコードされてエンコー
ド主映像及びオーディオデータ(Comp Video, Comp Aud
io)のデータが作成される。即ち、エンコード処理が開
始されると、図68のステップS270に示すように主
映像データ及びオーディオデータのエンコードにあたっ
て必要なパラメータが設定される。この設定されたパラ
メータの一部は、システムコントローラ(Sys con )2
05に保存されるとともにファイルフォーマッタ(FF
MT)214で利用される。ステップS271で示すよ
うにパラメータを利用して主映像データがプリエンコー
ドされ、最適な符号量の分配が計算される。ステップS
272に示されるようにプリエンコードで得られた符号
量分配に基づき、主映像のエンコードが実行される。こ
のとき、オーディオデータのエンコードも同時に実行さ
れる。ステップS273に示すように必要であれば、主
映像データの部分的な再エンコードが実行され、再エン
コードした部分の主映像データが置き換えられる。この
一連のステップによって主映像データ及びオーディオデ
ータがエンコードされる。また、ステップS274及び
S275に示すように副映像データがエンコードされエ
ンコード副映像データ(Comp Sub-pict )が作成され
る。即ち、副映像データをエンコードするにあたって必
要なパラメータが同様に設定される。ステップS274
に示すように設定されたパラメータの一部がシステムコ
ントローラ(Sys con )205に保存され、ファイルフ
ォーマッタ(FFMT)214で利用される。このパラ
メータに基づいて副映像データがエンコードされる。こ
の処理により副映像データがエンコードされる。
【0172】図69に示すフローに従って、エンコード
された主映像データ、オーディオデータ及び副映像デー
タ(Com Video, Comp Audio, Comp Sub-pict)が組み合
わされて図6を参照して説明したような映像データのタ
イトルセット構造に変換される。即ち、ステップS27
6に示すように映像データの最小単位としてのセルが設
定され、セルに関するセル再生情報(C_PBI)が作
成される。次に、ステップS277に示すようにプログ
ラムチェーンを構成するセルの構成、主映像、副映像及
びオーディオ属性等が設定され(これらの属性情報の一
部は、各データエンコード時に得られた情報が利用され
る。)、図12に示すようにプログラムチェーンに関す
る情報を含めたビデオタイトルセット情報管理テーブル
情報(VTSI_MAT)及びビデオタイトルセット時
間サーチマップテーブル(VTS_MAPT)142が
作成される。このとき必要に応じてビデオタイトルセッ
トパートオブタイトルサーチアクセスポインタテーブル
(VTS_PTT_SRPT)も作成される。エンコー
ドされた主映像データ、オーディオデータ及び副映像デ
ータ(Com Video, Comp Audio, Comp Sub-pict )が一
定のパックに細分化され、各データのタイムコード順に
再生可能なように、VOBU単位毎にその先頭にNVパ
ックを配置しながら各データセルが配置されて図6に示
すような複数のセルで構成されるビデオオブジェクト
(VOB)が構成され、このビデオオブジェクトのセッ
トでタイトルセットの構造にフォーマットされる。
【0173】尚、図69に示したフローにおいて、プロ
グラムチェーン情報は、ステップS277の過程で、シ
ステムコントローラ(Sys con )205のデータベース
を利用したり、或いは、必要に応じてデータを再入力す
る等を実行し、プログラムチェーン情報(PGI)とし
て記述される。
【0174】図70は、上述のようにフォーマットされ
たタイトルセットを光ディスクへ記録するためのディス
クフォーマッタのシステムを示している。図70に示す
ようにディスクフォーマッタシステムでは、作成された
タイトルセットが格納されたメモリ220、222から
これらファイルデータがボリュームフォーマッタ(VF
MT)226に供給される。ボリュームフォーマッタ
(VFMT)226では、タイトルセット84、86か
ら管理情報が引き出されてビデオマネージャー71が作
成され、図6に示す配列順序で光ディスク10に記録さ
れるべき状態の論理データが作成される。ボリュームフ
ォーマッタ(VFMT)226で作成された論理データ
にエラー訂正用のデータがディスクフォーマッタ(DF
MT)228において付加され、ディスクへ記録する物
理データに再変換される。変調器(Modulater)230
において、ディスクフォーマッタ(DFMT)228で
作成された物理データが実際にディスクへ記録する記録
データに変換され、この変調処理された記録データが記
録器(Recoder )232によってディスク10に記録さ
れる。
【0175】上述したディスクを作成するための標準的
なフローを図71及び図72を参照して説明する。図7
1には、ディスク10に記録するための論理データが作
成されるフローが示されている。即ち、ステップS28
0で示すように映像データファイルの数、並べ順、各映
像データファイル大きさ等のパラメータデータが始めに
設定される。次に、ステップS281で示すように設定
されたパラメータと各ビデオタイトルセット72のビデ
オタイトルセット情報281からビデオマネージャー7
1が作成される。その後、ステップS282に示すよう
にビデオマネージャー71、ビデオタイトルセット72
の順にデータが該当する論理ブロック番号に沿って配置
され、ディスク10に記録するための論理データが作成
される。その後、図72に示すようなディスクへ記録す
るための物理データを作成するフローが実行される。即
ち、ステップS283で示すように論理データが一定バ
イト数に分割され、エラー訂正用のデータが生成され
る。次にステップS284で示すように一定バイト数に
分割した論理データと、生成されたエラー訂正用のデー
タが合わされて物理セクタが作成される。その後、ステ
ップS285で示すように物理セクタを合わせて物理デ
ータが作成される。このように図72に示されたフロー
で生成された物理データに対し、一定規則に基づいた変
調処理が実行されて記録データが作成される。その後、
この記録データがディスク10に記録される。
【0176】上述したデータ構造は、光ディスク等の記
録媒体に記録してユーザに頒布して再生する場合に限ら
ず、図73に示すような通信系にも適用することができ
る。即ち、図67から図70に示した手順に従って図6
に示すようなビデオマネージャー71及びビデオタイト
ルセット72等が格納された光ディスク10が再生装置
300にロードされ、その再生装置のシステムCPU部
50からエンコードされたデータがディジタル的に取り
出され、モジュレータ/トランスミッター310によっ
て電波或いはケーブルでユーザ或いはケーブル加入者側
に送られても良い。また、図67及び図70に示したエ
ンコードシステム320によって放送局等のプロバイダ
ー側でエンコードされたデータが作成され、このエンコ
ードデータが同様にモジュレータ/トランスミッター3
10によって電波或いはケーブルでユーザ或いはケーブ
ル加入者側に送られても良い。このような通信システム
においては、始めにビデオマネージャー71の情報がモ
ジュレータ/トランスミッター310で変調されて或い
は直接にユーザ側に無料で配布され、ユーザがそのタイ
トルに興味を持った際にユーザー或いは加入者からの要
求に応じてそのタイトルセット72をモジュレータ/ト
ランスミッター310によって電波或いはケーブルを介
してユーザ側に送られることとなる。タイトルの転送
は、始めに、ビデオマネージャー71の管理下でビデオ
タイトルセット情報94が送られてその後にこのタイト
ルセット情報94によって再生されるビデオタイトルセ
ットにおけるタイトル用ビデオオブジェクト95が転送
される。このとき必要であれば、ビデオタイトルセット
メニュー用のビデオオブジェクト95も送られる。送ら
れたデータは、ユーザ側でレシーバ/復調器400で受
信され、エンコードデータとして図1に示すユーザ或い
は加入者側の再生装置のシステムCPU部50で上述し
た再生処理と同様に処理されてビデオが再生される。
【0177】ビデオタイトルセット72の転送において
ビデオオブジェクトセット95、96は、図6に示すビ
デオオブジェクトユニット85を単位として転送され
る。このビデオオブジェクトユニット85には、ビデオ
の再生及びサーチ情報が格納されたNVパック86がそ
の先頭に配置されている。しかも、このNVパック86
には、そのNVパック86が属するビデオオブジェクト
ユニット85を基準として前後に再生されるべきビデオ
オブジェクトユニットのアドレスが記載されていること
から、ビデオオブジェクトユニット85の転送中に何ら
かの原因でビデオオブジェクトユニット85が欠けたと
しても欠けたビデオオブジェクトユニット85の再転送
を要求することによって確実にユーザ側でビデオデータ
を再生することができる。また、転送は、ビデオオブジ
ェクトユニットの再生順に実施されなくともユーザ側の
システムROM/RAM部52が正確なプログラムチェ
ーンの再生情報を保持することでそのNVパック86の
アドレスデータを参照して再生順序をシステムCPU部
50が指示することができる。
【0178】上述した説明においては、ビデオオブジェ
クトユニットは、ビデオ、オーディオ及び副映像を含む
データ列として説明したが、ビデオ、オーディオ及び副
映像のいずれかが含まれれば良く、オーディオパックの
み或いは副映像パックのみで構成されても良い。
【0179】上記したように、この発明の光ディスク
(10)は、データが記録される少なくとも1つのビデ
オタイトルセット(72、…)とこのビデオタイトルセ
ット(72、…)を管理する管理情報が記録されている
ビデオマネージャー(71)とからなり、上記ビデオタ
イトルセット(72、…)が、データが記録されるVT
STT VOBS(96)と、このVTSTT VOBS
(96)に記録されているデータの種々の内容をそれぞ
れ確認したり、選択したりする際に用いる上記各内容に
対応した少なくとも1つのビデオタイトルセットメニュ
ーが記録されているVTSM VOBS(95)と、こ
のVTSM VOBS(95)におけるビデオタイトル
セットメニューの記録位置がそのビデオタイトルセット
メニューに対応するデータの内容ごとに記録されている
VTSM PGCI UT(111)とからなり、上記
ビデオマネージャー(71)が上記管理情報に対応する
ビデオマネージャーメニューが記録されているVMGM
VOBS(76)と、このVMGM VOBS(7
6)におけるビデオマネージャーメニューの記録位置が
そのビデオマネージャーメニューに対応するデータの内
容ごとに記録されているVMGM PGCI UT(8
1)とからなる。
【0180】ビデオマネージャーメニューは、タイトル
メニューであり、ビデオタイトルセットメニューは、オ
ーディオメニュー、副映像メニュー、アングルメニュー
である。
【0181】これにより、光ディスクに記録されている
内容をメニューにて容易に確認したり、選択することが
でき、また、光ディスクに記録されているメニューの位
置を示すテーブルを用意することができ、メニューを容
易に再生することができ、さらにまた、メニューが光デ
ィスクに記録していない場合でも、光ディスクに記録さ
れた情報からメニュー画面を作成し表示することができ
る。
【0182】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、光ディスクに記録されている内容をメニューにて容
易に確認したり、選択することが可能な光ディスクを提
供することを目的としている。
【0183】
【0184】また、メニューが光ディスクに記録してい
ない場合でも、光ディスクに記録された情報からメニュ
ー画面を作成し表示することが可能な光ディスクを提供
することを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例に係る光ディスク
装置の概略を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したディスクドライブ装置の
機構部の詳細を示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示したディスクドライブ装置に
装填される光ディスクの構造を概略的に示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、図1に示したキー操作及び表示部の概
略構成を示す図である。
【図5】図5は、図1に示したリモートコントロールの
概略構成を示す図である。
【図6】図6は、図3に示す光ディスクの論理フォーマ
ットの構造を示す。
【図7】図7は、図6に示されるビデオマネージャーの
構造を示す。
【図8】図8は、図6に示されるビデオオブジェクトセ
ット(VOBS)の構造を示す例である。
【図9】図9は、図8に示されたビデオオブジェクトユ
ニットの構造を示す説明図である。
【図10】図10は、図7に示されたビデオマネージャ
(VMGI)内のボリュームマネージャ情報管理テーブ
ル(VMGI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図11】図11は、図7に示されたビデオマネージャ
(VMGI)内のタイトルサーチポインタテーブル(T
T_SRPT)の構造を示す。
【図12】図12は、図11に示したタイトルサーチポ
インタテーブル(TT_SRPT)のタイトルサーチポ
インタテーブルの情報(TT_SRPTI)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図13】図13は、図11に示したタイトルサーチポ
インタテーブル(TT_SRPT)の入力番号に対応し
たタイトルサーチポインタ(TT_SRP)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図14】図14は、図7に示されたビデオマネージャ
ーメニューPGCIユニットテーブル(VMGM_PG
CI_UT)の構造を示す。
【図15】図15は、図14に示されるビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットテーブル情報(VMGM
_PGCI_UTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図16】図16は、図14に示されるビデオマネージ
ャーメニューPGCIユニットサーチポインタ(VMG
M_LU_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図17】図17は、図14に示されるビデオマネージ
ャーメニュー言語ユニット(VMGM_LU)の構造を
示す。
【図18】図18は、図17に示されるビデオマネージ
ャーメニュー言語ユニット情報(VMGM_LUI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図19】図19は、ビデオマネージャーメニューPG
C情報サーチポイント(VMGM_PGCI_SRP)
のパラメータ及び内容を示す。
【図20】図20は、図6に示したビデオタイトルセッ
トの構造を示す。
【図21】図21は、図20に示したビデオタイトルセ
ット情報(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管
理テーブル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容
を示す。
【図22】図22は、図6に示したビデオタイトルセッ
ト(VTS)のオーディオストリームの属性(VTS_
AST_ATR)の内容を示す。
【図23】図23は、図6に示したビデオタイトルセッ
ト(VTS)の副映像ストリーム属性(VTS_SPS
T_ATR)の内容を示す。
【図24】図24は、図20に示したビデオタイトルセ
ット(VTS)のビデオタイトルセットプログラムチェ
ーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の構造を示
す。
【図25】図25は、図24に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)の情報(VTS_PGCIT_I)のパラメー
タ及び内容を示す。
【図26】図26は、図24に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)のプログラムチェーンに対応したサーチポイン
タ(VTS_PGCIT_SRP)のパラメータ及び内
容を示す。
【図27】図27は、図24に示したビデオタイトルセ
ットプログラムチェーン情報のテーブル(VTS_PG
CIT)のプログラムチェーンに対応したビデオタイト
ルセットの為のプログラムチェーン情報(VTS_PG
CI)の構造を示す。
【図28】図28は、図27に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のプログラムチェーンの一
般情報(PGC_GI)のパラメータ及び内容を示す。
【図29】図29は、図28に示したプログラムチェー
ンの一般情報(PGC_GI)のプログラムチェーン
(PGC)のカテゴリー(PGC_CAT)の構造を示
す。
【図30】図30は、図28に示したプログラムチェー
ンの一般情報(PGC_GI)のの内容(PGC_CN
T)の構造を示す。
【図31】図31は、図27に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のプログラムチェーンのマ
ップ(PGC_PGMAP)の構造を示す。
【図32】図32は、図27に示したプログラムチェー
ンのマップ(PGC_PGMAP)に記述されるプログ
ラムに対するエントリーセル番号(ECELLN)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図33】図33は、図27に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のセル再生情報テーブル
(C_PBIT)の構造を示す。
【図34】図34は、図33に示したセル再生情報(C
_PBI)のパラメータ及び内容を示す。
【図35】図35は、図28に示したプログラムチェー
ン情報(VTS_PGCI)のセル位置情報(C_PO
SI)の構造を示す。
【図36】図36は、図35に示したセル位置情報(C
_POSI)のパラメータ及び内容を示す。
【図37】図37は、図20に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_P
GCI_UT)の構造を示す。
【図38】図38は、図37に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットテーブル情報(VTSM
_PGCI_UTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図39】図39は、図37に示したビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットサーチポインタ(VTS
M_LU_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図40】図40は、図37に示したビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット(VTSM_LU)の構造を
示す。
【図41】図41は、図37に示したビデオタイトルセ
ットメニュー言語ユニット情報(VTSM_LUI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図42】図42は、ビデオタイトルセットメニューP
GC情報サーチポイント(VTSM_PGCI_SR
P)のパラメータ及び内容を示す。
【図43】図43は、図8に示したナビゲーションパッ
クの構造を示す。
【図44】図44は、図8に示したビデオパック、オー
ディオパック、副映像パックの構造を示す。
【図45】図45は、図43に示されるナビゲーション
パックの再生制御情報(PCI)のパラメータ及び内容
を示す。
【図46】図46は、図45に示される再生制御情報
(PCI)中の一般情報(PCI_GI)のパラメータ
及び内容を示す。
【図47】図47は、図45に示される再生制御情報
(PCI)中のアングル情報(NSML_AGLI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図48】図48は、図47に示される再生制御情報
(PCI)中のアングル情報(NSML_AGLI)を
利用してアングル変更を実施する際の説明図である。
【図49】図49は、図43に示されるナビゲーション
パックのディスクサーチ情報(DSI)のパラメータ及
び内容を示す。
【図50】図50は、図49に示されるディスクサーチ
情報(DSI)のDSI一般情報(DSI_GI)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図51】図51は、図49に示されるディスクサーチ
情報(DSI)のアングル情報(SML_AGLI)の
パラメータ及び内容を示す。
【図52】図52は、図51に示されるディスクサーチ
情報(DSI)中のアングル情報(SML_AGLI)
を利用してアングル変更を実施する際の説明図である。
【図53】図53は、図49に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のパラメータ及びその内容を示す。
【図54】図54は、図49に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のフォワードアドレス(FWDA)を記述するビ
ットマップを示す。
【図55】図55は、図49に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)のサーチ情報(VOBU_S
RI)のバックワードアドレス(BWDA)を記述する
ビットマップを示す。
【図56】図56は、図49に示されるビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)の同期再生情報(SYNC
I)のパラメータ及びその内容を示す。
【図57】図57は、光ディスク内の総タイトル数、各
タイトルごとのチャプタ数(プログラム数)、各タイト
ルごとのオーディオストリーム数とオーディオストリー
ムの言語、各タイトルごとの副映像ストリーム数と副映
像ストリームの言語を検出する際のフローチャートを示
す。
【図58】図58は、光ディスク内の総タイトル数、各
タイトルごとのチャプタ数(プログラム数)、各タイト
ルごとのオーディオストリーム数とオーディオストリー
ムの言語、各タイトルごとの副映像ストリーム数と副映
像ストリームの言語を検出する際のフローチャートを示
す。
【図59】図59は、メモリテーブルの記憶例を示す
図。
【図60】図60は、メインメニューの画像の再生例を
示す図。
【図61】図61は、タイトルメニュー、チャプタメニ
ュー、オーディオメニュー、副映像メニュー、アングル
メニューの画像の再生例を示す図。
【図62】図62は、タイトルメニュー、チャプタメニ
ュー、オーディオメニュー、副映像メニュー、アングル
メニューの画像の再生例を示す図。
【図63】図63は、図6から図56に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図64】図64は、図6から図56に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図65】図65は、図6から図56に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータを通常
モードで再生する手順を示すフローチャートを示す。
【図66】図66は、図6から図56に示す論理フォー
マットを有する光ディスクにおいてビデオデータの再生
中におけるアングルを変更する手順を示すフローチャー
トを示す。
【図67】図67は、映像データをエンコーダして映像
ファイルを生成するエンコーダシステムを示すブロック
図である。
【図68】図68は、図67に示されるエンコード処理
を示すフローチャートである。
【図69】図69は、図68に示すフローでエンコード
された主映像データ、オーディオデータ及び副映像デー
タを組み合わせて映像データのファイルを作成するフロ
ーチャートである。
【図70】図70は、フォーマットされた映像ファイル
を光ディスクへ記録するためのディスクフォーマッタの
システムを示すブロック図である。
【図71】図71は、図70に示されるディスクフォー
マッタにおけるディスクに記録するための論理データを
作成するフローチャートである。
【図72】図72は、論理データからディスクへ記録す
るための物理データを作成するフローチャートである。
【図73】図73は、図6に示すビデオタイトルセット
を通信系を介して転送するシステムを示す概略図であ
る。
【符号の説明】
4…キー操作/表示部 5…リモートコントロール 6…モニタ部 8…スピーカ部 10…光ディスク 30…ディスクドライブ部 50…システムCPU部 52…システム用ROM&RAM部 56…データRAM部 56A…メモリテーブル 64…D/A及び再生処理部 66…画面作成装置 71…ビデオマネージャー 72、〜…ビデオタイトルセット 76…ビデオマネージャーメニューのビデオオブジェク
トセット 79…タイトルサーチポインタテーブル 81…ビデオマネージャーメニューPGCIユニットテ
ーブル 94…ビデオタイトルセット情報 95…ビデオタイトルセットメニューのビデオオブジェ
クトセット 96…タイトルセットにおけるタイトルのビデオオブジ
ェクトセット 98…ビデオタイトルセット情報の管理テーブル 111…ビデオタイトルセットメニューPGCIユニッ
トテーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録される複数のビデオタイト
    ルセットの総タイトル数を獲得する獲得手段と、 データが記録される複数のビデオタイトルセットの選択
    画面としてのタイトルメニューが存在するか否かを判断
    する判断手段と、 データが記録される複数のビデオタイトルセットの選択
    画面としてのタイトルメニューの表示を指示するタイト
    ルキーと、 このタイトルキーによりタイトルメニューの表示が指示
    された際に、上記判断手段によりタイトルメニューが存
    在すると判断した場合に、タイトルメニューを再生する
    再生手段と、 上記タイトルキーによりタイトルメニューの表示が指示
    された際に、上記判断手段によりタイトルメニューが存
    在していないと判断した場合に、上記獲得手段により獲
    得した総タイトル数の数値に対応する文字コードとフォ
    ーマットデータとによりタイトルメニュー画面を作成す
    る作成手段と、 からなる光ディスク再生装置に用いられる光ディスクに
    おいて、 データが記録される複数のビデオタイトルセットが記録
    されているビデオタイトルセット記録領域と、 このビデオタイトルセット記録領域に記録されている複
    数のビデオタイトルセットの総タイトル数を記録する総
    タイトル数記録領域と、 上記ビデオタイトルセット記録領域の複数のビデオタイ
    トルセットの選択画面としてのタイトルメニューを意味
    するメニューIDを記録するメニューID記録領域と、 上記ビデオタイトルセット記録領域の複数のビデオタイ
    トルセットの選択画面としてのタイトルメニューを記録
    するタイトルメニュー画面記録領域と、 からなることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 データが記録される複数のビデオタイト
    ルセットごとの総オーディオストリーム数と各オーディ
    オストリームの言語コードとを獲得する獲得手段と、 上記ビデオタイトルセットごとの複数のオーディオスト
    リームの選択画面とし てのオーディオメニューが存在す
    るか否かを判断する判断手段と、 複数のオーディオストリームの選択画面としてのオーデ
    ィオメニューの表示を指示する指示キーと、 この指示キーによりオーディオメニューの表示が指示さ
    れた際に、上記判断手段によりオーディオメニューが存
    在すると判断した場合に、オーディオメニューを再生す
    る再生手段と、 上記指示キーによりオーディオメニューの表示が指示さ
    れた際に、上記判断手段によりオーディオメニューが存
    在していないと判断した場合に、上記獲得手段により獲
    得した総オーディオストリーム数の数値に対応する文字
    コードとフォーマットデータとによりオーディオメニュ
    ー画面を作成する作成手段と、 からなる光ディスク再生装置に用いられる光ディスクに
    おいて、 データが記録される複数のビデオタイトルセットが記録
    されているビデオタイトルセット記録領域と、 このビデオタイトルセット記録領域に記録されている各
    ビデオタイトルセットごとの総オーディオストリーム数
    を記録する総オーディオストリーム数記録領域と、 このビデオタイトルセット記録領域に記録されている各
    ビデオタイトルセットのオーディオストリームごとの言
    語コードを記録するオーディオストリーム言語コード記
    録領域と、 上記オーディオストリームの選択画面としてのオーディ
    オメニューを意味するメニューIDを記録するメニュー
    ID記録領域と、 上記オーディオストリームの選択画面としてのオーディ
    オメニューを記録するオーディオメニュー画面記録領域
    と、 からなることを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 データが記録される複数のビデオタイト
    ルセットごとの総副映像ストリーム数と各副映像ストリ
    ームの言語コードとを獲得する獲得手段と、 上記ビデオタイトルセットごとの複数の副映像ストリー
    ムの選択画面としての副映像メニューが存在するか否か
    を判断する判断手段と、 複数の副映像ストリームの選択画面としての副映像メニ
    ューの表示を指示する指示キーと、 この指示キーにより副映像メニューの表示が指示された
    際に、上記判断手段により副映像メニューが存在すると
    判断した場合に、副映像メニューを再生する再生手段
    と、 上記指示キーにより副映像メニューの表示が指示された
    際に、上記判断手段により副映像メニューが存在してい
    ないと判断した場合に、上記獲得手段により獲得した総
    副映像ストリーム数の数値に対応する文字コードとフォ
    ーマットデータとにより副映像メニュー画面を作成する
    作成手段と、 からなる光ディスク再生装置に用いられる光ディスクに
    おいて、 データが記録される複数のビデオタイトルセットが記録
    されているビデオタイトルセット記録領域と、 このビデオタイトルセット記録領域に記録されている各
    ビデオタイトルセットごとの総副映像ストリーム数を記
    録する総副映像ストリーム数記録領域と、 このビデオタイトルセット記録領域に記録されている各
    ビデオタイトルセットの副映像ストリームごとの言語コ
    ードを記録する副映像ストリーム言語コード記録領域
    と、 上記副映像ストリームの選択画面としての副映像メニュ
    ーを意味するメニューIDを記録するメニューID記録
    領域と、 上記副映像ストリームの選択画面としての副映像メニュ
    ーを記録する副映像メニュー画面記録領域と、 からなることを特徴とする光ディスク。
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