JPH1166618A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

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JPH1166618A
JPH1166618A JP9225240A JP22524097A JPH1166618A JP H1166618 A JPH1166618 A JP H1166618A JP 9225240 A JP9225240 A JP 9225240A JP 22524097 A JP22524097 A JP 22524097A JP H1166618 A JPH1166618 A JP H1166618A
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JP
Japan
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recording medium
optical recording
curable resin
light transmitting
layer
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JP9225240A
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English (en)
Inventor
Masaki Kagawa
正毅 香川
Atsushi Nakano
淳 中野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短波長の光学系に対応可能とし、光学系の高
開口数化にも対応可能として高記録密度化を可能とし、
エラーレートを低くして再生特性を良好とする。 【解決手段】 基板1の一主面1a側に、少なくとも紫
外線硬化型樹脂層を含み、厚さが10(μm)〜177
(μm)とされる光透過層4を形成し、この光透過層4
側から光を照射してデータの記録及び/又は再生を行う
場合に、上記紫外線硬化型樹脂層に含まれるダストの粒
径をr(μm)(ただし、r>0.5)とし、各粒径の
ダストの個数をNrとし、記録されるデータの容量をC
(byte)とし、トラックピッチと線密度から算出さ
れるデータ1ビットあたりの面積をS(μm2 )(ただ
し、S≦0.058)としたときに、所定の関係を満た
すようにする。上記光透過層4は、基板1上に配された
紫外線硬化型樹脂層と光透過性フィルムにより形成され
ても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の一主面側に
光透過層が形成されてなり、この光透過層側から光が照
射されてデータの記録及び/又は再生が行われる光記録
媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ記録の分野においては光学
データ記録方式に関する研究が各所で進められている。
この光学データ記録方式は、非接触で記録・再生が行え
ること、磁気記録方式に比べて一桁以上も高い記録密度
が達成できること、再生専用型,追記型,書換可能型の
それぞれのメモリー形態に対応できる等の数々の利点を
有し、安価な大容量ファイルの実現を可能とする方式と
して産業用から民生用まで幅広い用途の考えられている
ものである。
【0003】その中でも特に、再生専用型のメモリー形
態に対応した光ディスクであり、音楽データが記録され
たデジタルオーディオディスクや画像データが記録され
た光学式ビデオディスク等は広く普及している。
【0004】上記デジタルオーディオディスク等の光デ
ィスクは、データ信号を示すピットやグルーブ等の凹凸
パターンが形成された厚さ1.2(mm)程度の透明基
板の凹凸パターンが形成された一主面上にアルミニウム
膜等の金属薄膜よりなる反射膜が形成されて記録層とな
され、さらにこの反射膜を大気中の水分,O2 から保護
するための保護膜が上記反射膜上に形成された構成とさ
れる。
【0005】また、書換可能型のメモリー形態に対応し
たものとしては、光磁気ディスクや相変化型光ディスク
が挙げられる。
【0006】例えば、上記書換可能型のメモリー形態に
対応した光磁気ディスクは、以下に示すような構成を有
する。すなわち、厚さ1.2(mm)程度の透明基板の
一主面上に窒化珪素等の透明誘電体膜が形成され、その
上にTbFeCo等の光磁気記録膜が記録層として形成
され、さらに窒化珪素等の透明誘電体膜が形成され、さ
らにはアルミニウム膜等の反射膜が形成され、さらにま
た紫外線硬化型樹脂等よりなる保護膜が形成された構成
とされる。
【0007】さらに、最近では画像、音楽、コンピュー
タデータ等の多様なデータを記録するためのDVD(D
igital Versatile Disc、以下、
DVDと称する。)も上市されている。このDVDにお
いては、基板の厚さを0.6(mm)程度として短波長
の光学系に対応可能とするとともに高開口数化された光
学系に対応可能として高記録密度化するようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中、
更なる次世代の光記録媒体として、特願平9−1096
60号公報に示すような片面にNTSC(Nation
al Television System Comm
ittee)方式で4時間記録再生が可能な光記録媒体
が提案されている。
【0009】この光記録媒体においては、家庭用ビデオ
ディスクレコーダーとして4時間の記録再生を可能とす
ることにより、現在主流とされているビデオテープレコ
ーダー(Video Tape Recorder)に
代わる新しい記録媒体としての機能を備えることを目的
としている。また、この光記録媒体においては、音楽デ
ータが記録されたデジタルオーディオディスクと同じ形
状、サイズとすることにより、デジタルオーディオディ
スクの手軽さ、使い勝手に慣れ親しんだユーザーにとっ
て使いやすい製品とすることも考えられている。さら
に、この光記録媒体においては、形状をディスク状とす
ることにより、ディスク形状の最大の特徴であるアクセ
スの速さを利用し、小型、簡便な記録媒体というだけで
なく、瞬時の録画再生やトリックプレイや編集といった
多彩な機能を盛り込むことも考えられている。
【0010】そこで、上記のような光記録媒体において
は、上述のDVD以上に短波長の光学系に対応可能とさ
れて高記録密度化されるとともに、高開口数化された光
学系に対応可能とされて再生光のスポット径を小さくし
て、これに合わせて記録を行うことで、高記録密度化さ
れることが望まれている。
【0011】そして、上記のように短波長の光学系に対
応可能とされて且つ高開口数化された光学系に対応可能
とすると、再生光が照射されてこれが透過する部分の厚
さを薄くする必要がある。これは、高記録密度化に伴
い、光学ピックアップの光軸に対してディスク面が垂直
からズレることにより発生する3次のコマ収差の許容量
が小さくなるものの、光透過部の厚さを薄くすること
で、収差の大きさを抑制できるためである。
【0012】そこで、上記のような光記録媒体において
は、例えば基板の一主面上に凹凸を形成して記録層と
し、その上に反射膜を設け、さらにこの上に光を透過す
る薄膜である光透過層を設けるようにし、光透過層側か
ら再生光を照射して記録層のデータを再生するようにし
たり、基板の一主面上に反射膜を設け、その上に光磁気
記録膜を形成して記録層とし、さらにこの上に光を透過
する薄膜である光透過層を設けるようにし、光透過層側
から光を照射して記録層に対してデータを記録及び再生
するようにしている。このようにすれば、光透過層を薄
型化していくことで光学系の高開口数化に対応可能であ
る。
【0013】そして、上記のような光透過層は、アクリ
ル系の高分子材料等の少なくとも1種類の紫外線硬化型
樹脂を厚さ10〜177(μm)で塗布して形成した
り、少なくとも1種類の紫外線硬化型樹脂上に光透過性
フィルムを配置してこれら紫外線硬化型樹脂と光透過性
フィルムの厚さの合計が10〜177(μm)となるよ
うにして形成している。
【0014】ところで、一般的に光記録媒体の測定時の
エラーレートはあまり良好ではなく、10-5台が実際的
であると言われている。このようなエラーを発生させる
要因としては、マスタリング、成形、成膜等の各工程に
由来して発生するもの、或いはドライブ側に由来して発
生するもの等が挙げられるが、要因毎にどの程度エラー
の原因となっているかは解明不可能である。
【0015】これらの中で、上述した光透過層を有する
光記録媒体においては、光透過層を主に形成する紫外線
硬化型樹脂中のダストに依存するエラーが従来の光記録
媒体よりも重要となってくる。
【0016】すなわち、上記のような紫外線硬化型樹脂
は、従来使用されてきたデジタルオーディオディスク等
の光記録媒体においては、厚さ0.6〜1.2(mm)
程度の基板表面を保護するための保護膜形成材料として
主に使用されてきた。そして、上記デジタルオーディオ
ディスク等の光記録媒体においては、保護膜側からレー
ザ光を照射してデータの記録及び/又は再生を行うよう
にしているものの、基板表面においてレーザ光が収束し
ていないために、上記紫外線硬化型樹脂中にダストが含
有されていても、光記録媒体のエラーレートといった再
生特性に大きく影響することはなかった。
【0017】しかしながら、上記のような光透過層を有
する光記録媒体においては、紫外線硬化型樹脂を主体と
した光透過層表面とデータ記録層との距離が極端に短く
なることから、紫外線硬化型樹脂中のダストはデータ再
生時のエラーレートを左右する大きなファクターとな
る。これは、ダストが分布する位置がレーザが集光する
位置に近いためである。また、相変化記録方式で光透過
層を有する光記録媒体においては、ダスト周辺において
初期化不良が発生する可能性が高く、また熱特性にも影
響を与えるため、記録・消去特性が劣化する可能性が高
く、結果的に再生特性の低下が生じる。
【0018】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、光透過層を有し、当該光透過層
側から光が照射されてデータの記録及び/又は再生が行
われる光記録媒体及びその製造方法であって、短波長の
光学系に対応可能であり、光学系の高開口数化にも対応
可能であって高記録密度化が可能とされ、エラーレート
が低く再生特性の良好な光記録媒体及びその製造方法を
提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光記録媒体は、基板の一主面側に少な
くとも紫外線硬化型樹脂層を含む厚さ10(μm)〜1
77(μm)の光透過層が形成されてなり、この光透過
層側から光が照射されてデータの記録及び/又は再生が
行われる光記録媒体であって、上記紫外線硬化型樹脂層
に含まれるダストの粒径をr(μm)(ただし、r>
0.5)とし、各粒径のダストの個数をNrとし、記録
されるデータの容量をC(byte)とし、トラックピ
ッチと線密度から算出されるデータ1ビットあたりの面
積をS(μm2 )(ただし、S≦0.058)としたと
きに、下記数2に示すような関係が成り立つことを特徴
とするものである。
【0020】
【数2】
【0021】なお、本発明に係わる光記録媒体におい
て、光透過層の厚さは、以下に示すような理由により規
定される。
【0022】すなわち、一般的にディスクスキューマー
ジンΘと記録再生光学系の波長λ、開口数NA、光透過
層の厚さtとは相関関係にある。
【0023】実用上充分にプレイヤビリティが実証され
ているデジタルオーディオディスクの例を基準にこれら
のパラメータとΘとの関係が、特開平3−225665
0号公報に示されている。
【0024】これによると、Θ≦±84.115(λ/
NA3 /t)であれば良く、これは本発明の光記録媒体
にも適用することができる。
【0025】ここで、光ディスクを実際に量産する場合
のスキューマージンΘの具体的な限界値を考えると、
0.4゜とするのが妥当である。これは量産を考えた場
合、これより小さくなると歩留まりが低下し、コストが
高価となってしまうためである。なお、既存の記録媒体
においては、デジタルオーディオディスクでは0.6
゜、DVDでは0.4゜とされている。
【0026】従って、Θ=0.4゜としてレーザの短波
長化及び高NA化により光透過層の厚さをどの程度に設
定するべきかを計算すると、先ずλ=0.65(μm)
とすると、NAは0.78以上が要求されることとな
る。これからt≦288(μm)が導き出される。
【0027】また、将来においてレーザ光の短波長化が
進んだことを考慮して、λ=0.4(μm)の場合を仮
定すると、NA≧0.78を変更しないとして、t≦1
77(μm)になる。この場合、基板の厚さが122
(mm)であるデジタルオーディオディスク等の製造設
備を流用するこを考慮すると、本発明の光記録媒体の厚
さは最大1.38(mm)となる。
【0028】また、光磁気記録媒体(MO)の磁界変調
を考慮すると、光透過層の厚さは薄い方が良く、例えば
30(μm)に設定すると、光磁気記録媒体(MO)で
の記録再生が容易になる。
【0029】光透過層の厚さの下限は記録膜或いは反射
膜を保護する役割を有する光透過層の保護機能によって
決定することができ、信頼性や2群レンズの衝突の影響
を考慮すると10(μm)以上の厚さが確保されること
が好ましい。
【0030】例えば記憶容量8(GB)を達成するため
に、少なくともNAを0.7以上とし、レーザの波長λ
を0.68(μm)以下とすることが必要となる。ま
た、上記のように光透過層の厚さとスキューの間には上
記に記述された関係があるが、現状の赤色レーザから将
来普及が見込まれる青色レーザまで対応することを考慮
すると、光透過層の厚さは10〜177(μm)とする
のが適切である。
【0031】ただし、ここで、上記ダストとは、光透過
層を形成する紫外線硬化型樹脂層と光透過性や屈折率が
異なる異物を示している。
【0032】なお、上記本発明の光記録媒体において
は、上記光透過層が、基板上に配された紫外線硬化型樹
脂層と光透過性フィルムよりなっていても良い。
【0033】また、上記本発明の光記録媒体を製造する
方法としては、1.0(μm)以下のフィルターで濾過
した紫外線硬化型樹脂を基板上に塗布して少なくとも紫
外線硬化型樹脂層を含む光透過層を形成することを特徴
とするものが挙げられる。
【0034】この場合、上記紫外線硬化型樹脂を0.2
(μm)以下のフィルターで濾過した後、基板上に塗布
することがより好ましい。
【0035】なお、上記本発明の光記録媒体の製造方法
においては、紫外線硬化型樹脂層上に光透過性フィルム
を配して光透過層を形成するようにしても良い。
【0036】本発明に係る光記録媒体においては、少な
くとも紫外線硬化型樹脂層を含む厚さが10(μm)〜
177(μm)の光透過層を有し、この光透過層側から
光が照射されてデータの記録及び/又は再生が行われる
ことから、短波長の光学系に対応し、光学系の高開口数
化にも対応する。
【0037】そして、本発明の光記録媒体においては、
上記紫外線硬化型樹脂層に含まれるダストの粒径をr
(μm)(ただし、r>0.5)とし、各粒径のダスト
の個数をNrとし、記録されるデータの容量をC(by
te)とし、トラックピッチと線密度から算出されるデ
ータ1ビットあたりの面積をS(μm2 )(ただし、S
≦0.058)としたときに、下記数3に示すような関
係が成り立つようになされていることから、光透過層を
主に形成する紫外線硬化型樹脂層中のダストの量が規定
されることとなり、ダストに依存するエラーが抑えら
れ、エラーレートが低くなる。
【0038】
【数3】
【0039】また、上記本発明の光記録媒体を製造する
際に、1.0(μm)以下のフィルターで濾過した紫外
線硬化型樹脂を基板上に塗布して少なくとも紫外線硬化
型樹脂層を含む光透過層を形成するようにすれば、紫外
線硬化型樹脂層中のダストが容易に規定され、本発明の
光記録媒体が容易に製造され、上記フィルターを0.2
(μm)以下とすれば、ダストの量は更に容易に規定さ
れる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、ここでは本発明
を書き換え可能型の光ディスクに適用した例について述
べるが、本発明は本例に限られるものではなく、カード
状、シート状の各種形状の光記録媒体に適用可能である
ことは言うまでもない。
【0041】本発明に係る光記録媒体は、図1に示すよ
うに、一主面1aに案内溝2やピットといった凹凸パタ
ーンが形成された基板1の当該一主面1a上に記録層3
が形成され、その上に光透過層4が形成されてなるもの
である。上記基板としては厚さ0.3〜1.2(mm)
程度のものが好ましい。
【0042】上記記録層3としては、Al,ZnS−S
iO2 ,GeSbTe,ZnS−SiO2 が積層されて
相変化により記録されるものや、Al,SiN,TbF
eCo,SiNが積層されて光磁気により記録されるも
の、AuやAl+シアニン系又はフタロシアニン系の有
機色素等の有機色素材料よりなり色素の変化により記録
されるものが挙げられる。
【0043】また、本例の光記録媒体においては、光透
過層4が、少なくとも1種類の紫外線硬化型樹脂よりな
り、その厚さが10(μm)〜177(μm)とされて
いる。
【0044】なお、本発明に係わる光記録媒体におい
て、光透過層の厚さは、以下に示すような理由により規
定される。
【0045】すなわち、一般的にディスクスキューマー
ジンΘと記録再生光学系の波長λ、開口数NA、光透過
層の厚さtとは相関関係にある。
【0046】実用上充分にプレイヤビリティが実証され
ているデジタルオーディオディスクの例を基準にこれら
のパラメータとΘとの関係が、特開平3−225665
0号公報に示されている。
【0047】これによると、Θ≦±84.115(λ/
NA3 /t)であれば良く、これは本発明の光記録媒体
にも適用することができる。
【0048】ここで、光ディスクを実際に量産する場合
のスキューマージンΘの具体的な限界値を考えると、
0.4゜とするのが妥当である。これは量産を考えた場
合、これより小さくなると歩留まりが低下し、コストが
高価となってしまうためである。なお、既存の記録媒体
においては、デジタルオーディオディスクでは0.6
゜、DVDでは0.4゜とされている。
【0049】従って、Θ=0.4゜としてレーザの短波
長化及び高NA化により光透過層の厚さをどの程度に設
定するべきかを計算すると、先ずλ=0.65(μm)
とすると、NAは0.78以上が要求されることとな
る。これからt≦288(μm)が導き出される。
【0050】また、将来においてレーザ光の短波長化が
進んだことを考慮して、λ=0.4(μm)の場合を仮
定すると、NA≧0.78を変更しないとして、t≦1
77(μm)になる。この場合、基板の厚さが122
(mm)であるデジタルオーディオディスク等の製造設
備を流用するこを考慮すると、本発明の光記録媒体の厚
さは最大1.38(mm)となる。
【0051】また、光磁気記録媒体(MO)の磁界変調
を考慮すると、光透過層の厚さは薄い方が良く、例えば
30(μm)に設定すると、光磁気記録媒体(MO)で
の記録再生が容易になる。
【0052】光透過層の厚さの下限は記録膜或いは反射
膜を保護する役割を有する光透過層の保護機能によって
決定することができ、信頼性や2群レンズの衝突の影響
を考慮すると10(μm)以上の厚さが確保されること
が好ましい。
【0053】例えば記憶容量8(GB)を達成するため
に、少なくともNAを0.7以上とし、レーザの波長λ
を0.68(μm)以下とすることが必要となる。ま
た、上記のように光透過層の厚さとスキューの間には上
記に記述された関係があるが、現状の赤色レーザから将
来普及が見込まれる青色レーザまで対応することを考慮
すると、光透過層の厚さは10〜177(μm)とする
のが適切である。
【0054】また、ここでは、光透過層4が1種類の紫
外線硬化型樹脂よりなる場合を示すが、この光透過層4
は複数種の紫外線硬化型樹脂層により形成する、或いは
紫外線硬化型樹脂層上に光透過性フィルムを配して形成
しても良い。
【0055】そして、本例の光記録媒体においては、光
透過層4を主に形成する上記紫外線硬化型樹脂層に含ま
れるダストの粒径をr(μm)(ただし、r>0.5)
とし、各粒径のダストの個数をNrとし、記録されるデ
ータの容量をC(byte)とし、トラックピッチと線
密度から算出されるデータ1ビットあたりの面積をS
(μm2 )(ただし、S≦0.058)としたときに、
下記数4に示すような関係が成り立つようになされてい
る。
【0056】
【数4】
【0057】ただし、ここで、上記ダストとは、光透過
層を形成する紫外線硬化型樹脂層と光透過性や屈折率が
異なる異物を示している。
【0058】上記数4で示す関係は、紫外線硬化型樹脂
層中のダストに依存するエラーを抑えるためにダストの
量を規定するものであり、以下のようにして導き出され
る。
【0059】図1中に示すように、対物レンズ5により
記録層3に図中矢印Lで示すようなレーザ光といった再
生光を照射した場合、図2に拡大して示すように、図中
矢印Lで示す再生光は記録層3上で焦点を結ぶ。図3に
更に拡大して模式的に示すように、波長と対物レンズ5
の開口数に依存する図中Dで示す焦点深度と称される距
離範囲の中では、最も集光された状態を維持し、それよ
り媒体表面側に近づくにつれ拡散していくこととなる。
すなわち、記録層3の表面3aで図中Dで示す焦点深度
内にダスト6が存在する場合にダスト6が再生特性に及
ぼす影響が最も大きくなる。
【0060】このとき、ダスト6の形状を球形と見な
し、粒径をr(μm)とすると、その断面積は(r/
2)2 ×πとなり、この面積内に含まれるデータを示す
ピットは覆い隠されてしまい、エラーとなる。
【0061】本例の光記録媒体においては、特願平9−
109660号公報に示したようにデジタルオーディオ
ディスクの大きさで8ギガバイト以上の容量を目指して
いる。ここで、既に上市されている前述のDVDを基準
とし、トラックピッチをTp(μm)、線密度をd(μ
m/bit)とした場合、下記数5を満たすこととな
る。
【0062】
【数5】
【0063】すなわち、Tp×d≧0.116(μm2
/bit)となる。ここで変調方式としてDVDと同様
にEFM(Eight to Fourteen Mo
dulation)を用いるとすると、入力データは1
ビットが2チャンネルビットに変換され、1チャンネル
ビットあたりの面積S(μm2 )は1ビットの面積を示
すTp×dの1/2となり、下記数6を満たすこととな
る。
【0064】
【数6】
【0065】従って、この面積でダストの面積を割る
と、上記ダストの影響でエラーとなるビット数の最大値
が求められる。
【0066】ここで、紫外線硬化型樹脂層中の様々なサ
イズのダストが全て記録層3の表面3aに分布している
と見なすと、各々のダストの断面積を求めて総和を算出
し、これを1チャンネルビットあたりの面積で割れば、
紫外線硬化型樹脂層中のダストに起因するエラーの最悪
値が算出されることとなる。すなわち、粒径r(μm)
のダストの数をNr(個)とすると、エラーの最悪値は
下記数7により表されることとなる。
【0067】
【数7】
【0068】ところで、実際には紫外線硬化型樹脂中の
ダストの分布状況はパーティクルカウンターを用いて計
測している。このパーティクルカウンターの計測限界値
は一般に0.5(μm)以上である。そこで、ここでは
実測可能範囲で限界を絞り込むために、粒径0.5(μ
m)以上のダストについて考察することとする。
【0069】先に述べたように、光記録媒体の測定時の
エラーレートは10-5台が実際的であるので、光記録媒
体に記録されるデータの容量をC(byte)とする
と、C×10-5×8(bit)もの個数のデータがエラ
ーとなってしまう。このとき、紫外線硬化型樹脂層中の
ダストによるエラーは少なくともその1割に抑える必要
がある。また、計測が困難であり、且つ膨大に含まれて
いると思われる粒径0.5(μm)未満のダストによる
影響を考えると、計測可能な粒径のダストによるエラー
の許容数は更にその半分と考察される。すなわち、下記
数8が成り立つ。
【0070】
【数8】
【0071】そして上記数8と先に示した数7と考え合
わせると、下記数9が導き出され、先に示した数式が導
き出される。
【0072】
【数9】
【0073】実際には、全てのダストが焦点深度内に分
布している状態はあり得ない。実際には、記録層表面か
ら遠い位置に分布しているダストによる影響はより小さ
いものとなる。従って、数9に示した関係は非常に厳し
い条件を示していることとなり、実際にはこの数9に示
した関係よりも多くのダストが許容可能である。しかし
ながら、本発明の光記録媒体のように、上記数9の関係
を満たすようにすれば、ダストによって隠されるデータ
ビットが少なくなり、確実にダストによるエラーを抑
え、エラーレートを低くし、再生特性を向上することが
可能である。
【0074】このような光記録媒体を製造する方法とし
ては、光透過層を主に形成する紫外線硬化型樹脂とし
て、1.0(μm)以下のフィルターで濾過したもの、
より好ましくは0.2(μm)以下のフィルターで濾過
したものを使用し、これを基板上に塗布して少なくとも
紫外線硬化型樹脂層を含む光透過層を形成する方法が挙
げられ、このようにすれば本発明の光記録媒体を容易に
製造することが可能である。
【0075】また、記録層3として上述の相変化材料を
使用している場合には、ダストによる初期化不良や熱特
性の変化による記録消去特性の悪化が起こる可能性が少
なくなり、エラーレートを低くすることが可能となり、
再生特性を向上することが可能となる。
【0076】
【実施例】次に、本発明の効果を確認するべく、以下に
示すような実験を行った。ここでは、紫外線硬化型樹脂
を1.0(μm)以下のフィルターで濾過し、濾過後の
紫外線硬化型樹脂中のダストの粒径と数をパーティクル
カウンターにより測定した。そして、結果を1(cm
3 )あたりのダストの量のヒストグラムとして図4に示
した。図4中横軸はダストの粒径を示し、縦軸はダスト
の数を示す。
【0077】この結果から、紫外線硬化型樹脂を1.0
(μm)以下のフィルターで濾過すれば、フィルターの
効果により粒径1.0(μm)を越える粒径のダストは
殆ど除去されていることがわかる。前述のデジタルオー
ディオディスクの大きさの光記録媒体の半径25〜60
(mm)の位置に100(μm)の厚さでこの紫外線硬
化型樹脂を塗布した場合、下記数10に示すように体積
は0.95(cm3 )となる。
【0078】
【数10】
【0079】そして、これを前述の数9に代入して計算
すると、同式を満たすことがわかる。すなわち、紫外線
硬化型樹脂を1.0(μm)以下のフィルターで濾過し
た後、使用するようにすれば、紫外線硬化型樹脂中のダ
ストを許容量以下に抑えることが可能であることが確認
された。
【0080】ところで、図4においては粒径が0.5
(μm)以下のダストに関するデータが示されていな
い。これはパーティクルカウンターの測定限界を下回る
サイズであるためである。すなわち、この粒径が0.5
(μm)以下のダストは紫外線硬化型樹脂中に大量に含
まれていることになる。しかし、このように粒径が小さ
くても本発明の光記録媒体で達成しようとしている記録
密度を考慮すると、無視できない大きさではある。
【0081】そこで、前述のようにダストの形状を球で
近似すると、例えば粒径0.3(μm)のダストの断面
積は0.071(μm2 )となり、データビットの大き
さに匹敵する大きさを有する。従って、この粒径域のダ
ストも除去できるならば、紫外線硬化型樹脂のダストに
依存するエラーへの影響をほぼ全部除去できることとな
り、前述のように紫外線硬化型樹脂を0.2(μm)以
下のフィルターで濾過した後、使用するのがより好まし
いことがわかる。
【0082】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光記録媒体
においては、少なくとも紫外線硬化型樹脂層を含む厚さ
が10(μm)〜177(μm)の光透過層を有し、こ
の光透過層側から光が照射されてデータの記録及び/又
は再生が行われることから、短波長の光学系に対応し、
光学系の高開口数化にも対応し、高記録密度化が可能で
ある。
【0083】そして、本発明の光記録媒体においては、
上記紫外線硬化型樹脂層に含まれるダストの粒径をr
(μm)(ただし、r>0.5)とし、各粒径のダスト
の個数をNrとし、記録されるデータの容量をC(by
te)とし、トラックピッチと線密度から算出されるデ
ータ1ビットあたりの面積をS(μm2 )(ただし、S
≦0.058)としたときに、下記数11に示すような
関係が成り立つようになされていることから、光透過層
を主に形成する紫外線硬化型樹脂層中のダストの量が規
定されることとなり、ダストに依存するエラーが抑えら
れ、エラーレートが低くなり、再生特性が向上する。
【0084】
【数11】
【0085】また、上記本発明の光記録媒体を製造する
際に、1.0(μm)以下のフィルターで濾過した紫外
線硬化型樹脂を基板上に塗布して少なくとも紫外線硬化
型樹脂層を含む光透過層を形成するようにすれば、紫外
線硬化型樹脂層中のダストが容易に規定され、本発明の
光記録媒体が容易に製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光記録媒体を示す要部概略断面図
である。
【図2】本発明に係わる光記録媒体を示す要部拡大断面
図である。
【図3】本発明に係わる光記録媒体の記録層表面近傍を
示す要部拡大断面図である。
【図4】紫外線硬化型樹脂中のダストの粒径とダストの
数の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 基板、1a 一主面、2 案内溝、3 記録層、4
光透過層、5 対物レンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一主面側に少なくとも紫外線硬化
    型樹脂層を含む厚さ10(μm)〜177(μm)の光
    透過層が形成されてなり、この光透過層側から光が照射
    されてデータの記録及び/又は再生が行われる光記録媒
    体において、 上記紫外線硬化型樹脂層に含まれるダストの粒径をr
    (μm)(ただし、r>0.5)とし、各粒径のダスト
    の個数をNrとし、記録されるデータの容量をC(by
    te)とし、トラックピッチと線密度から算出されるデ
    ータ1ビットあたりの面積をS(μm2 )(ただし、S
    ≦0.058)としたときに、下記数1に示すような関
    係が成り立つことを特徴とする光記録媒体。 【数1】
  2. 【請求項2】 上記光透過層が、基板上に配された紫外
    線硬化型樹脂層と光透過性フィルムよりなることを特徴
    とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 基板の一主面側に光透過層が形成されて
    なり、この光透過層側から光が照射されてデータの記録
    及び/又は再生が行われる光記録媒体の製造方法におい
    て、 1.0(μm)以下のフィルターで濾過した紫外線硬化
    型樹脂を基板上に塗布して少なくとも紫外線硬化型樹脂
    層を含む光透過層を形成することを特徴とする光記録媒
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記紫外線硬化型樹脂を0.2(μm)
    以下のフィルターで濾過した後、基板上に塗布すること
    を特徴とする請求項3記載の光記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 紫外線硬化型樹脂層上に光透過性フィル
    ムを配して光透過層を形成することを特徴とする請求項
    3記載の光記録媒体の製造方法。
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