JPH1166609A - 光ピックアップ装置及び製造方法 - Google Patents

光ピックアップ装置及び製造方法

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JPH1166609A
JPH1166609A JP9236475A JP23647597A JPH1166609A JP H1166609 A JPH1166609 A JP H1166609A JP 9236475 A JP9236475 A JP 9236475A JP 23647597 A JP23647597 A JP 23647597A JP H1166609 A JPH1166609 A JP H1166609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク34の複数のトラックの記録情報を
同時に読取るために、複数のトラックに各光束のスポッ
トM等を合わせ、スポットM等の反射光を対物レンズ30、
コリメータレンズ28、及び焦点調節レンズ50を順に通過
させて、フォトダイオード受光面68の各フォトダイオー
ド52等で検出する光ピックアップ装置10において、各反
射光が各フォトダイオード52等に適切に入射するように
する。 【解決手段】 ケース体72及びブラケット78は、シャー
シ70とは別体であり、それぞれ焦点調節レンズ50及びフ
ォトダイオード52等を支持し、光軸66方向の所定範囲内
では、任意位置でシャーシ70に固定自在となっている。
ケース体72及びブラケット78を光軸66方向へ移動させ、
フォトダイオード52等に反射光が入射する光軸方向位置
を見つけ、その光軸方向位置でケース体72に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクやカ
ード等の記録媒体の記録トラックの記録情報を読取るた
めに、トラックに照射された光束のスポットの反射光を
検出する光ピックアップ装置及びその製造方法に係り、
詳しくは複数個のトラックに光束のスポットを同時に当
てて、複数個のトラックの記録情報を同時に読取る光ピ
ックアップ装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクやカード等の記録媒体の記録
情報を読取る光ピックアップ装置では、記録媒体のトラ
ックに光束のスポットを当てて、そのスポットの反射光
を光検出器により検出している。
【0003】一方、光束を複数個、例えば7個、生成
し、各光束の各スポットを記録媒体の各トラックに作っ
て、複数個のトラックの記録情報を一度に読取る光ピッ
クアップ装置が提案されている。このような従来の光ピ
ックアップ装置では、レーザ光源からの光を光束分割手
段としての回折格子により複数個の光束を生成し、これ
をコリメータレンズ及び対物レンズを順に通過させて、
記録媒体の各トラックに各光束のスポットを当て、その
反射光を、光束の往路とは逆方向へ順番に対物レンズ及
びコリメータレンズを通過させてから、さらに、焦点調
節レンズを通過させて、各反射光に対応して光軸直角方
向へ所定間隔で配置されている各フォトダイオードに入
射させている。従来の光ピックアップ装置では、各光検
出器は、焦点調節手段を通過して来る各反射光が入射さ
れるように、光検出器取付位置を予め設定されているシ
ャーシに直接、取付けられている。
【0004】なお、特開昭8−221774号公報は、
5個の光束を生成して、記録媒体に各光束のスポットを
作り、その反射光を検出しているが、トラックの記録情
報を読取る主スポットは1個であり、他の4個のスポッ
トは、副スポットであって、トラッキングサーボに使用
されるものであり、記録情報の読み取りには使用されて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レーザの発振周波数や
回折格子の格子間隔等には製造上のばらつきがあり、光
軸直角方向における反射光の分布間隔に影響し、各フォ
トダイオードへ反射光が的確に入射されない原因にな
る。また、コリメータレンズの焦点距離と、コリメータ
レンズ及び焦点調節レンズの合成焦点距離との比の製造
上のばらつきも光軸直角方向の反射光の間隔に影響を与
える。すなわち、従来の光ピックアップ装置では、光軸
直角方向の反射光の間隔のばらつきに対処するため、光
軸直角方向へ遠い位置にあるフォトダイオード程、受光
面積を大きくする必要があった。フォトダイオードの受
光面積の増大は、フォトダイオードの周波数応答性の悪
化(=高域遮断周波数の低下)の原因になり、不利であ
る。
【0006】この発明の目的は、上述の問題を克服でき
る光ピックアップ装置及びその製造方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の光ピックアッ
プ装置(10)は、(a)コリメータ(28)を介して入射され
る複数個の光束の各スポット(M,E,F,G,H,I,J)を記録媒
体(34)の各トラックに形成する対物スポット形成手段(3
0)、(b)各スポット(M,E,F,G,H,I,J)に対応してそれ
ぞれ設けられ対物スポット形成手段(30)、コリメータ(2
8)、及び焦点調節手段(50)を順番に経てスポット(M,E,
F,G,H,I,J)の反射光を入射される複数個の光検出器(52
M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)、及び(c)コリメータ(2
8)が取付けられるシャーシ(70)を備えている。焦点調節
手段(50)及び複数個の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,5
2I,52J)はシャーシ(70)とは別体の焦点調節手段用支持
部材(72)及び光検出器用支持部材(78)にそれぞれ支持さ
れる。焦点調節手段用支持部材(72)及び光検出器用支持
部材(78)は、スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が各光
検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)に実際に入射す
ることを視認した光軸方向位置でシャーシ(70)に固定さ
れている。
【0008】スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が各光
検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)に実際に入射す
ることの視認は、例えば光軸方向に配置されたCCDに
より反射光の位置を撮影し、CCDからの映像画面を見
て判断できる。記録媒体(34)には、CD等の光ディスク
以外に、カード等、光を利用して記録情報を読取るもの
がふくまれる。対物スポット形成手段(30)、コリメータ
(28)、及び焦点調節手段(50)には、レンズ以外の光学素
子がふくまれる。
【0009】焦点調節手段(50)に対して光検出器(52M,5
2E,52F,52G,52H,52I,52J)側における各スポット(M,E,F,
G,H,I,J)からの反射光の光軸直角方向間隔は、例えばレ
ーザの発振周波数、回折格子の格子間隔、コリメータ(2
8)の焦点距離とコリメータ(28)及び焦点調節手段(50)の
合成焦点距離との比等の製造上のばらつきに因り、光ピ
ックアップ装置(10)ごとにばらつきが生じる。しかる
に、この光ピックアップ装置(10)では、焦点調節手段用
支持部材(72)及び光検出器用支持部材(78)は、共に、シ
ャーシ(70)に対して別体として、光軸方向へ変位し、ス
ポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が各光検出器(52M,52E,
52F,52G,52H,52I,52J)に実際に入射することを視認した
光軸方向位置でシャーシ(70)に固定される。各反射光
は、対応の各光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)
に正確に入射し、結果、各光検出器(52M,52E,52F,52G,5
2H,52I,52J)の受光面積を減少させて、周波数特性を良
好に保持できる。
【0010】この発明の光ピックアップ装置(10)によれ
ば、複数個の光束は、光源(14)からの光を回折格子(20)
に通過させて生成されている。
【0011】複数個の光束を単一の光源(14)から生成で
きるので、有利である。また、記録媒体(34)における各
光束のスポット(M,E,F,G,H,I,J)はほぼ一列に並び、こ
れにより、各焦点調節手段(50)の光検出器(52M,52E,52
F,52G,52H,52I,52J)側における光軸直角方向の反射光
は、ほぼ一列に並ぶとともに、反射光の間隔は、光軸方
向の変化量に対して一次関数的に変化する。結果、光検
出器用支持部材(78)を光軸方向へ変位させることによ
り、光軸直角方向へ予め所定間隔で配置された各光検出
器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)に反射光が入射する
光軸方向位置を探し出すことが容易となる。
【0012】この発明の光ピックアップ装置(10)によれ
ば、複数個の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)
の内の少なくとも1個は、一光束を分割して受ける複数
個の受光部から成る。
【0013】光軸直角方向の各反射光の位置は、光軸方
向位置に関係して規則的に間隔と配置が変化する。した
がって、少なくともどれか1個の光検出器(52M,52E,52
F,52G,52H,52I,52J)が、一光束を分割して受ける複数個
の受光部から成ることにより(例えば光軸上の光検出器
(52M)がA,B,C,Dの部分に分割されていることにより)、
その光検出器の各受光部に、該光検出器に対応する反射
光が実際に入射するかのみを探知しすれば、一列に位置
する他の光検出器への反射光の実際の入射の探知は省略
できる。
【0014】この発明の光ピックアップ装置(10)の製造
方法において、光ピックアップ装置(10)は、コリメータ
(28)を介して入射される複数個の光束の各スポット(M,
E,F,G,H,I,J)を記録媒体(34)の各トラックに形成する対
物スポット形成手段(30)と、各スポット(M,E,F,G,H,I,
J)に対応してそれぞれ設けられ対物スポット形成手段(3
0)、コリメータ(28)、及び焦点調節手段(50)を順番に経
てスポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光を入射される複数
個の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)と、コリ
メータ(28)が取付けられるシャーシ(70)とを備えてい
る。そして、光ピックアップ装置(10)の製造方法によれ
ば、コリメータ(28)から焦点調節手段(50)まての第1の
光軸方向距離とコリメータ(28)から光検出器(52M,52E,5
2F,52G,52H,52I,52J)までの第2の光軸方向距離とを変
化させて、各スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が各光
検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)に入射する第1
の光軸方向距離及び第2の光軸方向距離を探し、探し出
した第1の光軸方向距離及び第2の光軸方向距離で焦点
調節手段(50)及び光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,5
2J)をそれぞれシャーシ(70)に固定する。
【0015】焦点調節手段(50)に対して光検出器(52M,5
2E,52F,52G,52H,52I,52J)側における対物スポット形成
手段(30)の各スポット(M,E,F,G,H,I,J)からの反射光の
間隔は、例えばレーザの発振周波数、回折格子の格子間
隔、コリメータ(28)の焦点距離とコリメータ(28)及び焦
点調節手段(50)の合成焦点距離との比等の製造上のばら
つきに因り、光ピックアップ装置(10)ごとにばらつきが
生じる。しかるに、この光ピックアップ装置(10)の製造
方法では、光検出器用支持部材(78)及び焦点調節手段用
支持部材(72)を、光軸方向へ移動させつつ、スポット
(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が各光検出器(52M,52E,52F,52
G,52H,52I,52J)にちょうど入射した光軸方向位置でシャ
ーシ(70)に固定するので、それらばらつきを補償して、
各反射光を、対応の各光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,5
2I,52J)に正確に入射させることができる。
【0016】この発明の光ピックアップ装置(10)の製造
方法によれば、第1の光軸方向距離及び第2の光軸方向
距離の変化は、相互の所定関係を維持しつつ行う。
【0017】各反射光は、光軸方向に対して所定角度で
進むので、焦点調節手段(50)から出射した反射光が対応
の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)へ的確に入
射するときの基準の光軸方向位置から光軸方向へ焦点調
節手段(50)までの距離及び光検出器(52M,52E,52F,52G,5
2H,52I,52J)までの距離は所定の関係をもつ。この関係
を保持しつつ、焦点調節手段用支持部材(72)及び光検出
器用支持部材(78)を移動させて、反射光が対応の光検出
器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)へ的確に入射する焦
点調節手段(50)及び光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52
I,52J)の光軸方向位置を効率良く探知できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図2は光ピックアップ装置10
の光路図である。図2において、光ディスク34のR方向
及びT方向は、それぞれ光ディスク34の半径方向(Ra
dial方向。R方向及び反R方向はそれぞれ光ディス
ク34の外周側方向及び内周側方向に相当する。)及び光
ディスク34の情報トラックの接線方向(Tangent
ial方向)をそれぞれ示し、各光学素子におけるR方
向及びT方向は、それぞれ光ディスク34のR方向及びT
方向へスポットを変位させるときの各光学素子の移動方
向を示している。また、フォトダイオード受光面68にお
けるR’方向,T’方向はそれぞれ光ディスク34のR方
向及び反T方向に対応する方向を示し、ビームスプリッ
タ24及び焦点調節レンズ50におけるR’方向及びT’方
向は、それぞれフォトダイオード受光面68のR’方向及
びT’方向に反射光のスポットを変位させるときのビー
ムスプリッタ24及び焦点調節レンズ50の移動方向を示し
ている。
【0019】半導体レーザー12は、半導体レーザー12か
ら光ディスク34までの光軸32の始端となる発光部14を中
心に、また、フォトダイオード16を、発光部14からR方
向へ所定量偏心した個所に、それぞれもつ。ホログラム
モジュール18は、半導体レーザー12側の面に回折格子面
20を、また、回折格子面20とは反対側の面にホログラム
面22をもつ。発光部14から放射されたレーザー光は、ホ
ログラムモジュール18の回折格子面20により、光軸32上
の1個と、それに対して各側にそれぞれ3個ずつの計7
個の光束に分割される。回折格子面20への入射光に対す
る7個の光束の強度は、中央の光束が18%、その他の
各光束が約11%となるように、回折格子が設計されて
おり、回折ロスが約16%となっている。7個の光束
は、ビームスプリッタ24を直進して通過し、ミラー26に
おいて向きを90°変更し、コリメータレンズ28及び対
物レンズ30を順番に通過し、CD等の光ディスク34にお
いて、ほぼT方向に沿って一列にスポットM,E,F,G,H,I,
Jを生成する。スポットM,E,F,G,H,I,Jの配列は、中心の
光ディスク34に対して対称の配列であり、すなちわ、光
軸32上のスポットMに対してスポットEとF、スポットGと
H、及びスポットIとJが、対称位置の関係になってい
る。後述されるように、スポットMの反射光は、フォト
ダイオード52に入射されるが、フォトダイオード52のみ
は、縦横2個ずつの4個のフォトダイオードとなってお
り、その4個のフォトダイオードのA,B,C,Dの部分に分
割されており、受光される光強度分布によるサーボ信号
を得て、R方向へ連続して並ぶ7個のトラックにトラッ
キングされる。なお、コリメータレンズ28は、円形では
なく、T方向両端を直線で切除された小判形となってい
るが、これは、トラッキングおいて対物レンズ30はR方
向へ変位するが、対物レンズ30のR方向への移動にもか
かわらず、対物レンズ30全体に光が入射されるのを保証
するために、コリメータレンズ28はR方向へは対物レン
ズ30の変位分に対応する寸法を持たなければならないの
に対し、T方向へは対物レンズ30の変位がなく、T方向
両端を切除しても、支障がなく、かつ切除することによ
り、コリメータレンズ28を小型化できるからである。
【0020】光軸66は、スポットMを始端とするスポッ
トM,E,F,G,H,I,Jの反射光の光軸であり、スポットMから
ビームスプリッタ24までは、光軸32と重複する。すなわ
ち、光ディスク34の反射光は、順番に、対物レンズ30、
コリメータレンズ28、及びミラー26を通過して、ビーム
スプリッタ24へ入射され、ビームスプリッタ24におい
て、90°向きを変えられ、焦点調節レンズ50の方へ向
かう。フォトダイオード受光面68は、光軸66に対して直
角で所定の間隔を開けて一列に配置された光検出素子と
してのフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J
を含む平面として定義される。ビームスプリッタ24から
焦点調節レンズ50の方へ出射した反射光は、焦点調節レ
ンズ50を通過して、各フォトダイオード52M,52E,52F,52
G,52H,52I,52Jへ入射される。なお、光軸66上のフォト
ダイオード52のみは、R’方向及びT’方向へそれぞれ
2個の計4個のフォトダイオード52A,52B,52C,52Dより
成り、スポットMの反射光は4個に分割されて、各フォ
トダイオード52A,52B,52C,52Dへ入射される。フォトダ
イオード52A,52B,52C,52Dへの反射光の入射は、光ディ
スク34のトラックのデータ読み取りだけでなく、DPD
法によるトラッキングサーボ制御の誤差信号としても利
用される。
【0021】一方、スポットMの反射光の一部は、ビー
ムスプリッタ24からホログラムモジュール18の方へ向か
い、ホログラムモジュール18のホログラム面22により向
きをフォトダイオード16の方へ変えられて、フォトダイ
オード16へ入射する。フォトダイオード16へ入射された
反射光は、フォーカスサーボ制御誤差信号として利用さ
れ、この誤差信号に基づいて対物レンズ30が光軸32方向
へ変位させて、対物レンズ30と光ディスク34との距離が
適正値へ制御される。
【0022】半導体レーザー12の発振周波数や回折格子
の格子間隔等には製造上のばらつきがある。また、コリ
メータレンズ28の焦点距離と、コリメータレンズ28及び
焦点調節レンズ50の合成焦点距離との比にも製造上のば
らつきがある。これらばらつきは、フォトダイオード受
光面68における反射光のの間隔に影響を与え、フォトダ
イオード52を除くフォトダイオード52E,52F,52G,52H,52
I,52Jへ各反射光が適切に入射しない原因となる。そこ
で、後で、詳述するように、光ピックアップ装置10の製
作時では、焦点調節レンズ50及びフォトダイオード受光
面68を光軸66の方向へ変位させてみて、各反射光が対応
のフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ正
しく入射する光軸方向位置を探し出し、こうして探し出
した光軸方向位置で焦点調節レンズ50及びフォトダイオ
ード受光面68を固定するようにする。
【0023】図1は光ピックアップ装置10における焦点
調節レンズ50及びフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52
H,52I,52Jの範囲の構造図である。シャーシ70には、ビ
ームスプリッタ24やコリメータレンズ28(図2)等の光
ピックアップ装置10の素子が光軸方向へ固定される位置
が予め規定されており、それらはその規定光軸方向位置
に固定される。これに対して、焦点調節レンズ50及びフ
ォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jは光軸66
方向の位置を調整されて、シャーシ70に固定される。ケ
ース体72は、シャーシ70とは別体であり、内部に焦点調
節レンズ50を固定され、シャーシ70への固定時には、光
軸66方向へ所定範囲内で移動自在になっている。基板74
は、フォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jを
一列に所定間隔で固定され、フォトダイオード52M,52E,
52F,52G,52H,52I,52Jの受光部はフォトダイオード受光
面68上に位置する。ホルダ76は基板74を固定され、ブラ
ケット78は、側面視「L」字形であり、一方の面部にホ
ルダ76の周縁部を固定され、他方の面部でシャーシ70の
下面に固定される。
【0024】シャーシ70へのケース体72及びブラケット
78の組付けでは、ビームスプリッタ24(図2)に対して
焦点調節レンズ50の反対側にCCDを配置し、ブラケッ
ト78のホルダ取付け面部(フォトダイオード受光面68)
におけるスポットM,E,F,G,H,I,Jの反射光を撮影し、そ
の受像が受像機に表示されるようにする。そして、ロボ
ット等を利用して、ケース体72及びブラケット78を光軸
66方向へ変位させる。各反射光がフォトダイオード受光
面68上の各フォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,
52Jに入射するためには、コリメータレンズ28から焦点
調節レンズ50までの光軸方向方向距離と、コリメータレ
ンズ28からフォトダイオード受光面68までの光軸方向方
向距離との間には、所定の関係を必要とするので、組付
け時のケース体72及びブラケット78の光軸66方向変位
は、y=a・x+bの関係を維持して行う。ただし、x
はビームスプリッタ24の焦点調節レンズ50側の面を基準
点として基準点から焦点調節レンズ50までの光軸66方向
の距離、yは基準点からフォトダイオード受光面68まで
の光軸66方向の距離、a,bは定数である。x=0から
徐々に増大しつつ、受像機よりフォトダイオード受光面
68の各フォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J
位置に反射光が入射する光軸方向位置になったかを探知
し、なったら、その光軸方向位置でケース体72及びブラ
ケット78をシャーシ70に接着剤等で本固定又は仮固定す
る。ホルダ76におけるフォトダイオード52M,52E,52F,52
G,52H,52I,52Jの位置は予め決められているので、受像
機の画面上にホルダ76上のフォトダイオード52M,52E,52
F,52G,52H,52I,52Jの各位置をマーク表示すれば、ホル
ダ76はブラケット78に固定されていなくても、前述の探
知を実施して、ブラケット78のみをシャーシ70に固定
し、その後、ホルダ76の中心を光軸66に合わせてブラケ
ット78に固定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップ装置における焦点調節レンズ及
びフォトダイオードの範囲の構造図である。
【図2】光ピックアップ装置の光路図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップ装置 14 発光部(光源) 20 回折格子面(回折格子) 28 コリメータレンズ(コリメータ) 30 対物レンズ(対物スポット形成手段) 34 光ディスク(記録媒体) 50 焦点調節レンズ(焦点調節手段) 52M,E,F,G,H,I,J フォトダイオード 70 シャーシ 72 ケース体(焦点調節手段用支持部材) 78 ブラケット(光検出器用支持部材) M,E,F,G,H,I,J スポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)コリメータ(28)を介して入射され
    る複数個の光束の各スポット(M,E,F,G,H,I,J)を記録媒
    体(34)の各トラックに形成する対物スポット形成手段(3
    0)、(b)前記各スポット(M,E,F,G,H,I,J)に対応して
    それぞれ設けられ前記対物スポット形成手段(30)、前記
    コリメータ(28)、及び前記焦点調節手段(50)を順番に経
    て前記スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光を入射される
    複数個の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)、及
    び(c)前記コリメータ(28)が取付けられるシャーシ(7
    0)、を備え、前記焦点調節手段(50)及び前記複数個の光
    検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)は前記シャーシ
    (70)とは別体の焦点調節手段用支持部材(72)及び光検出
    器用支持部材(78)にそれぞれ支持され、前記焦点調節手
    段用支持部材(72)及び前記光検出器用支持部材(78)は、
    前記スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光が前記各光検出
    器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)に実際に入射するこ
    とを視認した光軸方向位置で前記シャーシ(70)に固定さ
    れていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の光束は、光源(14)を回折格
    子(20)に通過させて生成されていることを特徴とする請
    求項2記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数個の光検出器(52M,52E,52F,52
    G,52H,52I,52J)の内の少なくとも1個は、一光束を分割
    して受ける複数個の受光部から成ることを特徴とする請
    求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 コリメータ(28)を介して入射される複数
    個の光束の各スポット(M,E,F,G,H,I,J)を前記記録媒体
    (34)の各トラックに形成する対物スポット形成手段(30)
    と、前記各スポット(M,E,F,G,H,I,J)に対応してそれぞ
    れ設けられ前記対物スポット形成手段(30)、前記コリメ
    ータ(28)、及び前記焦点調節手段(50)を順番に経て前記
    スポット(M,E,F,G,H,I,J)の反射光を入射される複数個
    の光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)と、前記コ
    リメータ(28)が取付けられるシャーシ(70)とを備えてい
    る光ピックアップ装置(10)の製造方法において、 前記コリメータ(28)から前記焦点調節手段(50)まての第
    1の光軸方向距離と前記コリメータ(28)から前記光検出
    器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)までの第2の光軸方
    向距離とを変化させて、前記各スポット(M,E,F,G,H,I,
    J)の反射光が前記各光検出器(52M,52E,52F,52G,52H,52
    I,52J)に入射する第1の光軸方向距離及び第2の光軸方
    向距離を探し、探し出した第1の光軸方向距離及び第2
    の光軸方向距離で前記焦点調節手段(50)及び前記光検出
    器(52M,52E,52F,52G,52H,52I,52J)をそれぞれ前記シャ
    ーシ(70)に固定することを特徴とする光ピックアップ装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の光軸方向距離及び第2の光軸方向
    距離の変化は、相互の所定関係を維持しつつ行うことを
    特徴とする請求項4記載の光ピックアップ装置の製造方
    法。
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