JP2685015B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JP2685015B2
JP2685015B2 JP7058498A JP5849895A JP2685015B2 JP 2685015 B2 JP2685015 B2 JP 2685015B2 JP 7058498 A JP7058498 A JP 7058498A JP 5849895 A JP5849895 A JP 5849895A JP 2685015 B2 JP2685015 B2 JP 2685015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
focus error
output
photodetector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7058498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0836762A (ja
Inventor
利昌 神定
正昭 日紫喜
明 斉藤
正輝 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7058498A priority Critical patent/JP2685015B2/ja
Publication of JPH0836762A publication Critical patent/JPH0836762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2685015B2 publication Critical patent/JP2685015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に関し、
更に詳しくは、ビデオ・ディスク、オーディオ・ディス
ク、あるいはディジタル・光ディスク装置の如く、反射
面の位置変動に応じて照射光の焦点位置を追従させる必
要のある光ビーム応用装置に関する。 【0002】 【従来の技術】回転型記録媒体の表面にレーザ光を照射
し、光学的に情報を記録、あるいは再生する光ディスク
装置においては、回転中の光ディスク生ずる上下動に
応じて、光ピックアップの対物レンズを動かし、情報記
録面が常にレーザスポットの焦点深度内に収まるように
制御する自動焦点サーボ系が必要となる。自動焦点サー
ボ系は、対物レンズを上下動するための、例えばボイス
コイル形のサーボモータと、焦点誤差検出部と、検出さ
れた焦点誤差に応じてサーボモータを動作させるための
サーボ増幅器とからなるが、これらの要素のうち、特に
焦点誤差検出部が重要であり、光ディスク装置に適用す
る場合は、情報記録面に形成してある情報ピットやトラ
ックを形成するプリグループ等に起因する反射光の変化
が焦点誤差信号に影響を与えない構成のものが望まれ
る。また、正しい焦点制御のためには、例えば光学系の
位置ずれ等に起因して情報記録面からの反射光の光軸に
偏位が生じた場合でも、それが焦点誤差信号に影響しな
い装置構成が望まれる。 【0003】従来から、焦点誤差を検出するための装置
構成として種々の方式のものが提案されており、その1
つは、情報記録面(反射面)からの反射光をレンズによ
り集束し、その集束点にナイフエッジを配置し、反射光
の一部だけがナイフエッジ後方の光検出器に到達するよ
うにしている(例えば、雑誌「日経エレクトロニクス」
1983年11月21日号、第202頁参照)。この方
式によれば、集束レンズとナイフエッジとの間に円柱レ
ンズを配置した時、光検出器上に焦点ずれ量に応じて回
転する半円形の光像を得ることができ、2分割された光
検出器を用いて、その差動出力をとることにより高精度
の焦点誤差信号を得ることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式では、焦点誤差信号がナイフエッジと集束光との相対
的な位置関係に依存しているため、熱膨張等によるナイ
フエッジの位置変化や、反射光の光軸ずれが焦点誤差信
号に影響を及ぼすという問題がある。 【0005】また、他の方式として、例えば特開昭59
−77637号公報に記載の如く、反射光を集束する光
路上に、光束の中心部と周辺部を異なる方向に分離させ
る光学素子を設け、これらの分離された光束を別々の光
検出器で受光し、その出力差から焦点誤差信号を得る方
式が知られている。しかしながら、反射光の中心部と周
辺部とでは、前述した情報ピットやトラックによる光量
変化の現れ方が異なるため、この方式では誤差信号にノ
イズ成分を含むという問題が残されている。 【0006】本発明の目的は、上述した反射面の状態に
よる反射光量の変化や光軸の変化が焦点誤差信号に影響
しにくい焦点誤差検出装置を備えた光ディスク装置を提
供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ディスク装置は、回転する記録媒体にレ
ーザ光を照射する光学系と、該記録媒体からの反射光を
第1、第2の集束光に分離するための手段と、それぞれ
上記第1、第2の集束光の光路上に配置された第1、第
2の光検知器と、少なくとも上記2つの光検知器の出力
の差に応じた焦点誤差信号を発生する回路とを備え、上
記各光検知器のうち一方の検知器は前記集束光の一方を
その集束点の前で受光し、他方の検知器は前記集束光の
他方をその集束点の後で受光するように配置され、それ
ぞれ上記受光像の中央部を受光する第1領域と、該第1
領域の両側に位置して上記受光像の端部を受光する互い
に分離された第2、第3領域とを有し、上記第1の領域
が2分割され、上記回路が上記第2、第3領域の出力か
ら上記焦点誤差信号を作り、上記各光検出器について上
記2分割された第1領域の出力差を作り、該出力差の和
からトラック位置検出信号を発生することを特徴とす
る。 【0008】上述した光検知器の位置関係は、例えば、
第1の光検知器を第1の集束光の集束点後方に配置し、
第2の光検知器を第2の集束光の集束点前方に配置する
ことにより満される。 【0009】 【作用】本発明においては、光反射面が焦点位置からは
ずれると、2個の光検知器の一方では受光像が拡大さ
れ、他方では縮小されるため、各光検知器の受光面を受
光像の中央部を受光する第1領域と、その両側に位置し
て受光像の端部を受光する第2、第3領域とに分離し、
第2、第3領域により受光像の周辺部だけが光電変換に
供されるようにすると、受光像が拡大される側では、全
光量のうち第2、第3領域に照射される光量の比率が高
くなり、出力が増大する。逆に、受光像が縮小される側
の光検知器では、第1領域に収まる比率が高まるため、
第2、第3領域からの出力は減少する。従って、2つの
検知器の第2、第3領域からの出力の差をとることに
より焦点誤差信号を得ることができる。この場合、反射
面の凹凸等により反射光量が変化した場合でも、これら
のノイズ成分は2つの集束光に同時に現われるため、し
かも、その中心部に現われるため、受光像の端部を受光
する第2、第3領域の出力から焦点誤差信号を得ること
により焦点誤差信号への影響は除去できる。 【0010】そして、2つの光検知器の第1領域をそれ
ぞれ2分割し、それぞれの光検知器について2分割され
た第1領域の出力の差をとり、2つの光検出器の第1領
域の出力の差の和からトラック位置検出信号を得るよう
している。この場合、反射光の光軸ずれの影響は2分割
された第1領域の一方の領域に現れるため、2つの光検
知器からトラック位置検出信号を得ることによりトラッ
ク位置検出信号への影響を除去でき、焦点誤差検出用検
出器をトラック位置検出用にも兼用することができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の詳細を実施例を参照して説明
する。まず、本発明で用いる焦点位置検出の原理を説明
する。 【0012】図1は本発明で用いる焦点位置検出の原理
的な構成を示す図であり、1は焦点位置にある反射面、
1’は反射面が焦点位置から遠ざかる方向に位置ずれを
起した状態を示し、2,2’は上記それぞれの位置にお
ける反射光を示す。3は反射光2を点P1に集束するた
めの集束レンズ、10は集束レンズ3と集束点P1との
間に挿入された、例えばハーフミラー型のビームスプリ
ッタであり、集束レンズ3で集束された反射光2はビー
ムスプリッタ10で2分され、直進光2Aと分岐光2B
がそれぞれ分岐面10’から等距離の位置に集束点P1
とP2を形成する。 【0013】本発明では2個の光検知器13と14とを
用い、一方の光検知器13は集束点P2から所定距離w
だけビームスプリッタ寄りの位置に配置し、他方の光
器は集束点P1から距離wだけ遠ざかった位置に配置
し、それぞれの位置でビームスプリッタ出力光を受光す
るようにしている。 【0014】光検知器13、14は、図2(D)に示す
如く、中心部に有効受光面16を残して、その周囲をマ
スク15で遮へいした構造となっており、基本的には同
一形状のものが用いられる。反射面1が焦点位置に合致
している場合は、集束点P1、P2から等距離wの位置で
の2つの集束光2A、2Bの断面積は同一であり、光検
出器13と14には、図2(B)に斜線を施して示す如
く、同面積の受光像(光スポット)が形成され、全入射
光量に対する受光面16の受光量の比率は互いに等しく
なる。従って、ビームスプリッタ10において直進光2
Aと分岐光2Bとが等しい光強度で分岐していれば、合
焦点時の2つの光検知器13、14の出力は互いに等し
くなる。 【0015】この構造において、反射面1が1’の位置
に偏位すると、焦点ずれによって、図1に破線2A’,
2B’で示す如く、2つの集束光の集束点が合焦点の位
置P1、P2よりも手前側に移動する。従って、図2
(A)に示すように、光検知器13では光スポット6’
が縮小されて入射光のほとんどが受光面16に絞り込ま
れ、他方の光検知器14上では拡大された光スポットの
一部を受光面16が受光することになる。この場合、光
検知器13の出力は光検知器14の出力より大となり、
2つの光検知器の出力信号の差は焦点ずれ量に応じた値
となる。この構成において、反射面が1の位置からレン
ズ3に近づく方向で偏位すると、図2(C)に示すよう
に、光検知器13上の光スポットが拡大され、光検知
14上の光スポットが絞り込まれるため、検知器出力の
関係は逆転する。従って、2つの光検知器13と14の
差動出力Vは、焦点ずれ量δに対して、図3に示すよう
なS字形の特性曲線となり、これを利用して自動焦点サ
ーボ系を構成することができる。 【0016】上述の焦点位置検出において、反射面1と
して、例えばプリグループ形式の情報トラックをもつ光
ディスクが適用された場合、上述した2つの光検知器1
3、14上の光スポットに、図4に11a、11bで示
す如く、一次回折光が現われる。光ディスク上の光スポ
ット位置がトラックからずれると、一次回折光11a、
11bの強度が変化するが、焦点ずれが小さければ、そ
の強度変化は2つの光検知器13,14に等しく現われ
るため、差動出力をとることにより互いに打ち消すこと
ができ、焦点誤差検出信号への影響はほとんどない。 【0017】図5は焦点位置検出とトラック位置検出の
両方を行う一例を示す。ここでは、光検知器13、14
のそれぞれの有効受光面を、上述した一次回折光11
a、11bを分離する方向に2分割し、16a、16
b、16c、16dの4つの受光面からそれぞれ独立し
た形で光検知信号A、B、C、Dを取り出せるようにし
ている。このように4つの受光面から独立した出力を取
り出すと、図6に示すように、焦点誤差検出信号AF
は、(A+B)−(C+D)によって得られ、トラック
位置検出信号TRは(A−B)+(C−D)によって得
ることができる。また、全ての出力を加算することによ
り、トラック上の情報信号を得ることができる 【0018】図7は、図1に示した焦点位置検出の例に
おいて、反射光の光軸が光検知器13、14に対してず
れた場合の説明図である。このような状態は、例えば、
光ディスクのトラックの偏心に対してレンズを追従させ
たときに生じるし、また温度変化や経時変化によって光
学部品の位置がずれた場合にも生じる。反射面1上にお
いて、図7(A)に示すように光スポットの位置がεだ
け移動し、同じ方向にレンズ3もεだけ移動したと仮定
すると、図7(B)に示す如く、光検知器13,14上
の光スポット6は破線に示す位置6’にεだけ移動す
る。このような受光スポット6の移動があっても、光ス
ポット6の強度分布が一様であるならば、光検知器1
3,14の出力に変化はなく、焦点誤差信号に誤差は生
じない。また、光検知器上の光スポット6の強度分布は
一様でない場合にも、光スポット6の移動は2つの検知
器に等しく現われるため、差動出力により得られる焦点
誤差信号に生じる誤差は極めて小さい。 【0019】図8は、図5に示した分割型の光検知器を
用いてトラック位置を検出している状態において、上述
した反射光の光軸ずれが生じた場合の光検知器13,1
4上の光スポットについての説明図である。この場合
は、受光面16a、16b、16c、16dと一次回折
光11a、11bの位置がずれるため、一次回折光の境
界が位置する16bと16cにおいて出力の低下が著し
い。しかしながら、出力の低下量は16bと16cでは
ほぼ等しく、この値をpとすると、トラック位置検出信
号は{A−(B−p)}+{(C−p)−D}=(A−
B)+(C−D)となり、pが打ち消されてしまう。す
なわち、トラック位置検出信号に対する光軸変化の影響
はなく、仮にあっても誤差は極めて小さいことがわか
る。 【0020】図9は、光検知器13,14の他の構成例
を示す。この例では、光検知器13、14の中央部に受
光面を上下に2分する形で帯状にマスク15が施されて
いる。光スポット6は2分割された受光面26aと26
、および26cと26dの出力が合焦点時に略等しく
なる位置にある。各受光面26a〜26dの出力を
A’、B’、C’、D’とすると、焦点誤差検出信号は
A’+B’)−(C’+D’)によって得られ、焦点
位置の移動δに対する誤差信号出力Vは図10に示す特
性となる。 【0021】図11は、上述した図9の構成例における
光検知器13、14のマスク15に相当する部分に、ト
ラック位置検出用に2分割された受光面26e、26f
26g、26hをそれぞれ配置したものである。26
e〜26hの出力をE〜Hとすると、トラック位置検出
信号TRは(E−F)+(G−H)となる。図8に示し
た構成例と比較すると、焦点誤差検出用の受光面26a
〜26dが受光する一次回折光11a,11bの光量を
小さくできるため、トラック通過時やオフトラック時
に、一次回折光によって焦点誤差検出信号に含まれる誤
差量が、図8の構成例よりさらに小さくなる。上述した
受光面を上下に2分割する構造では、図12に6’で示
すように、反射光の光軸ずれによって光検知器上の光ス
ポットが上下方向にずれた場合、光検知器13、14の
出力(A’+B’)、(C’+D’)が各々わずかに変
化する。但し、この変化量は2つの光検知器13、14
で同様に現われるため、その値をqとすると、焦点位置
検出信号は(A’+B’−q)−(C’+D’−q)=
A’+B’)−(C’+D’)となり互いに打ち消さ
れる。トラッキング位置検出信号については、光線ずれ
による影響は先の構成例と同じである。 【0022】図13は、図5に示した光検知器構造を光
ディスク装置に用いた一例を示す。17はレーザダイオ
ードとレーザ光を平行光束とするための光学系とからな
る光ビーム発生装置であり、装置17より放射された平
行光線18は偏光ビームスプリッター19、4分の1波
長板20、対物レンズ21を介して、光ディスク22に
形成された情報トラック23上に焦点を結ぶ。光ディス
ク22より反射された光は、偏光ビームスプリッター1
9を透過し、図1で説明した焦点誤差検出装置に導かれ
る。この例では、光検知器13、14に図5で示した形
状のものを用いており、トラック位置検出信号も同時に
得ている。受光面16a、16b、16c、16dの出
力をA、B、C、Dとすると、焦点誤差検出信号AF、
トラック位置検出信号TR、情報信号SIはそれぞれ 【0023】 【数1】AF=(A+B)−(C+D) 【0024】 【数2】TR=(A−B)+(C−D) 【0025】 【数3】SI=(A+B)+(C+D)によって得られ
る。信号AF、TRに応じて、レンズ21を矢印24、
および矢印25の方向に移動させることにより、自動焦
点と自動トラッキングが達成される。 【0026】図14は、本発明による光ディスク装置の
一実施例を示す。尚、図14において、図13の構成例
と同一の要素には同一符号を付してある。本実施例にお
いては、偏光ビームスプリッター19とレンズ3の間に
4分の1波長板24を配置し、ビームスプリッター12
の代りに偏光ビームスプリッター27を用いている。偏
光ビームスプリッター25を用いると、4分の1波長板
24の取付け角度を変えることにより、直進光2Aと分
岐光2Bの比率を調整することができ、2つの光検知
13と14に入力される光量を等しくする調整作業が容
易となる。但し、この光量調整は、各検知器の出力回路
に挿入される増幅器の利得を調整することにより償うこ
とができる。本実施例では、光検知器13、14として
図11で示した形式のものを用いており、この場合の焦
点誤差検出信号AF、トラック位置検出信号TR、およ
び情報信号SIは、光検知器13の受光面26a、26
b、26c、26d、光検知器14の受光面26e、2
6f、26g、26hの出力をそれぞれA’、B’、
C’、D’、E、F、G、Hとすると、 【0027】 【数4】AF=(A’+B’)−(C’+D’) 【0028】 【数5】TR=(E−F)+(G−H) 【0029】 【数6】 SI=(A’+B’+E+F)+(C’+D’+G+H) によって得られる。 【0030】以上、本発明を説明したが、本発明におい
て、光検知器の有効受光面の形状は実施例で示した形状
以外に種々の変形が可能であり、光検知器に照射された
光スポットの大きさが焦点ずれ量に応じて変化し、その
一部分だけが受光信号に反影される形式のものであれば
よい。また、実施例では、2個の光検知器13、14を
集束点から等距離wの位置に配置したが、直進光2Aと
分岐光2Bの光量に応じて、位置を調整してもよい。さ
らに、上記2個の光検知器の位置関係を逆にし、直進光
2Aを集束点の手前で受光し、分岐光2B側で集束後の
光を受光するようにしてもよく、ビームスプリッタ12
の特性によっては、2つの受光素子の受光面が異なる大
きさをもつようにしてもよい。 【0031】 【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、焦点合せすべき反射面からの光を2方向に分離
し、各光路上に、焦点ずれにより生ずる受光像(スポッ
ト)の大きさ変化が互いに逆方向となる位置関係で光検
知器を配置すると共に、各光検知器の受光面を受光像の
中央部を受光する第1領域と、その両側に位置して受光
像の端部を受光する互いに分離された第2、第3領域と
に分離し、第2、第3領域により受光像の周辺部だけが
光電変換に供されるようにすると、2つの光検知器の第
2、第3領域からの出力の差をとることにより焦点誤差
信号を得ることができる。この場合、反射面の凹凸等に
より反射光量が変化した場合でも、これらのノイズ成分
は2つの集束光に同時に現われ、しかもその中心部に現
われるため、受光像の端部を受光する第2、第3領域の
出力から焦点誤差信号を得ることにより焦点誤差検出信
号への影響は除去できる。 【0032】また、2つの光検知器の第1領域をそれぞ
れ2分割し、それぞれの光検知器について2分割された
第1領域の出力の差をとり、2つの光検出器の第1領域
の出力の差の和からトラック位置検出信号を得ている。
この場合、反射光の光軸がずれた場合でも、光軸ずれの
影響は2つの集束光に同時に現れるため、2つの光検知
器からトラック位置検出信号を得ることによりトラック
位置検出信号への影響を除去でき、焦点誤差検出用検出
器をトラック位置検出用にも兼用することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】焦点誤差検出装置の原理を説明するための構成
図である。 【図2】光検知器上での受光像の変化を説明するための
図である。 【図3】焦点誤差信号の一特性を示す図である。 【図4】一次回折光が生じた場合の光検知器上の受光像
についての説明図である。 【図5】光検知器の他の構成例を示す図である。 【図6】図5の光検知器における出力信号回路を示す図
である。 【図7】図1の構成における光軸ずれ発生時の動作説明
図である。 【図8】図5の光検知器における光軸ずれ発生時の受光
像についての説明図である。 【図9】光検知器の更に他の構成例を示す図である。 【図10】図9の光検知器からの出力信号の波形図であ
る。 【図11】図9の光検知器の変形例を示す図である。 【図12】図9の光検知器の動作説明図である。 【図13】光ディスク装置の一例を示す図である。 【図14】本発明による光ディスク装置の一実施例を示
す図である。 【符号の説明】 3…集束レンズ、13、14…光検知器、6…受光像、
15…マスク、16…有効受光面、17…光ビーム発生
装置、21…対物レンズ、22…光ディスク。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.回転する記録媒体にレーザ光を照射する光学系と、
    該記録媒体からの反射光を第1、第2の集束光に分離す
    るための手段と、それぞれ上記第1、第2の集束光の光
    路上に配置された第1、第2の光検知器と、少なくとも
    上記2つの光検知器の出力の差に応じた焦点誤差信号を
    発生する回路とを備え、上記各光検知器のうち一方の検
    知器は前記集束光の一方をその集束点の前で受光し、他
    方の検知器は前記集束光の他方をその集束点の後で受光
    するように配置され、それぞれ上記受光像の中央部を受
    光する第1領域と、該第1領域の両側に位置して上記受
    光像の端部を受光する互いに分離された第2、第3領域
    とを有し、上記第1の領域が2分割され、上記回路が上
    記第2、第3領域の出力から上記焦点誤差信号を作り、
    上記各光検出器について上記2分割された第1領域の出
    力差を作り、該出力差の和からトラック位置検出信号を
    発生することを特徴とする光ディスク装置。
JP7058498A 1995-03-17 1995-03-17 光ディスク装置 Expired - Lifetime JP2685015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058498A JP2685015B2 (ja) 1995-03-17 1995-03-17 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058498A JP2685015B2 (ja) 1995-03-17 1995-03-17 光ディスク装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60063578A Division JP2594903B2 (ja) 1985-03-11 1985-03-29 焦点誤差検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0836762A JPH0836762A (ja) 1996-02-06
JP2685015B2 true JP2685015B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=13086097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7058498A Expired - Lifetime JP2685015B2 (ja) 1995-03-17 1995-03-17 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2685015B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112705A (en) * 1977-03-14 1978-10-02 Mitsubishi Electric Corp Optical system information reproducer
JPS5873024A (ja) * 1981-10-27 1983-05-02 Sharp Corp 光学式情報処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138025U (ja) * 1983-03-07 1984-09-14 萬世工業株式会社 光学的記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112705A (en) * 1977-03-14 1978-10-02 Mitsubishi Electric Corp Optical system information reproducer
JPS5873024A (ja) * 1981-10-27 1983-05-02 Sharp Corp 光学式情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0836762A (ja) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL1013766C2 (nl) Aberratie detector en optische opneem-inrichting.
NL8600380A (nl) Inrichting voor het detecteren van scherpstellingsfouten en een optische schijf-inrichting waarin deze wordt gebruikt.
JPS61160845A (ja) 光デイスクの記録再生装置
EP0463295B1 (en) Optical pickup head
JP4505982B2 (ja) 光ヘッド装置、記録及び/又は再生装置並びに記録及び/又は再生方法
US5293372A (en) Apparatus for optically recording and reproducing information from an optical recording medium
JP2685015B2 (ja) 光ディスク装置
US7002893B2 (en) Optical head with passive temperature compensation
JPH06195728A (ja) 光学ヘッド
JP2594903B2 (ja) 焦点誤差検出装置
KR0166358B1 (ko) 광픽업 장치
US5313447A (en) Optical head
JPH10283644A (ja) 焦点制御装置および方法、光ディスク装置
JP3787099B2 (ja) 焦点誤差検出装置
JPH0963111A (ja) 光ピックアップ装置
US5606537A (en) Method of adjusting optics of optical pickup using error negating signal processing technique
KR0144969B1 (ko) 광 픽엎 장치
JP3713132B2 (ja) 光ピックアップ装置の製造方法
JPH0863778A (ja) 光学ピックアップ
JP3695560B2 (ja) 記録再生装置および方法、並びに光学ピックアップ
KR100293522B1 (ko) 광픽업장치
JP2690550B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH1049884A (ja) 光ピックアップ装置
JP2001202637A (ja) 光ピックアップ装置
JP2732633B2 (ja) 光情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term