JP2001202637A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001202637A
JP2001202637A JP2000009101A JP2000009101A JP2001202637A JP 2001202637 A JP2001202637 A JP 2001202637A JP 2000009101 A JP2000009101 A JP 2000009101A JP 2000009101 A JP2000009101 A JP 2000009101A JP 2001202637 A JP2001202637 A JP 2001202637A
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Takeshi Yamazaki
健 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスエラー信号ガイド層を有する多層
記録媒体に対してフォーカスエラー信号の検出感度を低
下させることなく検出範囲を広げて常に安定したフォー
カスサーボ特性が得られる光ピックアップ装置を提供す
る。 【解決手段】 光源12と、光源12からの光を光記録
媒体1に集光させる対物レンズ17と、対物レンズ17
と光源12との間の光路中に配置され、光記録媒体1か
らの戻り光をフォーカルパワーの異なる2種以上の±1
次回折光に回折させるホログラム素子14と、ホログラ
ム素子14での戻り光の回折光をそれぞれ受光する複数
の受光素子42〜47とを有し、複数の受光素子42〜
47の少なくとも一つの出力を選択してフォーカスエラ
ー信号を検出するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光記録媒体に対
して情報を光学的に記録または再生する光ピックアップ
装置、特に厚さ方向に複数の記録層を有する多層記録媒
体に対して情報の記録または再生を行なうのに好適な光
ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体の大容量化を実現する
ために、多層式の光記録媒体が提案されている。例え
ば、特許第2835074号公報には、少なくとも3層
の記録面を重ね合わせた構造の光記録媒体に集光位置の
異なる2本のビームを共通の対物レンズを経て照射し、
一方のビームを用いて記録面の少なくとも一つに設けら
れたトラッキング用の固定情報に基づいてトラッキング
を行いながら、他方のビームを用いて固定情報が設けら
れた記録面とは異なる記録面に対してデータの記録再生
を行った後、該データをトラッキング情報として一方の
ビームでトラッキングを行いながら、他方のビームで他
の異なる記録面に対してデータの記録再生を行うように
した多層式光ディスク装置が開示されている。
【0003】この多層式光ディスク装置では、光記録媒
体として記録面の少なくとも一つにトラッキング用の固
定情報を設ければよいので、各記録面にトラッキング用
の固定情報を設ける場合に比べて光記録媒体の構造を簡
単にできる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の多層式光ディスク装置では、フォーカシングについ
てもトラッキングと同様に、一方のビームを用いてトラ
ッキング用の固定情報に基づいてフォーカシングを行い
ながら、他方のビームを用いて固定情報が設けられた記
録面とは異なる記録面に対してデータの記録再生を行っ
た後、該データをフォーカシング情報として一方のビー
ムでフォーカシングを行いながら、他方のビームで他の
異なる記録面に対してデータの記録再生を行うようにし
ている。
【0005】しかし、このようにデータをフォーカシン
グ情報として用いると、データによって変調された戻り
光からフォーカスエラー信号を検出することになるた
め、フォーカスエラー信号を高精度で検出できないとい
う問題がある。
【0006】このような問題を解決するには、フォーカ
スエラー信号ガイド層を設けて、その層から一方のビー
ムを用いてフォーカスエラー信号を得るようにして、他
方のビームでデータの記録再生を行うのが望ましい。し
かし、この場合には、他方のビームを所望の記録層に集
光させるために対物レンズを光軸方向に移動させると、
フォーカスエラー信号ガイド層では一方のビームがデフ
ォーカス状態となるため、フォーカスエラー信号の検出
精度が低下することになる。
【0007】このデフォーカスによる検出精度の低下を
解消する一つの方法としては、記録層毎にフォーカスエ
ラー信号を電気的にオフセットしてフォーカスサーボを
かけることが考えられるが、このようにするとフォーカ
スエラー信号の検出範囲が狭くなって、光記録媒体の面
ぶれ等によるサーボはずれが増えたり、フォーカス引き
込みの失敗が増えるという問題が生じることになる。ま
た、他の方法としては、フォーカスエラー信号のもとも
との検出範囲を広くすることも考えられるが、この場合
には検出感度が低下して、安定なサーボ特性が得られな
いという問題が生じることになる。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、フォーカスエラー信号ガイド層
を有する多層記録媒体に対してフォーカスエラー信号の
検出感度を低下させることなく検出範囲を広げることが
でき、常に安定したフォーカスサーボ特性が得られるよ
う適切に構成した光ピックアップ装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に係る光ピックアップ装置の発明は、光源と、該光
源からの光を光記録媒体に集光させる対物レンズと、該
対物レンズと前記光源との間の光路中に配置され、前記
光記録媒体からの戻り光をフォーカルパワーの異なる2
種以上の±1次回折光に回折させるホログラム素子と、
該ホログラム素子での戻り光の回折光をそれぞれ受光す
る複数の受光素子とを有し、前記複数の受光素子の少な
くとも一つの出力を選択してフォーカスエラー信号を検
出するよう構成したことを特徴とするものである。
【0010】このように、光記録媒体からの戻り光をホ
ログラム素子によりフォーカルパワーの異なる2種以上
の±1次回折光に回折させてそれぞれ受光素子で受光す
ると、光源からの光が光記録媒体のフォーカスエラー信
号ガイド層に対してデフォーカス状態となっても、いず
れかの受光素子に入射する戻り光はフォーカスエラー信
号を検出するのに適した状態になる。したがって、デフ
ォーカス状態に応じて適切な受光素子の出力を選択する
ことで、例えばビームサイズ法やフーコー法等によりフ
ォーカスエラー信号を検出することが可能となり、フォ
ーカスエラー信号の検出感度を低下させることなく検出
範囲を広げることができ、常に安定したフォーカスサー
ボ特性を得ることが可能となる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
光ピックアップ装置において、前記ホログラム素子は、
透明基板の両面に形成されたホログラムパターンからな
ることを特徴とするものである。
【0012】このように、透明基板の両面にホログラム
パターンを形成してホログラム素子を構成することで、
より多くの種類の異なるフォーカルパワーの±1次回折
光を容易に得ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明に係
る光ピックアップ装置の一実施の形態を示す光学系の全
体の概略構成図である。図1において、光記録媒体1
は、フォーカスおよびトラッキング制御用のグルーブを
有するガイドトラック層2と、該ガイドトラック層2上
に記録/再生用レーザ光の吸収層3を介して設けられた
フォトポリマ、フォトリフラクティブ結晶、フォトクロ
ミック材料等の記録媒質4と、この記録媒質4の表面お
よびガイドトラック層2の他方の面上にそれぞれ設けら
れた保護層5とを有し、記録媒質4中の異なる深さ位置
においてその屈折率や光吸収率を変化させて情報を記録
することにより、複数の記録層6を形成するようになっ
ている。この実施の形態では、かかる光記録媒体1に、
その記録媒質4側からフォーカス制御およびトラッキン
グ制御を行うためのサーボ用レーザ光10と、記録/再
生用レーザ光20とを照射して所望の記録層に対して情
報の記録/再生を行なう。なお、サーボ用レーザ光10
は記録/再生用レーザ20とは異なる波長、例えば記録
/再生用レーザ20の波長よりも長くする。
【0014】サーボ用レーザ光10は、光源ユニット1
1から出射させる。この光源ユニット11には、半導体
レーザ12、複数の受光素子を有する光検出器13およ
びホログラム素子14を設け、半導体レーザ12からホ
ログラム素子14を経てサーボ用レーザ光10を出射さ
せる。この光源ユニット11からのサーボ用レーザ光1
0は、コリメータレンズ15で平行光束にし、ダイクロ
イックプリズム16を経て対物レンズ17により光記録
媒体1に集光させる。
【0015】また、光記録媒体1で反射されるサーボ用
レーザ光10の戻り光は、往路とは逆の経路をたどっ
て、対物レンズ17、ダイクロイックプリズム16およ
びコリメータレンズ15を経て光源ユニット11のホロ
グラム素子14に入射させ、ここでフォーカルパワーの
異なる2種以上の±1次回折光に回折させて、それらの
回折光を光検出器13の複数の受光素子で受光してフォ
ーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を検出
する。なお、対物レンズ17は、フォーカスエラー信号
およびトラッキングエラー信号に基づいて、公知の対物
レンズ駆動手段により光記録媒体1に対してフォーカス
方向およびトラッキング方向に駆動可能に構成する。
【0016】一方、記録/再生用レーザ光20は、半導
体レーザ21から出射させる。この半導体レーザ21か
ら出射したレーザ光は、コリメータレンズ22で平行光
に変換して、例えば液晶よりなる絞り手段23を経て偏
光ビームスプリッタ24にP偏光で入射させ、該偏光ビ
ームスプリッタ24を透過するレーザ光を1/4波長板
25を経てダイクロイックプリズム16に入射させて、
該ダイクロイックプリズム16で反射させて上記サーボ
用レーザ光10と同一光路に導き、この同一光路に導か
れた記録/再生用レーザ光20を対物レンズ17により
光記録媒体1に集光させる。
【0017】また、光記録媒体1で反射される記録/再
生用レーザ光20の戻り光は、往路とは逆の経路をたど
って、対物レンズ17、ダイクロイックプリズム16お
よび1/4波長板25を経て偏光ビームスプリッタ24
に入射させる。ここで、偏光ビームスプリッタ24に入
射する光記録媒体1からの反射光は、往路と復路とで1
/4波長板25を透過するのでS偏光となり、偏光ビー
ムスプリッタ24で反射される。この偏光ビームスプリ
ッタ24で反射されるレーザ光は、検出レンズ26で集
光し、その集光点においてピンホール27を介してPI
Nフォトダイオード28で受光し、その出力に基づいて
光記録媒体1の所望の記録層に記録されている情報を再
生する。
【0018】この実施の形態では、コリメータレンズ1
5を固定としてサーボ用レーザ光10を対物レンズ17
に平行光束で入射させると共に、記録/再生用レーザ光
20は記録/再生すべき所望の記録層6の深さ位置に応
じて絞り手段23により光束径を制御して対物レンズ1
7に平行光束で入射させ、その状態で対物レンズ17を
上記フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信
号に基づいてフォーカス方向およびトラッキング方向に
駆動して、記録/再生用レーザ光20を所望の記録層6
に集光させながら所望のトラックを追従させて情報を記
録または再生する。なお、対物レンズ17は、サーボ用
レーザ光10がガイドトラック層2に集光するとき、記
録/再生用レーザ光20が記録媒質4のほぼ中間の厚さ
位置の記録層6に集光するよう構成する。
【0019】また、ホログラム素子14は、図2に平面
図を示すように、透明基板31の一方の表面に三つの異
なるホログラムパターン32,33,34を交互に形成
して構成する。ホログラムパターン32は単純な直線の
格子で形成し、ホログラムパターン33は+1次回折光
が凸レンズの作用を有し、−1次回折光が凹レンズの作
用を有するようなフォーカルパワーを回折光に与えるよ
うに、例えば同心円群の一部を切り取ったようなパター
ンに形成し、ホログラムパターン34はホログラムパタ
ーン33よりもさらに大きなフォーカルパワーを回折光
に与えるように形成する。
【0020】これにより、サーボ用レーザ光10がガイ
ドトラック層2に集光している状態で、図3に各ホログ
ラムパターン32,33,34による±1次回折光の焦
点位置を光軸方向にのみ着目して示すように、ホログラ
ムパターン32で回折された±1次回折光は半導体レー
ザ12と共役な位置35に集光させ、ホログラムパター
ン33で回折された+1次回折光は位置35よりも前方
の位置36aに、−1次回折光は位置35よりも後方の
位置36bに集光させ、ホログラムパターン34で回折
された+1次回折光は位置36aよりも前方の位置37
aに、−1次回折光は位置36bよりも後方の位置37
bに集光させる。
【0021】また、光検出器13は、図4に斜視図を、
図5に平面図をそれぞれ示すように、共通の半導体基板
41に、ホログラムパターン32での±1次回折光をそ
れぞれ受光する受光素子42,43と、ホログラムパタ
ーン33での±1次回折光をそれぞれ受光する受光素子
44,45と、ホログラムパターン34での±1次回折
光をそれぞれ受光する受光素子46,47とを形成して
構成する。本実施の形態では、後述するようにビームサ
イズ法によってフォーカスエラー信号を検出するため、
受光素子42〜47の各々を3分割の受光領域42a,
42b,42c;43a,43b,43c;44a,4
4b,44c;45a,45b,45c;46a,46
b,46c;47a,47b,47cをもって構成す
る。
【0022】なお、半導体レーザ12は半導体基板41
の平面と平行な方向にサーボ用レーザ光10を出射する
ように半導体基板41上にマウントして、該半導体レー
ザ12からのサーボ用レーザ光10を、同様に半導体基
板41上にマウントした立ち上げミラー48で反射させ
てホログラム素子14に導くようにする。
【0023】このようにして、記録/再生すべき所望の
記録層6の深さ位置に応じて、受光素子42〜47の出
力を適宜選択してビームサイズ法によりフォーカスエラ
ー信号を検出するようにする。すなわち、記録/再生す
べき所望の記録層6が記録媒質4のほぼ中間の厚さ領域
に位置する場合には、サーボ用レーザ光10はガイドト
ラック層2にほぼ集光し、コリメータレンズ15に入射
するサーボ用レーザ光10の戻り光はほぼ平行光とな
り、ホログラム素子14の各ホログラムパターン32,
33,34による±1次回折光の集光位置は、図3に示
したようになる。したがって、この場合には、共役位置
の前後で集光するホログラムパターン33での±1次回
折光をそれぞれ受光する受光素子44,45を選択し
て、フォーカスエラー信号FES1を、受光領域44
a,44b,44c;45a,45b,45cの各出力
を同じ符号で表して、 FES1=(44a+45b+45c)−(45a+4
4b+44c) により検出する。
【0024】また、記録/再生すべき所望の記録層6が
記録媒質4のほぼ中間の厚さ領域よりもガイドトラック
層2側の領域に位置する場合には、上記の場合よりも対
物レンズ17が光記録媒体4に近づく方向に移動し、サ
ーボ用レーザ光10はガイドトラック層2よりも遠い位
置で集光するので、コリメータレンズ15に入射するサ
ーボ用レーザ光10の戻り光は発散光となり、ホログラ
ム素子14の各ホログラムパターン32,33,34に
よる±1次回折光の集光位置は、図3において下側にシ
フトすることになる。したがって、この場合には、共役
位置の前後に集光することになるホログラムパターン3
4の+1次回折光を受光する受光素子46と、ホログラ
ムパターン32の−1次回折光を受光する受光素子43
とを選択して、フォーカスエラー信号FES2を、同様
にして、 FES2=(46a+43b+43c)−(43a+4
6b+46c) により検出する。
【0025】これに対し、記録/再生すべき所望の記録
層6が記録媒質4のほぼ中間の厚さ領域よりもガイドト
ラック層2とは反対側の領域に位置する場合には、対物
レンズ17が光記録媒体4から離れる方向に移動し、サ
ーボ用レーザ光10はガイドトラック層2よりも手前の
位置で集光するので、コリメータレンズ15に入射する
サーボ用レーザ光10の戻り光は収束光となり、ホログ
ラム素子14の各ホログラムパターン32,33,34
による±1次回折光の集光位置は、図3において上側に
シフトすることになる。したがって、この場合には、共
役位置の前後で集光することになるホログラムパターン
32の+1次回折光を受光する受光素子42と、ホログ
ラムパターン34の−1次回折光を受光する受光素子4
7とを選択して、フォーカスエラー信号FES3を、同
様にして、 FES3=(47a+42b+42c)−(42a+4
7b+47c) により検出する。
【0026】このようにすると、フォーカスエラー信号
FES1、FES2およびFES3は、図6に示すよう
になり、各フォーカスエラー信号FES1、FES2、
FES3の検出感度を低下させることなく、全体の検出
範囲をLからL′まで広げることができる。なお、トラ
ッキングエラー信号については、例えば各受光素子をさ
らに2分割して、選択した受光素子の出力に基づいて公
知のプッシュプル法や位相差法等により検出する。
【0027】以上のように、この実施の形態によれば、
サーボ用レーザ光10の光記録媒体1からの戻り光をホ
ログラム素子14によりフォーカルパワーの異なる3種
の±1次回折光に回折させて受光素子42〜47でそれ
ぞれ受光し、それらの出力を記録/再生すべき所望の記
録層6が位置する厚さ領域に応じて適切に選択してフォ
ーカスエラー信号を検出するようにしたので、フォーカ
スエラー信号の検出感度を低下させることなく検出範囲
を広げることができ、常に安定したフォーカスサーボ特
性を得ることができる。
【0028】なお、この発明は上述した実施の形態にの
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、上述した実施の形態では、ホログラ
ム素子14によって光記録媒体1からのサーボ用レーザ
光10の戻り光をフォーカルパワーの異なる3種の±1
次回折光に回折させるようにしたが、さらに多くの種類
の±1次回折光に回折させるようにすることもできる。
このようにすれば、フォーカスエラー信号をより高精度
で検出することができると共に、より多層の記録層を有
する光記録媒体に対しても安定したフォーカスサーボ特
性を得ることができる。また、ホログラム素子14は、
透明基板31の一方の表面に限らず、両面にホログラム
パターンを形成して構成することもできる。このように
すれば、より多種類の±1次回折光を容易に得ることが
できる。さらに、上記の実施の形態では、2個の受光素
子の出力を選択してフォーカスエラー信号を検出するよ
うにしたが、1個の受光素子の出力を選択してフォーカ
スエラー信号を検出するようにすることもできるし、フ
ォーカスエラー信号をフーコー法(ダブルナイフエッジ
法)により検出するようにすることもできる。また、こ
の発明は、光記録媒体として、相変化型薄膜や光磁気型
薄膜を用いる場合にも有効に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、光記録媒体からの戻
り光をホログラム素子によりフォーカルパワーの異なる
2種以上の±1次回折光に回折させてそれぞれ受光素子
で受光し、それらの出力の少なくとも一つを選択してフ
ォーカスエラー信号を検出するようにしたので、光源か
らの光が光記録媒体のフォーカスエラー信号ガイド層に
対してデフォーカス状態となっても、適切な受光素子の
出力を選択することで、フォーカスエラー信号の検出感
度を低下させることなく検出範囲を広げることができ、
常に安定したフォーカスサーボ特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る光ピックアップ装置の一実施
の形態を示す光学系の全体の概略構成図である。
【図2】 図1に示すホログラム素子の平面図である。
【図3】 図2に示す各ホログラムパターンによる±1
次回折光の焦点位置を光軸方向にのみ着目して示す図で
ある。
【図4】 図1に示す光検出器の斜視図である。
【図5】 同じく、光検出器の平面図である。
【図6】 光検出器から得られるフォーカスエラー信号
の特性を示す図である。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 ガイドトラック層 3 吸収層 4 記録媒質 5 保護層 6 記録層 10 サーボ用レーザ光 11 光源ユニット 12 半導体レーザ 13 光検出器 14 ホログラム素子 15 コリメータレンズ 16 ダイクロイックプリズム 17 対物レンズ 20 記録/再生用レーザ光 21 半導体レーザ 22 コリメータレンズ 23 絞り手段 24 偏光ビームスプリツタ 25 1/4波長板 26 検出レンズ 27 ピンホール 28 PINフォトダイオード 31 透明基板 32,33,34 ホログラムパターン 41 半導体基板 42,43,44,45,46,47 受光素子 48 立ち上げミラー
フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 HA06 JA04 JB13 JC03 JC06 KB03 5D118 AA13 BA01 BC01 CA05 CG07 CG15 CG26 CG32 DA08 DB02 DB12 DB22 5D119 AA29 BA01 DA03 DA12 EA03 FA05 FA13 FA17 FA30 JA23 KA02 KA21 LB07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 該光源からの光を光記録媒体に集光させる対物レンズ
    と、 該対物レンズと前記光源との間の光路中に配置され、前
    記光記録媒体からの戻り光をフォーカルパワーの異なる
    2種以上の±1次回折光に回折させるホログラム素子
    と、 該ホログラム素子での戻り光の回折光をそれぞれ受光す
    る複数の受光素子とを有し、 前記複数の受光素子の少なくとも一つの出力を選択して
    フォーカスエラー信号を検出するよう構成したことを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記ホログラム素子は、透明基板の両面
    に形成されたホログラムパターンからなることを特徴と
    する請求項1に記載の光ピックアップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085768A (ja) * 2001-09-13 2003-03-20 Optware:Kk 光情報記録装置および方法
CN100336122C (zh) * 2004-01-14 2007-09-05 三星电子株式会社 光学拾取器
US8644120B2 (en) 2011-05-26 2014-02-04 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Optical information processing device and tracking control method thereof for use with grooveless multilayer optical disc

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