JPH116595A - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH116595A
JPH116595A JP9162535A JP16253597A JPH116595A JP H116595 A JPH116595 A JP H116595A JP 9162535 A JP9162535 A JP 9162535A JP 16253597 A JP16253597 A JP 16253597A JP H116595 A JPH116595 A JP H116595A
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JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
pipe
vinyl chloride
pipe joint
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP9162535A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kiryu
弘 桐生
Masahiro Tahara
正弘 太原
Noriki Fujii
紀希 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9162535A priority Critical patent/JPH116595A/ja
Publication of JPH116595A publication Critical patent/JPH116595A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/02Branch units, e.g. made in one piece, welded, riveted

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性や耐衝撃性に優れ、接着接合が可能な
塩化ビニル製管継手を提供する。 【解決手段】 管継手の材料として、ポリ塩化ビニル系
樹脂90〜40重量%とエラストマー10〜60重量%
とのブレンド体、又はエラストマー10〜60重量%に
塩化ビニルを90〜40重量%グラフト共重合した材料
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道や下水道の
配管を接続するのに使用される管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道や下水道の配管材料として塩化ビ
ニルが広く用いられており、その管継手にも硬質塩化ビ
ニルが用いられている。しかし、従来の塩化ビニル製管
継手は硬質塩化ビニルを使用しており、剛性が高いため
に地震波による縦及び横振動に追随することができず、
破損や抜けが発生するという問題がある。
【0003】可撓性や耐衝撃性に優れる管継手として
は、ポリエチレン製管継手(特開昭58−131025
号公報、特開昭55−500185号公報、特開昭55
−500479号公報)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリエチレン製管継手
は、可撓性や耐衝撃性の点で硬質塩化ビニル製管継手に
勝るものの、管との接続方法にエレクトロフュージョン
法や、バット融着法を採用せざるを得ず、施工性や配管
コスト等の点で問題がある。
【0005】また、前記硬質塩化ビニル継手の問題点を
解決するために、硬質塩化ビニル製管継手にゴムリング
を設けた構造のものも考えられている。しかし、このゴ
ムリングを設けた硬質塩化ビニル製管継手は、地震波に
対し横方向の振動にはいくらか対応可能ではあるが、大
きな縦方向の振動には管継手の内部に挿入された管が当
たり、集中応力を受けて破損する場合がある。
【0006】本発明は、このような従来の管継手が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、可撓性や耐衝撃性に
優れ、かつ、接着接合が可能な塩化ビニル製管継手を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ポリ
塩化ビニル系樹脂とエラストマーをブレンド又は共重合
させて可撓性を持たせた材料を用いることによって前記
目的を達成する。すなわち、本発明の管継手は、配管の
直管部、湾曲部、分岐部等を構成する管継手であって、
ポリ塩化ビニル系樹脂90〜40重量%とエラストマー
10〜60重量%とのブレンド体、又はエラストマー1
0〜60重量%に塩化ビニルを90〜40重量%グラフ
ト共重合した材料からなることを特徴とする。
【0008】前記エラストマーは、エチレン=酢酸ビニ
ル共重合体(以下、EVAという)、エチレン=(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体(以下、EAとい
う)、アクリロニトリル=ブタジエン共重合体(以下、
NBRという)、塩素化ポリエチレン(以下、CPEと
いう)、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体(以
下、ACという)、メタアクリル酸メチル=スチレン=
ブタジエン共重合体(以下、MBSという)、クロルス
ルホン化ポリエチレン(以下、CSPEという)、ポリ
ウレタン(以下、PUという)の中から選ばれた1種類
もしくは2種類以上とすることができる。
【0009】本発明でいうエラストマーは常温で柔軟性
を有している高分子材料を総称し、特に限定されるもの
ではないが、EVAでは、例えば、酢酸ビニル含有量が
10〜80重量%で、「JIS K6760」に準じて
測定されたメルトフローレート(以下、MFRという)
値が0.5〜300のものを用いることができる。
【0010】EAでは、例えば、アクリル酸エステルの
種類がエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート等で、アクリル酸エステル
の種類が10〜80重量%でMFR値が0.1〜100
のものを用いることができる。
【0011】MBRでは、例えば、アクリロニトリルの
含有量が20〜50重量%で、ムーニー粘度(M
1+4:100℃)が10〜200のものを用いること
ができる。CPEでは、例えば、塩素含有量が20〜5
5重量%で、MFR値が0.1〜100のものを用いる
ことができる。
【0012】ACでは、例えば、アクリル酸エステルと
して、ホモポリマーのガラス転移点温度(以下、Tgと
いう)が−20℃以下のエチルアクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のモノマ
ーを主体とした重合体で、その他、メチルメタクリレー
トなどの高Tgのモノマーが共重合ないしは多段階重合
により、多段階構造となっていても良い。また、この
時、2官能性以上モノマーを用いて、重合体が架橋構造
を有していても良い。平均粒子径は特に限定されない
が、一般的には0.01〜5μmのものである。
【0013】MBSでは、例えば、ブタジエン成分が5
0〜90重量%、メチルメタクリレート成分が5〜45
重量%、スチレン成分が5〜45重量%とすることがで
き、平均粒径の限定は特にはないが、一般的には0.0
1〜5μmのものである。CSPEでは、例えば、塩素
含有量が20〜50重量%、イオウ含有量が0.5〜
2.0重量%で、ムーニー粘度(ML1+4:100℃)
が10〜200のものである。
【0014】PUでは、例えば、ポリオールなどの多官
能性活性水素化合物と全反応系のイソシアネート化合物
を反応させて線状高分子あるいは一部架橋構造を取るも
ので、一般的には、カプロラクトン型、アジペート型、
エーテル型などのものである。
【0015】本発明では、これらエラストマーをポリ塩
化ビニル系樹脂にブレンドして、あるいはこれらに塩化
ビニルをグラフトした材料を用いて、射出成形法によ
り、図1の断面図に一例を略示するエルボ、チーズ、ソ
ケット等の管継手を作製する。
【0016】ブレンドする際のポリ塩化ビニル系樹脂
は、塩化ビニルのホモポリマーや塩化ビニルと共重合可
能なモノマーとの共重合体が使用できる。塩化ビニルと
共重合可能なモノマーとしては、エチレンやプロピレン
などのα−オレフィン類、酢酸ビニルやプロピオン酸ビ
ニルなどのビニルエステル類、イソプロピルビニルエー
テルやセチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、
スチレンやα−メチルスチレンなどのスチレン誘導体
類、n−ブチルアクリレートや2−エチルヘキシルアク
リレートあるいはメチルメタクリレートなどの(メタ)
アクリル酸エステル類、アクリロニトリルやメタクリロ
ニトリルなどのシアン化ビニル類、シクロヘキシルマレ
イミドやフェニルマレイミドなどのN−置換マレイミド
類、その他、マレイン酸誘導体、フマル酸誘導体などが
挙げられる。これらは、1種類ないしは2種類以上を組
み合わせて使用することもできる。ポリ塩化ビニル中の
これらの含有量は10〜60重量%の範囲内で目的に応
じて適時選定されるが、12〜20重量%の範囲内が望
ましい。含有量が20重量%以上になると、ポリ塩化ビ
ニル樹脂が持つ本来の特性を失うからである。
【0017】本発明の材料を用いた管継手は、可撓性と
耐衝撃性に富み、地震波による縦及び横振動に対し十分
耐えることができ、破損することもない。また、接着接
合で管と継手が一体化されるため、簡単に抜けることも
ない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。n−ブチルアクリレートのゴム量16重量
%の塩化ビニルとのグラフト共重合体を用い、排水用継
手チーズ100φを作製した。こうして作製した本発明
によるチーズ継手と、従来の硬質塩化ビニル製チーズ継
手を用いて、両者の接着強度性能及び高速繰り返し曲げ
強度性能を比較した。
【0019】図2は、接着強度性能試験の概略図であ
る。管継手(チーズ)1を固定治具2,3の間に固定
し、塩化ビニル管4を接着剤(エスロン#73)によっ
て接着接合した。接着剤の塗布後、常温で24時間養生
したのち試験を行った。試験は、一端がチーズ継手1に
接着接合された塩化ビニル管4の他端側に力を加えて変
位させ、接着剥れが生じる角度θを測定することによっ
て行った。
【0020】その結果、従来の硬質塩化ビニル製チーズ
継手を用いた場合には曲げ角度4゜で接着剥れが生じた
のに対し、本発明の可撓性を有するチーズ継手を用いた
場合には曲げ角度16゜まで接着剥れが生じなかった。
【0021】図3は、高速繰り返し曲げ強度性能試験の
概略図である。管継手(チーズ)1を固定治具2,3の
間に固定し、塩化ビニル管4を接着剤(エスロン#7
3)によって接着接合した。接着剤の塗布後、常温で1
週間養生したのち試験を行った。試験は、一端がチーズ
継手1に接着接合された塩化ビニル管4の他端側に力を
加えて曲げ角度θ=14゜の位置まで変位させ、その位
置を中心として測定周波数2Hzでθ=12゜〜θ=1
6゜の曲げを繰り返すことで行った。
【0022】その結果、従来の硬質塩化ビニル製チーズ
継手を用いた場合には約10゜に曲げた段階で継手割れ
が生じ、試験を続行することができなかった。それに対
し、本発明の柔軟性を有するチーズ継手を用いた場合に
は、5000回の高速曲げを繰り返し加えるまで接着剥
れは生じなかった。なお、5000回の高速曲げを繰り
返し加えた後でもチーズ継手1に割れは発生していなか
った。上記2つの試験の結果をまとめて表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】本発明の管継手を用いて、図4に示すよう
な配管を構成した。硬質塩化ビニル管用接着剤(エスロ
ン#73)によって管継手12と接着接合された塩化ビ
ニル管10は、一部が地中に埋設され、地面13からの
立ち上がり部を経たのちモルタル、セメント等の建物基
礎11を貫通して、建物内部に配管される。従来、この
ような配管において、地震波による振動は、建物と地面
13との間で時間差を生じ、より複雑な振動となり管継
手12の部分において破損や抜け事故が発生していた。
本発明による管継手12は可撓性の高い材料からなり、
また接着接合で塩化ビニル管10と管継手12が一体化
されているため、このような地震波による縦と横の振動
や、縦横同時振動があっても抜けたり、破損したりする
ことがない。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、可撓性や耐衝撃性に優
れ、かつ、接着接合が可能な管継手を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】管継手の説明図。
【図2】接着強度性能試験の概略図。
【図3】高速繰り返し曲げ強度性能試験の概略図。
【図4】本発明の管継手の使用例を示す図。
【符号の説明】
1…チーズ継手、2,3…固定治具、4…塩化ビニル
管、10…塩化ビニル管、11…建物基礎、12…管継
手、13…地面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の直管部、湾曲部、分岐部等を構成
    する管継手であって、ポリ塩化ビニル系樹脂90〜40
    重量%とエラストマー10〜60重量%とのブレンド
    体、又はエラストマー10〜60重量%に塩化ビニルを
    90〜40重量%グラフト共重合した材料からなること
    を特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記エラストマーは、エチレン=酢酸ビ
    ニル共重合体、エチレン=(メタ)アクリル酸エステル
    共重合体、アクリロニトリル=ブタジエン共重合体、塩
    素化ポリエチレン、(メタ)アクリル酸エステル系共重
    合体、メタアクリル酸メチル=スチレン=ブタジエン共
    重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ポリウレタン
    の中から選ばれた1種類もしくは2種類以上であること
    を特徴とする請求項1記載の管継手。
JP9162535A 1997-06-19 1997-06-19 管継手 Pending JPH116595A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162535A JPH116595A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 管継手

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JP (1) JPH116595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9259563B2 (en) 2008-03-18 2016-02-16 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Fluid transfer assemblies and related methods
JP2018003875A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 積水化学工業株式会社 配管システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9259563B2 (en) 2008-03-18 2016-02-16 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Fluid transfer assemblies and related methods
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