JPH10325166A - 地中埋設用管体 - Google Patents
地中埋設用管体Info
- Publication number
- JPH10325166A JPH10325166A JP9135097A JP13509797A JPH10325166A JP H10325166 A JPH10325166 A JP H10325166A JP 9135097 A JP9135097 A JP 9135097A JP 13509797 A JP13509797 A JP 13509797A JP H10325166 A JPH10325166 A JP H10325166A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- rubber ring
- elastomer
- receiving port
- pipe body
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- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
上下方向の曲げ応力にも追随できて、破損することのな
い地中埋設用管体を提供する 【解決手段】ポリ塩化ビニル系樹脂とエラストマーとを
ブレンドしたもの、又は、エラストマーに塩化ビニルを
グラフト共重合したものからなる複合塩化ビニル系樹脂
組成物を用いて成形され、少なくとも一端部にゴム輪付
き受口11が設けられ、そのゴム輪付き受口11の一部
又はその近傍に、横部から管頂部にかけて、部分的に外
面が窪み内面が内方に突出する変形部14が設けられて
いる地中埋設用管体1である。
Description
配管とマンホールとの接続用に用いられる地中埋設用管
体に関するものである。
手本体の少なくとも一端に、継手本体よりも口径が大き
い受口が設けられ、この受口の内周面の開口端近傍位置
に、受口に挿入する挿入管と受口との間を密閉するゴム
リングが設けられた構造のものがある。従来、このタイ
プの下水継手は、受口の軸方向長さが、受口の口径と同
程度もしくは受口の口径以下となっていた。
にあっては、受口に挿入する挿入管の挿入代を、最大で
も受口の口径と同程度、場合によっては受口の口径以下
にしかしていなかったため、地震等の振動によって挿入
管が受口から抜け外れ易いという問題があった。又、受
口に挿入管を最大限まで挿入させていると、挿入管に挿
入方向の荷重が作用した時に挿入管の移動を許容するこ
とができないので、挿入管あるいは下水継手が破損し易
いという問題もあった。
な従来の問題点を解消し、地震等の振動による、配管の
挿入方向の応力や上下方向の曲げ応力にも追随できて、
破損することのない地中埋設用管体を提供することを目
的としてなされたものである。
ル系樹脂とエラストマーとをブレンドしたもの、又は、
エラストマーに塩化ビニルをグラフト共重合したものか
らなる複合塩化ビニル系樹脂組成物を用いて成形され、
少なくとも一端部にゴム輪付き受口が設けられ、そのゴ
ム輪付き受口の一部又はその近傍に、横部から管頂部に
かけて、部分的に外面が窪み内面が内方に突出する変形
部が設けられている地中埋設用管体である。
料としては、得られる地中埋設用管体に可撓性を付与す
る、曲げ弾性率が低く、しかも応力緩和率の高い材料で
ある、複合塩化ビニル系樹脂組成物が使用される。これ
は、曲げ弾性率30,000kgf/cm2 程度の硬質
ポリ塩化ビニルを用いた場合には、所定以上の荷重が作
用したときに、屈曲の程度が大きすぎると、白化したり
破断したりするおそれがあるからである。
例えば、エチレン─酢酸ビニル共重合体(EVA)、エ
チレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(E
A)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NB
R)、塩素化ポリエチレン(CPE)、(メタ)アクリ
ル酸エステル系共重合体(AC)、メタクリル酸メチル
−スチレン−ブタジエン共重合体(MBS)、クロルス
ルホン化ポリエチレン(CSPE)、ポリウレタン(P
U)の中から選ばれる1種類もしくは2種類以上が使用
される。
で柔軟性を有する高分子材料を総称しており、特に限定
されるものではないが、EVAでは、例えば、酢酸ビニ
ル含有量が10〜80重量%でJIS K6760に準
じて測定されたメルトフローレート(以下、MFRとい
う)値が0.5〜300のものが好適に使用される。
種類がエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート等で、アクリル酸エステル
の種類が10〜80重量%でMFR値が0.1〜100
のものが好適に使用される。NBRでは、例えば、アク
リロニトリルの含有量が20〜50重量%で、ムーニー
粘度(ML1+4 :100℃)が10〜200のものが好
適に使用される。
して、ホモポリマーのガラス転移点温度(以下、Tgと
いう)が−20℃以下のエチルアクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のモノマ
ーを主体とした重合体で、その他、メチルアクリレート
等の高Tgのモノマーが共重合ないしは多段階重合によ
り、多層構造となっていてもよい。又この時、2官能性
以上のモノマーを用いて、重合体が架橋構造を有してい
てもよい。平均粒子径の限定は特にないが、一般的には
0.01〜5μmのものが好適に使用される。
0〜90重量%、メチルメタクリレート成分が5〜45
重量%、スチレン成分が5〜45重量%で、平均粒径の
限定は特にはないが、一般的には0.01〜5μmのも
のが好適に使用される。
〜50重量%、イオウ含有量が0.5〜2.0重量%
で、ムーニー粘度(ML1+4 :100℃)が10〜20
0のものが好適に使用される。
性活性水素化物と全反応系のイソシアネート化合物を反
応させて線状高分子あるいは一部架橋構造をとるもの
で、一般的には、カプロラクトン型、アジペート型、エ
ーテル型等のものが好適に使用される。
ニル系樹脂組成物中のポリ塩化ビニル系樹脂としては、
塩化ビニルのホモポリマーや、塩化ビニルと共重合可能
なモノマーとの共重合体等が使用さる。塩化ビニルと共
重合可能なモノマーとしては、エチレン、プロピレン等
のα−オレフィン類、酢酸ビニルやプロピオン酸ビニル
等のビニルエステル類、イソプロピルビニルエーテルや
セチルビニルエーテル等のビニルエーテル類、スチレン
やα−メチルスチレン等のスチレン誘導体類、n−ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、メ
チルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル
類、シクロヘキシルマレイミドやフェニルマレイミド等
のN−置換マレイミド類、その他、マレイン酸誘導体、
フマル酸誘導体等が挙げられる。 これらは、2種類以
上併用することもできる。
成物中のエラストマー成分の含有量としては、10〜6
0重量%が好ましい。含有量が10重量%未満である
と、得られる地中埋設用管体の耐衝撃性が十分でなく、
20重量%を超えると、地中埋設時に、土圧により変形
するおそれがある。
できる。具体的には、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重
合法等が挙げらるが、一般的には懸濁重合法が採用され
る。より具体的には、ジャケット及び攪拌機付きの重合
器に、イオン交換水、分散剤、重合開始剤及びエラスト
マーを仕込み、重合器内から空気を真空排除した後、塩
化ビニルモノマーを重合器内に導入する。エラストマー
を塩化ビニルモノマー中に分散あるいは溶解させた後
に、ジャケットにより昇温し、所望の重合温度で重合を
開始させる。反応終了後、残存するモノマーを重合器外
に排出してスラリーを得る。脱水機で脱水した後乾燥し
て、ポリ塩化ヒニル系樹脂組成物を得る。
ーを使用できる。このようなモノマーとしては、上記の
塩化ビニル系樹脂において挙げられるものを使用するこ
とができる。
樹脂組成物中のエラストマー成分の含有量としては、1
0〜60重量%が好ましい。含有量が10重量%未満で
あると、得られる地中埋設用管体の耐衝撃性が十分でな
く、20重量%を超えると、地中埋設時に、土圧により
変形するおそれがある。
物中には、安定剤や滑剤が適宜配合される。本発明にお
けるポリ塩化ビニル系樹脂組成物中には、必要に応じ
て、加工助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、
充填剤、顔料等の添加剤が添加されてもよい。
口の一部又は近傍に、部分的に外面が窪み内面が内方に
突出するように変形部が設けられているが、その変形部
は、横上部から管頂にかけて設けられていてもよいし、
ほぼ真横から管頂部にかけて設けられていてもよく、左
右対称に設けられているのが好ましい。
ゴム輪付き受口を有し他端に差口を有する本管用継手、
一端にゴム輪付き受口を有し他端にマンホール接続部を
有するマンホール継手が挙げられる。この中で、機能面
から考慮すると、マンホール継手が特に好ましい。
ストマーとの複合塩化ビニル系樹脂組成物を用いて成形
され、少なくとも一端部にゴム輪付き受口が設けられ、
そのゴム輪付き受口の一部又は近傍に、横部から管頂部
にかけて、部分的に外面が窪み内面が内方に突出する変
形部が設けられていることにより、この地中埋設用管体
により下水配管やマンホールと下水配管を接続して使用
したときに、地震等の振動により、地中埋設用管体に対
して、下水配管の挿入方向の応力が作用した場合には、
下水配管の差口がゴム輪付き受口のゴム輪内周面に摺動
しつつ変形部を押し広げるようにして奥へ挿入されるの
で、地中埋設用管体のゴム輪付き受口や下水配管の差口
を破損することがなく、又、マンホールが沈み込むか下
水配管が浮き上がるような応力が作用した場合には、横
部から管頂部にかけて、部分的に外面が窪み内面が内方
に突出するように形成された変形部が軸方向に圧縮され
るようにして、下水配管の差口との反対側が上方に向っ
て屈曲するように変形するので、地中埋設用管体のゴム
輪付き受口や下水配管の差口が破損することがなく、か
つ下水配管からの排水を地中埋設用管体内に逆流するこ
となく流入させることができる。
を参照して説明する。図1は、本発明の地中埋設用管体
の一例を説明する説明図である。この地中埋設用管体
は、塩化ビニルとエラストマーとの複合塩化ビニル系樹
脂組成物を用いて成形されており、一端に接続すべき下
水配管の差口を接続するゴム輪付き受口11を有する継
手本体1の筒状の他端に、マンホールへの取付け用の鍔
つき短管13が接着又は溶接等により固着されたマンホ
ール継手である。
端付近位置に周方向に沿って外方に膨出するともに内方
に窪むゴム輪装着部111が設けられ、ゴム輪装着部1
11内にはゴム輪12が装着されている。鍔つき短管1
3は、マンホールの壁厚に対応する外面長さを有する短
管部131の一端に鍔部132が設けられたものからな
り、鍔部121がマンホール継手1の中央側に位置する
ように、継手本体1の筒状の他端に接着又は溶接等によ
り固着されている。
端に相当する位置に、部分的に、その両横上部から管頂
部にかけて、外面が窪み内面が内方に突出する変形部1
4が設けられている。変形部14の設けられる位置(受
口開口端部からの長さ)は、ゴム輪付き受口11に挿入
する下水配管の差口の挿入代が、ゴム輪付き受口11の
口径よりも大きくなるようにするのが好ましい。
に、他端の鍔つき短管13がマンホール3の流入口31
の周りの壁部の外面に接着又は溶接にて固着され、その
受口11内に、下水配管2の差口21を、その先端面を
ストッパーとしての変形部14の内面に突出する部分の
側面に突き当たるまで挿入するように接続して使用され
る。
継手に対して、下水配管2の挿入方向の応力が作用した
場合には、図3に示すように、下水配管2の差口21が
変形部14を押し広げるようにして奥へ挿入されるの
で、マンホール継手1のゴム輪付き受口や下水配管2の
差口21が破損することがない。
11に挿入する下水配管2の差口21の挿入代が、受口
11の口径よりも大きくなるようにしておくと、マンホ
ール継手に対して、下水配管2の挿入方向の応力が作用
したときにも容易に抜け出ないようにすることができ
る。
み込むか下水配管2が浮き上がるような応力が作用した
場合には、図4に示すように、両横上部から管頂部にか
けて、部分的に外面が窪み内面が内方に突出するように
形成された変形部14が軸方向に圧縮されるようにし
て、下水配管2の差口21との反対側が上方に向って屈
曲するように変形するので、地中埋設用管体のゴム輪付
き受口11や下水配管2の差口21が破損することがな
く、又、他端の鍔つき短管13を介してマンホール3の
流入口31の周りの壁部の外面に接着又は溶接にて固着
された部分が破損することもなく、かつ下水配管2から
の排水をマンホール継手内に逆流することなく流入させ
ることができる。
の外周面の両方のほぼ両真横から管頂部分まで、外面が
窪み内面が突出する変形部54が設けられていてもよ
い。
にされているので、地震等の振動による、配管の挿入方
向の応力や上下方向の曲げ応力にも追随できて、破損す
ることがない。
図である。
ルに下水管路を接続した状態を示す断面図である。
態を説明する断面図である。
がる応力が作用したときの状態を説明する断面図であ
る。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリ塩化ビニル系樹脂とエラストマーと
をブレンドしたもの、又は、エラストマーに塩化ビニル
をグラフト共重合したものからなる複合塩化ビニル系樹
脂組成物を用いて成形され、少なくとも一端部にゴム輪
付き受口が設けられ、そのゴム輪付き受口の一部又はそ
の近傍に、横部から管頂部にかけて、部分的に外面が窪
み内面が内方に突出する変形部が設けられていることを
特徴とする地中埋設用管体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135097A JPH10325166A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 地中埋設用管体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135097A JPH10325166A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 地中埋設用管体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325166A true JPH10325166A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15143772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9135097A Pending JPH10325166A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 地中埋設用管体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10325166A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11336981A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Aron Kasei Co Ltd | パイプ接続用のソケット部材 |
JP2005330684A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Teihyu Corp | 地下埋設管における接続部の耐震化工法および耐震化構造 |
JP2018104928A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 積水化学工業株式会社 | 人孔更生構造および人孔更生構造の施工方法 |
CN110306642A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-10-08 | 中城科泽工程设计有限责任公司 | 一种高效清洁排水管道 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP9135097A patent/JPH10325166A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11336981A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Aron Kasei Co Ltd | パイプ接続用のソケット部材 |
JP2005330684A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Teihyu Corp | 地下埋設管における接続部の耐震化工法および耐震化構造 |
JP4554987B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-09-29 | 帝国ヒューム管東日本株式会社 | 地下埋設管における接続部の耐震化工法および耐震化構造 |
JP2018104928A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 積水化学工業株式会社 | 人孔更生構造および人孔更生構造の施工方法 |
CN110306642A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-10-08 | 中城科泽工程设计有限责任公司 | 一种高效清洁排水管道 |
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