JPH1165948A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH1165948A
JPH1165948A JP9237831A JP23783197A JPH1165948A JP H1165948 A JPH1165948 A JP H1165948A JP 9237831 A JP9237831 A JP 9237831A JP 23783197 A JP23783197 A JP 23783197A JP H1165948 A JPH1165948 A JP H1165948A
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data
battery
processing
wireless communication
communication
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JP9237831A
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Ryoji Fukuda
亮治 福田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池消耗時のデータ保存用に不揮発性の記憶
装置を本体に内蔵したり、メインメモリ記憶保持用電池
などを別に内蔵させると、端末本体が高価になる、機器
本体が大きくなるなど、経済性や携帯性が損なわれる恐
れがある。 【解決手段】 処理手段2、処理手段2に接続されると
共に内蔵の電池の電池残量を検出する電池残量検出手段
1、処理手段2に接続された一時記憶手段4、処理手段
2に接続されて一時記憶手段4のデータを無線により通
信する無線通信手段3を備えて構成される。そして、電
池残量検出手段1が電池消耗を検出したときに通常の処
理を中断するように割り込み信号が発生し、一時記憶手
段4に記憶されているデータを無線通信手段3から送信
する。本体に不揮発性記憶装置を内蔵させる必要がなく
なり、小型軽量化及びローコスト化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を用いた
携帯情報端末装置やイントラネットサーバーなどの通信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯情報端末装置は、使用中の電
池残量が少なくなると、電池交換やAC電源の接続を促
す警告を画面に表示したり、音声によって知らせる機能
を有する製品が市場に出ている。このような携帯情報端
末装置の具体例として、通信機能、スケジュール機能、
メモ機能、住所録機能、手帳機能及びカラー液晶表示器
を備えた市販製品があり、機種によっては、本体電池残
量が0〜100%までの帯グラフでインデックス表示画
面やデジタルカメラモード撮影画面などの下部に美しく
表示される。これにより、本体電池残量を確認すること
ができる。また、電池残量が残り少なくなった場合、ど
のような画面が表示されていても、音声と画面表示によ
り本体電池の充電を促す警告を使用者に出力する。
【0003】また、重要なデータの保存は、端末本体に
内蔵の不揮発性メモリ(フラッシュメモリなど)を使用
する技術や、赤外線通信やシリアル通信ケーブル接続に
より他の外部記憶装置(例えば、パソコンのハードディ
スクなど)ヘデータを転送する技術などが知られてい
る。更に、モデムカード(modem card)など
を用いてPHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)や携帯電話の機能を本体に付加し、電子メール(e
lectronic mail)の送受信やWWW(W
orld Wide Web)サーバー(serve
r)にアクセスを可能にした製品も存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、電池消耗時のデータ保存用として不揮発性の
記憶装置(フラッシュメモリやハードディスクなど)を
本体に内蔵したり、メインメモリ記憶保持用電池などを
別に内蔵させた場合、端末本体が高価になる、機器本体
が大きくなるなど、経済性や携帯性が損なわれる恐れが
ある。
【0005】また、赤外線通信やシリアル通信ケーブル
接続により他の外部記憶装置ヘデータを転送する場合、
外部記憶装置が端末装置の近くになければならず、携帯
端末装置としての機動性が損なわれる恐れがある。更
に、一度でも電池消耗の警告が出ると、まだ電池の残量
があるにもかかわらず、通常の作業が継続できず、警告
を表示する処理のみに専念してしまうため、使用者の最
後まで使いたいという要求を満たせないという問題があ
る。
【0006】上記の課題を解決するため、本出願に係る
発明の目的は、経済性や携帯性を損なわず、電池の有効
利用が可能な通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本出願に係る請求項1記載の発明は、各種の制御を
実行する処理手段と、該処理手段に接続されると共に内
蔵の電池の電池残量を検出する電池残量検出手段と、前
記処理手段に接続されると共にデータを記憶する記憶手
段と、前記処理手段に接続されて前記記憶手段のデータ
を無線により通信する無線通信手段を備え、前記電池残
量検出手段が電池消耗を検出したときに通常の処理を中
断する様に割り込み信号を送出し、前記記憶手段に記憶
されているデータを前記無線通信手段により送信するこ
とを特徴とする通信装置である。
【0008】この構成によれば、電池残量検出手段によ
って内蔵する電池の消耗を検出したときに処理手段に対
して割り込みが発生し、これを基に記憶手段からデータ
が読み出され、無線通信手段を介して外部へ送信され
る。したがって、本体にデータ保存用の不揮発性の記憶
装置を内蔵させる必要がなくなり、小型軽量化及びロー
コスト化を図ることができる。
【0009】本出願に係る請求項2記載の発明は、前記
電池残量検出手段は、前記電池の残量が予め定められた
バックアップ通信可能限界値まで低下した時に電池消耗
を検出することを特徴とする通信装置である。
【0010】この構成によれば、データを外部に送出す
るための無線通信手段が動作保証されるレベル内で行わ
れるので、確実にデータを保存することができる。
【0011】本出願に係る請求項3記載の発明は、前記
処理手段は、内部データが未変更の時に電池消耗の割り
込み処理を行なわないことを特徴とする通信装置であ
る。
【0012】この構成によれば、内部データが未変更の
場合、データ送信を行えば同じ内容で2回のバックアッ
プ動作を行なうことになるので、無駄な動作を排除する
ため、未変更の時には割り込み処理を行なわない。この
結果、不必要な割り込み処理の発生を防止することがで
きる。
【0013】本出願に係る請求項4記載の発明は、前記
処理手段は、バックアップ完了後、内部データを変更で
きないようにすることを特徴とする通信装置である。
【0014】この構成によれば、バックアップ完了後、
内部データの変更を防止することにより、送信したデー
タとの同一性を保持することができる。
【0015】本出願に係る請求項5記載の発明は、前記
無線通信手段の送信対象は、イントラネットサーバーで
あることを特徴とする通信装置である。
【0016】この構成によれば、電池が消耗しても本体
に不揮発性の記憶装置を内蔵させることなく、イントラ
ネットサーバーのデータ保存を確実に行うことができ
る。
【0017】本出願に係る請求項6記載の発明は、各種
の制御を実行する処理手段と、該処理手段に接続される
と共に内蔵の電池の電池残量を検出する電池残量検出手
段と、前記処理手段に接続されると共にデータを記憶す
る記憶手段と、前記処理手段に接続されて前記記憶手段
のデータを無線により通信する無線通信手段と、電源投
入後、前記無線通信手段による外部との通信が最初に可
能になり、かつ、前記電池残量検出手段が電池消耗を検
出しなかった時、データの送出を要求するための送信を
前記無線通信手段に行わせ、外部からデータを受信した
ときに当該データを前記記憶手段に記憶させる制御手段
を備えることを特徴とする通信装置である。
【0018】この構成によれば、電源投入後、前記無線
通信手段による外部との通信が最初に可能になり、か
つ、前記電池残量検出手段が電池消耗を検出しなかった
ことを条件に無線通信手段の送信動作を準備させる一
方、外部から受信したデータを前記記憶手段に記憶す
る。この結果、通信装置本来の機能を損なうことなく、
データを外部に記憶させることができる。
【0019】本出願に係る請求項7記載の発明は、前記
無線通信手段による送信及び受信の対象は、イントラネ
ットサーバーであることを特徴とする通信装置である。
【0020】この構成によれば、電池が消耗しても本体
に不揮発性の記憶装置を内蔵させることなく、イントラ
ネットサーバーのデータ保存を確実に行うことができ
る。
【0021】本出願に係る請求項8記載の発明は、前記
電池残量検出手段は、前記電池の残量が予め定められた
バックアップ通信可能限界値まで低下したときに電池残
量を検出することを特徴とする通信装置である。
【0022】この構成によれば、データを外部に送出す
るための無線通信手段が動作保証されるレベル内で行わ
れるので、確実にデータを保存することができる。
【0023】本出願に係る請求項9記載の発明は、各種
の制御を実行する処理手段と、該処理手段に接続される
と共にデータを記憶する記憶手段と、前記処理手段に接
続されて前記記憶手段のデータを無線により通信する無
線通信手段と、前記無線通信手段から呼び出しを検出し
た時に前記処理手段に通常の処理を中断するように割り
込み信号を送出し、前記無線通信手段に送られてくるデ
ータを受信し、前記外部記憶手段に保存する制御手段を
備えることを特徴とする通信装置である。
【0024】この構成によれば、無線通信手段から呼び
出しを検出した時、割り込み信号を発生して、処理手段
における通常の処理を中断させ、無線通信手段に送られ
てきたデータを外部記憶手段に保存する。これにより、
イントラネットサーバー等の相互間の通信が、処理手段
における通常の処理の完了を待たずに可能になり、デー
タの未保存が発生するのを防止することができる。
【0025】本出願に係る請求項10記載の発明は、前
記処理手段が、内部データ未変更の場合、電池消耗の割
り込み処理を行なわないことを特徴とする通信装置であ
る。
【0026】この構成によれば、内部データが未変更の
場合、データ送信を行えば同じ内容で2回のバックアッ
プ動作を行なうことになるので、無駄な動作を排除する
ため、未変更の時には割り込み処理を行なわない。この
結果、不必要な割り込み処理の発生を防止することがで
きる。
【0027】本出願に係る請求項11記載の発明は、前
記処理手段が、リストア完了後、内部データを変更でき
るようにすることを特徴とする通信装置である。
【0028】この構成によれば、リストア完了後、内部
データが変更できなくなるため、データの整合性が保た
れる。
【0029】本出願に係る請求項12記載の発明は、処
理手段と、前記処理手段に接続された無線通信手段と、
前記処理手段に接続された外部記憶手段と、前記無線通
信手段が呼び出しを検出し、且つ送出を要求するデータ
であることを前記処理手段が判断したとき、前記外部記
憶手段に保存されているデータを前記無線通信手段から
送信する制御手段を備えることを特徴とする通信装置で
ある。
【0030】この構成によれば、外部から呼び出しがあ
った時、データの送出を要求するデータであるとき、外
部記憶手段に保存されているデータが無線通信手段によ
って外部へ送信される。したがって、データの送出要求
に応じ、外部記憶手段のデータを無線通信手段から自動
的に送信することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明による通信装置の第
1の実施の形態を示している。図1において、電池残量
を検出する電池残量検出手段1には所定の処理を実行す
る処理手段2が接続され、この処理手段2には情報等を
外部に送信し或いは受信するための無線通信手段3が接
続されている。更に、処理手段2には一時記憶手段4が
接続されている。
【0032】電池残量検出手段1には電圧検出回路が用
いられ、通信装置に内蔵される電池(不図示)の電圧降
下特性の実験値から得られる適当な値により処理手段2
へ割り込みを発生させる。処理手段2にはCPUが用い
られる。無線通信手段3には、高速なデータ通信を可能
とするPIAFS規格対応のPHSが用いられる。一時
記憶手段4には半導体メモリ(RAM)を用いる。
【0033】図2は図1の通信装置の詳細構成を示して
いる。電池21には電池残量検出回路22が接続され、
この電池残量検出回路22にはCPU23が接続されて
いる。CPU23にはバス(BUS)24が接続され、
このバス24にはRAM25、入出力I/F(インター
フェース)26、PHSモジュール27の各々が接続さ
れている。
【0034】次に、第1の実施の形態における動作につ
いて、図3のフローチャートを参照して説明する。な
お、以下においては、ステップを“S”で表している。
【0035】最初に、携帯情報端末の電源を投入する
と、初期設定が行なわれる(S31)。具体的には、メ
モリの初期化、OS(Operating Syste
m)の起動、ウインドウ(window)システムやア
プリケーションの起動などが行なわれる。次に、電池残
量検出手段1からの割り込みを許可する命令を実行する
(S32)。この後、メイン処理が実行される(S3
3)。このメイン処理は、起動されたアプリケーション
などの操作を行うもので、携帯端末装置としての作業が
繰り返し実行される。ついで、前記アプリケーションな
どを終了するか否かを判断し(S34)、終了でなけれ
ばS33のメイン処理に戻る。
【0036】ところで、通信装置を長時間使用すれば、
やがて内蔵の電池が消耗し、動作を停止してしまう。電
池の種類や大きさなどにもよるが、電圧降下特性や持続
時間などの仕様が決まっている。これらの既知データを
基に、電池残量検出手段1はメイン処理(S33)を行
なっている間に割り込みを発生させ、S35を実行す
る。S35では、複数の割り込みがかからないように割
り込みを禁止する命令を実行する。
【0037】ついで、データの送信が可能であるか否か
を判断し(S36)、可能であればS37へ移行し、不
可能であれば割り込み禁止状態のまま、割り込み処理か
ら復帰する。S37では一時記憶手段4のRAM上のデ
ータを送信する。ついで、データの送信に成功したか否
かを判断し(S38)、データ送信に成功した場合には
割り込み禁止状態のまま割り込み処理から復帰し、成功
しなかった場合はS39を実行する。S39では割り込
みを許可する命令を実行し、割り込み処理から復帰す
る。すなわち、S39が実行されて割り込みから復帰し
た場合、データの送信が可能でありながらデータの送信
に失敗したことになるので、再び割り込みを許可して再
度データの送信を試みる。また、S36でデータの送信
が不可能であると判断された場合、例えば、無線通信が
不可能な通信圏外に通信装置があったり、既に携帯情報
端末装置を活用した作業が終了しているかもしれない
し、通信装置が盗難や紛失状態にあってデータの送信を
必要としていないのかもしれない。このような場合、電
池消耗によるRAM上のデータの消失がデータの漏洩を
防止することになる。また、データの送信が終了した場
合、再びメイン処理(S33)に戻るため、電池を完全
に使い切るまで作業が続けられる。
【0038】本実施の形態はイントラネットサーバーへ
のデータ送信に特化したものではなく、無線通信の行な
える記憶装置へのデータ送信を自動的に行なうものであ
る。したがって、自宅で赤外線通信機能を備えたパソコ
ン(personal computer)などを使用
している場合、電波に代えて、赤外線を用いた通信でも
実現できる。
【0039】次に、図1の構成における別の処理(請求
項6に対応)について、図4のフローチャートを用いて
説明する。
【0040】まず、電源投入後の初期設定が行われる
(S41)。この処理は図3のS31の処理と同様であ
るので、ここでは説明を省略する。ついで、通信接続要
求が無線通信手段3に送られる(S42)。更に、接続
が行なわれたか否かを判断し(S43)、通信が接続さ
れればS44へ移行し、未接続であればS42へ戻って
以後の処理を実行する。この後、電池消耗手段1により
電池の消耗を検出する(S44)。電池の消耗が検出さ
れた場合は処理を終了し、また、電池の消耗が検出され
ない場合にはS46を実行する。S46では、S42で
接続された通信経路を用いてデータを要求する。S47
ではデータを受信し、一時記憶手段4(RAM)に保存
する。
【0041】以上の処理を行なうことで、バックアップ
されたデータを端末装置へリストアする場合も、電池の
消耗が予想される場合に無理なリストアを行なわず、電
卓機能や時計機能、英和辞典など、データ通信とは関係
のない機能を電池が完全に消耗するまで使用できる。も
ちろん、電池の残量が充分にある場合、バックアップさ
れたデータを自動的に受信するので、目的の作業が行な
える。
【0042】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0043】図5は本発明による通信装置の第2の実施
の形態を示している。前記第1の実施の形態が携帯情報
端末装置に適用したのに対し、ここではイントラネット
(社内ネットワーク)サーバーに適用している。すなわ
ち、無線通信を利用したイントラネットサーバー同士の
データの通信を行なう場合を考慮した請求項9の実施の
形態に相当するものである。
【0044】図5に示すように、無線通信手段5には所
定の処理を実行する処理手段6が接続され、この処理手
段6には外部記憶手段7が接続されている。ここで、無
線通信手段5には、前記第1の実施の形態と同様にPH
Sなどを用いる。処理手段6にはCPU、外部記憶手段
7にはハードディスクを用いることができる。
【0045】図6は図5の通信装置の詳細構成を示して
いる。バス(BUS)61には、ハードディスク62、
CPU63、RAM64、入出力インターフェース6
5、ネットワークインターフェース66の各々が接続さ
れている。更に、ネットワークインターフェース66に
はネットワーク67が接続され、CPU63及び入出力
インターフェース65にはPHSモジュール68が接続
されている。
【0046】次に、第2の実施の形態における処理につ
いて、図7のフローチャートを基に説明する。まず、サ
ーバーの初期設定が行われる(S71)。ここでは、通
信に使われる様々な通信プロトコルの初期化など、シス
テム起動時の設定が行われる。ついで、無線呼び出しに
よって起動する割り込みを許可する(S72)。更に、
サーバー本来のメイン処理が行われる(S73)。サー
バーの終了を判断し、終了でなければS73へ戻る(S
74)。
【0047】ところで、メイン処理(S73)を実行中
は、無線呼び出しによる割り込みが不定期に発生する可
能性がある。割り込みが発生した場合は、S75を実行
する。S75では、割り込み処理に更に割り込みが発生
しないように割り込みを禁止する。S76ではデータの
受信を行なう。ついで、外部記憶装置7のハードディス
クヘ受信したデータを保存する(S77)。更に、割り
込みを許可し、割り込み処理から復帰する(S78)。
【0048】以上の処理を行なうことにより、外部から
無線通信によりデータ保存の要求があった場合、サーバ
ー本来の処理を終らせることなくデータを保存すること
ができる。
【0049】次に、イントラネットサーバーに保存され
ていたデータを無線通信による外部からの要求によって
送出する請求項12に対応した処理について説明する。
この場合の構成は図5と同様であるので説明は省略す
る。この場合の処理を示したのが図8のフローチャート
である。
【0050】図8に示すように、まず、S71と同様
に、サーバーの初期設定が行われる(S81)。この
後、無線通信手段5からの呼び出しが検出されると(S
82)、これに対する判定が行われる(S83)。S8
3では呼び出しが有ればS84へ移行し、呼び出しが無
ければS82を実行する。ついで、データ送出の要求を
判断し(S84)、要求があればS85を実行し、要求
がなければ全ての処理を終了する。この後、外部記憶手
段7からデータを読み出す(S85)。更に、無線通信
手段5によりデータを送信する(S86)。
【0051】以上の処理を行なうことにより、外部から
の無線呼び出しによるデータの要求があった場合、外部
記憶手段のデータを送出することが可能になる。
【0052】次に、携帯情報端末装置としての機動性を
発揮するための処理について説明する。無線通信を用い
た携帯情報端末装置は、携帯が可能であるがゆえに、電
池で稼働することを余儀なくされる。したがって、デー
タの保存や復帰などは、電池の消耗を考えると、ハード
ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶手段
を内蔵することは、消費電力や携帯性などの点からあま
り得策ではない。そこで、無線通信手段を有しているこ
とに鑑み、サーバーなどヘデータを送受信するために最
適な携帯情報端末装置の例を説明する。
【0053】本例は請求項1及び請求項6の処理に相当
するものである。この処理の流れについて図9のフロー
チャートを用いて説明する。まず、図3のS31及び図
4のS41と同様の初期設定処理を行なう(S91)。
ついで、データ受信処理として、図4に示した開始から
終了までの処理を行なう(S92)。ここでは、携帯情
報端末装置を初めて使う場合を除いて、必ず前回に使用
した処理に引き続いて作業を始めることを前提にしてい
る。したがって、初期設定の後、最初にS92のデータ
受信処理を行なう。この後、メイン処理として図3に示
した開始から終了までの処理を行なう(S93)。以降
は実施の形態1と同様なので説明は省略する。
【0054】以上の処理を行なうことで、作業とデータ
の連続性が保証された携帯情報端末装置が実現される。
また、請求項2および請求項8に相当する処理を実施す
ることにより、電池残量が通信可能限界値になった時、
データのバックアップを自動的に行なうようにすること
も可能である。
【0055】更に、一時記憶手段4の内部データに変更
がなかった場合は、電池消耗の割り込み処理を行なわな
いようにすることで更に無駄な電池消耗を防ぐことがで
きる(請求項3及び請求項10に相当する処理)。ま
た、データをバックアップした後、新たな作業により変
更が生じた場合、バックアップデータとの整合性に矛盾
を生じる可能性がある。そこで、請求項4及び請求項1
1に相当する処理を実行することにより、内部データを
変更できないようにすることができ、データの整合性が
保たれる。
【0056】次に、データの送受信機能を備えたイント
ラネットサーバーの処理例について説明する。その構成
は図5に示した通りであるので説明を省略する。本処理
について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0057】まず、S51及びS81に相当する初期設
定が行われる(S101)。ついで、S72と同様の割
り込み許可の命令を実行する(S102)。更に、S7
3と同様にメイン処理が行われる(S103)。つい
で、S74と同様に終了条件を判断し、処理の継続及び
終了の分岐を行なう(S104)。また、メイン処理
(S103)の実行中に無線呼び出しによる割り込みが
発生すると、割り込み禁止処理が行なわれる(S10
5)。ついで、送受信の判定が行われる(S106)。
S106では、無線通信による呼び出しが、データの送
信を要求するものか受信を要求すものかを判断する。デ
ータの受信の場合はS107へ移行し、送信の場合はS
108を実行する。S107ではデータの受信を行な
い、外部記憶手段であるハードディスクなどにデータを
保存し(S109)、割り込み許可の処理を実行する
(S111)。一方、S108では、外部記憶手段であ
るハードディスクなどからデータを読み出し、データの
送信を行ない(S110)、割り込み許可の処理を実行
する(S111)。割り込み許可の処理を実行後、割り
込み処理から復帰する。
【0058】以上の処理を行なうことで、無線通信によ
る呼び出しをきっかけにして、データの送受信の行なえ
るイントラネットサーバーが実現される。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る請
求項1記載の発明によれば、各種の制御を実行する処理
手段と、該処理手段に接続されると共に内蔵の電池の電
池残量を検出する電池残量検出手段と、前記処理手段に
接続されると共にデータを記憶する記憶手段と、前記処
理手段に接続されて前記記憶手段のデータを無線により
通信する無線通信手段を備え、前記電池残量検出手段が
電池消耗を検出したときに通常の処理を中断するように
割り込み信号を送出し、前記記憶手段に記憶されている
データを前記無線通信手段により送信することにより、
電池残量検出手段によって内蔵する電池の消耗を検出し
たときに処理手段に対して割り込みが発生し、これを基
に記憶手段からデータが読み出され、無線通信手段を介
して外部へ送信される。したがって、本体にデータ保存
用の不揮発性の記憶装置を内蔵させる必要がなくなり、
小型軽量化及びローコスト化を図ることができる。
【0060】本出願に係る請求項2記載の発明によれ
ば、電池残量が予め定められたバックアップ通信可能限
界値まで低下した時に電池消耗を検出する前記電池残量
検出手段にしたので、データを外部に送出するための無
線通信手段が動作保証されるレベル内で機能するので、
確実にデータを保存することができる。
【0061】本出願に係る請求項3記載の発明によれ
ば、内部データが未変更の時に電池消耗の割り込み処理
を行なわない処理手段にしたので、不必要な割り込み処
理の発生を防止することができる。
【0062】本出願に係る請求項4記載の発明によれ
ば、前記処理手段は、バックアップ完了後、内部データ
を変更できないようにしたので、送信したデータとの同
一性を保持することができる。
【0063】本出願に係る請求項5記載の発明によれ
ば、前記無線通信手段の送信対象をイントラネットサー
バーにしたので、電池が消耗しても、本体に不揮発性の
記憶装置を内蔵させることなく、イントラネットサーバ
ーのデータ保存を確実に行うことができる。
【0064】本出願に係る請求項6記載の発明によれ
ば、各種の制御を実行する処理手段と、該処理手段に接
続されると共に内蔵の電池の電池残量を検出する電池残
量検出手段と、前記処理手段に接続されると共にデータ
を記憶する記憶手段と、前記処理手段に接続されて前記
記憶手段のデータを無線により通信する無線通信手段
と、電源投入後、前記無線通信手段による外部との通信
が最初に可能になり、かつ、前記電池残量検出手段が電
池消耗を検出しなかった時、データの送出を要求するた
めの送信を前記無線通信手段に行わせ、外部からデータ
を受信したときに当該データを前記記憶手段に記憶させ
る制御手段を備える構成にしたので、通信装置本来の機
能を損なうことなく、データの保存を外部に記憶させる
ことができる。
【0065】本出願に係る請求項7記載の発明によれ
ば、前記無線通信手段による送信及び受信の対象をイン
トラネットサーバーにしたので、電池が消耗しても、本
体に不揮発性の記憶装置を内蔵させることなく、イント
ラネットサーバーのデータ保存を確実に行うことができ
る。
【0066】本出願に係る請求項8記載の発明によれ
ば、電池残量が予め定められたバックアップ通信可能限
界値まで低下したときに電池残量を検出する電池残量検
出手段にしたので、データを外部に送出するための無線
通信手段が動作保証されるレベル内で行われるので、確
実にデータを保存することができる。
【0067】本出願に係る請求項9記載の発明によれ
ば、各種の制御を実行する処理手段と、該処理手段に接
続されると共にデータを記憶する記憶手段と、前記処理
手段に接続されて前記記憶手段のデータを無線により通
信する無線通信手段と、前記無線通信手段から呼び出し
を検出した時に前記処理手段に通常の処理を中断するよ
うに割り込み信号を送出し、前記無線通信手段に送られ
てくるデータを受信し、前記外部記憶手段に保存する制
御手段を備える構成にしたので、イントラネットサーバ
ー等の相互間の通信が、処理手段における通常の処理の
完了を待たずに可能になり、データの未保存が発生する
のを防止することができる。
【0068】本出願に係る請求項10記載の発明によれ
ば、内部データ未変更の場合、電池消耗の割り込み処理
を行なわない処理手段にしたので、不必要な割り込み処
理の発生を防止することができる。
【0069】本出願に係る請求項11記載の発明によれ
ば、リストア完了後、内部データを変更できるようにし
た処理手段にしたので、データの整合性が保たれる。
【0070】本出願に係る請求項12記載の発明によれ
ば、処理手段と、前記処理手段に接続された無線通信手
段と、前記処理手段に接続された外部記憶手段と、前記
無線通信手段が呼び出しを検出し、且つ送出を要求する
データであることを前記処理手段が判断したとき、前記
外部記憶手段に保存されているデータを前記無線通信手
段から送信する制御手段を備えた構成にしたので、デー
タの送出要求に応じ、外部記憶手段のデータを無線通信
手段から自動的に送信することができる。
【0071】そして、本発明を携帯情報端末装置に適用
した場合、その記憶手段を小さくすることが可能にな
り、端末の小型化、軽量化、省電力化、低コスト化が図
られる。更に、盗難や紛失などで他人の手に渡った場合
でも、従来のセキュリティが破られる前に電池が消耗す
ることで、一時記憶手段にはデータが残存せず、安全性
が更に高められる。また、バックアップを気にせずに電
池の残電力を最後まで有効に利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信装置の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の通信装置の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図3】第1の実施の形態における通信装置の処理を表
すフローチャートである。
【図4】図1の構成における別の処理を表すフローチャ
ートである。
【図5】本発明による通信装置の第2の実施の形態を示
すブロック図である。
【図6】図5の通信装置の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図7】第2の実施の形態における通信装置の処理を表
すフローチャートである。
【図8】イントラネットサーバーに保存されていたデー
タを無線通信による外部からの要求によって送出する処
理を表すフローチャートである。
【図9】サーバーへデータを送受信するための携帯情報
端末装置の処理例を示すフローチャートである。
【図10】本発明をイントラネットサーバーに適用した
場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電池残量検出手段 2 処理手段 3 無線通信手段 4 一時記憶手段 5 無線通信手段 6 処理手段 7 外部記憶手段 21 電池 22 電池残量検出回路 23,63 CPU 25,64 RAM 27,68 PHSモジュール 62 ハードディスク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の制御を実行する処理手段と、該処
    理手段に接続されると共に内蔵の電池の電池残量を検出
    する電池残量検出手段と、前記処理手段に接続されると
    共にデータを記憶する記憶手段と、前記処理手段に接続
    されて前記記憶手段のデータを無線により通信する無線
    通信手段を備え、前記電池残量検出手段が電池消耗を検
    出したときに通常の処理を中断するように割り込み信号
    を送出し、前記記憶手段に記憶されているデータを前記
    無線通信手段により送信することを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電池残量検出手段は、前記電池の残
    量が予め定められたバックアップ通信可能限界値まで低
    下した時に電池消耗を検出することを特徴とする請求項
    1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、内部データが未変更の
    場合に電池消耗の割り込み処理を行なわないことを特徴
    とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、バックアップ完了後、
    内部データを変更できないようにすることを特徴とする
    請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記無線通信手段の送信対象は、イント
    ラネットサーバーであることを特徴とする請求項1記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】 各種の制御を実行する処理手段と、該処
    理手段に接続されると共に内蔵の電池の電池残量を検出
    する電池残量検出手段と、前記処理手段に接続されると
    共にデータを記憶する記憶手段と、前記処理手段に接続
    されて前記記憶手段のデータを無線により通信する無線
    通信手段と、電源投入後、前記無線通信手段による外部
    との通信が最初に可能になり、かつ、前記電池残量検出
    手段が電池消耗を検出しなかった時、データの送出を要
    求するための送信を前記無線通信手段に行わせ、外部か
    らデータを受信したときに当該データを前記記憶手段に
    記憶させる制御手段を備えることを特徴とする通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記無線通信手段による送信及び受信の
    対象は、イントラネットサーバーであることを特徴とす
    る請求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記電池残量検出手段は、前記電池の残
    量が予め定められたバックアップ通信可能限界値まで低
    下したときに電池残量を検出することを特徴とする請求
    項6記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 各種の制御を実行する処理手段と、該処
    理手段に接続されると共にデータを記憶する記憶手段
    と、前記処理手段に接続されて前記記憶手段のデータを
    無線により通信する無線通信手段と、前記無線通信手段
    から呼び出しを検出した時に前記処理手段に通常の処理
    を中断するように割り込み信号を送出し、前記無線通信
    手段に送られてくるデータを受信し、前記外部記憶手段
    に保存する制御手段を備えることを特徴とする通信装
    置。
  10. 【請求項10】 前記処理手段は、内部データ未変更の
    場合、電池消耗の割り込み処理を行なわないことを特徴
    とする請求項9記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記処理手段は、リストア完了後、内
    部データを変更できるようにすることを特徴とする請求
    項9記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 処理手段と、前記処理手段に接続され
    た無線通信手段と、前記処理手段に接続された外部記憶
    手段と、前記無線通信手段が呼び出しを検出し且つ送出
    を要求するデータであることを前記処理手段が判断した
    とき、前記外部記憶手段に保存されているデータを前記
    無線通信手段から送信する制御手段を備えることを特徴
    とする通信装置。
JP9237831A 1997-08-20 1997-08-20 通信装置 Pending JPH1165948A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132600A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Nikon Corp 無線通信ユニット

Cited By (2)

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JP4543535B2 (ja) * 2000-10-26 2010-09-15 株式会社ニコン 無線通信ユニットおよびカメラシステム

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