JPH116574A - チェックバルブ - Google Patents

チェックバルブ

Info

Publication number
JPH116574A
JPH116574A JP17518597A JP17518597A JPH116574A JP H116574 A JPH116574 A JP H116574A JP 17518597 A JP17518597 A JP 17518597A JP 17518597 A JP17518597 A JP 17518597A JP H116574 A JPH116574 A JP H116574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
check valve
valve
seat
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17518597A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tsuchiya
通 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP17518597A priority Critical patent/JPH116574A/ja
Publication of JPH116574A publication Critical patent/JPH116574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェックバルブ内の通気抵抗を小さくし、弁
体を安定して作動させる。 【解決手段】 チェックバルブ30に、大径路364と
小径路362を備えた流体通路36を形成する。大径路
364と小径路362の間に形成された弁座38に、弁
体40を円錐ばね60により付勢する。円錐ばね60を
バルブボディ34に固定したシートスプリング54によ
り支持固定する。弁体40において、円錐ばね60と係
合する第2の円筒形突出部46はシート部42から突出
している。シート部42の第2の円筒形突出部46の反
対側に、第1の円筒形突出部44と環状突部48とを形
成する。第1の円筒形突出部44は小径路内壁362a
に案内される。第1の円筒形突出部44からシート部4
2に向かって円筒穴50を穿設し、この円筒穴50から
第1の円筒形突出部44の側面にむかって延びる十字通
路52を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン車のブレーキ補助動力源となるバキュームポンプに関
し、特にチェックバルブの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来バキュームポンプは、流体である空
気を吸入・圧縮・排出を繰り返すことにより吸入口側に
負圧を発生させる。吸入口には空気の逆流を防止するた
めにチェックバルブが設けられる。チェックバルブは、
例えば内部に段状に形成された流体通路に、弁体とスプ
リングを設けて構成される。スプリングは、弁体を空気
の流れる方向と反対方向に付勢する。このスプリングの
付勢力より大きい流体圧が弁体に作用すると、弁体は内
周壁から離れ、空気が流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
チェックバルブは、作動圧を小さくするために、例えば
弁体を皿状に形成し受圧面積を拡大しているが、弁体の
座屈、あるいはバルブボディ内での転覆を防止するため
に、弁体側面とバルブボディ内周面とのクリアランスが
一定以上拡大できないため、通気抵抗が大きくなりチェ
ックバルブの作動圧が高くなる。
【0004】本発明は、この様な点に鑑みてなされたも
のであり、チェックバルブの通気抵抗を低減することが
目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるチェックバ
ルブは、下流側に大径路が形成され、この大径路の上流
に大径路より小さい内径の小径路が形成され、大径路と
小径路との間に弁座が形成された流体通路を備えたバル
ブボディと、小径路より大きく大径路より小さい外径を
有するシート部と、小径路とほぼ同径でありシート部か
ら上流側に突出する第1の円筒形突出部と、シート部か
ら下流側に突出する第2の円筒形突出部とを備え、第1
の円筒形突出部が小径路に摺動可能に案内される弁体
と、この弁体を下流側から弁座に付勢するばねとを備え
たことを特徴としている。
【0006】チェックバルブにおいて、好ましくは、ば
ねが、一端が弁体から突出する第2の円筒形突出部に係
合し、他端が大径路の下流側に固定された固定部材の外
縁に係合し、固定部材から第2の円筒形突出部に向かっ
て径が漸減する円錐ばねである。
【0007】チェックバルブにおいて、好ましくは、シ
ート部に上流側端部の外縁から突出する環状突部が設け
られ、弁座と当接することによりチェックバルブがシー
ルされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるチェックバル
ブの実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0009】本発明のチェックバルブは、例えば図1に
示すようなバキュームポンプに用いられる。バキューム
ポンプ10はケーシング12内でロータ14がギアシャ
フト16を介して回転することによって、吸入口20側
に負圧を発生させるように構成されている。
【0010】ケーシング12には略円筒形のロータ14
が偏心してギアシャフト16により回転自在に支持され
る。ギアシャフト16の一端はケーシング12を閉密す
るフランジ18に、ベアリング22を介して回転自在に
取り付けられ、他端はケーシング12に支持される。ロ
ータ14には複数のベーンがロータ14の径方向に摺動
可能に設けられ、ケーシング12の内周面とロータ14
と、ベーンによって複数の容積可変の空気室が形成され
る。ケーシング12の上方には吸入口20が形成され、
チェックバルブ30を介してニップル32に連結され
る。チェックバルブ30はロータ14からの空気の逆流
を防止する。また、ケーシング12には、ケーシング1
2内部およびロータ14の潤滑油を供給するための給油
口26が設けられる。一方ケーシング12の下方には、
吐出口28が設けられる。ロータ14の回転によって空
気室内の流体は圧送され、吐出口28から吐き出され
る。また吐出口28からは潤滑油も吐出される。
【0011】図2は第1実施形態のチェックバルブ30
を示す断面図であり、図3はその部分断面図、図4はチ
ェックバルブ内の構成を示す分解斜視図である。T字断
面のバルブボディ34内には流体通路36が形成され
る。流体通路36内では空気は一方向、即ち図2の上方
から下方に向かってのみ流れる。バルブボディ34には
バキュームポンプ10の吸入口20と螺合するためのネ
ジ部35が下方の外周面に形成される。外周面のネジ部
の上方には吸入口の内周面とをシールするために環状の
溝37が形成され、Oリングが嵌合する(図1参照)。
【0012】流体通路36は、中央近傍の径の最も小さ
い部分であるを小径路362と、この小径路362の下
流側に位置する径の最も大きい部分である大径路364
とを有する。大径路364と小径路362との段差によ
り、平坦面状の弁座38が形成される。
【0013】流体通路36内には弁体40が設けられ
る。弁体40は小径路362より大きい径のシート部4
2を備える。このシート部42の一端には、小径路36
2と同径の第1の円筒形突出部44が突出して形成され
る。第1の円筒形突出部44の外周面44aは、小径路
内壁362aと軸方向に関して摺動可能に係合してい
る。またシート部42の一端の外縁には環状突部48が
形成される。図3に示すように、この環状突部48が弁
座38に密着することにより、チェックバルブ30はシ
ールされる。シート部42の大径路364側の面には、
第1の円筒形突出部44より径の大きい第2の円筒形突
出部46が形成される。
【0014】弁体40には第1の円筒形突出部44の底
面からシート部42に向かって延びる円筒穴50が形成
される。円筒穴50の略中央には、第1の円筒形突出部
44の外周面44aに向かって径方向に延びる十字通路
52が形成される。十字通路52は弁体40が閉まって
いる状態において、弁座38より上流側にあり、小径路
内壁362aにより閉密される。
【0015】弁座38から所定距離だけ離れた位置の大
径路内壁364aに環状溝364bが形成される。固定
部材であるシートスプリング54は弾性変形可能であ
り、大径路364の環状溝364bに係合する4つの端
部54aと、この端部54aから伸び半球状に湾曲した
十字の腕部54bとを備える(図4参照)。シートスプ
リング54は、端部54aの径を収縮させた状態で流体
通路36の環状溝364bに嵌め込まれ、この端部54
aが径方向外側に復元することによりバルブボディ34
に確実に固定される。
【0016】弁体40とシートスプリング54との間に
は、シートスプリング54から弁体40に向かって径が
漸減する円錐ばね60が設けられる。円錐ばね60の大
径側端部62はシートスプリング54の端部54aとほ
ぼ同径であり、円錐ばね60はこの大径側端部62がシ
ートスプリング54の腕部54bの端部側と大径路内壁
364aとで保持されることによりバルブボディ34に
固定される。円錐ばね60の小径側端部64は、第2の
円筒形突出部46とほぼ同径であり、弁体40の底面お
よび第2の円筒形突出部46の外周面と係合している。
円錐ばね60は軸方向において弁体40を弁座38側に
付勢するとともに、横方向の復元力により弁体40の横
方向のずれを低減する。
【0017】図5は、チェックバルブ30が開いた状態
を示す断面図である。図2に示すチェックバルブ30が
閉じた状態では、十字通路52は小径路内壁362aに
より閉密され、弁体40の環状突起48と弁座38との
密着によりシールされ、空気は流れない。図5に示すよ
うに、弁体40にかかる受圧が円錐ばね60のばね力よ
り大きくなると、円錐ばね60は軸方向に収縮し、弁体
40が下流側へ移動する。従って十字通路52から大径
路364へ空気が流れ、シートスプリング54のスリッ
ト54cを介してバキュームポンプ側へ吐出される。
【0018】このように構成されたチェックバルブ30
において、第1の円筒形突出部44が小径路362に案
内されるので、弁体40側のクリアランス、即ち大径路
内壁364aとシート部42側面との距離を任意に拡大
できる。従ってチェックバルブ30が開いた状態におい
て、十字通路52からの空気流入量を多くでき、通気抵
抗を小さくできる。
【0019】また、第1の円筒形突出部44が小径路3
62に案内されるので、弁体40の開閉が滑らかとな
る。弁体40は小径路362によって径方向の動きが規
制され、弁体40の径方向の微振動挙動が防止されるの
で、座屈や転覆から開放される。従来弁体40を押圧す
る円錐ばね60は、弁体40の位置を安定させるために
押圧力、即ちセット荷重を大きくする必要があったが、
本願発明ではこのセット荷重を小さく設定できる。ま
た、第1の円筒形突出部44が小径路362に案内され
ることにより、軸方向の移動即ち開閉ストロークを大き
くできる。このように弁体40の挙動が安定するので弁
体40の耐久性も向上する。
【0020】弁体40が小径路362により案内される
ことにより、弁体40と大径路364とのクリアランス
を大きくでき、通気抵抗が小さくなる。従って真空性能
の向上、特に真空化時間の短縮が図られ、従来のバキュ
ームポンプに比べ小型化、精度のルーズ化が可能にな
り、低コスト化が可能になる。
【0021】図6(a)は第2実施形態のチェックバル
ブを示す断面図であり、図6(b)はバルブ近傍を示す
部分断面図である。第2実施形態は環状突起48が斜面
48’であること以外は第1実施形態と同じ構成であ
り、同じ構成についてはここでは省略する。
【0022】弁体40の上流側の外縁部には斜面48’
が形成され、弁座38の角部と当接することによりチェ
ックバルブ30がシールされる。第2実施形態も第1実
施形態と同様、第1の円筒形突出部44が、バルブボデ
ィ34の小径路内壁362aに案内されるため、弁体の
動きが安定且つストロークを大きくすることができ、ま
た通気抵抗を小さくできるので、チェックバルブの耐久
性も向上する。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、チェックバルブの通気
抵抗を小さくでき、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチェックバルブの第1実施形態を
バキュームポンプとともに示す図である。
【図2】図1に示すチェックバルブの断面図である。
【図3】図2に示すチェックバルブの部分拡大断面図で
ある。
【図4】図3に示す弁体と円錐ばねとシートスプリング
とを共に示す分解斜視図である。
【図5】図2に示すチェックバルブの開弁状態を示す図
である。
【図6】本発明によるチェックバルブの第2実施形態を
示す図である。
【符号の説明】
30 チェックバルブ 36 流体通路 362 小径路 362a 小径路内壁 364 大径路 364a 大径路内壁 40 弁体 44 第1の円筒形突出部 46 第2の円筒形突出部 48 環状突部 50 円筒穴 52 十字通路 54 シートスプリング 54a 端部 54b 腕部 60 円錐ばね 62 大径側端部 64 小径側端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下流側に大径路が形成され、この大径路
    の上流に前記大径路より小さい内径の小径路が形成さ
    れ、前記大径路と前記小径路との間に弁座が形成された
    流体通路を備えたバルブボディと、 前記小径路より大きく前記大径路より小さい外径を有す
    るシート部と、前記小径路とほぼ同径でありシート部か
    ら上流側に突出する第1の円筒形突出部と、前記シート
    部から下流側に突出する第2の円筒形突出部とを備え、
    前記第1の円筒形突出部が前記小径路に摺動可能に案内
    される弁体と、 この弁体を下流側から前記弁座に付勢するばねとを備え
    たことを特徴とするチェックバルブ。
  2. 【請求項2】 前記ばねが、一端が前記弁体から突出す
    る第2の円筒形突出部に係合し、他端が大径路の下流側
    に固定された固定部材の外縁に係合し、前記固定部材か
    ら前記第2の円筒形突出部に向かって径が漸減する円錐
    ばねであることを特徴とする請求項1に記載のチェック
    バルブ。
  3. 【請求項3】 前記シート部に上流側端部の外縁から突
    出する環状突部が設けられ、前記弁座と当接することに
    より前記チェックバルブがシールされることを特徴とす
    る請求項1に記載のチェックバルブ。
JP17518597A 1997-06-16 1997-06-16 チェックバルブ Pending JPH116574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17518597A JPH116574A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 チェックバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17518597A JPH116574A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 チェックバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH116574A true JPH116574A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15991776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17518597A Pending JPH116574A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 チェックバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH116574A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1664602A2 (en) * 2003-09-08 2006-06-07 Halkey-Roberts Corporation Check valve
KR20150015043A (ko) 2012-11-21 2015-02-09 코가네이 코포레이션 체크 밸브
KR101704273B1 (ko) * 2015-10-26 2017-02-07 현대자동차주식회사 브레이크 부스터 부압 라인의 소음 저감 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1664602A2 (en) * 2003-09-08 2006-06-07 Halkey-Roberts Corporation Check valve
EP1664602A4 (en) * 2003-09-08 2007-10-24 Halkey Roberts Corp CHECK VALVE
KR20150015043A (ko) 2012-11-21 2015-02-09 코가네이 코포레이션 체크 밸브
KR101704273B1 (ko) * 2015-10-26 2017-02-07 현대자동차주식회사 브레이크 부스터 부압 라인의 소음 저감 장치
US10166962B2 (en) 2015-10-26 2019-01-01 Hyundai Motor Company Noise reduction device for negative pressure line of brake booster

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0167866B1 (ko) 가변 용량형 펌프
US6764286B2 (en) Piston pump with pump inlet check valve
KR101077506B1 (ko) 개선된 효율을 갖는 피스톤 펌프
US4711224A (en) Check valve in auxiliary vacuum system
US8573249B2 (en) Relief valve for oil pump
KR20100057680A (ko) 모터-펌프 조립체
US10641262B2 (en) Diaphragm pump
WO2019134654A1 (zh) 压缩机
US5934872A (en) Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas
JP4131459B2 (ja) 液体用ダイヤフラムポンプ
JPH116574A (ja) チェックバルブ
JP2007100814A (ja) 差圧弁
JP4181429B2 (ja) ピストンポンプ
JP3097726B2 (ja) ポンプ
JP7216367B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
US2905188A (en) Check valve
JP7449100B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JPH10103267A (ja) バキュームポンプ
JP2004360644A (ja) スクロール型流体機械
JP4207146B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4052077B2 (ja) ピストンポンプ
JP2545714Y2 (ja) ポンプ用リリーフ弁
JP2009243385A (ja) 可変容量型圧縮機
JP2009114983A (ja) 弁構造及びポンプ装置
JP4200871B2 (ja) ピストンポンプ