JPH1165728A - バスアクセス回路 - Google Patents

バスアクセス回路

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JPH1165728A
JPH1165728A JP22215597A JP22215597A JPH1165728A JP H1165728 A JPH1165728 A JP H1165728A JP 22215597 A JP22215597 A JP 22215597A JP 22215597 A JP22215597 A JP 22215597A JP H1165728 A JPH1165728 A JP H1165728A
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JP
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clock
circuit
data
signal
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JP22215597A
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Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Makoto Adachi
誠 安達
Naoki Aihara
直樹 相原
Masashi Hoshino
正志 星野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU回路部とバスを介して接続されるLS
I回路部におけるバスアクセス回路に関し、伝送路特性
に影響されずに、安定且つ正常にデータを書込み又は読
出す。 【解決手段】 CPU回路部とバスを介して接続され、
CPU回路部の制御により、バス上のデータを内部レジ
スタ部15に書込み、内部レジスタ部15のデータをバ
ス上に読出すLSI回路部のバスアクセス回路におい
て、バス上のデータ,アドレス信号及び書込制御信号又
は読出制御信号を、LSI回路部のLSIクロック信号
に従って取込むクロック乗換部11と、このクロック乗
換部11からの書込制御信号又は読出制御信号を前記L
SIクロック信号に従って微分し、この微分出力信号
を、バスデータを内部レジスタ部15に書込むイネーブ
ル信号、又は内部レジスタ部15のデータを出力レジス
タ17に書込むイネーブル信号とする微分回路14−1
及び14−2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU回路部とバ
スを介して接続され、CPU回路部のCPUクロックに
同期したバス上のデータを内部レジスタ部に書込み、又
は内部レジスタ部のデータをバス上に送出するLSI回
路部におけるバスアクセス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバスアクセス回路を図6及び図7
に示す。図6に示すバスアクセス回路はエッジトリガ型
バスアクセス回路と称されるものであり、61はデコー
ド回路、62はライトクロック生成部、63はリードク
ロック生成部及びバスイネーブル生成部、64は内部レ
ジスタ部、65はセレクタ、66は出力レジスタ、67
はゲート回路、68はバッファ回路である。端子AD
D、XCS、XWE及びXREは、CPU回路部から送
出されるアドレス信号、チップセレクト信号、書込制御
信号及び読出制御信号が入力される端子、端子BUSD
ATAはバス上のデータを入力又はバス上へデータを出
力する端子である。kはデータ本数、mはアドレス本
数、nは内部レジスタ数、nwは書込み可能な内部レジ
スタ数である。
【0003】デコード回路61は、端子ADDからのm
ビット構成のアドレス信号をデコードして1つの内部レ
ジスタ部64を指定する。又ライトクロック生成部62
は、端子XWE,XCSからの書込制御信号と、チップ
セレクト信号と、書込み可能な内部レジスタ数に従った
デコード出力信号とが入力され、内部レジスタ部64の
クロック端子CKにライトクロックを入力する。又バス
上のデータが端子BUSDATAからバッファ回路68
を介して内部レジスタ部64のデータ端子Dに入力さ
れ、クロック端子CKにライトクロックが入力されるこ
とにより、バス上のデータを内部レジスタ部64に書込
むことになる。
【0004】又チップセレクト信号が端子XCSに入力
された状態で、読出制御信号が端子XREに入力される
と、リードクロック生成部及びバスイネーブル生成部6
3は読出制御信号のエッジをトリガにしてリードクロッ
ク及びバスイネーブル信号を生成し、リードクロックを
出力レジスタ66のクロック端子CKに加え、バスイネ
ーブル信号をゲート回路67のゲート端子に加える。又
端子ADDに入力されたアドレス信号がデコード回路6
1によりデコードされ、そのデコード出力信号によりセ
レクタ65が制御され、1つの内部レジスタ部64が選
択されて、その選択された内部レジスタ部64のデータ
が出力レジスタ66のデータ端子Dに入力される。又リ
ードクロック生成部及びバスイネーブル生成部63から
のバスイネーブル信号がゲート回路67に入力されて、
出力レジスタ66の出力端子からのデータがゲート回路
67を介して端子BUSDATAからバスに送出され
る。
【0005】又、図7に示す従来のバスアクセス回路は
パルス処理型バスアクセス回路と称されるものであり、
71はデコード回路、72はライトイネーブル生成部、
73はリードイネーブル生成部及びバスイネーブル生成
部、74は内部レジスタ部、75はセレクタ、76は出
力レジスタ、77はゲート回路、78はバッファ回路で
ある。端子CPUCLKはCPU回路部(図示を省略)
から送出されるCPUクロックが入力される端子であ
る。端子ADD、XCS、XWE、XRE及びBUSD
ATA及び符号k、m、n、nwは前述した図6のエッ
ジトリガ型バスアクセス回路と同一であるから重複した
説明は省略する。
【0006】デコード回路71は前述したエッジトリガ
型バスアクセス回路におけるデコード回路61と同様の
ものである。ライトイネーブル生成部72は、前述した
エッジトリガ型バスアクセス回路におけるライトクロッ
ク生成部62と同様に書込み可能な内部レジスタ(個数
nw)対応に設けられ、端子XWEに書込制御信号が加
えられると、対応する内部レジスタ部74のイネーブル
端子Eにイネーブル信号を加える。又、リードクロック
生成部及びバスイネーブル生成部73は、端子XCSか
らチップセレクト信号と、端子XREから読出制御信号
とが加えられると、出力レジスタ76のイネーブル端子
Eにイネーブル信号を加え、且つゲート回路77にバス
イネーブル信号を加える。
【0007】端子CPUCLKに入力されるCPUクロ
ックを、内部レジスタ部74のクロック端子CK及び出
力レジスタ76のクロック端子CKに加え、且つイネー
ブル端子Eにイネーブル信号を加えることにより、CP
Uクロックの立ち上がりのタイミングで、内部レジスタ
部74及び出力レジスタ76のデータ端子Dに入力され
たデータを取込む。このような内部レジスタ部74及び
出力レジスタ76のデータ取込みがCPUクロックの立
ち上がりのタイミングに行われる点を除いては、前述の
エッジトリガ型バスアクセス回路と同様であるので、重
複した説明は省略する。
【0008】以上述べたように、エッジトリガ型バスア
クセス回路は、CPU回路部からLSI回路部へ送出さ
れる書込制御信号及び読出制御信号のエッジをトリガに
してバス上からのデータの書込み又はバス上へのデータ
の読出しを行うものであり、又、パルス処理型バスアク
セス回路は、CPU回路部からLSI回路部へ送出され
るCPUクロックの立ち上がりをトリガにしてバス上か
らデータの書込み又はバス上へデータの読出しを行うも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】CPU回路部とバスを
介して接続された複数のLSI回路部に対して、それぞ
れCPU回路部からCPUクロックを供給する場合、図
7に示すようなパルス処理型バスアクセス回路を適用す
ることができるが、CPU回路部のクロック発生部の負
荷が大きくなり過ぎることがある。そこで、図6に示す
ようなエッジトリガ型バスアクセス回路が適用されるこ
とになる。
【0010】このエッジトリガ型バスアクセス回路は、
CPU回路部から送出される書込制御信号及び読出制御
信号のエッジで、書込み動作及び読出し動作を行うもの
であるが、書込制御信号及び読出制御信号又はCPUク
ロックは、それらを伝送するケーブルの伝送路特性の劣
化や信号伝送の高速化等により、エッジ部分又は立ち上
がり部分において、波形のなまり、歪み又は反射による
乱れを生じることが多く、信号のエッジ部分又は立ち上
がり部分で書込み動作及び読出し動作を行う従来のバス
アクセス回路は、エッジ部分又は立ち上がり部分で前記
のような不安定な波形となる伝送路特性の下では、安定
且つ正常な書込み動作及び読出し動作を行うことができ
ないという問題があった。
【0011】本発明は、CPU回路部とバスを介して接
続されるLSI回路部のバスアクセスにおいて、高速に
伝送される信号に対して伝送路特性に影響されずに、安
定且つ正常にデータを書込み又は読出すことを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のバスアクセス回
路は、(1)CPU回路部とバスを介して接続され、前
記CPU回路部の制御により、前記バス上のデータを内
部レジスタ部に書込み、又は前記内部レジスタ部のデー
タを前記バス上に読出すLSI回路部のバスアクセス回
路において、前記CPU回路部のCPUクロックに同期
した前記バス上のデータ,アドレス信号及び書込制御信
号又は読出制御信号を、前記LSI回路部のLSIクロ
ックに従って取込むクロック乗換部と、このクロック乗
換部からの前記書込制御信号又は読出制御信号を前記L
SIクロックに従って微分し、この微分出力信号を前記
クロック乗換部からのデータを前記内部レジスタ部に書
込むイネーブル信号、又は前記内部レジスタ部から読出
したデータを出力レジスタに書込むイネーブル信号とす
る微分回路とを備えている。
【0013】又(2)前記バスアクセス回路は、バス上
のデータをLSIクロックによって取込むデータ用フリ
ップフロップと、アドレス信号及び書込制御信号又は読
出制御信号を前記LSIクロックによって取込む1段の
フリップフロップとを有するクロック乗換部と、データ
用フリップフロップの入力データと出力データとを比較
する比較回路と、この比較回路の比較一致出力信号と前
記クロック乗換部からのアドレス信号をデコードしたデ
コード出力信号と前記クロック乗換部からの書込制御信
号とを基に書込制御信号を生成するライトイネーブル生
成部と、このライトイネーブル生成部からの書込制御信
号を前記LSIクロックによって微分する微分回路と、
この微分回路の微分出力信号をイネーブル信号としてイ
ネーブル端子に、前記LSIクロックをクロック端子
に、前記クロック乗換部の前記データ用フリップフロッ
プの出力データをデータ端子にそれぞれ入力する内部レ
ジスタ部とを備えている。
【0014】又(3)前記バスアクセス回路は、バス上
のアドレス信号及び書込制御信号又は読出制御信号を前
記LSIクロックによって取込む1段のフリップフロッ
プを有するクロック乗換部と、このクロック乗換部から
のアドレス信号をデコードしたデコード出力信号によっ
て内部レジスタ部からのデータを選択出力するセレクタ
と、クロック乗換部からの読出制御信号を前記LSIク
ロックによって微分する微分回路と、この微分回路の微
分出力信号をイネーブル信号としてイネーブル端子に、
前記セレクタからのデータをデータ端子に、前記LSI
クロックをクロック端子にそれぞれ入力する出力レジス
タと、この出力レジスタの出力端子からのデータを前記
読出制御信号を基に形成したバスイネーブル信号によっ
て前記バスに送出するゲート回路とを備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、11はクロック乗換部、12はデコード回
路、13−1はライトイネーブル生成部、13−2はリ
ードイネーブル生成部、14−1、14−2は微分回
路、15は内部レジスタ部、16はセレクタ、17は出
力レジスタ、18はバスイネーブル生成部、19−1は
ゲート回路、19−2はバッファ回路である。端子LS
ICLKはLSI回路部から送出されるLSIクロック
が入力される端子、端子ADD、XCS、XWE及びX
REは、図示を省略したCPU回路部から送出されるア
ドレス信号、チップセレクト信号、書込制御信号及び読
出制御信号が入力される端子、端子BUSDATAはバ
ス上のデータを入力又はバス上へデータを出力する端子
である。kはデータ本数、mはアドレス本数、nは内部
レジスタ数、nwは書込み可能な内部レジスタ数であ
る。又、点線の左側は書込部、右側は読出部である。
【0016】CPU回路部からの書込み要求により、C
PUクロックに従ったkビット構成のバスデータ、mビ
ット構成のアドレス信号、書込制御信号及びチップセレ
クト信号が、それぞれ端子BUSDATA、ADD、X
WE、XCSに入力されると、それらのデータ及び信号
は、クロック乗換部11にLSIクロックによって取り
込まれる。従って、バスアクセス回路内ではLSIクロ
ックに同期して処理が行われる。クロック乗換部11を
経たバスデータは内部レジスタ部15の入力端子に加え
られる。
【0017】又、クロック乗換部11を経たアドレス信
号はデコード回路12に入力され、デコード回路12
は、アドレス信号から書込可能なnw個の内部レジスタ
部15に対応したライトイネーブル生成部13−1を指
定する信号を出力する。ライトイネーブル生成部13−
1は、デコード回路12のデコード出力信号が入力さ
れ、且つ、クロック乗換部11を経た書込制御信号及び
チップセレクト信号が加えられると、それらの信号が共
に加えられている期間中、所定のレベル、例えばハイレ
ベルの信号を出力し、その出力信号は微分回路14−1
に加えられる。
【0018】微分回路14−1は、LSIクロックで動
作し、ライトイネーブル生成部13−1から入力される
ハイレベルの信号を1クロック周期の時間幅の1個のパ
ルスとして出力し、その出力を内部レジスタ部15のイ
ネーブル端子に加える。
【0019】内部レジスタ部15は、微分回路14−1
からのLSIクロックに同期したパルスによりイネーブ
ル状態となり、クロック乗換部11から出力されるバス
データを取込む。この微分回路14−1によるパルス化
処理により、1回の書込み要求として端子XWEに複数
クロック分の期間にわたって書込制御信号が入力されて
も、書込み動作は1つのクロックにより1回行われるだ
けである。この内部レジスタ部15に書き込まれたデー
タは図示を省略したLSI回路部内に転送される。
【0020】一方、LSI回路部内では各種のデータ処
理がなされ、処理されたデータはLSI回路部の内部レ
ジスタ部15に記憶される。内部レジスタ部15に記憶
されたデータをCPU回路部が読出す場合、CPU回路
部はLSI回路部の内部レジスタ部15のアドレス信
号、チップセレクト信号及び読出制御信号を送出するこ
とにより、LSI回路部のバスアクセス回路に対して読
出要求を行う。LSI回路部のバスアクセス回路では、
CPU回路部から読出要求により、CPUクロックに従
ったアドレス信号、チップセレクト信号及び読出制御信
号が端子ADD、XCS、XREに入力されると、それ
らの信号を、クロック乗換部11にLSIクロックによ
って取り込む。それによって、前述のように各信号は、
CPUクロックからLSIクロックに乗り換えられるこ
とになる。
【0021】そして、クロック乗換部11を経たアドレ
ス信号をデコード回路12に入力し、デコード回路12
は該アドレス信号から内部レジスタ部15を指定する信
号をセレクタ16に出力する。セレクタ16はデコード
回路12からの信号により指定される内部レジスタ部1
5に記憶されているデータを出力レジスタ17に出力す
る。
【0022】リードイネーブル生成部13−2は、クロ
ック乗換部11を経た読出制御信号及びチップセレクト
信号が加えられると、それらの信号が共に加えられてい
る期間中、所定のレベル、例えばハイレベルの信号を出
力し、その出力信号は微分回路14−2に加えられる。
【0023】微分回路14−2は、LSIクロックで動
作し、リードイネーブル生成部13−2から入力される
ハイレベルの信号を1クロック周期の時間幅の1個のパ
ルスとして出力し、その出力を出力レジスタ17のイネ
ーブル端子に加える。出力レジスタ17は、微分回路1
4−2から入力されるパルスによりイネーブル状態とな
り、内部レジスタ部15から、セレクタ16を介して出
力されるデータを取り込む。微分回路14−2によるパ
ルス化処理によって、1回の読出し要求として端子XR
Eに複数クロック分の期間にわたって読出制御信号が入
力されても、読出し動作は1つのクロックにより1回行
われるだけである。読出されたデータは、バスイネーブ
ル生成部18により制御されるゲート回路19−1を介
してバスデータ端子BUSDATAから送出される。
【0024】図2は本発明の実施の形態の書込部の説明
図を示し、又その動作のタイムチャートを図3に示す。
21−1はクロック乗換部11におけるバス上のデータ
をLSIクロックによって取り込む1段構成のデータ用
フリップフロップ、21−2は乗換部11におけるアド
レス信号、書込制御信号及びチップセレクト信号をLS
Iクロックによって取り込む1段構成のフリップフロッ
プ、22はデコード回路、23はライトイネーブル生成
部ゲート回路、24はフリップフロップ24−1及びア
ンド回路24−2からなる微分回路、25は内部レジス
タ部、26はデータ用フリップフロップの入力データと
出力データとを比較する排他的ノア回路からなる比較回
路であり、図1のバスデータの端子BUSDATAとク
ロック乗換部11との間のバッファ回路19−2に相当
する部分は図示を省略している。又、図1のクロック乗
換部11をフリップフロップ21−1,21−2により
構成した場合を示す。
【0025】図3の(a)は例えば25MHzのCPU
クロック、(b)は端子BUSDATAに加えられるバ
スデータ、(c)は端子ADDに加えられるアドレス信
号、(d)は端子XCSに加えられるチップセレクト信
号、(e)は端子XWEに加えられる書込制御信号、
(f)は端子LSICLKに加えられる例えば38MH
zのLSIクロック、(g)はバスデータ、アドレス信
号、チップセレクト信号及び書込制御信号に対するクロ
ック乗換部の各フリップフロップ21−1,21−2の
出力、(h)は比較回路26の出力、(i)はライトイ
ネーブル生成部ゲート回路23の出力、(j)は微分回
路のフリップフロップ24−1の反転出力、(k)は微
分回路のアンド回路24−2の出力、(l)は内部レジ
スタ25の出力を示す。
【0026】図2の各フリップフロップの21−1,2
1−2,24−1のクロック端子CKに図3の(f)に
示すLSIクロックが供給され、LSIクロックにより
クロック乗換部のフリップフロップ21−1,21−2
はバスデータ、アドレス信号、書込制御信号及びチップ
セレクト信号を図3の(g)に示すように取り込む。図
3の(g)の時刻t1にバスデータ及びアドレス信号が
取り込まれ、次の時刻t2にチップセレクト信号が取り
込まれ、次の時刻t4に書込制御信号が取り込まれ、C
PUクロックからLSIクロックへの乗換が行われる。
【0027】CPU回路部から書込制御信号が送出され
ている期間が、例えば38MHzのLSIクロックに対
して図3の(e)に示すようにミニマムで100nse
cと短いので、動作の遅延を伴うフリップフロップは最
小限の段数で構成し、クロック乗換、書込データのチェ
ック等の動作に伴う遅延時間を最短にし、書込制御信号
が現れている上記100nsecの時間内にバス上のデ
ータの書込動作を行わなければならない。
【0028】クロック乗換部のフリップフロップ21−
2を経たアドレス信号は、アドレスデコード回路22を
介してライトイネーブル生成部ゲート回路23に加えら
れ、又クロック乗換部のフリップフロップ21−2を経
た書込制御信号及びチップセレクト信号は直接ライトイ
ネーブル生成部ゲート回路23に加えられる。ライトイ
ネーブル生成部ゲート回路23にはさらに比較回路26
の出力が加えられ、それらの論理積により図3の(i)
に示すようにハイレベルの信号を出力し、その出力信号
を微分回路24のフリップフロップ24−1のデータ端
子Dに加える。
【0029】微分回路24のフリップフロップ24−1
の反転出力端子*Qは通常時はハイレベルであるから、
ライトイネーブル生成部ゲート回路23の出力信号がハ
イレベルになると、アンド回路24−2の出力信号はハ
イレベルとなり、次のLSIクロックによりフリップフ
ロップ24−1の反転出力*Qはローレベルになるか
ら、微分回路24は図3の(k)に示すように1クロッ
ク周期の時間幅の1つのパルスを出力する。微分回路2
4の出力パルスは内部レジスタ部25のイネーブル端子
Eに加えられる。内部レジスタ部25はイネーブル信号
が加えられた状態でLSIクロックが加えられるとその
立ち上がりで図3の(l)に示すように時刻t5でバス
データを書込む。
【0030】ライトイネーブル生成部ゲート回路23に
は、データ用フリップフロップ21−1の入力データと
出力データとを比較する比較回路26の比較一致出力信
号が加えられている。これは、比較回路26の出力信号
がハイレベルとなると、CPUクロックからLSIクロ
ックに乗り換えたバスデータが、クロック乗り換えの前
後において変化しないことを示すので、この比較回路2
6の出力信号をライトイネーブル生成部ゲート回路23
に加えることにより、安定且つ正常なバスデータのみを
内部レジスタ部25に書き込むようにしたものである。
即ち、LSIクロックへの乗り換えの際、乗り換え前の
バスデータと乗り換え後のバスデータとが不一致のとき
は、比較回路26の出力信号はローレベルであるから、
内部レジスタ部25にはイネーブル信号が加えられない
ので、内部レジスタ部25への書込動作は行われない。
【0031】又、クロック乗換部におけるフリップフロ
ップ21−2を1段構成としたことにより、CPU回路
部が書込制御信号を送出した図3の(e)に示す時刻t
3から、該書込制御信号がLSIクロックにより取込ま
れる図3の(g)に示す時刻t4までの時間は、LSI
クロックの1周期分以内である。そして、時刻t4の
後、微分回路24より微分出力信号がイネーブル信号と
して内部レジスタ25のイネーブル端子Eに入力された
状態で、内部レジスタ25のクロック端子CKに入力さ
れるLSIクロックの最初の立ち上がり部分が到来する
時刻は、図3の(k)に示す時刻t5であり、時刻t4
から時刻t5まではLSIクロックの1周期分であるか
ら、時刻t3から時刻5までの時間はLSIクロックの
2周期分以内である。従って、CPU回路部から書込制
御信号が送出された時刻t3から、内部レジスタ25が
バスデータを書込む時刻t5までの時間は、LSIクロ
ックの2周期分以内である。
【0032】LSIクロックが38MHzであるとする
と、LSIクロック2周期分は約53nsecであり、
CPU回路部から書込制御信号が送出されてから、LS
Iクロック2周期分の約53nsec以内の時間経過後
に、内部レジスタ25はバスデータを書込むことができ
るので、CPU回路部からの書込制御信号が送出されて
いる期間が100nsec程度の短い期間の場合であっ
ても、CPU回路部から書込制御信号が送出されている
100nsec程度の期間内にバスデータを充分な時間
的余裕をもって書込む取り込むことができる。
【0033】図4は本発明の実施の形態の読出部の説明
図で、又その動作のタイムチャートを図5に示す。41
は乗換部11におけるアドレス信号,読出制御信号,チ
ップセレクト信号をLSIクロックによって取り込む1
段構成のフリップフロップ、42はデコード回路、43
はリードイネーブル生成部ゲート回路、44は微分回路
を構成するフリップフロップ44−1及びアンド回路4
4−2からなる回路、45はセレクタ、46は出力レジ
スタ、47はバスイネーブル生成部ゲート回路、48は
内部レジスタ部、49−1はゲート回路、49−2はバ
ッファ回路である。
【0034】図5の(a)は例えば25MHzのCPU
クロック、(b)は内部レジスタ部48から出力される
データ、(c)は端子ADDに加えられるアドレス信
号、(d)は端子XCSに加えられるチップセレクト信
号、(e)は端子XREに加えられる読出制御信号、
(f)は端子LSICLKに加えられる例えば38MH
zのLSIクロック、(g)はアドレス信号、チップセ
レクト信号及び読出制御信号に対するクロック乗換部の
各フリップフロップ41の出力、(h)はセレクタ45
からの出力、(i)はリードイネーブル生成部ゲート回
路43の出力、(j)は微分回路44の出力、(k)は
出力レジスタ46の出力、(l)はバスイネーブル生成
部ゲート回路47の出力、(m)は端子BUSDATA
の出力を示す。
【0035】図4の各フリップフロップのクロック端子
CKに図5の(f)に示すLSIクロックが供給され、
LSIクロックによりクロック乗換部のフリップフロッ
プ41はアドレス信号、読出制御信号及びチップセレク
ト信号を図5の(g)に示すように取り込む。図5の
(f)に示す時刻t1にアドレス信号が取り込まれ、時
刻t2にチップセレクト信号が取り込まれ、時刻t4に
読出制御信号が取り込まれ、CPUクロックからLSI
クロックへの乗換が行われる。なお、読出部におけるク
ロック乗換部のフリップフロップ41は書込部における
クロック乗換部のフリップフロップ11と兼用すること
ができる。
【0036】読出制御信号が送出される期間が、例えば
38MHzのLSIクロックに対して図5の(e)に示
すようにミニマムで100nsecと短い場合、前述し
た書込動作の場合と同様に、動作の遅延を伴うフリップ
フロップは最小限の段数で構成し、クロック乗換等の動
作に伴う遅延時間を最短にし、読出制御信号が現れてい
る100nsecの時間内に、内部レジスタ部48のデ
ータを読出し、バス上にデータ出力する読出動作を行わ
なければならない。
【0037】クロック乗換部のフリップフロップ41を
経たアドレス信号はアドレスデコード回路42を介して
セレクタ45に加えられる。読出部におけるデコード回
路42は書込部におけるデコード回路22と兼用するこ
とができる。セレクタ45は、デコード回路4の出力に
対応した内部レジスタ部48の出力を出力レジスタ46
のデータ端子Dに加える。なお、内部レジスタ部48は
書込部における内部レジスタ25と兼用することができ
る。
【0038】クロック乗換部のフリップフロップ41を
経た読出制御信号及びチップセレクト信号はリードイネ
ーブル生成部ゲート回路43に加えられ、その論理積の
出力が図5の(i)に示すように所定レベルの信号とし
て出力され、微分回路44に入力される。
【0039】微分回路44は、フリップフロップ44−
1とアンド回路44−2とから構成され、図5の(j)
に示すように1クロック周期の時間幅の1つのパルスを
出力し、その出力を出力レジスタ46のイネーブル端子
Eに加える。微分回路44の動作は、書込部における微
分回路24と同様であるので重複した説明は省略する。
出力レジスタ46はイネーブル信号が加えられた状態で
LSIクロックが加えられると、その立ち上がりでセレ
クタ45から出力されるデータを取り込み、その出力を
図5の(k)に示すようにゲート回路49−1に入力す
る。
【0040】ゲート回路49−1のゲート端子には図5
の(l)に示すようなバスイネーブル生成部ゲート回路
47からの信号が加えられ、該バスイネーブル信号によ
り端子BUSDATAには図5の(m)に示すような信
号が出力される。
【0041】クロック乗換部におけるフリップフロップ
41を1段構成としたことにより、CPU回路部が読出
制御信号を送出した図5の(e)に示す時刻t3から、
該読出制御信号がLSIクロックにより取込まれる図5
の(g)に示す時刻t4までの時間は、LSIクロック
の1周期分以内である。そして、時刻t4の後、微分回
路44より微分出力信号がイネーブル信号として出力レ
ジスタ46のイネーブル端子Eに入力された状態で、出
力レジスタ46のクロック端子CKに入力されるLSI
クロックの最初の立ち上がり部分が到来する時刻は、図
5の(j)に示す時刻t5であり、時刻t4から時刻t
5まではLSIクロックの1周期分であるから、時刻t
3から時刻5まではLSIクロックの2周期分以内であ
る。従って、CPU回路部から読出制御信号が送出され
た時刻t3から、内部レジスタ48のデータがセレクタ
45を介して出力レジスタ46に読出される時刻t5ま
での時間は、LSIクロックの2周期分以内である。
【0042】LSIクロックが38MHz、CPUクロ
ックが25MHzの場合、CPU回路部から読出制御信
号が送出されてから、LSIクロックの2周期分の約5
3nsec以内の時間経過後に、内部レジスタ部48の
データがセレクタ45を介して出力レジスタ46に読出
され、バス上に該データ出力され、バス上に送出された
データをCPU回路部はCPUクロックの1周期分の4
0nsec以内にデータを取り込むので、CPU回路部
からの読出制御信号が送出されている期間が100ns
ec程度の短い期間の場合であっても、CPU回路部が
読出制御信号を送出してから約93nsec以内に、即
ちCPU回路部が読出制御信号を送出している100n
sec程度の期間内に、LSIの内部レジスタ部48か
らの読出データをCPU回路部が取り込むことができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
書込制御信号及び読出制御信号又はCPUクロックを伝
送するケーブルの伝送路特性の劣化や信号伝送の高速化
により、エッジ部分又は立ち上がり部分において、波形
のなまり、歪み又は反射による乱れを生じる場合でも、
書込制御信号及び読出制御信号のエッジ及びCPUクロ
ックを使用しないでバスアクセスを行うので、高速に伝
送される信号に対して伝送路特性に影響されずに、バス
との間で安定的に且つ正常にデータを書込み又は読出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の書込部の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の書込部のタイムチャート
である。
【図4】本発明の実施の形態の読出部の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の読出部のタイムチャート
である。
【図6】従来のエッジトリガ型バスアクセス回路の説明
図である。
【図7】従来のパルス処理型バスアクセス回路の説明図
である。
【符号の説明】
11 クロック乗換部 12 デコード回路 13−1 ライトイネーブル生成部 13−2 リードイネーブル生成部 14−1、14−2 微分回路 15 内部レジスタ部 16 セレクタ 17 出力レジスタ 18 バスイネーブル生成部 19−1 ゲート回路 19−2 バッファ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 直樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 星野 正志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU回路部とバスを介して接続され、
    前記CPU回路部の制御により、前記バス上のデータを
    内部レジスタ部に書込み、又は前記内部レジスタ部のデ
    ータを前記バス上に読出すLSI回路部のバスアクセス
    回路において、 前記CPU回路部のCPUクロックに同期した前記バス
    上のデータ,アドレス信号及び書込制御信号又は読出制
    御信号を、前記LSI回路部のLSIクロックに従って
    取込むクロック乗換部と、 該クロック乗換部からの前記書込制御信号又は読出制御
    信号を前記LSIクロックに従って微分し、該微分出力
    信号を前記クロック乗換部からのデータを前記内部レジ
    スタ部に書込むイネーブル信号、又は前記内部レジスタ
    部から読出したデータを出力レジスタに書込むイネーブ
    ル信号とする微分回路とを備えたことを特徴とするバス
    アクセス回路。
  2. 【請求項2】 バス上の前記データを前記LSIクロッ
    クによって取込むデータ用フリップフロップと、前記ア
    ドレス信号及び書込制御信号又は読出制御信号を前記L
    SIクロックによって取込む1段のフリップフロップと
    を有するクロック乗換部と、 前記データ用フリップフロップの入力データと出力デー
    タとを比較する比較回路と、 該比較回路の比較一致出力信号と前記クロック乗換部か
    らのアドレス信号をデコードしたデコード出力信号と前
    記クロック乗換部からの書込制御信号とを基にライトイ
    ネーブル信号を生成するライトイネーブル生成部と、 該ライトイネーブル生成部からのライトイネーブル信号
    を前記LSIクロックによって微分する微分回路と、 該微分回路の微分出力信号をイネーブル信号としてイネ
    ーブル端子に、前記LSIクロックをクロック端子に、
    前記クロック乗換部の前記データ用フリップフロップの
    出力データをデータ端子にそれぞれ入力する内部レジス
    タ部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のバスア
    クセス回路。
  3. 【請求項3】 バス上の前記アドレス信号及び書込制御
    信号又は読出制御信号を前記LSIクロックによって取
    込む1段のフリップフロップを有するクロック乗換部
    と、 該クロック乗換部からのアドレス信号をデコードしたデ
    コード出力信号によって内部レジスタ部からのデータを
    選択出力するセレクタと、 前記クロック乗換部からの読出制御信号を前記LSIク
    ロックによって微分する微分回路と、 該微分回路の微分出力信号をイネーブル信号としてイネ
    ーブル端子に、前記セレクタからのデータをデータ端子
    に、前記LSIクロックをクロック端子にそれぞれ入力
    する出力レジスタと、 該出力レジスタの出力端子からのデータを前記読出制御
    信号を基に形成したバスイネーブル信号によって前記バ
    スに送出するゲート回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のバスアクセス回路。
JP22215597A 1997-08-19 1997-08-19 バスアクセス回路 Withdrawn JPH1165728A (ja)

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