JPH1165674A - 比例圧力制御弁 - Google Patents

比例圧力制御弁

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JPH1165674A
JPH1165674A JP21611197A JP21611197A JPH1165674A JP H1165674 A JPH1165674 A JP H1165674A JP 21611197 A JP21611197 A JP 21611197A JP 21611197 A JP21611197 A JP 21611197A JP H1165674 A JPH1165674 A JP H1165674A
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JP
Japan
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port
spool
liquid chamber
pressure
control valve
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Application number
JP21611197A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Oyama
仁 尾山
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールを駆動力に応じた位置に移動させて
制御対象に接続される第2ポートの圧力をスプール駆動
力に応じた値に制御する比例圧力制御弁の液粘度が高い
場合の加圧制御時の応答性と減圧制御時の応答性を共に
良くすることである。 【解決手段】 スプール11に、そのスプールが図の位
置にあるときに第1ポート3に連通する第1表面通路1
2と、第2ポート4に常時連通する第2表面通路13
と、第3ポート5に常時連通し、スプール11が第2液
室7側への移動端にあるときに第2ポート4に連通する
第3表面通路14を設け、スプール変位で第1弁部17
が閉じ、更なるスプール変位で第2弁部18が開くよう
にしたので、第1弁部17が開弁する加圧制御時も、第
2弁部18が開弁する減圧制御時も、スプール11に弁
部を開かせる方向の力(第1、第3表面通路内で発生す
る液圧差による力)が作用して制御弁の応答性が良くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のブレー
キシステム、パワーステアリング、トランスミッション
などに用いられる比例圧力制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出力を電気的に制御できる駆動手段(電
磁石が一般的)によってスプールを駆動力に応じた位置
に移動させ、液圧源に接続される第1ポート及びリザー
バに接続される第3ポートに対する第2ポート(制御対
象に接続される)の接続の切り替えと、第2ポートを第
1ポートに連通させる第1弁部及び第2ポートを第3ポ
ートに連通させる第2弁部の開度調整を行わしめ、第2
ポートの圧力を駆動手段の駆動力に応じた値に制御する
比例圧力制御弁としては、例えば、特開平1−2615
81号公報や特開平3−69877号公報に開示される
ものがある。
【0003】前者の公報の圧力制御弁(制御バルブ)
は、図14に示すように、スプール11に形成された第
1、第2、第3表面通路(いずれも環状凹溝)のうち、
第1表面通路12が常時第1ポート(供給ポート)3に
連通し、また、第3表面通路14が常時第3ポート(タ
ンクポート)5に連通しており、スプール11の変位
で、第1表面通路12と第2ポート(負荷ポート)4と
の間に形成される第1弁部17又は第3表面通路14と
第2ポート4との間に形成される第2弁部18が開いて
第2ポート4の圧力が制御される。
【0004】また、後者の圧力制御弁(電磁制御スプー
ル弁)は、図15に示すように、スプール11に形成さ
れた第2表面通路(第2環状溝部)13が常時第2ポー
ト(出力ポート)4に連通しており、スプール11の変
位で第2表面通路13が第1ポート(供給通路)3又は
第3ポート(ドレン通路)5に連通し、第2ポート4の
圧力が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図14の圧力制御弁
は、加圧制御時に第1表面通路12の右端が第2ポート
4に連通するので、液粘度(作動液の粘度)が高いと第
1表面通路12の右側の圧力が左側の圧力よりも低下し
てスプール11に図中左向きの力が加わり、そのために
第1弁部17が閉じ勝手になって図16のように加圧時
の応答性が悪くなる。
【0006】一方、図15の圧力制御弁は、減圧制御時
に第2表面通路13の左端が第3ポート5に連通するの
で、液粘度が高いと左側の圧力が低下してスプール11
が図中右向きの力を受け、第2弁部18が閉じ勝手とな
って図17のように減圧時の応答性が悪くなる。
【0007】そこで、この発明の課題は、加圧制御時も
減圧制御時も弁部の開きがスムーズになされて応答遅れ
が出ないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の比例圧力制御弁は、スプールガイド孔
と、各々がスプールガイド孔の長手途中に開口する第1
ポート、第2ポート及び第3ポートと、スプールガイド
孔の一端と他端に設けてそれぞれリザーバに連通させる
第1液室及び第2液室とを有し、第1ポートが液圧源
に、第2ポートが制御対象に、第3ポートがリザーバに
それぞれ接続される筐体と、前記スプールガイド孔にほ
ぼ液密に、かつ摺動自在に挿入して両端を第1液室及び
第2液室に臨ませたスプールと、スプールの駆動手段と
から成り、前記スプールには、常時第2ポートに連通
し、スプールが第1液室側への移動端にあるときに第1
ポートに連通する第1表面通路と、第2ポートに常時連
通する第2表面通路と、第3ポートに常時連通し、スプ
ールが第2液室側への移動端にあるときに第2ポートに
連通する第3表面通路が設けられ、かつ、そのスプール
は、第2ポートからの圧力を第1液室側に向けて受ける
面積と第2液室側に向けて受ける面積に任意の差を有し
て第2ポートの圧力に比例した軸方向の推力を受け、さ
らに、スプールと筐体間に、スプール変位に応じて第1
表面通路と第1ポートを連通、遮断する第1弁部と、第
3表面通路と第2ポートを連通、遮断する第2弁部が各
々形成され、前記スプールが液圧による推力と前記駆動
手段による駆動力とのバランス点に移動し、そのスプー
ル移動で第1ポート又は第3ポートに対する第2ポート
の連通状態が切り替り、かつ第1弁部又は第2弁部の開
度が調整されて第2ポートの圧力が駆動手段の駆動力に
応じた値に制御されるようにしたのである。
【0009】なお、スプールの第2ポートからの圧力を
対向して受ける面積に差を生じさせるのは、スプール外
径とスプールガイド孔の孔径を長手途中において変化さ
せる方法やスプールに第2表面通路に連通する内部通路
を設け、その内部通路の第1液室側スプール端への開放
口に反力ピンをほぼ液密に、かつ、軸方向摺動自在に挿
入し、この反力ピンの第1液室への突出端を筐体に当接
させて反力ピンの断面積相当分の差を生じさせる方法な
どで実現できる。後者の方法は、スプール外径及びスプ
ールガイド孔の孔径を途中で変化させる必要が無く、加
工性の面で前者の方法よりも有利である。
【0010】また、スプールに、第1表面通路と第2表
面通路を連通させる内部通路を設けると、第2ポートと
その第2ポートに接続される制御対象との間の配管を簡
素化できるが、第2ポートを、第1表面通路に常時連通
するポートと、第2表面通路に常時連通するポートの2
つに分けて形成し、その2つのポートを外部配管等を利
用して制御弁の外部で連通させることも可能である。
【0011】このほか、この制御弁のスプール駆動手段
は、スプールを一方向に付勢するスプリングと、そのス
プリング力に抗してスプールを電磁力で動かす電磁石と
から成るものが好ましい。
【0012】また、第1液室又は第2液室と、リザーバ
とを連通させる通路にオリフィスを設けるのも好まし
い。
【0013】
【作用】この発明の制御弁は、加圧制御のモードになっ
て図4のように第1弁部17が僅かに開いたとき、第1
表面通路12の図中右端が液圧源からの圧液流入により
左端よりも高圧になってスプール11が図中右方に押さ
れ、第1弁部17の開弁力が増す。従って、第1弁部1
7の開弁が早くなって加圧制御時の応答性が良くなる。
【0014】また、減圧制御のモードに変わって図5の
ように第2弁部18が僅かに開いたとき、第3表面通路
14の図中左端の圧力が右端の圧力よりも高まり、この
圧力差でスプール11が図中左方に押されて第2弁部1
8の開弁力が増し、これにより第2弁部18の開弁が早
くなって減圧制御時の応答性も良くなる。
【0015】なお、スプールの駆動手段がスプリングと
電磁石から成るものは簡素で、部品数が少なく、低コス
トの高精度制御弁を実現できる。
【0016】また、第1液室又は第2液室とリザーバと
を連通させる通路にオリフィスを設けたものは、オリフ
ィスによる液流制限でスプールの過敏な反応による過大
変位(オーバーシュート)を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の比例圧力制御
弁の実施形態を示す。
【0018】この比例圧力制御弁は、筐体1、スプール
11、スプールの一端に挿入する反力ピン16、スプー
ル付勢用のスプリング19及びスプール11をスプリン
グ19による付勢方向とは反対向きに引き動かす電磁石
20から成る。
【0019】筐体1には、スプール11をほぼ液密に、
かつ軸方向摺動自在に挿入するスプールガイド孔2と、
各々がスプールガイド孔2の長手途中に開口する第1ポ
ート3、第2ポート4及び第3ポート5と、スプール1
1の一端を臨ませる第1液室6と、スプール11の他端
を臨ませる第2液室7が設けられている。また、第1液
室6と第2液室7を個々にリザーバ(図示せず)に連通
させる通路8、9が設けられている。
【0020】この筐体1の第1ポート3は高液圧源(図
示せず)に、第2ポート4は圧力の制御対象(図示せ
ず)に、第3ポート5はリザーバ(図示せず)に各々接
続される。
【0021】スプール11には、そのスプールが第1液
室6側への移動端にあるときに第1ポート3に連通する
第1表面通路12と、第2ポート4に常時連通する第2
表面通路13と、第3ポート5に常時連通する第3表面
通路14と、第1表面通路12と第2表面通路13を連
通させる内部通路15が設けられている。内部通路15
は、スプール11の一端に開放しており、その開放口に
反力ピン16がほぼ液密に、かつ摺動自在に挿入されて
いる。
【0022】なお、第1表面通路12の図中上側の縁部
と第1ポート3との間には第1弁部17が形成され、ま
た、第3表面通路14の図中下側の縁部と第2ポート4
との間には第2弁部18が形成される。これ等の弁部1
7、18の開閉及び開度調整はスプール変位によってな
される。
【0023】スプリング19は、スプール11を第1液
室6側に向けて付勢している。
【0024】電磁石20は、筐体1に接続されるハウジ
ング21と、そのハウジング21内に組込んだコイル2
2と、電磁力を作用させて第2液室7側に引き動かす駆
動子(アーマチュア)23とから成る。駆動子23は、
スプール11と一体に形成されており専用のスライドガ
イドを必要としないが、スプール11と一体加工するこ
とは必須のことではない。
【0025】このように構成した図1の比例圧力制御弁
は、電磁石20に電流が流されていない非制御時には、
図1に示すように、スプール11がスプリング19によ
る付勢端にあって第1弁部17が開き、第2弁部18は
閉じている。この状態では、スプール11に反力ピン1
6の断面積相当分の受圧面積差があるために、スプール
11に対して第2ポート4の圧力による推力が図中下向
きに働くが、スプリング19の初期セット力を、第2ポ
ート4の圧力が制御上限値に達しても液圧によるスプー
ル推力に打ち勝つように定めてあるので、第1弁部17
の開弁状態が維持される。
【0026】次に、電磁石20に通電するとスプール1
1が電磁力で引かれて図中下向きに加わる力と上向きに
加わる力のバランス点に移動する。
【0027】スプール11に加わる力の平衡式は、下式
(1) で表わされ、第1弁部17が閉弁するまではコイル
22の励磁電流値Iが増大するにつれて第2ポート圧力
とスプール移動量が大きくなっていく。
【0028】Fsp=Fpr+Fsol …… 式(1) Fsp;スプリング力 Fpr;第2ポートの圧力によるスプール推力 Fpr;(第2ポート圧力×反力ピン16の断面積) Fsol;電磁石による駆動力 (Fsol∝I2 ) 次に、スプール11が図2の位置に移動すると第1弁部
17が閉弁して第2ポート圧力の昇圧が止まり、その後
の更なるスプール移動で図3に示すように第2弁部18
が開弁して第2ポート4の圧力が低下する。
【0029】従って、コイル22に流す電流値Iを制御
することによって第2ポート4を第1ポート3と第3ポ
ート5に選択的に連通させ、場合によっては両ポート
3、5との連通を共に断って第2ポート4の圧力を電流
値Iに応じた値に制御することができる。
【0030】また、作用の欄で既に述べたように、液粘
度が高い場合には、第1弁部17や第2弁部18が開弁
するときに圧力バランスが崩れてスプール11に第1弁
部17や第2弁部18の開弁を助ける力が働くため、第
2ポート4の圧力を高める加圧制御時、第2ポート4の
圧力を下げる減圧制御時のどちらにおいても応答性が犠
牲になることがない。
【0031】なお、図1或いは後述する図7、図8、図
11の構造でスプール11が過敏に反応してオーバーシ
ュートする場合には、図6に示すように、通路8(通路
9でもよい)にオリフィス10を設け、スプール11が
移動するときの第1液室6又は第2液室7の体積変化を
そのオリフィス10で制限してオーバーシュート対策と
することができる。
【0032】また、図7に示すように、スプリング19
によるスプール11の付勢方向と電磁石20によるスプ
ール11の駆動方向を図1とは逆にすることによって非
通電時は第2ポート4の圧力をリザーバ圧と同等に保つ
ノーマル減圧タイプの制御弁となすことも可能である。
このタイプの制御弁は、スプール11に加わる力の平衡
式が下式(2) で表わされ、そのため、図1のノーマル加
圧タイプの制御弁とは逆に電流値Iの増大に応じて第2
弁部18が閉弁し、第1弁部17が開弁して制御圧が高
まる。 Fsp+Fpr=Fsol …… (2) 次に、反力ピンを用いずにスプール11が第2ポート圧
力を対向して受ける部分の面積に差を生じさせた例を図
8〜図10に示す。この比例圧力制御弁は、第2表面通
路13の位置から第2液室7に至る部分のスプール外径
を、第2表面通路13から第1液室6に至る部分のスプ
ール外径よりも大きくし、それに合わせてスプールガイ
ド孔2の孔径も途中で変化させている。この構造でも反
力ピンを設けたものと同様にスプール11に対して第2
ポート4の圧力による推力を働かせることができる。な
お、スプール11の内部通路15は、反力ピンを省いた
ので、第1表面通路12から第2表面通路13に至る間
に設けている。その他の構成は、図1の比例圧力制御弁
と同じであるので、要部に同一符号を付して説明を省
く。図9は、第1弁部17が閉じた状態を、図10はフ
ル減圧状態を各々示している。
【0033】図11〜図13は、第2ポートを、第1表
面通路12に常時連通するポート4−1と、第2表面通
路13に常時連通するポート4−2の2つに分けて形成
したものである。この分割したポート4−1と4−2を
外部配管(図示せず)等で連通させて制御対象に接続す
る構造でも、スプール11に設けた内部通路によって第
1、第2表面通路12、13を連通させるものと機能上
は差の無い比例圧力制御弁を実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の比例圧力
制御弁は加圧制御時、減圧制御時のどちらかで弁部が閉
じ勝手になって応答遅れが出る従来の制御弁と違って、
加圧制御時、減圧制御時とも弁部の開弁が促進されて応
答性が良くなる。
【0035】また、1個のスプリングと1組の電磁石で
スプールを駆動できるので、構造の複雑化及びそれによ
るコストアップも回避できる。
【0036】さらに、第1液室又は第2液室からリザー
バに至る通路にオリフィスを設けたものは、スプールの
動きを抑制してオーバーシュートによる制御精度の悪化
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の比例圧力制御弁の一例を示すフル加
圧状態の断面図
【図2】スプール移動により第1弁部が閉じた状態を示
す図
【図3】スプールの更なる移動で第2弁部が開いてフル
減圧状態になった図
【図4】第1弁部が開弁するときの作用説明図
【図5】第2弁部が開弁するときの作用説明図
【図6】オーバーシュート防止用のオリフィスを追設し
た比例圧力制御弁の断面図
【図7】ノーマル減圧タイプの制御弁を示す断面図
【図8】他の実施形態を示すフル加圧状態の断面図
【図9】同上の制御弁の第1弁部閉弁状態を示す断面図
【図10】同上の制御弁のフル減圧状態の断面図
【図11】更に他の実施形態を示すフル加圧状態の断面
【図12】同上の制御弁の第1弁部閉弁状態の断面図
【図13】同上の制御弁のフル減圧状態の断面図
【図14】従来の制御弁の作用説明図
【図15】従来の他の制御弁の作用説明図
【図16】図8の制御弁の加圧制御時の特性を示す図表
【図17】図9の制御弁の減圧制御時の特性を示す図表
【符号の説明】
1 筐体 2 スプールガイド孔 3 第1ポート 4 第2ポート 5 第3ポート 6 第1液室 7 第2液室 8、9 通路 10 オリフィス 11 スプール 12 第1表面通路 13 第2表面通路 14 第3表面通路 15 内部通路 16 反力ピン 17 第1弁部 18 第2弁部 19 スプリング 20 電磁石 21 ハウジング 22 コイル 23 駆動子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールガイド孔と、各々がスプールガ
    イド孔の長手途中に開口する第1ポート、第2ポート及
    び第3ポートと、スプールガイド孔の一端と他端に設け
    てそれぞれリザーバに連通させる第1液室及び第2液室
    とを有し、第1ポートが液圧源に、第2ポートが制御対
    象に、第3ポートがリザーバにそれぞれ接続される筐体
    と、 前記スプールガイド孔にほぼ液密に、かつ摺動自在に挿
    入して両端を第1液室及び第2液室に臨ませたスプール
    と、 スプールの駆動手段とから成り、 前記スプールには、常時第2ポートに連通し、スプール
    が第1液室側への移動端にあるときに第1ポートに連通
    する第1表面通路と、第2ポートに常時連通する第2表
    面通路と、第3ポートに常時連通し、スプールが第2液
    室側への移動端にあるときに第2ポートに連通する第3
    表面通路が設けられ、かつ、そのスプールは、第2表面
    通路を介して第2ポートからの圧力を第1液室側に向け
    て受ける面積と第2液室側に向けて受ける面積に任意の
    差を有して第2ポートの圧力に比例した軸方向の推力を
    受け、 さらに、スプールと筐体間に、スプール変位に応じて第
    1表面通路と第1ポートを連通、遮断する第1弁部と、
    第3表面通路と第2ポートを連通、遮断する第2弁部が
    各々形成され、 前記スプールが液圧による推力と前記駆動手段による駆
    動力とのバランス点に移動し、そのスプール移動で第1
    ポート又は第3ポートに対する第2ポートの連通状態が
    切り替り、かつ第1弁部又は第2弁部の開度が調整され
    て第2ポートの圧力が駆動手段の駆動力に応じた値に制
    御される比例圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記スプールに第2表面通路に連通する
    内部通路を設け、その内部通路の第1液室側スプール端
    への開放口に反力ピンをほぼ液密に、かつ、軸方向摺動
    自在に挿入し、この反力ピンの第1液室への突出端を筐
    体に当接させてスプールの第2ポートからの圧力を対向
    して受ける面積に反力ピンの断面積相当分の差を生じさ
    せた請求項1記載の比例圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 前記スプールに、第1表面通路と第2表
    面通路を連通させる内部通路を設けた請求項1又は2記
    載の比例圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 前記第2ポートを、第1表面通路に常時
    連通するポートと、第2表面通路に常時連通するポート
    の2つに分けて形成した請求項1又は2記載の比例圧力
    制御弁。
  5. 【請求項5】 スプールの駆動手段が、スプールを一方
    向に付勢するスプリングと、そのスプリング力に抗して
    スプールを電磁力で動かす電磁石とから成る請求項1乃
    至4のいずれかに記載の比例圧力制御弁。
  6. 【請求項6】 第1液室又は第2液室と、リザーバとを
    連通させる通路にオリフィスを設けた請求項1乃至5の
    いずれかに記載の比例圧力制御弁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017180641A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日立建機株式会社 減圧弁ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017180641A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日立建機株式会社 減圧弁ユニット

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