JPH1165238A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1165238A
JPH1165238A JP9216476A JP21647697A JPH1165238A JP H1165238 A JPH1165238 A JP H1165238A JP 9216476 A JP9216476 A JP 9216476A JP 21647697 A JP21647697 A JP 21647697A JP H1165238 A JPH1165238 A JP H1165238A
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voltage
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charging
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茂雄 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたり安定した高画質が得られ、 しか
も、 廃棄トナーの発生量が少なく、 帯電器ライフおよび
現像剤ライフが長く、かつエネルギーの高効率化が図ら
れた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 帯電器2の帯電電極2aとOPC感光体
1との間に所定の電位を形成することによりその帯電電
極2aに付着したトナーをOPC感光体1に転移させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、 静電記
録、 イオノグラフィー等を応用した複写機やプリンター
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、 地球環境問題が表面化して化石資
源保護の重要性が認識され、 プラスチック等の化石資源
の利用削減が重要課題となっている。 化石資源の利用削
減対策の一環として現在、 一度使用されたプラスチック
等はゴミなどとして廃棄せず、回収して再利用すること
が行なわれている。 しかし、プラスチック等を回収して
再利用するという考え方は非常に重要である反面、 再生
するまでに、例えば分別の問題、 運搬エネルギーの問
題、 回収集積場所の問題、および管理の問題等、多くの
問題を抱えている。 画像形成装置としては、 記録用紙に
転写した時に生ずる残留トナーの回収問題がこれに相当
する。 例えば電子写真方式による画像形成装置において
は、 潜像担持体表面を均一に帯電する帯電工程、 帯電し
た潜像担持体表面を露光することで潜像を形成する露光
工程、 静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成す
る現像工程、 トナー像を転写材に転写する転写工程、 そ
の転写材上のトナー像を定着する定着工程、 および上記
転写工程で潜像担持体表面に残留したトナーを除去する
クリーニング工程によって画像が形成される。 ここで、
通常のクリーニング工程では、 弾性を有するゴムブレー
ドもしくはブラシを潜像担持体表面に押し当てて、 残留
したトナーを除去し回収するようにしている。 回収され
たトナーは回収容器に蓄えられ定期的に廃棄される。 廃
棄トナーの問題を回避するためには残留トナー量を極力
少なくすることが重要であり、 そのためにはトナーの転
写効率を上げることが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】廃棄トナーを発生させ
ないという観点から、 クリーニング工程を設けずに、 転
写残留トナーを現像と同時に現像装置に回収するクリー
ナレス方式が、 特開昭59ー133573号公報、 特開
昭59ー157661号公報、 特開昭60ー10705
4号公報、 特開平3ー114063号公報、 および特開
平3ー206485号公報等に提案されている。 しかし
ながら、 このクリーナレス方式では、 転写残留トナーや
ジャム発生時における大量の現像トナーは、 帯電工程や
転写工程において、 帯電ストレスや圧力ストレス等を受
けた状態、 もしくは紙紛その他の異物が混入した状態で
現像装置に回収されることになり、 長期間にわたって使
用すると画質劣化や現像剤ライフの低下が生じてしま
う。 また、 残留トナーを現像装置に回収する機構を有し
ない非接触現像装置を用いたクリーナレス方式も知られ
ている。この場合には、 転写残留トナーやジャム発生時
における大量の現像トナーが、 潜像担持体表面に常時残
留して蓄積することになり、 ポジゴーストやネガゴース
ト等による画質欠陥が生じてしまう。 つまり、 このよう
なクリーナレス方式では、 廃棄トナーの問題を回避でき
たとしても、 画質トラブルによるメンテナスの問題や現
像剤交換によるトナー廃棄の問題が新たに浮上し、 エネ
ルギーの高効率化の観点からみると二律背反となる。
【0004】また、 クリーナレス方式において、 現像剤
中にシリカ等の剥離性微粒子を含ませ、 これにより微粒
子をトナーと感光体との間に介在させて、トナーと感光
体との付着力を下げてトナーの転写効率を上げる方法
が、 例えば、 特開平2ー1870号公報、 特開平2ー8
1053号公報、 特開平2ー118671号公報、 特開
平2ー118672号公報、 および特開平2ー1577
66号公報等に提案されている。 しかしながら、 このよ
うな方法で、 長期間にわたって高転写効率を維持するに
は、 現像剤へ剥離性微粒子を多量に添加しておく必要が
ある。 剥離性微粒子を多量に添加した場合、二次障害と
してトナーの剥離性が高くなるために現像においてトナ
ークラウドが発生しやすくなり、プリント画像のカブリ
や機内汚れが発生し易くなる。 また、 長く使用するうち
に剥離性微粒子がトナー表面やキャリア表面に付着して
現像剤の帯電性が低下したり、 遊離した剥離性微粒子同
士が凝集して塊状の塊となり、 それが原因で現像剤の流
動性が低下して画像ムラを引き起こすことがある。 ま
た、 現像剤から剥離性微粒子が遊離して現像剤の帯電性
が変化することで画像濃度が変動することもある。 さら
に、 剥離性微粒子が多量に添加されたトナーは流動性に
富むために、 転写時にトナー像が転写材に接触した際に
トナー像が乱されやすくなり、 転写による画像乱れとい
った現象も生じやすくなる。 従って、 メンテナスの問題
や現像剤交換によるトナー廃棄の問題が新たに浮上し、
エネルギーの高効率化の観点からみると、 クリーナレス
方式の効用である廃棄トナー回避に対して二律背反とな
る。
【0005】近年、 画像形成装置で使用される帯電装置
は、 エコロジーの観点からオゾンやNOX などの放電生
成物を大量に発生させないものが要求されるようになっ
てきた。 放電生成物の発生が極めて少ない帯電装置とし
ては、 接触式の帯電装置があるが、 接触式の帯電装置を
クリーナレス方式に適用とすると、 転写残留トナーまた
は紙紛等の異物が混入した転写残留トナーが、 常時帯電
装置を通過するため、帯電装置が汚れてしまい、 異常放
電や帯電が不安定になり、 画質欠陥が発生してしまう。
さらに、 ジャム発生時には、 大量の現像トナーが帯電装
置を通過するため、 帯電装置のトナー汚れは非常に多い
ものとなる。
【0006】また、 接触式の帯電装置の汚れは、 クリー
ナを有する画像形成装置においても問題となっており、
汚れを防止する手段が、 例えば、 特開平5ー53413
号公報、 特開平6ー308807号公報、 特開平6ー8
3165号公報、 特開平7ー13405号公報、 特開平
4ー157483号公報、 特開平4ー311972号公
報、 特開平6ー266206号公報、 特開平7ー496
05号公報、 特開平4ー303861号公報、 および特
公平7ー99442号公報等に提案されている。 これら
の公報のうち特開平5ー53413号公報には、 帯電装
置をリトラクトさせてトナー等の異物付着を回避しよう
とする技術が提案されている。しかし、この技術は機構
的に複雑でありコストも高く、またエネルギー的にも帯
電装置をリトラクトするための電力が必要である。 ま
た、 特開平6ー308807号公報には、 帯電装置に一
度付着したトナー等の異物を静電気的に感光体に転移さ
せる制御を行なう技術が提案されている。しかし、 静電
的な作用のみではトナー等の汚れを十分に転移させるこ
とはできず、 長期間に渡って使用すると、放電や圧力ス
トレスにより、 帯電装置にトナー等の異物が固着してし
まい、 帯電が不安定になってしまう。従って、 帯電装置
のライフが短く、 メンテナスの問題や帯電装置交換によ
る廃棄の問題でエネルギーの高効率化が達成できない。
また、クリーナレス方式の画像形成装置への適用には極
めて不十分である事は言うまでもない。さらに、 特開平
6ー83165号公報、 特開平7ー13405号公報に
は、 帯電装置に付着したトナー等の異物を帯電装置用ク
リーナで掻き落とし、 プロセス方向に対して帯電装置よ
り下流( 露光・ 現像側) に落とす技術が提案されてい
る。しかしこの技術では、 帯電装置用クリーナで圧力的
なストレスを受けたトナー等の異物を、 そのまま現像装
置に回収するものであるため、 前述したクリーナレス方
式と同様に、 画質劣化や現像剤ライフ低下といった問題
がある。 また、特開平4ー157483号公報、 特開平
4ー311972号公報、 特開平6ー266206号公
報、 特開平7ー49605号公報、 特開平4ー3038
61号公報、 特公平7ー99442号公報等には、 帯電
装置の表面層を、非粘着性材料で形成したり被覆した
り、あるいは層状固体潤滑剤で形成したりするなどし
て、 帯電装置にトナー等の異物が付着するのを防止する
技術が提案されている。 さらに、 帯電装置表面層の摩擦
係数低減を目的として、 粉末を塗布するなどしているも
のもある。 しかしながら、 これらの技術を、前述したク
リーナレス方式に適用しようとすると、 転写残留トナ
ー、 ジャム時の大量な現像トナー、 あるいはトナーに混
入した異物などによる汚れを防止するには、 極めて不十
分であり、 画質劣化を引き起こしてしまう。
【0007】クリナーレス方式に接触帯電装置を適用し
ているものとして、特開平5ー241423号公報、特
開平5ー65086号公報、特開平8ー101583号
公報、特開平8ー137204号公報、特開平8ー13
7261号公報、特開平8ー234545号公報、特開
平8ー248785号公報、特開平9ー26688号公
報、特開平9ー34223号公報、および特開平8ー1
60812号公報等が提案されている。
【0008】これらの公報のうち特開平8ー16081
2号公報を除くすべての公報には、ブラシ帯電手段また
は撹乱手段により潜像担持体上の転写残留トナーを撹乱
した後現像装置により回収し、また帯電手段に付着した
トナーを、帯電手段または転写手段により電界を制御し
て潜像担持体上に戻した後、現像装置に回収する技術が
提案されている。しかしながら、この技術では残留トナ
ーが現像装置に混入されるため、先に述べたように、画
質劣化や現像剤ライフ低下といった問題が生じてしま
う。 さらにブラシ帯電手段が用いられているため、ブラ
シの制作に手間がかかり、またブラシの掃き目に起因し
て帯電むらが発生しやすく、中間調画像の均一性が十分
ではなく、高画質化には向いていない。一方、特開平8
ー160812号公報には、非接触型の現像装置を備
え、ジャム時の未転写トナーを転写紙に転写した後、転
写残留トナーを画像形成装置の外部に排出する技術が提
案されている。しかしこの技術では、現像剤の劣化は回
避されるものの、転写率や転写残留トナーの接触帯電装
置の付着に対する改善施策はなく、接触帯電装置が汚れ
やすくまた帯電が不安定となるため画質劣化の原因とな
る。さらに、経時的な転写装置の性能等の低下により転
写率は落ち、接触帯電装置への汚れも顕著になり、帯電
装置のライフも非常に短いものとなってしまう。 また、
転写装置が何らかの故障やエラー等により、ジャム時の
未転写トナーが接触帯電装置を通過してしまった場合、
分解して掃除をしないと正常に帯電することができな
い。 従って、クリーナレス方式に接触帯電装置を適用し
た場合、 帯電装置の汚れ、 帯電装置のライフ低下、 およ
び現像剤のライフ低下を生じ、 クリーナレス方式の効用
である廃棄トナー回避に対して二律背反となってしま
い、 エネルギーの高効率化を達成することは困難であ
る。
【0009】本発明は、 上記事情に鑑み、 長期にわたり
安定した高画質が得られ、 しかも、廃棄トナーの発生量
が少なく、 帯電装置ライフおよび現像ライフが長く、か
つエネルギーの高効率化が図られた画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、循環的に移動しながら表面に静電
画像が形成される潜像担持体と、その潜像担持体表面に
接触する接触帯電部材を有しその接触帯電部材に所定の
帯電電圧を印加することによりその潜像担持体表面を帯
電する帯電手段と、その帯電手段により帯電された潜像
担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電
潜像が形成された潜像担持体表面にトナーを供給してそ
の静電潜像がトナーで可視化されてなるトナー像を形成
する現像手段と、上記接触帯電部材と上記潜像担持体と
の間に所定の電位を形成することによりその接触帯電部
材に付着したトナーをその潜像担持体に転移させるクリ
ーニング手段を備え、上記潜像担持体上に形成されたト
ナー像を直接に、あるいは中間転写体を経由して所定の
記録媒体に転写してその記録媒体上に定着することによ
り、その記録媒体上に定着されたトナー像からなる画像
を形成することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形
態を示す模式図、図2は、図1に示す画像形成装置に備
えられた現像器を拡大して示す図である。図1に示す画
像形成装置100には、 循環的に移動しながら表面に静
電画像が形成される潜像担持体であるOPC感光体1が
備えられている。また画像形成装置100には、 OPC
感光体1表面に接触する接触帯電部材である帯電電極2
aを有し、その帯電電極2aに所定の帯電電圧を印加す
ることにより、そのOPC感光体1表面を帯電する帯電
器2が備えられている。さらに、OPC感光体1の表面
に微粒子を付与するための現像器5_1と、帯電器2に
より帯電されたOPC感光体1表面に静電潜像を形成す
る露光器4と、静電潜像が形成されたOPC感光体1表
面にトナーを供給してその静電潜像がトナーで可視化さ
れてなるトナー像を形成する現像器5_2とが備えられ
ている。現像器5_1,5_2には、それぞれ、図2に
示す現像スリーブ11と、現像スリーブ11と同軸上に
固設されてその現像スリーブ11内に配置された7極の
マグネットロール12と、パドル13と、現像剤層層厚
規制部材14とが備えられている。現像剤は、パドル1
3によりミキシングされて帯電されるとともに現像スリ
ーブ11上の周面に供給され、これにより現像剤層が現
像スリーブ11上に形成され、OPC感光体1に供給さ
れる。また画像形成装置100には、 図示しない用紙を
搬送するための用紙搬送ベルト10と、用紙搬送ベルト
10で搬送された用紙に、OPC感光体1上に形成され
たトナー像を転写する転写帯電器6と、転写されたトナ
ー像からなる画像が形成された用紙が搬送される用紙搬
送路9とが備えられている。さらに、OPC感光体1表
面を一様に除電して初期化する除電ランプ3も備えられ
ている。
【0012】図3は、図1に示す画像形成装置に備えら
れた帯電器とOPC感光体の詳細図、図4は、図3に示
す帯電電極の断面図である。図3に示す帯電器2は、 こ
の図3の矢印方向に移動可能なOPC感光体1と対向す
る位置に支持されており、半導電性のフィルム状部材を
無端移動可能な周面を有するように円筒状に形成された
帯電電極2aと、この帯電電極2a内に挿入され、帯電
電極2aをOPC感光体1と接触させるようにOPC感
光体1と近接して支持する非回転の円筒状の絶縁性支持
部材2bとを有する。帯電電極2aの内周長は、絶縁性
支持部材2bの外周長よりも長くなるように形成されて
いる。またこの帯電電極2aは、OPC感光体1の回転
方向上流側の、絶縁性支持部材2bの上部と帯電電極2
aとの間の空間部2gが凸状になり、OPC感光体1の
回転方向下流側の、絶縁性支持部材2bと帯電電極2a
との間の空間部2hが凹状になるように、図示しないモ
ータでOPC感光体1と等速に回転する帯電電極回転補
助部材2eにより、帯電電極2aの外周面に押圧力を付
与しながら、空間部2g,2hを挟み込むように設置さ
れている。また、帯電電極回転補助部材2eは、 帯電電
極2aに適度なテンションがかかるように、絶縁性支持
部材2bの中心を角とした時、帯電電極回転補助部材2
eの中心とOPC感光体1の中心のなす角度が90度〜
180度、好ましくは150度に設定される。帯電電極
2aへの給電は、帯電器2の上部に、直流電源2cが接
続された導電性ブラシの帯電電圧付与部材2fおよび導
電性の帯電電極回転補助部材2eにより行なわれる。一
方、OPC感光体1は、導体基体1a上に電荷発生層1
bが積層され、さらにその上に、電荷輸送層1cを有す
る積層型の感光体であり、導体基体1aが電気的に接地
されている。OPC感光体1と帯電電極2aとからなる
接触近傍プレニップ側の微小空隙放電領域2dで放電が
生じることによって、OPC感光体1の表面が帯電され
る。また、帯電電極2aは、その帯電電極2aに印加さ
れる帯電電圧とOPC感光体1の電位差によって生ずる
静電吸着力と、図示しないモータによってOPC感光体
1と等速に回転する帯電電極回転補助部材2eにより、
OPC感光体1が移動すると移動方向に引っ張られ、絶
縁性支持部材2dのプレニップ側の外周面に沿うよう
に、OPC感光体1と等速に回転を始める。帯電電極2
aのフィルム部材としては、ポリフッ化ビニリデンにカ
ーボンブラックを分散させ、体積抵抗率が106 Ω・c
m、厚さが50μmのものが用いられる。さらに、帯電
電極2aの表面には、図4に示すように、長軸方向の寸
法が約0.1μm、 厚さが約0.05μm以下、体積抵
抗率が1012Ω・cmの不定形(薄片状)の微粒子2j
として酸化チタンが予め一様に塗布されている。尚、微
粒子2jの塗布方法は、その微粒子2jを綿性のポーチ
内に入れ、帯電電極2aを軽く押し付けた後、凝集した
微粒子2jを除くため、写真用のハンディタイプのブロ
ワで飛ばすようにして行なわれる。その他の構成部材で
ある絶縁性支持部材2bにはSUS304にジュラコン
(ポリアセタール)を被覆した円筒状のシャフトが用い
られ、また帯電電極回転補助部材2eにはSUS304
の円筒状のシャフトが用いられている。
【0013】本実施形態の画像形成装置100は、接触
式の帯電器2の帯電電極2aおよび潜像担持体であるO
PC感光体1表面に、予めトナーより小粒径の粉状体状
の微粒子がほぼ一様に付与され、また現像器5_2で転
写残留トナーが回収されることのないクリーナレス方式
の画像形成装置である。接触式の帯電器2は転写残留ト
ナーを帯電電圧と同極性に再帯電するものである。
【0014】図5は、接触式の帯電器および非接触式の
帯電器によるトナー帯電量と付着力の関係を示す図、図
6は、微粒子付着状態を示す概略図である。図5に示す
ように転写残留トナーは、非接触式のスコロトロンが0
〜−3μC/gに帯電されるのに比べ、接触式の帯電器
は−10〜−15μC/gと高い帯電量で帯電され、現
像器通過時、転写残留トナーは接触式、非接触式いづれ
の現像器を用いてもその現像器に回収されることはな
い。しかしながら、転写時に、転写残留トナーは記録シ
ートまたは中間転写体に再転写されるためプリント画像
に出力されてしまう。ここで、接触式の帯電器におい
て、特に直流を印加する場合、 長期間の使用やジャム時
の未転写トナー通過により帯電電極表面にトナーが大量
に堆積し、帯電が不安定になる。そこで、本実施形態で
は、図6に示すように、OPC感光体1および帯電電極
2a表面に予め0.01〜1μm、好ましくは0.1μ
m以下の微粒子62が10平方μm中に少なくとも1
個、好ましくは2個以上存在するように設定される。通
常使用されるトナー61の粒径は、5〜10μm程度で
あり、微粒子62を一様に付与することにより、トナー
61とOPC感光体1の表面、およびトナー61と帯電
電極2aの表面それぞれに微粒子62の厚み分のスペー
スを空けることができる。これにより、トナー61の、
OPC感光体1表面および帯電電極2a表面への作用力
(van der Waals力)は減少するため、転
写においてほぼ100%近い転写率が達成され、転写残
留トナーの再転写の問題はなくなり、帯電電極2a表面
のトナー汚れは、長期間の使用やジャム時の未転写トナ
ー通過時にごく微量発生するだけである。ここで、ある
インターバルで微量付着トナーをOPC感光体1上に戻
るように電界を制御することにより、上記作用力と合わ
せることで、帯電電極2a表面の微量付着トナーはOP
C感光体1表面にほぼ完全に転移し、次の画像形成時に
おける帯電により再帯電を受け、現像器5_2に回収さ
れることなく、転写によりプリント画像と一緒に画像形
成装置100から排出される。この時に排出されるトナ
ーは、極めて微量であるため帯電不良による画質劣化を
生じることはほとんどない。尚、ここで用いられる微粒
子62は、体積抵抗率1012Ω・cm以下の半導電性微
粒子である。
【0015】図7は、微粒子の体積抵抗率による帯電性
の相違を示すグラフである。体積抵抗率1012Ω・cm
より大きな体積抵抗率のものを使用すると、図7に示す
ように、 帯電電極表面の微粒子が帯電して異常放電を起
こしやすくなり、帯電電位が増加したり帯電均一性が不
安定になる。体積抵抗率が1012Ω・cm以下の微粒子
としては、例えば、酸化チタンにメタノールウェッタビ
リティが80vol.%以下になるように疎水化処理す
ることにより得ることができる。また、 微粒子の材料、
体積抵抗率の調整、処理方法、作成方法、および微粒子
形状等は、何らこれに限定されるものではなく、上記条
件を満たしていれば適宜変更して差し支えない。
【0016】図8は、図1に示す画像形成装置100と
比較するための、従来の画像形成装置を示す図である。
図8に示す画像形成装置では、図1に示す帯電器2に代
えて帯電ロール82が用いられており、またOPC感光
体1の表面に微粒子を付与するための現像器5_1が削
除されている。帯電ロール82は、EPDMにカーボン
ブラックを分散させたものが用いられ、体積抵抗率は1
8 Ω・cm、総荷重は500gであり、また印加電圧
は−1.3kVに設定され、OPC感光体1と従動して
回転する。この画像形成装置では、現像器5_1が削除
されているため、図1に示す画像形成装置100のよう
に、帯電ロール82およびOPC感光体1への微粒子の
塗布と、以下に説明する微量付着トナーの制御は行なわ
れていない。
【0017】以下に、図1に示す画像形成装置100に
おける微量付着トナーの制御手段(本発明にいうクリー
ニング手段)について説明する。微量付着トナーの制御
手段には、第1〜第6の微量付着トナー制御手段があ
る。 (1)第1の微量付着トナーの制御手段 第1の微量付着トナーの制御手段では、OPC感光体1
が移動中であってかつ画像非形成時に、帯電器2の帯電
電極2aに、放電開始電圧以下、かつOPC感光体1の
帯電電圧とは逆極性の電圧が印加される。ここで、帯電
電極2a表面の微量付着トナーの大部分は、OPC感光
体1の帯電電圧と逆極性のトナーであるため、帯電電圧
と逆極性にすることで微量付着トナーはOPC感光体1
に転移される。この時、放電開始電圧以下にして、微量
付着トナーの逆極性への過剰帯電を防止し、またOPC
感光体1が用いられているため、除電不可能な逆極性の
帯電も同時に防止することができる。さらに、放電が行
なわれないことからOPC感光体1の放電劣化が防止さ
れる。尚、接触式現像器の場合は微量トナーが回収され
ないようにOPC感光体1から現像手段を離すか、逆極
性の微量トナーが現像手段に回収されるような電界が形
成されないように現像電圧を接地電位にしておく。 ま
た、転写においては、微量付着トナーの逆極性への過剰
帯電を防止するため転写電圧を接地電位にしておく。接
触式の場合は、転写手段を汚さないようにその転写手段
をOPC感光体1から離すか、転写手段の表面にも微粒
子を付与しておく。尚、これらの手段は、何ら制限する
ものではなく、上記機能を有しているものであれば、適
宜変更してかまわない。このようにすることにより、画
像非形成時の間、帯電器2から転移させた逆極性のまま
の微量付着トナーをOPC感光体1上にとどまらせてお
くことができ、画像形成時の正規の帯電を行なう際に、
逆極性の微量付着トナーを正規極性でかつ高い帯電量で
帯電し、転写により微量付着トナーを画像形成装置10
0の外に排出することができる。
【0018】図9は、第1の微量付着トナー制御手段に
おける動作タイミングである。図9に示すように、画像
非形成時(画像形成前後の予備動作あるいは画像形成間
のインターイメージ)に、帯電器2の帯電電極2aに印
加される電圧が、電源2cの電圧をOPC感光体1の帯
電電圧と逆極性かつ放電開始電圧以下になるように制御
される。この時、同時に現像器5_1,5_2はリトラ
クト(感光体から現像器を離すことをいう)し、転写帯
電器6はオフされて接地電位に設定され、除電ランプ3
は常時オンにある。また、帯電器2に印加する電圧は、
放電開始電圧が−550V〜−650Vであるため、画
像形成時には−1.3kVの直流電圧、画像非形成時に
は+500Vの直流電圧が印加されるように制御され
る。 (2)第2の微量付着トナーの制御手段 第2の微量付着トナーの制御手段では、OPC感光体1
が移動中であってかつ画像非形成時に、帯電器2の帯電
電極2aに、放電開始電圧以上、かつOPC感光体1の
帯電電圧と同極性の電圧が印加される。帯電電極2a表
面の微量付着トナーは、大部分がOPC感光体1の帯電
電圧と逆極性のトナーである。そこで、帯電電圧と同極
性にして放電を行なうことで、接触式の帯電器2の微小
空隙の放電領域において、帯電電極2a上にある逆極性
の微量付着トナーは次第に帯電電圧と同極性に帯電さ
れ、OPC感光体1へと転移され、同極性の高い帯電量
を得ることができる。また、帯電電極2aに印加される
電圧は、OPC感光体1の放電劣化を考慮すると帯電電
圧よりも低く設定することが好ましい。この時、微量付
着トナーは同極性の高い帯電量に帯電していることか
ら、接触式現像器の場合においても微量トナーは回収さ
れない。また、転写においては、転写手段に転移しない
ように転写電圧をOPC感光体1の電位とほぼ等しく
し、接触式の場合は、転写手段を汚さないようにその転
写手段をOPC感光体1から離すか、転写手段の表面に
も微粒子を付与しておく。尚、これらの手段は、何ら制
限するものではなく、上記機能を有するものであれば、
適宜変更してかまわない。このようにすることにより、
画像非形成時の間、帯電電極2aから転移させた同極性
の微量付着トナーをOPC感光体1上にとどまらせてお
くことができ、画像形成時にさらに帯電電圧と同極性の
高い帯電量に帯電し、転写により微量付着トナーを画像
形成装置100の外に排出することができる。
【0019】図10は、第2の微量付着トナー制御手段
における動作タイミングである。図10に示すように、
画像非形成時(画像形成前後の予備動作あるいは画像形
成間のインターイメージ)に、帯電電極2aに印加され
る電圧が、電源2cの電圧をOPC感光体1の帯電電圧
と同極性かつ放電開始電圧以上になるように制御され
る。この時、現像器5_1,5_2は画像形成時のまま
でオンされており、転写帯電器6のみに転写時とは逆極
性の電圧が印加されOPC感光体1が転写帯電器6通過
時の電位とほぼ等しくなるように設定される。転写帯電
器6は、EPDMまたはウレタン等にカーボンブラック
を分散させ体積抵抗率を108 Ω・cmとした転写ロー
ルが用いられ、画像形成時は印加電圧+500V〜+
1.0kV、総荷重500g〜1.0kg、OPC感光
体1との周速差1%とし、画像非形成には、総荷重、周
速差はそのままで、印加電圧のみが−650V〜−1.
3kVの範囲内に設定される。また、除電ランプ3は常
時オンに設定され、帯電電極2aに印加する電圧は、放
電開始電圧が−550V〜−650Vであるので、画像
形成時は、−1.3kVの直流電圧、画像非形成時は、
OPC感光体1の劣化も考慮して−1.0kVの直流電
圧を印加するように制御される。 (3)第3の微量付着トナーの制御手段 第3の微量付着トナーの制御手段では、OPC感光体1
が移動中であってかつ画像非形成時に、帯電器2の帯電
電極2aに、放電開始電圧以下、かつOPC感光体1の
帯電電圧とは逆極性の電圧と、放電開始電圧以上、かつ
OPC感光体1の帯電電圧と同極性の電圧とを交互に繰
り返す交番電圧が印加される。これにより電界が振動す
るため微量付着トナーは非常に動き易くなり、帯電電極
2aとOPC感光体1の往復運動を繰り返しているうち
に、放電が帯電電圧と同極性側にしか行なわれず、次第
に微量付着トナーは同極性の高い帯電量に帯電される。
また、この交番電圧は帯電電圧と同極性の方が電界が強
いため、高い帯電量の微量付着トナーがOPC感光体1
にとどまることになる。この時、交番電圧の波形は、サ
イン波、ノコギリ波、パルス波形等何でも良く、特に限
定するものではない。周波数は0.1kHz〜20kH
z、好ましくは10kHz以下が好ましい。帯電電圧と
同極性の電圧印加時間t1と逆極性の電圧印加時間t2
との比率は、最低t1:t2=0.5:0.5、好まし
くは同極性側が長くなるように設定することにより、帯
電電極2a上の微量付着トナーの、OPC感光体1への
転移する時間は速くなる。このようにすることにより、
画像形成時にさらに帯電電圧と同極性の高い帯電量に帯
電し、転写により微量付着トナーを画像形成装置100
の外に排出することができる。
【0020】図11は、第3の微量付着トナー制御手段
における動作タイミングである。図11に示すように、
画像非形成時(画像形成前後の予備動作あるいは画像形
成間のインターイメージ)に、帯電電極2aに印加され
る電圧が、電源2cの電圧をOPC感光体1の帯電電圧
を逆極性かつ放電開始電圧以下と、同極性かつ放電開始
電圧以上の時間に対して周期的に振幅する交番電圧にな
るように制御される。この時、現像器5_1,5_2は
画像形成時のままでオンされており、転写帯電器6のみ
に転写時とは逆極性の電圧が印加され、OPC感光体1
の電位が転写帯電器6通過時の電位とほぼ等しくなるよ
うに設定される。転写帯電器6の設定条件は、図10に
示す第2の微量付着トナー制御手段におけるものと同一
である。また、除電ランプ3は常時オンであり、帯電電
極2aに印加する電圧は、放電開始電圧が−550V〜
−650Vであるので、画像形成時は、−1.3kVの
直流電圧、画像非形成時は、矩形波で振幅の片側が−
1.0kV、もう片側が+500Vの非対象の交番電圧
を印加するように制御される。尚、周波数は8kHz、
一周期内の比率は−1.0kVが75%、+500Vが
25%になるように設定される。また、OPC感光体1
の電位は上記周期に従って、マイナス帯電と非帯電とが
行なわれる。このため、転写帯電器6の電位をマイナス
の帯電電位とほぼ等しくすると、OPC感光体1上にあ
る、帯電電位と同極性に帯電された微量付着トナーが転
写帯電器6に付着すると思われるが、上記周波数が非常
に高いため、転写帯電器6では、OPC感光体1の電位
はマイナス帯電が一様に帯電されているような電界とし
て扱われるため、微量付着トナーが転写帯電器6に付着
するというようなことは発生しない。 (4)第4の微量付着トナーの制御手段 第4の微量付着トナーの制御手段では、OPC感光体1
が移動中であってかつ画像非形成時に、OPC感光体1
に、そのOPC感光体1の移動方向に変化を繰り返す電
位分布を形成することにより、OPC感光体1と帯電電
極2aとの間に交番電位が形成される。前述した第3の
微量付着トナー制御手段では帯電電極2aに交番電圧が
印加されるが、この第4の微量付着トナー制御手段で
は、帯電器2の進入前に予めOPC感光体1の電位が時
間に対して周期的に振幅しており、帯電電極2aとOP
C感光体1の間で交番電界が形成される。これにより、
第3の微量付着トナー制御手段とほぼ同様な作用が起
り、微量付着トナーをOPC感光体1に転移させること
ができる。従って、OPC感光体1上に形成する電位の
波形,周波数は、第3の微量付着トナー制御手段のもの
と同じでよい。交番電圧の時間比率は、OPC感光体1
と帯電電極2aの電位差が放電開始以上( 電位が低い)
の時間をt1' 、OPC感光体1と帯電電極2aの電位
差が放電開始以下( 電位が高い) の時間をt2' とした
時、 最低t1' :t2' =0.5:0.5、好ましくは
放電開始以上( 電位が低い) が長くなるように設定すれ
ばよい。
【0021】図12は、第4の微量付着トナー制御手段
における動作タイミングである。図12に示すように、
画像非形成時(画像形成前後の予備動作あるいは画像形
成間のインターイメージ)に、帯電器2に進入する帯電
電位は時間に対して周期的に振幅する交番電圧になるよ
うに制御される。つまり、 帯電器2に進入する帯電電位
が、ほぼ0Vおよび周期的に変化するように設定され
る。ここで、進入電位を制御するために、除電ランプ3
がオン・オフされる。この時、現像器5_1,5_2は
画像形成時のままでオンされており、転写帯電器6のみ
に転写時とは逆極性の電圧が印加され、これによりOP
C感光体1の電位が転写帯電器6通過時の電位とほぼ等
しくなるように設定される。転写帯電器6の設定条件
は、図10に示す第2の微量付着トナー制御手段におけ
るものと同一である。また帯電電極2aには、画像形成
時、画像非形成時に係わらず、−1.3kVの直流電圧
が印加されるように設定されているため、除電ランプ3
がオン時には進入電位が0Vとなり、放電開始電圧以上
の電位差が発生し放電が起る。一方、除電ランプ3がオ
フ時には、OPC感光体1 の暗減衰が非常に小さいた
め、進入電位が帯電電圧とほぼ等しくなり、放電開始電
圧以上にならず放電は起らない。尚、帯電器2を通過し
た後はOPC感光体1と同極性でかつ一様に、所定の帯
電電位に帯電されている。この時の進入電位の波形は、
矩形波で、周波数は8kHz、一周期内の比率は、放電
が起る進入電位0Vの場合では75%、放電が起らず画
像形成時帯電電圧とほぼ等しい場合では25%になるよ
うに設定される。 (5)第5の微量付着トナー制御手段 図13は、第5の微量付着トナー制御手段における動作
タイミングである。第5の微量付着トナー制御手段で
は、図13に示すように、OPC感光体1が移動中であ
ってかつ画像非形成時(画像形成前、画像形成後、イン
ターイメージの予備動作時)に、OPC感光体1に、変
化を繰り返すバイアス電圧を印加することによりOPC
感光体1と帯電電極2aとの間に交番電位が形成され
る。帯電器2に進入する帯電電位が時間に対して周期的
に振幅する交番電圧になるように制御される。つまり、
帯電器2に進入する帯電電位が、ほぼ0Vおよび周期的
に変化するように設定される。ここで、進入電位を制御
するために、画像非形成時に転写帯電器6が用いられ
る。転写帯電器6で微量付着トナーを制御している間は
除電ランプ3がオフされる。この時、現像器5_1,5
_2は画像形成時のままでオンされるように設定され
る。転写帯電器6の設定条件は、帯電器2のように微量
付着トナーが転移しないように、帯電器2と同一な微粒
子が付与される。また、帯電器2には、画像形成時、画
像非形成時に係わらず、−1.3kVの直流電圧が印加
されるように設定されているため、転写帯電器6の印加
電圧を接地(オフ)から+650V程度とした場合は、
OPC感光体1の帯電電位は除電され、進入電位はほぼ
0Vとなり、帯電器2で放電開始電圧以上の電位差が発
生し放電が起る。一方、転写帯電器6の印加電圧を−
1.3kVした場合は、進入電位が帯電電圧とほぼ等し
くなり、放電開始電圧以上にならず放電は起らない。こ
の時の進入電位の波形は、矩形波で、周波数は8kH
z、一周期内の比率は放電が起る帯電電位0Vの場合で
は75%、放電が起らず画像形成時帯電電圧とほぼ等し
い場合では25%になるように設定される。尚、転写帯
電器6は、OPC感光体1の除電または帯電電圧と同電
位にすることで、常にOPC感光体1上の微量付着トナ
ーを転写帯電器6に転移させる電界は生じないため、転
写帯電器6の汚れの問題は回避される。 (6)第6の微量付着トナー制御手段 第6の微量付着トナー制御手段は、前述した図13に示
す動作タイミングで制御される。つまり、画像非形成時
(画像形成前、画像形成後、インターイメージの予備動
作時)に、帯電器2に進入する帯電電位が時間に対して
周期的に振幅する交番電圧になるように制御される。つ
まり、 帯電器2に進入する帯電電位が、ほぼ0Vおよび
周期的に変化するように設定される。ここで、進入電位
の制御は、画像非形成時にOPC感光体1にバイアスを
オン・オフすることにより行なわれ、オフ時は接地電
位、オン時は帯電電位相当のバイアスがOPC感光体1
の導体基体1aに印加される。この時、現像器5_1,
5_2は画像非形成時のみリトラクトするように設定さ
れ、転写帯電装置6にはOPC感光体1の帯電電位と同
じ電位になるように直流電圧が印加される。さらに転写
帯電器6には、微量付着トナーが転移しないよう帯電器
2と同一な微粒子が付与される。また、帯電器2には、
画像形成時、画像非形成時に係わらず、−1.3kVの
直流電圧が印加されるため、OPC感光体1のバイアス
がオフの場合は、進入電位は0Vとなり、帯電器2で放
電開始電圧以上の電位差が発生し放電が起る。一方、O
PC感光体1のバイアスが帯電電圧と等しい場合は、進
入電位が帯電電圧とほぼ等しくなり、放電開始電圧以上
にならず放電は起らない。この時の進入電位の波形は、
矩形波で、周波数は8kHz、一周期内の比率は放電が
起る帯電電位0Vの場合では75%、放電が起らず画像
形成時帯電電圧とほぼ等しい場合では25%になるよう
に設定される。尚、転写帯電器6は、図11に示す第3
の微量付着トナー制御手段における帯電器2の場合と同
じ理由により、OPC感光体1上にある帯電電位と同極
性に帯電された微量付着トナー転移の問題は回避され
る。
【0022】再び図3に戻って説明を行なう。図3に示
す帯電器2の帯電電極2aには、円筒状の可撓性フィル
ムが用いられている。 このため、OPC感光体1への圧
力のほとんどは静電吸着力となるため、帯電ロール等の
ような外部より加圧する接触式の帯電手段に比べ圧力は
軽減される。さらに、円筒状の可撓性フィルムであるた
め、残留トナー等が帯電電極2aとOPC感光体1との
間に進入しても、応力が分散されるため局部的な高圧力
は発生せずに、帯電電極2aやOPC感光体1の残留ト
ナーの機械的な力による付着力が下がり、前述した微量
付着トナー制御手段による作用と相まって、帯電電極2
a上の微量トナーの付着強度、剥離性、および微量付着
トナーの転写効率が、帯電ロール等に比べ著しく改善さ
れる。図3の帯電器2は、可撓性の円筒状フイルム帯電
電極2aの内側に、 前述したように、帯電電極2aの内
周長よりも径の小さい非回転の固定された支持部材2b
が挿入され、帯電電極2aがOPC感光体1との静電吸
着力により、OPC感光体1の回転方向に引かれるた
め、帯電電極2aのプレニップ部が支持部材2bの外周
に沿うように回転する。その際、 プレニップ部の、帯電
電極2aとOPC感光体1との間に形成される微小空隙
放電領域2dの空隙距離が一定に保たれるようにされ
る。即ち、帯電電極2aのばたつきをなくし、均一帯電
されるように、支持部材2bとOPC感光体1との距離
は200μm〜1 mm、好ましくは500μm以下に設
定されている。また、 支持部材2bは、 偏心を防止する
観点から、非回転することが好ましい。また、可撓性の
フィルムとしては、厚みが30〜200μm、好ましく
は50μmのものを用いることが望ましい。帯電電極2
aの材料としては、 半導電性の材料で、例えば、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリイミド、PEN、PEK、PES、PPS、
PFA、PVdF、 ETFE、CTFE等の樹脂、 もし
くはシリコンゴム、 エチレンプロピレンゴム、ブチルゴ
ム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトルゴム等の合成
ゴムにカーボンブラックや金属粉末等の導電性の微粉末
を混入したものが用いられる。好ましい体積抵抗率とし
ては、102 Ω・cm以下では火花放電を起こしやす
く、 1012Ω・cm以上ではドット状の放電不良を起こ
しやすいため、103 Ω・cm〜10 10Ω・cmの範囲
になるように導電性の微粉末の混入量で体積抵抗率を調
整することが好ましい。支持部材2b上部と帯電電極2
aとの間に凸状の空間部2gおよびOPC感光体1の回
転方向下流側の、支持部材2bと帯電電極2aとの間に
凹状の空間部2hが形成されるように、また帯電電極回
転補助部材2eとOPC感光体1とにより、帯電電極の
外周面を挟み込むように設置することにより、 OPC感
光体1に帯電電極2aを十分にニップさせることができ
る。このような構成にすることで、円筒状の可撓性フィ
ルムは、帯電電極回転補助部材2eの駆動アシストを受
け、静電吸着力を主体として、OPC感光体1と等速に
回転する。また、可撓性フィルムは、帯電ロール等に比
べ、密着性が良く、OPC感光体1と等速に回転するた
めマイクロスリップが発生しにくい。このため、やはり
前述した微量付着トナー制御手段による作用と相まっ
て、帯電電極2a上の微量トナーの付着強度・剥離性及
び微量付着トナーの転写効率が、帯電ロール等に比べ著
しく改善されることとなる。さらに、密着して回転する
ことにより均一な帯電が行われ、高画質化も同時に達成
できる。尚、可撓性フィルムをOPC感光体1と等速に
回転させることが可能であれば、上述した本実施形態に
限らず何でも良く適宜変更して差し支えない。
【0023】図14は、本発明の第2実施形態の画像形
成装置の模式図である。図14に示す画像形成装置20
0は、 図1に示す画像形成装置100を構成する転写帯
電器6を中間転写装置15に入れ替えたたものである。
中間転写装置15は、複数の支持ロール15aによって
周回可能に支持された中間転写体15bと、OPC感光
体1上のトナー像を中間転写体15bに転写する転写帯
電器15cと、中間転写体15bに、トナーより小粒径
の微粒子を一様に転移する微粒子付着装置である現像器
15dとを有する。中間転写体15bは、ポリカーボネ
イト等の樹脂中にカーボンブラックを分散させたもの
を、厚さ135μmの無端状ベルトにしたもので、電気
抵抗は105 Ω・cmから1010Ω・cm、好ましくは
108 Ω・cmである。この中間転写体15bおよびO
PC感光体1は図中に矢印で示す方向に160mm/s
の周速で駆動される。またこれらの部材にはクリーニン
グ装置が設けられていない。現像器15dは、図2に示
す現像器と同じ構成のものである。また、中間転写体1
5bの下流側には転写ロール15eが配置され、これと
対向支持ロール15aとの間にバイアス電圧が印加され
るようになっており、対向支持ロール15aとの間の中
間転写体15bを介して図示しない記録用紙を挟み込
み、トナー像を記録用紙に転写するものである。
【0024】図15は、本発明の第3実施形態の画像形
成装置の模式図である。図15に示す画像形成装置30
0には、帯電器2進入前におけるOPC感光体1に対す
る電位形成手段として、除電手段16または転写帯電器
6が採用されている。あるいは、これら除電手段16お
よび転写帯電器6の双方を採用してもよい。また、接触
式、非接触式どちらでも良いが、振幅を有する潜像電位
が鈍らないように接触式の方が好ましい。 この時、 除電
手段16または転写帯電器6には微量付着トナーが転移
しないように、帯電電位とほぼ等しい電位から、接地電
位もしくは転写電圧と同極性の電圧の電位までが周期的
に振動する電圧が印加される。さらに、接触式の除電手
段または転写手段の場合は、表面に微粒子を付与するこ
とが好ましい。
【0025】図16は、本発明の第4実施形態の画像形
成装置の模式図である。図16に示す画像形成装置40
0では、除電手段や転写手段を用いずに、潜像を形成す
ることなくOPC感光体1の導電性の基材に、直接的
に、時間に対して周期的な振動電圧が電源2cにより印
加される。このようにして、微量付着トナーを画像形成
装置400の外に排出してもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
発明の実施例として、第1〜第6の微量付着トナー制御
手段を有する第1実施形態の画像形成装置100、およ
び第1〜第6の微量付着トナー制御手段を有する第2実
施形態の画像形成装置200を製造した。これら画像形
成装置100,200のOPC感光体1の表面への微粒
子付与は現像器5_1により行なわれるが、微粒子とし
ては、帯電器2に予め塗布するものと同一な微粒子を用
いた。この微粒子は、長軸方向の寸法が約0.1μm、
厚さが約0.05μm以下、体積抵抗率が1012Ω・c
mの不定形(薄片状)の酸化チタン微粒子である。具体
的には、磁気ブラシを用い、現像剤に用いるキャリアと
酸化チタン微粒子を混合して微粒子供給剤とした。この
時、酸化チタン微粒子の被覆率は、100%になるよう
に調製した。被覆率は下式により算出した値である。
【0027】被覆率(%)=(√3・D・ρc・Wt)
/(2・π・d・ρt・Wc)・100 ここで、被覆率:f(%)、キャリア平均粒径:D
(m)、酸化チタン微粒子の平均粒径(長軸方向寸法と
短軸方向寸法の平均):d(m)、キャリア比重:ρc
(=2.2)、 酸化チタン微粒子の比重:ρt(=4.
5)、キャリア重量:Wc(kg)、酸化チタン微粒子
の重量:Wt(kg)である。
【0028】このように調製した微粒子供給剤を現像器
5_1に入れ、これを微粒子付与手段として用いた。以
下に、プロセスの詳細な条件を示す。 感光ドラム OPC(φ84) ROS: 半導体レーザ(400dpi) プロセス速度: 160mm/s 潜像電位: 背景部=−650V、画像部=−150V 帯電器: 接触式回転フィルム フィルム抵抗=107 Ω/□(静電吸着力&外周駆動に
より回転) 画像形成時電圧=DC−1.3kV(定電圧) 非画像形成時電圧=微量付着トナー制御手段を参照 感光体流入電流=−1.2μA/cm フィルム外径=φ12.5 帯電電極回転補助部材の回転速度=160mm/s 感光体と絶縁性支持部材の対向面距離= 250μm 現像ロール(現像器5_1,5_2共通):マグネット
固定、スリーブ回転式 マグネット磁束密度=500G(スリーブ上) スリーブ外径=φ25 感光体とスリーブの対向面の距離= 500μm 現像バイアス(現像器5_1,5_2共通):DC−5
00V、AC1.5kVp−p(8kHz) 転写条件: 接触式ロール転写 画像形成時電圧=DC+500V(定電圧) 非画像形成時電圧=微量付着トナー制御手段を参照 ロール径=Φ18.7 転写ロール表面に帯電装置と同一の微粒子を塗布 総荷重500g さらに、 本実施例で使用した現像剤の詳細は、次の通り
である。 (1)トナー:ポリエステル(数平均分子量:430
0、重量平均分子量:9800、Tg=58゜C)94
wt%、シアニンブルー4938(大日精化)6wt%
を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。平均
粒径は、コールターカウンタ(コ―ルター社) で測定し
た値である。 この着色粒子に対し、OPC感光体1およ
び帯電電極2aに塗布した不定形微粒子と同じ酸化チタ
ン微粒子(平均粒径0.075μm)をトナー表面積に
対する被覆率%の割合で外添し、負極性に帯電するする
ようにサイアントナーを仕込んだ。尚、被覆率は下式よ
り求めた。
【0029】f(%)=(√3・dt・ρt・Wa)/
(2・π・da・ρa・Wt)・100 ここで、被覆率:f(%)、トナー平均粒径:dt
(m)、酸化チタン微粒子の平均粒径(長軸方向寸法と
短軸方向寸法の平均):da(m)、トナー比重:ρt
(=1.0)、 酸化チタン微粒子の比重:ρa(=4.
5)、トナー重量:Wt(kg)、酸化チタン微粒子の
重量:Wa(kg)とする。 (2)キャリア:スチレン−アクリル共重合体(数平均
分子量:23000、重量平均分子量:98000、T
g=78゜C)30wt%、カーボンブラック(塩基性
カーボンブラック:pH=8.5)3wt%、粒状マグ
ネタイト( 最大磁化80emu/g、粒径0.5μm)
67wt%を混練、粉砕、分級して平均粒径45μmの
キャリアを製作した。キャリアの比重は2.2であっ
た。平均粒径は、マイクロトラック(日機装社製)で測
定した値である。帯電極性は正極性であり、電気抵抗値
は、1012Ω・cmであった。 (3)現像剤:上記に示すトナーとキャリアを混合させ
て現像剤を仕込んだ。この時の現像剤中のトナー濃度
(TC:Toner Concentration)は
15wt%、現像剤中のトナーの帯電量は、−15〜−
20μC/gであった。尚、TCは下式により求めた。
【0030】TC(%)={現像剤中に含まれるトナー
の重量(g)}/{現像剤総重量(g)}・100 本実施例の効果を確認するため、6万枚( A3縦) の連
続ランニングテストを実施した。環境条件は、22゜C
/55%RH,28゜C/85%RH,10゜C/33
%RHとし、各環境にて2万枚づつランを行った。ま
た、ジャム時の帯電器汚れを想定して、1千枚ごとに1
回の割合で帯電器に未転写トナーを通過させた。評価は
以下の項目について実施した。 (1)帯電電位均一性、(2)帯電器汚れによる画質低
下(Cin20%のハーフトーン)、(3)残留トナー
および帯電器付着トナー転移によるポジ・ネガゴースト
画像の発生(4)帯電電位の経時変動、( 5) 帯電器表
面トナー汚れ濃度(テープ転写濃度) この時、ランニング時の原稿は、全面に10ポイントの
和文が印刷されたものを用いた。上記の条件にて、第1
〜第6の微量付着トナー制御手段を有する第1の画像形
成装置100および第1〜第6の微量付着トナー制御手
段を有する第2の画像形成装置200について、それぞ
れ評価を行なった。また従来の、帯電ロールを有する画
像形成装置(図8参照)についても評価を行なった。
【0031】図17は、第1〜第6の微量付着トナー制
御手段を有する第1の画像形成装置および第1〜第6の
微量付着トナー制御手段を有する第2の画像形成装置
と、従来の画像形成装置との評価結果を示す図である。
(1)の帯電電位均一性については、図17に示すよう
に、第1,第2の画像形成装置では10V以下であった
が、従来の画像形成装置では50V以上と高かった。ま
た(2)の帯電器汚れによる画質低下については、第
1,第2の画像形成装置では画質の低下が見られなかっ
たが、従来の画像形成装置では濃度低下が発生したり異
常放電による白抜けが発生した。さらに(3)のポジ・
ネガゴースト画像の発生については、第1,第2の画像
形成装置ではポジ・ネガゴースト画像の発生は見られな
かったが、従来の画像形成装置ではポジ・ネガともにゴ
ースト画像が発生した。また(4)の帯電電位の経時変
動については、第1,第2の画像形成装置では20V以
下であったが、従来の画像形成装置では100V以上と
高かった。さらに( 5) の帯電器表面のトナー汚れ濃度
においては、第1,第2の画像形成装置では0.01も
しくは0.01以下と低かったが、従来の画像形成装置
では0.8〜1.0と高かった。このように本実施例の
画像形成装置は、 従来の画像形成装置と比べて(1)か
ら(5)全ての点で優れていた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長期にわたり安定した高画質が得られ、 しかも、 廃棄ト
ナーの発生量が少なく、 帯電器ライフおよび現像剤ライ
フが長く、かつエネルギーの高効率化が図られた、環境
に優しいクリーナレス方式の画像形成装置が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施形態を示す模
式図である。
【図2】図1に示す画像形成装置に備えられた現像器を
拡大して示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置に備えられた帯電器と
OPC感光体の詳細図である。
【図4】図3に示す帯電電極の断面図である。
【図5】接触式の帯電器および非接触式の帯電器による
トナー帯電量と付着力の関係を示す図である。
【図6】微粒子付着状態を示す概略図である。
【図7】微粒子の体積抵抗率による帯電性の相違を示す
グラフである。
【図8】図1に示す画像形成装置100と比較するため
の、従来の画像形成装置を示す図である。
【図9】第1の微量付着トナー制御手段における動作タ
イミングである。
【図10】第2の微量付着トナー制御手段における動作
タイミングである。
【図11】第3の微量付着トナー制御手段における動作
タイミングである。
【図12】第4の微量付着トナー制御手段における動作
タイミングである。
【図13】第5の微量付着トナー制御手段における動作
タイミングである。
【図14】本発明の第2実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図15】本発明の第3実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図16】本発明の第4実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図17】第1〜第6の微量付着トナー制御手段を有す
る第1の画像形成装置および第1〜第6の微量付着トナ
ー制御手段を有する第2の画像形成装置と、従来の画像
形成装置との評価結果を示す図である。
【符号の説明】
1 OPC感光体 1a 導体基体 1b 電荷発生層 1c 電荷輸送層 2 帯電器 2a 帯電電極 2b 絶縁性支持部材 2c 電源 2d 微小空隙放電領域 2e 帯電電極回転補助部材 2f 帯電電圧付与部材 2g,2h 空間部 2j,62 微粒子 3 除電ランプ 4 露光装置 5_1,5_2,5d 現像器 6 転写帯電器 7 剥離帯電器 9 用紙搬送路 10 用紙搬送ベルト 11 現像スリーブ 12 マグネットロール 13 パドル 14 現像剤層層厚規制部材 15 中間転写装置 15a 支持ロール 15b 中間転写体 15c 転写帯電器 15e 転写ロール 16 除電手段 100,200,300,400 画像形成装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環的に移動しながら表面に静電画像が
    形成される潜像担持体と、該潜像担持体表面に接触する
    接触帯電部材を有し該接触帯電部材に所定の帯電電圧を
    印加することにより該潜像担持体表面を帯電する帯電手
    段と、該帯電手段により帯電された潜像担持体表面に静
    電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像が形成され
    た潜像担持体表面にトナーを供給して該静電潜像がトナ
    ーで可視化されてなるトナー像を形成する現像手段と、
    前記接触帯電部材と前記潜像担持体との間に所定の電位
    を形成することにより該接触帯電部材に付着したトナー
    を該潜像担持体に転移させるクリーニング手段を備え、
    前記潜像担持体上に形成されたトナー像を直接に、ある
    いは中間転写体を経由して所定の記録媒体に転写して該
    記録媒体上に定着することにより、該記録媒体上に定着
    されたトナー像からなる画像を形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記潜像担持体および前記接触帯電部材
    は、表面に前記トナーの粒径よりも小粒径、かつ106
    Ω・cm以上1012Ω・cm以下の体積抵抗率を有する
    粒子が分布してなるものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段は、前記潜像担持
    体が移動中であってかつ画像非形成時に、前記接触帯電
    部材に、放電開始電圧以下、かつ前記帯電電圧とは逆極
    性の電圧を印加するものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング手段は、前記潜像担持
    体が移動中であってかつ画像非形成時に、前記接触帯電
    部材に、放電開始電圧以上、かつ前記帯電電圧と同極性
    の電圧を印加するものであることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング手段は、前記潜像担持
    体が移動中であってかつ画像非形成時に、前記接触帯電
    部材に、放電開始電圧以下、かつ前記帯電電圧とは逆極
    性の電圧と、放電開始電圧以上、かつ前記帯電電圧と同
    極性の電圧とを交互に繰り返す交番電圧を印加するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段は、前記潜像担持
    体が移動中であってかつ画像非形成時に、前記潜像担持
    体に、該潜像担持体の移動方向に変化を繰り返す電位分
    布を形成することにより、該潜像担持体と前記接触帯電
    部材との間に交番電位を形成するものであることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング手段は、前記潜像担持
    体が移動中であってかつ画像非形成時に、前記潜像担持
    体に、変化を繰り返すバイアス電圧を印加することによ
    り、該潜像担持体と前記接触帯電部材との間に交番電位
    を形成するものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
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JP2010048835A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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