JPH1165165A - トナー - Google Patents

トナー

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JPH1165165A
JPH1165165A JP22602297A JP22602297A JPH1165165A JP H1165165 A JPH1165165 A JP H1165165A JP 22602297 A JP22602297 A JP 22602297A JP 22602297 A JP22602297 A JP 22602297A JP H1165165 A JPH1165165 A JP H1165165A
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JP
Japan
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toner
particles
fine particles
silicon fine
average particle
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Application number
JP22602297A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ohira
英朗 大平
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US09/135,534 priority patent/US6054239A/en
Priority to EP98306722A priority patent/EP0898205B1/en
Priority to DE69841297T priority patent/DE69841297D1/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー粒子に対してシリコン微粒子を外添す
ることにより、各種の画像形成プロセスにて画像のかぶ
りを抑制しつつ画像濃度を高く保持してコントラストを
向上することが可能であり、また、印字用紙に対するト
ナーの飛翔率を向上可能なトナーを提供する。 【解決手段】 染料により染着した体積平均粒径数μm
のトナー粒子に対して、体積平均粒径1.0μm以下の
シリコン微粒子を外添する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、プロッタ、ファクシミリ等に利用して好適に利用し
得るトナーに関し、特に、シリコン微粒子を外添するこ
とにより画像のかぶりを抑制しつつ画像濃度を高く保持
してコントラストを向上することが可能なトナーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等に適用されるトナー
については各種のトナーが提案されており、この種のト
ナーにおいては、一般に、重合樹脂粒子や粉砕樹脂粒子
等のトナー粒子(バージントナー粒子)に対して、流動
性を向上させる等の目的から各種の有機微粉体、無機微
粉体が外添されている。かかる微粉体の内、疎水性シリ
カ微粒子が最も一般的に使用されている。
【0003】バージントナー粒子に対する疎水性シリカ
微粒子の外添は、バージントナー粒子に疎水性シリカ微
粒子を混合し、一定時間混合機で撹拌混合することによ
り行われ、これによりバージントナー粒子全体に渡って
均一に疎水性シリカ微粒子が外添される。このように疎
水性シリカ微粒子が外添されたトナーは、必要に応じて
ゴミ等の粗粉を取り除くために篩い分けされた後、最終
的に製品トナーとされる。
【0004】前記のように調整されたトナーは、疎水性
シリカ微粒子の存在によりその流動性が向上されて各種
の画像形成装置に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機、プ
リンタ等の画像形成装置は、それぞれ各種の画像形成プ
ロセスを採用しており、各画像形成プロセス毎に要求さ
れるトナーの性質は若干異なっているのが一般的であ
る。かかる場合において、トナー特性を画像形成プロセ
スに適合させるべく、トナー粒子本体の改良を図って対
応することもあるが、トナー粒子本体の改良を行うと、
それに付随して新たな不具合が発生することが多いこと
から、トナー粒子に外添される外添剤の変更等により対
応することが一般的に行われている。
【0006】前記のような事情を勘案すると、前記従来
のトナーにおけるように、外添剤としてトナー粒子にシ
リカ微粒子を外添するだけでは、トナーを画像形成装置
にて採用されている各種の画像形成プロセスに適合させ
るのは困難なものであり、例えば、画像のベタ濃度が低
いことに起因して十分なコントラストが得られず、ま
た、画像のかぶりが発生したり、更には、印字用紙に対
するトナーの飛翔率が低いという問題が残存している。
【0007】そこで、本発明者は、各種画像形成プロセ
スに対応して外添剤を調整することにより簡単にトナー
の特性を変更し、画像のかぶりを抑制しつつ画像濃度を
高く保持してコントラストを向上し、また、印字用紙に
対するトナーの飛翔率を向上させる方法について種々検
討を重ねた結果、外添剤として疎水性シリカ微粒子に加
えてシリコン微粒子を外添することにより、各種画像形
成プロセスに対応して前記の問題を解消することを発見
するに至ったものである。
【0008】従って、本発明は、トナー粒子に対してシ
リコン微粒子を外添することにより、各種の画像形成プ
ロセスにて画像のかぶりを抑制しつつ画像濃度を高く保
持してコントラストを向上することが可能であり、ま
た、印字用紙に対するトナーの飛翔率を向上可能なトナ
ーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るトナーは、染料により染着した体積
平均粒径数μmのトナー粒子に対して、シリコン微粒子
を外添したことを特徴とする。請求項1のトナーでは、
外添剤としてシリコン微粒子が外添されているので、各
種の画像形成プロセスにて画像のかぶりを抑制しつつ画
像濃度を高く保持してコントラストを向上することが可
能となり、また、印字用紙に対するトナーの飛翔率を向
上することが可能となる。
【0010】また、請求項2に係るトナーは、前記トナ
ー粒子に対して、疎水性シリカ微粒子を外添したことを
特徴とする。
【0011】ここに、請求項3及び請求項4に記載され
ているように、前記シリコン微粒子の体積平均粒径は、
1μm以下であり、トナー粒子100重量部に対して、
0.1〜3重量部の範囲で外添されていることが望まし
く、また、前記トナー粒子は、分散重合法により重合さ
れた樹脂粒子からなり、その体積平均粒径は約15μm
以下であることが望ましい。また、請求項5に記載され
ているように、前記トナーは、各種の画像形成プロセス
を採用する画像形成装置に適用することが可能である
が、特に、複数のアパーチャの周囲に制御電極が設けら
れた電極アレイと、電極アレイの各アパーチャに対して
トナーを供給するトナー供給手段とを備え、各制御電極
を選択的に制御することによりアパーチャからトナーを
通過させるとともに印字用紙上に飛翔させて画像の形成
を行う画像形成装置に好適に使用される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトナーについ
て、本発明を具体化した実施形態に基づき説明する。本
実施形態に係るトナーは、基本的に、染料により染着し
た平均粒径数μmのトナー粒子に対して、粒径数十nm
の疎水性シリカ及び平均粒径0.1μm以下のシリコン
微粒子を外添することにより得られる。
【0013】ここに、トナー粒子としては、分散重合、
懸濁重合、乳化重合、乳化重合凝集法、シード重合等の
方法によって調製される重合粒子、粉砕法によって製造
された粉砕粒子、造粒によって製造された造粒粒子等各
種の粒子が使用可能である。この内、特に、分散重合法
により重合された重合粒子が好適である。分散重合法と
は、重合反応容器中に溶媒を入れ、更にモノマー、分散
剤、開始剤等の材料を投入して溶解し、また、この容器
中を不活性ガスで置換、液を撹拌しながら容器中の反応
系の温度を上昇させ、数時間から数十時間重合反応させ
たあと、粒子分散液を固形分と液分に分離して、固形分
である粒子を回収して重合粒子を得る方法である。
【0014】ここで、分散重合法によりトナー粒子を製
造する具体的方法について説明する。分散重合法により
トナー粒子を製造するには、撹拌機、冷却管、温度計、
ガス導入管等を付した反応器に、溶媒を充填し、分散剤
を溶解する。そこへ、モノマーを混合し、さらに開始剤
を溶解する。ここまでがいわゆる仕込みである。
【0015】溶媒としては、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール、n−ブタノール、s−ブタノ
ール、t−ブタノール、n−アミルアルコール、s−ア
ミルアルコール、t−アミルアルコール、イソアミルア
ルコール、イソブチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、2−エチルブタノール、2−エチルヘキサノー
ル、2−オクタノール、n−オクタノール、n−デカノ
ール、シクロヘキサノール、n−ヘキサノール、2−ヘ
プタノール、3−ヘプタノール、3−ペンタノール、メ
チルシクロヘキサノール、2−メチル−2−ブタノー
ル、3−メチル−2−ブタノール、3−メチル−1−ブ
チン−3−オール、4−メチル−2−ペンタノール、3
−メチル−1−ペンチン−3−オール等のアルコール類
を1種または2種類以上を混合して使用することができ
る。さらに、これらのアルコール類と併用して使用する
有機溶媒としては、例えば、ヘキサン、トルエン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素溶媒、エ
チルベンジルエーテル、ジブチルエーテル、ジプロピル
エーテル、ジベンジレエーテル、ジメチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル等のエーテル類、アセトアルデヒド、アセト
ン、アセトフェノン、ジイソブチルケトン、ジイソプロ
ピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ギ酸エチ
ル、酢酸エチル、酢酸メチル、ステアリン酸エチル、サ
リチル酸メチル等のエステル類と水があげられる。これ
らの溶媒は、溶媒系のSP(溶解度パラメータ)値を調
整するため等に用いられる。
【0016】分散剤としてはポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、1−ヘキサデカノール、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル(エ
チル)セルロース、ポリ(12−ヒドロキシステアリン
酸)、ポリ(スチレン−b−ジメチルシロキサン)、ポ
リイソブチレン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルアクリルエーテル、ポリエチレンイミン
等が挙げられる。これらの分散剤を一種類あるいは数種
類を混合して使用する。
【0017】モノマーとしてはスチレンアクリレート、
エチルアクリレート、n-ブチルアクリレート、iso-ブチ
ルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアク
リレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、n-ブチルメタクリレート、iso-ブチルメタクリレー
ト、2-エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタ
クリレート、ラウリルメタクリレート、メチルビニルエ
ーテル、エチルビニルエーテル、n-プロピルビニルエー
テル、iso-ブチルビニルエーテル、n-ブチルビニルエ
ーテル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、エ
チレン、プロピレン、イソプレン、クロロプレン、ブタ
ジエン等があげられる。さらに、上記モノマーには、カ
ルボキシル基、水酸基、メチロール基、アミノ基、酸ア
ミド基、グリシジル基等の官能基を有するモノマーが混
合されても良い。カルボキシル基を有するものはアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸等、水酸基を有するも
のはβ-ハイドロキシエチルアクリレート、β-ハイドロ
キシエチルメタクリレート、β-ハイドロキシプロビル
アクリレート、β-ハイドロキシプロピルメタアクリレ
ート、アリルアルコール等、メチロール基を有するもの
はN-メチロールアクリルアミド、N-メチロールメタクリ
ルアミド等、アミノ基を有するものはジメチルアミノエ
チルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト等、酸アミド基を有するものはアクリルアミド、メタ
クリルアミド等、グリシジル基を有するものはグリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、グリシジ
ルアリルエーテル等が例示される。さらに、上記官能基
を有するモノマーとして、加水分解可能なシリル基を有
するモノマー、例えばγ-メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、ビニルトリアセトキシラン、ビニルト
リメトキシシラン等を使用できる。これらのモノマーを
単体または複数のモノマーを混合して使用する。
【0018】開始剤としてはアゾ系塩酸塩系として、2,
2'-アゾビス(2-メチル-N-フェニルプロピオンアミジン)
ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[N-(4-クロロフ
ェニル)-2-メチルプロピオンアミジン]ジハイドロクロ
ライド、2,2'-アゾビス[N-(4-ハイドロキシフェニル)-2
-メチルプロピオンアミジン]ジハイドロクロライド、2,
2'-アゾビス[N-(4-アミノフェニル)-2-メチルプロピオ
ンアミジン]テトラハイドロクロライド、2,2'-アゾビス
[2-メチル-N-(フェニルメチル)プロピオンアミジン]ジ
ハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-メチル-N-2-プ
ロペニルプロピオンアミジン]ジハイドロクロライド、
2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオンアミジン)ジハイド
ロクロライド、2,2'-アゾビス[N-(2-ハイドロキシエチ
ル)-2-メチルプロピオンアミジン]ジハイドロクロライ
ド、2,2'-アゾビス[(2-5-メチル-2-イミダゾリン-2-イ
ル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-
(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]ジハイドロクロライ
ド、2,2'-アゾビス[2-(4,5,6,7-テトラハイドロ-1H-1,3
-ジアゼピン-2-イル)プロパン]ジハイドロクロライド、
2,2'-アゾビス[2-(3,4,5,6-テトラハイドロピリジン-2-
イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス
[2-(5-ハイドロキシ-3,4,5,6-テトラハイドロピリジン-
2-イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビ
ス{2-[1-(2-ハイドロキシエチル)-2-イミダゾリン-2-イ
ル]プロパン}ジハイドロクロライド等があげられる。ま
た、その他のアゾ系開始剤として、2,2'-アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2'-アゾビスメチルブチロニトロニ
トリル、2,2'-アゾビス-2-シクロプロピルプロピオニト
リル、2,2'-アゾビス-4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロ
ニトリル、1,1'-アゾビスシクロヘキサン-1-カルボニト
リル、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチル)バレロニトリル、2
-フェニラゾ-4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリ
ル、2,2'-アゾビス-N,N'-ジメチレンイソブチラミジン
等があげられる。また、有機過酸化物系開始剤として、
ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオ
キサイド、クメンハイドロキシパーオキサイド、t-ブチ
ルヒドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサ
イド、t-ブチルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシベ
ンゾエート、t-プチルパーオキシ-2-エチルヘキサナー
ト、t-ブチルパーオキシパバレート、t-ブチルパーオキ
シネオデカノエート、3,5,5-トリメチルヘキサノイルパ
ーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド等があげられる。これらの開始剤を単体または複
数の開始剤を混合して使用する。尚、上記、溶媒、分散
剤、モノマー、開始剤等はこれらに限定されるものでは
ない。
【0019】次に、撹拌機、冷却管、温度計、ガス導入
管等を付した反応器に、溶媒としてメタノール197
8.8g、イソプロピルアルコール494.7gを充填
し、分散剤としてポリビニルピロリドンK−30を10
2.0gを溶解する。そこへ、モノマー成分であるスチ
レンモノマー705.5g、n−ブチルアクリレートモ
ノマー144.5gを混合し、さらに開始剤のα,α'-
アゾビスイソブチロニトリル51.0gを溶解する。
【0020】この溶液の入った反応容器内を窒素ガスに
よって置換しつつ、撹拌しながら溶液の温度を、20℃
から60℃に昇温して13時間重合する。反応系の温度
を上昇させると、重合反応が始まり、溶液中で重合粒子
が形成され、時間と共に重合粒子は成長する。そして、
反応途中、反応系が60℃に達してから、8時間後に蒸
留水とメタノールの2.5:1混合液を、20分かけて
238.0g滴下し、さらに、12時間後に同じ混合液
を40分かけて476.0g滴下する。また、10時間
後にはジビニルベンゼンとメタノールの1:3混合液を
20分かけて68.0g滴下する。
【0021】反応系が60℃に達してから13時間経過
したら、反応系を20℃以下に急冷して重合反応を終了
させる。この反応液を濾別して、反応液中の不要な分散
剤やモノマーを取り除き、重合粒子を回収する。回収し
た重合粒子をメタノールに分散して、さらに濾別するこ
とによって、重合粒子を洗浄し、この操作を1乃至5回
繰り返して不純物の残っていない、スチレンとn-ブチル
アクリレートの共重合粒子を得る。
【0022】この重合粒子をCOULTER MULTISIZER II
(コールター社製)を用いて粒度分布測定を行った結
果、体積平均粒径は6.9μmであった。したがって、
染着後の濾別に使用した濾紙の保留粒子径は5μmのも
のを使用した。
【0023】前記のように生成されたトナー粒子は、染
料による染着処理が行われて染着される。染着処理は、
染料を溶媒に分散・溶解した染液中でトナー粒子を染色
した後、トナー粒子を乾燥させる処理である。
【0024】具体的に染着処理の一例について説明する
と、例えば、トナー粒子850gを染液4250gに分
散し、この分散液を30℃に加熱しながら1時間撹拌す
る。1時間経過した後蒸留水を850g混合し、この分
散液を濾別する。この濾別された回収粒子をメタノール
と蒸留水を、1:3の割合で混合した混合液に分散し、
さらに濾別する。この後、濾別された回収粒子を風乾す
る。
【0025】ここに、染着処理に使用可能な染料として
は、例えば、反応性染料、分散染料、酸化染料、アゾイ
ック染料、塩基性染料、酸性染料、媒染染料、直接染
料、建染染料等が挙げられる。また、染液としては、メ
タノールに黒染料(日本化薬製:Kayalon Polyester Bla
ck S-200)を過剰に投入して溶解させ、不溶分を保留粒
子径0.45μmのフィルターで濾別して得られる濾液
を使用している。つまり、黒染料の飽和メタノール溶液
である。尚、トナー粒子を染液やメタノールと蒸留水の
混合液に分散する場合に、超音波を照射してもよい。こ
の場合、より一次粒子に分散しやすい。更に、トナー粒
子を染液に分散して、30℃に加熱しながら1時間撹拌
して染着する間にも、超音波を照射してもよく、この場
合、より染着が促進される。
【0026】前記のように染着されたトナー粒子に対し
て、比較的大きな母粒子(1〜1000μm程度)に対
して、比較的小さな子粒子(0.001〜600μm程
度)を、母粒子の表面に機械的な衝撃力によって打ち込
むかあるいは成膜することにより、母粒子の表面を子粒
子で被覆する表面処理を施すことが望ましい。具体的に
は、例えば、染着されたトナー粒子を母粒子として次の
ような表面処理を行う。即ち、染着トナー粒子100g
にアクリル微粉(日本ペイント製:F-062)1gを予備混
合する。これを、次の条件で奈良機械製作所製:ハイブ
リダイゼーションシステムNSH-0型を用いて表面処理を
行う。条件:ロータ回転数13000rpm(周速80m/s
ec)、処理時間5分、処理量20g/回、ジャケット冷
却水通水。この表面処理によって、染着粒子表面に固定
されたアクリル微粉が表面を覆うため、染着粒子に帯電
量を付与し、粒子同志の付着性を低下させることができ
る。この表面改質の行われたトナー粒子が第1バージン
トナーとされる。このように第1バージントナーを製造
する方法を便宜的に第1トナー製造方法とする。
【0027】また、前記のように染着されたトナー粒子
について、公知の凝集粒子の解砕方法を用いて凝集体に
対して、凝集体の一次粒子が粉砕しない程度の衝撃力を
与えて凝集体を解砕し、一次粒子にする。具体的には、
次の条件で奈良機械製作所製:ハイブリダイゼーション
システムNSH-0型を用いて解砕処理を行う。条件:ロー
タ回転数13000rpm(周速80m/sec)、処理時間1
分、処理量20g/回、ジャケット冷却水通水。この解
砕処理によって、染着粒子は粉砕されることなく、凝集
体が解砕されて一次粒子になる。この解砕処理の行われ
た粒子が第2バージントナーとされる。このように第2
バージントナーを製造する方法を便宜的に第2トナー製
造方法とする。
【0028】また、トナー粒子に外添される疎水性シリ
カは、トナーに流動性を付与する流動性付与剤として作
用し、かかる疎水性シリカとしてはシリカ微粉末が使用
され、また、その平均粒径は、数十nmであることが望
ましい。更に、疎水性シリカの外添量は、トナー粒子1
00重量部に対して、0.1重量部〜3重量部であるこ
とが望ましい。
【0029】更に、同様にトナー粒子に外添されるシリ
コン微粒子の平均粒径は、1.0μm以下、例えば、
0.5μm程度であることが望ましく、また、トナー粒
子に対する外添量は、トナー粒子100重量部に対し
て、0.5重量部〜3重量部の範囲であることが望まし
い。シリコン微粒子の具体例としては、例えば、東芝シ
リコーン製トスパール105、トスパール120,13
0,145,3120,240等がある。このシリコン
微粒子は、シロキサン結合が3次元にのびた網目構造
で、珪素原子一個にメチル基一個が結合した構造になっ
ている。また、その他に東レ・シリコーン製トレフィ
ル、シリコン分60%のF−200,201,202,
203,250,300,301,400、疎水処理さ
れたシリコン分100%のF−100,101、三次元
架橋した網目構造を持つR−900,901,902、
少量のSiOH基と多くのメチル基からなるシリコンレ
ジンの微小フレークのR−910、シリコンゴム弾性体
のE−500,501,600(メチルシリコン),60
1(エポキシ基含有),602(アミノ基含有),603
(フェニル基含有),850(メチル基含有)等がある。
尚、本実施形態に使用可能なシリコン微粒子としては、
前記シリコン微粒子に限定されず、各種のシリコン微粒
子及びシリコンを含んだ微粒子が使用可能である。
【0030】前記疎水性シリカ及びシリコン微粒子をト
ナー粒子に外添する方法としては、トナー粒子、疎水性
シリカ及びシリコン微粒子を混合装置(メカノミル、岡
田精工製)に投入し、所定回転数、所定混合時間機械的
に混合する外添方法がある。
【0031】続いて、前記のように第1トナー製造方法
で得られる第1バージントナー、及び、第2トナー製造
方法で得られる第2バージントナーをベースとして、疎
水性シリカとシリコン微粒子とを外添してトナーを調整
した実施例、比較例について説明する。先ず、第1バー
ジントナーをベースとした例について説明する。
【0032】(実施例1)以下の処方に従い、第1トナ
ー製造方法で得られた第1バージントナーに対して疎水
性シリカ、シリコン微粒子の外添処理を行った。
【0033】 第1バージントナー 100重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 1重量部 シリコン微粒子(東芝シリコン製:トスパール105) 3重量部 これらを岡田精工製:メカノミルに投入して、回転数2
750rpm、混合時間3分間混合し、疎水性シリカとシ
リコン微粒子を第1バージントナーに外添した。かかる
外添済みトナーを目開き38μmの篩にかけて粗粉を除
去し、最終的なトナー1とした。
【0034】(比較例1)実施例1と同様に、以下の処
方で第1バージントナーに対して疎水性シリカのみの外
添処理を行った。
【0035】 第1バージントナー 100重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 1重量部 これらを実施例1の場合と同様に、岡田精工製:メカノ
ミルに投入して、回転数2750rpm、混合時間3分間
混合し、疎水性シリカのみを第1バージントナーに外添
した。かかる外添済みトナーを目開き38μmの篩にか
けて粗粉を除去し、最終的なトナー2とした。トナー2
には、シリコン微粒子は外添されていない。
【0036】前記のように調整したトナー1、トナー2
を沖データ製:マイクロライン600CLのプロセスカ
ートリッジに充填して画像形成を行い、その形成された
画像についてベタ濃度及びかぶり濃度を測定した。その
測定結果が図1に示されている。図1はトナー1、トナ
ー2についてシリコン微粒子(トスパール)の外添量と
ベタ濃度、かぶり濃度を対比して示す表である。尚、図
1の表において、シリコン微粒子の外添量は重量部で示
されている。
【0037】このとき、画像のベタ濃度、かぶり濃度の
測定は、マクベス製反射濃度計(アパチャー径:2mm)
を用いて測定した。尚、ベタ濃度の許容値については
1.1以上であれば許容範囲にあり、また、かぶり濃度
の許容値については、0.3以下であれば許容範囲にあ
る。
【0038】図1の表において、シリコン微粒子が3重
量部外添されたトナー1では、ベタ濃度値が1.41で
許容範囲にあり、また、かぶり濃度値も0.10で許容
範囲にあることが分かる。一方、トナー2では、ベタ濃
度値が1.43で許容範囲にあるものの、かぶり濃度値
は0.42で許容範囲を外れている。かかるかぶり濃度
値における差異は、シリコン微粒子の外添の有無に基づ
くものと考えられ、トナー1では、シリコン微粒子を外
添したことによってその画像かぶりが大幅に改善され、
コントラストが向上したことが分かる。
【0039】次に、前記第2バージントナーをベースと
してトナーを調整した例について説明する。
【0040】(実施例2)以下の処方に従い、第2トナ
ー製造方法で得られた第2バージントナーに対して疎水
性シリカ、シリコン微粒子の外添処理を行った。
【0041】 第2バージントナー 100 重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 3 重量部 シリコン微粒子(東芝シリコン製:トスパール105) 0.5重量部 これらを実施例1の場合と同様、岡田精工製:メカノミ
ルに投入して、回転数2750rpm、混合時間3分間混
合し、疎水性シリカとシリコン微粒子を第2バージント
ナーに外添した。かかる外添済みトナーを目開き38μ
mの篩にかけて粗粉を除去し、最終的なトナー3とし
た。
【0042】(実施例3)実施例2と同様、以下の処方
に従い、第2トナー製造方法で得られた第2バージント
ナーに対して疎水性シリカ、シリコン微粒子の外添処理
を行った。
【0043】 第2バージントナー 100重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 3重量部 シリコン微粒子(東芝シリコン製:トスパール105) 1重量部 これらを実施例1の場合と同様、岡田精工製:メカノミ
ルに投入して、回転数2750rpm、混合時間3分間混
合し、疎水性シリカとシリコン微粒子を第2バージント
ナーに外添した。かかる外添済みトナーを目開き38μ
mの篩にかけて粗粉を除去し、最終的なトナー4とし
た。
【0044】(実施例4)実施例2と同様、以下の処方
に従い、第2トナー製造方法で得られた第2バージント
ナーに対して疎水性シリカ、シリコン微粒子の外添処理
を行った。
【0045】 第2バージントナー 100重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 3重量部 シリコン微粒子(東芝シリコン製:トスパール105) 3重量部 これらを実施例1の場合と同様、岡田精工製:メカノミ
ルに投入して、回転数2750rpm、混合時間3分間混
合し、疎水性シリカとシリコン微粒子を第2バージント
ナーに外添した。かかる外添済みトナーを目開き38μ
mの篩にかけて粗粉を除去し、最終的なトナー5とし
た。
【0046】(比較例2)実施例2と同様、以下の処方
に従い、第2トナー製造方法で得られた第2バージント
ナーに対して疎水性シリカのみの外添処理を行った。
【0047】 第2バージントナー 100重量部 疎水性シリカ(ワッカー製:H-2000) 3重量部 これらを実施例1の場合と同様、岡田精工製:メカノミ
ルに投入して、回転数2750rpm、混合時間3分間混
合し、疎水性シリカのみを第2バージントナーに外添し
た。かかる外添済みトナーを目開き38μmの篩にかけ
て粗粉を除去し、最終的なトナー6とした。
【0048】前記のように調整された実施例2〜実施例
4、比較例2の各トナーを図3に示す画像形成装置に使
用して画像形成を行った。ここで、図3に示す画像形成
装置の概略構成について説明する。図3は画像形成装置
の概略構成を示す模式図であり、電極アレイとしてのア
パーチャ電極体1の上側には、約1mmの間隙を有して
円柱状の背面電極ローラ22が、図示しない本体フレー
ムに対して回動可能に支持されており、前記間隙に挿入
される印字用紙20を図中矢印方向に搬送可能となるよ
うに構成されている。尚、背面電極ローラ22には、直
流電源24を介して高電圧が印加されている。
【0049】アパーチャ電極体1の下側には、トナー供
給装置10が配設され、また、印字用紙20の搬入側に
は、印字用紙20をアパーチャ電極体1と背面電極ロー
ラ22との間に搬送するための搬送ローラ29が回転可
能に配設されている。背面電極ローラ22によって搬送
される印字用紙20の進行方向先には、定着装置26が
配設され、それぞれ本体フレームに支持されている。
【0050】ここに、トナー供給装置10は、そのハウ
ジングを兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース
11内に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、
トナー担持ローラ14と、トナー層規制ブレード18と
から構成される。
【0051】前記トナー担持ローラ14は、その表面に
荷電体としてのトナー16を層状に担持し、アパーチャ
電極体1に向けて搬送するものであり、前記供給ローラ
12は、トナー担持ローラ14の表面に対してトナー1
6を供給するものである。
【0052】そして、供給ローラ12及びトナー担持ロ
ーラ14は、トナーケース11内において図示する矢印
方向に回転可能に支持され、且つ、両者が互いに接触す
るように配設される。また、トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるように調整するとともに、そ
のトナー16を均一に帯電させるためのものであり、ト
ナー担持ローラ14に対して圧接される。
【0053】前記アパーチャ電極体1は、厚さ25μm
のポリイミド性の絶縁シート2に、その絶縁シート2を
貫通する多数のアパーチャ(図示せず)を、等間隔で1
列状に配置するとともに、絶縁シート2の上面側であっ
て各アパーチャの周囲に制御電極(図示せず)等を銅箔
により形成している。更に、絶縁シート2の端部に、制
御電極に対して所定の電圧を印加するための複数の駆動
IC5を配置して構成される。そして、アパーチャ電極
体1は、図3に示すように、印字用紙20に制御電極が
対向した状態において、絶縁シート2のアパーチャ位置
でトナー担持ローラ14上のトナー16と接するように
配設される。
【0054】前記画像形成装置において画像形成を行う
場合、所定の画像データに基づいて制御電圧印加回路8
からIC5に画像データ信号が送信され、これによりI
C5を介してアパーチャ電極体1の制御電極が選択的に
オン・オフ電圧信号が印加される。かかる動作に基づ
き、制御電極からトナー担持ローラ14に向かう電気力
が形成され、帯電されたトナー16はトナー担持ロー和
14からアパーチャを通過して制御電極側に引き出され
る。また、引き出されたトナー16は、背面電極ローラ
22に印加されている電圧によって印字用紙20とアパ
ーチャ電極体1との間に形成される電界により、印字用
紙20に向かって飛翔する。この結果、印字用紙20に
向かって飛翔したトナー16は、印字用紙20上に堆積
して画像を形成するものである。
【0055】前記のように構成された画像形成装置に使
用されるトナー16として、前記実施例2〜実施例4、
比較例2の各トナーを使用して画像形成を行い、その形
成された画像についてトナー飛翔率、ベタ濃度及びかぶ
り濃度を測定した。その測定結果が図2に示されてい
る。図2はトナー3〜トナー6についてシリコン微粒子
(トスパール)の外添量と飛翔率、ベタ濃度、かぶり濃
度を対比して示す表である。尚、図2の表において、シ
リコン微粒子の外添量は重量部で示されている。
【0056】ここに、飛翔率については、次のように算
出した。即ち、先ず、担持ローラ上の単位面積当たりの
トナー担持量を計測する。その後、制御電圧+70Vで
ベタ黒を印字し、印字用紙上の単位面積当たりのトナー
量を計測する。この二つの計測結果から、印字用紙上の
単位面積当たりのトナー量を、担持ローラ上の単位面積
当たりのトナー担持量で除して飛翔率を算出した。かか
る飛翔率の値の許容値は60%以上であれば許容範囲に
ある。尚、画像のベタ濃度、かぶり濃度については、前
記実施例1の場合と同様に測定した。
【0057】図2の表において、シリコン微粒子が0.
5重量部外添されたトナー3では、飛翔率が59.21
%で略許容値を満足しており、また、かぶり濃度値は
0.12で十分許容値を満足し、更に、ベタ濃度値は
1.14で許容値の下限を満足している。また、シリコ
ン微粒子が1.0重量部外添されたトナー4では、飛翔
率が75.59%、かぶり濃度値が0.17、ベタ濃度
値が1.35であり、それぞれ十分許容値を満足してお
り、トナー3と比較して全ての値が向上していることが
分かる。更に、シリコン微粒子が3.0重量部外添され
たトナー5では、飛翔率が90.67%、かぶり濃度値
が0.25、ベタ濃度値が1.47であり、この場合も
全ての値において許容値を満足しており、特に、飛翔率
はトナー4よりも高くなっている。これよりすれば、シ
リコン微粒子が0.5重量部〜3.0重量部外添された
トナー3〜トナー5は、画像のかぶりを抑制しつつ画像
濃度を高く保持してコントラストを向上することがで
き、また、印字用紙に対するトナーの飛翔率を向上する
ことができることが分かる。また、飛翔率は、シリコン
微粒子の外添量に比例して増大していることが分かる。
【0058】これに対して、シリコン微粒子が外添され
ていないトナー6の場合には、飛翔率が38.90%で
許容値を大きく下回っており、また、かぶり濃度値は
0.09で許容値を満足しているものの、ベタ濃度値は
0.92で許容値を満足していない。かかる相違は、ト
ナー6ではシリコン微粒子が外添されていないことに基
づくものと考えられる。
【0059】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1のトナーで
は、外添剤としてシリコン微粒子が外添されているの
で、各種の画像形成プロセスにて画像のかぶりを抑制し
つつ画像濃度を高く保持してコントラストを向上するこ
とが可能となり、また、印字用紙に対するトナーの飛翔
率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー1、トナー2についてシリコン微粒子の
外添量とベタ濃度、かぶり濃度を対比して示す表であ
る。
【図2】トナー3〜トナー6についてシリコン微粒子の
外添量と飛翔率、ベタ濃度、かぶり濃度を対比して示す
表である。
【図3】画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 アパーチャ電極体 10 トナー供給装置 14 トナー担持ローラ 16 トナー 22 背面電極ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 116

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料により染着した体積平均粒径数μm
    のトナー粒子に対して、シリコン微粒子を外添したこと
    を特徴とするトナー。
  2. 【請求項2】 前記トナー粒子に対して、疎水性シリカ
    微粒子を外添したことを特徴とする請求項1に記載のト
    ナー。
  3. 【請求項3】 前記シリコン微粒子の体積平均粒径は、
    約1.0μm以下であり、トナー粒子100重量部に対
    して、0.1〜3重量部の範囲で外添されていることを
    特徴とする請求項1に記載のトナー。
  4. 【請求項4】 前記トナー粒子は、分散重合法により重
    合された樹脂粒子からなり、その体積平均粒径が5μm
    以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のトナー。
  5. 【請求項5】 前記トナーは、複数のアパーチャの周囲
    に制御電極が設けられた電極アレイと、電極アレイの各
    アパーチャに対してトナーを供給するトナー供給手段と
    を備え、各制御電極を選択的に制御することによりアパ
    ーチャからトナーを通過させるとともに印字用紙上に飛
    翔させて画像の形成を行う画像形成装置に使用されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトナー。
JP22602297A 1997-08-21 1997-08-22 トナー Pending JPH1165165A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22602297A JPH1165165A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 トナー
US09/135,534 US6054239A (en) 1997-08-21 1998-08-18 Toner
EP98306722A EP0898205B1 (en) 1997-08-21 1998-08-21 Toner
DE69841297T DE69841297D1 (de) 1997-08-21 1998-08-21 Toner

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004077593A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナーの製造方法
JP2010256523A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用トナーとそれを用いた画像形成方法及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004077593A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナーの製造方法
JP2010256523A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用トナーとそれを用いた画像形成方法及び画像形成装置

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