JPH1164718A - ズームレンズ付きカメラ - Google Patents

ズームレンズ付きカメラ

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Publication number
JPH1164718A
JPH1164718A JP9221493A JP22149397A JPH1164718A JP H1164718 A JPH1164718 A JP H1164718A JP 9221493 A JP9221493 A JP 9221493A JP 22149397 A JP22149397 A JP 22149397A JP H1164718 A JPH1164718 A JP H1164718A
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JP
Japan
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focus
data
zoom
lens
zoom lens
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Application number
JP9221493A
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English (en)
Inventor
Haruki Nakayama
春樹 中山
Makoto Furuichi
誠 古市
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒なFc調整やff調整を廃止したズーム
レンズ付きカメラ。 【解決手段】 ズームレンズを無段階に停止可能に駆動
制御するズームレンズ駆動制御手段と、ズームレンズの
撮影倍率が変化する際に移動する移動部材の移動範囲を
所定の数の領域に区分し、その区分位置を検知する検知
手段と、少なくとも区分位置に対応したフォーカスレン
ズの基準位置から所定の位置への移動量に関するデータ
からなる第1のフォーカスデータを記憶したメモリと、
検知手段が検知した区分位置と、ズームスイッチの操作
情報に基づいてズーム位置データを決定するズーム位置
データ決定手段と、ズーム位置決定手段からのズーム位
置データと、第1のフォーカスデータと、被写体距離を
表す距離データとに基づいて、フォーカスレンズの基準
位置から所定の位置への移動量に関する第2のフォーカ
スデータを演算する演算手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズによ
り撮影倍率を変化させた後、フォーカスレンズを駆動し
て焦点調節を行うズームレンズ付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来のズームレンズ付きカメラの
ズームレンズ鏡胴を図1乃至図3により説明する。図1
はズームレンズを短焦点に設定したときのズームレンズ
鏡胴の縦断面図、図2はズームレンズを長焦点に設定し
たときのズームレンズ鏡胴の縦断面図であり、共に光軸
から上半分のみ描いてある。また、図3はズームレンズ
鏡胴の主要部材を示す分解斜視図である。
【0003】1はフロント地板であり、以下に述べる各
部材を全て担持し、図示していないカメラ本体に固着さ
れている。2はff調整環であり、その外周とフロント
地板1の内周とが嵌合している。また、フロント地板1
の内周に設けられ、光軸Kに平行な図示していない突部
が、ff調整環2の外周に設けた長溝2aと係合し、f
f調整環2は直進移動のみ可能となっている。
【0004】3はカム筒であり、その外周がff調整環
2の内周と嵌合している。また、カム筒3の先端部3a
が、ff調整環2の先端部2bとスペーサー4を介して
固定されたカム筒保持板5により挟着されているので、
カム筒3はff調整環2に対して回転は自在であるが、
光軸方向への移動の場合にはff調整環2と一体的に移
動する。
【0005】7は摺動枠であり、その外周に螺設された
オスヘリコイド7aがカム筒3の内周に螺設されたメス
ヘリコイド3bと螺合している。また、摺動枠7の後方
から長溝7bがオスヘリコイド7aを横切って設けられ
ている。また、金属板によりL字形に曲げられた直進案
内板8が止めネジ9によってフロント地板1にネジ止め
され、摺動枠7の長溝7bに直進案内板8の光軸Kに平
行に形成された案内部8aが係合し、摺動枠7の回転を
案内部8aの板厚方向にて阻止している。
【0006】ここで、本従来技術のズームレンズは2群
ズームであり、前群の第1レンズFcと後群の第2レン
ズRcとから構成されており、第1レンズFcは第1レ
ンズ枠11に挿着され、第1レンズ枠11と光軸方向に
螺合する止め環12により保持されている。
【0007】また、摺動枠7にはシャッタユニット13
が固着されており、シャッタユニット13にはシャッタ
や絞りが内蔵されているが、更に後述するフォーカスレ
ンズ駆動部材も内蔵されている。第1レンズ枠11には
オスヘリコイド11aが螺設され、シャッタユニット1
3はメスヘリコイド13aが螺設されており、第1レン
ズ枠11はFc調整リング25を介してシャッタユニッ
ト13にヘリコイド螺合されている。
【0008】なお、14はカメラ本体からシャッタユニ
ット13を駆動・制御するフレキシブル基板である。
【0009】一方、第2レンズRcは第2レンズ枠15
に挿着され、第2レンズ枠15と光軸方向に螺合する止
め環16により保持されている。第2レンズ枠15は外
周にて摺動枠7の内周と嵌合すると共に、外周の3箇所
に光軸Kに平行な突部15aが設けられ、摺動枠7の内
周の光軸Kと平行な方向に設けられた図示していない長
溝と係合している。従って、第2レンズ枠15は摺動枠
7に対して回転はせず、光軸方向への直進移動のみ行
う。
【0010】また、摺動枠7に穿設された長孔7cを通
して、カムピン17が止めネジ18により第2レンズ枠
15に固定されている。カム筒3の内周にはメスヘリコ
イド3bと共にカム溝3cが設けられ、カムピン17が
カム溝3cと係合している。
【0011】ズームレンズの調整工程においては、第1
レンズ枠11をシャッタユニット13に対して適宜回転
させて第1レンズFcを光軸方向に前後させ、ズームレ
ンズを短焦点に設定したときも長焦点に設定したときも
同一平面上にピントを合わせるようにする。これをFc
調整という。その後、第1レンズ枠11とFc調整リン
グ25とを接着剤等により固着する。
【0012】続いてFc調整の後に、第1レンズFcと
第2レンズRc等を担持したカム筒3をff調整環2と
共に光軸方向に微小量移動させて焦点をピント面に合わ
すピント調整を行った後、ビス6によりff調整環2を
フロント地板1に固定する。これをff調整という。
【0013】次に、撮影倍率を変化させるズーミング作
動について説明する。
【0014】フロント地板1の周囲には、図示していな
いが、レンズ駆動用のモータや減速歯車が配置され、減
速歯車の最終段歯車が図示していないフロント地板1の
切り欠きにて、カム筒3の外周後端に設けられた大歯車
3dと歯合している。従って、図示していないズームス
イッチをオンにすると、レンズ駆動用のモータが回転す
るとカム筒3が回転する。摺動枠7はそのオスヘリコイ
ド7aとカム筒3のメスヘリコイド3bが螺合し、且つ
フロント地板1に固定された直進案内板8によって回転
が阻止されているので、カム筒3の回転により、ヘリコ
イドのリードに応じた直進移動を行う。一方、第2レン
ズ枠15に立設しているカムピン17がカム筒3のカム
溝3cと係合し、第2レンズ枠15は摺動枠7に対して
回転不可能に形成されているので、第2レンズ枠15は
カム筒3のカム溝3cに応じた直進移動を行う。
【0015】従って、カム筒3の回転により、摺動枠7
及び第2レンズ枠15、即ち各々に保持された第1レン
ズFcと第2レンズRcは光軸方向に直進移動を行い、
例えば図1に示す短焦点の状態から図2に示す長焦点の
状態に互いのレンズ間隔を接近させながら無断階に繰り
出され、撮影倍率が変化する。
【0016】次に、焦点調節を行うフォーカシングにつ
いて説明する。
【0017】Fc調整リング25には二股部25aが設
けられており、シャッタユニット13から突設した駆動
レバー26と係合している。駆動レバー26はシャッタ
ユニット13に内蔵された図示していないモータにより
駆動され回動するので、Fc調整リング25を介して第
1レンズ枠11を回動させ、その結果第1レンズ枠1
1、即ち第1レンズFcが光軸方向に移動して被写体距
離に応じた焦点調節を行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上の如きズームレン
ズ鏡胴において、Fc調整及びff調整が必要な理由と
しては、設計上同一の部品でも加工時や組立時のバラツ
キによってズームレンズ鏡胴の組立後には個体差が生ず
る。従って、調整工程においては個々に異なる値の調整
を行うことになる。特に、ズームレンズにおいては上記
のバラツキによって短焦点側と長焦点側とではピントの
狂い量が異なるため、前述の如きFc調整とff調整が
必要となる。
【0019】従来は、上述の如き機械的な調整を行って
いたため、Fc調整の後には第1レンズ枠11とFc調
整リング25とを固着する作業が必要であり、ff調整
のためには鏡胴全体を保持しながら移動させるff調整
環2の如き強度のある大型の部品が必要であった。
【0020】また、図1乃至図3においては省略してあ
るが、図のズームレンズ鏡胴には更に外装部材が取り付
けられている。ズームレンズ鏡胴を組み込み外装部材を
取り付けてカメラが完成した後に、何らかの理由で振動
や衝撃が加わると、Fc調整やff調整がずれてしまう
ことがある。このようなときは外装部材を外して再調整
を行わなければならなかったので、カメラの修理に非常
に手間がかかった。
【0021】本発明はかかる問題に鑑み、ピントの狂い
量をカメラに記憶させることによって、撮影時にその狂
い量を補正してピント調整を可能とすることにより、従
来の如き面倒な機械的調整を廃止したカメラを提供する
ことを発明の課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の何れか
の構成により解決される。
【0023】焦点調節を行うフォーカスレンズを有
し、撮影倍率が変化するズームレンズと、該ズームレン
ズを電動駆動させるためのズームスイッチと、該ズーム
スイッチの操作により前記ズームレンズを無段階に停止
可能に駆動制御するズームレンズ駆動制御手段と、前記
ズームレンズの撮影倍率が変化する際に移動する移動部
材の移動範囲を所定の数の領域に区分し、その区分位置
を検知する検知手段と、少なくとも前記区分位置に対応
したフォーカスレンズの基準位置から所定の位置への移
動量に関するデータからなる第1のフォーカスデータを
記憶したメモリと、前記検知手段が検知した区分位置
と、前記ズームスイッチの操作情報に基づいて、前記ズ
ームレンズの推定停止位置を表すズーム位置データを決
定するズーム位置データ決定手段と、前記ズーム位置決
定手段からのズーム位置データと、前記第1のフォーカ
スデータと、被写体距離を表す距離データとに基づい
て、フォーカスレンズの基準位置から所定の位置への移
動量に関する第2のフォーカスデータを演算する演算手
段と、該第2のフォーカスデータに基づき前記フォーカ
スレンズを駆動制御するフォーカスレンズ駆動制御手段
とを備えたズームレンズ付きカメラ。
【0024】焦点調節を行うフォーカスレンズを有
し、撮影倍率が変化するズームレンズと、該ズームレン
ズを電動駆動させるためのズームスイッチと、該ズーム
スイッチの操作により前記ズームレンズを無段階に停止
可能に駆動制御するズームレンズ駆動制御手段と、前記
ズームレンズの撮影倍率が変化する際に移動する部材の
移動範囲を所定の数の領域に区分し、その区分位置を検
知する検知手段と、少なくとも前記区分位置に対応した
フォーカスレンズの基準位置から所定の位置への移動量
に関するデータと、前記区分位置以外の所定の位置に対
して予め調整工程にて測定されたデータとからなる第1
のフォーカスデータを記憶したメモリと、前記検知手段
が検知した区分位置と、前記ズームスイッチの操作情報
と、予め測定され記憶されている前記ズームスイッチの
操作終了から前記ズームレンズが停止するまでの関係を
示す移動情報に基づいて、前記ズームレンズの推定停止
位置を表すズーム位置データを決定するズーム位置デー
タ決定手段と、前記ズーム位置決定手段からのズーム位
置データと、前記第1のフォーカスデータと、被写体距
離を表す距離データとに基づいて、フォーカスレンズの
基準位置から所定の位置への移動量に関する第2のフォ
ーカスデータを演算する演算手段と、該第2のフォーカ
スデータに基づき前記フォーカスレンズを駆動制御する
フォーカスレンズ駆動制御手段とを備えたズームレンズ
付きカメラ。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のカメラにおける実施の形
態を図4乃至図9を参照して詳細に説明する。
【0026】先ず、ズームレンズ付きカメラにおけるズ
ームレンズ鏡胴の一形態を図4乃至図6により説明す
る。図4はズームレンズを短焦点に設定したときのズー
ムレンズ鏡胴の縦断面図、図5はズームレンズを長焦点
に設定したときのズームレンズ鏡胴の縦断面図であり、
共に光軸から上半分のみ描いてある。図6はズームレン
ズ鏡胴の主要部材を示す分解斜視図である。
【0027】なお、図1乃至図3に示した従来技術にお
けるズームレンズ鏡胴と類似した構成であり、同一の部
材に関しては同一の符号を付し、これらの説明について
は省略する。
【0028】本ズームレンズ鏡胴が従来技術のズームレ
ンズ鏡胴と異なる点は,ff調整環2を設けていないこ
とであり、フロント地板31は内径にてカム筒33の外
径と嵌合している。そして、段付きネジ34がフロント
地板31にネジ止めされ、段付きネジ34の先端33a
がカム筒33にて光軸Kに直交して形成された長溝33
aに係合している。従って、カム筒33は従来技術の如
く大歯車33dによって回転するが、カム筒33は長溝
33aの範囲内で回転のみ可能であり、光軸方向には移
動しない。なお、32は化粧環であり、フロント地板3
1に嵌合して固着されている。
【0029】大歯車33dによってカム筒33が回転す
ることによってメスヘリコイド33bと螺合している摺
動枠7が光軸方向に直進移動し、第1レンズFcと第2
レンズRcを光軸方向に移動させ、撮影倍率を変えるズ
ーミングを行う構成は前述の従来技術と同一である。
【0030】一方、本実施の形態の第1レンズ枠35
は、従来技術の第1レンズ枠11と調整リング25とが
一体に形成された形状となっていて、Fc調整はできな
いようになっている。しかし、同様に二股部35aがシ
ャッタユニット13の駆動レバー26と係合しているの
で、駆動レバー26の回動によって第1レンズ枠35は
回転して光軸方向に移動し、被写体距離に応じた焦点調
節を行う。
【0031】このように本発明においては、ズームレン
ズを備えていても機械的なff調整及びFc調整を敢え
て行わない構成になっている。即ち、設計上同一の部品
でも前述の如く加工や組立時のバラツキによって、カメ
ラ毎にピント位置が異なると共に焦点距離によってもピ
ント位置が異なることになる。従って、撮影前はフォー
カスレンズ、例えば第1レンズFcを無限遠の位置より
更にピント面側の基準位置に保持する構成にする。これ
を図7の説明図に示す。
【0032】そして、カメラ毎に所定のズーミング位置
における基準位置から無限遠の位置までのレンズ移動に
関するフォーカスデータを予め測定し、カメラ毎に異な
るフォーカスデータをカメラ内のメモリに記憶してお
く。このようにして撮影時には記憶されたフォーカスデ
ータに基づきフォーカスレンズを繰り出すが、被写体距
離が無限遠の場合はメモリしたフォーカスデータに基づ
いてフォーカスレンズを繰り出せばよいし、撮影距離が
無限遠以外の有限距離Nの場合は従来のカメラと同様に
設計上の繰り出し量を加味してフォーカスレンズを繰り
出せばよい。
【0033】また、フォーカスデータは基準位置から無
限遠の位置までに限定されるものではなく、所定の有限
距離でもよい。
【0034】なお、本発明におけるカメラはズームレン
ズを備えているので、フォーカスデータは焦点距離によ
っても異なる。本発明におけるカメラはズーミング時に
ズームレンズを無断階に停止可能であるので、焦点距離
により異なるフォーカスデータを全てカメラ内のメモリ
に記憶することは不可能である。そこで、本発明におけ
る焦点距離に対応したフォーカスデータを求める構成を
以下に説明する。
【0035】先ず、ズームレンズの焦点距離を例えば3
0mm〜70mmとする。そして、30mm,40m
m,50mm,60mm及び70mmの焦点距離に関し
てはカメラとして焦点距離の認知ができるものとして、
表1に示すようにカメラの組立調整工程にて撮影距離無
限遠で最良のピントが得られる、駆動パルス等からなる
フォーカスデータを実測し、カメラ内のメモリに記憶す
る。この場合は、焦点距離30mm〜70mmの間で撮
影倍率の変化に対応して移動するカム筒等からなる所定
の移動部材の移動範囲を4個の領域に区分したことにな
り、この30mm,40mm,50mm,60mm及び
70mmに相当する移動部材の位置を区分位置と呼称す
ることにする。
【0036】更に多くの焦点距離に対応させるために
は、例えば各領域の間、即ち30mmと40mmの間に
35mm、40mmと50mmの間に45mm、50m
mと60mmの間に55mm、60mmと70mmの間
に65mmと4点の焦点距離を設定すればよいが、これ
らの焦点距離はカメラ内で認識できないものとすると、
ズーミングを行ってこれらの焦点距離に相当する位置を
組立調整工程にて治具で検出し、検出された各焦点距離
毎に無限遠で最良のピントが得られるフォーカスデータ
を実測し、同様にカメラ内のメモリに記憶する。
【0037】そして、例えば焦点距離30mm,35m
m,40mm,45mm,50mm,55mm,60m
m,65mm及び70mmに対応し、メモリに記憶され
たフォーカスデータを請求項においては第1のフォーカ
スデータと呼称している。
【0038】
【表1】
【0039】また、以上の他に組立調整工程にて治具に
より補間演算して求めたフォーカスデータも第1のフォ
ーカスデータとしてメモリに記憶してもよい。
【0040】更に、設計値を第1のフォーカスデータと
してメモリに記憶してもよいし、所定の一定の値を第1
のフォーカスデータとしてメモリに記憶してもよい。
【0041】なお、表1に示したフォーカスデータの値
はフォーカスレンズをモータにより駆動するとき、減速
歯車列内に設けたフォトインタラプタにより検出する駆
動パルス数であるが、駆動パルス数に限定されるもので
はなく、焦点調節を行うフォーカスレンズの移動量に関
するデータならば、所定の部材の回転数、回転角度、直
進移動量等のどのようなデータを用いてもよい。
【0042】また、30mmと70mmの焦点距離に関
してのみカメラとして焦点距離の認知ができる場合、表
2に示すようにカメラの組立調整工程にて無限遠で最良
のピントが得られるフォーカスデータを実測し、カメラ
内のメモリに記憶する。この場合は、30mm〜70m
mを1個の領域とし、この30mmと70mmの位置を
区分位置と称す。
【0043】
【表2】
【0044】また、30mmと70mmの間に、40m
m,50mm,60mmと3点の焦点距離を選択する
が、これらの焦点距離はカメラ内で認識できないものと
すると、ズーミングを行ってこれらの焦点距離になる位
置を工程治具で選択し、各焦点距離毎に無限遠で最良の
ピントが得られるフォーカスデータを実測し、同様にカ
メラ内のメモリに記憶する。
【0045】また、2群ズームレンズにおいては、無限
遠のフォーカスデータが設計上同一になるが、前述の如
きバラツキによって表1及び表2の如く異なるデータと
なる。一方、3群以上のズームレンズに関しては設計上
の理由から異なるデータに最初からなっているが、それ
でもバラツキによって設計値とは異なる値になってい
る。
【0046】このように、フォーカスデータをメモリし
たカメラで撮影を行うとき、先ず図示していないズーム
スイッチを操作してオンにすることによりズームモータ
を駆動してズーミングを行う。そして、例えば30mm
からズーミングを行うときは、先ず区分位置である30
mmの位置を記憶する。ズーミングによる撮影倍率の変
化をズームファインダにて確認し、所定の倍率になった
ときはズームスイッチをオフに操作する。しかし、ズー
ムスイッチをオフにしても直ちにズームモータは停止せ
ず、所定のオーバーランをして停止する。なお、請求項
においてはズームスイッチのオンからオフに至る操作状
況に関する情報を操作情報と呼称している。このように
してズームレンズが停止する状況を図8に示す。
【0047】なお、オーバーランの値はズームモータを
駆動させる電源の電圧や使用温度等により変化するもの
で、一定のものではない。しかし、ある程度のピント誤
差が生ずるのを承知の上で、オーバーランを0とした
り、オーバーランを一定の値としてもよい。
【0048】このようにして、ズームレンズが偶々表1
に示した30mm,40mm,50mm,60mm及び
70mmの焦点距離に停止した場合は、既に無限遠のフ
ォーカスデータがメモリに記憶されているので、被写体
距離が無限遠のときはそのフォーカスデータに基づいて
フォーカスレンズ、例えば第1レンズFcを駆動させ焦
点を合わせればよい。また、被写体距離が無限遠以外の
距離の場合は、フォーカスレンズを設計値の移動量に応
じて更に駆動すればよい。
【0049】しかし、ズームレンズが上述のフォーカス
データが記憶されていない焦点距離に停止した場合は、
どの区分位置を通過してからどの位置でズームスイッチ
がオフに操作され、電源電圧や使用温度の変化によって
どの程度のオーバーランをするかの移動情報に基づい
て、ズームレンズの推定停止位置を示すデータ、即ち請
求項におけるズーム位置データを決定する。そして、こ
のズーム位置データと、前後の区分位置における焦点距
離の情報と、被写体距離を表す距離データとに基づいて
補間演算を行い、新たなフォーカスデータを求める。こ
のフォーカスデータを請求項においては第2のフォーカ
スデータと呼称した。
【0050】なお、ズーム位置データが予め設定した焦
点距離に合致した場合は、メモリに記憶されている第1
のフォーカスデータを呼び出してそのまま第2のフォー
カスデータとして用いることができるため、実際には前
述の補間演算は不要となるが、区分位置からのズレ量0
の補間演算を行うものとし、この場合も請求範囲内に含
まれるものとする。
【0051】図8の場合、ズームレンズが停止した位置
が40mmと50mmの中間だとすれば、第2のフォー
カスデータは22と18の中間の20と求めることがで
きる。
【0052】次に、上記の制御を行う構成を図9のブロ
ック図により説明する。
【0053】41は各種の回路と接続されたCPUから
なる制御回路であり、前述の如く新たなフォーカスデー
タを演算する。42は実測したフォーカスデータを記憶
するE2PROMからなるメモリであり、図示していな
いカメラのDX接点等から入力することができる。43
は電池からなる電源であり、44はオートフォーカスに
より測距を行う測距装置である。45はオーバーランの
値を決定するために電源電圧や使用温度を検出するセン
サーである。
【0054】また、センサー45にて検知する内容は、
電源電圧や使用温度以外に、ズームレンズが上向きか下
向きかの姿勢を検知したり、出荷されてからのズーミン
グやフォーカシングの履歴(使用回数)を検知したりし
てもよい。また、例えばズーミング回数が1回〜300
0回のときはオーバーランの値はあまり変化しないが、
3000回を越えると劣化によりオーバーランの値が変
化するようであれば、ズーミングの回数を検知して反映
させてもよい。
【0055】次に、ズーミングを行うときは、ズームス
イッチZ−SWをオンさせると、ズームモータM1が回
転し、ズームレンズ鏡胴47が駆動される。この構成は
図4乃至図6に示した如きであり、この機械的構成と制
御回路41とを含めて請求項ではズームレンズ駆動制御
手段と称した。すると、請求項における検知手段であ
り、フォトインタラプタ等で構成された位置検知回路4
6にて前述の区分位置を検知してセンサー45の情報に
基づいたオーバーランの値とにより、制御回路41はズ
ームレンズが停止すべき位置を表すズーム位置データを
決定する。このズーム位置データと、メモリ42に記憶
されたフォーカスデータと、測距装置44からの距離デ
ータとにより制御回路41は新たなフォーカスデータを
演算する。そして、新たなフォーカスデータに基づいて
モータM2が回転し、フォーカスレンズ48を駆動す
る。
【0056】なお、前述のオーバーランの量に関して
は、電源の電圧や使用温度によって決定されるレンズ移
動量そのものをカメラ内のメモリに記憶しておいてもよ
いが、所定の電圧と所定の使用温度のときのレンズ移動
量のみを記憶し、それ以外のデータとしては使用条件に
よって異なる係数のみをメモリーに記憶するようにして
もよい。
【0057】例えば、電源電圧が2.8V、使用温度が
20℃のときの係数を1としたとき、他の条件の係数を
例示した表を表3に示す。
【0058】
【表3】
【0059】また前述の場合は、40mm,50mm,
60mmの各焦点距離毎に無限遠で最良のピントが得ら
れるフォーカスデータを実測したが、フォーカスデータ
を実測せずに工程のチェッカーに用いるパソコン等によ
って中間の焦点距離に相当するフォーカスデータを演算
することによって求め、表4の如く求めたフォーカスデ
ータを同様にカメラ内のメモリに記憶するようにしても
よい。この場合、フォーカスデータが直線に変化するな
らば、単純な補間演算でよいが、曲線で変化する場合に
はその曲線の式に基づいてパソコンで演算することにな
る。
【0060】
【表4】
【0061】更に前述の場合は、30mm,40mm,
50mm,60mm及び70mmにおいて、無限遠のフ
ォーカスデータのみをメモリに記憶したが、有限距離に
おけるフォーカスレンズの移動量をより正確に求めるた
めには、設計値に頼るのではなく、所定の近距離のフォ
ーカスデータも実測してメモリに記憶しておき、撮影距
離が無限遠と至近距離の中間のときは補間演算によって
フォーカスデータを求めることが望ましい。この1例を
表5に示すが、表5は無限遠と1mの間で5mのフォー
カスデータを補間演算した例である。
【0062】
【表5】
【0063】なお、以上の実施の形態においては焦点距
離が30mm〜70mmのズームレンズにて説明した
が、この焦点距離は1例であり、どのような焦点距離の
ズームレンズを用いてもよいことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】請求項1〜10のズームレンズ付きカメ
ラによれば、従来技術の如き面倒なFc調整やff調整
に関する機械的な調整が不要となり、所定の数のフォー
カスデータをメモリに記憶するだけでよいので製造工程
が簡略化され、また、カメラの完成後にピントに狂いが
生じたときも、カメラの外装部材を外さずにDX接点等
からメモリに記憶し直すことができるので、修理作業も
非常に簡単になった。更に、ff調整用の強度のある大
型の部品が不要になり、Fc調整用の部品も簡略化され
るので、カメラの小型化と低価格化に寄与することにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるズームレンズを短焦点に設定
したときのズームレンズ鏡胴の縦断面図である。
【図2】従来技術におけるズームレンズを長焦点に設定
したときのズームレンズ鏡胴の縦断面図である。
【図3】従来技術におけるズームレンズ鏡胴の主要部材
を示す分解斜視図である。
【図4】実施の形態におけるズームレンズを短焦点に設
定したときのズームレンズ鏡胴の縦断面図である。
【図5】実施の形態におけるズームレンズを長焦点に設
定したときのズームレンズ鏡胴の縦断面図である。
【図6】実施の形態におけるズームレンズ鏡胴の主要部
材を示す分解斜視図である。
【図7】フォーカスレンズの移動に関する説明図であ
る。
【図8】ズームレンズが停止する状況の説明図である。
【図9】実施の形態におけるブロック図である。
【符号の説明】
Fc 第1レンズ Rc 第2レンズ 1,31 フロント地板 3,33 カム筒 11,35 第1レンズ枠 13 シャッタユニット 26 駆動レバー 41 制御回路 42 メモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点調節を行うフォーカスレンズを有
    し、撮影倍率が変化するズームレンズと、 該ズームレンズを電動駆動させるためのズームスイッチ
    と、 該ズームスイッチの操作により前記ズームレンズを無段
    階に停止可能に駆動制御するズームレンズ駆動制御手段
    と、 前記ズームレンズの撮影倍率が変化する際に移動する移
    動部材の移動範囲を所定の数の領域に区分し、その区分
    位置を検知する検知手段と、 少なくとも前記区分位置に対応したフォーカスレンズの
    基準位置から所定の位置への移動量に関するデータから
    なる第1のフォーカスデータを記憶したメモリと、 前記検知手段が検知した区分位置と、前記ズームスイッ
    チの操作情報に基づいて、前記ズームレンズの推定停止
    位置を表すズーム位置データを決定するズーム位置デー
    タ決定手段と、 前記ズーム位置決定手段からのズーム位置データと、前
    記第1のフォーカスデータと、被写体距離を表す距離デ
    ータとに基づいて、フォーカスレンズの基準位置から所
    定の位置への移動量に関する第2のフォーカスデータを
    演算する演算手段と、 該第2のフォーカスデータに基づき前記フォーカスレン
    ズを駆動制御するフォーカスレンズ駆動制御手段とを備
    えたことを特徴とするズームレンズ付きカメラ。
  2. 【請求項2】 焦点調節を行うフォーカスレンズを有
    し、撮影倍率が変化するズームレンズと、 該ズームレンズを電動駆動させるためのズームスイッチ
    と、 該ズームスイッチの操作により前記ズームレンズを無段
    階に停止可能に駆動制御するズームレンズ駆動制御手段
    と、 前記ズームレンズの撮影倍率が変化する際に移動する部
    材の移動範囲を所定の数の領域に区分し、その区分位置
    を検知する検知手段と、 少なくとも前記区分位置に対応したフォーカスレンズの
    基準位置から所定の位置への移動量に関するデータと、
    前記区分位置以外の所定の位置に対して予め調整工程に
    て測定されたデータとからなる第1のフォーカスデータ
    を記憶したメモリと、 前記検知手段が検知した区分位置と、前記ズームスイッ
    チの操作情報と、予め測定され記憶されている前記ズー
    ムスイッチの操作終了から前記ズームレンズが停止する
    までの関係を示す移動情報に基づいて、前記ズームレン
    ズの推定停止位置を表すズーム位置データを決定するズ
    ーム位置データ決定手段と、 前記ズーム位置決定手段からのズーム位置データと、前
    記第1のフォーカスデータと、被写体距離を表す距離デ
    ータとに基づいて、フォーカスレンズの基準位置から所
    定の位置への移動量に関する第2のフォーカスデータを
    演算する演算手段と、 該第2のフォーカスデータに基づき前記フォーカスレン
    ズを駆動制御するフォーカスレンズ駆動制御手段とを備
    えたことを特徴とするズームレンズ付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1のフォーカスデータ及び前記第
    2のフォーカスデータは、フォーカスレンズを移動させ
    るための駆動パルス数、フォーカスレンズを移動させる
    ための所定の部材の回転数、フォーカスレンズを移動さ
    せるための所定の部材の回転角度、フォーカスレンズを
    移動させるための所定の部材の直進移動量の何れかに関
    するデータであることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のズームレンズ付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記第1のフォーカスデータは工程治具
    にて補間演算したデータを含むことを特徴とする請求項
    2に記載のズームレンズ付きカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1のフォーカスデータより前記第
    2のフォーカスデータの数の方が大なることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載のズームレンズ付き
    カメラ。
  6. 【請求項6】 前記移動情報は、電源電圧若しくは使用
    温度と、前記ズームスイッチの操作終了から前記ズーム
    レンズが停止するまでの移動量との相関を示す情報の少
    なくとも何れかであることを特徴とする請求項2に記載
    のズームレンズ付きカメラ。
  7. 【請求項7】 前記移動情報は、所定の電源電圧と所定
    の使用温度の場合を基準の係数とし、電源電圧と使用温
    度の変化に伴って異なる係数であることを特徴とする請
    求項6に記載のズームレンズ付きカメラ。
  8. 【請求項8】 前記第1のフォーカスデータ及び前記第
    2のフォーカスデータは、ズームレンズを無限遠距離に
    合焦させるためのフォーカスレンズの移動量であること
    を特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のズーム
    レンズ付きカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1のフォーカスデータはズームレ
    ンズを無限遠距離と所定の近距離に合焦させるためのフ
    ォーカスレンズの移動量であり、前記第2のフォーカス
    データはズームレンズを無限遠距離と前記近距離との間
    の任意の距離に合焦させるためのフォーカスレンズの移
    動量であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項
    に記載のズームレンズ付きカメラ。
  10. 【請求項10】 前記距離データは、自動測距装置によ
    り得られたデータであることを特徴とする請求項1〜9
    の何れか1項に記載のズームレンズ付きカメラ。
JP9221493A 1997-08-18 1997-08-18 ズームレンズ付きカメラ Pending JPH1164718A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326520A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Pentax Corp ズームレンズにおけるaf制御装置
US7045416B2 (en) 2000-12-20 2006-05-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of manufacturing ferroelectric capacitors for integrated circuit memory devices

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JP4628015B2 (ja) * 2004-05-12 2011-02-09 Hoya株式会社 ズームレンズにおけるaf制御装置

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