JPH1164178A - 密閉空間内のガス測定装置 - Google Patents

密閉空間内のガス測定装置

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JPH1164178A
JPH1164178A JP22270497A JP22270497A JPH1164178A JP H1164178 A JPH1164178 A JP H1164178A JP 22270497 A JP22270497 A JP 22270497A JP 22270497 A JP22270497 A JP 22270497A JP H1164178 A JPH1164178 A JP H1164178A
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Yoshihiro Kanazawa
義浩 金澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉空間内のガスの測定を高い精度で行なう
と共に、センサの劣化の少ない密閉空間内のガス測定装
置を得ようとする。 【解決手段】 密閉空間の壁に基体9を取付けて管状の
ロッド10をこの空間内に向けて縦動自在に支持する。
空間内にあるロッド10の端部に弁20を取付け、基体
9に弁20に対応する弁座を設ける。弁20に近いロッ
ド側面に窓21を開設する。ロッド内で窓21に対向す
る位置に、センサの受感部22aを取付ける。センサの
センサ部はロッド10の外端に取付ける。ロッド10を
連結部材18を介してアクチュエータ19で縦動させ
る。ロッド10と基部9との間に密閉空間と外部とを遮
断するベローズ14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸化エチレン滅
菌器中の湿度測定のような、密閉容器、密閉室等の密閉
空間内のガス測定に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】例として酸化エチレン滅菌器について説
明すると、酸化エチレンに滅菌作用を発揮させるには、
湿気の存在が必要である。この水分量は酸化エチレンに
対して25〜50%が適当で、80%になると滅菌効果
は得られなくなる。そこで滅菌作業時には、先ず滅菌器
内の空気を排出して真空状態にした後、噴霧状の水又は
水蒸気を送給して器内の湿度を高め、器内湿度を測定し
て湿度が適当になったときに加湿を止めて、酸化エチレ
ンのガスを送給して酸化エチレンに対して湿度が25〜
50%になるように調整していた。
【0003】この滅菌器内湿度測定のために、従来は、
湿度測定用ブリッジ回路を合成樹脂に包埋したセンサの
受感部を器内に露出させて設け、器外に設けたセンサの
測定部から受感部に電圧を加えて、湿度の多少による電
圧変動を測定して器内湿度の適否を判断していた。
【0004】この受感部は器内に常時取付けておくた
め、酸化エチレンを送給し滅菌を始めると、酸化エチレ
ンが受感部に付着してこれを侵蝕し、性能を劣化させる
のが避けられなかった。付着した酸化エチレンを除くに
は、受感部を加熱するとよいが、酸化エチレンは引火性
があるため、この作業は危険である。センサを外して安
全な場所で加熱作業をすれば危険は避けられるが、作業
が煩らわしい。
【0005】そこで、このような受感部の劣化を避ける
ため、図3のような構造が考えられた。図3は、酸化エ
チレン滅菌器の器壁の1部の縦断面図である。
【0006】この装置は、滅菌器1の器壁1aとこれを
囲む保温用ジャケット6とに取付けた導管2に、弁3を
介してセンサの受感部4を取付け、測定時にだけ弁3を
開いて、器内に送給した湿気を受感部4に通じさせ、器
内の湿度を知るものである。
【0007】湿度測定を終ったならば、弁3を閉じて受
感部4を滅菌器内と遮断する。次に酸化エチレンを送給
しても受感部は酸化エチレンに接触しないから、このガ
スのため受感部4の性能が劣化することはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように湿度測定
装置を構成すると、滅菌器1内の湿気は、導管2、弁3
を通ってセンサの受感部4に到達するため、前に入って
この通路に残っていた湿気のため、器内の新しい湿度の
測定が妨げられて測定が不正確になる。滅菌器に水分を
導入しながら、迅速に変化する湿度を、直ちに知ること
は困難であった。
【0009】ここに例として説明した酸化エチレン滅菌
器の他の密閉空間のガス測定においても、図3のような
構成では、大きな測定誤差を伴なうのは避けられない。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の測定装置は、
センサの受感部を密閉空間内に挿入される管状のロッド
の端部内に取付け、且つこのロッドの端部には弁を設
け、弁に近いロッドの側面で受感部のある位置には窓を
開設し、ロッドが密閉空間の壁に取付けた基体に支持さ
れて縦動するに伴なって弁が基体の通孔を開閉すると共
に、ロッドに設けた窓を密閉空間内に露出させ、又は密
閉空間と遮断するように密閉空間のガス測定装置を構成
してこの課題を解決したものである。
【0011】
【作用】ロッドを密閉空間内に進入させて弁が開くと、
ロッド側面の窓からガスがロッド内に進入して受感部に
接触し、ガスの状態を感知してこれを測定部で知ること
ができる。受感部は密閉空間内のガスに直接接触するか
ら、ガスの状態変化を迅速に且つ正確に測定することが
できる。測定しないときは弁を閉じて受感部とガスとを
遮断するから、受感部がガスに曝される時間を著しく少
なくする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
酸化エチレン滅菌器について略示する滅菌器壁の1部の
縦断面図である。
【0013】密閉空間を形成する滅菌器1の器壁1a
は、保温用の温水を充填されるジャケット6で囲まれて
いる。器壁1aとジャケット6とに孔7、8を穿設し、
これに基体9を嵌合して器壁1a、ジャケット6と気密
に溶接している。基体9には、管状のロッド10を挿通
した中央の孔11の両端に、滅菌器1側にはシール材1
2を嵌着し弁座を構成する大径部13を形成し、反対側
にはベローズ14を入れる大径部15を形成する。ベロ
ーズ14は、滅菌器1側の閉塞端14aをロッド10に
気密に接着し、開口端14bを端板16に気密に接着し
て滅菌器1内と外部とを遮断している。端板16の外側
には弾性材の緩衝板17を取付ける。ロッド10の外端
部には輪形の連結部材18の1端を取付け、連結部材1
8の他端はアクチュエータ19の駆動軸19aに結合す
る。ロッド10の滅菌器側端部には、シール材12に対
応する形の弁20が取付けてあり、弁20が開いたとき
滅菌器1内に露出するロッド10の側面には窓21を開
設し、その内方に湿度センサの受感部22aを取付け、
これに接続される測定部22bを、ロッド10の外端部
に取付けている。23はロッド10の縦動を案内するベ
アリングである。シール材12を大径部13に嵌着して
弁座とする代りに、弁20にシール材を取付け、大径部
13をこれに対応する形の弁座としても同効である。
【0014】以上のように構成するから、滅菌器内を真
空にした後、湿気を器内へ送給するときに、アクチュエ
ータ19により連結部材18を介してロッド10を滅菌
器1側に押出すと、図1のように弁20はシール材12
から離れ、ロッド側面の窓21が滅菌器中に露出する。
孔11を通っての湿気の漏洩や器内を真空にしたときに
外気が孔11を通って受感部に達することは、ベローズ
14のため阻止される。ロッド10の適当な滅菌器内突
出量は、連結部材18が緩衝板17に当接することによ
り規制される。これにより滅菌器1内の湿気が窓21か
らロッド内に入って受感部22aに接触し、湿度が測定
部22bから電気信号として取出される。
【0015】アクチュエータ19を逆に駆動してロッド
10を滅菌器1から引出すと、弁20がシール材12に
当接して湿気が基体9へ流出するのを阻止し、受感部2
2aは滅菌器内の湿気に接触しなくなって湿度測定は終
了する。
【0016】図2は図1と同様の第2の実施形態を略示
する縦断側面図である。図1と同等部分は同符号で示す
と共に説明を省略して次にこれを説明する。
【0017】ロッド10には緩衝板17の外においてピ
ストン25を結合し、これを嵌合させるシリンダ26を
緩衝板17を挟んで端板16に取付けている。27、2
8、29は緩衝板17、ピストン28、シリンダ26の
端板に取付けたシール材、30、31はシリンダ26へ
の圧力流体給排管である。32は、シール材27からの
漏洩を検知するための管で、漏洩検知器へ接続される。
【0018】管30から圧縮空気等の圧力流体をシリン
ダ26内に供給してピストン25を滅菌器側へ押してロ
ッド10を縦動させると、弁20が開き、窓22aを通
して滅菌器1内の湿度を測定することができる。
【0019】管31から圧力流体を入れて弁20を閉じ
ると、受感部22aと滅菌器内とを遮断し測定を停止す
ることができる。第1例のアクチュエータ19、連結部
材18の代りにピストン25、シリンダ26を使用し、
ベローズを使用しない外は、第1例と同様である。
【0020】ここに例示し説明した酸化エチレン滅菌器
の湿度測定装置は、最初に滅菌器中の湿度を測定した後
は、受感部が酸化エチレンに接触することがないから、
酸化エチレンを吸着することがない。従って受感部を加
熱して脱ガス処理操作をする必要がなく、脱ガス処理に
伴なう面倒な作業や危険を避けることができる。
【0021】本発明は、上記に例示した酸化エチレン滅
菌器に限らず、その他の密閉容器、密閉室等の密閉空間
内の温度、湿度、圧力の測定や化学変化の状態を知る装
置に利用して、これらの状態変化を迅速かつ正確に知る
と共にセンサを保護できる測定装置として使用できるも
のである。
【0022】
【発明の効果】
(1) 測定時にのみセンサの受感部を測定対象ガスに接触
させ、測定終了後は受感部とガスとを遮断するから、受
感部とガスとの接触時間を著しく短縮することができ
る。受感部がガスにより侵蝕されるものでは、受感部の
劣化を少なくすることができる。
【0023】(2) 酸化エチレン滅菌器のように、最初に
水分を器内に送給してその湿度を測定し、その後に酸化
エチレンを送給する場合は、センサが酸化エチレンに接
触することがなく、酸化エチレンのためセンサが劣化す
ることがない。受感部を加熱して脱ガス処理をする必要
がない。
【0024】(3) 目的ガス中にセンサの受感部を挿入し
て直接測定するから、迅速かつ正確な測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例として略示する酸
化エチレン滅菌器の器壁の部分縦断面図。
【図2】同じく第2例を示す同様縦断面図。
【図3】従来例として略示する酸化エチレン滅菌器の湿
度測定装置の器壁の部分縦断面図。
【符号の説明】
1 滅菌器 1a 器壁 2 導管 3 弁 4 受感部 6 ジャケット 7、8 孔 9 基体 10 ロッド 11 孔 12 シール材 13 大径部 14 ベローズ 14a 閉塞端 14b 開口端 15 大径部 16 端板 17 緩衝板 18 輪形連結部材 19 アクチュエータ 19a 駆動軸 20 弁 21 窓 22 湿度センサ 22a 受感部 22b センサ部 23 ベアリング 25 ピストン 26 シリンダ 27、28、29 シール材 30、31 圧力流体給排管 32 管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉空間を囲む壁に基体を気密に取付け
    て、密閉空間側端部をこの空間内に入れた管状のロッド
    を縦動自在に支持し、このロッドの密閉空間内にある端
    部に基体に形成した弁座に着脱する弁を取付け、この弁
    に近いロッド側面に窓を開設し、ロッド内には窓の位置
    にセンサの受感部を設け、ロッドの密閉空間と反対側端
    部にこの受感部に接続されるセンサのセンサ部を設け、
    ロッドを縦動させ弁を基体に着脱させてロッドの窓を密
    閉空間内に露出させ、又はこの空間内と遮断する駆動機
    構を付設した密閉空間内のガス測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005172A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Udono Iki:Kk 滅菌装置
JP2013120182A (ja) * 2011-12-09 2013-06-17 Chiyoda Electric Co Ltd 雰囲気計測装置

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JP2010005172A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Udono Iki:Kk 滅菌装置
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