JPH1164100A - 空間変調放射検出器 - Google Patents

空間変調放射検出器

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JPH1164100A
JPH1164100A JP10159816A JP15981698A JPH1164100A JP H1164100 A JPH1164100 A JP H1164100A JP 10159816 A JP10159816 A JP 10159816A JP 15981698 A JP15981698 A JP 15981698A JP H1164100 A JPH1164100 A JP H1164100A
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detector
substrate
radiation
charge carriers
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JP10159816A
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Maarten Kuijk
マールテン・クエイク
Paul Heremans
ポール・ヘレマンス
Daniel Coppee
ダニエル・コッペー
Roger Vounckx
ロジェ・フォウンクックス
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INTERUNIV MICRO ELECTRON CT VZ
Interuniversitair Microelektronica Centrum vzw IMEC
Universite Libre de Bruxelles ULB
Original Assignee
INTERUNIV MICRO ELECTRON CT VZ
Interuniversitair Microelektronica Centrum vzw IMEC
Universite Libre de Bruxelles ULB
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/1443Devices controlled by radiation with at least one potential jump or surface barrier

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で1チャンネル放射入力を検出可能とす
る放射検出装置を提供する。 【解決手段】 新規な放射検出器、放射原理および関連
する構造が、一般に半導体基板検出器、より詳細にはC
MOSに基づく回路として提供される。光学的検出器に
とって、基板の中性ゾーンにおいて吸収される光子は、
拡散により移動する電子正孔対を発生する。影マスク
は、入射光に対して、したがって、半導体基板中の吸収
光に空間的変調を与える。影マスクの周波数に対応する
空間周波数を有する少数キャリア分布における空間周波
数成分の大きさを測定することにより、高速の検出器が
考えられる。より高い空間変調周波数の影マスクは、よ
り高速のターンオフを与える。複数のこれらの検出器を
光ファイバーで組み合わせると、チップ間に高速並列光
学相互接続部を備える基本システムをつくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板の中
における放射の検出の技術分野に関する。より詳細に
は、この発明は、基板中における放射と拡散により発生
されるキャリアの空間的変調の時間差測定に関する。
【0002】
【発明の背景】シリコン、III−V半導体材料などの中に
構成される空間検知レシーバー光ダイオードにおいて光
を高速で受ける装置は、この技術分野で周知である。得
られた情報の流れは、しばしば、CMOSまたはBIC
MOSの回路において処理され使用される。このアプロ
ーチは、レシーバー(またはレシーバーダイオード)と
CMOS(またはBICMOS)回路のハイブリッド化
を必要とする。これは、システムの生産量を低下し、シ
ステムの価格をかなり高くする。たとえば、複数のCM
OS回路の間に並列の光学的相互接続部(interconnec
t)を組み立てるとき、光源と光検出器が必要である。
多数の検出器がこのCMOS回路構成と結合されねばな
らないが、これは困難である。CMOSにおける直接の
光の検出により、価格と信頼性を含む、ハイブリッド化
に伴う多くの問題が避けられる。しかし、周知のよう
に、CMOS回路における直接の光の検出は、検出器の
応答時間を低くする。"1 Gb/s Si high quantum effic
iency monolithically integrable 880 nm detector"
(Applied Physics Letters vol. 66 p.2984, 1995)に
おいてLivene et al.により述べられたように、典型的
な応答時間は200nsである。同じ文献は、標準のC
MOSの概念から大きくはずれることにより、より高周
波数(1Gb/s)での動作を示す。
【0003】直接光レシーバーシステムを組み立てるた
めの半導体基板における中性ゾーンを使用するときの典
型的な問題は、達成可能なビットエラー率が、前の光入
力パターンに依存して、基板中でその寿命の間に拡散す
る光誘起キャリアのために悪い(大きい)ことである。
しかし、異なった動作により、Ayadi et al.により”A
Monolithic Optoelectronic Receiver in Standard 0.7
-μm CMOS Operatingat 180 MHz and 175-fJ Light I
nput Energy”(IEEE Phot. Techn. Lett., vol. 9, 88
-90, 1997)によりごく最近示されたように、ただのC
MOSに基づいた検出システムを用いてより高速の動作
が可能である。しかし、Ayadiにより開示されている解
決法は、2つの光入力チャンネルを必要とし、これは、
多くの通信用途において実用的でない。
【0004】米国特許第4096512号は、この相互
にデジタル化されたPN接合光検出器(そのうち1個は
不透明材料により覆われる)を用いた光検出器を開示す
る。不透明材料により覆われる前記の光検出器は、暗電
流効果を除くための標準として用いられる。この文献
は、光検出器の暗電流を除くことを記載するが、光検出
器の応答を速くすることを記載しない。大きな「暗電
流」による鈍感さをなくすために、この文献は、2個の
比較的大きな交互嵌合PN接合を用い、そのうちの1つ
のPN接合は、不透明材料で被覆されている。その結
果、2個のPN接合は、ぴったりと一致した暗電流を有
し、そのうちの1個は、他方のみへの照明による電流を
決定するための基準として用いられる。不透明層を用い
るため、2個の伝導体の間で測定されるリーク電流は、
被覆される部分と基板からなる装置に対してと同様に、
被覆されない部分と基板からなる装置にて、「暗電流」
を表す。被覆される部分と基板からなる装置のリーク電
流は、被覆されない部分と基板からなる装置のリーク電
流から外部回路により減算される。これが意味するの
は、マスクされない検出器と基準検出器とがあるという
ことである。基準検出器のみが暗電流を有する。一般に
知られているように、暗電流は、冶金的な接合品質の関
数であり、したがって、(温度による非常にゆっくりし
た変化を除いて)DC値を有する。この文献の記載を用
いても、この暗電流の減算により、検出器のより速い応
答は得られない。DC値との減算は時間挙動を変えず、
オフセットを与えるのみである。
【0005】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、標準のCMOS
において製造可能な検出器などの、半導体に基づく検出
器において、高速で1チャンネル放射入力を検出可能と
する放射検出装置を提供することである。本発明の他の
目的は、高速応答と高速ターンオフ時間を有する放射検
出器を提供することである。本発明のさらに他の目的
は、基板から光で発生されたキャリアが、ビットエラー
率を低くすることなく、入力信号として使用される検出
装置を提供することである。本発明のさらに他の目的
は、影マスクにより光で発生されるキャリアの空間変調
を生成し、この光発生キャリアの空間変調を測定するた
めの光検出法に用いられる装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、基板の中で拡散する電荷キ
ャリアに鈍感な放射検出原理を提供し、そのような検出
器を、小さな間隔で小さなクロストークで非常に密に集
められることである。本発明のさらに他の目的は、非常
にコンパクトな光検出器で、検出器の非常に大きなパッ
キング密度のために、光ファイバーを用いてチップの間
の並列光相互接続部のための基本構成をつくる、標準の
CMOS技術における放射検出器を提供することであ
る。本発明のさらに他の目的は、基板から光で発生され
たキャリアが入力信号として使用され、同時に大きなパ
ワーサプライリジェクションレーショが得られる検出装
置を提供することである。
【0006】
【発明の概要】本発明は、時間に依存する強度を有する
放射のための検出器に関するものであり、時間に依存す
る強度を有する放射が吸収される半導体基板であって、
半導体基板に吸収された放射が空間的に変調され検出器
の中に少なくとも第1信号と第2信号をつくる半導体基
板と、前記の第1と第2の信号の時間挙動を比較し、検
出器出力信号を定義する周波数感知(frequency-sensiti
ve)回路とからなる。好ましくは、前記の放射が、少な
くともMHz周波数を有し、前記の検出器出力信号が少
なくともMHz周波数を有する。好ましくは、前記の放
射は前記の基板に電荷キャリアを生成し、放射により基
板に生成された電荷キャリアの密度は、前記の基板の少
なくとも1領域を遮蔽する空間マスクにより変調され
て、前記の放射が前記の領域において実質的に減衰され
る。好ましくは、前記の第1信号は、前記の信号により
直接に生成される電荷キャリアにより少なくとも部分的
に決定され、前記の第2信号は、前記の基板の中に生成
され前記の領域に拡散される電荷キャリアにより本質的
に決定される。前記の空間マスクは、少なくとも1つの
放射ブロック部分と、少なくとも1つの放射通過部分と
を備える。好ましくは、前記の放射ブロック部分と放射
通過部分とは、交互に存在する。好ましくは、前記の交
互に存在する部分の少なくとも1部がチェス盤の配置を
有する。
【0007】本発明による検出器は、さらに、前記の半
導体基板の中に少なくとも1つの第1領域と少なくとも
1つの第2領域を備え、第1領域と第2領域は、基板の
中に発生された電荷キャリアを集めるために適合され、
前記のマスクは、第2領域における電荷キャリアの発生
を実質的に妨げ、電荷キャリアは、放射により基板の中
に発生され第2領域に集められて、第2領域に拡散され
た電荷キャリアになり、前記の回路は、第1領域と第2
領域に接続され、第1領域に発生された電荷キャリア
は、第1の応答を有し、第2領域に発生された電荷キャ
リアは、第2の応答を有し、前記の回路は、第1応答と
第2応答の時間挙動を比較する機能性を備える。好まし
くは、前記の第2応答が前記の第1応答から減算され、
得られたパルスが周辺回路で処理される。好ましい実施
形態によれば、前記の第1領域と第2領域が前記の基板
とダイオードを構成し、この基板は、1導電型のドーパ
ントを有し、前記の第1領域と第2領域は、他の導電型
のドーパントを有する。好ましくは、前記の放射が、紫
外光から赤外光までの範囲の波長の電磁波であり、前記
の第1領域と第2領域は、n型シリコン基板の中のp型
領域、または、p型シリコン基板の中のn型領域であ
る。好ましくは、前記の回路が、デジタル非同期レシー
バーとして構成される。好ましくは、前記の回路は、前
記の第1領域と第2領域に同じ電圧を供給する電源を備
え、第1領域に当たる放射パルスが第1領域と第2領域
の間に電圧差を作り、この差がデジタル信号に変換さ
れ、このデジタル信号が、クロックにより決定される時
に前記の周辺回路に送られる。好ましくは、前記の周辺
回路、前記の回路および前記の基板が、シリコンチップ
に集積される。好ましくは、前記の回路が、デジタル非
同期レシーバーとして構成される。好ましくは、前記の
回路は、差動インピーダンス変換増幅器とコンパレータ
を備え、このコンパレータは、差動インピーダンス変換
増幅器の出力ノードでの電圧差を検知し、この電圧差
が、前記の第1領域に当たる放射パルスにより決定さ
れ、第1領域における第1信号と第2領域における第2
信号をつくり、前記の差が差動インピーダンス変換増幅
器に送られる。好ましくは、前記の周辺回路、前記の回
路および前記の基板が、シリコンチップに集積される。
好ましくは、前記の放射は、前記の電荷キャリアをつく
り、前記の検出器は、さらに、前記の半導体基板の中に
複数の第1領域と第2領域を備え、第1領域と第2領域
は、前記の電磁波により基板と第1と第2の領域の中に
発生された電荷キャリアを集めるために適合され、第2
領域における電荷キャリアの発生を実質的に妨げるマス
クを備え、電荷キャリアは、放射により基板の中に発生
され第2領域に集められて、第2領域に拡散された電荷
キャリアになり、前記の回路は、第1領域と第2領域に
接続され、第1領域に発生された電荷キャリアは、第1
の応答を有し、第2領域に発生された電荷キャリアは、
第2の応答を有し、前記の回路は、第1応答と第2応答
の時間挙動を比較する機能を備える。好ましくは、さら
に、前記のマスクに入射する放射を、前記の基板のマス
クにより妨げられていない部分の方に向ける手段を備え
る。好ましくは、前記の放射は、紫外範囲から赤外範囲
までの光であり、前記の手段がマイクロレンズを備え
る。好ましくは、さらに、少なくとも1つのイメージフ
ァイバーと前記の検出器に接合または当接する手段を備
える。好ましくは、前記の手段は、前記の基板に堆積さ
れた光学的フェースプレートからなる。
【0008】第2の目的として、本発明は、第1領域と
第2領域を有する基板に集積される検出器において高周
波放射を検出する方法に関し、この方法は、放射を実質
的に妨げられるマスクで第2領域を覆うステップ、放射
により第1領域と基板の中に発生された電荷キャリアを
第1領域の中に集め、これにより第1信号を発生するス
テップ、放射により基板の中に発生された電荷キャリア
を第2領域の中に集め、前記のマスクが第2領域におけ
る電荷キャリアの発生を実質的に妨げ、これにより、第
2領域に集められた電荷キャリアは、本質的に第2領域
に拡散された電荷キャリアであり、これにより第2信号
を発生するステップ、および周波数感知回路において第
1信号と第2信号を減算するステップからなる。
【0009】こうして、新規な放射検出器、検出原理お
よびこれに関連する構造が、一般に半導体基板検出器の
ために、特にCMOSを基にした回路のために提供され
る。光学的検出器について、基板の中性ゾーンに吸収さ
れる光子は、電子正孔対を発生し、電子正孔対は拡散に
より移動する。影マスクは、入射光、したがって、半導
体基板の中の吸収される光に対し空間的変調を与える。
影マスクの空間的周波数に対応する空間的周波数を備え
る少数キャリア分布における空間周波数成分の大きさを
測定することにより、高速検出器が得られる。より高い
空間的変調周波数を備える影マスクは、より速いターン
オフを与える。複数のこれらの検出器をイメージファイ
バーと組み合わせると、チップの間に高速並列光相互接
続部を構成する基本的システムが作られる。したがっ
て、この検出システムは、2つの検出器コンタクトを備
える。中間検出器コンタクトは、直接の時間応答からな
り、遅延された検出器コンタクトは、基板の中のキャリ
アの拡散からの時間応答を与える。これらの拡散するキ
ャリアは、光から生じ、したがって、「暗電流」とはみ
られない。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の詳細な説明において、単独
のnウエル技術を用いた標準のCMOSプロセスにより
製造されるチップにおける光検知に説明を限定する。当
業者は、本発明の使用と効果を、pウエル、2重ウエ
ル、BICMOS技術などの他の技術に拡大できる。頑
強で高速の基板検出器のためのいくつかのレイアウトと
製造法が含まれる。イメージファイバーとの組み合わせ
は、並列光相互接続部のために理想的に適したシステム
を実現する。
【0011】図1は、標準CMOSにおける光を検出す
るための困難に焦点をあてたものである。nウエルと、
高濃度のドープされたn+領域とp+領域との構成は、プ
ロセスの定義に含まれるものとする。基板は、pで軽く
ドープされるものとする。通常は、n+領域は、NMO
Sトランジスタのためのドレーン領域とソース領域とし
て、そして、nウエルに接触するためのストラップ部と
して用いられる。逆に、p+領域は、通常は、PMOS
トランジスタのためのドレーン領域とソース領域とし
て、そして、基板へのストラップとして用いられる。図
1において、右側の構成17は、検出器として使用でき
る。nウエル15は、ストラップ部12により、固定電
圧たとえばVccにバイアスされる。このnウエル15
は、上側の薄いp+領域13と共に、フォトダイオード
をつくる。アノードすなわち領域13は浮動端子であ
り、カソード領域15は固定される。光がこの構成に入
射すると、電子正孔対が領域13,15の中と基板16
の中に発生される。基板の中の光により発生されるキャ
リア(以下、光発生キャリアという)の1部が、領域1
5/16の間の接合に拡散する。領域15の中の光発生
キャリアのほぼ半分が、接合15/16に拡散し、他の
半分は、接合13/15に拡散する。層13からの光発
生キャリアの多くは、接合13/15に達する。端子V
det2は、接合13/15に達するキャリアのみを感知す
る。接合15/16はACで短絡されているので、この
接合に達するキャリアは感知されない。こうして、基板
16に吸収されるキャリアは検出器信号に加えられな
い。より小さな寸法の将来の技術では、nウエルはより
薄くなり、したがって、吸収されたより少ないキャリア
は、検出器信号に寄与するだろう。まとめると、この検
出法を用いて、低い量子効率を生じる。
【0012】他方、基板からの光発生キャリアを使用す
ることを考える。これは図1に示され、左側の構成18
は、nウエル10とn+ウエル11を用いる。検出器接
合は、基板16と領域10との界面で形成される。領域
11は、端子Vdet 1への接続を容易にし、そのより高
いドーピングにより、領域10に並列に領域11の面積
(square)抵抗を低くする。この検出器の光電流に寄与す
るキャリアは、nウエル10または基板16の中に光で
発生される。このシステムは、右側の構成17より量子
効率は高いが、しかし、応答は遅い。さらに、問題は、
隣接する検出器領域からの光発生キャリア、すなわち、
いずれかの源から生じる少数キャリアも感知することで
ある。他の検出器の配置は、基板の中の拡散性キャリア
を検知するものであり、当業者により組み立てられ、ま
た、文献において知られている。nウエル10を除くこ
とはオプションである。その場合、n+領域11のみが
基板からキャリアを集める。他のオプションは、寄生C
MOSバイポーラトランジスタを含む配置を用いること
である。発明の次の好ましい実施形態は、以下に詳細に
説明される。
【0013】図2のAにおいて、領域25、26、27
と領域37、38、39は、基板からくる少数キャリア
を含む少数キャリアを検出することを意図する。入射光
は、影マスクを形成する不透明素子29、30、31に
より部分的に遮蔽される。その結果、光発生キャリアの
密度は、影マスクに対応して変調される。参照数字2
1,22,23は、光発生キャリアの雲をさし、きわめ
て短時間の光パルスの吸収のすぐ後で存在する。図2の
Bは、基板の中性ゾーンにおける表面の下にある面にお
いて、光発生キャリアの密度をX方向に対して示す。こ
こで、入射光はちょうどto前に与えられた短い光パル
スからなると仮定する。toで、曲線32は、少数キャ
リアの分布を示す。この曲線の変調の深さは、本質的に
100%である。時がたつと、分布は、より目立たなく
なり、変調深さは、全方向においてキャリアの拡散によ
り減少する。これは、時間t 1、t2、t3、t4におけ
る曲線33、34、35、36により示される。時間t
4において、キャリア濃度についての変調は、ほとんど
完全に消えてしまう。
【0014】また、少数キャリアの密度の平均値は、い
くつかの機構により時間に対して小さくなる。第1に、
キャリアは、検出器に集められるので、そこで消える。
第2に、キャリアは、再結合により消え、第3に、キャ
リアは、検出器の範囲を越えるかなり広い領域に広が
る。図3のAにおいて、曲線50は、光パルスを示し、
oのすぐ前で最大になる。照明された検出領域25、
26、27を通る電流は、曲線51により時間に対して
示される。一般にキャリア収集のための基板を用いた検
出器の応答時間は、本質的に同じである。ここでの典型
的な問題は、遅いターンオフ時間である。影となった検
出領域37、38、39を通る電流は、曲線52で表さ
れる。キャリアがこれらの領域に達する前に拡散せねば
ならないので、電流は光パルスに対して潜在性をもって
応答する。ターンオフは、曲線51でのターンオフと本
質的に同じである。ここで、照明された検出器領域2
5、26、27を中間または直接検出器または直接検出
器領域と定義し、影になった検出器領域37、38、3
9を遅延検出器または遅延検出器領域と定義する。
【0015】中間または直接の検出器領域と遅延検出器
領域とが同じであるとき、曲線51と52のしっぽの部
分は、少数キャリア密度に変調深さがない時から共に低
下する。これは、本質的に時間t4からである。しか
し、時間t3から、空間的変調は、すでに非常に遅く、
曲線51と曲線52の間の差はその結果として小さい。
曲線52から曲線51を減算することにより、曲線53
が得られる。得られた曲線53のターンオフのしっぽ
は、曲線51からのターンオフのしっぽよりずっと速く
減少する。その結果、パルス53の幅はずっと短くな
り、全体の応答時間は大きく増加される。この検知方法
は、非常に頑強である。キャリア生成の事象(たとえば
光の吸収)の後での拡散距離
【外1】 と時間tとの間の関係は、二極性の拡散係数Dを用い
て、次の通りである。
【0016】
【数1】 たとえば3nsの時間の後で、軽いpドープ基板におけ
る電子は、(38.8cm2/V/sの二極性拡散係数を仮定し
て)3.4μmの平均距離で拡散する。ある時間におけ
るキャリアの分布は、時間が経つにつれ拡散する。時間
に対して分布を計算する1つの方法は、初期分布をガウ
ス分布で、本質的に
【数2】 のシグマパラメータを用いてたたみ込み計算をすること
である。本発明では、キャリア分布のより高い空間周波
数成分の大きさのみを測定せねばならない。光発生キャ
リアの分布においてより高い空間周波数成分を発生する
ことは、前に述べた影マスクを用いて作業することであ
る。検出器応答は、いま、少数キャリア分布(その空間
周波数は影マスクに対応する)における空間的周波数成
分の時間対大きさにより定義される。
【0017】その結果、無限小の入射光パルスは、検出
器応答パルスを伝え、その幅は、影マスクの空間周波数
の選択により調節できる。影マスク層の高い空間周波数
は、より短い応答パルスを与え、影マスクのより低い空
間周波数は、より長い応答パルスを伝える。基板のより
深い領域からの光発生キャリアは検出された信号電流に
含まれるので、より長い応答パルスは、時間で積分され
ると、より大きな信号を与える。キャリアが隣のレシー
バーからくるとき、移動時間は、キャリアがその空間情
報を保持できる時間よりずっと長いので、空間情報を持
たない。これは、隣の検出器とのクロストークと、基板
中を拡散し動いていく少数キャリアとに対する非常に高
い免疫を与える。入射するα粒子により発生される電子
正孔対は、高い空間周波数分布を生じない。したがっ
て、この現象に対して、ある免疫が期待される。本発明
の原理を用いない基板検出器は、キャリアによって発生
されるα粒子を集め、これを入射光と解釈する。
【0018】図4は、本発明による検出器領域をレイア
ウトする可能な方法を与える。中間検出器領域71のた
めの指状のパターンを用いて、領域70は、遅延検出器
領域のためであり、影マスク72(好ましくは不透明)
は、領域70の上にある。領域70、71からの応答
は、この構成の好ましくは非常に近くに位置される回路
において減算される。より速い検出器は、3つの領域7
0、71、72のためのより小さい指を用いて達成され
る。より大きい検出器領域が好ましいときは、指パター
ンは、設計者の必要に応じて任意の方向に延長できる。
図4において1つの中間検出器領域、1つの遅延検出領
域および1つの影領域のみが示されているが、多数の交
互の領域を設けてもよい。これらの領域は側部で連結さ
れる。光ブロック領域と光透過領域とを交互に効果的に
設けることは、検出器を適当に動作させる。並列の円状
検出器領域を備えた円い検出器は、参照のために図4の
Bに示される。領域74は、中間検出器領域として用い
られ、領域75は、遅延検出器領域として用いられる。
2つの領域の信号の差は、有用な検出器信号を与える。
領域73は、影マスク領域である。
【0019】図4のCに示されるように、極限におい
て、非常に単純な構成が光発生キャリアの空間分布の測
定法を与える。中心エリアに当てられた光は、中間検出
器77により感知され、検出器領域76での遅延された
信号は、それから減算される。図4のCの構成は、与え
られた検出器速度のための寸法に検出面積を制限する。
単一モードのレシーバーを含むいくつかの用途におい
て、これは十分である。留意されるべきことは、中間検
出器と遅延検出器は異なった面積を備えていてもよい。
その場合、減算は、引き続く信号処理において、重み付
け減算で置き換えられねばならない。すなわち、この好
ましい構成は、中間検出器と遅延検出器の両方に対し
て、上述の面積を同じに設計することであり、また、同
じ容量を設計することである。図4のAの指状の構成
は、したがって、図4のBと図4のCの円状構造よりも
好ましい。2つの検出器面積について同じ容量を持つこ
とは、続くアナログ信号処理をより単純にし、より頑強
にする。
【0020】意図される空間周波数を持つ光入力パター
ンは、影マスク、グレーティングまたは他の光学システ
ムにより作成できる。より好ましい方法は、CMOSプ
ロセスにおいて用意される金属層のなかの1つを用いる
ことである。これは、追加の処理ステップや光学システ
ムを必要とせず、システムのコストを低く保つ。影マス
クは、標準的な電池の定義の1部であっていてもよい。
上述の説明は、提案されたシステムの光インパルス応答
に関するものである。しかし、留意されるべきことは、
システムのインパルス応答を持つとき、光入力パターン
への応答は、(線形性を仮定して)計算できることであ
る。こうして、連続的な光入力も、かなりの出力信号を
与えることが証明できる。ここで、インパルス応答パル
スより短い出力パルスを期待するとき、唯一の制限は、
高周波端にある。出力パルスは、任意の線形システムに
おける場合のように、システムのインパルス応答パルス
幅より短くできない。
【0021】減算は、光で発生されたキャリアの密度の
変調に比例する信号を発生する最もまっすぐな方法であ
る。図5は、デジタル同期レシーバーのための好ましい
回路を示す。ダイオード86,85は、それぞれ、中間
検出器と遅延検出器を示す。それらのカソードノード8
8、87での電圧は、クロック信号C1Aに対応して、
スイッチ82、81により、ノード83からの基準電圧
refにリセットできる。もし中間検出器86が光を受
け取ると、時間に対するそのカソード電圧88は、遅延
検出器85におけるカソード電圧87より速く小さくな
る。光が入射しないとき、両カソードノード87、88
における電圧は、同じにとどまるか、両検出器に等しく
達する(前の光入力からの)拡散性キャリアのために同
時に低下する。アンバランスブロック84は、光を検出
するときと反対方向での差を与えることを意図する。こ
れは、遅延検出器85における電圧の小さな差を与え
る。このように、光が入射しないとき、検出器信号は、
同じでなく、異なる。光パルスが当たるとき、その信号
は、十分大きく、ブロック84により発生されるインバ
ランスよりも強くなければならない。センス増幅器は、
その出力91、92で演算のデジタル結果が与えられる
ように、(信号89により要求される時に)ノード87
と88での電圧差を非常に強く増幅する。出力91、9
2は、CMOSチップでさらに使用するためにデジタル
情報を伝える。出力91が高いとき、光パルスが検出さ
れ、出力92が高いとき、光パルスが検出されない。出
力92は、オプションであり、91の出力の反転を与え
る。
【0022】図5の全体の構造は、単独光チャンネルを
用いるが差動読出原理を用いたデジタル光レシーバーを
つくる。差動読出は、デジタル回路における電力供給ノ
ードに典型的に存在するピークに対する強い免疫を与え
る。これらのピークは、両検出器とセンス増幅器の両側
に等しく影響するので、それからの影響は制限される。
【0023】図6は、図5に図式的に示される回路の標
準の0.8μmCMOS技術における好ましい例であ
る。トランジスタと技術とが200MHzの速度での光
の入射を可能にする。より高い速度は、より小さい寸法
の技術を必要とする。すべてのNMOSとPMOSのト
ランジスタは、0.8μmのゲート長を有するが、例外
としてPMOSトランジスタM10は、10μmのゲー
ト長を有する。トランジスタのゲートの幅は、すべて図
6に示される。中間検出器ダイオード86は、D1と名
づけられ、遅延検出器ダイオード87は、D2と名づけ
られる。NclockA94がデジタルの低レベル状態
(0V)にあるとき、基準電圧Vref83は、スイッチ
82と81、図6においてPMOSトランジスタM7と
M8によりダイオードD1とD2に加えられる。
【0024】トランジスタM1〜M6、M9は、図5に
おいてブロック90で表されるセンス増幅器を作る。N
BlockB97は、デジタルで高レベルにあるとき、
センス増幅器の状態をリセットする。NClockB9
7が低レベルになるとき(立ち下りエッジ)、トランジ
スタM10によりセンス増幅器に注入されるアンバラン
ス電流を考慮して、2つの検出器のカソードD1とD2
での電圧レベルの間で比較が行われる。ノードアンバラ
ンス(unbalance)93での電圧レベルを調整することに
より、アンバランスの正確なレベルが調整できる。図5
において、アンバランス84は、検出器ノード87に加
えられ、図6において、アンバランスは、トランジスタ
M2のドレーンでセンス増幅器の内部で加えられる。後
者の方法で、アンバランスは、NClockAが高レベ
ルである期間には依存しない。比較の結果は、NClo
ckB89がデジタルの低レベルにある限り、相補性の
出力91と92で読み出される。
【0025】図7は、図6から回路のスパイス(Spice)
シミュレーションを与える。ここに、クロック信号8
3、94は、共に結合されて1つのクロックをつくり、
さらに、クロック信号と呼ばれる。インピーダンス検出
器と遅延検出器の容量は、ともに100pFであると仮
定される。基準電圧Vrefは、3.5Vであり、Vcc電
源電圧は5Vである。端子93でのアンバランス電圧は
3Vに選択される。クロックに加えられる電圧は曲線4
2により示される。クロックが高レベルであるとき(周
期140、142、144)、システムは入射光を検出
する。これらの期間の間に、検出器は、カソード上のす
べての検出されたキャリアを蓄積し、カソードノードで
の電圧を低下する。曲線131は、中間検出器のカソー
ドでの電圧を表し、曲線130は、遅延検出器のカソー
ドでの電圧を表す。また、これらの期間の間、センス増
幅器はリセットされ、これは、センス増幅器の内部スイ
ッチノード96、95での電圧を表す曲線133と13
4に示される。クロックがデジタルの低レベルにあると
き(期間141、143、145)、センス増幅器は、
(M1とM2を通って電流に変換された後で)検出器で
の電圧の差を増幅し、デジタル電圧レベルに変える。ト
ランジスタM10をとおして、(端子93を介して)制御
されたインバランスを与えることを意図された電流は、
また、この評価に含まれる。これらの期間141、14
3、145の間に、検出器のダイオードでの電圧は、こ
のシミュレーションにおいて3.5Vに選択されている
refに強制される。検出器での電圧は、このように、
続くビットを受け取るために用意されている共通の開始
位置にリセットされる。
【0026】期間140の間に、キャリアは、どちらの
検出器のダイオードでも集められない。曲線130と1
31は、一定のままである。評価期間141の間に、ノ
ード96での電圧は増加し(曲線133)、出力(Q)91
は、デジタルの低レベルになる(曲線136)。相補性出
力(NQ)92は、デジタルの高レベルのままである(曲線
135)。期間142の間に、キャリアは、中間検出器
で検出され(光入力をシミュレートし)、中間検出器の
カソードで電圧を低下する。したがって、電圧131は
著しく下がる。次の評価の間に(期間143)、光が入射
することが決定され、端子91で高出力状態を生じ(曲
線136)、出力92で低出力状態を生じる(曲線13
5)。続く期間144の間に、光は入射しない。しか
し、前のサイクルからのキャリアは、なお動いていて、
遅延検出器と中間検出器の両方で検出されている。この
ため、両検出器での電圧(曲線131と130)は、同じ
割合で減少する。評価の間に(期間145)、光が入射し
ていないことが決定され、端子91に低出力状態を、端
子92に高出力状態を生じる。この回路の正確な使用に
依存して、単独のまたは2つの別々のクロックを使用す
ることが決定される。反復する同期ビット検出を用い
て、単独のクロックのオプションを用いることが単純性
の理由のため好ましい。
【0027】図8は、デジタル非同期光レシーバーを得
るための好ましい方法を示す。十分な差動OTAまたは
OPAMP111は、インピーダンス105、104と
ともに差動インピーダンス変換(trans-impedance)増幅
器をつくるように形成され、高い電源ノイズ免疫を特徴
とする。出力ノード106と107での電圧の差は、イ
ンピーダンス検出器100と遅延検出器102を通して
の電流の差に比例する。比較器108は、出力110で
の高レベルと低レベルとを区別するため、この差が所定
のインバランス109より大きいか否かを判断する。図
5と図8の好ましい回路は、中間検出器と遅延検出器と
からの信号を間接的に減算する。図5の回路において、
この差は、クロック89の要求でデジタル信号として現
れる。図8の回路において、ノード107と106の間
の電圧差は、中間検出器と遅延検出器からの電流差の直
接的基準である。
【0028】
【発明のいくつかの可能な用途の説明】イメージファイ
バーは、医学用撮像において周知であり、なかでも内視
鏡において使用されている。イメージファイバーは、光
入力イメージと光出力イメージとの間に1対1の相関を
持って、1つの場所から他の場所へイメージを伝送す
る。本発明の検出器のアレイは、50ミクロンまたはそ
れより短いピッチのアレーに、非常に密に配置できる。
図9は、そのような検出器のアレイがイメージファイバ
ーとともにどのように並列光学的相互接続部の基本構造
を作るかを示す。CMOSチップ129での基板検出器
123のアレーに、レンズまたはテーパーを用いずにイ
メージファイバーを接することにより、並列光学的相互
接続部が形成される。膠または接着剤122は、しっか
りした構造を製造する手段をつくる。チップパッケージ
の当業者は、どの膠が使用でき、どのようにして整合が
得られるかを知っている。
【0029】直列の相互接続部のため、検出器は、多く
の用途、特に光ガイド媒体としてPOF(プラスチック
光ファイバー)が使用される用途で使用できる。POF
の用途で使用される光の波長は、POFにおける吸収が
標準の(長い)通信波長では高すぎるので、典型的には8
60nmまたは635nm(赤)である。2つの場合で、
本発明の検出器は、測定により示されるように、よく動
作する。したがって、この検出器は、POFファイバー
を検出器に単に当てることにより、直列の光学的相互接
続部用途において使用できる。レンズは、より小さい検
出器でファイバーからの光を集めるために使用できる。
CMOS検出器/レシーバーチップは、情報処理におけ
る続くストリームにおいて使用される任意の量のエレク
トロニクスを収容できる。このように、検出器のリード
は、余分なノイズを拾ったり余分な寄生容量を与えるM
CMまたはプリント基板の上を通る必要はない。こうし
て、より小さい雑音とより低い全体のコストで検出器の
読出電圧を改善する。
【0030】CD−ROMとデジタルディスクリーダー
(DVDリーダー)のためのピックアップヘッドは、いく
つかの光検出器を含む。これらの検出器は、レンズの配
置のためのフィードバック信号を発生でき、ヘッド位置
を調整でき、ディスクから高ビットレートの光学データ
ストリームを受けとることができる。(フレキシブル)
プリント基板を介して接続される別々の集積回路は、検
出器信号を集め、処理する。
【0031】本発明において、これらの検出器は、アナ
ログ処理機能および可能ならデジタル処理機能とともに
1個のCMOSチップ上に集められる。検出器とモノリ
シックに集積された前置増幅器の存在により、検出器ノ
ードでの低い容量を達成できる。より速く、および/ま
たは、より感度の高い、検出器とレシーバーのよりよい
組み合わせは、達成可能である。少なくとも、生産コス
トは、このCMOSオプションを用いて著しく減少でき
る。電流絶縁に一般に用いられる光カプラ−は、本発明
を用いてかなり改善できる。通常は、光カプラ−は、光
トランジスタ上に焦点を合わせるLEDからなる。明確
なデジタル信号を発生するために、プリント基板が1以
上の余分の部品を含むことが予期される。本発明では、
レシーバー側は、光検出器とともにCMOSに組み込ま
れる。さらに、光を受け取るCMOSチップは、プリン
ト基板上でさらに使用するために、デジタル信号への変
換を含むことができる。これは、TLLまたはCMOS
のレベルへの変換を含む。伝送ラインを駆動する回路
は、高速演算のために、または、より長い伝送ラインを
駆動するために、含めることができる。そのような追加
の機能は、電子システムを構成する部品の数を減少す
る。増幅するレシーバーを用いると、光カプラーにおい
て、より低い入力レベルで十分になる。これは、送出側
でLEDの必要な駆動電流を、数mAまで低下する。低
パワーの光カプラーは、こうして、低コストで達成でき
る。光カプラーシステムにおいて用いられる本発明の検
出器の高速性能は、現在または将来のビットレートのた
めに有用である。
【0032】
【ベストモードの説明】発明のベストモードの説明にお
いて、検出器領域の好ましいレイアウトは、図10にお
いてチェス盤のパターンで表される。中間検出器領域1
50と遅延検出器領域151の領域は、X、Y方向に交
互にある。遅延検出器領域は、マスク(遅延検出器領域
151のためのマスク領域152)により影にされてい
る。これらの領域は、好ましくは正方形であるが、長方
形を含む任意の形状をとることができる。マスク領域
は、遅延検出器領域を覆わねばならない。中間検出器コ
ンタクト153と遅延検出器コンタクト154を得るた
めに、標準CMOS技術において使用されるもう1つの
金属レベルが、配線手段として使用される。たとえば、
配線のための金属1と、影マスクのための金属2が使用
できる。図10において、可能な配線レイアウトは、す
べての中間検出器領域とすべての遅延検出器領域とを結
合する実線155と156により示される。この「チェ
ス盤」レイアウトは、指構造よりも、全方向においてよ
り良い対称性を与える。
【0033】入射光を部分的に遮蔽する影マスクは、金
属から製造できる。標準CMOSにおいて、マスキング
の目的のため、例えば金属2を選択できる。その場合、
マスキングは反射により達成され、反射された光は検出
器のために失われる。光パルスを発生する光源がレーザ
ーであるなら、検出器で反射された光は部分的にレーザ
ーに戻り、レーザーの不安定性を生じる。より高い応答
性のために、図11に3つのリサイクルのオプションが
示される。図11のAにより表される第1の構成は、検
出器の上が自然のエッチにより粗くされることを必要と
する。CMOSを用いるとき、トップパッシベーション
膜は、こうして粗くできる。影金属29に入射する光子
160は、粗い表面162と影金属29の間のゾーンに
入り、半導体表面に達するまで、表面162と29の間
ではねまわり、半導体表面は、そのより高い屈折率によ
り光子を容易に吸収する。軌跡163は、光子160の
ための可能な道を示す。粗くされた表面162は、光子
の方向をはねまわるたびに変え、光子のアウト(out)カ
ップリング確率を低下する。光子161は、中間エリア
に入射し、その軌道164は、光子がどのように半導体
基板の中に入るかを示す。このように、この発明の検出
器の応答性は、50%を越えて改善されることが予期さ
れる。この粗い表面で反射された光は、すべての方向に
散乱され、上述のレーザー不安定性が避けられる。
【0034】第2の構成は、図11のBに示され、検出
器エリアの上がマイクロレンズで覆われることを必要と
する。これらは、ここで参照により本明細書に組み込ま
れるEP特許0753765号により知られているよう
に、CMOSのパッシベーション層176の上に、光レ
ジストのリフローにより得ることができる。もしパッシ
ベーション層すなわち誘電層が存在しないならば、スピ
ンコーティングを含む、文献に知られた方法で、1つの
層が追加できる。全部の中間検出器エリアの上に、レン
ズが存在し、隣の遅延領域を越えて広がる。レンズに入
る光子は、中間領域の上であれ(光子165)、遅延領域
の上であれ(光子166)、その径路は、本質的に中間ま
たは直接の領域に向けて再指向される。軌道168と1
69は、それぞれ、この再指向を示すためのものであ
る。指構造を用いるときは、円筒レンズが最も良く作動
し、チェス盤パターンのレイアウトは、球状レンズによ
り最も良く役立つ。マイクロレンズの間に入ってくる光
は取り戻せないので、隣接するレンズは、それらの間に
できるだけ空間を残さないようにするべきである。
【0035】第3の構成は、図11のCにより表わさ
れ、少なくとも遅延検出器領域の上に、グレーティング
がエッチされることを必要とする。これは、CMOSに
おいて存在するパッシベーション層におけるように、上
誘電層においてなすことができる。グレーティング17
1に入る光170は、入射方向と異なる1以上の方向に
分散される。与えられた例において、2つの方向が示さ
れ、ともに、最後に中間半導体領域(軌道173、17
4)で終わる。中間領域に最初に入る光172は、再指
向なしに中間半導体ゾーンに入る。測定が、本発明の原
理にしたがって製造された検出器、および、デジタル同
期レシーバーに接続された検出器でおこなわれる。この
検出器は、3つの中間の指と3つの遅延の指を備える。
遅延の指は、12ミクロンの指の幅で金属2により覆わ
れ、影マスクとして用いられる。0.8ミクロンのAM
Sからの技術において、指は、8ミクロンの幅と12ミ
クロンのピッチを有する。全体の検出器の面積は、約7
0×70平方ミクロンである。nウエルの深さは約3.
5ミクロンである。測定結果は、中間検出器電流と遅延
検出器電流の間の差である有効電流を示す。測定された
応答性は、波長860nmで赤(635μm)に対して
0.132A/Wの光について0.05A/Wである。こ
れは、6.9%と25%の量子効率に対応する。
【0036】図12は、動的応答が平らであることと3
dBのビットレートのレベルを示す。860nmについ
て(曲線181)、3dBのビットレートは、300Mbit
/sであり、また、635nmについて(曲線180)、3
dBのビットレートは、510Mbit/sである。これらの
ビットレートは、多くの用途ではすでに十分高い。より
高い3dBのビットレートは、より短い指のピッチを用
いて達成できる。検出器は、極端に小さい容量値を有し
ていて(測定された寄生エリアと周辺容量値から3.8
Vで50fF)、これは、非理想的な量子効率を考慮し
ても、読取電圧をよくする。
【0037】図13の曲線182は、860nmで同期
レシーバーを動作させるための平均光パワーを示す。1
80Mbit/sは、860nmの光で容易に達成できる。ビ
ットレートは、ここでは、検出器ではなく(検出器は3
00Mbit/sまで動作するので)、レシーバーにより制限
される。これは、シミュレーションから予想される20
0Mbit/sよりわずかに低い。155Mbit/sでは、約5.
5マイクロワットの平均光パワーが、任意の入射するビ
ットシーケンスで、レシーバーを良く動作させるのに十
分である。特殊なレシーバーの実験が、最も困難なビッ
トシーケンス(1つの"1"の後で多数の"0"が続き、1
つの"0"の後で多数の"1"が続く)を示すためになされ
た。したがって、3000まで"0"が測定された後で1
つの"1"を受け取る感度が測定され、同じであることが
わかった。逆に、3000の"1"が続く"0"の受信に影
響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 単独nウエルCMOS技術のため基板の断面
を示し、ここに、部分18において、nウエル10は基
板16とともにフォトダイオードをつくり、部分17に
おいて、nウエル15はp+層13とともに、基板16
の中に光で発生されたキャリアを感知しないフォトダイ
オードをつくる。
【図2】 説明のための、(a)光吸収の直後での吸収
されるキャリア(ゾーン21〜23)の空間的依存性を
示す検出器の断面、照明されるエリアに位置される中間
検出器領域または直接検出器領域と、影マスクの影の中
に位置される遅延検出器領域、および(b)少数キャリ
アの遅延と拡散を示す5つの瞬間t0、t 1、t2
3、t4における少数キャリアの空間的密度を示す、発
明の好ましい実施形態の図式的な図である。
【図3】 (a)本発明の好ましい実施形態の光検出器
の中間または直接の検出器領域(電流51)と遅延検出
器領域(電流52)での光入力パルスに対する、電流対
時間応答の図(5つの瞬間t0、t 1、t2、t3、t4
示される)と、(b)電流51,52の間の差53を示
す。
【図4】 (a)中間検出器領域71、遅延検出器領域
70および影マスク72を指混合形状で示す好ましいレ
イアウト、(b)中間検出器領域74、遅延検出器領域
75および影マスク73を同心円で示す円状のレイアウ
ト、および(c)中間検出器領域77、遅延検出器領域
76および影マスク78を2つの同心円ゾーンで示す円
状のレイアウトを示す。
【図5】 クロック動作されるセンス増幅器を含むデジ
タル同期レシーバーの好ましい回路を示す。
【図6】 図5と本質的に同じであるデジタル同期レシ
ーバーの詳細な具体的構成を示す。
【図7】 図6の回路のスパイス(Spice)シミュ
レーションを示す。
【図8】 非同期前置増幅器と、接続される比較器とを
備えるデジタルレシーバーの好ましい回路を示す。
【図9】 本発明の種類の検出器のアレイに当接される
イメージファイバーを含む並列光相互接続部のための好
ましいシステムを示す。
【図10】 チェス盤のトポロジーにおける中間(15
0)または直接、および遅延(151)の検出器領域の
好ましいレイアウトを示す。
【図11】 (a)好ましい方法、すなわち、粗い表面
により、(b)マイクロレンズにより(b)、および、
(c)グレーティングにより、遮蔽される領域に入射す
る放射を向ける方向を変えることにより、本発明の検出
器の応答性を増大する3つの方法を表す。
【図12】 本発明の好ましい実施形態による検出器を
用いたビットレートに対する、応答性の測定を表す。
【図13】 本発明のベストモードの実行による検出器
とモノリシックに集積される同期レシーバーの速度に対
する平均光パワー測定値を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596099561 ブレイエ・ユニバージテイト・ブリュッセ ル VRIJE UNIVERSITEIT BRUSSEL ベルギー王国、1050 ブリュッセル、プレ インラーン、2 (72)発明者 マールテン・クエイク ベルギー、ベー−1050ブリュッセル、プレ インラーン2番 (72)発明者 ポール・ヘレマンス ベルギー、ベー−3000ルーヴァン、ティー ンセストラート99番 (72)発明者 ダニエル・コッペー ベルギー、ベー−1050ブリュッセル、プレ インラーン2番 (72)発明者 ロジェ・フォウンクックス ベルギー、ベー−1050ブリュッセル、プレ インラーン2番

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間に依存する強度を有する放射のため
    の検出器であって、 時間に依存する強度を有する放射が吸収される半導体基
    板であって、半導体基板に吸収された放射が空間的に変
    調され検出器の中に少なくとも第1信号と第2信号をつ
    くる半導体基板と、 前記の第1と第2の信号の時間挙動を比較し、検出器出
    力信号を定義する周波数感知回路とからなる検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された検出器において、
    前記の放射が、少なくともMHz周波数を有し、前記の
    検出器出力信号が少なくともMHz周波数を有すること
    を特徴とする検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された検出器において、
    前記の放射は前記の基板に電荷キャリアを生成し、放射
    により基板に生成された電荷キャリアの密度は、前記の
    基板の少なくとも1領域を遮蔽する空間マスクにより変
    調されて、前記の放射が前記の領域において実質的に減
    衰されることを特徴とする検出器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された検出器において、
    前記の第1信号は、前記の信号により直接に生成される
    電荷キャリアにより少なくとも部分的に決定され、前記
    の第2信号は、前記の基板の中に生成され前記の領域に
    拡散される電荷キャリアにより本質的に決定されること
    を特徴とする検出器。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載された検出器において、
    前記の空間マスクは、少なくとも1つの放射ブロック部
    分と、少なくとも1つの放射通過部分とを備えることを
    特徴とする検出器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された検出器において、
    前記の放射ブロック部分と放射通過部分とは交互に存在
    することを特徴とする検出器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された検出器において、
    前記の交互に存在する部分の少なくとも1部がチェス盤
    の配置を有することを特徴とする検出器。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載された検出器において、
    さらに、前記の半導体基板の中に少なくとも1つの第1
    領域と少なくとも1つの第2領域を備え、第1領域と第
    2領域は、基板の中に発生された電荷キャリアを集める
    ために適合され、前記のマスクは、第2領域における電
    荷キャリアの発生を実質的に妨げ、電荷キャリアは、放
    射により基板の中に発生され第2領域に集められて、第
    2領域に拡散された電荷キャリアになり、 前記の回路は、第1領域と第2領域に接続され、第1領
    域に発生された電荷キャリアは、第1の応答を有し、第
    2領域に発生された電荷キャリアは、第2の応答を有
    し、前記の回路は、第1応答と第2応答の時間挙動を比
    較する機能性を備えることを特徴とする検出器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された検出器において、
    前記の第2応答が前記の第1応答から減算され、得られ
    たパルスが周辺回路で処理されることを特徴とする検出
    器。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された検出器におい
    て、前記の第1領域と第2領域が前記の基板とダイオー
    ドを構成し、この基板は、1導電型のドーパントを有
    し、前記の第1領域と第2領域は、他の導電型のドーパ
    ントを有することを特徴とする検出器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された検出器におい
    て、前記の放射が、紫外光から赤外光までの範囲の波長
    の電磁波であり、前記の第1領域と第2領域は、n型シ
    リコン基板の中のp型領域、または、p型シリコン基板
    の中のn型領域であることを特徴とする検出器。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載された検出器におい
    て、前記の回路が、デジタル非同期レシーバーとして構
    成されることを特徴とする検出器。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された検出器におい
    て、前記の回路は、前記の第1領域と第2領域に同じ電
    圧を供給する電源を備え、第1領域に当たる放射パルス
    が第1領域と第2領域の間に電圧差を作り、この差がデ
    ジタル信号に変換され、このデジタル信号が、クロック
    により決定される時に前記の周辺回路に送られることを
    特徴とする検出器。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載された検出器におい
    て、前記の周辺回路、前記の回路および前記の基板が、
    シリコンチップに集積されることを特徴とする検出器。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載された検出器におい
    て、前記の回路が、デジタル非同期レシーバーとして構
    成されることを特徴とする検出器。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載された検出器におい
    て、前記の回路は、差動インピーダンス変換増幅器とコ
    ンパレータを備え、このコンパレータは、差動インピー
    ダンス変換増幅器の出力ノードでの電圧差を検知し、こ
    の電圧差が、前記の第1領域に当たる放射パルスにより
    決定され、第1領域における第1信号と第2領域におけ
    る第2信号をつくり、前記の差が差動インピーダンス変
    換増幅器に送られることを特徴とする検出器。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載された検出器におい
    て、前記の周辺回路、前記の回路および前記の基板が、
    シリコンチップに集積されることを特徴とする検出器。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載された検出器におい
    て、前記の放射は、前記の電荷キャリアを生成し、 さらに、前記の半導体基板の中に複数の第1領域と第2
    領域を備え、第1領域と第2領域は、前記の電磁波によ
    り基板と第1と第2の領域の中に発生された電荷キャリ
    アを集めるように配置され、 第2領域における電荷キャリアの発生を実質的に妨げる
    マスクを備え、電荷キャリアは、放射により基板の中に
    発生され第2領域に集められて、第2領域に拡散された
    電荷キャリアになり、 前記の回路は、第1領域と第2領域に接続され、第1領
    域に発生された電荷キャリアは、第1の応答を有し、第
    2領域に発生された電荷キャリアは、第2の応答を有
    し、前記の回路は、第1応答と第2応答の時間挙動を比
    較する機能を備えることを特徴とする検出器。
  19. 【請求項19】 請求項3に記載された検出器におい
    て、さらに、前記のマスクに入射する放射を、前記の基
    板のマスクにより妨げられていない部分の方に向ける手
    段を備えることを特徴とする検出器。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載された検出器におい
    て、前記の放射は、紫外範囲から赤外範囲までの光であ
    り、前記の手段がマイクロレンズを備えることを特徴と
    する検出器。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載された検出器におい
    て、さらに、少なくとも1つのイメージファイバーと前
    記の検出器に接合または当接する手段を備えることを特
    徴とする検出器。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載された検出器におい
    て、前記の手段は、前記の基板に堆積された光学的フェ
    ースプレートからなることを特徴とする検出器。
  23. 【請求項23】 第1領域と第2領域を有する基板に集
    積される検出器において高周波放射を検出する方法であ
    り、 放射を実質的に遮蔽するマスクで第2領域を覆い、 放射により第1領域と基板の中に発生された電荷キャリ
    アを第1領域の中に集め、これにより第1信号を発生
    し、 放射により基板の中に発生された電荷キャリアを第2領
    域の中に集め、前記のマスクが第2領域における電荷キ
    ャリアの発生を実質的に妨げ、これにより、第2領域に
    集められた電荷キャリアは、本質的に第2領域に拡散さ
    れた電荷キャリアであり、これにより第2信号を発生
    し、 周波数感知回路において第1信号と第2信号を減算する
    方法。
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