JPH1163914A - 光周波数領域反射光分布計測装置 - Google Patents
光周波数領域反射光分布計測装置Info
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- JPH1163914A JPH1163914A JP9220508A JP22050897A JPH1163914A JP H1163914 A JPH1163914 A JP H1163914A JP 9220508 A JP9220508 A JP 9220508A JP 22050897 A JP22050897 A JP 22050897A JP H1163914 A JPH1163914 A JP H1163914A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小型で、アライメントの容易な光周波数領域反
射光分布計測装置を提供する。 【解決手段】一端に、光を入出射するための端面5aを
もつ光導波路5と、端面5a上に形成された半反射膜8
と、光導波路の他端から前記光導波路に照明光13を入
射する照明光学系1、3と、照明光13の周波数を時間
に対して変化させる周波数変調手段11と、光導波路5
を逆向きに伝搬してきた光を検出する検出光学系6、7
と、検出光学系6、7の検出結果から、検出した光の周
波数を求める周波数解析手段12とを有する。半反射膜
8は、参照ミラーとして用いられる。光導波路は、半反
射膜8で反射された光を参照光14として、逆向きに伝
搬する一方で、半反射膜5aを透過した照明光13を信
号光15として、被検物体10に向かって出射し、反射
された信号光を再び端面5aから入射させ、参照光14
と共に逆向きに伝搬する。
射光分布計測装置を提供する。 【解決手段】一端に、光を入出射するための端面5aを
もつ光導波路5と、端面5a上に形成された半反射膜8
と、光導波路の他端から前記光導波路に照明光13を入
射する照明光学系1、3と、照明光13の周波数を時間
に対して変化させる周波数変調手段11と、光導波路5
を逆向きに伝搬してきた光を検出する検出光学系6、7
と、検出光学系6、7の検出結果から、検出した光の周
波数を求める周波数解析手段12とを有する。半反射膜
8は、参照ミラーとして用いられる。光導波路は、半反
射膜8で反射された光を参照光14として、逆向きに伝
搬する一方で、半反射膜5aを透過した照明光13を信
号光15として、被検物体10に向かって出射し、反射
された信号光を再び端面5aから入射させ、参照光14
と共に逆向きに伝搬する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間に対して周波
数変化させた光を被検物体と参照ミラーとに照射し、こ
れらからの反射光を干渉させた光の周波数を解析するこ
とにより、物体間の距離測定、物体の変位測定、または
光ファイバ等光導波路の欠陥診断を精密に行なう光周波
数領域反射光分布計測装置に関するものである。
数変化させた光を被検物体と参照ミラーとに照射し、こ
れらからの反射光を干渉させた光の周波数を解析するこ
とにより、物体間の距離測定、物体の変位測定、または
光ファイバ等光導波路の欠陥診断を精密に行なう光周波
数領域反射光分布計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検物体との距離の測定、被検物体の変
位の測定、被検物体の表面形状の測定、ならびに、光フ
ァイバ等光導波路の欠陥診断方法等に用いられる計測方
法として、周波数変調した光波の干渉を利用する光周波
数領域反射光分布計測法(optical frequency-domain r
eflectometry:OFDR)がある。例えば、Appli
ed Optics,vol.33,pp.7829−
7837(1994)に記載されている光周波数領域反
射光分布計測装置は、光源の半導体レーザ、半導体レー
ザから出射された光を参照光と信号光とに分離するビー
ムスプリッタ、参照ミラー、参照光と信号光との干渉光
を受光する受光素子等から構成されている。そして、半
導体レーザへの注入電流を時間に対して鋸歯状の波形に
変調することにより、参照光および信号光の波長を鋸歯
状の波形に周期的に変調させながら、参照光を参照ミラ
ーに照射し、信号光を被検物体に照射する。これらの反
射光を再びビームスプリッタで合波し干渉させると、合
波の時点における信号光の鋸歯状の波形は、参照光の鋸
歯状の波形に対して、信号光と参照光の光路長差分だけ
遅延しているため、信号光と参照光とには光路長差に比
例した周波数差が発生している。よって、参照光と信号
光との干渉信号の周波数を解析することによって、被検
物体との距離の測定ができる。また、この距離の被検物
体上の分布を測定することにより、被検物体の表面形状
を測定することができる。
位の測定、被検物体の表面形状の測定、ならびに、光フ
ァイバ等光導波路の欠陥診断方法等に用いられる計測方
法として、周波数変調した光波の干渉を利用する光周波
数領域反射光分布計測法(optical frequency-domain r
eflectometry:OFDR)がある。例えば、Appli
ed Optics,vol.33,pp.7829−
7837(1994)に記載されている光周波数領域反
射光分布計測装置は、光源の半導体レーザ、半導体レー
ザから出射された光を参照光と信号光とに分離するビー
ムスプリッタ、参照ミラー、参照光と信号光との干渉光
を受光する受光素子等から構成されている。そして、半
導体レーザへの注入電流を時間に対して鋸歯状の波形に
変調することにより、参照光および信号光の波長を鋸歯
状の波形に周期的に変調させながら、参照光を参照ミラ
ーに照射し、信号光を被検物体に照射する。これらの反
射光を再びビームスプリッタで合波し干渉させると、合
波の時点における信号光の鋸歯状の波形は、参照光の鋸
歯状の波形に対して、信号光と参照光の光路長差分だけ
遅延しているため、信号光と参照光とには光路長差に比
例した周波数差が発生している。よって、参照光と信号
光との干渉信号の周波数を解析することによって、被検
物体との距離の測定ができる。また、この距離の被検物
体上の分布を測定することにより、被検物体の表面形状
を測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光周波数領域反射光分布計測装置は、上述のようにビー
ムスプリッタや参照ミラー等のバルク素子を使用するた
め、光学系が大きくなるという問題があった。しかも、
これらバルク素子を精密にアライメントする必要がある
ため、装置が高価になるという問題点があった。
光周波数領域反射光分布計測装置は、上述のようにビー
ムスプリッタや参照ミラー等のバルク素子を使用するた
め、光学系が大きくなるという問題があった。しかも、
これらバルク素子を精密にアライメントする必要がある
ため、装置が高価になるという問題点があった。
【0004】本発明は、小型で、アライメントの容易な
光周波数領域反射光分布計測装置を提供することを目的
とする。
光周波数領域反射光分布計測装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような光周波数領域反射光
分布計測装置が提供される。
に、本発明によれば、以下のような光周波数領域反射光
分布計測装置が提供される。
【0006】すなわち、一端に、光を入出射するための
端面をもつ光導波路と、前記端面上に配置され、前記光
導波路を伝搬してきた光の一部を反射し、残部を透過す
る半反射膜と、前記光導波路の他端から前記光導波路に
照明光を入射する照明光学系と、前記照明光学系が入射
する照明光の周波数を時間に対して変化させる周波数変
調手段と、前記光導波路を前記端面から前記他端に向か
って逆向きに伝搬してきた光を検出する検出光学系と、
前記検出光学系の検出した光の周波数を求める周波数解
析手段とを有し、前記光導波路は、前記端面を被検物体
に向けて配置され、前記他端から伝搬してきた前記照明
光のうち、前記端面において前記半反射膜で反射された
光を参照光として、前記他端に向かって逆向きに伝搬す
る一方で、前記半反射膜を透過した照明光を信号光とし
て、前記被検物体に向かって出射し、前記被検物体で反
射された前記信号光を再び前記端面から入射させ、前記
参照光とともに前記他端に向かって逆向きに伝搬するこ
とを特徴とする光周波数領域反射光分布計測装置であ
る。
端面をもつ光導波路と、前記端面上に配置され、前記光
導波路を伝搬してきた光の一部を反射し、残部を透過す
る半反射膜と、前記光導波路の他端から前記光導波路に
照明光を入射する照明光学系と、前記照明光学系が入射
する照明光の周波数を時間に対して変化させる周波数変
調手段と、前記光導波路を前記端面から前記他端に向か
って逆向きに伝搬してきた光を検出する検出光学系と、
前記検出光学系の検出した光の周波数を求める周波数解
析手段とを有し、前記光導波路は、前記端面を被検物体
に向けて配置され、前記他端から伝搬してきた前記照明
光のうち、前記端面において前記半反射膜で反射された
光を参照光として、前記他端に向かって逆向きに伝搬す
る一方で、前記半反射膜を透過した照明光を信号光とし
て、前記被検物体に向かって出射し、前記被検物体で反
射された前記信号光を再び前記端面から入射させ、前記
参照光とともに前記他端に向かって逆向きに伝搬するこ
とを特徴とする光周波数領域反射光分布計測装置であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について説
明する。
明する。
【0008】まず、本発明の第1の実施の形態の光周波
数領域反射光分布計測装置について、図1を用いて説明
する。
数領域反射光分布計測装置について、図1を用いて説明
する。
【0009】図1のように、化合物半導体基板2には、
光源となる半導体レーザ1、光検出器7、および、光導
波路が集積されている。光導波路は、第1、第2、第3
の光導波路3、5、6と、第1および第3の光導波路
3、6の端部を第2の光導波路5の端部に接続する分岐
部4とにより構成されている。光導波路3、5、6は、
単一モード光導波路および多モード光導波路のいずれで
あってもよい。
光源となる半導体レーザ1、光検出器7、および、光導
波路が集積されている。光導波路は、第1、第2、第3
の光導波路3、5、6と、第1および第3の光導波路
3、6の端部を第2の光導波路5の端部に接続する分岐
部4とにより構成されている。光導波路3、5、6は、
単一モード光導波路および多モード光導波路のいずれで
あってもよい。
【0010】半導体レーザ1は、第1の光導波路3の端
部に接続されている。光検出器7は、第3の光導波路6
の端部に接続されている。
部に接続されている。光検出器7は、第3の光導波路6
の端部に接続されている。
【0011】第2の光導波路5は、伝搬してきた光を出
射するために、基板2の側面にその端面5aを露出して
いる。端面5aの表面は、半反射膜8により覆われてい
る。
射するために、基板2の側面にその端面5aを露出して
いる。端面5aの表面は、半反射膜8により覆われてい
る。
【0012】基板2上の半導体レーザ1、光検出器7、
光導波路3、5、6および分岐部4の詳しい層構成につ
いては、後述する。
光導波路3、5、6および分岐部4の詳しい層構成につ
いては、後述する。
【0013】基板2は、端面5aが、被検物体(不図
示)に取り付けられた被検ミラー10に対向するように
配置される。また、端面5aと被検ミラー10との間に
は、端面5aからの出射された光を平行光にするコリメ
ートレンズ9が配置される。また、半導体レーザ1に
は、注入電流変調装置11が接続されており、光検出器
7には周波数解析装置12が接続されている。
示)に取り付けられた被検ミラー10に対向するように
配置される。また、端面5aと被検ミラー10との間に
は、端面5aからの出射された光を平行光にするコリメ
ートレンズ9が配置される。また、半導体レーザ1に
は、注入電流変調装置11が接続されており、光検出器
7には周波数解析装置12が接続されている。
【0014】つぎに、この図1の光周波数領域反射光分
布計測装置の動作を説明する。
布計測装置の動作を説明する。
【0015】半導体レーザ1からの出射光13は、第1
の光導波路3に結合してこれを伝搬した後、分岐部4を
介して第2の光導波路5へ結合し、第2の光導波路5を
伝搬する。そして、第2の光導波路5の端面5aに到達
すると、半反射膜8によりその一部が反射され、再び第
2の光導波路5を逆方向に伝搬する。この経路を通った
光は参照光14として機能する。一方、半反射膜8を透
過した光は、端面5aから被検ミラー10に向かって出
射され、コリメートレンズ9により平行光となり、被検
ミラー10に照射され、これによって反射されたのち、
コリメータレンズ9を通過し、端面5aから再び第2の
光導波路5に入射し、第2の光導波路5を逆進する。こ
の経路を通った光は信号光15として機能する。
の光導波路3に結合してこれを伝搬した後、分岐部4を
介して第2の光導波路5へ結合し、第2の光導波路5を
伝搬する。そして、第2の光導波路5の端面5aに到達
すると、半反射膜8によりその一部が反射され、再び第
2の光導波路5を逆方向に伝搬する。この経路を通った
光は参照光14として機能する。一方、半反射膜8を透
過した光は、端面5aから被検ミラー10に向かって出
射され、コリメートレンズ9により平行光となり、被検
ミラー10に照射され、これによって反射されたのち、
コリメータレンズ9を通過し、端面5aから再び第2の
光導波路5に入射し、第2の光導波路5を逆進する。こ
の経路を通った光は信号光15として機能する。
【0016】この参照光14と信号光15は、共に、第
2の光導波路5を逆進した後、分岐部4において一部が
第3の光導波路6に結合し、これを伝搬する。光検出器
7は、第3の光導波路6を伝搬してきた参照光14と信
号光15との干渉信号12aが検出される。よって、光
検出器7に検出されるまでの参照光14の光路長と信号
光15の光路長との間には、端面5aと被検ミラーとの
距離zを往復する長さ2zの光路長差がある。
2の光導波路5を逆進した後、分岐部4において一部が
第3の光導波路6に結合し、これを伝搬する。光検出器
7は、第3の光導波路6を伝搬してきた参照光14と信
号光15との干渉信号12aが検出される。よって、光
検出器7に検出されるまでの参照光14の光路長と信号
光15の光路長との間には、端面5aと被検ミラーとの
距離zを往復する長さ2zの光路長差がある。
【0017】このような構成において、半導体レーザ1
に注入する電流11aを、注入電流変調装置11によっ
て、図7(a)のように、鋸歯状の波形に変調すると、
半導体レーザ1の発振周波数は図7(b)のような鋸歯
状の波形に変調を受ける。前述のように、参照光14の
光路長と信号光15の光路長との間には、端面5aと被
検ミラーとの距離zを往復する長さ2zの光路長差があ
るため、光検出器7に検出される時点において、信号光
15は、参照光14に対して時間Δtだけ遅延し、参照
光14と信号光15の鋸歯状の波形がΔtだけずれる
(図7(c))。このとき、Δtは Δt=2z/c ・・・ (1) と表すことができる。ただし、cは光速である。この時
間遅延Δtにより、光検出器7における参照光14の周
波数と信号光15の周波数とには、図7(c)のよう
に、差周波数Δν Δν=νmΔt/τ ・・・ (2) が生じている。ただし、zは測定したい端面5aと被検
ミラー10との間の距離、νmは半導体レーザ1の周波
数変調幅、τは半導体レーザ1の周波数変調周期であ
る。
に注入する電流11aを、注入電流変調装置11によっ
て、図7(a)のように、鋸歯状の波形に変調すると、
半導体レーザ1の発振周波数は図7(b)のような鋸歯
状の波形に変調を受ける。前述のように、参照光14の
光路長と信号光15の光路長との間には、端面5aと被
検ミラーとの距離zを往復する長さ2zの光路長差があ
るため、光検出器7に検出される時点において、信号光
15は、参照光14に対して時間Δtだけ遅延し、参照
光14と信号光15の鋸歯状の波形がΔtだけずれる
(図7(c))。このとき、Δtは Δt=2z/c ・・・ (1) と表すことができる。ただし、cは光速である。この時
間遅延Δtにより、光検出器7における参照光14の周
波数と信号光15の周波数とには、図7(c)のよう
に、差周波数Δν Δν=νmΔt/τ ・・・ (2) が生じている。ただし、zは測定したい端面5aと被検
ミラー10との間の距離、νmは半導体レーザ1の周波
数変調幅、τは半導体レーザ1の周波数変調周期であ
る。
【0018】よって、光検出器7で検出される参照光1
4と信号光15との干渉信号12aのスペクトルは、図
7(d)のようになるため、周波数解析装置によって、
干渉信号12aの中心周波数Δνを測定し、 z=(1/2)(Δν/νm)cτ ・・・ (3) に代入して計算することにより、端面5aから被検ミラ
ー10までの距離zを測定することができる。
4と信号光15との干渉信号12aのスペクトルは、図
7(d)のようになるため、周波数解析装置によって、
干渉信号12aの中心周波数Δνを測定し、 z=(1/2)(Δν/νm)cτ ・・・ (3) に代入して計算することにより、端面5aから被検ミラ
ー10までの距離zを測定することができる。
【0019】上述してきた図1の光周波数領域反射光分
布計測装置は、1つの基板2上にコリメータレンズ9を
除く光学素子がすべて集積されているため、基板上の光
学素子を連続した製造工程で一体に製造することが可能
であると共に、装置の大きさを非常に小型にすることが
できる。また、光学素子同士を機械的にアライメントす
る手間が省けるため、アライメントが容易な装置を提供
できる。
布計測装置は、1つの基板2上にコリメータレンズ9を
除く光学素子がすべて集積されているため、基板上の光
学素子を連続した製造工程で一体に製造することが可能
であると共に、装置の大きさを非常に小型にすることが
できる。また、光学素子同士を機械的にアライメントす
る手間が省けるため、アライメントが容易な装置を提供
できる。
【0020】また、光周波数領域反射光分布計測装置
は、従来から知られているように、被検物体に被検ミラ
ー10を取り付けずに被検物体の表面に直接信号光15
を照射する構成とし、信号光15を被検物体の表面で走
査させながら、距離zを測定し、測定結果を信号光15
の走査位置と対応させることにより、被検物体の表面の
凹凸像を測定することができる。このような測定を行う
場合、本実施の形態の光周波数領域反射光分布計測装置
は、コリメートレンズを除く光学素子が基板上に集積さ
れているため、基板2を被検物体に対して移動させるこ
とにより、信号光15を容易に走査させることができ
る。また、このように移動させた場合にも、基板2上に
光学素子が集積されているため、光学素子間のアライメ
ントがずれる恐れがない。また、基板2は小型であるた
め、移動のための駆動系も小型でよいという利点もあ
る。
は、従来から知られているように、被検物体に被検ミラ
ー10を取り付けずに被検物体の表面に直接信号光15
を照射する構成とし、信号光15を被検物体の表面で走
査させながら、距離zを測定し、測定結果を信号光15
の走査位置と対応させることにより、被検物体の表面の
凹凸像を測定することができる。このような測定を行う
場合、本実施の形態の光周波数領域反射光分布計測装置
は、コリメートレンズを除く光学素子が基板上に集積さ
れているため、基板2を被検物体に対して移動させるこ
とにより、信号光15を容易に走査させることができ
る。また、このように移動させた場合にも、基板2上に
光学素子が集積されているため、光学素子間のアライメ
ントがずれる恐れがない。また、基板2は小型であるた
め、移動のための駆動系も小型でよいという利点もあ
る。
【0021】さらに、光周波数領域反射光分布計測装置
は、従来より、光ファイバ等光導波路の欠陥診断に用い
られている。この場合、信号光を被検物体である光導波
路に入射させる必要があるが、本実施の形態の光周波数
領域反射光分布計測装置は、光導波路5の出射端面5a
から被検物体へ光を出射する構成であるため、出射端面
5aと被検物体の光導波路端面とを直接接合させること
により、被検物体の光導波路へ容易に信号光15を入射
させることができる。この場合、コリメータレンズ9は
不要である。なお、光導波路5の出射端面5aの形状
が、被検物体の光導波路の端面の形状と異なり、直接接
合では信号光15の結合効率が低い場合には、出射端面
5aと被件物体の光導波路の端面との間に集光レンズ等
を配置することにより、結合効率を向上させることがで
きる。
は、従来より、光ファイバ等光導波路の欠陥診断に用い
られている。この場合、信号光を被検物体である光導波
路に入射させる必要があるが、本実施の形態の光周波数
領域反射光分布計測装置は、光導波路5の出射端面5a
から被検物体へ光を出射する構成であるため、出射端面
5aと被検物体の光導波路端面とを直接接合させること
により、被検物体の光導波路へ容易に信号光15を入射
させることができる。この場合、コリメータレンズ9は
不要である。なお、光導波路5の出射端面5aの形状
が、被検物体の光導波路の端面の形状と異なり、直接接
合では信号光15の結合効率が低い場合には、出射端面
5aと被件物体の光導波路の端面との間に集光レンズ等
を配置することにより、結合効率を向上させることがで
きる。
【0022】このように、本実施の形態の光周波数領域
反射光分布計測装置は、光導波路を利用し、基板上に光
学素子を集積した構成であるため、距離の測定のみなら
ず、被検物体の表面の凹凸像の測定や、光導波路の欠陥
診断に適している。
反射光分布計測装置は、光導波路を利用し、基板上に光
学素子を集積した構成であるため、距離の測定のみなら
ず、被検物体の表面の凹凸像の測定や、光導波路の欠陥
診断に適している。
【0023】なお、図1の実施の形態では、コリメート
レンズ9を基板2とは独立させているが、コリメートレ
ンズ9をフレネルレンズとし、端面5aの半反射膜8の
上に取り付けた構成にすることも可能である。
レンズ9を基板2とは独立させているが、コリメートレ
ンズ9をフレネルレンズとし、端面5aの半反射膜8の
上に取り付けた構成にすることも可能である。
【0024】ここで、本実施の形態の基板2への半導体
レーザ1、光検出器7、光導波路3、5、6および分岐
部4の具体的な集積構造について図8(a),(b)を
用いて説明する。ここでは、半導体レーザ1と光導波路
3との接続構造、ならびに、光検出器7と光導波路6と
の接続構造として、エバネッセント波結合型の接続構造
を用いている。よって、光導波路3の端部の上に半導体
レーザ1が形成され、光導波路6の端部の上に光検出器
7が形成されている。エバネッセント波結合型の接続構
造は、例えば、K.Okamoto et al.:Jpn.J.Appl.Phys.34
(1995)4809,に記載されている。ただし、図1の基板2
の集積構造を実現する接続構造は、図8(a)、(b)
に示したエバネッセント波結合型に限られるものではな
く、例えば端面直接結合方法などを用いることももちろ
ん可能である。
レーザ1、光検出器7、光導波路3、5、6および分岐
部4の具体的な集積構造について図8(a),(b)を
用いて説明する。ここでは、半導体レーザ1と光導波路
3との接続構造、ならびに、光検出器7と光導波路6と
の接続構造として、エバネッセント波結合型の接続構造
を用いている。よって、光導波路3の端部の上に半導体
レーザ1が形成され、光導波路6の端部の上に光検出器
7が形成されている。エバネッセント波結合型の接続構
造は、例えば、K.Okamoto et al.:Jpn.J.Appl.Phys.34
(1995)4809,に記載されている。ただし、図1の基板2
の集積構造を実現する接続構造は、図8(a)、(b)
に示したエバネッセント波結合型に限られるものではな
く、例えば端面直接結合方法などを用いることももちろ
ん可能である。
【0025】光導波路3、6は、半導体レーザ1の下部
および光検出器7の下部においては平板型光導波路と
し、それ以外の部分では、図8(b)のように、クラッ
ド層24、25を光導波路3、6の形状に加工した装荷
型光導波路とした。また、光導波路5および分岐部4も
装荷型である。半導体レーザ1は、エッチングミラーで
構成されるファブリーペロー型のレーザとした。光検出
器7の構造は、半導体レーザ1と同一とした。
および光検出器7の下部においては平板型光導波路と
し、それ以外の部分では、図8(b)のように、クラッ
ド層24、25を光導波路3、6の形状に加工した装荷
型光導波路とした。また、光導波路5および分岐部4も
装荷型である。半導体レーザ1は、エッチングミラーで
構成されるファブリーペロー型のレーザとした。光検出
器7の構造は、半導体レーザ1と同一とした。
【0026】本実施の形態では、基板2として、n−G
aAs基板を用い、光の進行方向が〈−110〉方向
(但し−1は、1にオーバーラインを付したものを表
す)になるように結晶方向を定めた。
aAs基板を用い、光の進行方向が〈−110〉方向
(但し−1は、1にオーバーラインを付したものを表
す)になるように結晶方向を定めた。
【0027】光導波路3、5、6および分岐部4は、基
板2上に順に積層された、下部クラッド層22、コア層
23、上部第1クラッド層24、上部第2クラッド層2
5の4層によって構成されている(図8(a),
(b))。上部第2クラッド層25は、この上に形成さ
れるpin構造の半導体レーザ1および光検出器7のn
型層を兼用する。そのため、上部第2クラッド層25
は、4層の中で唯一ドープされた材料からなり、具体的
には、厚さ0.3μmのn--ドープ(n型キャリア濃
度:5×1017cm-3)のAlxGa1-xAs(x=0.
35)層によって形成する。また、下部クラッド層22
は、厚さ2.0μm程度のノンドープのAlxGa1-xA
s(x=0.3)層とし、コア層23は、厚さ0.45
μmのノンドープのAlxGa1-xAs(x=0.16
5)層とする。また、上部第1クラッド層24は、厚さ
0.3μmのノンドープ(n型キャリア濃度:1×10
15cm-3以下)のAlxGa1-xAs(x=0.35)層
とする。
板2上に順に積層された、下部クラッド層22、コア層
23、上部第1クラッド層24、上部第2クラッド層2
5の4層によって構成されている(図8(a),
(b))。上部第2クラッド層25は、この上に形成さ
れるpin構造の半導体レーザ1および光検出器7のn
型層を兼用する。そのため、上部第2クラッド層25
は、4層の中で唯一ドープされた材料からなり、具体的
には、厚さ0.3μmのn--ドープ(n型キャリア濃
度:5×1017cm-3)のAlxGa1-xAs(x=0.
35)層によって形成する。また、下部クラッド層22
は、厚さ2.0μm程度のノンドープのAlxGa1-xA
s(x=0.3)層とし、コア層23は、厚さ0.45
μmのノンドープのAlxGa1-xAs(x=0.16
5)層とする。また、上部第1クラッド層24は、厚さ
0.3μmのノンドープ(n型キャリア濃度:1×10
15cm-3以下)のAlxGa1-xAs(x=0.35)層
とする。
【0028】半導体レーザ1および光検出器7は、光導
波路3、6と兼用の上部第2クラッド層25と、この上
に順に積層されたレーザ活性層26、レーザバリア層2
7、レーザガイド層28、レーザクラッド層29、レー
ザキャップ層30の各層と、電極701、501と、n
型不純物ドーピング領域301とにより構成されてい
る。但し、レーザバリア層27およびレーザガイド層2
8は備えていなくとも何ら問題はない。
波路3、6と兼用の上部第2クラッド層25と、この上
に順に積層されたレーザ活性層26、レーザバリア層2
7、レーザガイド層28、レーザクラッド層29、レー
ザキャップ層30の各層と、電極701、501と、n
型不純物ドーピング領域301とにより構成されてい
る。但し、レーザバリア層27およびレーザガイド層2
8は備えていなくとも何ら問題はない。
【0029】レーザ活性層26、レーザバリア層27、
レーザガイド層28、レーザクラッド層29およびレー
ザキャップ層30は、図8(a)のように上部第2クラ
ッド層25上の一部のレーザメサ領域のみに配置されて
いる。レーザクラッド層29およびレーザキャップ層3
0は、注入電流狭窄のためのレーザストライプ形状に加
工されている。n型不純物ドーピング領域301は、上
部第2クラッド層25上であって、レーザメサ領域に隣
接する位置に設けられている。
レーザガイド層28、レーザクラッド層29およびレー
ザキャップ層30は、図8(a)のように上部第2クラ
ッド層25上の一部のレーザメサ領域のみに配置されて
いる。レーザクラッド層29およびレーザキャップ層3
0は、注入電流狭窄のためのレーザストライプ形状に加
工されている。n型不純物ドーピング領域301は、上
部第2クラッド層25上であって、レーザメサ領域に隣
接する位置に設けられている。
【0030】なお、レーザ活性層26は、厚さ0.1μ
mのノンドープのGaAs層とした。レーザバリア層2
7は、厚さ0.1μmのAlxGa1-xAs(x=0.3
0)層、レーザガイド層28は、厚さ0.15μmのA
lxGa1-xAs(x=0.07)層とし、これらはとも
に、p-ドープ(p型キャリア濃度:5×1017cm-3)
とした。レーザクラッド層29は、厚さ0.7μmのp
-ドープ(p型キャリア濃度:5×1017cm-3)のAl
xGa1-xAs(x=0.35)層とした。レーザキャッ
プ層30は、厚さ0.3μmのp+ドープ(p型キャリ
ア濃度:5×1018cm-3)のGaAs層とした。
mのノンドープのGaAs層とした。レーザバリア層2
7は、厚さ0.1μmのAlxGa1-xAs(x=0.3
0)層、レーザガイド層28は、厚さ0.15μmのA
lxGa1-xAs(x=0.07)層とし、これらはとも
に、p-ドープ(p型キャリア濃度:5×1017cm-3)
とした。レーザクラッド層29は、厚さ0.7μmのp
-ドープ(p型キャリア濃度:5×1017cm-3)のAl
xGa1-xAs(x=0.35)層とした。レーザキャッ
プ層30は、厚さ0.3μmのp+ドープ(p型キャリ
ア濃度:5×1018cm-3)のGaAs層とした。
【0031】n型不純物ドーピング領域301は、Sn
を拡散することにより形成し、その深さは約0.3μm
以下、表面部のn型キャリア濃度が1×1018cm-3と
した。
を拡散することにより形成し、その深さは約0.3μm
以下、表面部のn型キャリア濃度が1×1018cm-3と
した。
【0032】また、電極701、501部分を除いて、
半導体レーザ1、光検出器7、光導波路3、5、6およ
び分岐部4の表面は、絶縁のために酸化膜86とポリイ
ミド601とによって被覆した。また、光導波路5の出
射端面5aの上には、半反射膜8を成膜した。
半導体レーザ1、光検出器7、光導波路3、5、6およ
び分岐部4の表面は、絶縁のために酸化膜86とポリイ
ミド601とによって被覆した。また、光導波路5の出
射端面5aの上には、半反射膜8を成膜した。
【0033】上述の構成において、第1クラッド層24
および第2クラッド層25の厚さは、半導体レーザ1の
活性層26で生じた光のエバネッセント領域の内側に、
光導波路3のコア層23が位置し、しかも、活性層26
とコア層23とをまたぐように0次モード光と1次モー
ド光の2つのモードが生じるように定められている。こ
のため、この2つのモードが干渉することで、光パワー
が活性層26とコア層23との間を行き来する。半導体
レーザ1の共振器長Lは、活性層26とコア層23との
間を行き来している光パワーが、活性層25側に100
%モード移行する位置が共振器の端部となるように、数
値計算によって定められている。具体的には、L=30
3μmとした。また、光検出器7の長さLも同じ長さL
に定められている。
および第2クラッド層25の厚さは、半導体レーザ1の
活性層26で生じた光のエバネッセント領域の内側に、
光導波路3のコア層23が位置し、しかも、活性層26
とコア層23とをまたぐように0次モード光と1次モー
ド光の2つのモードが生じるように定められている。こ
のため、この2つのモードが干渉することで、光パワー
が活性層26とコア層23との間を行き来する。半導体
レーザ1の共振器長Lは、活性層26とコア層23との
間を行き来している光パワーが、活性層25側に100
%モード移行する位置が共振器の端部となるように、数
値計算によって定められている。具体的には、L=30
3μmとした。また、光検出器7の長さLも同じ長さL
に定められている。
【0034】このような構成において、半導体レーザ1
において、電極701から電極501へ向かって電流を
流すと、電流はレーザストライプ部から活性層26を流
れ、さらに、第2クラッド層25を基板面に平行な方向
に流れ、不純物ドーピング領域301を通って、電極5
01に達する。これにより、活性層26から生じた光
は、共振器内を往復してレーザ発振する。
において、電極701から電極501へ向かって電流を
流すと、電流はレーザストライプ部から活性層26を流
れ、さらに、第2クラッド層25を基板面に平行な方向
に流れ、不純物ドーピング領域301を通って、電極5
01に達する。これにより、活性層26から生じた光
は、共振器内を往復してレーザ発振する。
【0035】このとき、半導体レーザ1の下に位置する
光導波路2のコア層23は、上述したように、活性層2
6を進行する光のエバネッセント領域内に配置されてい
るため、活性層26とコア層23とをまたぐように2つ
のモードが生じ、この2つのモードが干渉することで、
光パワーが活性層26とコア層23との間を行き来し、
半導体レーザ1の共振器の端部で、光はほぼ100%光
導波路3に移行する。これにより、半導体レーザ1の下
部の平板型の光導波路3に光が移行し、平板型光導波路
3のうちレーザストライプ部の下部に位置する部分に光
が進行する。移行した光は、光導波路2の装荷型に加工
された部分に入射して伝搬し、分岐部4に達する。
光導波路2のコア層23は、上述したように、活性層2
6を進行する光のエバネッセント領域内に配置されてい
るため、活性層26とコア層23とをまたぐように2つ
のモードが生じ、この2つのモードが干渉することで、
光パワーが活性層26とコア層23との間を行き来し、
半導体レーザ1の共振器の端部で、光はほぼ100%光
導波路3に移行する。これにより、半導体レーザ1の下
部の平板型の光導波路3に光が移行し、平板型光導波路
3のうちレーザストライプ部の下部に位置する部分に光
が進行する。移行した光は、光導波路2の装荷型に加工
された部分に入射して伝搬し、分岐部4に達する。
【0036】一方、光検出器7の電極701と電極50
1には、半導体レーザ1の電極701、501とは、逆
向きのバイアスを印加する。これにより、光導波路6の
コア層23を伝搬した光が、光検出器7の下部に到達す
ると、光導波路6のコア層23と光検出器7の活性層2
6とをまたぐように、2つのモードが生じ、この2つの
モードが干渉する。光検出器7の長さLも半導体レーザ
1の共振器長Lと同じ長さに定められているため、光
は、光導波路6のコア層23から光検出器7の活性層2
6にほぼ100%移行し、光検出器7、8の電極70
1、501間の電圧信号として検出することができる。
1には、半導体レーザ1の電極701、501とは、逆
向きのバイアスを印加する。これにより、光導波路6の
コア層23を伝搬した光が、光検出器7の下部に到達す
ると、光導波路6のコア層23と光検出器7の活性層2
6とをまたぐように、2つのモードが生じ、この2つの
モードが干渉する。光検出器7の長さLも半導体レーザ
1の共振器長Lと同じ長さに定められているため、光
は、光導波路6のコア層23から光検出器7の活性層2
6にほぼ100%移行し、光検出器7、8の電極70
1、501間の電圧信号として検出することができる。
【0037】このように、図8(a)、(b)の集積構
造では、エバネッセント結合を利用することにより、半
導体レーザ1の発振した光を光導波路2に効率よく結合
させることができるとともに、光導波路6を伝搬した光
を光検出器7に効率よく結合させ検出することができ
る。
造では、エバネッセント結合を利用することにより、半
導体レーザ1の発振した光を光導波路2に効率よく結合
させることができるとともに、光導波路6を伝搬した光
を光検出器7に効率よく結合させ検出することができ
る。
【0038】また、光導波路3、5、6は、上述したよ
うに、ノンドープの第1クラッド層24と、n型にドー
プされた第2クラッド層25とを備えている。ここで、
ノンドープの第1クラッド層24が、コア層23側に配
置されているので、光導波路3、5、6を伝搬する光の
大部分は、キャリア濃度が低いコア層23と第1クラッ
ド層24とを伝搬する。したがって、光導波路3、5、
6を伝搬する光のうち、キャリアによって吸収される割
合は、非常に小さい。したがって、光導波路3、5、6
は、キャリアの光吸収による損失が非常に小さく、低損
失に光を伝搬することができる。
うに、ノンドープの第1クラッド層24と、n型にドー
プされた第2クラッド層25とを備えている。ここで、
ノンドープの第1クラッド層24が、コア層23側に配
置されているので、光導波路3、5、6を伝搬する光の
大部分は、キャリア濃度が低いコア層23と第1クラッ
ド層24とを伝搬する。したがって、光導波路3、5、
6を伝搬する光のうち、キャリアによって吸収される割
合は、非常に小さい。したがって、光導波路3、5、6
は、キャリアの光吸収による損失が非常に小さく、低損
失に光を伝搬することができる。
【0039】また、n型側の電極501を、p型側の電
極701と同じく、基板21の上面側に配置しているた
め、電極501、301の配線を注入電流変調装置11
および周波数解析装置12に接続する際の配線の引き回
しを、基板21の上面側のみで行うことができるという
利点もある。
極701と同じく、基板21の上面側に配置しているた
め、電極501、301の配線を注入電流変調装置11
および周波数解析装置12に接続する際の配線の引き回
しを、基板21の上面側のみで行うことができるという
利点もある。
【0040】つぎに、本発明の第2の実施の形態の光周
波数領域反射光分布計測装置について、図2を用いて説
明する。図2において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
波数領域反射光分布計測装置について、図2を用いて説
明する。図2において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
【0041】図2の装置では、基板2上の光導波路3の
端部を、基板2の側面部まで延長し、光導波路3の入射
端面を基板2の側面部に露出するようにした。そして、
この光導波路3の入射端面に半導体レーザ1を固定する
構成とした。この構造では、半導体レーザ1は、基板2
上に集積せず、別途独立して製造したものを用いるた
め、基板2として、Si基板を用いることができる。光
検出器7は、Si基板2上に集積する。これ以外の構
成、動作及び測定原理は第1の実施の形態と同様である
ので、説明を省略する。
端部を、基板2の側面部まで延長し、光導波路3の入射
端面を基板2の側面部に露出するようにした。そして、
この光導波路3の入射端面に半導体レーザ1を固定する
構成とした。この構造では、半導体レーザ1は、基板2
上に集積せず、別途独立して製造したものを用いるた
め、基板2として、Si基板を用いることができる。光
検出器7は、Si基板2上に集積する。これ以外の構
成、動作及び測定原理は第1の実施の形態と同様である
ので、説明を省略する。
【0042】さらに、本発明の第3の実施の形態の光周
波数領域反射光分布計測装置について、図3を用いて説
明する。図3において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
波数領域反射光分布計測装置について、図3を用いて説
明する。図3において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
【0043】図3の装置では、基板2上の光導波路3の
みならず、光導波路6についても、端部を基板2の側面
部まで延長し、光導波路3の入射端面および光導波路6
の出射端面を基板2の側面部に露出するようにした。そ
して、光導波路3の入射端面に半導体レーザ1に固定
し、光導波路6の出射端面に光検出器7を固定する構成
とした。この構造では、半導体レーザ1および光検出器
7は、基板2上に集積せず、別途独立して製造したもの
を用いるため、基板2として、誘電体基板を用いること
ができる。これ以外の構成、動作及び測定原理は第1の
実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
みならず、光導波路6についても、端部を基板2の側面
部まで延長し、光導波路3の入射端面および光導波路6
の出射端面を基板2の側面部に露出するようにした。そ
して、光導波路3の入射端面に半導体レーザ1に固定
し、光導波路6の出射端面に光検出器7を固定する構成
とした。この構造では、半導体レーザ1および光検出器
7は、基板2上に集積せず、別途独立して製造したもの
を用いるため、基板2として、誘電体基板を用いること
ができる。これ以外の構成、動作及び測定原理は第1の
実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0044】つぎに、本発明の第4の実施の形態の光周
波数領域反射光分布計測装置について、図4を用いて説
明する。図4において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
波数領域反射光分布計測装置について、図4を用いて説
明する。図4において第1の実施の形態と同一の構成要
素に対しては同じ番号をつけた。
【0045】図4は分岐部4の形状を、左右に非対称な
形状としている。すなわち、第3の光導波路6の軸方向
が、第2の光導波路5の軸方向と一致するように設計し
ている。また、第3の光導波路6の導波路幅が、第2の
光導波路5の導波路幅よりも大きくなるよう設計してい
る。このように分岐部4の形状を非対称にすることによ
り、半反射膜8で反射された参照光14及び被検ミラー
10で反射された信号光15が分岐部4において、主に
第3の光導波路6へ結合するため、半導体レーザ1への
戻り光を減少させることができる。
形状としている。すなわち、第3の光導波路6の軸方向
が、第2の光導波路5の軸方向と一致するように設計し
ている。また、第3の光導波路6の導波路幅が、第2の
光導波路5の導波路幅よりも大きくなるよう設計してい
る。このように分岐部4の形状を非対称にすることによ
り、半反射膜8で反射された参照光14及び被検ミラー
10で反射された信号光15が分岐部4において、主に
第3の光導波路6へ結合するため、半導体レーザ1への
戻り光を減少させることができる。
【0046】これ以外の構成、動作及び測定原理は第1
の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0047】なお、図4では、第3の光導波路6の軸方
向が、第2の光導波路5の軸方向と一致するように分岐
部4を設計しているが、これらの軸方向が完全に一致し
ていないともよい。すなわち、第3の光導波路6の軸方
向と第2の光導波路5の軸方向との間の角度が、第1の
光導波路3の軸方向と第2の光導波路5の軸方向との間
の角度よりも小さければ、第3の光導波路6の軸方向が
外側に開いていても半導体レーザ1への戻り光を減少さ
せることができる。
向が、第2の光導波路5の軸方向と一致するように分岐
部4を設計しているが、これらの軸方向が完全に一致し
ていないともよい。すなわち、第3の光導波路6の軸方
向と第2の光導波路5の軸方向との間の角度が、第1の
光導波路3の軸方向と第2の光導波路5の軸方向との間
の角度よりも小さければ、第3の光導波路6の軸方向が
外側に開いていても半導体レーザ1への戻り光を減少さ
せることができる。
【0048】つぎに、本発明の第5の実施の形態の光周
波数領域反射光分布計測装置について、図5を用いて説
明する。なお、図5の構成において、第1の実施の形態
と同一の構成要素に対しては同じ番号をつけた。
波数領域反射光分布計測装置について、図5を用いて説
明する。なお、図5の構成において、第1の実施の形態
と同一の構成要素に対しては同じ番号をつけた。
【0049】図5の構成では、半導体レーザ1への戻り
光を減少させるために、モードコンバータ17と、TM
モード光を吸収させる金属クラッド層16とを配置して
いる。すなわち、図5の構成では、基板2として、電気
光学効果を有する基板を用い、半導体レーザ1を出射光
の偏光方向がTEモードとなるように形成している。そ
して、第1の光導波路3上に金属クラッド層16を形成
し、第2の光導波路6にモードコンバータ17を配置し
ている。モードコンバータ17は、電気光学効果を利用
して、半導体レーザ1からのTEモード光が往復する間
にTMモード光へ変換されるよう形成されている。よっ
て、半反射膜8で反射された参照光および被検ミラー1
0で反射された信号光は、モードコンバータ17を通過
することにより、TMモード光に変換され、分岐部4に
達する。分岐部4で第1の光導波路3へ結合したTMモ
ードの参照光14bおよび信号光15bは、金属クラッ
ド層16によって吸収されるため、半導体レーザ1へ光
が戻るのを防止することができる。一方、分岐部4で第
3の光導波路6へ結合した参照光14および信号光15
は、図1の場合と同様に、光検出器7によって検出され
る。これ以外の構成、動作及び測定原理は第1の実施の
形態と同様であるので、説明を省略する。
光を減少させるために、モードコンバータ17と、TM
モード光を吸収させる金属クラッド層16とを配置して
いる。すなわち、図5の構成では、基板2として、電気
光学効果を有する基板を用い、半導体レーザ1を出射光
の偏光方向がTEモードとなるように形成している。そ
して、第1の光導波路3上に金属クラッド層16を形成
し、第2の光導波路6にモードコンバータ17を配置し
ている。モードコンバータ17は、電気光学効果を利用
して、半導体レーザ1からのTEモード光が往復する間
にTMモード光へ変換されるよう形成されている。よっ
て、半反射膜8で反射された参照光および被検ミラー1
0で反射された信号光は、モードコンバータ17を通過
することにより、TMモード光に変換され、分岐部4に
達する。分岐部4で第1の光導波路3へ結合したTMモ
ードの参照光14bおよび信号光15bは、金属クラッ
ド層16によって吸収されるため、半導体レーザ1へ光
が戻るのを防止することができる。一方、分岐部4で第
3の光導波路6へ結合した参照光14および信号光15
は、図1の場合と同様に、光検出器7によって検出され
る。これ以外の構成、動作及び測定原理は第1の実施の
形態と同様であるので、説明を省略する。
【0050】なお、図5の構成において、コリメータレ
ンズ9と被検ミラー10との間に1/4波長板を配置
し、信号光を円偏光に変換してから被検ミラー10に照
射する構成にすることも可能である。
ンズ9と被検ミラー10との間に1/4波長板を配置
し、信号光を円偏光に変換してから被検ミラー10に照
射する構成にすることも可能である。
【0051】つぎに、本発明の第6の実施の形態の光周
波数領域反射光分布計測装置について、図6を用いて説
明する。なお、図6の構成において、第1の実施の形態
と同一の構成要素に対しては同じ番号をつけた。図6の
光導波路3、5、6および分岐部4の構成は、図4の構
成と同じである。
波数領域反射光分布計測装置について、図6を用いて説
明する。なお、図6の構成において、第1の実施の形態
と同一の構成要素に対しては同じ番号をつけた。図6の
光導波路3、5、6および分岐部4の構成は、図4の構
成と同じである。
【0052】図6の構成では、被検ミラー10として、
コーナーミラー10aを用いている。コーナーミラーを
用いることにより、端面5aから出射された信号光の光
軸に対して、被検ミラーが傾いた場合にも、被検ミラー
からの反射光が、信号光の光軸に平行に進行するため、
端面5aに再び効率よく結合し、正確に測定を行うこと
ができる。これ以外の構成、動作及び測定原理は第4の
実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
コーナーミラー10aを用いている。コーナーミラーを
用いることにより、端面5aから出射された信号光の光
軸に対して、被検ミラーが傾いた場合にも、被検ミラー
からの反射光が、信号光の光軸に平行に進行するため、
端面5aに再び効率よく結合し、正確に測定を行うこと
ができる。これ以外の構成、動作及び測定原理は第4の
実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0053】上述の第2および第3の実施の形態では、
半導体レーザ1や光検出器7の基板上に集積しない構成
について説明したが、これらの構成においても、半導体
レーザ1や光検出器7を基板2の側面に固定するため、
小型で、かつ、アライメントが容易であるという効果
は、第1の実施の形態と同様である。また、第4および
第5の実施の形態では、半導体レーザ1への戻り光を防
止することができるため、半導体レーザ1の発振波長を
安定させることができる。よって、発振波長を図7
(b)の鋸歯状の波形に安定して変調させることができ
るため、測定の精度を高めることができるという効果も
得られる。また、第6の実施の形態では、信号光の反射
光を効率よく端面5aから入射させることができるた
め、被検ミラー10の傾きにかかわらず端面5aへの入
射光量を大きく維持することができ、検出精度が高くな
るという効果が得られる。
半導体レーザ1や光検出器7の基板上に集積しない構成
について説明したが、これらの構成においても、半導体
レーザ1や光検出器7を基板2の側面に固定するため、
小型で、かつ、アライメントが容易であるという効果
は、第1の実施の形態と同様である。また、第4および
第5の実施の形態では、半導体レーザ1への戻り光を防
止することができるため、半導体レーザ1の発振波長を
安定させることができる。よって、発振波長を図7
(b)の鋸歯状の波形に安定して変調させることができ
るため、測定の精度を高めることができるという効果も
得られる。また、第6の実施の形態では、信号光の反射
光を効率よく端面5aから入射させることができるた
め、被検ミラー10の傾きにかかわらず端面5aへの入
射光量を大きく維持することができ、検出精度が高くな
るという効果が得られる。
【0054】なお、上述の実施の形態では、半導体レー
ザからの出射光の周波数を図7(b)のように鋸歯状の
波形に変調しているが、周波数の変調はこの波形に限定
されるものでない。基板と被検ミラーの往復の光路長に
よる時間遅延に応じた周波数差が生じる波形であればよ
く、例えば、単調に周波数が増加または減少するように
出射光の周波数を変調させることができる。
ザからの出射光の周波数を図7(b)のように鋸歯状の
波形に変調しているが、周波数の変調はこの波形に限定
されるものでない。基板と被検ミラーの往復の光路長に
よる時間遅延に応じた周波数差が生じる波形であればよ
く、例えば、単調に周波数が増加または減少するように
出射光の周波数を変調させることができる。
【0055】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
小型で、アライメントの容易な光周波数領域反射光分布
計測装置を提供することができる。
小型で、アライメントの容易な光周波数領域反射光分布
計測装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態の光周波数領域反射
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
光分布計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図7】図1の光周波数領域反射光分布計測装置におい
て、(a)半導体レーザ1への注入電流11aの変調を
示すグラフ、(b)半導体レーザ1の発振周波数の変調
を示すグラフ、(c)光検出器7に入射する時点におけ
る参照光と信号光の波形を示すグラフ、(d)光検出器
7で検出された干渉信号のスペクトルを示すグラフであ
る。
て、(a)半導体レーザ1への注入電流11aの変調を
示すグラフ、(b)半導体レーザ1の発振周波数の変調
を示すグラフ、(c)光検出器7に入射する時点におけ
る参照光と信号光の波形を示すグラフ、(d)光検出器
7で検出された干渉信号のスペクトルを示すグラフであ
る。
【図8】図1の光周波数領域反射光分布計測装置におい
て、基板2上の集積構造を示すための断面図である。
て、基板2上の集積構造を示すための断面図である。
1 半導体レーザ 2 基板 3 第1の光導波路 4 分岐部 5 第2の光導波路 5a 端面 6 第3の光導波路 7 光検出器 8 半反射膜 9 コリメートレンズ 10 被検ミラー 10a コーナーミラー 11 注入電流変調装置 11a 注入電流 12 周波数解析装置 12a 干渉信号 13 半導体レーザの出射光 14 参照光 14a 不要な参照光 15 信号光 16 金属クラッド層 17 モードコンバータ 22 下部クラッド層 23 コア層 24 上部第1クラッド層 25 上部第2クラッド層 26 レーザ活性層 27 レーザバリア層 28 レーザガイド層 29 レーザクラッド層 30 レーザキャップ層 86 酸化膜 301 n型不純物ドーピング領域 501 電極 601 ポリイミド 701 電極
Claims (10)
- 【請求項1】一端に、光を入出射するための端面をもつ
光導波路と、 前記端面上に配置され、前記光導波路を伝搬してきた光
の一部を反射し、残部を透過する半反射膜と、 前記光導波路の他端から前記光導波路に照明光を入射す
る照明光学系と、 前記照明光の周波数を時間に対して変化させる周波数変
調手段と、 前記光導波路を前記端面から前記他端に向かって逆向き
に伝搬してきた光を検出する検出光学系と、 前記検出光学系の検出した光の周波数を求める周波数解
析手段とを有し、 前記光導波路は、前記端面を被検物体に向けて配置さ
れ、前記他端から伝搬してきた前記照明光のうち、前記
端面において前記半反射膜で反射された光を参照光とし
て、前記他端に向かって逆向きに伝搬する一方で、前記
半反射膜を透過した照明光を信号光として、前記被検物
体に向かって出射し、前記被検物体で反射された前記信
号光を再び前記端面から入射させ、前記参照光とともに
前記他端に向かって逆向きに伝搬することを特徴とする
光周波数領域反射光分布計測装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記照明光学系は、光源と、前記光
源の光を前記光導波路に導く照明用光導波路とを有し、 前記検出光学系は、光検出器と、前記光導波路の光を前
記光検出器に導く検出用光導波路とを有し、 前記光導波路の他端には、前記照明用光導波路と前記検
出用光導波路とを前記光導波路の他端に接続する分岐部
が形成されていることを特徴とする光周波数領域反射光
分布計測装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記光導波路、分岐部、照明用光導
波路、および検出用光導波路は、同一の基板上に形成さ
れていることを特徴とする光周波数領域反射光分布計測
装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記光源および前記光検出器のうち
の少なくとも一方は、前記基板上に集積されていること
を特徴とする光周波数領域反射光分布計測装置。 - 【請求項5】請求項2に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記分岐部は、前記光導波路の軸方
向に対して非対称な形状に形成されていることを特徴と
する光周波数領域反射光分布計測装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記分岐部は、前記検出用光導波路
の軸方向が前記光導波路の軸方向と一致するように形成
されていることを特徴とする光周波数領域反射光分布計
測装置。 - 【請求項7】請求項1に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記端面と前記被検物体との間に
は、前記端面から出射された信号光をコリメートするコ
リメート光学系が配置されていることを特徴とする光周
波数領域反射光分布計測装置。 - 【請求項8】請求項4に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記光源は、前記基板上に集積され
た半導体レーザであり、 前記照明用光導波路は、前記半導体レーザの活性層のエ
バネッセント波の内側に位置するように配置されている
ことを特徴とする光周波数領域反射光分布計測装置。 - 【請求項9】請求項2に記載の光周波数領域反射光分布
計測装置において、前記照明光学系は、前記照明光とし
て、第1の偏光を前記光導波路に入射させ、 前記光導波路は、前記他端と前記一端との間を前記照明
光が往復する間に、前記第1の偏光を、前記第1の偏光
と直交する第2の偏光に変換する偏光変換手段を有し、 前記照明用光導波路は、前記第2の偏光の伝搬を阻止す
る阻止手段を備えることを特徴とする光周波数領域反射
光分布計測装置。 - 【請求項10】請求項9に記載の光周波数領域反射光分
布計測装置において、前記光導波路は、電気光学効果を
有する材料からなり、 前記偏光変換手段は、前記光導波路の電気光学効果を利
用して、偏光方向を変換する変換器であり、 前記阻止手段は、前記照明用光導波路を伝搬する第2の
偏光を吸収するために前記照明用光導波路上に配置され
た金属層であることを特徴とする光周波数領域反射光分
布計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9220508A JPH1163914A (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 光周波数領域反射光分布計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9220508A JPH1163914A (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 光周波数領域反射光分布計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163914A true JPH1163914A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16752134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9220508A Pending JPH1163914A (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 光周波数領域反射光分布計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1163914A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140040720A (ko) * | 2011-05-16 | 2014-04-03 | 자리온 레이저 어쿠스틱스 게엠베하 | 광 센서 |
-
1997
- 1997-08-15 JP JP9220508A patent/JPH1163914A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140040720A (ko) * | 2011-05-16 | 2014-04-03 | 자리온 레이저 어쿠스틱스 게엠베하 | 광 센서 |
JP2014515114A (ja) * | 2011-05-16 | 2014-06-26 | クサリオン レーザー アコースティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 光センサー |
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