JPH1163832A - 乾燥収納庫 - Google Patents

乾燥収納庫

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JPH1163832A
JPH1163832A JP22579497A JP22579497A JPH1163832A JP H1163832 A JPH1163832 A JP H1163832A JP 22579497 A JP22579497 A JP 22579497A JP 22579497 A JP22579497 A JP 22579497A JP H1163832 A JPH1163832 A JP H1163832A
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JP
Japan
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air
shelf
duct
storage
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP22579497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Okamoto
芳美 岡本
Koichiro Seki
康一郎 関
Kaori Sakai
かおり 酒井
Isao Morita
功 森田
Yasutomo Akutsu
保朋 阿久津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1163832A publication Critical patent/JPH1163832A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除湿した空気を棚の上に配置された物品に効
率よく供給することができ、しかも外観美に優れる乾燥
収納庫を提供する。 【解決手段】 物品を収納する収納室3の空気の除湿を
行う除湿手段5を備える乾燥収納庫1であって、除湿手
段5により除湿された空気を導くダクト7を設け、ダク
ト7によって導かれた空気を取り込む複数の棚9を設
け、棚9は取り込んだ空気を下方の棚9の方向に吹き出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を乾燥させる
機能を有する乾燥収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、靴、傘等の物品を乾燥させる機能
を有する乾燥収納庫においては、例えばヒータと送風機
からなる温風発生手段により乾燥空気を生成し、この乾
燥空気を庫内に供給して物品を乾燥し、ペルチェ素子等
を用いた冷却手段により湿度の高くなった空気を露点以
下にして結露水として乾燥収納庫の外に排出するものが
提案されている(例えば、特開平7−253273
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−253273号記載のものでは、乾燥空気の吹出口
および吸込口がそれぞれ一箇所に限定されているので、
収納室内の空気の循環を均等にすることが難しく、その
結果、物品を収納する位置によっては乾燥の速い物品と
乾燥の遅い物品とが生じるという問題がある。また、従
来の乾燥収納庫では意匠上の観点から設計されておら
ず、箱形の収納庫に単に開閉扉を設けたものが一般的で
あり、外観美の追求に欠けるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、除湿した空気を
棚上の物品に効率よく供給することができ、しかも外観
美に優れる乾燥収納庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、物品を収納する収納室の空
気の除湿を行う除湿手段を備える乾燥収納庫において、
前記除湿手段を本体の下部に配置し、前記除湿手段によ
り除湿された空気を導くダクトを収納室に設け、前記ダ
クトに取り付けられると共に前記ダクトにより導かれた
空気を取り込む導風路を有する複数の棚を設け、前記各
棚は導風路に取り込んだ空気を収納室に吹き出す吹出口
を有することを特徴とする乾燥収納庫である。
【0006】この発明によれば、例えば各棚に乾燥対象
としての物品が配置されている場合に、除湿手段によっ
て除湿された空気が各棚から収納室に吹き出され、除湿
された空気が物品に対して直接当てられる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記収納室を囲う外壁を透明素材で形成し
たことを特徴とする乾燥収納庫である。
【0008】この発明によれば、収納室に収納された物
品を乾燥収納庫の外側から見ることができ、外観美にも
優れたものになる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、前記ダクトに複数の挿入口
を設け、この挿入口に開閉自在なシャッタを設け、前記
棚を挿入口に対して着脱自在に構成し、前記棚が挿入口
に装着されたときには前記シャッタが開き、前記棚が挿
入口から取り外されたときには前記シャッタが挿入口を
塞ぐことを特徴とする乾燥収納庫である。
【0010】この発明によれば、棚がダクトから取り外
されたときにシャッタが塞ぐため、棚を取り外しても挿
入口から空気が漏れることはない。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載の発明において、各棚の下面
に吹出口を形成したことを特徴とする乾燥収納庫であ
る。
【0012】この発明によれば、例えば各棚に乾燥対象
としての物品が配置されている場合に、除湿手段によっ
て除湿された空気が各棚から下方の棚の物品に向けて吹
き出され、除湿された空気が物品に対して直接当てられ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、符号1は、吸着除
湿式の乾燥収納庫を示す。この乾燥収納庫1には、靴等
の物品(図示せず)を収納する収納室3と、この収納室
3の空気の除湿を行うための機器類が収容される除湿手
段5とが設けられる。
【0014】この収納室3の中央には、除湿手段5から
乾燥収納庫1の上部に伸びるダクト7が設けられ、この
ダクト7には着脱可能な複数の棚9が等間隔に取り付け
られる。収納室3の四面の外壁11はガラス等の透明素
材で形成されており、乾燥収納庫1の前面側や両側面側
から棚9上に配置された物品は自由に見ることができ
る。収納室3と除湿手段5とは仕切板13により仕切ら
れ、この仕切板13には収納室3の空気を除湿手段5に
流入させるための複数の吸込口15が設けられる。
【0015】棚9には、図3(A)(B)に示すように
導風路17が設けられ、この導風路17を囲う下面棚壁
9aには複数の吹出口19が設けられる。図3(A)に
示すように、ダクト7には棚9を装着するための挿入口
21が設けられ、棚9を挿入口21に装着したときに
は、ダクト7内を流れる除湿された空気の一部が導風路
17および吹出口19を通って下方に吹き出される。ダ
クト7の各挿入口21の口壁の上部にはシャッタ23の
一端23aがヒンジ結合され、シャッタ23の他端23
bは挿入口21に棚9を装着したときほぼ水平に回動
し、棚9を取り外したとき図3(B)に示すように回動
して挿入口21を閉塞する。
【0016】除湿手段5は、図2(A)(B)に示すよ
うに空気の流れの上流側からフィルタ25と、送風機2
7と、再生ヒータ29と、除湿素子31とを備える。除
湿手段5の側壁には外気を導入可能な吸気口33が設け
られ、除湿手段5の底壁には後述の除湿素子31の再生
空気を排気する排気口35が設けられる。符号30は、
除湿素子31を回転駆動させる除湿素子駆動モータであ
り、この除湿素子駆動モータ30の出力軸のプーリには
ベルト32が掛けられ、このベルト32は除湿素子31
の外周部に巻回され、この除湿素子31は除湿素子駆動
モータ30により回転駆動される。
【0017】上述したフィルタ25は、収納室3から吸
込口15を介して回収される空気および吸気口33を介
して吸入される空気中の塵埃を除去するものであり、除
湿素子21の目詰まりを防止し、空気の清浄化を行う。
【0018】このフィルタ25は、取り替え可能に構成
されているため、例えば乾燥収納庫1に靴等を収納する
場合には、脱臭機能を付加した脱臭フィルタが用いられ
る。或いは利用者の好みにより、脱臭機能を有しない芳
香剤入りのフィルタに取り替えることにより、物品に香
りを付けることも可能である。
【0019】除湿手段5の背面側には、図示を省略した
電源スイッチと、湿度調節つまみとが設けられる。本実
施形態では、湿度調節つまみにより所望の湿度を指定で
きるように構成される。湿度調節つまみの切換位置は物
品の種類によって当該物品の乾燥に必要な湿度を対応さ
せておくことが可能である。
【0020】次に、本実施形態による動作を説明する。
【0021】本実施形態の乾燥収納庫1では、除湿運転
中の乾燥空気は、図1に示すように、除湿手段5からダ
クト7に供給され、この空気は各棚9の下面に設けられ
た吹出口19から吹出され、棚9の下に位置する物品
(図示せず)に当てられ、当該物品から水分を取り込ん
で物品を乾燥させる。収納室3の外壁11はガラス等の
透明な素材で形成されているため、棚9上に配置される
物品を、前面側や両側面側から自由に見ることができ
る。そのため、この乾燥収納庫1は例えば靴を展示する
ための乾燥ショーケースとしても利用することができ
る。
【0022】図1に示すように、各棚9上に配置された
物品(図示せず)に向けて吹出された空気は、当該物品
から水分を取り込んで湿度を高め、その後、湿度が高め
られた空気は収納室3内を下降し、仕切板13に設けら
れた吸込口15を介して除湿手段5に流入する。除湿手
段5に流入した空気は、図2(A)の矢印の方向に移動
し、吸気口33から吸気された空気と合流し、この合流
した空気はフィルタ25に流入する。このフィルタ25
では塵埃が取り除かれ、浄化された空気は送風機27に
吸込まれる。この送風機の19の出側では除湿素子31
に直接流入する空気と再生ヒータ29に流入する空気に
分流される。空気が除湿素子31に流入すると、空気中
の水分が所定の速度で回転している除湿素子31に吸着
され、空気の相対湿度が下げられ、矢印方向に移動し
て、ダクト7に流入する。再生ヒータ29に流入した空
気は、再生ヒータ29によって温度が上昇し、この空気
の相対湿度が降下し、除湿素子31に流入した時、当該
除湿素子31に吸着された水分を蒸発させる。この水分
を含んだ空気は、図2(B)に示すように排気口35を
介して庫外へ排気される。
【0023】ダクト7に流入した空気は、図1に示すよ
うにダクト7の中を上昇する。上昇する空気の一部は、
図3(A)に示すように棚9の導風路17を経て、吹出
口19を介して吹出される。このような循環を繰り返し
て、各棚9が除湿された空気を下の棚9の上に配置され
た物品に対して直接吹き出し、物品から水分を取り込む
ので、従来の庫内で空気を循環させる乾燥収納庫と比較
して効率よく物品を乾燥させることができる。
【0024】この実施形態によれば、吸着除湿式の除湿
手段5において、乾燥収納庫1の運転中に再生ヒータ2
9からの高温の空気によって除湿素子31が再生される
ので、従来の乾燥収納庫のようにドレン水等が溜まるこ
とがなく、メンテナンスは大幅に簡略化される。また、
従来の温風乾燥式のものと比較すると、再生ヒータ29
は除湿素子31に吸着された水分を蒸発させるだけでよ
く、容量の小さいヒータを用いることができるため、乾
燥収納庫1に要する全体消費電力を抑制できる。また、
温風乾燥式のものと比較すると、常温乾燥が可能とな
る。
【0025】図3(A)に示すように棚9がダクト7に
装着された時には、シャッタ23が開いて、ダクト7と
棚9の導風路17とが連通する。これに対し、図3
(B)に示すように棚9がダクト7から取り外されたと
きには、自重或いはばね(図示せず)のばね力によりシ
ャッタ23がヒンジを介して揺動し、挿入口21を塞
ぐ。このように棚9がダクト7から取り外されたときに
シャッタ23が挿入口21を塞ぐので、棚9を取り外し
ても挿入口21から空気が漏れることはない。
【0026】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではない。本実施
形態では吸着除湿式の乾燥収納庫を説明したが、ペルチ
ェ素子等を用いたヒータ式の乾燥機能を有する乾燥収納
庫でもよい。また、本実施形態では、収納室3の四面の
外壁11をガラス等の透明素材で形成したが、例えば背
面庫壁にダクト7を設け、それ以外の三面をガラス等の
透明素材で形成してもよい。また、収納される物品につ
いては、靴類に限らず、例えば、スキーの板、食品、衣
類、薬品等様々なものがあり、乾燥を必要としているも
のはすべて対象となる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、除湿手段
を本体の下部に配置し、除湿手段により除湿された空気
を導くダクトを収納室に設け、ダクトに取り付けられる
と共にダクトにより導かれた空気を取り込む導風路を有
する複数の棚を設け、各棚は導風路に取り込んだ空気を
収納室に吹き出す吹出口を有するので、各棚の上に配置
された物品に対して除湿された空気を直接供給すること
ができ、物品を効率よく乾燥させることができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、収納室を囲う外壁を透明素材で形成
したので、収納室に収納された物品を乾燥収納庫の外側
から見ることができ、乾燥収納庫としての用途だけでは
なく、例えば乾燥ショーケースとして、収納された物品
を展示するために用いることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、ダクトに複数の挿入
口を設け、この挿入口に開閉自在なシャッタを設け、棚
を挿入口に対して着脱自在に構成し、棚が挿入口に装着
されたときにはシャッタが開き、棚が挿入口から取り外
されたときにはシャッタが挿入口を塞ぐので、棚がダク
トから取り外されたときにシャッタが挿入口を塞いで除
湿された空気が棚の上に配置された物品に対して均等に
供給され、各棚の上に配置された物品を効率よく乾燥さ
せることができる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、各棚
の下面に吹出口を形成したので、各棚に配置された物品
に対して除湿された空気を上から直接供給することがで
き、物品を効率よく乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による乾燥収納庫の正面を示
す図である。
【図2】除湿手段における内部構成を示し、(A)平面
図、(B)は(A)の側面図である。
【図3】(A)は棚をダクトに装着した状態を示す図、
(B)は棚をダクトから取り外した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 乾燥収納庫 7 ダクト 9 棚 11 外壁 17 導風路 19 吹出口 21 挿入口 23 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 功 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 阿久津 保朋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する収納室の空気の除湿を行
    う除湿手段を備える乾燥収納庫において、前記除湿手段
    を本体の下部に配置し、前記除湿手段により除湿された
    空気を導くダクトを収納室に設け、前記ダクトに取り付
    けられると共に前記ダクトにより導かれた空気を取り込
    む導風路を有する複数の棚を設け、前記各棚は導風路に
    取り込んだ空気を収納室に吹き出す吹出口を有すること
    を特徴とする乾燥収納庫。
  2. 【請求項2】 前記収納室を囲う外壁を透明素材で形成
    したことを特徴とする請求項1記載の乾燥収納庫。
  3. 【請求項3】 前記ダクトに複数の挿入口を設け、この
    挿入口に開閉自在なシャッタを設け、前記棚を挿入口に
    対して着脱自在に構成し、前記棚が挿入口に装着された
    ときには前記シャッタが開き、前記棚が挿入口から取り
    外されたときには前記シャッタが挿入口を塞ぐことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の乾燥収納庫。
  4. 【請求項4】 各棚の下面に吹出口を形成したことを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    乾燥収納庫。
JP22579497A 1997-08-07 1997-08-07 乾燥収納庫 Pending JPH1163832A (ja)

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JP22579497A JPH1163832A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 乾燥収納庫

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202937A (ja) * 2003-03-04 2008-09-04 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケース

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202937A (ja) * 2003-03-04 2008-09-04 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケース
JP2008256356A (ja) * 2003-03-04 2008-10-23 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケース
JP4636120B2 (ja) * 2003-03-04 2011-02-23 富士電機システムズ株式会社 ショーケース

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