JPH1163792A - 天井下面非着霜冷凍庫 - Google Patents
天井下面非着霜冷凍庫Info
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- JPH1163792A JPH1163792A JP24463797A JP24463797A JPH1163792A JP H1163792 A JPH1163792 A JP H1163792A JP 24463797 A JP24463797 A JP 24463797A JP 24463797 A JP24463797 A JP 24463797A JP H1163792 A JPH1163792 A JP H1163792A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウオ−クイン型冷凍庫内の天井下面に湿気が
着霜化して惹起する諸問題を解決するために、庫内天井
下面を非着霜にする冷凍庫に関する。 【解決手段】 ユニットク−ラ−1の除霜時に吹出側3
の天井下面11付近や、開扉時に出入口10の内側の天
井下面14付近に、特に滞留しようとする湿気を、出入
口(10)の、上側の壁体(Wb)の上縁寄りに設けた
断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7を用いて、庫外に
排出させ、着霜化しようとする湿気を、該天井下面に滞
留しないようにする。また、天井下面11の所定部や天
井下面14等を、湿気が着霜化できない温度に、電熱灯
12を用いて照射加温し、湿気が滞留して存在しても着
霜化できなくする。
着霜化して惹起する諸問題を解決するために、庫内天井
下面を非着霜にする冷凍庫に関する。 【解決手段】 ユニットク−ラ−1の除霜時に吹出側3
の天井下面11付近や、開扉時に出入口10の内側の天
井下面14付近に、特に滞留しようとする湿気を、出入
口(10)の、上側の壁体(Wb)の上縁寄りに設けた
断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7を用いて、庫外に
排出させ、着霜化しようとする湿気を、該天井下面に滞
留しないようにする。また、天井下面11の所定部や天
井下面14等を、湿気が着霜化できない温度に、電熱灯
12を用いて照射加温し、湿気が滞留して存在しても着
霜化できなくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所謂、ウオ−ク
イン型冷凍庫(以下、冷凍庫と略稱する。)に関する。
イン型冷凍庫(以下、冷凍庫と略稱する。)に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍庫の出入口にエヤ−カ−テン吹出口
を設け、開扉時にエヤ−カ−テンを形成させて、庫外湿
気の流入による天井下面及び壁面、並びに保管商品等へ
の着霜防止技術が広く利用されている。
を設け、開扉時にエヤ−カ−テンを形成させて、庫外湿
気の流入による天井下面及び壁面、並びに保管商品等へ
の着霜防止技術が広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷凍庫に於いては、主
としてユニットク−ラ−の吹出側の天井下面や、出入口
の内側の天井下面に著しい着霜現象が見られる。これは
湿気が着霜化したもので、一旦着霜化が始まると着霜が
着霜を呼び、短時間に着霜量が増加拡大し、時間の経過
と共に氷結化し、終に、重量が増加して剥落する。冷凍
運転最中に壁面や保管商品或いは備品等の着霜は比較的
容易に除去することが可能であるが、天井下面に氷結化
した着霜を除去することは容易でない。除去は事実上大
変困難なため、着霜量は増加する一方で、前記のとおり
着霜の剥落による人身事故の発生や保管商品の破損につ
ながり、更に庫内作業性が悪化する等の問題点がある。
としてユニットク−ラ−の吹出側の天井下面や、出入口
の内側の天井下面に著しい着霜現象が見られる。これは
湿気が着霜化したもので、一旦着霜化が始まると着霜が
着霜を呼び、短時間に着霜量が増加拡大し、時間の経過
と共に氷結化し、終に、重量が増加して剥落する。冷凍
運転最中に壁面や保管商品或いは備品等の着霜は比較的
容易に除去することが可能であるが、天井下面に氷結化
した着霜を除去することは容易でない。除去は事実上大
変困難なため、着霜量は増加する一方で、前記のとおり
着霜の剥落による人身事故の発生や保管商品の破損につ
ながり、更に庫内作業性が悪化する等の問題点がある。
【0004】従来、この着霜の原因となる湿気の過半量
は、出入口の開扉時に流入した庫外湿気であるとされ、
開扉時には前記のとおりエヤ−カ−テンによって、庫外
湿気の流入を防止させている。しかし現在のエヤ−カ−
テン装置では、庫外湿気の遮断効率はそれほど高くな
い。従ってそれなりの効果は認められるが、なお庫外湿
気は容易に開扉時に流入する。
は、出入口の開扉時に流入した庫外湿気であるとされ、
開扉時には前記のとおりエヤ−カ−テンによって、庫外
湿気の流入を防止させている。しかし現在のエヤ−カ−
テン装置では、庫外湿気の遮断効率はそれほど高くな
い。従ってそれなりの効果は認められるが、なお庫外湿
気は容易に開扉時に流入する。
【0005】ユニットク−ラ−と出入口との相対位置、
距離、天井高さ、及びユニットク−ラ−の循環ファンの
作動等の関係により庫外湿気の流入量は定量できない
が、冷凍運転最中に開扉すると、流入した庫外湿気は出
入口の内側天井下面付近に上昇し、該天井下面に着霜化
する。除霜中に開扉すると循環ファンが停止するため、
容易に上昇して着霜化し、既着霜があれば益々容易に着
霜化する。よって開扉回数を重ねるに従って着霜量が増
加拡大し、出入口の内側天井下面に著しい着霜化現象が
見られる。
距離、天井高さ、及びユニットク−ラ−の循環ファンの
作動等の関係により庫外湿気の流入量は定量できない
が、冷凍運転最中に開扉すると、流入した庫外湿気は出
入口の内側天井下面付近に上昇し、該天井下面に着霜化
する。除霜中に開扉すると循環ファンが停止するため、
容易に上昇して着霜化し、既着霜があれば益々容易に着
霜化する。よって開扉回数を重ねるに従って着霜量が増
加拡大し、出入口の内側天井下面に著しい着霜化現象が
見られる。
【0006】従来から、ユニットク−ラ−の吹出側の天
井下面の着霜も、出入口から流入した庫外湿気が原因で
あるとされている。しかしながら、出入口とユニットク
−ラ−間の距離が相当離れた位置の場合でも、前記天井
下面に着霜化現象が見られる。出入口の内側天井下面に
直接着霜化する以外の流入庫外湿気は、庫内循環風流に
乗つてユニットク−ラ−の吸込口方向に誘引され、一部
は保管商品や備品等に着霜化し、残余の湿気はユニット
ク−ラ−に流入して着霜化される。故に、出入口から相
当離れた位置にあるユニットク−ラ−の吹出側の天井下
面に、開扉時に流入した庫外湿気のみが大量に着霜化す
るとは考え難い。即ちユニットク−ラ−の吹出側の天井
下面に、大量に着霜化する原因となる湿気は、開扉時に
流入した庫外湿気以外の湿気によるものと考えられる。
井下面の着霜も、出入口から流入した庫外湿気が原因で
あるとされている。しかしながら、出入口とユニットク
−ラ−間の距離が相当離れた位置の場合でも、前記天井
下面に着霜化現象が見られる。出入口の内側天井下面に
直接着霜化する以外の流入庫外湿気は、庫内循環風流に
乗つてユニットク−ラ−の吸込口方向に誘引され、一部
は保管商品や備品等に着霜化し、残余の湿気はユニット
ク−ラ−に流入して着霜化される。故に、出入口から相
当離れた位置にあるユニットク−ラ−の吹出側の天井下
面に、開扉時に流入した庫外湿気のみが大量に着霜化す
るとは考え難い。即ちユニットク−ラ−の吹出側の天井
下面に、大量に着霜化する原因となる湿気は、開扉時に
流入した庫外湿気以外の湿気によるものと考えられる。
【0007】前記天井下面一帯に多量に着霜化する原因
となる湿気は、ユニットク−ラ−の除霜時、着霜が融解
して水に変化する際に発生したものと考えられる。除霜
時にはユニットク−ラ−の循環ファンを停止させるた
め、発生した温湿気は庫内の低温空気と分離して、主と
してユニットク−ラ−を中心とした天井下面付近に上昇
し、一部は天井下面に着霜化するほか、既着霜があれば
その一部を融解させ、雫を庫内床面に滴下させたりしな
がら前記天井下面付近に滞留する。
となる湿気は、ユニットク−ラ−の除霜時、着霜が融解
して水に変化する際に発生したものと考えられる。除霜
時にはユニットク−ラ−の循環ファンを停止させるた
め、発生した温湿気は庫内の低温空気と分離して、主と
してユニットク−ラ−を中心とした天井下面付近に上昇
し、一部は天井下面に着霜化するほか、既着霜があれば
その一部を融解させ、雫を庫内床面に滴下させたりしな
がら前記天井下面付近に滞留する。
【0008】除霜終了によりユニットク−ラ−に冷媒が
供給され、水切り時間経過後に循環ファンが運転を開始
すると、ユニットク−ラ−の吸込口側の天井下面付近に
滞留している一部の湿気は、ユニットク−ラ−の吹出側
へ移動して低温の循環風流と分離しながら吹き出し直後
から空気の抵抗により急速に減速し、低温の循環風流は
降下するが、分離した前記の温湿気は、降下する循環風
流と吹出側の天井下面との間一帯に形成される無風状態
に近い空間域内に集合し、一団の湿気群となって滞留す
る。
供給され、水切り時間経過後に循環ファンが運転を開始
すると、ユニットク−ラ−の吸込口側の天井下面付近に
滞留している一部の湿気は、ユニットク−ラ−の吹出側
へ移動して低温の循環風流と分離しながら吹き出し直後
から空気の抵抗により急速に減速し、低温の循環風流は
降下するが、分離した前記の温湿気は、降下する循環風
流と吹出側の天井下面との間一帯に形成される無風状態
に近い空間域内に集合し、一団の湿気群となって滞留す
る。
【0009】除霜終了後、暫くの時間が経過してユニッ
トク−ラ−は正常冷凍運転となるに従い、無風状態に近
い空間域内に滞留する前記湿気も、天井下面も共に氷結
温度に冷却され、湿気は容易に天井下面に着霜化する。
既着霜があれば更に容易に短時間に着霜化し、よって、
除霜回数を重ねるごとに着霜量が益々増加拡大する。ユ
ニットク−ラ−の着霜が融解してなる吹出側の天井下面
の着霜と、開扉時に出入口の内側天井下面に上昇してな
る庫外湿気の着霜の双方が、両天井下面にわたって拡大
して一帯的に着霜化されていたため、ユニットク−ラ−
の吹出側の天井下面の着霜も、出入口から流入した庫外
湿気が原因であると見間違えられてきた所以である。
トク−ラ−は正常冷凍運転となるに従い、無風状態に近
い空間域内に滞留する前記湿気も、天井下面も共に氷結
温度に冷却され、湿気は容易に天井下面に着霜化する。
既着霜があれば更に容易に短時間に着霜化し、よって、
除霜回数を重ねるごとに着霜量が益々増加拡大する。ユ
ニットク−ラ−の着霜が融解してなる吹出側の天井下面
の着霜と、開扉時に出入口の内側天井下面に上昇してな
る庫外湿気の着霜の双方が、両天井下面にわたって拡大
して一帯的に着霜化されていたため、ユニットク−ラ−
の吹出側の天井下面の着霜も、出入口から流入した庫外
湿気が原因であると見間違えられてきた所以である。
【0010】庫内に存在する湿気は保管商品から発生し
た湿気、庫壁の隙間等を介して庫外から侵入した湿気及
び出入口の開扉時に流入した庫外湿気並びにユニットク
−ラ−の除霜時に発生した前記湿気等の総合であり、仮
に出入口の開扉時に流入する湿気を完全に遮断し得たと
しても、前記の他の湿気が存在する限りユニットク−ラ
−には必ず着霜現象が発生する。そして、除霜時には必
ず湿気が発生し、既着霜の天井下面は前記のとおり着霜
化が容易であり、除霜回数を重ねるごとに益々着霜量が
増加拡大する。
た湿気、庫壁の隙間等を介して庫外から侵入した湿気及
び出入口の開扉時に流入した庫外湿気並びにユニットク
−ラ−の除霜時に発生した前記湿気等の総合であり、仮
に出入口の開扉時に流入する湿気を完全に遮断し得たと
しても、前記の他の湿気が存在する限りユニットク−ラ
−には必ず着霜現象が発生する。そして、除霜時には必
ず湿気が発生し、既着霜の天井下面は前記のとおり着霜
化が容易であり、除霜回数を重ねるごとに益々着霜量が
増加拡大する。
【0011】本発明は、出入口の開扉時に流入する庫外
湿気と、ユニットク−ラ−の除霜時に庫内で発生した湿
気を、天井下面付近から庫外へ排出して、天井下面付近
に着霜化する湿気がない手段を講じた冷凍庫や、前記両
天井下面付近に湿気が存在しても、前記両天井下面を着
霜化できない温度に照射加温する手段を講じた冷凍庫を
提供し、天井下面への着霜化を防止し、着霜化が惹起す
る前記の諸問題を解消することを目的とする。
湿気と、ユニットク−ラ−の除霜時に庫内で発生した湿
気を、天井下面付近から庫外へ排出して、天井下面付近
に着霜化する湿気がない手段を講じた冷凍庫や、前記両
天井下面付近に湿気が存在しても、前記両天井下面を着
霜化できない温度に照射加温する手段を講じた冷凍庫を
提供し、天井下面への着霜化を防止し、着霜化が惹起す
る前記の諸問題を解消することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1は、冷凍庫Kの
壁体Wに設けた出入口10の、上側の壁体Wbの上縁寄
りに、庫内外を連通させて形成した開口部5を介して、
排気ファン7及び通気遮断シヤッタ−8を内蔵する断熱
ダクト6を、庫外側へ突設した冷凍庫の構成である。
壁体Wに設けた出入口10の、上側の壁体Wbの上縁寄
りに、庫内外を連通させて形成した開口部5を介して、
排気ファン7及び通気遮断シヤッタ−8を内蔵する断熱
ダクト6を、庫外側へ突設した冷凍庫の構成である。
【0013】請求項2は、主として、ユニットク−ラ−
1の吹出側3の天井下面11の所定部及び出入口10の
内側の天井下面14を、所定温度に照射加温する電熱灯
12を複数個、前記の両天井下面及び周壁面4の適宜位
置に配設した冷凍庫の構成である。
1の吹出側3の天井下面11の所定部及び出入口10の
内側の天井下面14を、所定温度に照射加温する電熱灯
12を複数個、前記の両天井下面及び周壁面4の適宜位
置に配設した冷凍庫の構成である。
【0014】
【発明の実施の形態】ユニットク−ラ−1の除霜時に発
生した湿気は、低温空気と分離して主としてユニットク
−ラ−1を中心とした天井下面付近に滞留しようとする
が、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる一側壁体Wa
に設けた出入口10の、上側の壁体Wbの上縁寄りに穿
設した庫内外を連通する開口部5を介して、庫外側へ突
設した断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7及び通気遮
断シヤッタ−8が、除霜タイマ−(図示なし)と連動し
て作動する。通気遮断シヤッタ−8は電動式と風圧式の
何れかを選んで用いられ、風圧式を用いると排気ファン
7の風圧に連動し、電動式を用いた時には電動式の通気
遮断シヤッタ−8が先ず開き、電動開き動作に必要な動
作タイム経過後に排気ファン7が運転し、前記の天井下
面全域に滞留しようとする湿気を、冷凍庫Kに常備の庫
内圧力調整弁13を介して外気を供給して庫外に排出す
る。従ってユニットク−ラ−1が除霜時や、除霜終了し
て冷凍運転を開始しても、天井下面全域に着霜化する湿
気が滞留していないため、天井下面全域にわたって着霜
化現象が発生し難い。断熱ダクト6の庫外側端に風圧式
のれん9を設けたときは排気ファン7の風圧により自動
的に開閉する。
生した湿気は、低温空気と分離して主としてユニットク
−ラ−1を中心とした天井下面付近に滞留しようとする
が、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる一側壁体Wa
に設けた出入口10の、上側の壁体Wbの上縁寄りに穿
設した庫内外を連通する開口部5を介して、庫外側へ突
設した断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7及び通気遮
断シヤッタ−8が、除霜タイマ−(図示なし)と連動し
て作動する。通気遮断シヤッタ−8は電動式と風圧式の
何れかを選んで用いられ、風圧式を用いると排気ファン
7の風圧に連動し、電動式を用いた時には電動式の通気
遮断シヤッタ−8が先ず開き、電動開き動作に必要な動
作タイム経過後に排気ファン7が運転し、前記の天井下
面全域に滞留しようとする湿気を、冷凍庫Kに常備の庫
内圧力調整弁13を介して外気を供給して庫外に排出す
る。従ってユニットク−ラ−1が除霜時や、除霜終了し
て冷凍運転を開始しても、天井下面全域に着霜化する湿
気が滞留していないため、天井下面全域にわたって着霜
化現象が発生し難い。断熱ダクト6の庫外側端に風圧式
のれん9を設けたときは排気ファン7の風圧により自動
的に開閉する。
【0015】また、冷凍運転最中に出入口10の扉の開
閉に連動させて、断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7
が運転し、電動式の通気遮断シヤッタ−8を用いた時に
は電動式の通気遮断シヤッタ−8が先ず開き、続いて排
気ファン7が運転して、庫外湿気が出入口10から流入
しても、天井下面14に到達するまでに速やかに庫外に
排出される。従って天井下面14付近に着霜化する湿気
が滞留しないため、天井下面14には着霜化現象が発生
し難い。更に複数の出入口10が設けられたときには、
複数の出入口10ごとに前記同様に断熱ダクト6を付設
し、出入口10の扉の開閉に連動させて、断熱ダクト6
に配設した通気遮断シヤッタ−8と排気ファン7を前記
同様に運転させるため、前記同様に天井下面14には着
霜化現象が発生し難い。
閉に連動させて、断熱ダクト6に内蔵した排気ファン7
が運転し、電動式の通気遮断シヤッタ−8を用いた時に
は電動式の通気遮断シヤッタ−8が先ず開き、続いて排
気ファン7が運転して、庫外湿気が出入口10から流入
しても、天井下面14に到達するまでに速やかに庫外に
排出される。従って天井下面14付近に着霜化する湿気
が滞留しないため、天井下面14には着霜化現象が発生
し難い。更に複数の出入口10が設けられたときには、
複数の出入口10ごとに前記同様に断熱ダクト6を付設
し、出入口10の扉の開閉に連動させて、断熱ダクト6
に配設した通気遮断シヤッタ−8と排気ファン7を前記
同様に運転させるため、前記同様に天井下面14には着
霜化現象が発生し難い。
【0016】除霜終了時に於いては、除霜タイマ−が停
止しても、残留湿気を一掃するのに必要な時間を延長さ
せて排気ファン7と、通気遮断シヤッタ−8とを運転さ
せ、延長時間経過後に停止させる。或いは天井下面11
付近の空気温度を測定する温度検知器(図示なし)と湿
度を測定する湿度検知器(図示なし)が残留湿気を一掃
するまで検知して排気ファン7と通気遮断シヤッタ−8
との運転を継続させ、所定値の温湿度に達すると排気フ
ァン7と通気遮断シヤッタ−8を停止させることも可能
である。
止しても、残留湿気を一掃するのに必要な時間を延長さ
せて排気ファン7と、通気遮断シヤッタ−8とを運転さ
せ、延長時間経過後に停止させる。或いは天井下面11
付近の空気温度を測定する温度検知器(図示なし)と湿
度を測定する湿度検知器(図示なし)が残留湿気を一掃
するまで検知して排気ファン7と通気遮断シヤッタ−8
との運転を継続させ、所定値の温湿度に達すると排気フ
ァン7と通気遮断シヤッタ−8を停止させることも可能
である。
【0017】出入口10の閉扉時に於いても、前記同様
に閉扉後に延長時間経過後に排気ファン7と通気遮断シ
ヤッタ−8を停止させる。或いは前記同様に温度と湿度
の両検知器の作動により排気ファン7と通気遮断シヤッ
タ−8の運転を継続させ、停止させてもよい。
に閉扉後に延長時間経過後に排気ファン7と通気遮断シ
ヤッタ−8を停止させる。或いは前記同様に温度と湿度
の両検知器の作動により排気ファン7と通気遮断シヤッ
タ−8の運転を継続させ、停止させてもよい。
【0018】断熱ダクト6の付設位置は、ユニットク−
ラ−1の吹出側3となる一側壁体Waに設けた出入口1
0の上側の壁体Wbの上縁寄りのため、天井下面に最接
近した位置である。この位置は、出入口10の開扉時に
流入した庫外湿気と除霜時に発生した湿気との双方を、
効果的に排出することが出来る最適位置である。よっ
て、除霜時に発生した湿気を除霜中も除霜終了後も、開
扉時に流入した庫外湿気を開扉中も閉扉後も確実に庫外
に排出するため、着霜化する湿気が天井下面全域に滞留
せず、天井下面全域に着霜化現象が発生しない。従っ
て、特に、天井下面11と天井下面14との間の一帯
に、拡大して一連となって着霜化することを効率よく防
止することが出来る。
ラ−1の吹出側3となる一側壁体Waに設けた出入口1
0の上側の壁体Wbの上縁寄りのため、天井下面に最接
近した位置である。この位置は、出入口10の開扉時に
流入した庫外湿気と除霜時に発生した湿気との双方を、
効果的に排出することが出来る最適位置である。よっ
て、除霜時に発生した湿気を除霜中も除霜終了後も、開
扉時に流入した庫外湿気を開扉中も閉扉後も確実に庫外
に排出するため、着霜化する湿気が天井下面全域に滞留
せず、天井下面全域に着霜化現象が発生しない。従っ
て、特に、天井下面11と天井下面14との間の一帯
に、拡大して一連となって着霜化することを効率よく防
止することが出来る。
【0019】次に、ユニットク−ラ−1の除霜時に発生
した湿気は前記したとおり、庫内低温空気と分離して主
としてユニットク−ラ−1を中心とした天井下面付近に
滞留し、除霜終了において、循環ファン2が運転を開始
すると、ユニットク−ラ−1の吸込口側の天井下面付近
に滞留している一部の湿気は、ユニットク−ラ−1の吹
出側3へ移動して無風状態に近い空間域Aに滞留する。
した湿気は前記したとおり、庫内低温空気と分離して主
としてユニットク−ラ−1を中心とした天井下面付近に
滞留し、除霜終了において、循環ファン2が運転を開始
すると、ユニットク−ラ−1の吸込口側の天井下面付近
に滞留している一部の湿気は、ユニットク−ラ−1の吹
出側3へ移動して無風状態に近い空間域Aに滞留する。
【0020】除霜時に除霜タイマ−(図示なし)と連動
して、ユニットク−ラ−1の吹出側3の天井下面11
で、無風状態に近い空間域Aと接する天井下面11を、
所定部として指定し、その所定部として指定した天井下
面11を、均等に照射加温するように、天井下面11及
び吹出側3の周壁面4に適宜に配設した複数個の電熱灯
12が点灯し、所定部としての該天井下面11を、所定
の温度として、湿気が着霜化できない温度、即ち摂氏0
度から摂氏5度程度に均等に保持できるように照射加温
する。
して、ユニットク−ラ−1の吹出側3の天井下面11
で、無風状態に近い空間域Aと接する天井下面11を、
所定部として指定し、その所定部として指定した天井下
面11を、均等に照射加温するように、天井下面11及
び吹出側3の周壁面4に適宜に配設した複数個の電熱灯
12が点灯し、所定部としての該天井下面11を、所定
の温度として、湿気が着霜化できない温度、即ち摂氏0
度から摂氏5度程度に均等に保持できるように照射加温
する。
【0021】除霜終了後は、滞留した湿気は時間の経過
に従い、徐々に庫内温度と等温となりながら徐々にユニ
ットク−ラ−1の循環ファン2の風流に誘引されて風流
に乗り、庫内に拡散された後、過半量はユニットク−ラ
−1内に流入して着霜化される。滞留した湿気が天井下
面11付近から拡散一掃される時間をタイマ−(図示な
し)に設定して、一掃後に電熱灯12を消灯させる。或
いは天井下面11付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気が一掃されるまで検知して電熱灯12の点灯
を継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消
灯させてもよい。天井下面11の表面温度が所定値より
過熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して
電熱灯12を消灯させ、安全を確保する。よって、除霜
終了後に於いても該天井下面11に着霜化現象は発生し
難い。
に従い、徐々に庫内温度と等温となりながら徐々にユニ
ットク−ラ−1の循環ファン2の風流に誘引されて風流
に乗り、庫内に拡散された後、過半量はユニットク−ラ
−1内に流入して着霜化される。滞留した湿気が天井下
面11付近から拡散一掃される時間をタイマ−(図示な
し)に設定して、一掃後に電熱灯12を消灯させる。或
いは天井下面11付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気が一掃されるまで検知して電熱灯12の点灯
を継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消
灯させてもよい。天井下面11の表面温度が所定値より
過熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して
電熱灯12を消灯させ、安全を確保する。よって、除霜
終了後に於いても該天井下面11に着霜化現象は発生し
難い。
【0022】冷凍運転最中に出入口10が開扉し、庫外
湿気が流入して出入口10の内側天井面14に着霜化し
ようとするが、天井下面14を、前記同様に照射加温す
るよう複数個の電熱灯12を天井下面11及び吹出側3
の周壁面4に適宜に配設されてあり、出入口10の開扉
に連動して、天井下面14を前記同様の所定の温度に照
射する。
湿気が流入して出入口10の内側天井面14に着霜化し
ようとするが、天井下面14を、前記同様に照射加温す
るよう複数個の電熱灯12を天井下面11及び吹出側3
の周壁面4に適宜に配設されてあり、出入口10の開扉
に連動して、天井下面14を前記同様の所定の温度に照
射する。
【0023】閉扉後、該天井下面14付近に滞留する庫
外湿気が、循環ファン2の風流に誘引されて風流に乗
り、拡散一掃される時間をタイマ−(図示なし)に設定
して、一掃後に電熱灯12を消灯させる。或いは前記同
様に天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して電熱灯12の点灯を
継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消灯
させてもよい。天井下面14の表面温度が所定値より過
熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電
熱灯12を消灯させ、安全を確保する。
外湿気が、循環ファン2の風流に誘引されて風流に乗
り、拡散一掃される時間をタイマ−(図示なし)に設定
して、一掃後に電熱灯12を消灯させる。或いは前記同
様に天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して電熱灯12の点灯を
継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消灯
させてもよい。天井下面14の表面温度が所定値より過
熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電
熱灯12を消灯させ、安全を確保する。
【0024】よって、除霜中も除霜終了後も、開扉中も
閉扉後も、ユニットク−ラ−1の吹出側3の所定部とし
て指定した天井下面11付近と、出入口10の内側天井
下面14付近との双方に、着霜化しようとする湿気が滞
留し、存在しているが、該両天井下面に着霜化すること
が出来ず、従って、特に、天井下面11と出入口10の
内側天井下面14との間の一帯に、拡大して一連となっ
て着霜化することを効率よく防止することが出来る。
閉扉後も、ユニットク−ラ−1の吹出側3の所定部とし
て指定した天井下面11付近と、出入口10の内側天井
下面14付近との双方に、着霜化しようとする湿気が滞
留し、存在しているが、該両天井下面に着霜化すること
が出来ず、従って、特に、天井下面11と出入口10の
内側天井下面14との間の一帯に、拡大して一連となっ
て着霜化することを効率よく防止することが出来る。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、請求項1記載の一実施例で、天井下面非着霜冷
凍庫Kの横断面の要部説明図であり、図2は、図1に示
す冷凍庫KのA−A部の縦断面の要部説明図である。図
3は、請求項2記載の一実施例で、電熱灯を配設した冷
凍庫Kの横断面の要部説明図であり、図4は、図3に示
す冷凍庫KのB−B部の縦断面の要部説明図である。図
中の実線矢印はユニットク−ラ−1の循環ファン2が起
こす循環風流を示し、破線は無風状態に近い空間域Aの
概略範囲を示す。一点鎖線矢印は庫外側に排出される湿
気流を示し、二点鎖線矢印は庫内に流入する庫外気流を
示す。
図1は、請求項1記載の一実施例で、天井下面非着霜冷
凍庫Kの横断面の要部説明図であり、図2は、図1に示
す冷凍庫KのA−A部の縦断面の要部説明図である。図
3は、請求項2記載の一実施例で、電熱灯を配設した冷
凍庫Kの横断面の要部説明図であり、図4は、図3に示
す冷凍庫KのB−B部の縦断面の要部説明図である。図
中の実線矢印はユニットク−ラ−1の循環ファン2が起
こす循環風流を示し、破線は無風状態に近い空間域Aの
概略範囲を示す。一点鎖線矢印は庫外側に排出される湿
気流を示し、二点鎖線矢印は庫内に流入する庫外気流を
示す。
【0026】図1及び図2に於いて、冷凍庫K内のユニ
ットク−ラ−1の吹出側3の一側壁体Waに設けた出入
口10の、上側の壁体Wbの上縁寄りに庫外に連通する
開口部5を穿設し、開口部5を介して、断熱ダクト6を
庫外側へ突設する。断熱ダクト6内の適宜な位置に排気
ファン7を設け、通気遮断シヤッタ−8を、断熱ダクト
6内の排気ファン7の設置位置より庫外側内、又は庫外
側端口に設ける。断熱ダクト6と排気ファン7並びに通
気遮断シヤッタ−8の何れにも、それぞれ氷結防止ヒ−
タ−を付設させて常時に通電し、湿気が着霜化して断熱
ダクト6内が閉塞されたり、排気ファン7と通気遮断シ
ヤッタ−8の運転が阻害されたりすることを防止させ
る。通気遮断シヤッタ−8を断熱ダクト6内に設け、断
熱ダクト6の庫外側端口に、更に風圧式のれん9を適宜
に設置すれば、冷凍運転中の庫内外の断熱効果を向上さ
せることが出来る。
ットク−ラ−1の吹出側3の一側壁体Waに設けた出入
口10の、上側の壁体Wbの上縁寄りに庫外に連通する
開口部5を穿設し、開口部5を介して、断熱ダクト6を
庫外側へ突設する。断熱ダクト6内の適宜な位置に排気
ファン7を設け、通気遮断シヤッタ−8を、断熱ダクト
6内の排気ファン7の設置位置より庫外側内、又は庫外
側端口に設ける。断熱ダクト6と排気ファン7並びに通
気遮断シヤッタ−8の何れにも、それぞれ氷結防止ヒ−
タ−を付設させて常時に通電し、湿気が着霜化して断熱
ダクト6内が閉塞されたり、排気ファン7と通気遮断シ
ヤッタ−8の運転が阻害されたりすることを防止させ
る。通気遮断シヤッタ−8を断熱ダクト6内に設け、断
熱ダクト6の庫外側端口に、更に風圧式のれん9を適宜
に設置すれば、冷凍運転中の庫内外の断熱効果を向上さ
せることが出来る。
【0027】断熱ダクト6の取付けにあたっては、庫外
側に適度に傾斜させて勾配を採り、断熱ダクト6と、内
蔵した該機器に付設させた氷結防止ヒ−タ−による融解
水が庫内に流入しないようにする。また通気遮断シヤッ
タ−8は、電動式、風圧式の何れかを適宜に選んで用い
ることが出来る。電動式を用いる場合は、電動開き動作
に必要な動作時間を設定し、時間経過後に排気ファン7
を運転させる。風圧式の通気遮断シャッタ−8と、風圧
式のれん9を用いた場合は排気ファン7の風圧により両
者は自動的に開閉する。
側に適度に傾斜させて勾配を採り、断熱ダクト6と、内
蔵した該機器に付設させた氷結防止ヒ−タ−による融解
水が庫内に流入しないようにする。また通気遮断シヤッ
タ−8は、電動式、風圧式の何れかを適宜に選んで用い
ることが出来る。電動式を用いる場合は、電動開き動作
に必要な動作時間を設定し、時間経過後に排気ファン7
を運転させる。風圧式の通気遮断シャッタ−8と、風圧
式のれん9を用いた場合は排気ファン7の風圧により両
者は自動的に開閉する。
【0028】断熱ダクト6の開口寸法や排気ファン7の
排気量の選定は、冷凍庫Kが個々に仕様が相違するので
定量することは困難であり、ユニットク−ラ−1の除霜
時に発生する湿気を、除霜終了後所定の時間内に庫外に
排出できる能力を基準にして選定し、個々の冷凍庫Kが
常備する所定規格の給気量を持った庫内圧力調整弁13
の個数に応じ、外気の最大給気量を超えない範囲で、排
気可能な開口寸法及び排気ファン7の容量を選定する。
尚、排気ファン7の運転時間の調整によつても容易に変
更可能である。また個々の冷凍庫Kが常備する所定規格
の庫内圧力調整弁13からの給気供給量を上回る排気量
を必要とする場合には、必要なだけ庫内圧力調整弁13
の個数を増設して対応させればよい。
排気量の選定は、冷凍庫Kが個々に仕様が相違するので
定量することは困難であり、ユニットク−ラ−1の除霜
時に発生する湿気を、除霜終了後所定の時間内に庫外に
排出できる能力を基準にして選定し、個々の冷凍庫Kが
常備する所定規格の給気量を持った庫内圧力調整弁13
の個数に応じ、外気の最大給気量を超えない範囲で、排
気可能な開口寸法及び排気ファン7の容量を選定する。
尚、排気ファン7の運転時間の調整によつても容易に変
更可能である。また個々の冷凍庫Kが常備する所定規格
の庫内圧力調整弁13からの給気供給量を上回る排気量
を必要とする場合には、必要なだけ庫内圧力調整弁13
の個数を増設して対応させればよい。
【0029】また冷凍運転中は、出入口10の開閉に連
動させて排気ファン7を運転して開扉時に流入した庫外
湿気を排出させる必要があるため、排気ファン7の風力
が、ユニットク−ラ−1の循環ファン2による庫内循環
風力に影響されない排気風力が必要である。なお、断熱
ダクト6は、排気ファン7と通気遮断シャッタ−8を内
蔵させるのに必要な適宜な長さがあればよい。
動させて排気ファン7を運転して開扉時に流入した庫外
湿気を排出させる必要があるため、排気ファン7の風力
が、ユニットク−ラ−1の循環ファン2による庫内循環
風力に影響されない排気風力が必要である。なお、断熱
ダクト6は、排気ファン7と通気遮断シャッタ−8を内
蔵させるのに必要な適宜な長さがあればよい。
【0030】断熱ダクト6は、出入口(10)が、冷凍
庫Kの何れの位置の壁体Wに設けてあっても、その出入
口(10)の上側の壁体(Wb)の上縁寄りに設置する
ことができるが、一般に冷凍庫Kに出入口10を設ける
ときは、開扉時に庫外湿気が、循環ファン2の循環風流
の吸い込み力に誘引されて流入する影響を最も受けにく
い位置として、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる左
右側の壁体Waや、次善として正面の壁体Wcに設ける
のがよいとされている。よって、前記壁体Wa、Wcに
設けた出入口10の上側の壁体Wbの、天井下面に最接
近した位置としての上縁寄りに、断熱ダクト6を設ける
と、出入口10の開扉時に流入した庫外湿気と、除霜時
に発生した湿気との双方を、効果的に排出することが出
来る。従って、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる前
記の該壁体に設けた出入口10の上側の壁体Wbの上縁
寄りが断熱ダクト6を設ける最適位置である。尚、ユニ
ットク−ラ−1の吸込口側となる壁体Wdに出入口10
が必要により設けられてある場合、開扉時に循環ファン
2の運転を停止させる手段を講ずれば排気ファン7の排
気風力は影響されない。
庫Kの何れの位置の壁体Wに設けてあっても、その出入
口(10)の上側の壁体(Wb)の上縁寄りに設置する
ことができるが、一般に冷凍庫Kに出入口10を設ける
ときは、開扉時に庫外湿気が、循環ファン2の循環風流
の吸い込み力に誘引されて流入する影響を最も受けにく
い位置として、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる左
右側の壁体Waや、次善として正面の壁体Wcに設ける
のがよいとされている。よって、前記壁体Wa、Wcに
設けた出入口10の上側の壁体Wbの、天井下面に最接
近した位置としての上縁寄りに、断熱ダクト6を設ける
と、出入口10の開扉時に流入した庫外湿気と、除霜時
に発生した湿気との双方を、効果的に排出することが出
来る。従って、ユニットク−ラ−1の吹出側3となる前
記の該壁体に設けた出入口10の上側の壁体Wbの上縁
寄りが断熱ダクト6を設ける最適位置である。尚、ユニ
ットク−ラ−1の吸込口側となる壁体Wdに出入口10
が必要により設けられてある場合、開扉時に循環ファン
2の運転を停止させる手段を講ずれば排気ファン7の排
気風力は影響されない。
【0031】出入口10を複数設けるときは、個々の出
入口10ごとに穿設した庫外に貫通する開口部5を介し
て、それぞれ個々に断熱ダクト6を設置すると、一層効
果的に前記湿気の双方を庫外に排出させることができ
る。必要により、出入口10の設置数以上に断熱ダクト
6を必要とするときは、出入口10のない、どの位置の
壁体Wに増設してもよい。また、出入口10の上側の壁
体Wbの上縁寄りに、断熱ダクト6を設置するのに支障
がある場合には、出入口10の左右何れかの壁体Wの上
縁寄りに断熱ダクト6を設置することができ、更に前記
の左右何れかの壁体Wの上縁寄りにも設置するのに支障
がある場合には、出入口10の内側の天井下面14や天
井下面11の一部に庫外に連通する開口部5を穿設し、
開口部5を介して、断熱ダクト6を付設して用いること
ができる。
入口10ごとに穿設した庫外に貫通する開口部5を介し
て、それぞれ個々に断熱ダクト6を設置すると、一層効
果的に前記湿気の双方を庫外に排出させることができ
る。必要により、出入口10の設置数以上に断熱ダクト
6を必要とするときは、出入口10のない、どの位置の
壁体Wに増設してもよい。また、出入口10の上側の壁
体Wbの上縁寄りに、断熱ダクト6を設置するのに支障
がある場合には、出入口10の左右何れかの壁体Wの上
縁寄りに断熱ダクト6を設置することができ、更に前記
の左右何れかの壁体Wの上縁寄りにも設置するのに支障
がある場合には、出入口10の内側の天井下面14や天
井下面11の一部に庫外に連通する開口部5を穿設し、
開口部5を介して、断熱ダクト6を付設して用いること
ができる。
【0032】ユニットク−ラ−1の除霜開始時には、除
霜タイマ−(図示なし)に連動して、電動式の通気遮断
シヤッタ−8を用いた時には、前記したとおり先ず電動
式の通気遮断シヤッタ−8が開き、排気ファン7が遅れ
て運転を開始し、着霜が融解するときに発生した湿気を
庫外に排出させる。除霜終了時に於いては、除霜タイマ
−が停止しても、残留湿気を一掃するのに必要な時間だ
け排気ファン7と通気遮断シヤッタ−8とを作動させ、
残留湿気の一掃後に停止させる。或いは天井下面11付
近や天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して排気ファン7の運転
を継続させ、所定値の温湿度に達すると排気ファン7
と、電動式の通気遮断シヤッタ−8を用いた時には共に
停止させてもよい。風圧式の通気遮断シヤッタ−8と、
風圧式のれん9を用いたときは排気ファン7の風圧によ
り自動的に開閉する。
霜タイマ−(図示なし)に連動して、電動式の通気遮断
シヤッタ−8を用いた時には、前記したとおり先ず電動
式の通気遮断シヤッタ−8が開き、排気ファン7が遅れ
て運転を開始し、着霜が融解するときに発生した湿気を
庫外に排出させる。除霜終了時に於いては、除霜タイマ
−が停止しても、残留湿気を一掃するのに必要な時間だ
け排気ファン7と通気遮断シヤッタ−8とを作動させ、
残留湿気の一掃後に停止させる。或いは天井下面11付
近や天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して排気ファン7の運転
を継続させ、所定値の温湿度に達すると排気ファン7
と、電動式の通気遮断シヤッタ−8を用いた時には共に
停止させてもよい。風圧式の通気遮断シヤッタ−8と、
風圧式のれん9を用いたときは排気ファン7の風圧によ
り自動的に開閉する。
【0033】出入口10の開扉時には、扉に連動させて
前記排気ファン7と、電動式の通気遮断シヤッタ−8を
用いたときは前記同様に運転させ、流入した庫外湿気を
排出させる。閉扉時には、前記同様に必要な時間を延長
させて排気ファン7と電動式の通気遮断シヤッタ−8と
を運転させた後に停止させる。或いは前記同様に温度及
び湿度を測定する検知器を設けて残留湿気を一掃するま
で検知して排気ファン7の運転を継続させ、所定値の温
湿度に達すると排気ファン7と、通気遮断シヤッタ−8
とを共に停止させてもよい。
前記排気ファン7と、電動式の通気遮断シヤッタ−8を
用いたときは前記同様に運転させ、流入した庫外湿気を
排出させる。閉扉時には、前記同様に必要な時間を延長
させて排気ファン7と電動式の通気遮断シヤッタ−8と
を運転させた後に停止させる。或いは前記同様に温度及
び湿度を測定する検知器を設けて残留湿気を一掃するま
で検知して排気ファン7の運転を継続させ、所定値の温
湿度に達すると排気ファン7と、通気遮断シヤッタ−8
とを共に停止させてもよい。
【0034】その他の実施例として、以下の手段も着霜
化防止に役立つ。天井下面11付近や天井下面14付近
一帯の空気を撹拌する空気撹拌用ファン(図示なし)を
庫内の適宜の位置に設け、除霜時に発生する湿気と開扉
時に流入する庫外湿気とを庫内一円に拡散させる手段を
講じると、天井下面への着霜化防止に効果がある。
化防止に役立つ。天井下面11付近や天井下面14付近
一帯の空気を撹拌する空気撹拌用ファン(図示なし)を
庫内の適宜の位置に設け、除霜時に発生する湿気と開扉
時に流入する庫外湿気とを庫内一円に拡散させる手段を
講じると、天井下面への着霜化防止に効果がある。
【0035】次に、請求項2記載の一実施例を図3及び
図4により説明する。ユニットク−ラ−1の吹出側3の
天井下面11の所定部及び出入口10の庫内側の天井下
面14を、所定の温度に均等に照射可能とする複数個の
電熱灯12を天井下面11及び吹出側3の壁体Wの周壁
面4に適宜に配設する。天井下面11の所定部とは、ユ
ニットク−ラ−1の除霜終了時にユニットク−ラ−1の
吹出側3の天井下面11に、循環ファン2の運転により
ユニットク−ラ−1の吸込口側の天井下面付近に滞留し
ている一部の湿気が、ユニットク−ラ−1の吹出側3へ
移動して低温の循環風流から分離しながら吹き出し直後
から庫内空気の抵抗により急速に減速し、低温の循環風
流は降下し、分離した前記湿気は、降下する循環風流と
吹出側3の天井下面11との間一帯に形成される無風状
態に近い空間域A内に集合し、一団の湿気群となって滞
留する。その無風状態に近い空間域Aと接する区域一帯
の天井下面11を所定部とした。
図4により説明する。ユニットク−ラ−1の吹出側3の
天井下面11の所定部及び出入口10の庫内側の天井下
面14を、所定の温度に均等に照射可能とする複数個の
電熱灯12を天井下面11及び吹出側3の壁体Wの周壁
面4に適宜に配設する。天井下面11の所定部とは、ユ
ニットク−ラ−1の除霜終了時にユニットク−ラ−1の
吹出側3の天井下面11に、循環ファン2の運転により
ユニットク−ラ−1の吸込口側の天井下面付近に滞留し
ている一部の湿気が、ユニットク−ラ−1の吹出側3へ
移動して低温の循環風流から分離しながら吹き出し直後
から庫内空気の抵抗により急速に減速し、低温の循環風
流は降下し、分離した前記湿気は、降下する循環風流と
吹出側3の天井下面11との間一帯に形成される無風状
態に近い空間域A内に集合し、一団の湿気群となって滞
留する。その無風状態に近い空間域Aと接する区域一帯
の天井下面11を所定部とした。
【0036】所定部とした天井下面11を、所定の温
度、即ち湿気が着霜化出来ない温度として、摂氏0度か
ら5度程度に照射加温する。所定部としての天井下面1
1の範囲は、個々の冷凍庫Kの諸条件によって相違する
ため面積として限定できないが、経験則では吹出側3よ
り前方約8m程度、幅は吹出側3の幅より約30%程度
左右に拡がる。一灯の電熱灯12の照射ワット量は、所
定部の天井下面11の1平方米当たり60ワットから1
00ワットを基準にし、所定部の天井下面11の全部を
均等に照射できるように配設する。電熱灯12は白熱灯
若しくは赤外線灯を用いる。
度、即ち湿気が着霜化出来ない温度として、摂氏0度か
ら5度程度に照射加温する。所定部としての天井下面1
1の範囲は、個々の冷凍庫Kの諸条件によって相違する
ため面積として限定できないが、経験則では吹出側3よ
り前方約8m程度、幅は吹出側3の幅より約30%程度
左右に拡がる。一灯の電熱灯12の照射ワット量は、所
定部の天井下面11の1平方米当たり60ワットから1
00ワットを基準にし、所定部の天井下面11の全部を
均等に照射できるように配設する。電熱灯12は白熱灯
若しくは赤外線灯を用いる。
【0037】電熱灯12の電灯具は市販の防水屋外投光
器具各種が用いられる。天井下面11に足の長い投光器
具を吊下げ式に固着したり、周壁面4に足の長い投光器
具等を固着して照射方向を天井下面11に向けて用い
る。一電熱灯12の照射範囲が所定部として指した天井
下面11を均等に所定の温度に照射できるように投光器
具の足の長を調節し、また照射角度を調整して、所定部
として指した天井下面11の全部を照射できる灯数を配
設して用いる。
器具各種が用いられる。天井下面11に足の長い投光器
具を吊下げ式に固着したり、周壁面4に足の長い投光器
具等を固着して照射方向を天井下面11に向けて用い
る。一電熱灯12の照射範囲が所定部として指した天井
下面11を均等に所定の温度に照射できるように投光器
具の足の長を調節し、また照射角度を調整して、所定部
として指した天井下面11の全部を照射できる灯数を配
設して用いる。
【0038】出入口10の庫内上側の天井下面14も前
記同様に照射加温することが出来る位置を選んで、電熱
灯12を前記同様の投光器具を用いて配設する。また、
その他の着霜化しやすい天井下面等を照射加温すること
ができる適宜な設置場所を選定して配設したり、庫内で
湿気が滞留しやすく着霜化しやすい機器等に対しても、
照射加温出来る位置に電熱灯12を配設して、着霜化を
防止することも出来る。天井下面11、14の表面温度
を検知する温度検知器(図示なし)や温度制御のできる
過熱防止器(図示なし)等を併設して制御させれば、一
層好ましい。
記同様に照射加温することが出来る位置を選んで、電熱
灯12を前記同様の投光器具を用いて配設する。また、
その他の着霜化しやすい天井下面等を照射加温すること
ができる適宜な設置場所を選定して配設したり、庫内で
湿気が滞留しやすく着霜化しやすい機器等に対しても、
照射加温出来る位置に電熱灯12を配設して、着霜化を
防止することも出来る。天井下面11、14の表面温度
を検知する温度検知器(図示なし)や温度制御のできる
過熱防止器(図示なし)等を併設して制御させれば、一
層好ましい。
【0039】天井下面が金属板で構成された冷凍庫Kに
於いては、電熱灯12を直接に該天井下面11に照射す
るように配設するが、金属板で構成されていない例えば
木製板等の場合には、金属板を該天井下面11に張り付
けてから電熱灯12を配設する。金属板で構成された天
井下面11は伝熱が均等に速やかに行える。また金属板
の表面を黒色とすれば更に効果がよい。
於いては、電熱灯12を直接に該天井下面11に照射す
るように配設するが、金属板で構成されていない例えば
木製板等の場合には、金属板を該天井下面11に張り付
けてから電熱灯12を配設する。金属板で構成された天
井下面11は伝熱が均等に速やかに行える。また金属板
の表面を黒色とすれば更に効果がよい。
【0040】ユニットク−ラ−1の除霜開始時に除霜タ
イマ−(図示なし)に連動して電熱灯12を点灯する。
天井下面11付近に滞留した湿気は時間の経過に従い庫
内温度に徐々に等温化すると共に、ユニットク−ラ−1
の循環ファン2の風流に誘引されて冷風流に乗り、庫内
に拡散される。除霜終了後に、この拡散時間を予測する
タイマ−(図示なし)により、拡散時間経過後に消灯さ
れる。また天井下面11付近の空気温度を測定する温度
検知器(図示なし)と、湿度を検知する湿度検知器(図
示なし)を設け、所定値に達すると消灯させたりするこ
ともできる。天井下面11の表面温度が所定値より過熱
しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電熱
灯12を消灯させる。一部の電熱灯12は庫内常夜灯や
庫内照明灯として兼用して用いることが出来る。
イマ−(図示なし)に連動して電熱灯12を点灯する。
天井下面11付近に滞留した湿気は時間の経過に従い庫
内温度に徐々に等温化すると共に、ユニットク−ラ−1
の循環ファン2の風流に誘引されて冷風流に乗り、庫内
に拡散される。除霜終了後に、この拡散時間を予測する
タイマ−(図示なし)により、拡散時間経過後に消灯さ
れる。また天井下面11付近の空気温度を測定する温度
検知器(図示なし)と、湿度を検知する湿度検知器(図
示なし)を設け、所定値に達すると消灯させたりするこ
ともできる。天井下面11の表面温度が所定値より過熱
しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電熱
灯12を消灯させる。一部の電熱灯12は庫内常夜灯や
庫内照明灯として兼用して用いることが出来る。
【0041】出入口10の開扉に連動させて、内側天井
下面14を前記と同様に照射加温し、閉扉後に於いて
は、前記と同様に天井下面14付近に滞留する庫外湿気
が、拡散一掃される時間をタイマ−に設定して、その時
間経過後に電熱灯12を消灯させる。或いは前記と同様
に天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して電熱灯12の点灯を
継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消灯
させてもよい。天井下面14の表面温度が所定値より過
熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電
熱灯12を消灯させる。
下面14を前記と同様に照射加温し、閉扉後に於いて
は、前記と同様に天井下面14付近に滞留する庫外湿気
が、拡散一掃される時間をタイマ−に設定して、その時
間経過後に電熱灯12を消灯させる。或いは前記と同様
に天井下面14付近の空気温度を測定する温度検知器
(図示なし)と湿度を測定する湿度検知器(図示なし)
が残留湿気を一掃するまで検知して電熱灯12の点灯を
継続させ、所定値の温湿度に達すると電熱灯12を消灯
させてもよい。天井下面14の表面温度が所定値より過
熱しようとすると過熱防止器(図示なし)が作動して電
熱灯12を消灯させる。
【0042】金属板で構成された天井下面11や、前記
のように金属板を張り付けた天井下面11並びに天井下
面14に、前記電熱灯12に替わり、紐状又は板状に加
工したシリコ−ンゴム被覆製の電熱ヒ−タ−を耐熱接着
剤付アルミ箔を用いて伝熱良好に貼付し、除霜時や除霜
後の所定時間内に湿気が氷結しない温度に保持できるよ
う、前記温度検知器や温度過熱防止器によつて制御させ
て通電して加温する手段によっても、滞留する湿気の両
天井下面への着霜化防止に役立つ簡易方法である。
のように金属板を張り付けた天井下面11並びに天井下
面14に、前記電熱灯12に替わり、紐状又は板状に加
工したシリコ−ンゴム被覆製の電熱ヒ−タ−を耐熱接着
剤付アルミ箔を用いて伝熱良好に貼付し、除霜時や除霜
後の所定時間内に湿気が氷結しない温度に保持できるよ
う、前記温度検知器や温度過熱防止器によつて制御させ
て通電して加温する手段によっても、滞留する湿気の両
天井下面への着霜化防止に役立つ簡易方法である。
【0043】本発明は、以上の各実施例を単独に、また
適宜組み合わせて併用し、加えて、出入口10に従来の
エヤ−カ−テン装置15を併設すれば、更に相乗効果が
得られ、天井下面の着霜化を効果的に防止する一層優れ
た天井下面非着霜冷凍庫を提供することができ、よっ
て、着霜化が惹起する前記の諸問題を解消することがで
きる。
適宜組み合わせて併用し、加えて、出入口10に従来の
エヤ−カ−テン装置15を併設すれば、更に相乗効果が
得られ、天井下面の着霜化を効果的に防止する一層優れ
た天井下面非着霜冷凍庫を提供することができ、よっ
て、着霜化が惹起する前記の諸問題を解消することがで
きる。
【0044】
【発明の効果】出入口10の開扉時に必然的に流入する
庫外湿気と、ユニットク−ラ−1の除霜時に必ず発生す
る湿気が、天井下面11や天井下面14を含む全天井下
面付近に滞留して着霜化しようとするが、簡単で安価な
断熱ダクト6を、冷凍庫Kの最適位置に設けたことによ
って、双方の湿気を断熱ダクト6を介して庫外に確実に
排出できた。よって、着霜化する湿気が全天井下面付近
に存在せず、全天井下面に着霜化現象が発生し難い。ま
た天井下面11や天井下面14付近に湿気が滞留して存
在しても、湿気が天井下面11や天井下面14に着霜化
できない温度に、電熱灯12と言う極めて簡単で保守管
理の容易な施設を利用して照射加温することによって、
従来は出入口10のエヤ−カ−テンのみに依存したた
め、天井下面11や天井下面14に着霜化することを防
止することが出来なかったが、本発明の実施により、着
霜化防止に成功した。更に、従来から出入口10に用い
られてきたエヤ−カ−テン装置15と併設することで相
乗効果を生むことができた。よって、着霜化が惹起する
懸案の諸問題が解決された経済効果は多大である。更
に、比較的安価な設備費で解決できた利益も大きい。
庫外湿気と、ユニットク−ラ−1の除霜時に必ず発生す
る湿気が、天井下面11や天井下面14を含む全天井下
面付近に滞留して着霜化しようとするが、簡単で安価な
断熱ダクト6を、冷凍庫Kの最適位置に設けたことによ
って、双方の湿気を断熱ダクト6を介して庫外に確実に
排出できた。よって、着霜化する湿気が全天井下面付近
に存在せず、全天井下面に着霜化現象が発生し難い。ま
た天井下面11や天井下面14付近に湿気が滞留して存
在しても、湿気が天井下面11や天井下面14に着霜化
できない温度に、電熱灯12と言う極めて簡単で保守管
理の容易な施設を利用して照射加温することによって、
従来は出入口10のエヤ−カ−テンのみに依存したた
め、天井下面11や天井下面14に着霜化することを防
止することが出来なかったが、本発明の実施により、着
霜化防止に成功した。更に、従来から出入口10に用い
られてきたエヤ−カ−テン装置15と併設することで相
乗効果を生むことができた。よって、着霜化が惹起する
懸案の諸問題が解決された経済効果は多大である。更
に、比較的安価な設備費で解決できた利益も大きい。
【図1】断熱ダクトを突設した冷凍庫Kの横断面の要部
説明図である。
説明図である。
【図2】図1に示す冷凍庫KのA−A部の縦断面の要部
説明図である。
説明図である。
【図3】電熱灯を配設した冷凍庫Kの横断面の要部説明
図である。
図である。
【図4】図3に示す冷凍庫KのB−B部の縦断面の要部
説明図である。
説明図である。
K 冷凍庫 A 無風状態に近い空間域 W、Wa、Wb、Wc、Wd 壁体 1 ユニットク−ラ− 2 循環ファン 3 吹出側 4 周壁面 5 開口部 6 断熱ダクト 7 排気ファン 8 通気遮断シヤッタ− 9 風圧式のれん 10 出入口 11 吹出側の天井下面 12 電熱灯 13 庫内圧力調整弁 14 出入口の内側の天井下面 15 エヤ−カ−テン装置
Claims (2)
- 【請求項1】 冷凍庫Kの壁体(W)に設けた出入口
(10)の、上側の壁体(Wb)の上縁寄りに、庫内外
を連通させて形成した開口部(5)を介して、排気ファ
ン(7)及び通気遮断シヤッタ−(8)を内蔵する断熱
ダクト(6)を、庫外側へ突設したことを特徴とする天
井下面非着霜冷凍庫K。 - 【請求項2】 主として、ユニットク−ラ−(1)の吹
出側(3)の天井下面(11)の所定部及び出入口(1
0)の内側の天井下面(14)を、所定温度に照射加温
する電熱灯(12)を複数個、前記の両天井下面及び周
壁面(4)の適宜位置に配設したことを特徴とする天井
下面非着霜冷凍庫K。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24463797A JPH1163792A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 天井下面非着霜冷凍庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24463797A JPH1163792A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 天井下面非着霜冷凍庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163792A true JPH1163792A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=17121724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24463797A Pending JPH1163792A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 天井下面非着霜冷凍庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1163792A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132612A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却ユニット |
US8225619B2 (en) | 2004-07-30 | 2012-07-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd | Air-refrigerant cooling apparatus with a warm gas defrost bypass pipe |
US9016083B2 (en) | 2004-11-29 | 2015-04-28 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Air refrigerant type freezing and heating apparatus |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP24463797A patent/JPH1163792A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8225619B2 (en) | 2004-07-30 | 2012-07-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd | Air-refrigerant cooling apparatus with a warm gas defrost bypass pipe |
US9016083B2 (en) | 2004-11-29 | 2015-04-28 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Air refrigerant type freezing and heating apparatus |
JP2012132612A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却ユニット |
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