JPH116353A - 単独式感震ドアロック装置 - Google Patents
単独式感震ドアロック装置Info
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- JPH116353A JPH116353A JP9172772A JP17277297A JPH116353A JP H116353 A JPH116353 A JP H116353A JP 9172772 A JP9172772 A JP 9172772A JP 17277297 A JP17277297 A JP 17277297A JP H116353 A JPH116353 A JP H116353A
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
種戸棚の扉が開放しないようにするための装置であっ
て、振動を感知して瞬時に扉をロックすることができ、
既存の各種戸棚に容易に取り付けることができ、個々の
扉に取り付けた装置が単独で機能を果たすことができる
ものを提供することにある。 【構成】該装置は、本体容器15によって構成される本
体スペース13、バッテリーケース蓋18によって構成
されるバッテリースペース、バッテリースペースに収納
され消耗時には交換可能なバッテリー34、約120ガ
ル以上の振動に感知するよう設定された感震装置17、
ロック機構ソレノイド部19等と協働してドアをロック
するロック機構シャフト部27、バッテリー・感震手段
・ロック手段の三者の電気の出入力の調整のための電子
回路基板44を有する。
Description
動の際に、振動を感知して食器戸棚など各種戸棚の扉を
ロックし、その開放を止めるための装置に関する。
食器戸棚等の扉が開放し、戸棚の中の食器等が落下して
損壊し、周辺の床に割れたガラスや割れた陶器が散在す
る。従って地震の際に食器戸棚等の近くに人がいた場合
には、地震が収まった後も、床に散在するガラス等の破
片により裸足で歩くことができなくなる。頭上に大量の
食器類が落下して大怪我をする場合もある。
振動の際に、各種戸棚の扉が開放しないようにする必要
がある。
たロック機構であって、常時施錠状態とし、扉を開ける
ときにのみロックを解除するという方法によるものがあ
った。すなわち、常時施錠状態にするロック機構を扉に
取付けると共に、取っ手付近に解除ボタンを取付け、取
っ手を掴んで扉を開ける際に、解除ボタンを押しながら
開けるという方法である。しかし、開閉頻度の高い扉に
使用する際には、この動作が煩わしく、問題となってい
た。
5166号に、感震手段と、感震手段から送出させる駆
動信号により駆動されるロック機構と、ロック状態を解
除する解錠手段とを有する感震ドアロック装置がある
(図20)。該装置は図20に示す通り、感震手段およ
び解錠手段を備えた一台のいわゆる親機49と、ロック
機構を備えた複数台のいわゆる子機47とがケーブル4
8によって連結されているものである。この装置は、振
動があった際に瞬時のドアロックが可能である点、親機
49を操作するだけで全ての子機の解錠ができる点、お
よび常時施錠状態でない点で極めて優れているが、在来
品に取付ける際に工事の手間と費用がかかるので問題と
なっていた。
27347号等に、震動をキャッチする感震手段、感震
手段の発する駆動信号を受けてロックするロック手段、
電源、およびロックを解除するリセットレバー51等を
兼ね備えた単独式感震ドアロック装置50と、ロック受
け金具52との協働によるものがある(図21)。この
装置は、振動があった際に瞬時のドアロックが可能であ
る点、各種の既存の扉に取付けることができる点、親機
と子機とを連結する配線工事が不要であり取付け作業が
極めて容易である点、等で極めて優れている。しかし、
ロック解除の機構がリセットレバーであるために、戸棚
が閉じた状態で戸棚の外からリセットレバーを操作でき
るようにすべくリセットレバーを戸棚から露出させざる
を得ず外観が損なわれる点、扉を閉じたときに扉と戸棚
本体とが密着するものにあってはリセットレバーを戸棚
から露出させることができないために装置を取付けるこ
とができない点、に問題があった。
とする課題は、地震等の激しい振動があった際に食器戸
棚等各種戸棚の扉が開放し中の食器等が放出され落下す
ることを防止するための装置であって、振動を感知して
瞬時に扉をロックすることができ、かつ既存の各種戸棚
に容易に取り付けることができ、かつ個々の扉に取り付
けた装置が単独で機能を果たすことができ、リセットレ
バーを不要とするものを提供することにある。
体に固着した感震ロック装置と、戸棚扉に固着したロッ
ク受け金具からなる単独式感震ドアロック装置を提供す
る。この装置は、平常時はドアをロックしているもので
はなく、振動が設定値を超えたときに駆動しドアをロッ
クするものである。この設定値は、たとえば約120ガ
ルとする。
らに、戸棚本体に固着した取付手段と、この取付手段に
対し取り外し自在の装置本体よりなる。装置本体は、本
体容器とロック手段と感震手段と電子回路と電源とを有
する。
おり、このスライド手段によって取付手段と本体容器と
が取付けられる。取付手段には、ストッパーが設けてあ
り、装置本体と取付手段とに設けてあるストッパー孔と
ストッパーとの協働により、装置本体は、取付用部材と
容易に離脱することのないようにされる。
別の部材とすることにより、電池の交換や故障時の修理
の際に、ストッパーの解除によって感震ロック装置を取
付け手段から取り外すことができて便利である。
ック機構シャフト部とからなる。
ソレノイドシャフト、ソレノイドシャフトピン、ソレノ
イドシャフトばね、ソレノイドトッププレートを有す
る。
されており、ソレノイドシャフトは、先端にソレノイド
シャフト切り欠を有しソレノイド内方向に摺動自在であ
る。ソレノイドシャフトは円柱型である。ソレノイドシ
ャフトの側面には一本のソレノイドシャフトピンが、ソ
レノイドシャフトと直行する方向に設けられている。
ャフトの、ソレノイドシャフトピンと前記ソレノイドと
の間部分に設けられており、このばねは、ソレノイドシ
ャフトのソレノイド内方向への摺動を抑制している。
シャフトピンが貫通するソレノイドトッププレート穴が
設けられており、ソレノイドの上部に固着されている。
ト、ロックシャフトピン、およびロックシャフトばねを
有する。
側面に一つずつ設けられた合計二つのロックシャフト用
孔を貫通する。
トピンがロックシャフトと直行する方向に設けられてい
る。ロックシャフトばねは、ロックシャフトのロックシ
ャフトピンと本体容器の内壁との間部分に設けられてお
り、ロックシャフトを本体容器から突出する方向に押圧
している。ロックシャフトにはシャフト取付体が固着さ
れている。シャフト取付体の端部には、シャフト取付体
切り欠が設けられており、シャフト取付体端部の、切り
欠いていない部分はソレノイドシャフト切り欠に摺動自
在に嵌合している。
を嵌合せしめ、バッテリーケース・蓋と本体容器の外壁
の一面とによって構成されるバッテリースペースにバッ
テリーを収納する。バッテリーと、感震手段と、ロック
手段の三者の、電気の出入力の調整のため、バッテリー
と、感震手段・ロック手段の間に電子回路基板を設け
る。電子回路基板は、抵抗、トランジスタ、ダイオード
を搭載した、ごく一般的な構造のものを用いる。
否を取付けた後に確認するためのスイッチが設けられて
いる。スイッチは、電子回路基板を本体容器に取付た際
に、本体容器の低壁に設けられた小孔のちょうど真上に
来るような位置に設けられている。スイッチは、押すと
電流が流れ(装置がONの状態)、押すのをやめると電
流が流れなくなるようになっており、本体容器を戸棚に
取付た後で、本体容器の低壁側から小孔にたとえばつま
ようじを挿入してスイッチを押すことにより、装置が良
好に作動するかどうかを確認することができる。これに
より電池の残量、作動の良否をも容易に確認することが
できる。
させるための電極以外に、もう一つの電極(偽作動用電
極)を引き出しておいてもよい。この偽作動用電極は、
この電極にスイッチを接続してスイッチをONにした場
合にロック機構シャフト部がソレノイドシャフトピント
ンの係合からはずれる方向に駆動するような回路で構成
されている。この、偽作動は、感震ロック装置を戸棚に
取付ける際に、取付け位置を確認するのに便利である。
すなわち、感震ロック装置を戸棚に仮止めした後に、偽
作動によってロックシャフトがロック受け金具と確かに
係合するか否か確認することができる。
き用扉に使用する場合には、感震手段を、本体容器の底
壁に固着する。この際、感震手段は、当該装置が重力方
向と直行する方向の平面に取付けられた際に機能するよ
うな向きに取付ける。
れたシャフト取付体切り欠がソレノイドシャフトピンと
係合しており、感震手段が設定値を超えた振動を感知し
装置が駆動した際に、ソレノイドシャフトがソレノイド
内方向に摺動しシャフト取付体切り欠とソレノイドシャ
フトピントとの係合が解かれる。シャフト取付体切り欠
とソレノイドシャフトピントとの係合が解かれることに
より、ロックシャフトばねの力によりロックシャフトが
本体容器から突出する方向に移動しようとする。
置が駆動してからロックシャフトが本体容器から突出す
るまでの動作は、瞬時に完了する。
ャフト滑り手段、シャフト受入手段、およびカギ状部を
有している。シャフト取付体端部に設けられた切り欠と
ソレノイドシャフトピンとの係合が、の通り解かれ、ロ
ックシャフトが本体容器から突出しようとするとき、戸
棚が閉じられている場合には、シャフト止め手段がロッ
クシャフトの先端と衝突することによってロックシャフ
トの突出を止め、ロックシャフトは突出しない。
シャフトの先端がシャフト滑り手段を滑り動き、ロック
シャフトの先端がかぎ状部と衝突し、これにより戸棚の
開口が終了する
際、扉4は、戸棚の内部の食器等が突出する程には開か
ない。
度閉じることにより行われる。すなわち、扉を閉じるこ
とにより、ロックシャフトの先端がシャフト滑り移動部
をシャフト止め平坦部の方向に滑り動き、ロックシャフ
トの先端がシャフト止め平坦部と接することにより、再
びソレノイドシャフトピンがシャフト取付体切欠と係合
し、これによってロックシャフトが、装置OFFのとき
の位置に戻る。
樹脂製とすることが望ましい。
である。図1、図2を参照して、感震ロック装置1は、
戸棚3の内部上壁に取付ける。
て、扉4の内側の、扉4を閉じた際に感震ロック装置1
と隣接する場所に後述のロック受け金具2を取付ける。
ロック受け金具2の取付位置の詳細については後述す
る。
置本体6及び取付用部材5からなる。取付用部材5は食
器戸棚に、ねじ止め等の手段によって直接固着される。
図6及び図7を参照して、戸棚への取付がねじ止めによ
る場合には、取付用部材5には、ねじ穴7a、7b、7
c、7dが設けられている。取付用部材5は、コの字形
状の部材であり、内側に、装置本体6を挿入するための
空所8が構成されている。取付用部材5の、向かい合う
二つの腕様部分の内側には、装置本体6と係合するスラ
イド用壁9a、9bが設けられている。
ストッパー11が設けられている。ストッパー孔10
は、取付用部材5の、スライド用壁9b以外の部分とス
ライド用壁9bとに跨って穿ってある単一の孔である。
係合されている。ストッパー11は、矢印A及び矢印B
の方向に動かすことができる。
は切欠12が設けられている。この、装置本体6に設け
られた切欠12は、取付用部材5に設けられたストッパ
ー孔10の内、スライド用壁9bに及んでいる部分と同
じ大きさ・形状であり、かつ、装置本体6の、装置本体
6を取付用部材5にはめ込んだ際にストッパー孔10と
重なる位置に穿ってある。
を取付用部材5に挿入する際には、ストッパー11を矢
印A方向に置き、装置本体6を取付用部材5に完全に挿
入して、取付用部材5に設けられたストッパー孔10
と、装置本体6に設けられたストッパー孔とが重なって
単一の孔となった後に、ストッパー11を矢印B方向に
摺動させる(図7)。これにより、装置本体6は、取付
用部材5からはずれることないように、仮止めされる。
ストッパー11を矢印A方向に摺動させて、放置本体6
を引き抜くことにより、容易に装置本体6を取付用部材
5からはずすことができる。
15を有する。本体容器15によって構成される本体ス
ペース13には、本体スペース13の底壁に固着された
ロック機構ソレノイド部19、本体容器8の向かい合う
二つの壁面に設けられたロックシャフト用孔37、38
(図示せず)を貫通するロック機構シャフト部27、お
よび本体スペース13の低壁に固着された感震装置17
が配されている。本体スペース13には容器蓋39がね
じ止め等の手段により固着される。
は、バッテリーケース蓋18が嵌合している。バッテリ
ーケース蓋18と本体容器15の外壁の一面により、バ
ッテリースペース14が構成されている(図9等)。バ
ッテリースペース14には、バッテリー34が収納され
る。バッテリーケース蓋18は取り外しが容易であり、
バッテリー34が消耗した際に、バッテリーケース蓋1
8を取り外してバッテリー34を交換することができ
る。バッテリー34は、バッテリー端子35と接続さ
れ、感震ロック装置1の電源として機能する。
ッテリーと接続させるための電極以外に、もう一つの電
極すなわち偽作動用電極を引き出しておく。この偽作動
用電極は、この電極にスイッチを接続した時に装置がO
Nになるように配線されている。この偽作動用電極は、
感震ロック装置を戸棚に取付ける際に、取付け位置を確
認するのに用いる。
した後に、偽作動用電極にスイッチを接続し、装置をO
Nにして、ロック機構シャフト部をソレノイドシャフト
ピンとの係合からはずれる方向に作動させる。すなわち
偽作動用電極によって、震動が起こった場合と同様の作
用を生ぜしめる。これにより、装置が震動によって実際
に作動した際に、ロックシャフトがロック受け金具と確
かに係合するか否か確認することができる。
向かい合う二つの基板取付体43を設け、基板取付体4
3に設けられたスリットに板状の電子回路44を挟む
(図9、図10、図11、図12参照)。電子回路44
は、抵抗44a、トランジスタ44b、ダイオード44
c、を有するごく一般的な構造のものを用いる。
にスイッチ44eが設けられている。スイッチ44e
は、本体容器15の基板取付体43に電子回路基板を取
り付けた際に、本体容器15の低壁に設けられた小孔e
のちょうど真上に来るような位置に設けられている。ス
イッチ44eは、スイッチを押すと電流が流れ(装置が
ONの状態)、押すのをやめると電流が流れなくなるよ
う配線されている。
低壁側から小孔eにつまようじ等を挿入してこれを介し
てスイッチ44eを押すことにより、後述のロックが作
動するかどうかを確認することができる。これにより電
池の残量、作動の良否をも容易に確認することができ
る。
装置17が震動を感じておらず、扉がロックされていな
い状態を示す。
震装置17が震動を感じておらず、扉がロックされる状
態を示す。
19はソレノイド20および円柱形状のソレノイドシャ
フト21を有する。ソレノイド20は、既存のものを用
いる。ソレノイドシャフト21は、ソレノイド20内の
電磁石の作用によりソレノイド20内に摺動自在であ
る。円柱形のソレノイド21の側面には、ソレノイドシ
ャフトピン22が設けてある。
ド20には、ソレノイドトッププレート24が固着され
ている。ソレノイドシャフトピン22は、ソレノイドト
ッププレート24に設けられたソレノイドトッププレー
ト穴25を貫通する位置に設けられている。図3、図1
1、図12、図15、図16を参照して、ソレノイドシ
ャフトピン22とソレノイド20の間には、ソレノイド
シャフトばね26が設けられている。ソレノイドシャフ
トばね26は、ソレノイドシャフト21のソレノイド2
0内方向への摺動を抑制している。
ックシャフト28およびその側面に設けられたロックシ
ャフトピン30を有する。ロック機構シャフト部27に
は、さらにシャフト取付体32がロックシャフトピン2
9によるねじ止め等の手段により固着される。
付体切欠33aが設けられており、シャフト取付体32
の一端の、切り欠いていないシャフト取付体端部33b
は、ソレノイドシャフト21に設けられソレノイドシャ
フト切り欠23に摺動自在に嵌合している(図11、図
15)。
て、本体容器15には、ロックシャフト28よりも直径
が少し大きいロックシャフト用孔37、38が設けられ
ている。ロック機構シャフト部27は、その両端がロッ
クシャフト用孔37、38を貫通するように本体容器8
内に配置される。ロックシャフト28の、シャフト取付
体32が取付けられていない側と本体容器8の壁との間
には、ロックシャフトばね31が設けられている。ロッ
クシャフトばね31は、常時ロック機構シャフト部27
を矢印C(図12参照)の方向に押圧している。
ン22は、常時、シャフト取付体切り欠33aに係合し
ている。ソレノイドシャフトピン22とシャフト取付体
切り欠33aとが係合することによりロック機構シャフ
ト部27が矢印C(図12)方向に移動することが止め
られている。
用のものを用いる。当該感震装置は、地震等の揺れを、
内部の鋼球が揺れ動くことによりキャッチする構造とな
っており、例えば120ガル程度の振動があった際に作
動するように設定する。揺れをキャッチし作動すること
により、装置がON状態になる。装置がON状態になる
と、ソレノイドシャフト21が矢印D(図10、図1
2、図16)の方向に摺動する。この摺動は、ソレノイ
ドシャフトピン22がソレノイドトッププレート24に
設けられたソレノイドトッププレート穴25内を移動で
きる範囲に限られている。
動することにより、ソレノイドシャフトピン22とシャ
フト取付体切欠33aとの係合が解かれ、シャフト取付
体32とこれに固着されたロック機構シャフト部27が
矢印C(図10、図12)の方向に移動する。この移動
は、シャフト取付体32が本体容器15の内壁に衝突す
ることにより止まる。感震装置17が地震の揺れをキャ
ッチしてからロックシャフト28が矢印C方向に移動す
る一連の作用は、ソレノイドシャフトばね26及びロッ
クシャフトばね31によって瞬時に完了する。なお、後
述の通り、ロックシャフト28の矢印C方向への移動
は、扉4が閉じている時にはロック受け金具2により留
められており、震動により扉が少し開いた時に完了す
る。
箇所で折り曲げられた一枚の板状部材よりなる。この4
箇所での折り曲げにより、ロック受け金具2には、シャ
フト止め平坦部2a、シャフト滑り移動部2b、シャフ
ト受け平坦部2c、かぎ状部2dが構成される。図17
を参照して、扉4が閉じているとき、ロック受け金具2
は、ロック機構シャフト部27の矢印C方向への移動を
留める作用をする。すなわち、ロック受け金具2は、扉
を閉じた状態で装置がOFF状態の時に、シャフト止め
平坦部2dがちょうどロックシャフト28の先端と接す
るような位置に来るよう、扉に固着される。このため、
装置がON状態となってロックシャフト28に矢印C方
向(図10、図14)に移動する力がはたらいても、シ
ャフト止め平坦部2dと衝突することによって、ロック
シャフト28の矢印C方向への移動は行われない。その
後、震動が激しくなって扉が開こうとするとき、扉の開
口に伴い、ロックシャフト28は、その先端がシャフト
止め平坦部2aから外れ、シャフト滑り移動部2cに沿
うようにして突出し、シャフト滑り移動部2b、シャフ
ト受け平坦部2cおよびかぎ状部2dにより構成される
シャフト受け空所2eに受け入れられ、ロックシャフト
28の先端がかぎ状部2dと係合することにより、震動
による扉の開口は止められる。この際、扉4は、戸棚の
内部の食器等が突出する程には開かない。
ャフト28とロック受け金具2の係合により少し開いた
扉を、外から手で押して再度閉じることにより行われ
る。すなわち、扉を閉じることにより、ロックシャフト
28の先端がシャフト滑り移動部2bをシャフト止め平
坦部2aの方向に滑り動き、これによってロックシャフ
ト28が矢印C(図10)と反対の方向に移動し、ロッ
クシャフト28が、ロックシャフト28の先端がシャフ
ト止め平坦部と接する位置まで移動することにより、再
びソレノイドシャフトピン22がシャフト取付体切欠3
3と係合し、これによってロックシャフト28が、装置
OFFのときの位置に戻る。
16を、扉に取り付けたロック受け金具に覆い被せるよ
うに取り付けることにより、一層外観を良くすることが
できる。
動に際して、瞬時に食器棚等の扉をロックすることがで
き、戸棚の開放を止め、中の食器等の落下、損壊を完全
に防ぐことができる。これにより、地震の際に食器棚等
の付近にいた者が大怪我をしたり、床に散在するガラス
の破片により逃げることができなくなることを防ぐこと
ができる。
如く常時施錠状態にしておく必要がなく、平常時は、装
置を取り付けていなかったときと全く同様に戸棚の扉を
開閉できる。
ル製等、各種材質の棚に取り付けることができる。特
に、取り付けた際にロック解除のためのレバー等が戸棚
から露出することがないので、棚本体と扉とが密着した
構造の棚にも、容易に取付けることができる。また、レ
バー等が戸棚から露出しないので、見映えもよい。
開示した特願平7−75166号の如く、親機と子機と
が一体となって初めて機能するのではなく、該装置単独
で機能し得るので、親機と子機を連結する配線工事等が
不要であり、取り付け作業が極めて容易である。
付用部材を直接戸棚に個着し、本装置はこの取付用部材
にスライド挿入できるようにし、本装置と取付用部材と
がストッパーによって容易に着脱できるような構成とす
ることにより、本装置の電池交換や、故障時の修理の際
の取り外しが容易となる。
させるための電極以外に偽作動用電極を設けることによ
り、装置取付の際、装置とロック受け金具との位置が、
扉の開放を止めるのに好ましい位置であるかどうかを確
認しながらすることができる。
小孔につまようじ等を挿入してスイッチを押すことがで
きる構造とすることにより、作動状態を確認することが
できる。
状態を示す説明図である。
る。
図である。
である。
示す平面図である。
を示す平面図である。
トッププレートを外した状態を示す平面図である。
トッププレートを外した状態を示す平面図である。
3
た状態を天板方向からみた説明図である。
た状態を正面方向からみた説明図である。
た状態を天板方向からみた説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】戸棚本体に固着した取付手段と、本体容器
とロック手段と感震手段と電子回路と電源とを有し前記
取付手段に取付可能な装置本体よりなる感震ロック装置
と、戸棚扉に固着したロック受け金具よりなる単独式感
震ドアロック装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置であって、前記本体容
器の向かい合う二つの側面にそれぞれひとつずつロック
シャフト用孔が設けられており、前記ロック手段がロッ
ク機構ソレノイド部とロック機構シャフト部とを有し、
前記ロック機構ソレノイド部が前記本体容器の底壁に固
着されたソレノイド、先端にソレノイドシャフト切り欠
を有し前記ソレノイド内方向に摺動する円柱型のソレノ
イドシャフト、前記ソレノイドシャフトの側面に設けら
れたソレノイドシャフトピン、前記ソレノイドシャフト
のソレノイドシャフト内方向への摺動を抑制すべく前記
ソレノイドシャフトの前記ソレノイドシャフトピンと前
記ソレノイドとの間に設けられたソレノイドシャフトば
ねおよび前記ソレノイドシャフトピンが貫通するソレノ
イドトッププレート穴を有し前記ソレノイドの上部に固
着されているソレノイドトッププレートとを有し、前記
ロック機構シャフト部が、二つの前記ロックシャフト用
孔を貫通するロックシャフト、前記ロックシャフトの側
面に設けられたロックシャフトピン、前記ロックシャフ
トを前記本体容器から突出する方向へ移動させるべく前
記ロックシャフトの前記ロックシャフトピンと前記本体
容器の内壁との間に設けられたロックシャフトばね、お
よび端部にシャフト取付体切り欠が設けられており端部
の切り欠いていない部分が前記ソレノイドシャフト切り
欠に摺動自在に嵌合しており前記ロックシャフトに固着
されているシャフト取付体とを有し、前記感震手段が前
記本体容器の底壁内側に前記装置が重力方向と直行する
平面に取付られた際に機能するような向きに固着されて
おり、平常時は前記シャフト取付体の端部に設けられた
切り欠が前記ソレノイドシャフトピンと係合しており、
前記感震手段が設定値を超えた振動を感知し装置が駆動
した際に前記ソレノイドシャフトが前記ソレノイド内方
向に摺動し前記シャフト取付体端部に設けられた切り欠
と前期ソレノイドシャフトピンとの係合が解かれ、前記
ロック受け金具が、シャフト止め手段、シャフト滑り手
段、シャフト受入手段、およびカギ状部を有しており、
前記シャフト取付体端部に設けられた切り欠と前期ソレ
ノイドシャフトピンとの係合が解かれ、前記ロックシャ
フトが前記本体容器から突出しようとするときに、前記
戸棚が閉じられている場合には、前記シャフト止め手段
が前記ロックシャフトの先端と衝突することによって前
記ロックシャフトの突出を止め、前記戸棚が開口し始め
た際には、前記ロックシャフトの先端が前記シャフト滑
り手段を滑り動き、前記ロックシャフトの先端が前記か
ぎ状部と衝突することにより前記戸棚の開口が終了する
ことを特徴とする単独式感震ドアロック装置。 - 【請求項3】請求項2記載の装置であって、前記取付手
段にスライド手段が設けられており、前記本体容器と前
記スライド手段とが係合することにより前記本体容器が
前記取付手段に取付けられ、さらに前記取付手段と前記
本体容器とを一時離脱不能とするためのストッパーが設
けられていることを特徴とする単独式感震ドアロック装
置。 - 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
装置であって、前記電源に偽作動用電極が設けられてい
ることを特徴とする単独式感震ドアロック装置。 - 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
装置であって、前記電子回路にスイッチが設けられてお
り、容器に設けられた小孔を介して外部からスイッチを
操作することができ、スイッチの操作により装置が駆動
することを特徴とする単独式感震ドアロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172772A JPH116353A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 単独式感震ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172772A JPH116353A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 単独式感震ドアロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116353A true JPH116353A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15948058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9172772A Pending JPH116353A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 単独式感震ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH116353A (ja) |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP9172772A patent/JPH116353A/ja active Pending
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