JPH1162940A - 複合ナット - Google Patents

複合ナット

Info

Publication number
JPH1162940A
JPH1162940A JP9227141A JP22714197A JPH1162940A JP H1162940 A JPH1162940 A JP H1162940A JP 9227141 A JP9227141 A JP 9227141A JP 22714197 A JP22714197 A JP 22714197A JP H1162940 A JPH1162940 A JP H1162940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
cylindrical base
screw
base portion
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9227141A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Hamanaka
重信 濱中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamanaka Nut Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hamanaka Nut Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamanaka Nut Manufacturing Co Ltd filed Critical Hamanaka Nut Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9227141A priority Critical patent/JPH1162940A/ja
Publication of JPH1162940A publication Critical patent/JPH1162940A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ棒の任意の位置に素早く移動させること
のできる複合ナットを提供する。 【解決手段】 複合ナット(20)をナット(30)と筒状ベー
ス部(40)とから構成する。筒状ベース部は円筒形状を2
つ割り以上に分割してねじ棒に抱きつき可能な形状とな
し、その内周面にはねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじ(4
2)を、外周面には雄ねじ(41)を各々刻設する。ナットの
内周面には筒状ベース部の雄ねじに螺合しうる雌ねじ(3
1)を刻設し、その螺合によって筒状ベース部をねじ棒へ
の抱きつき状態に保持する。筒状ベース部の螺合面をテ
ーパー状に形成するのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はねじ棒と組み合わせ
て使用される複合ナットに関し、特にねじ棒の任意の位
置に素早く移動して取付けることのできるようにしたナ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械設備の可動部分を所定の位
置で停止させる場合、可動部分の移動方向に沿って長尺
のねじ棒を配置し、可動部分の停止位置に対応するねじ
棒の位置にナットを螺合させ、可動部分に取付けたリミ
ットスイッチをナット又はナット側に設けたストッパー
に接触させて可動部分の移動を停止させる方式が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可動部分の停
止位置がねじ棒の中央付近にある場合、あるいは可動部
分の停止位置を大きく変更しようとする場合にはナット
を廻してねじのピッチに対応して少しずつ螺進退させる
必要があり、作業が非常に煩雑であるばかりでなく、位
置の設定に時間がかかるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる問題に鑑み、ねじ棒の任
意の位置に素早く移動して取付けることのできるように
したナットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る複
合ナットは、ナットと筒状ベース部とから構成され、上
記筒状ベース部が円筒形状を2つ割り以上に分割されて
上記ねじ棒に抱きつき可能な形状をなし、その内周面に
は上記ねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじが、外周面に雄
ねじが刻設されている一方、上記ナットはナット形状を
なし、その内周面には上記筒状ベース部の雄ねじに螺合
しうる雌ねじが刻設され、その螺合によって上記筒状ベ
ース部を上記ねじ棒への抱きつき状態に保持するように
なしたことを特徴とする。
【0006】本発明の特徴の1つは複合ナットを2つ割
り以上に分割された筒状ベース部と筒状ベース部に螺合
されるナットとから構成し、筒状ベース部をねじ棒の任
意の位置に抱きつかせ、該筒状ベース部にナットを螺合
させて筒状ベース部及びナットをねじ棒に取付けるよう
にした点にある。これにより、ねじ棒の任意の位置にナ
ットを素早く移動させて取付けることができる。
【0007】筒状ベース部は2つ割り以上、例えば3つ
割りや4つ割りに分割されていればねじ棒に抱きつかせ
ることができるが、分割数が多くなると抱きつかせ作業
が煩雑となる。そこで、抱きつかせ作業性を考慮すると
2つ割りの筒状ベース部が好ましい。
【0008】この筒状ベース部はねじ棒に対して抱きつ
き状態に保持されるだけでもよいが、衝撃等でその位置
が変動するおそれがある。そこで、筒状ベース部の外周
面を軸線方向にテーパー状となし、該テーパー面に雄ね
じを刻設してナットの螺合によってねじ棒に締め付け固
定されるようにするのがよい。
【0009】また、ナットの内周面を軸線方向にテーパ
ー状となし、ナットにて筒状ベース部を締め付けてねじ
棒に固定するようにしてもよいが、確実な締め付け固定
を考慮すると、ナットの内周面及び筒状ベース部の外周
面の両者をテーパー状に形成するのがよい。テーパー角
は実用的には軸線方向に対して1°〜10°がよく、筒
状ベース部又はナットのいずれか一方のみをテーパー状
とする場合にも相互の螺合性を確保する上で、1°〜1
0°とする必要がある。
【0010】また、筒状ベース部をねじ棒の所望の位置
に抱きつかせ、ナットで固定した後、ナットの位置を微
調整する必要が生じることがある。かかる場合、筒状ベ
ース部を回転させることができれば、ナット全体をねじ
棒に対して螺進退させることができる。そこで、筒状ベ
ース部には軸線方向の大径側に微調整回転操作用の大径
部を形成するのが好ましい。この大径部は回転操作を考
慮すると、ナット形状とするのがよい。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、ナットをナッ
トと2つ割り以上に分割された筒状ベース部とから構成
し、筒状ベース部をねじ棒の所望の位置に抱きつかせて
これにナットを螺合させるようにしたので、筒状ベース
部はねじ棒の任意の位置に抱きつかせることができ、ナ
ットはねじ棒に外装されていてもねじ棒に対して自由に
移動させることができる。
【0012】その結果、ナットをねじ棒の任意の位置に
素早く移動させることができ、例えばナットによって位
置設定を行う場合、その位置を大きく変更する場合にも
簡単かつ迅速に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す具
体例に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の複合
ナットの好ましい実施形態を示し、図において、ねじ棒
10は用途に応じた所定の長さを有し、その外周面には
雄ねじ11が全長にわたって刻設されている。
【0014】他方、複合ナット20はナット30と筒状
ベース部40とから構成され、筒状ベース部40は円筒
形状を2つ割りに分割した形状をなし、その一端には微
調整回転操作用の大径部41が形成され,該大径部41
はナット形状に形成されている。
【0015】また、筒状ベース部40の内周面にはねじ
棒10の雄ねじ11と螺合する雌ねじ42が刻設され、
筒状ベース部40の外周面は軸線方向に対して角度6°
のテーパー状、即ち大径部41側で大径に、反対側で小
径になったテーパー状をなし、該テーパー面には雄ねじ
43が刻設されている。
【0016】ナット30はナット形状をなし、その内周
面は筒状ベース部40の外周テーパーに対応したテーパ
ー状をなし、該テーパー面には筒状ベース部40の外周
面の雄ねじ43と螺合する雌ねじ31が刻設されてい
る。
【0017】例えば、長尺のねじ棒10に中央付近にナ
ットを設定する場合、図2に示されるように、ねじ棒1
0の中央付近のナットを螺合させるべき部位に2つ割り
の筒状ベース部40を側方から抱きつかせる一方、ねじ
棒10にはナット30を外装させ、該ナット30を筒状
ベース部40まで移動させて筒状ベース部40の外周雄
ねじ43に螺合させ、ナット40が回転できなくなる位
置まで回転させると、筒状ベース部40がねじ棒10に
きつく締め付けられて固定されるので、複合ナット20
をねじ棒10の任意に位置に簡単に固定できる。
【0018】複合ナット20の位置を微調整する場合、
ナット30を少し弛め、大径部41を回転又は逆回転さ
せると、筒状ベース部40を螺進退させることができる
ので、丁度の位置でナット30を再度締め付ければよ
い。
【0019】また、複合ナット20の位置を大きく変更
する場合にはナット30を弛めて筒状ベース部40から
外し、筒状ベース部40は2つに分けてねじ棒10の所
望の位置まで移動させて再度抱きつかせ、ナット30を
そこまで移動させて筒状ベース部40に螺合させて締め
付ければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナットの好ましい実施形態を示
す側面図である。
【図2】 上記ナットの位置設定を行う場合の状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 ねじ棒 11 雄ねじ 20 複合ナット 30 ナット 31 雌ねじ 40 筒状ベース部 41 大径部 42 雌ねじ 43 雄ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットと筒状ベース部とから構成され、 上記筒状ベース部は円筒形状を2つ割り以上に分割され
    て上記ねじ棒に抱きつき可能な形状をなし、その内周面
    には上記ねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじが、外周面に
    は雄ねじが各々刻設されている一方、 上記ナットはナット形状をなし、その内周面には上記筒
    状ベース部の雄ねじに螺合しうる雌ねじが刻設され、そ
    の螺合によって上記筒状ベース部を上記ねじ棒への抱き
    つき状態に保持して上記ねじ棒に対して位置を固定され
    るようになしたことを特徴とする複合ナット。
  2. 【請求項2】 上記筒状ベース部の外周面が軸線方向に
    テーパー状をなし、該テーパー面に上記雄ねじが刻設さ
    れ、上記ナットの螺合によって上記ねじ棒に締め付け固
    定されるようになした請求項1記載の複合ナット。
  3. 【請求項3】 上記筒状ベース部の外周面が軸線方向に
    対して1°〜10°の角度を有するテーパー状をなす請
    求項2記載の複合ナット。
  4. 【請求項4】 上記ナットはその内周面が軸線方向にテ
    ーパー状をなし、その螺合によって上記筒状ベース部を
    ねじ棒に締め付け固定させるようになした請求項1ない
    し3のいずれかに記載の複合ナット。
  5. 【請求項5】 上記ナットの内周面が軸線方向に対して
    1°〜10°の角度を有するテーパー状をなす請求項4
    記載の複合ナット。
JP9227141A 1997-08-08 1997-08-08 複合ナット Pending JPH1162940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227141A JPH1162940A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 複合ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227141A JPH1162940A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 複合ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1162940A true JPH1162940A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16856135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9227141A Pending JPH1162940A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 複合ナット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1162940A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021032406A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 呉 易璋 ボルト及びナットのためのジョイントデバイス
JP2021055801A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 泉 加藤 ボルト支持ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190113U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190113U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021032406A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 呉 易璋 ボルト及びナットのためのジョイントデバイス
US11499584B2 (en) 2019-08-26 2022-11-15 Yi-Chang Wu Joint device for screw and nut
JP2021055801A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 泉 加藤 ボルト支持ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8827255B2 (en) Clamp assembly
US20190063486A1 (en) Double nut having anti-loosening part
JPH1080874A (ja) 車軸構成部材の軸受環部からジョイントピンを押出すためのプレスアウト装置
JPS59188158U (ja) ブラインドナツト締着工具の締着ストロ−ク調整構造
JP3187298U (ja) ダブルロックナット
HK1142380A1 (en) Anchor and anchor nut thereof
US3841177A (en) Torque-limiting gripping device for a screw means
WO2011111087A1 (ja) 付勢具
SE8005971L (sv) Mutterlasanordning
SE8005970L (sv) Lasanordning vid bultforband
JPH1162940A (ja) 複合ナット
US20150352696A1 (en) Wrench
US4677725A (en) Mounting tool
US20180087556A1 (en) Disassembleable nut
JPH11350707A (ja) 束金具および筒状材支持材
JP3205224U (ja) 回転工具
CN217254488U (zh) 一种带有调节结构的精密机械夹具
JPH0426216Y2 (ja)
US10710216B2 (en) Adjustable positioning device
JPH10156735A (ja) 締め付け工具
JPS5845605B2 (ja) ボルト・ナツト装置
JP2000158352A (ja) 電動回動具用の付属品
US2130218A (en) Quick acting wrench or other clamping device
JP2636063B2 (ja) 産業ロボットの位置検出手段の微調整機構
KR200296721Y1 (ko) 멍키스패너

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071101