JPH1162940A - 複合ナット - Google Patents
複合ナットInfo
- Publication number
- JPH1162940A JPH1162940A JP9227141A JP22714197A JPH1162940A JP H1162940 A JPH1162940 A JP H1162940A JP 9227141 A JP9227141 A JP 9227141A JP 22714197 A JP22714197 A JP 22714197A JP H1162940 A JPH1162940 A JP H1162940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- cylindrical base
- screw
- base portion
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
のできる複合ナットを提供する。 【解決手段】 複合ナット(20)をナット(30)と筒状ベー
ス部(40)とから構成する。筒状ベース部は円筒形状を2
つ割り以上に分割してねじ棒に抱きつき可能な形状とな
し、その内周面にはねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじ(4
2)を、外周面には雄ねじ(41)を各々刻設する。ナットの
内周面には筒状ベース部の雄ねじに螺合しうる雌ねじ(3
1)を刻設し、その螺合によって筒状ベース部をねじ棒へ
の抱きつき状態に保持する。筒状ベース部の螺合面をテ
ーパー状に形成するのがよい。
Description
て使用される複合ナットに関し、特にねじ棒の任意の位
置に素早く移動して取付けることのできるようにしたナ
ットに関する。
置で停止させる場合、可動部分の移動方向に沿って長尺
のねじ棒を配置し、可動部分の停止位置に対応するねじ
棒の位置にナットを螺合させ、可動部分に取付けたリミ
ットスイッチをナット又はナット側に設けたストッパー
に接触させて可動部分の移動を停止させる方式が知られ
ている。
止位置がねじ棒の中央付近にある場合、あるいは可動部
分の停止位置を大きく変更しようとする場合にはナット
を廻してねじのピッチに対応して少しずつ螺進退させる
必要があり、作業が非常に煩雑であるばかりでなく、位
置の設定に時間がかかるという問題があった。
意の位置に素早く移動して取付けることのできるように
したナットを提供することを課題とする。
合ナットは、ナットと筒状ベース部とから構成され、上
記筒状ベース部が円筒形状を2つ割り以上に分割されて
上記ねじ棒に抱きつき可能な形状をなし、その内周面に
は上記ねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじが、外周面に雄
ねじが刻設されている一方、上記ナットはナット形状を
なし、その内周面には上記筒状ベース部の雄ねじに螺合
しうる雌ねじが刻設され、その螺合によって上記筒状ベ
ース部を上記ねじ棒への抱きつき状態に保持するように
なしたことを特徴とする。
り以上に分割された筒状ベース部と筒状ベース部に螺合
されるナットとから構成し、筒状ベース部をねじ棒の任
意の位置に抱きつかせ、該筒状ベース部にナットを螺合
させて筒状ベース部及びナットをねじ棒に取付けるよう
にした点にある。これにより、ねじ棒の任意の位置にナ
ットを素早く移動させて取付けることができる。
割りや4つ割りに分割されていればねじ棒に抱きつかせ
ることができるが、分割数が多くなると抱きつかせ作業
が煩雑となる。そこで、抱きつかせ作業性を考慮すると
2つ割りの筒状ベース部が好ましい。
き状態に保持されるだけでもよいが、衝撃等でその位置
が変動するおそれがある。そこで、筒状ベース部の外周
面を軸線方向にテーパー状となし、該テーパー面に雄ね
じを刻設してナットの螺合によってねじ棒に締め付け固
定されるようにするのがよい。
ー状となし、ナットにて筒状ベース部を締め付けてねじ
棒に固定するようにしてもよいが、確実な締め付け固定
を考慮すると、ナットの内周面及び筒状ベース部の外周
面の両者をテーパー状に形成するのがよい。テーパー角
は実用的には軸線方向に対して1°〜10°がよく、筒
状ベース部又はナットのいずれか一方のみをテーパー状
とする場合にも相互の螺合性を確保する上で、1°〜1
0°とする必要がある。
に抱きつかせ、ナットで固定した後、ナットの位置を微
調整する必要が生じることがある。かかる場合、筒状ベ
ース部を回転させることができれば、ナット全体をねじ
棒に対して螺進退させることができる。そこで、筒状ベ
ース部には軸線方向の大径側に微調整回転操作用の大径
部を形成するのが好ましい。この大径部は回転操作を考
慮すると、ナット形状とするのがよい。
トと2つ割り以上に分割された筒状ベース部とから構成
し、筒状ベース部をねじ棒の所望の位置に抱きつかせて
これにナットを螺合させるようにしたので、筒状ベース
部はねじ棒の任意の位置に抱きつかせることができ、ナ
ットはねじ棒に外装されていてもねじ棒に対して自由に
移動させることができる。
素早く移動させることができ、例えばナットによって位
置設定を行う場合、その位置を大きく変更する場合にも
簡単かつ迅速に行うことができる。
体例に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の複合
ナットの好ましい実施形態を示し、図において、ねじ棒
10は用途に応じた所定の長さを有し、その外周面には
雄ねじ11が全長にわたって刻設されている。
ベース部40とから構成され、筒状ベース部40は円筒
形状を2つ割りに分割した形状をなし、その一端には微
調整回転操作用の大径部41が形成され,該大径部41
はナット形状に形成されている。
棒10の雄ねじ11と螺合する雌ねじ42が刻設され、
筒状ベース部40の外周面は軸線方向に対して角度6°
のテーパー状、即ち大径部41側で大径に、反対側で小
径になったテーパー状をなし、該テーパー面には雄ねじ
43が刻設されている。
面は筒状ベース部40の外周テーパーに対応したテーパ
ー状をなし、該テーパー面には筒状ベース部40の外周
面の雄ねじ43と螺合する雌ねじ31が刻設されてい
る。
ットを設定する場合、図2に示されるように、ねじ棒1
0の中央付近のナットを螺合させるべき部位に2つ割り
の筒状ベース部40を側方から抱きつかせる一方、ねじ
棒10にはナット30を外装させ、該ナット30を筒状
ベース部40まで移動させて筒状ベース部40の外周雄
ねじ43に螺合させ、ナット40が回転できなくなる位
置まで回転させると、筒状ベース部40がねじ棒10に
きつく締め付けられて固定されるので、複合ナット20
をねじ棒10の任意に位置に簡単に固定できる。
ナット30を少し弛め、大径部41を回転又は逆回転さ
せると、筒状ベース部40を螺進退させることができる
ので、丁度の位置でナット30を再度締め付ければよ
い。
する場合にはナット30を弛めて筒状ベース部40から
外し、筒状ベース部40は2つに分けてねじ棒10の所
望の位置まで移動させて再度抱きつかせ、ナット30を
そこまで移動させて筒状ベース部40に螺合させて締め
付ければよい。
す側面図である。
す側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ナットと筒状ベース部とから構成され、 上記筒状ベース部は円筒形状を2つ割り以上に分割され
て上記ねじ棒に抱きつき可能な形状をなし、その内周面
には上記ねじ棒の雄ねじに螺合する雌ねじが、外周面に
は雄ねじが各々刻設されている一方、 上記ナットはナット形状をなし、その内周面には上記筒
状ベース部の雄ねじに螺合しうる雌ねじが刻設され、そ
の螺合によって上記筒状ベース部を上記ねじ棒への抱き
つき状態に保持して上記ねじ棒に対して位置を固定され
るようになしたことを特徴とする複合ナット。 - 【請求項2】 上記筒状ベース部の外周面が軸線方向に
テーパー状をなし、該テーパー面に上記雄ねじが刻設さ
れ、上記ナットの螺合によって上記ねじ棒に締め付け固
定されるようになした請求項1記載の複合ナット。 - 【請求項3】 上記筒状ベース部の外周面が軸線方向に
対して1°〜10°の角度を有するテーパー状をなす請
求項2記載の複合ナット。 - 【請求項4】 上記ナットはその内周面が軸線方向にテ
ーパー状をなし、その螺合によって上記筒状ベース部を
ねじ棒に締め付け固定させるようになした請求項1ない
し3のいずれかに記載の複合ナット。 - 【請求項5】 上記ナットの内周面が軸線方向に対して
1°〜10°の角度を有するテーパー状をなす請求項4
記載の複合ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227141A JPH1162940A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 複合ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227141A JPH1162940A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 複合ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162940A true JPH1162940A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16856135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9227141A Pending JPH1162940A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 複合ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162940A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021032406A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 呉 易璋 | ボルト及びナットのためのジョイントデバイス |
JP2021055801A (ja) * | 2019-10-01 | 2021-04-08 | 泉 加藤 | ボルト支持ユニット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62190113U (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-03 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP9227141A patent/JPH1162940A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62190113U (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-03 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021032406A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 呉 易璋 | ボルト及びナットのためのジョイントデバイス |
US11499584B2 (en) | 2019-08-26 | 2022-11-15 | Yi-Chang Wu | Joint device for screw and nut |
JP2021055801A (ja) * | 2019-10-01 | 2021-04-08 | 泉 加藤 | ボルト支持ユニット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8827255B2 (en) | Clamp assembly | |
US20190063486A1 (en) | Double nut having anti-loosening part | |
JPH1080874A (ja) | 車軸構成部材の軸受環部からジョイントピンを押出すためのプレスアウト装置 | |
JPS59188158U (ja) | ブラインドナツト締着工具の締着ストロ−ク調整構造 | |
JP3187298U (ja) | ダブルロックナット | |
HK1142380A1 (en) | Anchor and anchor nut thereof | |
US3841177A (en) | Torque-limiting gripping device for a screw means | |
WO2011111087A1 (ja) | 付勢具 | |
SE8005971L (sv) | Mutterlasanordning | |
SE8005970L (sv) | Lasanordning vid bultforband | |
JPH1162940A (ja) | 複合ナット | |
US20150352696A1 (en) | Wrench | |
US4677725A (en) | Mounting tool | |
US20180087556A1 (en) | Disassembleable nut | |
JPH11350707A (ja) | 束金具および筒状材支持材 | |
JP3205224U (ja) | 回転工具 | |
CN217254488U (zh) | 一种带有调节结构的精密机械夹具 | |
JPH0426216Y2 (ja) | ||
US10710216B2 (en) | Adjustable positioning device | |
JPH10156735A (ja) | 締め付け工具 | |
JPS5845605B2 (ja) | ボルト・ナツト装置 | |
JP2000158352A (ja) | 電動回動具用の付属品 | |
US2130218A (en) | Quick acting wrench or other clamping device | |
JP2636063B2 (ja) | 産業ロボットの位置検出手段の微調整機構 | |
KR200296721Y1 (ko) | 멍키스패너 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070507 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071101 |