JPH1162694A - 内燃機関の異常燃焼検出方法 - Google Patents

内燃機関の異常燃焼検出方法

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JPH1162694A
JPH1162694A JP23267697A JP23267697A JPH1162694A JP H1162694 A JPH1162694 A JP H1162694A JP 23267697 A JP23267697 A JP 23267697A JP 23267697 A JP23267697 A JP 23267697A JP H1162694 A JPH1162694 A JP H1162694A
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JP
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cylinder
vibration
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vibration value
comparative
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JP23267697A
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English (en)
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Miwako Yamazawa
美和子 山澤
Atsushi Shibahara
篤 芝原
Masashi Kodera
正識 古寺
Tomoji Kobayashi
智次 小林
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関における連続失火や間欠失火などの
異常燃焼を早期に検出する。 【解決手段】 内燃機関の駆動時に、各シリンダの振動
センサ3が燃焼時における振動を、一つのシリンダの点
火タイミング信号から各シリンダの点火タイミングを演
算して、それに基づき、各シリンダ毎に取り出す。取り
出された比較対象となる比較振動値は、予め記憶されて
いる各シリンダ毎の基準振動値と比較演算され、各シリ
ンダの燃焼状態が異常か否かを、各別に判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関において連続
失火及び間欠失火の異常燃焼を検出できる異常燃焼検出
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスエンジン等において、ノッキングや
失火などの異常燃焼は、当該エンジンを破損したり、煙
道爆発などのような重大事故を招来するおそれがある。
【0003】また、間欠失火が発生した場合は、発電電
力の周波数の変動を起こす不具合がある。
【0004】このような異常燃焼を早期に検出してエン
ジンの安全性を図るため、従来の自動車エンジンにおい
てはクランクケースに振動センサを取り付けてノッキン
グ等に由来する異常な振動を検出しようとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に多
数のシリンダを有する大形ガスエンジン等においては、
他の振動源からのノイズにうもれて異常燃焼に由来する
振動を確実かつ早期に検出することができないという問
題があった。
【0006】また、図7に示すように、燃焼時の振動P
1に比べて吸気弁着座時の振動P2が非常に大きいこと
からも、異常燃焼時の振動の検出ができない問題があ
る。
【0007】ノッキングが発生すれば、燃焼時の振動が
大きくなり、その振動の程度が甚だしければ、図7に示
す振動全体を監視することによっても、そのノッキング
の検出は可能であるが、その場合はノッキングがかなり
進んでおり、振動が大きくなってから検出されることに
なるので、ノッキングを早期に検出することはできな
い。
【0008】また、失火の場合は、上記ノッキングと異
なり、燃焼時の振動が小さくなるために、他の振動の影
響により計測が不可能となる問題がある。
【0009】本発明は、重大事故につながる失火のよう
な異常燃焼を確実に早期検出できる内燃機関の異常燃焼
検出装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の内燃機関の異常燃焼検出方法
は、複数のシリンダを有する内燃機関の異常燃焼検出方
法において、前記各シリンダの少なくとも1つのシリン
ダの点火タイミングに基づき各シリンダに配設される振
動センサ3にて検出される各シリンダの燃焼時における
振動信号の最大値を所定回数づつサンプリングし、各回
における振動信号の最大値の平均値を算出して各シリン
ダ毎の振動値V2 を求めるとともに、各シリンダ毎の振
動値V2 のそれぞれに予め記憶されているパラメータk
を乗算させて、各シリンダ毎の比較振動値Vc1 を求
め、前記各シリンダの振動値V2 の平均値V3 に、予め
記憶されている基準値k1を乗算させ基準振動値Vn1
を求め、その後、前記各比較振動値Vc1 と前記基準振
動値Vn1 とをそれぞれ比較して、前記比較振動値Vc
1 が前記基準振動値Vn1 以下の場合に該比較振動値V
1 が算出された前記シリンダが連続失火状態であると
判断することを特徴としている。
【0011】また、この発明の内燃機関の異常燃焼検出
方法は、複数のシリンダを有する内燃機関の異常燃焼検
出方法において、前記各シリンダにおける1燃焼分の振
動信号の最大値を検出して該最大値を振動値V4 とする
とともに、該振動値V4 に予め記憶されているパラメー
タk2 を乗算させて基準振動値Vn2 を求め、前記各シ
リンダの少なくとも1つのシリンダの点火タイミングに
基づき各シリンダに配設される振動センサ3にて検出さ
れる各シリンダの燃焼時における振動信号の最大値を所
定回数づつサンプリングし、各回における振動信号の最
大値の平均値を算出して各シリンダ毎の振動値V2 を求
めるとともに、各シリンダ毎の振動値V2 のそれぞれに
予め記憶されているパラメータk及びk3 を乗算させ
て、各シリンダ毎の比較振動値Vc2 を求め、その後、
前記各比較振動値Vc2 と前記基準振動値Vn2 とをそ
れぞれ比較して、前記比較振動値Vc2 が前記基準振動
値Vn2 以上の場合に該比較振動値Vc2 が算出された
前記シリンダが間欠失火状態であると判断することを特
徴としている。
【0012】なお、上記検出方法において、前記シリン
ダが連続失火状態または間欠失火状態と判断された後
に、当該シリンダの状態の表示や警報などの処理を行う
こととしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】始めに、本発明の内燃機関の異常
燃焼検出方法で用いられる異常燃焼検出装置の構成につ
いて説明する。
【0014】図1に示すように、本実施の形態の異常燃
焼検出装置1が設けられる内燃機関は、A1〜A9の各
番号が付されて直列に配置された9のシリンダと、B1
〜B9の各番号が付されて直列に配置された9のシリン
ダとが、それぞれ対向して並ぶ18シリンダ4サイクル
のガスエンジン2である。
【0015】このガスエンジン2における各シリンダの
点火順序は、図3に示すように、A1,B1,A7,B
7,A4,B4,A2,B2,A8,B8,A6,B
6,A3,B3,A9,B9,A5,B5の順で繰り返
されるようになっている。
【0016】また、図1に示すように、このガスエンジ
ン2の各シリンダには、各シリンダの振動を検知する加
速度センサ等よりなる振動センサ3がそれぞれ設けられ
ている。
【0017】そして、各振動センサ3からの振動信号は
異常燃焼検出装置1の本体に入力される。
【0018】また、シリンダA9に設けられる振動セン
サ3より得られる点火タイミング信号が異常燃焼検出装
置1の本体に入力される。
【0019】図2に示すように、シリンダA9より得ら
れる点火タイミング信号は、少なくとも一つのシリンダ
の点火タイミング信号に基づいて他の各シリンダの点火
タイミングを演算する点火タイミング信号演算手段4に
入力される。
【0020】次に、点火タイミング信号演算手段4にお
ける点火タイミング演算の方法を説明する。
【0021】シリンダA9の点火パルス信号の間隔をT
(s)とすると、4サイクルエンジンの機関回転数R
は、R=2/T(rps)=60・2/T=120/T
(rpm)で表せる。
【0022】また、図3に示すように、点火されるシリ
ンダの点火順序と、点火角度間隔から、各シリンダの点
火タイミングを算出すると、例えばA9シリンダの点火
パルス信号が入力されてから、(60+20)=80°
毎にA列のシリンダが点火される。
【0023】一方、B列のシリンダは、A列の対応する
シリンダよりもそれぞれ60°づつ遅れて点火する。
【0024】点火タイミング信号演算手段4は、入力さ
れたシリンダA9の点火タイミング信号を基にして上述
のように機関回転数Rを計算する。
【0025】すなわち、シリンダA9の点火タイミング
信号と、各シリンダの点火順序と、シリンダA9と他の
シリンダとの間の点火角度間隔から、点火タイミング信
号演算手段4は機関回転数Rを算出し、さらに各シリン
ダの点火タイミングを計算する。
【0026】そして、この演算結果は、燃焼時の振動信
号を取り出すためのタイミング信号として出力され、図
2に示すマルチプレクサ7へ入力される。
【0027】また、図2に示すように、各振動センサ3
からの振動信号は、アンプ5及びフィルタ6を介してマ
ルチプレクサ7に入力される。
【0028】マルチプレクサ7は、前記点火タイミング
信号演算手段4からの点火タイミング信号に基づき、前
記各振動センサ3から入力される多数の振動信号の中か
ら各シリンダの燃焼時の振動信号を取り出す選択手段で
ある。
【0029】マルチプレクサ7において選択された各シ
リンダ毎の燃焼時の振動信号は、ピークホールド回路
(最大値検出回路)8に入力される。
【0030】ピークホールド回路8では、各シリンダ毎
の燃焼時間(数ms)中の振動信号の最大値を検出して
出力する。
【0031】本実施の形態では、エンジン2回転中に各
シリンダ毎に1個の振動信号を得ることができる。
【0032】ピークホールド回路8が出力した各シリン
ダの燃焼時の振動信号の最大値は、A/D変換部9にお
いてA/D変換され、比較演算手段10に入力される。
【0033】比較演算手段10では、各シリンダの燃焼
時における振動信号の最大値を所定回数づつサンプリン
グして所定個数の最大値を求め、これらの平均値を算出
して、各シリンダ毎の振動値V2 を求め、その後、以下
に示す手順で、連続失火及び間欠失火の比較判定が行わ
れるようになっている。
【0034】なお、この比較判定の基準となる値は、図
2に示すメモリ11に記憶されている。
【0035】次に比較演算手段10におけるこの内燃機
関の連続失火の判定方法を、図4に示すフローチャート
図を参照して説明する。
【0036】パラメータkと基準値k1 とは、シリンダ
毎に設定され、メモリ11に予め入力され記憶される
(ST1)。
【0037】次に、上記比較演算手段10で算出された
各シリンダ毎の振動値V2 は、まず、予めメモリ11に
記憶されている各シリンダに対応するパラメータkが乗
算され、各シリンダ毎の比較振動値Vc1 が求められる
(ST2)。
【0038】また同時に、この各シリンダの振動値V2
を平均し、全シリンダの平均値V3を求め、この平均値
3 に、予めメモリ11に記憶されている各シリンダに
対応する基準値k1 を乗算させて、基準振動値Vn1
求める(ST2)。
【0039】そして、この比較演算手段10にて、各シ
リンダ毎の比較振動値Vc1 と、基準振動値Vn1 とが
それぞれ比較される(ST3)。
【0040】その比較結果において、比較振動値Vc1
が基準振動値Vn1 より大きな値(Vc1 >Vn1 )で
あれば、その比較振動値Vc1 が求められたシリンダ
は、正常と判断し、次のシリンダの比較演算が行われ
(ST4)、比較振動値Vc1 が基準振動値Vn1 以下
の値(Vc1 ≦Vn1 )であれば、その比較振動値Vc
1が求められたシリンダは、異常と判断、すなわち、振
動値が小さいことから、連続失火が発生していると判断
して、その表示や警報などが発せられる(ST5)。
【0041】そして、上記比較演算の手順を繰り返し、
各シリンダ毎に比較判断が行われ、これにより、エンジ
ン2の各シリンダ毎の状態の判断が時々刻々かつ個々に
行われることとなる。
【0042】次に、比較演算手段10におけるこの内燃
機関の間欠失火の判定方法を、図5に示すフローチャー
ト図を参照して説明する。
【0043】パラメータk,k2 ,k3 の各値は、シリ
ンダ毎に設定され、メモリ11に予め入力され記憶され
る(ST11)。
【0044】次に、各シリンダ毎の1燃焼分(1回の燃
焼(爆発))における前記振動センサ3が検出する振動
信号のマルチプレクサ7及びピークホールド8を介し、
A/D変換される最大値が比較演算手段10に入力さ
れ、この最大値を振動値V4 とするとともに、この振動
値V4 に、予めメモリ11に記憶されているパラメータ
2 を乗算させて基準振動値Vn2 を求める(ST1
2)。
【0045】同時に、この比較演算手段10にて、上記
比較演算手段10で算出された各シリンダ毎の振動値V
2 が、予めメモリ11に記憶されている各シリンダに対
応するパラメータk及びk3 が乗算され、各シリンダ毎
の比較振動値Vc2 が求められる(ST12)。
【0046】そして、この比較演算手段10にて、各シ
リンダ毎の比較振動値Vc2 と、基準振動値Vn2 とが
それぞれ比較される(ST13)。
【0047】その比較結果において、比較振動値Vc2
が基準振動値Vn2 より小さな値(Vc2 <Vn2 )で
あれば、その比較振動値Vc2 が求められたシリンダ
は、正常と判断し、次のシリンダの比較演算が行われ
(ST14)、比較振動値Vc2が基準振動値Vn2
上の値(Vc2 ≧Vn2 )であれば、その比較振動値V
1 が求められたシリンダは、異常と判断、すなわち、
間欠失火が発生していると判断して、その表示や警報な
どが発せられる(ST15)。
【0048】そして、上記比較演算の手順を繰り返し、
各シリンダ毎に比較判断が行われ、これにより、エンジ
ン2の各シリンダ毎の状態の判断が時々刻々かつ個々に
行われることとなる。
【0049】なお、上述した連続失火の判定と間欠失火
の判定とは、同時に行われるようになっており、すなわ
ち、連続失火の判定を行うための比較演算を行う際に求
められる比較振動値Vc1 にパラメータk3 を乗算させ
ることで、間欠失火の判定を行うために求める比較振動
値Vc2 が得られるようになっており、各シリンダの状
態は、エンジン運転中、常に監視されることとなる。
【0050】また、上述した実施の形態では、連続失火
及び間欠失火が発生したか否かを判定する方法について
述べたが、上記異常燃焼検出装置1によれば、比較演算
手段10における各シリンダの振動値V2 の値に基づい
て、シリンダ毎にノッキングが発生しているか否かを判
定することも可能である。
【0051】このノッキングの判定の方法は、まず、予
めパラメータkと基準振動値V1 の各値が、シリンダ毎
に設定されて、メモリ11に入力され記憶される(ST
21)。
【0052】次に、上記各失火の判定と同様に、比較演
算手段10にて、上記比較演算手段10で算出された各
シリンダ毎の振動値V2 が、予めメモリ11に記憶され
ている各シリンダに対応するパラメータkが乗算され、
各シリンダ毎の比較振動値Vc3 が求められる(図6中
ST22)。
【0053】そして、この比較振動値Vc3 と、予め記
憶された基準振動値V1 とが比較される。
【0054】この基準となる振動値V1 は、ノッキング
が発生しない燃焼時における振動信号の値(正常時振動
値)であり、この値は各シリンダ別にメモリ11に記憶
されている。
【0055】そして、比較演算手段10は、シリンダ別
に振動信号の最大値が正常値の範囲内にあるか否かを判
断し、すなわち、基準振動値V1 より比較振動値Vc3
が小さい値であれば、その対応するシリンダは正常であ
ると判断され、また、比較振動値Vc3 が基準振動値V
1 以上の値であれば、ノッキングが発生しているとみな
して、その状態の表示や警報が発せられる(ST2
5)。
【0056】なお、上記比較振動値Vc3 は、連続失火
の判定を行う際に求められる比較振動値Vc1 と同じ値
であることから、連続失火の判定とほぼ同時にこのノッ
キングについての判定を行うことが可能である。
【0057】さらに、上述した実施の形態では、失火等
が発生した状態を外部に知らせる手段を、表示や警報と
したが、具体的には、各シリンダに対応する表示パネル
などを設け、失火等が発生した際には、該当するシリン
ダの表示灯などを点灯させたり、また同時にブザー音を
発したり、さらには、シリンダの番号などを表示させる
などとする。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の異常燃焼検出方法によれば、少なくとも一つのシリン
ダの点火タイミング信号から他のシリンダの点火タイミ
ングを算出することにより、各シリンダから検出される
振動信号の中から各シリンダごとの燃焼時のみにおける
振動値を取り出しており、この各シリンダの振動値にパ
ラメータを乗じて比較対象とする比較振動値とし、この
比較振動値と、基準振動値とを比較し、異常燃焼の有無
を判断している。従って、この発明によれば、燃焼時の
みにおけるシリンダから検出される振動値を基準値と比
較できるので、重大事故につながる異常燃焼を的確にか
つ早期に検出できるという効果が得られ、事故を未然に
防ぐことが可能となる。また、各シリンダ毎にその異常
燃焼か否かを判定することができるとともに、具体的に
その異常の度合いを知ることが可能となることから、メ
ンテナンスの対象となるシリンダを特定でき、早期に保
守点検を完了でき、工数の削減を図ることが可能となる
効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の異常燃焼検出方法における
一実施の形態の異常燃焼検出装置とガスエンジンの配置
を示す概略平面図
【図2】同異常燃焼検出装置の構成を示す概略ブロック
【図3】同内燃機関におけるガスエンジンのシリンダ点
火順序を示す図
【図4】同異常燃焼検出方法の連続失火判定の処理手順
を示す流れ図
【図5】同異常燃焼検出方法の間欠失火判定の処理手順
を示す流れ図
【図6】同異常燃焼検出方法のノッキング判定の処理手
順を示す流れ図
【図7】ガスエンジンのシリンダが発する振動信号を示
す図
【符号の説明】
1…異常燃焼検出装置 3…振動センサ A1〜A9,B1〜B9…シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 智次 東京都大田区蒲田本町1−10−1 株式会 社新潟鉄工所原動機事業部技術部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダを有する内燃機関の異常
    燃焼検出方法において、 前記各シリンダの少なくとも1つのシリンダの点火タイ
    ミングに基づき各シリンダに配設される振動センサにて
    検出される各シリンダの燃焼時における振動信号の最大
    値を所定回数づつサンプリングし、各回における振動信
    号の最大値の平均値を算出して各シリンダ毎の振動値V
    2 を求めるとともに、各シリンダ毎の振動値V2 のそれ
    ぞれに予め記憶されているパラメータkを乗算させて、
    各シリンダ毎の比較振動値Vc1 を求め、 前記各シリンダの振動値V2 の平均値V3 に、予め記憶
    されている基準値k1を乗算させ基準振動値Vn1 を求
    め、 その後、前記各比較振動値Vc1 と前記基準振動値Vn
    1 とをそれぞれ比較して、前記比較振動値Vc1 が前記
    基準振動値Vn1 以下の場合に該比較振動値Vc1 が算
    出された前記シリンダが連続失火状態であると判断する
    ことを特徴とする内燃機関の異常燃焼検出方法。
  2. 【請求項2】 複数のシリンダを有する内燃機関の異常
    燃焼検出方法において、 前記各シリンダにおける1燃焼分の振動信号の最大値を
    検出して該最大値を振動値V4 とするとともに、該振動
    値V4 に予め記憶されているパラメータk2 を乗算させ
    て基準振動値Vn2 を求め、 前記各シリンダの少なくとも1つのシリンダの点火タイ
    ミングに基づき各シリンダに配設される振動センサにて
    検出される各シリンダの燃焼時における振動信号の最大
    値を所定回数づつサンプリングし、各回における振動信
    号の最大値の平均値を算出して各シリンダ毎の振動値V
    2 を求めるとともに、各シリンダ毎の振動値V2 のそれ
    ぞれに予め記憶されているパラメータk及びk3 を乗算
    させて、各シリンダ毎の比較振動値Vc2 を求め、 その後、前記各比較振動値Vc2 と前記基準振動値Vn
    2 とをそれぞれ比較して、前記比較振動値Vc2 が前記
    基準振動値Vn2 以上の場合に該比較振動値Vc2 が算
    出された前記シリンダが間欠失火状態であると判断する
    ことを特徴とする内燃機関の異常燃焼検出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191664A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスエンジンの異常診断方法及び装置
CN110726471A (zh) * 2019-11-28 2020-01-24 中国华能集团有限公司 一种适用于燃气轮机燃烧室振动的监测装置及监测方法
CN114441179B (zh) * 2021-12-28 2023-11-17 潍柴动力股份有限公司 发动机燃烧不均匀检测系统以及检测方法

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