JPH1162533A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH1162533A JPH1162533A JP21605197A JP21605197A JPH1162533A JP H1162533 A JPH1162533 A JP H1162533A JP 21605197 A JP21605197 A JP 21605197A JP 21605197 A JP21605197 A JP 21605197A JP H1162533 A JPH1162533 A JP H1162533A
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- valve
- components
- component
- planetary gear
- sun gear
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/267—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2305/00—Valve arrangements comprising rollers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】機関の運転状態に応じて機関弁の作動特性を変
更可能な内燃機関の動弁装置において、小型化を可能と
した上で、機関弁の作動特性を細密に変更可能とすると
ともに、作動特性をより正確に制御し得るようにする。 【解決手段】サンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39を3つの構成要素として遊星ギヤ機構365 が
構成され、各構成要素のうち第1の構成要素がカム軸の
動弁カムに連動、連結され、第2の構成要素が機関弁に
連結され、第3の構成要素の回動量が機関の運転状態に
応じて回動量制御手段で制御され、前記3つの構成要素
のうち少なくとも2つの構成要素が、共通な支持部材4
1に回動自在に支持される。
更可能な内燃機関の動弁装置において、小型化を可能と
した上で、機関弁の作動特性を細密に変更可能とすると
ともに、作動特性をより正確に制御し得るようにする。 【解決手段】サンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39を3つの構成要素として遊星ギヤ機構365 が
構成され、各構成要素のうち第1の構成要素がカム軸の
動弁カムに連動、連結され、第2の構成要素が機関弁に
連結され、第3の構成要素の回動量が機関の運転状態に
応じて回動量制御手段で制御され、前記3つの構成要素
のうち少なくとも2つの構成要素が、共通な支持部材4
1に回動自在に支持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁装
置に関し、特に、機関の運転状態に応じて吸気弁や排気
弁である機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁
装置に関する。
置に関し、特に、機関の運転状態に応じて吸気弁や排気
弁である機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特公
平7−107368号公報等により既に知られている。
平7−107368号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、機関弁に連なるロッカアームを、カムプロフ
ィルが異なる複数種類の動弁カムで択一的に切換えて駆
動するように構成されており、機関弁の作動特性が機関
の運転状態に応じて2あるいは3段階に切換えられるも
のである。しかるに、機関の出力トルク、燃費および排
気性状等の機関性能をより向上するためには、機関運転
状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に切換え可能
とすることが望ましく、上記従来の動弁装置の構成で
は、カムプロフィルを異ならせたより多くの種類の動弁
カムが必要となって動弁装置が大型化してしまい、実現
が困難である。
ものでは、機関弁に連なるロッカアームを、カムプロフ
ィルが異なる複数種類の動弁カムで択一的に切換えて駆
動するように構成されており、機関弁の作動特性が機関
の運転状態に応じて2あるいは3段階に切換えられるも
のである。しかるに、機関の出力トルク、燃費および排
気性状等の機関性能をより向上するためには、機関運転
状態に応じて機関弁の作動特性をより細密に切換え可能
とすることが望ましく、上記従来の動弁装置の構成で
は、カムプロフィルを異ならせたより多くの種類の動弁
カムが必要となって動弁装置が大型化してしまい、実現
が困難である。
【0004】そこで、本出願人は、遊星ギヤ機構が備え
る3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよび
キャリアのうち2つがカム軸の動弁カムおよび機関弁に
それぞれ連動、連結され、残余の1つの構成要素の作動
量が回動量制御手段で制御されるようにした動弁装置
を、特願平8−232283号で提案し、上記従来の問
題を解決した。ところが、サンギヤ、リングギヤおよび
遊星ギヤにはバックラッシがそれぞれ設定されるもので
あり、サンギヤ、リングギヤおよびキャリアの半径方向
にサンギヤ、リングギヤおよびキャリアの位置がずれて
しまい、機関弁の正確な作動特性が得られなくなる可能
性がある。
る3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよび
キャリアのうち2つがカム軸の動弁カムおよび機関弁に
それぞれ連動、連結され、残余の1つの構成要素の作動
量が回動量制御手段で制御されるようにした動弁装置
を、特願平8−232283号で提案し、上記従来の問
題を解決した。ところが、サンギヤ、リングギヤおよび
遊星ギヤにはバックラッシがそれぞれ設定されるもので
あり、サンギヤ、リングギヤおよびキャリアの半径方向
にサンギヤ、リングギヤおよびキャリアの位置がずれて
しまい、機関弁の正確な作動特性が得られなくなる可能
性がある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性
を細密に変更可能とするとともに、作動特性をより正確
に制御し得るようにした内燃機関の動弁装置を提供する
ことを目的とする。
のであり、小型化を可能とした上で、機関弁の作動特性
を細密に変更可能とするとともに、作動特性をより正確
に制御し得るようにした内燃機関の動弁装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、機関の運転状態に応じて機
関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置におい
て、機関の運転状態に応じて機関弁の作動特性を変更可
能な内燃機関の動弁装置において、サンギヤと、該サン
ギヤを同軸に囲繞するリングギヤと、サンギヤおよびリ
ングギヤに噛合する遊星ギヤを回転自在に支持するキャ
リアとを構成要素とし、それらの3つの構成要素のうち
第1の構成要素がカム軸の回転に応じた回動作動を可能
として該カム軸の動弁カムに連動、連結され、第2の構
成要素が機関弁に連結される遊星ギヤ機構と;該遊星ギ
ヤ機構の各構成要素のうち第3の構成要素に連結される
とともに該第3の構成要素の回動量を機関の運転状態に
応じて制御する回動量制御手段と;を含み、前記遊星ギ
ヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なくとも2つの
構成要素が、共通な支持部材に回動自在に支持されるこ
とを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、機関の運転状態に応じて機
関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置におい
て、機関の運転状態に応じて機関弁の作動特性を変更可
能な内燃機関の動弁装置において、サンギヤと、該サン
ギヤを同軸に囲繞するリングギヤと、サンギヤおよびリ
ングギヤに噛合する遊星ギヤを回転自在に支持するキャ
リアとを構成要素とし、それらの3つの構成要素のうち
第1の構成要素がカム軸の回転に応じた回動作動を可能
として該カム軸の動弁カムに連動、連結され、第2の構
成要素が機関弁に連結される遊星ギヤ機構と;該遊星ギ
ヤ機構の各構成要素のうち第3の構成要素に連結される
とともに該第3の構成要素の回動量を機関の運転状態に
応じて制御する回動量制御手段と;を含み、前記遊星ギ
ヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なくとも2つの
構成要素が、共通な支持部材に回動自在に支持されるこ
とを特徴とする。
【0007】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、遊星ギヤ機構を構成する3つの構成要素のうち第
1および第2の構成要素が、カム軸および機関弁にそれ
ぞれ連動、連結され、第3の構成要素の回動量が回動量
制御手段で制御されることにより、動弁カムによる第1
の構成要素の回動に伴う第2の構成要素の回動すなわち
機関弁の作動特性が制御されることになり、第3の構成
要素の回動量を回動量制御手段でより細密に制御するこ
とにより、機関弁の作動特性をより細密に制御すること
が可能となる。しかも遊星ギヤ機構は、それを構成する
3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアが同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るも
のであることにより、遊星ギヤ機構をコンパクトに纏め
ることができ、動弁装置の小型化を図ることができる。
また遊星ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なく
とも2つの半径方向への相対移動が、支持部材で規制さ
れるので、機関弁の作動特性制御がより正確となる。
れば、遊星ギヤ機構を構成する3つの構成要素のうち第
1および第2の構成要素が、カム軸および機関弁にそれ
ぞれ連動、連結され、第3の構成要素の回動量が回動量
制御手段で制御されることにより、動弁カムによる第1
の構成要素の回動に伴う第2の構成要素の回動すなわち
機関弁の作動特性が制御されることになり、第3の構成
要素の回動量を回動量制御手段でより細密に制御するこ
とにより、機関弁の作動特性をより細密に制御すること
が可能となる。しかも遊星ギヤ機構は、それを構成する
3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアが同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るも
のであることにより、遊星ギヤ機構をコンパクトに纏め
ることができ、動弁装置の小型化を図ることができる。
また遊星ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なく
とも2つの半径方向への相対移動が、支持部材で規制さ
れるので、機関弁の作動特性制御がより正確となる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記遊星ギヤ機構が
備える3つの構成要素が全て共通な支持部材に回動自在
に支持されることにより、遊星ギヤ機構が備える全ての
構成要素の半径方向への相対移動が支持部材で規制され
るようにして、機関弁の作動特性制御をより一層正確と
なる。
求項1記載の発明の構成に加えて、前記遊星ギヤ機構が
備える3つの構成要素が全て共通な支持部材に回動自在
に支持されることにより、遊星ギヤ機構が備える全ての
構成要素の半径方向への相対移動が支持部材で規制され
るようにして、機関弁の作動特性制御をより一層正確と
なる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、前記支持部材に
支持される前記構成要素の半径方向への移動可能量が、
停止状態にある前記各ギヤの半径方向への最大移動可能
量よりも小さく設定されることにより、遊星ギヤ機構で
の各ギヤの半径方向への最大移動可能量だけ遊星ギヤ機
構の構成要素が移動することはなく、遊星ギヤ機構の構
成要素の半径方向の移動をより小さく抑えて、機関弁の
正確な作動特性制御が可能となる。
1または2記載の発明の構成に加えて、前記支持部材に
支持される前記構成要素の半径方向への移動可能量が、
停止状態にある前記各ギヤの半径方向への最大移動可能
量よりも小さく設定されることにより、遊星ギヤ機構で
の各ギヤの半径方向への最大移動可能量だけ遊星ギヤ機
構の構成要素が移動することはなく、遊星ギヤ機構の構
成要素の半径方向の移動をより小さく抑えて、機関弁の
正確な作動特性制御が可能となる。
【0010】請求項4記載の発明は、機関の運転状態に
応じて機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装
置において、サンギヤと、該サンギヤを同軸に囲繞する
リングギヤと、サンギヤおよびリングギヤに噛合する遊
星ギヤを回転自在に支持するキャリアとを構成要素と
し、それらの3つの構成要素のうち第1の構成要素がカ
ム軸の回転に応じた回動作動を可能として該カム軸の動
弁カムに連動、連結され、第2の構成要素が機関弁に連
結される遊星ギヤ機構と;該遊星ギヤ機構の各構成要素
のうち第3の構成要素に連結されるとともに該第3の構
成要素の回動量を機関の運転状態に応じて制御する回動
量制御手段と;を含み、前記遊星ギヤ機構が備える3つ
の構成要素のうちの1つである第1の特定構成要素が支
持部材に回動可能に支持され、前記3つの構成要素のう
ち第1の特定構成要素を除く残余の2つの構成要素のう
ちの1つである第2の特定構成要素が前記第1の特定構
成要素に回動可能に支持され、前記第1および第2の特
定構成要素の半径方向への移動可能量が、停止状態にあ
る前記各ギヤの半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定されることを特徴とする。
応じて機関弁の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装
置において、サンギヤと、該サンギヤを同軸に囲繞する
リングギヤと、サンギヤおよびリングギヤに噛合する遊
星ギヤを回転自在に支持するキャリアとを構成要素と
し、それらの3つの構成要素のうち第1の構成要素がカ
ム軸の回転に応じた回動作動を可能として該カム軸の動
弁カムに連動、連結され、第2の構成要素が機関弁に連
結される遊星ギヤ機構と;該遊星ギヤ機構の各構成要素
のうち第3の構成要素に連結されるとともに該第3の構
成要素の回動量を機関の運転状態に応じて制御する回動
量制御手段と;を含み、前記遊星ギヤ機構が備える3つ
の構成要素のうちの1つである第1の特定構成要素が支
持部材に回動可能に支持され、前記3つの構成要素のう
ち第1の特定構成要素を除く残余の2つの構成要素のう
ちの1つである第2の特定構成要素が前記第1の特定構
成要素に回動可能に支持され、前記第1および第2の特
定構成要素の半径方向への移動可能量が、停止状態にあ
る前記各ギヤの半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定されることを特徴とする。
【0011】このような請求項4記載の発明の構成によ
れば、遊星ギヤ機構を構成する3つの構成要素のうち第
1および第2の構成要素が、カム軸および機関弁にそれ
ぞれ連動、連結され、第3の構成要素の回動量が回動量
制御手段で制御されることにより、動弁カムによる第1
の構成要素の回動に伴う第2の構成要素の回動すなわち
機関弁の作動特性が制御されることになり、第3の構成
要素の回動量を回動量制御手段でより細密に制御するこ
とにより、機関弁の作動特性をより細密に制御すること
が可能となる。しかも遊星ギヤ機構は、それを構成する
3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアが同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るも
のであることにより、遊星ギヤ機構をコンパクトに纏め
ることができ、動弁装置の小型化を図ることができる。
また遊星ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なく
とも2つの半径方向への相対移動が、各ギヤの半径方向
への最大移動可能量よりも小さく抑えられるので、機関
弁の作動特性制御がより正確となり、さらに第2の構成
要素が第1の構成要素に支持されるので、遊星ギヤ機構
をその軸線方向に沿ってコンパクトに構成することがで
きる。
れば、遊星ギヤ機構を構成する3つの構成要素のうち第
1および第2の構成要素が、カム軸および機関弁にそれ
ぞれ連動、連結され、第3の構成要素の回動量が回動量
制御手段で制御されることにより、動弁カムによる第1
の構成要素の回動に伴う第2の構成要素の回動すなわち
機関弁の作動特性が制御されることになり、第3の構成
要素の回動量を回動量制御手段でより細密に制御するこ
とにより、機関弁の作動特性をより細密に制御すること
が可能となる。しかも遊星ギヤ機構は、それを構成する
3つの構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアが同一軸線まわりに回動可能に配置されて成るも
のであることにより、遊星ギヤ機構をコンパクトに纏め
ることができ、動弁装置の小型化を図ることができる。
また遊星ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なく
とも2つの半径方向への相対移動が、各ギヤの半径方向
への最大移動可能量よりも小さく抑えられるので、機関
弁の作動特性制御がより正確となり、さらに第2の構成
要素が第1の構成要素に支持されるので、遊星ギヤ機構
をその軸線方向に沿ってコンパクトに構成することがで
きる。
【0012】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の構成に加えて、前記3つの構成要素のう
ち第1および第2の特定構成要素を除く残余の構成要素
が、第1および第2の特定構成要素の回動軸線に沿って
第1の特定構成要素への第2の特定構成要素の支持部に
対応する位置で第2の特定構成要素に回動可能に支持さ
れ、全ての構成要素の半径方向への移動可能量が、停止
状態にある前記各ギヤの半径方向への最大移動可能量よ
りも小さく設定されることにより、機関弁の作動特性制
御をより正確にした上で、遊星ギヤ機構ひいては動弁装
置を前記回動軸線に沿う方向でよりコンパクトに構成す
ることができる。
4記載の発明の構成に加えて、前記3つの構成要素のう
ち第1および第2の特定構成要素を除く残余の構成要素
が、第1および第2の特定構成要素の回動軸線に沿って
第1の特定構成要素への第2の特定構成要素の支持部に
対応する位置で第2の特定構成要素に回動可能に支持さ
れ、全ての構成要素の半径方向への移動可能量が、停止
状態にある前記各ギヤの半径方向への最大移動可能量よ
りも小さく設定されることにより、機関弁の作動特性制
御をより正確にした上で、遊星ギヤ機構ひいては動弁装
置を前記回動軸線に沿う方向でよりコンパクトに構成す
ることができる。
【0013】さらに請求項6記載の発明によれば、上記
請求項1ないし5のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、前記支持部材が、カム軸および機関弁間でカム軸と
平行に配置されることにより、従来の動弁装置に用いら
れていたロッカアーム軸を支持部材として用いることが
でき、従来の動弁装置の構造の一部を流用して本発明の
動弁装置を構成することができる。
請求項1ないし5のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、前記支持部材が、カム軸および機関弁間でカム軸と
平行に配置されることにより、従来の動弁装置に用いら
れていたロッカアーム軸を支持部材として用いることが
でき、従来の動弁装置の構造の一部を流用して本発明の
動弁装置を構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図3は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は内燃機関の要部縦断面図、図2は
図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図であ
る。
すものであり、図1は内燃機関の要部縦断面図、図2は
図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図であ
る。
【0016】先ず図1において、図示しないシリンダブ
ロックに摺動可能に嵌合されるピストンの上面およびシ
リンダヘッド14間に燃焼室15が形成され、シリンダ
ヘッド14には、燃焼室15の天井面に開口するように
して一対の吸気弁口16…ならびに一対の排気弁口17
…が設けられ、両吸気弁口16…は吸気ポート18に連
通され、両排気弁口17…は排気ポート19に連通され
る。
ロックに摺動可能に嵌合されるピストンの上面およびシ
リンダヘッド14間に燃焼室15が形成され、シリンダ
ヘッド14には、燃焼室15の天井面に開口するように
して一対の吸気弁口16…ならびに一対の排気弁口17
…が設けられ、両吸気弁口16…は吸気ポート18に連
通され、両排気弁口17…は排気ポート19に連通され
る。
【0017】両吸気弁口16…を個別に開閉可能な一対
の機関弁としての吸気弁VI …のステム20…は、シリ
ンダヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒21…に
摺動可能に嵌合され、各ガイド筒21…から上方に突出
したステム20…の上端部に設けられるリテーナ22…
とシリンダヘッド14との間には各ステム20…を囲繞
するコイル状の弁ばね23…が設けられ、それらの弁ば
ね23…により吸気弁VI …は吸気弁口16…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口17…を個別に開閉
可能な一対の排気弁VE …のステム24…は、シリンダ
ヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒25…に摺動
可能に嵌合され、各ガイド筒25…から上方に突出した
ステム24…の上端部に設けられるリテーナ26…とシ
リンダヘッド14との間には各ステム24…を囲繞する
コイル状の弁ばね27…が設けられ、それらの弁ばね2
7…により排気弁VE …は排気弁口17…を閉じる方向
に付勢される。
の機関弁としての吸気弁VI …のステム20…は、シリ
ンダヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒21…に
摺動可能に嵌合され、各ガイド筒21…から上方に突出
したステム20…の上端部に設けられるリテーナ22…
とシリンダヘッド14との間には各ステム20…を囲繞
するコイル状の弁ばね23…が設けられ、それらの弁ば
ね23…により吸気弁VI …は吸気弁口16…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口17…を個別に開閉
可能な一対の排気弁VE …のステム24…は、シリンダ
ヘッド14にそれぞれ設けられたガイド筒25…に摺動
可能に嵌合され、各ガイド筒25…から上方に突出した
ステム24…の上端部に設けられるリテーナ26…とシ
リンダヘッド14との間には各ステム24…を囲繞する
コイル状の弁ばね27…が設けられ、それらの弁ばね2
7…により排気弁VE …は排気弁口17…を閉じる方向
に付勢される。
【0018】上記両吸気弁VI …および両排気弁VE …
間には、図示しないクランク軸の軸線と平行なカム軸2
8が両吸気弁VI …の上端および両排気弁VE …の上端
よりも下方に位置するようにして回転自在に配置されて
おり、該カム軸28は1/2の減速比で前記クランク軸
に連動、連結される。しかもシリンダヘッド14の上面
にはオイルバス30が形成されており、前記カム軸28
は、該カム軸28が備える吸気側動弁カム29I および
排気側動弁カム29E を、オイルバス30内のオイル中
に浸漬させ得る位置に配置される。
間には、図示しないクランク軸の軸線と平行なカム軸2
8が両吸気弁VI …の上端および両排気弁VE …の上端
よりも下方に位置するようにして回転自在に配置されて
おり、該カム軸28は1/2の減速比で前記クランク軸
に連動、連結される。しかもシリンダヘッド14の上面
にはオイルバス30が形成されており、前記カム軸28
は、該カム軸28が備える吸気側動弁カム29I および
排気側動弁カム29E を、オイルバス30内のオイル中
に浸漬させ得る位置に配置される。
【0019】両吸気弁VI …とカム軸28の吸気側動弁
カム29I との間には、カム軸28の回転運動を吸気弁
VI …の開閉運動に変換可能な吸気側動弁装置31I が
設けられ、両排気弁VE …と前記カム軸28の排気側動
弁カム29E との間には、カム軸28の回転運動を排気
弁VE …の開閉運動に変換可能な排気側動弁装置31 E
が設けられる。
カム29I との間には、カム軸28の回転運動を吸気弁
VI …の開閉運動に変換可能な吸気側動弁装置31I が
設けられ、両排気弁VE …と前記カム軸28の排気側動
弁カム29E との間には、カム軸28の回転運動を排気
弁VE …の開閉運動に変換可能な排気側動弁装置31 E
が設けられる。
【0020】排気側動弁装置31E は、カム軸28と平
行な軸線を有して固定配置されるロッカアーム軸32
と、該ロッカアーム軸32に回動可能に支持されて両排
気弁V E …および排気側動弁カム29E 間に設けられる
ロッカアーム33とを備える。ロッカアーム33の一端
には排気側動弁カム29E に接触するカムスリッパ34
が設けられ、ロッカアーム33の他端には、両排気弁V
E …の上端にそれぞれ接触する一対のタペットねじ35
…が、進退位置を調整可能としてそれぞれねじ込まれ
る。
行な軸線を有して固定配置されるロッカアーム軸32
と、該ロッカアーム軸32に回動可能に支持されて両排
気弁V E …および排気側動弁カム29E 間に設けられる
ロッカアーム33とを備える。ロッカアーム33の一端
には排気側動弁カム29E に接触するカムスリッパ34
が設けられ、ロッカアーム33の他端には、両排気弁V
E …の上端にそれぞれ接触する一対のタペットねじ35
…が、進退位置を調整可能としてそれぞれねじ込まれ
る。
【0021】図2および図3を併せて参照して、吸気側
動弁装置31I は遊星ギヤ機構36 1 を備えるものであ
り、この遊星ギヤ機構361 は、軸線まわりに回動可能
なサンギヤ37と、該サンギヤ37と同一軸線まわりに
回動可能としてサンギヤ37を囲繞するリングギヤ38
と、複数の遊星ギヤである遊星ギヤ40…を前記サンギ
ヤ37およびリングギヤ38の軸線と平行な軸線まわり
に回転自在に支持するとともにそれらの遊星ギヤ40…
のサンギヤ37まわりの公転に連動して回動するキャリ
ア39とを備える。
動弁装置31I は遊星ギヤ機構36 1 を備えるものであ
り、この遊星ギヤ機構361 は、軸線まわりに回動可能
なサンギヤ37と、該サンギヤ37と同一軸線まわりに
回動可能としてサンギヤ37を囲繞するリングギヤ38
と、複数の遊星ギヤである遊星ギヤ40…を前記サンギ
ヤ37およびリングギヤ38の軸線と平行な軸線まわり
に回転自在に支持するとともにそれらの遊星ギヤ40…
のサンギヤ37まわりの公転に連動して回動するキャリ
ア39とを備える。
【0022】この遊星ギヤ機構361 を構成する3つの
構成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキ
ャリア39のうちサンギヤ37は、カム軸28と平行な
軸線を有してカム軸28および両吸気弁VI …間に固定
配置される支持部材としての支軸41を同軸に囲繞する
円筒状に形成されており、該支軸41で回動自在に支持
される。しかもサンギヤ37の軸方向両端には、円筒状
の支持筒部37a,37bが同軸にかつ一体に連設され
る。
構成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキ
ャリア39のうちサンギヤ37は、カム軸28と平行な
軸線を有してカム軸28および両吸気弁VI …間に固定
配置される支持部材としての支軸41を同軸に囲繞する
円筒状に形成されており、該支軸41で回動自在に支持
される。しかもサンギヤ37の軸方向両端には、円筒状
の支持筒部37a,37bが同軸にかつ一体に連設され
る。
【0023】前記各構成要素の1つであるリングギヤ3
8には、カム軸28側に延びる腕42が一体に設けられ
ており、この腕42の先端部に回転自在に支持されるロ
ーラー43がカム軸28の吸気側動弁カム29I に接触
せしめられる。すなわちリングギヤ38は、カム軸28
の吸気側動弁カム29I に連動、連結されるものであ
り、該カム軸28の回転に応じて吸気側動弁カム29I
によりリングギヤ38が回動駆動される。
8には、カム軸28側に延びる腕42が一体に設けられ
ており、この腕42の先端部に回転自在に支持されるロ
ーラー43がカム軸28の吸気側動弁カム29I に接触
せしめられる。すなわちリングギヤ38は、カム軸28
の吸気側動弁カム29I に連動、連結されるものであ
り、該カム軸28の回転に応じて吸気側動弁カム29I
によりリングギヤ38が回動駆動される。
【0024】遊星ギヤ機構361 を構成する構成要素の
他の1つであるサンギヤ37の支持筒部37a,37b
には、リングギヤ38の両側で両吸気弁VI …側に延び
る連結腕441 ,442 が固着されており、これらの連
結腕441 ,442 の先端部には、両吸気弁VI …にお
けるステム20…の上端にそれぞれ接触するタペットね
じ45,45が進退位置を調整可能としてそれぞれねじ
込まれる。これにより、サンギヤ37は両吸気弁VI …
に連動、連結されることになり、サンギヤ37の回動に
応じて両吸気弁VI …が開閉駆動される。
他の1つであるサンギヤ37の支持筒部37a,37b
には、リングギヤ38の両側で両吸気弁VI …側に延び
る連結腕441 ,442 が固着されており、これらの連
結腕441 ,442 の先端部には、両吸気弁VI …にお
けるステム20…の上端にそれぞれ接触するタペットね
じ45,45が進退位置を調整可能としてそれぞれねじ
込まれる。これにより、サンギヤ37は両吸気弁VI …
に連動、連結されることになり、サンギヤ37の回動に
応じて両吸気弁VI …が開閉駆動される。
【0025】遊星ギヤ機構361 を構成する3つの構成
要素のうちの残余の構成要素であるキャリア39は、両
端に支持板39a,39bをそれぞれ有して、サンギヤ
37およびリングギヤ38間に同軸に挿入されるもので
あり、サンギヤ37の外周およびリングギヤ38の内周
に噛合う遊星ギヤ40…は、キャリア39の周方向に等
間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所で両支持板39
a,39b間を連結する連結軸39c…でそれぞれ回転
自在に支持される。
要素のうちの残余の構成要素であるキャリア39は、両
端に支持板39a,39bをそれぞれ有して、サンギヤ
37およびリングギヤ38間に同軸に挿入されるもので
あり、サンギヤ37の外周およびリングギヤ38の内周
に噛合う遊星ギヤ40…は、キャリア39の周方向に等
間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所で両支持板39
a,39b間を連結する連結軸39c…でそれぞれ回転
自在に支持される。
【0026】ところで、キャリア39の両端の支持板3
9a,39bは、サンギヤ37の両端の支持筒部37
a,37bで回動自在に支持されるものであり、リング
ギヤ38の両端はキャリア39の両端の支持板39a,
39bで回動自在に支持される。すなわち支軸41で回
動可能に支持される第1の特定構成要素であるサンギヤ
37の両端の支持筒部37a,37bに、支軸41の軸
線に沿って間隔をあけた2箇所P1 ,P2 でキャリア3
9が回動可能に支持されるのに対し、キャリア39の両
端が前記2箇所P1 ,P2 でキャリア39に回動可能に
支持されることになる。しかも支軸41およびサンギヤ
37間の間隙、サンギヤ37の支持筒部37a,37b
およびキリャア39の支持板39a,39b間の間隙、
ならびにキリャア39の支持板39a,39bおよびリ
ングギヤ38の両端間の間隙は、停止状態にある前記各
ギヤ37,38,40の半径方向への最大移動可能量よ
りも小さく設定される。
9a,39bは、サンギヤ37の両端の支持筒部37
a,37bで回動自在に支持されるものであり、リング
ギヤ38の両端はキャリア39の両端の支持板39a,
39bで回動自在に支持される。すなわち支軸41で回
動可能に支持される第1の特定構成要素であるサンギヤ
37の両端の支持筒部37a,37bに、支軸41の軸
線に沿って間隔をあけた2箇所P1 ,P2 でキャリア3
9が回動可能に支持されるのに対し、キャリア39の両
端が前記2箇所P1 ,P2 でキャリア39に回動可能に
支持されることになる。しかも支軸41およびサンギヤ
37間の間隙、サンギヤ37の支持筒部37a,37b
およびキリャア39の支持板39a,39b間の間隙、
ならびにキリャア39の支持板39a,39bおよびリ
ングギヤ38の両端間の間隙は、停止状態にある前記各
ギヤ37,38,40の半径方向への最大移動可能量よ
りも小さく設定される。
【0027】キャリア39が備える両支持板39a,3
9bの一方39bには、カム軸28とは反対側に延びる
規制腕46が一体に設けられる。該規制腕46の上方位
置でヘッドカバー47には、回動量制御手段48が配設
される。この回動量制御手段48は、前記規制腕46の
上面に接触する規制ロッド49を備え、たとえば油圧力
や電磁力を規制ロッド49から規制腕46に作用せしめ
ることが可能であり、しかも油圧制御や電気制御により
規制ロッド49から規制腕46に作用せしめる力を無段
階に変更可能である。
9bの一方39bには、カム軸28とは反対側に延びる
規制腕46が一体に設けられる。該規制腕46の上方位
置でヘッドカバー47には、回動量制御手段48が配設
される。この回動量制御手段48は、前記規制腕46の
上面に接触する規制ロッド49を備え、たとえば油圧力
や電磁力を規制ロッド49から規制腕46に作用せしめ
ることが可能であり、しかも油圧制御や電気制御により
規制ロッド49から規制腕46に作用せしめる力を無段
階に変更可能である。
【0028】ところで、吸気側動弁カム29I で腕42
が押されることによりリングギヤ38は、図1および図
2の矢印50で示す方向に回動するのであるが、両吸気
弁V I …およびサンギヤ37には弁ばね23…によりた
とえば20kgf程度の比較的大きなばね荷重が作用し
ているので、キャリア39の公転が規制されていないと
きには該キャリア39は前記矢印50と同一方向に自由
に公転し、両吸気弁V I …が開閉作動することはない。
しかるに、キャリア39の公転が規制されると、その公
転量規制分だけ各遊星ギヤ40…が自転してリングギヤ
38が回動作動し、両吸気弁VI …が開弁作動すること
になり、キャリア39の公転規制量を無段階に変更する
ことにより両吸気弁VI …の最大リフト量および開弁期
間、すなわち作動特性を無段階に変更することができ
る。
が押されることによりリングギヤ38は、図1および図
2の矢印50で示す方向に回動するのであるが、両吸気
弁V I …およびサンギヤ37には弁ばね23…によりた
とえば20kgf程度の比較的大きなばね荷重が作用し
ているので、キャリア39の公転が規制されていないと
きには該キャリア39は前記矢印50と同一方向に自由
に公転し、両吸気弁V I …が開閉作動することはない。
しかるに、キャリア39の公転が規制されると、その公
転量規制分だけ各遊星ギヤ40…が自転してリングギヤ
38が回動作動し、両吸気弁VI …が開弁作動すること
になり、キャリア39の公転規制量を無段階に変更する
ことにより両吸気弁VI …の最大リフト量および開弁期
間、すなわち作動特性を無段階に変更することができ
る。
【0029】回動量制御手段48は、キャリア39の回
動量すなわち公転量を無段階に制御するものであり、両
吸気弁VI …を閉弁方向に付勢する弁ばね23…のばね
力がサンギヤ37および各遊星ギヤ40…を介してキャ
リア39に作用し、規制腕46が上方に付勢されるのに
対し、規制腕46を下方に向けて押圧する力を無段階に
変更可能なものである。而して弁ばね23…のばね力
は、両吸気弁VI …の開弁方向への作動に応じて大とな
るものであり、規制腕46を上方に向けて押し上げる力
も両吸気弁VI …の開弁作動に応じて大となるので、回
動量制御手段48が発揮する力を変更することにより、
両吸気弁VI …が或る開度まで開弁したときに規制腕4
6に上下から作用する力が釣合うことになり、その位置
にキャリア39の公転量が規制され、両吸気弁VI …の
最大リフト位置も上述のように力が釣り合った位置に規
制されることになる。
動量すなわち公転量を無段階に制御するものであり、両
吸気弁VI …を閉弁方向に付勢する弁ばね23…のばね
力がサンギヤ37および各遊星ギヤ40…を介してキャ
リア39に作用し、規制腕46が上方に付勢されるのに
対し、規制腕46を下方に向けて押圧する力を無段階に
変更可能なものである。而して弁ばね23…のばね力
は、両吸気弁VI …の開弁方向への作動に応じて大とな
るものであり、規制腕46を上方に向けて押し上げる力
も両吸気弁VI …の開弁作動に応じて大となるので、回
動量制御手段48が発揮する力を変更することにより、
両吸気弁VI …が或る開度まで開弁したときに規制腕4
6に上下から作用する力が釣合うことになり、その位置
にキャリア39の公転量が規制され、両吸気弁VI …の
最大リフト位置も上述のように力が釣り合った位置に規
制されることになる。
【0030】ところで、弁ばね23…のばね力は、上述
のように比較的大きなものであり、そのような弁ばね2
3…のばね力に対抗する力を回動量制御手段48のみで
負担すれば、回動量制御手段48の大型化につながるこ
とになる。そこで、キャリア39における前記一方の支
持板39bには、上方に延びる補助規制腕51が一体に
設けられており、この補助規制腕51に補助力付与手段
52が連結される。
のように比較的大きなものであり、そのような弁ばね2
3…のばね力に対抗する力を回動量制御手段48のみで
負担すれば、回動量制御手段48の大型化につながるこ
とになる。そこで、キャリア39における前記一方の支
持板39bには、上方に延びる補助規制腕51が一体に
設けられており、この補助規制腕51に補助力付与手段
52が連結される。
【0031】補助力付与手段52は、ヘッドカバー47
に固定的に支持される支持筒53と、一端を補助規制腕
51に接触させて支持筒53に摺動可能に嵌合されるピ
ストン54と、ピストン54で補助規制腕51を押す方
向のばね力を発揮して支持筒53およびピストン54間
に設けられるばね55とを備える。
に固定的に支持される支持筒53と、一端を補助規制腕
51に接触させて支持筒53に摺動可能に嵌合されるピ
ストン54と、ピストン54で補助規制腕51を押す方
向のばね力を発揮して支持筒53およびピストン54間
に設けられるばね55とを備える。
【0032】このような補助力付与手段52によれば、
ばね55が発揮するばね力を、補助規制腕51すなわち
キャリア39に、回動量制御手段48からの規制力と同
一方向に作用せしめることができ、弁ばね23…のばね
力に対抗する力の一部を補助力付与手段52で負担する
ことができる。
ばね55が発揮するばね力を、補助規制腕51すなわち
キャリア39に、回動量制御手段48からの規制力と同
一方向に作用せしめることができ、弁ばね23…のばね
力に対抗する力の一部を補助力付与手段52で負担する
ことができる。
【0033】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、吸気側動弁装置31I において、遊星ギヤ機構3
61 を構成する3つの構成要素、すなわちサンギヤ3
7、リングギヤ38およびキャリア39のうち、リング
ギヤ38およびサンギヤ37が、カム軸28の吸気側動
弁カム29I および吸気弁VI …に連動、連結されてお
り、キャリア39の回動量すなわち公転量が回動量制御
手段48で無段階に制御されるので、両吸気弁VI …の
作動特性を無段階にかつ細密に制御することができる。
ると、吸気側動弁装置31I において、遊星ギヤ機構3
61 を構成する3つの構成要素、すなわちサンギヤ3
7、リングギヤ38およびキャリア39のうち、リング
ギヤ38およびサンギヤ37が、カム軸28の吸気側動
弁カム29I および吸気弁VI …に連動、連結されてお
り、キャリア39の回動量すなわち公転量が回動量制御
手段48で無段階に制御されるので、両吸気弁VI …の
作動特性を無段階にかつ細密に制御することができる。
【0034】また遊星ギヤ機構361 は、それを構成す
る3つの構成要素すなわちサンギヤ37、リングギヤ3
8およびキャリア39が同一軸線まわりに回動可能に配
置されて成るものであるので、遊星ギヤ機構361 のコ
ンパクト化すなわち動弁装置31I の小型化を図ること
ができ、遊星ギヤ機構361 を構成する各構成要素3
7,38,39相互の噛合い連結により、吸気弁VI …
の作動特性を正確に制御することが可能となる。
る3つの構成要素すなわちサンギヤ37、リングギヤ3
8およびキャリア39が同一軸線まわりに回動可能に配
置されて成るものであるので、遊星ギヤ機構361 のコ
ンパクト化すなわち動弁装置31I の小型化を図ること
ができ、遊星ギヤ機構361 を構成する各構成要素3
7,38,39相互の噛合い連結により、吸気弁VI …
の作動特性を正確に制御することが可能となる。
【0035】このような遊星ギヤ機構361 において、
サンギヤ37の回動量に対してリングギヤ38の回動量
は小さなものであり、リングギヤ37がカム軸28の吸
気側動弁カム29I に連動、連結され、サンギヤ37が
吸気弁VI …に連動、連結されるものであるので、吸気
弁VI …で必要とされるリフト量すなわちサンギヤ37
の回動量に対する吸気側動弁カム29I の大きさを比較
的小さく設定することが可能である。したがってリング
ギヤ38が吸気側動弁カム29I から受ける荷重を比較
的小さくして動弁負荷の軽減に寄与することが可能とな
り、リングギヤ38の腕42に支持されたローラー43
が吸気側動弁カム29I にころがり接触するので動弁負
荷をより一層低減することができる。さらに吸気側動弁
カム29 I が比較的小さくなることから該動弁カム29
I の回転に必要なスペース、ならびにリングギヤ38の
腕42の作動に必要なスペースも比較的小さくなり、し
たがって吸気側動弁装置31I を配置する動弁室のコン
パクト化を図ることが可能となる。
サンギヤ37の回動量に対してリングギヤ38の回動量
は小さなものであり、リングギヤ37がカム軸28の吸
気側動弁カム29I に連動、連結され、サンギヤ37が
吸気弁VI …に連動、連結されるものであるので、吸気
弁VI …で必要とされるリフト量すなわちサンギヤ37
の回動量に対する吸気側動弁カム29I の大きさを比較
的小さく設定することが可能である。したがってリング
ギヤ38が吸気側動弁カム29I から受ける荷重を比較
的小さくして動弁負荷の軽減に寄与することが可能とな
り、リングギヤ38の腕42に支持されたローラー43
が吸気側動弁カム29I にころがり接触するので動弁負
荷をより一層低減することができる。さらに吸気側動弁
カム29 I が比較的小さくなることから該動弁カム29
I の回転に必要なスペース、ならびにリングギヤ38の
腕42の作動に必要なスペースも比較的小さくなり、し
たがって吸気側動弁装置31I を配置する動弁室のコン
パクト化を図ることが可能となる。
【0036】しかもカム軸28の軸線方向に隣接した一
対の吸気弁VI …間に単一のリングギヤ38が配置さ
れ、該リングギヤ38の軸方向両側で両吸気弁VI …が
サンギヤ37にそれぞれ連動、連結されるものであるこ
とにより、両吸気弁VI …間にコンパクトに配置される
遊星ギヤ機構361 で一対の吸気弁VI …を、その作動
特性を変更可能として開閉駆動することができ、吸気側
動弁装置31I をよりコンパクト化することができる。
対の吸気弁VI …間に単一のリングギヤ38が配置さ
れ、該リングギヤ38の軸方向両側で両吸気弁VI …が
サンギヤ37にそれぞれ連動、連結されるものであるこ
とにより、両吸気弁VI …間にコンパクトに配置される
遊星ギヤ機構361 で一対の吸気弁VI …を、その作動
特性を変更可能として開閉駆動することができ、吸気側
動弁装置31I をよりコンパクト化することができる。
【0037】さらにシリンダヘッド14の上面に形成さ
れたオイルバス30内のオイル中に吸気側および排気側
動弁カム29I ,29E が浸漬されるので、浸漬させ得
るオイルバスが形成されることにより、吸気側および排
気側動弁カム29I ,29Eでオイルをかき上げるよう
にして、遊星ギヤ機構361 の潤滑を十分に行なうこと
ができる。
れたオイルバス30内のオイル中に吸気側および排気側
動弁カム29I ,29E が浸漬されるので、浸漬させ得
るオイルバスが形成されることにより、吸気側および排
気側動弁カム29I ,29Eでオイルをかき上げるよう
にして、遊星ギヤ機構361 の潤滑を十分に行なうこと
ができる。
【0038】ところで、上記遊星ギヤ機構361 におい
て、サンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40
…は、バックラッシ等により半径方向に規制された範囲
で移動可能なものである。このためサンギヤ37、リン
グギヤ38およびキャリア39の半径方向位置がずれて
しまうと、吸気弁VI …の作動特性制御が正確とは言い
がたくなる。そこで、本発明に従えば、支軸41で回動
自在に支持されるサンギヤ37でキャリア39が回動自
在に支持され、該キャリア39でリングギヤ38が回動
自在に支持されており、支軸41およびサンギヤ37間
の間隙、サンギヤ37およびキリャア39間の間隙、な
らびにキリャア39およびリングギヤ38間の間隙が、
停止状態にあるサンギヤ37、リングギヤ38および遊
星ギヤ40…の半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定されている。すなわちサンギヤ37、リングギヤ
38およびキャリア39の半径方向への移動可能量が、
停止状態にある各ギヤ37,38,40の半径方向への
最大移動可能量よりも小さく設定されている。したがっ
て、サンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40
…がそれらの半径方向に規制された範囲で移動可能であ
っても、サンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア
39の半径方向移動量が抑えられることになり、吸気弁
VI …の作動特性制御をより正確に行なうことができ
る。
て、サンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40
…は、バックラッシ等により半径方向に規制された範囲
で移動可能なものである。このためサンギヤ37、リン
グギヤ38およびキャリア39の半径方向位置がずれて
しまうと、吸気弁VI …の作動特性制御が正確とは言い
がたくなる。そこで、本発明に従えば、支軸41で回動
自在に支持されるサンギヤ37でキャリア39が回動自
在に支持され、該キャリア39でリングギヤ38が回動
自在に支持されており、支軸41およびサンギヤ37間
の間隙、サンギヤ37およびキリャア39間の間隙、な
らびにキリャア39およびリングギヤ38間の間隙が、
停止状態にあるサンギヤ37、リングギヤ38および遊
星ギヤ40…の半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定されている。すなわちサンギヤ37、リングギヤ
38およびキャリア39の半径方向への移動可能量が、
停止状態にある各ギヤ37,38,40の半径方向への
最大移動可能量よりも小さく設定されている。したがっ
て、サンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40
…がそれらの半径方向に規制された範囲で移動可能であ
っても、サンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア
39の半径方向移動量が抑えられることになり、吸気弁
VI …の作動特性制御をより正確に行なうことができ
る。
【0039】しかも支軸41で支持されたサンギヤ37
にキャリア40が支持されるのは、支軸41の軸線方向
に沿う2箇所P1 ,P2 であるが、それらの2箇所
P1 ,P 2 でキャリア39にリングギヤ38が回動自在
に支持されるので、遊星ギヤ機構361 ひいては吸気側
動弁装置31I を支軸41の軸線に沿う方向でよりコン
パクトに構成することができる。
にキャリア40が支持されるのは、支軸41の軸線方向
に沿う2箇所P1 ,P2 であるが、それらの2箇所
P1 ,P 2 でキャリア39にリングギヤ38が回動自在
に支持されるので、遊星ギヤ機構361 ひいては吸気側
動弁装置31I を支軸41の軸線に沿う方向でよりコン
パクトに構成することができる。
【0040】さらに支軸41は、従来の動弁装置におけ
るロッカアーム軸を流用することが可能であり、従来の
動弁装置の構造の一部を流用して吸気側動弁装置31I
を構成することができる。
るロッカアーム軸を流用することが可能であり、従来の
動弁装置の構造の一部を流用して吸気側動弁装置31I
を構成することができる。
【0041】図4は本発明の第2実施例の遊星ギヤ機構
を示すものであり、遊星ギヤ機構362 の構成要素であ
るサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の
うち、第1の特定構成要素であるサンギヤ37が支軸4
1に回動可能に支持され、第2の特定構成要素であるキ
ャリア39がサンギヤ37で回動可能に支持され、支軸
41およびサンギヤ37間の間隙、ならびにサンギヤ3
7およびキャリア39間の間隙がサンギヤ37、リング
ギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向
への最大移動可能量よりも小さく設定される。
を示すものであり、遊星ギヤ機構362 の構成要素であ
るサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の
うち、第1の特定構成要素であるサンギヤ37が支軸4
1に回動可能に支持され、第2の特定構成要素であるキ
ャリア39がサンギヤ37で回動可能に支持され、支軸
41およびサンギヤ37間の間隙、ならびにサンギヤ3
7およびキャリア39間の間隙がサンギヤ37、リング
ギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向
への最大移動可能量よりも小さく設定される。
【0042】この第2実施例によれば、支軸41の半径
方向に沿う方向でリングギヤ38および遊星ギヤ40…
の前記最大移動可能量だけリングギヤ38の位置ずれが
生じることは避けられないが、サンギヤ37および遊星
ギヤ40…の前記最大移動可能量だけサンギヤ37およ
びキャリア39の位置ずれが生じることはないので、上
記第1実施例ほどではないものの、作動特性制御を正確
に行なうことができる。
方向に沿う方向でリングギヤ38および遊星ギヤ40…
の前記最大移動可能量だけリングギヤ38の位置ずれが
生じることは避けられないが、サンギヤ37および遊星
ギヤ40…の前記最大移動可能量だけサンギヤ37およ
びキャリア39の位置ずれが生じることはないので、上
記第1実施例ほどではないものの、作動特性制御を正確
に行なうことができる。
【0043】図5および図6は本発明の第3および第4
実施例を示すものであり、図5の第3実施例では、遊星
ギヤ機構363 の構成要素であるサンギヤ37、リング
ギヤ38およびキャリア39のうち、第1の特定構成要
素であるサンギヤ37が支軸41に回動可能に支持さ
れ、第2の特定構成要素であるリングギヤ38がサンギ
ヤ37で回動可能に支持され、支軸41およびサンギヤ
37間の間隙、ならびにサンギヤ37およびリングギヤ
38間の間隙がサンギヤ37、リングギヤ38および遊
星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移動可能
量よりも小さく設定され、また図6の第4実施例では、
遊星ギヤ機構364 の構成要素であるサンギヤ37、リ
ングギヤ38およびキャリア39のうち、第1の特定構
成要素であるリングギヤ38が円筒状の支持部材56の
内面で回動可能に支持され、第2の特定構成要素である
キャリア39がリングギヤ38で回動可能に支持され、
支持部材56およびリングギヤ38間の間隙、ならびに
リングギヤ38およびキャリア39間の間隙がサンギヤ
37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態
での半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定され
る。
実施例を示すものであり、図5の第3実施例では、遊星
ギヤ機構363 の構成要素であるサンギヤ37、リング
ギヤ38およびキャリア39のうち、第1の特定構成要
素であるサンギヤ37が支軸41に回動可能に支持さ
れ、第2の特定構成要素であるリングギヤ38がサンギ
ヤ37で回動可能に支持され、支軸41およびサンギヤ
37間の間隙、ならびにサンギヤ37およびリングギヤ
38間の間隙がサンギヤ37、リングギヤ38および遊
星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移動可能
量よりも小さく設定され、また図6の第4実施例では、
遊星ギヤ機構364 の構成要素であるサンギヤ37、リ
ングギヤ38およびキャリア39のうち、第1の特定構
成要素であるリングギヤ38が円筒状の支持部材56の
内面で回動可能に支持され、第2の特定構成要素である
キャリア39がリングギヤ38で回動可能に支持され、
支持部材56およびリングギヤ38間の間隙、ならびに
リングギヤ38およびキャリア39間の間隙がサンギヤ
37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態
での半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定され
る。
【0044】このような第3および第4実施例によって
も、上記第2実施例と同様の効果を奏することができ
る。
も、上記第2実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0045】図7および図8は本発明の第5実施例の遊
星ギヤ機構を示すものであり、遊星ギヤ機構365 の構
成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39が共通の支軸41に回動可能に支持され、サン
ギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39と支軸4
1との間の間隙が、サンギヤ37、リングギヤ38およ
び遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移動
可能量よりも小さく設定される。
星ギヤ機構を示すものであり、遊星ギヤ機構365 の構
成要素であるサンギヤ37、リングギヤ38およびキャ
リア39が共通の支軸41に回動可能に支持され、サン
ギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39と支軸4
1との間の間隙が、サンギヤ37、リングギヤ38およ
び遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移動
可能量よりも小さく設定される。
【0046】すなわちキャリア39が備える支持板39
a,39bがサンギヤ37の両側で支軸41に回動可能
に支持され、リングギヤ38には、前記キャリア39に
おける支持板39bに外方側で隣接して支軸41に回動
可能に支持される支持板38aが一体に設けられる。
a,39bがサンギヤ37の両側で支軸41に回動可能
に支持され、リングギヤ38には、前記キャリア39に
おける支持板39bに外方側で隣接して支軸41に回動
可能に支持される支持板38aが一体に設けられる。
【0047】またキャリア39の支持板39aには、支
軸41を同軸に囲繞して外方側に突出する支持筒部39
dが一体に設けられており、該支持筒部39dに吸気弁
VI(図1および図2参照)側に延びる連結腕441 の
基端部が固着される。なお、支持筒部39dに、図7の
鎖線で示すように、吸気弁VI …にそれぞれ連動、連結
される一対の連結腕441 ,442 が固着されていても
よく、また一対の吸気弁VI …に連動、連結される単一
の連結腕が支持筒部39dに固着さていてもよい。また
図示はしないが、リングギヤ38は、カム軸28の吸気
側動弁カム29 I (図1参照)に連動、連結される。
軸41を同軸に囲繞して外方側に突出する支持筒部39
dが一体に設けられており、該支持筒部39dに吸気弁
VI(図1および図2参照)側に延びる連結腕441 の
基端部が固着される。なお、支持筒部39dに、図7の
鎖線で示すように、吸気弁VI …にそれぞれ連動、連結
される一対の連結腕441 ,442 が固着されていても
よく、また一対の吸気弁VI …に連動、連結される単一
の連結腕が支持筒部39dに固着さていてもよい。また
図示はしないが、リングギヤ38は、カム軸28の吸気
側動弁カム29 I (図1参照)に連動、連結される。
【0048】サンギヤ37には、支軸41と平行に延び
て回動量制御手段48(図1参照)に連結される規制腕
46が一体に連設されており、該規制腕46は、キャリ
ア39の支持板39bならびにリングギヤ38の支持板
38aを貫通して外方に突出される。而して両支持板3
9b,38aには、サンギヤ37とキャリア39および
リングギヤ38との相対回動を許容して前記規制腕46
を貫通せしめる貫通孔58,59が支軸41の軸線まわ
りに長い円弧状にしてそれぞれ設けられている。
て回動量制御手段48(図1参照)に連結される規制腕
46が一体に連設されており、該規制腕46は、キャリ
ア39の支持板39bならびにリングギヤ38の支持板
38aを貫通して外方に突出される。而して両支持板3
9b,38aには、サンギヤ37とキャリア39および
リングギヤ38との相対回動を許容して前記規制腕46
を貫通せしめる貫通孔58,59が支軸41の軸線まわ
りに長い円弧状にしてそれぞれ設けられている。
【0049】この第5実施例によれば、支軸41へのサ
ンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の支持
位置が支軸41の軸線方向に沿ってずれているので、遊
星ギヤ機構365 が支軸41の軸線方向に沿って多少大
きくなることは避けられないが、サンギヤ37、リング
ギヤ38およびキャリア39が支軸41の半径方向に沿
う方向でサンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ
40…の停止状態での半径方向への最大移動可能量だけ
位置ずれすることはないので、作動特性制御を正確に行
なうことができる。
ンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の支持
位置が支軸41の軸線方向に沿ってずれているので、遊
星ギヤ機構365 が支軸41の軸線方向に沿って多少大
きくなることは避けられないが、サンギヤ37、リング
ギヤ38およびキャリア39が支軸41の半径方向に沿
う方向でサンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ
40…の停止状態での半径方向への最大移動可能量だけ
位置ずれすることはないので、作動特性制御を正確に行
なうことができる。
【0050】図9は本発明の第6実施例の遊星ギヤ機構
を示すものであり、遊星ギヤ機構366 の構成要素であ
るサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の
うちサンギヤ37と、キャリア39の支持板39aとが
共通の支軸41に回動可能に支持され、サンギヤ37お
よびキャリア39と支軸41との間の間隙が、サンギヤ
37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態
での半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定され
る。
を示すものであり、遊星ギヤ機構366 の構成要素であ
るサンギヤ37、リングギヤ38およびキャリア39の
うちサンギヤ37と、キャリア39の支持板39aとが
共通の支軸41に回動可能に支持され、サンギヤ37お
よびキャリア39と支軸41との間の間隙が、サンギヤ
37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…の停止状態
での半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定され
る。
【0051】またキャリア39の支持板39aに一体に
設けられた支持筒部39dに、規制腕46および補助規
制腕51が一体に連設され、サンギヤ37が備える支持
筒部37bに、吸気弁VI に連動、連結される1つの連
結腕441 または2つの連結腕441 ,442 が固着さ
れ、リングギヤ38がカム軸28の吸気側動弁カム29
I に連動、連結される。
設けられた支持筒部39dに、規制腕46および補助規
制腕51が一体に連設され、サンギヤ37が備える支持
筒部37bに、吸気弁VI に連動、連結される1つの連
結腕441 または2つの連結腕441 ,442 が固着さ
れ、リングギヤ38がカム軸28の吸気側動弁カム29
I に連動、連結される。
【0052】この第6実施例によれば、支軸41の半径
方向に沿う方向でリングギヤ38および遊星ギヤ40…
の停止状態での半径方向への最大移動可能量だけリング
ギヤ38の位置ずれが生じることは避けられないが、サ
ンギヤ37および遊星ギヤ40…の前記最大移動可能量
だけサンギヤ37およびキャリア39の位置ずれが生じ
ることはないので、上記第5実施例ほどではないものの
作動特性制御を正確に行なうことができる。
方向に沿う方向でリングギヤ38および遊星ギヤ40…
の停止状態での半径方向への最大移動可能量だけリング
ギヤ38の位置ずれが生じることは避けられないが、サ
ンギヤ37および遊星ギヤ40…の前記最大移動可能量
だけサンギヤ37およびキャリア39の位置ずれが生じ
ることはないので、上記第5実施例ほどではないものの
作動特性制御を正確に行なうことができる。
【0053】図10および図11は本発明の第7および
第8実施例を示すものであり、図10の第7実施例で
は、遊星ギヤ機構367 の構成要素であるサンギヤ3
7、リングギヤ38およびキャリア39のうち、サンギ
ヤ37およびリングギヤ38が共通の支軸41で回動可
能に支持され、サンギヤ37およびリングギヤ38と支
軸41との間の間隙がサンギヤ37、リングギヤ38お
よび遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移
動可能量よりも小さく設定され、また図11の第8実施
例では、遊星ギヤ機構368 の構成要素であるサンギヤ
37、リングギヤ38およびキャリア39のうち、リン
グギヤ38およびキャリア39が円筒状である支持部材
56の内面で共通にかつ回動可能に支持され、リングギ
ヤ38およびキャリア39と支持部材56との間の間隙
がサンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…
の停止状態での半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定される。
第8実施例を示すものであり、図10の第7実施例で
は、遊星ギヤ機構367 の構成要素であるサンギヤ3
7、リングギヤ38およびキャリア39のうち、サンギ
ヤ37およびリングギヤ38が共通の支軸41で回動可
能に支持され、サンギヤ37およびリングギヤ38と支
軸41との間の間隙がサンギヤ37、リングギヤ38お
よび遊星ギヤ40…の停止状態での半径方向への最大移
動可能量よりも小さく設定され、また図11の第8実施
例では、遊星ギヤ機構368 の構成要素であるサンギヤ
37、リングギヤ38およびキャリア39のうち、リン
グギヤ38およびキャリア39が円筒状である支持部材
56の内面で共通にかつ回動可能に支持され、リングギ
ヤ38およびキャリア39と支持部材56との間の間隙
がサンギヤ37、リングギヤ38および遊星ギヤ40…
の停止状態での半径方向への最大移動可能量よりも小さ
く設定される。
【0054】このような第7および第8実施例によって
も、上記第6実施例と同様の効果を奏することができ
る。
も、上記第6実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0055】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0056】たとえば、上記実施例では、支持部材に遊
星ギヤ機構の構成要素が直接支持されたり、遊星ギヤ機
構の構成要素同士が直接支持される構造について説明し
たが、軸受メタル等の軸受手段が構成要素および支持部
材間、ならびに構成要素相互間に設けられる構造として
もよく、その場合でも、各ギヤの停止状態での半径方向
の最大移動可能量よりも小さく範囲に、構成要素の半径
方向の移動が制限されればよい。またサンギヤ37、リ
ングギヤ38およびキャリア39と、吸気弁V I 、吸気
側動弁カム29I および回動量制御手段48との連結関
係は、自由に選択可能である。さらに機関弁としての排
気弁VE を開閉駆動するための動弁装置に本発明を適用
することも可能である。
星ギヤ機構の構成要素が直接支持されたり、遊星ギヤ機
構の構成要素同士が直接支持される構造について説明し
たが、軸受メタル等の軸受手段が構成要素および支持部
材間、ならびに構成要素相互間に設けられる構造として
もよく、その場合でも、各ギヤの停止状態での半径方向
の最大移動可能量よりも小さく範囲に、構成要素の半径
方向の移動が制限されればよい。またサンギヤ37、リ
ングギヤ38およびキャリア39と、吸気弁V I 、吸気
側動弁カム29I および回動量制御手段48との連結関
係は、自由に選択可能である。さらに機関弁としての排
気弁VE を開閉駆動するための動弁装置に本発明を適用
することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、コンパクトな構成である遊星ギヤ機構を用いて機関
弁の作動特性を細密に制御することが可能であり、遊星
ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なくとも2つ
の構成要素の半径方向への相対移動が支持部材で規制さ
れるようにして、機関弁の作動特性制御をより正確に行
なうことができる。
ば、コンパクトな構成である遊星ギヤ機構を用いて機関
弁の作動特性を細密に制御することが可能であり、遊星
ギヤ機構が備える3つの構成要素のうち少なくとも2つ
の構成要素の半径方向への相対移動が支持部材で規制さ
れるようにして、機関弁の作動特性制御をより正確に行
なうことができる。
【0058】また請求項2記載の発明によれば、遊星ギ
ヤ機構が備える全ての構成要素の半径方向への相対移動
が支持部材で規制されるようにして、機関弁の作動特性
をより一層正確に制御することができる。
ヤ機構が備える全ての構成要素の半径方向への相対移動
が支持部材で規制されるようにして、機関弁の作動特性
をより一層正確に制御することができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、遊星ギヤ機
構での各ギヤの半径方向への最大移動可能量だけ遊星ギ
ヤ機構の構成要素が移動することはないよにして、遊星
ギヤ機構の構成要素の半径方向の移動をより小さく抑
え、機関弁の正確な作動特性制御が可能となる。
構での各ギヤの半径方向への最大移動可能量だけ遊星ギ
ヤ機構の構成要素が移動することはないよにして、遊星
ギヤ機構の構成要素の半径方向の移動をより小さく抑
え、機関弁の正確な作動特性制御が可能となる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、コンパクト
な構成である遊星ギヤ機構を用いて機関弁の作動特性を
細密に制御することが可能であり、遊星ギヤ機構が備え
る3つの構成要素のうち少なくとも2つの構成要素の半
径方向への相対移動が支持部材で規制されるようにし
て、機関弁の作動特性制御をより正確に行なうことがで
き、しかも遊星ギヤ機構をその軸線方向に沿ってコンパ
クトに構成することができる。
な構成である遊星ギヤ機構を用いて機関弁の作動特性を
細密に制御することが可能であり、遊星ギヤ機構が備え
る3つの構成要素のうち少なくとも2つの構成要素の半
径方向への相対移動が支持部材で規制されるようにし
て、機関弁の作動特性制御をより正確に行なうことがで
き、しかも遊星ギヤ機構をその軸線方向に沿ってコンパ
クトに構成することができる。
【0061】請求項5記載の発明によれば、機関弁の作
動特性制御をより正確にした上で、遊星ギヤ機構ひいて
は動弁装置を前記回動軸線に沿う方向でよりコンパクト
に構成することができる。
動特性制御をより正確にした上で、遊星ギヤ機構ひいて
は動弁装置を前記回動軸線に沿う方向でよりコンパクト
に構成することができる。
【0062】さらに請求項6記載の発明によれば、従来
の動弁装置に用いられていたロッカアーム軸を支持部材
として用いることができ、従来の動弁装置の構造の一部
を流用して本発明の動弁装置を構成することができる。
の動弁装置に用いられていたロッカアーム軸を支持部材
として用いることができ、従来の動弁装置の構造の一部
を流用して本発明の動弁装置を構成することができる。
【図1】第1実施例の内燃機関の要部縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
【図5】第3実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
【図6】第4実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
【図7】第5実施例の遊星ギヤ機構を図3に対応して示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】第6実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
【図10】第7実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
【図11】第8実施例の遊星ギヤ機構の概略図である。
28・・・カム軸 29I ・・・吸気側動弁カム 31I ・・・吸気側動弁装置 361 〜368 ・・・遊星ギヤ機構 37・・・サンギヤ 38・・・リングギヤ 39・・・キャリア 40・・・遊星ギヤ 41・・・支持部材としての支軸 48・・・回動量制御手段 56・・・支持部材 VI ・・・機関弁としての吸気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 英俊 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 五味 武嗣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 根本 浩臣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 機関の運転状態に応じて機関弁(VI )
の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置において、
サンギヤ(37)と、該サンギヤ(37)を同軸に囲繞
するリングギヤ(38)と、サンギヤ(37)およびリ
ングギヤ(38)に噛合する遊星ギヤ(40)を回転自
在に支持するキャリア(39)とを構成要素とし、それ
らの3つの構成要素(37,38,39)のうち第1の
構成要素(38)がカム軸(28)の回転に応じた回動
作動を可能として該カム軸(28)の動弁カム(2
9I )に連動、連結され、第2の構成要素(37)が機
関弁(VI )に連結される遊星ギヤ機構(365 〜36
8 )と;該遊星ギヤ機構(365 〜368 )の各構成要
素(37〜39)のうち第3の構成要素(39)に連結
されるとともに該第3の構成要素(39)の回動量を機
関の運転状態に応じて制御する回動量制御手段(48)
と;を含み、前記遊星ギヤ機構(365 〜36 8 )が備
える3つの構成要素(37,38,39)のうち少なく
とも2つの構成要素が、共通な支持部材(41,56)
に回動自在に支持されることを特徴とする内燃機関の動
弁装置。 - 【請求項2】 前記遊星ギヤ機構(365 〜368 )が
備える3つの構成要素(37,38,39)が全て共通
な支持部材(41,56)に回動自在に支持されること
を特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】 前記支持部材(41,56)に支持され
る前記構成要素(37,38,39)の半径方向への移
動可能量が、停止状態にある前記各ギヤ(37,38,
40)の半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定
されることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機
関の動弁装置。 - 【請求項4】 機関の運転状態に応じて機関弁(VI )
の作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置において、
サンギヤ(37)と、該サンギヤ(37)を同軸に囲繞
するリングギヤ(38)と、サンギヤ(37)およびリ
ングギヤ(38)に噛合する遊星ギヤ(40)を回転自
在に支持するキャリア(39)とを構成要素とし、それ
らの3つの構成要素(37,38,39)のうち第1の
構成要素(38)がカム軸(28)の回転に応じた回動
作動を可能として該カム軸(28)の動弁カム(2
9I )に連動、連結され、第2の構成要素(37)が機
関弁(VI )に連結される遊星ギヤ機構(361 〜36
4 )と;該遊星ギヤ機構(361 〜364 )の各構成要
素(37〜39)のうち第3の構成要素(39)に連結
されるとともに該第3の構成要素(39)の回動量を機
関の運転状態に応じて制御する回動量制御手段(48)
と;を含み、前記遊星ギヤ機構(361 〜36 4 )が備
える3つの構成要素のうちの1つである第1の特定構成
要素が支持部材(41,56)に回動可能に支持され、
前記3つの構成要素のうち第1の特定構成要素を除く残
余の2つの構成要素のうちの1つである第2の特定構成
要素が前記第1の特定構成要素に回動可能に支持され、
前記第1および第2の特定構成要素の半径方向への移動
可能量が、停止状態にある前記各ギヤ(37,38,4
0)の半径方向への最大移動可能量よりも小さく設定さ
れることを特徴とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項5】 前記3つの構成要素(37,38,3
9)のうち第1および第2の特定構成要素を除く残余の
構成要素が、第1および第2の特定構成要素の回動軸線
に沿って第1の特定構成要素への第2の特定構成要素の
支持部に対応する位置で第2の特定構成要素に回動可能
に支持され、全ての構成要素(37,38,39)の半
径方向への移動可能量が、停止状態にある前記各ギヤ
(37,38,40)の半径方向への最大移動可能量よ
りも小さく設定されることを特徴とする請求項4記載の
内燃機関の動弁装置。 - 【請求項6】 前記支持部材(41)が、カム軸(2
8)および機関弁(V I )間でカム軸(28)と平行に
配置されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
かに記載の内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21605197A JPH1162533A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21605197A JPH1162533A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1162533A true JPH1162533A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16682522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21605197A Pending JPH1162533A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1162533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020015825A (ko) * | 2000-08-23 | 2002-03-02 | 이계안 | 유성기어를 이용한 차량용 가변밸브타이밍장치 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21605197A patent/JPH1162533A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020015825A (ko) * | 2000-08-23 | 2002-03-02 | 이계안 | 유성기어를 이용한 차량용 가변밸브타이밍장치 |
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