JPH1161804A - 地盤改良固化剤散布機 - Google Patents
地盤改良固化剤散布機Info
- Publication number
- JPH1161804A JPH1161804A JP21950897A JP21950897A JPH1161804A JP H1161804 A JPH1161804 A JP H1161804A JP 21950897 A JP21950897 A JP 21950897A JP 21950897 A JP21950897 A JP 21950897A JP H1161804 A JPH1161804 A JP H1161804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spraying
- solidifier
- solidifying agent
- sprayer
- spraying machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地盤改良のための固化剤を散布するに際し、
その飛散を防止できるようにした地盤改良固化剤散布機
を提供する。 【解決手段】 スプレッダー等の移動式散布機に、溝掘
り用アタッチメントと噴霧器と飛散防止用カバーとを装
備する。固化剤を散布した直後に、溝掘り用アタッチメ
ントで掻き起こした土と混合させることで固化剤の飛散
防止を図る。固化剤の散布時及び掻き起こした土との混
合時においても、飛散防止用カバーにより固化剤の飛散
を防止する。
その飛散を防止できるようにした地盤改良固化剤散布機
を提供する。 【解決手段】 スプレッダー等の移動式散布機に、溝掘
り用アタッチメントと噴霧器と飛散防止用カバーとを装
備する。固化剤を散布した直後に、溝掘り用アタッチメ
ントで掻き起こした土と混合させることで固化剤の飛散
防止を図る。固化剤の散布時及び掻き起こした土との混
合時においても、飛散防止用カバーにより固化剤の飛散
を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固化剤の飛散を防
止できるようにした地盤改良固化剤散布機に関する。
止できるようにした地盤改良固化剤散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤改良のために石灰、普通セメ
ント等の固化剤を散布することが行われている。この固
化剤の散布には、通常スプレッダーと称する散布車が使
用され、地盤上を走行しながら後部の散布口から固化剤
を散布している。
ント等の固化剤を散布することが行われている。この固
化剤の散布には、通常スプレッダーと称する散布車が使
用され、地盤上を走行しながら後部の散布口から固化剤
を散布している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の固化剤散布
によると、固化剤が地盤への散布時に飛散し、或は散布
後に風等により飛散して周辺の民家や環境に悪影響を及
ぼす問題がある。又、スプレッダーに装備されたスタビ
ライザー等により地盤の桟層を掻き起こして固化剤と攪
拌する際にも固化剤が周辺に飛散することがある。この
ような固化剤の飛散を防止するために、例えば防塵型の
セメント系固化剤を用いるが、この固化剤は石灰、普通
セメント等の固化剤に比べると価格が高いという難点が
あった。
によると、固化剤が地盤への散布時に飛散し、或は散布
後に風等により飛散して周辺の民家や環境に悪影響を及
ぼす問題がある。又、スプレッダーに装備されたスタビ
ライザー等により地盤の桟層を掻き起こして固化剤と攪
拌する際にも固化剤が周辺に飛散することがある。この
ような固化剤の飛散を防止するために、例えば防塵型の
セメント系固化剤を用いるが、この固化剤は石灰、普通
セメント等の固化剤に比べると価格が高いという難点が
あった。
【0004】そこで、本発明は、石灰、普通セメント等
の安価な固化剤を散布するに際し、その飛散を防止でき
るようにした地盤改良固化剤散布機を提供することを目
的とする。
の安価な固化剤を散布するに際し、その飛散を防止でき
るようにした地盤改良固化剤散布機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの具体的手段として、本発明は、地盤改良用の固化剤
を散布する散布口を備えた移動式の散布機であって、前
記散布口の近傍に配設された噴霧器と、この噴霧器の後
部に位置させて配設された溝掘り用アタッチメントと、
これらの散布機構部のほぼ全体を覆うようにして取り付
けられた飛散防止用カバーとが設けられた地盤改良固化
剤散布機を要旨とする。又、噴霧器と、溝掘り用アタッ
チメントとが所定の間隔をあけてそれぞれ複数個横に並
設されたこと、溝掘り用アタッチメントと飛散防止用カ
バーとの間に土均し板が配設されたこと、を要旨とす
る。
めの具体的手段として、本発明は、地盤改良用の固化剤
を散布する散布口を備えた移動式の散布機であって、前
記散布口の近傍に配設された噴霧器と、この噴霧器の後
部に位置させて配設された溝掘り用アタッチメントと、
これらの散布機構部のほぼ全体を覆うようにして取り付
けられた飛散防止用カバーとが設けられた地盤改良固化
剤散布機を要旨とする。又、噴霧器と、溝掘り用アタッ
チメントとが所定の間隔をあけてそれぞれ複数個横に並
設されたこと、溝掘り用アタッチメントと飛散防止用カ
バーとの間に土均し板が配設されたこと、を要旨とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る地盤改
良固化剤散布機を示すもので、スプレッダー等移動式の
散布機1の後部に固化剤の散布口2と、噴霧器3と、溝
掘り用アタッチメント4と、土均し板5とから成る散布
機構部6及び飛散防止用カバー7とを備えている。
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る地盤改
良固化剤散布機を示すもので、スプレッダー等移動式の
散布機1の後部に固化剤の散布口2と、噴霧器3と、溝
掘り用アタッチメント4と、土均し板5とから成る散布
機構部6及び飛散防止用カバー7とを備えている。
【0007】前記散布口2は、図2及び図3に示すよう
に散布機1の後端下部に下向きに取り付けられ、散布機
1を走行させながら固化剤タンク8(図1)に収納され
ている固化剤を横長の開口端から適量散布できるように
してある。
に散布機1の後端下部に下向きに取り付けられ、散布機
1を走行させながら固化剤タンク8(図1)に収納され
ている固化剤を横長の開口端から適量散布できるように
してある。
【0008】前記噴霧器3は、散布口2より若干上部に
配設され、図3のように一定の間隔をあけて複数個横に
並設され、散布機1の後部に取り付けられた薬液タンク
又は水タンク9から必要な薬液もしくは水をそれぞれ下
向きに噴霧できるようにしてある。
配設され、図3のように一定の間隔をあけて複数個横に
並設され、散布機1の後部に取り付けられた薬液タンク
又は水タンク9から必要な薬液もしくは水をそれぞれ下
向きに噴霧できるようにしてある。
【0009】前記溝掘り用アタッチメント4は、縦長板
状のものでその下端部に土掻き起こし用の刃部4aが形
成され、上部は散布機1にピンで枢支された取付板10
の先端部にピンで枢支されることにより、図3のように
一定の間隔をあけて複数個横に並設されている。又、複
数個の溝掘り用アタッチメント4は、中間よりやや下部
に連結棒11が貫設されて一体化されており、且つこの
連結棒11の両端部はバネ等の適宜の弾性連結材12を
介して前記散布機1の両側部に取り付けられている。
状のものでその下端部に土掻き起こし用の刃部4aが形
成され、上部は散布機1にピンで枢支された取付板10
の先端部にピンで枢支されることにより、図3のように
一定の間隔をあけて複数個横に並設されている。又、複
数個の溝掘り用アタッチメント4は、中間よりやや下部
に連結棒11が貫設されて一体化されており、且つこの
連結棒11の両端部はバネ等の適宜の弾性連結材12を
介して前記散布機1の両側部に取り付けられている。
【0010】従って、複数個の溝掘り用アタッチメント
4は、散布機1の走行移動に伴なって各刃部4aが地盤
13の桟層部に食い込んで土を掻き起こし、同時に複数
個の溝を形成することができる。この際、溝掘り用アタ
ッチメント4は、前記弾性連結材12により定位置に保
持され、且つ多少の前後動及び上下動をすることができ
る。又、不使用時には前記取付板10を上向きに回転さ
せることで、各刃部4aを地盤13より上方に引き上げ
ることができ、その引き上げ位置を前記弾性連結材12
にて保持することができる。
4は、散布機1の走行移動に伴なって各刃部4aが地盤
13の桟層部に食い込んで土を掻き起こし、同時に複数
個の溝を形成することができる。この際、溝掘り用アタ
ッチメント4は、前記弾性連結材12により定位置に保
持され、且つ多少の前後動及び上下動をすることができ
る。又、不使用時には前記取付板10を上向きに回転さ
せることで、各刃部4aを地盤13より上方に引き上げ
ることができ、その引き上げ位置を前記弾性連結材12
にて保持することができる。
【0011】前記土均し板5は、横長板状物であって掻
き起こされた土を平らに均すためのものであり、図1の
ように溝掘り用アタッチメント4の後方に位置させて配
設されるが、図2のように上端部を溝掘り用アタッチメ
ント4に固定して下端部が後方に傾斜した状態にしても
良い。
き起こされた土を平らに均すためのものであり、図1の
ように溝掘り用アタッチメント4の後方に位置させて配
設されるが、図2のように上端部を溝掘り用アタッチメ
ント4に固定して下端部が後方に傾斜した状態にしても
良い。
【0012】前記飛散防止用カバー7は、図2及び図3
に示すように散布機1の後部に取り付けられた支持材1
4を介してほぼ袋状に取り付けられ、前記散布機構部6
のほぼ全体を覆うようにしてある。
に示すように散布機1の後部に取り付けられた支持材1
4を介してほぼ袋状に取り付けられ、前記散布機構部6
のほぼ全体を覆うようにしてある。
【0013】このように構成された本発明に係る散布機
1は、地盤13上を自走しながら前記散布口2から所定
量の固化剤15を散布すると共に、噴霧器3から必要な
薬剤を散布し、あたかも鋤のような溝掘り用アタッチメ
ント4により地盤13の桟層を掻き起こし、前記土均し
板5を介して掻き起こした土と固化剤とを混合する。
1は、地盤13上を自走しながら前記散布口2から所定
量の固化剤15を散布すると共に、噴霧器3から必要な
薬剤を散布し、あたかも鋤のような溝掘り用アタッチメ
ント4により地盤13の桟層を掻き起こし、前記土均し
板5を介して掻き起こした土と固化剤とを混合する。
【0014】この際、散布口2から散布される固化剤1
5は、噴霧器3から噴霧される薬剤により湿らされ、し
かも前記のように噴霧機構部6のほぼ全体が飛散防止用
カバー7により被覆されているため、散布時、散布後或
は混合時何れの時点においても固化剤15が周囲に飛散
することはない。従って、安価な普通の固化剤(石灰、
普通セメント等)を使用できると共に、周辺の民家や環
境を汚染することがない。
5は、噴霧器3から噴霧される薬剤により湿らされ、し
かも前記のように噴霧機構部6のほぼ全体が飛散防止用
カバー7により被覆されているため、散布時、散布後或
は混合時何れの時点においても固化剤15が周囲に飛散
することはない。従って、安価な普通の固化剤(石灰、
普通セメント等)を使用できると共に、周辺の民家や環
境を汚染することがない。
【0015】尚、移動式の散布機1は、前記実施態様に
おけるスプレッダーに限定されず、他形式の適宜の散布
機で実施することが可能である。
おけるスプレッダーに限定されず、他形式の適宜の散布
機で実施することが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動式の散布機に溝掘り用アタッチメントと、噴霧器
と、飛散防止用カバーとを装備し、固化剤を散布した直
後に掻き起こした土と混合させることで固化剤の飛散防
止を図り、しかも飛散防止用カバーで散布機構部のほぼ
全体を覆ったので、固化剤の飛散を未然に防止すること
ができ、通常の安価な固化剤を使用して地盤改良ができ
ると共に、周辺の民家や環境に悪影響を及ぼさない等の
優れた効果を奏する。
移動式の散布機に溝掘り用アタッチメントと、噴霧器
と、飛散防止用カバーとを装備し、固化剤を散布した直
後に掻き起こした土と混合させることで固化剤の飛散防
止を図り、しかも飛散防止用カバーで散布機構部のほぼ
全体を覆ったので、固化剤の飛散を未然に防止すること
ができ、通常の安価な固化剤を使用して地盤改良ができ
ると共に、周辺の民家や環境に悪影響を及ぼさない等の
優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る地盤改良固化剤散布機を示す概略
全体図である。
全体図である。
【図2】散布機構部を示す概略側断面図である。
【図3】同じく、概略後面図である。
1…散布機 2…散布口 3…噴霧器 4…溝掘り用アタッチメント 5…土均し板 6…散布機構部 7…飛散防止用カバー 8…固化剤タンク 9…薬液タンク又は水タンク 10…取付板 11…連結棒 12…弾性連結材 13…地盤 14…支持材 15…固化剤
Claims (3)
- 【請求項1】地盤改良用の固化剤を散布する散布口を備
えた移動式の散布機であって、前記散布口の近傍に配設
された噴霧器と、この噴霧器の後部に位置させて配設さ
れた溝掘り用アタッチメントと、これらの散布機構部の
ほぼ全体を覆うようにして取り付けられた飛散防止用カ
バーとが設けられたことを特徴とする地盤改良固化剤散
布機。 - 【請求項2】噴霧器と、溝掘り用アタッチメントとが所
定の間隔をあけてそれぞれ複数個横に並設された請求項
1記載の地盤改良固化剤散布機。 - 【請求項3】溝掘り用アタッチメントと飛散防止用カバ
ーとの間に土均し板が配設された請求項1又は2記載の
地盤改良固化剤散布機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21950897A JPH1161804A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 地盤改良固化剤散布機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21950897A JPH1161804A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 地盤改良固化剤散布機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161804A true JPH1161804A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16736566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21950897A Pending JPH1161804A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 地盤改良固化剤散布機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224535A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | 株式会社東洋スタビ | 地盤改良のための粉体を散布する自走式粉体散布装置 |
-
1997
- 1997-08-14 JP JP21950897A patent/JPH1161804A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224535A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | 株式会社東洋スタビ | 地盤改良のための粉体を散布する自走式粉体散布装置 |
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