JPH1161667A - 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置 - Google Patents

防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置

Info

Publication number
JPH1161667A
JPH1161667A JP24211497A JP24211497A JPH1161667A JP H1161667 A JPH1161667 A JP H1161667A JP 24211497 A JP24211497 A JP 24211497A JP 24211497 A JP24211497 A JP 24211497A JP H1161667 A JPH1161667 A JP H1161667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand
rust
wire
synthetic resin
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24211497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Chigiri
一芳 千桐
Yukihiro Azuma
幸弘 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIEN DENKO KK
Original Assignee
HIEN DENKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIEN DENKO KK filed Critical HIEN DENKO KK
Priority to JP24211497A priority Critical patent/JPH1161667A/ja
Publication of JPH1161667A publication Critical patent/JPH1161667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2083Jackets or coverings
    • D07B2201/2084Jackets or coverings characterised by their shape
    • D07B2201/2085Jackets or coverings characterised by their shape concerning the internal shape
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2401/00Aspects related to the problem to be solved or advantage
    • D07B2401/20Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
    • D07B2401/205Avoiding relative movement of components
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2501/00Application field
    • D07B2501/20Application field related to ropes or cables
    • D07B2501/2015Construction industries
    • D07B2501/2023Concrete enforcements

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 押出成形機を使用して、心線と各側線間の空
隙を防錆材で完全に埋めると同時に側線の外層も被覆で
きるPCストランドとその製造方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 心線の外周に複数の側線を撚り合わせた
PCストランドにプライマーを塗布した後加熱する工程
4と、加熱装置を有する押出成形機5のクロスヘッド導
入開口部14に設けたPCストランドの撚りに沿った螺
旋状のダイスに通し、同時に加圧補助ヘッド部7で加圧
された溶融状態の熱可塑性合成樹脂材料をクロスヘッド
導入開口部14へと逆流させ、熱可塑性合成樹脂材料が
充填され、更に加圧補助ヘッド部7先端の成形ダイス8
から押し出す工程と、丸型又はストランド型の二次成形
補助ダイス24で絞りながら二次押出成形機25にて側
線の外周に熱可塑性合成樹脂材料を被覆する工程とによ
り、PCストランドの心線及び各側線の全周に防錆被覆
層を密着形成させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレストレストコ
ンクリート(以下、「PC」という)の緊張に使用する
撚線(以下「ストランド」という)に防錆被覆したPC
ストランドの防錆被覆方法とその装置により、さらに詳
しくは、心線の外周に複数の側線を撚り合わせたPCス
トランドに完全な防錆被覆を施すPCストランドとその
製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCストランドは、合成樹脂管
(以下「シース」と云う)内に挿入し、該シースとスト
ランドとの間にグリース等の防錆剤を充填して、いわゆ
るアンボンドケーブルとなし、これをコンクリート内に
埋設して緊張するアンボンド工法が公知である。また、
コンクリート内に埋設した鋼製シース内に、ストランド
を挿入して緊張した後に、セメントミルク等のグラフト
材をシース内に充填して、コンクリートと一体化させる
ポストテンションボンド工法も知られている。さらに、
シースを使用しないで、予めPCストランドを緊張して
おき、これをコンクリート内に埋設して、コンクリート
の固化後に端部を切断するプレテンションボンド工法も
公知である。
【0003】これらの各工法の中で、アンボンド工法に
おいては防錆材が使用されているが、その他の工法はP
Cストランドが直接コンクリートと接触するため、コン
クリートを通して水がPCストランドに達するという欠
点を有している。
【0004】しかし、アンボンド工法においても、最外
部のシースが破損した場合には、シース内に水が浸透し
てPCストランドに達するため、これも充分な防錆被覆
がなされているとはいえない。
【0005】そこで近年において、PCストランドの外
面を接着性を有する合成樹脂にて被覆し、その外側に潤
滑剤層を介して合成樹脂シース内に挿通し、ポストテン
ションアンボンド工法に使用するものや、合成樹脂被覆
を施したものを緊張した後、直接コンクリート内に埋め
込むプレテンションボンド工法に使用するものが開発さ
れるに到った。
【0006】しかし、このようなPCストランドは、図
8に示すように、合成樹脂被覆は施されていても、スト
ランドを構成している心線aや各側線b1 ,…,b6
に空隙c,…,cがあるため、この空隙c,…,c内に
端部から水や空気が侵入してPCストランドを腐食させ
るという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は、押出成形機のクロスヘッド導入開口部に設けた
PCストランドの撚りに沿った螺旋状のダイスに通しな
がら、クロスヘッド導入開口部への逆流樹脂圧力によっ
て心線と各側線間の間隙を防錆材で完全に埋めると同時
に側線の外層も被覆できるPCストランドとその製造方
法及び装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、心線の外周に複数の側線を撚り合わせた
PCストランドにおいて、熱可塑性合成樹脂からなる防
錆被覆層とPCストランドが加熱状態で一体に加圧成形
されたものからなり、PCストランドの心線及び各側線
の全周に防錆被覆層を密着形成させたPCストランド
と、心線の外周に複数の側線を撚り合わせたPCストラ
ンドにプライマーを塗布した後、あるいはプライマーを
塗布しないで加熱する工程と、加熱装置を有する押出成
形機のクロスヘッド導入開口部に設けたPCストランド
の撚りに沿った螺旋状のダイスに通し、連続して加圧補
助ヘッド部で更に加圧された溶融状態の熱可塑性合成樹
脂材料をクロスヘッド導入開口部へ逆流させ、その逆流
樹脂圧力によって、PCストランドの撚りに沿って回転
している螺旋状のダイスが制動力を受け、PCストラン
ドの撚りに対して逆方向の力が作用して心線及び各側線
間に間隙が生じると同時に熱可塑性合成樹脂材料が充填
され、更に加圧補助ヘッド部先端の成形ダイスから押出
す工程と、所定サイズの被覆層を得るための丸型又はス
トランド型の二次成形補助ダイスで絞りながら二次押出
成形機にて側線の外周に熱可塑性合成樹脂材料を被覆す
る工程とからなり、PCストランドの心線及び各側線の
全周に防錆被覆層を密着形成させたPCストランドの防
錆被覆方法、及び心線の外周に複数の側線を撚り合わせ
たPCストランドを押出成形機に通して防錆被覆層を成
形させるPCストランドの防錆被覆装置において、該押
出成形機のクロスヘッド導入開口部に、PCストランド
の撚りに沿った螺旋状のダイスを設け、押出成形機のク
ロスヘッド導入開口部に逆流樹脂圧力を生じさせる為の
加圧補助ヘッドを付設し、更に所定サイズの被覆層を得
るための二次成形補助ダイスと二次押出成形機を設けた
PCストランドの防錆被覆装置を構成するものである。
【0009】本発明は、上記のように構成したので、P
Cストランドを、加熱装置を有する押出成形機のクロス
ヘッドの導入開口部に設けたPCストランドの撚りに沿
った螺旋状のダイスに通し、連続して加圧補助ヘッド部
で加圧された溶融状態の熱可塑性合成樹脂材料をクロス
ヘッド導入開口部へ逆流させ、その逆流樹脂圧力によっ
て、PCストランドの撚りに沿って回転しているダイス
が制動力を受け、PCストランドの撚りに対して逆方向
の力が作用して、心線と側線間及び各側線間に間隙が生
じると同時に加熱溶融された熱可塑性合成樹脂材料が充
填され、次いで加圧補助ヘッド部先端の成形ダイスから
押出し、更に丸型又はストランド型の二次成形補助ダイ
スで絞りながら所定サイズの被覆層を形成し、二次押出
成形機にて側線の外周に熱可塑性合成樹脂材料を被覆
し、側線の全周に熱可塑性合成樹脂材料からなる防錆材
が被覆される。
【0010】また、押出成形機のクロスヘッド導入開口
部にPCストランドの撚りに沿った螺旋状のダイスを設
けたことにより、PCストランドは、そのまま挿入する
ことができ、さらに螺旋状のダイスが、PCストランド
の撚りに沿って回転し、クロスヘッド導入開口部へ逆流
した樹脂によって、逆流樹脂圧力がかかると同時に連続
的に熱可塑性合成樹脂材料が充填される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に基づい
て、さらに詳しく説明する。図1は本発明の製造方法に
よる一実施例の略示側面図であり、図2は図1の押出成
形機のクロスヘッド周辺設備を拡大した略示側面図であ
る。
【0012】図1に示すように、PCストランドコイル
1を繰り出し装置2に乗せて、PCストランド3を連続
して繰り出しができるようにする。本発明のPCストラ
ンド3は、図12の断面図に示す如く、心線aの外周に
6本の側線b1,…,b6を撚り合わせたものからなって
いる。勿論、本発明の方法と装置を応用して、多数の側
線を撚り合わせたPCストランドに適用させることもで
きる。
【0013】PCストランド3は、加熱装置4を通して
加熱後、押出成形機5のクロスヘッド6へと導入する。
この時の加熱温度は、200℃程度の高温に保たれる。
【0014】図3に示すように、従来の押出成形機I
は、クロスヘッド先端にL1 長の短い成形ダイスFDを
取り付けたクロスヘッド部CHであった。これに対し、
本発明の押出成形機5は、図2に示すように、L1 長の
短い成形ダイスを取り付けたクロスヘッド部6に加圧補
助ヘッド部7を連結し、その先端に成形ダイス8を取付
けるようにしているので、その長さは、従来のものより
2 長だけ長くなっている。
【0015】ここで、PCストランド3は、先導ワイヤ
ー(図示せず)に結合される。先導ワイヤーは、冷却装
置28を経て引取装置9によって一定速度で引き取られ
るようになっており、先導ワイヤー巻取装置10によっ
て先導ワイヤー用リール11に巻き取ることができるよ
うになっている。この状態で引取装置9を起動させ、一
定速度で先導ワイヤーを引き取る。先導ワイヤーを引き
取った後、先導ワイヤーからPCストランド3を解除
し、PCストランド3をPCストランド巻取装置12に
よってPCストランド用リール13に巻き取るようにな
っている。
【0016】押出成形機のクロスヘッド部6は、図8に
示すように、長手方向にPCストランド3の導入開口1
4が穿設され、導入開口14のPCストランド3の導出
側は成形用ニップル15が取り付けられている。成形用
ニップル15の内側に支持リング16が設けられ、支持
リング16内に三葉状螺旋ダイス17が回転自在に遊嵌
され、支持リング16とともにA−B間を自由に移動出
来るようになっている。成形用ニップル15に、合成樹
脂材料導入通路を形成するように、間隔を隔てて対設し
た加圧補助ヘッド連結アダップター18が取り付けられ
ている。更に、加圧補助ヘッド連結アダップター18の
先端側には、加圧補助ヘッド部7と成形ダイス8を連結
している。導入開口14のPCストランド3の導出側
は、成形用ニップル15と加圧補助ヘッド連結アダップ
ター18との間に熱可塑性合成樹脂の注入口19が円錐
状に形成されている。
【0017】三葉状螺旋ダイス17の断面は、図4
(イ),(ロ)に示すように、連続孔からなる挿通孔1
71を備え、挿通孔171はクローバー状3葉172
a,172b,172cに形成されている。クローバー
状3葉172a,172b,172cは、それぞれ17
3a,173b,173cにより分割された形状からな
っている。この先端部分は、図5に示すように、PCス
トランド3の側線3b1 と3b6 間等のPCストランド
3の撚りに沿って装着されるように設計されている。ま
た、三葉状螺旋ダイス17には、PCストランド3の進
行方向側にヒレ174a,174b,174cが突設さ
れている。このヒレは、進行方向側からの逆流樹脂圧力
によって、三葉状螺旋ダイス17のPCストランド3の
撚りに沿った回転方向に対して、逆方向の力が作用する
ように設計されている。
【0018】また、三葉状螺旋ダイス17は、長手方向
に、クローバ状の三葉172a,172b,172cと
先端部分173a,173b,173cが、側線の撚り
角に沿って螺旋状に穿設されている。この螺旋角度β
は、詳しくは図6に示すように、PCストランド3の進
行方向Aに対して側線の撚り角αとほぼ同等に形成させ
るのが望ましい。、従って、三葉状螺旋ダイス17は、
側線3b6 と3b1 ,3b2 と3b3 ,3b4 と3b5
間を側線の撚りに沿ってスムーズに回転させられる。ま
た、螺旋ダイスは、本実施例では、三葉状の例を示した
が、二葉状、四葉状又は六葉状でも同様な効果が得られ
る。
【0019】一方、押出成形機5より押し出された溶融
状態の熱可塑性合成樹脂は、図8に示すように、クロス
ヘッド6の注入口19へと流れ、加圧補助ヘッド7で加
圧されると、成形用ニップル15の先細先端に大きな樹
脂圧力がかかる。成形用ニップル15の先端内側の内径
は、PCストランドの外径よりわずか大きくし、熱可塑
性合成樹脂材料を導入開口部14へと逆流させる。この
逆流樹脂圧力によってPCストランドの撚りに沿って回
転している三葉状螺旋ダイス17は、制動力を受け、三
葉状螺旋ダイス17に設けたヒレ174a,174b,
174cの作用でPCストランドの撚りに対して逆方向
の力を増強させ、PCストランド3は、図7に示すよう
に、3b1 と3b2 ,3b3 と3b4 ,3b5 と3b6
のように2本単位に3分割され、図6の符号30に示す
ように、わずかに間隙が発生すると同時に、加圧された
熱可塑性合成樹脂が、図12に示す心線aと各側線b1
乃至b6 間及び各側線間に完全に充填される。この時、
三葉状螺旋ダイス17は、図8におけるA−B間を自由
に移動出来るので、引取機9によってPCストランド3
が引き取られる力と逆流してくる樹脂圧力とが釣り合っ
た位置に安定することが可能となり、連続的に完全に熱
可塑性合成樹脂を充填出来る。更に、注入口19が円錐
状に形成されているので、各側線b1 乃至b6 の全周に
も合成樹脂被覆層20が形成される。
【0020】注入される熱可塑性合成樹脂材料は、ポリ
エチレン樹脂をはじめポリプロピレン樹脂等から選択す
ることができるが、加熱溶融時に接着性を有するため、
図12及び図13に示すように、PCストランド3に接
着して合成樹脂被覆層20を形成し、これが防錆材とし
ての効果を発揮する。
【0021】図8におけるクロスヘッド部6から加圧補
助ヘッド部7を通り、熱可塑性合成樹脂材料が充填され
たPCストランド3は、加圧補助ヘッド連結アダプター
18の中心を通り、加圧補助ヘッド部7の先端に取付け
られた成形ダイス8を通り、所定サイズの防錆被覆のP
Cストランドが形成される。
【0022】加圧成形ダイス8は所望サイズの小さな穴
からなるため、加圧補助ヘッド部7内には、従来の押出
樹脂圧力以上の高圧力が発生することになる。即ち、図
3のような従来のクロスヘッド部FD内の押出樹脂圧力
は40〜50kgf/cm2であったが、これで先の空
隙c,…,cを埋めることはできない。本発明の方法に
よる加圧補助ヘッド部7の押出樹脂圧力は100kgf
/cm2 以上であり、この高圧力による逆流樹脂圧力に
よって三葉状螺旋ダイス17が受ける作用によって、先
の空隙c,…,cを埋めることが可能となる。この押出
樹脂圧力は、図2に示す圧力計21に表示して、調整す
るようにしている。また、この押出樹脂圧力をさらに高
めたい場合には、図8に示す逆流樹脂ストッパー22を
取り付けると有効である。
【0023】図2に示す本発明の加圧補助ヘッド部7の
長さL2 は、従来の成形ダイス長L1より長くしてい
る。L2 の長さは、L1 の3倍以上であることが望まし
い。そして、この加圧によって、成形ダイス8の出口で
合成樹脂被覆層20が盛り上がるので、図1に示すよう
に、これを成形補助ダイス23を通して絞り、更に所定
サイズの被覆層を得るために、二次成形補助ダイス24
を通して再度絞った後、二次押出成形機25のクロスヘ
ッド26を通して側線の外周に防錆被覆層を設ける。
【0024】二次成形補助ダイス24は、図9に示すよ
うに、ホルダー27の中で回転自在に設置されており、
その形状は、所望の被覆形状により選択できる。図10
に示すダイスを使用すれば、図12に示す丸型防錆被覆
層となり、図11に示すダイスを使用して回転させなが
ら絞れば、図13に示すストランド型の防錆被覆層が得
られる。
【0025】熱可塑性合成樹脂からなる防錆材で被覆さ
れたPCストランドは、二次押出成形機25のクロスヘ
ッド26で側線の外層にも被覆された後、図1の冷却装
置28を通って冷却され、完全に防錆被覆されたものが
引取装置9を出たとき不完全処理部分を切断し、以後順
次連続して引き出され、完全防錆処理PCストランドは
巻取装置12によりリール13に連続して巻き取られ
る。
【0026】このようにして、熱可塑性合成樹脂材料
が、接着して、完全防錆処理PCストランドが得られる
が、この接着性をさらに向上させたい場合には、図1に
示す加熱装置4の直前でプライマー塗布装置29によっ
て塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル系等のプライマー
をPCストランドに塗布すると効果的である。
【0027】
【発明の効果】本発明の防錆被覆のPCストランドは、
心線と側線間と各側線間の間隙及び全外周に、完全な防
錆被覆層を密着形成させることができる。
【0028】本発明の方法と装置は、PCストランドの
撚りのわずかな隙間に連続的に充填を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法と装置による一実施例の略示側面
図である。
【図2】図1の押出成形機クロスヘッド周辺設備を拡大
した略示側面図である。
【図3】従来の押出成形機クロスヘッド周辺設備を拡大
した略示側面図である。
【図4】(イ)は本発明の防錆被覆方法と装置に使用さ
れるダイスの一実施例を示す斜視図、(ロ)はPCスト
ランドを通した状態の一実施例を示す断面図である。
【図5】本発明のダイスに、PCストランドを通した状
態の一実施例を示す断面図である。
【図6】本発明のダイスに、PCストランドを通し、逆
流樹脂圧力による制動力を受けた状態の一実施例を示す
側面図である。
【図7】図6をI−I´線で切断した状態を示す端面図
である。
【図8】本発明の押出成形機のクロスヘッドの周辺設備
の一実施例を示す拡大断面図である。
【図9】本発明の防錆被覆方法と装置に使用される二次
成形補助ダイスが装着された状態の一実施例の略示側面
図である。
【図10】本発明の二次成形補助ダイスの一実施例を示
す断面図である。
【図11】本発明の二次成形補助ダイスの他の実施例を
示す断面図である。
【図12】本発明の防錆被覆PCストランドの一実施例
を示す断面図である。
【図13】本発明の防錆被覆PCストランドの他の実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 PCストランドコイル 2 繰出し装置 3 PCストランド 3a 心線 3b1 側線 3b2 側線 3b3 側線 3b4 側線 3b5 側線 3b6 側線 4 加熱装置 5 押出成形機 6 クロスヘッド部 7 加圧補助ヘッド部 8 成形ダイス 9 引取装置 10 先導ワイヤー巻取り装置 11 先導ワイヤー用リール 12 PCストランド巻取装置 13 PCストランド用リール 14 導入開口 15 成形用ニップル 16 支持リング 17 三葉状螺旋ダイス 18 加圧補助ヘッド連結アダプター 19 注入口 20 合成樹脂被覆層 21 圧力計 22 逆流樹脂ストッパー 23 成形補助ダイス 24 二次成形補助ダイス 25 二次押出成形機 26 クロスヘッド部 27 ホルダー 28 冷却装置 29 プライマー塗布装置 30 間隙 172a クローバー状3葉 172b クローバー状3葉 172c クローバー状3葉 173a 先端部分 173b 先端部分 173c 先端部分 174a ヒレ 174b ヒレ 174c ヒレ a 心線 b 側線 c 空隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線の外周に複数の側線を撚り合わせた
    PCストランドにおいて、熱可塑性合成樹脂からなる防
    錆被覆層とPCストランドが加熱状態で一体に加圧成形
    されたものからなり、PCストランドの心線及び各側線
    の全周に防錆被覆層を密着形成させたことを特徴とする
    丸型又はストランド型の防錆被覆のPCストランド。
  2. 【請求項2】 心線の外周に複数の側線を撚り合わせた
    PCストランドにプライマーを塗布した後、あるいはプ
    ライマーを塗布しないで加熱する工程と、押出成形機の
    クロスヘッドの導入開口部に設けたPCストランドの撚
    りに沿った螺旋状のダイスに通し、連続して加圧補助ヘ
    ッド部で更に加圧された溶融状態の熱可塑性合成樹脂材
    料をクロスヘッド導入開口部へ逆流させ、その逆流樹脂
    圧力によって、PCストランドの撚りに沿って回転して
    いる螺旋状のダイスが制動力を受け、PCストランドの
    撚りに対して逆方向の力が作用して心線及び各側線間に
    間隙が生じると同時に、連続して熱可塑性合成樹脂材料
    が充填され、更に加圧補助ヘッド部先端の成形ダイスか
    ら押出す工程と、所定サイズの被覆層を得るための丸型
    又はストランド型の二次成形補助ダイスで絞りながら二
    次押出成形機にて側線の外周に熱可塑性合成樹脂材料を
    被覆する工程とからなり、PCストランドの心線及び各
    側線の全周に防錆被覆層を密着成形させたことを特徴と
    するPCストランドの防錆被覆方法。
  3. 【請求項3】 心線の外周に複数の側線を撚り合わせた
    PCストランドを押出成形機に通して防錆被覆層を成形
    させるPCストランドの防錆被覆装置において、該押出
    成形機のクロスヘッド導入開口部に、PCストランドの
    撚りに沿った螺旋状のダイスを設け、押出成形機のクロ
    スヘッド導入開口部への逆流樹脂圧力を生じさせるため
    の加圧補助ヘッドを付設し、更に所定サイズの被覆層を
    得るための二次成形補助ダイスと二次押出成形機を設け
    たことを特徴とするPCストランドの防錆被覆装置。
JP24211497A 1997-08-23 1997-08-23 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置 Pending JPH1161667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24211497A JPH1161667A (ja) 1997-08-23 1997-08-23 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24211497A JPH1161667A (ja) 1997-08-23 1997-08-23 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1161667A true JPH1161667A (ja) 1999-03-05

Family

ID=17084515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24211497A Pending JPH1161667A (ja) 1997-08-23 1997-08-23 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1161667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348670A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Hien Electric Industries Ltd 防錆被覆の異形棒鋼及び異形鉄筋とその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348670A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Hien Electric Industries Ltd 防錆被覆の異形棒鋼及び異形鉄筋とその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4099425A (en) Method of making push-pull cable conduit and product
GB2310294A (en) Producing a reinforced optical cable by extrusion
EP0380543A1 (en) METHOD FOR PRODUCING A CATHETER OR TUBE.
JPS5814294B2 (ja) 合成樹脂複合管状体の成形方法及びダイ構造
US5683642A (en) PC strand coated with rust inhibitor and method for producing the same
WO2004055263A1 (ja) 被覆型ワイヤロープ
JPH1161667A (ja) 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置
US5670208A (en) PC stand coated with rust inhibitor and method thereof
JP2000226783A (ja) 防錆被覆のpcストランドとその製造方法及び装置
US4533421A (en) Method for making a lap seam extruded tendon
JP3861209B2 (ja) 高付着力を有する防錆被覆のアンボンドpcストランドの加工方法
JPH05163688A (ja) 防錆被覆pcストランド及びその製造方法
JP2691509B2 (ja) 螺旋凹溝付防錆被覆pcストランドの製造方法
HU218838B (hu) Szálképző fej műanyag alapú profil előállítására, valamint műanyag alapú cső
JP3350829B2 (ja) 防錆被覆pcストランド及びその防錆加工方法
JPH06187851A (ja) 架空送電線用繊維強化複合素線の製造方法及び製造装置
JP2761522B2 (ja) 高付着力防錆被覆pcストランドの加工方法
JP2004019039A (ja) カーボン繊維ストランド及びその製造方法
JP2759166B2 (ja) 防錆被覆pcストランドの製造方法
JPH031436B2 (ja)
JPH031438B2 (ja)
JPH01241323A (ja) 複合線および管の連続押出装置
JPH07238482A (ja) 防錆被覆pcストランド及びその加工方法
JP2909470B2 (ja) 高付着力防錆被覆pc鋼材の加工方法
US483110A (en) Theodor guilleaume