JPH1161661A - 曳船用ロープ - Google Patents
曳船用ロープInfo
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- JPH1161661A JPH1161661A JP9241775A JP24177597A JPH1161661A JP H1161661 A JPH1161661 A JP H1161661A JP 9241775 A JP9241775 A JP 9241775A JP 24177597 A JP24177597 A JP 24177597A JP H1161661 A JPH1161661 A JP H1161661A
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- rope
- twisted
- core
- twisting
- fiber
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/02—Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics
- D07B1/025—Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics comprising high modulus, or high tenacity, polymer filaments or fibres, e.g. liquid-crystal polymers
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2205/00—Rope or cable materials
- D07B2205/20—Organic high polymers
- D07B2205/201—Polyolefins
- D07B2205/2014—High performance polyolefins, e.g. Dyneema or Spectra
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2205/00—Rope or cable materials
- D07B2205/20—Organic high polymers
- D07B2205/2046—Polyamides, e.g. nylons
- D07B2205/205—Aramides
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2501/00—Application field
- D07B2501/20—Application field related to ropes or cables
- D07B2501/2061—Ship moorings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曳船用ロープにおいて、ワイヤーロープに勝
とも劣らない引っ張り強度を備える割りには格段に細
く、しかも重量は格段に軽くでき、併せて端末アイ加工
の容易化が図れるようにする。 【解決手段】 超高強度ポリエチレン繊維よりなるヤー
ンが撚り合わされてなるストランドが適宜本数配設加撚
された芯部ロープ2と、ポリエステル繊維とアラミド繊
維よりなるヤーンを撚り合わせてなるストランドが適宜
本数配設加撚されてなる表皮ロープ3とからなるロープ
4が三つ撚りされている。
とも劣らない引っ張り強度を備える割りには格段に細
く、しかも重量は格段に軽くでき、併せて端末アイ加工
の容易化が図れるようにする。 【解決手段】 超高強度ポリエチレン繊維よりなるヤー
ンが撚り合わされてなるストランドが適宜本数配設加撚
された芯部ロープ2と、ポリエステル繊維とアラミド繊
維よりなるヤーンを撚り合わせてなるストランドが適宜
本数配設加撚されてなる表皮ロープ3とからなるロープ
4が三つ撚りされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、内、外
洋を問わず、タグボート等により曳船するために使用さ
れる曳船用ロープに関する。
洋を問わず、タグボート等により曳船するために使用さ
れる曳船用ロープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の曳船用ロープは、所謂ス
ーパー繊維、例えばパラ系アラミド繊維が使用されてい
るが、その多くは外層(表皮ロープ層)に一般繊維、例
えばポリエステルやポリプロピレン、更にはポリエチレ
ンを素材にした繊維等が用いられたダブルブレードタイ
プが主流を占めている。また、ウインチ・ドラムの径は
各船一定に形成されている。
ーパー繊維、例えばパラ系アラミド繊維が使用されてい
るが、その多くは外層(表皮ロープ層)に一般繊維、例
えばポリエステルやポリプロピレン、更にはポリエチレ
ンを素材にした繊維等が用いられたダブルブレードタイ
プが主流を占めている。また、ウインチ・ドラムの径は
各船一定に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯る曳船用
ロープは、特に外洋では、安全な曳船を可能にするため
に、少しでも長いものが要求されるのであるが、上記従
来のものは、径が太いために、ウインチ・ドラムに巻け
る量が限られてしまい、低い値の巻き量しか得られなか
った。また、重量もあって取り扱いが容易でなかった。
ロープは、特に外洋では、安全な曳船を可能にするため
に、少しでも長いものが要求されるのであるが、上記従
来のものは、径が太いために、ウインチ・ドラムに巻け
る量が限られてしまい、低い値の巻き量しか得られなか
った。また、重量もあって取り扱いが容易でなかった。
【0004】しかも、ダブルブレードタイプであったた
めに、ロープの端末にアイを形成する作業は特殊な技術
が要求されるために、船員などの一般人にはとっては大
変困難な作業であった。
めに、ロープの端末にアイを形成する作業は特殊な技術
が要求されるために、船員などの一般人にはとっては大
変困難な作業であった。
【0005】つまり、アイ形成部よりもロープ端部側と
ネック形成部のそれぞれの外層を切除して、ロープ端部
側の内層の撚りを解き、かつ、アイ形成部を折り曲げ
て、撚りを解いたロープ端部側の内層ストランドをネッ
ク形成部の内層ストランド同士の間に差し込む、といっ
た大変面倒な作業が必要である。
ネック形成部のそれぞれの外層を切除して、ロープ端部
側の内層の撚りを解き、かつ、アイ形成部を折り曲げ
て、撚りを解いたロープ端部側の内層ストランドをネッ
ク形成部の内層ストランド同士の間に差し込む、といっ
た大変面倒な作業が必要である。
【0006】更に、外層が一般の繊維を素材にして形成
されているから、大変脆弱で、破断頻度が高く、また一
旦この外層が破断すると、内部はスーパー繊維といえど
も、その損傷が格段に増大され、ダメージが大きくな
る。
されているから、大変脆弱で、破断頻度が高く、また一
旦この外層が破断すると、内部はスーパー繊維といえど
も、その損傷が格段に増大され、ダメージが大きくな
る。
【0007】そこで、本発明は、この従来の曳船用ロー
プの欠点に鑑み、ワイヤーロープに勝とも劣らない引っ
張り強度を備える割りには格段に細く、しかも重量は格
段に軽くでき、併せて端末アイ加工の容易化を図ること
にある。
プの欠点に鑑み、ワイヤーロープに勝とも劣らない引っ
張り強度を備える割りには格段に細く、しかも重量は格
段に軽くでき、併せて端末アイ加工の容易化を図ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る曳船用ロー
プは、芯部にスーパー繊維を採用し、その表皮(外層ロ
ープ)にもスーパー繊維を採用し、斯るロープを三つ撚
りして得ることとしてある。このように、芯部に所謂ス
ーパー繊維を配するだけでなく、表皮(外層ロープ)に
もスーパー繊維を配することによって、破れにくく、伸
び率も芯部スーパー繊維にほぼ合わせる構造にでき、併
せて端末アイ加工の容易化が図れることとなる。
プは、芯部にスーパー繊維を採用し、その表皮(外層ロ
ープ)にもスーパー繊維を採用し、斯るロープを三つ撚
りして得ることとしてある。このように、芯部に所謂ス
ーパー繊維を配するだけでなく、表皮(外層ロープ)に
もスーパー繊維を配することによって、破れにくく、伸
び率も芯部スーパー繊維にほぼ合わせる構造にでき、併
せて端末アイ加工の容易化が図れることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の曳船用ロープでは、超高
強度ポリエチレン繊維よりなるヤーンが撚り合わされて
なるストランドが適宜本数配設加撚された芯部ロープ
と、ポリエステル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを
撚り合わせてなるストランドが適宜本数配設加撚されて
なる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りされてな
る。
強度ポリエチレン繊維よりなるヤーンが撚り合わされて
なるストランドが適宜本数配設加撚された芯部ロープ
と、ポリエステル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを
撚り合わせてなるストランドが適宜本数配設加撚されて
なる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りされてな
る。
【0010】前記超高強度ポリエチレン繊維は、ゲル紡
糸という手法によって得られたもので、軽量で、かつ強
度・弾性率が高く(強度:30〜55g/d,260〜
480Kg/mm2 、弾性率:800〜1400g/
d,7000〜13000Kgf/mm2 、破断伸率:
2〜5%)、従来のどの繊維よりもバランスがよいこ
と、既存の繊維よりはるかに優れた耐衝撃性をもってい
ること、耐摩耗性、耐疲労性も他の高強度繊維の中では
最も高いこと、また、本来ポリエチレンが持つ化学的安
定性があるため、特別の被覆を必要としないこと、更に
は、自由切断長が336キロメートルとスチールの10
倍になること、また、水に浮くため(密度:〜0.98
g/cm3 )、水中での自由切断長は無限長となる等の
特性を備えている。
糸という手法によって得られたもので、軽量で、かつ強
度・弾性率が高く(強度:30〜55g/d,260〜
480Kg/mm2 、弾性率:800〜1400g/
d,7000〜13000Kgf/mm2 、破断伸率:
2〜5%)、従来のどの繊維よりもバランスがよいこ
と、既存の繊維よりはるかに優れた耐衝撃性をもってい
ること、耐摩耗性、耐疲労性も他の高強度繊維の中では
最も高いこと、また、本来ポリエチレンが持つ化学的安
定性があるため、特別の被覆を必要としないこと、更に
は、自由切断長が336キロメートルとスチールの10
倍になること、また、水に浮くため(密度:〜0.98
g/cm3 )、水中での自由切断長は無限長となる等の
特性を備えている。
【0011】一例としては、ダイニーマSK60(商品
名:東洋紡績株式会社製)、テクミロン(商品名:三井
石油化学製)、更にはスペクトラ900やスペクトラ1
000(いずれも商品名:アライド社製)等を採用する
とができる。
名:東洋紡績株式会社製)、テクミロン(商品名:三井
石油化学製)、更にはスペクトラ900やスペクトラ1
000(いずれも商品名:アライド社製)等を採用する
とができる。
【0012】また、前記パラ系アラミド繊維としては、
例えば、ケブラー(商品名:デュポン社製)、トワロン
(商品名:アクゾー社製)、更にはテクノーラ(商品
名:帝人製)を採用することができる。
例えば、ケブラー(商品名:デュポン社製)、トワロン
(商品名:アクゾー社製)、更にはテクノーラ(商品
名:帝人製)を採用することができる。
【0013】
【作用】上記のように構成された曳船用ロープによって
曳船すると、超高強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロ
ープは、ロープの径が格段に細く、ウインチ・ドラムへ
の巻き量を格段に多くでき、従って、タグボートと本船
との間隔を長大にできる。
曳船すると、超高強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロ
ープは、ロープの径が格段に細く、ウインチ・ドラムへ
の巻き量を格段に多くでき、従って、タグボートと本船
との間隔を長大にできる。
【0014】そして、ポリエステル繊維とアラミド繊維
とを撚り合せた表皮ロープは、その引っ張り強度が、同
径では、ワイヤーロープのそれを遙かに凌ぐ格段の強さ
を備えると共に、従来一般のポリエステル繊維よりは遙
に強度があり、この表皮ロープの破断、損傷が少なくな
り、超高強度ポリエチレン繊維からなる内層ロープをう
まく保護するように働く。
とを撚り合せた表皮ロープは、その引っ張り強度が、同
径では、ワイヤーロープのそれを遙かに凌ぐ格段の強さ
を備えると共に、従来一般のポリエステル繊維よりは遙
に強度があり、この表皮ロープの破断、損傷が少なくな
り、超高強度ポリエチレン繊維からなる内層ロープをう
まく保護するように働く。
【0015】しかも、超高強度ポリエチレン繊維よりな
る芯部ロープは、伸度も従来のポリエチレンロープ等の
樹脂素材のロープに較べて遙に少ないが、適度の伸び率
があり、曳船時にうねり等によって瞬間的にこの曳船用
ロープに掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって
旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働く。
る芯部ロープは、伸度も従来のポリエチレンロープ等の
樹脂素材のロープに較べて遙に少ないが、適度の伸び率
があり、曳船時にうねり等によって瞬間的にこの曳船用
ロープに掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって
旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働く。
【0016】また、斯るロープの三つ撚り構造は、例え
ば、ロープ端末にアイを形成するに当たって、従来のダ
ブルブレードタイプのように、表皮ロープのストランド
全てを解いた上、これを再びネック形成部の内層ストラ
ンド同士の間に差し込む、といった面倒な作業を全く必
要とせずに、単に、三本のロープを撚り合わせる作業に
よって簡便にアイの形成を可能にする。
ば、ロープ端末にアイを形成するに当たって、従来のダ
ブルブレードタイプのように、表皮ロープのストランド
全てを解いた上、これを再びネック形成部の内層ストラ
ンド同士の間に差し込む、といった面倒な作業を全く必
要とせずに、単に、三本のロープを撚り合わせる作業に
よって簡便にアイの形成を可能にする。
【0017】従って、この発明は次の効果を有する。芯
部ロープを超高強度ポリエチレン繊維で形成すること
で、曳船用ロープの細径化と軽量化、更には強度アップ
とを一挙に図れ、併せてその表皮ロープをポリエステル
繊維とアラミド繊維とを撚り合せて得ることによって、
この表皮ロープの強度アップを図るとともに、芯部ロー
プの伸びにほぼ合わせた伸びが得られる構造としたため
に、従来のポリエチレンロープ等の樹脂素材のロープ等
に比べて、ウインチ・ドラムへの巻き量を格段に多くで
きる。つまりタグボートと本船との間を大きく離間で
き、加えて、曳船時にうねり等によって瞬間的にロープ
に掛かる引っ張り応力に対し、ロープの伸びによって旨
く対抗し、ショックを旨く吸収緩和できる。また、外洋
であってもロープの破断などの不慮の事態を生ずる虞が
少なく、安全な曳船を可能にし、併せてウインチ・ドラ
ムやロープ繰り出し・繰り込み用のガイドローラー、更
には船外縁エッジ部等への当接によっても、表皮ロープ
は容易には破断・損傷する虞が少なく、長年月にわたっ
て安全な曳船が可能になった。
部ロープを超高強度ポリエチレン繊維で形成すること
で、曳船用ロープの細径化と軽量化、更には強度アップ
とを一挙に図れ、併せてその表皮ロープをポリエステル
繊維とアラミド繊維とを撚り合せて得ることによって、
この表皮ロープの強度アップを図るとともに、芯部ロー
プの伸びにほぼ合わせた伸びが得られる構造としたため
に、従来のポリエチレンロープ等の樹脂素材のロープ等
に比べて、ウインチ・ドラムへの巻き量を格段に多くで
きる。つまりタグボートと本船との間を大きく離間で
き、加えて、曳船時にうねり等によって瞬間的にロープ
に掛かる引っ張り応力に対し、ロープの伸びによって旨
く対抗し、ショックを旨く吸収緩和できる。また、外洋
であってもロープの破断などの不慮の事態を生ずる虞が
少なく、安全な曳船を可能にし、併せてウインチ・ドラ
ムやロープ繰り出し・繰り込み用のガイドローラー、更
には船外縁エッジ部等への当接によっても、表皮ロープ
は容易には破断・損傷する虞が少なく、長年月にわたっ
て安全な曳船が可能になった。
【0018】また、本発明に係る曳船用ロープは、超高
強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロープと、ポリエス
テル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを撚り合わせて
なる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りされてなる
から、ロープ端末のアイ形成が、従来のダブルブレート
タイプのような大変高度で特殊な技術を要するのと違っ
て、この三つ撚りのロープを解いて、また、撚り合せる
だけといった大変単純で簡単な作業で行えるから、誰に
でも簡便にアイ形成が可能になった。
強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロープと、ポリエス
テル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを撚り合わせて
なる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りされてなる
から、ロープ端末のアイ形成が、従来のダブルブレート
タイプのような大変高度で特殊な技術を要するのと違っ
て、この三つ撚りのロープを解いて、また、撚り合せる
だけといった大変単純で簡単な作業で行えるから、誰に
でも簡便にアイ形成が可能になった。
【0019】また、前記三つ撚りされたロープの前後端
のいずれか一端部若しくは両端部にポリエチレン繊維よ
りなるロープが連結されてなる構造を採用することがで
きる。
のいずれか一端部若しくは両端部にポリエチレン繊維よ
りなるロープが連結されてなる構造を採用することがで
きる。
【0020】比較的損傷頻度が高いロープ端末部分に
は、廉価で伸びのあるポリエチレン繊維よりなるロープ
を連結することで、本来の超高強度ポリエチレン繊維を
主体とするロープの破断や損傷を可及的に少なくして、
この主体となる超高強度ポリエチレン繊維からなるロー
プの耐用年数をより一段と延長することができる。そし
て、このロープ端末に損傷、摩損が生じたら、この両端
部に連結されるポリエステル繊維よりなるロープのみを
取り替えることで対応できるから、全長を超高強度ポリ
エチレン繊維を主体とするロープとする場合に較べて、
このロープ端末の補修を無駄を少なく、迅速に行え、コ
ストメリットを高めることができる。
は、廉価で伸びのあるポリエチレン繊維よりなるロープ
を連結することで、本来の超高強度ポリエチレン繊維を
主体とするロープの破断や損傷を可及的に少なくして、
この主体となる超高強度ポリエチレン繊維からなるロー
プの耐用年数をより一段と延長することができる。そし
て、このロープ端末に損傷、摩損が生じたら、この両端
部に連結されるポリエステル繊維よりなるロープのみを
取り替えることで対応できるから、全長を超高強度ポリ
エチレン繊維を主体とするロープとする場合に較べて、
このロープ端末の補修を無駄を少なく、迅速に行え、コ
ストメリットを高めることができる。
【0021】また、このロープ端末に連結されるポリエ
チレン繊維よりなるロープは、曳船時にうねり等によっ
て瞬間的にこの超高強度ポリエチレン繊維を主体とする
ロープに掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって
旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働くの
で、一層前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロ
ープが不測に破断、損傷するなどといった事態を未然に
回避するのに格段の効果を発揮する。
チレン繊維よりなるロープは、曳船時にうねり等によっ
て瞬間的にこの超高強度ポリエチレン繊維を主体とする
ロープに掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって
旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働くの
で、一層前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロ
ープが不測に破断、損傷するなどといった事態を未然に
回避するのに格段の効果を発揮する。
【0022】この発明において、前記三つ撚りされて得
られるロープの芯部に別のロープを配設する構造を採用
するのが好ましい。このように、三つ撚りされて得られ
るロープの芯部に別のロープを配設すると、三つ撚りさ
れる三本のロープの隙間を出来るだけ少なくして、三本
のロープの相互の肌付きをより一層蜜にでき、強度の向
上に貢献でき、かつ、三つ撚りされて得られるロープの
全体的な丸みを高めるのに好都合であるからである。
られるロープの芯部に別のロープを配設する構造を採用
するのが好ましい。このように、三つ撚りされて得られ
るロープの芯部に別のロープを配設すると、三つ撚りさ
れる三本のロープの隙間を出来るだけ少なくして、三本
のロープの相互の肌付きをより一層蜜にでき、強度の向
上に貢献でき、かつ、三つ撚りされて得られるロープの
全体的な丸みを高めるのに好都合であるからである。
【0023】この別のロープは、例えば芯部がポリプロ
ピレンのマルチフィラメントで形成され、表皮がポリエ
ステル繊維を素材にしたロープで形成される。
ピレンのマルチフィラメントで形成され、表皮がポリエ
ステル繊維を素材にしたロープで形成される。
【0024】また、前記三つ撚りされて得られるロープ
の前後端のいずれか一端部若しくは両端部に連結される
ポリエチレン繊維よりなるロープが三つ撚りされたロー
プであることが望ましい。
の前後端のいずれか一端部若しくは両端部に連結される
ポリエチレン繊維よりなるロープが三つ撚りされたロー
プであることが望ましい。
【0025】曳船時にうねり等によって瞬間的にこの超
高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープに掛かる引
っ張り応力に対し、そのより理想的な伸びによって旨く
対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働くので、
前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープが不
測に破断、損傷するなどといった事態を更に一段と効果
的に回避することができるからである。
高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープに掛かる引
っ張り応力に対し、そのより理想的な伸びによって旨く
対抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働くので、
前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープが不
測に破断、損傷するなどといった事態を更に一段と効果
的に回避することができるからである。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る曳船用ロープについて具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0027】(実施例1)図1に示した曳船用ロープに
おいて、1は曳船用ロープで、直径が70mmの場合を
例示している。この曳船用ロープは、超高強度ポリエチ
レン繊維からなるストランド3本が撚り合わされてなる
芯部ロープ2と、この芯部ロープ2の外側に配されたポ
リエステル繊維とアラミド繊維とが撚り合わされてなる
表皮ロープ3とからなるストランド4の3本が三つ撚り
されて形成される。
おいて、1は曳船用ロープで、直径が70mmの場合を
例示している。この曳船用ロープは、超高強度ポリエチ
レン繊維からなるストランド3本が撚り合わされてなる
芯部ロープ2と、この芯部ロープ2の外側に配されたポ
リエステル繊維とアラミド繊維とが撚り合わされてなる
表皮ロープ3とからなるストランド4の3本が三つ撚り
されて形成される。
【0028】前記芯部ロープ2は、図2に示されるよう
に、超高強度ポリエチレン、具体的にはダイニーマSK
60(商品名:東洋紡績株式会社製)のマルチフィラメ
ント糸1600デニールのもの12本を30cm当たり
6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤーンを形成し、この芯
ヤーンを12本合わせて得られたストランドの3本を3
0cm当たり8回、Zヨリに撚り合わせ、このようにし
て得られた芯ロープの77本を、リード345mmで、
Sヨリされて形成されている。
に、超高強度ポリエチレン、具体的にはダイニーマSK
60(商品名:東洋紡績株式会社製)のマルチフィラメ
ント糸1600デニールのもの12本を30cm当たり
6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤーンを形成し、この芯
ヤーンを12本合わせて得られたストランドの3本を3
0cm当たり8回、Zヨリに撚り合わせ、このようにし
て得られた芯ロープの77本を、リード345mmで、
Sヨリされて形成されている。
【0029】一方この芯部ロープ2の外周に配される表
皮ロープ3は次の通りの構成を備える。即ち、図2に示
されるように、ポリエステルのマルチフィラメント糸1
500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、具体
的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチフィ
ラメント糸1500デニールのもの2本とを30cm当
たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与えて
芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン10本づつ、
計20本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリとの
二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二種類
のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種類を
引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープとし
て、前記芯部ロープ2の外周に配される。リードは10
0mmである。
皮ロープ3は次の通りの構成を備える。即ち、図2に示
されるように、ポリエステルのマルチフィラメント糸1
500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、具体
的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチフィ
ラメント糸1500デニールのもの2本とを30cm当
たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与えて
芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン10本づつ、
計20本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリとの
二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二種類
のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種類を
引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープとし
て、前記芯部ロープ2の外周に配される。リードは10
0mmである。
【0030】このようにして得られたロープ4の3本を
リード210mmで三つ撚りに撚り合わせ、図1に示さ
れる曳船用ロープ1を得た。
リード210mmで三つ撚りに撚り合わせ、図1に示さ
れる曳船用ロープ1を得た。
【0031】なお、図1中の5は、内層がポリプロピレ
ンのマルチフィラメントからなり、その外層がポリエス
テル繊維からなるストランドを撚り合せて得られる、直
径10mmのロープ芯で、この曳船用ロープ1の芯部
に、必要に応じて配される。このように、曳船用ロープ
1の芯部にロープ芯5を配することによって、この曳船
ロープ1の芯部の隙間が可及的に少なくなり、全体的に
好ましい丸みが得られる。
ンのマルチフィラメントからなり、その外層がポリエス
テル繊維からなるストランドを撚り合せて得られる、直
径10mmのロープ芯で、この曳船用ロープ1の芯部
に、必要に応じて配される。このように、曳船用ロープ
1の芯部にロープ芯5を配することによって、この曳船
ロープ1の芯部の隙間が可及的に少なくなり、全体的に
好ましい丸みが得られる。
【0032】以上のようにして得られた曳船用ロープ1
は、図3の使用状態の説明図に示されるように、タグボ
ート10側からこのタグボート10に、250m離れて
引かれるタンカー側の船舶11側に張り渡される。12
はタグボート10のウインチ・ドラム、13は船舶11
側のウインチ・ドラムである。
は、図3の使用状態の説明図に示されるように、タグボ
ート10側からこのタグボート10に、250m離れて
引かれるタンカー側の船舶11側に張り渡される。12
はタグボート10のウインチ・ドラム、13は船舶11
側のウインチ・ドラムである。
【0033】また、図4に示されるように、前記超高強
度ポリエチレン繊維を主体とする曳船用ロープ1の後
端、つまり船舶11側の端にポリエチレン繊維よりなる
三つ撚りのロープ14を連結具15を介して連結するこ
ともできる。具体的には、図示されるように、前記超高
強度ポリエチレン繊維を主体とする曳船用ロープ1は、
全長100mでその前後に連結具15を介してそれぞれ
50mの超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープ
1Aが連結され、この前側の超高強度ポリエチレン繊維
を主体とするロープ1Aは前記タグボート10側のウイ
ンチ・ドラム12に直に巻き掛けられている。また、後
ろ側の超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープ1
Bは、更に連結具15を介して50mのポリエチレン繊
維よりなるロープ14が連結され、このポリエチレン繊
維よりなるロープ14が船舶11側のウインチ・ドラム
13に捲きかけられたものである。
度ポリエチレン繊維を主体とする曳船用ロープ1の後
端、つまり船舶11側の端にポリエチレン繊維よりなる
三つ撚りのロープ14を連結具15を介して連結するこ
ともできる。具体的には、図示されるように、前記超高
強度ポリエチレン繊維を主体とする曳船用ロープ1は、
全長100mでその前後に連結具15を介してそれぞれ
50mの超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープ
1Aが連結され、この前側の超高強度ポリエチレン繊維
を主体とするロープ1Aは前記タグボート10側のウイ
ンチ・ドラム12に直に巻き掛けられている。また、後
ろ側の超高強度ポリエチレン繊維を主体とするロープ1
Bは、更に連結具15を介して50mのポリエチレン繊
維よりなるロープ14が連結され、このポリエチレン繊
維よりなるロープ14が船舶11側のウインチ・ドラム
13に捲きかけられたものである。
【0034】前記ポリエチレン繊維よりなるロープは、
図例では、前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とする
曳船用ロープ1の後端のみに連結されているが、前端に
連結された前記前記超高強度ポリエチレン繊維を主体と
するロープ1Aと置き換えて使用することもでき、ま
た、この前端に使用される形態と、図示される後端に使
用される形態とが組み合わされた、前・後端両側に連結
されて使用される形態も採用できる。
図例では、前記超高強度ポリエチレン繊維を主体とする
曳船用ロープ1の後端のみに連結されているが、前端に
連結された前記前記超高強度ポリエチレン繊維を主体と
するロープ1Aと置き換えて使用することもでき、ま
た、この前端に使用される形態と、図示される後端に使
用される形態とが組み合わされた、前・後端両側に連結
されて使用される形態も採用できる。
【0035】このように、超高強度ポリエチレン繊維を
主体とする曳船用ロープ1の後端若しくは前端、或いは
両端にポリエチレン繊維よりなるロープ、言ってみれば
伸び率の高いスプリングロープを配することによって、
特に曳船時にうねり等によって瞬間的にこの曳船ロープ
に掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって旨く対
抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働く。
主体とする曳船用ロープ1の後端若しくは前端、或いは
両端にポリエチレン繊維よりなるロープ、言ってみれば
伸び率の高いスプリングロープを配することによって、
特に曳船時にうねり等によって瞬間的にこの曳船ロープ
に掛かる引っ張り応力に対し、その伸びによって旨く対
抗し、ショックを旨く吸収緩和するように働く。
【0036】また、このポリエチレン繊維よりなるロー
プ、言ってみれば伸び率の高いスプリングロープは、更
に、三つ撚りされるのが望ましい。伸び率を更に高める
ことができて、前記曳船時にうねり等によって瞬間的に
この曳船ロープに掛かる引っ張り応力に対し、より理想
的な伸びによって旨く対抗し、ショックを効果的に吸収
緩和するように働くからである。
プ、言ってみれば伸び率の高いスプリングロープは、更
に、三つ撚りされるのが望ましい。伸び率を更に高める
ことができて、前記曳船時にうねり等によって瞬間的に
この曳船ロープに掛かる引っ張り応力に対し、より理想
的な伸びによって旨く対抗し、ショックを効果的に吸収
緩和するように働くからである。
【0037】(実施例2)超高強度ポリエチレン、具体
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの39本を、
リード246mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を形成
した。
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの39本を、
リード246mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を形成
した。
【0038】一方、ポリエステルのマルチフィラメント
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン5本づ
つ、計10本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは71mmである。
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン5本づ
つ、計10本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは71mmである。
【0039】このようにして得られたロープ4の3本を
リード150mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
50mmの曳船用ロープ1を得た。
リード150mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
50mmの曳船用ロープ1を得た。
【0040】(実施例3)超高強度ポリエチレン、具体
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの57本を、
リード296mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を形成
した。
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの57本を、
リード296mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を形成
した。
【0041】一方、ポリエステルのマルチフィラメント
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン7本づ
つ、計14本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは86mmである。
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン7本づ
つ、計14本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは86mmである。
【0042】このようにして得られたロープ4の3本を
リード180mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
60mmの曳船用ロープ1を得た。
リード180mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
60mmの曳船用ロープ1を得た。
【0043】(実施例4)超高強度ポリエチレン、具体
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの101本
を、リード394mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの101本
を、リード394mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
【0044】一方、ポリエステルのマルチフィラメント
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン13本づ
つ、計26本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは114mmである。
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン13本づ
つ、計26本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは114mmである。
【0045】このようにして得られたロープ4の3本を
リード240mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
80mmの曳船用ロープ1を得た。
リード240mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
80mmの曳船用ロープ1を得た。
【0046】(実施例5)超高強度ポリエチレン、具体
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの127本
を、リード444mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの127本
を、リード444mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
【0047】一方、ポリエステルのマルチフィラメント
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン17本づ
つ、計34本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは129mmである。
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン17本づ
つ、計34本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは129mmである。
【0048】このようにして得られたロープ4の3本を
リード270mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
90mmの曳船用ロープ1を得た。
リード270mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
90mmの曳船用ロープ1を得た。
【0049】(実施例6)超高強度ポリエチレン、具体
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの157本
を、リード493mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
的にはダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)のマルチフィラメント糸1600デニールのもの1
2本を30cm当たり6回、Sヨリに撚りを与えて芯ヤ
ーンを形成し、この芯ヤーンを12本合わせて得られた
ストランドの3本を30cm当たり8回、Zヨリに撚り
合わせ、このようにして得られた芯ロープの157本
を、リード493mmで、Sヨリされた芯部ロープ2を
形成した。
【0050】一方、ポリエステルのマルチフィラメント
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン20本づ
つ、計40本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは143mmである。
糸1500デニールのもの2本とパラ系アラミド繊維、
具体的にはケブラー(商品名:デュポン社製)のマルチ
フィラメント糸1500デニールのもの2本とを30c
m当たり15回、SヨリとZヨリとの二種類に撚りを与
えて芯ヤーンを形成し、この二種類の芯ヤーン20本づ
つ、計40本を30cm当たり20回、SヨリとZヨリ
との二種類に撚りを与えてストランドを形成し、この二
種類のストランドの32本を、SヨリとZヨリとの二種
類を引き揃えて交互に編み(綾目打)、16打ちロープ
とした表皮ロープ3をこの芯部ロープ2の外周に配し
た。リードは143mmである。
【0051】このようにして得られたロープ4の3本を
リード300mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
100mmの曳船用ロープ1を得た。
リード300mmで三つ撚りに撚り合わせ、もって直径
100mmの曳船用ロープ1を得た。
【0052】なお、何れの実施例においても、曳船用ロ
ープ1の芯部にロープ芯を配した。具体的には、前記実
施例2,同3ではその直径は8mmとし、実施例4〜6
では12mmとした。
ープ1の芯部にロープ芯を配した。具体的には、前記実
施例2,同3ではその直径は8mmとし、実施例4〜6
では12mmとした。
【0053】以上各実施例に示された本発明に係る曳船
用ロープの引張強さは、実施例1が140ton、実施
例2では71ton、実施例3では103ton、実施
例4では183ton、実施例5では231ton、実
施例6では286tonであった。
用ロープの引張強さは、実施例1が140ton、実施
例2では71ton、実施例3では103ton、実施
例4では183ton、実施例5では231ton、実
施例6では286tonであった。
【0054】そして、何れもが、その伸び率が平均して
20%であったのに比べて、従来のポリエステル繊維の
みを採用した曳船用ロープでは7〜8%でしかなく、適
度な伸び率のあることが判った。
20%であったのに比べて、従来のポリエステル繊維の
みを採用した曳船用ロープでは7〜8%でしかなく、適
度な伸び率のあることが判った。
【0055】前記各実施例では、超高強度ポリエチレン
繊維にダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)が採用されたが、これ以外にも例えば、テクミロン
(商品名:三井石油化学製)、更にはスペクトラ900
やスペクトラ1000(いずれも商品名:アライド社
製)等を採用するとができる。
繊維にダイニーマSK60(商品名:東洋紡績株式会社
製)が採用されたが、これ以外にも例えば、テクミロン
(商品名:三井石油化学製)、更にはスペクトラ900
やスペクトラ1000(いずれも商品名:アライド社
製)等を採用するとができる。
【0056】また、前記パラ系アラミド繊維にケブラー
(商品名:デュポン社製)が採用されたが、これ以外に
も例えば、トワロン(商品名:アクゾー社製)、更には
テクノーラ(商品名:帝人製)を採用することができ
る。
(商品名:デュポン社製)が採用されたが、これ以外に
も例えば、トワロン(商品名:アクゾー社製)、更には
テクノーラ(商品名:帝人製)を採用することができ
る。
【0057】以上各実施例に示された曳船用ロープを、
図3及び図4に示される手段によって、現実にタグボー
ト10側からこのタグボート10に引かれるタンカー側
の船舶12側に張り渡して、実地に使用してその性能を
検証したが、何れの場合も、曳船ロープの細径化と軽量
化、更には強度アップとを一挙に図れることがわかっ
た。
図3及び図4に示される手段によって、現実にタグボー
ト10側からこのタグボート10に引かれるタンカー側
の船舶12側に張り渡して、実地に使用してその性能を
検証したが、何れの場合も、曳船ロープの細径化と軽量
化、更には強度アップとを一挙に図れることがわかっ
た。
【0058】併せてその表皮ロープをポリエステル繊維
とアラミド繊維とを撚り合せて得ることによって、この
表皮ロープの強度アップが図れるとともに、芯部ロープ
の伸びにほぼ合わせた伸びが得られる構造であるため、
従来のポリエチレンロープ等の樹脂素材のロープ等に比
べて、ウインチ・ドラムへの巻き量を格段に多くできる
ことが判った。つまりタグボートと本船との間を大きく
離間できた。加えて、曳船時にうねり等によって瞬間的
にロープに掛かる引っ張り応力に対し、ロープの伸びに
よって旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和でき、ま
た、外洋であってもロープの破断などの不慮の事態を生
ずる虞が少ないことが判った。しかもウインチ・ドラム
やロープ繰り出し・繰り込み用のガイドローラー、更に
は船外縁エッジ部等への当接によっても、表皮ロープは
容易には破断・損傷する虞が少ないことが判った。従っ
て、この実地検証の結果から、本発明か係る曳船用ロー
プは、長年月にわたって安全な曳船を可能にすることが
判った。
とアラミド繊維とを撚り合せて得ることによって、この
表皮ロープの強度アップが図れるとともに、芯部ロープ
の伸びにほぼ合わせた伸びが得られる構造であるため、
従来のポリエチレンロープ等の樹脂素材のロープ等に比
べて、ウインチ・ドラムへの巻き量を格段に多くできる
ことが判った。つまりタグボートと本船との間を大きく
離間できた。加えて、曳船時にうねり等によって瞬間的
にロープに掛かる引っ張り応力に対し、ロープの伸びに
よって旨く対抗し、ショックを旨く吸収緩和でき、ま
た、外洋であってもロープの破断などの不慮の事態を生
ずる虞が少ないことが判った。しかもウインチ・ドラム
やロープ繰り出し・繰り込み用のガイドローラー、更に
は船外縁エッジ部等への当接によっても、表皮ロープは
容易には破断・損傷する虞が少ないことが判った。従っ
て、この実地検証の結果から、本発明か係る曳船用ロー
プは、長年月にわたって安全な曳船を可能にすることが
判った。
【0059】また、各実施例に示される曳船用ロープ
は、超高強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロープと、
ポリエステル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを撚り
合わせてなる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りさ
れたものであるから、ロープ端末のアイ形成が、従来の
ダブルブレートタイプのような大変高度で特殊な技術を
要するのと違って、この三つ撚りのロープを解いて、ま
た、撚り合せるだけで大変単純で、しかも簡単な作業で
行え、誰にでも簡便にアイ形成ができることが判った。
は、超高強度ポリエチレン繊維よりなる芯部ロープと、
ポリエステル繊維とアラミド繊維よりなるヤーンを撚り
合わせてなる表皮ロープとからなるロープが三つ撚りさ
れたものであるから、ロープ端末のアイ形成が、従来の
ダブルブレートタイプのような大変高度で特殊な技術を
要するのと違って、この三つ撚りのロープを解いて、ま
た、撚り合せるだけで大変単純で、しかも簡単な作業で
行え、誰にでも簡便にアイ形成ができることが判った。
【図1】本発明曳船用ロープの要部の一部分解説明図で
ある。
ある。
【図2】芯ロープの要部を示す一部切欠き拡大説明図で
ある。
ある。
【図3】使用状態の説明図である。
【図3】別の使用状態の説明図である。
1…曳船用ロープ、2…芯部ロープ、3…表皮ロープ、
4…ロープ、10…タグボート、11…船舶、12、1
3…ウインチ・ドラム、14…ポリエチレンロープ。
4…ロープ、10…タグボート、11…船舶、12、1
3…ウインチ・ドラム、14…ポリエチレンロープ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明曳船用ロープの要部の一部分解説明図で
ある。
ある。
【図2】芯ロープの要部を示す一部切欠き拡大説明図で
ある。
ある。
【図3】使用状態の説明図である。
【図4】別の使用状態の説明図である。
【符号の説明】 1…曳船用ロープ、2…芯部ロープ、3…表皮ロープ、
4…ロープ、10…タグボート、11…船舶、12,1
3…ウインチ・ドラム、14…ポリエチレンロープ。
4…ロープ、10…タグボート、11…船舶、12,1
3…ウインチ・ドラム、14…ポリエチレンロープ。
Claims (4)
- 【請求項1】 超高強度ポリエチレン繊維よりなるヤー
ンが撚り合わされてなるストランドが適宜本数配設加撚
された芯部ロープと、ポリエステル繊維とアラミド繊維
よりなるヤーンを撚り合わせてなるストランドが適宜本
数配設加撚されてなる外周ロープとからなるロープが三
つ撚りされてなることを特徴とする曳船用ロープ。 - 【請求項2】 超高強度ポリエチレン繊維よりなるヤー
ンが撚り合わされてなるストランドが適宜本数配設加撚
された芯部ロープと、ポリエステル繊維とアラミド繊維
よりなるヤーンを撚り合わせてなるストランドが適宜本
数配設加撚されてなる外周ロープとからなるロープが三
つ撚りされて得られたロープの前後端のいずれか一端部
若しくは両端部にポリエチレン繊維よりなるロープが連
結されてなることを特徴とする曳船用ロープ。 - 【請求項3】 前記三つ撚りされて得られるロープの芯
部には別のロープが配設されている請求項1又は2のい
ずれかに記載の曳船用ロープ。 - 【請求項4】 前記ロープの前後端のいずれか一端部若
しくは両端部に連結されるポリエチレン繊維よりなるロ
ープは三つ撚りされてなる請求項2記載の曳船用ロー
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9241775A JPH1161661A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 曳船用ロープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9241775A JPH1161661A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 曳船用ロープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161661A true JPH1161661A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=17079348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9241775A Pending JPH1161661A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 曳船用ロープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161661A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100348877B1 (ko) * | 2000-09-20 | 2002-08-17 | 고려제강 주식회사 | 와이어 로프 심강 |
WO2013055140A2 (ko) * | 2011-10-12 | 2013-04-18 | 에코얀주식회사 | 항로 표시용 탄성로프 |
KR200475026Y1 (ko) * | 2012-07-26 | 2014-11-12 | 주식회사평화산업 | 선박용 계류 로우프 |
CN108128408A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-06-08 | 浙江海洋大学 | 一种具有高强度的船用缆绳 |
KR20220040546A (ko) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | (주)한국반생 | 반생로프 및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9241775A patent/JPH1161661A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2013055140A3 (ko) * | 2011-10-12 | 2013-07-04 | 에코얀주식회사 | 항로 표시용 탄성로프 |
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