JPH1161239A - 鋼材加熱炉の炉床金物 - Google Patents

鋼材加熱炉の炉床金物

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Publication number
JPH1161239A
JPH1161239A JP21236797A JP21236797A JPH1161239A JP H1161239 A JPH1161239 A JP H1161239A JP 21236797 A JP21236797 A JP 21236797A JP 21236797 A JP21236797 A JP 21236797A JP H1161239 A JPH1161239 A JP H1161239A
Authority
JP
Japan
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furnace
hardware
hearth
steel
deposition
Prior art date
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Pending
Application number
JP21236797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshie Shida
喜栄 至田
Takeshi Shinozaki
斌 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH1161239A publication Critical patent/JPH1161239A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォーキングビーム式鋼材加熱炉のスキッドビ
ームの炉床金物に載置され、炉内を移送される鋼材から
剥落する酸化スケールは、隣り合う2つの炉床金物に跨
がって付着堆積する。この付着堆積(鋼材の蛇行や表面
疵の原因となる)の抑制防止に有効な炉床金物を提供す
る。 【解決手段】この炉床金物2は、少なくとも頭部側の前
部および後部に、鋼材移送方向(ビーム基体の軸方向)
に突出した尖部22 を有する。尖部22 を有する頭部は
例えば六角柱形状である。尖部21 の角度は例えば30
〜150°である。隣り合う炉床金物の尖部22 同士の
離隔距離は約10〜150mmである。2つの炉床金物2
に跨がって付着する酸化スケールの堆積物は、炉床金物
の尖部22の形状効果により、割れを生じて炉床金物か
ら脱落し、堆積物の成長肥大化は未然に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーキングビー
ムコンベア式鋼材加熱炉内のスキッドビームの構成部材
である炉床金物の改良に関し、特に被加熱鋼材から剥落
する酸化スケールの炉床金物への付着堆積を抑制防止
し、鋼材の炉内移送が効率的に行われるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】鋼材加熱炉内のウォーキングビームコン
ベアを構成するスキッドビーム(可動ビームおよび固定
ビーム)は、図5および図6に示すように、ビーム基体
1に、鋼材載置部材であるスキッドボタンなどの炉床金
物2を、該基体の軸方向(鋼材移送方法)に沿って一定
間隔をおいて取付けた構造を有している。炉床金物2
は、耐熱合金,サーメット,セラミックス等からなり、
代表的には図4のように四角柱形状を有するブロックで
ある。この他に円柱状ブロックなどが使用される場合も
ある。ビーム基体1に対する炉床金物2の取付けは溶接
によりまたは適当な取付け金具を用いて行われる。ビー
ム基体1(炭素鋼管等の管体)の中空孔には冷却水が流
送され、また基体1の周面および炉床金物の下部には、
キャスタブル等の耐火物層3を塗設して炉内の高温酸化
雰囲気から保護するようにしている。炉床金物2の頭部
の水平面21 に載置されるスラブなどの鋼材Wは、可動
ビームの昇降および進退運動により、可動ビームと固定
ビームとに交互に移し代えられながら炉内を移送され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】炉内を移送される鋼材
は、高温酸化雰囲気により表面に酸化スケールが生成す
る。酸化スケールは、鋼材の移送操作(可動ビームと固
定ビームとの間の相互移し替え)に伴う衝撃等により鋼
材表面から剥落し、その一部はスキッドビーム上に堆積
する。特に鋼材の前後の端部WE が位置する個所では、
鋼材側面の酸化スケールの剥落により付着堆積を生じ易
く、図7のように、隣り合う2つの炉床金物2の間Gに
酸化スケールが入り込んでアンカー状となり、2つの炉
床金物に跨がって堆積した状態となる。鋼材Wがビレッ
トなどのように炉床金物2の一つひとつに載置して移送
されるものである場合は、各炉床金物2の前後両側に上
記のような付着堆積が生じる。
【0004】このように隣り合う2つの炉床金物に跨が
った酸化スケールの堆積物は、炉床金物2に堅固に取付
き、その部分の酸化スケールの堆積が助長され、大きな
かたまりとなる。このため、炉床金物2上に鋼材を安定
に載置することが困難となり、鋼材の蛇行を生じ易く、
また鋼材に表面疵が生じる原因ともなる。この対策とし
て、炉床金物2の高さ寸法を小さくし、炉床金物2の頂
面21 付近の高さまでキャスタブルなどの耐火物層3で
覆うことにより、酸化スケールがアンカー状に堆積する
のを防止することも行われている。しかし、そのように
炉床金物2の高さを低くすると、炉床金物2に載置され
た鋼材に対してビーム基体1からの冷却作用が強くな
り、鋼材にスキッドマークが発生するという問題があ
る。本発明は、酸化スケールの堆積に関する上記問題を
解決するための改良された炉床金物を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウォーキング
ビームコンベア式鋼材加熱炉のスキッドビームのビーム
基体上に、その軸方向に沿って一定間隔毎に取付けられ
る炉床金物において、少なくとも頭部側の前部および後
部のそれぞれに、鋼材移送方向に突出した尖部を有する
ことを特徴としている。
【0006】前後両部に尖部を有する本発明の炉床金物
が取付けられたスキッドビーム(固定ビームおよび可動
ビーム)においては、隣り合う2つの炉床金物に跨がっ
て堆積する酸化スケールは、炉床金物の尖部の形状効果
として、堆積の初期に割れを生じ、複数片に分断されて
炉床金物の頭部から脱落する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の炉床金物の実施
例を示している。この炉床金物2は、鋼材載置面(頂
面)21 を含む頭部側を六角柱形状に成形し、その角部
を鋼材移送方向(ビーム基体の軸方向)に突出する尖部
2 としている。この炉床金物2の形状・サイズは、前
記図4に示した従来の四角柱状の炉床金物の前後の側面
を三角状に突出させたものに相当している。尖部22
角度αは例えば30〜150°である。炉床金物2の基
部24 は六角柱状である必要はなく、尖部22 を有しな
い従来の炉床金物と同様の四角柱形状、円柱形状等であ
ってよい。図2は、上記六角柱状の炉床金物2を、ビー
ム基体1に一定の間隔をおいて取付けた状態を示してい
る。隣り合う炉床金物2は、互いの尖部22 が向い合っ
てビーム基体1に取付けられている。隣り合う炉床金物
同士の尖部22 と尖部22との離隔距離は、例えば10
〜150mmである。
【0008】図3は、本発明の炉床金物2が取付けられ
たスキッドビームにおける酸化スケール堆積物Sに割れ
を生じる状況を模式的に示している。スキッドビームの
隣り合う炉床金物2に跨がって付着した酸化スケールの
堆積物Sには、可動ビームと固定ビームとの間の鋼材の
移し替えに伴う荷重や衝撃の作用により、炉床金物の尖
部22 に沿って割れCが発生する。これにより、酸化ス
ケールの堆積物Sは複数片に分断され炉床金物2から脱
落する。このように酸化スケールが炉床金物2にある程
度付着堆積すると、割れを生じて炉床金物2から脱落
し、従ってその付着堆積は常に少量に抑制され、鋼材移
送の妨げとなる程に大きく成長肥大化することはない。
【0009】炉床金物2の頭部側の形状は、六角形柱状
に限定されない。例えば四角柱状であって、その角部が
前部と後部とに位置して鋼材移送方向に突出した尖部2
2 となるように成形したものであってもよい。また、円
柱状ブロックの直径方向の両側を三角状に突出させた形
状とし、その尖部を鋼材移送方向に突出する向きにビー
ム基体1に取付けるようにしたものであってもよい。本
発明の炉床金物2の形状は、少なくとも頭部側の前後両
部に尖部22 が形成されている点を除いて従来のものと
特に異ならず、基部24 は、ビーム基体1への取付けに
都合のよい形状が与えられる。図1では、ビーム基体1
の表面に直接炉床金物2を着座させて溶接接合し得るよ
うに、炉床金物2の基部24 に、ビーム基体の表面に一
致する湾曲形状を持たせているが、セラミックス製炉床
金物のように固定用金具を介して取付ける場合は、その
金具に嵌合固定するに適した適宜形状が与えられる。
【0010】
【発明の効果】本発明の炉床金物は、その形状効果とし
て、炉床金物上の酸化スケールの付着堆積およびそれに
起因する鋼材の蛇行や表面疵の発生等を抑制防止し、ま
たスキッドビームおよび炉床金物のメンテナンスの負担
を軽減し、長期に亘つて鋼材の炉内移送を効率的に行う
ことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炉床金物の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の炉床金物が取付けられたスキッドビー
ムを示す正面図である。
【図3】本発明の炉床金物を使用したスキッドビームに
おける酸化スケール堆積物の割れの発生を示す説明図で
ある。
【図4】従来の炉床金物を示す斜視図である。
【図5】ビーム基体に対する炉床金物の取付け状態を示
す断面図である。
【図6】従来の炉床金物を取付けたスキッドビームを示
す正面図である。
【図7】スキッドビームの炉床金物に対する酸化スケー
ルの付着堆積状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1: ビーム基体 2: 炉床金物 21 : 頂面(鋼材載置面) 22 : 尖部 23 : 頭部 24 : 基部 3 : 耐火物層 W : 鋼材(被加熱材) WE : 鋼材の端部 G : 間隙 S : 酸化スケールの堆積物 C : 酸化スケール堆積物の割れ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーキングビームコンベア式鋼材加熱
    炉のスキッドビームのビーム基体上に、その軸方向に沿
    って一定間隔毎に取付けられる炉床金物において、少な
    くとも頭部側の前部および後部のそれぞれに、鋼材移送
    方向に突出した尖部を有することを特徴とする鋼材加熱
    炉の炉床金物。
JP21236797A 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の炉床金物 Pending JPH1161239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21236797A JPH1161239A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の炉床金物

Applications Claiming Priority (1)

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JP21236797A JPH1161239A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の炉床金物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1161239A true JPH1161239A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16621394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21236797A Pending JPH1161239A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の炉床金物

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JP (1) JPH1161239A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049890A1 (en) * 2004-10-27 2006-05-11 Janssen Pharmaceutica N.V. Pyridine imidazoles and aza-indoles as progesterone receptor modulators

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049890A1 (en) * 2004-10-27 2006-05-11 Janssen Pharmaceutica N.V. Pyridine imidazoles and aza-indoles as progesterone receptor modulators

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