JPH116063A - 薄膜作製方法 - Google Patents
薄膜作製方法Info
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- JPH116063A JPH116063A JP9176431A JP17643197A JPH116063A JP H116063 A JPH116063 A JP H116063A JP 9176431 A JP9176431 A JP 9176431A JP 17643197 A JP17643197 A JP 17643197A JP H116063 A JPH116063 A JP H116063A
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Abstract
る薄膜作製で、トラッキングアークの発生を防止し、薄
膜を安定に作製する。 【解決手段】 ターゲット111 の背面にマグネット121,
122 を配置し、ターゲットにRF電力とDC電力を同時
に供給してプラズマを発生させ、スパッタリング現象を
利用してターゲットに対向配置した基板106 上に薄膜を
作製するRF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用い
た薄膜作製方法であり、RF電力とDC電力のターゲッ
トへの電力供給を同時にかつ周期的に停止し、さらに電
力の供給時間をトラッキングアーク発生に要する時間よ
りも短くする。RF電力とDC電力の両電力の供給と停
止を同期させ、ターゲットに対してRF電力とDC電力
を間欠的に供給する。
Description
し、特に、RF−DC結合マグネトロンスパッタ法を利
用して薄膜を作製する工程で、電力の供給法を改善して
トラッキングアークの発生を防止し、薄膜作製を安定に
行える薄膜作製方法に関する。
る成膜技術には欠かせないものとなっており、広汎な応
用範囲を持ったドライプロセス技術として広く知られて
いる。スパッタ法とは、真空容器内にArガスなどの希
ガスを導入し、ターゲットを含むカソードに直流(D
C)電力または高周波(RF)電力を供給してグロー放
電を発生させ、成膜を行う方法である。前者はDCスパ
ッタ法、後者はRFスパッタ法と呼ばれている。
地電位のアノードとの間の電位分布を模式的に示したも
のである。VP はプラズマの時間平均した電位、VT は
カソード表面(すなわちターゲット表面)の時間平均し
た電位である。この図に示すようにグロー放電の結果V
T はVP に対し負の電位となる。この電位差(VP −V
T :RFスパッタ法の場合にはセルフバイアスと呼ばれ
る)によって加速されたAr等の正イオンがカソードに
取り付けられたターゲット表面に衝突してターゲットを
スパッタする。ターゲットからスパッタされた粒子は、
ターゲットと対向して配置された被処理体(基板)上に
堆積し、成膜が行われる。このとき、真空容器内にAr
ガス等の希ガスとO2 やN2 等の反応ガスとの混合ガス
を導入した場合には、ターゲット材とこれら反応ガスと
の反応生成物とが基板上に成膜される。
グネットを配置することによりターゲット表面近傍のプ
ラズマ密度を増加させ、高速に成膜を行えるようにした
マグネトロンスパッタ法がある。マグネトロンスパッタ
法には、RF電力を利用するRFマグネトロンスパッタ
法と、DC電力を利用するDCマグネトロンスパッタ法
があり、大量生産用成膜法として広く用いられている。
覚ましく、それに伴いマグネトロンスパッタ法による成
膜技術でも、薄膜の特性改善のための技術開発が要求さ
れている。スパッタ法による成膜において、薄膜の特性
を阻害する要因に、高エネルギ粒子の基板衝撃による薄
膜へのダメージがある。この高エネルギ粒子のエネルギ
は、主にターゲット前面に生じる電位差に起因するた
め、高品位な薄膜を得るには、この電位差を小さくする
必要がある。RFマグネトロンスパッタ法およびDCマ
グネトロンスパッタ法の場合、図6に示したVT は、容
器の形状、圧力、磁場強度、供給電力等の条件の組み合
わせにより決定される。
力を同時に供給してスパッタを行うRF−DC結合マグ
ネトロンスパッタ法がある。このRF−DC結合マグネ
トロンスパッタ法では、DC電力を供給するDC電源の
電圧により、VT を制御できる。従って、このRF−D
C結合マグネトロンスパッタ法では、VT を高くするこ
とによりターゲット前面に生じる電位差を小さくできる
ため、高品位な薄膜を作製することができる。
タ法においては、ターゲット上やその他の真空容器内の
部材表面での異常放電の発生が問題となる。特にマグネ
トロンスパッタ法により、InおよびSnの酸化物をタ
ーゲットとして用い、基板上にIn,SnおよびOから
なるITO透明導電膜を形成する場合、あるいはGe,
SbおよびTeの化合物をターゲット(一般的な組成:
Ge2 Sb2 Te5 )として用い、基板上にGeSbT
e相変化型記録膜を形成する場合には、ターゲット上に
おいて、ターゲット面に垂直な磁場の成分がゼロとなる
部分(すなわちターゲットが最も食刻される部分)でア
ークが回転するという特別な異常放電が発生する。この
異常放電を、ここでは「トラッキングアーク」と呼ぶこ
とにする。このトラッキングアークの発生は、高品位な
薄膜が作製可能なRF−DC結合マグネトロンスパッタ
法においても例外ではない。
インピーダンスが変化し、電力が効率良くターゲットに
供給されず、成膜速度が低下したり、全く成膜されなく
なる不具合が生じる。場合によっては、トラッキングア
ークの発生により、特性の全く異なった膜が形成される
不具合もある。
ィクル発生の原因にもなり、発生したパーティクルが基
板上に付着すると欠陥となり、製品の不良となる。
面での磁場強度を弱めること、成膜圧力を低くするこ
と、および供給電力を低くすることにより発生しにくく
なる。しかし、これらの方法では、完全にトラッキング
アークの発生を抑制することはできない。さらに、これ
らの方法では、成膜速度が低下してしまい、生産性にお
いて問題を提起する。
ロンスパッタ法により薄膜を作製する場合に、トラッキ
ングアークの発生を防止し、薄膜を安定に作製できる薄
膜作製方法を提供することにある。
上記目的を達成する解決手段としての本発明の構成に到
った知見を述べる。
現在のところ解明されていない。本発明者は、マグネト
ロンスパッタ法におけるトラッキングアークの問題を解
決すべく鋭意研究した。その結果、トラッキングアーク
発生の原因および機構について、次のような考えに至っ
た。
電時間の経過に伴いプラズマのカソードシースとの界面
に負にチャージしたクラスタが成長することが報告され
ている。このことについては、例えば白谷等の論文(J.
Appl.Phys.79,1 January 1996, pp104-109)に述べられ
ている。これは、負にイオン化された浮遊粒子と、カソ
ードから放出されたγ電子等の高エネルギ電子の衝撃に
よって正にイオン化された浮遊粒子との凝集によるもの
と考えられている。粒子が凝集して大きくなったクラス
タは、電子との衝突断面積が大きくなるため負にチャー
ジする。そして、この負にチャージしたクラスタと正イ
オンがさらに凝集し、クラスタが成長するというもので
ある。この負にチャージしたクラスタの成長が前述のト
ラッキングアークの発生原因であるという考えである。
びスパッタ粒子の放出はターゲットのエロージョン最深
部で最も多く、しかもγ電子はマグネットの発生する磁
場にトラップされる。従って、ターゲットのエロージョ
ン最深部上で、巨大なクラスタが負にチャージアップし
つつ成長しやすい。こうしたクラスタの成長とチャージ
アップが或るレベルを越えたとき、ターゲットとの間で
アークが発生する。このアークによりターゲットがアブ
レート(日本語では「溶発」という)され、ブルーム
(煙状のもの)が発生する。プルーム中の圧力は高く、
ここに放電電力が集中してアークが持続する。このとき
プルームが電流パスとなり、磁界中を運動する電流を流
した導線のごとく振舞うため、アークがエロージョン最
深部を回転する。このような特性を有するアークが上記
トラッキングアークである。
く、しかもアブレートされプルームを発生しやすい材料
(例えばInおよびSnの酸化物からなるITOやG
e,SbおよびTeの化合物であるGe2 Sb2 T
e5 )の場合、上記アークすなわちトラッキングアーク
の発生までには、上述のようにクラスタ成長のための時
間が必要である。このことは、研究の際トラッキングア
ークが電力の供給開始(すなわち放電開始)と同時には
発生しなかったことから明らかである。
はトラッキングアークが発生しないことを確認した。こ
のことは、トラッキングアークの発生にはプラズマ密度
が関係していることを示唆するものである。供給電力が
低い場合、プラズマ密度が低く、従ってその中の正イオ
ン密度も低いので、クラスタの成長が抑制される。それ
と同時にプラズマ密度が低いと、プラズマによるシール
ドが弱くなり、負にチャージしたクラスタはお互いのチ
ャージにより静電的な反発力で発散してしまう。このた
め供給電力が低い場合はトラッキングアークが発生しな
いのである。
発生する前の段階で、クラスタの成長を抑制してそれら
を発散させる時間を設け、これによって問題を解決しよ
うとするものである。
せるには、望ましくは、放電を停止すればよい。またク
ラスタの成長を抑制してそれらを発散させるにあたっ
て、必ずしも完全に放電を停止してしまう必要はない。
つまり、供給電力をある程度低下させせればプラズマ密
度が低下し、クラスタの成長を抑制でき、しかもそれら
を発散できる。従って、トラッキングアークが発生する
前に供給電力を低下するだけでもトラッキングアークの
発生を防止できるのである。
成される。
膜作製方法は、ターゲットの背面にマグネットを配置
し、ターゲットにRF電力とDC電力を同時に供給して
プラズマを発生させ、スパッタリング現象を利用してタ
ーゲットに対向配置した基板上に薄膜を作製するRF−
DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた薄膜作製方法
であり、RF電力とDC電力のターゲットへの電力供給
を同時にかつ周期的に停止し、さらに電力の供給時間を
トラッキングアーク発生に要する時間よりも短くするよ
うにした。すなわち、RF電力とDC電力の両電力の供
給と停止を同期させるため、ターゲットに対して電力は
間欠的に供給される。
力の両電力の供給と停止を同期させ周期的に行い、ター
ゲットに対して電力を供給する期間と、この電力の供給
を停止することによりクラスタの成長を抑制してそれら
を発散させる期間とを繰り返し、かつこのとき、電力の
供給時間をトラッキングアーク発生に要する時間よりも
短くして、トラッキングアークの発生を防止する。
的に10-1Pa台の成膜圧力で行われる。放電開始圧力
がこの成膜圧力よりも低い場合には、上記の間欠的なタ
ーゲットへの電力供給において、電力の供給停止時間が
長く、放電が完全に止まっても、次の供給時に放電が可
能である。しかし、装置によっては、例えばカソード
(ターゲット)のサイズが小さい場合では、放電開始圧
力が成膜圧力よりも高くなってしまう場合がある。この
ような場合、電力の供給停止時間が長く、放電が完全に
止まってしまうと、次に電力が供給されても、成膜圧力
では放電が開始できなくなる。従って、このような放電
開始圧力が成膜圧力よりも高い場合には、電力の供給を
停止させてしまわずに、放電を完全に止めないようにす
ることが望ましい。
膜作製方法は、第1の発明と同様な前提の下で、ターゲ
ットに供給するRF電力とDC電力の両電力を同時にか
つ周期的に低下する期間を設け、供給電力を低下させず
に供給する時間をトラッキングアーク発生に要する時間
よりも短くするようにした。
ーゲットへの電力の供給を完全に停止する期間を設ける
のではなく、低下させるだけである。従って放電は止ま
ることはなく、放電開始圧力が成膜圧力よりも高い場合
でも、成膜圧力にて放電が維持できる。先に述べた本発
明に到る研究の結果から明らかなように、ターゲットへ
供給する電力を低下させることでプラズマ密度の低下を
図り、これによりクラスタの成長を抑制してそれらを発
散させるので、供給電力を低下させずに供給する時間を
トラッキングアーク発生に要する時間よりも短くすれ
ば、本方法によってもトラッキングアークの発生を防止
できる。
膜作製方法は、第1の発明と同様な前提の下で、ターゲ
ットへDC電力を供給するためのDC電源に定電圧制御
電源を用い、その定電圧制御電源の設定電圧をDC電力
のみで放電した場合の放電維持電圧以下(絶対値が小さ
くなる方向)にすると共に、RF電力のターゲットへの
電力供給を周期的に停止し、RF電力の供給時間をトラ
ッキングアーク発生に要する時間よりも短くするように
した。
F電力とDC電力の両電力の供給と停止を同期させて繰
り返すのではなく、DC電力供給するDC電源に定電圧
制御電源の設定電圧をDC電力のみで放電した場合の放
電維持電圧以下(絶対値が小さくなる方向)で一定と
し、RF電力のターゲットへの電力供給を周期的に停止
する。定電圧制御電源の設定電圧をDC電力のみで放電
した場合の放電維持電圧以下(絶対値が小さくなる方
向)にすると、RF電力が供給されている期間は放電
し、定電圧制御電源からも電力供給されるが、RF電力
が供給されない期間は放電が維持できず、定電圧制御電
源からの電力も供給されない。すなわちRF電力の供給
を周期的に停止することによって、ターゲットに対して
電力を供給し放電させる期間と、電力の供給を停止して
放電を止め、クラスタの成長を抑制してそれらを発散さ
せる期間とを設けることができる。従って、前記RF電
力の供給時間をトラッキングアーク発生に要する時間よ
りも短くすれば、第1の発明と同様にトラッキングアー
クの発生を防止できる。
膜作製方法は、第1の発明と同様な前提の下で、ターゲ
ットへDC電力を供給するためのDC電源に定電圧制御
電源を用い、その定電圧制御電源の設定電圧をDC電力
のみで放電した場合の放電維持伝電圧以下(絶対値が小
さくなる方向)にすると共に、RF電力のターゲットへ
の供給電力を周期的に低下する期間を設け、RF電力を
低下させずに供給する時間をトラッキングアーク発生に
要する時間よりも短くするようにした。
明のごとくターゲットへの電力供給を停止して完全に放
電を止めてしまうのではなく、定電圧制御電源の設定電
圧をDC電力のみで放電した場合の放電維持電圧以下
(絶対値が小さくなる方向)にして、RF電力の供給電
力を低下させることでプラズマ密度の低下を図り、第2
の発明と同様、これによりクラスタの成長を抑制してそ
れらを発散させることができる。従って、このクラスタ
の成長を抑制してそれらを発散させる期間を周期的に設
けると共に、RF電力を低下させずに供給する時間をト
ラッキングアーク発生に要する時間よりも短くするの
で、本方法によってもトラッキングアークの発生を防止
できる。
膜作製方法は、第1から第4のいずれかの発明におい
て、好ましくは、電力供給を停止あるいは供給電力を低
下する時間を1msec以上となるようにした。
した場合でも、その瞬間に消えることはなく、その密度
は徐々に低下する。スパッタ法による薄膜作製における
一般的なArガスのプラズマの場合、電力供給を停止し
てからプラズマの密度がほぼゼロになるまでの時間は、
およそ1msecである。従って、供給電力を低下させた場
合でも、低下させた電力での安定な放電状態のプラズマ
密度になるのに1msec程度あれば十分である。第5の本
発明では、電力供給を停止あるいは供給電力を低下する
時間を1msec以上とすることで十分なプラズマ密度の低
下を図れ、これによりクラスタの成長を抑制してそれら
を発散させるので、トラッキングアークの発生を防止で
きる。
を添付図面に基づいて説明する。
が実施されるRF−DC結合マグネトロンスパッタ装置
(以下「スパッタ装置」という)の構成を説明する。ス
パッタ装置において、101は真空容器、102は真空
容器101内を排気する排気系、103はガス導入系で
ある。真空容器101の下部にはカソード110が設け
られる。カソード110は、ターゲット111と、ター
ゲット111が取り付けられたバッキングプレート11
2とから構成される。バッキングプレート112の背後
には、マグネット121,122とヨーク123からな
るマグネトロン放電のためのマグネット組立120が配
置されている。マグネット122は中心マグネットであ
り、マグネット121は、中心マグネットの周囲に配置
される環状マグネットである。また真空容器101の上
部に基板106およびサセプタ107が配置される。
合器132からなるRF電力供給系130と、DC電源
141とローパスフィルタ142からなるDC電力供給
系140が接続されている。151はRF電源131お
よびDC電源141の出力を制御するための制御器であ
り、152は制御器からの信号ラインである。真空容器
101は接地されており、カソード110は絶縁体10
4を介して真空容器101に取り付けられる。105
は、バッキングプレート112のターゲット111を配
置した以外の部分がスパッタされるのを防ぐためのター
ゲットシールドであり、ターゲット111およびバッキ
ングプレート112とは僅かな隙間(1〜2mm程度)
を介して配置される。
数13.56MHzのものが用いられる。また実際の装
置では、以上に述べた構成以外に、スパッタによるカソ
ード110の加熱を防止するための水冷機構、その他基
板の出し入れのための機構が設けられているが、図1で
は説明の簡単化のため省略してある。
に係る薄膜作製方法の第1の実施形態を説明する。本実
施形態は、ターゲット111にInおよびSnの酸化物
の混合体を使用して基板106上にITO透明導電膜を
成膜する例である。
nO2 を10wt%添加した焼結体ターゲット(密度9
5%)を使用している。ターゲット111上において、
ターゲット面(図1中ターゲットの上面)に垂直な磁場
成分がゼロとなる位置のターゲット面に平行な磁場強度
は、例えば約300Gauss である。スパッタガスにはA
rガスにO2 ガスを適量(O2 ガスの導入量を変化させ
て作製したITO薄膜を作製した場合、膜の比抵抗が最
低となるO2 ガスの導入量)混合したガスを使用してい
る。成膜圧力は例えば0.4Paである。このような条
件の下、制御器151に基づいてRF電源131および
DC電源141から時間変調された所望の電力をターゲ
ット111に供給して放電を発生させる。
31およびDC電源141から一定電力を同時に連続的
に出力させてターゲット111に供給すれば、従来のR
F−DC結合マグネトロンスパッタ法による薄膜作製法
となる。このような一定電力を連続的に供給する従来の
薄膜作製方法の場合、電力密度(供給電力をターゲット
の面積で割った値)でRF電力を1.5W/cm2 、DC
電力を0.5W/cm2としたとき、短い場合には2秒程
度、長くても2分程度でトラッキングアークが発生し
た。
スパッタ法による薄膜作製法に対して、本実施形態で
は、制御器151に基づいて、RF電源131およびD
C電源141から各々電力密度で例えば1.5W/cm2
と0.5W/cm2 を同期させて周期的に所要時間だけ停
止し、もってターゲット111に対して電力を間欠的に
供給するようにした。このときのターゲット111に印
加される電圧波形を図2に示す。図2で、aは13.5
6MHzのRF電力とDC電力を供給する期間、bはR
F電力とDC電力の供給停止期間である。供給期間aの
時間は例えば5msec(ミリ秒)、停止期間bの時間は例
えば1msec(ミリ秒)に設定される。なお図2における
点線10は、期間aにおけるターゲットの平均電圧、す
なわち期間aにおけるVT を示す。また図2では、期間
aが交流波形であることを視覚的に分かるように示した
ものであり、波の数と時間の直接的な関係はない。
ゲット111への電力供給を上記の条件に設定すると、
トラッキングアークは全く発生せず、数十時間以上でも
安定に放電を発生させることができた。その結果、安定
にITO透明導電膜の作製を行うことができた。
クが発生せず長時間安定に放電できたのは、電力供給期
間aの時間5msecがトラッキングアーク発生までの時間
に対して十分に短く、すなわちクラスタの成長がトラッ
キングアーク発生に到るほどではなく、また停止期間b
の時間1msecがプラズマ密度を低下させるのに十分な時
間であり、電力供給期間aの時間内に成長したクラスタ
を発散させてしまうのに十分な時間であったからであ
る。
の時間を5msecに設定したが、この供給時間はトラッキ
ングアークが発生するまでの時間よりも短ければよく、
本実施形態の数値に限定されるものではない。電力の供
給時間は、前記した従来の薄膜作製方法の結果から考察
すると、RF電源131およびDC電源141からの供
給電力が電力密度で各々1.5W/cm2 と0.5W/cm
2 の場合、最大2sec程度の設定が可能である。ただ
し、供給電力が高くなるとプラズマ密度が増加し、クラ
スタの成長が速くなる。このためトラッキングアーク発
生までの時間が短くなる。さらに、ターゲット表面での
磁場強度が強くなったり、成膜圧力が低い条件、あるい
はターゲット表面のノジュール(突起物)が増加した状
況では、トラッキングアーク発生までの時間が短くな
る。このように、プロセス条件やターゲット表面の状況
によっては、トラッキングアークが1sec 程度でも発生
してしまう場合がある。従って電力供給期間aの時間
は、実質的には本実施形態のように、msecオーダ、長く
ても100msecオーダに設定するのが望ましい。
実施形態の1msecに限られない。この供給停止時間は、
供給期間aの時間内に成長したクラスタを発散させれば
よく、1msecよりも長くても短くてもよい。ただしクラ
スタを発散させるには、プラズマ密度を十分に低下させ
た方がよく、好ましくは供給電力を停止してプラズマ密
度がほぼゼロとなる1msec以上に設定するのが望まし
い。
る。この実施形態の構成・条件は、電力の供給の仕方以
外、第1実施形態で述べた構成・条件と同じである。本
実施形態では、ターゲットに供給するRF電力とDC電
力を同期させて周期的に停止する代わりに、同期させて
周期的に低下させるようにした。図3は、本実施形態に
おけるターゲット111に印加される電圧波形を示す。
図3中のcは通常の電力供給期間、dは電力を周期的に
低下させる期間である。期間cでのRF電力とDC電力
は、各々、電力密度で例えば1.5W/cm2 と0.5W
/cm2 で、時間は例えば5msec、期間dでのRF電力と
DC電力は、各々、電力密度で例えば0.3W/cm2 と
0.1W/cm2 で、時間は例えば1msecに設定される。
ここで図3における点線20および一点鎖線30は各々
期間cおよび期間dでのターゲットの平均電圧、すなわ
ち各々の期間におけるVT を示す。また図3は、期間c
とdが交流波形であることを視覚的にわかるように示し
たもので、各々の波の数と時間との直接的な関係はな
い。
クは発生せず、数十時間以上でも安定に放電を発生させ
ることができ、その結果、安定にITO透明導電膜の作
製を行うことができた。さらに、本実施形態における電
力の供給の仕方では、電力供給を完全に止めてしまわな
いので、成膜圧力を放電開始圧力よりも低くしても放電
は停止せず、トラッキングアークが発生することなく、
安定に放電を維持できた。
発生せず、長時間安定に放電できた理由は、一つには、
第1実施形態で説明したことと同様に、RFとDCの電
力を各々電力密度で1.5W/cm2 と0.5W/cm2 で
供給を行う期間cの時間5msecが、トラッキングアーク
発生までの時間に対して十分に短く、クラスタの成長が
トラッキングアーク発生に到るほどではなかったからで
ある。そして他の一つには、期間dにおける供給電力
(電力密度にして0.3W/cm2 のRF電力と0.1W
/cm2 のDC電力)でのプラズマ密度が、クラスタの成
長を抑制して期間cの時間内に生じたクラスタを発散さ
せることができるほど十分に低く、期間dの時間1msec
が、そのプラズマ密度(期間dにおける供給電力での安
定なプラズマ密度)まで低下するのに十分な時間であっ
たからである。
間cの時間を5msecに設定したが、この供給期間cの時
間は、トラッキングアークが発生するまでの時間よりも
短ければよく、本実施形態の数値に限定されるものでは
ない。この通常の電力を供給する期間cの時間は、第1
実施形態で述べた場合と同様に、最大2sec 程度の設定
が可能である。ただし、前に述べたように、プロセス条
件やターゲット表面の状況によっては、トラッキングア
ークが1sec 程度でも発生してしまう場合がある。従っ
て、通常の電力を供給する期間cの時間は、実質的には
本実施形態のようにmsecオーダ、長くても100msecオ
ーダに設定するのが望ましい。
周期的に低下する期間dにおいて、電力を電力密度にし
てRFを0.3W/cm2 、DCを0.1W/cm2 また時
間を1msecに設定したが、これらはその数値に限定され
るものではない。この電力を同期させて周期的に低下す
る期間dでは、クラスタの成長を抑制し、通常の電力を
供給する期間cの時間内に成長するクラスタを発散させ
られればよく、前記電力よりも高く、1msecよりも短く
てもかまわない。ただし、期間dにおける電力は、高く
なるとクラスタの成長抑制と発散どころか、逆に成長し
てしまい、トラッキングアークが発生してしまう。従っ
て、実質的には放電維持できる最低の電力程度に設定す
るのが望ましい。また本実施形態では、第1実施形態の
ように、電力供給を完全に停止しないので、期間dの時
間は、期間cで成長したクラスタを発散させてしまうた
めに、プラズマ密度を十分に低下させるよう、好ましく
はプラズマ密度が低下してしまう1msec以上に設定する
ことが望ましい。
る。この実施形態の構成・条件では、電力の供給の仕方
以外、第1および第2の実施形態で述べた構成・条件と
同じである。
その電流−電圧特性から、−280V以下(絶対値が小
さくなる方向)では放電維持できないことがわかった。
そこで、本実施形態では、図1に示すDC電源141に
定電圧制御装置を使用し、その定電圧制御電源の設定電
圧をDC電力のみで放電した場合の放電維持電圧以下
(絶対値が小さくなる方向)の例えば−100Vに設定
すると共に、制御器151に基づいて、RF電源131
からの電力供給を周期的に所要時間だけ停止するように
した。図4は、本実施形態におけるターゲット111に
印加される電圧波形を示す。図4中のeは定電圧制御電
源により電圧を制御しつつRF電力を供給した期間、f
はRF電力の供給を周期的に停止する期間であり、−1
00Vの電圧(破線40)が印加されている。期間eで
のRF電力は例えば1.5W/cm2、時間は例えば5mse
c、期間fの時間は例えば1msecに設定される。なお図
4では、期間eが交流波形であることを視覚的にわかる
ように示したもので、波数と時間との直接的な関係はな
い。
力が供給されないため放電が維持できず、定電圧制御電
源からは電圧は印加されるものの、電力は供給されな
い。すなわちRF電力の供給を周期的に停止することに
よって、ターゲット111に対して電力を供給し放電さ
せる期間と、電力の供給を停止して放電を止め、クラス
タの成長を抑制してそれらを発散させる期間とを設ける
ことができる。このように放電を間欠的に行うことは第
1の実施形態と同様であって、本実施形態においても、
トラッキングアークは発生せず、数十時間以上でも安定
に放電を発生させることができた。その結果、安定にI
TO透明導電膜の作製を行うことができた。
00Vの電圧を印加して行ったが、この電圧はDC電力
の供給のみで放電させた場合の放電維持電圧よりも低け
ればよく、本実施形態に限定されるものではない。ま
た、本実施形態における期間eのRF電力と時間、およ
び期間fの時間も本実施形態に限定されるものではな
い。ただし、第1の実施形態の説明で述べたように、ト
ラッキングアークの発生にはプロセス条件やターゲット
表面の状況が関係しており、従って期間eの時間は、実
質的には本実施形態にように、msecオーダ、長くても1
00msecオーダに設定するのが望ましい。また、期間f
の時間は、プラズマ密度を十分に低下させることができ
るように1msec以上に設定することが望ましい。
る。この実施形態の構成・条件は、電力の供給の仕方以
外、第1から第3の実施形態で述べた構成・条件と同じ
である。本実施形態では、第3の実施形態と同様、DC
電源141に定電圧制御電源を使用し、その定電圧制御
電源の設定電圧をDC電力のみで放電した場合の放電維
持電圧以下(絶対値が小さくなる方向)の例えば−10
0V(破線50)に設定した。ただし、本実施形態で
は、第3の実施形態と異なり、RF電力を周期的に停止
する代わりに、周期的に低下させるようにした。図5
は、本実施形態におけるターゲット111に印加される
電圧波形を示す。図5中のgは定電圧制御電源により電
圧を制御しつつRF電源を供給した期間、hは定電圧制
御電源により電圧を制御しつつRF電力を周期的に低下
する期間である。期間gでのRF電力は例えば1.5W
/cm2 、時間は例えば5msec、期間hでのRF電力は例
えば0.3W/cm2 、時間は例えば1msecに設定され
る。なお図5では、期間eが交流波形であることを視覚
的にわかるように示したもので、各々の波の数と時間と
の直接的な関係はない。
力を低下させるためプラズマ密度を低下させることがで
きる。すなわちクラスタの成長を抑制してそれらを発散
させることができる。このようにプラズマ密度を周期的
に低下させ、クラスタの成長を抑制してそれらを発散さ
せる期間を設けることは第2の実施形態と同様であっ
て、本実施形態においても、トラッキングアークは発生
せず、数十時間以上でも安定に放電を発生させることが
できた。その結果、安定にITO透明導電膜の作製を行
うことができた。
00Vの電圧を印加して行ったが、この電圧はDC電源
の供給のみで放電させた場合の放電維持電圧よりも低け
ればよく、本実施形態に限定されるものではない。また
本実施形態における期間gのRF電力と時間、および期
間hのRF電力と時間も本実施形態に限定されるもので
はない。ただし、第1および第2の実施形態の説明で述
べたように、トラッキングアークの発生にはプロセス条
件やターゲット表面の状況が関係しており、従って期間
gの時間は、実質的には本実施形態のように、msecオー
ダ、長くても100msecオーダに設定するのが望まし
い。また期間hの時間は、プラズマ密度を十分に低下さ
せることができるように1msec以上に設定することが望
ましい。
SnO2 を10wt%添加した焼結体(密度95%)で
あるターゲットを用いた、RF−DC結合マグネトロン
スパッタ法によるITO透明導電膜作成の例について述
べたが、ターゲットの材質は上記実施形態に限られるも
のではない。同じITO透明導電膜を作製するためのタ
ーゲットでも、SnO2 の添加量が異なるもの、あるい
は焼結体ではなくプレスしただけのもの、密度が異なる
もの等に対しても本発明による薄膜作製方法を適用する
ことができる。また、スパッタガスや成膜圧力、磁場強
度等の成膜条件も本実施形態に限られるものではなく、
例えば、スパッタガスはArだけではなく他の希ガスあ
るいはO2 等の反応性ガスを混合したものでもよく、本
実施形態とは異なる成膜条件においても本発明の薄膜作
製方法を適用できる。
ターゲットとして用いた、RF−DC結合マグネトロン
スパッタ法によるGeSbTe相変化型光記録膜の作製
等におけるトラッキングアークの発生に関しては、本実
施形態で述べたITO透明導電膜の作製におけるものと
同様であるので、これらにおいても本発明の方法を適用
することで、トラッキングアークを防止することがで
き、安定した薄膜作製を行うことができる。
は、一般に用いられる13.56MHzであったが、当
該周波数はこの値に限定されるものではなく、1MHz
以上のRFにおいて本発明の薄膜作製方法を適用でき
る。例えば、27.12MHz、40.68MHz、1
00MHzでも従来の方法ではトラッキングアークが発
生するが、本発明の方法を適用すれば、トラッキングア
ークの発生を防止することができ、安定した薄膜作製を
行うことができる。
ゲットに対して基板を静止対向させて成膜を行う場合の
例であったが、ターゲットと基板の位置関係についても
本実施形態に限られるものではなく、例えば、基板をタ
ーゲットの前を移動させながら成膜を行うインライン成
膜法においても本発明の薄膜作製方法を適用できる。ま
た、ターゲットの背面に配置した単一あるいは複数のマ
グネットを揺動させるあるいは偏心回転させ、ターゲッ
ト前面をスパッタするようにした方式の成膜法において
も本発明のITO透明導電膜の作製方法を適用できる。
電力供給の制御を図1に示すような構成を用いて行った
が、ターゲット111への電力供給系の構成はこれに限
るものではなく、本発明の方法を実施できる構成であれ
ばよい。例えば、DC電力の供給を制御するスイッチン
グ回路をDC電源141とローパスフィルタ142の間
に設け、これを制御器151により制御するようにして
もよく、またRF電源131に制御器が内蔵されていれ
ば、それにより前記スイッチング回路を制御するように
してもよい。
れば、RF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた
薄膜作製方法において、RF電力とDC電力を同時に供
給した後、トラッキングアークが発生する前にRF電力
とDC電力の供給を同時に停止し、供給時に生じたクラ
スタを発散させ、かつこれらを周期的に繰り返すように
したため、トラッキングアークの発生を防止することが
できる。これにより安定した薄膜作製を行うことができ
る。
かつ周期的に停止させる代わりに、RF電力とDC電力
を同時にかつ周期的に低下させることによって、低下前
に生じたクラスタを発散させるようにしても、トラッキ
ングアークの発生を防止して安定な薄膜作製を行うこと
ができる。また放電が停止しないので、放電開始圧力よ
り低い圧力でもトラッキングアークが発生せず、安定に
放電を維持できる。
その設定電圧をDC電力のみで放電させた場合の放電維
持電圧よりも低く設定したことで、RF電力の供給と停
止によって放電を発生させたり停止させたりできるた
め、RF電力を供給した後、トラッキングアークが発生
する前にRF電力の供給を停止して放電を止め、供給時
に生じたクラスタを発散させ、かつこれらを周期的に繰
り返すことで、トラッキングアークの発生を防止して安
定な薄膜作製を行うことができる。
の設定電圧をDC電力のみで放電させた場合の放電維持
電圧よりも低く設定した状態で、RF電力の供給を周期
的に停止する代わりに、RF電力を周期的に低下させる
ことによって、低下前に生じたクラスタを発散させるよ
うにしても、トラッキングアークの発生を防止して安定
な薄膜作製を行うことができる。また放電が停止しない
ので、放電開始圧力より低い圧力でもトラッキングアー
クが発生せず、安定に放電を維持できる。
DC結合マグネトロンスパッタ装置の構成を示す模式図
である。
れる電圧の波形図である。
れる電圧の波形図である。
れる電圧の波形図である。
れる電圧の波形図である。
面)と接地電位のアノードとの間の電位分布を示す図で
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 ターゲットの背面にマグネットを配置
し、前記ターゲットにRF電力とDC電力を同時に供給
してプラズマを発生させ、スパッタリング現象を利用し
て前記ターゲットに対向配置した基板上に薄膜を作製す
るRF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた薄膜
作製方法において、 前記RF電力と前記DC電力の前記ターゲットへの供給
を同時にかつ周期的に停止し、前記RF電力と前記DC
電力の供給時間をトラッキングアーク発生に要する時間
よりも短くしたことを特徴とする薄膜作製方法。 - 【請求項2】 ターゲットの背面にマグネットを配置
し、前記ターゲットにRF電力とDC電力を同時に供給
してプラズマを発生させ、スパッタリング現象を利用し
て前記ターゲットに対向配置した基板上に薄膜を作製す
るRF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた薄膜
作製方法において、 前記RF電力とDC電力の前記ターゲットへの供給電力
を同時にかつ周期的に低下する期間を設け、供給電力を
低下させずに供給する時間をトラッキングアーク発生に
要する時間よりも短くしたことを特徴とする薄膜作製方
法。 - 【請求項3】 ターゲットの背面にマグネットを配置
し、前記ターゲットにRF電力とDC電力を同時に供給
してプラズマを発生させ、スパッタリング現象を利用し
て前記ターゲットに対向配置した基板上に薄膜を作製す
るRF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた薄膜
作製方法において、 前記ターゲットへ前記DC電力を供給するためのDC電
源に定電圧制御電源を用い、設定電圧制御電源の設定電
圧をDC電力のみで放電した場合の放電維持電圧以下
(絶対値が小さくなる方向)にすると共に、前記RF電
力の前記ターゲットへの電力供給を周期的に停止し、前
記RF電力の供給時間をトラッキングアーク発生に要す
る時間よりも短くしたことを特徴とする薄膜作製方法。 - 【請求項4】 ターゲットの背面にマグネットを配置
し、前記ターゲットにRF電力とDC電力を同時に供給
してプラズマを発生させ、スパッタリング現象を利用し
て前記ターゲットに対向配置した基板上に薄膜を作製す
るRF−DC結合マグネトロンスパッタ法を用いた薄膜
作製方法において、 前記ターゲットへ前記DC電力を供給するためのDC電
源に定電圧制御電源を用い、設定電圧制御電源の設定電
圧をDC電力のみで放電した場合の放電維持電圧以下
(絶対値が小さくなる方向)にすると共に、前記RF電
力の前記ターゲットへの供給電力を周期的に低下する期
間を設け、前記RF電力を低下させずに供給する時間を
トラッキングアーク発生に要する時間よりも短くしたこ
とを特徴とする薄膜作製方法。 - 【請求項5】 前記電力供給を停止する時間または前記
供給電力を低下する時間が1msec以上であることを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄膜作製方
法。
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