JPH1159994A - 薄葉フィルム巻取装置 - Google Patents

薄葉フィルム巻取装置

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JPH1159994A
JPH1159994A JP22440897A JP22440897A JPH1159994A JP H1159994 A JPH1159994 A JP H1159994A JP 22440897 A JP22440897 A JP 22440897A JP 22440897 A JP22440897 A JP 22440897A JP H1159994 A JPH1159994 A JP H1159994A
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JP
Japan
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winding
shaft
thin film
winding shaft
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP22440897A
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English (en)
Inventor
Masaya Sakurai
正弥 桜井
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JIMUKEN KK
Original Assignee
JIMUKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙管を用いることなくラッピングフィルムを
巻き取ることのできる巻取装置を提供する。 【解決手段】 ラッピングフィルムの先端部分の少なく
とも1巻以上の長さにやや厚手のリーダー紙(補助シー
ト)を重ね、軸表面から突出/沈下する針23を設けた
巻取軸18に、その針23を軸表面から突出させた状態
で、ラッピングフィルムとリーダー紙の重層部分を巻き
取り始める。その後ラッピングフィルムのみを所定長さ
だけ巻き付ける。巻き取られたラッピングフィルムのロ
ールを巻取軸18から取り出すと、リーダー紙が紙管の
代わりとなってロールの形を保持する。また、針23に
よる貫通穴が、中心部におけるラッピングフィルム及び
リーダー紙のほぐれを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭等で生鮮食料
品等を包むために用いられるラッピングフィルム(例え
ば商品名「サランラップ」)や薄手の紙等、それ自身だ
けではロールに巻き始めることができない薄葉フィルム
を巻き取り、ロールを製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような薄葉フィルムのロール
は、紙管(しかん)と呼ばれる厚紙製の筒を芯として、
その上に一定の幅の長尺の薄葉フィルムを巻いた構成を
有する。従って、このようなロールを製造する際は、巻
き取りのための回転軸に紙管をセットし、そこに薄葉フ
ィルムの初端を糊付けして固定し、それから巻取軸を回
転して薄葉フィルムを巻き取ってゆくという方法をとっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラッピングフィルム自
体のコストは非常に低いのに対し、紙管の方は製造自体
のコストが高い上、その収納効率の悪さから運搬及び保
存コストも無視できないものがある。また、自動巻取装
置では1本のロールを巻き取るための時間は非常に短い
のに対し、巻き取ったロールを巻取軸から取り出した
後、新たに紙管を巻取軸にセットするための時間と手間
は相対的に大きいものがあった。このため、ラッピング
フィルム全体の中で紙管に関する費用が無視できないも
のであった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、紙管を
用いることなく、ラッピングフィルム等の薄葉フィルム
を巻き取ることのできる巻取装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る薄葉フィルム巻取装置は、薄葉
フィルムの先端部分の少なくとも1巻以上の長さに補助
シートを重ね、軸表面から突出/沈下する針を設けた巻
取軸に、その針を軸表面から突出させた状態で、該重層
部分を巻き取るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態及び効果】まず、針を巻取軸表面か
ら突出させておく。そして、薄葉フィルムの先端部分に
補助シートを重ね、この重ねた部分(重層部分)を巻取
軸に巻き付けて、突出した針により重層部分を巻取軸に
固定する。なお、補助シートとしては、薄葉フィルムよ
りも厚手の、コシのある紙又は樹脂シートを用いる。こ
の状態で巻取軸を回転させると、重層部分を含む先端部
は巻取軸に対して滑ることなく巻取軸に確実に巻き取ら
れ、その上に薄葉シートが巻き取られてゆく。所定の長
さの薄葉シートを巻き取った後は、巻取軸を停止し、針
を軸表面から沈下させる。これにより薄葉シートを巻い
たロールは巻取軸を横滑りさせて抜き取ることができ
る。
【0007】このロールの中心部には補助シートが1巻
以上存在するため、これが従来の紙管の代わりとなっ
て、薄葉シートのロールがたやすく変形することを防止
する。従って、巻き取られる薄葉シートの巻数が大き
く、ロール自体で十分な剛性を有する場合には補助シー
トは薄くてもよいし、逆に巻き取られる薄葉シートの巻
数が少なく、ロール自体に剛性が無い場合には、厚めの
補助シートを用いるか、重層部分の巻き付け数を多くす
る。
【0008】図5に示すように、ロールの中心部の巻き
初めの部分の補助シート50及び薄葉フィルム51はこ
の針52により貫通されるため、針52を抜いた後も互
いに軽く係合した状態になっている。従って、ロールを
巻取軸53から抜き出した後も、従来のような紙管がな
くても補助シート50及び薄葉フィルム51は内周側か
ら緩むことなく、ロールは確実な状態で保持される。
【0009】このように、本発明に係る薄葉フィルム巻
取装置では紙管を用いないため、紙管を巻取軸にセット
する作業が不要となり、ロール交換の作業が自動化しや
すくなる。この自動化の実際の方法については後述の実
施例で詳しく説明する。これにより、交換作業が非常に
短時間で行えるようになり、紙管自体を廃したことによ
るコスト低減と相まって、特に小さい薄葉フィルムのロ
ールの製造コストを大きく低減することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例であるラッピングフィルム
巻取装置を図1〜図4により説明する。図1は本装置の
全体の概略構成図であり、原反ロール11から引き出さ
れたラッピングフィルム13は巻取軸18により巻き取
られ、完成品である製品ロール12となる。巻取軸18
の前方には1組の重ねローラ14が設けられ、そこにお
いて、後述するように、ラッピングフィルム13の先端
にやや厚手の紙(リーダー紙)15を添付するようにな
っている。24はそのリーダー紙のロールである。重ね
ローラ14と巻取軸18の間にはラッピングフィルム1
3用のミシン目カッタ16が設けられており、重ねロー
ラ14とリーダー紙ロール24の間にはリーダー紙用の
カッタ17が設けられている。
【0011】巻取軸18には、常に巻取軸18に押しつ
けられている押さえローラ19、その反対側で必要に応
じて巻取軸18に押しつけられるスイング式の押さえロ
ーラ20、そして、巻取軸18の下方で両押さえローラ
19、20の間に設けられた移動式ガイド21、が備え
られている。両押さえローラ19、20はゴム製又は樹
脂製である。
【0012】図2に示すように、巻取軸18は中空とな
っており、その中心には後述するカムシャフト30が軸
方向に移動可能に設けられている。巻取軸18自体に
は、表面に対して垂直に昇降可能な針23が複数本内設
されている。図2に示す巻取軸18では、針23は、周
方向に関しては180°離れた2箇所に、長手方向に関
しては4箇所の合計8箇所に設けられているが、この本
数はもちろん任意である。
【0013】図3に示すように、針23は針ユニット2
5の中に収納されている。針ユニット25は、ケース2
6、先端に針23を立設したペデスタル27、ケース2
6とペデスタル27との間に設けられたコイルスプリン
グ28により構成される。この針ユニット25は、巻取
軸18に設けられた針ユニット収納部29にそれぞれ収
納される。ペデスタル27の下端は皿状となっており、
カムシャフト30の軸方向の移動により針23は巻取軸
18の表面に対して突出又は沈下する。
【0014】巻取軸18は巻取軸駆動装置32により駆
動される。図4に示すように、巻取軸駆動装置32に
は、ロール紙を巻取軸18に巻き取るためのステップモ
ータ33、巻取軸18の回転位置を検出するためのセン
サ34、後述のミシン目切断のための一方向クラッチ3
5及び高速モータ36等から成る。
【0015】図1に示すように、スイング式押さえロー
ラ20にはスイング駆動装置41が、ミシン目カッタ1
6及びリーダー紙カッタ17には各駆動装置42、43
がそれぞれ設けられ、これら巻取軸駆動装置32、スイ
ング駆動装置41、ミシン目カッタ駆動装置42、リー
ダー紙カッタ駆動装置43は全てコントローラ45によ
り制御される。
【0016】このように構成された本実施例のラッピン
グフィルム巻取装置の動作を次に説明する。まず、カム
シャフト30を所定位置に移動させることにより、巻取
軸18の表面から針23を突出させておく。そして、リ
ーダー紙ロール24からリーダー紙15を引き出してラ
ッピングフィルム13の先端に重ね、重ねローラ14を
通して巻取軸18に巻き付ける。このラッピングフィル
ム13とリーダー紙15の重層部分を、針23と両押さ
えローラ19、20により巻取軸18に固定する。この
状態から巻取軸18を回転してゆき、適当なところでカ
ッタ17によりリーダー紙15をカットした後、巻取軸
18の回転速度を徐々に上げてラッピングフィルム13
を高速で巻き取ってゆく。両押さえローラ19、20は
ゴム製であるため、針23は図5に示すようにリーダー
紙15(50)及びラッピングフィルム13(51)の
巻き始めの数層を貫通する。
【0017】所定の長さのラッピングフィルム13が巻
き取られた時点で巻取軸18を停止し、ミシン目カッタ
16によりラッピングフィルム13にミシン目を入れ
る。なお、ミシン目は切断補助線の一例として挙げたも
のであり、その他にも、両端にのみカットを入れるもの
や単にプレス痕を入れるもの等の種々の方法を用いるこ
とができる。そしてステップモータ33により巻取軸1
8を少し回転させてミシン目が巻取軸18と移動式ガイ
ド21の間に来るようにし、針23が両押さえローラ1
9、20の位置に来たところで巻取軸18を停止する。
そして、スイング式押さえローラ20をロール12から
離し、高速モータ36で巻取軸18を急激に回転させる
ことによりラッピングフィルム13をミシン目の所で切
断する。その後、カムシャフト30を移動させて針23
を沈下させ、ロール12を巻取軸18から抜き取る。こ
れでラッピングフィルムの製品ロール12が完成する。
前述の通り、ロール12の中心部の巻き初めの数層は図
5に示すように貫通穴で相互に軽く係合しているため、
紙管がなくても中心部からリーダー紙15やラッピング
フィルム13がほぐれてくることはない。
【0018】次に、スイング式押さえローラ20を巻取
軸18に押しつけ、針23を巻取軸18から突出させ、
リーダー紙15をラッピングフィルム13に重ねて、そ
の重層部分を上記のように巻取軸18に固定する。この
状態でステップモータ33により巻取軸18をゆっくり
回転させてリーダー紙15が添付されたラッピングフィ
ルム13の先端を確実に巻取軸18に1回以上巻き付け
る。その後は巻取軸18を高速で回転させ、ラッピング
フィルム13を巻き取ってゆく。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるラッピングフィルム
巻取装置の概略構成図。
【図2】 実施例のラッピングフィルム巻取装置の巻取
軸の正面図(a)及び断面図(b)。
【図3】 巻取軸の針ユニット部分の拡大断面図。
【図4】 巻取軸駆動装置の概略構成図。
【図5】 巻取軸上で針により貫通された薄葉フィルム
及び補助シートを表わす説明図。
【符号の説明】
11…原反ラッピングフィルムロール 12…製品ロール 13…ラッピングフィルム 14…重ねローラ 15…リーダー紙 16…ラッピングフィルム用ミシン目カッタ 17…リーダー紙カッタ 18…巻取軸 19…押さえローラ 20…スイング式押さえローラ 21…移動式ガイド 23…針 24…リーダー紙ロール 25…針ユニット 26…ケース 27…ペデスタル 28…コイルスプリング 29…巻取軸の針ユニット収納部 30…カムシャフト 32…巻取軸駆動装置 33…ステップモータ 34…センサ 35…一方向クラッチ 36…高速モータ 41…スイング駆動装置 42…ミシン目カッタ駆動装置 43…リーダー紙カッタ駆動装置 45…コントローラ 50…補助シート 51…薄葉フィルム 52…針 53…巻取軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄葉フィルムの先端部分の少なくとも1
    巻以上の長さに補助シートを重ね、軸表面から突出/沈
    下する針を設けた巻取軸に、その針を軸表面から突出さ
    せた状態で、該重層部分を巻き取るようにしたことを特
    徴とする薄葉フィルム巻取装置。
  2. 【請求項2】 a)巻取軸から離れた状態と巻取軸に押し
    つけられた状態との間で移動可能なゴム製又は樹脂製の
    押さえローラと、 b)薄葉フィルムの先端部分の少なくとも1巻以上の長さ
    に補助シートを重ねる補助シート添付手段と、 c)巻取軸の前で薄葉フィルムに切断補助線を入れる切断
    補助線導入手段と、 d)所定長さの薄葉フィルムが巻取軸に巻き取られた後、
    薄葉フィルムに切断補助線を入れ、巻取軸を低速で回転
    することにより切断補助線箇所を巻取軸近傍に寄せ、巻
    取軸を高速で回転することにより薄葉フィルムを切断補
    助線で切断し、それまでに巻き取られた薄葉フィルムの
    ロールが取り出された後、押さえローラを巻取軸に押し
    つけて上記重層部分を突出した針と押さえローラとで巻
    取軸に固定して新たな薄葉フィルムのロールを巻き始め
    る、という制御を行なうコントローラと、 を備えることを特徴とする請求項1記載の薄葉フィルム
    巻取装置。
JP22440897A 1997-08-05 1997-08-05 薄葉フィルム巻取装置 Pending JPH1159994A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003035530A1 (en) * 2001-10-25 2003-05-01 Sca Hygiene Products Gmbh A roll product comprising a core, and a method and an apparatus for its manufacture
CN105477898A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 北京星和众工设备技术股份有限公司 一种自动穿膜机构
CN110040557A (zh) * 2019-04-16 2019-07-23 浙江蓝翔反光材料有限公司 一种反光带生产装置

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