JPH1159107A - 大中型チューブレスホイール用リム - Google Patents
大中型チューブレスホイール用リムInfo
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- JPH1159107A JPH1159107A JP23163697A JP23163697A JPH1159107A JP H1159107 A JPH1159107 A JP H1159107A JP 23163697 A JP23163697 A JP 23163697A JP 23163697 A JP23163697 A JP 23163697A JP H1159107 A JPH1159107 A JP H1159107A
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- Japan
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- rim
- medium
- tubeless wheel
- thickness
- tubeless
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- Pending
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Abstract
る、大中型チューブレスホイール用リムの提供。 【解決手段】 フランジ部、ディスク嵌合部、ドロップ
部、ビードシート部、サイドウオール部、からなり、そ
れぞれの板厚分布が、ディスク嵌合部の板厚を1とした
場合、フランジ部は1.0〜1.2、ドロップ部は0.
81〜0.92、ビードシート部は0.69〜0.7
3、サイドウオール部は0.70〜0.75に構成し
た、大中型チューブレスホイール用リム。
Description
ール用リム関し、とくにリム各部の板厚分布比率に特徴
を持たせたリム構造に関する。
れるチューブレスホイールは、図2に示すように、チュ
ーブレスリム1にディスク8を嵌合して製作される。チ
ューブレスリム1は断面形状が、両端部にフランジ部
2、それに連なってチューブレスリム1の内側方向に延
びるビードシート部5、ディスク8を嵌合するための平
坦部を有するディスク嵌合部3、タイヤ交換のためのド
ロップ部4、サイドウオール部6から構成されている。
このタイプのリムはリムビードシート部がホイールの軸
芯に対し、15°傾斜していることから、通常15°D
Cリムとも呼ばれている。このタイプのリムは通常、板
厚の均一なコイル材を丸めて端末同士を溶接後、冷間で
のロール成形によってその断面形状が形成され、成形後
も板厚はほぼ均一構成されていた。
て、特にトラック用ホイールにおいては、燃費の向上、
過積載問題から軽量化について強い要請がでてきてい
る。しかし、均一板厚タイプの従来のチューブレスホイ
ール用リムでは板厚が最も厚く必要な部分によって必然
的にリム全体の板厚が決まってしまうため、軽量化の要
請に応えることができなかった。 本発明の目的は、必
要な強度を確保しながらも大幅な重量軽減を達成できる
チューブレスホイール用リムを提供することにある。
する本発明の大中型チューブレスホイール用リムはつぎ
の通りである。 (1) フランジ部、ディスク嵌合部、ドロップ部、ビ
ードシート部、サイドウオール部からなる大中型チュー
ブレスホイール用リムにおいて、ディスク嵌合部の板厚
を1とした場合、フランジ部は1.0〜1.2、ドロッ
プ部は0.81〜0.92、ビードシート部は0.69
〜0.73、サイドウオール部は0.7〜0.75の板
厚比率で構成したことを特徴とする大中型チューブレス
ホイール用リム。 (2) 各部の板厚比率の形成は熱間圧延または冷間圧
延において形鋼製作時に形成することを特徴とする
(1)記載の大中型チューブレスホイール用リム。 (3) 各部の板厚比率の形成は平板を円筒状に加工し
たのち、冷間ロール加工により形成したことを特徴とす
る(1)記載の大中型チューブレスホイール用リム。 (4) リム用鋼種として引張強さが490N/mm2
の高張力鋼を用いたことを特徴とする(2)記載の大中
型チューブレスホイール用リム。 (5) ディスク嵌合部の板厚を5.4±0.5mmと
したことを特徴とする(4)記載の大中型チューブレス
ホイール用リム。
ムでは、それぞれの応力分布、必要強度に対応させて、
理想的な板厚分布構成としたので、必要強度を確保しな
がらリムの大幅な軽量化を実現することができる。上記
(2)の大中型チューブレスホイール用リムでは、板厚
分布形成を熱間圧延または冷間圧延により行うので上記
(1)の作用に加え、効率的にリムの製作が可能であ
る。上記(3)の大中型チューブレスホイール用リムで
は、コイル材から円筒素材を形成したものに、冷間加工
により板厚分布を形成したので、熱間圧延または冷間圧
延での板厚形成に比較して、小ロットに適したリムに製
作ができる。上記(4)の大中型チューブレスホイール
用リムでは、リム材として、引張強さが490N/mm
2 (50kg/mm2 )の高張力鋼を用いたのでより大
幅な軽量化したリムが可能となる。上記(5)の大中型
チューブレスホイール用リムではディスク嵌合部の板厚
を5.4±0.5mmに設定して、上記(2)と(4)
の構成を併せたリムとしたので,より安定した強度のリ
ムを実現できる。
ブレスホイール用リムを図1を参照して説明する。図1
において10はリムの全体の断面図を示している。リム
は、フランジ部、ディスク嵌合部、ドロップ部、ビード
シート部、サイドウオール部から構成されている。各部
分の詳細構成は、両端にフランジ部20、そして、フラ
ンジ部20の付け根部にはリムの内側方向に肉を付けた
アンギュラー部20aが形成されており、フランジ部2
0の剛性をたかめている。ただし、このアンギュラー部
20aは場合によっては無くてもよい。フランジ部20
に連なりリムの幅方向内側に向かって、タイヤのビード
を支える、ビードシート部50が形成されており、ビー
ドシート部50はリムの軸芯から15°傾斜して構成さ
れている。ビードシート部50にはサイドウオール部6
0が連なり、リムの軸芯に近づく方向に半径方向に落ち
込み、ドロップ部40と連なっている。
を1とした場合、フランジ部は1.0〜1.2、ドロッ
プ部は0.81〜0.92、ビードシート部は0.69
〜0.73、サイドウオール部は0.7〜0.75の板
厚比率で構成されている。つぎに、上記の板厚分布に形
成した理由について述べる。ディスク嵌合部30の板厚
t3を1としたのは、この部分は、ディスクを嵌合して
溶接するため、基準板厚となるからであるフランジ部2
0板厚t2は衝撃に対する変形を考慮して1.0〜1.
2とした。フランジ部20が長くなるほど剛性が高くな
るので1.0に近づけることが可能となる。ドロップ部
40は走行時に繰り返し発生応力値の最も高い部位であ
るが、平滑面のため、発明者の経験によれば、その板厚
t4は0.81〜0.92の範囲で十分強度を確保でき
る。
部20が衝撃抵抗上剛性を有しているので、最も薄い板
厚でよく、0.69〜0.73でよい。サイドウオール
部60は比較的発生応力の高い部位ではあるが、ドロッ
プ部40やビードシート部50、ディスク嵌合部30と
連なるR部の板厚を厚めにとることが可能であるので、
その板厚t6は0.70〜0.75に抑えることができ
る。以上が、発明者等の経験や応力解析を総合して作り
上げた、強度を保持しながら軽量化を実現できる理想的
な板厚分布である。
な方法は熱間圧延または冷間圧延によってこの板厚分布
を有する圧延バーを作り、それを用いてリムを製作する
方法である。もしも、低ロットのリムを作る場合は、コ
イル材から円筒を形成し、その後、冷間加工によって、
リムの断面形成(板厚形成)をしてもよい。リムの材料
としては引張強さが390N/mm2 (40kg/mm
2 )級強度のものを用いてもよいが490N/mm
2 (50kg/mm2 )級以上の高張力鋼を用いること
によって、より軽量化をはかることができる。本実施例
によって490N/mm2 級の材料を用いディスク嵌合
部の板厚を5.4mmとした場合、従来の板厚一定の平
板のコイル材から製作する場合に比べて約15%の大幅
な軽量化が可能となった。
用リムによれば、それぞれの応力分布、必要強度に対応
させて、理想的な板厚分布構成としたので、必要強度を
確保しながらリムの大幅な軽量化を実現することができ
る。請求項2の大中型チューブレスホイール用リムによ
れば、板厚分布形成を熱間圧延または冷間圧延により行
うので請求項1の効果に加え、効率的にリムの製作が可
能である。請求項3の大中型チューブレスホイール用リ
ムによれば、コイル材から円筒素材を形成したものに、
冷間加工により板厚分布を形成したので、熱間圧延また
は冷間圧延での板厚形成に比較して、小ロットに適した
リムに製作ができる。請求項4の大中型チューブレスホ
イール用リムによれば、リム材として、引張強さが49
0N/mm2 級の高張力鋼を用いたので、より軽量化し
たリムが得られる。請求項5の大中型チューブレスホイ
ール用リムではディスク嵌合部の板厚を5.4±0.5
mmに設定して、請求項2および請求項4のの構成を併
せたリムとしたので、より安定した強度のリムをを実現
できる。
ル用リムの断面図である。
ィスクを嵌合した断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 フランジ部、ディスク嵌合部、ドロップ
部、ビードシート部、サイドウオール部からなる大中型
チューブレスホイール用リムにおいて、 ディスク嵌合部の板厚を1とした場合、フランジ部は
1.0〜1.2、ドロップ部は0.81〜0.92、ビ
ードシート部は0.69〜0.73、サイドウオール部
は0.7〜0.75の板厚比率で構成したことを特徴と
する大中型チューブレスホイール用リム。 - 【請求項2】 各部の板厚比率の形成は熱間圧延または
冷間圧延において形鋼製作時に形成することを特徴とす
る請求項1記載の大中型チューブレスホイール用リム。 - 【請求項3】 各部の板厚比率の形成は平板を円筒状に
加工したのち、冷間ロール加工により形成したことを特
徴とする請求項1記載の大中型チューブレスホイール用
リム。 - 【請求項4】 リム用鋼種として引張強さが490N/
mm2 の高張力鋼を用いたことを特徴とする請求項2記
載の大中型チューブレスホイール用リム。 - 【請求項5】 ディスク嵌合部の板厚を5.4±0.5
mmとしたことを特徴とする請求項4記載の大中型チュ
ーブレスホイール用リム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163697A JPH1159107A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 大中型チューブレスホイール用リム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163697A JPH1159107A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 大中型チューブレスホイール用リム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159107A true JPH1159107A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16926619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23163697A Pending JPH1159107A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 大中型チューブレスホイール用リム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1159107A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004018230A1 (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-04 | The Yokohama Rubber Co.,Ltd. | タイヤ用ホイール |
JP2008087689A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Rintekkusu Kk | 自動車用ホイール |
JP2019529207A (ja) * | 2016-09-16 | 2019-10-17 | マキシオン ホイールズ ジャーマニー ホールディングス ゲーエムベーハー | 深底リムの製造方法、深底リム及び深底リムに取り付けられた商用車両用の車両ホイール |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP23163697A patent/JPH1159107A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004018230A1 (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-04 | The Yokohama Rubber Co.,Ltd. | タイヤ用ホイール |
DE10393170B4 (de) | 2002-08-23 | 2018-10-04 | Central Motor Wheel Co., Ltd. | Reifenrad |
JP2008087689A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Rintekkusu Kk | 自動車用ホイール |
JP2019529207A (ja) * | 2016-09-16 | 2019-10-17 | マキシオン ホイールズ ジャーマニー ホールディングス ゲーエムベーハー | 深底リムの製造方法、深底リム及び深底リムに取り付けられた商用車両用の車両ホイール |
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