JPH1159013A - 添付物貼込装置 - Google Patents

添付物貼込装置

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JPH1159013A
JPH1159013A JP24047497A JP24047497A JPH1159013A JP H1159013 A JPH1159013 A JP H1159013A JP 24047497 A JP24047497 A JP 24047497A JP 24047497 A JP24047497 A JP 24047497A JP H1159013 A JPH1159013 A JP H1159013A
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龍洋 小島
Shunji Yano
俊二 矢野
Satoru Nakamura
悟 中村
Masao Ogaki
正夫 大垣
Tamotsu Yoshida
保 吉田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製本ライン中でCD等の添付物2を貼り込む
ことの可能な装置を提供する。 【解決手段】 製本ラインの丁合用の搬送チェーン4の
横に、搬送チェーン4に保持されて走行する折丁1の走
行経路に貼込位置Pで小さい角度で交差するように且つ
添付物2を、折丁1の垂直に対してなす角度にほぼ等し
い角度に保持して案内するガイド手段7を設けると共
に、その添付物2を折丁1の走行に同期して搬送する送
り手段8を設け、更に、貼込位置Pに押さえコロ35
を、その上流に糊付与手段38を配置し、貼込位置Pを
通過中の折丁1に対して糊を付与した添付物2を重ね合
わせ、押さえコロ35で押圧して貼り込む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑誌等を構成する
折丁に対して、CD−ROM等の添付物を貼り込むため
の添付物貼込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、雑誌に、各種の添付物、例えば、
CD−ROM等を紙袋に入れたもの、化粧品のサンプル
を塗布した台紙、葉書或いは封筒等を貼り込むことが行
われている。雑誌に対して添付物を貼り込む従来の方法
は、製本ライン(丁合ライン)とは別に設けた貼込装置
で折丁に添付物を貼り込むとか、手作業で折丁に添付物
を貼り込むという方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は製
本ラインとは別個の工程で添付物の貼り込みを行うた
め、工数が増え、生産性が低下するという問題があっ
た。特に、添付物がCD−ROMの場合には、取り扱い
にくいため、手作業で行っており、一層費用がかかって
いた。
【0004】また、従来の貼込装置は、折丁を、進行方
向にはほぼ水平で、それに直角方向には少し傾斜した搬
送路に乗せ、折丁の一方の側縁を搬送路の低い側に搬送
路に沿って形成している側縁ガイドで規制し、折丁の後
端を押し爪で押すことで、前記搬送路上を走行させ、そ
の途中で折丁の上に添付物を供給し、その添付物も前記
した側縁ガイドで位置規制を行いながら前記した押し爪
で押すことで、折丁と添付物とを位置決めして重ね合わ
せ、下流の貼り付け位置に搬送する構成となっている。
このため、折丁に対して貼り付ける添付物は、折丁に対
して一方の側縁及び端縁を揃えた状態に位置決めされる
のみであって、貼り付け位置に制限があり、折丁内の所
望の位置に添付物を貼り付けることがきわめて困難であ
るという問題もあった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、CD−ROM等の添付物を、折丁の所望位置に貼
り付けることができ、また、製本ライン(丁合ライン)
内にも組み込み可能な添付物貼込装置を提供することを
目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の問
題点を解決するため、添付物を貼り付けるべき折丁を、
従来の製本ライン(丁合ライン)で用いている搬送チェ
ーン(ギャザリングチェーン)と同様な搬送チェーン
に、跨がらせた状態で且つ一定ピッチで保持させて搬送
するようにし且つその折丁の走行経路の途中に貼込位置
を設定し、更に、添付物を、前記貼込位置を通過する折
丁に同期して且つその折丁の添付物貼付領域にほぼ等し
い角度で送り込み、前記貼込位置を通過する折丁の前記
添付物貼付領域に添付物の折丁貼付領域を重ね合わせて
行くように、前記添付物を供給する添付物供給装置を設
けると共に、前記貼込位置の上流に糊付与手段を設け、
且つその貼込位置に添付物を折丁に押し付ける押し付け
手段を設けるとい構成としたものである。
【0007】本発明は上述の構成であるので、搬送チェ
ーンで搬送される折丁が貼込位置を通過する際に、添付
物供給装置が添付物を同期して且つ重なるように供給し
ており、このため、折丁と添付物は貼込位置を重なった
状態で通過することとなり、また、その上流で糊付与装
置が折丁又は添付物に接着剤を付与しているので、貼込
位置で重ね合わされた折丁と添付物との間には接着剤が
介在した状態となっており、貼込位置で重ね合わされて
通過する折丁と添付物を、貼込位置に設けた押し付け手
段で押さえることで、折丁に添付物を貼り付けることが
できる。ここで、貼込位置を通過する折丁と添付物のタ
イミングを変えることで、折丁に対する添付物の貼り付
け位置を折丁の進行方向に変更でき、また添付物供給装
置が送り込む添付物の高さ方向の位置を変えることで、
折丁に対する添付物の貼り付け位置を高さ方向にも変更
でき、結局、折丁に対して所望位置に添付物を貼り込む
ことが可能となる。更に、本発明では折丁の搬送に従来
の製本ラインに使用している搬送チェーンと同様な搬送
チェーンを用い、製本ラインと同様な態様で折丁を保持
させているので、本発明の貼込装置を製本ラインに容易
に組み込むことができ、それによって、製本ライン内で
添付物の貼込を行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は製本ラインに組み込
んだ本発明の実施例による添付物貼込装置の概略構成を
示す斜視図、図2(a)、(b)はそれぞれ、上記実施
例の概略平面図及び概略側面図、図3は図1のA−A矢
視概略断面図、図4は図1のB−B矢視概略断面図、図
5は上記の添付物貼込装置に設けている添付物供給装置
及びその近傍を、上方から且つ添付物に平行方向に(図
3の矢印C方向に)見た概略平面図、図6は上記の添付
物貼込装置に設けている添付物供給装置及びその近傍
を、ガイド手段の位置で切断して且つ添付物に直角方向
に(図3の矢印D−D方向に)見た概略断面図である。
【0009】図1において、1は添付物を貼り込むべき
折丁、2はその折丁1に貼り込む添付物であり、本実施
例ではCD−ROMを紙袋に収納したものである。この
添付物2は、その上端のハッチングで示す領域2aを接
着剤等で折丁1に貼り付けることで折丁1に貼り込まれ
ている。本明細書において、この領域2aを折丁貼付領
域と称し、折丁1の、折丁貼付領域2aを貼り付けた領
域を添付物貼付領域と称している。なお、添付物2とし
ては、CD−ROMに限らず、葉書、封筒、化粧品サン
プルを塗布した台紙等任意である。4は製本ラインの搬
送チェーン(ギャザリングチェーン)であり、図3、図
4にも示すように、中央に固定して設けられているガイ
ド5aの両側を走行するように配置され、折丁1を保持
する折丁保持部材4aと、それを支持するローラーチェ
ーン4bと、搬送チェーンの長手方向に一定ピッチで配
置された押し爪4c等を備えている。通常、搬送チェー
ン4は水平に配置され、一定速度で連続的に走行するよ
うに構成されている。
【0010】搬送チェーン4の、図1に示す領域の上下
流には、その搬送チェーン4に沿って複数の折丁フィー
ダー(図示せず)が配置されており、搬送チェーン4上
に、押し爪4cの通過にタイミングを合わせて折丁を次
々と供給するようになっている。かくして、搬送チェー
ン4は、その上に折丁を跨がらせた状態で次々と乗せて
丁合し且つ押し爪4cで定まる一定ピッチで保持して搬
送することができる。図1は、添付物2を貼り込むべき
折丁1が最も上に位置した状態で搬送チェーン4に保持
されて走行している状態を示している。
【0011】搬送チェーン4の折丁保持部材4aは、図
3、図4から良く分かるように、折丁1を支持するため
の支持面が垂直に対して角度αだけ傾斜しており、従っ
て折丁1は両側にそれぞれ角度αだけ傾斜した状態で保
持されている。この角度αは、通常40度程度に設定さ
れている。本実施例では、この折丁保持部材4a傾斜し
た支持面で保持されている折丁部分に添付物2の先端の
折丁貼込領域2a(図1参照)が貼り付けられる構成と
なっており、従って、折丁1の添付物貼込領域は、折丁
保持部材4aで支持され、垂直に対して角度αだけ傾斜
している。なお、搬送チェーン4の走行部分の下方に
は、固定ガイド5bが設けられ、折丁1の下方の部分を
案内するようになっている。
【0012】図1〜図6において、Pは、搬送チェーン
4で搬送される折丁1の走行経路上に設定された貼込位
置、6は、添付物2をその貼込位置Pに、その貼込位置
Pを通過する折丁1に同期して且つその折丁の添付物貼
付領域にほぼ等しい角度(図4に示す角度α)で送り込
み、貼込位置Pを通過する折丁1の添付物貼付領域に添
付物2の折丁貼付領域2aを重ね合わせて行くように、
添付物2を供給する添付物供給装置である。この添付物
供給装置6は、添付物2を垂直に対して一定に角度に保
持しながら所定の搬送経路に沿って案内するガイド手段
7と、そのガイド手段7で案内される添付物2を走行さ
せる送り手段8と、複数の添付物2をセットするための
供給台9と、その供給台9から添付物2をガイド手段7
に送り出すフィード手段10等を備えている。以下、各
部品を更に説明する。
【0013】図1、図3、図5、図6において、ガイド
手段7は、添付物2の下端を支持して案内する底面ガイ
ド12と、添付物2の両側面の上下の部分を案内する側
面ガイド13等を備えている。この側面ガイド13は、
図3から良く分かるように、添付物2を、搬送チェーン
4の折丁保持部材4aで保持された折丁1の添付物貼付
領域が垂直に対してなす角度αにほぼ等しい角度に傾斜
した状態に保持して案内するように傾斜して設けられて
おり、また、図5から良く分かるように、両側の側面ガ
イド13で形成される添付物2の搬送経路14が、搬送
チェーン4で搬送される折丁1の走行経路O−Oに小さ
い角度θで、且つ貼込位置Pで交差するように配置され
ている。ここで、小さい角度θとしては、折丁1に添付
物2がスムースに重ねられるよう極力小さい方が良い
が、ガイド手段7や他の部品を走行中の折丁1に干渉し
ない位置に配置するためには或る程度の大きさが必要で
あり、これらを考慮して通常、5〜20度程度に定めら
れ、本実施例では10度としている。
【0014】ガイド手段7の高さ方向の取付位置(底面
ガイド12の取付位置)は、そのガイド手段7で案内さ
れる添付物2の下端が、図2(a)、(b)に一点鎖線
15で示す経路(以下下端経路という)を通過するよう
に定められている。すなわち、図2(b)に示すよう
に、下端経路15は、添付物2が貼付位置Pにおいて折
丁1に接触する際、その添付物2の先端縁2bが、折丁
1の先端縁1bに平行となるよう、水平に対して少し傾
斜して設けられている。これは、折丁1が図4に示すよ
うに垂直面内では垂直に対して角度αだけ傾斜してお
り、且つガイド手段7の搬送経路が図5に示すように折
丁1に対して角度θだけ傾斜しているため、貼込位置
(交差位置)Pにおいて添付物2の先端縁2bを、折丁
1の先端縁1bに平行とすると、添付物2の下端が水平
に対して少し傾斜した状態となるためである。また、ガ
イド手段7による下端経路15は、その下端経路に沿っ
て走行した添付物2の先端縁2bが貼込位置Pに到達し
た時、その先端縁2bが、折丁1に対して高さ方向の所
望の位置となるように定められている。かくして、ガイ
ド手段7は、折丁1に貼り込むべき添付物2を、搬送チ
ェーン4で搬送されている折丁1の添付物貼付領域にほ
ぼ等しい角度に保持しながら(図3、図4参照)、該添
付物を前記搬送チェーンで搬送される折丁の走行経路O
−Oに小さい角度で交差する搬送経路14に沿って走行
するように案内し(図5参照)、貼込位置Pにおいて折
丁1の所定の領域に重ね合わせることができる。
【0015】上記したように、図2(b)において、ガ
イド手段7によって形成される添付物2の下端経路15
は、添付物2の先端縁2bを折丁1の先端縁1bに平行
とするため、貼込位置Pに接する位置では傾斜している
ことが必要である。しかしながら、貼込位置Pから離れ
た位置では、必ずしも傾斜させる必要はなく、本実施例
では、位置Qより遠くの領域を水平な下端経路15aと
している。このため、図2(a)に示すように、下端経
路15aを平面で見た場合には、その下端経路15aは
下端経路15に比べて搬送チェーン4から急激に遠ざか
る配置となる。このように下端経路15aを水平に配置
すると、ガイド手段7を水平に配置できるので製造や管
理が容易となり、また、下端経路15aを搬送チェーン
4から急激に遠ざかる配置とすると、搬送チェーン4と
の間に他の部品を配置するスペースを確保しやすくなる
という利点が得られる。
【0016】図1〜図6において、ガイド手段7で案内
される添付物2を走行させる送り手段8は、搬送チェー
ン4に保持された折丁1のピッチ(すなわち、搬送チェ
ーン4に取り付けている押し爪4cのピッチ)と等しい
ピッチで取り付けられた押しピン17を備えた無端状駆
動チェーン18と、その無端状駆動チェーン18を、押
しピン17がガイド手段7で案内されている添付物2を
押して搬送するよう、ガイド手段7に沿って走行させる
チェーン保持手段すなわちスプロケット20と、その無
端状駆動チェーン18を搬送チェーン4と同一速度で走
行させるチェーン駆動装置(図示せず)等を備えてい
る。この構成により、送り装置8は、ガイド手段7で案
内される添付物2を、搬送チェーン4で搬送される折丁
1に同期して搬送することができ、貼付位置Pにおい
て、折丁1の走行方向の一定位置に添付物2を重ね合わ
せるように供給することができ、且つ折丁1と同一速度
で搬送することができる。
【0017】なお、厳密には、添付物2は貼込位置Pに
おいて、角度θだけ方向変換しながら走行するので(図
5参照)、押しピン17による添付物2の、折丁走行経
路O−O方向の搬送速度は、押しピン17の速度×co
sθとなり、折丁1の搬送速度(押しピン17の走行速
度に等しい)よりもわずかに小さくなる。しかしなが
ら、角度θはきわめて小さいので、添付物2の方向変換
による速度低下はきわめて微小であり、また、添付物2
は折丁1に貼り付けられながら走行するので、特に支障
はない。もし、添付物2が貼込位置Pを通過して角度θ
だけ方向変換することによる速度低下が問題になる場合
には、無端状駆動チェーン18の走行速度を折丁1の搬
送速度の1/cosθとし、且つ押しピン17のピッチ
を、折丁1のピッチの1/cosθとすればよい。
【0018】図5、図6において、複数の添付物2をセ
ットするための供給台9は、多数の添付物2を重ねた状
態で、且つガイド手段7の側面ガイド13で規制される
添付物2に平行な状態で保持しうるものである。供給台
9の先端には、供給台9にセットした多数の添付物の先
端に位置する添付物2が、ガイド手段7の側面ガイド1
3で形成される搬送経路14の延長上に位置するように
規制する位置決めガイド21を設けると共に、先端の添
付物2を横方向に移動させることでガイド手段7内に供
給しうる構成となっている。また、供給台9のガイド手
段7側の側面には、二枚送り防止用の規制部材22が取
り付けられている。
【0019】供給台9から添付物2をガイド手段7に送
り出すフィード手段10は、供給台9上の先端の添付物
2を吸着保持可能なサッカー24と、サッカー24で先
端の添付物2を吸着して横方向に引き出すため、そのサ
ッカー24を実線25で示す循環経路に沿って移動させ
る駆動装置(図示せず)と、サッカー24が先端の添付
物2を吸着保持し、それを横に移動させた後、吸着保持
を解除するようにサッカー24への真空供給を制御する
制御弁(図示せず)と、供給台9から横に引き出された
添付物2を、更に搬送してガイド手段7の側面ガイド1
3間に送り出すための搬送ローラ27、28、搬送ベル
ト29、押さえローラ30、31等を備えている。かく
して、供給台9にセットした添付物2の先端のものを、
サッカー24が横に引き出し、次いで、その添付物2を
搬送ベルト29と押さえローラ30、31によって更に
横方向に搬送してガイド手段7に供給することができ
る。
【0020】ここで、図6から良く分かるように、ガイ
ド手段7内の添付物2を走行させるための押しピン17
を備えた無端状駆動チェーン18の走行経路は、搬送ベ
ルト29と押さえローラ30、31によってガイド手段
7内に送り込まれた添付物2の後ろにおいて、押しピン
17がその添付物2の後方に上昇し、次いで添付物2の
後端を押すことができるように定められている。また、
サッカー24による添付物2の取り出しタイミングは、
押しピン17が添付物2の走行する位置の下方にある時
に添付物2がその上を通過してガイド手段7内に送り込
まれるように定められている。かくして、フィード手段
10が、供給台9にセットされている添付物2を1個ず
つ分離してガイド手段7内に送り込み、送り手段8が、
その押しピン17でその添付物2の後端を押すことで、
添付物2をガイド手段7で案内された状態で、折丁の走
行経路に対する貼付位置Pに向かって、且つ折丁1の走
行に同期して搬送することができる。
【0021】図1〜図6において、35は、折丁1の走
行経路と添付物2の搬送経路14との交差する貼込位置
Pに配置され、添付物2の折丁貼付領域2aを折丁1に
押し付ける押し付け手段であり、本実施例では押さえコ
ロが使用されている。この押さえコロ35は、添付物2
の上端縁近傍(折丁貼付領域を含む領域)を、折丁1の
折丁保持部材4aで保持された領域(添付物貼付領域を
含む領域)に押し付けるよう配置されている。更に、押
さえコロ35には、搬送チェーン4の押し爪4cが通過
する際に干渉しないようにするため、外周の一部に切り
欠き36(図5参照)を形成し且つ外周長さ(切り欠き
36の部分を含む)を搬送チェーン4の押し爪4cのピ
ッチに等しく設定し、更に搬送チェーン4の走行に同期
して回転駆動する構成としている。なお、押し爪4cの
形状、取付位置によっては、或いは、添付物2の折丁1
に対する貼り付け位置によっては、押さえコロ35が押
し爪4cに干渉しない場合があり、その場合には、当然
押さえコロ35に切り欠きを設ける必要はなく、また、
外周長さも任意に設定できる。更に、押さえコロ35は
フリー回転する構成としてもよい。
【0022】図1、図3において、押さえコロ35を配
置した貼込位置Pの上流で且つガイド手段7による添付
物2の搬送経路には、通過する添付物2の上端近傍の折
丁貼付領域に適当な接着剤を付与する糊付与手段38が
設けられている。糊付与手段38として、本実施例では
ホットメルト接着剤を噴射塗布するものが使用されてい
るが、他の形式のものを用いても良い。なお、糊付与手
段38の取付位置は、添付物2に対して糊を付与する位
置に限らず、折丁1に糊を付与するように変更してもよ
い。更に、添付物2或いは折丁1に、あらかじめ、感圧
性接着剤等の糊を付与しておくことも可能であり、その
場合には糊付与手段38は省略しうる。
【0023】次に、上記構成の添付物貼込装置の動作を
説明する。図1において、搬送チェーン4が矢印X方向
に一定速度で走行しており、その上流において搬送チェ
ーン4上に折丁1が供給される。かくして、搬送チェー
ン4は折丁1を、押し爪4cによって定まる一定ピッチ
で保持して搬送している。一方、供給台9にセットされ
ている添付物2が1個ずつ引き出されてガイド手段7内
に送り込まれ、送り手段8が、その押しピン17でその
添付物2の後端を押すことで、添付物2をガイド手段7
で案内された状態で、折丁の走行経路に交差する貼込位
置Pに向かって、且つ搬送チェーン4による折丁1の走
行に同期して搬送している。その途中、添付物2が糊付
与手段38の前を通過する際に、糊付与手段38がホッ
トメルト接着剤を噴射し、添付物2の上端縁近傍に塗布
する。
【0024】そして、添付物2の先端が、折丁1の走行
経路と添付物2の搬送経路との交差する貼込位置Pに到
達すると、丁度その時、貼込位置Pを折丁1の所定の貼
込開始位置が通過中であり、その折丁1の上に添付物2
が重ね合わされ、押さえコロ35が添付物2の上端縁近
傍を折丁1に押し付ける(図4参照)。これによって、
折丁1に添付物2が貼り付けられる。ここで、折丁1の
添付物貼付領域は折丁保持部材4aによって垂直に対し
て角度αだけ傾斜した状態に保持されているが、ガイド
手段7で案内される添付物2も同様な角度に傾斜してい
るので、良好に重ね合わせられる。また、添付物2の搬
送方向は折丁1の走行方向に対して小さい角度θ(図5
参照)で交差するので、やはり良好に重ね合わせられ
る。かくして、走行中の折丁1に対して添付物2が良好
に貼り付けられる。
【0025】一つの添付物2が一つの折丁1に貼り付け
られながら押さえコロ35の下を通過し、次の添付物2
が貼込位置Pに到達すると、同時に次の折丁1の所定の
貼込開始位置がその貼込位置Pを通過中であり、先に説
明したように、折丁1の所定位置に添付物2が貼り込ま
れる。以下、同様にして、搬送チェーン4によって一定
ピッチで連続的に走行している各折丁1の所定位置に、
添付物2が貼り込まれる。
【0026】ここで、搬送チェーン4による折丁1の搬
送と、送り手段8による添付物2の搬送の位相を変える
ことで、貼込位置Pにおいて折丁1に添付物2が突き当
たるタイミングを変えることができ、従って、折丁1に
対する添付物2の貼り付け位置を折丁1の進行方向に変
更できる。換言すれば、図1において、折丁1の先端縁
1bと添付物2の先端縁2bの間隔dを任意に調整でき
る。また、ガイド手段7の取付高さを変えることで、折
丁1に対する添付物2の貼り付け位置を折丁の進行方向
に直角方向にも変更でき、折丁1の背1cと添付物2の
上端縁2cの間隔eを任意に調整できる。かくして、折
丁1の任意の位置に添付物2を貼り込むことが可能であ
る。なお、折丁1に対する添付物2の貼り付け位置を背
1cより大きく離した場合には、折丁1の折丁保持部材
4aで保持した部分よりも下方の部分に添付物2を貼り
付けることとなる場合がある。この場合には、押さえコ
ロ35で押される折丁1の裏面の支えが不十分となる場
合があるので、その位置に受けコロを配置するとか固定
ガイドを配置して折丁1の裏面を支える構成とすればよ
い。
【0027】図1において、添付物2を貼り込んだ折丁
1は、搬送チェーン4によって更に下流に搬送され、搬
送チェーン4に沿って配置された折丁フィーダーによっ
て、折丁1の上に更に他の折丁が乗せられ、その後、綴
じられ、製本される。このように、本実施例では、製本
ラインの搬送チェーン4に乗せた折丁1に対して、添付
物2の貼込を行うことができ、従って、製本ライン上で
インラインで添付物の貼込を行うことができ、従来のよ
うに製本ラインとは別工程で添付物の貼込を行う場合に
比べて、工程を簡略化でき、製本のコストダウンを図る
ことができる。
【0028】なお、本発明は製本ラインに組み込む場合
に限らず、折丁に対する添付物の貼込のみを行う単独の
装置としても使用可能である。この場合には、図1に示
す搬送チェーン4の上流に、1台の折丁フィーダーを設
け、下流には添付物2を貼り込んだ後の折丁を集積する
装置を配置した構成とすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、搬送チェーンに跨がった状態で且つ一定ピッチで保
持され、走行中の折丁に対して、添付物を自動的に貼り
付けることができ、添付物の貼込に要する費用を低減で
きると共に、添付物の折丁に対する貼り付け位置を任意
に設定できる等の効果を有している。
【0030】更に、本発明の貼込装置は製本ラインに組
み込むことが可能であるので、製本ライン上でインライ
ンで添付物の貼込を行うことができ、従来のように製本
ラインとは別工程で添付物の貼込を行う場合に比べて、
工程を簡略化でき、製本に要する費用、時間を共に短縮
できるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】製本ラインに組み込んだ本発明の実施例による
添付物貼込装置の概略構成を示す斜視図
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、上記実施例の概略
平面図及び概略側面図
【図3】図1のA−A矢視概略断面図
【図4】図1のB−B矢視概略断面図
【図5】図1の添付物貼込装置に設けている添付物供給
装置及びその近傍を、上方から且つ添付物に平行方向に
(図3の矢印C方向に)見た概略平面図
【図6】図1の添付物貼込装置に設けている添付物供給
装置及びその近傍を、ガイド手段の位置で切断して且つ
添付物に直角方向に(図3の矢印D−D方向に)見た概
略断面図
【符号の説明】
1 折丁 2 添付物 2a 折丁貼付領域 4 搬送チェーン 4a 折丁保持部材 4c 押し爪 6 添付物供給装置 7 ガイド手段 8 送り手段 9 供給台 10 フィード手段 12 底面ガイド 13 側面ガイド 14 搬送経路 17 押しピン 18 無端状チェーン 24 サッカー 29 搬送ベルト 30、31 押さえローラ 35 押さえコロ 38 糊付与手段 P 貼込位置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月29日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 悟 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 大垣 正夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 吉田 保 埼玉県児玉郡児玉町共栄414番地 富士機 械株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平に走行するように設けられた搬
    送チェーンであって、折丁を跨がらせた状態で且つ一定
    ピッチで保持して搬送する搬送チェーンと、折丁に貼り
    込むべき添付物を、前記搬送チェーンで搬送される折丁
    の走行経路上に設定した貼込位置に、その貼込位置を通
    過する折丁に同期して且つその折丁の添付物貼付領域に
    ほぼ等しい角度で送り込み、前記貼込位置を通過する折
    丁の前記添付物貼付領域に添付物の折丁貼付領域を重ね
    合わせて行くように、前記添付物を供給する添付物供給
    装置と、前記貼込位置の上流に設けられ、前記折丁の添
    付物貼付領域若しくは前記添付物の折丁貼付領域に接着
    剤を付与する糊付与手段と、前記貼込位置に設けられ、
    前記添付物の折丁貼付領域を前記折丁に押し付ける押し
    付け手段とを有する添付物貼込装置。
  2. 【請求項2】 前記添付物供給装置が、前記添付物を、
    前記搬送チェーンで搬送されている折丁の添付物貼付領
    域が垂直に対してなす角度にほぼ等しい角度に保持しな
    がら、該添付物を前記折丁の走行経路に小さい角度で且
    つ前記貼込位置で交差する搬送経路に沿って走行するよ
    うに案内するガイド手段と、前記ガイド手段で案内され
    る添付物を前記搬送チェーンで搬送される折丁に同期さ
    せて走行させる送り手段と、多数の添付物を重ねた状態
    でセットする供給台と、その供給台から添付物を1枚ず
    つ取り出して前記ガイド手段に供給するフィード手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の添付物貼込装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段で案内される添付物を前
    記搬送チェーンに保持された折丁に同期させて走行させ
    る送り手段が、前記搬送チェーンに保持された折丁のピ
    ッチと等しいピッチで取り付けられた押しピンを備えた
    無端状駆動チェーンと、その無端状駆動チェーンを搬送
    チェーンと同一速度で走行させるチェーン駆動装置と、
    前記無端状駆動チェーンを、前記押しピンが前記ガイド
    手段で案内されている添付物を押して搬送するよう、前
    記ガイド手段に沿って走行させるチェーン保持手段を有
    することを特徴とする請求項2記載の添付物貼込装置。
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