JPH1158700A - インキ掻き取り装置 - Google Patents

インキ掻き取り装置

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JPH1158700A
JPH1158700A JP21792297A JP21792297A JPH1158700A JP H1158700 A JPH1158700 A JP H1158700A JP 21792297 A JP21792297 A JP 21792297A JP 21792297 A JP21792297 A JP 21792297A JP H1158700 A JPH1158700 A JP H1158700A
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Shinichi Fujimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘度の高いインキでもブレード上にて塊にな
らず、安定かつ確実に流下させて回収することができる
とともに、手作業により危険な清掃作業が不要になり、
洗浄、清掃作業の時間短縮が図れるためオーダーチェン
ジ等に於いて段取替え時間が短くでき、稼働率、つまり
生産性の向上が可能となるインキ掻き取り装置を提供す
ること。 【解決手段】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
き取り装置において、上記インキ掻き取りブレード2の
上側面先端部近くに滞留するインキ3および洗浄液4の
混濁流体の流動を促進させるインキ攪拌機構Aを設けた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機へ設備され
たインキ供給ローラ群のローラのインキ洗浄を効率的に
行うインキ掻き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な枚葉印刷機は図8に示す如く構
成されたもので、インキ溜め23に供給されたインキ3
はインキ元ローラ24の外周面に付着した状態で図中矢
印方向に回転移送され、該インキ元ローラ24へ接離す
る呼び出しローラ25を介してインキ往復ローラ26へ
転移供給される。続いてゴムローラやローラの軸方向へ
往復動するインキ往復ローラ等互いに並設した一連のイ
ンキローラ群R0 を順次転移する過程で適度に練られた
後、版胴27の外周面へ接触させた複数組のインキ着け
ローラ28a…28eへ供給され、版胴27を介して所
定のタイミングで走行するシート(図示せず)へ転写さ
れる。
【0003】1組の印刷ユニットに於いては一色のみの
印刷が行われるようになっており、一般的な枚葉印刷機
では通常インキ色の異なる複数組の印刷ユニットをシー
トの進行方向に沿って並設することが多い。上記構造の
もと、下流側印刷ユニットでは上流側印刷ユニットで印
刷した直後のシートが移送されて来ることになりシート
側から前工程のインキ3が逆に転移し、版胴27、イン
キ着けローラ28a…28e及び互いに接触したインキ
ローラ群R0 のインキ3を汚濁させることがある。した
がって所定時間毎、或はオーダーチェンジに際してロー
ラ群R0 の外周面へ付着したインキ3を一旦洗浄し、再
度目的とする色彩の印刷ができるようにしている。とこ
ろで、図8に例示した如く通常のインキ洗浄装置は互い
に係合するローラ群R0 の上流側ニップル部へ電磁弁S
V等を開くことによって洗浄液4を吐出ノズル31を介
して適宜供給し、回転させながら順次下流へ転移させ、
係合するローラ表面を洗浄し、図9に示すように、ロー
ラ群R0 の1部に接触させたインキ掻き取りブレード2
により洗浄したインキ3と洗浄液4の混合状態の液を液
回収バケット5へ回収する。さらに、回収された液は、
廃液回収容器6へ収集される。上記インキ掻き取りブレ
ード2で掻き取る時、インキの性状や洗浄液量の多少に
より以降の流動性が変わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の項に於
いて説明した如くインキローラの外周面に付着残留する
インキ3、或はインキ3と洗浄液4との混合液を回収す
るこれ迄のインキ掻き取りブレード2では、次のような
課題があった。 (1)インキの性質、例えばUVインキ等粘度の高いも
のでは、図10に示すように、インキ掻き取りブレード
2上にてインキ3が塊となって流れない場合がある。 (2)オペレータがへらや紙片を利用し、手作業で前記
インキ掻き取りブレード2上のインキ塊を除去する必要
があり、このため特にローラを回転させながら作業を行
う場合では怪我等の危険性がある。 (3)前記インキ塊の除去作業を機械を停止して行う場
合では段取り替えに時間が掛り機械の稼働率、つまり生
産性が低下する。等々の問題があった。
【0005】本発明は、これらの課題に対処すべく提案
するもので、粘度の高いインキでもブレード上にて塊に
ならず、安定かつ確実に流下させて回収することができ
るとともに、手作業により危険な清掃作業が不要にな
り、洗浄、清掃作業の時間短縮が図れるためオーダーチ
ェンジ等に於いて段取替え時間が短くでき、稼働率、つ
まり生産性の向上が可能となるインキ掻き取り装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前項課題に対処
すべく提案するもので、印刷機に設備されたインキ供給
ローラ群におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ロ
ーラ群の任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを
接触させ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったイ
ンキ及び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器
へ案内するように構成したインキ掻き取り部に於けるイ
ンキ掻き取り装置において、上記インキ掻き取りブレー
ドの上側面先端部近くに滞留するインキおよび洗浄液の
混濁流体の流動を促進させるインキ攪拌機構を設けたこ
とにある。また、本発明は、上記インキ掻き取りブレー
ドに超音波振動子を接合したことにある。さらに、本発
明は、上記インキ掻き取りブレードに直接、或は間接的
にヒータを接合したことにある。またさらに、本発明
は、空気を噴射する手段の管路に空気加熱手段を設備
し、上記インキ掻き取りブレードの上側面へ熱風を吹き
付けるようにしたことにある。ならびに、本発明は、上
記インキ掻き取りブレードの少なくとも表面にフッ素樹
脂またはシリコン樹脂を使用したことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】印刷機に設備したインキローラ群
のインキ洗浄に際して上記ローラ群の1部にインキ掻き
取りブレードの先端を接触させ、該掻き取りブレードで
掻き取ったインキ及び洗浄液を液回収バケットにて保
有、又は更に下流廃液回収容器へ案内するよう構成した
インキ掻き取り装置としての基本構造は、前記従来技術
の項に於いて図8に従って説明したものと同様である。
本発明は前記インキ掻き取りブレードの上側面にて掻き
取ったインキが塊となって次のインキ流下を阻害すると
いった問題に対処すべくインキ掻き取りブレード部の構
造改善を提案するものである。
【0008】以下、本発明の実施の形態を図8および図
9と同一部分には同符号を付してその説明を省略して示
す図面を参照しながら詳細に説明する。図1は枚葉印刷
機に設備した本発明に係るインキ掻き取り装置の第1の
実施の形態を示す概念図である。図1に例示したインキ
掻き取り装置は、掻き取りブレード2の上側面先端部近
くに滞留するインキ3等を除去し、次に流れて来る液の
流動を促進させるインキ攪拌機構(清掃手段)Aを設備
したものである。インキ攪拌機構Aは、支点軸7を中心
として揺動する略コ字型のアーム81 の片側端ヘブラシ
9を固着すると共に別側端へカムフォロア10を軸着さ
せたもので、カムフォロア10はインキローラ群の中の
ローラ1軸端に固着したカム11の外周面へ転接させて
いる。
【0009】前記支点軸7はアーム81 の中心位置Oよ
りブラシ9側に偏位した位置に設けられており、装置フ
レーム12から側方に突設したブラケット13の先端へ
取り付けられている。装置フレーム12の上端には支持
片12aが延出されており、この支持片12aの取付穴
12bにはアーム81 の中心位置Oを軸支したロッド8
aが挿通されている。このロッド8aには、支持片12
aとアーム81 間を附勢する圧縮バネ14が配設されて
いる。ロッド8aの後端にはストッパ8bが装着され
て、ロッド8aの抜け止めが図られている。上記装置フ
レーム12はインキ3と洗浄液4の混合液を収容する液
回収バケット5に支持されており、この液回収バケット
5の上端に傾斜して設けられた側壁部5aに掻き取りブ
レード2が装着されている。さらに、液回収バケット5
に回収された液は、液回収バケット5の底面に連結され
たダクト5bを介して廃液回収容器6に回収される。
【0010】前記構成のもと、インキローラ群のローラ
1を回転させた状態で外周面へ液回収バケット5上部の
インキ掻き取りブレード2を接触させると、アーム81
はカムフォロア10を転接させたカム11の回転によっ
て揺動し、別側端に固着したブラシ9の先端をブレード
2上表面に於いて往復動させることができる。これによ
ってインキ掻き取りブレード2上に付着するインキ3或
は洗浄液4とインキ3との混合を促進させ、インキの塊
を溶かし流動をよくすることができる。従って洗浄作用
を向上させることができる。なお、ブラシ9の往復回数
及びストロークは前記カム11外周の形状を変更するこ
とによって或る程度任意に設定することができる。その
他類似した他の構造としてアーム81 端のカムフォロア
10を溝カム等に係合させ、前記例の圧縮バネ14を引
張バネに代替えする形式もある。
【0011】図2は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第2の実施の形態を示す概念図
で、図1と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。この場合、支点軸7を中心として揺動する略L
字状のアーム82 の片側端へブラシ9を固着すると共に
別側端へエアシリンダ15のヘッド部15aを連結した
もので、該エアシリンダ15の後端は装置フレーム12
から突設したブラケット16にピン17を介して揺動自
在に取り付けられている。
【0012】前記構成のもと、インキローラ群を回転さ
せた状態で外周面へ液回収バケット5上部のインキ掻き
取りブレード2を接触させる。アーム82 はエアシリン
ダ15の往復作動によって揺動するもので、支点軸7を
中心としてブラシ9を矢視方向に揺動させてインキ3の
塊等を除去する。こうして、前記図1の例と同様の作用
・効果を得ることができる。固有の効果として、ローラ
群の運転状態に関係なく揺動できるので、高速にも対応
できる。
【0013】図3は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第3の実施の形態を示す概念図
で、図2と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。この場合、インキ掻き取りブレード2上側面へ
接触する回転ブラシ18を設備し、装置フレーム12に
設置した単独のモータ19を介して、或はインキローラ
群の回転を利用した動力伝達手段を介して前記回転ブラ
シ18を回転させるよう構成したものである。前記構成
のもと、インキローラ群へ液回収バケット5上部のイン
キ掻き取りブレード2を接触させ回転ブラシ18を駆動
する。これによって、前記図1、図2の例と同様の作用
・効果を得ることができる。固有の効果としては、ブラ
シ18のブレード2との接触部はインキ3等を下方に流
す方向にブラシ18を回転させることができるので、イ
ンキ及3び洗浄液4を下方に流す効果が大きい。
【0014】図4は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第4の実施の形態を示す概念図
で、図1と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。本例は液回収バケット5上部のインキ掻き取り
ブレード2の裏面側の下側面に超音波振動子20を固着
し、該ブレード2を振動させ得るよう構成したものであ
る。前記構成のもと、インキ掻き取りブレード2の振動
によって掻き取ったインキ3がブレード2へ付着せず、
当接したインキローラ1間でも振動するのでインキ3や
洗浄液4の剥離性が良くなり、ローラ1外周面の掻き取
り効率を大幅に向上させることができる。
【0015】図5は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第5の実施の形態を示す概念図
で、図1と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。この場合は、液回収バケット5上部のインキ掻
き取りブレード2下側面へ直接、或は間接的にヒータ2
1を固着し、該ブレード2を適宜の温度に設定させ得る
よう構成したものである。前記構成のもと、インキ掻き
取りブレード2の昇温によって掻き取ったインキ3が軟
らかくなりブレード2へ付着し固形化する不具合がなく
なる。又、構造上機械的に作動する構成要素を必要とし
ないため組立調整が簡単で製造原価が低減でき、かつ故
障も少なくなる。
【0016】図6は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第6の実施の形態を示す概念図
で、図1と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。この場合、液回収バケット5上部のインキ掻き
取りブレード2上方へ所定の距離を持ってヒータ(熱風
吹き付け装置)22を配設した送風用ダクト33を設
け、該ブレード2上側面へ熱風を吹き付けるように構成
したものである。送風用ダクト33には、図示しないブ
ロア等によって空気が圧送される。前記構成のもと、イ
ンキ掻き取りブレード2及び掻き取ったインキ3を昇温
させ軟らかくすることができるためインキ3がブレード
2へ付着し固形化する不具合がなくなる。また、本例も
機械的に作動する構成要素を必要としないため組立調整
が簡単で製造原価が低減でき、かつ故障も少なくなる。
【0017】図7は枚葉印刷機に設備した本発明に係る
インキ掻き取り装置の第7の実施の形態を示す概念図
で、図1と同一部分は同符号を付してその説明を省略し
て示す。この場合、液回収バケット5上部のインキ掻き
取りブレード2′の材質としてテフロンまたはシリコン
コーティングのように表面エネルギーの小さいものを採
用し、構成したものである。前記構成のもと、金属に比
べブレード2′先端及び上表面の表面エネルギーを小さ
くすることができインキ供給ローラ1外周面への摺接状
態がスムーズになると共にインキ3の流動性が向上する
ためブレード2′へ付着し固形化する不具合がなくな
る。加えて、構造上別の付着装置を必要としないため製
造原価が低減でき、又は、保守点検、修理も容易に行え
る。
【0018】前記した種々構造のインキ掻き取りブレー
ド装置部によりインキローラ外周面へ付着したインキ、
インキ洗浄液の掻き取りブレードで掻き取る際、 (1)機械的に攪拌することによりインキの塊を洗浄液
に溶かす。これによりインキは液状化し流動が良くな
り、次々と掻き取られるインキを速やかに処理できる。 (2)温度を上昇させることによりインキ塊の粘度を下
げ、インキの流動を良くすると共に、そのことにより洗
浄液へ混合し易くなるので流動が促進され、処理が早く
なる。 (3)インキが塊となり易い掻き取りブレード部に超音
波振動を与えることにより、インキ塊と掻き取りブレー
ド間の摩擦係数を低くし、流動をよくし処理を早くす
る。 (4)掻き取りブレードの表面をフッ素やシリコンのよ
うな表面張力の小さい材料にすることにより、インキの
付着を少なくし、流動をよくし処理を円滑にする。 なお、上記第1ないし第6の実施の形態の掻き取りブレ
ードに第7の実施の形態で使用した、表面にフッ素やシ
リコンのような表面張力の小さい材料を使用した掻き取
りブレードを用いることも可能である。この場合、より
一層の効果が得られることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によるインキ掻き取り装置によれ
ば、以下のような効果を奏する。インキ供給ローラへ接
触させ、外周面のインキを掻き取るブレード部の改善に
より、 (1)粘度の高いインキでもブレード上にて塊になら
ず、安定かつ確実に流下させて回収することができる。 (2)ブレード上に於いてインキが固まる恐れがなくな
り、従来オペレータが行っていた手作業により危険な清
掃作業が不要になる。このため省力化が図れるようにな
る。 (3)洗浄、清掃作業の時間短縮が図れるためオーダー
チェンジ等に於いて段取替え時間が短くでき、稼働率、
つまり生産性の向上が可能となる。等々の効果を得るこ
とができるようになった。また、各請求項の効果は以下
のとおりである。請求項1において、印刷機に設備され
たインキ供給ローラ群におけるローラのインキ洗浄に際
して、上記ローラ群の任意のローラ表面にインキ掻き取
りブレードを接触させ、上記インキ掻き取りブレードで
掻き取ったインキ及び洗浄液を保有、又は更に下流側の
廃液回収容器へ案内するように構成したインキ掻き取り
部に於けるインキ掻き取り装置において、上記インキ掻
き取りブレードの上側面先端部近くに滞留するインキお
よび洗浄液の混濁流体の流動を促進させるインキ攪拌機
構を設けたので、機械的に攪拌することによりインキの
塊を洗浄液に溶かす。これによりインキは液状化し流動
が良くなり、次々と掻き取られるインキを速やかに処理
できる。請求項2において、上記インキ掻き取りブレー
ドに超音波振動子を接合したので、インキが塊となり易
い掻き取りブレード部に超音波振動を与えることによ
り、インキ塊と掻き取りブレード間の摩擦係数を低く
し、流動をよくし処理を早くすることができる。請求項
3において、上記インキ掻き取りブレードに直接、或は
間接的にヒータを接合したので、温度を上昇させること
によりインキ塊の粘度を下げ、インキの流動を良くする
と共に、そのことにより洗浄液へ混合し易くなるので流
動が促進され、処理が早くなることにある。請求項4に
おいて、空気を噴射する手段の管路に空気加熱手段を設
備し、上記インキ掻き取りブレードの上側面へ熱風を吹
き付けるようにしたので、温度を上昇させることにより
インキ塊の粘度を下げ、インキの流動を良くすると共
に、そのことにより洗浄液へ混合し易くなるので流動が
促進され、処理が早くなることにある。請求項5におい
て、上記インキ掻き取りブレードの少なくとも表面にフ
ッ素樹脂またはシリコン樹脂を使用したので、インキの
付着を少なくし、流動をよくし処理を円滑にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第1の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図2】図2は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第2の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図3】図3は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第3の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図4】図4は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第4の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図5】図5は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第5の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図6】図6は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第6の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図7】図7は、枚葉印刷機に設備した本発明に係るイ
ンキ掻き取り装置の第7の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図8】図8は枚葉印刷機に設備したインキ洗浄装置部
の全体概略構成説明図。
【図9】図9は、枚葉印刷機に設備した従来のインキ掻
き取り装置を示す概念図である。
【図10】図10は枚葉印刷機に設備した従来のインキ
洗浄装置部の課題を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 インキローラ群 2 インキ掻き取りブレード 3 インキ 4 洗浄液 5 液回収バケット 6 廃液回収容器 7 支点軸 8 アーム 9 ブラシ 10 カムフォロア 11 カム 12 装置フレーム 13 ブラケット 14 圧縮バネ 15 エアシリンダ 16 ブラケット 17 ピン 18 回転ブラシ 19 モータ 20 超音波振動子 21 ヒータ 22 ヒータ(熱風吹き付け装置) 23 インキ溜め 24 インキ元ローラ 25 呼び出しローラ 26 インキ往復ローラ 27 版胴 28 インキ着けローラ 31 吐出ノズル A インキ攪拌機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
    におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
    任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
    せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
    び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
    するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
    き取り装置において、上記インキ掻き取りブレードの上
    側面先端部近くに滞留するインキおよび洗浄液の混濁流
    体の流動を促進させるインキ攪拌機構を設けたことを特
    徴とするインキ掻き取り装置。
  2. 【請求項2】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
    におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
    任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
    せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
    び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
    するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
    き取り装置において、上記インキ掻き取りブレードに超
    音波振動子を接合したことを特徴とするインキ掻き取り
    装置。
  3. 【請求項3】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
    におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
    任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
    せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
    び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
    するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
    き取り装置において、上記インキ掻き取りブレードに直
    接、或は間接的にヒータを接合したことを特徴とするイ
    ンキ掻き取り装置。
  4. 【請求項4】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
    におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
    任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
    せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
    び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
    するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
    き取り装置において、空気を噴射する手段の管路に空気
    加熱手段を設備し、上記インキ掻き取りブレードの上側
    面へ熱風を吹き付けるようにしたことを特徴とするイン
    キ掻き取り装置。
  5. 【請求項5】 印刷機に設備されたインキ供給ローラ群
    におけるローラのインキ洗浄に際して、上記ローラ群の
    任意のローラ表面にインキ掻き取りブレードを接触さ
    せ、上記インキ掻き取りブレードで掻き取ったインキ及
    び洗浄液を保有、又は更に下流側の廃液回収容器へ案内
    するように構成したインキ掻き取り部に於けるインキ掻
    き取り装置において、上記インキ掻き取りブレードの少
    なくとも表面にフッ素樹脂またはシリコン樹脂を使用し
    たことを特徴とするインキ掻き取り装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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