JPH1158525A - プラスチック接合具 - Google Patents

プラスチック接合具

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JPH1158525A
JPH1158525A JP22645497A JP22645497A JPH1158525A JP H1158525 A JPH1158525 A JP H1158525A JP 22645497 A JP22645497 A JP 22645497A JP 22645497 A JP22645497 A JP 22645497A JP H1158525 A JPH1158525 A JP H1158525A
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JP
Japan
Prior art keywords
plastic
iron
hole
tip
metal housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP22645497A
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English (en)
Inventor
Jisaku Mayuzumi
黛治作
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭でも簡単に使用できるプラスチック
を熔融して結合、接合するプラスチック接合具を提供す
る。 【構成】 プラスチック接合具10は、従来の電気半田
ゴテと同様に、電熱ヒータ2と、該電熱ヒータを収納す
る金属筺体4と、該金属筺体4と連結する把手3と、前
記金属筺体4の先端に取り付けられた先端部Tが尖状ま
たは楔形状であって側面Sの長孔8から先端部近傍Kの
穴6に通じるプラスチック挿通孔7が開口された構造の
コテ9、を備える。使用に際しては、プラスチックのワ
イヤを長孔8に差し込みつつ熔かしてプラスチック挿通
孔7を通して穴6から熔けたプラスチックを流出せし
め、所定箇所を結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田付けと同様の
要領で容易にプラスチックの接合やプラスチック被覆が
できるプラスチック接合具に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の接合に用いられる(電気)半田ゴ
テは、スズと鉛の合金である半田をコテ先で溶かして金
属と結合させ金属同士を接合する熱供給具であり、電熱
ヒータと、該電熱ヒータを収納する金属筺体と、該金属
筺体と連結する把手(木製ないしプラスチック製)と、
前記金属筺体の先端に取り付けられた熱伝導率の高い銅
等のコテと、から成っている。
【0003】前記金属筺体先端に取り付けられたコテ
は、金属筺体に嵌入されて止めネジで固定されるもの、
またはコテの根元が雄ネジになっていて金属筺体先端の
雌ネジ部分に螺着固定されるものが一般であり、何れも
交換可能になっている。
【0004】半田ゴテは上述のように極めて簡単な構造
で、一般家庭でも手軽に電気工作、電気機器の修理等に
利用することができる安価で便利な道具といえる。
【0005】例えば2本の電気コードを結線する場合
は、双方の端部のプラスチック絶縁被覆を剥がして銅細
線を縒って結合し、半田ゴテで半田付けをして電気的、
物理的結合を完全にする。その後、ビニールテープで露
出する接合箇所をテーピングして絶縁を確保するという
作業が行われる。
【0006】ところで、プラスチック製品は日常生活の
至るところに溢れており、プラスチックなしには現在の
人々の生活は一時も成り立たない。
【0007】而して、プラスチック製品の修理や加工が
一般家庭でも簡単にできるプラスチック熔融、接合のた
めの道具が望まれる訳であるが、未だ一般家庭で使用可
能な簡単な道具でプラスチックを熔融、接合するものは
皆無である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の電気コードの結
線の場合を考えると、単に半田付けした後にビニールテ
ープでテーピングしたのみでは、時間経過に伴ってテー
プがずれたり接着面に隙間が空いたりする可能性が高
く、絶縁処理としては不完全であって、完全にプラスチ
ックを結線部分に熔融させて絶縁被覆を形成する方が望
ましいことは明らかであろう。
【0009】また、2本のビニールホースをつないで長
くしたい場合、プラスチックケースに空いた穴を塞ぎた
い場合等々、プラスチック接合のための道具は日常生活
において非常に有用な道具となることは疑いない。
【0010】勿論、従来の半田ゴテをそのまま上記プラ
スチックの熔融、接合に利用することが直ぐに想到され
る。しかしながら、表面張力が高い半田の場合には、コ
テ先を半田接合箇所の金属に当てて加熱しつつ糸半田等
を直接コテ先に当てて少量溶かして金属結合することが
容易にできるのであるが、概ね溶けた状態の表面張力が
熔融半田より小さく流動し易いうえに瞬時に溶け易いプ
ラスチックの場合には、プラスチックの供給及びコテ操
作が非常に難しい。
【0011】畢竟、所望の箇所に所望量の熔融プラスチ
ックを供給して仕上がり良くプラスチックを結合するこ
とが困難なのである。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、従来の金属結合に用いる半田ゴテを利用して、
この先端のコテをプラスチック熔融、結合に適する構造
のコテとした新規なプラスチック接合具を提供するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、電熱ヒータと、該電熱ヒータを収納する金
属筺体と、該金属筺体と連結する把手と、前記金属筺体
に取り付けられた先端部が尖状または楔形状であって側
面から先端部近傍に通じるプラスチック挿通孔が開口さ
れた構造のコテと、を備えて成ることを特徴とするプラ
スチック接合具を提供する。
【0014】ここに上記コテ以外の構造は従来の20〜
150W程度の電熱ヒータを内蔵する一般的な半田ゴテ
と同様であり、先端のコテのみを本発明のコテと交換し
て用いる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は本発明に係るプラスチック接合具1
0の構成を示す斜視図であり、図2の(a)〜(c)は
本発明に係るプラスチック接合具における尖状のコテの
製造プロセスを説明するための図であり、(d)は尖状
以外の形状として楔形形状のコテの斜視図である。
【0017】図1において、プラスチック接合具10
は、従来の電気半田ゴテと同様に、電熱ヒータ2と、該
電熱ヒータを収納する金属筺体4と、該金属筺体4と連
結する把手3と、前記金属筺体4の先端に取り付けられ
た先端部Tが尖状(または楔形状)であって側面Sの長
孔8から先端部近傍Kの穴6に通じるプラスチック挿通
孔7が開口された構造のコテ9、を備えて成ることを特
徴とする。
【0018】なお、上記コテ9の根元部分は半田ゴテと
同様に金属筺体4の先端に螺着または嵌着されて止めネ
ジ5にて固定されるようになっている。
【0019】次に、本発明の構成要素であるコテ9の製
造方法につき図2に基づいて概説する。
【0020】先ず、(a)のように、直径5〜10mm
の銅製の円柱11の上面中心からドリルにて中心軸に沿
って直径3mm程度の円孔12を1/2〜2/3程の深
さまで掘削する。次に、(b)のように、円柱11の上
端部分を叩いて一方へ折曲し、先端部分を一点鎖線C−
C′の切断面でカットする。次に(c)のように、カッ
トされたコテ先端の回りを叩いて形状を尖状(鋭角の円
錐状)に整える。この際、前記円孔12が塞がれずに先
端部近傍Kの穴6に通じるプラスチック挿通孔7となる
ように注意する。次にコテの側面Sの中央ないし根元に
近い部分に中心軸に向かって中心軸と平行な細長い長孔
8を前記円孔12と十分につながるまで掘削する。付言
すれば、上記長孔8は(a)または(b)または(c)
の工程に先だって掘削してもよい。また、長孔8と穴6
は(c)のようにコテ9の側面Sの概ね同一方向(図で
は右側)に開口されるのが作業性の点で望ましいであろ
う。
【0021】なお、上記コテ9は先端が尖った尖状であ
るが、例えば、図2の(d)のような、先端が楔形状の
コテ19であってもよく、この場合も側面に設けられた
長孔14から先端部近傍Kまでプラスチック挿通孔7が
開口されている。
【0022】次に、本プラスチック接合具10の使用例
について図3を基に説明する。
【0023】図3は本発明に係るプラスチック接合具1
0の使用状態の例及び使用結果を示す斜視図であり、使
用状態例として、ビニル被覆された2本の電気コード1
4、15の端部を結線してその露出する結線部分18の
周りをポリ塩化ビニルで覆う場合が示されている。即
ち、プラスチック接合具10のコテ9の先端を結線部分
18に当てがいつつ(または近接して)、ポリ塩化ビニ
ルのワイヤ25の先端をコテ9の長孔8に差し込みつつ
熔かして、プラスチック挿通孔7を通して先端部近傍の
穴6から流出する熔融したポリ塩化ビニルPを結線部分
18に付着結合せしめていくのである。この際、片手で
プラスチック接合具10の把手3を持ち、他方の手でポ
リ塩化ビニルのワイヤ25を長孔8に供給する。
【0024】而して、上記長孔8へのポリ塩化ビニルの
ワイヤ25の供給は差し込むだけなので誰でも簡単にで
き、熔けたポリ塩化ビニルPは所定の先端部近傍の穴6
からのみ安定して流出するので、対象となる結線部分1
8の所定箇所に所定量のポリ塩化ビニルを結合させるこ
とが容易にできるのである。
【0025】結果として、図3の2本の電気コード1
6、17の結線部分は結合したポリ塩化ビニル21で被
覆されて絶縁が完全になる。また、2本の所謂ビニール
ホース22、23を図3のように端面にてポリ塩化ビニ
ル24で結合することができることになる。
【0026】念のために付言すれば、本発明で使用する
プラスチックは上記ポリ塩化ビニルに限らず、半田ゴテ
の熱で熔融することができるプラスチックであれば特に
制限はない。
【0027】
【発明の効果】本発明のプラスチック接合具は、上記の
如く構成されているため下記の優れた効果が得られる。
【0028】(1)一般の半田ゴテを利用して、そのコ
テ部分を本発明のコテと交換するだけでよく、低コスト
でできる。
【0029】(2)一般家庭で簡単にプラスチックの熔
融、接合、結合ができ、プラスチック製品の補修、電気
コードの絶縁等の作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチック接合具10の構成を
示す斜視図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明に係るプラスチック接
合具における尖状のコテの製造プロセスを説明するため
の図であり、(d)は尖状以外の形状として楔形形状の
コテの斜視図である。
【図3】本発明に係るプラスチック接合具の使用状態の
例及び使用結果を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 電熱ヒータ 3 把手 4 金属筺体 5 止めネジ 6 穴 7 プラスチック挿通孔 8 長孔 9、19 コテ 10 プラスチック接合具 11 円柱 12 円孔 14、15、16、17 電気コード 18 結線部分 21、24 結合したポリ塩化ビニル 22、23 ビニールホース 25 ポリ塩化ビニルのワイヤ P 熔融したポリ塩化ビニル T 先端部 S 側面 K 先端部近傍

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電熱ヒータと、該電熱ヒータを収納する
    金属筺体と、該金属筺体と連結する把手と、前記金属筺
    体に取り付けられた先端部が尖状または楔形状であって
    側面から先端部近傍に通じるプラスチック挿通孔が開口
    された構造のコテと、を備えて成ることを特徴とするプ
    ラスチック接合具。
JP22645497A 1997-08-22 1997-08-22 プラスチック接合具 Pending JPH1158525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22645497A JPH1158525A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 プラスチック接合具

Applications Claiming Priority (1)

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JP22645497A JPH1158525A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 プラスチック接合具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1158525A true JPH1158525A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16845360

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22645497A Pending JPH1158525A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 プラスチック接合具

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JP (1) JPH1158525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017001096T5 (de) 2016-03-03 2018-12-06 Ihi Corporation Rotieriende Maschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017001096T5 (de) 2016-03-03 2018-12-06 Ihi Corporation Rotieriende Maschine

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