JPH1157811A - 光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方法 - Google Patents
光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄肉鋳片の表面に発生する凹凸による形状不
良や割れ、および薄肉鋳片や予備冷間圧延後の薄鋼板の
焼鈍、酸洗により発生する肌荒れと粒界浸食溝を取り除
き、光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板を製造する。 【解決手段】 連続鋳造した薄肉鋳片を、焼鈍、酸洗
後、または酸洗後、冷間圧延機により5%以上20%以
下の圧下率で予備冷間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗
さRaを1μm以下とした後、焼鈍、酸洗後、またはそ
のまま薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研削
して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗するか、ま
たは焼鈍、酸洗の代わりに光輝焼鈍する。
良や割れ、および薄肉鋳片や予備冷間圧延後の薄鋼板の
焼鈍、酸洗により発生する肌荒れと粒界浸食溝を取り除
き、光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板を製造する。 【解決手段】 連続鋳造した薄肉鋳片を、焼鈍、酸洗
後、または酸洗後、冷間圧延機により5%以上20%以
下の圧下率で予備冷間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗
さRaを1μm以下とした後、焼鈍、酸洗後、またはそ
のまま薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研削
して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗するか、ま
たは焼鈍、酸洗の代わりに光輝焼鈍する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オ−ステナイト系
ステンレス鋼の溶鋼を鋳造ロール周面に供給して連続鋳
造した薄肉鋳片から光沢の優れた冷間圧延鋼板を製造す
る方法に関する。
ステンレス鋼の溶鋼を鋳造ロール周面に供給して連続鋳
造した薄肉鋳片から光沢の優れた冷間圧延鋼板を製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄肉鋳片のロール周面に溶融金属を供給
する連続鋳造方法は、熱間圧延工程である分塊圧延や熱
間圧延が省略でき、製造コストを低減できることが大き
なメリットとなっている。薄肉鋳片の連続鋳造方法に
は、双ロ−ル方式および単ロ−ル方式の2種類の方法が
ある。
する連続鋳造方法は、熱間圧延工程である分塊圧延や熱
間圧延が省略でき、製造コストを低減できることが大き
なメリットとなっている。薄肉鋳片の連続鋳造方法に
は、双ロ−ル方式および単ロ−ル方式の2種類の方法が
ある。
【0003】その1つの、双ロ−ル方式で鋳造された薄
肉鋳片は、鋳造ロ−ルで急冷されるため凝固速度が不均
一となり表面割れが生じやすい。これを防ぐために特公
平8−15639号公報、特開平8−150442号公
報および特開平4−52053号公報には、鋳造ロ−ル
の表面にショットブラスト等で処理を行い、ロール表面
に表面粗さRaで4〜25μm程度の凹凸をつけること
が提案されている。
肉鋳片は、鋳造ロ−ルで急冷されるため凝固速度が不均
一となり表面割れが生じやすい。これを防ぐために特公
平8−15639号公報、特開平8−150442号公
報および特開平4−52053号公報には、鋳造ロ−ル
の表面にショットブラスト等で処理を行い、ロール表面
に表面粗さRaで4〜25μm程度の凹凸をつけること
が提案されている。
【0004】しかし、このような鋳造ロ−ルから製造し
た薄肉鋳片の表面は、表面粗さRaで2〜10μm(R
maxで30〜120μm)程度の凹凸が生じる。した
がって、このままの状態で薄肉鋳片を冷間圧延すると凹
部には圧延油が溜まり、凸部では圧延油不足を生じて凸
部と凹部では潤滑が異なり、光沢ムラが発生して光沢不
良となる。また、凸部は冷間圧延ロールとの接触が大き
くなるため焼き付きを起こし、凸部と凹部とでは光沢に
差が生じる。
た薄肉鋳片の表面は、表面粗さRaで2〜10μm(R
maxで30〜120μm)程度の凹凸が生じる。した
がって、このままの状態で薄肉鋳片を冷間圧延すると凹
部には圧延油が溜まり、凸部では圧延油不足を生じて凸
部と凹部では潤滑が異なり、光沢ムラが発生して光沢不
良となる。また、凸部は冷間圧延ロールとの接触が大き
くなるため焼き付きを起こし、凸部と凹部とでは光沢に
差が生じる。
【0005】この薄肉鋳片の凹凸を完全に除去するに
は、100μmを越える重研削が必要であり、研削歩留
が低下するという問題がある。
は、100μmを越える重研削が必要であり、研削歩留
が低下するという問題がある。
【0006】冷間圧延鋼板の製品表面に発生する光沢ム
ラの対策としては、特開平8−165523号公報に
は、化学成分をNi当量≦0.63×Cr当量−1.2
9に限定し、δ−フェライトを均一にした薄肉鋳片を得
た後、続いて連続鋳造ラインに設置した圧延機で圧下率
10%以上の熱間圧延を施し、鋳片表面の凹凸を消滅さ
せたり、鋳片表層部を再結晶させることにより、その後
の冷間圧延で光沢ムラの発生を防止できるとしている。
ラの対策としては、特開平8−165523号公報に
は、化学成分をNi当量≦0.63×Cr当量−1.2
9に限定し、δ−フェライトを均一にした薄肉鋳片を得
た後、続いて連続鋳造ラインに設置した圧延機で圧下率
10%以上の熱間圧延を施し、鋳片表面の凹凸を消滅さ
せたり、鋳片表層部を再結晶させることにより、その後
の冷間圧延で光沢ムラの発生を防止できるとしている。
【0007】また、特開平8−224603号公報に
は、鋳造ロ−ルに続いて熱間圧延機を2基設置し、前機
では熱間圧延鋼板表面の平滑化圧延を行い、後機では再
結晶化圧延を施し、その後の冷間圧延でスケ−ル疵、光
沢不良およびロ−ピングを防止できるとしている。
は、鋳造ロ−ルに続いて熱間圧延機を2基設置し、前機
では熱間圧延鋼板表面の平滑化圧延を行い、後機では再
結晶化圧延を施し、その後の冷間圧延でスケ−ル疵、光
沢不良およびロ−ピングを防止できるとしている。
【0008】一方、特開平8−300107号公報に
は、鋳造ロ−ルに続く圧延機で圧下率15%以上の熱間
圧延を施し、薄肉鋳片表面の凹凸を消滅させて表面粗さ
(Rmax)を20μm以下にすることで予備冷間圧延
前に表面研削をすることなく、酸洗した後、冷間圧延す
ることで高光沢が得られるとしている。
は、鋳造ロ−ルに続く圧延機で圧下率15%以上の熱間
圧延を施し、薄肉鋳片表面の凹凸を消滅させて表面粗さ
(Rmax)を20μm以下にすることで予備冷間圧延
前に表面研削をすることなく、酸洗した後、冷間圧延す
ることで高光沢が得られるとしている。
【0009】しかし、これらの方法は、次に示すような
問題を引き起こす。 (1) 連続鋳造機のすぐ近くに、高価な熱間圧延設備が必
要であり、設備がコスト高となる。 (2) 均一な圧延温度の確保が難しく、熱間圧延後の鋼板
の再結晶粒径および板厚が均一にならず、その後の冷間
圧延で光沢ムラを防げない。 (3) 薄肉鋳片は板厚が薄いため、製品化する上で冷間圧
延の圧下率に制約があり、熱間圧延後の焼鈍、酸洗で発
生する肌荒れおよび粒界浸食溝がその後の冷間圧延でも
残存し、良好な光沢の表面が得られない。
問題を引き起こす。 (1) 連続鋳造機のすぐ近くに、高価な熱間圧延設備が必
要であり、設備がコスト高となる。 (2) 均一な圧延温度の確保が難しく、熱間圧延後の鋼板
の再結晶粒径および板厚が均一にならず、その後の冷間
圧延で光沢ムラを防げない。 (3) 薄肉鋳片は板厚が薄いため、製品化する上で冷間圧
延の圧下率に制約があり、熱間圧延後の焼鈍、酸洗で発
生する肌荒れおよび粒界浸食溝がその後の冷間圧延でも
残存し、良好な光沢の表面が得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、薄肉
鋳片の表面に発生する凹凸による形状不良や割れ、およ
び酸洗により発生する肌荒れと粒界浸食溝を、取り除く
方法を提供することにある。
鋳片の表面に発生する凹凸による形状不良や割れ、およ
び酸洗により発生する肌荒れと粒界浸食溝を、取り除く
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々の実
験を行い検討した結果、下記の(A) および(B) の知見を
得た。
験を行い検討した結果、下記の(A) および(B) の知見を
得た。
【0012】(A) 連続鋳造設備のライン外にある冷間圧
延機を用いて、圧下率5%以上20%以下で、薄肉鋳片
の予備冷間圧延を行えば、鋼板の表面粗さRaを1μm
以下にでき、鋳造ロールのショットブラスト等による凹
凸の転写によって発生する薄肉鋳片の表面凹凸は消滅で
きる。したがって、連続鋳造設備のラインに熱間圧延機
や冷間圧延機の設置が不要となり設備費が大幅に軽減で
きる。
延機を用いて、圧下率5%以上20%以下で、薄肉鋳片
の予備冷間圧延を行えば、鋼板の表面粗さRaを1μm
以下にでき、鋳造ロールのショットブラスト等による凹
凸の転写によって発生する薄肉鋳片の表面凹凸は消滅で
きる。したがって、連続鋳造設備のラインに熱間圧延機
や冷間圧延機の設置が不要となり設備費が大幅に軽減で
きる。
【0013】(B) 上記予備冷間圧延後の酸洗により発生
する肌荒れおよび粒界浸食溝は鋼板表面を5μm以上1
00μm以下で研削することにより取り除ける。
する肌荒れおよび粒界浸食溝は鋼板表面を5μm以上1
00μm以下で研削することにより取り除ける。
【0014】本発明は、このような知見に基づきなされ
たもので、その要旨は下記の (1)〜(5) 項のとおりであ
る。
たもので、その要旨は下記の (1)〜(5) 項のとおりであ
る。
【0015】(1) 鋳造ロールの周面に溶融したオーステ
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研
削して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗すること
を特徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製
造方法。
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研
削して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗すること
を特徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製
造方法。
【0016】(2) 鋳造ロールの周面に溶融したオーステ
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷
間圧延し、薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研
削して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗すること
を特徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製
造方法。
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷
間圧延し、薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研
削して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗すること
を特徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製
造方法。
【0017】(3) 鋳造ロールの周面に溶融したオーステ
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、焼鈍、酸洗後、得られた薄鋼板表面を5μm以上1
00μm以下だけ研削して、次いで仕上げ冷間圧延後、
焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステンレ
ス冷間圧延鋼板の製造方法。
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、焼鈍、酸洗後、得られた薄鋼板表面を5μm以上1
00μm以下だけ研削して、次いで仕上げ冷間圧延後、
焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステンレ
ス冷間圧延鋼板の製造方法。
【0018】(4) 鋳造ロールの周面に溶融したオーステ
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷
間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗さRa を1μm以下
とした後、焼鈍、酸洗後、前記薄鋼板表面を5μm以上
100μm以下だけ研削して、次いで仕上げ冷間圧延
後、焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステ
ンレス冷間圧延鋼板の製造方法。
ナイト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片
を焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷
間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗さRa を1μm以下
とした後、焼鈍、酸洗後、前記薄鋼板表面を5μm以上
100μm以下だけ研削して、次いで仕上げ冷間圧延
後、焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステ
ンレス冷間圧延鋼板の製造方法。
【0019】(5) 上記の(1) 項から(4) 項のいずれかに
記載の仕上げ冷間圧延後に、前記焼鈍、酸洗に代えて光
輝焼鈍することを特徴とする光沢の良好なステンレス冷
間圧延鋼板の製造方法。
記載の仕上げ冷間圧延後に、前記焼鈍、酸洗に代えて光
輝焼鈍することを特徴とする光沢の良好なステンレス冷
間圧延鋼板の製造方法。
【0020】ここで「薄肉鋳片」とは、溶鋼を鋳造ロー
ル周面に供給して連続鋳造により得られた薄い鋳片をい
う。「薄鋼板」とは、薄肉鋳片を予備冷間圧延して得ら
れた薄い鋼板をいう。また「冷間圧延鋼板」とは、仕上
げ冷間圧延で得られた製品向けの鋼板をいう。
ル周面に供給して連続鋳造により得られた薄い鋳片をい
う。「薄鋼板」とは、薄肉鋳片を予備冷間圧延して得ら
れた薄い鋼板をいう。また「冷間圧延鋼板」とは、仕上
げ冷間圧延で得られた製品向けの鋼板をいう。
【0021】
【発明の実施の形態】上記にて、薄肉鋳片を焼鈍、酸洗
するのは、薄肉鋳片を巻き取った後強制冷却しない場合
の対応策である。すなわち強制冷却は、大型の設備が必
要であるが、あえてこの設備を省略すると緩冷却をせざ
るをえない。この場合薄肉鋳片の粒界にCrCが析出
し、このままでは粒界腐食が起こるので、焼鈍してCr
Cを拡散させるためである。酸洗は、焼鈍時に発生する
表面スケールを除去するために必要である。
するのは、薄肉鋳片を巻き取った後強制冷却しない場合
の対応策である。すなわち強制冷却は、大型の設備が必
要であるが、あえてこの設備を省略すると緩冷却をせざ
るをえない。この場合薄肉鋳片の粒界にCrCが析出
し、このままでは粒界腐食が起こるので、焼鈍してCr
Cを拡散させるためである。酸洗は、焼鈍時に発生する
表面スケールを除去するために必要である。
【0022】一方、薄肉鋳片の焼鈍を省略できるのは、
薄肉鋳片を巻き取った後、強制冷却をした場合であり、
薄肉鋳片の粒界にCrCの析出が生じない場合である。
しかし、薄肉鋳片の表面にはスケールが付着しているの
で、そのまま予備冷間圧延をすると薄鋼板の表面にスケ
ールの押し込み疵や圧延ロールに疵が付くので酸洗は省
略できない。
薄肉鋳片を巻き取った後、強制冷却をした場合であり、
薄肉鋳片の粒界にCrCの析出が生じない場合である。
しかし、薄肉鋳片の表面にはスケールが付着しているの
で、そのまま予備冷間圧延をすると薄鋼板の表面にスケ
ールの押し込み疵や圧延ロールに疵が付くので酸洗は省
略できない。
【0023】薄肉鋳片の予備冷間圧延後の焼鈍、酸洗
は、仕上げ冷間圧延で薄くできない場合の対応策であ
る。すなわち、仕上げ冷間圧延後の製品厚さが薄い場
合、予備冷間圧延で加工硬化した薄鋼板を焼鈍して、軟
化させるためである。酸洗は、前述したように焼鈍時に
発生する薄鋼板の表面スケールを除去するために必要で
ある。
は、仕上げ冷間圧延で薄くできない場合の対応策であ
る。すなわち、仕上げ冷間圧延後の製品厚さが薄い場
合、予備冷間圧延で加工硬化した薄鋼板を焼鈍して、軟
化させるためである。酸洗は、前述したように焼鈍時に
発生する薄鋼板の表面スケールを除去するために必要で
ある。
【0024】一方、仕上げ冷間圧延後の製品厚さが厚い
場合、仕上げ冷間圧延の圧下率が少なくて済むため、予
備冷間圧延で加工硬化した薄鋼板でも製品厚に仕上げる
ことができるため薄肉鋳片の予備冷間圧延後の焼鈍、酸
洗を省略できる。酸洗は、焼鈍を省略しているので必要
ない。本発明で、予備冷間圧延の圧下率および予備冷間
圧延後の薄鋼板の表面研削量を限定した理由を以下に説
明する。
場合、仕上げ冷間圧延の圧下率が少なくて済むため、予
備冷間圧延で加工硬化した薄鋼板でも製品厚に仕上げる
ことができるため薄肉鋳片の予備冷間圧延後の焼鈍、酸
洗を省略できる。酸洗は、焼鈍を省略しているので必要
ない。本発明で、予備冷間圧延の圧下率および予備冷間
圧延後の薄鋼板の表面研削量を限定した理由を以下に説
明する。
【0025】1)予備冷間圧延の圧下率:5%以上20%
以下。 図1に、予備冷間圧延後の薄鋼板表面粗さRaと冷間圧
延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示す。図
1に示すように、冷間圧延鋼板で高光沢(以下、光沢度
が500以上のもを「高光沢度」、光沢度が500以下
のものを「低光沢度という)を得るには、予備冷間圧延
後の薄鋼板表面粗さRaが1μm以下でないと達成でき
ないことが判る。
以下。 図1に、予備冷間圧延後の薄鋼板表面粗さRaと冷間圧
延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示す。図
1に示すように、冷間圧延鋼板で高光沢(以下、光沢度
が500以上のもを「高光沢度」、光沢度が500以下
のものを「低光沢度という)を得るには、予備冷間圧延
後の薄鋼板表面粗さRaが1μm以下でないと達成でき
ないことが判る。
【0026】図2に、予備冷間圧延の圧下率と圧延後の
薄鋼板表面粗さRaとの関係をグラフで示す。図2に示
すように、仕上げ冷間圧延鋼板で高光沢が得られる予備
冷間圧延薄鋼板表面粗さ(Ra)を1μm以下にするに
は、予備冷間圧延の圧下率が5%以上必要であることが
判る。したがって、下限を5%とした。
薄鋼板表面粗さRaとの関係をグラフで示す。図2に示
すように、仕上げ冷間圧延鋼板で高光沢が得られる予備
冷間圧延薄鋼板表面粗さ(Ra)を1μm以下にするに
は、予備冷間圧延の圧下率が5%以上必要であることが
判る。したがって、下限を5%とした。
【0027】予備冷間圧延圧下率が20%を超えると、
製品の機械的特性を確保するために必要な仕上げ冷間圧
延の圧下率60%以上を確保できない。すなわち、仕上
げ冷間圧延前の薄鋼板の肉厚を確保しておく必要があ
り、予備冷間圧延の圧下率の上限を20%とした。な
お、好ましくは5%以上10%以下である。
製品の機械的特性を確保するために必要な仕上げ冷間圧
延の圧下率60%以上を確保できない。すなわち、仕上
げ冷間圧延前の薄鋼板の肉厚を確保しておく必要があ
り、予備冷間圧延の圧下率の上限を20%とした。な
お、好ましくは5%以上10%以下である。
【0028】この予備冷間圧延は、鋳造ロ−ルの転写に
よってできる薄肉鋳片表面の凹凸を低減するものであ
り、通常の既存の冷間用圧延設備でよく、新しく圧延設
備を設置する必要はない。予備冷間圧延は薄肉鋳片を焼
鈍、酸洗してから行うのが好ましいが、酸洗のみで予備
冷間圧延してもよい。
よってできる薄肉鋳片表面の凹凸を低減するものであ
り、通常の既存の冷間用圧延設備でよく、新しく圧延設
備を設置する必要はない。予備冷間圧延は薄肉鋳片を焼
鈍、酸洗してから行うのが好ましいが、酸洗のみで予備
冷間圧延してもよい。
【0029】2)予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量:
5μm以上100μm以下。 図3に、予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量と仕上げ
冷間圧延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示
す。図3に示すように、高光沢の冷間圧延鋼板を得るに
は5μm以上予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削が必要
であることが判る。
5μm以上100μm以下。 図3に、予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量と仕上げ
冷間圧延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示
す。図3に示すように、高光沢の冷間圧延鋼板を得るに
は5μm以上予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削が必要
であることが判る。
【0030】図4に、仕上げ冷間圧延率(%)と冷間圧
延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示す。図
4に示すように、冷間圧延鋼板の光沢度(60°)が高
光沢の500以上を確保するには、5μm以上予備冷間
圧延後の薄鋼板の研削量が必要であることが判る。した
がって、予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量の下限を
5μm以上とした。
延鋼板の光沢度(60°)との関係をグラフで示す。図
4に示すように、冷間圧延鋼板の光沢度(60°)が高
光沢の500以上を確保するには、5μm以上予備冷間
圧延後の薄鋼板の研削量が必要であることが判る。した
がって、予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量の下限を
5μm以上とした。
【0031】図3に示すように、予備冷間圧延後の薄鋼
板を10μm以上の表面研削を行っても光沢度の向上効
果は少ないが、予備圧延後薄鋼板の表面欠陥である押し
込み疵および引っかき疵を除去するには最大で100μ
mの予備冷間圧延後の薄鋼板の研削が必要である。しか
し、研削量が100μmを越えると薄鋼板の手入れ歩留
りが大巾に低下するため、上限を100μmとした。な
お、好ましくは5μm以上20μm以下である。
板を10μm以上の表面研削を行っても光沢度の向上効
果は少ないが、予備圧延後薄鋼板の表面欠陥である押し
込み疵および引っかき疵を除去するには最大で100μ
mの予備冷間圧延後の薄鋼板の研削が必要である。しか
し、研削量が100μmを越えると薄鋼板の手入れ歩留
りが大巾に低下するため、上限を100μmとした。な
お、好ましくは5μm以上20μm以下である。
【0032】図5に、薄肉鋳片を焼鈍、酸洗した後の表
面粗さRaの一例をグラフで示す。図5に示すように、
薄肉鋳片の表面粗さRaは4.4μm程度になる。図6
に、薄肉鋳片を予備冷間圧延して得られた薄鋼板の表面
粗さRaの一例をグラフで示す。図6に示すように、予
備冷間圧延後の薄鋼板の表面粗さRaは、0.55μm
程度になる。
面粗さRaの一例をグラフで示す。図5に示すように、
薄肉鋳片の表面粗さRaは4.4μm程度になる。図6
に、薄肉鋳片を予備冷間圧延して得られた薄鋼板の表面
粗さRaの一例をグラフで示す。図6に示すように、予
備冷間圧延後の薄鋼板の表面粗さRaは、0.55μm
程度になる。
【0033】
【実施例】双ロ−ル方式で表1、表2に示す条件にて、
板厚2.0mm×板幅700mmの薄肉連続鋳片を製造
した。
板厚2.0mm×板幅700mmの薄肉連続鋳片を製造
した。
【0034】得られた薄肉鋳片の表面粗さRaをJIS
B0601に規定された方法で測定し、薄肉鋳片を焼
鈍、酸洗した。その後、既存設備である4段圧延機で予
備冷間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗さRaをJIS
B0601で測定し、薄鋼板を焼鈍、酸洗した。
B0601に規定された方法で測定し、薄肉鋳片を焼
鈍、酸洗した。その後、既存設備である4段圧延機で予
備冷間圧延し、得られた薄鋼板の表面粗さRaをJIS
B0601で測定し、薄鋼板を焼鈍、酸洗した。
【0035】次いで前記薄鋼板をコイル研削機で表面研
削し、既存設備である仕上げ冷間圧延機で板厚0.6m
mの冷間圧延鋼板を製造した。この冷間圧延鋼板を焼
鈍、酸洗後、光沢ムラを調査した。その後、焼鈍、酸洗
の変わりに光輝焼鈍して、光沢度を調査した。
削し、既存設備である仕上げ冷間圧延機で板厚0.6m
mの冷間圧延鋼板を製造した。この冷間圧延鋼板を焼
鈍、酸洗後、光沢ムラを調査した。その後、焼鈍、酸洗
の変わりに光輝焼鈍して、光沢度を調査した。
【0036】調査方法としては、光沢ムラは目視で観察
し、ムラなしを(○)、部分的にムラありを(△)およ
び全体にムラありを(×)の3段階で評価した。冷間圧
延鋼板の光沢度は、JISZ8741の鏡面光沢度測定
方法により60°の方向で測定し、数値で評価した。な
お、上記各工程の製造条件を表1〜2に、測定結果およ
び調査結果を表3に示す。なお、比較例は表2の基本工
程に準じるが、薄肉鋳片の焼鈍および予備冷間圧延後の
焼鈍酸洗は行わなかった。
し、ムラなしを(○)、部分的にムラありを(△)およ
び全体にムラありを(×)の3段階で評価した。冷間圧
延鋼板の光沢度は、JISZ8741の鏡面光沢度測定
方法により60°の方向で測定し、数値で評価した。な
お、上記各工程の製造条件を表1〜2に、測定結果およ
び調査結果を表3に示す。なお、比較例は表2の基本工
程に準じるが、薄肉鋳片の焼鈍および予備冷間圧延後の
焼鈍酸洗は行わなかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】表3に示すように、本発明例1〜11は、
薄肉鋳片を冷間圧延機で予備冷間圧延を行うことにより
得られた薄鋼板の表面粗さRaは1μm以下になった。
この薄鋼板を焼鈍、酸洗し、さらに表面研削した後、仕
上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗した。得られた冷間圧延鋼
板には、光沢ムラの発生はなかった。一方、仕上げ冷間
圧延後の焼鈍、酸洗の代わりに光輝焼鈍した鋼板の光沢
度も500以上で高光沢度であった。したがって、本発
明方法を用いることにより、光沢の良好な冷間圧延鋼板
が得られた。
薄肉鋳片を冷間圧延機で予備冷間圧延を行うことにより
得られた薄鋼板の表面粗さRaは1μm以下になった。
この薄鋼板を焼鈍、酸洗し、さらに表面研削した後、仕
上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗した。得られた冷間圧延鋼
板には、光沢ムラの発生はなかった。一方、仕上げ冷間
圧延後の焼鈍、酸洗の代わりに光輝焼鈍した鋼板の光沢
度も500以上で高光沢度であった。したがって、本発
明方法を用いることにより、光沢の良好な冷間圧延鋼板
が得られた。
【0041】これに対して、比較例1、2、4〜9、1
0、11では、予備冷間圧延の圧下率が本発明で定める
条件を外れているため、全体または部分的に光沢ムラが
発生した。
0、11では、予備冷間圧延の圧下率が本発明で定める
条件を外れているため、全体または部分的に光沢ムラが
発生した。
【0042】また、比較例3、12は、予備冷間圧延の
圧下率が本発明で定める条件内である5%以上のため光
沢ムラは防止できたが、得られた薄鋼板の表面研削量が
5μm以下であり本発明で定める条件を外れているた
め、仕上げ冷間圧延鋼板の光沢度は500以下で低光沢
度であった。
圧下率が本発明で定める条件内である5%以上のため光
沢ムラは防止できたが、得られた薄鋼板の表面研削量が
5μm以下であり本発明で定める条件を外れているた
め、仕上げ冷間圧延鋼板の光沢度は500以下で低光沢
度であった。
【0043】
【発明の効果】本発明により、オ−ステナイト系ステン
レス鋼の薄肉鋳片の光沢ムラの発生が防止でき、光沢の
良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造ができる。
レス鋼の薄肉鋳片の光沢ムラの発生が防止でき、光沢の
良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造ができる。
【図1】予備冷間圧延後の薄鋼板表面粗さRaと仕上げ
冷間圧延後鋼板の光沢(60°)との関係を示すグラフ
である。
冷間圧延後鋼板の光沢(60°)との関係を示すグラフ
である。
【図2】予備冷間圧延の圧下率と圧延後の薄鋼板の表面
粗さRaとの関係を示すグラフである。
粗さRaとの関係を示すグラフである。
【図3】予備冷間圧延後の薄鋼板の表面研削量と仕上げ
冷間圧延後鋼板の光沢度(60°)との関係を示すグラ
フである。
冷間圧延後鋼板の光沢度(60°)との関係を示すグラ
フである。
【図4】仕上げ冷間圧下率(%)と仕上げ冷間圧延後鋼
板の光沢度(60°)との関係を示すグラフである。
板の光沢度(60°)との関係を示すグラフである。
【図5】薄肉鋳片を焼鈍、酸洗した後の表面粗さRaの
一例を示すグラフである。
一例を示すグラフである。
【図6】薄肉鋳片を予備冷間圧延して得られた薄鋼板の
表面粗さRaの一例を示すグラフである。
表面粗さRaの一例を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 山下 庄平 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 鋳造ロールの周面に溶融したオーステナ
イト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片を
酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研
削して、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗すること
を特徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製
造方法。 - 【請求項2】 鋳造ロールの周面に溶融したオーステナ
イト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片を
焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間
圧延し、薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした後、
前記薄鋼板表面を5μm以上100μm以下だけ研削し
て、次いで仕上げ冷間圧延後、焼鈍、酸洗することを特
徴とする光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方
法。 - 【請求項3】 鋳造ロールの周面に溶融したオーステナ
イト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片を
酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間圧延
し、得られた薄鋼板の表面粗さRaを1μm以下とした
後、焼鈍、酸洗後、得られた薄鋼板表面を5μm以上1
00μm以下だけ研削して、次いで仕上げ冷間圧延後、
焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステンレ
ス冷間圧延鋼板の製造方法。 - 【請求項4】 鋳造ロールの周面に溶融したオーステナ
イト系ステンレス鋼を供給して連続鋳造した薄肉鋳片を
焼鈍、酸洗後、5%以上20%以下の圧下率で予備冷間
圧延し、得られた薄鋼板の表面粗さRa を1μm以下と
した後、焼鈍、酸洗後、前記薄鋼板表面を5μm以上1
00μm以下だけ研削して、次いで仕上 げ冷間圧延
後、焼鈍、酸洗することを特徴とする光沢の良好なステ
ンレス冷間圧 延鋼板の製造方法。 - 【請求項5】 上記の請求項1から請求項4のいずれか
に記載の仕上げ冷間圧延後に、前記焼鈍、酸洗に代えて
光輝焼鈍することを特徴とする光沢の良好なステンレス
冷間圧延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22812697A JPH1157811A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22812697A JPH1157811A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1157811A true JPH1157811A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16871630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22812697A Pending JPH1157811A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 光沢の良好なステンレス冷間圧延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1157811A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012170961A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Jfe Steel Corp | 耐食性に優れたステンレス鋼 |
CN107931353A (zh) * | 2016-10-12 | 2018-04-20 | 宝钢特钢有限公司 | 热轧双相不锈钢板表面压力加工方法及其应用 |
JP2018149587A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 日立金属株式会社 | 鋼帯の製造方法 |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP22812697A patent/JPH1157811A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012170961A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Jfe Steel Corp | 耐食性に優れたステンレス鋼 |
CN107931353A (zh) * | 2016-10-12 | 2018-04-20 | 宝钢特钢有限公司 | 热轧双相不锈钢板表面压力加工方法及其应用 |
JP2018149587A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 日立金属株式会社 | 鋼帯の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020409 |