JPH1157561A - 無線操縦型ヘリコプター搭載の薬液散布装置 - Google Patents

無線操縦型ヘリコプター搭載の薬液散布装置

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JPH1157561A
JPH1157561A JP21489797A JP21489797A JPH1157561A JP H1157561 A JPH1157561 A JP H1157561A JP 21489797 A JP21489797 A JP 21489797A JP 21489797 A JP21489797 A JP 21489797A JP H1157561 A JPH1157561 A JP H1157561A
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pumps
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chemical
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Kiyotoshi Tsuchiya
清俊 土屋
Toru Nomura
徹 野村
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New Delta Industrial Co Ltd
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New Delta Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線操縦型ヘリコプターに搭載される薬液散
布装置において、薬液が一つのポンプオリフィスを介し
てアトマイザー散布装置に供給されていたため、薬液の
散布量は固定で変更することは困難であった。 【解決手段】 無線操縦型ヘリコプターに搭載される薬
液散布装置において、薬液を供給するポンプP1・P2
の排出側の配管を2系統に分け、2つのアトマイザー噴
霧装置AL・ARにそれぞれ2つのポンプによって薬液
を供給し、薬液が2つの流量の異なるポンプオリフィス
10L・11L(10R・11R)を介して、1つのア
トマイザー噴霧装置に供給される配管を構成し、該2つ
のポンプを一方もしくは両方を作動させることにより、
薬液の散布量を調節可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線操縦型ヘリコ
プターに搭載される薬液散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から無線操縦型ヘリコプターを利用
して、薬剤の空中散布を行えるようにした技術は公知と
なっている。従来の無線操縦型ヘリコプターに搭載され
る薬液散布装置は、薬液を収納する薬液タンクを機体左
右の側部にそれぞれ配置し、該薬液タンクにはそれぞれ
ホースを介してアトマイザーと連通され、或いは、左右
それぞれポンプ及びオリフィスを介してアトマイザーと
連通して、空中に薬液を噴霧するようにしていた。例え
ば、特開平7−163922号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の散布装
置では、薬液を一定の量でしか散布することが出来ず、
薬液の散布量を変更する場合には該ポンプオリフィスを
交換する必要があり、散布量を調節することが困難であ
った。そのため薬液散布の不足が生じると長い時間かけ
て散布して効率が悪くなったり、余分な薬液の浪費が起
こる可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプの駆動
により薬液タンクから給液して、オリフィスを介して噴
霧装置より吐出して空中にて薬液を散布する無線操縦型
ヘリコプターに搭載される薬液散布装置において、前記
噴霧装置に並列に流量の異なる複数のオリフィスを接続
し、各オリフィスにそれぞれポンプを接続し、該ポンプ
の駆動停止を切り換えて薬液の散布量を調節可能とする
ように構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施例を搭載した無線操
縦型ヘリコプターの側面図である。図2は本発明の一実
施例を搭載した無線操縦型ヘリコプターの正面図であ
る。図3は本発明に係る配管系統図である。
【0006】図1、図2において、無線操縦型ヘリコプ
ター1に装着される薬液散布装置は、機体下部から両側
面に延設して着脱可能に搭載される薬液タンク2と、該
薬液タンク2を支持するステー8と、該ステー8の下方
に取り付けられた機体下部ボックス3と、機体下部にお
いて左右両方向に突出した支持パイプ4と、この支持パ
イプ4の左右両端部に懸架されたアトマイザー噴霧装置
A・Aと、該薬液タンク2から機体下部ボックス3を経
てアトマイザー噴霧装置Aに接続する給液チューブ6よ
り構成される。
【0007】該薬液タンク2に収納された薬液は該薬液
タンク2に配管された該給液チューブ6により該機体下
部ボックス3に導入される。薬液は該機体下部ボックス
3に設置されている図示していない2つのポンプP1・
P2と図示していない2対のポンプオリフィス10L・
10R・11L・11Rを介して、支持パイプ4中に貫
通された該給液チューブ6によりアトマイザー噴霧装置
Aに供給される。
【0008】アトマイザー噴霧装置Aは、モータMまた
はエンジンEによって駆動され(なお、図1、図2はモ
ータMによって駆動され、図3はエンジンEよりフレキ
シブルワイヤーを介して駆動される実施例を示してい
る)、給液チューブ6が導入された下に拡開する傘型カ
バー5と該傘型カバー5に覆われるように設けられた重
層円盤7からなり、該重層円盤7において重ねられた円
盤の間には薬液が拡散できるように隙間が設けられてお
り、該アトマイザー噴霧装置に供給された薬液は、該エ
ンジンEからの動力によって回転駆動される重層円盤7
の円盤間の隙間から外側へ出される。このため、粒径が
小さくなった薬液が該アトマイザー噴霧装置Aより放出
される。
【0009】図3において、送信器Sの無線操作により
無線操縦型ヘリコプター1に搭載された受信器を介して
コントローラCが作動し、エンジンEやクラッチK1、
K2等が制御される。ポンプP1、P2はクラッチK
1、K2を介してエンジンEからの動力によって駆動さ
れる。該ポンプP1、P2を作動させた場合に、それぞ
れタンク2から薬液を該アトマイザー噴霧装置AL、A
Rへ供給する。
【0010】ポンプP1の吐出側の配管は2系統に分か
れており、それぞれポンプオリフィス10L、10Rに
接続されている。該ポンプオリフィス10Lはアトマイ
ザー噴霧装置ALに、該ポンプオリフィス10Rはアト
マイザー噴霧装置ARに接続されている。同様に、該ポ
ンプP2に接続された吐出側の配管も2系統に分かれて
おり、それぞれポンプオリフィス11L、11Rに接続
されている。また該ポンプオリフィス11Lは該アトマ
イザー噴霧装置ALに該ポンプオリフィス11Rは該ア
トマイザー噴霧装置ARに接続されている。
【0011】前記クラッチK1、K2はコントローラC
と接続されて制御され、ポンプP1、P2を同時もしく
は単独で作動させることができる。また、前記ポンプオ
リフィス10Lと10R、ポンプオリフィス11Lと1
1Rの流量はそれぞれ等しく、該ポンプオリフィス10
Lと11L、該ポンプオリフィス10Rと11Rの流量
はそれぞれ異なる。そして、該ポンプP1を単独で作動
させた場合、該ポンプオリフィス10Lによって制限さ
れた流量の薬液が該アトマイザー噴霧装置ALへ、該ポ
ンプオリフィス10Rによって制限された流量の薬液が
該アトマイザー噴霧装置ARへ供給される。同様に該ポ
ンプP2を単独で作動させた場合、該ポンプオリフィス
11Lによって制限された流量の薬液がアトマイザー噴
霧装置ALへ供給され、該ポンプオリフィス11Rによ
って制限された流量の薬液がアトマイザー噴霧装置AR
へ供給される。
【0012】また、ポンプP1、P2を両方作動させた
場合は、アトマイザー噴霧装置ALには該ポンプP1よ
りポンプオリフィス10Lを介して、該ポンプP2より
ポンプオリフィス11Lを介してそれぞれ薬液が供給さ
れる。アトマイザー噴霧装置ARには該ポンプP1より
ポンプオリフィス10Rを介して、該ポンプP2よりポ
ンプオリフィス11Rを介してそれぞれ薬液が供給され
る。即ち、該アトマイザー噴霧装置ALには該ポンプオ
リフィス10Lによって調節された薬液の量とポンプオ
リフィス11Lによって調節された薬液の量の合計量が
供給される。同様に該アトマイザー噴霧装置ARには該
ポンプオリフィス10Rによって調節された薬液の量と
該ポンプオリフィス11Rによって調節された薬液の量
の合計量が供給される。従って、前記クラッチK1、K
2の作動を制御するだけで、3種類の量の散布が可能と
なる。但し、本実施例では二台のポンプ及びアトマイザ
ー噴霧装置、及び、2種類のオリフィスを用いた実施例
を説明したが、3台以上のポンプやアトマイザー噴霧装
置、及び3種類以上のオリフィスを搭載することも可能
であり、その数に合わせた数段階の散布量を調節するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。無線操縦型ヘリコプタ
ーに搭載される薬液散布装置において、薬液を供給する
複数のポンプのうち、いずれか一つ、または二つ、三つ
等の任意のものを組み合わせて作動させることで、数段
階の薬液散布量の調節が行えるようになり、ポンプオリ
フィスを交換せずに、送信機による無線誘導により薬液
の散布量を調節でき効率よく薬液を散布でき、効率の良
い薬液の散布が行え、薬液の浪費を減らすことができ
る。また、余分な薬液の散布が少なくなる事から周辺の
家畜や人その他環境への薬害を与える恐れも少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を搭載した無線操縦型ヘリコ
プターの全体側面図である。
【図2】本発明の一実施例を搭載した無線操縦型ヘリコ
プターの全体正面図である。
【図3】本発明に係る一実施例の配管系統図である。
【符号の説明】
2 薬液タンク C コントローラ S 送信機 E エンジン K1・K2 クラッチ P1・P2 ポンプ 10L・10R ポンプオリフィス 11L・11R ポンプオリフィス AL・AR アトマイザー噴霧装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの駆動により薬液タンクから給液
    して、オリフィスを介して噴霧装置より吐出して空中に
    て薬液を散布する無線操縦型ヘリコプターに搭載される
    薬液散布装置において、前記噴霧装置に並列に流量の異
    なる複数のオリフィスを接続し、各オリフィスにそれぞ
    れポンプを接続し、該ポンプの駆動停止を切り換えて薬
    液の散布量を調節可能とすることを特徴とする無線操縦
    型ヘリコプター搭載の薬液散布装置。
JP21489797A 1997-08-08 1997-08-08 無線操縦型ヘリコプター搭載の薬液散布装置 Expired - Fee Related JP4018203B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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