JPH1157422A - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽Info
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- JPH1157422A JPH1157422A JP9217877A JP21787797A JPH1157422A JP H1157422 A JPH1157422 A JP H1157422A JP 9217877 A JP9217877 A JP 9217877A JP 21787797 A JP21787797 A JP 21787797A JP H1157422 A JPH1157422 A JP H1157422A
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Abstract
糸膜モジュールユニットを用いたFRP製の浄化槽を提
供する。 【解決手段】 浄化槽の内部に、中空糸膜モジュールユ
ニット51がこの集水管および中空糸膜が水面に対して
鉛直方向となるように配置され、この大きさが(A)中
空糸膜モジュールの積層方向に沿ったユニットの長さが
20〜500mm、(B)中空糸膜モジュールの中空糸
の長さ方向に沿ったユニットの長さが100〜500m
m、(C)中空糸膜モジュールの集水管の長さ方向に沿
った高さが100〜1500mmである浄化槽を提供す
る。
Description
離等に用いる中空糸膜モジュールユニットを内部に配設
した浄化槽に関する。
置でき、施工期間を短くすることができることからFR
P製の浄化槽が普及してきている。図1は、このFRP
製の浄化槽の一例を示したもので、図中符号1は浄化槽
を示す。この浄化槽1はFRPからなる円筒状のもので
あり、その内部には、有効水深1.6m以上の被処理水
が満たされるようになっている。この浄化槽1は、地中
に埋められるが、その地上側の側面には、円筒状のマン
ホール2が設けられ、その先端は開口され、この開口部
分が地上に設けられて外部と連絡している。このマンホ
ール2の外径は、最小のもので600mm程度である。
空気の浄化等に数多く使用されてきた中空糸膜モジュー
ルが、これらの用途に加えて、近年では、下水処理場に
おける二次処理、三次処理や、浄化槽における固液分
離、産業廃水中の浮遊懸濁物質の固液分離、浄水場にお
ける河川水の直接濾過、工業用水道水の濾過、プール水
の濾過等の高汚濁性水の処理用途が様々な形で検討され
ている。高汚濁性水の処理用途に用いられる中空糸膜モ
ジュールとしては、特開平5−261253号公報、特
開平6−340号公報、特開平6−342号公報等に示
される中空糸膜モジュールまたは該中空糸膜モジュール
を積層させてなる中空糸膜モジュールユニットが示され
ている。
示したもので、この中空糸膜モジュール10は、複数の
中空糸31、31…が平行に配されて構成される中空糸
膜30と、中空糸膜30の両端に設けられた2つの対向
する集水管20によって概略構成されたものである。
た筒状のもので、その一端は閉止され、他端には図示さ
れない吸引ポンプに接続される配管22が設けられてい
る。さらに、この集水管20の側壁には、その長さ方向
に沿った開口部21が形成されている。この開口部21
には、中空糸膜30の端部が挿入されつつ、充填される
固定部材で閉塞され、中空糸膜30は強固に支持固定さ
れる。すなわち、中空糸膜モジュール10としては、中
空糸膜30の両端部が2本の集水管20によってそれぞ
れ支持される。この場合、中空糸膜30の端部とは、中
空糸31の繊維方向両端部であり、各中空糸31、31
…の両端部は、集水管20の内部路内に開口して位置す
るようになる。
吸引濾過を行う場合には、被処理液を満たした被処理液
槽内に前記中空糸膜モジュール10を配置し、その配管
22を吸引ポンプに接続する。そして、この吸引ポンプ
を稼動させると中空糸31、31…内が負圧になり、被
処理液槽に満たされた被処理液は、中空糸31、31…
内に吸引され、そこを通過するとともに濾過され、その
濾液はこの中空糸31、31…を通って集水管20の内
部路に入り、さらに配管22を通って吸引ポンプにより
吸引され排出される。
は、被処理水槽内に複数個配置して中空糸膜モジュール
ユニットとすることができる。図5は、中空糸膜モジュ
ール10を複数個配置した中空糸膜モジュールユニット
の一例を示すもので、複数の中空糸膜モジュール10の
中空糸膜30の膜面が平行に対向するように配置された
ものである。このように中空糸膜モジュール10を複数
個配置することによって、全体としての膜面積を増加さ
せることができ、処理能力を向上させることができる。
糸31、31…が集水管20によって、固定支持されて
中空糸膜30とされるので、中空糸31、31…が直接
被処理液に接する面積が大きくなっているので、固着一
体化することが少なく、またエアースクラビング法等に
よる洗浄も水や空気が膜面に沿って容易に移動すること
ができるので、濾過処理能力に優れたものとなる。
の普及にともない、このような優れた濾過処理能力をも
つ中空糸膜モジュールユニットを、FRP製の浄化槽の
膜処理濾過装置として用いれば非常に有益であると考え
られるが、上述のFRP製の浄化槽においては、マンホ
ールからのみ濾過処理装置の設置作業を行うこととなる
ため、上記中空糸膜モジュールユニットを用いて排水の
浄化処理を行う場合には、その設置にともない、中空糸
膜モジュールユニットの大きさの制限を受けることとな
る。また、大きさの制限を受けても、最低でも5人槽
(1m3/day)程度の濾過処理ができる濾過処理装
置でなければならず、従来の中空糸膜モジュールユニッ
トを設置するには不都合があった。よって本発明の課題
は、濾過処理装置として高い集積率を持つ中空糸膜モジ
ュールユニットを用いたFRP製の浄化槽を提供するこ
とである。
めに請求項1記載の浄化槽においては、複数本の中空糸
で構成された中空糸膜と、該中空糸膜の両端に設けられ
た集水管とを有する中空糸膜モジュールが複数個配置さ
れ、これらの集水管が集水ヘッダーに連接されるととも
に、支柱と遮蔽板とにより一体化されてなり、前記中空
糸内に入った濾液が、集水管内に形成された内部路を通
過して集水ヘッダーに集水するようにされた中空糸膜モ
ジュールユニットであって、下記に示す大きさに構成さ
れた中空糸膜モジュールユニットが、この中空糸膜モジ
ュールの集水管および中空糸膜の膜面が鉛直方向となる
ようにその内部に配置される。 (A)中空糸膜モジュールの積層方向に沿ったユニット
の長さが20〜500mm、(B)中空糸膜モジュール
の中空糸の長さ方向に沿ったユニットの長さが100〜
500mm、(C)中空糸膜モジュールの集水管の長さ
方向に沿ったユニットの高さが100〜1500mm。
は、複数本の中空糸で構成された中空糸膜と、該中空糸
膜の両端に設けられた集水管とを有する中空糸膜モジュ
ールが複数個配置され、これらの集水管が集水ヘッダー
に連接されるとともに、支柱と遮蔽板とにより一体化さ
れてなり、前記中空糸内に入った濾液が、集水管内に形
成された内部路を通過して集水ヘッダーに集水するよう
にされた中空糸膜モジュールユニットであって、下記に
示す大きさに構成された中空糸膜モジュールユニット
を、この中空糸膜モジュールがその集水管が水平方向に
沿うように、およびその中空糸の膜面が鉛直方向にユニ
ット内部に配置される。 (A)中空糸膜モジュールの積層方向に沿ったユニット
の長さが20〜500mm、(B)中空糸膜モジュール
の集水管の長さ方向に沿ったユニットの長さが100〜
500mm、(C)中空糸膜モジュールの中空糸の長さ
方向に沿ったユニットの長さが100〜1500mm。
に用いられる中空糸膜モジュールユニットにおいては、
その中空糸膜が編み織物であることが望ましく、中空糸
膜モジュールユニットに散気管が固定され一体化されて
いることが望ましい。
する。図1は本発明の浄化槽の一例の概略構成図であ
る。この浄化槽1は、小型合併浄化槽であり、本体はF
RP製のタンクで、その内部には水深1.6m以上の被
処理水が貯留されるようになっている。通常、浄化槽1
本体は地中に埋められるため、外部の連絡路として円筒
状のマンホール2が設けられる。また、その内部には、
膜分離装置として中空糸膜モジュールユニット51が、
マンホール2の下方に設置される。このとき、中空糸膜
モジュールユニット51は、図示のように一段に設置し
ても良いし、縦に複数個積み重ねて設置することもでき
る。
ト51を設置する場合、また浄化槽1の設置後は、上記
マンホール2を介してしかその内部の装置のメンテナン
スを行うことができない。そのため、内部に設置される
中空糸膜モジュールユニット51は、その処理量、設置
スペースに合わせて、その大きさが調節される。一般
に、マンホールの最小のものは、その外径が600mm
である。よって、中空糸膜モジュールユニット51の大
きさは、少なくとも外径600mmのマンホール2に挿
入できるだけのものでなければならない。本発明の中空
糸膜モジュールユニットは、最低外径600mmのマン
ホール2から設置可能な大きさに構成されている。
置される中空糸膜モジュールユニットの一例を示すもの
である。この中空糸膜モジュールユニット51には、中
空糸膜モジュール11、11…が複数個配置され、これ
らの中空糸膜モジュール11、11…の集水管23、2
3…および中空糸膜32、32…の膜面が鉛直方向に沿
うように浄化槽内部に設置されるもので、集水ヘッダー
41、支柱43、遮蔽板44により保持され、一体化さ
れた直方体状のものである。
51は、(A)中空糸膜モジュール11の積層方向に沿
ったユニットの長さが20〜500mm、(B)中空糸
膜モジュール11の中空糸32の長さ方向に沿ったユニ
ットの長さが100〜500mm、(C)中空糸膜モジ
ュール11の集水管23の長さ方向に沿ったユニットの
高さが100〜1500mmとなるように構成されてい
る。
管23の外径、それらの配置間隔、支柱43の外径、支
柱43と集水管23との間隔、集水ヘッダー42の長さ
および遮蔽板の厚さによって定められる。また、ユニッ
トの長さ(B)は、中空糸膜モジュールユニット51の
対向する集水管23の間隔、つまり中空糸膜の長さによ
り定められる。また、ユニットの高さ(C)は、集水管
23および支柱43の長さ、集水ヘッダー41の外径に
よって定められる。中空糸膜モジュールユニット51の
大きさは、これらの関連するものの大きさを適宜調節し
て定められる。
れる中空糸膜モジュール11としては、図4に示された
ものと同様の構成を有するものが好適に用いられる。中
空糸膜モジュール11は、複数本の中空糸で構成された
中空糸膜32と、該中空糸膜32の両端に設けられた集
水管23とを有して概略構成される。中空糸には、種々
のものが使用でき、例えば、セルロース系、ポリオレフ
ィン系、ポリビニルアルコール系、ポリメチルメタクリ
レート系、ポリスルフォン系等の各種材料からなるもの
が使用できる。中でも、ポリエチレンやポリプロピレン
等の強伸度の高い材質のものが好適に用いられる。
空糸の外径は20〜2000μm、孔径は0.01〜1
μm、空径率は20〜90%、中空糸膜32の膜圧は5
〜300μmのものが好ましい。また、中空糸膜32の
形状としては、中空糸膜32同士が固着一体化すること
なく、集水管23への固定が容易であれば特に制限はな
いが、中でも中空糸を緯糸とした編織物が、集水管23
への固定が容易で、任意の膜面積を容易に効率よく構成
することができるので、好適に用いられる。
筒状のもので、少なくともその一端には配管が設けら
れ、集水ヘッダー42に連通されている。なお、この図
に示した集水管23は円筒状のものであるが、これに限
られるものではなく、例えば、外形が四角柱のものであ
ってもよい。さらに、この集水管23の側壁には長さ方
向に沿った開口部24が形成されている。この開口部2
4には、中空糸膜32の端部が挿入されつつ、充填され
る固定部材で閉塞され、中空糸膜32は強固に支持固定
される。すなわち、中空糸膜モジュール11としては、
中空糸膜32の両端部が2本の集水管23によってそれ
ぞれ支持される。この場合、中空糸膜32の端部とは中
空糸の繊維方向両端部であり、各中空糸の両端部は集水
管23の内部路内に位置するようになる。
度および耐久性を有するものであればよく、例えば、ポ
リカーボネイト、ポリスルフォン、ポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、アクリル樹脂、ABS樹脂、変性PPE
樹脂等が挙げられるが、使用後に焼却により有毒ガスを
出さずに完全燃焼させることのできる炭化水素系の樹脂
を用いることが望ましい。
長さは、中空糸膜モジュールユニット51のユニットの
高さ(C)に関係し、その外径は中空糸膜モジュールユ
ニット51のユニットの長さ(A)に関係する。よっ
て、中空糸膜モジュールユニット51の大きさにより適
切な大きさのものが選ばる。このとき、集積率を高くす
るために要求される強度を持ち、集水管23の内部路を
流れる流体への抵抗が少なく、加工に支障の無い範囲の
外径5〜30mmのものが好適に用いられる。また、そ
の肉厚についても、上記条件を満たしていれば特に制限
はない。
mm以下が好ましく、10mm以下であるとより好まし
い。開口部24の幅を狭くすることによって、中空糸膜
32を構成する各中空糸を整然と一列に引き揃え易くな
るからである。中空糸が揃わず中空糸膜が乱れて形成さ
れると、汚泥等の付着により複数の中空糸が束になって
固着一体化し、分離膜としての表面積を有効に活用でき
ず、分離能が低下してしまう。
中空糸膜32の各中空糸をその端部の開口状態を保った
まま、集束して開口部24に固定するとともに、集水管
23の内部路を外部から液密に仕切るもので、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン等を液状
にしたものを開口部24に充填し、硬化させることによ
って形成される。また、1つの開口部24に対して2列
以上の中空糸膜を挿入、固定すれば、または1つの集水
管23に対して2つ以上の開口部を形成し、それぞれに
中空糸膜を挿入固定すれば、1つの中空糸膜モジュール
11あたり複数の中空糸膜32を形成することが可能と
なる。しかし、洗浄効果を考えると、中空糸膜は2枚程
度が適当である。
は、上述の中空糸膜モジュール11、11…を平行に、
また集水管23と中空糸膜32の膜面が浄化槽の水面に
対して鉛直方向となるように複数個配置し、両側の集水
管23、23…の両端部が、集水ヘッダー41に連設さ
れている。このとき、集水管23、23…の各配管が集
水ヘッダー41内部に連通している。
配置数は、その中空糸膜モジュールユニット51に求め
られる集積率によって定められる。例えば、5人槽の浄
化槽の濾過処理を行う場合の標準的な排水量は、1m3
/dayである。この濾過処理を行う場合に要求される
中空糸膜の膜面積は、使用する中空糸膜の濾過処理能力
を0.2m/day(m3/m2/day)とした場合、
5m3である。よって、中空糸膜モジュールユニット5
1に5m3の膜面積の中空糸膜32を集積化するように
中空糸膜モジュール11を複数個配置する。
ール11、11…の集水管23の配管に連通されるため
の複数の連設孔を有し、内部に濾液を通す通路を有する
筒状のもので、その連設孔において複数個の中空糸膜モ
ジュール11、11…に連接するとともに、それらを固
定一体化している。また、連設部の逆面の中央部には外
部の吸水ポンプと接続する吸引口42が設けられてい
る。この吸引口42は、少なくとも集水管23の配管が
連設している集水ヘッダー41に設けられる。この形状
としては、中空糸膜モジュール11を複数個まとめて固
定するマニホールドタイプ等のものが挙げられるが、各
中空糸膜モジュール11、11…から濾液が取り出せる
構造であれば、特に限定されない。
り、中空糸膜モジュールユニット51の四隅には支柱4
3が配設され、集水ヘッダー23を固定するとともに、
中空糸膜モジュールユニット51を支持している。この
支柱43を設けることにより中空糸膜モジュールユニッ
ト51は十分な強度を保持することができる。また、上
記支柱43が設けられた中空糸膜モジュールユニット5
1の両側面には中空糸膜32に平行に板状の遮蔽板44
が設けられている。
ニット51にエアースクラビング洗浄を行う場合に、エ
アーが中空糸膜モジュールユニット51外に広がらず、
その内の中空糸膜32に効率よく十分に当たり、洗浄が
スムーズに進むように設けられたものである。この遮へ
い板44を用いることにより、中空糸膜32の集積率を
上げることができ、中空糸膜モジュールユニット51の
小型化に対応できる。
行う場合、中空糸膜32に付着した汚泥を除去して濾過
処理率を高めるように、エアースクラビングによる洗浄
が行われている。従来この洗浄は、浄化槽の下方に設け
られた散気装置によって気泡が発散され、この気泡の上
昇により中空糸膜が揺動し、この揺動によって中空糸同
しが擦れ合ったりまたは中空糸と水の相対的流動により
中空糸膜の表面に付着した汚泥が取り除かれるようにな
っている。この場合、散気装置に中空糸膜モジュールを
取り付ける場合には、作業現場において位置合わせが行
われていた。本発明においては、この手間を省くため、
この散気管を予め中空糸膜モジュールユニット51の下
方に配設することが望ましい。このようにすると、中空
糸膜モジュールユニット51をマンホールから容易に設
置することができる。
1の使用にあっては、上述のように浄化槽1に設置した
中空糸膜モジュールユニット51を集水ヘッダー41の
吸引口42により外部に設けられた吸引ポンプに接続
し、この吸引ポンプを作動させることにより、吸引濾過
が行われる。このとき被処理水は、中空糸膜ユニット5
1の中空糸膜32によって濾過され、その濾液が集水管
23の配管を通って、集水ヘッダー41に集水し吸引口
42を通って、浄化槽1の外部に排出される。
ユニット51の濾過処理率を低下させないために、中空
糸膜モジュールユニット51の中空糸膜32に付着した
汚泥を落とすエアースクラビング洗浄を同時に行う。本
発明においては、中空糸膜32が水面に対して鉛直方向
に配置され、その両側には遮蔽板44が設けられている
ので、ユニット内に気泡が中空糸膜32の膜間を効率よ
く上昇するので、中空糸膜32の洗浄が容易にでき、中
空糸膜モジュールユニット51の濾過処理率が低下しに
くく、長期にわたって良好な濾過処理を行うことができ
る。
置される中空糸膜モジュールユニットの一例を示すもの
である。この中空糸膜モジュールユニット52は、中空
糸膜モジュール12、12…複数個配置し、これらの中
空糸膜モジュール12、12…の集水管25が水平方向
となるように、また中空糸膜33、33…の膜面が水面
に対して鉛直方向に沿うように浄化槽内部に設置される
もので、集水ヘッダー45、支柱47、遮蔽板48によ
り保持され、一体化された直方体状のものである。その
構造部材は、図1に示す中空糸膜モジュールユニット5
1と同様のものが用いられる。
ト52は、その大きさが(A)中空糸膜モジュール12
の積層方向に沿ったユニットの長さが20〜500m
m、(B)中空糸膜モジュール12の集水管25の長さ
方向に沿ったユニットの長さが100〜500mm、
(C)中空糸膜モジュール12の中空糸33の長さ方向
に沿ったユニットの長さが100〜1500mmとなる
ように構成されている。
管12の外径、それらの配置間隔、集水ヘッダー45の
長さおよび遮蔽板48の厚さによって定められる。ま
た、ユニットの長さ(B)は、集水管25および支柱4
3の長さ、集水ヘッダー45の外径によって定められ
る。また、ユニットの高さ(C)は、集水管25の外
径、中空糸膜モジュールユニット52の対向する集水管
25の距離、つまり中空糸膜33の長さ、支柱47の長
さによって定められる。中空糸膜モジュールユニット5
2の大きさは、これらの関連するものの大きさを適宜調
節して定められる。
いては、集水ヘッダー45の吸引口46が、中空糸膜モ
ジュールユニット52を浄化槽に設置した際に、その開
口部が上方となるように、集水ヘッダー52に設けられ
る。この集水ヘッダー45としては、中空糸膜モジュー
ルユニット51と同様に、図3にはマニホールドタイプ
のものを例示しているが、各中空糸膜モジュール12、
12・・・から濾液が取り出せる構造のものであれば、
特に限定されない。
の各両端つまり、中空糸膜モジュールユニット52の四
隅に配設され、集水ヘッダー45を固定するとともに、
中空糸膜モジュールユニット52を支持している。この
支柱47を設けることにより中空糸膜モジュールユニッ
ト52は十分な強度を保持することができる。また、遮
蔽板48は、中空糸膜モジュールユニット52の両側面
に設けられ、エアースクラビング洗浄を行う場合に、エ
アーが中空糸膜モジュールユニット52外に広がらず、
その内の中空糸膜33に効率よく、十分に当たり、洗浄
がスムーズに進むように設けられたものである。この遮
蔽板48を用いることにより、中空糸膜33の集積率を
上げることができ、中空糸膜モジュールユニット52の
小型化に対応できる。
化槽内部への設置方法および使用方法は、設置方向が異
なる以外は、上述の中間糸膜モジュールユニット51と
同様の方法が用いられ、同様の効果が得られるものであ
る。
る。図2に示す中空糸膜モジュールユニット51を製造
し、この中空糸膜モジュールユニット51をFRP製の
浄化槽の設置して濾過試験を行った。中空糸膜モジュー
ルユニット51に用いられる中空糸膜モジュール11と
しては、三菱レイヨン(株)製ポリエチレン中空糸膜
(分画性能0.1μm、外径410μm)を用い、これ
を5個用いて、中空糸膜モジュールユニット51内に平
行に配置し、集水管41によって固定して、中空糸膜モ
ジュールユニット51を製造した。
1の大きさを、ユニット幅(A)を142mm、ユニッ
トの長さ(B)を400mm、ユニットの高さ(C)を
916mmとなるように製造した。また、中空糸膜32
の膜面積を5m3とした。この中空糸膜モジュールユニ
ット51をFRP製の浄化槽1のマンホール2の下方
に、その中空糸膜モジュールユニット51の各集水管2
3が水面に対して鉛直方向となるように設置した。
g/Lの活性汚泥水を満たし、中空糸膜モジュールユニ
ット51を浸漬させ、LV=0.02m/h、エアー量
15m3/hにおいて、エアースクラビング洗浄を行い
ながら中空糸膜モジュールユニット51の濾過運転を行
った。この結果、実験開始時における初期差圧が10K
Paであったものが、6カ月経過後も差圧15KPa
と、大きな差圧上昇はみられなかった。よって、本発明
の浄化槽においては、長期にわたって良好な濾過処理が
行えるということがわかった。
おいては、上述の中空糸膜モジュールユニットを設置
し、その中空糸膜モジュールユニットがマンホールから
出し入れ可能な程度の大きさに設計されている上に、高
い集積率を持つものであるので、高い濾過処理能力を有
する浄化槽として排水処理装置として好適に使用するこ
とができる。特に、FRP製の小型浄化槽や処理装置に
おいて中空糸膜モジュールユニットのメンテナンスや取
付をマンホールを介して行うことが可能であり、高汚濁
水の濾過処理に好適に用いることができる。
内での設置方法を示す概略構成図である。
示す斜視図である。
示す斜視図である。
る。
置の一例を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の中空糸で構成された中空糸膜
と、該中空糸膜の両端に設けられた集水管とを有する中
空糸膜モジュールが複数個配置され、これらの集水管が
集水ヘッダーに連接されるとともに、支柱と遮蔽板とに
より一体化されてなり、前記中空糸内に入った濾液が、
集水管内に形成された内部路を通過して集水ヘッダーに
集水するようにされた中空糸膜モジュールユニットを内
部に設置してなる浄化槽であって、 上記中空糸膜モジュールユニットをこの中空糸膜モジュ
ールの集水管および中空糸膜の膜面が水面に対して鉛直
方向となるように浄化槽内部に配置し、 上記配置された中空糸膜モジュールユニットの大きさ
が、 (A)中空糸膜モジュールの積層方向に沿ったユニット
の長さが20〜500mm、 (B)中空糸膜モジュールの中空糸の長さ方向に沿った
ユニットの長さが100〜500mm、 (C)中空糸膜モジュールの集水管の長さ方向に沿った
ユニットの高さが100〜1500mm、 であることを特徴とする浄化槽。 - 【請求項2】 複数本の中空糸で構成された中空糸膜
と、該中空糸膜の両端に設けられた集水管とを有する中
空糸膜モジュールが複数個配置され、これらの集水管が
集水ヘッダーに連接されるとともに、支柱と遮蔽板とに
より一体化されてなり、前記中空糸内に入った濾液が、
集水管内に形成された内部路を通過して集水ヘッダーに
集水するようにされた中空糸膜モジュールユニットを内
部に設置してなる浄化槽であって、 上記中空糸膜モジュールユニットをこの中空糸膜モジュ
ールの集水管が水平方向におよびその中空糸の膜面が水
面に対して鉛直方向となるように浄化槽内部に配置し、 上記配置された中空糸膜モジュールユニットの大きさ
が、 (A)中空糸膜モジュールの積層方向に沿ったユニット
の長さが20〜500mm、 (B)中空糸膜モジュールの集水管の長さ方向に沿った
ユニットの長さが100〜500mm、 (C)中空糸膜モジュールの中空糸の長さ方向に沿った
ユニットの長さが100〜1500mm、 であることを特徴とする浄化槽。 - 【請求項3】 内部に配置される中空糸膜モジュールユ
ニットが編み織物からなる中空糸膜によってなるもので
あることを特徴とする請求項1または2記載の浄化槽。 - 【請求項4】 内部に配置される中空糸膜モジュールユ
ニットに散気管が固定され一体化していることを特徴と
する請求項1、2または3のいずれか記載の浄化槽。
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