JPH1157404A - フロン破壊処理方法 - Google Patents
フロン破壊処理方法Info
- Publication number
- JPH1157404A JPH1157404A JP9218806A JP21880697A JPH1157404A JP H1157404 A JPH1157404 A JP H1157404A JP 9218806 A JP9218806 A JP 9218806A JP 21880697 A JP21880697 A JP 21880697A JP H1157404 A JPH1157404 A JP H1157404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorine
- chlorine
- fluorocarbon
- recovered
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/151—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions, e.g. CO2
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、フロン破壊処理方法に関する。
【解決手段】 この発明は、回収したフロンを800 ℃〜
1600℃で加熱処理して、塩素とフッ素とに分解し、塩素
は抽出し、フッ素は活性炭と接触させながら蒸気に当
て、次いで処理されたフッ素と水と消石灰とを混合して
ＰＨ調整を行い中和状態とし、次いで脱水乾燥すること
を特徴としたフロン破壊処理方法を提供せんとするもの
である。
1600℃で加熱処理して、塩素とフッ素とに分解し、塩素
は抽出し、フッ素は活性炭と接触させながら蒸気に当
て、次いで処理されたフッ素と水と消石灰とを混合して
ＰＨ調整を行い中和状態とし、次いで脱水乾燥すること
を特徴としたフロン破壊処理方法を提供せんとするもの
である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロン破壊処理
方法に関する。
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷媒に用いられるフロンは、オゾ
ン層を破壊するものとして生産停止になっており、すで
に使用されているフロンについては回収が行われている
が、回収作業もままならない状況にある。
ン層を破壊するものとして生産停止になっており、すで
に使用されているフロンについては回収が行われている
が、回収作業もままならない状況にある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかるフロンは、たと
え所期通りに回収されてもその処理が簡単に行えないた
めに、一部大気に拡散するおそれがあり、簡便な処理技
術の開発が求められている。
え所期通りに回収されてもその処理が簡単に行えないた
めに、一部大気に拡散するおそれがあり、簡便な処理技
術の開発が求められている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、回収したフ
ロンを800 ℃〜1600℃で加熱処理して、塩素とフッ素と
に分解し、塩素は抽出し、フッ素は活性炭と接触させな
がら蒸気に当て、次いで処理されたフッ素と水と消石灰
とを混合してＰＨ調整を行い中和状態とし、次いで脱水
乾燥することを特徴としたフロン破壊処理方法を提供せ
んとするものである。
ロンを800 ℃〜1600℃で加熱処理して、塩素とフッ素と
に分解し、塩素は抽出し、フッ素は活性炭と接触させな
がら蒸気に当て、次いで処理されたフッ素と水と消石灰
とを混合してＰＨ調整を行い中和状態とし、次いで脱水
乾燥することを特徴としたフロン破壊処理方法を提供せ
んとするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】この発明は、コンプレッサにより
空気清浄器を介して空気を送りながら、エゼクト機能に
より、回収したフロンをボンベより抽出し、高温破壊装
置へ送る。
空気清浄器を介して空気を送りながら、エゼクト機能に
より、回収したフロンをボンベより抽出し、高温破壊装
置へ送る。
【０００６】高温破壊装置では、約800 ℃〜1600℃、好
ましくは1000℃〜1400℃の高熱でフロンを破壊し、塩素
とフッ素とに分解する。
ましくは1000℃〜1400℃の高熱でフロンを破壊し、塩素
とフッ素とに分解する。
【０００７】塩素は、塩素蓄積槽で蓄積して抽出し、フ
ッ素は煙状となって分離抽出する。
ッ素は煙状となって分離抽出する。
【０００８】抽出したフッ素は、活性炭に接触させなが
ら脱臭処理すると共に、蒸気発生装置より約100 ℃のス
チームを当てる。
ら脱臭処理すると共に、蒸気発生装置より約100 ℃のス
チームを当てる。
【０００９】このように、スチームによる加熱処理され
たフッ素は、水と消石灰とにより混合撹拌されＰＨ調整
がなされ中和状態となる。
たフッ素は、水と消石灰とにより混合撹拌されＰＨ調整
がなされ中和状態となる。
【００１０】次いで、水分は中和水として回収され、沈
澱槽に送られた消石灰とのフッ素混合物ではフッ素が沈
澱され、上澄水は中和水として回収される。
澱槽に送られた消石灰とのフッ素混合物ではフッ素が沈
澱され、上澄水は中和水として回収される。
【００１１】沈澱フッ素は、プレス脱水乾燥されて化学
石膏として回収され、プレス脱水された水は中和水とし
て回収される。
石膏として回収され、プレス脱水された水は中和水とし
て回収される。
【００１２】従って、フッ素の処理の最終工程で生成さ
れる中和水は無公害であり、フッ素の最終処理製品は、
化学石膏として有効利用できるものである。
れる中和水は無公害であり、フッ素の最終処理製品は、
化学石膏として有効利用できるものである。
【００１３】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説す
る。
る。
【００１４】図面中、１はコンプッサ、２は空気清浄
器、３は、回収フロンを収納したフロンボンベ、４は高
温破壊装置、５は電圧調整器、６は塩素蓄積槽、７は活
性炭、８は蒸気装置、９は撹拌装置、10は水、11は消石
灰、12は沈澱槽、13はプレス乾燥装置を示す。
器、３は、回収フロンを収納したフロンボンベ、４は高
温破壊装置、５は電圧調整器、６は塩素蓄積槽、７は活
性炭、８は蒸気装置、９は撹拌装置、10は水、11は消石
灰、12は沈澱槽、13はプレス乾燥装置を示す。
【００１５】上記した装置等からなる処理プラントの作
用を説明すると次の通りである。
用を説明すると次の通りである。
【００１６】コンプレッサ１からエアを送気すると、空
気清浄器２で空気を洗浄し、コンプレッサ１からの送気
圧によってフロンボンベ３から回収フロンをエゼクター
機能により取出す。
気清浄器２で空気を洗浄し、コンプレッサ１からの送気
圧によってフロンボンベ３から回収フロンをエゼクター
機能により取出す。
【００１７】このように、ボンベから取出されたフロン
は高温破壊装置４に送られる。
は高温破壊装置４に送られる。
【００１８】ここで800 ℃〜1600℃、好ましくは1000℃
〜1400℃の高温で加熱処理される。
〜1400℃の高温で加熱処理される。
【００１９】この加熱温度は、電圧調整器５により調整
される。
される。
【００２０】この高油破壊装置４によってフロンは塩素
とフッ素とに分解される。
とフッ素とに分解される。
【００２１】重い塩素は、塩素蓄積槽６中に蓄積され、
フッ素は、その上方に滞溜する。
フッ素は、その上方に滞溜する。
【００２２】塩素は該槽６の下端から排出されて回収さ
れる。
れる。
【００２３】フッ素は、塩素蓄積槽６から排出されて、
活性炭７と接触し脱臭される。
活性炭７と接触し脱臭される。
【００２４】同時に蒸気装置８より約100 ℃のスチーム
をフッ素にあてる。
をフッ素にあてる。
【００２５】次いで、水10と消石灰11をフッ素と混合し
て撹拌装置９により混合撹拌する。
て撹拌装置９により混合撹拌する。
【００２６】これは、フッ素のＰＨ調整のためであり、
かかる混合撹拌作用により消石灰とのフッ素混合物をＰ
Ｈ７に調整する。
かかる混合撹拌作用により消石灰とのフッ素混合物をＰ
Ｈ７に調整する。
【００２７】この中和作業において生成した水は中和水
として取出し、粘稠性のフッ素混合物を沈澱槽12に収納
してフッ素の沈澱を行う。
として取出し、粘稠性のフッ素混合物を沈澱槽12に収納
してフッ素の沈澱を行う。
【００２８】沈澱したフッ素混合物は取出してプレス乾
燥をし、その際抽出した水は中和水として回収し、プレ
ス乾燥したフッ素混合物は化学石膏として有効利用でき
るものである。
燥をし、その際抽出した水は中和水として回収し、プレ
ス乾燥したフッ素混合物は化学石膏として有効利用でき
るものである。
【００２９】
【発明の効果】この発明によれば、回収したフロンを高
温破壊装置により塩素とフッ素とに分解し、フッ素を消
石灰と混合してプレス乾燥して処理するものであるた
め、処理は簡単であり、処理した最終製品は、化学石膏
として有効に利用できると共に、処理過程で生成する水
は中和水であり、無公害であり、フロンの有効処理法と
して産業に貢献できる効果がある。
温破壊装置により塩素とフッ素とに分解し、フッ素を消
石灰と混合してプレス乾燥して処理するものであるた
め、処理は簡単であり、処理した最終製品は、化学石膏
として有効に利用できると共に、処理過程で生成する水
は中和水であり、無公害であり、フロンの有効処理法と
して産業に貢献できる効果がある。
【図１】本発明のフロン破壊処理方法の過程を示す説明
図。
図。
１ コンプレッサ ４ 高温破壊装置 ９ 撹拌装置 12 沈澱槽 13 プレス乾燥装置
Claims (1)
- 【請求項１】 回収したフロンを800 ℃〜1600℃で加熱
処理して、塩素とフッ素とに分解し、塩素は抽出し、フ
ッ素は活性炭と接触させながら蒸気に当て、次いで処理
されたフッ素と水と消石灰とを混合してＰＨ調整を行い
中和状態とし、次いで脱水乾燥することを特徴としたフ
ロン破壊処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9218806A JPH1157404A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | フロン破壊処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9218806A JPH1157404A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | フロン破壊処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1157404A true JPH1157404A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16725648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9218806A Pending JPH1157404A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | フロン破壊処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1157404A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101829488A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-09-15 | 天津市环境保护科学研究院 | 感应加热消解氟利昂的无害化处理方法及热解感应加热炉 |
| RU2721437C1 (ru) * | 2016-10-13 | 2020-05-19 | Ниссан Мотор Ко., Лтд. | Устройство помощи при парковке и способ помощи при парковке |
-
1997
- 1997-08-13 JP JP9218806A patent/JPH1157404A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101829488A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-09-15 | 天津市环境保护科学研究院 | 感应加热消解氟利昂的无害化处理方法及热解感应加热炉 |
| RU2721437C1 (ru) * | 2016-10-13 | 2020-05-19 | Ниссан Мотор Ко., Лтд. | Устройство помощи при парковке и способ помощи при парковке |
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