JPH1157098A - 素振り練習用具 - Google Patents

素振り練習用具

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JPH1157098A
JPH1157098A JP22471397A JP22471397A JPH1157098A JP H1157098 A JPH1157098 A JP H1157098A JP 22471397 A JP22471397 A JP 22471397A JP 22471397 A JP22471397 A JP 22471397A JP H1157098 A JPH1157098 A JP H1157098A
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JP
Japan
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shaft
head
weight
swing
grip
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JP22471397A
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English (en)
Inventor
Kakichi Uchida
嘉吉 内田
Shoichi Ito
正一 伊藤
Hiroko Uchida
広子 内田
Yoshihisa Uchida
嘉久 内田
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UCHIDA MOKKO KK
Original Assignee
UCHIDA MOKKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を確実に保持できるようにし、より一
層、安全性の向上を図る。 【解決手段】 パイプ状のシャフト10と、シャフト1
0の基端部10aに設けられるグリップ11と、シャフ
ト10に移動可能に設けられるウエイト13と、シャフ
ト10の先端部10bに設けられウエイト13が衝止さ
れるヘッド15と、グリップ11側に設けられウエイト
13が当接して停止させられるストッパ18とを備え、
ストッパ18に対しウエイト13を当接状態に磁着保持
するマグネット機構40をプラスチックマグネットで構
成し、ヘッド10をグリップ11側に固定されシャフト
10内に挿通される索体25に係留し、ヘッド15に繰
り返しの衝撃力が作用する等して、万一ヘッド15とシ
ャフト10との固定に支障が生じたりシャフト10が折
損したような場合でも、索体25による係留によって、
ヘッド15がシャフト10から離脱する事態を確実に防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ボールを打撃用具
で打撃して行なう野球,ゴルフやテニス等の球技のため
の素振り練習用に主に用いられる素振り練習用具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、素振り練習用具としては、例え
ば、特開平8−24386号公報に掲載されたものが知
られている。これは、図5に示すように、パイプ状のシ
ャフト1と、シャフト1の基端部1aに設けられシャフ
ト1を振るために把持されるグリップ2と、シャフト1
にその軸方向に沿って移動可能に設けられるウエイト3
と、シャフト1の先端部1bに設けられウエイト3が衝
止されるヘッド4と、シャフト1のグリップ2側に設け
られウエイト3が当接して停止させられるストッパ5と
を備えている。このヘッド4には、シャフト1の先端部
1bが挿入される貫通した段付きの挿入孔6が形成され
ており、シャフト1の先端部1bにフランジ7を溶接等
で固定してこのフランジ7を段部6aに当接させてヘッ
ド4をシャフト1に保持させている。
【0003】そして、この素振り練習用具を使用すると
きは、グリップ2を把持してウエイト3をストッパ5に
当接させ、この状態で素振りを行なう。これにより、ウ
エイト3が遠心力によってヘッド4側に移動してヘッド
4に衝止し、このときの衝撃音や衝撃力によりボールを
打ったときの音や感触が得られ、また、素振りのスピー
ドや素振りの軌跡の違いによって、ウエイト3の衝撃力
が異なるので、臨場感のある素振り練習を行なうことが
できる。
【0004】また、従来、このような素振り練習用具に
おいて、ウエイト3とストッパ5との当接部に、ウエイ
ト3をストッパ5に当接状態に磁着保持する磁石(図示
せず)を備えたものもある(例えば、特開平8−187
310号公報に掲載)。これは、素振り開始位置に練習
具を位置させる際に、ウエイト3をストッパ5に当接さ
せた状態を保持し、ウエイト3が自重で容易に移動しな
いようにして、操作性や安全性を向上させたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
素振り練習用具において、前者の練習用具にあっては、
ヘッド4は、シャフト1の先端部1bに溶接等で固定さ
れたフランジ7を段部6aに当接させて保持されている
だけなので、繰り返しの衝撃力が作用する等して、万一
フランジ7の溶接が取れたりシャフト1が折損したりし
た場合に、ヘッド4の保持を確保できない虞がある。特
に、ゴルフ用の練習具にあっては、シャフト3が細いの
で、保持が難しくなる。また、後者の練習用具にあって
は、繰り返しの衝撃力によって、磁石が破損し易く、ま
た、破損が生じた場合には、ウエイト3の保持を確保で
きないので、多少なりとも支障が生じてしまう。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、部品を確実に保持できるようにし、より一
層、安全性の向上を図った素振り練習用具を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、パイプ状のシャフト
と、該シャフトの基端部に設けられシャフトを振るため
に把持されるグリップと、上記シャフトにその軸方向に
沿って移動可能に設けられるウエイトと、上記シャフト
の先端部に設けられ上記ウエイトが衝止されるヘッドと
を備えた素振り練習用具において、上記ヘッドを上記グ
リップ側に固定され上記シャフト内に挿通される索体に
係留した構成としている。これにより、ウエイトによっ
てヘッドに繰り返しの衝撃力が作用する等して、万一ヘ
ッドとシャフトとの固定に支障が生じたり、あるいは、
万一シャフトが折損したような場合でも、索体による係
留によって、ヘッドがシャフトから離脱する事態が確実
に防止される。
【0008】そして、より具体的には、上記ヘッドに上
記シャフトの先端部が挿入される貫通した挿入孔を形成
し、該挿入孔に挿入されたシャフトの先端部に挿通され
る軸部及び上記挿入孔の開口縁に当接する頭部を有した
連結部材を設け、上記グリップ側内部に係止部材を設
け、上記連結部材の軸部と上記係止部材とを上記シャフ
ト内に挿通される索体で連結し、上記ヘッドを上記索体
に係留した構成としている。これにより、連結部材の頭
部及び軸部によってヘッドを支持するので、索体の係留
が確実に行なわれ、ヘッドがシャフトから離脱する事態
が確実に防止される。そして、必要に応じ、上記ヘッ
ド,上記シャフト及び連結部材の軸部を連通する連通孔
を設け、該連通孔にピンを嵌入した構成としている。ヘ
ッドの固定が強固になり、より一層ヘッドがシャフトか
ら離脱する事態が確実に防止される。
【0009】また、必要に応じ、上記連結部材の軸部を
中実に形成した構成としている。軸部が強度的に強くな
り、この部位の応力集中があっても、この部位で容易に
破損してしまう事態が防止される。更に、必要に応じ、
上記連結部材の軸部と上記シャフトの内面との間に接着
剤を介装した構成としている。軸部とシャフトとの結合
が確保され、がたつきが防止され、強度も確保される。
更にまた、必要に応じ、上記連結部材の軸部の外側に不
規則な多条の溝傷を形成した構成としている。接着剤の
接着面積が増すので、シャフトの先端部の内面との接合
が確実に行なわれる。また、必要に応じ、上記係止部材
を、上記シャフトに嵌合する形状に形成し、長手方向に
沿って索体が挿通される溝を備え、索体の端部を端面に
係止可能に形成した構成としている。索体を係止部材の
溝に挿通して係止部材に取付けるので、その取付が簡単
に行なわれる。
【0010】また、このような課題を解決するための本
発明の技術的手段は、パイプ状のシャフトと、該シャフ
トの基端部に設けられシャフトを振るために把持される
グリップと、上記シャフトにその軸方向に沿って移動可
能に設けられるウエイトと、上記シャフトの先端部に設
けられ上記ウエイトが衝止されるヘッドと、上記シャフ
トのグリップ側に設けられ上記ウエイトが当接して停止
させられるストッパと、該ストッパに上記ウエイトを当
接状態に磁着保持するマグネット機構とを備えた素振り
練習用具において、上記マグネット機構を、上記ウエイ
トの当接部に設けられる第一の磁着体と、上記ストッパ
の当接部に設けられる第二の磁着体とを備えて構成し、
上記第一及び第二の磁着体のうち少なくとも上記ウエイ
トに設けられる第一の磁着体を、樹脂に磁石材料を含有
させて形成されるプラスチックマグネットで構成してい
る。これにより、ウエイトの第一の磁着体が第二の磁着
体に衝止しても、少なくとも第一の磁着体はプラスチッ
クマグネットで形成されているので、これにより衝撃が
吸収され、容易に破損する事態が防止される。そのた
め、繰り返しの衝止によっても、容易に破損しにくいの
で、耐久性が向上させられ、ウエイトの保持が確保され
る。
【0011】そして、必要に応じ、上記第一及び第二の
磁着体を、板状かつリング状に形成し、該第一及び第二
の磁着体を上記ウエイト及びストッパの当接部に形成し
た同形の嵌合溝に嵌合した構成としている。これによ
り、第一及び第二の磁着体は、リング状に形成されてい
るので、ウエイトの当接部の全周が磁着され、保持が均
一になって、より一層保持が確実になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る素振り練習用具を説明する。実施の
形態に係る素振り練習用具はゴルフ用の練習具である。
図1乃至図4に示すように、実施の形態に係る素振り練
習用具において、10はパイプ状のシャフトであって、
全長に亘ってテーパ状の金属製パイプで形成され、例え
ば、全長が105mm,基端の外径が15mm,先端の
外径が9mmに形成されている。11はシャフト10の
基端部に設けられシャフト10を振るために把持される
グリップである。このグリップ11は、ゴム等で筒状に
形成された本体12を備え、この本体12がシャフト1
0の基端部10aに嵌入されて強固に弾接させられて取
付けられている。
【0013】13はシャフト10にその軸方向に沿って
移動可能に設けられるウエイトである。このウエイト1
3は、例えば硬質のゴム,プラスチック等で円柱状に型
成形されており、軸線上にシャフト10に遊挿される通
孔14が形成されている。ウエイト13の重量は、適宜
に定められる。15はシャフト10の先端部10bに設
けられウエイト13が衝止されるヘッドである。このヘ
ッド15は、例えば硬質の木材を用いてゴルフクラブの
所謂ウッドのヘッド形状に切削形成されている。ヘッド
15にはシャフト10の先端部10bが挿入される貫通
した挿入孔16が形成されている。ヘッド15の下面側
であって挿入孔16の開口縁部は座ぐり形成されて挿入
孔16よりも大径の穴部17が形成されており、この挿
入孔16の開口縁部にヘッド15の下面よりも引っ込ん
だ座面17aが形成されている。18はシャフト10の
グリップ11側に設けられウエイト13が当接して停止
させられるストッパである。ストッパ18は、木材を切
削加工して略円錐状に形成されており、軸線上にシャフ
ト10に嵌合される嵌合孔19が形成されている。そし
て、グリップ11の直近のシャフト10に嵌合固定され
ている。
【0014】20はヘッド15の挿入孔16に挿入され
たシャフト10の先端部10bに挿通される中実の軸部
21及び挿入孔16の開口縁である座面17aにワッシ
ャ23を介して当接する頭部22を有した金属製の連結
部材である。軸部21の先端は両側が切り欠かれて板状
に形成されており、この先端の板状部24に索体25が
結着される穴26が形成されている。27はグリップ1
1側内部に設けられる木製の係止部材である。この係止
部材27は、シャフト10の基端部10aに嵌合する外
径を有して円柱状に形成され、長手方向に沿って索体2
5が挿通される溝28が形成されている。
【0015】そして、連結部材20の軸部21と係止部
材27とはシャフト10内に挿通される索体25で連結
される。索体25としては、例えば、紐や金属ワイヤ等
適宜のものが用いられる。詳しくは、連結部材20の軸
部21において板状部24の穴26に索体25の一端を
引き通して結着し、索体25の他端側を係止部材27の
溝28に挿通し、索体25の他端にかしめ金具29を設
け、このかしめ金具29を係止部材27の端面に係止さ
せる。これにより、ヘッド15は索体25に係留され
る。この場合、連結部材20の軸部21をシャフト10
の先端部10bに挿通して頭部22をワッシャ23介し
てヘッド15の座面17aに当接させる一方、係止部材
27をシャフト10の基端部10aに嵌合した状態に
し、軸部21及び係止部材27に索体25を掛け渡す。
索体25はある程度たるんで掛け渡されても差支えな
い。
【0016】また、ヘッド15,シャフト10及び連結
部材20の軸部21には同軸の連通孔30,31,32
が形成されており、この連通孔30,31,32に割り
ピン33が嵌入されている。更に、連結部材20の軸部
21の外側に不規則な多条の溝傷34が形成されてお
り、連結部材20の軸部21とシャフト10の内面との
間に接着剤が介装されている。接着剤は溝傷34に入り
込む。
【0017】40はストッパ18にウエイト13を当接
状態に磁着保持するマグネット機構である。このマグネ
ット機構40は、ウエイト13の当接部に設けられる第
一の磁着体41と、ストッパ18の当接部に設けられる
第二の磁着体42とを備えて構成され、上記第一及び第
二の磁着体41,42は、樹脂に磁石材料を含有させて
形成される周知のプラスチックマグネットで構成されて
いる。プラスチックマグネットは、例えば、樹脂として
ナイロンを用い、磁石材料としてフェライトを用いて製
造されている。第一及び第二の磁着体41,42は、型
成形あるいはシート状のものを型抜きして板状かつリン
グ状に形成され、各第一及び第二の磁着体41,42
は、ウエイト13及びストッパ18の当接部に形成した
同形の嵌合溝43,44に嵌合されている。第一及び第
二の磁着体41,42は、図4に示すように、互いに位
相が異なるN極及びS極を放射状に交互に有しており、
N極及びS極が重なり合って磁着する。
【0018】従って、この実施の形態に係る素振り練習
用具を組み立てるときは、予め、索体25を連結部材2
0の軸部21の板状部24に結着しておく。また、第二
の磁着体42を取付けたストッパ18をシャフト10の
基端部10aに嵌合して固定する。次に、シャフト10
の基端部10a側から第一の磁着体41を取付けたウエ
イト13を挿入する。そして、ヘッド15の挿入孔16
にシャフト10の先端部10bを挿通し、このシャフト
10の先端部10bから索体25を基端部10a側まで
引き通し、連結部材20の軸部21に接着剤を塗布し
て、この軸部21をシャフト10の先端部10bに挿通
する。そして、挿入孔16の開口縁である座面17aに
ワッシャ23を介して連結部材20の頭部22を当接さ
せ、ヘッド15,シャフト10及び連結部材20の軸部
21に形成された同軸の連通孔30,31,32に、割
りピン33を嵌入する。これにより、ヘッド15がシャ
フト10に固定される。
【0019】次に、索体25の他端側を係止部材27の
溝28に挿通し、この係止部材27をシャフト10の基
端部10aに嵌合させるとともに、索体25の他端にか
しめ金具29を設け、このかしめ金具29をかしめて係
止部材27の端面に係止させる。これにより、ヘッド1
5は索体25に係留される。この場合、索体25を係止
部材27の溝28に挿通して係止部材27に取付けるの
で、その取付が簡単であり、それだけ、組立作業性が向
上させられる。その後、グリップ11をシャフト10の
基端部10aに嵌入して取付ける。これにより、製品が
完成する。
【0020】この実施の形態に係る素振り練習用具を使
用するときは、グリップ11を把持してウエイト13を
ストッパ18に当接させる。この場合、第一及び第二の
磁着体41,42同士が磁着するので、ウエイト13
が、ストッパ18に当接させられた状態に保持される。
そのため、素振り開始位置に練習具を位置させる際に、
ウエイト13が自重で容易に移動しないので、操作性や
安全性が向上させられる。特に、第一及び第二の磁着体
41,42は、リング状に形成され、しかも、N極及び
S極を放射状に交互に有しているので、ウエイト13の
当接部の全周を磁着させることができ、そのため、保持
が均一になって、より一層保持が確実になり、操作性や
安全性が向上させられる。この場合、ウエイト13の第
一の磁着体41が第二の磁着体42に衝止しても、磁着
体同士は、プラスチックマグネットで形成されているの
で、衝撃が吸収され、容易に破損する事態が防止され
る。また、繰り返しの衝止によっても、容易に破損しに
くいので、耐久性が向上させられるとともに、ウエイト
13の保持が確保され、素振り時の安全が確保される。
【0021】この状態で素振りを行なう。これにより、
ウエイト13が遠心力によってヘッド15側に移動して
ヘッド15に衝止し、このときの衝撃音や衝撃力により
ボールを打ったときの音や感触が得られ、また、素振り
のスピードや素振りの軌跡の違いによって、ウエイト1
3の衝撃力が異なるので、臨場感のある素振り練習を行
なうことができる。この素振りにおいては、ウエイト1
3がヘッド15に衝止して衝撃力がヘッド15をシャフ
ト10から引き離すように作用するが、シャフト10は
ピン33でヘッド15に固定されているので、容易に離
脱することがない。また、ピン33は、連結部材20の
中実の軸部21の連通孔30,31,32にも嵌合して
いるので、強度的に強くなっており、そのため、この部
位の応力集中があっても、この部位で容易に破損してし
まう事態が防止される。また、連結部材20の軸部21
は接着剤で接着されており、それだけ、軸部21とシャ
フト10との結合が確保されているので、がたつきが防
止され、強度も確保される。特に、軸部21の外側には
不規則な多条の溝傷34が形成されているので、接着剤
がこの溝傷34内に入り込み、接着剤の接着面積が増す
ので、シャフト10の先端部10bの内面との接合が確
実に行なわれる。
【0022】また、ウエイト13によってヘッド15に
繰り返しの衝撃力が作用するが、万一ピン33による固
定に支障が生じたとしても、ヘッド15は連結部材20
を介してグリップ11側の係止部材27に係止された索
体25によって係留されているので、シャフト10から
離脱する事態が確実に防止される。また、万一シャフト
10が折損したような場合でも、ヘッド15は連結部材
20を介してグリップ11側の係止部材27に係止され
た索体25によって係留されているので、シャフト10
から離脱する事態が確実に防止される。この場合、連結
部材20の頭部22及び軸部21によってヘッド15を
支持するので、索体25の係留を確実にすることができ
る。
【0023】尚、上記実施の形態において、マグネット
機構40の第一の磁着体41及び第二の磁着体42の両
者をプラスチックマグネットで構成しているが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、ヘッド15に衝止し
て衝撃力が加わるウエイト13の第一の磁着体41のみ
をプラスチックマグネットで構成し、第二の磁着体42
を金属あるいは、永久磁石等で構成しても良く、適宜変
更して差支えない。また、上記実施の形態においては、
ヘッド15とシャフト10とをピン33で固定している
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、
シャフト10とヘッド15をネジ機構等で固定する等、
どのように固定しても良く、要するに、ヘッド15を索
体25で係留できるように固定すればどのように固定し
ても差支えない。尚また、上記実施の形態に係る素振り
練習用具は、ゴルフの素振り用に形成しているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、野球やテニス等の
打撃具を用いて行なう他の球技用に形成しても良いこと
は勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の素振り練
習用具によれば、ヘッドをグリップ側に固定されシャフ
ト内に挿通される索体に係留したので、ウエイトによっ
てヘッドに繰り返しの衝撃力が作用する等して、万一ヘ
ッドとシャフトとの固定に支障が生じたり、あるいは、
万一シャフトが折損したような場合でも、索体による係
留によって、ヘッドがシャフトから離脱する事態を確実
に防止することができ、そのため、安全性をより一層向
上させることができる。
【0025】また、ヘッドにシャフトの先端部が挿入さ
れる貫通した挿入孔を形成し、挿入孔に挿入されたシャ
フトの先端部に挿通される軸部及び挿入孔の開口縁に当
接する頭部を有した連結部材を設け、グリップ側内部に
係止部材を設け、連結部材の軸部と係止部材とをシャフ
ト内に挿通される索体で連結してヘッドを索体に係留し
た場合には、連結部材の頭部及び軸部によってヘッドを
支持するので、索体の係留を確実にすることができ、シ
ャフトから離脱する事態を確実に防止することができ、
そのため、安全性をより一層向上させることができる。
【0026】この場合、ヘッド,シャフト及び連結部材
の軸部を連通する連通孔を設け、連通孔にピンを嵌入す
る構成にすれば、連結部材をもヘッド及びシャフトに固
定するので、それだけ、ヘッドの固定が強固になり、よ
り一層ヘッドがシャフトから離脱する事態を確実に防止
することができる。また、この場合、連結部材の軸部を
中実に形成した構成にすれば、軸部が強度的に強くなっ
ており、そのため、この部位の応力集中があっても、こ
の部位で容易に破損してしまう事態を防止することがで
きる。更に、この場合、連結部材の軸部とシャフトの内
面との間に接着剤を介装した構成にすれば、軸部とシャ
フトとの結合を確保して、がたつきを防止でき、強度も
確保できるという効果がある。更にまた、連結部材の軸
部の外側に不規則な多条の溝傷を形成した場合には、接
着剤がこの溝傷内に入り込み、接着剤の接着面積が増す
ので、シャフトの先端部の内面との接合を確実に行なう
ことができる。また、係止部材を、シャフトに嵌合する
形状に形成し、長手方向に沿って索体が挿通される溝を
備え、索体の端部を端面に係止可能に形成した場合に
は、索体を係止部材の溝に挿通して係止部材に取付ける
ので、その取付が簡単であり、それだけ、組立作業性を
向上させることができる。
【0027】そして、シャフトのグリップ側に設けられ
ウエイトが当接して停止させられるストッパと、ストッ
パにウエイトを当接状態に磁着保持するマグネット機構
とを備えたものにおいて、マグネット機構を、ウエイト
の当接部に設けられる第一の磁着体と、ストッパの当接
部に設けられる第二の磁着体とを備えて構成し、第一及
び第二の磁着体のうち少なくともウエイトに設けられる
第一の磁着体を、樹脂に磁石材料を含有させて形成され
るプラスチックマグネットで構成した場合には、素振り
開始位置に練習具を位置させる際に、グリップを把持し
てウエイトをストッパに当接させたとき、第一及び第二
の磁着体同士が磁着するので、ウエイトをストッパに当
接させた状態に保持でき、ウエイトが自重で容易に移動
しないので、操作性や安全性を向上させることができる
とともに、ウエイトの第一の磁着体が第二の磁着体に衝
止しても、少なくとも第一の磁着体はプラスチックマグ
ネットで形成されているので、これにより衝撃を吸収す
ることができ、容易に破損する事態を防止することがで
き、繰り返しの衝止によっても、容易に破損しにくいの
で、耐久性を向上させることができ、ウエイトの保持を
確保して、素振り時の安全を確保することができる。
【0028】また、第一及び第二の磁着体を、板状かつ
リング状に形成し、第一及び第二の磁着体をウエイト及
びストッパの当接部に形成した同形の嵌合溝に嵌合した
構成にした場合には、第一及び第二の磁着体は、リング
状に形成されているので、ウエイトの当接部の全周を磁
着させることができ、そのため、保持が均一になって、
より一層保持が確実になり、操作性や安全性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る素振り練習用具を示
す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る素振り練習用具を示
す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る素振り練習用具を示
す縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る素振り練習用具のマ
グネット機構における第一及び第二の磁着体の構成を示
す図である。
【図5】従来の素振り練習用具の一例を示す部分断面正
面図である。
【符号の説明】
10 シャフト 10a 基端部 10b 先端部 11 グリップ 12 本体 13 ウエイト 14 通孔 15 ヘッド 16 挿入孔 17 穴部 17a 座面 18 ストッパ 19 嵌合孔 20 連結部材 21 軸部 22 頭部 23 ワッシャ 24 板状部 25 索体 26 穴 27 係止部材 28 溝 29 かしめ金具 30,31,32 連通孔 33 割りピン 34 溝傷 40 マグネット機構 41 第一の磁着体 42 第二の磁着体 43,44 嵌合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 広子 岩手県下閉伊郡新里村大字刈屋第4地割5 番地1 株式会社内田木工内 (72)発明者 内田 嘉久 岩手県下閉伊郡新里村大字刈屋第4地割5 番地1 株式会社内田木工内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のシャフトと、該シャフトの基
    端部に設けられシャフトを振るために把持されるグリッ
    プと、上記シャフトにその軸方向に沿って移動可能に設
    けられるウエイトと、上記シャフトの先端部に設けられ
    上記ウエイトが衝止されるヘッドとを備えた素振り練習
    用具において、 上記ヘッドを上記グリップ側に固定され上記シャフト内
    に挿通される索体に係留したことを特徴とする素振り練
    習用具。
  2. 【請求項2】 パイプ状のシャフトと、該シャフトの基
    端部に設けられシャフトを振るために把持されるグリッ
    プと、上記シャフトにその軸方向に沿って移動可能に設
    けられるウエイトと、上記シャフトの先端部に設けられ
    上記ウエイトが衝止されるヘッドとを備えた素振り練習
    用具において、 上記ヘッドに上記シャフトの先端部が挿入される貫通し
    た挿入孔を形成し、該挿入孔に挿入されたシャフトの先
    端部に挿通される軸部及び上記挿入孔の開口縁に当接す
    る頭部を有した連結部材を設け、上記グリップ側内部に
    係止部材を設け、上記連結部材の軸部と上記係止部材と
    を上記シャフト内に挿通される索体で連結し、上記ヘッ
    ドを上記索体に係留したことを特徴とする素振り練習用
    具。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド,上記シャフト及び連結部材
    の軸部を連通する連通孔を設け、該連通孔にピンを嵌入
    したことを特徴とする請求項2記載の素振り練習用具。
  4. 【請求項4】 上記連結部材の軸部を中実に形成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の素振り練習用具。
  5. 【請求項5】 上記連結部材の軸部と上記シャフトの内
    面との間に接着剤を介装したことを特徴とする請求項3
    または4記載の素振り練習用具。
  6. 【請求項6】 上記連結部材の軸部の外側に不規則な多
    条の溝傷を形成したことを特徴とする請求項5記載の素
    振り練習用具。
  7. 【請求項7】 上記係止部材を、上記シャフトに嵌合す
    る形状に形成し、長手方向に沿って索体が挿通される溝
    を備え、索体の端部を端面に係止可能に形成したことを
    特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の素振り
    練習用具。
  8. 【請求項8】 パイプ状のシャフトと、該シャフトの基
    端部に設けられシャフトを振るために把持されるグリッ
    プと、上記シャフトにその軸方向に沿って移動可能に設
    けられるウエイトと、上記シャフトの先端部に設けられ
    上記ウエイトが衝止されるヘッドと、上記シャフトのグ
    リップ側に設けられ上記ウエイトが当接して停止させら
    れるストッパと、該ストッパに上記ウエイトを当接状態
    に磁着保持するマグネット機構とを備えた素振り練習用
    具において、 上記マグネット機構を、上記ウエイトの当接部に設けら
    れる第一の磁着体と、上記ストッパの当接部に設けられ
    る第二の磁着体とを備えて構成し、上記第一及び第二の
    磁着体のうち少なくとも上記ウエイトに設けられる第一
    の磁着体を、樹脂に磁石材料を含有させて形成されるプ
    ラスチックマグネットで構成したことを特徴とする素振
    り練習用具。
  9. 【請求項9】 上記第一及び第二の磁着体を、板状かつ
    リング状に形成し、該第一及び第二の磁着体を上記ウエ
    イト及びストッパの当接部に形成した同形の嵌合溝に嵌
    合したことを特徴とする請求項8記載の素振り練習用
    具。
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