JPH1157064A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents

糸巻きゴルフボール

Info

Publication number
JPH1157064A
JPH1157064A JP9228900A JP22890097A JPH1157064A JP H1157064 A JPH1157064 A JP H1157064A JP 9228900 A JP9228900 A JP 9228900A JP 22890097 A JP22890097 A JP 22890097A JP H1157064 A JPH1157064 A JP H1157064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
golf ball
solid center
cover
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9228900A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Umezawa
純二 梅沢
Shinichi Kakiuchi
伸一 垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Sports Co Ltd filed Critical Bridgestone Sports Co Ltd
Priority to JP9228900A priority Critical patent/JPH1157064A/ja
Priority to US09/129,884 priority patent/US6083120A/en
Publication of JPH1157064A publication Critical patent/JPH1157064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/005Cores
    • A63B37/006Physical properties
    • A63B37/0062Hardness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0077Physical properties
    • A63B37/0092Hardness distribution amongst different ball layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/02Special cores
    • A63B37/08Liquid cores; Plastic cores
    • A63B2037/087Wound cores or layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0023Covers
    • A63B37/0029Physical properties
    • A63B37/0033Thickness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0023Covers
    • A63B37/0029Physical properties
    • A63B37/0035Density; Specific gravity
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/005Cores
    • A63B37/0051Materials other than polybutadienes; Constructional details
    • A63B37/0053Thread wound
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/005Cores
    • A63B37/006Physical properties
    • A63B37/0064Diameter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/005Cores
    • A63B37/006Physical properties
    • A63B37/0065Deflection or compression
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0072Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
    • A63B37/0075Three piece balls, i.e. cover, intermediate layer and core

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ソリッドセンターと、該ソリッドセンタ
ーに糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコア
にカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおいて、
上記ソリッドセンターが熱可塑性ポリエステルエラスト
マーを主成分としてなり、外径31〜34mmを有し、
50kg荷重負荷時の変形量が1.8〜4.5mmで、
120cmの高さから落下させた時の跳ね返り高さが9
5〜105cmであると共に、上記カバーが比重1.0
5〜1.4、厚さ1.5〜3mmであることを特徴とす
る糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、飛距離及び
コントロール性が向上する上、取り個数の多いモールド
を使用して大量にソリッドセンターを製造しても、硬度
及び重量に大きなばらつきがないので、品質の安定した
ゴルフボールを製造するのに優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛距離、コントロ
ール性に優れ、硬度及び重量のばらつきが少なく品質の
安定した糸巻きゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸巻き
ゴルフボールのセンターは、ソリッドセンター及びリキ
ッドセンターの2種類に大別され、前者のソリッドセン
ターとしては、ハイシスポリブタジエンを主成分とし、
アクリル酸亜鉛等の不飽和カルボン酸金属塩又は硫黄で
架橋させて成形したもの、後者のソリッドセンターとし
ては、天然ゴムを主成分としてなるセンターバッグに、
水又は硫酸バリウムペースト等の液体を封入したものが
それぞれ一般的に用いられている。
【0003】従来より糸巻きゴルフボールの改良として
は、上述したセンターの形成材料、形状などを規定する
ことが数多くなされており、例えば、特開平2−515
44号公報、同6−192512号公報、同6−299
052号公報、同6−504308号公報は、ソリッド
センターに使用し得る特別の配合の熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーを、特開平2−159285号公報は、
約50重量%以上のフッ素樹脂を含有するゴルフボール
の芯材をそれぞれ開示している。
【0004】しかしながら、ソリッドセンターは、その
生産性向上のため、同一モールドからの取り個数を20
〜50個程度にして製造することが一般的に行われるた
め、同一モールドで製造されたソリッドセンターを比べ
ると、硬度、重量、及び外径のばらつきが大きく、この
ばらつきが製品重量及び硬度により大きな影響を与える
など、安定した品質を有する製品を大量生産することに
問題がある。
【0005】一方、ゴルフボールの改良として、カバー
材の改質に関する提案も数多く、例えば、特公平5−4
4303号公報は、アイオノマー樹脂と、粒径1〜10
μmの硫酸バリウムを無機白色充填剤の60重量%以上
含む無機白色顔料とを配合したカバーを、特願平9−7
6557号は、熱可塑性ポリウレタンを主成分とするカ
バーとサーリンを主成分とするカバーとを積層した多層
カバーをそれぞれ提案している。
【0006】このような背景から、糸巻きゴルフボール
に対しても、上記ソリッドセンターの問題解決に加え
て、最適化されたカバーを形成することが求められてい
る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、飛距離、コントロール性能に優れると共に、硬度及
び重量のばらつきが少なく、安定した品質を有する糸巻
きゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ソリッドセンターと、該ソリッドセンターに糸ゴム
を巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコアにカバーを
被覆してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記ソリッ
ドセンターを熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成
分として形成すると共に、その外径、50kg荷重負荷
時の変形量、及び120cmの高さからの跳ね返り高さ
と、カバーの比重及び厚さを特定範囲にすることによ
り、飛距離,コントロール性の向上を図ることができる
上、ソリッドセンターの製造時に、取り個数の多いモー
ルドにて成形を行っても、個々のソリッドセンターの重
量及び硬度のばらつきが少なく、安定した品質のゴルフ
ボールを製造できることを知見した。
【0009】また、上記ソリッドセンターの表面を微細
な凹凸部を有する凹凸面にすることにより、糸ゴムを巻
回しやすく、製造に非常に有利になることを知見し、本
発明をなすに至ったものである。
【0010】従って、本発明はソリッドセンターと、該
ソリッドセンターに糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とから
なる糸巻きコアにカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボ
ールにおいて、上記ソリッドセンターが熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーを主成分としてなり、外径31〜3
4mmを有し、50kg荷重負荷時の変形量が1.8〜
4.5mmで、120cmの高さから落下させた時の跳
ね返り高さが95〜105cmであると共に、上記カバ
ーが比重1.05〜1.4、厚さ1.5〜3mmである
ことを特徴とする糸巻きゴルフボール、及び上記ソリッ
ドセンターの表面が微細な凹凸部を有する糸巻きゴルフ
ボールを提供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のゴルフボールは、上述したように、ソリッ
ドセンターと、該ソリッドセンターに糸ゴムを巻きつけ
た糸ゴム層とからなる糸巻きコアにカバーを被覆してな
るものである。
【0012】ここで、まずソリッドセンターについて詳
述すると、本発明のソリッドセンターは、熱可塑性ポリ
エステルエラストマーを主成分としてなるもので、飛距
離の増大化を図ることができる上、取り個数の多いモー
ルドにて製造される個々のソリッドセンターの重量、硬
度のばらつきが少ないものである。
【0013】上記熱可塑性ポリエステルエラストマーと
しては、公知のエラストマーを使用することができる
が、特に、ハードセグメントがポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)、ポリブチレンナフタレート(PB
N)、ソフトセグメントがポリテトラメチレンエーテル
グリコール(PTMG)などであることが好ましく、こ
れらは、1種を単独で又は2種以上を混合して使用する
ことができ、市販されているハイトレル4001、同3
078(東レ・デュポン(株)製)などを好適に使用で
きる。
【0014】上記熱可塑性ポリエステルエラストマーを
主成分とするソリッドセンターには、必要に応じて各種
添加剤を配合してもよく、添加剤として、例えば、重量
を調製するために亜鉛華、硫酸バリウム等の無機充填剤
などを配合することができる。この無機充填剤の配合量
は、ゴルフボールの反発性を向上させるために、上記熱
可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対し
て、20重量部以下、特に0〜10重量部配合すること
ができる。
【0015】本発明のソリッドセンターは、上述したよ
うに熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分として
形成されるものであるが、その外径は31〜34mm、
特に32〜33mmであり、50kg荷重負荷時の変形
量が1.8〜4.5mm、特に2.0〜4.0mmで、
120cmの高さから落下させた時の跳ね返り高さが9
5〜105cmになるように形成される。これら外径、
変形量、及び跳ね返り高さが本発明の範囲から逸脱する
と、飛距離が低下する場合がある。なお、ソリッドセン
ターの比重は特に制限されるものではないが、通常1.
05〜1.3、特に1.05〜1.25に形成されるこ
とが好ましい。
【0016】上記ソリッドセンターは、常法に従って得
ることができ、射出成形用金型内に射出して成形する方
法などを好適に採用できる。形成されたソリッドセンタ
ーは、材料の均質性が極めて高いので、取り個数の多い
同一モールドから製造されたものであっても硬度及び重
量のばらつきが少ないので、安定した品質を有するゴル
フボールを大量に得るのに有効である。
【0017】このようにして得られるソリッドセンター
の表面は、微細な凹凸部を有する凹凸面であることが好
ましく、凹凸部の形成方法としては、上記ソリッドセン
ター製造時に予め凹凸部を形成するための形状になって
いる金型を使用して成形するか、又は得られたソリッド
センターに対して、バレル研摩などの表面処理を行い凹
凸部を形成する方法などを採用し得、凹凸面化すること
で、糸ゴムを巻きつけることが容易になり、生産性が向
上する。
【0018】本発明の糸巻きゴルフボールは、上記ソリ
ッドセンターに糸ゴムを巻きつけた糸巻きコアを有する
もので、この場合、ソリッドセンターに糸ゴムを巻回す
る方法は、特に制限されないが、通常、比重0.93〜
1.1、特に0.93〜1で、幅1.4〜2mm、特に
1.5〜1.7mm、厚さ0.3〜0.7mm、特に
0.4〜0.6mmの糸ゴムを、伸長度約7〜10倍に
して巻回することが好ましい。
【0019】本発明のゴルフボールは、上記糸巻きコア
にカバーが被覆形成されているものであるが、このカバ
ーの比重は1.05〜1.4、特に1.05〜1.25
であると共に、厚さは1.5〜3mm、特に1.5〜
2.5mmであることを要する。カバーの比重が1.0
5より少ないと、ボール重量が軽くなり飛翔中に風の影
響を受けやすくなり、また1.4より大きいと、初速が
低下し、またアイアンで打撃された時にカバーが傷つき
やすくなり、厚さが1.5mmより薄いと、カバーが切
れやすく、耐久性が劣化する上、3mmより厚いと、初
速が低下し飛距離を向上させることができず、また打感
も軟らかすぎる。
【0020】上記カバーは、1層でも、2層以上の多層
であってもよく、2層以上に形成する場合には、層全体
の比重及び厚さが上記範囲規定を満たすように形成され
ればよい。特に、本発明においては、内層と外層とから
なる2層構造を好適に形成し得、この場合の内層カバー
と外層カバーの厚さの比は7:3〜3:7にすることが
望ましい。
【0021】本発明のカバーは、公知のカバー材にて形
成することができ、材料は特に制限されないが、例え
ば、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーなどが挙げられる。カバーを内層と外層との2層構
造に形成する場合には、内層カバーをアイオノマー樹脂
で形成し、外層カバーを無黄変の熱可塑性ポリウレタン
エラストマーにて形成することにより、アイアンショッ
トでのカバーの擦過傷を少なくし、初速度を向上させて
飛距離の増大を図る上で有利になる。
【0022】また、上記カバー材中には、各種添加剤を
配合することができ、例えば、亜鉛華、硫酸バリウム、
酸化チタンなどを配合することができるが、その配合量
は、カバー比重を上記範囲にする量であればよく、特に
制限されるものではないが、これと同時に先述のソリッ
ドセンターより比重を高めることにより慣性モーメント
を高め、飛距離を向上させることができる。なお、上記
亜鉛華、硫酸バリウム、酸化チタンなどの充填剤を配合
する場合、反発性、流動性が低下する場合があるので、
硫酸バリウムを上記カバー主材100重量部に対して5
0重量部以下、特に0〜40重量部配合することが好ま
しい。
【0023】本発明において、カバーの硬度は特に制限
されないが、通常ショアD硬度で55〜65、特に58
〜65に形成することが好ましい。また、カバーを内層
と外層とからなる2層構造にした場合には、外層を内層
より硬度を低くすることがアイアンショットでのコント
ロール性を向上させるために好ましく、内層はショアD
硬度55〜65、特に58〜65、外層はショアD硬度
38〜55、特に42〜53に形成することができる
が、この場合の内層と外層との硬度差はショアD硬度5
以上、特に20以下にすることが推奨される。
【0024】本発明において、上記カバーの形成方法
は、公知の方法に従って行うことができ、例えば、糸巻
きコアを配備した射出成形用金型内へカバー材を射出す
る方法、予めカバー材にて一対の半球殼状のハーフカッ
プを形成した後、この一対のハーフカップで上記糸巻き
コアを包囲し、その上から圧縮成形する方法などを採用
できる。
【0025】本発明の糸巻きゴルフボールは、通常のゴ
ルフボールと同様にして、カバーの外表面に多数のディ
ンプルを形成するものであるが、慣性モーメントを増加
させ、飛距離を向上させる目的で、種々のディンプル適
正化方法に倣ってディンプルの最適化を図ることができ
る。
【0026】例えば、ディンプル表面占有率〔(ディン
プル総表面積/ディンプルが無いものとみなしたボール
の仮想球面の表面積)×100〕を、65%以上、特に
70〜80%になるように形成することが好ましく、デ
ィンプル表面占有率が65%未満だと、飛距離の増大化
を図れない場合がある。
【0027】また、ディンプル体積率(ディンプルの空
間体積/ディンプルが無いものとみなしたボール仮想球
の体積)を、0.76〜1%、特に0.78〜0.94
%に設定することが好ましく、ディンプル体積率が0.
76%未満だと高弾道になりすぎ、1%を超えると、低
弾道になりすぎて飛距離が低下する場合がある。
【0028】更に、ディンプル総数は、350〜500
個、好ましくは370〜480個、更に好ましくは39
0〜450個である。ディンプル直径、深さ、配列方
法、断面形状は種々選定し得、ディンプル直径は1.4
〜2.2mm、深さは0.15〜0.25mm、配列は
8面体,12面体,20面体配列などにすることができ
る。
【0029】以上のようにして形成されるゴルフボール
の硬度は、100kg荷重負荷時の変形量が2.4〜
3.6mm、特に2.6〜3.4mmであることが好ま
しい。
【0030】本発明の糸巻きゴルフボールは、その直
径、重さはゴルフ規則に従い、直径42.67mm以
上、重量は45.93g以下に形成することができる
が、重量が44g未満であると、飛翔中に風の影響を受
けやすくなり、飛距離が低下する場合があるので、ゴル
フボール重量は44〜45.9gにすることが好まし
い。
【0031】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、飛距離
及びコントロール性が向上する上、取り個数の多いモー
ルドを使用して大量にソリッドセンターを製造しても、
硬度及び重量に大きなばらつきがないので、品質の安定
したゴルフボールを製造するのに優れている。
【0032】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【0033】[実施例、比較例]表1に示した樹脂組成
物をスクリュー式二軸押出し機で混練し、取り個数4個
の射出モールドにて射出成形し、各種50個のソリッド
センターを作製した。また、表2に示すゴム組成物をニ
ーダーで混練し、取り個数50個のモールドを使用し
て、155℃、15分間、加硫成形を行い50個のソリ
ッドセンターを作製した。
【0034】得られたソリッドセンターの外径、重量、
下記に示す硬度及びリバウンドを測定した。結果を表1
及び2に併記する。硬度 50kg荷重負荷時のソリッドセンターの変形量(m
m)リバウンド 120cmの高さからボールを落した時の跳ね返り高さ重量及び硬度のばらつき 50個のソリッドセンターの最大値と最小値との差
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】次に、得られたソリッドセンターに、下記
組成及び性状の糸ゴムを約8倍に伸長して巻回し、直径
約38.1mmの糸巻きコアを得た。
【0038】更に、表3に示すカバー材をスクリュー二
軸押出し機で混練し、内層カバー用のハーフカップ作製
し、表5に示される態様で糸巻きコアに被せ、145℃
にてコンプレッション成形を行い、バリを除去し、糸巻
きコアに内層カバーを形成した。
【0039】次いで、得られたコアに対し、下記接着剤
を塗布して乾燥させた後、表4に示される成分をスクリ
ュー二軸押出し機で混練しペレットにした外層カバー材
を射出し、3種のディンプルを合計392個(ディンプ
ル表面占有率78%、ディンプル体積占有率0.88
%)有する内層及び外層カバーを有する糸巻きゴルフボ
ールを作製した。接着剤 2液硬化水系ウレタン接着剤 主剤:末端アミンタイプカルボキシ基含有化合物水分媒
体 硬化剤:ポリカルボジイミド系架橋剤 主剤:硬化剤:水=100:5:5の重量比で混合 得られた各種50個の糸巻きゴルフボールの中から、そ
れぞれ12個のボールを無作為に選び、下記方法によっ
て性能を評価した。結果を表5に示す。飛び性能 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ーでヘッドスピード45m/sec(#W1、HS4
5)でショットした時のスピン、初速、打ち出し角度、
仰角、キャリー、トータルをそれぞれ測定した。ボール硬度 100kg荷重負荷時のボールの変形量(mm)ボールの重量及び硬度のばらつき 50個のボールの最大値と最小値との差キャリーのばらつき 12個のボールの最大値と最小値との差
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】実施例の結果から明らかなように、本発明
の糸巻きゴルフボールは、同一モールドから形成された
ソリッドセンターの硬度及び重量のばらつきが少なく、
スピン、初速、キャリー、及びトータル飛距離の全てに
優れるものであった。
【0044】これに対して、ソリッドセンターの変形量
及びリバウンド高さが足りない比較例1の糸巻きゴルフ
ボール、及び比較例2のソリッドセンターのリバウンド
高さのみが足りない糸巻きゴルフボールは、初速、飛距
離性能に劣り、また、比較例3のゴム組成物にて形成さ
れたソリッドセンターを有する糸巻きゴルフボールは、
同一モールドから形成される製品の硬度及び重量のばら
つきが大きい上、同種ボール間のキャリーも大きくばら
つき、更に、比較例4のカバー比重が足りない糸巻きゴ
ルフボールは、キャリーのばらつきがあり、飛距離性能
に劣るものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドセンターと、該ソリッドセンタ
    ーに糸ゴムを巻きつけた糸ゴム層とからなる糸巻きコア
    にカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおいて、
    上記ソリッドセンターが熱可塑性ポリエステルエラスト
    マーを主成分としてなり、外径31〜34mmを有し、
    50kg荷重負荷時の変形量が1.8〜4.5mmで、
    120cmの高さから落下させた時の跳ね返り高さが9
    5〜105cmであると共に、上記カバーが比重1.0
    5〜1.4、厚さ1.5〜3mmであることを特徴とす
    る糸巻きゴルフボール。
  2. 【請求項2】 ソリッドセンターの表面に微細な凹凸部
    を有する請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
JP9228900A 1997-08-11 1997-08-11 糸巻きゴルフボール Pending JPH1157064A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228900A JPH1157064A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 糸巻きゴルフボール
US09/129,884 US6083120A (en) 1997-08-11 1998-08-06 Wound golf ball

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9228900A JPH1157064A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 糸巻きゴルフボール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1157064A true JPH1157064A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16883626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9228900A Pending JPH1157064A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 糸巻きゴルフボール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6083120A (ja)
JP (1) JPH1157064A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9005052B1 (en) * 2013-01-13 2015-04-14 Callaway Golf Company Thermoplastic polyester elastomer golf ball cores

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050070377A1 (en) * 1997-05-27 2005-03-31 Christopher Cavallaro Thin-layer-covered multilayer golf ball
US6702695B1 (en) * 1999-08-19 2004-03-09 Bridgestone Sports Co., Ltd. Multi-piece solid golf ball
JP2002065902A (ja) * 2000-09-04 2002-03-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 糸巻きゴルフボール
US7267621B2 (en) * 2003-09-19 2007-09-11 Acushnet Company Golf ball with large center core
JP2004008434A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Sumitomo Rubber Ind Ltd 糸巻きゴルフボール
US6945879B2 (en) * 2002-08-22 2005-09-20 Wilson Sporting Goods Co. Multi-layered balanced golf-ball
US20130157780A1 (en) * 2011-12-19 2013-06-20 Taylor Made Golf Company, Inc. Golf ball containing liquid crystal polymer
US20130225330A1 (en) * 2012-02-27 2013-08-29 Nike, Inc. Golf Ball Having Larger Lower Density Inner Core And Thinner Higher Density Outer Core

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU627176B2 (en) * 1988-05-13 1992-08-20 E.I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic elastomeric compositions
JPH02159285A (ja) * 1988-12-13 1990-06-19 Tadahisa Okada ゴルフボールの芯材
WO1992012206A1 (en) * 1990-12-27 1992-07-23 E.I. Du Pont De Nemours And Company Compositions useful in the manufacture of golf balls
JP3377049B2 (ja) * 1992-12-25 2003-02-17 三井・デュポンポリケミカル株式会社 熱可塑性樹脂組成物
JP3305401B2 (ja) * 1993-04-13 2002-07-22 三井・デュポンポリケミカル株式会社 熱可塑性樹脂組成物
US5813923A (en) * 1995-06-07 1998-09-29 Acushnet Company Golf ball
US5800286A (en) * 1996-05-01 1998-09-01 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9511263B1 (en) * 2013-01-07 2016-12-06 Callaway Golf Company Thermoplastic polyester elastomer golf ball cores
US9005052B1 (en) * 2013-01-13 2015-04-14 Callaway Golf Company Thermoplastic polyester elastomer golf ball cores

Also Published As

Publication number Publication date
US6083120A (en) 2000-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5976035A (en) Wound golf ball
JP3525813B2 (ja) ソリッドゴルフボール
EP0600721B1 (en) Golf ball
JP4006550B2 (ja) ソリッドゴルフボール
US6142888A (en) Multi-piece solid golf ball
JP2886804B2 (ja) 糸巻きゴルフボール
JP2924720B2 (ja) スリーピースソリッドゴルフボール
US6846249B2 (en) Golf ball
US7857716B2 (en) Golf ball
US5733974A (en) Golf ball
JP2001017572A (ja) ソリッドゴルフボール
JPH10290849A (ja) 糸巻きゴルフボール
JPH11299931A (ja) ゴルフボール
US6319155B1 (en) Multi-piece solid golf ball
JP3458714B2 (ja) ゴルフボール
US6193920B1 (en) Process for producing a golf ball
GB2313789A (en) Three-piece solid golf ball
JPH11299932A (ja) ゴルフボール
JPH1157064A (ja) 糸巻きゴルフボール
US6783469B2 (en) Multi-piece solid golf ball
JPH1133141A (ja) 糸巻きゴルフボール
US6840873B2 (en) Multi-piece solid golf ball
US6135899A (en) Thread-wound golf ball
EP0674923B1 (en) Thread wound golf ball
JPH1147311A (ja) ソリッドゴルフボール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070314