JPH1156802A - 医療用電極及び医療用装置 - Google Patents
医療用電極及び医療用装置Info
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- JPH1156802A JPH1156802A JP9230639A JP23063997A JPH1156802A JP H1156802 A JPH1156802 A JP H1156802A JP 9230639 A JP9230639 A JP 9230639A JP 23063997 A JP23063997 A JP 23063997A JP H1156802 A JPH1156802 A JP H1156802A
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- medical
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- electrically connected
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- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 患者に貼付された多数の電極は多数本のケー
ブルによって生体信号入力装置に接続される。その装置
は患者から離れて設置されるため、その装置を見ている
間は診察をすることができない。 【解決手段】 電極本体部ＡとクリップＢとから構成す
る。電極本体部Ａは絶縁性の電極支持体９の中心に電極
接続部８を取付け、電極支持体の上面に正極接点１０ａ
と負極接点１０ｃとを有する発光部１０を取付ける。ク
リップＢは電極接続部８を摘まむ挟持部１３ａの側面に
生体信号用ケーブル１７の端子を形成し、下面に正負の
接点１０ａ，１０ｃと接続する接続片１５，１６を取付
ける。
ブルによって生体信号入力装置に接続される。その装置
は患者から離れて設置されるため、その装置を見ている
間は診察をすることができない。 【解決手段】 電極本体部ＡとクリップＢとから構成す
る。電極本体部Ａは絶縁性の電極支持体９の中心に電極
接続部８を取付け、電極支持体の上面に正極接点１０ａ
と負極接点１０ｃとを有する発光部１０を取付ける。ク
リップＢは電極接続部８を摘まむ挟持部１３ａの側面に
生体信号用ケーブル１７の端子を形成し、下面に正負の
接点１０ａ，１０ｃと接続する接続片１５，１６を取付
ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の生体に貼付
する医療用電極及びその医療用電極を備えた医療用装置
に関し、特に医療スタッフが患者を目を離すことなく、
しかも警告音によらずに異常を知ることができるように
した医療用電極及び医療用装置に関する。
する医療用電極及びその医療用電極を備えた医療用装置
に関し、特に医療スタッフが患者を目を離すことなく、
しかも警告音によらずに異常を知ることができるように
した医療用電極及び医療用装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、医療用電極及び医療用機器との
間の信号経路を示す概略図である。図５に示すように、
患者の胸部１などの生体には多数の電極２ａ〜２ｆが貼
付され、その電極２ａ〜２ｆと生体信号入力装置４とが
多数本のケーブル３ａ〜３ｆを介して電気的に接続され
る。多数本のケーブル３ａ〜３ｆは、中間部３ｇにおい
て１本のケーブル３になり、ケーブル３の先端部には接
続プラグ３ｈが取付けられる。他方、生体信号入力装置
４は電極２ａ〜２ｆから入力された信号を増幅又は演算
し、表示部４ｂに波形や数値を表示するようにしたもの
で、入力コネクタ４ａが設けられている。この入力コネ
クタ４ａとケーブル３の接続プラグ３ｈとが接続され
る。
間の信号経路を示す概略図である。図５に示すように、
患者の胸部１などの生体には多数の電極２ａ〜２ｆが貼
付され、その電極２ａ〜２ｆと生体信号入力装置４とが
多数本のケーブル３ａ〜３ｆを介して電気的に接続され
る。多数本のケーブル３ａ〜３ｆは、中間部３ｇにおい
て１本のケーブル３になり、ケーブル３の先端部には接
続プラグ３ｈが取付けられる。他方、生体信号入力装置
４は電極２ａ〜２ｆから入力された信号を増幅又は演算
し、表示部４ｂに波形や数値を表示するようにしたもの
で、入力コネクタ４ａが設けられている。この入力コネ
クタ４ａとケーブル３の接続プラグ３ｈとが接続され
る。
【０００３】生体信号入力装置４はさらに有線又は無線
の電送経路５によって患者監視装置７に接続される。こ
のように生体信号入力装置４と患者監視装置７とを別体
とすることにより、患者の近傍に軽量小型化された生体
信号入力装置４を配置し、患者の近傍が簡素化され、患
者が容易に移動することができるようになる。
の電送経路５によって患者監視装置７に接続される。こ
のように生体信号入力装置４と患者監視装置７とを別体
とすることにより、患者の近傍に軽量小型化された生体
信号入力装置４を配置し、患者の近傍が簡素化され、患
者が容易に移動することができるようになる。
【０００４】したがって、総合的な設置の簡素化やコス
トダウンを図る目的で生体信号入力装置４と患者監視装
置７とが一体化された装置もある。このような装置とケ
ーブル３とは伝達経路６によって直接に接続される。
トダウンを図る目的で生体信号入力装置４と患者監視装
置７とが一体化された装置もある。このような装置とケ
ーブル３とは伝達経路６によって直接に接続される。
【０００５】なお、電極が患者から外れたことを検出す
ることができるようにした回路が特開平４−９６７３２
号公報に開示されている。
ることができるようにした回路が特開平４−９６７３２
号公報に開示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】生体信号入力装置４と
患者監視装置７には、生体信号に異常が発生したとき
や、医療用装置自体に故障が生じたときに、警告音を発
生させるなどして、注意を促したりするためのプログラ
ムが組み込まれている。
患者監視装置７には、生体信号に異常が発生したとき
や、医療用装置自体に故障が生じたときに、警告音を発
生させるなどして、注意を促したりするためのプログラ
ムが組み込まれている。
【０００７】これらの医療用装置は患者から離れた場所
に置かれているため、医療スタッフが医療用装置に目を
向けている間は診療することができない。また、生体に
異常が発生したときに、医療用装置から発生する警告音
だけでは患者のどの部位に異常が発生しているのかを即
座に判断することが困難である。このような不具合を解
消するため、注意を促す装置を患者側に設けることも考
えられる。しかし、このような装置を患者側に設ける
と、その装置の重量が患者の負担になってしまう。
に置かれているため、医療スタッフが医療用装置に目を
向けている間は診療することができない。また、生体に
異常が発生したときに、医療用装置から発生する警告音
だけでは患者のどの部位に異常が発生しているのかを即
座に判断することが困難である。このような不具合を解
消するため、注意を促す装置を患者側に設けることも考
えられる。しかし、このような装置を患者側に設ける
と、その装置の重量が患者の負担になってしまう。
【０００８】また警告音として、圧電素子などを用いた
音質は、狭い周波数帯域の音が発振されるため、人の耳
には音源の方向を特定しにくい特性を有している。しか
も、医療用装置のメーカーが異なっても、アラーム用と
して類似した音源が使用されることもある。したがっ
て、診療室内に複数の医療用装置が設置されていると、
故障している医療用装置の音源を特定することが困難な
ものとなる。さらに、複数の医療用装置からアラーム音
が発生すると、診療室内が騒々しくなり、医療スタッフ
や患者に精神的な負担をかけてしまう。
音質は、狭い周波数帯域の音が発振されるため、人の耳
には音源の方向を特定しにくい特性を有している。しか
も、医療用装置のメーカーが異なっても、アラーム用と
して類似した音源が使用されることもある。したがっ
て、診療室内に複数の医療用装置が設置されていると、
故障している医療用装置の音源を特定することが困難な
ものとなる。さらに、複数の医療用装置からアラーム音
が発生すると、診療室内が騒々しくなり、医療スタッフ
や患者に精神的な負担をかけてしまう。
【０００９】そこで、本発明は医療スタッフが患者を目
を離すことなく、しかも警告音によらずに異常を知るこ
とができるようにした医療用電極及び医療用装置を提供
することを目的とする。
を離すことなく、しかも警告音によらずに異常を知るこ
とができるようにした医療用電極及び医療用装置を提供
することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用電極は、
生体電気現象を抽出する電極接続部及び各種の異常を知
らせる発光部を備えた電極本体部と、医療用機器に電気
的に接続される生体信号用ケーブル及び発光用ケーブル
を電極接続部及び発光部にそれぞれ電気的に接続するク
リップと、を有することを特徴とするものである。
生体電気現象を抽出する電極接続部及び各種の異常を知
らせる発光部を備えた電極本体部と、医療用機器に電気
的に接続される生体信号用ケーブル及び発光用ケーブル
を電極接続部及び発光部にそれぞれ電気的に接続するク
リップと、を有することを特徴とするものである。
【００１１】本発明によれば、電極本体部に各種の異常
を知らせる発光部が備えられたことにより、診察しなが
ら異常のある部位を警告音によらずに瞬時に見つけるこ
とができる。ここでいう各種の異常には、患者の変化、
伝達経路での異変、さらに電極本体部の浮きなどの接触
不良などが含まれる。
を知らせる発光部が備えられたことにより、診察しなが
ら異常のある部位を警告音によらずに瞬時に見つけるこ
とができる。ここでいう各種の異常には、患者の変化、
伝達経路での異変、さらに電極本体部の浮きなどの接触
不良などが含まれる。
【００１２】上記電極本体部は、貫通孔が形成された電
極支持体と、その電極支持体の貫通孔に挿通され、生体
電気現象を抽出する電極接続部と、電極支持体の上面に
設置され、正極接点と負極接点とを有し、両接点に電圧
が印加されると発光する発光部と、を有してもよい。
極支持体と、その電極支持体の貫通孔に挿通され、生体
電気現象を抽出する電極接続部と、電極支持体の上面に
設置され、正極接点と負極接点とを有し、両接点に電圧
が印加されると発光する発光部と、を有してもよい。
【００１３】また、上記クリップは、生体信号用ケーブ
ルと電気的に接続されるとともに、電極接続部と電気的
に接続される第１の接続部材と、発光用ケーブルと電気
的に接続されるとともに、発光部と電気的に接続される
第２の接続部材と、を有してもよい。
ルと電気的に接続されるとともに、電極接続部と電気的
に接続される第１の接続部材と、発光用ケーブルと電気
的に接続されるとともに、発光部と電気的に接続される
第２の接続部材と、を有してもよい。
【００１４】本発明は又、電極本体部と、その電極本体
部に電気的に接続するとともに、生体信号用ケーブル及
び発光用ケーブルを介して医療用機器に電気的に接続さ
れるクリップとを有する医療用電極であって、電極本体
部は、貫通孔が形成された電極支持体と、その電極支持
体の貫通孔に挿通され、生体電気現象を抽出する電極接
続部と、電極支持体の上面に設置され、正極接点と負極
接点とを有し、両接点に電圧が印加されると発光する発
光部と、電極支持体の下面に設けられ生体に貼り付ける
ための粘着部と、を有し、クリップは、電極接続部を挟
持する一対の挟持部と、その一対の挟持部の側面に設け
られ、生体信号用ケーブルと電気的に接続されるととも
に、一対の挟持部で電極接続部を挟持している状態のと
きに、電極接続部と接触して電気的に接続される第１の
接続部材と、一対の挟持部の下面に取り付けられ、発光
用ケーブルと電気的に接続されるとともに、一対の挟持
部で電極接続部を挟持している状態のときに、正極接点
及び負極接点に接触して電気的に接続される第２の接続
部材と、を有する、ことを特徴とするものである。
部に電気的に接続するとともに、生体信号用ケーブル及
び発光用ケーブルを介して医療用機器に電気的に接続さ
れるクリップとを有する医療用電極であって、電極本体
部は、貫通孔が形成された電極支持体と、その電極支持
体の貫通孔に挿通され、生体電気現象を抽出する電極接
続部と、電極支持体の上面に設置され、正極接点と負極
接点とを有し、両接点に電圧が印加されると発光する発
光部と、電極支持体の下面に設けられ生体に貼り付ける
ための粘着部と、を有し、クリップは、電極接続部を挟
持する一対の挟持部と、その一対の挟持部の側面に設け
られ、生体信号用ケーブルと電気的に接続されるととも
に、一対の挟持部で電極接続部を挟持している状態のと
きに、電極接続部と接触して電気的に接続される第１の
接続部材と、一対の挟持部の下面に取り付けられ、発光
用ケーブルと電気的に接続されるとともに、一対の挟持
部で電極接続部を挟持している状態のときに、正極接点
及び負極接点に接触して電気的に接続される第２の接続
部材と、を有する、ことを特徴とするものである。
【００１５】上記一対の挟持部には、接続を確実にする
ために、電極接続部を挟持する方向に付勢する付勢部材
が設けられるのが好ましい。
ために、電極接続部を挟持する方向に付勢する付勢部材
が設けられるのが好ましい。
【００１６】本発明の医療用装置は、上記医療用電極
と、その医療用電極から生体信号用ケーブルを介して生
体信号を入力するとともに、医療用電極へ発光用ケーブ
ルを介して発光信号を出力する医療用機器と、を有する
ことを特徴とするものである。
と、その医療用電極から生体信号用ケーブルを介して生
体信号を入力するとともに、医療用電極へ発光用ケーブ
ルを介して発光信号を出力する医療用機器と、を有する
ことを特徴とするものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医療用電極を
図１から図４を参照しながら説明する。図１は、本発明
に係る医療用電極の分解斜視図、図２は、本発明に係る
医療用電極を構成する電極本体部を示す断面図、図３
は、本発明に係る医療用電極を構成するクリップを示
し、（ａ）は側面図、（ｂ）は底面図、図４は、電極本
体部とクリップとの接続状態を示す断面図である。
図１から図４を参照しながら説明する。図１は、本発明
に係る医療用電極の分解斜視図、図２は、本発明に係る
医療用電極を構成する電極本体部を示す断面図、図３
は、本発明に係る医療用電極を構成するクリップを示
し、（ａ）は側面図、（ｂ）は底面図、図４は、電極本
体部とクリップとの接続状態を示す断面図である。
【００１８】本発明に係る医療用電極は、患者の生体に
貼付する電極本体部Ａと、その電極本体部Ａを医療用機
器に電気的に接続するためのクリップＢとからなる。
貼付する電極本体部Ａと、その電極本体部Ａを医療用機
器に電気的に接続するためのクリップＢとからなる。
【００１９】電極本体部Ａは、略円盤形状に形成された
絶縁性の電極支持体９と、その電極支持体９の中心部に
形成された貫通孔に取り付けられた電極接続部８と、電
極支持体９の上面の外側に形成された凹部に嵌合された
略ドーナツ盤状の発光部１０と、電極支持体９の下面の
内側に形成された凹部に嵌合された導電性のゲル部１１
と、電極支持体９の下面の外側に取り付けられた粘着部
１２と、を有する。
絶縁性の電極支持体９と、その電極支持体９の中心部に
形成された貫通孔に取り付けられた電極接続部８と、電
極支持体９の上面の外側に形成された凹部に嵌合された
略ドーナツ盤状の発光部１０と、電極支持体９の下面の
内側に形成された凹部に嵌合された導電性のゲル部１１
と、電極支持体９の下面の外側に取り付けられた粘着部
１２と、を有する。
【００２０】電極接続部８は電極支持体９の上面から突
出した瓢箪形状の掛止部８ａと、電極支持体９の下面に
接合し、ゲル部１１を介して生体電気現象を抽出する接
点部８ｂとから構成される。
出した瓢箪形状の掛止部８ａと、電極支持体９の下面に
接合し、ゲル部１１を介して生体電気現象を抽出する接
点部８ｂとから構成される。
【００２１】発光部１０の中心側には、正極接点１０ａ
と負極接点１０ｃとが絶縁体１０ｂを介して配置され
る。そして、正極接点１０ａと負極接点１０ｃとの間に
電圧が印加されると、発光部１０が発光するようになっ
ている。
と負極接点１０ｃとが絶縁体１０ｂを介して配置され
る。そして、正極接点１０ａと負極接点１０ｃとの間に
電圧が印加されると、発光部１０が発光するようになっ
ている。
【００２２】他方、クリップＢは図３及び図４にも示す
ように、本体部１３とケーブルベンド２１とを有する本
体部１３は、例えば塩化ビニールやポリプロピレン樹脂
などで作られ、鋏のようにヒンジ部１３ｄを支点として
回動する一対の挟持部１３ａ及び摘み部１３ｂと、挟持
部１３ａを閉じる方向に、摘み部１３ｂを拡げる方向に
付勢する板バネ１４と、を有する。
ように、本体部１３とケーブルベンド２１とを有する本
体部１３は、例えば塩化ビニールやポリプロピレン樹脂
などで作られ、鋏のようにヒンジ部１３ｄを支点として
回動する一対の挟持部１３ａ及び摘み部１３ｂと、挟持
部１３ａを閉じる方向に、摘み部１３ｂを拡げる方向に
付勢する板バネ１４と、を有する。
【００２３】両方の挟持部１３ａの側面には生体信号用
ケーブル１７，２０の端子１７ａ，２０ａが形成され
る。また、一方の挟持部１３ａの下面には上記の発光部
１０の正極接点１０ａに当接する板バネ状の接続片１５
が取付けられ、この接続片１５には接点１５ａにおいて
発光部正極用のケーブル１８が接続される。他方の挟持
部１３ａの下面には上記の発光部１０の負極接点１０ｃ
に当接する板バネ状の接続片１６が取付けられ、この接
続片１６には接点１６ａにおいて発光部負極用ケーブル
１９が接続される。これらのケーブル１７，１８，１
９，２０はケーブルベンド２１において束ねられ、ケー
ブル３（図５参照）を介して医療用装置に電気的に接続
される。
ケーブル１７，２０の端子１７ａ，２０ａが形成され
る。また、一方の挟持部１３ａの下面には上記の発光部
１０の正極接点１０ａに当接する板バネ状の接続片１５
が取付けられ、この接続片１５には接点１５ａにおいて
発光部正極用のケーブル１８が接続される。他方の挟持
部１３ａの下面には上記の発光部１０の負極接点１０ｃ
に当接する板バネ状の接続片１６が取付けられ、この接
続片１６には接点１６ａにおいて発光部負極用ケーブル
１９が接続される。これらのケーブル１７，１８，１
９，２０はケーブルベンド２１において束ねられ、ケー
ブル３（図５参照）を介して医療用装置に電気的に接続
される。
【００２４】本発明に係る医療用電極は以上のように構
成し、つぎに使用方法について説明する。まず、電極本
体部Ａを患者の胸部１などの生体に貼付する。電極本体
部Ａは粘着部１２によって生体から外れにくくなってい
る。そして図４に示すように、電極本体部Ａの電極接続
部８の掛止部８ａをクリップＢの挟持部１３ａによって
挟み、電極接続部８と生体信号用ケーブル１７，２０と
を接続する。同時に、挟持部１３ａの下面に取付けられ
た接続片１５，１６がそれぞれ電極本体部Ａの正極接点
１０ａと負極接点１０ｃとに接続される。
成し、つぎに使用方法について説明する。まず、電極本
体部Ａを患者の胸部１などの生体に貼付する。電極本体
部Ａは粘着部１２によって生体から外れにくくなってい
る。そして図４に示すように、電極本体部Ａの電極接続
部８の掛止部８ａをクリップＢの挟持部１３ａによって
挟み、電極接続部８と生体信号用ケーブル１７，２０と
を接続する。同時に、挟持部１３ａの下面に取付けられ
た接続片１５，１６がそれぞれ電極本体部Ａの正極接点
１０ａと負極接点１０ｃとに接続される。
【００２５】挟持部１３ａは摘み部１３ｂを広げる方向
に付勢する板バネ１４によって、電極接続部８の掛止部
８ａを強く挟むため、挟持部１３ａが掛止部８ａから外
れることを防止する。さらに、正極接点１０ａに接続す
る接続片１５は、挟持部１３ａによって完全に覆い被せ
られるため、人が容易に触れることができない状態とな
る。また、負極接点１０ｃに接続する接続片１６は挟持
部１３ａによってほとんど覆い被せられるため、人が触
れにくい状態となる。
に付勢する板バネ１４によって、電極接続部８の掛止部
８ａを強く挟むため、挟持部１３ａが掛止部８ａから外
れることを防止する。さらに、正極接点１０ａに接続す
る接続片１５は、挟持部１３ａによって完全に覆い被せ
られるため、人が容易に触れることができない状態とな
る。また、負極接点１０ｃに接続する接続片１６は挟持
部１３ａによってほとんど覆い被せられるため、人が触
れにくい状態となる。
【００２６】このような状態で、患者の胸部１に貼付さ
れた電極本体部Ａのゲル部１１及び電極接続部８が生体
電気現象を抽出する。その生体電気現象は電極接続部８
の掛止部８ａに接続されているクリップＢの挟持部１３
ａから生体信号用ケーブル１７,２０を介して医療用装
置に入力される。医療用装置では入力された生体電気現
象を演算処理し、表示部４ｂ（図５参照）に表示する。
れた電極本体部Ａのゲル部１１及び電極接続部８が生体
電気現象を抽出する。その生体電気現象は電極接続部８
の掛止部８ａに接続されているクリップＢの挟持部１３
ａから生体信号用ケーブル１７,２０を介して医療用装
置に入力される。医療用装置では入力された生体電気現
象を演算処理し、表示部４ｂ（図５参照）に表示する。
【００２７】また、電極本体部Ａの正極接点１０ａと負
極接点１０ｃとには接続片１５，１６が接続され、その
接続片１５，１６にはそれぞれ発光部正極用ケーブル１
８と発光部負極用ケーブル１９とが接続されている。し
たがって、医療用装置で演算処理された結果、患者の変
化や伝達経路５，６（図５参照）での異変、さらに電極
本体部Ａの浮きなどの接触不良などが認められると、発
光部１０が発光する。発光部１０は個別に光るため、瞬
時に不具合の個所を見つけることができる。
極接点１０ｃとには接続片１５，１６が接続され、その
接続片１５，１６にはそれぞれ発光部正極用ケーブル１
８と発光部負極用ケーブル１９とが接続されている。し
たがって、医療用装置で演算処理された結果、患者の変
化や伝達経路５，６（図５参照）での異変、さらに電極
本体部Ａの浮きなどの接触不良などが認められると、発
光部１０が発光する。発光部１０は個別に光るため、瞬
時に不具合の個所を見つけることができる。
【００２８】なお、発光部１０は、注意を促すため点滅
したり、赤や青等で発色するようにしてもよい。
したり、赤や青等で発色するようにしてもよい。
【００２９】本発明によれば、電極本体部Ａが各種の異
常を知らせる発光部１０を備えたことにより、診察しな
がら異常のある部位を瞬時に見つけることができる。し
たがって、診療行為を円滑に行うことができるようにな
る。しかも、本医療用電極によれば警告音が発生しない
ため、診察室内が騒々しくなることがなく、医療スタッ
フや患者に精神的な負担をかけることがなくなる。
常を知らせる発光部１０を備えたことにより、診察しな
がら異常のある部位を瞬時に見つけることができる。し
たがって、診療行為を円滑に行うことができるようにな
る。しかも、本医療用電極によれば警告音が発生しない
ため、診察室内が騒々しくなることがなく、医療スタッ
フや患者に精神的な負担をかけることがなくなる。
【００３０】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。例えば、上記
電極本体部Ａ及びクリップＢの形状及び内部構造は、図
示されたものに限らず、適宜変更することができる。
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。例えば、上記
電極本体部Ａ及びクリップＢの形状及び内部構造は、図
示されたものに限らず、適宜変更することができる。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、電極本体部が各種の異
常を知らせる発光部を備えたことにより、診察しながら
異常のある部位を瞬時に見つけることができる。したが
って、診療行為を円滑に行うことができるようになる。
しかも、本医療用電極によれば警告音が発生しないた
め、診察室内が騒々しくなることがなく、医療スタッフ
や患者に精神的な負担をかけることがなくなる。
常を知らせる発光部を備えたことにより、診察しながら
異常のある部位を瞬時に見つけることができる。したが
って、診療行為を円滑に行うことができるようになる。
しかも、本医療用電極によれば警告音が発生しないた
め、診察室内が騒々しくなることがなく、医療スタッフ
や患者に精神的な負担をかけることがなくなる。
【図１】本発明に係る医療用電極の分解斜視図である。
【図２】本発明に係る医療用電極を構成する電極本体部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図３】本発明に係る医療用電極を構成するクリップを
示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は底面図である。
示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は底面図である。
【図４】電極本体部とクリップとの接続状態を示す断面
図である。
図である。
【図５】医療用電極及び医療用機器との間の信号経路を
示す概略図である。
示す概略図である。
Ａ：電極本体部 Ｂ：クリップ ８：電極接続部 ９：電極支持体 １０：発光部 １０ａ：正極接点 １０ｃ：負極接点 １１：ゲル部 １２：粘着部 １３：本体部 １３ａ：挟持部 １３ｂ：摘み部 １３ｄ：ヒンジ部 １４：板バネ １５：接続片 １６：接続片 １７：生体信号用ケーブル １８：発光部正極用ケーブル １９：発光部負極用ケーブル ２０：生体信号用ケーブル ２１：ケーブルベンド
Claims (6)
- 【請求項１】生体電気現象を抽出する電極接続部及び各
種の異常を知らせる発光部を備えた電極本体部と、 医療用機器に電気的に接続される生体信号用ケーブル及
び発光用ケーブルを前記電極接続部及び発光部にそれぞ
れ電気的に接続するクリップと、 を有することを特徴とする医療用電極。 - 【請求項２】前記電極本体部は、貫通孔が形成された電
極支持体と、その電極支持体の貫通孔に挿通され、生体
電気現象を抽出する電極接続部と、前記電極支持体の上
面に設置され、正極接点と負極接点とを有し、両接点に
電圧が印加されると発光する発光部と、を有する、 ことを特徴とする請求項１に記載の医療用電極。 - 【請求項３】前記クリップは、前記生体信号用ケーブル
と電気的に接続されるとともに、前記電極接続部と電気
的に接続される第１の接続部材と、 前記発光用ケーブルと電気的に接続されるとともに、前
記発光部と電気的に接続される第２の接続部材と、 を有することを特徴とする請求項１又は２に記載の医療
用電極。 - 【請求項４】電極本体部と、その電極本体部に電気的に
接続するとともに、生体信号用ケーブル及び発光用ケー
ブルを介して医療用機器に電気的に接続されるクリップ
とを有する医療用電極であって、 前記電極本体部は、貫通孔が形成された電極支持体と、
その電極支持体の貫通孔に挿通され、生体電気現象を抽
出する電極接続部と、前記電極支持体の上面に設置さ
れ、正極接点と負極接点とを有し、両接点に電圧が印加
されると発光する発光部と、前記電極支持体の下面に設
けられ生体に貼り付けるための粘着部と、を有し、 前記クリップは、前記電極接続部を挟持する一対の挟持
部と、その一対の挟持部の側面に設けられ、前記生体信
号用ケーブルと電気的に接続されるとともに、前記一対
の挟持部で前記電極接続部を挟持している状態のとき
に、前記電極接続部と接触して電気的に接続される第１
の接続部材と、前記一対の挟持部の下面に取り付けら
れ、前記発光用ケーブルと電気的に接続されるととも
に、前記一対の挟持部で前記電極接続部を挟持している
状態のときに、前記正極接点及び負極接点に接触して電
気的に接続される第２の接続部材と、を有する、 ことを特徴とする医療用電極。 - 【請求項５】前記一対の挟持部には、前記電極接続部を
挟持する方向に付勢する付勢部材が設けられることを特
徴とする請求項４に記載の医療用電極。 - 【請求項６】請求項１乃至５のいずれか１つの項に記載
の医療用電極と、 その医療用電極から生体信号用ケーブルを介して生体信
号を入力するとともに、前記医療用電極へ発光用ケーブ
ルを介して発光信号を出力する医療用機器と、 を有することを特徴とする医療用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230639A JPH1156802A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 医療用電極及び医療用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230639A JPH1156802A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 医療用電極及び医療用装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156802A true JPH1156802A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16910948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9230639A Pending JPH1156802A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 医療用電極及び医療用装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1156802A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006500964A (ja) * | 2001-11-30 | 2006-01-12 | ジーエムピー ワイヤレス メディスン インコーポレイテッド | ワイヤレス心電図システム |
| WO2009041128A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Omron Healthcare Co., Ltd. | 携帯型心電計セット |
| JP2010233884A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fukuda Denshi Co Ltd | ワニ口クリップカバー |
| JP2012525164A (ja) * | 2009-05-01 | 2012-10-22 | コンピュメディクス・リミテッド | 一体型の電極コネクタ／インピーダンス・インジケータ |
| JP2013507997A (ja) * | 2009-10-16 | 2013-03-07 | エアクラフト メディカル リミテッド | トランスデューサ装着具および着用可能モニタ |
| CN107705508A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-16 | 佛山杰致信息科技有限公司 | 一种医疗报警指示线缆 |
| WO2023281664A1 (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-12 | 株式会社オクチィ | 生体信号測定用電極及び測定装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04227229A (ja) * | 1990-04-06 | 1992-08-17 | Hewlett Packard Co <Hp> | 心電計システム |
| JPH06154181A (ja) * | 1992-11-16 | 1994-06-03 | Fukuda Denshi Co Ltd | 生体情報処理装置及び生体信号検出手段の外れ表示方法 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP9230639A patent/JPH1156802A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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