JPH1156622A - 食品加熱調理用容器 - Google Patents

食品加熱調理用容器

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JPH1156622A
JPH1156622A JP22836797A JP22836797A JPH1156622A JP H1156622 A JPH1156622 A JP H1156622A JP 22836797 A JP22836797 A JP 22836797A JP 22836797 A JP22836797 A JP 22836797A JP H1156622 A JPH1156622 A JP H1156622A
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JP
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bag
lid
food
bag body
container
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JP22836797A
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Kiyoshi Murayama
清 村山
Taiji Hori
泰治 堀
Noriyuki Kita
紀之 喜多
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品の出し入れが容易で、かつ、リサイクル性
が良好になる食品加熱調理用容器を提供する。 【解決手段】 食品加熱調理用容器10は、上部が蓋部
12aにより閉じる箱体12内に耐熱性の袋体14を収
容した容器であって、蓋部12aはそれを閉じた状態で
隙間16を有しかつ該隙間16から前記袋体14の口元
部14aを蓋部12a外部に臨ませている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に食品を収容
して、加熱調理機により収容食品を加熱するのに用いる
食品加熱調理用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジは、食品にマイクロ
波を照射して加熱・調理するものであるが、この電子レ
ンジにより冷凍食品を解凍後あるいはそのまま加熱して
調理することも行われている。冷凍食品の保存容器とし
て、口元にファスナーの付いた樹脂製の柔軟な袋があ
り、この袋をそのまま加熱調理機により加熱することも
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記袋
に収容されているカレー等の水分がある流動性食品を加
熱した場合には、内部の水分が蒸発してその水蒸気によ
り内圧が高まるのでファスナーや袋が破裂して、袋内部
の食品が加熱調理機内に散らばってしまい、該調理機内
を汚してしまう恐れがある。
【0004】また、流動性の食品を袋に収容する際に
は、一方の手で食品の入った調理用容器を持つと同時に
他方の手で袋の口を持って食品を注ぎ入れる必要があ
り、袋口の形状が安定しにくいため、収容作業が非常に
困難になる。しかも、食品を収容した状態では袋の形状
が安定しないため、冷凍庫への収容の際などに非常に扱
いにくく、かつ、不定形の形状で固まるため、例えば、
電子レンジ内では姿勢が安定せずムラのない加熱がしに
くい等の問題点があった。また、固形の食品に対して
も、袋の形状が安定しないことは、取り扱いのしにくさ
や、調理機内での姿勢の不安定さが残る。
【0005】上記問題点に対して、内部に樹脂製のライ
ニングを施した箱体の容器が考えられる。しかしなが
ら、この種の容器は形状の固定した一体型でかつ外壁が
紙製であると共に内側に樹脂膜をラミネートしているも
のである。したがって、使用後に処分しようとすると、
折り畳んでコンパクトにしにくくかつ一般家庭では紙製
外壁と樹脂製の内部ライニングとが分離できないので、
リサイクル性が悪いという問題点が生じていた。
【0006】本発明は、前記従来問題点に鑑みてなされ
たものであって、食品の出し入れが容易で、かつ、リサ
イクル性が良好な食品加熱用容器を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
内部に食品を収容して、加熱調理機により収容食品を加
熱するのに用いる容器において、上部が蓋部により閉じ
る箱体内に着脱自在な耐熱性の袋体を収容した容器であ
って、袋体は箱体に収容した状態で袋体の側面高さが蓋
部の立った状態よりも高くなるように形成し、蓋部はそ
れを閉じた状態で隙間を有しかつ該隙間から前記袋体の
口元部を蓋部の外部に臨ませるように構成していること
を特徴とする食品加熱調理用容器である。
【0008】請求項1の発明によれば、加熱調理機によ
り収容食品を加熱するのに用いる容器において、上部が
蓋部により閉じる箱体内に着脱自在な耐熱性の袋体を収
容した容器であるので、箱は組み立て型あるいは固定型
のいずれの形態のものでも使用できる。また、箱体と袋
体を別々にして処分できるため、箱体と袋体との素材が
異なるものでも、処分が容易でありリサイクル性が向上
する。
【0009】また、袋体は箱体に収容した状態で袋体の
側面高さが蓋部の立った状態よりも高くなるように形成
するので、袋体の口部を箱体の開口部に広げて開口部周
囲に巻き付けて固定等することができる。したがって、
箱の保形性を容易に保つことができ、袋体口部は安定し
て広がり食品の出し入れがきわめて容易になる。
【0010】また、袋体は箱体と別にできるので、食品
を容器に収容した状態で冷凍庫で凍らせた後では箱体か
ら袋体を取り出して袋体のみを冷凍保存することがで
き、箱体はさらに別の袋体を入れて食品を収容すること
ができる。この場合、袋体の食品を加熱調理機により加
熱・調理するときには、箱体内に当該袋体を収容した状
態で蓋部を閉じて加熱調理機内に装着して加熱すること
が望ましい。
【0011】さらに、袋体と蓋部はそれを閉じた状態で
隙間を有しかつ該隙間から前記袋体の口元部を蓋部の外
部に臨ませているので、加熱により袋体内の食品の水分
から蒸気が発生して来ても、前記口元部から蒸気を出す
ことができ、袋体の破裂などの不具合が生じることがな
い。
【0012】また、食品を袋に入れ箱体に入れる容器の
ため、二重構造になるため保温性が良好であり、また、
加熱調理機で加熱後でも箱体は熱くならず容易に取り出
すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。実施形態の食品加熱調理用容
器は、その内部に食品を収容して、電子レンジ(加熱調
理機の一例)により収容食品を加熱するのに用いる容器
である。図1〜図2は実施形態1に係る食品加熱調理用
容器10の説明図である。
【0014】実施形態1の食品加熱調理用容器10は、
上部が蓋部12aにより閉じる箱体12内に耐熱性の袋
体14を収容した容器であって、蓋部12aはそれを閉
じた状態で隙間16を有しかつ該隙間16から前記袋体
14の口元部14aを蓋部12a外部に臨ませている。
【0015】詳細には、箱体12は、厚紙、段ボール、
合成樹脂をコーティングした厚紙、または、合成樹脂を
コーティングした段ボールのいずれからなるものでもよ
い。箱体12は、図1に示すように、それぞれ対向する
2つづつの長板12bと幅板12cが底板12dを取り
囲むように位置し、かつ、蓋部12aが長板12bの上
部からフラップとなって連接しているものである。そし
て、蓋部12aの長手方向両端(幅板側両端)には、継
ぎ代形状の幅狭の小フラップ12eが対で連接形成され
る。なお、底板12dは、各長板12と幅板12cとか
ら図1(d)の展開図に示すように、異形の底部フラッ
プ12d1、12d2がそれぞれ形成されて、それらを
組み合わせるものである。符号12fは継ぎ代である。
【0016】袋体14は、耐熱性の材質からなり、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリメチルペンテン、ポリ
エチレンテレフタレート、ナイロンフィルムの単層、ま
たは二層以上の積層からなる透明、半透明、あるいは不
透明で、着色、無着色のいずれでもよい。また、紙、ガ
ラス、カーボン、セラミック、金属等の粉体や繊維を併
用して積層にした袋体でも好適である。また、袋体14
は、展開すると図2(a)に示すように、正面壁部14
h、裏面壁14bと両側壁部14c、14cと底壁部1
4dが連接したもので、継ぎ代部14eを熱圧着して繋
ぎかつ山折り線14f(一点鎖線)と谷折り線14g
(破線)とで折って、図2(b)で示す、袋体14を構
成する。これにより、袋体14は、図2(c)に示すよ
うに、広げた状態で底壁部14dの連接した底部が矩形
を呈する概略角筒形状を呈する。そして、袋体14は箱
体12に収容した状態で袋体の側面高さHが蓋部12a
の立った状態の高さhよりも高くなるように形成する。
【0017】実施形態1の食品加熱調理用容器10に食
品を収容するに際しては、まず、図1の(a)に示すよ
うに、上部の蓋部12aを開放して、箱体12内部に袋
体14を収容する。
【0018】そして、図1(b)に示すように、袋体1
4の開放側を開いて、箱体12の開口部18外側に向け
てひっくり返して開口部18周縁に袋体14を引っかけ
る(場合によっては蓋部12aに引っかけてもよい)。
このようにして、箱体12に袋体14を設置した状態で
食品を袋体14内に入れる。流動性の食品であれば流し
込む。
【0019】その後、図1の(c)に示すように、袋体
14の口元部14aを折り畳んで、長板12b上部から
外方に向けさせた状態で、その上から蓋部12aを重
ね、そして、小フラップ12eを箱体12の幅板12c
と袋体14との間(間隙16)に挿入して蓋体12aを
固定する。
【0020】上記のように容器10に食品を収容した状
態で冷凍庫に収容して冷凍保存する。保存に際して、冷
凍により固形化し形状が一定するため、箱体12から袋
体14を取り出して冷凍保存してもよい。そして、必要
に応じて冷凍された食品を加熱するが、箱体12に袋体
14を収容した状態で電子レンジに挿入して加熱する。
袋体14は、食品が既に収容された市販のものでもよ
い。
【0021】電子レンジで容器10内の食品を加熱する
と、食品の水分から上記が発生する。しかるに、袋体1
4と蓋部12aはそれを閉じた状態で隙間16を有しか
つ該隙間16から前記袋体14の口元部14aを蓋部1
2aの外部に臨ませているので、加熱により袋体内の食
品の水分から蒸気が発生して来ても、前記口元部14a
から蒸気を出すことができ、袋体14の破裂などの不具
合が生じることがない。また、加熱後には容器10から
食品を取り出すのには、上記と逆の手順で蓋部12aを
開け、袋体14の口元部14aを開いて食品を取り出
す。
【0022】加熱調理器の一種である電子レンジにより
収容食品を加熱する容器10であって、上部が蓋部12
aにより閉じる箱体12内に着脱自在な耐熱性の袋体1
4を収容した容器10であるので、袋体14でのシール
が完全になる。したがって、箱体12は底板のシール性
の問題が生じることがないので、箱体12は、組み立て
型あるいは固定型のいずれの形態のものでも使用でき
る。また、箱体12と袋体14を別々にして処分できる
ため、箱体12と袋体14との素材が異なるものでも、
処分が容易でありリサイクル性が向上する。
【0023】また、袋体14の口元部14aを箱体12
の開口部に広げて開口部周囲に巻き付けて固定したり蓋
部12aに引っ掻ける等すれば、袋体口元部14aは安
定して広がり流動性の食品を収容し、かつ、取り出すの
にきわめて便利である。
【0024】また、袋体14は箱体12と別にできるの
で、流動性の食品を容器に収容した状態で冷凍庫で凍ら
せた後では箱体12から袋体14を取り出して袋体14
のみを冷凍保存することができ、箱体12はさらに別の
袋体14を入れて食品を収容することができる。この場
合、袋体14の食品を電子レンジにより加熱・調理する
ときには、箱体12内に当該袋体14を収容した状態で
蓋部12aを閉じて電子レンジ内に装着して加熱するこ
とが望ましい。つまり、冷凍された食品は予めあるいは
電子レンジによる加熱で解凍状態になるので、袋体14
だけでは形が安定しないが箱体12に入れて安定できる
からである。なお、本発明の食品加熱調理用容器は電磁
加熱調理機用に限定されず一般的な加熱調理機に使用可
能であるが、電子レンジのような電磁加熱調理機にも好
適に使用できる。
【0025】次に、図3〜図14により実施形態2〜実
施形態11を説明する。図1〜図2と同様構成の部分は
同一の作用・効果を生じるため、同一符号を付してその
説明を略する。
【0026】図3(a)に示すように、実施形態2の容
器10Aは、箱体12の蓋部12aが一方の幅板12c
に連接していると共に小フラップ22、22が後部長板
12b側および他方の幅板12c側に連接形成されてい
る。この実施形態2によれば、図3(b)に示すよう
に、袋体14の口元部14aの押さえの一側を幅板12
cと蓋部12aとの連接部23にしているため、実施形
態1に比較して口元部14aの押さえが強くなり、加熱
中に蓋部12aが開きにくくなる。
【0027】図4(a)に示すように、実施形態3の容
器10Bは、実施形態1の小フラップ12eとほぼ同様
に小フラップ12eに嵌合用スリット24が形成され、
幅板部12c上端部にこのスリット24に対応して幅狭
の嵌合用フラップ25が横向きに連接されているもので
ある。実施形態3の容器10は、図4(b)に示すよう
に、蓋部12aを閉じるときにスリット24に嵌合用フ
ラップ25を嵌め込むため、蓋部12aの固定が実施形
態1よりも確実になる。
【0028】図5(a)に示すように、実施形態4の容
器10Cは、実施形態2とほぼ同様の小フラップ22、
22に嵌合用スリット26が形成され、長板部12bと
幅板部12cとの上端部にこのスリット26に対応した
幅狭の嵌合用フラップ27が横向きに連接されているも
のである。実施形態4の容器10Cは、図5(b)に示
すように、蓋部12aを閉じるときにスリット26に嵌
合用フラップ27を嵌め込むため蓋部12aの固定が実
施形態2よりも確実になる。
【0029】図6に示すように、実施形態5の容器10
Dは、幅板12cが2重構造になっていて、その幅板1
2c上部に嵌合用スリット28が形成されているもので
ある。そして、蓋部12aに小フラップが形成されず
に、前記スリット28に対応して、両幅板側に嵌合用の
幅狭のフラップ29が蓋部12aに下向きに連接形成さ
れている。実施形態5の容器10Dはフラップ29が下
向きのため、実施形態3に比較して箱体12内部袋体1
4に干渉することがない。
【0030】図7に示すように、実施形態6の容器10
Eは、蓋部12a連接部の反対側の幅板12cと後側長
板12bが2重構造になっていて、その幅板12cと長
板12b上部に嵌合用スリット30が形成されているも
のである。そして、蓋部12aに小フラップが形成され
ずに、前記スリット30に対応して、幅板12cと長板
12側に嵌合用の幅狭のフラップ31が蓋部12aに下
向きに連接形成されている。実施形態6の容器10Eは
フラップ31が下向きのため、実施形態4に比較して箱
体12内部袋体14に干渉することがない。
【0031】図8(a)に示すように、実施形態7の容
器10Fは、二つの蓋部32A、32Bが両幅板12
c、12c上部に連接し、一方の蓋部32Aの基端部に
は嵌合用のスリット33が形成され、他方の蓋部32B
の先端部には該スリット33に対応する幅狭の嵌合用フ
ラップ34が形成される。
【0032】実施形態7によれば、図8の(b)に示す
ように、箱体12内の袋体14に食品を入れた後に袋体
14を畳んで後側に向け、一方の蓋部32Aを袋体14
の本体部の上に重ねる。そして、袋体14の口元部14
aを蓋部32Aに上に重ね、さらに、口元部14aの上
に他方の蓋部32Bを重ねて嵌合用スリット33にフラ
ップ34を嵌入して蓋部32Aと32Bとの間に口元部
14aを挟んで留める。このように、蓋部32Aと32
Bとの間に口元部14aを挟んで留めるので、口元部1
4aの安定が実施形態1や実施形態6に比較してよい。
【0033】図9(a)に示すように、実施形態8の容
器10Gは、箱体12の蓋部12aが後側の長板12b
に連接していると共にその連接部以外の3つの部分に小
フラップ35、35、35が前側長板12b側および両
幅板12c、12c側に連接形成されている。そして、
蓋部12aの中央部には、長板12bに沿って長孔36
を形成したものである。
【0034】この実施形態8においては、図9(b)に
示すように、食品を収納後の袋体14の口元部14aを
細く畳んで長孔36に通して、長孔36の幅で口元部1
4aを押さえる。したがって、単に長孔36に口元部1
4aに通すだけで留めることができるので、作業が簡単
である。また、長孔36の幅の設定を変えるだけで、留
める強さを設定でき、簡便である。
【0035】図10(a)に示すように、実施形態9の
容器10Hは、箱体12の蓋部12aが後側の長板12
bに連接しており、蓋部の前側端の両幅板側端に対で幅
狭の小フラップ37、37が連接形成されている。この
実施形態9によれば、図10(b)に示すように、食品
収容後の袋体14の口元部14aをフラップ37、37
間から出して蓋部12aを閉める。
【0036】図11(a)に示すように、実施形態10
の容器10Iは、箱体12の蓋部38、前後の長板12
b、12bに連接しかつフラップ39が左右の幅板12
c、12cに連接している。そして、前側の蓋部38に
は他の蓋部38先端部を差し込む、係止用スリット40
が2箇所形成されている。
【0037】この実施形態10の容器10Iによれば、
図11(b)に示すように、食品収容後にフラップ3
9、39を折り畳んだ後、袋体14の口元部14aを蓋
部38、38同士の重なり部分から引き出しながら、係
止用スリット40に蓋部38先端を差し込む。したがっ
て、蓋部38、38同士をスリット40の差し込みによ
り行うため、強固に蓋部を閉めることができる。
【0038】図12に示すように、実施形態11の容器
10Jは、前後の長板12b、12bと左右の幅板12
c、12cとに連接し、互いにおよび長板12b、12
bと幅板12c、12cに対して折れ曲がる一体的なフ
ラップ41、41、42、42よりなる上蓋43を有す
る。対向するフラップ41、41を重ね合わせた状態に
折り曲げて上蓋43を形成したときに他のフラップ4
2、42が外へ向かって延在する三角形の翼部44をな
すようにフラップ42、42には三角形形状をなす罫線
45が付けられている。そして、フラップ41、41
は、一方の端部には、他方のフラップ端部を挿入して係
止するスリット46が形成される。
【0039】実施形態11の容器10Jによれば、上蓋
43のフラップ41、41、42、42を開いた状態
で、袋体14を箱体12内に装着して袋体口元部14a
を開き、食品を収容する。そして、口元部14aを畳ん
で対向するフラップ41、41を重ね合わせた状態に折
り曲げて外に出した状態にし、スリット46をフラップ
41端部を挿入してフラップ41、41同士を留める。
これにより確実に上蓋43を固定できる。加熱中に確実
に上蓋43の解放を防止することができる。
【0040】ここで、実施形態11の上蓋43では、ス
リット46により係止しているが、係止手段はこれに限
定されず、幅板12c、12cには、前記翼部44先端
を挿入して係止するスリットを形成することができる。
この係止スリットは、種々の形状が考え得るが、図13
(a)のようにY字形状のスリット47としたり、図1
3(b)のようにU字形状のスリット48としたり、図
13(c)のように+形状のスリット49としたりする
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、箱の保形性を容易に保つことができ、袋体口部は
安定して広がり食品の出し入れがきわめて容易になり、
かつ、リサイクル性が良好になるという優れた効果を呈
する。箱体と袋体を別々にして処分できるため、処分が
容易でありリサイクル性が向上する。
【0042】また、袋体は箱体と別にできるので、食品
を容器に収容した状態で冷凍庫で凍らせた後では箱体か
ら袋体を取り出して袋体のみを冷凍保存することができ
る。
【0043】さらに、収容状態で口元部を蓋部の外部に
臨ませているので、加熱により袋体内の食品の水分から
蒸気が発生して来ても、前記口元部から蒸気を出すこと
ができ、袋体の破裂などの不具合が生じることがない。
【0044】また、食品を袋に入れ箱体に入れる容器の
ため、二重構造になるため保温性が良好であり、また、
加熱調理機で加熱後でも箱体は熱くならず容易に取り出
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容状況の斜視
図、(c)は蓋を閉じた状態の斜視図、(d)は箱体の
展開図である。
【図2】本発明の実施形態に係る袋体の説明図で、
(a)は展開図、(b)は折り畳み状態の説明図、
(c)広げた状態の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態5に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態6に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図8】本発明の実施形態7に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図9】本発明の実施形態8に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図10】本発明の実施形態9に係る容器の説明図で、
(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋を閉
じた状態の斜視図である。
【図11】本発明の実施形態10に係る容器の説明図
で、(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋
を閉じた状態の斜視図である。
【図12】本発明の実施形態11に係る容器の説明図
で、(a)は組み立て斜視図、(b)は食品収容して蓋
を閉じた状態の斜視図である。
【図13】(a)〜(c)はそれぞれ実施形態11の容
器の翼部の係止構造説明図である。
【符号の説明】
10、10A〜10J 12 箱体 12a 蓋部 14 袋体 14a 口元部 16 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に食品を収容して、加熱調理機によ
    り収容食品を加熱するのに用いる容器において、 上部が蓋部により閉じる箱体内に着脱自在な耐熱性の袋
    体を収容した容器であって、袋体は箱体に収容した状態
    で袋体の側面高さが蓋部の立った状態よりも高くなるよ
    うに形成し、 前記蓋部はそれを閉じた状態で隙間を有しかつ該隙間か
    ら前記袋体の口元部を蓋部の外部に臨ませるように構成
    していることを特徴とする食品加熱調理用容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179007A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Kyoraku Co Ltd 充填包装方法
JP2014105013A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Hirokawa Co Ltd 食品用複合容器及び食品用複合容器の使用方法

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