JPH1156512A - 車両用シートのリクライニング装置 - Google Patents

車両用シートのリクライニング装置

Info

Publication number
JPH1156512A
JPH1156512A JP24485797A JP24485797A JPH1156512A JP H1156512 A JPH1156512 A JP H1156512A JP 24485797 A JP24485797 A JP 24485797A JP 24485797 A JP24485797 A JP 24485797A JP H1156512 A JPH1156512 A JP H1156512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable rail
reclining device
base member
operating lever
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24485797A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Yoshida
田 知 徳 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP24485797A priority Critical patent/JPH1156512A/ja
Publication of JPH1156512A publication Critical patent/JPH1156512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リターンスプリングやロックスプリングの円
滑な作動を得ることができ、ロック不良を防止する。イ
ンナーカバーを廃止し、部品点数を減少させる。 【解決手段】 ベース部材11の凹部20内にインナー
ツース22A,22Bを案内側壁19a,19bで案内
する。このインナーツース22A,22Bを摺動させる
カム26を配設する。操作レバー15のカム26と嵌合
する枢軸14を複数の突条14aが形成された異形断面
に形成する。可動レール3の突出部7にリクライニング
装置10のロックスプリング35を被覆するカバー部4
1を形成し、カバー部41に操作レバー15の枢軸14
を挿通する透孔43を穿設する。ベース部材11の可動
レール3と対向する側に複数の係合凸部13を形成し、
該複数の係合凸部13と対向する可動レール3に複数の
係合凹部8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートのリク
ライニング装置に関し、更に詳細に説明すると、固定レ
ールと可動レールとを備え、前記可動レール側にシート
クッションが取付けられる前後スライド機構と、前記シ
ートクッションに固定されるベース部材と、該ベース部
材に回動可能に支持され且つシートバックに固定された
回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間に介装
されたロック機構と、該ロック機構をロック解除状態と
する操作レバーと、該操作レバーをロック方向に付勢す
るロックスプリングを有するリクライニング装置とを備
えた車両用シートのリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、前後スライド機構によりシー
トクッションを前後移動調節する構成は公知であり、ま
た両側リクライニング装置としては、本出願人が先に提
案した特開平9−28496号公報,特開平9−131
237号公報に記載されているものがある。また、特公
昭63−65327号公報には、調節位置に応じたロッ
クが可能である背もたれ用ヒンジ装置が示されており、
特開平7−136032号公報には、ポールとカムの寸
法誤差等による接合不良を回避するために、カムをポー
ルの摺動方向(上下方向)のみに移動させる構成が示さ
れている。
【0003】従来の特開平9−28496号公報には、
インナー側のカム部材のロック解除用の第1のカム部及
びロック用の第2のカム部に夫々張出し部を設け、ロッ
クオフ及びロックオン時において張出し部をツースイン
ナーのロックオフ用溝及びロックオン用当接部に先に係
合せしめツースインナーの外歯とシートバック側に固定
されるアームの内歯との噛合及び解除を行いアウター側
に優先してロックオフ及びロックオンを行うようにした
両側リクライニング装置が記載されている。
【0004】また、シートバックを前傾させるためにリ
ターンスプリングが設けられ、このリターンスプリング
やロック機構のロックスプリングの円滑な作動を得るた
めに、またはシートの表皮材を汚損するのを防止するた
めに特別なインナーカバーを設定する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、リターンス
プリングやロックスプリングの円滑な作動を得るため
に、または表皮材の汚損防止のために特別なインナーカ
バーを設定する場合には、部品点数が増大し、コストア
ップとなる欠点を有するものであった。
【0006】本発明の目的は、上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、リターンスプリング
やロックスプリングの円滑な作動を得ることができ、ロ
ック不良を防止することができ、部品点数を減少させる
ことができ、経済性に優れた車両用シートのリクライニ
ング装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両用シートのリクライニング装置
は、固定レールと可動レールとを備え、前記可動レール
側にシートクッションが取付けられる前後スライド機構
と、前記可動レール側に固定されるベース部材と、該ベ
ース部材に回動可能に支持され且つシートバックに固定
された回動アームと、前記ベース部材及び回動アーム間
に介装されたロック機構と、該ロック機構をロック解除
状態とする操作レバーと、該操作レバーをロック方向に
付勢するロックスプリングを有するリクライニング装置
とを備えた車両用シートのリクライニング装置におい
て、前記前後スライド機構の可動レールにリクライニン
グ装置のロックスプリングを被覆するカバー部を形成し
たことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明においては、前後スライド
機構の可動レールにリクライニング装置のロックスプリ
ングを被覆するカバー部を形成したので、インナーカバ
ー等が不要で部品点数を減少させることができる。
【0009】また、請求項2に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、固定レールと可動レールとを備え、
前記可動レール側にシートクッションが取付けられる前
後スライド機構と、前記可動レール側に固定されるベー
ス部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシー
トバックに固定された回動アームと、前記ベース部材及
び回動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機
構をロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバー
をロック方向に付勢するロックスプリングを有するリク
ライニング装置とを備えた車両用シートのリクライニン
グ装置において、前記前後スライド機構の可動レールに
リクライニング装置のロックスプリングを被覆するカバ
ー部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通
する透孔を穿設したことを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明においては、前後スラ
イド機構の可動レールにリクライニング装置のロックス
プリングを被覆するカバー部を形成し、該カバー部に操
作レバーの回転軸を挿通する透孔を穿設したので、両側
リクライニング装置とする場合の回転軸を容易に挿通さ
せることができ、インナーカバー等が不要で部品点数を
減少させることができる。
【0011】また、請求項3に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、固定レールと可動レールとを備え、
前記可動レール側にシートクッションが取付けられる前
後スライド機構と、前記可動レール側に固定されるベー
ス部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシー
トバックに固定された回動アームと、前記ベース部材及
び回動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機
構をロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバー
をロック方向に付勢するロックスプリングを有するリク
ライニング装置とを備えた車両用シートのリクライニン
グ装置において、前記前後スライド機構の可動レールに
リクライニング装置のロックスプリングを被覆するカバ
ー部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通
する透孔を穿設し、前記ベース部材の前記可動レールと
対向する側に複数の係合凸部を形成し、該複数の係合凸
部と対向する可動レールに前記複数の係合凸部と夫々嵌
合する複数の係合凹部を形成したことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明においては、前後スラ
イド機構の可動レールにリクライニング装置のロックス
プリングを被覆するカバー部を形成し、該カバー部に操
作レバーの回転軸を挿通する透孔を穿設し、前記ベース
部材の前記可動レールと対向する側に複数の係合凸部を
形成し、該複数の係合凸部と対向する可動レールに前記
複数の係合凸部と夫々嵌合する複数の係合凹部を形成し
たので、ベース部材の取付けを確実強固なものとするこ
とができ、また両側リクライニング装置とする場合の回
転軸を容易に挿通させることができ、インナーカバー等
が不要で部品点数を減少させることができる。
【0013】また、請求項4に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、固定レールと可動レールとを備え、
前記可動レール側にシートクッションが取付けられる前
後スライド機構と、前記可動レール側に固定されるベー
ス部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシー
トバックに固定された回動アームと、前記ベース部材及
び回動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機
構をロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバー
をロック方向に付勢するロックスプリングを有するリク
ライニング装置とを備えた車両用シートのリクライニン
グ装置において、前記ロック機構はベース部材に形成さ
れた凹部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端に
歯部を形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記
回動アームに形成した内歯に噛合するロック位置及び内
歯から離間するロック解除位置間で移動させる回動可能
なカムとを備え、前記前後スライド機構の可動レールに
リクライニング装置のロックスプリングを被覆するカバ
ー部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通
する透孔を穿設したことを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明においては、ロック機
構はベース部材に形成された凹部内にその側壁で進退自
在に案内され且つ先端に歯部を形成した摺動係止部材
と、該摺動係止部材を前記回動アームに形成した内歯に
噛合するロック位置及び内歯から離間するロック解除位
置間で移動させる回動可能なカムとを備え、前記前後ス
ライド機構の可動レールにリクライニング装置のロック
スプリングを被覆するカバー部を形成し、該カバー部に
操作レバーの回転軸を挿通する透孔を穿設したので、リ
クライニング装置のロック機構を薄型化することがで
き、また両側リクライニング装置とする場合の回転軸を
容易に挿通させることができ、インナーカバー等が不要
で部品点数を減少させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
のリクライニング装置を図面を参照して説明する。図
1、図2及び図3は、本発明の実施の形態を示す分解斜
視図、部分拡大正面図及び断面図であり、車両用シート
は前後スライド機構1に載置されて前後移動調節可能に
取付けられる。
【0016】前後スライド機構1は固定レール2と、こ
の固定レールに嵌合して前後摺動可能な可動レール3と
を備え、可動レール3は垂直板部5を備えている。尚、
前後スライド機構1は従来公知の構成を有し、操作レバ
ー6の操作により図示しないロック機構が作動するよう
に構成されている。また可動レール3にシートクッショ
ン(図示せず)が取付けられる。
【0017】前記可動レール3の垂直板部5の後部は斜
め後方に突出して形成され、この後方の突出部7にリク
ライニング装置10が設けられている。リクライニング
装置10は突出部7に取付けられる円形状のベース部材
11と、シートバック(図示せず)の左右に取付けられ
る円形状の回動アーム12とを備えている。
【0018】また、ベース部材11の前記可動レール3
と対向する側に複数の係合凸部13が形成され、この複
数の係合凸部13と対向する可動レール3に前記複数の
係合凸部13と夫々嵌合し且つ固着される複数の係合凹
部としての透孔8が形成されている。
【0019】前記回動アーム12が操作レバー15に固
着された回転軸としての枢軸14を中心としてベース部
材11に対して回動自在に保持されている。図2及び図
3に示すように、可動レール3の垂直板部5の突出部7
に取付けられるベース部材11には中央部に枢軸14を
挿通する挿通孔17が形成され、この挿通孔17が円形
凹部18の中央位置に形成されている。
【0020】円形凹部18には、図2に示す如く、上下
に延長する左右一対の案内側壁19a,19bとこれら
案内側壁19a,19bの上端及び下端に連接された円
弧状側壁19c,19dとから略長方形状に形成された
凹部20が形成されている。円弧状側壁19c,19d
には、図1に示すようにインナーツース22A,22B
の外歯23と噛合する上下の係止歯部21a,21bが
形成されている。
【0021】そして、略長方形状の凹部20内に摺動係
止部材としての上下一対のインナーツース22A,22
Bが案内側壁19a,19bによって案内されて半径方
向に進退自在に配設されている。これらインナーツース
22A,22Bの内周側にカム面24が形成されてい
る。
【0022】更に、凹部20のインナーツース22A,
22B間には、枢軸14に嵌合して回動されるカム26
が配設されている。このカム26は、各インナーツース
22A,22Bのカム面24に当接する係止部26a,
26bと、これら係止部26a及び26b間に外方に突
出して形成された凸部26cとを備えている。また枢軸
14を挿通するカム26の挿通孔26dが形成されてい
る。
【0023】前記操作レバー15の回転軸としての枢軸
14は両側リクライニング装置として用いる場合には、
インナー側及びアウター側リクライニングデバイスのカ
ム26,26を連結する連結杆として形成される。前記
連結杆としての枢軸14は非円形の異形断面に形成され
ている。
【0024】前記枢軸14には、枢軸14の外周の軸線
方向に延びる複数の突条14aが形成され、この複数の
突条14aがカム26の挿通孔26dに形成された複数
の凹溝26eに係止されている。
【0025】回動アーム12は、図1乃至図3に示すよ
うに、円形状に形成され、外周縁に沿って複数の係合凸
部28が形成され、この係合凸部28がシートバックの
サイドフレーム等に形成された凹部に挿入されて固着さ
れる。
【0026】また回動アーム12には、ベース部材11
の凹部20の円弧状側壁19c,19dの半径と同一半
径の円筒状凹部29が形成され、この円筒状凹部29の
中央部に前述した枢軸14を挿通する挿通孔30が形成
されていると共に、円筒状凹部29を形成する内壁に上
述したインナーツース22A,22Bの外歯23に噛合
する内歯31aが形成されている。
【0027】そして、ベース部材11及び回動アーム1
2は、図3に示すように、枢軸14をベース部材11の
挿通孔17,カム26の挿通孔26d,回動アーム12
の挿通孔30及び操作レバー15の挿通孔15aに夫々
挿通した状態で、スナップリング32止めされている。
【0028】更にベース部材11の外周縁にリング部材
33が固着され、回動アーム12の外周縁がリング部材
33により被覆され、回動アーム12が回動可能で且つ
ベース部材11及び回動アーム12の外周縁が開くのを
防止している。
【0029】前記枢軸14の外周にコイルスプリングか
らなるロックスプリング35が挿通され、このロックス
プリング35がベース部材11の挿通孔17に配設さ
れ、ロックスプリング35の一端35aがベース部材1
1の係合凸部13に係止され、他端35bがカム26に
形成された透孔26fに係止されている。
【0030】前記ロックスプリング35により、カム2
6,枢軸14及び操作レバー15が、図1及び図2で見
て反時計方向に付勢されている。尚、ロックスプリング
35は複数設けるものであってもよい。
【0031】前記可動レール3の垂直板部5の後部の斜
め後方に突出して形成された突出部7に、図1に示す如
く、リクライニング装置10のロックスプリング35を
被覆するカバー部41が形成されている。尚、このカバ
ー部41はロックスプリング35や図示しないリターン
スプリング等を被覆するものであってもよい。
【0032】またカバー部41には操作レバー15の回
転軸としての枢軸14を挿通する透孔43が穿設され、
前記カバー部41の下端が前記透孔43を中心とする円
弧状に形成され、カバー部41の両側部が平行に上方に
延びる略U字状の箱状に形成されている。このカバー部
41によりロックスプリング35のオイル等が車両用シ
ートに付着するのを防止することができる。
【0033】尚、前記実施の形態においては、一対のイ
ンナーツース22A,22Bを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って3組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。
【0034】また、ベース部材11、回動アーム12、
操作レバー15、インナーツース22A,22B及びカ
ム26の形状は前記実施の形態に限定されるものではな
く、任意の形状に設定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る車
両用シートのリクライニング装置は、固定レールと可動
レールとを備え、前記可動レール側にシートクッション
が取付けられる前後スライド機構と、前記可動レール側
に固定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に
支持され且つシートバックに固定された回動アームと、
前記ベース部材及び回動アーム間に介装されたロック機
構と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバー
と、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプリ
ングを有するリクライニング装置とを備えた車両用シー
トのリクライニング装置において、前記前後スライド機
構の可動レールにリクライニング装置のロックスプリン
グを被覆するカバー部を形成したので、インナーカバー
等が不要で部品点数を減少させることができる。
【0036】また、請求項2に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、前後スライド機構の可動レールにリ
クライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー
部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通す
る透孔を穿設したので、両側リクライニング装置とする
場合の回転軸を容易に挿通させることができ、インナー
カバー等が不要で部品点数を減少させることができる。
【0037】また、請求項3に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、前後スライド機構の可動レールにリ
クライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー
部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通す
る透孔を穿設し、前記ベース部材の前記可動レールと対
向する側に複数の係合凸部を形成し、該複数の係合凸部
と対向する可動レールに前記複数の係合凸部と夫々嵌合
する複数の係合凹部を形成したので、ベース部材の取付
けを確実強固なものとすることができ、また両側リクラ
イニング装置とする場合の回転軸を容易に挿通させるこ
とができ、インナーカバー等が不要で部品点数を減少さ
せることができる。
【0038】また、請求項4に係る車両用シートのリク
ライニング装置は、ロック機構がベース部材に形成され
た凹部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端に歯
部を形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記回
動アームに形成した内歯に噛合するロック位置及び内歯
から離間するロック解除位置間で移動させる回動可能な
カムとを備え、前記前後スライド機構の可動レールにリ
クライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー
部を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通す
る透孔を穿設したので、リクライニング装置のロック機
構を薄型化することができ、また両側リクライニング装
置とする場合の回転軸を容易に挿通させることができ、
インナーカバー等が不要で部品点数を減少させることが
できる。
【0039】本発明によれば、リターンスプリングやロ
ックスプリングの円滑な作動を得ることができ、ロック
不良を防止することができ、部品点数を減少させること
ができ、経済性に優れた車両用シートのリクライニング
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置の実施の形態の分解斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置の要部における拡大正面図。
【図3】本発明に係る車両用シートのリクライニング装
置の縦断面図。
【符号の説明】
1 前後スライド機構 2 固定レール 3 可動レール 5 垂直板部 7 突出部 8 透孔 10 リクライニング装置 11 ベース部材 12 回動アーム 13 係合凸部 14 枢軸 14a 突条 15 操作レバー 15a 挿通孔 17 挿通孔 18 円形凹部 19a 案内側壁 19b 案内側壁 19c 円弧状側壁 19d 円弧状側壁 20 凹部 21a 係止歯部 21b 係止歯部 22A インナーツース 22B インナーツース 23 外歯 24 カム面 26 カム 26a 係止部 26b 係止部 26c 凸部 26d 挿通孔 26e 凹溝 26f 透孔 28 係合凸部 30 挿通孔 31a 内歯 33 リング部材 35 ロックスプリング 41 カバー部 43 透孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定レールと可動レールとを備え、前記
    可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
    ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
    ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
    ック方向に付勢するロックスプリングを有するリクライ
    ニング装置とを備えた車両用シートのリクライニング装
    置において、前記前後スライド機構の可動レールにリク
    ライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー部
    を形成したことを特徴とする車両用シートのリクライニ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 固定レールと可動レールとを備え、前記
    可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
    ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
    ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
    ック方向に付勢するロックスプリングを有するリクライ
    ニング装置とを備えた車両用シートのリクライニング装
    置において、前記前後スライド機構の可動レールにリク
    ライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー部
    を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通する
    透孔を穿設したことを特徴とする車両用シートのリクラ
    イニング装置。
  3. 【請求項3】 固定レールと可動レールとを備え、前記
    可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
    ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
    ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
    ック方向に付勢するロックスプリングを有するリクライ
    ニング装置とを備えた車両用シートのリクライニング装
    置において、前記前後スライド機構の可動レールにリク
    ライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー部
    を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通する
    透孔を穿設し、前記ベース部材の前記可動レールと対向
    する側に複数の係合凸部を形成し、該複数の係合凸部と
    対向する可動レールに前記複数の係合凸部と夫々嵌合す
    る複数の係合凹部を形成したことを特徴とする車両用シ
    ートのリクライニング装置。
  4. 【請求項4】 固定レールと可動レールとを備え、前記
    可動レール側にシートクッションが取付けられる前後ス
    ライド機構と、前記可動レール側に固定されるベース部
    材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシートバ
    ックに固定された回動アームと、前記ベース部材及び回
    動アーム間に介装されたロック機構と、該ロック機構を
    ロック解除状態とする操作レバーと、該操作レバーをロ
    ック方向に付勢するロックスプリングを有するリクライ
    ニング装置とを備えた車両用シートのリクライニング装
    置において、前記ロック機構はベース部材に形成された
    凹部内にその側壁で進退自在に案内され且つ先端に歯部
    を形成した摺動係止部材と、該摺動係止部材を前記回動
    アームに形成した内歯に噛合するロック位置及び内歯か
    ら離間するロック解除位置間で移動させる回動可能なカ
    ムとを備え、前記前後スライド機構の可動レールにリク
    ライニング装置のロックスプリングを被覆するカバー部
    を形成し、該カバー部に操作レバーの回転軸を挿通する
    透孔を穿設したことを特徴とする車両用シートのリクラ
    イニング装置。
JP24485797A 1997-08-27 1997-08-27 車両用シートのリクライニング装置 Pending JPH1156512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24485797A JPH1156512A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 車両用シートのリクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24485797A JPH1156512A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 車両用シートのリクライニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1156512A true JPH1156512A (ja) 1999-03-02

Family

ID=17125029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24485797A Pending JPH1156512A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 車両用シートのリクライニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1156512A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4894192B2 (ja) 車両用シート
JP3080138B2 (ja) 両側リクライニング装置
US6039400A (en) Seat reclining device
JP3287454B2 (ja) 両側リクライニング装置
JP2000052826A (ja) リクライニングシートのラチェット構造
JPH1146914A (ja) 両側リクライニング装置
US20070132294A1 (en) Seat reclining apparatus for vehicle
JP2009201783A (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP3287456B2 (ja) 車両用シート
JP5262072B2 (ja) 車両用シートの回転留め装置
JP3579236B2 (ja) リクライニング装置
JP3792942B2 (ja) リクライニング装置
JPH1156512A (ja) 車両用シートのリクライニング装置
JP2000158986A (ja) シートのリクライニング装置
JP2007082928A (ja) 継手装置
JP4472089B2 (ja) シートのリクライナ構造
JP3371417B2 (ja) 車両用シート
JP2000342372A (ja) シートのリクライナ構造
JP5857505B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP3520808B2 (ja) リクライニング装置
JPH11169253A (ja) 内歯式リクライニングデバイス
JPS60135338A (ja) シ−トのリクライニング装置
JP3468161B2 (ja) リクライニング装置
JP3791824B2 (ja) リクライニング装置
JP2002291563A (ja) 車両用シートリクライニング装置