JPH1156384A - 多糖類の精製方法 - Google Patents

多糖類の精製方法

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JPH1156384A
JPH1156384A JP9225107A JP22510797A JPH1156384A JP H1156384 A JPH1156384 A JP H1156384A JP 9225107 A JP9225107 A JP 9225107A JP 22510797 A JP22510797 A JP 22510797A JP H1156384 A JPH1156384 A JP H1156384A
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polysaccharide
acid
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purifying
microorganism
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JP9225107A
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English (en)
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Hitoshi Kakiya
均 柿谷
Masatake Oe
正剛 大江
Satoshi Hanzawa
敏 半澤
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経済的かつ汎用的な方法で、微生物より得られ
る多糖類を効率的に分離し精製する方法を提供する。 【解決の手段】微生物の培養液に酸を加えてpH3以下
とした後に、アルカリを加えてpH12以上とし、さら
に酸を加えてpH5〜9とし、その後に菌体と多糖類含
有液体とを分離することを特徴とする多糖類の精製方法
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微生物より得られる
多糖類を、その培養液から効率的に分離して精製する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然界にはセルロ−ス(繊維素)、海
藻、植物樹液、植物種子などの大量の多糖類を含有する
資源があり、多糖類の化学的な誘導体化を含め数多くの
多糖類を含む製品が生み出され、産業の広い分野に用い
られている。これらの多糖類の内、微生物より得られる
多糖類は天然に得られる多糖類の中でも容易にかつ安定
的に製造でき、さらにその種類、機能についても、多く
の種類があり、幅広い機能を有していることから、近
年、様々な製品化のための検討がなされており、キサン
タン、デキストラン、プルラン、カ−ドラン、ジェラ
ン、ウェランなどが製品として市販されている。また、
これら以外にも種々の多糖類が商品化に向けて開発され
ており、さらに、ヒアルロン酸などは動物からの抽出品
を代替して市販されている。殊にキサンタンは微生物よ
り得られる多糖として産業上極めて有用であり、粘性、
分散安定性、乳化安定性、チキソトロピ−性など合成高
分子などの高分子材料で代替できない性質を有してお
り、かつ無毒で環境適合性が良いなどの社会的要請にも
合致している。このように、微生物より得られる多糖類
は合成高分子材料では代替できない優れた性質を有して
いる。
【0003】しかしながら、微生物より得られる多糖類
の多くはその重合度が極めて高く、分子間あるいは分子
内の相互作用が大きいことから、微生物を培養して得ら
れる培養液からの分離が困難となることがある。特に粘
性、乳化性、分散性の高い多糖類においては、微生物菌
体とその微生物が生産した多糖類との分離が製造工程に
おいて大きな障害となる。これを解決するために、水に
よる希釈、酸処理、熱処理、あるいは酵素処理などの処
方が考案されている。
【0004】例えば特開平6−197784には、培養
液をpH0.5―2.5にして低級アルコールなどの水
溶性溶媒を加えて、その後アルカリで中和して多糖を沈
澱させる方法が提案されている。特開平8−15469
5には、pHを9―12.5にした培養液を30分以上
45―70℃で熱処理し、その後ポリリン酸を加えてか
らアルカリプロテアーゼで溶菌させる方法が提案されて
いる。特開平8−175966には、培養液のpHを1
0%硫酸で4.5に調整し、121℃で90分間の湿熱
滅菌後、遠心分離により菌体を除去する方法が提案され
ている。特開平8−319474には、培養液を水で1
0倍に希釈してから90℃まで加熱した後、遠心分離す
る方法が提案されている。特開平9−19633には、
培養液のpHを10%硫酸で4.5に調整し、121℃
で90分間の湿熱滅菌後、遠心分離により菌体を除去す
る方法が提案されている。
【0005】しかしながら、これらの方法は処理にかか
る費用面の問題や、操作手順等において多種の多糖類に
対応できるような一般的な方法とはいえず、スケールア
ップが困難であるという問題があった。
【0006】また、メチロフィルス属細菌ATCC31
504株を適当な条件で培養すると著量の多糖類(以
下、メチロフィルス属細菌ATCC31504株が生産
する多糖類を、「PS1004」と呼ぶ)を生産するこ
とが知られている(特開昭55−75401)が、この
菌株の生産する多糖類はもともと菌体に結合しており、
培養継続と共に徐々に菌体より培地中へ放出されるとい
う性質がある。培養の後期においては多糖類が蓄積して
培養液の粘度が上昇する上に、多糖類のもつ分散性(高
分子界面活性剤としての性質)と糖鎖間の強い分子間相
互作用のために菌体と液体の分離が甚だしく困難にな
り、その精製を行うにあたっての課題となっていた。本
発明者らは、この株の産生する多糖類を経済的に製造す
る方法を種々検討し、粘度を減少させる目的で水による
希釈、アルコ−ル類の添加、酸(酢酸あるいは塩酸)の
添加などを試みたが、これらのいずれの方法によっても
菌体と液体の効果的な分離は達成されず、その精製方法
が大きな課題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
により微生物より得られる多糖類の製造及びその分離、
精製を行う場合、経済的な方法ではなく、また、多糖類
の分離、精製の手段としても多種の多糖類に対応できる
方法ではなく、スケールアップも容易な方法ではないと
いう問題があり、本発明はこのような問題点に鑑みてな
されたものである。その目的は、経済的かつ汎用的な方
法で、微生物より得られる多糖類を効率的に分離し精製
する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、微生物を培養す
ることで得られる多糖類、特にPS1004のようなウ
ロン酸を構成糖として含む多糖類を精製し回収するにあ
たり、まず微生物の培養液を酸性にして蛋白質を変性さ
せて溶菌を防ぎ、その後にアルカリを加えて多糖類の水
溶性を高め粘性を低下させて菌体と多糖類との分離を容
易とし、さらにその後にpHを中性付近とすることで、
微生物の生産する多糖類を容易にかつ収率良く回収する
ことができ、さらにこの回収された多糖類含有液体に水
溶性溶媒及び/又はカチオン性界面活性剤を添加するこ
とで多糖類を精製できることを見出し本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち本発明は、微生物の培養液に酸を
加えてpH3以下とした後に、アルカリを加えてpH1
2以上とし、さらに酸を加えてpH5〜9として菌体と
多糖類含有液体とを分離すること、さらに分離された多
糖類含有液体に水溶性溶媒やカチオン性界面活性剤を添
加して多糖類を精製する方法に関する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の方法において用いられる微生物と
しては、多糖類を生産できるものであれば特にその属、
種については限定されることはないが、その培養が容易
であり、また栄養源として安価な材料より生育できる点
から、メチロフィルス属、メチロボラス属、メチロバク
テリウム属などのメタノール資化性細菌が好ましく用い
られる。さらにこれらの細菌の内、多糖類、特にグルク
ロン酸を含む高分子量の多糖を大量に生産することか
ら、メチロフィルス属細菌ATCC31504株が好ま
しく用いられる。ここで、メチロフィルス属細菌ATC
C31504株とは、土壌中より分離されて、かつてシ
ュードモナス・ビスコゲナ(Pseudomonas
viscogena)TS−1004株と命名され(特
開昭53ー118585)、工業技術院生物工業技術研
究所に微工研菌寄第3811号として寄託されたもので
あるが、本発明者らによって再同定され、メチロフィル
ス(Methylophilus)属細菌ATCC31
504株と改名された。本菌株はまたATCC(アメリ
カン・タイプ・カルチャー・コレクション)にATCC
31504として寄託されている。このATCC315
04株は住商ファーマ インターナショナル株式会社を
通じてATCCより入手することができる。
【0012】微生物の培養方法については通常微生物の
培養に用いられる培地で良いが、培地に含まれる微生物
の成育に必要な炭素源としてはメタノールが好ましく用
いられ、その濃度は0.1〜5容量%程度、より好まし
くは0.5〜1.5容量%程度である。窒素源としては
アンモニウム塩が好ましく用いられ、特にpH緩衝能や
リン分の補給の点からリン酸アンモニウムが好ましい。
また、培養が進行すると培地のpHが低下するため、ア
ルカリを滴下してpH6〜8、より好ましくは6.5〜
7.5の範囲となるように調整して培養を行うことが好
ましい。この際使用されるアルカリとしては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミン化合物
など任意のものが使用できるが、細胞増殖のための窒素
源を補給する面からアンモニアが好ましく用いられる。
また、培地にはビタミン類などの補給のため酵母エキス
を添加しても良い。また、炭素源のメタノールも細胞増
殖につれて徐々に減少していくので、順次追加していく
必要があるが、この際にアンモニアとメタノールの混合
液を追加することもできる。追加の方法としては、一定
量ずつ断続的に追加する方法、連続的に追加する追加す
る方法などあらゆる方法を採用することができる。ま
た、培養温度としては、細胞の増殖速度の面から通常0
〜50℃で行うが、より好ましくは25〜35℃付近で
ある。
【0013】このようにして培養した培養液から多糖類
が回収され、精製されるが、回収に先立って微生物菌体
を遠心分離などの操作で培養液から予め除去しておくこ
ともできる。多糖類の回収には、塩化セチルピリジニウ
ム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等の4級アミン
の塩を利用する方法やメタノール、イソプパノール等の
低級アルコールを添加する方法が利用でき、より高純度
の多糖類標品を得るには前者の方法が、より迅速に多糖
類標品を得るためには後者の方法が好ましく用いられ、
また、これら両方法を併用することもでき、その順序は
どちらでも良い。この方法で回収された多糖類は公知の
方法により乾燥した粉末として、あるいは再度水に溶解
して水溶液として利用される。
【0014】また、本発明の方法により精製される多糖
類としては、上記記載の微生物が生産するものであれば
特に限定されないが、後記するように精製の際に、例え
ばカチオン性界面活性剤の添加による沈殿を生成しやす
くして精製を容易とするために、多糖類を構成する単糖
として少なくともウロン酸を有するものが好ましく、さ
らにその構成する単糖としてマンノ−ス、アロ−ス、ガ
ラクトース、グルコ−ス及びグルクロン酸からなるもの
であることが好ましく、特に多糖類を構成する単糖のモ
ル比がマンノ−ス1に対してアロ−ス、ガラクトース、
グルコ−ス、グルクロン酸がそれぞれ0.8〜1.5、
5.0〜10.0、1.0〜5.0、0.5〜2.0で
あることが好ましい。
【0015】本発明の方法において用いられる酸として
は、通常用いられる無機酸、有機酸のいずれも用いるこ
とができるが、取り扱いの容易さから酢酸、塩酸、トリ
クロロ酢酸、硫酸が好ましく用いられ、さらに少量で所
望のpHへと変えられ処理液の容量が少なく済むことか
ら塩酸が好ましく用いられる。これらの酸については、
培養液に対して用いるものと以下に示すアルカリにより
処理された溶液に対して用いるものとの2つがあるが、
両者とも同じものを用いても、異なるものを用いてもよ
い。また、酸の濃度としては本発明の目的を達成できる
濃度であればいかなる濃度のものも用いることができる
が、処理液の容量が少なく済むことから比較的高濃度の
酸を用いることが好ましい。
【0016】本発明の方法において用いられるアルカリ
としては、通常用いられるアルカリであればよいが、取
り扱いの容易さから水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の水酸化アルカリ金属や、アンモニアが好ましく用い
られ、さらに少量で所望のpHへと変えられ処理液の容
量が少なく済むことから水酸化ナトリウムが好ましく用
いられる。アルカリとしての形態は、溶液状、固形状の
いずれも用いることができ、特に溶液状のアルカリとし
ては水溶液が好ましく用いられる。アンモニアとして
は、原液のみならず水溶液としたものも用いることがで
きる。また、アルカリの濃度としては本発明の目的を達
成できる濃度であればいかなる濃度のものも用いること
ができるが、処理液の容量が少なく済むことから比較的
高濃度のアルカリを用いることが好ましい。
【0017】本発明の方法において用いられる水溶性溶
媒としては、多糖類を含む溶液に溶解できるものであれ
ば特に限定されるものではないが、後記するように、精
製された多糖類に残存する水溶性溶媒を除去するために
乾燥することがあるが、その際に揮発性の溶媒であるこ
とが好ましく、さらに炭素数1〜4のアルコールやケト
ン類が好ましく用いられる。例えば、アルコールとして
は、メチルアルコ−ル、エチルアルコ−ル、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコールなどが、ケトン
類としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチル
ケトンなどが例示できる。これらの内、メチルアルコ−
ル、エチルアルコ−ル、イソプロピルアルコール、アセ
トンが価格面から好ましく用いられる。これらの水溶性
溶媒は多糖類含有溶液に添加されることで、多糖類の溶
解性を低下させ、結果的に沈殿を生成させるものと考え
られる。しかしながら、このような推察は本発明をなん
ら限定するものではない。
【0018】本発明の方法において用いられることのあ
るカチオン性界面活性剤としては、多糖類含有溶液に溶
解できるものであれば特に限定されるものではないが、
塩化セチルピリジニウム、臭化セチルトリメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムな
どの芳香族あるいは脂肪族4級アンモニウム塩であるカ
チオン性界面活性剤が好ましく用いられる。
【0019】次に、本発明の多糖類の精製方法について
より具体的に説明する。
【0020】本発明の方法は、1)微生物の培養液を酸
やアルカリを用いてそのpHを変化させ、菌体と分離し
て得られる多糖類含有溶液を得る工程と、2)さらに必
要に応じて、1)の工程で得られた多糖類含有溶液に水
溶性溶媒及び/又はカチオン性界面活性剤を添加するこ
とで、多糖類を精製する工程、からなっている。
【0021】まず工程1)について説明すると、工程
1)は、微生物の培養液に酸を加えてpH3以下とした
後に、アルカリを加えてpH12以上とし、さらに酸を
加えてpH5〜9として菌体と多糖類含有液体とを分離
するものである。
【0022】ここで、微生物の培養液に酸を加えてpH
3以下とするが、これは培養液を酸性にして蛋白質を変
性させることによって溶菌を防ぐことができるからであ
る。酸を加える際や加えた後に液体を均質とするために
撹拌してもよく、その後30分程度撹拌を継続してもよ
い。このpHの範囲としては、培養液の量と加える酸の
量により変化して一定しないが、少なくともpH3以下
であればよく、通常はpH1程度で十分である。また、
pHを3以下とする際に濁りが生じることがあるため
に、その操作の前に水を加えたり、酸を加えて最終的な
pHよりも高いpHにして撹拌し、その後に遠心分離等
の分離処理を行うことで濁りが生じるのを抑制すること
もできる。
【0023】ついで、上記の溶液にアルカリを加えてp
H12以上とするが、これは液体中の多糖類、特にPS
1004のようなウロン酸を含む多糖類は高pH領域に
おいて水素結合が弱められることにより水溶性が増し、
その後中性に戻してもこれらの操作前に比べると粘度は
はるかに低下して菌体と液体の分離が容易になるからで
ある。アルカリを加える際や加えた後に液体を均質とす
るために撹拌してもよく、その後30分程度撹拌を継続
してもよい。このpHの範囲としては、液体の量と加え
るアルカリの量により変化して一定しないが、少なくと
もpH12以上であればよく、通常はpH12〜13程
度において実施される。
【0024】このアルカリ添加の処理後さらに酸を加え
てpH5〜9の範囲とするが、これはアルカリ処理後の
液体を中性付近とし、そのまま各種の用途に用いたり、
又は、工程2)の操作へと進めるためである。酸を加え
る際や加えた後に液体を均質とするために撹拌してもよ
く、その後30分程度撹拌を継続してもよい。この酸を
加える処理中あるいは処理後に濁りが生じても分離処理
を行うことで濁りを除去できる。この分離処理について
は、遠心分離等の操作により沈殿性の菌体成分と多糖類
を含有する液体とを分離できる手法であれば特に限定さ
れるものではない。遠心分離を行う場合、その条件とし
ては特に限定されるものではなく、例えば、8000×
G程度の遠心力、20℃程度の温度にて、20分間程度
実施することでよい。
【0025】このような処理により、微生物が生産する
多糖類と微生物菌体とを分離することができるわけであ
るが、その後、必要に応じて、以下に示す多糖類のさら
なる精製を行ってもよい。
【0026】工程2)は、工程1)により分離された多
糖類含有液体にさらに水溶性溶媒を添加し、及び/又は
カチオン性界面活性剤を添加することからなる。
【0027】ここで、前記した水溶性溶媒、カチオン性
界面活性剤を多糖類含有液体へ添加する方法としては特
に限定されるものではなく、水溶性溶媒やカチオン性界
面活性剤をそのままあるいはいったん水溶液などの溶液
として加えてもよい。加え方としては、一度に加えても
よいが、徐々に連続的あるいは断続的に加えることもで
きる。
【0028】加える水溶性溶媒の量としては、多糖類の
回収量を多くし、また使用する水溶性溶媒の量を過度に
多くして不経済的にならないように多糖類含有液体の全
量に対して1〜2倍の範囲の容量を加えることが好まし
い。水溶性溶媒を加えた後に多糖類を含む沈殿が生じる
が、その回収量を多くするためにしばらく、例えば、室
温にて16時間程度熟成のために静置することが好まし
い。その後遠心分離等の分離操作により沈殿部分の多糖
類が回収できる。なお、この水溶性溶媒を多糖類含有溶
液へ加える操作は、1回のみならず2回以上繰り返し行
ってもよく、繰り返すことで得られる多糖類の純度が向
上することが期待できる。
【0029】また、加えるカチオン性界面活性剤の量と
しては、多糖類の回収量を多くし、また使用するカチオ
ン性界面活性剤の量を過度に多くして不経済的にならな
いように多糖類含有液体中の多糖の重量に対して1〜3
倍の範囲の重量を加えることが好ましい。カチオン性界
面活性剤を加えた後に多糖類を含む沈殿が生じるが、そ
の回収量を多くするためにしばらく、例えば、室温にて
16時間程度熟成のために静置することが好ましい。そ
の後遠心分離等の分離操作により沈殿部分の多糖類が回
収できる。なお、このカチオン性界面活性剤を多糖類含
有溶液へ加える操作は、1回のみならず2回以上繰り返
し行ってもよく、繰り返すことで得られる多糖類の純度
が向上することが期待できる。
【0030】このようなカチオン性界面活性剤を添加す
るのは、ウロン酸含有多糖を選択的に沈殿させることが
できるからであり、イオン交換樹脂などのような高価な
試薬を必要とせず経済的である上にスケ−ルアップが容
易で工業的製法として受け入れやすいものである。
【0031】さらに、多糖類含有液体に水溶性溶媒、カ
チオン性界面活性剤を添加する操作は、一方のみならず
両者を実施することもでき、その順序についてはどちら
でもよい。このように両方の処理を併用することで得ら
れる多糖類の純度が向上することが期待できる。
【0032】このようにして多糖類含有液体に水溶性溶
媒やカチオン性界面活性剤を添加すると、主に多糖類か
らなる沈殿が形成され、次にこの沈殿を分離する。分離
方法としては、この沈殿が回収できる方法であればよ
く、例えば、遠心分離、フィルター等によるろ過などに
より実施でき、これらの分離操作は1回又は2回以上繰
り返してもよい。この分離操作により沈殿に含まれてい
る水溶性溶媒やカチオン性界面活性剤をある程度取り除
くことができるが、さらに、スラリー状態となっている
沈殿をプレス処理などを行ってもよい。また、分離操作
の後に塩化カリウム水溶液や水などを加えて沈殿を分散
させ、その後に分離を行うこともできる。沈殿を分散さ
せる際には、撹拌したり、又はエチルアルコールなどの
水溶性溶媒を加えて分散速度を高めることもできる。こ
れらの分離操作により、精製された主に多糖類を含む沈
殿より残存する水溶性溶媒やカチオン性界面活性剤を除
くことができる。
【0033】次いで沈殿を乾燥するが、その方法は公知
の方法を用いればよく、例えば適当な容器に沈殿を展開
し、通気乾燥を行うことが例示できる。
【0034】さらにこのようにして得られる多糖類を乾
燥標品として種々の目的に用いる場合には、一旦水や揮
発性を有する溶媒に分散させてスラリー化し、スラリー
の全量あるいは一部を凍結乾燥することで乾燥標品を得
ることもできる。凍結乾燥の方法としては、公知の方法
を用いればよい。得られた乾燥標品は使用目的にもよる
が、砕いて細かくして種々の用途に用いることもでき
る。
【0035】以上に記載したように、本発明の方法は、
従来の方法では多糖の有する粘性ゆえにその分離、精製
が困難であった微生物菌体とその生産する多糖類とを簡
便にかつ経済的に回収し、精製することができ、多糖の
回収量として従来の方法よりも1.5〜3倍程度向上で
きるという優れたものであり、広く応用が可能である。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、各評価は以下に示した方法によって実施した。
【0037】<多糖標品の構成糖の分析>100mgの
多糖標品をポッター型ホモジナイザーを用いて10ml
の2N硫酸に溶解させ1.0重量%の溶液を調製し、蓋
付きのバイアル瓶に分注した。水流アスピレ−タ−を用
いてデシケ−タ−内で30分減圧、窒素置換することに
より酸素を除去した。100℃にて3時間加水分解を行
なった後、これに炭酸バリウムを適量加えて中和、ろ紙
でろ過した後ろ液にイオン交換樹脂Amberlite
IR−120(H+)を200mg加え、ろ紙でろ過
した。なお中和が不十分である場合は2N水酸化ナトリ
ウムにて中和した。ろ液をロ−タリ−エバポレ−タ−
(東京理化製、型式:N−1−AJ)にて、50℃、3
0分間水を除去した後、真空ポンプで良く乾燥させた。
このようにして得た加水分解物455mgを5mlの水
に溶解し、室温にて水素化ホウ素ナトリウムを適当量加
え、3時間攪拌した。反応液にイオン交換樹脂Ambe
rlite IR−120(H+)を泡が出なくなるま
で加えた後、ろ紙(東洋ろ紙、No.2)でろ過し、ろ
液をロ−タリ−エバポレ−タ−で減圧下留去して、メタ
ノ−ルにより2回共沸させた。得られた沈殿を真空ポン
プで乾燥し、無水ピリジンを3ml加え、攪拌しながら
無水酢酸3mlを加えて16時間反応させた。反応終了
後、水およびクロロホルムを加えて抽出した後、有機層
を水で2回洗浄した。これを無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、ろ紙でろ過し、GC−MS(ヒューレット・パッ
カード社製、型式:G1800A、カラム:HP−5
0.25mm(内径)×30m(長さ))にて分析し
た。
【0038】グルクロン酸の定量はカルバゾ−ル硫酸法
によって行った。すなわち、まずカルバゾ−ル125m
gをメタノ−ル100mlに溶解したカルバゾ−ル溶液
およびホウ酸ナトリウム(10水和物)0.95gを硫
酸100mlに溶解したホウ酸ナトリウム入り硫酸を調
製した。ホウ酸ナトリウム入り硫酸2.5mlを試験管
にとり、氷水中で良く冷却した。これに予め氷水で冷却
しておいた試料もしくは標準品のグルクロン酸0.5m
lを静かに加え、氷水中でゆっくりと攪拌し、発熱が収
まるのを待ってからボルテックスミキサ−で十分に攪拌
した。これを沸騰湯浴中で10分間加熱してから氷冷
し、カルバゾ−ル溶液0.1mlを加えて攪拌した。再
び沸騰湯浴に移して15分間加熱してから氷冷し、53
0nmの吸収を測定した。コントロ−ルとしてカルバゾ
−ル溶液の代わりにメタノ−ルを用いて同様の操作を行
い、この吸光度を差し引いて実測値とした。この値と既
知濃度のグルクロン酸で作成した検量線とを比較して多
糖中のグルクロン酸を測定した。
【0039】実施例1 <微生物の培養> メチロフィルス属細菌ATCC31504株の培養は5
00ml容のバッフル付三角フラスコ中、表1に示す組
成の培地100mlで24時間30℃で振盪培養した
後、8Lの同様の組成をもつ本培養培地に1/100容
量植菌し、42時間、30℃で通気培養することによっ
て行った。
【0040】
【表1】
【0041】本培養においてはpHコントロ−ルを7.
0±0.1に設定し、メタノ−ル/アンモニア混合液
(モル比15:1)がpHを設定値に保つ量だけフィ−
ドされるようにした。これにより微生物の成育に必要な
C源およびN源が適当量培養液に継続的に供給された。
培養終了後、8000xG、20℃、20分間にて遠心
分離して微生物菌体を含む不溶性成分を除去した。
【0042】実施例2 <酸・アルカリ処理−1> 実施例1で得た培養液4Lに等容量の水を加えてから5
0mlの酢酸を加えてpHを約3.5に調整した。これ
を室温にて約30分間撹拌した後、8000xG、20
℃、20分間にて遠心分離(日立工機製高速冷却遠心
機、型式:CR26H)を行い、濁りのある非沈殿画分
を得た。これに12N塩酸を28mlを加えてpHを約
1にし、約30分間撹拌した。その後5N水酸化ナトリ
ウムを350ml加えてpHを約13にした。この操作
により液体はほぼ透明になった。これに12N塩酸を4
0mlを加えてpHを約8にしたところ、再び濁りが観
察された。この濁りを8000xG、20℃、20分間
にて遠心分離して、その上清であるほぼ清澄な液体を得
た。
【0043】実施例3 <アルコ−ル及びカチオン性界
面活性剤を用いた精製法> 実施例2で得た液体に対して1.4倍容のイソプロパノ
−ルを加えて沈殿を生成させ、その後室温で16時間放
置することにより沈殿を熟成した。デカンテ−ションに
より約8割の液体を除き、沈殿を多く含む部分に対して
8000xG、20℃、20分間にて遠心分離を行っ
た。パックされた沈殿を3Lの水に分散し、全体が一様
になるまで撹拌した後、60gのCPC(塩化セチルピ
リジニウム)を加えて撹拌したところ、沈殿が生じた。
その後室温で一晩静置した後、デカンテ−ションで約9
割の液体を除き、沈殿を多く含む部分に対して遠心操作
を行った。パックされた沈殿を3LのKCl溶液に分散
して撹拌した。分散を助けるために600mlのエタノ
−ルを添加し、全体が一様になるまで撹拌した。これに
5.4Lのエタノ−ルを加えて多糖を沈殿させた。これ
を室温で一晩放置した後8000xG、20℃、20分
間、遠心分離操作によって沈殿を回収した。このパック
された沈殿を凍結乾燥し、細かく砕いて標品とした。得
られた乾燥標品は14.5gであった。この多糖標品を
上記記載の方法によりその構成するマンノ−ス、アロ−
ス、ガラクト−ス、グルコ−ス分析したところ、そのモ
ル比は1:0.8:6.2:1.1であった。また、標
品中のグルクロン酸量は上記記載の方法により測定し、
標品1g中に0.15gのグルクロン酸が含まれてい
た。
【0044】実施例4 <酸・アルカリ処理−2> 実施例1で得た培養液6.8Lに等量の水を加えて1
3.6Lとしてから12N塩酸50mlを徐々に添加し
てpHを約1に調整した。約30分間撹拌を継続してか
ら5N水酸化ナトリウムを徐々に320ml加えてpH
を約13とした。この操作により液体はほとんど透明に
なった。約30分間撹拌した後これに12N塩酸60m
lを徐々に添加してpHを8.5とした。液体は再び濁
度を増したが粘性は処理前に比べて大きく低下してい
た。また、この処理によって生成したNaClは最終濃
度として約90mMであった。
【0045】実施例5 <アルコ−ルを用いた精製法−
1> 実施例4で得られた液体に対し、イソプロパノ−ル沈殿
を2回繰り返して多糖類の精製を行った。すなわち、こ
の液体全量に対して1.2倍容のイソプロパノ−ルを加
えて多糖の沈殿を生成させ、室温で16時間静置するこ
とによりこれを熟成させた。デカンテ−ションにより約
8割の液体を除き、沈殿を多く含む画分に対して800
0xG、20℃、20分間にて遠心分離を行った。パッ
クされた沈殿を5Lの水に分散し、全体が一様になるま
で撹拌した後1.4倍容(7L)のイソプロパノ−ルを
加えた。2回目のイソプロパノ−ル沈殿は塩が除かれて
いるためウロン酸の静電的反発力から沈殿の容量が大き
くなる。この状態で室温にて16時間静置した後ナイロ
ンメッシュでろ過することにより沈殿を集めた。この沈
殿には大量の溶媒(イソプロパノ−ルと水)が含まれて
おり、8000xG、20℃、20分間にて遠心分離し
てある程度の溶媒を除いてから沈殿を平底容器に広げて
通風乾燥を16時間行った。これに750mlの水を加
えて分散し、多糖のスラリ−を得た。このスラリーの一
部を凍結乾燥することで乾燥重量が求められ、全体とし
て46gの多糖標品を得た。
【0046】実施例6 <酸・アルカリ処理−2> 実施例1で得た培養液7.3Lに等量の水を加えて1
4.6Lとしてから12N塩酸70mlを徐々に添加し
てpHを約1に調整した。約30分間撹拌を継続してか
ら5N水酸化ナトリウムを徐々に400ml加えてpH
を約13とした。この操作により液体はほとんど透明に
なった。約30分間撹拌した後これに12N塩酸80m
lを徐々に添加してpHを8.5とした。液体は再び濁
度を増したが粘性は処理前に比べて大きく低下してい
た。また、この処理によって生成したNaClは最終濃
度として約110mMであった。
【0047】実施例7 <アルコ−ルを用いた精製法−
2> 実施例6で得られた液体に対してイソプロパノ−ル沈殿
を2回繰り返すことにより、多糖類の精製を行った。す
なわち、この液体全量に対して1.2倍容のイソプロパ
ノ−ルを加えて多糖の沈殿を生成させ、室温で16時間
静置することによりこれを熟成させた。デカンテ−ショ
ンにより約8割の液体を除き、沈殿を多く含む部分に対
して8000xG、20℃、20分間にて遠心分離し
た。パックされた沈殿を6Lの水に分散し、全体が一様
になるまで撹拌した後1.4倍容(8.4L)のイソプ
ロパノ−ルを加えた。2回目のイソプロパノ−ル沈殿は
塩が除かれているためウロン酸の静電的反発力から沈殿
の容量が大きくなる。この状態で室温2時間静置した後
ナイロンメッシュでろ過することにより沈殿を集めた。
この沈殿をプレスすることにより溶媒(イソプロパノ−
ルと水)の大部分を除いてから平底容器に広げて通風乾
燥を16時間行った。これに800mlの水を加えて分
散し、多糖のスラリ−を得た。このスラリーの一部を凍
結乾燥することで乾燥重量が求められ、全体として48
gの多糖標品を得た。
【0048】
【発明の効果】本発明の方法によれば、微生物の培養に
より生産される粘度及び分散性の高い多糖類を微生物菌
体から簡便で収率良く回収でき、工業的に利用する上で
汎用性があるため有用である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物の培養液に酸を加えてpH3以下と
    した後に、アルカリを加えてpH12以上とし、さらに
    酸を加えてpH5〜9とし、その後に菌体と多糖類含有
    液体とを分離することを特徴とする多糖類の精製方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の多糖類の精製方法におい
    て、分離された多糖類含有液体にさらに水溶性溶媒を添
    加し、及び/又はカチオン性界面活性剤を添加すること
    を含む多糖類の精製方法。
  3. 【請求項3】多糖類含有液体に対して1〜2倍容量の水
    溶性溶媒を添加することを特徴とする請求項2に記載の
    多糖類の精製方法。
  4. 【請求項4】多糖類含有液体中の多糖に対して重量比1
    〜3倍のカチオン性界面活性剤を添加することを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載の多糖類の精製方法。
  5. 【請求項5】酸が酢酸、塩酸、トリクロロ酢酸及び硫酸
    からなる群より選ばれる1つであることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の多糖類の精製方法。
  6. 【請求項6】アルカリが水酸化ナトリウム、水酸化カリ
    ウム及びアンモニアからなる群より選ばれる1つである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の多糖
    類の精製方法。
  7. 【請求項7】多糖類を構成する単糖として少なくともウ
    ロン酸を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の多糖類の精製方法。
  8. 【請求項8】多糖類を構成する単糖のモル比がマンノ−
    ス1に対してアロ−ス、ガラクトース、グルコ−ス、グ
    ルクロン酸がそれぞれ0.8〜1.5、5.0〜10.
    0、1.0〜5.0、0.5〜2.0であることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の多糖類の精製方
    法。
  9. 【請求項9】微生物がメタノール資化性細菌であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の多糖類の
    精製方法。
  10. 【請求項10】微生物がメチロフィルス属細菌ATCC
    31504株であることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれかに記載の多糖類の精製方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0819762A3 (de) * 1996-07-19 2001-09-05 Mibelle AG Cosmetics Verfahren zur Isolierung von Glucan aus Hefe
JP2011522911A (ja) * 2008-05-06 2011-08-04 オーシャン ニュートリッション カナダ リミテッド 免疫調節特性を有するクロレラ抽出物から得られる組成物
JP2012521475A (ja) * 2009-03-24 2012-09-13 カウンシル・オヴ・サイエンティフィック・アンド・インダストリアル・リサーチ 海藻抽出物からのアガロースポリマーの調製方法
JP2022552542A (ja) * 2019-10-15 2022-12-16 スマートファイバー アーゲー 高いイオン交換容量を有するセルロース系機能性繊維を製造するための方法、セルロース系機能性繊維、セルロース系機能性繊維を含む繊維製品、及び前記セルロース系機能性繊維又は繊維製品を含む衣類又は家具

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