JPH1156313A - 餃子用トレー並びにこれを用いた餃子の製造方法 - Google Patents

餃子用トレー並びにこれを用いた餃子の製造方法

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JPH1156313A
JPH1156313A JP24193097A JP24193097A JPH1156313A JP H1156313 A JPH1156313 A JP H1156313A JP 24193097 A JP24193097 A JP 24193097A JP 24193097 A JP24193097 A JP 24193097A JP H1156313 A JPH1156313 A JP H1156313A
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JP
Japan
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dumpling
tray
gyoza
thick liquid
individual
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JP24193097A
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English (en)
Inventor
Fumio Yamagata
文男 山形
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TENSHINNO IE KK
Original Assignee
TENSHINNO IE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼き上げ時に格別な材料及び工数を要さず
に、焼き面が平らであり、食感に優れた鍋貼児餃子を、
容易に調理することのできる餃子用トレー並びにこれを
用いた餃子の製造方法を提供する。 【解決手段】 餃子用トレー1におけるとろみ収容部5
にとろみ液Sを充填し、続いて個体収容部4に餃子Gを
収納し、前記とろみ液Sを餃子Gと一体に凍結させ、そ
の後餃子Gと一体化した凍結状態のとろみ液Sを下にし
て、熱した鉄板に載置することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、餃子の流通資材に
関するものであり、特に焼き面が平らであり、食感に優
れた鍋貼児餃子を、容易に調理することのできる餃子用
トレー並びにこれを用いた餃子の製造方法に係るもので
ある。
【0002】
【発明の背景】従来より餃子の調理方法の一つに、餃子
の底面をとろみ液(片栗粉または小麦粉のいずれか一方
または双方を水に溶いたもの)に浸し、この底面を下に
して熱した鉄板に載置するという方法があり、この手法
によって焼いた鍋貼児餃子(クォーテルチャオス)はと
ろみ成分が適度に焦げるため焼き面が平らになり、パリ
ッとした食感が得られることから、中華飯店等において
は一般的に提供されている。
【0003】しかし通常、餃子は複数がパレットに収容
された状態で冷蔵庫等に保存されており、注文に応じて
一食(五〜七個程度)毎にここから取り出して、個別に
あるいは二、三個を把持して底面をとろみ液に浸すとい
う作業が必須となるため、中華飯店等比較的少量を扱う
場合においてはさほど問題とはならないが、給食工場等
の大量生産施設ではこのための工数が多大となり、原価
低減を妨げる要因となっていた。
【0004】また一般家庭においては、冷凍食品、チル
ド食品等の餃子の一次加工品を購入し、これを調理する
のが一般的であるが、別途片栗粉を購入し、このものを
水に溶き、更に餃子の底面をとろみ液に浸すという作業
は煩わしいため、鍋貼児餃子を作る手法は広く普及して
いないのが現状である。
【0005】
【開発を試みた技術課題】本発明はこのような背景から
なされたものであって、焼き上げ時に格別な材料及び工
数を要さずに、焼き面が平らであり、食感に優れた鍋貼
児餃子を、容易に調理することのできる餃子用トレー並
びにこれを用いた餃子の製造方法の開発を技術課題とし
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
餃子用トレーは、所定形状に成形した基材における収容
部の一部を個体収容部とし、更にこの個体収容部の底部
にとろみ収容部を設けたことを特徴として成る。この発
明によれば、餃子の保存状態の段階でとろみ液を餃子底
部に均一に塗布することができ、調理時には格別な工数
を要さずに鍋貼児餃子を製造することができる。
【0007】また請求項2記載の餃子用トレーは、前記
要件に加え、前記個体収容部は複数を連接したことを特
徴として成る。この発明によれば、一食分(五〜七個)
の餃子を連接状態で凍結することができ、更に個々の餃
子に対してはとろみ液を餃子底部に均一に塗布すること
ができ、調理時には格別な工数を要さずに鍋貼児餃子を
製造することができる。
【0008】更にまた請求項3記載の餃子用トレーは、
前記要件に加え、前記とろみ収容部は、個体収容部の底
部の35〜80%の面積に設けたことを特徴として成
る。この発明によれば、調理時に溶融したとろみ液が餃
子底部に満遍なく行き渡るため、鍋貼児餃子を確実に製
造することができる。
【0009】更にまた請求項4記載の餃子用トレーを用
いた餃子の製造方法は、餃子用トレーにおけるとろみ収
容部にとろみ液を充填し、続いて個体収容部に餃子を収
納し、前記とろみ液を餃子と一体に凍結させ、その後餃
子と一体化した凍結状態のとろみ液を下にして、熱した
鉄板に載置することを特徴として成る。この発明によれ
ば、餃子の保存状態の段階でとろみ液を餃子底部に塗布
することができ、調理時には格別な工数を要さずに鍋貼
児餃子を製造することができる。また調理時に溶融した
とろみ液が餃子底部に満遍なく行き渡るため、鍋貼児餃
子を確実に製造することができる。そしてこれら各請求
項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、2に示すのが本発明の餃子
用トレー1であって、ポリプロピレン等の合成樹脂、パ
ルプ繊維等を所定形状の成形型に案内させて所定形状に
成形した基材における収容部3内の下部に個体収容部4
を形成し、更にこの個体収容部4内の下部にとろみ収容
部5を形成して成る。因みにポリプロピレン等の合成樹
脂を主原料として、適宜射出成形、真空成形、圧縮成形
等によって成形されるのである。またパルプ繊維を主原
料とした場合、適宜抄造によって成形され、更に金属板
等を用いた場合にはプレス成形によって成形される。
【0011】そして天板部2の内側に適宜側板及び底板
を組み合わせて収容部3を形成するのであって、ここに
は全体のほぼ中間の高さの部分に中底部6を形成する。
またこの中底部6から餃子Gの高さの半分程の深さの部
分に底部4Bを形成する。更にまた底部4Bから一例と
して2mm下方の部分に底部5Bを形成する。そしてこ
れら天板部2、中底部6、底部4B及び底部5Bはそれ
ぞれ側板によって連結されるようにして一体成形されて
成るのであって、この側板には適宜補強用のリブが形成
される。
【0012】続いて前記収容部3、個体収容部4及びと
ろみ収容部5の平面形状について図2を参照しながら説
明する。まず収容部3は、一食分(一例として五個)の
餃子Gを収容するのであって、これらを適宜の間隔を開
けて並べた集合体の外周より一回り大きめの形状を平面
形状とする。また個体収容部4は個々の餃子Gを収容す
るのであって、餃子Gの外周より一回り大きめの三日月
形を平面形状とする。更にまたとろみ収容部5は、後述
する液状のとろみ液Sを充填するのであって、前記個体
収容部4の底部4Bの35〜80%、好ましくは65%
の面積の三日月形を平面形状とする。
【0013】本実施の形態では五個の個体収容部4を形
成した収容部3を平行に二列に設け、更に天板2におけ
る列の境界部にミシン目Mを設けた。このような構成と
することで餃子用トレー1を積み重ねる際に、上下を逆
にして重ねて行けば下方の餃子用トレー1における天板
部2に上方の餃子用トレー1における底部4Bまたは底
部5Bが位置するため嵌合状態になることなく、図2中
破線で示すように収容物である餃子Gを潰してしまうこ
とがない。また餃子用トレー1をミシン目Mで分断する
ことで一食分ずつの販売等が可能になる。
【0014】本発明の餃子用トレー1は上述のような構
成であり、以下このものを用いた餃子の製造方法につい
て説明する。まず図3(a)に示すように、餃子用トレ
ー1における個々のとろみ収容部5にそれぞれとろみ液
Sを充填する。とろみ液Sとは、片栗粉または小麦粉の
いずれか一方または双方を水に溶いたコロイド液であ
り、本実施の形態では一例として120ccの水に10
0gの片栗粉または小麦粉のいずれか一方または双方を
溶いたものを、一カ所のとろみ収容部5に2.5gずつ
充填する。また前記とろみ収容部5へのとろみ液Sの充
填にあっては、適宜の注入機を用いることで定量注入を
することができる。
【0015】次に図3(b)に示すように、個々の個体
収容部4にそれぞれ餃子Gを収容する。このとき餃子G
の底面は底部4Bによって支持されるのであって、更に
この支持部の内側にはとろみ収容部5に充填されたとろ
み液Sが接することになる。
【0016】この状態で餃子用トレー1を適宜の冷凍機
によって冷却し、前記とろみ液Sを餃子Gと一体に凍結
させる。
【0017】その後調理をする際に餃子Gを餃子用トレ
ー1から取り出し、図4(a)に示すように、餃子Gと
一体化したとろみ液Sを下にして、熱した鉄板に載置す
る。凍結状態のとろみ液Sは加熱によって溶融し、餃子
Gの底面に満遍なく広がり、更に水分の蒸発とともに適
度に焦げるため餃子Gの焼き面が平らになり、パリッと
した食感が得られる鍋貼児餃子が作られるのである。
【0018】
【他の実施の形態】先の実施の形態においては個体収容
部4を区分けして設けたが、複数を連接して形成しても
よい。この場合図4(b)に示すように一食分の餃子G
を一体化して凍結することができ、調理の際一食分をま
とめて鉄板に載置することができ、調理に要する工数を
削減することができる。
【0019】また先の実施の形態においてはとろみ収容
部5を区分けして設けたが、前記個体収容部4を複数連
接するとともに、とろみ収容部5を複数連接して形成す
るようにしてもよい。この場合、とろみ液Sの充填工数
が削減できるだけでなく、図4(c)に示すように一食
分の餃子Gを一体化して凍結することができ、更にとろ
み液Sにより餃子Gの底面を強固に保持するため、餃子
Gの連結状態を強固に維持することで、一食分をまとめ
て鉄板に載置することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、焼き上げ時に格別な材
料及び工数を要さずに、焼き面が平らであり、食感に優
れた鍋貼児餃子を、容易に調理することのできる餃子用
トレー1並びにこれを用いた餃子の製造方法の提供が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の餃子用トレーに餃子を収容した状態を
一部破断して示す斜視図である。
【図2】同上餃子用トレーの平面図及び縦断側面図であ
る。
【図3】餃子用トレーにとろみ液を充填している状態を
示す縦断側面図並びに餃子を収容した状態を示す縦断側
面図である。
【図4】餃子に対してとろみ液が一体的に凍結された状
態を示す側面図及び他の実施の形態を示す二種の底面図
である。
【符号の説明】
1 餃子用トレー 2 天板部 3 収容部 4 個体収容部 4B 底部 5 とろみ収容部 5B 底部 6 中底部 G 餃子 M ミシン目 S とろみ液

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に成形した基材における収容部
    の一部を個体収容部とし、更にこの個体収容部の底部に
    とろみ収容部を設けたことを特徴とする餃子用トレー。
  2. 【請求項2】 前記個体収容部は複数を連接したことを
    特徴とする請求項1記載の餃子用トレー。
  3. 【請求項3】 前記とろみ収容部は、個体収容部の底部
    の35〜80%の面積に設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載の餃子用トレー。
  4. 【請求項4】 餃子用トレーにおけるとろみ収容部にと
    ろみ液を充填し、続いて個体収容部に餃子を収納し、前
    記とろみ液を餃子と一体に凍結させ、その後餃子と一体
    化した凍結状態のとろみ液を下にして、熱した鉄板に載
    置することを特徴とする餃子用トレーを用いた餃子の製
    造方法。
JP24193097A 1997-08-22 1997-08-22 餃子用トレー並びにこれを用いた餃子の製造方法 Pending JPH1156313A (ja)

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