JPH1156065A - 走行式草刈機 - Google Patents

走行式草刈機

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JPH1156065A
JPH1156065A JP9227178A JP22717897A JPH1156065A JP H1156065 A JPH1156065 A JP H1156065A JP 9227178 A JP9227178 A JP 9227178A JP 22717897 A JP22717897 A JP 22717897A JP H1156065 A JPH1156065 A JP H1156065A
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JP
Japan
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resin
cutter
cord
cutter shaft
code
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JP9227178A
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English (en)
Inventor
Akira Ri
明 李
Satoshi Tanaka
智 田中
Satoru Koyaizu
哲 小柳津
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KIYOUEISHIYA KK
KYOEISHA KK
Original Assignee
KIYOUEISHIYA KK
KYOEISHA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行式草刈機において、カッター軸の部分を一
切分解せずに、樹脂カッターによる草類の刈高を変更す
るために行う樹脂コードの取付位置の変更作業を行え、
しかもコード取付部材に対する樹脂コードの着脱を簡単
にすることである。 【解決手段】多数のコード挿通孔27が上下及び左右の
両方向に沿って設けられた樹脂コード挿通体Pをカッタ
ー軸5の周囲に配置して、該カッター軸5に一体に取付
け、前記樹脂コード挿通体Pの複数のコード挿通孔27
に樹脂コードC1 を引抜き可能に挿通止着して、樹脂カ
ッターとして機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体の先端部のカ
ッター軸に樹脂コードを引抜き可能に取付けることがで
きて、樹脂カッターの使用もできる走行式草刈機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】走行式草刈機は、エンジンを搭載した機
体の前部にカッター軸が垂直に支承されて、該カッター
軸の下端部に金属カッターが取付けられ、前記エンジン
の駆動力により前記カッター軸を駆動回転させ、走行し
ながら前記金属カッターを高速回転させて、草類を刈り
取る構成である。
【0003】前記走行式草刈機では、その金属カッター
は、平面視において機体の前端部よりも前方に突出して
いて、平坦地の草類を刈り取る場合には問題はないが、
周辺に建物、金属網、電柱等の種々の障害物が存在して
いて、この障害物に金属カッターが接触した場合には、
その衝撃力によって金属カッター自体が破損されて、そ
の破片が周辺に飛散して作業者等に大きな損傷を与える
と同時に、建物、電柱等に対しても損傷を与える。この
ため、従来の走行式草刈機では、障害物の近辺の草類を
完全に刈り取ることができず、手作業等によって、刈り
取ることが多かった。
【0004】また、図11に示される走行式草刈機は、
機体51の先端部に垂直に支承されたカッター軸52
に、金属カッター(図示せず)と樹脂コード53とが相
互に交換して取付けられる構成になっていて、樹脂コー
ド53の使用時においては、カッター軸52の高速回転
により該樹脂コード53が該カッター軸52の放射方向
に引き延ばされることにより、樹脂カッターとして機能
して、上記障害物の近辺においても、当該部分に生えて
いる草類の刈り取りを可能にしたものである。即ち、図
示のように、樹脂コード53を使用する場合には、円板
状のコード取付板54の中心に対して対称の位置に固着
された引掛リング55に樹脂コード53を引っ掛けて、
その高速回転時において樹脂カッターとして機能させて
いる。一方、金属カッターを使用する場合には、カッタ
ー軸52の下端部に取付けられた接地ガイド体56の部
分を分解して、前記コード取付板54に替えて、金属カ
ッターを取付けて、刈取作業を行っている。
【0005】このように、上記した従来の走行式草刈機
によれば、樹脂コードを取付けることができて、障害物
の近辺においても草刈作業を行えるが、金属カッターと
の間において相互に交換を行う場合には、その都度、ス
パナ等の工具を用いて、カッター軸の下端部を分解する
必要があって極めて面倒である。また、樹脂コードを使
用する場合においても、草類の刈取高さを調整する必要
があるが、この場合においても、カッター軸の下端部を
分解して、図示のようなスペーサ57を前記コード取付
板54と接地ガイド体56との間に介在させる必要があ
り、極めて面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走行式草刈
機において、カッター軸の部分を一切分解せずに、樹脂
カッターによる草類の刈高を変更するために行う樹脂コ
ードの取付位置の変更作業を行え、しかもコード取付部
材に対する樹脂コードの着脱を簡単にすることを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、エンジンを搭載した機体の
前部にカッター軸が垂直に支承され、前記エンジンの駆
動力により前記カッター軸を駆動回転させて、走行しな
がら草類を刈り取る構成の走行式草刈機において、多数
のコード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設けら
れた樹脂コード挿通体を、前記カッター軸の周囲に配置
して、該カッター軸に一体に取付け、前記樹脂コード挿
通体の複数のコード挿通孔に樹脂コードを引抜き可能に
挿通止着して、樹脂カッターとして機能させることであ
る。
【0008】樹脂カッターとして使用する場合には、樹
脂コード挿通体のコード挿通孔に樹脂コードを抜け出な
いように挿通して止着するのみでよい。カッター軸の高
速回転時においては、遠心力によって前記樹脂コードが
カッター軸の放射方向に引き延ばされて、樹脂カッター
として機能する。また、樹脂コード挿通体から樹脂コー
ドを取り外すには、そのコード挿通孔から樹脂コードを
単に引き抜くのみでよい。また、樹脂コード挿通体に
は、上下及び左右の両方向に沿って多数のコード挿通孔
が設けられているために、樹脂コード挿通体に対する樹
脂コードの挿通止着位置を変更するのみで、一切の工具
類を使用せずに草類の刈高を変更できる。
【0009】また、前記カッター軸に金属カッターを取
付けて、該金属カッターの上方に前記樹脂コード挿通体
を配置した構成にすると、金属カッターと樹脂カッター
による草刈作業の変更を行う場合には、単に樹脂コード
挿通体のコード挿通孔に対して樹脂コードを挿通止着し
たり、或いは該コード挿通孔から樹脂コードを引き抜く
のみでよく、従来の草刈機のように、カッター軸の部分
を分解する必要は一切ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。最初に、走行式草刈機の全体構成に
ついて簡単に説明し、その後に、本発明部分であるカッ
ター軸5の部分について詳細に説明する。図1は、本発
明に係る走行式草刈機の正面図であり、図2は、同じく
平面図であり、図3は、図1におけるカッター軸5の部
分の拡大断面図であり、図4は、同じく分解断面図であ
り、図5は、カッター軸5の部分の斜視図であり、図6
は、同じく分解斜視図である。図1及び図2において、
機体フレーム1の後部に水平に支承された車軸2の両端
部に駆動車輪3が取付けられ、機体フレーム1の前部に
水平に支持されたカッター軸支持板4にカッター軸5が
垂直に支承されている。即ち、図3に示されるように、
カッター軸支持板4には、円筒状をした軸受ハウジング
6が垂直に溶接されて、該軸受ハウジング6に内装され
た一対の軸受7によって前記カッター軸5の中間部に支
承され、該カッター軸5の上端部と下半部は、それぞれ
軸受ハウジング6の上方及び下方に所定長だけ突出して
いる。
【0011】また、機体フレーム1の後半部には、エン
ジンEが搭載されて、該エンジンEの下方に設けられた
ミッション8の直下には、カッター駆動軸9が下方に突
出して設けられている。このカッター駆動軸9に取付け
られた駆動プーリー11と、前記カッター軸5の上端部
に取付けられた被動プーリー12との間にベルト13が
掛装されている。機体フレーム1に搭載された前記エン
ジンEの動力は、前記ミッション8を介して減速されて
前記車軸2に伝動されて、一対の駆動車輪3が低速回転
すると共に、前記エンジンEの動力は、殆ど減速される
ことなく前記カッター軸5に伝動されて、該カッター軸
5が高速回転するようになっている。
【0012】また、機体フレーム1の後部には、斜後上
方に向けてフレーム状の操作ハンドル14が一体に取付
けられており、該ハンドル14の上半部の操作部14a
には、前記エンジンEの動力を前記車軸2及び前記カッ
ター駆動軸9に伝動するクラッチ(図示せず)を操作す
るための各クラッチレバー15,16が取付けられてい
る。
【0013】次に、図3ないし図7を参照して、本発明
に係るカッター軸5の部分について詳細に説明する。こ
のカッター軸5の下端部には、接地ガイド体17と、金
属カッター18と、樹脂コード挿通体Pとが、下方から
この順序に積層されて一体に取付けられている。接地ガ
イド体17は、下面に平面部を有する略半楕円体状を呈
していて、その中心部には、前記カッター軸5を挿通さ
せるための軸挿通孔19が貫通して設けられ、その下面
には、大きな円形凹部21が設けられていると共に、そ
の上面には、小さな円形凹部22が設けられている。ま
た、金属カッター18は、薄円板状を呈していて、その
外周部に複数の刃板部18aが突出して設けられ、各刃
板部18aには、樹脂コードC2 を挿通止着させるため
のコード挿通孔23が設けられている。更に、樹脂コー
ド挿通体Pは、横断面が円弧状となった一対の樹脂コー
ド挿通板24が円形の挿通板取付板25に、該取付板2
5の中心に対して対称に配置され、しかも取付板25に
対して垂直に固着され、該挿通板取付板25の中心部
に、前記カッター軸5を挿通させるための円筒状の支持
筒26が垂直となって一体に設けられている。そして、
樹脂コード挿通体Pを構成する一対の樹脂コード挿通板
24には、上下方向及び横方向の双方に沿って所定間隔
をおいて多数のコード挿通孔27が設けられている。こ
のコード挿通孔27は、前記金属カッター18に挿通止
着される樹脂コードC2 とは別の樹脂コードC1 が挿通
止着される。
【0014】そして、樹脂コード挿通体Pの支持筒26
にカッター軸5を挿通して、その所定位置において両者
を連結ピン28で相互に一体に連結した後に、金属カッ
ター18の中心部の嵌合孔18b(図6参照)にカッタ
ー軸5を挿通嵌合させて、該金属カッター18を樹脂コ
ード挿通体Pの挿通板取付板25の下面に密着させ、そ
の後に、接地ガイド体17の軸挿通孔19にカッター軸
5の下端部を挿通させて、該カッター軸5の下端部に設
けられた雄ねじ部5aにナット29を螺合させると、上
記3者が一体となってカッター軸5に取付けられる。樹
脂コード挿通体Pがカッター軸5に取付けられた状態で
は、図3に示されるように、接地ガイド体17の上面の
円形凹部には、樹脂コード挿通体Pを構成する支持筒2
6の下端部に挿入嵌合され、その下面の円形凹部21に
は、前記ナット29が挿入される。
【0015】また、カッター軸5と軸受ハウジンク6の
下端部との間には、大きな段差部が形成されるが、一対
の樹脂コード挿通板24の上端面は、前記段差部よりも
上方に位置していて、側面から見て該段差部は樹脂コー
ド挿通板24により覆われる配置となっている。この構
造によって、草刈作業時において、前記段差部に刈り取
られた草類が巻き付くのが抑制される。また、横断面が
円弧状をした各挿通板取付板25の中心角は、ほぼ90
゜であって、両者の間に大きな隙間31(図5参照)を
形成したのは、僅かではあるがカッター軸5に巻き付い
た草類の除去を容易にすると共に、前記連結ピン28の
打込み作業を容易にするためである。また、図8に示さ
れるように、機体フレーム1には、草刈作業時におい
て、高速回転する金属カッター18、或いは樹脂カッタ
ーとして機能する樹脂コードC1,2 によって石類等の
異物が作業者Mの側に飛散するのを防止するための透明
カバー32が垂直となって取付けられている。なお、図
1及び図2において33は、ベルト13にテンションを
付与するためのテンションローラを示し、図3におい
て、34は、上方の軸受7と被動プーリー12との間に
配置されたカラーを示す。
【0016】そして、図8に示されるように、建物Dの
近辺に生えている草類Gの刈り取りを行うには、樹脂コ
ード挿通板24の複数(実施例では4個)のコード挿通
孔27に樹脂コードC1 が図5及び図7に示されるよう
に挿通されて、該樹脂コードC1 の中央部を樹脂コード
挿通板24に止着させると共に、金属カッター18の刃
板部18aのコード挿通孔23に樹脂コードC2 を挿通
して、その一端の玉部35を前記樹脂コード挿通孔23
の周縁部に止着させる。これにより、カッター軸5を高
速回転させると、前記各樹脂コードC1,C2 は、遠心力
によりカッター軸5の放射方向に引き延ばされて、樹脂
カッターとして機能する。
【0017】そして、図8に示されるように、各樹脂コ
ードC1,C2 の先端部が建物D等の障害物に接触する程
度にして、草刈機を障害物に対して斜めにしてほぼ相対
向させ、この状態で、機体の走行を停止させて、エンジ
ンEの動力をカッター軸5のみに伝動させて、これに装
着されたカッター軸5を高速回転させる。カッター軸5
の高速回転によって、各樹脂コードC1,C2 は、遠心力
の作用によりカッター軸5の放射方向に張力を受けて引
き延ばされており、この状態で各樹脂コードC1,C2
草類Gに叩き付けられると、その衝撃力によって草類G
は切断される。即ち、カッター軸5の高速回転によっ
て、これに取り付けられた各樹脂コードC1,C2 は、樹
脂カッターとして機能することになる。特に、本実施例
では、金属カッター18と樹脂コードC1,C2 から成る
樹脂カッターとが併用されているために、草類の刈取効
果が高い。そして、クラッチレバー15によって駆動車
輪3を適宜正逆回転させて、機体フレーム1を前後進さ
せながら、草刈機を障害物である建物Dに沿って横移動
させながら、該建物Dに沿って生えている草類の刈り取
りを行う。
【0018】また、樹脂コード挿通体Pを構成する樹脂
コード挿通板24には、上下方向と横方向の双方に沿っ
て多数のコード挿通孔27が設けられているために、図
9に示されるように、樹脂コード挿通板24に設けられ
た多数のコード挿通孔27に対する樹脂コードC1 の上
下方向に沿った挿通止着位置を変更させることができ
る。このため、樹脂コード挿通板24に対する樹脂コー
ドC1 の挿通止着位置を変更させるのみで、草類の刈高
(H1,H2)を変更でき、この樹脂コードC1 の挿通止着
位置の変更も極めて簡単に行える。
【0019】一方、上記走行式草刈機によって通常の平
坦地に生えている草類の刈取作業を行う場合には、樹脂
コード挿通板24及び金属カッター18の各コード挿通
孔27,23に挿通されている樹脂コードC1,C2 を単
に引き抜いて、金属カッター18のみによって草類Gが
刈り取られるようにすればよい。このように、金属カッ
ター18のみによる障害物の存在しない一般部の刈取作
業と、障害物の近辺の刈取作業との変更を行う場合にお
いて、カッター軸5に装着されている各部材を一切分解
する必要がないので、金属カッター18のみによる刈取
方法と、樹脂コードC1,C2 を使用する刈取方法との異
なる2種類の刈取方法の変更に対する対処が容易とな
る。
【0020】また、図10は、本発明の別の実施例のカ
ッター軸5の下端部の斜視図である。この実施例におい
ては、樹脂コード挿通体P’は、前記と同様に一対の樹
脂コード挿通板24を備えているが、この一対の樹脂コ
ード挿通板24の上端部は、円弧状の連結板36で互い
に連結されて、高速回転時における樹脂コード挿通板2
4の部分の剛性を高めていると同時に、カッター軸5の
段差部に対する刈り取られた草類の巻付きが一層抑制さ
れるようにしてある。また、カッター軸5の下端部に取
付けられている金属カッター37は、その外周部に所定
間隔をおいて多数の段差状の刃部37aが設けられ、各
刃部37aの部分に設けられたコード挿通孔38に前記
樹脂コードC1 が挿通止着されている。更に、樹脂コー
ド挿通板24のコード挿通孔27には、前記金属カッタ
ー37に挿通止着されたものと同一構造の樹脂コードC
1 が挿通止着されている。
【0021】また、上記各実施例は、いずれも樹脂カッ
ターと金属カッターとが同時に作用し、しかも金属カッ
ターに対しても樹脂コードが挿通止着可能になった構成
であって、障害物の近辺における草類の刈取作業の能率
が高まるが、本発明に係る自走式草刈機においては、樹
脂コード挿通体のみを備えさせて、樹脂カッターのみに
よる障害物近辺の草類の専用の草刈機としても使用可能
である。更に、樹脂コードの構造、及び樹脂コード挿通
体のコード挿通孔に対する樹脂コードの挿通止着構造
は、上記したものに限定されず、カッター軸の高速回転
に対して飛散されずに、止着することができれば、如何
なる構造であってもよい。
【0022】更に、樹脂コード挿通体に関しても、上記
実施例では、横断面が円弧状となった一対の樹脂コード
挿通板24を円板状の挿通板取付板25の中心に対して
対称に配置して、該取付板25に垂直に取り付けて、各
樹脂コード挿通板24の間に大きな隙間31を形成した
構成であるが、カッター軸5の高速回転に基づく遠心力
に抗して、樹脂コードをコード挿通孔に挿通止着させる
ことができれば、如何なる構造であってもよい。例え
ば、全周に多数のコード挿通孔が設けられた円筒体で構
成してもよい。また、本発明においては、カッター軸の
周囲に配置される樹脂コード挿通体は、そのコード挿通
孔に樹脂コードを挿通止着するという本来の機能に加え
て、高速回転するカッター軸に対して刈り取られた草類
が巻き付くのを防止する機能も有するものである。
【0023】なお、上記実施例は、自走式の草刈機に本
発明を実施したものであるが、手押し式の草刈機に対し
ても実施可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る走行式草刈機は、多数のコ
ード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設けられた
樹脂コード挿通体が前記カッター軸の周囲に配置され
て、該カッター軸に一体に取付けられ、前記樹脂コード
挿通体の複数のコード挿通孔に樹脂コードを引抜き可能
に挿通固定して、該樹脂コードを樹脂カッターとして機
能させているので、以下のような諸効果が奏される。
【0025】(1)樹脂コード挿通体のコード挿通孔に
樹脂コードを単に挿通するのみで、カッター軸の高速回
転に基づく遠心力により、該樹脂コードは樹脂コード挿
通体に確実に止着されて樹脂カッターとして機能すると
共に、樹脂コードの不要時においては、樹脂コード挿通
体のコード挿通孔から引き抜くのみで、極めて簡単に取
り外すことができる。このため、障害物の近辺に生えて
いる草類を樹脂カッターにより刈り取る際における樹脂
コードの着脱を迅速に行えて、面倒なカッターの交換作
業が不要となる。
【0026】(2)樹脂コード挿通体には、上下及び左
右の両方向に沿って多数のコード挿通孔が設けられてい
るので、該樹脂コード挿通体に対する樹脂コードの挿通
止着位置を変更するのみで、カッター軸の下端部に装着
されているカッター類の分解・再組立を行うことなく、
上下方向に沿った樹脂コードの位置を変更できる。よっ
て、刈り取られる草類の刈高の変更に対する対処が容易
となる。
【0027】(3)金属カッターと併用して樹脂コード
挿通体をカッター軸に一体に取付けておくと、金属カッ
ターによる障害物の存在しない一般部の刈取作業と、樹
脂カッターによる障害物近辺の刈取作業との変更を、カ
ッター類の分解・再組立を行うことなく、該樹脂コード
挿通体に対して樹脂コードの取付け・取外しを行うのみ
で、極めて簡単に行える。
【0028】(4)カッター軸に形成される段差部の周
囲は、樹脂コード挿通体によって覆われる構造となるの
で、刈り取られた草類が前記段差部に巻き付きにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行式草刈機の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図1におけるカッター軸5の部分の拡大断面図
である。
【図4】同じく分解断面図である。
【図5】図1におけるカッター軸5の部分の斜視図であ
る。
【図6】同じく分解斜視図である。
【図7】樹脂コード挿通板24に対する樹脂コードC1
の挿通止着構造を主体に示すカッター軸5の部分の平面
図である。
【図8】本発明に係る走行式草刈機により障害物の近辺
に生えている草類Gの刈取作業を行っている状態の斜視
図である。
【図9】樹脂コード挿通板24に対する樹脂コードC1
の挿通止着位置の変更により草類の刈高を変更できるこ
とを示す図である。
【図10】別の樹脂コード挿通体P’を主体に示すカッ
ター軸5の下端部の斜視図である。
【図11】従来の樹脂コードの止着構造を示す部分斜視
図である。
【符号の説明】
1,C2 :樹脂コード E:エンジン G:草類 P,P’:樹脂コード挿通体 1:機体フレーム 5:カッター軸 18:金属カッター 23,27:コード挿通孔 24:樹脂コード挿通板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを搭載した機体の前部にカッタ
    ー軸が垂直に支承され、前記エンジンの駆動力により前
    記カッター軸を駆動回転させて、走行しながら草類を刈
    り取る構成の走行式草刈機であって、 多数のコード挿通孔が上下及び左右の両方向に沿って設
    けられた樹脂コード挿通体が前記カッター軸の周囲に配
    置されて、該カッター軸に一体に取付けられ、 前記樹脂コード挿通体の複数のコード挿通孔に樹脂コー
    ドを引抜き可能に挿通止着して、樹脂カッターとして機
    能させることを特徴とする走行式草刈機。
  2. 【請求項2】 前記カッター軸には、金属カッターが取
    付けられて、該金属カッターの上方に前記樹脂コード挿
    通体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の走行式草刈機。
  3. 【請求項3】 前記樹脂コード挿通体は、カッター軸に
    対して対称に配置される横断面が円弧状となった一対の
    樹脂コード挿通板で構成されて、各樹脂コード挿通板の
    間には、大きな隙間が形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の走行式草刈機。
  4. 【請求項4】 前記金属カッターの周縁部に設けられた
    コード挿通孔に樹脂コードが引抜き可能に挿通止着され
    て、金属カッターの高速回転により前記樹脂コードが放
    射方向に引き延ばされて、樹脂カッターとして機能する
    ことを特徴とする請求項2に記載の走行式草刈機。
JP9227178A 1997-08-08 1997-08-08 走行式草刈機 Pending JPH1156065A (ja)

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