JPH1155641A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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JPH1155641A
JPH1155641A JP9209174A JP20917497A JPH1155641A JP H1155641 A JPH1155641 A JP H1155641A JP 9209174 A JP9209174 A JP 9209174A JP 20917497 A JP20917497 A JP 20917497A JP H1155641 A JPH1155641 A JP H1155641A
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JP
Japan
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videophone
communication
data
video telephone
channel
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JP9209174A
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Inventor
Toshiyuki Matsubara
俊幸 松原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ電話装置に外部端末との間で、呼制
御,伝送制御のための通信プロトコルに従うデータ通信
機能を搭載させ、テレビ電話を行いながらデータ通信を
行いデータ会議を実現し、テレビ電話不使用時もターミ
ナルアダプタとして用いることを可能とする当該テレビ
電話装置を提供する。 【解決手段】 データ多重分離化部102では1又は2
のBチャネルを複数のサブチャネルにビットレベル,パ
ケットレベルで分離多重化し、各サブチャネルを映像情
報チャネル、音声情報チャネル、その他のデータチャネ
ル及び相手端末または多地点制御装置と能力交換するた
めのチャネル等に割り当てる機能を有する。インタフェ
ース部110は、データ多重分離化部102に対しデー
タチャネルの割り当て処理を行い、外部端末と相手端末
の間でデータ交換を行う機能をもちこれらの間でデータ
通信を行う、またISDNのTAとしても使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話装置、
より詳細には、公衆回線に接続されディジタル化された
映像信号、音声信号を伝送する装置にデータ通信機能を
付加したものに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ電話装置は、顔を受像するための
カメラ、相手画像を表示するためのディスプレイ、音声
入力のためのマイク、音声出力のためのスピーカ等の周
辺装置と、音声及び映像信号のAD/DA変換機能、限
られた帯域でリアルタイム伝送を実現するためのデータ
圧縮/伸長機能、ディジタルデータ伝送のための標準化
された通信プロトコルを実現するための通信処理機能、
回線インタフェース制御機能等を備えた通信端末装置で
ある。また、国際標準としてテレビ電話装置は、接続さ
れる回線によって規格が異なり、N−ISDNにおいて
はITU−T勧告H.320、PSTN(一般アナログ
電話網)においてはH.324である。その他ATM(A
synchronous TransferMode:非同期転送モード)を用い
るB−ISDNにおいてはH.321、LANにおいて
はQOS(Quality of Service:サービス品質)保証ネ
ットワークを規定するH.322及び/又はQOS非保
証ネットワークを規定するH.323と各種ネットワー
クに応じた標準が定められている。
【0003】また、最近は移動体通信のための標準化作
業が進行中である。このテレビ電話の標準化と並行し
て、データ会議プロトコルについては、ITU−T勧告
T.120シリーズとして標準化作業が行われている。
具体的には、ファイル転送、描画情報のやりとり、アプ
リケーションソフトの共有等を多地点間で行うことによ
り、効率的な会議を進めるための通信プロトコルであ
り、大別すると、各種の回線上、ポイント−ポイントで
エラーフリーの伝送を提供するトランスポート制御のた
めのプロトコルをT.123で、多地点通信を制御する
ためのプロトコル/サービスをT.122/T.125
で、会議制御のためのプロトコルをT.124等の通信
レイヤにおけるプロトコルで、バイナリファイルの転送
プロトコルをT.127で、静止画,アノテーション伝
送のためのプロトコルをT.126で、等、アプリケー
ションレイヤにおけるプロトコルにより別けられる。
【0004】今後、普及が期待されるパソコンベースの
会議システムにおいては、テレビ電話機能、及びデータ
会議プロトコルに従う機能の双方が搭載されると考えら
れるが、簡易型の会議システムでもあり、画像品質よ
り、コストや会議のためのアプリケーションを重視する
傾向にあり、すべてパソコンのCPUで処理される。ま
た、簡易型の会議システムとは対照的に、特に画像品質
を重視した、テレビ電話専用機も出現しつつある。しか
しながら、そういったテレビ電話専用機のディスプレイ
は、サイズ、解像度、表示色等、映像情報を表示するた
めに特化したものであると同時に、会議を行うための通
信プロトコルは実装されていない。また、テレビ電話、
テレビ会議システムのようなオーディオビジュアル通信
を実現するにあたってのマルチメディア多重化方式は、
2つに大別される。すなわち、N−ISDNに適用され
るビット多重方式と汎用N−ISDNやアナログ網等で
汎用されるパケット多重方式であり、両方式について以
下に説明する。
【0005】1)ビット多重方式 N−ISDNによるオーディオ・ビジュアル通信のため
のマルチメディア多重はITU−T勧告H.221に規
定されている。H.221多重化の原理を64Kbps
チャネルの場合について図7に示す。ビット列を8ビッ
ト(125μs)ごとに区切り(オクテット)、これを
80個(125μs×80=10ms)集めて1フレー
ム(10ms)を構成する。送信側では、フレームの区
切りを示すために同期信号FAS(Frame Alignment Si
gnal:フレーム同期信号)を埋め込み、受信側では同期
信号を検出して、同期信号との相対位置で各ビットがど
のメディアに対応しているかを識別する。 2)パケット多重方式 パケット多重方式の原理は図8に示すように、連続する
ビット列からなる個々のメディア情報は、パケットと呼
ばれる固定長もしくは可変長のデータの固まりに区切ら
れる。それぞれのパケットには、パケットの始まりを示
す同期符号(フラグ)やメディアの種類を示すヘッダが
付き、その後にこの例に示すように音声,データ及び映
像といったメディア情報が載せられる。なお、アナログ
電話網におけるオーディオ・ビジュアル通信のためのマ
ルチメディア多重はITU−T勧告H.223に規定さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術について
の記述に示したように、テレビ電話,テレビ会議システ
ムのようなオーディオビジュアル通信を行うにあたっ
て、標準化の規定に合い、かつ、圧縮されディジタル化
された情報信号(ディジタルデータ)を通信ネットワー
クに接続し、外部端末との交信を行うためのデータ通信
機能を備えたテレビ電話装置を簡単な方法で実現するも
のとしてこれまで満足すべきものがなかった。本発明
は、こうした従来技術における問題点に鑑みてなされた
もので、テレビ電話装置に外部端末との間で、呼制御,
伝送制御のための通信プロトコルに従う通信機能を搭載
させ、テレビ電話を行いながらデータ通信を行うデータ
会議を実現することを可能とし、テレビ電話として使用
しない場合にターミナルアダプタとして用いることを可
能とする当該テレビ電話装置を提供することをその解決
すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビ電話専
用機に外部端末と接続するための物理インタフェース、
テレビ電話専用機を経由して、相手端末もしくは、多地
点制御装置との間でデータ会議のためのデータ交換を行
うため、外部ポートを設け、外部端末とテレビ電話装置
との間で、呼制御,伝送制御のための通信プロトコルを
搭載することにより、端末−端末間においてテレビ電話
を行いながらデータ会議を実現することを可能とし、ま
た、テレビ電話装置をテレビ電話として、使用していな
い状態の時にはターミナルアダプタとして、外部ポート
を流用することを可能とするものである。
【0008】そして、各請求項の発明は、下記のとおり
の手段により構成される。請求項1の発明は、データ通
信ができるテレビ電話装置であって、ディジタル映像信
号,ディジタル音声信号,ディジタルデータ伝送信号,
及び通信制御信号をISDNのBチャネル上でサブチャ
ネルを形成すべくビット単位、或いは、フレーム単位で
多重,分離化する多重・分離化手段と、前記ディジタル
データ伝送信号の伝送に用いる外部物理インタフェース
と、前記ISDNのBチャネルに接続して行うテレビ電
話通信及び前記外部物理インタフェースを通し前記IS
DNのBチャネルに接続して行うデータ通信を制御する
通信制御手段を有することを特徴としたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
るとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェー
スを経由したディジタルデータ伝送信号及び通信制御信
号を多重,分離化の対象とし、前記多重・分離化手段を
動作させる制御を行うことを特徴としたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
ないとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェ
ースを経由して行うデータ通信をISDNの単一のBチ
ャネルで行うように制御することを特徴としたものであ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明において、前記通信制御手段は前記外部物理インタフ
ェースを経由したデータ通信を行う際に、該外部物理イ
ンタフェースを用いる外部装置と当該テレビ電話装置と
の間でネゴシエーションを行い、前記多重分離化手段に
より多重分離化されたサブチャネルで通信をするか、残
りのBチャネルで通信するかを制御するためのネゴシエ
ーション手段を有することを特徴としたものである。
【0012】請求項5の発明は、データ通信ができるテ
レビ電話装置であって、モデム手段と、ディジタル映像
信号,ディジタル音声信号,ディジタルデータ伝送信
号,及び通信制御信号をアナログ電話網の回線の中でサ
ブチャネルを形成すべくフレーム単位で多重,分離化す
る多重・分離化手段と、前記ディジタルデータ伝送信号
の伝送に用いる外部物理インタフェースと、前記モデム
手段を通し前記アナログ電話網に接続して行うテレビ電
話通信及び前記外部物理インタフェース及び前記モデム
手段を通し前記アナログ電話網に接続して行うデータ通
信を制御する通信制御手段を有することを特徴としたも
のである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
るとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェー
スを経由したディジタルデータ伝送信号及び通信制御信
号を多重,分離化の対象とし、前記多重・分離化手段を
動作させる制御を行うことを特徴としたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
ないとき、前記通信制御手段は、前記外部物理インタフ
ェースを経由して行うデータ通信をアナログ電話網に適
合する前記モデム手段の伝送速度で行うように制御する
ことを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるテレビ電話
装置の一実施形態を説明するために示される装置概要の
ブロック図である。図1は、適用回線がISDNにおい
ても、アナログ電話網においても同様な構造を持つ。ま
ず、ISDNに適用される場合について説明する。図1
において、101はISDNを物理的に終端する機能
(レイヤ1機能)、Dチャネルを使った呼制御を行う機
能(Dチャネルレイヤ2、レイヤ3機能)等を実現する
ISDNインタフェース部、102は1つまたは2つの
Bチャネルデータを複数サブチャネルにビットレベルも
しくはパケットレベルで分離多重化し、各々サブチャネ
ルを映像情報チャネル、音声情報チャネル、その他のデ
ータチャネル(データ会議を実現するための通信プロト
コルデータ)、及び相手端末または多地点制御装置と能
力交換するためのチャネル等に割り当てる機能を有する
データ多重分離化部、103は102のデータ多重分離
化部で割り当てられた映像情報チャネル上の映像データ
を符号化,複合化するための映像コーデック部、104
はデータ多重分離化部102で割り当てられた音声情報
チャネル上の音声データを符号化,復号化するための音
声コーデック部、105はデータ多重分離化部102で
割り当てられた能力交換を行うための制御チャネル上で
相手端末または多地点制御装置とネゴシエーションする
ため通信制御部、106は映像を入力しA/D変換し、
映像コーデック部103に出力する映像入力部、107
は映像コーデック部103で復号化された映像データを
表示するためのディスプレイ部、108は音声コーデッ
ク部104より復号化されたディジタル音声情報をスピ
ーカ等に出力する音声出力部、109はマイクロフォン
等から入力される音声信号をA/D変換し音声コーデッ
ク部104に出力する音声入力部、110は本テレビ電
話装置と外部端末、例えばパーソナルコンピュータ等を
接続して、本装置のテレビ電話機能が動作している状態
において、データ会議を実現するためにデータ多重分離
化部102に対してデータ会議のためのチャネルの割り
当ての処理を行い、割り当てが完了した後は、外部端末
と相手データ会議端末または多地点制御装置との間でデ
ータ会議のためのデータ交換を行う機能、また本装置の
テレビ電話機能が動作していない状態において、テレビ
電話装置をISDNのTA(ターミナルアダプタ)とし
ても使用するため、例えばITU−T勧告V.25te
r(ATコマンド)のような呼接続の手順をサポート
し、データ通信を行う機能、また本装置のテレビ電話機
能が動作している状態においても、テレビ電話のために
1Bチャネルしか使っていない状態において、残りの1
Bチャネルに対して上記と同様TAとしてデータ通信を
行う機能を有するインタフェース部110である。
【0016】次にアナログ網に適用する場合の図1に示
されるテレビ電話装置について説明する。図1におい
て、101が電話網を物理的に終端する機能、発着信機
能等のNCU機能、及びモデム機能を有するPSTNイ
ンタフェース部であり、102がディジタルデータをパ
ケットレベルで多重分離化する多重分離化部であるとい
う点で上記したISDNに適用される場合と異なる。な
お、その他のブロックについても、詳細な部分について
は異なることになるが、機能面では同様とみなせるた
め、説明を省略する。
【0017】次に、図1で示した構成を備えるテレビ電
話装置と外部端末とを物理的に接続するために行われる
シーケンスを説明する。なお、テレビ電話装置と外部端
末との物理的な接続は、有線,無線を問わないし、有線
においても、パラレルデータ通信やシリアルデータ通信
など各種接続方法が考えられる。
【0018】図2及び図3及び図4は、ISDNを用い
て本発明の一実施形態をなすテレビ電話装置を使い外部
端末(例えばパソコン)でデータ通信を行うための通信
手順のシーケンス図を示す。図2は、テレビ電話装置が
テレビ電話モード、すなわちテレビ電話動作状態におい
て、新たにデータ会議機能を追加するため、テレビ電話
装置のH.221機能を用いて新たにデータ会議のため
のサブチャネルをオープンし、データ会議を実現するシ
ーケンス、図3は、テレビ電話装置が非テレビ電話モー
ド、すなわちテレビ電話非動作状態において、本テレビ
電話装置をTAとして流用し、各種データ通信(パソコ
ン通信やインターネットアクセス等)を行うシーケン
ス、図4は、テレビ電話モードにおいて、使っているB
チャネルが1Bのみの場合、残りの1Bチャネルで上記
同様の各種データ通信を行うシーケンスを示す。
【0019】図2ないし4のいずれにおいても、まず外
部端末からテレビ電話装置のステータスをチェックする
ための“ステータスチェックコマンド”を発行する。こ
れに対してテレビ電話装置側から“ステータスチェック
インディケーション”として外部端末が接続のために必
要なパラメータ(現在の接続モード:テレビ電話モード
か否か、使用チャネル:1Bのみ、または2B等)を含
んだステータス情報が返送される。
【0020】これをもとに図2においては、“H.22
1データチャネルオープン要求”として、データチャネ
ルオープンに必要なパラメータ(ビットレート等)を含
んだコマンドを発行する。因にT.120で規定された
データ会議プロトコルについては、図7においてマッピ
ングされるエリアが標準で決まっている。すなわちビッ
トレートが決まっている。このコマンドの受信により、
テレビ電話装置の中の通信制御部105は相手端末との
間で新たにサブチャネルをオープンするためのネゴシエ
ーション(ITU−T勧告H.242で規定)を行い、
完了と同時に外部端末に対して“H.221データチャ
ネルオープン確認”を発行する。これによって外部端末
と相手端末はサブチャネルで接続された状態となり、イ
ンタフェース部110を介してデータ通信に入るという
シーケンスを行う。
【0021】図3においては、TAを介したデータ通信
に用いられるコマンド、例えばV.25ter(ATコ
マンド)により外部端末から“TAモード接続要求”が
TAを備えるテレビ電話装置に発信され、これを受けた
テレビ電話装置は相手端末とISDN接続を確認した
後、TAモード接続確認を外部端末に送り、呼接続を行
った後、データ通信に入るというシーケンスを行う。
【0022】図4においては、“ステータスチェックイ
ンディケーション”により受信されるISDNの2つの
Bチャネルの使用状況によって、例えば、図4に示され
るようにテレビ電話で1Bチャネルのみを使用している
場合、残りの1BチャネルによるTAモード接続の要求
を発信し、続いて図3に示すと同様の呼接続を行った
後、B2チャネルでデータ通信に入るというシーケンス
を行う。
【0023】図5及び図6は、アナログ電話網を用いて
本発明の一実施形態をなすテレビ電話装置を使い外部端
末(例えばパソコン)でデータ通信を行うための通信手
順を表わすシーケンス図を示す。図5は、テレビ電話装
置がテレビ電話モード、すなわちテレビ電話動作状態に
おいて、新たにデータ会議機能を追加するため、テレビ
電話装置のH.223機能を用いて新たにデータ会議の
ためのサブチャネルをオープンし、データ会議を実現す
るシーケンス、図6は、テレビ電話装置が非テレビ電話
モード、すなわちテレビ電話非動作状態において、本テ
レビ電話装置をモデム装置として流用し、各種データ通
信(パソコン通信やインターネットアクセス等)を行う
シーケンスを示す。
【0024】図5又は図6のいずれにおいても、まず外
部端末からテレビ電話装置のステータスをチェックする
ための“ステータスチェックコマンド”を発行する。こ
れに対してテレビ電話装置側から“ステータスチェック
インディケーション”として外部端末が接続のために必
要なパラメータ(現在の接続モード:テレビ電話モード
か否か等)を含んだステータス情報が返送される。
【0025】これをもとに図5においては、“H.22
3データチャネルオープン要求”として、データチャネ
ルオープンに必要なパラメータ(ビットレート等)を含
んだコマンドを発行する。因にT.120で規定された
データ会議プロトコルについては、図7において設定さ
れる論理チャネルが標準で決まっている。このコマンド
の受信により、テレビ電話装置の中の通信制御部105
は相手端末との間で新たにサブチャネルをオープンする
ためのネゴシエーション(ITU−T勧告H.242で
規定)を行い、完了と同時に外部端末に対して“H.2
23データチャネルオープン確認”を発行する。これに
よって外部端末と相手端末はサブチャネルで接続された
状態となり、インタフェース部110を介してデータ通
信に入るというシーケンスを行う。
【0026】図6においては、TAを介したデータ通信
に用いられるコマンド、例えばV.25ter(ATコ
マンド)により、呼接続を行った後、データ通信に入る
というシーケンスを行う。なお、パケット多重化方式と
して、DSVD(Digital Simultaneous Voice and Dat
a)方式なども同様に適用される。
【0027】
【発明の効果】請求項1,2,4に対応する効果:IS
DNに適用するテレビ電話装置に外部端末と接続するた
めの物理インタフェース、及びテレビ電話装置を経由し
て、相手端末もしくは、多地点制御装置との間で、例え
ば、データ会議のためのデータ交換といったデータ通信
を行うための外部ポートを設け、また、外部端末とテレ
ビ電話装置との間で、呼制御,伝送制御のための通信プ
ロトコルを実行する手段を搭載することにより、本装置
がテレビ電話として動作しているとき、端末−端末間に
おいてテレビ電話を行いながら、テレビ電話が使用を予
定しているBチャネルでのデータ通信が可能となり、テ
レビ会議を例にとると、データ会議アプリケーションを
実行することもできることとなり、ローコスト化が実現
できる。
【0028】請求項3,4に対応する効果:本発明によ
るテレビ電話装置がテレビ電話として動作していないと
き、外部物理インタフェースを経由した端末−端末間、
または端末−センタ間のデータ通信は、テレビ電話が使
用を予定しているISDNの1Bチャネルまたは2Bチ
ャネルで行われることによりTA機能としても使用する
ことが可能となる。また、テレビ電話として動作してい
るときでも、1Bチャネルがあいていれば、上記同様T
A機能としても使用することが可能となる。
【0029】請求項5,6に対応する効果:アナログ電
話網に適用され、上記ISDNにおけると同様の機能を
設けたテレビ電話装置で、本装置がテレビ電話として動
作しているとき、端末−端末間においてテレビ電話を行
いながらテレビ電話が使用を予定している通信チャネル
でのデータ通信が可能となり、テレビ会議を例にとる
と、データ会議アプリケーションを実行することもでき
ることから、ローコスト化が実現できる。
【0030】請求項7の効果:請求項5に記載された発
明によるテレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
ないとき、外部物理インタフェースを経由した端末−端
末間、または端末−センタ間のデータ通信においては、
従来のモデム装置としても使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビ電話装置の一実施形態を説
明するために示される装置概要のブロック図である。
【図2】ISDNを用いて本発明の一実施形態をなすテ
レビ電話装置を使い外部端末で第1のモードのデータ通
信を行うためのシーケンスを示す図である。
【図3】ISDNを用いて本発明の一実施形態をなすテ
レビ電話装置を使い外部端末で第2のモードのデータ通
信を行うためのシーケンスを示す図である。
【図4】ISDNを用いて本発明の一実施形態をなすテ
レビ電話装置を使い外部端末で第3のモードのデータ通
信を行うためのシーケンスを示す図である。
【図5】アナログ電話網において本発明のテレビ電話装
置を使って外部端末で第1のモードのデータ通信を行う
ためのシーケンスを示す図である。
【図6】アナログ電話網において本発明のテレビ電話装
置を使って外部端末で第2のモードのデータ通信を行う
ためのシーケンスを示す図である。
【図7】H.221多重化の原理を64Kbpsチャネ
ルの場合について説明する図である。
【図8】パケット多重方式の原理を示す図である。
【符号の説明】
101…ISDNインタフェース部,PATNインタフ
ェース部、102…データ多重分離化部,多重分離化
部、103…映像コーデック部、104…音声コーデッ
ク部、105…通信制御部、106…映像入力部、10
7…ディスプレイ部、108…音声出力部、109…音
声入力部、110…インタフェース制御部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信ができるテレビ電話装置であ
    って、ディジタル映像信号,ディジタル音声信号,ディ
    ジタルデータ伝送信号,及び通信制御信号をISDNの
    Bチャネル上でサブチャネルを形成すべくビット単位、
    或いは、フレーム単位で多重,分離化する多重・分離化
    手段と、前記ディジタルデータ伝送信号の伝送に用いる
    外部物理インタフェースと、前記ISDNのBチャネル
    に接続して行うテレビ電話通信及び前記外部物理インタ
    フェースを通し前記ISDNのBチャネルに接続して行
    うデータ通信を制御する通信制御手段を有することを特
    徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテレビ電話装置におい
    て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
    るとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェー
    スを経由したディジタルデータ伝送信号及び通信制御信
    号を多重,分離化の対象とし、前記多重・分離化手段を
    動作させる制御を行うことを特徴とするテレビ電話装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテレビ電話装置におい
    て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
    ないとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェ
    ースを経由して行うデータ通信をISDNの単一のBチ
    ャネルで行うように制御することを特徴とするテレビ電
    話装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のテレビ電話装置に
    おいて、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェー
    スを経由したデータ通信を行う際に、該外部物理インタ
    フェースを用いる外部装置と当該テレビ電話装置との間
    でネゴシエーションを行い、前記多重分離化手段により
    多重分離化されたサブチャネルで通信をするか、残りの
    Bチャネルで通信するかを制御するためのネゴシエーシ
    ョン手段を有することを特徴とするテレビ電話装置。
  5. 【請求項5】 データ通信ができるテレビ電話装置であ
    って、モデム手段と、ディジタル映像信号,ディジタル
    音声信号,ディジタルデータ伝送信号,及び通信制御信
    号をアナログ電話網の回線の中でサブチャネルを形成す
    べくフレーム単位で多重,分離化する多重・分離化手段
    と、前記ディジタルデータ伝送信号の伝送に用いる外部
    物理インタフェースと、前記モデム手段を通し前記アナ
    ログ電話網に接続して行うテレビ電話通信及び前記外部
    物理インタフェース及び前記モデム手段を通し前記アナ
    ログ電話網に接続して行うデータ通信を制御する通信制
    御手段を有することを特徴とするテレビ電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のテレビ電話装置におい
    て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
    るとき、前記通信制御手段は前記外部物理インタフェー
    スを経由したディジタルデータ伝送信号及び通信制御信
    号を多重,分離化の対象とし、前記多重・分離化手段を
    動作させる制御を行うことを特徴とするテレビ電話装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のテレビ電話装置におい
    て、当該テレビ電話装置がテレビ電話として動作してい
    ないとき、前記通信制御手段は、前記外部物理インタフ
    ェースを経由して行うデータ通信をアナログ電話網に適
    合する前記モデム手段の伝送速度で行うように制御する
    ことを特徴とするテレビ電話装置。
JP9209174A 1997-08-04 1997-08-04 テレビ電話装置 Pending JPH1155641A (ja)

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JP9209174A JPH1155641A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 テレビ電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804340B2 (en) 2001-05-03 2004-10-12 Raytheon Company Teleconferencing system

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US6804340B2 (en) 2001-05-03 2004-10-12 Raytheon Company Teleconferencing system

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