JPH115490A - 車両用後写鏡 - Google Patents
車両用後写鏡Info
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- JPH115490A JPH115490A JP15871897A JP15871897A JPH115490A JP H115490 A JPH115490 A JP H115490A JP 15871897 A JP15871897 A JP 15871897A JP 15871897 A JP15871897 A JP 15871897A JP H115490 A JPH115490 A JP H115490A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- unit
- tilt angle
- tilt
- housing
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミラーユニットを傾斜させるチルトユニット
などのパーツの数あるいは種類を減らして、低コストで
製造をおこなえる後写鏡を得ることにある。 【解決手段】 ミラーハウジングと、ミラーユニット
と、ミラーユニットを上下および左右に傾斜させるため
に、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連
する電気信号を出力する手段とを具備してしている。該
手段は、チルトユニットから独立したユニットとして構
成されていて、ミラーハウジングがミラーユニットの背
面に位置する部位にこのユニットを装着させる凹部具備
し、ミラーの傾き角を検出するユニットを組み込むこと
によって、ミラーの傾き角を検出する仕様をもつ後写鏡
を、ユニットを組み込むないことによって、ミラーの傾
き角を検出する機能をもたない仕様をもつ後写鏡を得ら
れるようにして、各々の後写鏡に同じチルトユニットを
使用することができるようにしている。
などのパーツの数あるいは種類を減らして、低コストで
製造をおこなえる後写鏡を得ることにある。 【解決手段】 ミラーハウジングと、ミラーユニット
と、ミラーユニットを上下および左右に傾斜させるため
に、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連
する電気信号を出力する手段とを具備してしている。該
手段は、チルトユニットから独立したユニットとして構
成されていて、ミラーハウジングがミラーユニットの背
面に位置する部位にこのユニットを装着させる凹部具備
し、ミラーの傾き角を検出するユニットを組み込むこと
によって、ミラーの傾き角を検出する仕様をもつ後写鏡
を、ユニットを組み込むないことによって、ミラーの傾
き角を検出する機能をもたない仕様をもつ後写鏡を得ら
れるようにして、各々の後写鏡に同じチルトユニットを
使用することができるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用後写鏡に
かかわり、さらに詳しくは、ミラーの傾き角を検出する
手段が組み込まれた後写鏡の改良に関している。
かかわり、さらに詳しくは、ミラーの傾き角を検出する
手段が組み込まれた後写鏡の改良に関している。
【0002】
【従来の技術】車両用後写鏡において、ミラーユニット
の傾き角を電気的に検出して、ミラーユニットの原位置
への復帰を簡単におこなえるようにしたものは、たとえ
ば実開昭60−148144号公報や実開平3−112
441号公報などに記載されている。
の傾き角を電気的に検出して、ミラーユニットの原位置
への復帰を簡単におこなえるようにしたものは、たとえ
ば実開昭60−148144号公報や実開平3−112
441号公報などに記載されている。
【0003】実開昭60−148144号公報に記載さ
れている後写鏡は、ミラーハウジングと、ミラーユニッ
トと、ミラーユニットを上下および左右に傾けるため
に、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーハウジングを車体側面か
ら突出する位置と車体側面に沿って倒れる位置との間の
回転をおこなわせるために、ミラーハウジングとミラー
ベースとの間に配置された位置決めユニットと、ミラー
ユニットの傾き角に関連する電気信号を出力するチルト
角度検出ユニットとを備えている。
れている後写鏡は、ミラーハウジングと、ミラーユニッ
トと、ミラーユニットを上下および左右に傾けるため
に、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーハウジングを車体側面か
ら突出する位置と車体側面に沿って倒れる位置との間の
回転をおこなわせるために、ミラーハウジングとミラー
ベースとの間に配置された位置決めユニットと、ミラー
ユニットの傾き角に関連する電気信号を出力するチルト
角度検出ユニットとを備えている。
【0004】ミラーユニットは、球継手を介在して、チ
ルトユニットに支持されている。球継手の球はミラーユ
ニットのミラーホルダと一体に形成され、球座はチルト
ユニットのケースに設けられている。ミラーユニットの
傾斜は、ケースの内部に組み込まれたモータを含む駆動
機構が、球継手を中心に、上下および左右にミラーユニ
ットを動かすことによってなされている。チルト角度検
出ユニットは、摺動子および皮膜抵抗からなるポテンシ
ョンメータを内蔵するもので、各々のポテンションメー
タのアクチュエータをミラーユニットの背面に接触させ
て、球座のまわりに、たがいに直交してチルトユニット
に組み込まれている。ミラーの傾き角の検出は、ミラー
ユニットの上下および左右への傾斜によって、アクチュ
エータをスライドさせ、アクチュエータ上の摺動子に皮
膜抵抗上の移動をなさせて、ポテンションメータの出力
を変化させることによっておこなっている。
ルトユニットに支持されている。球継手の球はミラーユ
ニットのミラーホルダと一体に形成され、球座はチルト
ユニットのケースに設けられている。ミラーユニットの
傾斜は、ケースの内部に組み込まれたモータを含む駆動
機構が、球継手を中心に、上下および左右にミラーユニ
ットを動かすことによってなされている。チルト角度検
出ユニットは、摺動子および皮膜抵抗からなるポテンシ
ョンメータを内蔵するもので、各々のポテンションメー
タのアクチュエータをミラーユニットの背面に接触させ
て、球座のまわりに、たがいに直交してチルトユニット
に組み込まれている。ミラーの傾き角の検出は、ミラー
ユニットの上下および左右への傾斜によって、アクチュ
エータをスライドさせ、アクチュエータ上の摺動子に皮
膜抵抗上の移動をなさせて、ポテンションメータの出力
を変化させることによっておこなっている。
【0005】実開平3−112441号公報に記載され
ている後写鏡も、ミラーハウジングと、ミラーユニット
と、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーハウジングを車体側面か
ら突出する位置と車体側面に沿って倒れる位置との間の
回転をおこなわせる位置決めユニットと、ミラーユニッ
トの傾き角に関連する電気信号を出力する検出手段とを
具備している。
ている後写鏡も、ミラーハウジングと、ミラーユニット
と、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーハウジングを車体側面か
ら突出する位置と車体側面に沿って倒れる位置との間の
回転をおこなわせる位置決めユニットと、ミラーユニッ
トの傾き角に関連する電気信号を出力する検出手段とを
具備している。
【0006】球継手の球座はチルトユニットのケースに
設けられているが、球はミラーユニットにねじ止めされ
た部材に設けられている。ミラーユニットは球を球座に
保持させることによってチルトユニットに取り付けられ
ており、チルトユニットのケース内部に組み込まれた駆
動機構がこの球継手を中心にして動かすことによってミ
ラーユニットに上下および左右の傾斜をなさせている。
ミラーの傾き角を検出する手段は、球のまわりに、たが
いに直交して、球をもつ部材に配置された四個の磁石
と、各々の磁石に対面してチルトユニットのケースに配
置され磁電変換素子とからなっている。ミラー傾き角の
検出は、ミラーユニットの傾斜にともなって、これらの
磁電変換素子の出力を変化させることによっておこなっ
ている。
設けられているが、球はミラーユニットにねじ止めされ
た部材に設けられている。ミラーユニットは球を球座に
保持させることによってチルトユニットに取り付けられ
ており、チルトユニットのケース内部に組み込まれた駆
動機構がこの球継手を中心にして動かすことによってミ
ラーユニットに上下および左右の傾斜をなさせている。
ミラーの傾き角を検出する手段は、球のまわりに、たが
いに直交して、球をもつ部材に配置された四個の磁石
と、各々の磁石に対面してチルトユニットのケースに配
置され磁電変換素子とからなっている。ミラー傾き角の
検出は、ミラーユニットの傾斜にともなって、これらの
磁電変換素子の出力を変化させることによっておこなっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
60−148144号公報に記載されている後写鏡はミ
ラーの傾き角を検出する手段がチルトユニットに組み込
まれており、実開平3−112441号公報の後写鏡は
ミラーの傾き角を検出する手段の一部がチルトユニット
に組み込まれているため、ミラーの傾き角を検出する仕
様の後写鏡とこれをなさない仕様の後写鏡との各々に、
別々のチルトユニットを準備しなければならない。
60−148144号公報に記載されている後写鏡はミ
ラーの傾き角を検出する手段がチルトユニットに組み込
まれており、実開平3−112441号公報の後写鏡は
ミラーの傾き角を検出する手段の一部がチルトユニット
に組み込まれているため、ミラーの傾き角を検出する仕
様の後写鏡とこれをなさない仕様の後写鏡との各々に、
別々のチルトユニットを準備しなければならない。
【0008】さらに、このような後写鏡は、自動車に使
用するときに、後写鏡全体が設置される車体のスタイル
に応じて造形され、ミラーハウジング、ミラーユニッ
ト、ミラーベースなどのサイズや形状が各々の後写鏡に
おいて異なるため、すべての後写鏡に同じチルトユニッ
トを組み込むことができず、あらたなチルトユニットの
設計製造が必要である。
用するときに、後写鏡全体が設置される車体のスタイル
に応じて造形され、ミラーハウジング、ミラーユニッ
ト、ミラーベースなどのサイズや形状が各々の後写鏡に
おいて異なるため、すべての後写鏡に同じチルトユニッ
トを組み込むことができず、あらたなチルトユニットの
設計製造が必要である。
【0009】たとえば実開昭60−148144号公報
に記載されている後写鏡では、ミラーの傾き角を検出す
る手段がチルトユニットに組み込まれ、チルトユニット
のサイズが大きいため、ミラーハウジングによってはチ
ルトユニットの組み込みをおこなえず、チルトユニット
をあらたに設計製造しなければならない。また、実開平
3−112441号公報の後写鏡では、ミラーの傾き角
を検出する手段がチルトユニットとミラーユニットとに
分散して組み込まれているため、個々の後写鏡ごとにチ
ルトユニットおよびミラーの傾き角を検出する手段を設
計製造しなければならない。
に記載されている後写鏡では、ミラーの傾き角を検出す
る手段がチルトユニットに組み込まれ、チルトユニット
のサイズが大きいため、ミラーハウジングによってはチ
ルトユニットの組み込みをおこなえず、チルトユニット
をあらたに設計製造しなければならない。また、実開平
3−112441号公報の後写鏡では、ミラーの傾き角
を検出する手段がチルトユニットとミラーユニットとに
分散して組み込まれているため、個々の後写鏡ごとにチ
ルトユニットおよびミラーの傾き角を検出する手段を設
計製造しなければならない。
【0010】このようなチルトユニットの数あるいは種
類の増大は、たんに材料や製造のためのコストが増える
ばかりか、管理、保管、運搬などのコストもいっしょに
増えることになるため、後写鏡の製造コストをかなり押
し上げている。
類の増大は、たんに材料や製造のためのコストが増える
ばかりか、管理、保管、運搬などのコストもいっしょに
増えることになるため、後写鏡の製造コストをかなり押
し上げている。
【0011】本発明の目的は、チルトユニットなどのパ
ーツの数あるいは種類を減らし、この種の後写鏡を低コ
ストで製造をおこなえるようにさせることにある。
ーツの数あるいは種類を減らし、この種の後写鏡を低コ
ストで製造をおこなえるようにさせることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の後写鏡は、ミラーハウジングと、ミラーユ
ニットと、ミラーユニットを上下および左右に傾斜させ
るために、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に
配置されたチルトユニットと、ミラーユニットの傾き角
に関連する電気信号を出力する手段とを含み、該手段が
チルトユニットから独立したユニットとして構成されて
いるとともに、ミラーハウジングがミラーユニットの背
面に位置する部位にこのユニットを装着する凹部を具備
してしている。
に、本発明の後写鏡は、ミラーハウジングと、ミラーユ
ニットと、ミラーユニットを上下および左右に傾斜させ
るために、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に
配置されたチルトユニットと、ミラーユニットの傾き角
に関連する電気信号を出力する手段とを含み、該手段が
チルトユニットから独立したユニットとして構成されて
いるとともに、ミラーハウジングがミラーユニットの背
面に位置する部位にこのユニットを装着する凹部を具備
してしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の後写鏡では、ミラーの傾
き角を検出する手段がチルトユニットから分離あるいは
独立したユニットとして構成され、ミラーハウジングに
おけるミラーユニットの背面に位置する部位にある凹部
に装着することによって、ミラーハウジングへの組み込
みをおこなうようにしているため、ミラーの傾き角を検
出するユニットを組み込めば、ミラーの傾き角を検出す
る機能をもつ仕様のものを得られ、このユニットを組み
込まなければ、ミラーの傾き角を検出する機能をもたな
い仕様のものを得られる。
き角を検出する手段がチルトユニットから分離あるいは
独立したユニットとして構成され、ミラーハウジングに
おけるミラーユニットの背面に位置する部位にある凹部
に装着することによって、ミラーハウジングへの組み込
みをおこなうようにしているため、ミラーの傾き角を検
出するユニットを組み込めば、ミラーの傾き角を検出す
る機能をもつ仕様のものを得られ、このユニットを組み
込まなければ、ミラーの傾き角を検出する機能をもたな
い仕様のものを得られる。
【0014】また、後写鏡が車両のスタイルなどに応じ
て造形され、ミラーハウジングの形状やサイズなどが変
わっても、チルトユニットがミラーの傾き角を検出する
手段をもたず、かつコンパクトであるため、各々のミラ
ーハウジングに同じチルトユニットの組み込みをおこな
える。このときに、各々の後写鏡のミラーハウジングに
ミラーの傾き角を検出するユニットを装着するための凹
部を設けておくことによって、ここにミラーの傾き角を
検出するユニットを組み込めば、ミラーの傾き角を検出
する仕様をもつ後写鏡を得られ、ユニットを組み込まな
ければ、ミラーの傾き角を検出しない仕様をもつ後写鏡
を得られるとともに、ミラーの傾き角を検出する仕様を
もつ後写鏡の各々に、同じミラーの傾き角を検出するユ
ニットの組み込みもおこなえる。
て造形され、ミラーハウジングの形状やサイズなどが変
わっても、チルトユニットがミラーの傾き角を検出する
手段をもたず、かつコンパクトであるため、各々のミラ
ーハウジングに同じチルトユニットの組み込みをおこな
える。このときに、各々の後写鏡のミラーハウジングに
ミラーの傾き角を検出するユニットを装着するための凹
部を設けておくことによって、ここにミラーの傾き角を
検出するユニットを組み込めば、ミラーの傾き角を検出
する仕様をもつ後写鏡を得られ、ユニットを組み込まな
ければ、ミラーの傾き角を検出しない仕様をもつ後写鏡
を得られるとともに、ミラーの傾き角を検出する仕様を
もつ後写鏡の各々に、同じミラーの傾き角を検出するユ
ニットの組み込みもおこなえる。
【0015】本発明の車両用後写鏡において、ミラーの
傾き角を検出するユニットおよびミラーハウジングにお
ける前記凹部を形成する部分の一方が他方に圧着する弾
性ある係合片を具備させることによって、ミラーの傾き
角を検出するユニットを凹部にはめ込むと、係合片が弾
性変形して凹部にはまり込み、反発力によって凹部から
のユニットの抜け出しを阻止して、ミラーハウジングに
たいするユニットの位置決めをおこなうため、ミラーの
傾き角を検出する手段がチルトユニットから独立してい
るのにもかかわらず、後写鏡の組み立てを簡単におこな
える。
傾き角を検出するユニットおよびミラーハウジングにお
ける前記凹部を形成する部分の一方が他方に圧着する弾
性ある係合片を具備させることによって、ミラーの傾き
角を検出するユニットを凹部にはめ込むと、係合片が弾
性変形して凹部にはまり込み、反発力によって凹部から
のユニットの抜け出しを阻止して、ミラーハウジングに
たいするユニットの位置決めをおこなうため、ミラーの
傾き角を検出する手段がチルトユニットから独立してい
るのにもかかわらず、後写鏡の組み立てを簡単におこな
える。
【0016】ある実施の形態によれば、本発明の車両用
後写鏡は、ミラーハウジングと、車体に固定されるミラ
ーベースと、ミラーユニットと、ミラーユニットを上下
および左右に傾けるために、ミラーユニットとミラーハ
ウジングとの間に配置されたチルトユニットと、ミラー
ハウジングを車体側面から突出する位置と車体側面に沿
って倒れる位置との間の回転をおこなわせるために、ミ
ラーハウジングとミラーベースとの間に配置された位置
決めユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連する電
気信号を出力するために、ミラーユニットの背面に位置
してミラーハウジングに組み込まれたチルト角度検出手
段とを具備し、チルト角度検出手段がミラーユニットが
傾斜したときにスライドをなすアクチュエータと、アク
チュエータ上の摺動子および摺動子に接触する抵抗体を
含み、摺動子の移動量に関連する電気信号を出力するポ
テンションメータと、アクチュエータおよびポテンショ
ンメータを保持するケースとを備える独立したユニット
からなるとともに、突出する係合片をもつばね部材と、
ミラーハウジングへの組み込み方向と反対方向に係合片
に突出をなさせて、ばね部材を保持する手段をケースに
備え、ミラーハウジングがミラーユニットの背面に位置
する部位に、ミラーユニットの傾き角を検出するユニッ
トを保持するボックスをもち、ボックスが該ユニットの
ケース底面に接触してミラーユニットとチルト角度検出
ユニットとの相対関係位置を決める支持壁を具備してい
る。
後写鏡は、ミラーハウジングと、車体に固定されるミラ
ーベースと、ミラーユニットと、ミラーユニットを上下
および左右に傾けるために、ミラーユニットとミラーハ
ウジングとの間に配置されたチルトユニットと、ミラー
ハウジングを車体側面から突出する位置と車体側面に沿
って倒れる位置との間の回転をおこなわせるために、ミ
ラーハウジングとミラーベースとの間に配置された位置
決めユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連する電
気信号を出力するために、ミラーユニットの背面に位置
してミラーハウジングに組み込まれたチルト角度検出手
段とを具備し、チルト角度検出手段がミラーユニットが
傾斜したときにスライドをなすアクチュエータと、アク
チュエータ上の摺動子および摺動子に接触する抵抗体を
含み、摺動子の移動量に関連する電気信号を出力するポ
テンションメータと、アクチュエータおよびポテンショ
ンメータを保持するケースとを備える独立したユニット
からなるとともに、突出する係合片をもつばね部材と、
ミラーハウジングへの組み込み方向と反対方向に係合片
に突出をなさせて、ばね部材を保持する手段をケースに
備え、ミラーハウジングがミラーユニットの背面に位置
する部位に、ミラーユニットの傾き角を検出するユニッ
トを保持するボックスをもち、ボックスが該ユニットの
ケース底面に接触してミラーユニットとチルト角度検出
ユニットとの相対関係位置を決める支持壁を具備してい
る。
【0017】このような後写鏡では、ミラーの傾き角を
検出する機能をもつ仕様のものとこれをもたない仕様の
ものとを得られ、しかも、後写鏡が車両のスタイルなど
に応じて造形され、ミラーハウジングの形状やサイズが
変わっても、チルトユニットを変更することなしに、ミ
ラーの傾き角を検出する機能をもつ仕様のものとこれを
もたない仕様のものとを得られ、このときに、ミラーの
傾き角を検出する機能をもつ仕様の後写鏡に各々に、同
じチルト角度検出ユニットを採用することができるばか
りか、チルト角度検出ユニットをミラーハウジングのボ
ックスにたんに挿入すると、チルト角度検出ユニットに
ある係合片の反発力によって、ボックスからのチルト角
度検出ユニットの抜け出しを確実に阻止する。
検出する機能をもつ仕様のものとこれをもたない仕様の
ものとを得られ、しかも、後写鏡が車両のスタイルなど
に応じて造形され、ミラーハウジングの形状やサイズが
変わっても、チルトユニットを変更することなしに、ミ
ラーの傾き角を検出する機能をもつ仕様のものとこれを
もたない仕様のものとを得られ、このときに、ミラーの
傾き角を検出する機能をもつ仕様の後写鏡に各々に、同
じチルト角度検出ユニットを採用することができるばか
りか、チルト角度検出ユニットをミラーハウジングのボ
ックスにたんに挿入すると、チルト角度検出ユニットに
ある係合片の反発力によって、ボックスからのチルト角
度検出ユニットの抜け出しを確実に阻止する。
【0018】これにおいて、ミラーユニットがガラスを
基板とするミラーおよびミラーの背面を保持するホルダ
を備え、チルト角度検出ユニットのアクチュエータがホ
ルダにある貫通孔を通ってミラーの基板に接触するよう
にしてもよく、そうすることによって、アクチュエータ
が変形のないミラーの傾き角を検出することになるた
め、つねに精度のたかい検出をおこなえる。
基板とするミラーおよびミラーの背面を保持するホルダ
を備え、チルト角度検出ユニットのアクチュエータがホ
ルダにある貫通孔を通ってミラーの基板に接触するよう
にしてもよく、そうすることによって、アクチュエータ
が変形のないミラーの傾き角を検出することになるた
め、つねに精度のたかい検出をおこなえる。
【0019】さらに、ボックスが、ミラーユニットの傾
斜中心を通り、かつたがいに直交する直線上にアクチュ
エータを位置させて、チルト角度検出ユニットを保持す
るようにミラーハウジングに配置されていてもよく、そ
うすることによって、ミラーの傾き角の検出をたかい精
度でチルト角度検出ユニットにおこなえる。
斜中心を通り、かつたがいに直交する直線上にアクチュ
エータを位置させて、チルト角度検出ユニットを保持す
るようにミラーハウジングに配置されていてもよく、そ
うすることによって、ミラーの傾き角の検出をたかい精
度でチルト角度検出ユニットにおこなえる。
【0020】そして、ばね部材の保持手段がケースの両
側面に具備させてもよく、そうすることによって、ミラ
ーハウジングの内部空間の小さく、ボックスがチルトユ
ニットなどの他のユニットと干渉することがあっても、
ボックスにおける干渉ユニット側に該ユニットの一部の
はいり込む切り欠きなどを設け、ばね部材をケースの反
対側側面に保持させることで、上下方向のミラーの傾き
角を検出するユニットと左右方向のミラーの傾き角を検
出するユニットとに同じユニットを使用することができ
る。
側面に具備させてもよく、そうすることによって、ミラ
ーハウジングの内部空間の小さく、ボックスがチルトユ
ニットなどの他のユニットと干渉することがあっても、
ボックスにおける干渉ユニット側に該ユニットの一部の
はいり込む切り欠きなどを設け、ばね部材をケースの反
対側側面に保持させることで、上下方向のミラーの傾き
角を検出するユニットと左右方向のミラーの傾き角を検
出するユニットとに同じユニットを使用することができ
る。
【0021】本発明の車両用後写鏡の実施例は、以下
に、図面を参照して説明する。
に、図面を参照して説明する。
【0022】この後写鏡は、図1ないし図3に示すよう
に、ミラーユニット10を内蔵するミラーハウジング2
0と、車体側面に固定されるミラーステーあるいはミラ
ーベースとよばれる部材30とを具備している。ミラー
ユニット10は球継手を介在してチルトユニット50に
取り付けられ、チルトユニット50はミラーハウジング
20に組み込まれ、ミラーハウジング20は位置決めユ
ニット40を介在してミラーベース30に取り付けられ
ている。これらのユニット40,50はワイヤーハーネ
スによって運転席にあるコントローラに電気接続されて
おり、ドライバーがコントローラを操作することによっ
て、チルトユニット50がミラーユニット10に球継手
の回動中心を通る直線yを中心とする上下方向の傾斜お
よび球継手の回動中心を通る直線zを中心とする左右方
向の傾斜をなさせるとともに、位置決めユニット40が
ミラーハウジング20に車体側面から突出してドライバ
ーに後方視界を付与する使用位置と車体側面に沿って倒
れる格納位置との間の回転をなさせている。
に、ミラーユニット10を内蔵するミラーハウジング2
0と、車体側面に固定されるミラーステーあるいはミラ
ーベースとよばれる部材30とを具備している。ミラー
ユニット10は球継手を介在してチルトユニット50に
取り付けられ、チルトユニット50はミラーハウジング
20に組み込まれ、ミラーハウジング20は位置決めユ
ニット40を介在してミラーベース30に取り付けられ
ている。これらのユニット40,50はワイヤーハーネ
スによって運転席にあるコントローラに電気接続されて
おり、ドライバーがコントローラを操作することによっ
て、チルトユニット50がミラーユニット10に球継手
の回動中心を通る直線yを中心とする上下方向の傾斜お
よび球継手の回動中心を通る直線zを中心とする左右方
向の傾斜をなさせるとともに、位置決めユニット40が
ミラーハウジング20に車体側面から突出してドライバ
ーに後方視界を付与する使用位置と車体側面に沿って倒
れる格納位置との間の回転をなさせている。
【0023】ミラーの傾き角を検出をおこなう手段は、
チルトユニット50から分離あるいは独立したユニット
として構成され、ミラーユニット10の背面に設けられ
た孔あるいは凹部に装着され、ユニット40,50とい
っしょにワイヤーハーネスによって運転席にあるコント
ローラに電気接続されていて、ミラーユニットが傾斜す
ると、傾き角に関連する信号をコントローラに出力して
いる。各々のユニットを詳しく説明する。
チルトユニット50から分離あるいは独立したユニット
として構成され、ミラーユニット10の背面に設けられ
た孔あるいは凹部に装着され、ユニット40,50とい
っしょにワイヤーハーネスによって運転席にあるコント
ローラに電気接続されていて、ミラーユニットが傾斜す
ると、傾き角に関連する信号をコントローラに出力して
いる。各々のユニットを詳しく説明する。
【0024】ミラーユニット10はミラー11とこれを
保持するミラーホルダ12とからなっている。ミラーホ
ルダ12は、浅い箱形の形態をもつもので、底壁中央に
開口13をもっている。ミラー11は、ガラスのような
リジッドな基板の背面に反射膜を形成したもので、ミラ
ーホルダ12にかん合されているとともに、これに固定
されている。
保持するミラーホルダ12とからなっている。ミラーホ
ルダ12は、浅い箱形の形態をもつもので、底壁中央に
開口13をもっている。ミラー11は、ガラスのような
リジッドな基板の背面に反射膜を形成したもので、ミラ
ーホルダ12にかん合されているとともに、これに固定
されている。
【0025】ミラーハウジング20は、前面および下面
の左側に開口をもつ、ほぼ中空箱の形態をなす本体21
を具備している。本体21の内部にはチルトユニット5
0および位置決めユニット40を装着する座を設けられ
ている。
の左側に開口をもつ、ほぼ中空箱の形態をなす本体21
を具備している。本体21の内部にはチルトユニット5
0および位置決めユニット40を装着する座を設けられ
ている。
【0026】位置決めユニット40は、前述の使用位置
と格納位置との間の回転をモータあるいは手動によって
ミラーハウジング20になさせるとともに、人やものな
どがミラーハウジング20に接触したときに、ミラーハ
ウジング20に格納位置への自由回転をなさせる、よく
知られた構造をもつものからなっている。図1ないし図
3にはこのようなユニット40におけるケース41のみ
が示されている。ケース41はこのユニットにおける回
転側部材の一部を構成していて、ミラーハウジング20
にある座にねじ止めされているとともに、ミラーベース
30からミラーハウジング20の内部にのびているシャ
フトにはめられている。シャフトは、このユニットにお
ける非回転側部材を構成しており、ミラーハウジング2
0の下面開口に位置するシャフトベースをミラーベース
30にねじ止めされている。
と格納位置との間の回転をモータあるいは手動によって
ミラーハウジング20になさせるとともに、人やものな
どがミラーハウジング20に接触したときに、ミラーハ
ウジング20に格納位置への自由回転をなさせる、よく
知られた構造をもつものからなっている。図1ないし図
3にはこのようなユニット40におけるケース41のみ
が示されている。ケース41はこのユニットにおける回
転側部材の一部を構成していて、ミラーハウジング20
にある座にねじ止めされているとともに、ミラーベース
30からミラーハウジング20の内部にのびているシャ
フトにはめられている。シャフトは、このユニットにお
ける非回転側部材を構成しており、ミラーハウジング2
0の下面開口に位置するシャフトベースをミラーベース
30にねじ止めされている。
【0027】チルトユニット50は、チルトユニットの
ケース54にミラーユニット10を支持させる球継手
と、球継手を中心に、ミラーユニット10を回転させる
駆動機構とを具備している。球継手は球座51および球
53からなっている。球座51は可動板52の中央に一
体に形成されている。可動板52は、ユニット50の一
部を構成するもので、ミラーユニット10のミラーホル
ダ12の背面にある中央開口13にはめられ、かつこれ
に固定されている。ケース54は、中空箱の形態をなす
もので、ミラーユニット10の背面に位置する前面側部
材とミラーハウジング20にある座にねじ止めされた背
面側部材とからなっている。前面側部材には軸55が設
けられている。球53は、球座51にはめられていると
ともに、軸55にかん合されている。コイルばね56
が、球53と軸55の自由端にあるばね受け57との間
に配置され、球53および球座51を密着させている。
駆動機構はケース54の内部に組み込まれている。二本
のロッド58,59は、駆動機構の一部を構成してお
り、ケース54の内部にスライド可能に保持されている
とともに、ケース54の前面側部材から突出した端部が
可動板52に球継手を介在して連結されている。図示さ
れていないが、ケース54の内部には二つの電動機が組
み込まれおり、各々の電動機はラック歯車およびピニオ
ン歯車を介在してロッド58,59につながれている。
ミラーユニット10の左右方向への傾斜は片方の電動機
がロッド58をスライドさせて、球座51と球53とか
らなる球継手を中心に、ミラーユニット10を回転させ
ることによって、また、上下方向への傾斜はもう片方の
電動機がロッド59をスライドさせて、球継手を中心
に、ミラーユニット10を回転させることによってなし
ている。
ケース54にミラーユニット10を支持させる球継手
と、球継手を中心に、ミラーユニット10を回転させる
駆動機構とを具備している。球継手は球座51および球
53からなっている。球座51は可動板52の中央に一
体に形成されている。可動板52は、ユニット50の一
部を構成するもので、ミラーユニット10のミラーホル
ダ12の背面にある中央開口13にはめられ、かつこれ
に固定されている。ケース54は、中空箱の形態をなす
もので、ミラーユニット10の背面に位置する前面側部
材とミラーハウジング20にある座にねじ止めされた背
面側部材とからなっている。前面側部材には軸55が設
けられている。球53は、球座51にはめられていると
ともに、軸55にかん合されている。コイルばね56
が、球53と軸55の自由端にあるばね受け57との間
に配置され、球53および球座51を密着させている。
駆動機構はケース54の内部に組み込まれている。二本
のロッド58,59は、駆動機構の一部を構成してお
り、ケース54の内部にスライド可能に保持されている
とともに、ケース54の前面側部材から突出した端部が
可動板52に球継手を介在して連結されている。図示さ
れていないが、ケース54の内部には二つの電動機が組
み込まれおり、各々の電動機はラック歯車およびピニオ
ン歯車を介在してロッド58,59につながれている。
ミラーユニット10の左右方向への傾斜は片方の電動機
がロッド58をスライドさせて、球座51と球53とか
らなる球継手を中心に、ミラーユニット10を回転させ
ることによって、また、上下方向への傾斜はもう片方の
電動機がロッド59をスライドさせて、球継手を中心
に、ミラーユニット10を回転させることによってなし
ている。
【0028】チルト角度検出ユニット60は、図6によ
く示されているように、二つの部材61,62からなる
ケース、アクチュエータ63、印刷配線板64などを具
備している。
く示されているように、二つの部材61,62からなる
ケース、アクチュエータ63、印刷配線板64などを具
備している。
【0029】ケースを構成する上部側部材61は、ほぼ
箱形の形態をなすもので、上面に丸孔65を、端面に角
孔66を、下面に角孔をもつ突出67を、両側面に四角
な窪み68を設けられ、さらに窪み68の中央付近に断
面三角形をなす突起69を設けられている。下部側部材
62は、上面が開放されたほぼ箱形の形態をもつもの
で、アーム71が両側面から上部に延びている。各々の
アーム71には四角な開口72が設けられている。上部
側部材61と下部側部材62との結合は、上部側部材6
1の下面にある突出67にガスケットあるいはパッキン
73をはめ、アーム71を窪み68に位置させて、下部
側部材62を上部側部材61の突出67にかん合させる
ことによってなされている。かん合がなされると、下部
側部材62のアーム71の先端が上部側部材61にある
突起69を乗り越え、突起69がアーム71の開口72
にはまり込んで、下部側部材62を上部側部材61にロ
ックし、下部側部材62の抜け出しを阻止する。
箱形の形態をなすもので、上面に丸孔65を、端面に角
孔66を、下面に角孔をもつ突出67を、両側面に四角
な窪み68を設けられ、さらに窪み68の中央付近に断
面三角形をなす突起69を設けられている。下部側部材
62は、上面が開放されたほぼ箱形の形態をもつもの
で、アーム71が両側面から上部に延びている。各々の
アーム71には四角な開口72が設けられている。上部
側部材61と下部側部材62との結合は、上部側部材6
1の下面にある突出67にガスケットあるいはパッキン
73をはめ、アーム71を窪み68に位置させて、下部
側部材62を上部側部材61の突出67にかん合させる
ことによってなされている。かん合がなされると、下部
側部材62のアーム71の先端が上部側部材61にある
突起69を乗り越え、突起69がアーム71の開口72
にはまり込んで、下部側部材62を上部側部材61にロ
ックし、下部側部材62の抜け出しを阻止する。
【0030】アクチュエータ63は、下端にホルダ74
を一体に形成したもので、図4によく示されているよう
に、アクチュエータ63の先端を上部側部材61の上面
にある丸孔65にかん合させて、上部側部材61と下部
側部材62とによって形成されるケースの内部に組み込
まれている。コイルばね75は、アクチュエータ63の
下端と下部側部材62にあるばね受け76との間に位置
してケースの内部に組み込まれていて、アクチュエータ
63をたえずケースから突出させている。印刷配線板6
4は、炭素皮膜抵抗77、ワイヤハーネスに接続される
端子78などを実装したもので、炭素皮膜抵抗77をホ
ルダ74にかん合かつ固定された摺動子79に接触さ
せ、かつ端子78を角孔66に位置させてケースの内部
に組み込まれている。ベロー81が、アクチュエータ6
3におけるケースの外部に位置する部分を覆って、下端
を上部側部材61の上面にあるフランジ82にはめ込ま
れていて、アクチュエータ63の移動を邪魔することな
しに、アクチュエータ63における外部に露出している
部分をシールしている。
を一体に形成したもので、図4によく示されているよう
に、アクチュエータ63の先端を上部側部材61の上面
にある丸孔65にかん合させて、上部側部材61と下部
側部材62とによって形成されるケースの内部に組み込
まれている。コイルばね75は、アクチュエータ63の
下端と下部側部材62にあるばね受け76との間に位置
してケースの内部に組み込まれていて、アクチュエータ
63をたえずケースから突出させている。印刷配線板6
4は、炭素皮膜抵抗77、ワイヤハーネスに接続される
端子78などを実装したもので、炭素皮膜抵抗77をホ
ルダ74にかん合かつ固定された摺動子79に接触さ
せ、かつ端子78を角孔66に位置させてケースの内部
に組み込まれている。ベロー81が、アクチュエータ6
3におけるケースの外部に位置する部分を覆って、下端
を上部側部材61の上面にあるフランジ82にはめ込ま
れていて、アクチュエータ63の移動を邪魔することな
しに、アクチュエータ63における外部に露出している
部分をシールしている。
【0031】さらに、チルト角度検出ユニット60は、
図6に示すように、ばね部材84を具備している。ばね
部材84は、チルト角度検出ユニット60の窪み68に
はまる形状をもつ板ばねからなっており、四角な開口8
5が中央に設けられているとともに、係合片86が開口
85を形成する領域の下縁を外側に向かって折り曲げる
ことによって形成されている。チルト角度検出ユニット
60への装着は、下部側部材62を上部側部材61には
め込む前に、ばね部材84を上部側座材61の窪み68
にはめ、下部側部材62を上部側部材61にはめるとき
に、下部側部材62のアーム71にある開口72に係合
片86を通すことによってなされる。板ばね84の上部
にある半円形小突起87は、窪み68の上部にある半円
形の小窪み88といっしょに、板ばね84のはめ込み方
向を規制している。
図6に示すように、ばね部材84を具備している。ばね
部材84は、チルト角度検出ユニット60の窪み68に
はまる形状をもつ板ばねからなっており、四角な開口8
5が中央に設けられているとともに、係合片86が開口
85を形成する領域の下縁を外側に向かって折り曲げる
ことによって形成されている。チルト角度検出ユニット
60への装着は、下部側部材62を上部側部材61には
め込む前に、ばね部材84を上部側座材61の窪み68
にはめ、下部側部材62を上部側部材61にはめるとき
に、下部側部材62のアーム71にある開口72に係合
片86を通すことによってなされる。板ばね84の上部
にある半円形小突起87は、窪み68の上部にある半円
形の小窪み88といっしょに、板ばね84のはめ込み方
向を規制している。
【0032】これらのチルト角度検出ユニット60はミ
ラーハウジング20にあるボックスにはめ込むことによ
ってこの後写鏡に組み込まれている。ボックスは図3お
よび図4に示すようにチルト角度検出ユニット60のケ
ースがはまる四角な孔あるいは凹部22をもつもので、
垂直軸zに平行な一対の側壁23はこれらの側壁23と
直交して配置されたもう一対の側壁24よりも高くなっ
ている。各々のボックスは、チルト角度検出ユニット6
0がはめ込まれたときに、チルト角度検出ユニット60
のアクチュエータ63がミラー11の回動中心となる直
線y,zの上に位置するように、ミラーハウジング20
に配置されている。
ラーハウジング20にあるボックスにはめ込むことによ
ってこの後写鏡に組み込まれている。ボックスは図3お
よび図4に示すようにチルト角度検出ユニット60のケ
ースがはまる四角な孔あるいは凹部22をもつもので、
垂直軸zに平行な一対の側壁23はこれらの側壁23と
直交して配置されたもう一対の側壁24よりも高くなっ
ている。各々のボックスは、チルト角度検出ユニット6
0がはめ込まれたときに、チルト角度検出ユニット60
のアクチュエータ63がミラー11の回動中心となる直
線y,zの上に位置するように、ミラーハウジング20
に配置されている。
【0033】さらに、ボックスの中央には、長手方向の
側壁23と平行に支持壁25が配置され、かつミラーハ
ウジング20と一体に形成されている。この支持壁25
は、上部にある側壁24といっしょに、チルト角度検出
ユニット60をボックスに装着したときに、下部側部材
62の底面に接触し、ミラーハウジング20がチルト角
度検出ユニット60を所定の高さでもってセットされる
ようにしている。
側壁23と平行に支持壁25が配置され、かつミラーハ
ウジング20と一体に形成されている。この支持壁25
は、上部にある側壁24といっしょに、チルト角度検出
ユニット60をボックスに装着したときに、下部側部材
62の底面に接触し、ミラーハウジング20がチルト角
度検出ユニット60を所定の高さでもってセットされる
ようにしている。
【0034】この後写鏡の組み立ては、チルト角度検出
ユニット60を必要とする仕様の場合、たとえば、位置
決めユニット40をミラーハウジング20の内部に挿入
し、位置決めユニット40の回転側部材をミラーハウジ
ング20にねじ止めし、チルト角度検出ユニット60を
ミラーハウジング20のボックスに挿入し、チルトユニ
ット50をミラーハウジング20に容れとともに、ミラ
ーハウジング20にねじ止めし、ミラーユニット10を
チルトユニット50の軸55にはめ、球継手を組み立て
たあと、位置決めユニット40の非回転側部材をミラー
ベース30に結合することによってなされる。
ユニット60を必要とする仕様の場合、たとえば、位置
決めユニット40をミラーハウジング20の内部に挿入
し、位置決めユニット40の回転側部材をミラーハウジ
ング20にねじ止めし、チルト角度検出ユニット60を
ミラーハウジング20のボックスに挿入し、チルトユニ
ット50をミラーハウジング20に容れとともに、ミラ
ーハウジング20にねじ止めし、ミラーユニット10を
チルトユニット50の軸55にはめ、球継手を組み立て
たあと、位置決めユニット40の非回転側部材をミラー
ベース30に結合することによってなされる。
【0035】チルト角度検出ユニット60に組み込みに
際して、ユニット60がボックスの凹部22にはめ込ま
れると、支持壁25が下部側部材62の底面に接触する
とともに、側壁24が上部側部材61における下部側部
材62からオーバハングしている部分61aの底面に接
触して、このあとにミラーユニット10をミラーハウジ
ング20に組み込んだときに、アクチュエータ63の先
端がベロー81を介在してミラーユニット10のミラー
ホルダ12にある孔を通ってミラー11の背面に接触す
るように、チルト角度検出ユニット60の高さ方向の位
置位置決めをおこなう。そして、チルト角度検出ユニッ
ト60がボックスの凹部22にはめられると、図5に示
すように、板ばね84の係合片86は側壁23の内面に
よってチルト角度検出ユニット60に向かって押し戻さ
れ、弾性変形されるとともに、反発力によって側壁24
に圧着し、ボックスからのチルト角度検出ユニット60
の抜け出しを阻止する。ボックスへのチルト角度検出ユ
ニット60の固定は、必要に応じて、側壁24の内面に
おける係合片86に対応する部位に溝を設け、チルト角
度検出ユニット60をボックスにはめたときに、係合片
86をたわませて前記溝にかん合させるとともに、係合
片86の先端を溝におけるミラーユニット側の壁面に押
し付けることによってなさせて、チルト角度検出ユニッ
ト60の抜け出しをよりしっかりと阻止するようにして
もよい。
際して、ユニット60がボックスの凹部22にはめ込ま
れると、支持壁25が下部側部材62の底面に接触する
とともに、側壁24が上部側部材61における下部側部
材62からオーバハングしている部分61aの底面に接
触して、このあとにミラーユニット10をミラーハウジ
ング20に組み込んだときに、アクチュエータ63の先
端がベロー81を介在してミラーユニット10のミラー
ホルダ12にある孔を通ってミラー11の背面に接触す
るように、チルト角度検出ユニット60の高さ方向の位
置位置決めをおこなう。そして、チルト角度検出ユニッ
ト60がボックスの凹部22にはめられると、図5に示
すように、板ばね84の係合片86は側壁23の内面に
よってチルト角度検出ユニット60に向かって押し戻さ
れ、弾性変形されるとともに、反発力によって側壁24
に圧着し、ボックスからのチルト角度検出ユニット60
の抜け出しを阻止する。ボックスへのチルト角度検出ユ
ニット60の固定は、必要に応じて、側壁24の内面に
おける係合片86に対応する部位に溝を設け、チルト角
度検出ユニット60をボックスにはめたときに、係合片
86をたわませて前記溝にかん合させるとともに、係合
片86の先端を溝におけるミラーユニット側の壁面に押
し付けることによってなさせて、チルト角度検出ユニッ
ト60の抜け出しをよりしっかりと阻止するようにして
もよい。
【0036】チルト角度検出ユニット60を必要として
いない後写鏡の組み立ては、たとえば、位置決めユニッ
ト40をミラーハウジング20の内部に入れ、チルトユ
ニット50をミラーハウジング20の内部に入れ、ミラ
ーハウジング20にねじ止めし、チルト角度検出ユニッ
ト60をミラーハウジング20のボックスに挿入したあ
と、ミラーユニット10をチルトユニット50の軸55
にはめ、ミラーユニット10の回動中心となる球継手を
組み立て、位置決めユニット40の非回転側部材をミラ
ーベース30に結合することによってなされる。
いない後写鏡の組み立ては、たとえば、位置決めユニッ
ト40をミラーハウジング20の内部に入れ、チルトユ
ニット50をミラーハウジング20の内部に入れ、ミラ
ーハウジング20にねじ止めし、チルト角度検出ユニッ
ト60をミラーハウジング20のボックスに挿入したあ
と、ミラーユニット10をチルトユニット50の軸55
にはめ、ミラーユニット10の回動中心となる球継手を
組み立て、位置決めユニット40の非回転側部材をミラ
ーベース30に結合することによってなされる。
【0037】本発明による後写鏡では、このように、同
じチルトユニット50を使用して、ミラー傾き角の検出
を必要とする仕様のものとこれを必要としない仕様のも
のとを得られるため、チルトユニットの数あるいは種類
を減少させることができ、しかも、ミラーの傾き角の検
出を必要とするときに、たんにミラーハウジング20に
あるボックスへはめ込むだけで、チルト角度検出ユニッ
ト60がミラーハウジング20の固定されるため、ミラ
ーの傾き角を検出する手段がチルトユニットから独立し
ていても、組み立てを簡単に、かつ短時間でおこなえ
る。
じチルトユニット50を使用して、ミラー傾き角の検出
を必要とする仕様のものとこれを必要としない仕様のも
のとを得られるため、チルトユニットの数あるいは種類
を減少させることができ、しかも、ミラーの傾き角の検
出を必要とするときに、たんにミラーハウジング20に
あるボックスへはめ込むだけで、チルト角度検出ユニッ
ト60がミラーハウジング20の固定されるため、ミラ
ーの傾き角を検出する手段がチルトユニットから独立し
ていても、組み立てを簡単に、かつ短時間でおこなえ
る。
【0038】さらに、ミラーハウジングが自動車スタイ
ルに応じて造形され、たとえばミラーハウジングの内部
空間のサイズが異なっても、ミラー傾き角の検出がチル
トユニット50から独立したユニット60によってなさ
れ、チルトユニット50がミラーの傾き角を検出するた
めの部品あるいはエレメントをもたず、コンパクトであ
るため、各々のミラーハウジングに同じチルトユニット
50を組み込むことができるばかりか、アクチュエータ
63を垂直線zおよび水平線yの上に位置させて、ミラ
ーハウジング20へのチルト角度検出ユニット60の組
み込みをおこなえ、チルト角度検出ユニット60を組み
込めば、ミラーの傾き角を検出する機能をもつ後写鏡
を、ユニット60を組み込みをしなければ、ミラーの傾
き角を検出する機能をもたない仕様の後写鏡を得られ、
そして、ミラーの傾き角を検出する機能をもつ後写鏡の
ミラーハウジングの各々に、同じサイズと形状をもつボ
ックスを設けておくことによって、チルト角度検出ユニ
ット60を共通して使用することができる。
ルに応じて造形され、たとえばミラーハウジングの内部
空間のサイズが異なっても、ミラー傾き角の検出がチル
トユニット50から独立したユニット60によってなさ
れ、チルトユニット50がミラーの傾き角を検出するた
めの部品あるいはエレメントをもたず、コンパクトであ
るため、各々のミラーハウジングに同じチルトユニット
50を組み込むことができるばかりか、アクチュエータ
63を垂直線zおよび水平線yの上に位置させて、ミラ
ーハウジング20へのチルト角度検出ユニット60の組
み込みをおこなえ、チルト角度検出ユニット60を組み
込めば、ミラーの傾き角を検出する機能をもつ後写鏡
を、ユニット60を組み込みをしなければ、ミラーの傾
き角を検出する機能をもたない仕様の後写鏡を得られ、
そして、ミラーの傾き角を検出する機能をもつ後写鏡の
ミラーハウジングの各々に、同じサイズと形状をもつボ
ックスを設けておくことによって、チルト角度検出ユニ
ット60を共通して使用することができる。
【0039】このときに、ミラーハウジングの内部空間
が小さくても、上下方向の傾斜に際してミラーの角度を
検出するユニットと左右方向の傾斜に際してミラーの角
度を検出するユニットとに同じユニットを使用し、しか
もアクチュエータ63を垂直線zおよび水平線yに位置
させて、同じチルト角度検出ユニット60をミラーハウ
ジングに組み込める。すなわち、アクチュエータ63が
垂直線zおよび水平線yに位置するように、内部空間が
小さいミラーハウジングにチルト角度検出ユニット60
をミラーハウジングに配置しようとすると、他のユニッ
ト40,ユニット50がチルト角度検出ユニット60に
干渉して、チルト角度検出ユニット60をミラーハウジ
ングに組み込みおこなえなくなる場合がある。しかし、
本発明による後写鏡では、チルトユニット60が板ばね
84を装着する窪み68を上部側部材61の両側面に備
えているため、たとえば図1に示すように、右側にある
ボックスにおける左側側壁23にチルトユニット50の
一部をはめ込むための切り欠きを、上部にあるボックス
における下側側壁23にチルトユニット50の一部をは
め込むための切り欠きをそれぞれ具備させ、右側にある
ボックスにはまるチルト角度検出ユニット60にたいす
る板ばね84を上部側部材61の右側にある窪み68に
装着し、上側にあるボックスにはまるチルト角度検出ユ
ニット60にたいする板ばね84を上部側部材61の右
側にある窪み68に装着することによって、上下方向の
ミラー傾き角を検出するユニットと左右方向のミラー傾
き角を検出するユニットとに同じユニットを使用し、し
かも、アクチュエータ63を垂直線zおよび水平線yに
位置させて、ミラーハウジング20に同じチルト角度検
出ユニット60の組み込みをおこなえる。
が小さくても、上下方向の傾斜に際してミラーの角度を
検出するユニットと左右方向の傾斜に際してミラーの角
度を検出するユニットとに同じユニットを使用し、しか
もアクチュエータ63を垂直線zおよび水平線yに位置
させて、同じチルト角度検出ユニット60をミラーハウ
ジングに組み込める。すなわち、アクチュエータ63が
垂直線zおよび水平線yに位置するように、内部空間が
小さいミラーハウジングにチルト角度検出ユニット60
をミラーハウジングに配置しようとすると、他のユニッ
ト40,ユニット50がチルト角度検出ユニット60に
干渉して、チルト角度検出ユニット60をミラーハウジ
ングに組み込みおこなえなくなる場合がある。しかし、
本発明による後写鏡では、チルトユニット60が板ばね
84を装着する窪み68を上部側部材61の両側面に備
えているため、たとえば図1に示すように、右側にある
ボックスにおける左側側壁23にチルトユニット50の
一部をはめ込むための切り欠きを、上部にあるボックス
における下側側壁23にチルトユニット50の一部をは
め込むための切り欠きをそれぞれ具備させ、右側にある
ボックスにはまるチルト角度検出ユニット60にたいす
る板ばね84を上部側部材61の右側にある窪み68に
装着し、上側にあるボックスにはまるチルト角度検出ユ
ニット60にたいする板ばね84を上部側部材61の右
側にある窪み68に装着することによって、上下方向の
ミラー傾き角を検出するユニットと左右方向のミラー傾
き角を検出するユニットとに同じユニットを使用し、し
かも、アクチュエータ63を垂直線zおよび水平線yに
位置させて、ミラーハウジング20に同じチルト角度検
出ユニット60の組み込みをおこなえる。
【0040】自動車などの車両への設置は、ミラーベー
ス30を車体側面に固定し、チルトユニット50、位置
決めユニット40およびチルト角度検出ユニット60を
車体に設置されたコントローラに電気接続することによ
ってなされる。
ス30を車体側面に固定し、チルトユニット50、位置
決めユニット40およびチルト角度検出ユニット60を
車体に設置されたコントローラに電気接続することによ
ってなされる。
【0041】ミラーハウジング20の使用位置と格納位
置との間の回転は、前述のように、ドライバーがコント
ローラを操作し、位置決めユニット40を作動させるこ
とによってなされる。また、視界調整は、コントローラ
を操作して、チルトユニット50を作動させ、ミラーユ
ニット10の上下および左右方向に傾けることによって
なされる。ミラーユニット10が傾くと、各々のチルト
角度検出ユニット60のアクチュエータ63がコイルば
ね75をたわませながら昇降して、ホルダ74にある摺
動子79を印刷配線板64の炭素皮膜抵抗77の上を移
動させる。コントローラは、ミラー11が最適位置に傾
いたときに、炭素皮膜抵抗77および摺動子79からな
るポテンションメータから出力される電圧をミラー11
の傾き角として検出して、コントローラ内のメモリに格
納し、のちにミラーユニット10を傾斜させても、格納
された信号にもとづいて、ミラー11を最適位置に戻す
ように、チルトユニット50の作動を制御する。
置との間の回転は、前述のように、ドライバーがコント
ローラを操作し、位置決めユニット40を作動させるこ
とによってなされる。また、視界調整は、コントローラ
を操作して、チルトユニット50を作動させ、ミラーユ
ニット10の上下および左右方向に傾けることによって
なされる。ミラーユニット10が傾くと、各々のチルト
角度検出ユニット60のアクチュエータ63がコイルば
ね75をたわませながら昇降して、ホルダ74にある摺
動子79を印刷配線板64の炭素皮膜抵抗77の上を移
動させる。コントローラは、ミラー11が最適位置に傾
いたときに、炭素皮膜抵抗77および摺動子79からな
るポテンションメータから出力される電圧をミラー11
の傾き角として検出して、コントローラ内のメモリに格
納し、のちにミラーユニット10を傾斜させても、格納
された信号にもとづいて、ミラー11を最適位置に戻す
ように、チルトユニット50の作動を制御する。
【0042】このときに、チルト角度検出ユニット60
は、前述のように、アクチュエータ63がミラー11の
回動中心となる直線y,zの上に位置して、ミラーハウ
ジング20に組み込まれているため、ミラー11の傾き
角をたかい精度でもって検出することができる。さら
に、チルト角度検出ユニット60のアクチュエータ63
は、ミラーホルダ12にある貫通孔を通ってミラー11
を構成するガラス板からなる基板に接触しているため、
ミラー11が外気温度の上昇や経年変化によって変形せ
ず、ミラー11の傾き角の検出をさらにたかい精度で検
出をおこなえ、しかも、この状態を長期にわたって維持
することができる。
は、前述のように、アクチュエータ63がミラー11の
回動中心となる直線y,zの上に位置して、ミラーハウ
ジング20に組み込まれているため、ミラー11の傾き
角をたかい精度でもって検出することができる。さら
に、チルト角度検出ユニット60のアクチュエータ63
は、ミラーホルダ12にある貫通孔を通ってミラー11
を構成するガラス板からなる基板に接触しているため、
ミラー11が外気温度の上昇や経年変化によって変形せ
ず、ミラー11の傾き角の検出をさらにたかい精度で検
出をおこなえ、しかも、この状態を長期にわたって維持
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ミ
ラーの傾き角を検出する機能をもたない仕様の後写鏡と
これをもつ仕様の後写鏡とに、同じチルトユニットを組
み込をおこなえ、ミラーハウジングの形状が車体スタイ
ルなどに応じて変わっても、ミラーの傾き角を検出する
手段をもたない仕様の後写鏡とこれをもつ仕様の後写鏡
とに同じチルトユニットを組み込むことができ、しか
も、ミラーの傾き角を検出するユニットも各々の後写鏡
に共通して使用することができるため、パーツの数ある
いは種類が減少し、製造コストのきわめて低い車両用後
写鏡とすることができる。
ラーの傾き角を検出する機能をもたない仕様の後写鏡と
これをもつ仕様の後写鏡とに、同じチルトユニットを組
み込をおこなえ、ミラーハウジングの形状が車体スタイ
ルなどに応じて変わっても、ミラーの傾き角を検出する
手段をもたない仕様の後写鏡とこれをもつ仕様の後写鏡
とに同じチルトユニットを組み込むことができ、しか
も、ミラーの傾き角を検出するユニットも各々の後写鏡
に共通して使用することができるため、パーツの数ある
いは種類が減少し、製造コストのきわめて低い車両用後
写鏡とすることができる。
【図1】本発明の車両用後写鏡の一実施例を示す一部を
破断された正面図である。
破断された正面図である。
【図2】図1のA−A線にそう断面図である。
【図3】図1のB−B線にそう断面図である。
【図4】図3のC−C線にそう断面図である。
【図5】図1のD−D線にそう断面図である。
【図6】ミラーの傾き角を検出するユニットの分解斜視
図である。
図である。
10 …ミラーユニット 20 …ミラーハウジング 22 …凹部 23,24…ボックス 25 …支持壁 30 …ミラーベース 40 …位置決めユニット 50 …チルトユニット 60 …ミラーの傾き角を検出する手段あるいはユ
ニット 61,62…ケース 63 …アクチュエータ 68,71…ばね部材を保持する手段 77 …抵抗体 79 …摺動子 84 …ばね部材 86 …係合片 y,z …直線
ニット 61,62…ケース 63 …アクチュエータ 68,71…ばね部材を保持する手段 77 …抵抗体 79 …摺動子 84 …ばね部材 86 …係合片 y,z …直線
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ミラーユニットは、球継手を介在して、チ
ルトユニットに支持されている。球継手の球はミラーユ
ニットのミラーホルダと一体に形成され、球座はチルト
ユニットのケースに設けられている。ミラーユニットの
傾斜は、ケースの内部に組み込まれたモータを含む駆動
機構が、球継手を中心に、上下および左右にミラーユニ
ットを動かすことによってなされている。チルト角度検
出ユニットは、摺動子および皮膜抵抗からなるポテンシ
ョメータを内蔵するもので、各々のポテンショメータの
アクチュエータをミラーユニットの背面に接触させて、
球座のまわりに、たがいに直交してチルトユニットに組
み込まれている。ミラーの傾き角の検出は、ミラーユニ
ットの上下および左右への傾斜によって、アクチュエー
タをスライドさせ、アクチュエータ上の摺動子に皮膜抵
抗上の移動をなさせて、ポテンショメータの出力を変化
させることによっておこなっている。
ルトユニットに支持されている。球継手の球はミラーユ
ニットのミラーホルダと一体に形成され、球座はチルト
ユニットのケースに設けられている。ミラーユニットの
傾斜は、ケースの内部に組み込まれたモータを含む駆動
機構が、球継手を中心に、上下および左右にミラーユニ
ットを動かすことによってなされている。チルト角度検
出ユニットは、摺動子および皮膜抵抗からなるポテンシ
ョメータを内蔵するもので、各々のポテンショメータの
アクチュエータをミラーユニットの背面に接触させて、
球座のまわりに、たがいに直交してチルトユニットに組
み込まれている。ミラーの傾き角の検出は、ミラーユニ
ットの上下および左右への傾斜によって、アクチュエー
タをスライドさせ、アクチュエータ上の摺動子に皮膜抵
抗上の移動をなさせて、ポテンショメータの出力を変化
させることによっておこなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ある実施の形態によれば、本発明の車両用
後写鏡は、ミラーハウジングと、車体に固定されるミラ
ーベースと、ミラーユニットと、ミラーユニットを上下
および左右に傾けるために、ミラーユニットとミラーハ
ウジングとの間に配置されたチルトユニットと、ミラー
ハウジングを車体側面から突出する位置と車体側面に沿
って倒れる位置との間の回転をおこなわせるために、ミ
ラーハウジングとミラーベースとの間に配置された位置
決めユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連する電
気信号を出力するために、ミラーユニットの背面に位置
してミラーハウジングに組み込まれたチルト角度検出手
段とを具備し、チルト角度検出手段がミラーユニットが
傾斜したときにスライドをなすアクチュエータと、アク
チュエータ上の摺動子および摺動子に接触する抵抗体を
含み、摺動子の移動量に関連する電気信号を出力するポ
テンショメータと、アクチュエータおよびポテンショメ
ータを保持するケースとを備える独立したユニットから
なるとともに、突出する係合片をもつばね部材と、ミラ
ーハウジングへの組み込み方向と反対方向に係合片に突
出をなさせて、ばね部材を保持する手段をケースに備
え、ミラーハウジングがミラーユニットの背面に位置す
る部位に、ミラーユニットの傾き角を検出するユニット
を保持するボックスをもち、ボックスが該ユニットのケ
ース底面に接触してミラーユニットとチルト角度検出ユ
ニットとの相対関係位置を決める支持壁を具備してい
る。
後写鏡は、ミラーハウジングと、車体に固定されるミラ
ーベースと、ミラーユニットと、ミラーユニットを上下
および左右に傾けるために、ミラーユニットとミラーハ
ウジングとの間に配置されたチルトユニットと、ミラー
ハウジングを車体側面から突出する位置と車体側面に沿
って倒れる位置との間の回転をおこなわせるために、ミ
ラーハウジングとミラーベースとの間に配置された位置
決めユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連する電
気信号を出力するために、ミラーユニットの背面に位置
してミラーハウジングに組み込まれたチルト角度検出手
段とを具備し、チルト角度検出手段がミラーユニットが
傾斜したときにスライドをなすアクチュエータと、アク
チュエータ上の摺動子および摺動子に接触する抵抗体を
含み、摺動子の移動量に関連する電気信号を出力するポ
テンショメータと、アクチュエータおよびポテンショメ
ータを保持するケースとを備える独立したユニットから
なるとともに、突出する係合片をもつばね部材と、ミラ
ーハウジングへの組み込み方向と反対方向に係合片に突
出をなさせて、ばね部材を保持する手段をケースに備
え、ミラーハウジングがミラーユニットの背面に位置す
る部位に、ミラーユニットの傾き角を検出するユニット
を保持するボックスをもち、ボックスが該ユニットのケ
ース底面に接触してミラーユニットとチルト角度検出ユ
ニットとの相対関係位置を決める支持壁を具備してい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】ミラーハウジング20の使用位置と格納位
置との間の回転は、前述のように、ドライバーがコント
ローラを操作し、位置決めユニット40を作動させるこ
とによってなされる。また、視界調整は、コントローラ
を操作して、チルトユニット50を作動させ、ミラーユ
ニット10の上下および左右方向に傾けることによって
なされる。ミラーユニット10が傾くと、各々のチルト
角度検出ユニット60のアクチュエータ63がコイルば
ね75をたわませながら昇降して、ホルダ74にある摺
動子79を印刷配線板64の炭素皮膜抵抗77の上を移
動させる。コントローラは、ミラー11が最適位置に傾
いたときに、炭素皮膜抵抗77および摺動子79からな
るポテンショメータから出力される電圧をミラー11の
傾き角として検出して、コントローラ内のメモリに格納
し、のちにミラーユニット10を傾斜させても、格納さ
れた信号にもとづいて、ミラー11を最適位置に戻すよ
うに、チルトユニット50の作動を制御する。
置との間の回転は、前述のように、ドライバーがコント
ローラを操作し、位置決めユニット40を作動させるこ
とによってなされる。また、視界調整は、コントローラ
を操作して、チルトユニット50を作動させ、ミラーユ
ニット10の上下および左右方向に傾けることによって
なされる。ミラーユニット10が傾くと、各々のチルト
角度検出ユニット60のアクチュエータ63がコイルば
ね75をたわませながら昇降して、ホルダ74にある摺
動子79を印刷配線板64の炭素皮膜抵抗77の上を移
動させる。コントローラは、ミラー11が最適位置に傾
いたときに、炭素皮膜抵抗77および摺動子79からな
るポテンショメータから出力される電圧をミラー11の
傾き角として検出して、コントローラ内のメモリに格納
し、のちにミラーユニット10を傾斜させても、格納さ
れた信号にもとづいて、ミラー11を最適位置に戻すよ
うに、チルトユニット50の作動を制御する。
Claims (6)
- 【請求項1】 ミラーハウジングと、ミラーユニット
と、ミラーユニットを上下および左右に傾斜させるため
に、ミラーユニットとミラーハウジングとの間に配置さ
れたチルトユニットと、ミラーユニットの傾き角に関連
する電気信号を出力する手段とを含み、該手段がチルト
ユニットから独立したユニットとして構成されていると
ともに、ミラーハウジングがミラーユニットの背面に位
置する部位にこのユニットを装着する凹部を具備してな
ること、を特徴とする車両用後写鏡。 - 【請求項2】 ミラーの傾き角を検出するユニットおよ
びミラーハウジングにおける前記凹部を形成する部分の
一方に、他方に圧着するよう弾性ある係合片を備えてい
る請求項1に記載の後写鏡。 - 【請求項3】 ミラーハウジングと、車体に固定される
ミラーベースと、ミラーユニットと、ミラーユニットを
上下および左右に傾けるために、ミラーユニットとミラ
ーハウジングとの間に配置されたチルトユニットと、ミ
ラーハウジングを車体側面から突出する位置と車体側面
に沿って倒れる位置との間の回転をおこなわせるため
に、ミラーハウジングとミラーベースとの間に配置され
た位置決めユニットと、ミラーユニットの上下および左
右の傾き角に関連する電気信号を出力するために、ミラ
ーユニットの背面に位置してミラーハウジングに組み込
まれたチルト角度検出手段とを具備し、チルト角度検出
手段がミラーユニットが傾斜したときにスライドをなす
アクチュエータと、アクチュエータ上の摺動子および摺
動子に接触する抵抗体を含み、摺動子の移動量に関連す
る電気信号を出力するポテンションメータと、アクチュ
エータおよびポテンションメータを保持するケースとを
備える独立したユニットからなるとともに、突出する係
合片をもつばね部材と、ミラーハウジングへの組み込み
方向と反対方向に係合片に突出をなさせて、ばね部材を
保持する手段をケースに備え、ミラーハウジングがミラ
ーユニットの背面に位置する部位に、ミラーユニットの
傾き角を検出するユニットを保持するボックスをもち、
ボックスが該ユニットのケース底面に接触して、ミラー
ユニットとチルト角度検出ユニットとの相対関係位置を
決める支持壁を具備してなること、を特徴とする車両用
後写鏡。 - 【請求項4】 ボックスが、ミラーユニットの傾斜中心
を通り、かつたがいに直交する直線上にアクチュエータ
を位置させて、チルト角度検出ユニットを保持するよう
にミラーハウジングに配置されている請求項3に記載の
後写鏡。 - 【請求項5】 ミラーユニットがガラスを基板とするミ
ラーおよびミラーの背面を保持するホルダを備え、チル
ト角度検出ユニットのアクチュエータがホルダにある貫
通孔を通ってミラーの基板に接触している請求項3ある
いは請求項4に記載の後写鏡。 - 【請求項6】 ばね部材の保持手段がケースの両側面に
設けられている請求項3あるいは請求項4に記載の後写
鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15871897A JPH115490A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 車両用後写鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15871897A JPH115490A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 車両用後写鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115490A true JPH115490A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15677839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15871897A Pending JPH115490A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 車両用後写鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115490A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168610A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Ishizaki Honten:Kk | 電動ミラー |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15871897A patent/JPH115490A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168610A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Ishizaki Honten:Kk | 電動ミラー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040810 |