JPH115417A - タイヤ空気圧判定装置及びその方法 - Google Patents

タイヤ空気圧判定装置及びその方法

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JPH115417A
JPH115417A JP9176303A JP17630397A JPH115417A JP H115417 A JPH115417 A JP H115417A JP 9176303 A JP9176303 A JP 9176303A JP 17630397 A JP17630397 A JP 17630397A JP H115417 A JPH115417 A JP H115417A
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秀樹 大橋
Hiroyoshi Kojima
弘義 小島
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基生 原田
Masahiro Yonetani
正弘 米谷
Yukio Mori
雪生 森
Yuichi Inoue
祐一 井上
Koji Umeno
孝治 梅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤとサスペンションの連成振動による共
振現象に影響を与える要因に変更が加えられても、タイ
ヤ空気圧の低下有無の判定について、誤判定を防止する
ことができるようにする。 【解決手段】 ROM300にはタイヤの空気圧が低下
したか否かの判定に用いるm個の警報閾値が予め格納さ
れている。警報閾値選択部240は閾値変更専用治具7
00からの選択閾値変更の指示を受け取ると、選択閾値
変更条件が成立しているものと判定する。警報閾値選択
部240は変更したい警報閾値Ki’に対応する番号
i’の指示を受けると、その番号i’を取り込んでEE
PROM400に書き込む。次回、車両のイグニッショ
ンスイッチがオン状態になった場合に、警報閾値読み出
し部230が番号i’をEEPROM400から読み込
んで、番号i’に対応する警報閾値Ki’をROM30
0から読み出すことより、その警報閾値Ki’が新たな
選択閾値として選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤの空
気圧が低下したか否かを判定するタイヤ空気圧判定装置
及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両はタイヤの空気圧が低下し
た状態で走行し続けると、燃費の悪化、タイヤの偏磨耗
などを生じてしまう恐れがある。従って、従来において
は、車両のタイヤの空気圧が低下したか否かを判定し、
低下しているときには、そのことをドライバに警報する
システムが提案されている。
【0003】例えば、従来においては、タイヤとサスペ
ンションの連成振動による共振現象により、タイヤの空
気圧の変化に伴って、車輪速度信号における上記共振周
波数近傍の強度が変動することに着目し、車両に搭載さ
れた電子制御ユニット(以下、ECUと呼ぶ)が、車輪
速度信号を入力して、その車輪速度信号における上記共
振周波数近傍の強度の変動を検出することにより、タイ
ヤの空気圧の変化を検出し、タイヤの空気圧に対応する
対応値を得ていた。そして、その得られた対応値と予め
設定された警報閾値とを比較し、対応値が警報閾値を下
回った場合に、タイヤの空気圧が低下しているものと判
定して、その結果を警報ランプなどによってドライバに
知らせていた。
【0004】なお、タイヤの空気圧に対応する値を求め
る上記方法については、例えば、〔No.96-51〕日本機械
学会第5回交通・物流部門大会講演論文集(P487〜
P490)の「車輪速度センサ信号を用いたタイヤ空気
圧警報システム」において、開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術においては、警報閾値をECU内のROM
(リード・オンリ・メモリ)に書き込んでいるため、書
き込んだ後は、その値を変更することができなかった。
【0006】このため、警報閾値を書き込んだ後に、車
両において、上記した共振現象に影響を与える要因に変
更が加えられると、タイヤ空気圧の低下有無の判定につ
いて誤判定を行なってしまい、タイヤの空気圧が低下し
ていないにも関わらず、低下しているものとして誤警報
を出したり、逆に、低下しているにもかかわらず、低下
していないものとして警報を出さなかったりするといっ
た問題があった。なお、上記した共振現象に影響を与え
る要因としては、例えば、車両の生産段階においては、
サスペンションやタイヤの仕様変更などが考えられ、車
両の使用段階においては、ユーザによるサスペンション
やタイヤの変更や交換などが考えられる。
【0007】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、上記共振現象に影響を与える要因
に変更が加えられても、タイヤ空気圧の低下有無の判定
について、誤判定を防止することができるタイヤ空気圧
判定装置及びその方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
のタイヤ空気圧判定装置は、車両に搭載され、該車両の
タイヤの空気圧が低下したか否かを判定するタイヤ空気
圧判定装置であって、複数の警報閾値を格納する格納手
段と、格納された前記複数の警報閾値の中から、外部か
らの指示に応じて所望の警報閾値を選択閾値として選択
する選択手段と、前記車両のタイヤの空気圧に対応した
空気圧対応値を導き出す対応値導出手段と、前記空気圧
対応値を前記選択閾値と比較し、前記空気圧対応値が前
記選択閾値を下回ったか否かを判定する判定手段と、を
備えることを要旨とする。
【0009】また、本発明のタイヤ空気圧判定方法は、
車両のタイヤの空気圧が低下したか否かを判定するタイ
ヤ空気圧判定方法であって、予め設定された複数の警報
閾値の中から、所望の警報閾値を選択閾値として選択す
る工程と、前記車両のタイヤの空気圧に対応した空気圧
対応値を導き出す工程と、前記空気圧対応値を前記選択
閾値と比較し、前記空気圧対応値が前記選択閾値を下回
ったか否かを判定する工程と、を備えることを要旨とす
る。
【0010】このような本発明のタイヤ空気圧判定装置
及びその方法においては、予め設定された複数の警報閾
値の中から、所望の警報閾値を選択閾値として選択す
る。一方、車両のタイヤの空気圧に対応した空気圧対応
値を導き出す。そして、導き出された空気圧対応値を選
択された選択閾値と比較し、空気圧対応値が選択閾値を
下回ったか否かを判定する。
【0011】従って、本発明によれば、例え、車両にお
けるサスペンションとタイヤの連成振動による共振現象
に影響を与える要因に変更が加えられたとしても、複数
の警報閾値の中から、改めて適当な警報閾値を選択閾値
として選択することによって、タイヤ空気圧の低下有無
の判定について、誤判定を防止することができる。
【0012】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置にお
いて、前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値は
複数の符号にそれぞれ一対一に対応していると共に、前
記選択手段は、外部から、前記複数の符号のうちの所定
の符号が指示された場合に、該符号に対応する警報閾値
を前記選択閾値として選択するようにしても良い。
【0013】このように構成した場合には、外部から符
号を指示するだけで、所望の警報閾値を選択することが
できるので、外部からの指示を簡素化することができ
る。
【0014】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置にお
いて、前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値
は、それぞれ、各値の大きさの順に順位付けされている
と共に、前記選択手段は、外部からアップまたはダウン
の指示があった場合に、それまで前記選択閾値として選
択していた警報閾値の順位から、所定の順位差分だけア
ップまたはダウンした順位を得て、得られた該順位に対
応する警報閾値を前記選択閾値として選択するようにし
ても良い。
【0015】このように構成した場合には、外部からア
ップまたはダウンの指示を出すだけで、選択閾値として
選択していた警報閾値を、大きさの順に別の警報閾値に
変更することができるので、選択閾値を徐々に変更させ
たい場合に好適である。
【0016】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置にお
いて、前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値の
中から、前記対応値導出手段によって導き出された前記
空気圧対応値よりも小さく該空気圧対応値に最も近い警
報閾値を抽出する抽出手段と、抽出された前記警報閾値
のうち、最も小さい警報閾値を記憶する記憶手段と、を
さらに備えると共に、前記選択手段は、外部から前記選
択閾値を変更すべき旨の指示があった場合に、前記記憶
手段に記憶している前記警報閾値を前記選択閾値として
選択するようにしても良い。
【0017】このように構成した場合には、車両のタイ
ヤの空気圧が標準空気圧に設定されていれば、例え、車
両のサスペンションとタイヤの連成振動による共振現象
に影響を与える要因に変更が加えられても、選択閾値を
変更するための処理を1回行なうだけで、タイヤ空気圧
の低下有無の判定について、誤判定を解消することがで
きる。
【0018】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置にお
いて、前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値の
中から、前記対応値導出手段によって導き出された前記
空気圧対応値よりも小さく該空気圧対応値に最も近い警
報閾値を抽出する抽出手段と、抽出された前記警報閾値
のうち、最も小さい警報閾値を記憶する記憶手段と、を
さらに備えると共に、前記選択手段は、外部から前記選
択閾値を変更すべき旨の指示があった場合に、前記格納
手段に格納された前記複数の警報閾値の中から、前記記
憶手段に記憶している前記警報閾値よりも小さい警報閾
値を前記選択閾値として選択するようにしても良い。
【0019】このように構成した場合は、選択閾値の変
更を行なった後に、すぐに、空気圧対応値が選択閾値を
下回る心配はなく、タイヤ空気圧の低下有無の判定につ
いて、誤判定を確実に解消することができる。
【0020】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置は、
前記判定手段によって前記空気圧対応値が前記選択閾値
を下回ったと判定された場合に、前記抽出手段は前記警
報閾値の抽出を開始し、前記記憶手段は前記警報閾値の
記憶を開始するようにしても良い。
【0021】このように構成した場合、空気圧対応値が
選択閾値を下回るまでは、上記した各処理は開始されな
いので、各手段の負担が軽減される。
【0022】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置は、
前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値は複数の
符号にそれぞれ一対一に対応していると共に、前記記憶
手段は、最も小さい前記警報閾値を記憶する代わりに、
該警報閾値に対応する符号を記憶するようにしても良
い。
【0023】このように構成した場合は、記憶手段の記
憶容量が少なくて済む。
【0024】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置は、
前記対応値導出手段によって導き出された前記空気圧対
応値のうち、最も小さい空気圧対応値を記憶する記憶手
段をさらに備えると共に、前記選択手段は、外部から前
記選択閾値を変更すべき旨の指示があった場合に、前記
格納手段に格納された前記複数の警報閾値の中から、前
記記憶手段に記憶されている前記空気圧対応値よりも小
さく該空気圧対応値に最も近い警報閾値を前記選択閾値
として選択するようにしても良い。
【0025】このように構成した場合も、車両のタイヤ
の空気圧が標準空気圧に設定されていれば、例え、車両
のサスペンションとタイヤの連成振動による共振現象に
影響を与える要因に変更が加えられても、選択閾値の変
更を1回行なうだけで、タイヤ空気圧の低下有無の判定
について、誤判定を解消することができる。
【0026】また、本発明のタイヤ空気圧判定装置にお
いて、前記判定手段によって前記空気圧対応値が前記選
択閾値を下回ったと判定された場合に、前記記憶手段
は、前記空気圧対応値の記憶を開始するようにしても良
い。
【0027】このように構成した場合も、空気圧対応値
が選択閾値を下回るまでは、記憶手段によりる処理は開
始されないので、記憶手段の負担が軽減される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例と
してのタイヤ空気圧判定装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0029】本実施例のタイヤ空気圧判定装置は、車両
(図示せず)に搭載されており、その車両のタイヤの空
気圧が低下したかどうかを判定する。
【0030】図1に示すように、本実施例のタイヤ空気
圧判定装置は、主としてECU100とEEPROM
(Electrically Erasable Read-Only Memory)400を
備えている。このうち、ECU100は、CPU200
とROM300を備えており、さらに、CPU200
は、タイヤ空気圧推定部210と、タイヤ空気圧判定部
220と、警報閾値読み出し部230と、警報閾値選択
部240と、を備えている。また、タイヤ空気圧判定装
置には、警報ランプ駆動回路500を介して警報ランプ
600が接続されている。
【0031】ROM300には、タイヤの空気圧が低下
したか否かの判定に用いるm個の警報閾値が予め格納さ
れている。図2は図1のROM300に格納されている
警報閾値を示す説明図である。図2に示すように、m個
の警報閾値Kは、値の小さい方から順番に順位付けされ
ており、それぞれ一対一に対応するように番号が付され
ている。即ち、例えば、番号がi−1,i,i+1の順
であるとすると、それらに対応する警報閾値の大小関係
はK(i−1)<Ki<K(i+1)となり、従って、
m個の警報閾値Kの中では、番号1に対応する警報閾値
K1が最も小さい値であり、番号mに対応する警報閾値
Kmが最も大きい値となっている。
【0032】なお、これらm個の警報閾値Kを求める方
法としては、次の3つの方法が考えられる。
【0033】1つ目の方法としては、後述するタイヤ空
気圧推定部210において求められる推定値を基準にし
て一定の間隔で警報閾値を求める方法である。例えば、
10,20,30,…という具合に、推定値で‘10’
毎になるように、各警報閾値を求める。
【0034】2つ目の方法としては、同じく推定値を基
準とするが、一定の間隔でなく、不均一な間隔で警報閾
値を求める方法である。例えば、10,20,25,2
7,28,30,40,…という具合に、詳細に判定し
たい範囲では間隔を狭く設定し、大まかに判定したい範
囲では間隔を広く設定するようにして、各警報閾値を求
める。
【0035】3つ目の方法としては、推定値を基準とす
るのではなく、空気圧に換算した値を基準として、一定
の間隔で閾値を求める方法である。例えば、空気圧に換
算した場合に30kPa(=0.3kgf/cm3)毎
になるように、各警報閾値を求める。
【0036】このような3つの方法のいずれかによっ
て、ROM300に格納すべきm個の警報閾値Kを求め
る。
【0037】なお、ROM300に記憶された内容は書
き換えることができないため、上記m個の警報閾値はそ
れぞれ別の値に変更することはできない。
【0038】一方、EEPROM400には、予め、R
OM300に格納されているm個の警報閾値のうち、所
望の警報閾値Kiに対応する番号iが格納されている。
【0039】なお、EEPROM400に記憶された内
容は電気的に消去して他の内容に変更することができる
ので、EEPROM400に格納されている番号iは他
の番号に変更することができる。
【0040】図3は図1のCPU200によるタイヤ空
気圧判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
車両(図示せず)のイグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオン状態になると、図3に示す処理が開始され
る。まず、CPU200の警報閾値読み出し部230
が、EEPROM400に格納されている番号iを読み
込み(ステップS20)、続いて、読み込んだ番号iに
基づいて、ROM300から、その番号iに対応する警
報閾値Kiを読み出す。これによって、ROM300に
格納されているm個の警報閾値の中から、EEPROM
400に格納されている番号iに対応する警報閾値Ki
が選択閾値として選択される。
【0041】次に、警報閾値選択部240は、選択閾値
変更条件が成立しているかどうかを判定する(ステップ
S22)。なお、この選択閾値変更条件については後ほ
ど説明する。警報閾値選択部240が選択閾値変更条件
は成立していないと判定した場合、タイヤ空気圧推定部
210は、車輪速度センサなど(図示せず)によって得
られた車輪速度信号を取り込んで(ステップS24)、
その車輪速度信号からタイヤ(図示せず)の空気圧に対
応する推定値Sを算出する(ステップS26)。なお、
車輪速度信号から推定値Sを算出する方法としては、従
来技術で述べた方法と同様の方法を用いることができ
る。
【0042】次に、タイヤ空気圧判定部220が、タイ
ヤ空気圧推定部210によって算出された推定値Sと警
報閾値読み出し部230によって読み出された警報閾値
(即ち、選択閾値)Kiとを比較し、推定値Sが選択閾
値Kiを下回ったか否かを判定する(ステップS2
8)。その結果、下回っていると判定した場合には、タ
イヤ空気圧判定部220は、警報起動信号を警報ランプ
駆動回路500に出力する。警報ランプ駆動回路500
は警報起動信号を受け取ると、それによって、ドライバ
席の前方にあるインパネなどに取り付けられた警報ラン
プ600を駆動して点灯させ、ドライバにタイヤの空気
圧が低下していることを知らせる。
【0043】一方、下回っていないと判定した場合に
は、タイヤ空気圧判定部220は、何も出力しない。
【0044】その後は、タイヤ空気圧判定部220が警
報起動信号を出力した場合も、何も出力しなかった場合
も、再び、ステップS22に戻って前述と同様の処理を
繰り返す。以上の処理は車両のイグニッションスイッチ
がオフ状態になるまで続けられる。
【0045】こうして、車両のタイヤの空気圧が低下し
た場合には、タイヤ空気圧推定部210で算出された推
定値Sが警報閾値読み出し部230で読み出された選択
閾値Kiを下回ることになるので、警報ランプ600が
点灯して、ドライバにタイヤ空気圧が低下していること
を知らせることができる。
【0046】しかし、タイヤとサスペンションの連成振
動による共振現象に影響を与える要因に変更が生じた場
合には、例えば、タイヤの空気圧が標準空気圧に設定さ
れているにも関わらず、推定値Sが選択閾値Kiを下回
ってしまって、タイヤ空気圧が低下していると誤判定し
て、警報ランプ600が点灯してしまう場合がある。な
お、上記共振現象に影響を与える要因としては、前述し
たように、例えば、車両の生産段階においては、サスペ
ンションやタイヤの仕様変更などが考えられ、車両の使
用段階においては、ユーザによるサスペンションやタイ
ヤの変更や交換などが考えられる。
【0047】このように、上記共振現象に影響を与える
要因に変更が生じて、タイヤ空気圧の判定に誤判定を生
じるようになった場合には、次のような処理を、車両の
生産段階では工場や研究所の検査場などにおいて、ま
た、車両の使用段階ではディーラーの検査場などに車両
を持ち込んで、それぞれ行なうようにする。
【0048】まず、操作者が、図1に示すように、閾値
変更専用治具700の接続端子をECU100の接続端
子100a,100bにそれぞれ接続する。次に、車両
のイグニッションスイッチをオン状態にすると、前述し
た図3に示す処理が開始される。
【0049】そこで、操作者が閾値変更専用治具700
を操作して、ECU100に選択閾値変更の指示を与え
る。この指示をCPU200の警報閾値選択部240が
受け取ると、警報閾値選択部240は、ステップS22
において、選択閾値変更条件が成立しているものと判定
する。例えば、上記指示が、所定の0,1の組み合わせ
パターンを持った信号によって与えられるものとする
と、警報閾値選択部240は、受け取ったその信号のパ
ターンを、予め登録されているパターンと照合すること
によって、警報閾値選択条件が成立しているか否かを判
定し、両パターンが一致していれば、警報閾値選択条件
が成立しているものと判定する。
【0050】次に、操作者が閾値変更専用治具700を
操作して、ECU100に、変更したい警報閾値Ki’
に対応する番号i’を指示する。すると、警報閾値選択
部240が、この指示された番号i’を取り込んで(ス
テップS32)、その番号i’をEEPROM400に
書き込む(ステップS34)。これによって、実質的に
選択閾値が変更される。即ち、次回、車両のイグニッシ
ョンスイッチがオン状態になった場合には、ステップS
20において、警報閾値読み出し部230が、新たに書
き込まれた番号i’をEEPROM400から読み込ん
で、その番号i’に対応する警報閾値Ki’を、ROM
300から読み出すことよって、その警報閾値Ki’が
新たな選択閾値として選択される。
【0051】以上のようにステップS34において、警
報閾値選択部240がEEPROM400に新たな番号
i’を書き込むと、警報閾値選択部240は閾値変更専
用治具700に対して変更閾値表示信号を出力する(ス
テップS36)。閾値変更専用治具700は、この変更
閾値表示信号に基づいて、変更された選択閾値の内容画
面上に表示して、次回のイグニッションスイッチオン時
から新たな選択閾値が選択されることを操作者に伝え
る。なお、この場合の表示方法としては、ダイアグノー
シスなどにおいて用いられるコード出力などが考えられ
る。
【0052】以上のようにして、上記共振現象に影響を
与える要因に変更が加えられた場合でも、上記したよう
に、閾値変更専用治具700などにより所望の警報閾値
に対応する番号を指示することによって、次回のイグニ
ッションスイッチオン時より、ROM300内のm個の
警報閾値の中から改めて適当な警報閾値を新たな選択閾
値として選択することができるため、タイヤ空気圧の低
下有無の判定について誤判定を軽減することができる。
【0053】なお、本実施例においては、ECU100
の接続端子100a,100bに直接、閾値変更専用治
具700の接続端子を接続するようにしたが、例えば、
ECU100の接続端子100a,100bからケーブ
ルを延ばし、ドライバ席付近においてあまり人目に付か
ない箇所にコネクタを設けて、そこに閾値変更専用治具
700の接続端子を接続するようにしても良い。
【0054】また、閾値変更専用治具700を用いる代
わりに、車両内に閾値変更専用治具700と同等の機能
を有する装置を搭載するようにしても良い。
【0055】次に、本発明の第2の実施例としてのタイ
ヤ空気圧判定装置について説明する。本実施例のタイヤ
空気圧判定装置の構成は、図1に示した第1の実施例の
構成とほぼ同様であるので、図1を用いて説明する。本
実施例の構成が第1の実施例と異なる点は、図1におい
て、破線矢印で示すように、警報閾値読み出し部230
から警報閾値選択部240に、データの転送経路が新た
に設けられている点である。
【0056】図4は本発明の第2の実施例におけるCP
Uによるタイヤ空気圧判定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。図4において、ステップS40からス
テップS50までの処理は、図3に示したステップS2
0からステップS30までの処理と同様であるので、説
明は省略する。
【0057】一方、上記共振現象に影響を与える要因に
変更が生じて、タイヤ空気圧の判定に誤判定を生じるよ
うになった場合には、第1の実施例の場合と同様に、ま
ず、操作者が閾値変更専用治具700の接続端子をEC
U100の接続端子100a,100bにそれぞれ接続
する。次に、車両のイグニッションスイッチをオン状態
にすると、図4に示す処理が開始され、CPU200の
警報閾値読み出し部230が、EEPROM400に格
納されている番号iを読み込み(ステップS40)、読
み込んだ番号iに基づいて、ROM300から、その番
号iに対応する警報閾値Kiを読み出す。
【0058】続いて、操作者が閾値変更専用治具700
を操作して、ECU100に選択閾値変更の指示を与
え、この指示を警報閾値選択部240が受け取ると、警
報閾値選択部240は、ステップS42において、選択
閾値変更条件が成立しているものと判定する。
【0059】次に、操作者が閾値変更専用治具700を
操作して、ECU100に、現在、EEPROM400
に格納されている番号(即ち、選択閾値に対応する番
号)をアップするかダウンするかのいずれかの命令を出
す。ここで、ROM300に格納されているm個の警報
閾値は、図2で述べたように、値の小さい方から順番に
番号が付されているため、現在格納されている番号をア
ップするということは、選択閾値をより大きな値のもの
に変更することを意味し、逆に、番号をダウンするとい
うことは、選択閾値をより小さな値のものに変更するこ
とを意味する。
【0060】こうして、アップまたはダウンのいずれか
の命令が出されると、警報閾値選択部240は、この出
された命令を取り込んで(ステップS52)、その命令
がダウンであるか否かを判定する(ステップS54)。
【0061】そして、判定した結果、その命令がダウン
であれば、警報閾値選択部240は、警報閾値読み出し
部230からEEPROM400に格納されていた番号
iを読み込み、その番号iから予め設定された所定数j
を引いて、番号iを所定数jだけダウンし、新たに得ら
れた番号(i−j)をEEPROM400に書き込む
(ステップS56)。また、上記命令がアップであれ
ば、警報閾値選択部240は、同様に、警報閾値読み出
し部230からEEPROM400に格納されていた番
号iを読み込み、この場合は、その番号iに予め設定さ
れた所定数kを足して、番号iを所定数kだけアップ
し、新たに得られた番号(i+k)をEEPROM40
0に書き込む(ステップS58)。
【0062】このようにEEPROM400に格納され
ていた番号iを、所定数jまたはkだけダウンまたはア
ップして、書き換えることによって、実質的に選択閾値
が変更される。即ち、番号iを所定数jだけダウンした
場合には、次回、車両のイグニッションスイッチがオン
状態になった場合に、前回より値の小さな警報閾値K
(i−j)がROM300から読み出されて、新たな選
択閾値として選択される。逆に、番号iを所定数kだけ
アップした場合には、前回より値の大きな警報閾値K
(i+k)がROM300より読み出されて、新たな選
択閾値として選択される。
【0063】ところで、番号をダウンまたはアップする
所定数j,kとしては、次のような種々の組み合わせが
考えられる。即ち、(j,k)=(1,1),(j,
k)=(1,2),(j,k)=(2,1),(j,
k)=(2,2),…などである。
【0064】さて、ステップS56,S58において、
警報閾値選択部240がEEPROM400に新たな番
号を書き込むと、警報閾値選択部240は閾値変更専用
治具700に対して変更閾値表示信号を出力し(ステッ
プS60)、それにより、閾値変更専用治具700は、
この変更閾値表示信号に基づいて、変更された選択閾値
の内容を画面上に表示して、次回のイグニッションスイ
ッチオン時から新たな選択閾値が選択されることを操作
者に伝える。
【0065】以上説明したように、本実施例によれば、
上記共振現象に影響を与える要因に変更が加えられた場
合でも、閾値変更専用治具700などにより、現在格納
されている番号に対しアップするかダウンするかの命令
を出すだけで、選択閾値を、値を大きくする方向または
小さくする方向に徐々に変更することができ、タイヤ空
気圧の低下有無の判定について誤判定を軽減することが
できる。
【0066】なお、本実施例においても、ECU100
の接続端子100a,100bに直接、閾値変更専用治
具700の接続端子を接続するようにしているが、EC
U100の接続端子100a,100bからケーブルを
延ばし、ドライバ席付近においてあまり人目に付かない
箇所にコネクタを設けて、そこに閾値変更専用治具70
0の接続端子を接続するようにしても良い。
【0067】また、閾値変更専用治具700を用いる代
わりに、車両内に閾値変更専用治具700と同等の機能
を有する装置を搭載するようにしても良い。
【0068】ところで、上記した2つの実施例のうち、
特に、第2の実施例においては、選択閾値を変更する場
合、1回のダウンまたはアップの命令によって、予め設
定された所定値jまたはkしか番号をダウンまたはアッ
プすることができないので、ステップS52からステッ
プS60までの、選択閾値を変更するための一連の処理
を1回行なっただけでは、タイヤ空気圧の低下有無の判
定について誤判定を解消することができない場合があ
る。
【0069】また、第1の実施例においても、操作者が
指示した警報閾値に対応する番号が適当なものでない場
合には、選択閾値を変更するための処理を1回行なった
だけで、タイヤ空気圧の低下有無の判定について誤判定
を解消することができない場合がある。
【0070】そこで、選択閾値を変更するための処理を
1回行なうだけで、誤判定を解消し得るのに適当な選択
閾値に変更することができる実施例を次に説明する。
【0071】図5は本発明の第3の実施例としてのタイ
ヤ空気圧判定装置の構成を示すブロック図である。
【0072】本実施例のタイヤ空気圧判定装置は、第1
および第2の実施例と同様に、車両(図示せず)に搭載
されており、その車両のタイヤの空気圧が低下したかど
うかを判定する。
【0073】図5において、図1に示した構成要素と同
一の構成要素については同一の番号を付してある。図5
に示すように、本実施例のタイヤ空気圧判定装置は、主
としてECU800とEEPROM400を備えてい
る。このうち、ECU800は、CPU900,ROM
300及びRAM1000を備えており、さらに、CP
U900は、タイヤ空気圧推定部910と、タイヤ空気
圧判定部920と、警報閾値読み出し部930と、警報
閾値選択部940と、警報閾値抽出部950を備えてい
る。また、タイヤ空気圧判定装置には、警報ランプ駆動
回路500を介して警報ランプ600が接続されてい
る。
【0074】なお、RAM1000には、予め、初期値
として、EEPROM400に格納されている番号iと
同じ番号iが記憶されている。
【0075】図6は図5のCPU900によるタイヤ空
気圧判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示す処理は、車両のイグニッションスイッチをオ
ン状態にすると、開始される。図6において、ステップ
S70からステップS80までの処理は、図3に示した
ステップS20からステップS30までの処理と同様で
あるので、説明は省略する。
【0076】本実施例では、ステップS78において、
タイヤ空気圧判定部920により推定値が選択閾値を下
回っていると判定した場合に、タイヤ空気圧判定部92
0が、警報起動信号を警報ランプ駆動回路500及び警
報閾値抽出部950に出力する(ステップS80)。こ
の警報起動信号を警報ランプ駆動回路500が受け取る
と、警報ランプ600を駆動して点灯させ、また、この
警報起動信号を警報閾値抽出部950が受け取ると、警
報閾値抽出処理を開始する(ステップS82)。
【0077】図7は図6の警報閾値抽出処理の処理ルー
チンを示すフローチャートである。図7に示す処理ルー
チンが開始されると、まず、警報閾値抽出部950は、
RAM1000に記憶されている番号iを読み込み(ス
テップS90)、次に、読み込んだ番号iに対応する警
報閾値Kiを、警報閾値読み出し部930を介してRO
M300より読み込む(ステップS92)。
【0078】続いて、警報閾値抽出部950は、タイヤ
空気圧推定部910から算出された推定値Sを読み込ん
だ後、その推定値SとステップS92で読み込んだ警報
閾値Kiとを比較し、推定値Sが警報閾値Ki以下であ
るか否かを判定する(ステップS94)。この判定の結
果、推定値Sが警報閾値Ki以下である場合には、ステ
ップS90で読み込んだ番号iから1を引くことによ
り、番号iを1ダウンして、番号(i−1)を得る(ス
テップS96)。その後、ステップS92の処理に戻
り、警報閾値抽出部950は、ダウンして得られた番号
(i−1)に対応する警報閾値K(i−1)を読み込ん
で(ステップS92)、推定値Sとその警報閾値K(i
−1)とを比較し、推定値Sが警報閾値K(i−1)以
下であるか否かを判定する(ステップS94)。この判
定の結果、推定値Sが警報閾値K(i−1)以下である
場合には、警報閾値抽出部950が、前回のダウンして
得られた番号(i−1)からさらに1を引くことによ
り、番号(i−1)を1ダウンして、番号(i−2)を
得て(ステップS96)、その後、再び、ステップS9
2の処理に戻り、以下、同様の処理を繰り返す。
【0079】一方、ステップS94における判定の結
果、推定値Sが警報閾値K(i−n)(但し、nは1以
上の整数である)以下でない場合、即ち、警報閾値K
(i−n)が推定値Sより小さくなった場合は、警報閾
値抽出部950が、その警報閾値K(i−n)に対応す
る番号(i−n)をRAM1000に記憶させ(ステッ
プS98)、その後、図7に示す処理ルーチンを抜け
る。
【0080】こうして、図6に示す警報閾値抽出処理
(ステップS82)が終了すると、再び、ステップS7
2の処理に戻り、以下同様の動作を繰り返す。
【0081】従って、RAM1000には、警報ランプ
600が点灯した後におけるステップS76で毎回算出
される推定値よりも、小さい警報閾値に対応する番号が
常に記憶されることになる。しかも、RAM1000に
記憶されている番号は、その番号に対応する警報閾値よ
りも小さい警報閾値に対応する番号でなければ、書き変
わらないため、最終的に、RAM1000には、ステッ
プS76で算出された推定値のうちで最も小さい値(以
下、最小推定値という場合がある)よりも小さく、か
つ、その最小推定値に最も近い警報閾値に対応する番号
が記憶されることになる。
【0082】一方、上記共振現象に影響を与える要因に
変更が生じて、タイヤ空気圧の判定に誤判定を生じるよ
うになった場合には、第1の実施例の場合と同様に、ま
ず、操作者が閾値変更専用治具700の接続端子をEC
U800の接続端子800a,800bにそれぞれ接続
する。次に、車両のイグニッションスイッチをオン状態
にすると、図6に示す処理が開始される。続いて、操作
者が閾値変更専用治具700を操作して、ECU800
に選択閾値変更の指示を与え、この指示を警報閾値選択
部940が受け取ると、警報閾値選択部940は、ステ
ップS72において、選択閾値変更条件が成立している
ものと判定する。
【0083】次に、警報閾値選択部940は、RAM1
000に記憶されている番号(i−n)を取り込み(ス
テップS84)、その番号(i−n)をEEPROM4
00に書き込む(ステップS86)。こうして、EEP
ROM400に格納されている番号iを、RAM100
0に記憶されていた番号(i−n)に書き換えることに
よって、実質的に選択閾値が変更される。即ち、次回、
車両のイグニッションスイッチがオン状態になった場合
に、RAM1000に記憶されていた番号(i−n)に
対応する警報閾値K(i−n)がROM300から読み
出されて、新たな選択閾値として選択される。
【0084】なお、図6において、ステップS88の処
理は図3のステップS36の処理と同様なので説明は省
略する。
【0085】以上説明したように、本実施例では、例え
ば、上記共振現象に影響を与える要因に変更が加えら
れ、それによって推定値が選択閾値を下回り、警報ラン
プ600が点灯した場合に、タイヤの空気圧が標準空気
圧に設定されているならば、その後、選択閾値を変更す
るための処理を行なうと、RAM1000に記憶された
番号に対応する警報閾値、即ち、警報ランプ600が点
灯した後に算出された推定値の最小値よりも小さく、か
つ、その最小推定値に最も近い警報閾値が、選択閾値と
して選択されるため、選択閾値を変更するための処理を
1回行なうだけで、タイヤ空気圧の低下有無の判定につ
いて誤判定を解消することができる。
【0086】なお、本実施例においては、タイヤの空気
圧が実際に低下した場合に、RAM1000に記憶され
る番号もそれに伴って小さくなり過ぎる可能性がある。
そこで、RAM1000に記憶された内容を初期値に戻
すようなリセット機能を設けるようにしても良い。
【0087】また、本実施例においては、図6に示すよ
うに、警報閾値抽出処理(ステップS82)を、ステッ
プS78で推定値が選択閾値を下回っていると判定し、
ステップS80で警報起動信号を出力した場合に、開始
しているが、このようなステップS78の判定結果の如
何に関わらず、常に警報閾値抽出処理を行なうようにし
ても良い。また、警報閾値抽出処理として、推定値が選
択閾値を下回る直前までに得られた警報閾値(即ち、推
定値の最小値よりも小さく、かつ、その最小推定値に最
も近い警報閾値)に対応する番号と、下回った後に得ら
れた警報閾値(即ち、推定値の最小値よりも小さく、か
つ、その最小推定値に最も近い警報閾値)に対応する番
号と、をそれぞれ別々にRAM1000に記憶するよう
にしても良い。
【0088】さて、本実施例において、RAM1000
に記憶される番号は、タイヤ空気圧推定部910で算出
された推定値の最小値よりも低いが、その最小推定値に
最も近い警報閾値に対応する番号である。従って、例え
ば、その警報閾値をKmとし、上記最小推定値をSmin
とすると、Km≒Sminとなる場合もある。そのような
場合に、警報閾値Kmを新たな選択閾値として選択した
としても、その後、すぐに、算出された推定値が選択閾
値Kmを下回ってしまい、警報ランプ600が点灯する
可能性がある。
【0089】そこで、図7のステップS98において、
警報閾値抽出部950がRAM1000に番号を記憶さ
せる場合に、上記した警報閾値Kmに対応する番号をm
を記憶させるのではなく、mから所定の数α(但し、α
は1以上の整数である)だけ引いて得られる番号(m−
α)を記憶させるようにする。
【0090】このような番号(m−α)を記憶させるこ
とによって、その後、選択閾値を変更するための処理を
行なった場合に、上記した警報閾値Kmよりも小さい警
報閾値K(m−α)を新たな選択閾値として選択するこ
とができるので、その選択閾値K(m−α)は上記最小
推定値Sminよりも遥かに小さいものとなる。従って、
選択閾値変更後に、すぐに、算出された推定値が選択閾
値K(m−α)を下回るという心配がなく、タイヤ空気
圧の低下有無の判定について、誤判定を確実に解消する
ことができる。
【0091】ところで、上記した第3の実施例において
は、CPU900が、図6においてステップS74から
ステップS80に示すタイヤ空気圧の低下有無の判定処
理を常時行なうと共に、ステップS82に示す警報閾値
抽出処理として、図7に示すかなり複雑な処理も常時行
なっているため、CPU900にかかる負担が大きくな
る可能性がある。
【0092】そこで、CPU900にかかる負担を軽減
し得る実施例を次に説明する。
【0093】図8は本発明の第4の実施例としてのタイ
ヤ空気圧判定装置の構成を示すブロック図である。
【0094】本実施例のタイヤ空気圧判定装置は、第1
ないし第3の実施例と同様に、車両(図示せず)に搭載
されており、その車両のタイヤの空気圧が低下したかど
うかを判定する。
【0095】図8において、図1及び図5に示した構成
要素と同一の構成要素については同一の番号を付してあ
る。図8に示すように、本実施例のタイヤ空気圧判定装
置は、主としてECU1100とEEPROM400を
備えている。このうち、ECU1100は、CPU12
00,ROM300及びRAM1000を備えており、
さらに、CPU1200は、タイヤ空気圧推定部121
0と、タイヤ空気圧判定部1220と、警報閾値読み出
し部1230と、警報閾値選択部1240と、最小推定
値抽出部1260を備えている。また、タイヤ空気圧判
定装置には、警報ランプ駆動回路500を介して警報ラ
ンプ600が接続されている。
【0096】なお、RAM1000には、初期値とし
て、予め設定された適当な値(例えば、通常に推定値と
して算出される値よりは大きな値)が最小推定値として
記憶されている。
【0097】図9は図8のCPU1200によるタイヤ
空気圧判定処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。図9に示す処理は、車両のイグニッションスイッチ
をオン状態にすると、開始される。図9において、ステ
ップS90からステップS100までの処理は、図3に
示したステップS20からステップS30までの処理と
同様であるので、説明は省略する。
【0098】本実施例では、ステップS98において、
タイヤ空気圧判定部1220により推定値が選択閾値を
下回っていると判定した場合に、タイヤ空気圧判定部1
220が、警報起動信号を警報ランプ駆動回路500及
び最小推定値抽出部1260に出力する(ステップS1
00)。この警報起動信号を警報ランプ駆動回路500
が受け取ると、警報ランプ600を駆動して点灯させ、
また、この警報起動信号を最小推定値抽出部1260が
受け取ると、最小推定値抽出処理を開始する(ステップ
S102)。
【0099】図10は図9の最小推定値抽出処理の処理
ルーチンを示すフローチャートである。図10に示す処
理ルーチンが開始されると、まず、最小推定値抽出部1
260は、RAM1000に記憶されている最小推定値
minを読み込む(ステップS120)。
【0100】続いて、最小推定値抽出部1260は、タ
イヤ空気圧推定部1210から算出された推定値Sを読
み込んだ後、その推定値SとステップS120で読み込
んだ最小推定値Sminとを比較し、推定値Sが最小推定
値Smin以上であるか否かを判定する(ステップS12
2)。この判定の結果、推定値Sが最小推定値Smin
上である場合には、図10に示す処理ルーチンを抜け
る。
【0101】こうして、最小推定値抽出処理(ステップ
S102)が終了すると、処理が再び図9に示すステッ
プS92に戻り、その後、タイヤ空気圧推定部1210
が再度、車輪速度信号を取り込んで(ステップS9
4)、その車輪速度信号の表す車輪速度から推定値S’
を算出する(ステップS96)。そして、ステップS9
8,S100を経て、再び、最小推定値抽出処理が開始
されると(ステップS102)、前述した図10に示し
た処理ルーチンが繰り返される。その際、ステップ12
2における判定の結果、推定値S’が最小推定値Smin
以上でない場合、即ち、推定値S’が最小推定値Smin
より小さくなった場合には、最小推定値抽出部1260
が、その推定値S’を新たな最小推定値SminとしてR
AM1000に記憶させ(ステップS124)、その
後、図10に示す処理ルーチンを抜ける。
【0102】従って、RAM1000には、警報ランプ
600が点灯した後におけるステップS96で毎回算出
される推定値のうち、最も小さい値が最小推定値Smin
として記憶されることになる。
【0103】一方、上記共振現象に影響を与える要因に
変更が生じて、タイヤ空気圧の判定に誤判定を生じるよ
うになった場合には、第1ないし第3の実施例の場合と
同様に、まず、操作者が閾値変更専用治具700の接続
端子をECU1100の接続端子1000a,1000
bにそれぞれ接続する。次に、車両のイグニッションス
イッチをオン状態にすると、図9に示す処理が開始され
る。続いて、操作者が閾値変更専用治具700を操作し
て、ECU1100に選択閾値変更の指示を与え、この
指示を警報閾値選択部1240が受け取ると、警報閾値
選択部1240は、ステップS92において、選択閾値
変更条件が成立しているものと判定する。
【0104】次に、警報閾値選択部1240は、RAM
1000に記憶されている最小推定値Sminを取り込む
(ステップS104)。続いて、警報閾値選択部124
0は、警報閾値読み出し部1230を介してEEPRO
M400に格納されていた番号iを読み込み、その番号
iから1を引くことにより、番号iを1ダウンして、番
号(i−1)を得る(ステップS106)。そして、ダ
ウンして得られた番号(i−1)に対応する警報閾値K
(i−1)を、警報閾値読み出し部1230を介してR
OM300より読み込む(ステップS108)。
【0105】その後、警報閾値選択部1240は、ステ
ップS104で取り込んだ最小推定値Sminとステップ
S108で読み込んだ警報閾値K(i−1)とを比較
し、最小推定値Sminが警報閾値K(i−1)以下であ
るか否かを判定する(ステップS110)。この判定の
結果、最小推定値Sminが警報閾値K(i−1)以下で
ある場合には、ステップS106の処理に戻って、警報
閾値選択部1240が、前回のダウンして得られた番号
(i−1)からさらに1を引くことにより、番号(i−
1)を1ダウンして、番号(i−2)を得て、以下、同
様の処理を繰り返す。
【0106】一方、ステップS110における判定の結
果、最小推定値Sminが警報閾値K(i−p)(但し、
pは1以上の整数である)以下でない場合、即ち、警報
閾値K(i−p)が最小推定値Sminより小さくなった
場合は、警報閾値選択部1240が、その警報閾値K
(i−p)に対応する番号(i−p)をEEPROM4
00に書き込む(ステップS112)。こうして、EE
PROM400に格納されている番号iを、RAM10
00に記憶されていた最小推定値Sminよりも小さい警
報閾値K(i−p)に対応する番号(i−p)に書き換
えることによって、実質的に選択閾値が変更される。即
ち、次回、車両のイグニッションスイッチがオン状態に
なった場合に、書き換えられた番号(i−p)に対応す
る警報閾値K(i−p)がROM300から読み出され
て、新たな選択閾値として選択される。
【0107】なお、図9において、ステップS114の
処理は図3のステップS36の処理と同様なので説明は
省略する。
【0108】以上説明したように、本実施例では、例え
ば、上記共振現象に影響を与える要因に変更が加えら
れ、それによって推定値が選択閾値を下回り、警報ラン
プ600が点灯した場合に、タイヤの空気圧が標準空気
圧に設定されているならば、その後、選択閾値を変更す
るための処理を行なうと、RAM1000に記憶された
最小推定値よりも小さい警報閾値が、選択閾値として選
択されるため、選択閾値を変更するための処理を1回行
なうだけで、タイヤ空気圧の低下有無の判定について誤
判定を解消することができる。
【0109】また、本実施例においては、タイヤ空気圧
の低下有無の判定処理と共に常時行なわれる処理は、図
10に示すような単純な処理であるので、CPU120
0にかかる負担が少なくて済む。
【0110】なお、本実施例においても、タイヤの空気
圧が実際に低下した場合に、RAM1000に記憶され
る最小推定値もそれに伴って小さくなり過ぎる可能性が
ある。そこで、RAM1000に記憶された内容を初期
値に戻すようなリセット機能を設けるようにしても良
い。
【0111】また、本実施例においては、図9に示すよ
うに、最小推定値抽出処理(ステップS102)を、ス
テップS98で推定値が選択閾値を下回っていると判定
し、ステップS100で警報起動信号を出力した場合
に、開始しているが、このようなステップS98の判定
結果の如何に関わらず、常に最小推定値抽出処理を行な
うようにしても良い。また、最小推定値出処理として、
推定値が選択閾値を下回る直前までに得られた最小推定
値と、下回った後に得られた最小推定値と、をそれぞれ
別々にRAM1000に記憶するようにしても良い。
【0112】また、本実施例において、ステップS11
0の判定で、例えば、警報閾値Kqが最小推定値Smin
より小さくなった場合であっても、Kq≒Sminとなる
可能性がある。そのような場合には、第3の実施例の場
合と同様に、警報閾値選択部1240が、EEPROM
400に番号を書き込む際に、上記した警報閾値Kqに
対応する番号qを書き込むのではなく、qから所定の数
β(但し、βは1以上の整数である)だけ引いて得られ
る番号(q−β)を書き込むようにすることによって、
選択閾値変更後に、すぐに、算出された推定値が選択閾
値K(q−β)を下回るという心配がなく、タイヤ空気
圧の低下有無の判定について、誤判定を確実に解消する
ことができる。
【0113】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0114】例えば、上記した実施例においては、警報
閾値に番号を一対一に対応づけていたが、番号以外に
も、アルファベットなどの文字や、その他符号を対応付
けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのタイヤ空気圧判
定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のROM300に格納されている警報閾値
を示す説明図である。
【図3】図1のCPU200によるタイヤ空気圧判定処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例におけるCPUによるタ
イヤ空気圧判定処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第3の実施例としてのタイヤ空気圧判
定装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のCPU900によるタイヤ空気圧判定処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の警報閾値抽出処理の処理ルーチンを示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例としてのタイヤ空気圧判
定装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のCPU1200によるタイヤ空気圧判定
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の最小推定値抽出処理の処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ECU 1000…RAM 1000a,1000b…接続端子 100a,100b…接続端子 1100…ECU 1200…CPU 1210…タイヤ空気圧推定部 1220…タイヤ空気圧判定部 1230…警報閾値読み出し部 1240…警報閾値選択部 1260…最小推定値抽出部 200…CPU 210…タイヤ空気圧推定部 220…タイヤ空気圧判定部 230…警報閾値読み出し部 240…警報閾値選択部 300…ROM 400…EEPROM 500…警報ランプ駆動回路 600…警報ランプ 700…閾値変更専用治具 800…ECU 800a,800b…接続端子 900…CPU 910…タイヤ空気圧推定部 920…タイヤ空気圧判定部 930…警報閾値読み出し部 940…警報閾値選択部 950…警報閾値抽出部
フロントページの続き (72)発明者 米谷 正弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 森 雪生 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 井上 祐一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 梅野 孝治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、該車両のタイヤの空気
    圧が低下したか否かを判定するタイヤ空気圧判定装置で
    あって、 複数の警報閾値を格納する格納手段と、 格納された前記複数の警報閾値の中から、外部からの指
    示に応じて所望の警報閾値を選択閾値として選択する選
    択手段と、 前記車両のタイヤの空気圧に対応した空気圧対応値を導
    き出す対応値導出手段と、 前記空気圧対応値を前記選択閾値と比較し、前記空気圧
    対応値が前記選択閾値を下回ったか否かを判定する判定
    手段と、 を備えるタイヤ空気圧判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値は複数の
    符号にそれぞれ一対一に対応していると共に、 前記選択手段は、外部から、前記複数の符号のうちの所
    定の符号が指示された場合に、該符号に対応する警報閾
    値を前記選択閾値として選択することを特徴とするタイ
    ヤ空気圧判定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値は、それ
    ぞれ、各値の大きさの順に順位付けされていると共に、 前記選択手段は、外部からアップまたはダウンの指示が
    あった場合に、それまで前記選択閾値として選択してい
    た警報閾値の順位から、所定の順位差分だけアップまた
    はダウンした順位を得て、得られた該順位に対応する警
    報閾値を前記選択閾値として選択することを特徴とする
    タイヤ空気圧判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値の中か
    ら、前記対応値導出手段によって導き出された前記空気
    圧対応値よりも小さく該空気圧対応値に最も近い警報閾
    値を抽出する抽出手段と、 抽出された前記警報閾値のうち、最も小さい警報閾値を
    記憶する記憶手段と、 をさらに備えると共に、 前記選択手段は、外部から前記選択閾値を変更すべき旨
    の指示があった場合に、前記記憶手段に記憶している前
    記警報閾値を前記選択閾値として選択することを特徴と
    するタイヤ空気圧判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値の中か
    ら、前記対応値導出手段によって導き出された前記空気
    圧対応値よりも小さく該空気圧対応値に最も近い警報閾
    値を抽出する抽出手段と、 抽出された前記警報閾値のうち、最も小さい警報閾値を
    記憶する記憶手段と、 をさらに備えると共に、 前記選択手段は、外部から前記選択閾値を変更すべき旨
    の指示があった場合に、前記格納手段に格納された前記
    複数の警報閾値の中から、前記記憶手段に記憶している
    前記警報閾値よりも小さい警報閾値を前記選択閾値とし
    て選択することを特徴とするタイヤ空気圧判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のタイヤ
    空気圧判定装置において、 前記判定手段によって前記空気圧対応値が前記選択閾値
    を下回ったと判定された場合に、前記抽出手段は前記警
    報閾値の抽出を開始し、前記記憶手段は、前記警報閾値
    の記憶を開始することを特徴とするタイヤ空気圧判定装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6のうちの任意の
    一つに記載のタイヤ空気圧判定装置において、 前記格納手段に格納された前記複数の警報閾値は複数の
    符号にそれぞれ一対一に対応していると共に、 前記記憶手段は、最も小さい前記警報閾値を記憶する代
    わりに、該警報閾値に対応する符号を記憶することを特
    徴とするタイヤ空気圧判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記対応値導出手段によって導き出された前記空気圧対
    応値のうち、最も小さい空気圧対応値を記憶する記憶手
    段をさらに備えると共に、 前記選択手段は、外部から前記選択閾値を変更すべき旨
    の指示があった場合に、前記格納手段に格納された前記
    複数の警報閾値の中から、前記記憶手段に記憶されてい
    る前記空気圧対応値より小さく該空気圧対応値に最も近
    い警報閾値を前記選択閾値として選択することを特徴と
    するタイヤ空気圧判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のタイヤ空気圧判定装置
    において、 前記判定手段によって前記空気圧対応値が前記選択閾値
    を下回ったと判定された場合に、前記記憶手段は、前記
    空気圧対応値の記憶を開始することを特徴とするタイヤ
    空気圧判定装置。
  10. 【請求項10】 車両のタイヤの空気圧が低下したか否
    かを判定するタイヤ空気圧判定方法であって、 予め設定された複数の警報閾値の中から、所望の警報閾
    値を選択閾値として選択する工程と、 前記車両のタイヤの空気圧に対応した空気圧対応値を導
    き出す工程と、 前記空気圧対応値を前記選択閾値と比較し、前記空気圧
    対応値が前記選択閾値を下回ったか否かを判定する工程
    と、 を備えるタイヤ空気圧判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094922A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ空気圧低下警報方法および装置、ならびにしきい値変更プログラム
US6768418B2 (en) 2001-02-08 2004-07-27 Denso Corporation Tire air pressure detection device for detecting air pressure based on vehicle speed signal
US6940399B2 (en) 2001-02-08 2005-09-06 Nippon Soken Inc. Tire air pressure detection device for detecting air pressure based on vehicle speed signal

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